JP7362754B2 - 画像診断支援装置、画像診断支援装置の作動方法、及び画像診断支援装置の作動プログラム - Google Patents

画像診断支援装置、画像診断支援装置の作動方法、及び画像診断支援装置の作動プログラム Download PDF

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Description

本願は2019年9月25日出願の日本出願第2019-173856号の優先権を主張すると共に、その全文を参照により本明細書に援用する。
本開示は、画像診断支援装置、画像診断支援装置の作動方法、及び画像診断支援装置の作動プログラムに関する。
近年、X線、ガンマ線等の放射線を用いた放射線撮影装置の他、CT(Computed Tomography)装置、超音波(US)診断装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、及びSPECT(Single-Photon Emission Computed Tomography)装置等の画像撮影装置の進歩により、より質の高い高解像度の医用画像を用いての画像診断が可能となってきている。また、画像診断の分野においては、人工知能(AI(Artificial Intelligence):以下AIという)による技術が進歩している。
AIとしては、例えばコンピュータによる診断支援機能であるCAD(Computer-Aided Diagnosis、以下CADと称する)がある。CADによって上記画像撮影装置により取得した医用画像を解析し、医用画像に含まれる病変等の領域、位置及び体積等を抽出して、これらを解析結果として取得することが行われる。このように解析処理により生成される解析結果は、医用画像上に表示されたり、患者名、性別、年齢及び医用画像を取得した画像撮影装置等の検査情報と対応づけられて、データベースに保存されたりして、画像診断に供される。
また、画像撮影装置で取得した医用画像に基づいて、画像診断の対象となる新たな医用画像を、AI技術を用いて生成することも行われている。一例として、CT装置で取得されたCT画像のスライス厚を、AI技術を用いて仮想的に薄くする技術が提案されている(特開2008-110098号公報参照)。この技術は、撮影時に設定されたスライス厚が例えば5mm程度のCT画像に基づいて、例えば、スライス厚1mm程度のCT画像を仮想的に生成する技術である。スライス厚を仮想的に薄くすることで、骨の視認性を高めたり,画像を三次元表示した場合の画質を向上させたりすることができる。
このように、画像撮影装置で撮影した医用画像に対して、AI技術を用いた画像解析技術及びAI技術を用いた画像生成技術を適用することにより、画像診断においてより有益な情報が得られる場合がある。
ここで、画像撮影装置によって撮影された医用画像に対してAI技術が適用された医用画像をAI画像と呼ぶ。また、画像撮影装置によって撮影された医用画像において、AI技術が適用されていない医用画像をAI画像と対比する形で、非AI画像と呼ぶ。AI画像には、上述のとおり、非AI画像をAI技術によって解析し、解析により得た解析結果を解析対象の非AI画像に付与した医用画像と、非AI画像にAI技術を適用することにより、元の非AI画像とは別に新たに生成された医用画像とを含む。
AI画像を利用すると、診断に有益な情報が得られるため、医用画像診断を行う医療現場においては、AI画像が利用される場面も増加している。患者の最終的な確定診断に利用される医用画像としては、AI画像と非AI画像とが混在している状況である。一方で、AI技術は、医師の判断と比較すると、少なくとも現段階においては信頼性の蓄積が不十分なところがあるため、診断のエビデンスをすべてAI画像に依存することは現状では許容しにくい。
このような現状においては、診断のエビデンスとして用いられる医用画像が、AI画像であるのか、非AI画像であるのかを明確に区別しておくことが重要である。しかし、AI画像と非AI画像とは画像を見ただけでは区別が難しい場合もある。そのため、医師が使用する画像表示端末に医用画像が表示される場合において、表示された医用画像がAI画像であるか否かの区別を簡単に行えるようにすることが求められていた。
本開示は上記事情に鑑みなされたものであり、表示部に表示されている医用画像がAI画像であるか否かの区別を簡単に行うことが可能な画像診断支援装置、画像診断支援装置の作動方法、及び画像診断支援装置の作動プログラムを提供する。
本開示の第1の態様は、画像診断支援装置であって、被写体を撮影して取得した医用画像を、表示部に表示させる表示制御部と、
医用画像として、人工知能を利用した技術であるAI技術が適用された医用画像であるAI画像が表示部に表示される際に、表示部に表示される医用画像が、AI画像であることを報知する報知部と、
を含む。
なお、本態様の画像診断支援装置においては、AI画像は、医用画像に対してAI技術を適用することにより医用画像とは別に新たに生成された医用画像であってもよい。
また、本態様の画像診断支援装置においては、AI画像は、医用画像に基づいてAI技術を用いた画像解析を施すことにより得た画像解析結果を、医用画像に付与した医用画像であってもよい。
また、本態様の画像診断支援装置においては、報知部は、AI画像に対してはAI技術が適用されていることを示すAI標識を表示することができる。
また、本態様の画像診断支援装置においては、表示部に表示される医用画像がAI画像か否かを判定する判定部を備えていてもよい。
また、本態様の画像診断支援装置においては、医用画像の付帯情報には、AI技術の適用の有無を示す情報が含まれており、
判定部は、付帯情報に基づいて医用画像がAI画像か否かを判定してもよい。
また、本態様の画像診断支援装置においては、ユーザがAI画像を閲覧したか否かを検知する閲覧検知部と、
閲覧検知部の検知結果に基づいて、AI画像が閲覧されたことを示す閲覧履歴を記録する制御を行う記録制御部と、を備えていてもよい。
また、本態様の画像診断支援装置においては、閲覧検知部は、表示部に未表示のAI画像が表示部に表示された場合に閲覧されたと検知することができる。
また、本態様の画像診断支援装置においては、閲覧検知部は、未表示のAI画像を表示部に表示する表示指示が入力された場合に、AI画像が閲覧されたことを検知することができる。
また、本態様の画像診断支援装置においては、ユーザの視線を検出する視線検出部を備えており、
閲覧検知部は、視線検出部が表示部に表示されたAI画像にユーザの視線が向いていることを検出した場合に、AI画像が閲覧されたことを検知することができる。
また、本態様の画像診断支援装置においては、記録制御部は、さらに、ユーザの操作に基づいて、AI画像を画像診断に使用したことを示す使用履歴を記録する制御を行うことができる。
また、本態様の画像診断支援装置においては、閲覧履歴があるにもかわらず使用履歴が無い状態で、画像診断に係るレポートが作成される場合において、少なくともレポートの作成が終了される前に使用履歴が無い旨を警告する警告部を備えていてもよい。
本開示の第2の態様は、画像診断支援装置の作動方法であって、被写体を撮影して取得した医用画像を、表示部に表示させ、
医用画像として、人工知能を利用した技術であるAI技術が適用された医用画像であるAI画像が表示部に表示される際に、表示部に表示される医用画像が、AI画像であることを報知すること、
を含む。
本開示の第3の態様は、画像診断支援装置の作動プログラムであって、被写体を撮影して取得した医用画像を、表示部に表示させる表示制御部と、
医用画像として、人工知能を利用した技術であるAI技術が適用された医用画像であるAI画像が表示部に表示される際に、表示部に表示される医用画像が、AI画像であることを報知する報知部として
コンピュータを機能させる。
なお、本開示の第4の態様は、画像診断支援装置であって、コンピュータに実行させるための命令を記憶するメモリと、
記憶された命令を実行するように構成されたプロセッサと、を備え、プロセッサは、
被写体を撮影して取得した医用画像を、表示部に表示させ、
医用画像として、人工知能を利用した技術であるAI技術が適用された医用画像であるAI画像が表示部に表示される際に、表示部に表示される医用画像が、AI画像であることを報知する、よう構成される。
本開示の態様によれば、表示部に表示されている医用画像がAI画像であるか否かの区別を簡単に行うことができる。
本開示の一実施形態の画像診断支援装置を適用した、診断支援システムの概略構成を示す図 AI画像と非AI画像を説明するための図 AI画像を説明するための図 本開示の一実施形態の画像診断支援装置の構成を示す概略ブロック図 第1の実施形態の画像診断支援装置の機能ブロック図 第1の実施形態の表示部の表示画面の表示の一例を示す図 第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャート 第2の実施形態の画像診断支援装置の機能ブロック図 第2の実施形態の表示部の表示画面の表示(AI画像非表示)の一例を示す図 第2の実施形態の表示部の表示画面の表示(AI画像表示)の一例を示す図 第3の実施形態の画像診断支援装置の機能ブロック図 視線検出部を説明するための図 第4の実施形態の画像診断支援装置の機能ブロック図 第4の実施形態の表示部の表示画面の一例を示す図 第4の実施形態の表示部の第2表示画面の表示の一例を示す図 第4の実施形態において行われる処理を示すフローチャート(その1) 第4の実施形態において行われる処理を示すフローチャート(その2)
以下、図面を参照して本開示の第1の実施形態について説明する。図1は、本開示の一実施形態である画像診断支援装置を適用した、診断支援システムの概略構成を示す図である。図1に示すように、診断支援システムでは、本実施形態による画像診断支援装置1、画像撮影装置2、画像保管サーバ3、及び画像処理部5が、ネットワーク4を経由して通信可能な状態で接続されている。
画像撮影装置2は、被写体の一例である患者の、診断対象となる部位を撮影することにより、その部位を表す画像を生成する装置である。具体的には、X線等の放射線を用いた放射線撮影装置の他、CT装置、超音波診断装置、MRI装置、PET装置、及びSPECT装置である。この画像撮影装置2により撮影された2次元画像及び3次元画像等の医用画像は、画像保管サーバ3に送信され、かつ、保存される。
本開示において3次元画像は、例えばCT装置、MRI装置等の断層撮影装置が出力する複数枚のスライス画像(断層画像)の集合であり、ボリュームデータとも呼ばれる。また、本開示において1回の撮影で取得されるボリュームデータを「画像群」と呼ぶ。また、本開示において2次元画像は、画像群に含まれる各スライス画像、及び例えば放射線撮影装置を使用して単純X線撮影により取得されたX線画像等である。本開示においては、上記3次元画像及び上記2次元画像は医用画像の一例である。
画像処理部5は、画像撮影装置2により撮影された医用画像に対して、人工知能を利用した技術であるAI技術を用いた各種処理を行う。なお、本開示の技術においては、画像撮影装置2によって撮影された医用画像に対して、画像処理部5によりAI技術を用いた各種処理が施された医用画像をAI画像51と呼ぶ。また、画像撮影装置2によって撮影された医用画像において、AI技術が適用されていない医用画像をAI画像と対比する形で、非AI画像50と呼ぶ。図2はAI画像51と非AI画像50を説明するための図である。
画像処理部5は、図2に示すように、非AI画像50が入力されると、入力された非AI画像に対してAI技術を用いた各種処理を施して、AI技術が適用されたAI画像51を出力する。例えば、CT装置、MRI装置等の断層撮影装置が出力する複数枚のスライス画像を非AI画像として画像処理部5に入力する。画像処理部5は、入力された非AI画像50、すなわち複数のスライス画像に対して仮想生成処理を施して、入力されたスライス画像のスライス厚t1よりも薄いスライス厚t2のスライス画像であるAI画像51を仮想的に生成して出力する。
ここで、仮想生成処理について説明する。本実施形態において、仮想生成処理は、実際にCT装置、MRI装置等の断層撮影装置によって撮影されたスライス厚t1の複数のスライス画像(以下、第1画像群Pt1という)、及びスライス厚t2の複数のスライス画像(第2画像群Pt2)の組のデータセットを複数含む学習情報を用いて機械学習された第1判別器を使用する。第1判別器は、第1画像群Pt1が入力された場合に、第2画像群Pt2が出力されるように学習されている。このように学習された第1判別器を使用することにより、画像処理部5は、スライス厚t1の第1画像群Pt1(非AI画像50)からスライス厚t2の第2画像群Pt2(AI画像51)を仮想的に生成することができる。
また、例えば、CT装置が出力する複数枚のCT断層画像Pctのうちの1枚を非AI画像50として画像処理部5に入力する。画像処理部5は、入力された非AI画像50、すなわちCT断層画像Pctに対して画像変換処理を施して、CT断層画像PctをあたかもMRI装置により撮影されたMR断層画像Pmrであるかのような仮想MR断層画像Pdmrに変換する画像変換処理を行う。
本実施形態において、画像変換処理は、CT装置が出力するCT断層画像Pct、及びMRI装置が出力するMR断層画像Pmrの組のデータセットを複数含む学習情報を用いて機械学習された第2判別器を使用する。第2判別器は、CT断層画像Pctが入力された場合に、MR断層画像Pmrが出力されるように学習されている。このように学習された第2判別器を使用することにより、画像処理部5は、CT断層画像Pct(非AI画像50)を仮想MR断層画像Pdmr(AI画像51)に画像変換することができる。
このように、画像処理部5が実行する画像処理には、非AI画像50にAI技術を適用することにより、元の非AI画像50とは別の医用画像であるAI画像51を新たに生成する画像処理が含まれる。
また、非AI画像50に基づいて新たなAI画像51を生成する画像処理に限らず、次のような医用画像も、AI画像51に含まれる。例えば、放射線撮影装置の一例であるマンモグラフィ装置が単純撮影を行うことにより取得した乳房画像Pmを非AI画像50として画像処理部5に入力する。画像処理部5は、入力された非AI画像50、すなわち乳房画像PmをCADによって解析し、乳房画像Pmに含まれる病変等の関心領域の大きさ、位置及び体積等を抽出して、これらを解析結果として取得する。本例のCAD解析処理には、例えばニューラルネットワークなどの機械学習モデルを利用するAI技術が適用されている。画像処理部5は、CAD解析処理により生成される解析結果に基づいて乳房画像Pm上に関心領域を囲む枠を付加したマーク付き乳房画像Pmcを生成する。
このように、画像処理部5は、非AI画像50をAI技術によって解析し、CAD解析処理により得た解析結果を解析対象の非AI画像50に付与した画像をAI画像51として生成する。
以上をまとめると、本開示の技術においては、非AI画像50に対してAI技術を適用することにより、元の非AI画像50とは別に新たに生成された医用画像もAI画像51であり、非AI画像50に基づいてAI技術を用いた画像解析を施すことにより得た画像解析結果を、解析対象の非AI画像50に付与した医用画像もAI画像51に含まれる。なお、本開示においては、元の非AI画像50とは別に新たに生成されたAI画像51に対して解析を行い、解析により得た解析結果を解析対象のAI画像51に付与して生成された画像もAI画像51とする。
画像保管サーバ3は、各種データを保存して管理するコンピュータであり、大容量外部記憶装置及びデータベース管理用ソフトウェアを備えている。画像保管サーバ3は、有線あるいは無線のネットワーク4を介して他の装置と通信を行い、画像データ等を送受信する。具体的には画像撮影装置2で生成された検査画像の画像データを含む各種データをネットワーク経由で取得し、大容量外部記憶装置等の記録媒体に保存して管理する。なお、画像データの格納形式及びネットワーク4経由での各装置間の通信は、DICOM(Digital Imaging and Communication in Medicine)等のプロトコルに基づいている。
本実施形態においては、画像保管サーバ3には、患者毎の検査画像が保管されている。患者毎に保管される検査画像としては、例えば、同じ患者に対して行われた複数の検査で取得された複数の検査画像がある。これらの検査画像は検査毎に保管される。また、同じ患者に対する一回の検査においても、検査画像は複数枚になることが通常である。一回の検査で取得される複数の検査画像としては、例えば、乳房検査であれば、MLO撮影で得られたMLO画像と、CC撮影で得られたCC画像など撮影条件が異なる検査画像がある。また、経過観察のように、異なる複数の検査日において同種の検査が複数回行われる場合がある。検査日が異なる複数の検査は、例えば、別の検査として取り扱われ、検査日が異なる複数の検査画像は、検査日毎に保管される。このように画像保管サーバ3には、同一の患者について行われた異なる種類の検査画像に加えて、同種の検査についての最新(現在)の検査画像及び過去の検査画像が保管される。
本実施形態においては、検査により取得された直後の検査画像については、AI技術が適用されていない非AI画像50として説明する。また、画像保管サーバ3には、非AI画像50である検査画像に加えて、検査画像に対して画像処理部5が上述した各種処理を施すことにより生成したAI画像51も保管される。すなわち、画像保管サーバ3には、医用画像の一例である非AI画像50及びAI画像51が保管される。
また、各医用画像には、画像本体の他に、DICOMタグ等の付帯情報が含まれる。付帯情報には、例えば、個々の画像を識別するための画像ID(identification)、被写体を識別するための患者ID、検査を識別するための検査ID、AI技術が適用される前の元の画像である検査画像が生成された検査日、検査時刻、検査画像を取得するための検査で使用された画像撮影装置2の種類、患者氏名と年齢と性別などの患者情報、検査部位(撮影部位)、および、撮影条件(造影剤の使用有無または放射線量など)などの情報が含まれる。また、付帯情報には、CAD処理が行われた場合にはCAD結果等の情報も含まれる。
本例では、AI画像51に含まれる付帯情報において、AI画像であることを示す識別情報が含まれていることを前提とする。図3はAI画像を説明するための図である。AI画像51は、図3に示すように、AI画像本体51aと付帯情報51bとで構成される。付帯情報51bは、一例として、患者名「山田花子」、性別「女性」、年齢「25歳」、AI画像であるか否か「AI画像である」、及び画像処理方法「CT画像を変換」等の情報が含まれる。図3において「AI画像である」として例示した情報が、AI画像であることを示す識別情報である。AI画像の識別情報は、文字情報でもよいが、実際には、例えば、フラグ又はコードの形式で記録される。
次に、画像診断支援装置1の構成について説明する。図4は本開示の一実施形態の画像診断支援装置1の構成を示すブロック図、図5は第1の実施形態の画像診断支援装置1の機能ブロック図である。
画像診断支援装置1は、CPU(Central Processing Unit)11、一次記憶部12、二次記憶部13及び外部I/F(Interface)14等を備えたコンピュータから構成される。CPU11は、画像診断支援装置1の全体を制御する。一次記憶部12は、各種プログラムの実行時のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。一次記憶部12の一例としては、RAM(Random Access Memory)が挙げられる。二次記憶部13は、各種プログラム及び各種パラメータ等を予め記憶した不揮発性のメモリであり、本開示の画像診断支援装置1の作動プログラム15の一実施形態がインストールされている。二次記憶部13の一例としては、ハードディスクドライブ、ソリッドステートドライブ又はフラッシュメモリ等が挙げられる。
作動プログラム15は、DVD(Digital Versatile Disc)及びCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの記憶媒体に記録されて配布され、その記憶媒体からコンピュータにインストールされる。又は、作動プログラム15は、ネットワークに接続されたサーバコンピュータの記憶装置もしくはネットワークストレージに対して、外部からアクセス可能な状態で記憶され、外部からの要求に応じてコンピュータにダウンロードされた後に、インストールされるようにしてもよい。
この作動プログラム15がCPU11により実行されることによって、CPU11は、図5に示す画像取得部21、判定部22、報知部23、及び表示制御部24として機能する。
外部I/F14は、画像診断支援装置1と画像保管サーバ3との間の各種情報の送受信を司る。CPU11、一次記憶部12、二次記憶部13、及び外部I/F14は、各々がデータを交換するための共通の経路であるバスライン16に接続されている。
また、バスライン16には、表示部30と入力部40も接続されている。表示部30は、例えば液晶ディスプレイ等で構成される。表示部30は、後述するように、画像表示領域を含む各種領域が表示される表示画面(図6の符号31参照)を表示する。なお、表示部30をタッチパネルによって構成し、入力部40と兼用してもよい。入力部40は、マウス及びキーボード等を備えたものであり、ユーザによる種々の設定を入力する。本実施形態の入力部40は、表示画面31に表示する医用画像の選択操作を入力するマウス、及び表示画面に表示された医用画像において各種操作を入力するマウスとして機能する。
画像取得部21は、外部I/F14を介して画像保管サーバ3から医用画像を取得する。画像取得部21は、ユーザが入力部40を操作することにより選択した医用画像を取得する。本実施形態において画像取得部21は、例えば、図5に示すように、画像撮影装置2により取得された検査画像であって、AI技術が適用されていない非AI画像50及び、非AI画像50に対してAI技術が適用されたAI画像51を取得する。画像取得部21が取得した医用画像は、表示部30の表示画面31に表示される。
以下、図5に示す機能ブロック及び図6に示す表示画面例に基づいて、画像診断支援装置1の機能を説明する。図6は本実施形態の表示部30の表示画面31の表示の一例を示す図である。表示画面31は、検査画像及び各種の操作部を表示する操作画面として機能するGUI(Graphical User Interface)の一例である。
図6に示すように、表示画面31の右上には医用画像が縮小されたサムネイル画像が表示されるサムネイル画像表示領域34aが設けられている。また、表示画面31の左上には、簡略して示しているが、患者IDが表示された患者リスト及び各患者に行われた検査の検査リスト等が選択可能に表示される選択領域34bが設けられている。また、サムネイル画像表示領域34a及び選択領域34bの下方には、医用画像が表示される画像表示領域34cが設けられている。
例えば、ユーザが、患者リストから読影したい患者の患者IDを選択すると、選択された患者の検査リストが表示される。ユーザは表示された検査リストから、表示したい検査画像が含まれる検査を選択することにより、選択された検査によって取得された検査画像、すなわち非AI画像50のサムネイル画像が、サムネイル画像表示領域34aに表示される。また、ユーザが選択した検査において、検査画像に対して画像処理部5よる各種処理が行われ、AI技術が適用されたAI画像51が存在する場合には、AI画像51のサムネイル画像も、サムネイル画像表示領域34aに表示される。つまり、サムネイル画像表示領域34aには、非AI画像50及びAI画像51の少なくとも一方を含む医用画像のサムネイル画像が表示される。
ユーザが、サムネイル画像表示領域34aに表示された複数のサムネイル画像から、読影したい医用画像に対応するサムネイル画像を選択すると、画像取得部21は、選択されたサムネイル画像に対応する医用画像をユーザが選択した医用画像として取得する。
判定部22は、画像取得部21により取得された医用画像が非AI画像50であるのか、またはAI画像51であるのかを判定する。判定方法としては、上述したように各医用画像、すなわち非AI画像50とAI画像51の各々に含まれる付帯情報50b,51bに基づいて判定する。具体的には、付帯情報50b,51bに含まれるAI画像であるか否かの情報に基づいて判定する。判定部22は、付帯情報50b,51b「AI画像である」の情報が含まれている場合に、その医用画像がAI画像51であると判定する。
報知部23は、判定部22が画像取得部21により取得された医用画像がAI画像51であると判定した場合に、AI画像51が表示部30の表示画面31に表示される際に、表示部に表示される医用画像がAI画像51であることを報知する。具体的には、表示されるAI画像51に対してAI技術が適用されていることを示す標識として、図6において、一例として「AI画像」といった文字情報で示すAI標識52を表示制御部24によって表示させる。
表示制御部24は、画像取得部21によって取得された医用画像を表示画面31に表示する。また、本実施形態において、表示制御部24はさらに、報知部23からの指令に基づいて、AI画像51を表示画面31に表示させる際に、図6に示すように、AI画像51上にAI標識52を表示する。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図7は本開示の第1の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。
先ず、画像取得部21は、医用画像を取得する(ステップST1)。具体的には、上述したように、ユーザが入力部40を使用して患者リストから読影したい患者の氏名を選択し、選択された患者の検査リストから所望する検査を選択する。これにより、選択された検査によって取得された医用画像のサムネイル画像が、サムネイル画像表示領域34aに表示される。本実施形態においては、一例としてサムネイル画像には、非AI画像50とAI画像51のサムネイル画像が含まれる。
ユーザが、サムネイル画像表示領域34aに表示された複数のサムネイル画像から、表示したいサムネイル画像を選択すると、画像取得部21は、選択されたサムネイル画像に対応する医用画像を画像保管サーバ3において検索して取得する。本実施形態においては、ユーザが選択したサムネイル画像として、AI画像51のサムネイル画像を選択した例で説明する。画像取得部21は、選択されたサムネイル画像に対応するAI画像を医用画像として取得する。
次いで、判定部22が、画像取得部21により取得された医用画像がAI画像51であるか否かを判定する(ステップST2)。具体的には、判定部22は、医用画像に付与された付帯情報(図3参照)を調べて、医用画像がAI画像51であるか否かを判定する。
ステップST2が否定される場合には(ステップST2:NO)、取得された医用画像がAI画像51ではない、すなわち非AI画像50であるため、表示制御部24は、取得された医用画像、すなわち非AI画像50を表示画面31に表示して(ステップST3)CPU11は処理を終了する。
一方、ステップST2が肯定される場合には(ステップST2:YES)、表示制御部24は取得された医用画像、すなわちAI画像51を表示画面31に表示する(ステップST4)。次いで報知部23が、表示されたAI画像51に対してAI技術が適用されていることを示すAI標識52(図6参照)を表示制御部24によって表示させて(ステップST5)、CPU11は処理を終了する。なお、本実施形態において、AI標識52を表示させることは、AI画像であることを報知することの一例である。
画像診断の分野においては、画像撮影装置2で撮影した医用画像に対して、AI技術を用いた画像解析技術及びAI技術を用いた画像生成技術等を適用することにより、画像診断においてより有益な情報が得られる場合がある。AI画像51を利用すると、診断に有益な情報が得られるため、画像診断を行う医療現場においては、AI画像51が利用される場面も増加している。患者の最終的な確定診断に利用される医用画像としては、AI画像51と非AI画像50とが混在している状況である。一方で、AI技術は、医師の判断と比較すると、少なくとも現段階においては信頼性の蓄積が不十分なところがあるため、診断のエビデンスをすべてAI画像に依存することは現状では許容しにくい。このような現状においては、診断のエビデンスとして用いられる医用画像が、AI画像であるのか、非AI画像であるのかを明確に区別しておくことが重要である。
本実施形態においては、表示画面31にAI画像51が医用画像として表示される際に、表示される医用画像がAI画像51であることを報知している。これにより、AI画像51と非AI画像50とは画像を見ただけでは区別が難しい場合であっても、表示部30の表示画面31に表示された医用画像がAI画像であるか否かの区別を簡単に行うことが可能である。
なお、第1の実施形態においては、図7のフローチャートにおいて、表示制御部24がAI画像51を表示画面31に表示させた後で(ステップST4)、報知部23がAI標識52を報知している(ステップST5)が、本開示の技術はこれに限られない。例えば、先に報知部23がAI標識52を報知した後で(ステップST5)、表示制御部24がAI画像51を表示してもよい。
また、第1の実施形態においては、報知部23が、図6に示すようにAI画像51の左上にAI標識52として「AI画像」という文字情報を表示しているが、本開示の技術はこれに限られない。AI標識52の表示位置は、AI画像51内のどの位置でもよい。また、AI画像51内ではなく、AI画像51の周辺にAI標識52を表示してもよい。また、AI画像51とAI標識52との対応関係がわかる態様であれば、AI標識52の表示位置はAI画像51の周辺でなくてもよい。例えば、表示画面31内において、AI画像51とAI標識52が離れた位置にある場合でも、AI画像51とAI標識52とを引き出し線などで結ぶことにより、対応関係が示される。また、AI画像51と離れた位置にAI標識52を表示し、かつ、AI画像51の外枠とAI標識52の両方を同じタイミングで点滅させるといった方法でもよい。この方法でも、AI画像51とAI標識52の対応関係を示すことが可能である。
また、AI標識52として文字情報を使用する場合は、「AI画像」といった名詞を用いる他、例えば「この画像はAI画像です」というように文章を用いてもよい。このように、AI画像51であることを伝達することができればどのような文字情報でもよい。また、AI標識52は、文字でなくてもよく、AIを示す標識として認識されている、図形、記号、及び模様などでもよい。また、報知の手段としては表示することに限られない。例えば「この画像はAI画像です」という音声を出力させてもよい。
また、第1の実施形態においては、判定部22が、画像取得部21が取得した医用画像、すなわち表示させる医用画像がAI画像か否かを判定する際に、付帯情報を検索しているが本開示の技術はこれに限られない。例えば、判定部22が医用画像を画像解析することにより、AI技術が適用されているか否かを判別できる場合は、画像解析によって医用画像がAI画像であるか否かを判定してもよい。また、医用画像上に解析結果が付与されている場合において、判定部22が付与されている解析結果を調べることにより、AI技術が適用されているか否かを判別できる場合は、画像解析によって医用画像がAI画像であるか否かを判定してもよい。
また、第1の実施形態においては、図6に示すように、表示画面31に表示される医用画像が1枚の例で説明したが、本開示の技術はこれに限られず、表示画面31に複数枚の医用画像を表示してもよい。医用画像を複数枚表示する場合には、例えば、画像取得部21によって取得された医用画像の枚数に基づいて表示画面31を複数の領域に分割し、分割された各領域に、取得された医用画像を表示する。取得された医用画像すなわち表示する医用画像にAI画像51と非AI画像50が混在している場合には、AI画像51のみにAI標識52を表示する(図10参照)。なお、表示画面31における分割の仕方(各領域のサイズ、数及び形状など)については、ユーザにより任意に設定することができる。
次に、本開示の第2の実施形態について説明する。図8は第2の実施形態の画像診断支援装置120の機能ブロック図である。図8に示す第2の実施形態の画像診断支援装置120は、図5で示した第1の実施形態の画像診断支援装置1のCPU11がさらに閲覧検知部25及び記録制御部26の機能を有している。
第2の実施形態の画像診断支援装置120は、図8に示すように、閲覧検知部25及び記録制御部26を備えている。閲覧検知部25は、ユーザがAI画像51を閲覧したか否かを検知する。図9は第2の実施形態の表示部の表示画面の表示(AI画像非表示)の一例を示す図、図10は第2の実施形態の表示部の表示画面の表示(AI画像表示)の一例を示す図である。
本実施形態において、表示制御部24は、図9に示すように、表示画面31を縦3列横2行の領域に分割し、分割された各領域に、画像取得部21が取得した6枚の医用画像を表示させる。本実施形態においては、例えば、判定部22によって6枚の医用画像のうち2枚の医用画像がAI画像51であると判定されている。この場合、AI画像51であると判定された2枚の医用画像を表示画面31に表示させる際に、表示制御部24はAI画像51内の被写体を視認不可能に表示し、かつAI標識52を視認可能に表示する。すなわち表示制御部24は、AI標識52を表示しつつ、AI画像51を未表示にする。具体的には、図10に示すように、表示制御部24は、AI画像51の表示領域を、ハッチング等を用いて画像内容を非表示にし、かつ、表示領域上にAI標識52を表示する。なお、AI画像51に対応するサムネイル画像についても同様の処理を施す。
表示制御部24は、ユーザが入力部(マウス)40を操作することにより非表示となっているAI画像51のAI標識52がクリックされた場合に、AI画像51を視認可能に表示する。そして、表示制御部24は、AI画像51を表示した後、図10に示すように、表示されたAI画像51上にAI標識52を表示させる。
本実施形態において、閲覧検知部25は、図9に示すAI画像51が未表示の状態においてAI標識52がクリックされた場合に、AI画像51が閲覧されたことを検知する。なお、ユーザによるAI標識52のクリック操作は、本開示の未表示のAI画像51を表示画面31に表示する表示指示の入力に対応する。
記録制御部26は、図8に示すように、閲覧検知部25の検知結果に基づいて、AI画像51が閲覧されたことを示す閲覧履歴71を二次記憶部13に記憶させる。具体的には、記録制御部26は、閲覧されたAI画像51、すなわち表示指示がされたAI画像51の画像IDと対応付けて、閲覧履歴71を二次記憶部13に記録する。
本実施形態においては、閲覧検知部25は、未表示のAI画像51を表示部30の表示画面31に表示する表示指示が入力(AI標識52がクリック)された場合に、ユーザがAI画像51を閲覧したことを検知する。さらに記録制御部26が閲覧検知部25の検知結果に基づいて、すなわち、AI標識52がクリックされた場合に、閲覧履歴71を記録する制御を行なう。これにより、医師がAI画像を見たという証拠を残すことができる。
なお、第2の実施形態においては、未表示のAI画像51を表示画面31に表示する表示指示の入力の一例としてクリック操作をあげて説明したが、本開示の技術はこれに限られない。例えば表示部30がタッチパネルによって構成されている場合には、ユーザが未表示のAI画像51の領域又はAI標識52をタップしてもよい。
また、第2の実施形態において、閲覧検知部25はAI標識52がクリックされた場合に、AI画像51が閲覧されたことを検知したが、本開示の技術はこれに限られない。例えば、閲覧検知部25は、表示制御部24が未表示のAI画像51(図9参照)を表示部30の表示画面31に表示させた場合(図10参照)にAI画像51が閲覧されたことを検知してもよい。この場合、図8において、閲覧検知部25は入力部40からの入力は必要なく、一点鎖線で囲んだ表示制御部24からの入力に基づいてAI画像51が閲覧されたことを検知する。つまり、未表示のAI画像51を表示するトリガーとしては、必ずしも、入力部40からの表示指示に限られない。表示制御部24が表示画面31の表示制御を行っている際に、ユーザの操作指示とは無関係にAI画像51を表示する場合もありうる。その場合は、表示制御部24は、未表示のAI画像51を表示する処理を実行したことを閲覧検知部25に送信する。これにより、閲覧検知部25はAI画像51が閲覧されたことを検知する。
次に、本開示の第3の実施形態について説明する。図11は第3の実施形態の画像診断支援装置130の機能ブロック図である。図11に示す第3の実施形態の画像診断支援装置130は、図5で示した第1の実施形態の画像診断支援装置1のCPU11がさらに閲覧検知部25、記録制御部26、及び視線検出部27の機能を有している。なお、閲覧検知部25及び記録制御部26の機能については、上記第2の実施形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
第2の実施形態において、閲覧検知部25はAI標識52が表示された場合に、AI画像51が閲覧されたことを検知したが、本実施形態においては、視線検出部27が表示部30の表示画面31に表示されたAI画像51にユーザの視線が向いていることを検出した場合に、AI画像51が閲覧されたことを検知する。図12は視線検出部27を説明するための図である。
視線検出部27は、図12に示すように、表示部30の上部に設けられたカメラCにより撮影されたユーザの顔が写った顔画像を取得する。視線検出部27は、取得した顔画像を解析してユーザの瞳Eの動きを検出することにより、ユーザの視線が表示画面31に表示されたAI画像51に向いているか否かを検出する。なお、視線の検出は、一般的に使用されている公知の技術を使用することができる。閲覧検知部25は、例えば、ユーザの視線が予め定められた時間以上、AI画像51に向いている場合に、AI画像51が閲覧されたことを検知する。閲覧履歴71は、第2実施形態と同様に、記録制御部26によって二次記憶部13に記録される。
第3の実施形態においては、ユーザによる入力操作がなくても、ユーザの視線を検出することによりユーザがAI画像51を閲覧したか否かを容易に検出することができる。
次に、本開示の第4の実施形態について説明する。図13は第4の実施形態の画像診断支援装置140の機能ブロック図である。図13に示す第4の実施形態の画像診断支援装置140は、図11で示した第3の実施形態の画像診断支援装置130のCPU11がさらに警告部28の機能を有している。なお、視線検出部27の機能については、上記第3の実施形態と同様であるため、ここでの説明は省略する。
第4の実施形態においては、記録制御部26は、閲覧履歴71に加えて、ユーザの操作に基づいてAI画像51を画像診断に使用したことを示す使用履歴72を記録する制御を行なう。先ずはユーザの操作について説明するために、本実施形態における表示部30の表示画面31の構成について説明する。図14は第4の実施形態の表示部の表示画面の一例を示す図、図15は第4の実施形態の表示部の第2表示画面の表示の一例を示す図である。
第4の実施形態においては、図14に示すように、表示部30は第1表示画面31Aと第2表示画面31Bとを有している。表示制御部24は、第1表示画面31Aに画像診断の内容を記録した読影レポート32を表示し、第2表示画面31Bに医用画像を表示する。第2表示画面31Bは医用画像が表示される画像ビューワとして機能する。本実施形態においては、表示制御部24によって、第2表示画面31Bには、図15で示す表示画面31で表示された内容が表示される。
第2表示画面31Bは、図15に示すように、画像表示領域34cの下方には、チェックボックス60aが表示される。チェックボックス60aは、ユーザが画像診断においてAI画像51を使用した場合に、使用履歴72を入力するための使用履歴入力ツールである。チェックボックス60aの横には、チェックボックス60aの意味を示すために、例えば、「画像診断にAI画像を使用しました」といった文字情報60が表示される。
第4の実施形態において、記録制御部26は、図13に示すように、ユーザがマウス(入力部40)を操作することによりチェックボックス60aにチェックを入れると、AI画像51を画像診断に使用したことを示す使用履歴72を二次記憶部13に記憶させる。使用履歴72は、具体的には、記録制御部26は、閲覧されたAI画像51、すなわち第2表示画面31Bに表示されたAI画像51の画像IDと対応付けて、使用履歴72を二次記憶部13に記録する。
警告部28は、閲覧履歴71があるにもかわらず使用履歴72が無い状態で、画像診断に係る読影レポート32が作成される場合において、少なくとも読影レポート32の作成が終了される前に使用履歴72が無い旨を警告する。警告部28は、例えば、表示制御部24を通じて、第1表示画面31Aに「AI画像の使用履歴がありません」といった警告情報を表示させる。
次いで、本実施形態において行われる処理について説明する。図16及び図17は本開示の第4の実施形態において行われる処理を示すフローチャートである。
先ず、画像取得部21は、第1の実施形態と同様にして医用画像を取得する(ステップST21)。次いで、判定部22が、第1の実施形態と同様にして画像取得部21により取得された医用画像がAI画像51であるか否かを判定する(ステップST22)。
ステップST22が否定される場合には(ステップST22:NO)、取得された医用画像がAI画像51ではない、すなわち非AI画像50であるため、表示制御部24は、取得された医用画像、すなわち非AI画像50を第2表示画面31Bに表示して(ステップST23)、CPU11は図17のBへ処理を移行して一連の処理を終了する。
一方、ステップST22が肯定される場合には(ステップST22:YES)、第2表示画面31Bにおいて、表示制御部24は取得された医用画像、すなわちAI画像51の存在を示しつつ、かつ、画像内容を未表示にする(ステップST24)。
次いで、報知部23が、未表示されたAI画像51に対してAI技術が適用されていることを示すAI標識52(図9の符号52参照)を表示制御部24によって表示させる(ステップST25)。なお、本実施形態において、AI標識52を表示させることは、AI画像であることを報知することの一例である。
次いで、CPU11は、AI標識52がクリックされたか否かを判断する(ステップST26)。ステップST26が否定される場合には(ステップST26:NO)、CPU11はステップST24へ処理を移行して、以降の処理を行う。一方、ステップST256が肯定される場合には(ステップST26:YES)、表示制御部24は、図16に示すように、AI画像51の画像内容を表示し(ステップST27)、さらに使用履歴入力ツールであるチェックボックス60a(使用履歴入力ツール)を第2表示画面31Bに表示する(ステップST28)。
次いで、閲覧検知部25は、AI画像51が閲覧されたことを検知する(ステップST29)。次いで、記録制御部26は、図17に示すように、閲覧検知部25の検知結果に基づいて、AI画像51が閲覧されたことを示す閲覧履歴71を二次記憶部13に記録する(ステップST30)。
次いで、記録制御部26は、チェックボックス60aチェックされたか否かを判断する(ステップST31)。ステップST31が否定される場合に(ステップST31:NO)、CPU11はステップST33に処理を移行する。一方、ステップST31が肯定される場合に(ステップST31:YES)、記録制御部26は、AI画像51を画像診断に使用したことを示す使用履歴72を二次記憶部13に記録する(ステップST32)。
次いで、CPU11は、読影レポート32の作成が終了したか否かを判断する(ステップST33)。ステップST33が否定される場合に(ステップST33:NO)、CPU11はステップST33の処理を繰り返し行う。一方、ステップST33が肯定される場合には(ステップST33:YES)、警告部28は使用履歴72が二次記憶部13に記憶されているか否かを判断する(ステップST34)。なお、本実施形態においては、図14に示す読影レポート32が閉じられる動作がされた場合に読影レポート32の作成が終了したと判断する。具体的には、CPU11は、読影レポート32の右上に表示されるバツ印(不図示)がクリックされた場合に、読影レポート32が閉じられる動作がされたと判断する。
ステップST34が肯定される場合に(ステップST34:YES)、CPU11は一連の処理を終了する。一方、ステップST34が否定される場合には(ステップST34:NO)、警告部28は、読影レポート32の作成が終了される前に使用履歴72が無い旨を警告し(ステップST35)、CPU11はステップST31の処理に戻る。
第4の実施形態においては、閲覧履歴71があるにもかわらず使用履歴72が無い状態で、画像診断に係る読影レポート32の作成が終了してしまうのを防止することができる。
なお、第4の実施形態において、警告部28は第1表示画面31Aに「AI画像の使用履歴がありません」といった警告情報を表示させたが、本開示の技術はこれに限られない。警告部28は、第1表示画面31Aではなく、第2表示画面31Bに警告情報を表示させてもよい。また、警告部28は警告情報を音声により出力してもよい。
また、第4の実施形態において、閲覧履歴71があるにもかわらず使用履歴72がない状態で、読影レポート32の作成を終了しようとした場合に、警告部28が、使用履歴72が無い旨を警告しているが、本開示の技術はこれに限られない。例えば、読影レポート32の作成の終了を不可とするべく、CPU11が読影レポート32を閉じられない処理を行ってもよい。
また、第4の実施形態において、第1表示画面31Aと第2表示画面31Bとは同一の表示部30に設けているが、本開示の技術はこれに限られない。2つの表示部30がある場合には、各々の表示部30に第1表示画面31Aと第2表示画面31Bとを表示させることができる。
また、上述した実施形態において、例えば、画像取得部21、判定部22、報知部23、表示制御部24閲覧検知部25、記録制御部26、視線検出部27、及び警告部28といった各種の処理を実行する処理部(Processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(Processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、上述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device :PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアとの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
さらに、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路(Circuitry)を用いることができる。

Claims (11)

  1. 被写体を撮影して取得した医用画像を、表示部に表示させる表示制御部と、
    前記医用画像として、人工知能を利用した技術であるAI技術を用いた画像処理が適用された医用画像であるAI画像が前記表示部に表示される際に、前記表示部に表示される前記医用画像が、前記AI画像であることを報知する報知部と、
    ユーザが前記AI画像を閲覧したか否かを検知する閲覧検知部と、
    前記閲覧検知部の検知結果に基づいて、前記AI画像が閲覧されたことを示す閲覧履歴を記録する制御を行うと共に、前記ユーザの操作に基づいて、前記AI画像を画像診断に使用したことを示す使用履歴を記録する制御を行う、記録制御部と、
    前記閲覧履歴があるにもかかわらず前記使用履歴が無い状態で、画像診断に係るレポートが作成される場合において、少なくとも前記レポートの作成が終了される前に前記使用履歴が無い旨を警告する警告部と、
    を含み、
    前記AI技術を用いた画像処理は、機械学習モデルを利用する画像処理である、画像診断支援装置。
  2. 前記AI画像は、前記医用画像に対して前記AI技術を適用することにより前記医用画像とは別に新たに生成された医用画像である請求項1に記載の画像診断支援装置。
  3. 前記AI画像は、前記医用画像に基づいて前記AI技術を用いた画像解析を施すことにより得た画像解析結果を、前記医用画像に付与した医用画像である請求項1又は2に記載の画像診断支援装置。
  4. 前記報知部は、前記AI画像に対しては前記AI技術が適用されていることを示すAI標識を表示する請求項1から3の何れか1項に記載の画像診断支援装置。
  5. 前記表示部に表示される前記医用画像が前記AI画像か否かを判定する判定部を備えている請求項1から4の何れか1項に記載の画像診断支援装置。
  6. 前記医用画像の付帯情報には、AI技術の適用の有無を示す情報が含まれており、
    前記判定部は、前記付帯情報に基づいて前記医用画像が前記AI画像か否かを判定する請求項5に記載の画像診断支援装置。
  7. 前記閲覧検知部は、前記表示部に未表示の前記AI画像が前記表示部に表示された場合に閲覧されたと検知する請求項1に記載の画像診断支援装置。
  8. 前記閲覧検知部は、未表示の前記AI画像を前記表示部に表示する表示指示が入力された場合に、前記AI画像が閲覧されたことを検知する請求項7に記載の画像診断支援装置。
  9. ユーザの視線を検出する視線検出部を備えており、
    前記閲覧検知部は、前記視線検出部が前記表示部に表示された前記AI画像に前記ユーザの視線が向いていることを検出した場合に、前記AI画像が閲覧されたことを検知する請求項1から8の何れか1項に記載の画像診断支援装置。
  10. 被写体を撮影して取得した医用画像を、表示部に表示させ、
    前記医用画像として、人工知能を利用した技術であるAI技術を用いた画像処理が適用された医用画像であるAI画像が前記表示部に表示される際に、前記表示部に表示される前記医用画像が、前記AI画像であることを報知し、
    ユーザが前記AI画像を閲覧したか否かを検知し、
    前記検知の結果に基づいて、前記AI画像が閲覧されたことを示す閲覧履歴を記録する制御を行うと共に、前記ユーザの操作に基づいて、前記AI画像を画像診断に使用したことを示す使用履歴を記録する制御を行い、
    前記閲覧履歴があるにもかかわらず前記使用履歴が無い状態で、画像診断に係るレポートが作成される場合において、少なくとも前記レポートの作成が終了される前に前記使用履歴が無い旨を警告すること、
    を含み、
    前記AI技術を用いた画像処理は、機械学習モデルを利用する画像処理である、画像診断支援装置の作動方法。
  11. 被写体を撮影して取得した医用画像を、表示部に表示させる表示制御部と、
    前記医用画像として、人工知能を利用した技術であるAI技術を用いた画像処理が適用された医用画像であるAI画像が前記表示部に表示される際に、前記表示部に表示される前記医用画像が、前記AI画像であることを報知する報知部と、
    ユーザが前記AI画像を閲覧したか否かを検知する閲覧検知部と、
    前記閲覧検知部の検知結果に基づいて、前記AI画像が閲覧されたことを示す閲覧履歴を記録する制御を行うと共に、前記ユーザの操作に基づいて、前記AI画像を画像診断に使用したことを示す使用履歴を記録する制御を行う、記録制御部と、
    前記閲覧履歴があるにもかかわらず前記使用履歴が無い状態で、画像診断に係るレポートが作成される場合において、少なくとも前記レポートの作成が終了される前に前記使用履歴が無い旨を警告する警告部として
    コンピュータを機能させ
    前記AI技術を用いた画像処理は、機械学習モデルを利用する画像処理である、画像診断支援装置の作動プログラム。
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