JP7519007B2 - 位置決め部材、プロセスカートリッジ、及び、画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1において、1は画像形成装置としてのカラー複写機、3は原稿を原稿読込部4に搬送する原稿搬送部、4は原稿の画像情報を読み込む原稿読込部、6は入力画像情報に基づいたレーザ光を発する書込み部(露光部)、を示す。
また、7は用紙等のシートPが収納される給紙装置、10Y、10M、10C、10BKは各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した作像部としてのプロセスカートリッジ、17は複数色のトナー像が重ねて転写される中間転写ベルト、18は中間転写ベルト17上に形成されたトナー像をシートPに転写する2次転写ローラ、を示す。
また、20はシートP上の未定着画像を定着する定着装置、28は各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの現像装置に各色のトナーを補給するためのトナー容器、30は廃トナーが回収される廃トナー回収容器、を示す。
各プロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKにおける感光体ドラム11(像担持体)上では、それぞれ、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像が形成される。
まず、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって、原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、書込み部6に送信される。そして、書込み部6からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光(露光光)が、それぞれ、対応するプロセスカートリッジ10Y、10M、10C、10BKの感光体ドラム11上に向けて照射される。
書込み部6において、光源から画像信号に対応したレーザ光Lが各色に対応して射出される。レーザ光Lは、ポリゴンミラーに入射して反射した後に、複数のレンズを透過する。複数のレンズを透過した後のレーザ光は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過することになる(露光工程である。)。
同様に、シアン成分のレーザ光は、紙面左から2番目のプロセスカートリッジ10Cの感光体ドラム11の表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。マゼンタ成分に対応したレーザ光は、紙面左から3番目のプロセスカートリッジ10Mの感光体ドラム11の表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光は、紙面左から4番目のプロセスカートリッジ10BKの感光体ドラム11の表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、現像工程後の感光体ドラム11の表面は、それぞれ、像担持体としての中間転写ベルト17(中間転写体)との対向位置に達する。ここで、それぞれの対向位置には、中間転写ベルト17の内周面に当接するように1次転写ローラ14が設置されている。そして、1次転写ローラ14の位置で、中間転写ベルト17上に、感光体ドラム11上に形成された各色のトナー像が、順次重ねて転写される(1次転写工程である。)。
その後、感光体ドラム11の表面は、除電装置の位置を通過して、感光体ドラム11における一連の作像プロセスが終了する。
その後、中間転写ベルト17の表面は、中間転写ベルトクリーニング装置9(クリーニング装置)の位置に達する。そして、中間転写ベルト17上の未転写トナーが中間転写ベルトクリーニング装置9に回収されて、中間転写ベルト17上の一連の転写プロセスが完了する。なお、中間転写ベルトクリーニング装置9内に回収された未転写トナーは、搬送スクリュ15b(図2参照)によって搬送管16内を搬送されて、廃トナーとして廃トナー回収容器30内に回収される。
詳しくは、シートPを収納する給紙装置7から、給紙ローラ8により給送されたシートPが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ19に導かれる。レジストローラ19に達したシートPは、中間転写ベルト17上のトナー像とタイミングを合わせて、2次転写ローラ18の位置に向けて搬送される。
そして、定着工程後のシートPは、排紙ローラ29によって装置本体1外に出力画像として排出された後に、排紙部5上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
図2は、黒色用のプロセスカートリッジ10BKを示す構成図である。その他の3つのプロセスカートリッジ10Y、10M、10Cは、それぞれ、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる点を除き、黒色用のプロセスカートリッジ10BKとほぼ同じに構成されているため、その図示と説明とを省略する。
クリーニング装置15には、感光体ドラム11に当接するクリーニングブレード15a及び搬送スクリュ15bが設置されている。
現像ローラ13aは、感光体ドラム11に対して微小なギャップH(図3参照)をあけて対向して現像領域を形成するように構成されている。現像ローラ13aは、図3に示すように、内部に固設されてローラ外周面上に複数の極(磁極)を形成するマグネット13a1と、マグネット13a1の周囲を回転するスリーブ13a2と、で構成される。
第1搬送経路B1と第2搬送経路B2とは仕切部材13e(壁部)によって隔絶されていて、2つの搬送経路B1、B2の長手方向両端部は互いに連通口13f、13gを介して連通している。具体的に、図3を参照して、第1搬送経路B1の搬送方向上流側の端部と、第2搬送経路B2の搬送方向下流側の端部と、が第1連通口13fを介して連通している。また、第1搬送経路B1の搬送方向下流側の端部と、第2搬送経路B2の搬送方向上流側の端部と、が第2連通口13gを介して連通している。すなわち、仕切部材13eは、長手方向両端部を除く位置に配設されている。
第1搬送スクリュ13b1(第1搬送経路B1)は現像ローラ13aに対向するように配設され、第2搬送スクリュ13b2(第2搬送経路B2)は仕切部材13eを介して第1搬送スクリュ13b1(第1搬送経路B1)に対向するように配設されている。第1搬送スクリュ13b1は、現像剤を長手方向に搬送しながら、現像ローラ13aに向けて現像剤を供給するとともに、現像ローラ13aから離脱した現像工程後の現像剤を回収する。第2搬送スクリュ13b2は、第1搬送経路B1から搬送された現像工程後の現像剤と、トナー補給口13dから補給されたフレッシュな現像剤と、を長手方向に搬送しながら撹拌・混合する。
本実施の形態において、2つの搬送スクリュ13b1、13b2(搬送部材)は、水平方向に並設されている。2つの搬送スクリュ13b1、13b2は、いずれも、軸部にスクリュ部が巻装されたものである。
現像ローラ13aは、図2中の矢印方向に回転している。現像装置13内の現像剤は、図3に示すように、間に仕切部材13eを介在するように配設された第1搬送スクリュ13b1及び第2搬送スクリュ13b2の矢印方向の回転によって、トナー容器70からトナー補給経路27を経てトナー補給口13d(流入口)から補給されたトナーとともに撹拌混合されながら長手方向に循環する(図3中の破線矢印方向の循環である。)。
なお、現像装置13のトナー補給口13dは、画像形成装置本体1に対する現像装置13(プロセスカートリッジ10BK)の着脱動作に連動して、画像形成装置本体1のトナー補給経路27に連通・連通解除されることになる。
また、トナー補給口13dは、第2搬送スクリュ13b2の長手方向(図3の左右方向である。)の一端側であって、第2搬送スクリュ13b2(第2搬送経路B2)の上方に設けられている。
先に図2、図3等を用いて説明したように、プロセスカートリッジ10BKは、画像形成装置本体1に対して着脱可能に設置されるユニットである。そして、プロセスカートリッジ10BKには、回転可能な像担持体としての感光体ドラム11(第1回転体)や、感光体ドラム11に対向する回転可能な現像剤担持体としての現像ローラ13a(第2回転体)などが設置されている。
現像ローラ13a(現像剤担持体)は、現像装置13に回転可能に保持されている。また、現像装置13は、内部に現像剤を収容可能に構成されていて、プロセスカートリッジ10BKに対して着脱可能に設置されている。
また、プロセスカートリッジ10BKには、感光体ドラム11と現像ローラ13aとの対向距離H(現像ギャップ)を定める第2位置決め部材としての面板41(第2面板)が、回転軸方向の他端側(図3の右側である。)に着脱可能に設置されている。
この面板40は、第1回転体としての感光体ドラム11と、第2回転体としての現像ローラ13aと、の対向距離Hを定める位置決め部材として機能するものである。
穴部40aは、像担持体としての感光体ドラム11(第1回転体)の被嵌合部としてのドラム軸11aが回転可能に嵌合する嵌合部として機能する。穴部40aは、その穴径が、ドラム軸11aの軸径とほぼ同径になるように形成されている。
溝部40bは、開口部40b1(一端側)から突当部40b2(他端側)まで所定方向(図4の仮想線S1が延びる方向である。)に延びるように溝状に形成されていて、第2回転体としての現像ローラ13a(現像剤担持体)の軸部13a10がスライド移動可能に構成されている。溝部40bは、その溝幅が、軸部13a10の軸径にほぼ一致するように形成されている。また、溝部40bの突当部40b2は、軸部13a10の軸径(外径)と略同径の円弧状の面部を有している。また、円弧状の突当部40b2の中心は、溝部40bにおいて軸部13a10を挟むように対向する2つの面部の中心線を、溝部40bが延びる方向に延長した仮想線S1を通るように形成されている。
なお、本実施の形態において、溝部40bが延びる方向(「所定方向」)は、嵌合部としての穴部40aの中心(ドラム軸11aの中心)と、突当部40b2の中心(軸部13a10の中心)と、を通る仮想線S1が延びる方向である。
具体的に、制限部材45は、樹脂材料で形成された略長方体状の部材であって、その先端部にスナップフィットが形成されていて、溝部40bに着脱可能に嵌め込まれる。そして、図4に示すように、制限部材45を溝部40bに嵌め込んで、軸部13a10(現像ローラ13a)が溝部40bから脱落しないように、溝部40bにおける軸部13a10の位置を定める。また、図5に示すように、溝部40bから制限部材45を取り出して、溝部40bにおいて軸部13a10がスライド移動可能な状態にする。
なお、本実施の形態では、制限部材45にスナップフィットを形成して面板40に着脱可能に設置したが、制限部材45の設置方法はこれに限定されず、例えば、制限部材45をネジ締結によって面板40に着脱可能に設置することもできる。
特に、現像ローラ13aに担持された現像剤が感光体ドラム11に接触するときに、現像ローラ13aが現像剤による圧力(反力)を受けても、現像ギャップHが変化することはなく、良好な現像工程がおこなわれることになる。
すなわち、溝部40bにおいて、突当部40b2は、軸部13a10の外周面が突き当たる曲面状の壁部(軸部13a10の外周面と略同径の内周面からなる。)が形成されている。これに対して、溝部40bにおいて、開口部40b1には、軸部13a10が突き当たるような壁部が形成されておらず、溝部40bの溝幅のまま斜め下方に開口している。これにより、図5の矢印方向に軸部13a10を移動して溝部40bから離脱したり、その逆方向に軸部13a10を移動して溝部40bに挿入したりすることができる。また、軸部13a10を、溝部40bに沿って移動(スライド移動)することができる。
具体的に、現像ローラ13a(現像装置13)のメンテナンスや交換をおこなうときに、感光体ドラム11と面板40との嵌合を解除する手間や時間を掛けることなく、感光体ドラム11が嵌合した状態の面板40に対して、現像ローラ13a(現像装置13)を着脱することができる。
特に、本実施の形態では、プロセスカートリッジ10BKに対する現像ローラ13a(現像装置13)の着脱性を向上するために、溝部40bが仮想線S1(ドラム軸11aの中心と軸部13a10の中心とを結ぶ仮想線)が延びる方向に沿うように形成されている。そのため、メンテナンスをおこなう作業者が現像装置13を取り外すときに、感光体ドラム11から離す方向に移動させることになるため、現像装置13で感光体ドラム11を傷付ける不具合を抑制できる。また、作業者が現像装置13を取り付けるときにも、現像装置13を真っすぐ感光体ドラム11に近づけていくことで、感光体ドラム11と現像装置13の位置関係に注意が注がれるため、不注意によって感光体ドラム11を傷付ける不具合が抑制される。
カートリッジケース50は、現像ケース13rとは異なるプロセスカートリッジ10BKの筐体であって、感光体ドラム11の他、帯電装置12とクリーニング装置15とが保持されている。現像ケース13rは、現像ローラ13aの他、2つの搬送スクリュ13b1、13b2やドクターブレード13cが保持されている。
そして、面板40のネジ用穴部を介して、現像ケース13rの1つの雌ネジ部にネジ60が螺合され、カートリッジケース50の2つの雌ネジ部にそれぞれネジ60が螺合される。これにより、図3、図4等に示すように、プロセスカートリッジ10BKにおいて現像装置13が面板40を介して接合されて、1つのユニットとして一体化されることになる。さらに、面板40によって、感光体ドラム11と現像ローラ13aとの軸間距離が定まり、現像ギャップH(図3参照)が狙いの値に精度良く設定されることになる。
そして、図5に示すように、取り出したプロセスカートリッジ10BKにおいて、現像装置13を結合するネジ60(両端の2つの面板40、41にそれぞれ1つ設置されている。)を取り外す。このとき、感光体ドラム11は、面板40によってカートリッジケース50にネジ60により結合されたままである。また、図5に示すように、面板40から制限部材45を取り外す。
そして、図5に示すように、面板40(制限部材45が取り外されている。)とのネジ締結が解除された状態の現像装置13を、面板40の溝部40bに沿って斜め下方に移動して、プロセスカートリッジ10BKから現像装置13を取り外す。詳しくは、溝部40bに沿うように現像ローラ13aの軸部13a10を斜め下方に移動して、プロセスカートリッジ10BKから現像装置13を取り外す。このとき、プロセスカートリッジ10BKにおいて、現像装置13以外の構成部材(感光体ドラム11、帯電装置12、クリーニング装置15)は、カートリッジケース50に保持されたままとなる。
なお、プロセスカートリッジ10BKに対して現像装置13を装着するときには、上述した離脱時とは逆の手順で操作がおこなわれることになる。
具体的に、現像装置13のメンテナンスや交換をおこなうときに、感光体ドラム11が嵌合した状態の面板40に対して、感光体ドラム11と面板40との嵌合を解除する手間や時間を掛けることなく、面板40に対して現像装置13を着脱することができる。
詳しくは、図3、図6を参照して、第2位置決め部材としての面板41(第2面板)は、嵌合部としての穴部41aと、位置決め穴部41bと、が形成されている。嵌合部としての穴部41aは、第1面板40のものと同様に、感光体ドラム11のドラム軸11a(被嵌合部)が回転可能に嵌合する。これに対して、位置決め穴部41bは、現像ローラ13a(現像剤担持体)の軸部13a20が、着脱可能な軸受65(本実施の形態では、玉軸受である。)を介して、嵌合する。すなわち、第2面板41には、第1面板40の溝部40bの代わりに、位置決め穴部41bが形成されている。
そのため、先に図5を用いて説明したように、第1面板40の溝部40bに沿って現像ローラ13aを移動させながらプロセスカートリッジ10BKから現像装置13を取り外すときに、第2面板41と現像装置13とのネジ締結の解除と、軸受65の離脱と、をおこなうことで、第2面板41をプロセスカートリッジ10BKに装着したままとすることができる。具体的に、軸受65が離脱された状態で現像装置13を回転軸方向や斜め下方に移動しながら、第1面板40の溝部40bに沿って現像ローラ13aを移動させながらプロセスカートリッジ10BKから現像装置13を取り外すことになる。
このように第2面板41を形成することで、現像装置13のメンテナンスや交換に関わる時間や手間が低減されることになる。具体的に、現像装置13のメンテナンスや交換をおこなうときに、感光体ドラム11が嵌合した状態の2つの面板40、41に対して、感光体ドラム11と2つの面板40、41との嵌合を解除する手間や時間を掛けることなく、2つの面板40、41に対して現像装置13を着脱することができる。
これにより、軸受65を第2面板41から取り外したときの、現像ローラ13a(軸部13a20)の可動範囲がさらに広がるため、上述した面板40、41をプロセスカートリッジ10BKに装着したままでの現像装置13の着脱が容易になる。
図7に示すように、変形例1における位置決め部材としての面板40(第1面板)は、溝部40bの突当部40b2の形状が図4、図5に示すものと異なる。
詳しくは、図7(A)に示す面板40は、溝部40bの突当部40b2が、穴部40a(嵌合部)における回転中心を中心として円弧状に形成された面部を有するものとなっている。すなわち、突当部40b2は、開口部40b1の側に凸曲面状に形成されている。
このように構成することで、溝部40b(軸部13a10を挟んで対向する2つの面部)と軸部13a10との間に隙間(ガタ)があって、突当部40b2に突き当たる軸部13a10の位置が定まらないような場合であっても、ドラム軸11a(感光体ドラム11)と軸部13a10(現像ローラ13a)との軸間距離がばらつくことなく、現像ギャップH(図3参照)が狙いの値に精度良く設定されることになる。
また、図7(B)に示す面板40は、溝部40bの突当部40b2が、穴部40a(嵌合部)の側に向かって互いの対向距離が漸減する2つの面部を有するものとなっている。すなわち、突当部40b2は、開口部40b1の側に凹状に略「く」の字状に形成されている。
このように構成することで、溝部40b(軸部13a10を挟んで対向する2つの面部)と軸部13a10との間に隙間(ガタ)を設けた場合であっても、軸部13a10を突当部40b2に突き当てて位置を定めることができるため、感光体ドラム11と現像ローラ13aとの軸間距離が定まり、現像ギャップH(図3参照)が狙いの値に精度良く設定されることになる。
図8に示すように、変形例2における面板40には、溝部40bにおける軸部13a10の移動を制限する制限部材として、軸部13a10をドラム軸11a(被嵌合部)の側に付勢する弾性部材としての板バネ部材46が用いられている。
弾性部材としての板バネ部材46(制限部材)は、略L字状に形成された導電性とバネ性とを有する金属板である。
一方、図8、図9を参照して、面板40には、差込穴部40e、固定部40f、平面部40dなどが形成されている。差込穴部40eは、板バネ部材46の押圧部46b(曲げ部46aを除く部分である。)が弾性変形可能に差込まれて、溝部40bに交差して連通する穴部である。固定部40fは、溝部40bを通過した板バネ部材46の押圧部46bの先端部が挿入され固定される部分である。平面部40dは、板バネ部材46の曲げ部46aが面接触可能に突き当てられる部分である。
板バネ部材46は、突当部40b2に軸部13a10が存在しない場合(弾性変形していない状態である。)には、図8の破線で示すように、軸部13a10の設置が予定される範囲(軸部13a10の外径の範囲内)に入り込むことになる。そして、突当部40b2に軸部13a10が設置された状態で、板バネ部材46が図5の実線で示すように弾性変形して、軸部13a10(現像ローラ13a)を感光体ドラム11の側に付勢することになる。
これにより、軸部13a10が突当部40b2に密着するように突き当たって、感光体ドラム11と現像ローラ13aとの軸間距離が定まり、現像ギャップH(図3参照)が狙いの値に精度良く設定されることになる。
特に、変形例2における板バネ部材46は、曲げ部46aが平面部40dで固定され、押圧部46bの先端部が固定部40fで挿脱可能に差し込まれているため、軸部13a10に対する押圧部46bの付勢力が確保されやすくなる。そのため、上述した軸部13a10が突当部40b2に密着するように突き当たることによる効果が発揮されやすくなる。
詳しくは、板バネ部材46は、面板40が設置された現像装置13(プロセスカートリッジ10BK)が画像形成装置本体1に着脱される動作に連動して、画像形成装置本体1に設置された電源90に対して電気的に接続・接続解除されるように構成されている。そして、現像装置13(プロセスカートリッジ10BK)が画像形成装置本体1に装着された状態で、通常の画像形成プロセスにおいて、先に図2を用いて説明したように、電源90から板バネ部材46を介して現像ローラ13aに所定の現像バイアスが印加されて、現像工程がおこなわれることになる。
このように板バネ部材46を現像バイアスを印加するための電極としても機能させることで、そのような電極を専用で設置する場合に比べて、装置が小型化、低コスト化されることになる。
なお、図8に示すように、変形例2における板バネ部材46には、突当部40b2に位置する軸部13a10に点接触可能な凸部46b1が、押圧部46bに形成されている。このように、押圧部46b(凸部46b1)を軸部13a10に点接触させるように構成することで、押圧部46bを軸部13a10に面接触させるように構成する場合に比べて、軸部13a10に対する押圧部46bの接触状態が安定しやすくなるため、現像ローラ13aへの現像バイアスの印加も安定化する。
また、変形例2における軸部13a10は上述したように非回転であるが、軸部13a10が回転するように構成されている場合には、押圧部46b(凸部46b1)を軸部13a10に点接触させるように構成することで、押圧部46bを軸部13a10に面接触させるように構成する場合に比べて、軸部13a10との摺接による押圧部46bの摺動抵抗を軽減することができる。
なお、図9(A)、(B)を参照して、面板40の差込口40e1(板バネ部材46の押圧部46bを差込穴部40eに挿入するための開口である。)に形成した凸形状部40e10は、面板40に板バネ部材46を装着するときに、凸部46b1が干渉しないようにするためのものである。
これにより、メンテナンスや交換に関わる時間や手間が低減される。
また、本実施の形態では、面板40における穴部40aや溝部40bを、それぞれ、ドラム軸11aや軸部13a10、13a20が貫通するように形成した。これに対して、面板40における穴部40aと溝部40bとのうち、少なくとも一方を、ドラム軸11aや軸部13a10、13a20が貫通せずに、回転軸方向の外側が塞がれるように形成することもできる。
また、本実施の形態では、溝部40bが仮想線S1(ドラム軸11aの中心と軸部13a10の中心とを結ぶ仮想線)が延びる方向に沿うように形成されているが、溝部40bが延びる方向はこれに限定されない。また、本実施の形態では、溝部40bが斜め方向に延びるように形成されているが、溝部40bが延びる方向はこれに限定されず、開口部40b1が感光体ドラム11に対向するように配置されていなければ良く、例えば、溝部40bが水平方向に延びるように形成することもできる。
そして、それらのような場合にも、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、第1回転体としての感光体ドラム11と第2回転体としての現像ローラ13aとの対向距離Hを定める位置決め部材(面板40)に対して本発明を適用したが、本発明の適用はこれに限定されず、第1回転体と第2回転体との対向距離を定める位置決め部材であれば、それらのすべてに対して本発明を適用することができる。
そして、それらのような場合にも、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
そして、そのような場合にも、本実施の形態のものと同様の効果を得ることができる。
なお、本願において、「プロセスカートリッジ」とは、像担持体を帯電する帯電装置と、像担持体上に形成された潜像を現像する現像装置と、像担持体上をクリーニングするクリーニング装置と、のうち少なくとも1つと、像担持体と、が一体化されて、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成されたユニットと定義する。
特に、従基準の溝部を面板の溝部と平行に形成することにより、現像装置13の着脱時に感光体ドラム11を傷付けるリスクを大幅に低減できる。
一方、従基準の溝部の少なくとも一部に、面板40、41の溝部に対して傾斜した部分を設けることで、あえて現像装置13がスムーズに外れない部分を設けて、制限部材を外した際に現像装置13がプロセスカートリッジ10BKから脱落しにくい構成とすることもできる。
特に望ましくは、従基準の溝部の感光体ドラム側(現像装置13の着脱方向の奥側)の所定の範囲では面板40、41の溝部と平行になるように形成して、感光体ドラム11から離れる側(現像装置13の着脱方向の手前側)の一部に傾斜した部分を設けると良い。
これにより、感光体ドラム11を傷付けることなく現像装置13を感光体ドラム11から離しつつ、プロセスカートリッジ10BKから脱落することを抑制することができる。
10Y、10M、10C、10BK プロセスカートリッジ、
11 感光体ドラム(第1回転体、像担持体)、
11a ドラム軸(被嵌合部)、
13 現像装置、
13a 現像ローラ(第2回転体、現像剤担持体)、
13a10、13a20 軸部、
13r 現像ケース、
40 面板(位置決め部材、第1面板)、
40a 穴部(嵌合部)、
40b 溝部、
40b1 開口部、 40b2 突当部、
40d 平面部、 40e 差込穴部、 40f 固定部、
41 面板(第2位置決め部材、第2面板)、
41a 穴部(嵌合部)、 41b 位置決め穴部、
41c すり鉢状穴部、
45 制限部材、
46 板バネ部材(制限部材)、
46a 曲げ部、
46b 押圧部、
46b1 凸部、
50 カートリッジケース、
60 ネジ、
65 軸受、
H 現像ギャップ(対向距離)、
S1 仮想線。
Claims (14)
- 第1回転体と第2回転体との対向距離を定める位置決め部材であって、
前記第1回転体の被嵌合部が回転可能に嵌合する嵌合部と、
開口部から突当部まで所定方向に延びるように溝状に形成されて、前記第2回転体の軸部がスライド移動可能な溝部と、
を備え、
前記溝部において前記突当部に突き当たった状態の前記軸部に対して、前記所定方向の移動を制限する制限部材が、着脱可能に設置され、
前記制限部材は、前記軸部を押圧する押圧部を有して、前記軸部を前記被嵌合部の側に付勢する板バネ部材であって、
前記板バネ部材の前記押圧部が弾性変形可能に前記溝部に交差する方向に差込まれる差込穴部を備えたことを特徴とする位置決め部材。 - 第1回転体と第2回転体との対向距離を定める位置決め部材であって、
前記第1回転体の被嵌合部が回転可能に嵌合する嵌合部と、
開口部から突当部まで所定方向に延びるように溝状に形成されて、前記第2回転体の軸部がスライド移動可能な溝部と、
を備え、
前記溝部において前記突当部に突き当たった状態の前記軸部に対して、前記所定方向の移動を制限する制限部材が、着脱可能に設置され、
前記制限部材は、略L字状に形成されて、前記軸部を前記被嵌合部の側に付勢する板バネ部材であって、
前記板バネ部材の曲げ部を除く押圧部が弾性変形可能に差込まれて、前記溝部に交差して連通する差込穴部と、
前記溝部を通過した前記板バネ部材の前記押圧部の先端部が挿入され固定される固定部と、
前記板バネ部材の前記曲げ部が面接触可能に突き当てられる平面部と、
を備えたことを特徴とする位置決め部材。 - 前記溝部の前記突当部は、前記軸部の外径と略同径の円弧状の面部を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の位置決め部材。
- 前記溝部の前記突当部は、前記嵌合部における回転中心を中心として円弧状に形成された面部を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の位置決め部材。
- 前記溝部の前記突当部は、前記嵌合部の側に向かって互いの対向距離が漸減する2つの面部を具備したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の位置決め部材。
- 前記所定方向は、前記嵌合部の中心と前記突当部の中心とを通る仮想線が延びる方向であることを特徴とする請求項1~請求項5のいずれかに記載の位置決め部材。
- 前記突当部は、前記溝部において前記開口部から離れた前記所定方向の端部に形成され、
前記第1回転体の前記被嵌合部が前記嵌合部に嵌合して前記第2回転体の前記軸部が前記突当部に突き当たった状態において、前記第1回転体の表面と前記第2回転体の表面との間には所定量の隙間が形成されることを特徴とする請求項1~請求項6のいずれかに記載の位置決め部材。 - 前記板バネ部材は、曲げ部を有することを特徴とする請求項1~請求項7のいずれかに記載の位置決め部材。
- 前記板バネ部材は、前記突当部に位置する前記軸部に点接触可能な凸部を具備したことを特徴とする請求項1~請求項8のいずれかに記載の位置決め部材。
- 画像形成装置本体に対して着脱可能に設置されるプロセスカートリッジであって、
前記第1回転体としての像担持体と、
前記第2回転体としての現像剤担持体が回転可能に保持されて、当該プロセスカートリッジに対して着脱可能に設置された現像装置と、
を備え、
請求項1~請求項9のいずれかに記載の位置決め部材が、少なくとも回転軸方向の一端側に着脱可能に設置されたことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 請求項1~請求項9のいずれかに記載の位置決め部材が回転軸方向の一端側に設置され、
回転軸方向の他端側に、像担持体と現像剤担持体との対向距離を定める第2位置決め部材が着脱可能に設置され、
前記第2位置決め部材は、
前記像担持体の前記被嵌合部が回転可能に嵌合する嵌合部と、
前記現像剤担持体の前記軸部が、着脱可能な軸受を介して、嵌合する位置決め穴部と、
を具備したことを特徴とする請求項10に記載のプロセスカートリッジ。 - 前記第2位置決め部材は、前記位置決め穴部から回転軸方向一端側に向けて穴径が漸増するすり鉢状穴部を具備したことを特徴とする請求項11に記載のプロセスカートリッジ。
- 前記位置決め部材の前記制限部材を介して前記現像剤担持体の前記軸部に現像バイアスを印加することを特徴とする請求項10~請求項12のいずれかに記載のプロセスカートリッジ。
- 請求項1~請求項9のいずれかに記載の位置決め部材、又は、請求項10~請求項13のいずれかに記載のプロセスカートリッジ、が着脱可能に設置されたことを特徴とする画像形成装置。
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