JP7389948B2 - 硬質被覆層が優れた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具 - Google Patents
硬質被覆層が優れた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具 Download PDFInfo
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Description
ただ、前記従来のTi-Al系の複合炭窒化物層を被覆形成した被覆工具は、比較的耐摩耗性に優れるものの、高速断続切削条件等で用いた場合にチッピング等の異常損耗を発生しやすいことから、硬質被覆層の改善についての種々の提案がなされている。
「(1)工具基体の表面に、硬質被覆層を設けた表面被覆切削工具であって、
(a)前記硬質被覆層は、1.5~25.0μmの平均層厚を有し、
平均層厚が0.5~5.0μmの六方晶構造を主として含有するAlとMe(但し、Meは、Si、Zr、V、Cr、Nb、Hf、Mnの中から選ばれる一種以上の元素)の複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだα層と、
平均層厚が1.0~20.0μmの立方晶構造を主として含有するAlとTiの複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだβ層とが、
前記α層を工具表面側とし、前記β層を前記工具基体側として積層された層を少なくとも一つ有する構造であり、
(b)前記α層は、その組成を、
組成式:(Al xα Me 1 -xα )(C yα N 1-yα )
で表した場合、AlのMeとAlの合量に占める平均含有割合xαおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yα(但し、xα、yαはいずれも原子比)が、それぞれ、0.70≦xα≦0.95かつ0.0000≦yα≦0.0150を満足し、
(c)前記β層は、その組成を、
組成式:(Al xβ Ti 1 -xβ )(C yβ N 1-yβ )
で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xβおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yβ(但し、xβ、yβはいずれも原子比)が、それぞれ、0.65≦xβ≦0.95かつ0.0000≦yβ≦0.0150を満足し、
(d)前記α層はナノインデンテーション押し込み硬さHαが15GPa≦Hα≦28GPaであり、
(e)前記β層はナノインデンテーション押し込み硬さHβが30GPa≦Hβ≦45GPaであり、
前記xαと前記xβは、|xβ-xα|≦0.04を満足することを特徴とする表面被覆切削工具。
(2)前記α層は微量のClを含有し、CとNとClの合量に占めるClの含有割合zα(但し、zαは原子比)は0.0015≦zα≦0.0100を満足することを特徴とする(1)に記載の表面被覆切削工具。
(3)前記β層は微量のClを含有し、CとNとClの合量に占めるClの含有割合zβ(但し、zβは原子比)は0.0001≦zβ≦0.0020を満足することを特徴とする(1)または(2)に記載の表面被覆切削工具。
(4)前記表面被覆切削工具のすくい面に前記α層とβ層との積層構造を含む前記硬質被覆層を有し、逃げ面に前記β層を含む硬質被覆層を有することを特徴とする(1)乃至(3)のいずれかに記載の表面被覆切削工具。
(5)工具基体の表面に、硬質被覆層を設けた表面被覆切削工具であって、
(a)前記硬質被覆層は、1.5~25.0μmの平均層厚を有し、
平均層厚が0.5~5.0μmの六方晶構造を主として含有するAlとMe(但し、Meは、Si、Zr、V、Cr、Nb、Hf、Mnの中から選ばれる一種以上の元素)の複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだα層と、
平均層厚が1.0~20.0μmの立方晶構造を主として含有するAlとTiの複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだβ層とが、
前記α層を工具表面側とし、前記β層を前記工具基体側として積層された層を少なくとも一つ有する構造であり、
(b)前記α層は、その組成を、
組成式:(Al xα Me 1 -xα )(C yα N 1-yα )
で表した場合、AlのMeとAlの合量に占める平均含有割合xαおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yα(但し、xα、yαはいずれも原子比)が、それぞれ、0.70≦xα≦0.95かつ0.0000≦yα≦0.0150を満足し、
(c)前記β層は、その組成を、
組成式:(Al xβ Ti 1 -xβ )(C yβ N 1-yβ )
で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xβおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yβ(但し、xβ、yβはいずれも原子比)が、それぞれ、0.65≦xβ≦0.95かつ0.0000≦yβ≦0.0150を満足し、
(d)前記α層はナノインデンテーション押し込み硬さHαが15GPa≦Hα≦28GPaであり、
(e)前記β層はナノインデンテーション押し込み硬さHβが30GPa≦Hβ≦45GPaであり、
前記α層は微量のClを含有し、CとNとClの合量に占めるClの含有割合zα(但し、zαは原子比)は0.0015≦zα≦0.0100を満足することを特徴とする表面被覆切削工具。
(6)工具基体の表面に、硬質被覆層を設けた表面被覆切削工具であって、
(a)前記硬質被覆層は、1.5~25.0μmの平均層厚を有し、
平均層厚が0.5~5.0μmの六方晶構造を主として含有するAlとMe(但し、Meは、Si、Zr、V、Cr、Nb、Hf、Mnの中から選ばれる一種以上の元素)の複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだα層と、
平均層厚が1.0~20.0μmの立方晶構造を主として含有するAlとTiの複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだβ層とが、
前記α層を工具表面側とし、前記β層を前記工具基体側として積層された層を少なくとも一つ有する構造であり、
(b)前記α層は、その組成を、
組成式:(Al xα Me 1 -xα )(C yα N 1-yα )
で表した場合、AlのMeとAlの合量に占める平均含有割合xαおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yα(但し、xα、yαはいずれも原子比)が、それぞれ、0.70≦xα≦0.95かつ0.0000≦yα≦0.0150を満足し、
(c)前記β層は、その組成を、
組成式:(Al xβ Ti 1 -xβ )(C yβ N 1-yβ )
で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xβおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yβ(但し、xβ、yβはいずれも原子比)が、それぞれ、0.65≦xβ≦0.95かつ0.0000≦yβ≦0.0150を満足し、
(d)前記α層はナノインデンテーション押し込み硬さHαが15GPa≦Hα≦28GPaであり、
(e)前記β層はナノインデンテーション押し込み硬さHβが30GPa≦Hβ≦45GPaであり、
前記β層は微量のClを含有し、CとNとClの合量に占めるClの含有割合zβ(但し、zβは原子比)は0.0001≦zβ≦0.0020を満足することを特徴とする表面被覆切削工具。
(7)工具基体の表面に、硬質被覆層を設けた表面被覆切削工具であって、
(a)前記硬質被覆層は、1.5~25.0μmの平均層厚を有し、
平均層厚が0.5~5.0μmの六方晶構造を主として含有するAlとMe(但し、Meは、Si、Zr、V、Cr、Nb、Hf、Mnの中から選ばれる一種以上の元素)の複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだα層と、
平均層厚が1.0~20.0μmの立方晶構造を主として含有するAlとTiの複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだβ層とが、
前記α層を工具表面側とし、前記β層を前記工具基体側として積層された層を少なくとも一つ有する構造であり、
(b)前記α層は、その組成を、
組成式:(Al xα Me 1 -xα )(C yα N 1-yα )
で表した場合、AlのMeとAlの合量に占める平均含有割合xαおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yα(但し、xα、yαはいずれも原子比)が、それぞれ、0.70≦xα≦0.95かつ0.0000≦yα≦0.0150を満足し、
(c)前記β層は、その組成を、
組成式:(Al xβ Ti 1 -xβ )(C yβ N 1-yβ )
で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xβおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yβ(但し、xβ、yβはいずれも原子比)が、それぞれ、0.65≦xβ≦0.95かつ0.0000≦yβ≦0.0150を満足し、
(d)前記α層はナノインデンテーション押し込み硬さHαが15GPa≦Hα≦28GPaであり、
(e)前記β層はナノインデンテーション押し込み硬さHβが30GPa≦Hβ≦45GPaであり、
前記表面被覆切削工具のすくい面に前記α層とβ層との積層構造を含む前記硬質被覆層を有し、逃げ面に前記β層を含む硬質被覆層を有することを特徴とする表面被覆切削工具。
(8)前記β層は微量のClを含有し、CとNとClの合量に占めるClの含有割合zβ(但し、zβは原子比)は0.0001≦zβ≦0.0020を満足することを特徴とする(5)に記載の表面被覆切削工具。
(9)前記表面被覆切削工具のすくい面に前記α層とβ層との積層構造を含む前記硬質被覆層を有し、逃げ面に前記β層を含む硬質被覆層を有することを特徴とする(5)、(6)、(8)のいずれかに記載の表面被覆切削工具。
(10)前記xαと前記xβが、|xβ-xα|>0.04である場合において、前記α層と前記β層の間に立方晶構造を主として含有するAlとTiの複合窒化物または複合炭窒化物の結晶粒を少なくとも含むAlTiCN層δが存在し、
(a)前記AlTiCNδ層は、その層厚方向に二等分した領域の、
前記工具基体側の領域の組成を組成式:(AlxδLTi(1-xδL))(CyδLN(1-yδL))で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xδLと、CのCとNの合量に占める平均含有割合yδL(但し、xδL、yδLはいずれも原子比)が、
また、その層厚方向に二等分した領域の前記工具表面側の領域の組成を組成式:(AlxδHTi(1-xδH))(CyδHN(1-yδH))で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xδHと、CのCとNの合量に占める平均含有割合yδH(但し、xδH、yδHはいずれも原子比)が、
xα≦xδH<xδL<xβもしくはxβ<xδL<xδH≦xα、および、
0.0000≦yδH≦0.0150、且つ、0.0000≦yδL≦0.0150、を満足し、
(b)前記TiAlCN層δは、その平均層厚をLδとした場合、0.1μm≦Lδ≦1.0μm、を満たす、
ことを特徴とする(5)乃至(9)のいずれかに記載の表面被覆切削工具
(11)前記α層は、前記工具基体の表面と垂直な縦断面から分析した場合、六方晶構造を有する結晶粒を70面積%以上、95面積%以下含み、
前記β層は、前記工具基体の表面と垂直な縦断面から分析した場合、立方晶構造を有する結晶粒を90面積%以上含む、
ことを特徴とする1乃至(10)のいずれかに記載の表面被覆切削工具。」
である。
工具基体は、この種の工具基体として従来公知の基材であれば、本発明の目的を達成することを阻害するものでない限り、いずれのものも使用可能である。一例を挙げるならば、超硬合金(WC基超硬合金、WCの他、Coを含み、あるいはTi、Ta、Nb等の炭窒化物を添加したものも含むもの等)、サーメット(TiC、TiN、TiCN等を主成分とするもの等)、セラミックス(炭化チタン、炭化珪素、窒化珪素、窒化アルミニウム、酸化アルミニウムなど)、cBN焼結体、またはダイヤモンド焼結体のいずれかであることが好ましい。これらの各種の基材の中でも、とりわけ、WC基超硬合金、サーメット(TiCN基サーメット)、cBN焼結体を選択することが好ましい。その理由は、これらが高温における硬度と強度とのバランスに優れ、表面被覆切削工具の工具基体として優れているためである。
本発明に係る被覆工具は、図1に示すように、六方晶構造を有するAlとMe(但し、Meは、Si、Zr、V、Cr、Nb、Hf、Mnの中から選ばれる一種以上の元素)の複合窒化物または複合炭窒化物の結晶粒を少なくとも含むAlMeCN層のα層(α層ともいう)を工具表面側に、立方晶構造を有するAlとTiの複合窒化物または複合炭窒化物の結晶粒を少なくとも含むAlTiCN層のβ層(β層ともいう)を工具基体側に積層した層を少なくとも一つ含む硬質被覆層を有する。硬質被覆層をこのような構造とする理由は、潤滑性が良好で耐熱亀裂性に優れるα層を工具表面側に、耐摩耗性が良好であるβ層を工具基体側に、それぞれ、配置することにより、逃げ面における耐摩耗性を維持しつつ、すくい面における熱亀裂の発生を防止し、さらに、すくい面から逃げ面に至る損傷を防ぐことができ、鋳鉄等の高速断続切削加工においても長期にわたって優れた切削性能を発揮できるためである。
下地層としては、Tiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物層、炭窒酸化物層の内の少なくとも1層を、上部層としては、Tiの炭窒酸化物層、酸化アルミニウムの内の少なくとも1層を、それぞれ例示できる。それらの層の組成は、必ずしも化学量論的範囲のもののみに限定されるものではなく、従来公知のあらゆる原子比を含むものである。
なお、特許請求の範囲および本明細書において、平均層厚とは、すくい面で測定した平均厚さをいう。
以下、各層について詳述する。
α層は、硬さは低いものの、潤滑性が良好であり、耐熱亀裂性に優れる、次のようなものである。
α層の平均層厚Lαは、0.5~5.0μmが好ましい。この範囲とする理由は、平均層厚が0.5μm未満では、すくい面においても硬質被覆層が早期に摩滅してしまい、耐熱亀裂性の向上効果が発揮されず、一方、5.0μmを超えるとα層内の結晶粒が大きくなりα層の耐チッピング性が低下するためである。
なお、α層とβ層の積層が複数あるとき、各α層の層厚は、前記範囲にあれば、同じであっても異なっていてもよい。
α層は、六方晶構造を有するAlとMeとの複合窒化物または複合炭窒化物の結晶粒を含むものである。
ここで、α層が六方晶構造を有するとは、六方晶構造の結晶粒を縦断面(工具基体に垂直な断面)に60面積%以上有することが好ましく、硬質被覆層に潤滑性を与える非晶質層を含んでいてもよい。この面積割合を満足すると、α層の耐熱亀裂性が良好であるという特性をより確実に発揮することができる。また、六方晶構造の結晶粒は70面積%以上、95面積%以下の範囲で含まれることがより好ましい。
α層のナノインデンテーション押し込み硬さHαが15GPa≦Hα≦28GPaであることが好ましい。この範囲とする理由は、15GPa未満では、すくい面の耐摩耗性が不十分で早期に摩滅してしまい、耐熱亀裂性が向上されず、一方、28GPaを超えると潤滑性が低下、切屑との擦過抵抗が大きくなり耐熱亀裂性が低下するためである。
なお、特許請求の範囲および本明細書で記載するナノインデンテーション押し込み硬さは、ISO 14577の規定に基づいて測定したものである。
α層は、その組成を、組成式:(AlxαMe1 -xα)(CyαN1-yα)で表した場合、AlのMeとAlの合量に占める平均含有割合xαおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yα(但し、xα、yαはいずれも原子比)が、それぞれ、0.70≦xα≦0.95かつ0.0000≦yα≦0.0150を満足することが好ましい。
また、Cの平均含有割合をこの範囲とすれば、潤滑性が向上することによって耐熱亀裂性が向上するが、この範囲を逸脱すると、硬さが低下し、すくい面の耐摩耗性が不十分で早期に摩滅してしまい、耐熱亀裂性の向上効果が発揮されないためである。
β層は、硬さに優れた層であり、次のようなものである。
β層の平均層厚Lβは、1.0~20.0μmが好ましい。この範囲とする理由は、平均層厚が1.0μm未満では、層厚が薄いため長期の使用にわたって耐摩耗性を十分確保することができず、一方、その平均層厚が20.0μmを超えると、β層の結晶粒が粗大化し易くなり、チッピングを発生しやすくなるためである。
なお、α層とβ層の積層が複数あるとき、各β層の層厚は、前記範囲にあれば、同じであっても異なっていてもよい。
β層は、NaCl型の面心立方構造(立方晶構造)を有するAlとTiとの複合窒化物または複合炭窒化物の結晶粒を含むものである。
ここで、β層が立方晶構造を有するとは、立方晶構造の結晶粒を縦断面に70面積%以上有することが好ましく、この面積割合を満足すると、β層の硬さが良好で耐摩耗性が優れるという特性をより確実に発揮することができる。また、立方晶構造の結晶粒は90面積%以上含まれることがより好ましい。
β層のナノインデンテーション押し込み硬さHβが30GPa≦Hβ≦45GPaであることが好ましい。この範囲とする理由は、30GPa未満では、逃げ面の耐摩耗性が不十分であり、早期に寿命に達し、一方、45GPaを超えると皮膜の靱性が低下し、チッピングを発生しやすくなるためである。
β層は、その組成を、組成式:(AlxβTi1 -xβ)(CyβN1-yβ)で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xβおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yβ(但し、xβ、yβはいずれも原子比)が、それぞれ、0.65≦xβ≦0.95かつ0.0000≦yβ≦0.0150を満足することが好ましい。
また、Cの平均含有割合をこの範囲とする理由は、潤滑性が向上することによって耐熱亀裂性が向上するが、この範囲を逸脱すると、硬さが低下し、逃げ面の耐摩耗性が不十分で早期に摩滅してしまい、早期に工具寿命に至ってしまうためである。
α層におけるAlのMeとAlの合量に占める平均含有割合xαとβ層におけるAlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xβは、|xβ-xα|≦0.04を満足することが好ましい。
その理由は、α層とβ層との密着性を確保するためにはxβとxαの差は小さい方が望ましく、その差の絶対値がこの範囲以下であれば、より確実に密着性を確保することができるためである。
|xβ-xα|>0.04である場合において、α層とβ層のより密着性の向上のために、両層の間にNaCl型の面心立方構造(立方晶構造)を有するAlTiCNのδ層を有していることがさらに好ましい。
δ層をその層厚方向に二等分したとき、
工具基体側の領域の組成を組成式:(AlxδLTi(1-xδL))(CyδLN(1-yδL))で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xδLおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yδL(但し、xδL、yδLはいずれも原子比)が、
工具表面側の領域の組成を組成式:(AlxδHTi(1-xδH))(CyδHN(1-yδH))で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xδHおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yδH(但し、xδH、yδHはいずれも原子比)が、
それぞれ、xα≦xδH<xδL<xβもしくはxβ<xδL<xδH≦xα、および、0.0000≦yδH≦0.0150、且つ、0.0000≦yδL≦0.0150、を満足していることが好ましい。
δ層の平均層厚は、0.1~1.0μmとする。この範囲とする理由は、0.1μm未満であるとδ層の平均層厚が薄すぎて、δ層によって十分に被覆されていないβ層の領域が存在することにより、また、1.0μmを超えるとδ層の結晶粒が粗大となって、α層の結晶粒の初期核発生が十分になされず核密度が高くないことにより、いずれも、α層とβ層の密着性の向上が期待できないためである。
α層とβ層は不純物としてClを含んでいてもよい。
α層にClを含有する場合は、CとNとClの合量に占めるClの含有割合zα(但し、zαは原子比)は0.0015≦zα≦0.0010を満足することが好ましい。その理由は、0.0015未満では潤滑性が不十分で耐熱亀裂性が低下し、一方、0.0010を超えると硬さが低下し、すくい面の耐摩耗性が不十分で早期に摩滅してしまい、耐熱亀裂性の向上効果が発揮されないためである。
すくい面にはα層とβ層を含む積層構造の硬質被覆層を設け、逃げ面の表面にはα層を含まずβ層を含む硬質被覆層を設けることが好ましい。逃げ面にα層が設けられていてもよいが、被削材ともっとも擦れ合う逃げ面の表面には耐摩耗性が低いα層が存在しない方が、α層と一緒にその下地のβ層が脱落することを防止でき、工具寿命がより一層向上する。
まず、硬質被覆層を集束イオンビーム装置(FIB:Focused Ion Beam system)、クロスセクションポリッシャー(CP:Cross section Polisher)等を用いて、研磨した縦断面を作成し、この縦断面において、縦方向(層厚方向)を硬質被覆層の層厚、横方向を工具基体に平行な100μmの四角形を測定領域とし、電子線後方散乱解析装置(EBSD:Electron Backscatter Diffraction)を用いて、前記測定領域に70度の入射角度で15kVの加速電圧の電子線を1nAの照射電流にて、0.01μmの間隔で照射して得られる電子線後方散乱回折像に基づき、個々の結晶粒の結晶構造を解析することにより、結晶構造の異なる領域の境界を画定する。
本発明の硬質被覆層は、例えば、工具基体もしくは当該工具基体上にあるTiの炭化物層、窒化物層、炭窒化物層、炭酸化物層および炭窒酸化物層の少なくとも一層以上の下地層の上に、例えば、次の組成のガス群Aとガス群Bとからなる2種の反応ガス所定の位相差で供給することによって得ることができる。
(1)α層形成用の反応ガス
ガス群A:NH3:4.0~10.0%、H2:40~50%、
N2:3.0~5.0%、Ar:1.0~5.0%
ガス群B:AlCl3:0.60~1.00%、
MeClx(Meの塩化物):0.10~0.20%
C2H4:0.00~1.50%、N2:0.0~12.0%、
HCl:0.00~0.10%、H2:残
MeClxは、Me成分ごとに前記%を満足すればよい。
反応雰囲気圧力:4.5~5.0kPa
反応雰囲気温度:750~900℃
供給周期:1.00~5.00秒
1周期当たりのガス供給時間:0.15~0.25秒
ガス群Aとガス群Bとの供給の位相差:0.10~0.20秒
ガス群A:NH3:2.0~3.0%、H2:30~40%、N2:6.0~10.0%
ガス群B:AlCl3:0.60~1.00%、TiCl4:0.07~0.40%、
C2H4:0.00~1.50%、N2:0.0~12.0%、H2:残
反応雰囲気圧力:4.5~5.0kPa
反応雰囲気温度:700~850℃
供給周期:1.00~5.00秒
1周期当たりのガス供給時間:0.15~0.25秒
ガス群Aとガス群Bとの供給の位相差:0.10~0.20秒
ガス群A:NH3:2.8~7.4%、N2:3.6~8.5%、
Ar:0.0~2.4%、H2:33~48%
ガス群B:AlCl3:0.60~0.74%、TiCl4:0.10~0.32%、
C2H4:0.00~1.50%、N2:0.0~12.0%、H2:残
反応雰囲気圧力:4.6~5.0kPa
反応雰囲気温度:740~875℃
供給周期:2.00~5.00秒
1周期当たりのガス供給時間:0.15~0.22秒
ガス群Aとガス群Bとの供給の位相差:0.10~0.15秒
ガス組成をδ層成膜期間中に直線的(傾斜)、または、成膜期間前半と後半をステップ状に変化させる。
ここでは、本発明被覆工具の具体例として、工具基体としてWC基超硬合金を用いたインサート切削工具に適用したものについて述べるが、工具基体として、TiCN基サーメット、cBN基超高圧焼結体を用いた場合であっても同様であるし、ドリル、エンドミルに適用した場合も同様である。
成膜条件は、表2、3に記載したとおりであるが、概ね、次のとおりである。ガス組成の%は容量%(ガス群Aとガス群Bの和を全体としている)である。
ガス群A:NH3:4.0~10.0%、H2:40~50%、N2:3.0~5.0%、
Ar:1.0~5.0%
ガス群B:AlCl3:0.60~1.00%、
MeClx(Meの塩化物):0.10~0.20%
C2H4:0.00~1.50%、N2:0.0~12.0%、
HCl:0.00~0.10%、H2:残
MeClxは、Me成分ごとに前記%を満足すればよい。
反応雰囲気圧力:4.5~5.0kPa
反応雰囲気温度:750~900℃
供給周期:1.00~5.00秒
1周期当たりのガス供給時間:0.15~0.25秒
ガス群Aとガス群Bとの供給の位相差:0.10~0.20秒
ガス群A:NH3:2.0~3.0%、H2:30~40%、N2:6.0~10.0%
ガス群B:AlCl3:0.60~1.00%、TiCl4:0.07~0.40%、
C2H4:0.00~1.50%、N2:0.0~12.0%、H2:残
反応雰囲気圧力:4.5~5.0kPa
反応雰囲気温度:700~850℃
供給周期:1.00~5.00秒
1周期当たりのガス供給時間:0.15~0.25秒
ガス群Aとガス群Bとの供給の位相差:0.10~0.20秒
ガス群A:NH3:2.8~7.4%、N2:3.6~8.5%、
Ar:0.0~2.4%、H2:33~48%
ガス群B:AlCl3:0.60~0.74%、TiCl4:0.10~0.32%、
C2H4:0.00~1.50%、N2:0.0~12.0%、H2:残
反応雰囲気圧力:4.6~5.0kPa
反応雰囲気温度:740~875℃
供給周期:2.00~5.00秒
1周期当たりのガス供給時間:0.15~0.22秒
ガス群Aとガス群Bとの供給の位相差:0.10~0.15秒
ガス組成をδ層成膜期間中に直線的(傾斜)または、成膜期間前半と後半をステップ状に変化させる。
なお、本発明被覆工具1~6は、表4に示された成膜条件により表5に示された下地層、上部層を形成した。
なお、比較被覆工具1~6は、表4に示された成膜条件により表5に示された下地層、上部層を形成した。
カッタ径: 125mm
被削材: JIS FCD800 幅100mm、長さ400mmブロック材
回転速度: 764rev/min
切削速度: 300m/min
切り込み: 2.0mm
一刃送り量: 0.1mm/rev
切削時間: 8分
(通常切削速度は、200m/min)
被削材: JIS FCD800 長さ方向等間隔8本の縦溝入り丸棒
切削速度: 300m/min
切り込み: 2.0mm
送り: 0.1mm/rev
切削時間: 5分
(通常切削速度は、200m/min)
Claims (11)
- 工具基体の表面に、硬質被覆層を設けた表面被覆切削工具であって、
(a)前記硬質被覆層は、1.5~25.0μmの平均層厚を有し、
平均層厚が0.5~5.0μmの六方晶構造を主として含有するAlとMe(但し、Meは、Si、Zr、V、Cr、Nb、Hf、Mnの中から選ばれる一種以上の元素)の複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだα層と、
平均層厚が1.0~20.0μmの立方晶構造を主として含有するAlとTiの複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだβ層とが、
前記α層を工具表面側とし、前記β層を前記工具基体側として積層された層を少なくとも一つ有する構造であり、
(b)前記α層は、その組成を、
組成式:(Al xα Me 1 -xα )(C yα N 1-yα )
で表した場合、AlのMeとAlの合量に占める平均含有割合xαおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yα(但し、xα、yαはいずれも原子比)が、それぞれ、0.70≦xα≦0.95かつ0.0000≦yα≦0.0150を満足し、
(c)前記β層は、その組成を、
組成式:(Al xβ Ti 1 -xβ )(C yβ N 1-yβ )
で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xβおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yβ(但し、xβ、yβはいずれも原子比)が、それぞれ、0.65≦xβ≦0.95かつ0.0000≦yβ≦0.0150を満足し、
(d)前記α層はナノインデンテーション押し込み硬さHαが15GPa≦Hα≦28GPaであり、
(e)前記β層はナノインデンテーション押し込み硬さHβが30GPa≦Hβ≦45GPaであり、
前記xαと前記xβは、|xβ-xα|≦0.04を満足することを特徴とする表面被覆切削工具。 - 前記α層は微量のClを含有し、CとNとClの合量に占めるClの含有割合zα(但し、zαは原子比)は0.0015≦zα≦0.0100を満足することを特徴とする請求項1に記載の表面被覆切削工具。
- 前記β層は微量のClを含有し、CとNとClの合量に占めるClの含有割合zβ(但し、zβは原子比)は0.0001≦zβ≦0.0020を満足することを特徴とする請求項1または2に記載の表面被覆切削工具。
- 前記表面被覆切削工具のすくい面に前記α層とβ層との積層構造を含む前記硬質被覆層を有し、逃げ面に前記β層を含む硬質被覆層を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の表面被覆切削工具。
- 工具基体の表面に、硬質被覆層を設けた表面被覆切削工具であって、
(a)前記硬質被覆層は、1.5~25.0μmの平均層厚を有し、
平均層厚が0.5~5.0μmの六方晶構造を主として含有するAlとMe(但し、Meは、Si、Zr、V、Cr、Nb、Hf、Mnの中から選ばれる一種以上の元素)の複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだα層と、
平均層厚が1.0~20.0μmの立方晶構造を主として含有するAlとTiの複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだβ層とが、
前記α層を工具表面側とし、前記β層を前記工具基体側として積層された層を少なくとも一つ有する構造であり、
(b)前記α層は、その組成を、
組成式:(Al xα Me 1 -xα )(C yα N 1-yα )
で表した場合、AlのMeとAlの合量に占める平均含有割合xαおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yα(但し、xα、yαはいずれも原子比)が、それぞれ、0.70≦xα≦0.95かつ0.0000≦yα≦0.0150を満足し、
(c)前記β層は、その組成を、
組成式:(Al xβ Ti 1 -xβ )(C yβ N 1-yβ )
で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xβおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yβ(但し、xβ、yβはいずれも原子比)が、それぞれ、0.65≦xβ≦0.95かつ0.0000≦yβ≦0.0150を満足し、
(d)前記α層はナノインデンテーション押し込み硬さHαが15GPa≦Hα≦28GPaであり、
(e)前記β層はナノインデンテーション押し込み硬さHβが30GPa≦Hβ≦45GPaであり、
前記α層は微量のClを含有し、CとNとClの合量に占めるClの含有割合zα(但し、zαは原子比)は0.0015≦zα≦0.0100を満足することを特徴とする表面被覆切削工具。 - 工具基体の表面に、硬質被覆層を設けた表面被覆切削工具であって、
(a)前記硬質被覆層は、1.5~25.0μmの平均層厚を有し、
平均層厚が0.5~5.0μmの六方晶構造を主として含有するAlとMe(但し、Meは、Si、Zr、V、Cr、Nb、Hf、Mnの中から選ばれる一種以上の元素)の複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだα層と、
平均層厚が1.0~20.0μmの立方晶構造を主として含有するAlとTiの複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだβ層とが、
前記α層を工具表面側とし、前記β層を前記工具基体側として積層された層を少なくとも一つ有する構造であり、
(b)前記α層は、その組成を、
組成式:(Al xα Me 1 -xα )(C yα N 1-yα )
で表した場合、AlのMeとAlの合量に占める平均含有割合xαおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yα(但し、xα、yαはいずれも原子比)が、それぞれ、0.70≦xα≦0.95かつ0.0000≦yα≦0.0150を満足し、
(c)前記β層は、その組成を、
組成式:(Al xβ Ti 1 -xβ )(C yβ N 1-yβ )
で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xβおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yβ(但し、xβ、yβはいずれも原子比)が、それぞれ、0.65≦xβ≦0.95かつ0.0000≦yβ≦0.0150を満足し、
(d)前記α層はナノインデンテーション押し込み硬さHαが15GPa≦Hα≦28GPaであり、
(e)前記β層はナノインデンテーション押し込み硬さHβが30GPa≦Hβ≦45GPaであり、
前記β層は微量のClを含有し、CとNとClの合量に占めるClの含有割合zβ(但し、zβは原子比)は0.0001≦zβ≦0.0020を満足することを特徴とする表面被覆切削工具。 - 工具基体の表面に、硬質被覆層を設けた表面被覆切削工具であって、
(a)前記硬質被覆層は、1.5~25.0μmの平均層厚を有し、
平均層厚が0.5~5.0μmの六方晶構造を主として含有するAlとMe(但し、Meは、Si、Zr、V、Cr、Nb、Hf、Mnの中から選ばれる一種以上の元素)の複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだα層と、
平均層厚が1.0~20.0μmの立方晶構造を主として含有するAlとTiの複合窒化物層または複合炭窒化物層を含んだβ層とが、
前記α層を工具表面側とし、前記β層を前記工具基体側として積層された層を少なくとも一つ有する構造であり、
(b)前記α層は、その組成を、
組成式:(Al xα Me 1 -xα )(C yα N 1-yα )
で表した場合、AlのMeとAlの合量に占める平均含有割合xαおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yα(但し、xα、yαはいずれも原子比)が、それぞれ、0.70≦xα≦0.95かつ0.0000≦yα≦0.0150を満足し、
(c)前記β層は、その組成を、
組成式:(Al xβ Ti 1 -xβ )(C yβ N 1-yβ )
で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xβおよびCのCとNの合量に占める平均含有割合yβ(但し、xβ、yβはいずれも原子比)が、それぞれ、0.65≦xβ≦0.95かつ0.0000≦yβ≦0.0150を満足し、
(d)前記α層はナノインデンテーション押し込み硬さHαが15GPa≦Hα≦28GPaであり、
(e)前記β層はナノインデンテーション押し込み硬さHβが30GPa≦Hβ≦45GPaであり、
前記表面被覆切削工具のすくい面に前記α層とβ層との積層構造を含む前記硬質被覆層を有し、逃げ面に前記β層を含む硬質被覆層を有することを特徴とする表面被覆切削工具。 - 前記β層は微量のClを含有し、CとNとClの合量に占めるClの含有割合zβ(但し、zβは原子比)は0.0001≦zβ≦0.0020を満足することを特徴とする請求項5に記載の表面被覆切削工具。
- 前記表面被覆切削工具のすくい面に前記α層とβ層との積層構造を含む前記硬質被覆層を有し、逃げ面に前記β層を含む硬質被覆層を有することを特徴とする請求項5、6、8のいずれかに記載の表面被覆切削工具。
- 前記xαと前記xβが、|xβ-xα|>0.04である場合において、前記α層と前記β層の間に立方晶構造を主として含有するAlとTiの複合窒化物または複合炭窒化物の結晶粒を少なくとも含むAlTiCN層δが存在し、
(a)前記AlTiCNδ層は、その層厚方向に二等分した領域の、
前記工具基体側の領域の組成を組成式:(AlxδLTi(1-xδL))(CyδLN(1-yδL))で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xδLと、CのCとNの合量に占める平均含有割合yδL(但し、xδL、yδLはいずれも原子比)が、
また、その層厚方向に二等分した領域の前記工具表面側の領域の組成を組成式:(AlxδHTi(1-xδH))(CyδHN(1-yδH))で表した場合、AlのTiとAlの合量に占める平均含有割合xδHと、CのCとNの合量に占める平均含有割合yδH(但し、xδH、yδHはいずれも原子比)が、
xα≦xδH<xδL<xβもしくはxβ<xδL<xδH≦xα、および、
0.0000≦yδH≦0.0150、且つ、0.0000≦yδL≦0.0150、を満足し、
(b)前記TiAlCN層δは、その平均層厚をLδとした場合、0.1μm≦Lδ≦1.0μm、を満たす、
ことを特徴とする請求項5乃至9のいずれかに記載の表面被覆切削工具 - 前記α層は、前記工具基体の表面と垂直な縦断面から分析した場合、六方晶構造を有する結晶粒を70面積%以上、95面積%以下含み、
前記β層は、前記工具基体の表面と垂直な縦断面から分析した場合、立方晶構造を有する結晶粒を90面積%以上含む、
ことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の表面被覆切削工具。
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| JP2010521589A (ja) | 2007-03-23 | 2010-06-24 | エリコン・トレーディング・アクチェンゲゼルシャフト,トリュープバッハ | 加工対象物の耐摩耗性ハードコートおよびその製造方法 |
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