JP7302876B2 - 納骨袋 - Google Patents

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本発明は、納骨袋に関する。
一般的に、お墓に納骨する場合、遺骨をカロート(納骨室)と呼ばれる納骨場所に納める。カロートの構造は、遺骨を自然の土に返すという考え方から、底がそのまま土になっているものがある。この場合、遺骨を骨壺から取り出し、そのまま散骨せずに、生分解性を有する布や袋に包んでカロート内に納める。例えば、特許文献1には、生分解性材料を用いた遺骨収納容器が開示されている。
特願2012-245368号公報
近年、都市部への人口集中、少子高齢化、ライフスタイルの多様化等により、お墓参りをしてくれる人がいない、お墓参りに行くことができない人が増えているといった事情がある。そのため、従来の永代使用(永代使用料を払ってお墓の権利を取得し、その土地を永代にわたって使用すること)に代わって、寺院や霊園が管理や供養をする永代供養(寺院や霊園が遺骨を預かり、永代にわたって供養すること)の需要が高まっている。
永代供養の場合、遺骨の安置期間には一定の期限(例えば、三十三回忌や五十回忌まで)が設けられているため、所定の期間経過後、お墓や納骨堂から遺骨を取り出して合祀墓に移したり、遺族が引き取ったりする必要がある。また、遺族の意向等により期間の途中で改葬(既にあるお墓等から別のお墓等に遺骨を移すこと)する場合には、お墓等から遺骨を取り出して別のお墓等に移動する必要がある。
よって、永代供養のように、お墓等に遺骨を納めて所定の期間が経過した後に、お墓等から遺骨を取り出す機会や可能性が増えている。ところが、従来、遺骨を自然の土に返すという考え方から、遺骨を生分解性の布や袋に包んでいるため、納骨してから所定の期間が経過した後に遺骨だけを取り出すことは容易ではなかった。
本発明は、新規の様々な用途に適用することができる納骨袋を提供する。
本発明の一の態様である納骨袋は、遺骨を収容し、納骨場所に少なくとも一部が土に接する状態で所定の期間納められ、所定の期間経過後に納骨場所から取り出すための納骨袋である。納骨袋は、遺骨を収容する袋状の遺骨収容袋部を備えている。遺骨収容袋部は、シリカ繊維により構成されている。
上記納骨袋によれば、遺骨収容袋部は、土に含まれる砂や粘土の主成分であるシリカ(SiO2)からなり、耐腐食性、耐候性に優れたシリカ繊維により構成されている。そのため、納骨袋を納骨場所(例えば、お墓のカロート(納骨室)等)に少なくとも一部が土に接する状態で長期間納めた後であっても、遺骨を収容した遺骨収容袋部の腐食や経年劣化を抑制できる。すなわち、遺骨を納骨袋に収容した状態で長期間にわたって十分に保護できる。
これにより、遺骨を収容した納骨袋を所定の期間経過後(例えば、三十三回忌や五十回忌を終えた後、改葬する時等)に納骨場所から取り出すことが容易となる。すなわち、納骨場所に納骨してから長期間経過後であっても、遺族にとって大切な故人の遺骨を容易かつ確実に取り出すことができる。よって、納骨場所から遺骨を取り出して合祀墓に移したり、遺族が引き取ったり、改葬したりする作業が容易となる。
また、納骨袋の遺骨収容袋部を構成するシリカ繊維は、上述したとおり、土に含まれる砂や粘土の主成分であるシリカからなる。そのため、土とほぼ同様の成分からなるシリカ繊維により構成された遺骨収容袋部に遺骨を収容し、少なくとも一部が土に接する状態で納骨袋を納骨場所に納めることにより、故人の遺骨を自然の土に返すという意味や思いを込めることができる。
上記納骨袋において、遺骨収容袋部には、遺骨収容袋部の内面の少なくとも一部を被覆する内面被覆部が設けられていてもよい。この場合には、遺骨収容袋部と内面被覆部との二重構造により、収容した遺骨によって遺骨収容袋が損傷したり、特に尖った部分を有する骨が遺骨収容袋を貫通して外部に飛び出したりすることを抑制できる。これにより、納骨袋及びその納骨袋に収容した遺骨を十分に保護できる。
また、内面被覆部は、シリカマットにより構成されていてもよい。この場合には、耐腐食性、耐候性に優れたシリカマットにより、遺骨を納骨袋に収容した状態で長期間に渡って保護するという効果をさらに高めることができる。また、柔軟性を有するシリカマットで遺骨を包み込むことにより、故人に安らかに眠ってほしいという遺族の故人に対する思いを込めることができる。
本発明の他の態様である納骨袋は、遺骨を収容し、納骨堂の納骨場所に所定の期間納めるための納骨袋である。納骨袋は、遺骨を収容する袋状の遺骨収容袋部を備えている。遺骨収容袋部は、シリカ繊維により構成されている。
従来、納骨堂に納骨する際には、骨壺に遺骨を収容してロッカー式、仏壇式、棚式、墓石式等の各種形式の納骨堂の納骨場所に納める。しかしながら、例えば地震や火災等が起きて納骨堂が倒壊した場合、陶磁器等からなる骨壺が割れて中に入っていた遺骨が外に出てしまい、誰の遺骨かわからなくなったり、他の遺骨が混ざったりする可能性があるという問題があった。
上記納骨袋によれば、耐熱性に優れたシリカ繊維により構成された遺骨収容袋部に遺骨を収容する。そのため、遺骨を収容した納骨袋を納骨堂に納めている間に例えば地震や火災等が起きて納骨堂が倒壊した場合であっても、割れてしまう可能性があった従来の骨壺とは異なり、遺骨を納骨袋に収容した状態で十分に保護することができる。また、火災等に対しても、耐熱性を有する納骨袋によって遺骨を十分に保護することができる。これにより、上述したような災害時における従来の問題点を解消することができる。
また、遺骨収容袋部は、耐候性に優れたシリカ繊維により構成されている。そのため、遺骨を収容した納骨袋を所定の期間経過後(例えば、三十三回忌や五十回忌を終えた後、改葬する時等)に納骨堂から取り出すことが容易となる。すなわち、納骨堂に納骨してから長期間経過後であっても、遺族にとって大切な故人の遺骨を容易かつ確実に取り出すことができる。これにより、納骨堂から遺骨を取り出して合祀墓に移したり、遺族が引き取ったり、改葬したりする作業が容易となる。
また、納骨袋の遺骨収容袋部を構成するシリカ繊維は、土に含まれる砂や粘土の主成分であるシリカ(SiO2)からなる。そのため、土とほぼ同様の成分からなるシリカ繊維により構成された遺骨収容袋部に遺骨を収容し、納骨袋を納骨堂に納めることにより、故人の遺骨を自然の土に返すという意味や思いを込めることができる。
上記納骨袋において、遺骨収容袋部は、自立可能に構成されていてもよい。この場合には、納骨袋の遺骨収容袋部に収容した遺骨を納骨堂の納骨場所に安置することが容易となる。また、納骨堂の納骨場所から遺骨を取り出す作業も容易となる。
また、遺骨収容袋部は、遺骨を収容する骨壺を収容可能に構成されていてもよい。この場合には、例えば地震や火災等が起きて納骨堂が倒壊しても、納骨袋によって衝撃を吸収し、骨壺が割れることを抑制できる。また、骨壺が万が一割れたとしても、遺骨を納骨袋に収容した状態で十分に保護することができる。
また、遺骨収容袋部には、遺骨収容袋部の内面の少なくとも一部を被覆する内面被覆部が設けられていてもよい。この場合には、遺骨収容袋部と内面被覆部との二重構造により、収容した遺骨によって遺骨収容袋が損傷したり、特に尖った部分を有する骨が遺骨収容袋を貫通して外部に飛び出したりすることを抑制できる。これにより、納骨袋及びその納骨袋に収容した遺骨を十分に保護できる。
また、内面被覆部は、シリカマットにより構成されていてもよい。この場合には、衝撃吸収性、耐熱性に優れたシリカマットにより、災害時における納骨堂の倒壊や火災に対して遺骨を納骨袋によって保護するという効果をさらに高めることができる。特に、遺骨収容袋部に骨壺を収容する場合には、骨壺の割れをより一層抑制できる。また、柔軟性があるシリカマットで遺骨を包み込むことにより、故人に安らかに眠ってほしいという遺族の故人に対する思いを上記納骨袋に込めることができる。
第1実施形態の納骨袋を示す説明図である。 第1実施形態の納骨袋を示す説明図である。 第1実施形態の納骨袋の使用例を示す説明図である。 第2実施形態の納骨袋を示す説明図である。 第2実施形態の納骨袋を示す説明図である。 第3実施形態の納骨袋を示す説明図である。 第3実施形態の納骨袋を示す説明図である。 第3実施形態の納骨袋の使用例を示す説明図である。 第4実施形態の納骨袋を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
本実施形態の納骨袋の一例について説明する。
図1、図2に示すように、納骨袋1は、遺骨を収容する袋状の遺骨収容袋部11を備えている。遺骨収容袋部11は、略長方形状を呈している。遺骨収容袋部11は、長手方向の一端に開口部12を有する。遺骨収容袋部11は、長手方向の他端が閉じられている。
遺骨収容袋部11の一方(開口部12側)の端部111には、2本の紐部13が取り付けられている。遺骨収容袋部11の開口部12は、2本の紐部13によって縛ることができる。2本の紐部13には、収容した遺骨が誰のものであるかを示すための故人の名前等が記載された名札等を取り付けることができる。
遺骨収容袋部11は、シリカ繊維により構成されている。シリカ繊維は、シリカ(SiO2)を主成分とする繊維である。遺骨収容袋部11は、1枚のシリカ繊維のカット片を縫製してなる。本実施形態において、シリカ繊維としては、株式会社光和製のシリカクロス(品番:KSC600、厚み:0.53mm、重さ:610g/m2、朱子織り)を用いている。
次に、本実施形態の納骨袋の使用例について説明する。
図3に示すように、お墓10には、カロート(納骨室)101が設けられている。カロート101は、石やコンクリートで囲まれた内部空間を有する納骨場所であり、地面よりも下(地中)に設けられている。なお、カロート101は、地面よりも上(地上)に設けられていてもよい。カロートの底は、土102が露出した状態となっている。
カロート101内には、遺骨を収容した納骨袋1が納められている。納骨袋1は、カロート101の底に露出した土102の上に納められている。すなわち、納骨袋1は、その少なくとも一部(遺骨収容袋部11の少なくとも一部)がカロート101の底に露出した土102に接する状態で納められている。
納骨袋1は、永代供養の場合、お墓10のカロート101内に所定の期間納められる。所定の期間とは、例えば、三十三回忌や五十回忌を終えるまでの期間である。所定の期間が経過した後は、お墓10のカロート101内から納骨袋1を取り出し、合祀墓に移したり、遺族が引き取ったりする。また、所定の期間が経過する途中で、改葬するために納骨袋1を取り出すこともある。
次に、本実施形態の納骨袋1における作用効果について説明する。
本実施形態の納骨袋1によれば、遺骨収容袋部11は、土に含まれる砂や粘土の主成分であるシリカ(SiO2)からなり、耐腐食性、耐候性に優れたシリカ繊維により構成されている。そのため、納骨袋1を納骨場所(例えば、お墓10のカロート(納骨室)101等)に少なくとも一部が土102に接する状態で長期間納めた後であっても、遺骨を収容した遺骨収容袋部11の腐食や経年劣化を抑制できる。すなわち、遺骨を納骨袋1に収容した状態で長期間に渡って十分に保護できる。
これにより、遺骨を収容した納骨袋1を所定の期間経過後(例えば、三十三回忌や五十回忌を終えた後、改葬する時等)に納骨場所から取り出すことが容易となる。すなわち、納骨場所に納骨してから長期間経過後であっても、遺族にとって大切な故人の遺骨を容易かつ確実に取り出すことができる。よって、納骨場所から遺骨を取り出して合祀墓に移したり、遺族が引き取ったり、改葬したりする作業が容易となる。
また、納骨袋1の遺骨収容袋部11を構成するシリカ繊維は、上述したとおり、土に含まれる砂や粘土の主成分であるシリカからなる。そのため、土とほぼ同様の成分からなるシリカ繊維により構成された遺骨収容袋部11に遺骨を収容し、少なくとも一部が土102に接する状態で納骨袋1を納骨場所(例えば、お墓10のカロート101等)に納めることにより、故人の遺骨を自然の土に返すという意味や思いを込めることができる。
(第2実施形態)
本実施形態は、図4、図5に示すように、納骨袋1の構成を変更した例である。なお、第1実施形態と同様の構成及び作用効果については説明を省略する。
図4、図5に示すように、遺骨収容袋部11には、遺骨収容袋部11の内面14の一部を被覆する内面被覆部15が設けられている。内面被覆部15は、遺骨収容袋部11の内面14において、遺骨収容袋部11の一方(開口部12側)の端部111を除いた部分に設けられている。
内面被覆部15は、シリカマットにより構成されている。シリカマットは、シリカ(SiO2)を主成分とするシリカ繊維をマット状にしたものである。内面被覆部15は、遺骨収容袋部11の内面14に縫い付けられている。本実施形態において、シリカマットとしては、株式会社光和製のシリカニードルマット(品番:KSM1600-10、厚み:10mm、密度:1600g/m3)を用いている。シリカニードルマットは、シリカチョップドファイバーをニードルパンチでマット状にしたものである。
本実施形態の納骨袋1によれば、遺骨収容袋部11には、遺骨収容袋部11の内面14の一部を被覆する内面被覆部15(シリカマット)が設けられている。そのため、遺骨収容袋部11と内面被覆部15との二重構造により、収容した遺骨によって遺骨収容袋部11が損傷したり、特に尖った部分を有する骨が遺骨収容袋部11を貫通して外部に飛び出したりすることを抑制できる。これにより、納骨袋1及びその納骨袋1に収容した遺骨を十分に保護できる。
また、内面被覆部15は、シリカマットにより構成されている。そのため、耐腐食性、耐候性に優れたシリカマットで構成された内面被覆部15により、遺骨を納骨袋1に収容した状態で長期間に渡って保護するという効果をさらに高めることができる。また、柔軟性を有するシリカマットで構成された内面被覆部15で遺骨を包み込むことにより、故人に安らかに眠ってほしいという遺族の故人に対する思いを込めることができる。
(第3実施形態)
本実施形態の納骨袋の一例について説明する。
図6、図7に示すように、納骨袋2は、遺骨を収容する袋状の遺骨収容袋部21を備えている。遺骨収容袋部21は、円形状の底部22と円筒状の側面部23とを有する。遺骨収容袋部21は、側面部23の軸方向の一端に開口部24を有する。遺骨収容袋部21は、側面部23の軸方向の他端が底部22によって閉じられている。遺骨収容袋部21は、自立可能に構成されている。
遺骨収容袋部21の側面部23の一方(開口部24側)の端部231には、2本の紐部25が取り付けられている。遺骨収容袋部21の開口部24は、2本の紐部25によって縛ることができる。2本の紐部25には、収容した遺骨が誰のものであるかを示すための故人の名前等が記載された名札等を取り付けることができる。
遺骨収容袋部21は、シリカ繊維により構成されている。シリカ繊維は、シリカ(SiO2)を主成分とする繊維である。遺骨収容袋部21は、シリカ繊維により構成された底部22と側面部23とを縫製してなる。また、側面部23は、1枚のシリカ繊維のカット片を縫製してなる。本実施形態において、シリカ繊維としては、株式会社光和製のシリカクロス(品番:KSC600、厚み:0.53mm、重さ:610g/m2、朱子織り)を用いている。
また、遺骨収容袋部21には、遺骨収容袋部21(底面部22、側面部23)の内面26の一部を被覆する内面被覆部27が設けられている。内面被覆部27は、遺骨収容袋部21(底面部22、側面部23)の内面26において、側面部23の一方(開口部24側)の端部231を除いた部分に設けられている。
内面被覆部27は、シリカマットにより構成されている。シリカマットは、シリカ(SiO2)を主成分とするシリカ繊維をマット状にしたものである。内面被覆部27は、遺骨収容袋部21(底面部22、側面部23)の内面26に縫い付けられている。本実施形態において、シリカマットとしては、株式会社光和製のシリカニードルマット(品番:KSM1600-10、厚み:10mm、密度:1600g/m3)を用いている。
次に、本実施形態の納骨袋の使用例について説明する。
図8に示すように、納骨堂には、ロッカー式の納骨壇20が設けられている。納骨壇20には、区分けされた複数の納骨棚(納骨場所)201が設けられている。各納骨棚201には、扉202が付いている。納骨棚201には、遺骨を収容した納骨袋2が納められている。納骨袋2は、納骨棚201に自立した状態で納められている。
納骨袋2は、例えば永代供養の場合、納骨堂の納骨壇20の納骨棚201に所定の期間納められる。所定の期間とは、例えば、三十三回忌や五十回忌を終えるまでの期間である。所定の期間が経過した後は、納骨堂の納骨壇20の納骨棚201から納骨袋2を取り出し、合祀墓に移したり、遺族が引き取ったりする。また、所定の期間が経過する途中で、改葬するために納骨袋2を取り出すこともある。
次に、本実施形態の納骨袋2における作用効果について説明する。
本実施形態の納骨袋2によれば、耐熱性に優れたシリカ繊維により構成された遺骨収容袋部21に遺骨を収容する。そのため、遺骨を収容した納骨袋2を納骨堂に納めている間に例えば地震や火災等が起きて納骨堂が倒壊した場合であっても、割れてしまう可能性があった従来の骨壺とは異なり、遺骨を納骨袋2に収容した状態で十分に保護することができる。また、火災等に対しても、耐熱性を有する納骨袋2によって遺骨を十分に保護することができる。これにより、上述したような災害時における従来の問題点を解消することができる。
また、遺骨収容袋部21は、耐候性に優れたシリカ繊維により構成されている。そのため、遺骨を収容した納骨袋2を所定の期間経過後(例えば、三十三回忌や五十回忌を終えた後、改葬する時等)に納骨堂から取り出すことが容易となる。すなわち、納骨堂に納骨してから長期間経過後であっても、遺族にとって大切な故人の遺骨を容易かつ確実に取り出すことができる。これにより、納骨堂から遺骨を取り出して合祀墓に移したり、遺族が引き取ったり、改葬したりする作業が容易となる。
また、納骨袋2の遺骨収容袋部21を構成するシリカ繊維は、土に含まれる砂や粘土の主成分であるシリカ(SiO2)からなる。そのため、土とほぼ同様の成分からなるシリカ繊維により構成された遺骨収容袋部21に遺骨を収容し、納骨袋2を納骨堂に納めることにより、故人の遺骨を自然の土に返すという意味や思いを込めることができる。
また、本実施形態の納骨袋2において、遺骨収容袋部21は、自立可能に構成されている。そのため、納骨袋2の遺骨収容袋部21に収容した遺骨を納骨堂の納骨場所に安置することが容易となる。また、納骨堂の納骨場所から遺骨を取り出す作業も容易となる。
また、遺骨収容袋部21には、遺骨収容袋部21(底面部22、側面部23)の内面26の一部を被覆する内面被覆部27(シリカマット)が設けられている。そのため、遺骨収容袋部21と内面被覆部27との二重構造により、収容した遺骨によって遺骨収容袋部21が損傷したり、特に尖った部分を有する骨が遺骨収容袋部21を貫通して外部に飛び出したりすることを抑制できる。これにより、納骨袋2及びその納骨袋2に収容した遺骨を十分に保護できる。
また、内面被覆部27は、シリカマットにより構成されている。そのため、耐腐食性、耐候性に優れたシリカマットで構成された内面被覆部27により、遺骨を納骨袋2に収容した状態で長期間に渡って保護するという効果をさらに高めることができる。また、柔軟性を有するシリカマットで構成された内面被覆部27で遺骨を包み込むことにより、故人に安らかに眠ってほしいという遺族の故人に対する思いを込めることができる。
(第4実施形態)
本実施形態は、図9に示すように、納骨袋2の構成を変更した例である。なお、第3実施形態と同様の構成及び作用効果については説明を省略する。
図9に示すように、遺骨収容袋部21は、遺骨を収容する骨壺3を収容可能に構成されている。すなわち、遺骨収容袋部21は、円筒状の骨壺3の形状に対応した形状である。なお、遺骨収容袋部21の形状は、骨壺3の形状に合わせて変更することができる。
本実施形態の納骨袋2によれば、例えば地震や火災等が起きて納骨堂が倒壊しても、納骨袋2によって衝撃を吸収し、骨壺3が割れることを抑制できる。特に、シリカマットにより構成された内面被覆部27によって、骨壺3の割れをより一層抑制できる。また、骨壺3が万が一割れたとしても、遺骨を納骨袋2に収容した状態で十分に保護することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
(1)上記実施形態1では、図3に示すように、納骨袋1の少なくとも一部がお墓10のカロート101の底に露出した土102に接する状態で、納骨袋1を所定の期間納める態様であったが、例えば樹木葬のように、遺骨を収容した納骨袋を土の中に埋葬し、納骨袋全体が土に接する状態で、納骨袋を所定の期間納める態様であってもよい。
(2)上記実施形態2では、図4、図5に示すように、納骨袋1の遺骨収容袋部11の内面14の一部を被覆する内面被覆部15がシリカマットにより構成されているが、内面被覆部15は、例えば従来から納骨袋の材料として用いられている木綿布等で構成されていてもよい。上記実施形態3も同様である(図6、図7)。
(3)上記実施形態では、図8に示すように、納骨袋2を納骨堂のロッカー式の納骨壇20の納骨棚201に所定の期間納める態様であったが、納骨袋を仏壇式、棚式、墓石式等の各種形式の納骨堂の納骨場所に納める態様であってもよい。
(4)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本発明の実施形態である。
1…納骨袋、11…遺骨収容袋部、12…開口部、13…紐部、14…内面、15…内面被覆部、111…一方の端部

Claims (8)

  1. 遺骨を収容し、納骨場所に少なくとも一部が土に接する状態で所定の期間納められ、前記所定の期間経過後に前記納骨場所から取り出すための納骨袋であって、
    遺骨を収容する袋状の遺骨収容袋部を備え、
    前記遺骨収容袋部は、シリカ繊維により構成されている、納骨袋。
  2. 前記遺骨収容袋部には、前記遺骨収容袋部の内面の少なくとも一部を被覆する内面被覆部が設けられている、請求項1に記載の納骨袋。
  3. 前記内面被覆部は、シリカマットにより構成されている、請求項2に記載の納骨袋。
  4. 遺骨を収容し、納骨堂の納骨場所に所定の期間納めるための納骨袋であって、
    遺骨を収容する袋状の遺骨収容袋部を備え、
    前記遺骨収容袋部は、シリカ繊維により構成されている、納骨袋。
  5. 前記遺骨収容袋部は、自立可能に構成されている、請求項4に記載の納骨袋。
  6. 前記遺骨収容袋部は、遺骨を収容する骨壺を収容可能に構成されている、請求項4又は5に記載の納骨袋。
  7. 前記遺骨収容袋部には、前記遺骨収容袋部の内面の少なくとも一部を被覆する内面被覆部が設けられている、請求項4~6のいずれか1項に記載の納骨袋。
  8. 前記内面被覆部は、シリカマットにより構成されている、請求項7に記載の納骨袋。
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