JP7363449B2 - 多段式ストロー - Google Patents
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Description
すなわち、第一パイプ20と、前記第一パイプ20の中空部内に挿入された第二パイプ30の組みからなる多段式ストロー10において、
前記第一パイプ20と前記第二パイプ30は逆円錐台の側面からなり、
前記第一パイプ20の逆円錐台の細径側の端部22の内径d2より、前記第二パイプ30の逆円錐台の太径側の端部33の外径D3が大きく、
なおかつ前記第一パイプ20の逆円錐台の太径側の端部23の内径d1より、前記第二パイプ30の逆円錐台の太径側の端部33の外径D3が小さいことを特徴としている。
なお、各図においては、分かり易くする為に、部材の大きさや比率を変更または誇張して記載することがある。また、見やすさの為に説明上不要な部分や繰り返しとなる符号は省略することがある。
本発明の第一の実施形態による多段式ストロー10について、以下に図面等を用いて詳しく説明する。
図1は、本実施形態の多段式ストロー10が伸長された段階の図である。また、多段式ストロー10の位置関係を説明する際に、図1に記載の通りに、上下方向を定義して説明することがある。
多段式ストロー10は第一パイプ20と第二パイプ30の組み合せからなり、第一パイプ20の中空部内に第二パイプ30が挿入されている。第一パイプ20及び第二パイプ30は逆円錐台の側面からなっており、第一パイプ20の逆円錐台の太径側の端部23から、第二パイプ30の逆円錐台の細径側の端部32が挿入される。
また、第一パイプ20は第二パイプ30よりも長くてもよい。第一パイプ20が第二パイプ30よりも長いことにより、第一パイプ20の中空部内に第二パイプ30が収納されやすくなる。
図2の上下方向を反転して、各パイプ20、30が円錐台となっても、多段式ストロー10の性質は変わらない。本発明では、逆円錐台と呼ぶことで統一する。
そのために、第二パイプ30は、第一パイプ20の中空部内に挿入することができる。図2(c)では、第一パイプ20の中空部内に、第二パイプ30が収まっている状態を示している。
スピンドルゲージの側面には、その稜線方向に目盛りが入れられており、その目盛りを読み取り、換算することで、内径を計算できる。
あるいは内径を測定した後、材料の厚さを測定して、その2倍の数値を内径の大きさに加えてもよい。
第一パイプ20と第二パイプ30の逆円錐台の頂角αと同じ大きさの頂角を持つスピンドルゲージを準備して、そのスピンドルゲージを第一パイプ20と第二パイプ30の太径側の端部23、33から挿入して、第一パイプ20と第二パイプ30の形状を整えてから、所定箇所の外径を測定する。
上記の方法で測定した数値より頂角αの大きさを計算して、その結果に基づき、頂角αの大きさのスピンドルゲージを作製して、内径、外径を測定すれば、より正確である。
あるいは、第一パイプ20と第二パイプ30の細径側の端部22、32の外径と、太径側の端部23、33の外径、及び第一パイプ20と第二パイプ30の長さから、それぞれの頂角αの大きさを計算することができる。
ここで実用上の密封性とは、厳密には密封されていないが、ストローを使用する状況では問題がないレベルの密封性を意味する。今後記載される密封性は、同様な意味を持つ。
上記の場合で、第二パイプ30が第一パイプ20(多段式ストロー10)の逆円錐台の細径側の端部22の方向(さらに外方を含む。)に移動させられ、多段式ストロー10が伸長されると、第二パイプ30の逆円錐台の太径側の端部33の外側と、第一パイプ20の逆円錐台の細径側の端部32の近傍の胴部の内側が接触する。その接触は、第二パイプ30の逆円錐台の太径側の端部33の外径の円周状の線接触となる。この線接触により、第一パイプ20と第二パイプ30の重なり部11の実用上の密封性が保たれる。
図3は、第一パイプ20の逆円錐台の頂角α1と、第二パイプ30の逆円錐台の頂角α2が同じ大きさ、α1°=α2°の多段式ストロー10である。
前記2つのパイプ20、30は同じ頂角αを持つ逆円錐台形状であるので、稜線の角度が同じとなるため、多段式ストロー10を伸長した際は、第一パイプ20と第二パイプ30の重なり部11は、稜線方向に幅を持ち、円周方向に面で接触することになる。
上記のように、第一パイプ20と第二パイプ30とが伸長される際に、面接触することと、面圧力が増大することの作用が重なり、接触面の摩擦力が大きくなるため、第一パイプ20と第二パイプ30とは固定される。
また、実用上は、α1°<α2°の場合は、頂角α1と頂角α2の大きさの差が2°以下であれば、同じ角度と見なせる。また、α1°>α2°の場合は、頂角α1と頂角α2の大きさの差が1°以下であれば、同じ角度と見なせる。
本発明の第三の実施形態について、図3を用いて説明する。
本実施形態の多段式ストロー10において、第一パイプ20と第二パイプ30の重なり部11の長さは、5mm~50mmが望ましい。上記の重なる長さが5mm未満であると、第二パイプ30が第一パイプ20の逆円錐台の細径側に逸脱してしまう虞れがあり、50mmを超えると過剰な重なり代になり、コストが無駄である。
本発明の第四の実施形態について説明する。
本実施形態の多段式ストロー10では、その材料となるシートが筒状に巻かれて、パイプが形成されている。
また、そのシートが単層体若しくは積層体に関わらず、図面を見やすくするために、その断面及び端面は、単層にて描画されている。
紙については、坪量が50g/m2から300g/m2が望ましい。坪量が50g/m2未満であると積層体の剛性が低く、ストローを使用する際に不具合が生じる。具体的には、ストローを口で咥えた際に潰れたり、手で掴んだ際に潰れてしまう虞れがある。坪量が300g/m2を超えると、ストローのような断面が細径の円筒形状(逆円錐台形状も含む。)には巻くことが難しくなる。
より好ましくは、坪量が100g/m2から200g/m2である。この坪量であると、剛度と円筒形状への加工のしやすさのバランスが良い。
ヒートシールの方法としては、熱風を吹きかけてから加圧する方法、高温のヒートシールバーを押し当てる方法、超音波溶着法、高周波溶着法、赤外線により加熱してから加圧する方法、及びその他の公知の方法から適宜選定される。
また、予め準備したフィルムと紙基材層との間に、押し出し法による溶融した合成樹脂を押し出して、前記フィルムと紙基材層を接合してもよい。この場合は溶融した樹脂は接着層となる。
また、予め準備したフィルムを、接着剤を用いてラミネートしてもよい。
なお、前記合成樹脂層は前記積層体の両面に設けられることが望ましいが、要求する仕様によっては、どちらか片面のみに設けてもよい。
例えば、内面のみに低密度ポリエチレン層を設ける場合は、胴貼り部の界面が紙基材層と低密度ポリエチレン層の組合せになるが、ヒートシールの条件を適宜選定すれば、接合は可能である。
紙基材層の色が白色に近いことから、無印刷若しくは薄い色の印刷の場合は、多段式ストロー10の第一パイプ20の太径側に口紅等で着色された場合は、目立ってしまう。したがって、ストローの着色を目立たなくするには、第一パイプ20の太径側付近は、濃色のデザインを印刷してもよい。
また、前記シートを筒状に胴貼りする方法としては、ヒートシールでもよく、接着剤などを用いてもよい。
いずれも最内層および最外層にポリエチレン(PE)層があることから、胴貼りのヒートシールが容易である。
しかしながら、第二パイプ30は、第一パイプ20よりも筒状の直径が小さくなるために、巻きにくくなる。そのため、第二パイプ30の積層体の剛度は、前記第一パイプ20の積層体の剛度よりも小さくしてもよい。
本発明の第五の実施形態による多段式ストロー10について、以下に図面等を用いて詳しく説明する。
第一パイプ20の内側の胴貼り部25の端面25Aと、第二パイプ30の外側の胴貼り部36の端面36Aとは同じ方向を向いている。そのため、本実施形態の多段式ストロー10を伸長する際に、第一パイプ20が第二パイプ30と相対的に時計方向、または反時計方向に回転した場合は、どちらの回転方向においても第一パイプ20の内側の胴貼り部25の端面25Aと、第二パイプ30の外側の胴貼り部36の端面36Aとが接触する虞れがない。したがって上記の2つの端面25A、36A同士に強い接触が発生しないことから、多段式ストロー10の伸長作業が円滑に行える。
本発明の第六の実施形態による多段式ストロー10について、以下に図面等を用いて詳しく説明する。
本実施例の多段式ストロー10のブランクを図8に示す。第一パイプ20のブランク40の形状を図8(a)に示し、第二パイプ30のブランク50の形状を図8(b)に示す。
前記第二パイプ30は、図8(b)に示した第二パイプ30のブランク50を筒状に巻いて、胴貼り代52、53が接合されることで作製される。
本発明の第七の実施形態による多段式ストロー10について、以下に図面等を用いて詳しく説明する。
パイプ20、30の長手方向の中心軸と直交する切断面において、パイプ20、30の肉厚は略均一であり、胴貼り部24、34のような不均一な圧さの箇所はない。したがって、外観にも段差部が見られない。
本発明の第八の実施形態による多段式ストロー10について、以下に図面等を用いて詳しく説明する。
前記屈曲部は、少なくとも1個以上、点状に存在してもよく、周回状でもよい。周回状の場合は、一周としてもよく、円周方向に部分的な周回状としてもよい。また、前記屈曲部は、第一パイプ20がブランクの状態で形成してもよく、筒状になってから形成してもよい。
本発明の第九の実施形態による多段式ストロー10について、以下に図面等を用いて詳しく説明する。
前記屈曲部は、少なくとも1個以上、点状に存在してもよく、周回状でもよい。周回状の場合は、一周としてもよく、円周方向に部分的な周回状としてもよい。また、前記屈曲部は、第二パイプ30がブランクの状態で形成してもよく、筒状になってから形成してもよい。
本発明の第十の実施形態による多段式ストロー10について、以下に図面等を用いて詳しく説明する。
前記脱落防止手段は、第一パイプ20の逆円錐台の太径側の端部23が、図12のように全周に渡って内面に折り曲げられ、折り曲げ部29が形成されてもよく、また前記端部23の全周のうち部分的に折り曲げてもよい(不図示)。
なお、折り曲げ部29の端面は、必ずしも第一パイプ20の逆円錐台の細径側まで向けられる(略直角を超えて曲げる)必要はなく、第二パイプ30が脱落しない程度に折り曲げられればよい。
抜け防止の突起部27は、第一パイプ20とは別部材で設けてもよい。前記別部材は、合成樹脂製の固形物をあらかじめ準備しておき、第一パイプ20の外側に設けてもよい。または、ホットメルトなどを、第一パイプ20の内側に塗布した後に、固化させてもよい。
または、第二パイプ30が変形(縮小)して通過できるが、第二パイプ30が通過後は第二パイプ30が復元して拡大するので、第二パイプ30の脱落防止機能を有する。
実施例1の多段式ストロー10の第一パイプ20及び第二パイプ30を構成する積層体は、共に同じ層構成であり、紙基材層を基材とし、以下に示す層構成であった。
(外側) PE15μm / (印刷)カップ原紙 / PE20μm (内側)
外側及び内側のPEは、日本ポリエチレン製の低密度ポリエチレンLC520を使用した。カップ原紙は、王子特殊紙製 王子江別コップ原紙140g/m2を使用した。
前記カップ原紙を繰り出し、まずは前記カップ原紙の印刷面にコロナ処理を行った。その後、前記コロナ処理面(カップ原紙の外側面)に低密度ポリエチレンを15μmの厚さで押し出しコートを行った。
いずれも、扇型の形状をしている。図5の表面はブランクの表面であり、パイプ20、30に形成した際に内側となる面である。また図5の裏面はブランクの裏面であり、パイプ20、30に形成した際に外側となる面である。
また、図5の図面に基づき、ブランクの上下左右を定義する。
今後、図面に記載されたブランクの説明においては、位置関係を上記の通りとする。
まずは、前記第一パイプ20のブランク40において、筒状に巻かれた際に内側となる胴貼り代42の表面と、外側となる胴貼り代43の裏面とが熱風にて炙られた。炙られた温度は、積層された低密度ポリエチレンが必要十分に溶融する温度であった。
重ね合わされた胴貼り部24の外側に、冷却バーが押し当てられると、溶融した第一パイプ20の胴貼り部24の低密度ポリエチレン樹脂が固化して、接合された。
まずは、前記第二パイプ30のブランク50において、筒状に巻かれた際に内側となる胴貼り代52の表面と、外側となる胴貼り代53の裏面とが熱風にて炙られた。炙られた温度は、積層された低密度ポリエチレンが必要十分に溶融する温度であった。
また、第一パイプ20のマンドレルの逆円錐台形状の頂角と、第二パイプ30のマンドレルの頂角とは同じであるので、それらのマンドレルを用いて製造した第一パイプ20の逆円錐台の頂角α1と第二パイプ30の逆円錐台の頂角α2は同一であった。
第二パイプ30の大きさは、長さが100mm、逆円錐台の太径側の端部33の外径がφ8.4mm、逆円錐台の細径側の外径がφ4.9mm、頂角が2°の逆円錐台の側面形状であった。
なお、第一パイプ20と第二パイプ30の重なり代は、22mmであった。
実施例2の多段式ストロー10の第一パイプ20及び第二パイプ30を構成する積層体は、共に同じ層構成であり、紙基材層を基材とし、以下に示す層構成であった。
(外側) 紙(大王製紙株式会社 コート紙 80g/m2) /
ポリエチレン15μm(日本ポリエチレン株式会社 LC520 /
アルミ箔6μm(JIS H4000 2014 A8079P) /
アンカーコート(三井化学株式会社 A-3210/A-3075) /
EMAA30μm(三井デュポン・ポリケミカル株式会社 N0908N) /
ポリエチレン10μm(旭化成株式会社 サンテック LDPE + 三井化学株式会社 タフマー) (内側)。
いずれのポリエチレンも押し出し加工にて、この積層体が作製された。また、アンカーコートは、押し出し加工機の機内でコートした。
実施例3の多段式ストロー10の第一パイプ20及び第二パイプ30を構成するシートは、共に同じポリプロピレン単層のシートであり、その厚さは200μmであった。
実施例4の多段式ストロー10の第一パイプ20及び第二パイプ30を構成するシートは、単層の洋紙とした。洋紙は日本紙通商株式会社、コピー用紙66g/m2とした。厚さは100μmであった。
上記の工程で、ブランク40、50は胴貼り加工された。
実施例5は、多段式ストロー10を伸長させて完成した際に、第二パイプ30が固定される位置に、第一パイプ20の内側の突起部28が設けられる態様であった。
溶融したホットメルトが、ブランク40の適切な位置に適切な量で塗布された後に、前記ホットメルトは大気で冷却され、固化した。なお、ブランク40は実施例1と同じものを用いた。
第一パイプ20のブランク40において、筒状に巻かれた際に内側となる胴貼り代42の表面と、外側となる胴貼り代43の裏面の双方が熱風にて炙られた。炙られた温度は、積層された低密度ポリエチレンが必要十分に溶融する温度であった。
実施例6は、図11のように、第二パイプ30の外側の突起部38を設け、多段式ストロー10の伸長時に第一パイプ20の逆円錐台の細径側の端部22と突起部38とが当接して、第一パイプ20と第二パイプ30とが固定された。突起部38を設ける手段は、第二パイプ30の完成後に、ホットメルトが塗布されて、その後に固化されて突起部38が設けられた。
実施例7の多段式ストロー10は、多段式ストロー10を伸長する前の段階で、第二パイプ30が第一パイプ20の中空部内から、脱落しないようにしたものであった。
実施例8の多段式ストロー10は、第一パイプ20と第二パイプ30の巻く方向(胴貼り部の外側になる端部)が異なっていた。
従来技術を示す図6(a)において、第一パイプ20では、第一パイプ20のブランク40の右側の胴貼り代43が第一パイプの外側の胴貼り部26になり、左側の胴貼り代42が第一パイプの内側の胴貼り部25になっている。また第二パイプ30でも、第二パイプ30のブランク50の右側の胴貼り代53が第二パイプ30の外側の胴貼り部36になり、左側の胴貼り代52が第二パイプ30の内側の胴貼り部35になる。したがって、第一パイプ20と第二パイプ30の巻き方向は同じである。
また第二パイプ30では、第二パイプ30のブランク50の右側の胴貼り代53が第二パイプ30の内側の胴貼り部35になり、左側の胴貼り代52が第二パイプ30の外側の胴貼り部36になった。したがって、第一パイプ20と第二パイプ30の巻き方向は逆であった。
実施例9について説明する。パイプの材料となる積層体の製造までの工程は、実施例1と同じであり、ブランク打ち抜き工程からが異なった。
比較例1の多段式ストロー10の第一パイプ20及び第二パイプ30を構成するシート(フィルム)は、共に同じポリエチレンテレフタレート単層のシート(フィルム)であり、その厚さは15μmであった。
比較例2の多段式ストロー10の第一パイプ20及び第二パイプ30を構成するシート(フィルム)は、共に同じ延伸ナイロン単層のシート(フィルム)であり、その厚さは15μmであった。
比較例3の多段式ストロー10の第一パイプ20及び第二パイプ30を構成する積層体は、共に同じ層構成であり、紙基材層を基材とし、以下に示す層構成であった。
(外側) PE20μm / (インキ)カップ原紙 / PE40μm (内側)。
外側及び内側のPEは、日本ポリエチレン製の低密度ポリエチレンLC520を使用した。カップ原紙は、王子エフテックス製 耐酸コップ原紙320g/m2を使用した。
比較例4の多段式ストローは、第一パイプ及び第二パイプともテーパーの無い円筒形状のパイプである。
比較例4は、パイプの材料となる積層体の製造までの工程は、実施例1と同じであり、ブランク打ち抜き工程からが異なる。
打ち抜いたブランクを筒状に加工する工程、組み合わせた多段式ストローにする工程は、実施例1と同じであった。
前記第一パイプの大きさは、長さが100mm、外径がφ11.5mmの円筒形状であり、前記第二パイプの大きさは、長さが100mm、外径がφ11.0mmの円筒形状であった。
比較例5の多段式ストローは、円筒形状の第一パイプの中空部内に第二パイプが挿入された市販の多段式ストローであった。材質はポリプロピレンであった。
実施例1から9と比較例1から5のシートの剛度と、パイプを押し潰した時の強度、総厚さ、テーパー式多段式ストロー形成の可否を表1にまとめた。
剛度の測定は、JIS P8125に基づき、ガーレステフネステスタ(東洋精機製作所製 型式211502201)で測定した。
なお、胴貼り部を有するサンプルでは、胴貼り部の幅は約3mmとし、押し潰された際に胴貼り部が折り曲げられないよう設置して、サンプルを押し潰した。
テーパー式多段式ストロー形成の可否は、各シートを使用して試作した結果を記載した。
なお、第一パイプ20の突起部28の上を第二パイプ30が通過する際には、第二パイプ30が撓むために、第二パイプ30の通過は可能であった。
なお、第二パイプ30の突起部38の上を第一パイプ20が通過する際には、第二パイプ30が撓むために、第一パイプ20の通過は可能であった。
実施例7の多段式ストロー10を伸長すると、第一パイプ20の逆円錐台の細径側と第二パイプ30の逆円錐台の太径側とが約20mmに渡り接触して、第一パイプ20との内面と第二パイプ30の外面とが、摩擦にて固定された状況を保持できていた。
実施例8の多段式ストロー10を伸長すると、第一パイプ20の逆円錐台の細径側と第二パイプ30の逆円錐台の太径側とが約20mmに渡り接触して、第一パイプ20との内面と第二パイプ30の外面とが、摩擦にて固定された状況を保持できていた。
また、実施例9の多段式ストロー10では、易穿孔加工を行った蓋材にて密封されたコーヒー入りのカップ飲料を喫飲する際に、蓋材に多段式ストロー10を突き刺して貫通させることができて、問題なく使用することができた。
また、本発明のテーパー式多段式ストローの効果が高い押し潰し強度は10~20mNである。なお、この押し潰し強度の測定方法は、上述した通りである。
11 第一パイプと第二パイプの重なり部
20 第一パイプ
21 第一パイプの胴部
22 第一パイプの逆円錐台の細径側の端部
23 第一パイプの逆円錐台の太径側の端部
24 第一パイプの胴貼り部
25 第一パイプの内側の胴貼り部
25A 第一パイプの内側の胴貼り部の端面
26 第一パイプの外側の胴貼り部
26A 第一パイプの外側の胴貼り部の端面
27 第一パイプの抜け防止の突起部
28 第一パイプの内面の突起部
29 第一パイプの折り曲げ部
30 第二パイプ
31 第二パイプの胴部
32 第二パイプの逆円錐台の細径側の端部
33 第二パイプの逆円錐台の太径側の端部
34 第二パイプ径の胴貼り部
35 第二パイプ径の内側の胴貼り部
35A 第二パイプ径の内側の胴貼り部の端面
36 第二パイプ径の外側の胴貼り部
36A 第二パイプ径の外側の胴貼り部の端面
38 第二パイプの外面の突起部
40 第一パイプのブランク
41 第一パイプのブランクの胴部
42 第一パイプのブランクの左側の胴貼り代
43 第一パイプのブランクの右側の胴貼り代
44 第一パイプのブランクの逆円錐台の細径側の端面
45 第一パイプのブランクの逆円錐台の太径側の端面
50 第二パイプのブランク
51 第二パイプのブランクの胴部
52 第二パイプのブランクの左側の胴貼り代
53 第二パイプのブランクの右側の胴貼り代
54 第二パイプのブランクの逆円錐台の細径側の端面
55 第二パイプのブランクの逆円錐台の太径側の端面
56 第二パイプのブランクの逆円錐台の細径側の端面の頂点
57 第二パイプのブランクの逆円錐台の細径側の端面の最凹点
α パイプの逆円錐台の頂角
α1 第一パイプの逆円錐台の頂角
α2 第二パイプの逆円錐台の頂角
D1 第一パイプの逆円錐台の太径側の端部の外径(直径)
D2 第一パイプの逆円錐台の細径側の端部の外径(直径)
D3 第二パイプの逆円錐台の太径側の端部の外径(直径)
D4 第二パイプの逆円錐台の細径側の端部の外径(直径)
d1 第一パイプの逆円錐台の太径側の端部の内径(直径)
d2 第一パイプの逆円錐台の細径側の端部の内径(直径)
d3 第二パイプの逆円錐台の太径側の端部の内径(直径)
d4 第二パイプの逆円錐台の細径側の端部の内径(直径)
Claims (8)
- 第一パイプと、前記第一パイプの中空部内に挿入された第二パイプの組みからなる多段式ストローにおいて、
前記第一パイプと前記第二パイプは逆円錐台の側面からなり、
前記第一パイプの逆円錐台の細径側の端部の内径より、前記第二パイプの逆円錐台の太径側の端部の外径が大きく、
なおかつ前記第一パイプの逆円錐台の太径側の端部の内径より、前記第二パイプの逆円錐台の太径側の端部の外径が小さく、
前記第一パイプ及び前記第二パイプは、シートを筒状に巻いたパイプであり、
前記第一パイプの巻き方向と、前記第二パイプの巻き方向とが逆方向であることを特徴とする多段式ストロー。 - 前記第一パイプと前記第二パイプは同一の頂角の逆円錐台の側面からなることを特徴とする請求項1に記載の多段式ストロー。
- 前記第二パイプの逆円錐台の太径側の端部の近傍の外面と、前記第一パイプの逆円錐台の細径側の端部の近傍の内面とが、前記逆円錐台の側面の稜線方向に渡り5mm以上50mm以下の幅で接していることを特徴とする請求項1または2に記載の多段式ストロー。
- 前記第二パイプの胴貼り部の逆円錐台の細径側の端部に、尖端部を設けることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の多段式ストロー。
- 前記第一パイプ及び/又は前記第二パイプは、その長手方向の中心軸と直交する切断面において、前記第一パイプ及び/又は前記第二パイプの厚さが均一であることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の多段式ストロー。
- 前記第一パイプの内面に、前記第一パイプと前記第二パイプを固定する手段を設けたことを特徴とする請求項1から5までのいずれか1項に記載の多段式ストロー。
- 前記第二パイプの外面に、前記第一パイプと前記第二パイプを固定する手段を設けたことを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の多段式ストロー。
- 前記第一パイプの逆円錐台の太径側の端部、または前記端部の近傍に、前記第二パイプの脱落防止の手段を設けたことを特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載の多段式ストロー。
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- 2019-12-18 JP JP2019227896A patent/JP7363449B2/ja active Active
Patent Citations (3)
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