JP7367407B2 - 複合仮撚加工糸及びそれからなる織編物 - Google Patents
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Description
少なくとも非カチオン可染ポリエステルフィラメントAおよびカチオン可染ポリエステルフィラメントBからなる複合仮撚加工糸であり、非カチオン可染ポリエステルフィラメントAの無機微粒子含有率は1.5~20.0質量%であり、カチオン可染ポリエステルフィラメントBの無機微粒子含有率は0.001~1.0質量%であり、前記非カチオン可染ポリエステルフィラメントAの断面変形度が前記カチオン可染ポリエステルフィラメントBの断面変形度より1.2以上小さいことを特徴とする複合仮撚加工糸、である。
上記複合仮撚加工糸を用いた織編物、である。
ここで、l1は繊維横断面の最長部となる長さ(μm)、l2はl1と直交し繊維横断面の最長部となる長さ(μm)を表す。
この際、洗濯や摩耗の繰り返しで杢感が崩れることによるテカリの発生を抑制するためには、糸に強固な交絡を付与ことが好ましい。またコスト面も考慮して、交絡圧は0.2~0.6(MPA)であることが好ましい。
(1)繊度
枠周1.0mの検尺機を用いて100回分のカセを作製し、下記式に従って繊度を測定した。
(2)強度、伸度
試料を引張試験機(オリエンテック製“テンシロン”(TENSILON)UCT-100)でJIS L 1013(2010)8.5.1標準時試験に示される定速伸長条件で測定した。この時の掴み間隔は20cm、引張り速度は20cm/分、試験回数10回とした。なお、破断伸度はSS曲線における最大強力を示した点の伸びから求めた。
(3)交絡度
交絡度は、0.1cN/dtexの張力下における1m当たりの交絡部の数であり、糸に0.02cN/dtexの張力下で非交絡部にピンを刺し、糸条1mにわたり0.1cN/dtexの張力でピンを糸の長手方向の上下に移動せしめ、抵抗なく移動した部分を非交絡部として移動した距離を記録し、ピンが止まる部分を交絡部とした。この作業を30回繰り返し、その非交絡部の距離の平均値から1m当たりの交絡度を計算した。
(4)捲縮率
周長0.8mの検尺機に、90mg/dtexの張力下で糸を10回巻回してカセ取りした後、2cm以下の棒につり下げ、約24時間放置した。このカセをガーゼにくるみ、無緊張状態下で90℃×20分間熱水処理した後、2cm以下の棒につり下げ約12時間放置した。放置後のカセの一端をフックにかけ他端に初荷重と測定荷重をかけ水中に垂下し2分間放置した。このときの初荷重(g)=2mg/dtex、測定荷重(g)=90mg/dtex、水温=20±2℃とした。放置したカセの内側の長さを測り、Lとした。さらに、測定荷重を除き初荷重だけにした状態で2分間放置し、放置したカセの内側の長さを測り、L1とした。次式により、捲縮を求め、この作業を5回繰り返し、平均値により求めた。
(5)凹部個数
加工糸を繊維横断面方向に厚さ5μmでカットした後、光学顕微鏡で断面写真を撮影し、繊維横断面図において、断面輪郭に複数の接点S1、S2で接する直線T1を引いた時、その接点間の凹部個数を数えた。なお、測定はフィラメントA,Bごとに50個のフィラメントの平均で行った。小数第1位を四捨五入して算出した。
(6)洗濯後摩耗評価
2槽式洗濯機で液温度40℃、洗濯時間5分、すすぎ30℃×2分×2回、脱水30秒のサイクル洗濯1回とした。洗剤には花王の“アタック”(登録商標)を1g/Lを用い、液量40L、試験布と導布である綿布の重量を合算して830gで実施した。この洗濯作業を50回繰り返した後、JIS L 1096E法(マーチンデール法)に従い、5,000回摩耗を実施し、変退色用グレースケールを用いて、級判定を行った。
酸化チタン含有率2.5質量%、丸断面のポリエチレンテレフタレートを紡速3,000(m/min)で紡糸し、繊度140dtex、24フィラメント、伸度170%のポリエステルフィラメントAの部分配向糸を得た。次に、酸化チタン含有率0.7質量%、丸断面の5-ナトリウムスルホイソフタル酸を0.3mol%共重合したポリエチレンテレフタレートを紡速3,000(m/min)で紡糸し、繊度260dtex、24フィラメント、伸度170%のカチオン可染ポリエステルフィラメントBの部分配向糸を得た。
酸化チタン含有率2.5質量%、八葉断面のポリエチレンテレフタレートを紡速3,000(m/min)で紡糸し、繊度140dtex、24フィラメント、伸度170%のポリエステルフィラメントAの部分配向糸を得た。次に、酸化チタン含有率0.7質量%、八葉断面の5-ナトリウムスルホイソフタル酸を0.3mol%共重合したポリエチレンテレフタレートを紡速2,000(m/min)で紡糸し、繊度260dtex、24フィラメント、伸度210%のカチオン可染ポリエステルフィラメントBの部分配向糸を得た。
酸化チタン含有率6.5質量%、六角断面のポリエチレンテレフタレートを紡速3,000(m/min)で紡糸し、繊度140dtex、24フィラメント、伸度175%のポリエステルフィラメントAの部分配向糸を得た。次に、酸化チタン含有率0.7質量%、六角断面の5-ナトリウムスルホイソフタル酸を0.3mol%共重合したポリエチレンテレフタレートを紡速2,000(m/min)で紡糸し、繊度260dtex、24フィラメント、伸度210%のカチオン可染ポリエステルフィラメントBの部分配向糸を得た。
酸化チタン含有率0.7質量%、丸断面のポリエチレンテレフタレートを紡速3,000(m/min)で紡糸し、繊度140dtex、24フィラメント、伸度165%のポリエステルフィラメントAの部分配向糸を得た。次に、酸化チタン含有率0.7質量%、丸断面の5-ナトリウムスルホイソフタル酸を0.3mol%共重合したポリエチレンテレフタレートを紡速3,000(m/min)で紡糸し、繊度260dtex、24フィラメント、伸度170%のカチオン可染ポリエステルフィラメントBの部分配向糸を得た。
酸化チタン含有率0.7質量%、六角断面のポリエチレンテレフタレートを紡速3,000(m/min)で紡糸し、繊度140dtex、24フィラメント、伸度165%のポリエステルフィラメントAの部分配向糸を得た。次に、酸化チタン含有率2.5質量%、六角断面の5-ナトリウムスルホイソフタル酸を0.3mol%共重合したポリエチレンテレフタレートを紡速2,000(m/min)で紡糸し、繊度260dtex、24フィラメント、伸度210%のカチオン可染ポリエステルフィラメントBの部分配向糸を得た。
酸化チタン含有率2.5質量%、丸断面のポリエチレンテレフタレートを紡速3,000(m/min)で紡糸し、繊度140dtex、24フィラメント、伸度170%の非カチオン可染ポリエステルフィラメントの部分配向糸A1を得た。次に、酸化チタン含有率0.7質量%、丸断面のポリエチレンテレフタレートを紡速2,000(m/min)で紡糸し、繊度250dtex、24フィラメント、伸度200%の非カチオン可染ポリエステルフィラメントA2を得た。
S2 直線T1と繊維横断面輪郭との接点
T1 繊維横断面輪郭にS1およびS2で接する直線
U 接点S1および接点S2間の凹部
Claims (4)
- 少なくとも非カチオン可染ポリエステルフィラメントAおよびカチオン可染ポリエステルフィラメントBからなる複合仮撚加工糸であり、非カチオン可染ポリエステルフィラメントAの無機微粒子含有率は1.5~20.0質量%であり、カチオン可染ポリエステルフィラメントBの無機微粒子含有率は0.001~1.0質量%であり、前記非カチオン可染ポリエステルフィラメントAの断面変形度が前記カチオン可染ポリエステルフィラメントBの断面変形度より1.2以上小さいことを特徴とする複合仮撚加工糸。
- 非カチオン可染ポリエステルフィラメントAとカチオン可染ポリエステルフィラメントBの少なくとも1方が3~10個の凹部を有する断面形状のフィラメント糸であることを特徴とする請求項1に記載の複合仮撚加工糸。
- 請求項1または2に記載の複合仮撚加工糸を用いた織編物。
- 洗濯後摩耗の変色が3級以上であることを特徴とする請求項3に記載の織編物。
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| JP2019162648A JP7367407B2 (ja) | 2019-09-06 | 2019-09-06 | 複合仮撚加工糸及びそれからなる織編物 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2019162648A JP7367407B2 (ja) | 2019-09-06 | 2019-09-06 | 複合仮撚加工糸及びそれからなる織編物 |
Publications (2)
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| JP2021042481A JP2021042481A (ja) | 2021-03-18 |
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Citations (1)
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| JP2003336131A (ja) | 2002-05-17 | 2003-11-28 | Teijin Ltd | ポリエステル複合仮撚加工糸およびその製造方法 |
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| JPH07324237A (ja) * | 1994-05-30 | 1995-12-12 | Toyobo Co Ltd | ポリエステル複合加工糸 |
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2019
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