JP7520652B2 - 熱伝導性に優れたアルミニウム合金ベア材およびブレージングシート - Google Patents
熱伝導性に優れたアルミニウム合金ベア材およびブレージングシート Download PDFInfo
- Publication number
- JP7520652B2 JP7520652B2 JP2020151356A JP2020151356A JP7520652B2 JP 7520652 B2 JP7520652 B2 JP 7520652B2 JP 2020151356 A JP2020151356 A JP 2020151356A JP 2020151356 A JP2020151356 A JP 2020151356A JP 7520652 B2 JP7520652 B2 JP 7520652B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brazing
- aluminum alloy
- core material
- compound particles
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
自動車用熱交換器に使用されるアルミニウム合金は、一般的に強度や耐食性のためAl-Mn系合金が使用されている。しかし、Al合金に添加されるMnはAlマトリクス中に固溶した際に電気伝導度を大きく低下させる。Alの熱伝導性と電気伝導度は比例しており、電気伝導度の低下は熱伝導性の低下につながる。そのため、電気伝導度の優れないMnを添加したAl合金を使用した自動車用熱交換器では放熱性能の向上に限界がある。
一方で、Mnを含まない1000系合金では高い電気伝導度を有するが、自動車用熱交換器の部材としては強度が低く、かつ耐食性に優れないため熱交換器に利用しにくい。このため、自動車用熱交換器の構造強度や耐食性を確保しつつ放熱性能を向上させるためには、Al-Mn系合金以外の、強度と耐食性を有し、かつ熱伝導性に優れるアルミニウム合金が求められる。
また、高強度かつ高熱伝導性を示すアルミニウム合金材として、Fe:2.0~3.0質量%、Si:0.5~1.5質量%、Ti:0.05質量%以下、残部がAlおよび不可避不純物の組成を有するアルミニウム合金材が知られている(特許文献2参照)。
(6)本形態に係る(4)のみを引用した(5)に記載のアルミニウム合金ブレージングシートにおいて、熱交換器ろう付相当熱処理を付与した後の前記心材と前記ろう材表面の孔食電位差が80mV以上であることが好ましい。
本発明に係るアルミニウム合金あるいはブレージングシートは、高い電気伝導度を有しつつ耐食性に優れるため、近年において更なる小型化、高放熱性能化要求がなされている自動車用熱交換器に用いて好適なアルミニウム合金ベア材およびブレージングシートとして適用することができる。
アルミニウム合金ベア材Mおよび心材1は、質量%で、Fe:0.2%以上0.6%未満、Si:0.8%以下、Cu:0.8%以下を含有し、Mn:0.2%以下、Zn:0.3%以下に規制し、残部がAlおよび不可避不純物からなるアルミニウム合金からなる。
ベア材Mは一例として図1に示すように圧延加工を施して板状に加工し、熱交換器用フィンとして使用することもでき、ベア材Mと両面クラッド材をカップ形状に加工し、交互に積み重ねてろう付される部材などとして利用することもできる。本形態のベア材Mの用途の一例は同一組成を心材1に用いた図2に示すブレージングシートAであるが、その他の用途としても良いのは勿論である。
Fe:0.2%以上0.6%未満
FeをAlに添加することでAl-Fe系、もしくはAl-Fe-Si系などの化合物粒子としてアルミニウム合金マトリクス内に析出させ粒子分散強化により材料強度を向上させる。また、Feはマトリクス中に微量に固溶するため、固溶強化により材料強度を向上させるためにAlに添加される。Feの含有量が下限値未満であると、Al-Fe系化合物粒子、もしくはAl-Fe-Si系の化合物粒子が目的とする分散状態(単位面積あたりの必要個数)とならず、強度が得られない。Feの含有量が上限値を超えると、Al-Fe系化合物粒子、もしくはAl-Fe-Si系の化合物粒子の分布数が増大し、かつ粗大な化合物が生成され易くなるため、自己耐食性が低下する。
Si:0.8%以下
SiはAlに固溶するか、もしくは、Al-Fe-Si系などの化合物粒子としてアルミニウム合金マトリクス内に析出することでAlの材料強度を向上させる。Siの含有量が上限越えであるとSiの固溶量が高まり、ろう付後の電気伝導度が低下する。また、Siの含有量が上限越えであると、アルミニウム合金の融点を低下させるので、ろう付時にベア材Mもしくは心材1が溶融し熱交換器の形状を維持することができなくなることがあるため好ましくない。
CuはAlに固溶してAlの材料強度を向上させるために添加される。Cuの含有量が上限超えであるとCuの固溶度が高まり、ろう付後の電気伝導度が低下する。Cuの含有量が上限超えの場合、腐食時にベア材あるいは心材表面に多量にCuが析出し、自己耐食性を低下させる。また、ブレージングシートとして心材からろう材へのCuの拡散が顕著となることでろう材の電位が上昇し、心材とろう材の電位差が小さくなることで、ろう材による犠牲防食効果が低下するおそれがある。
Mn:0.2%以下
アルミニウム合金を製造する上でMnを全く含有させないとは難しく、微量にMnを含有した場合でも、Alに固溶すると電気伝導度を大きく低下させる。Mn含有量が0.2%以下であればAlに固溶するMn量を最低限とし、電気伝導度の低下を抑制することができる。Mn含有量について好ましくは0.1%以下である。
Zn:0.3%以下
Znは耐食性の確保に寄与する元素であり、Zn含有量が0.3%を超えると自己耐食性が低下する。Zn含有量について、より好ましくは0.2%以下である。
以下にろう材2に含まれている成分元素の組成限定理由について説明する。
Si:3.0~12.0%
Siはろう付時に溶融ろうを形成し、ろう付接合部のフィレットを形成するために添加される。
Siの含有量が下限未満であると、溶融ろうが不足し、ろう付接合性が低下する。Siの含有量が上限越えであると、ろう付時に生成する溶融ろうが過多となり、心材1もしくはろう付対象部材を激しく溶融するため熱交換器の形状を維持することができずに、性能低下や外見を損なうこととなる。
なお、質量%の範囲あるいは数値範囲について「~」を用いて表記する場合、特に指定しない限り、下限と上限を含む表記とする。よって、一例として3.0~12.0%は、3.0質量%以上12.0質量%以下の含有量であることを意味する。
Znはろう材による心材の犠牲防食効果を得るためにろう材に添加される。4.0%を超えるZnを添加するとろう材の腐食速度が増加し、ろう材が早期に腐食するため、心材を防食することができず耐食性が低下する。
0.5~2.0μm(0.5μm以上2.0μm以下)
化合物粒子の粒子サイズ(円相当径)が0.5μm未満であると、ろう付時にマトリクスへの化合物の再固溶がなされ、ろう付後の材料の電気伝導度が低下してしまう。粒子サイズが2.0μmを超える化合物粒子が多く分布していると、効果的な粒子分散強化が得られず、材料強度が低下するため、熱交換器としての構造強度が保てない。また2.0μmを超える化合物粒子が多く分布していると、化合物により腐食保護効果のある表面酸化皮膜の連続性が欠け、かつ化合物とAl母相の電位差が大きいため、化合物を起点として腐食が進み自己耐食性が低下する。
1.7×103~22.0×103個/mm2(1.7×103個/mm2以上22.0×103個/mm2以下)
化合物粒子数が1.7×103個未満であると、材料への元素の添加量が多い場合、添加した元素がほぼ母相に固溶している状態となるため、電気伝導度が大きく低下する。逆に、元素の添加量が少ない場合は、固溶度も低いため、固溶強化および粒子分散強化が効果的に得られず材料強度が低くなり、熱交換器としての構造強度が保てない。
化合物粒子個数が22.0×103個を超える場合、表面に暴露している化合物が増し、酸化皮膜の連続性が欠けている箇所が増加するため自己耐食性が低下する。また化合物が増大することで表面でのカソード反応も助長されるため、自己耐食性が低下する。
例えば、半連続鋳造法により、ベア材用アルミニウム合金および心材用アルミニウム合金、ろう材用アルミニウム合金を鋳造する。
ベア材用アルミニウム合金および心材用として、質量%で、Fe:0.2%以上0.6%未満、Si:0.8%以下、Cu:0.8%以下を含有し、Mn:0.2%以下、Zn:0.3%以下に規制し、残部がAlと不可避不純物からなる組成のアルミニウム合金を適用し、このアルミニウム合金でベア材および心材を製造できる。
ろう材用のアルミニウム合金として、質量%で、Si:3.0~12.0%を含有し、さらに必要に応じてZn:0.1~4.0%を含有することができ、残部がAlと不可避不純物からなる組成でアルミニウム合金を製造できる。
得られたベア材用アルミニウム合金および心材用アルミニウム合金は400℃~600℃、処理時間3~12時間の範囲で選択し、均質化処理を行うことができる。ここで、適正な温度および時間を選択することで、所望する特性として、高い電気伝導度およびマトリクス中の化合物の最適な分散状態を得ることができる。
ブレージングシートとして使用する場合は、心材の片面もしくは両面に、ろう材:心材=5~15%:85~95%のクラッド率で組み合わせて作製することができる。両面の場合は皮材:心材:皮材=5~15%:70~90%:5~15%のクラッド率にて組み合わせて製造することができる。
ろう材を準備する場合に、特に制限はなく、一般的なブレージングシートを製造する場合にろう材を作製する条件に基づき作製することができる。均質化処理後に面削を行い、熱間圧延により所望の板厚まで圧延し、所定の長さに切り出して心材と貼り合わせる。
ベア材用アルミニウム合金および、心材と皮材を組み合わせた材料を、熱間圧延機を用いて熱間圧延(もしくはクラッド圧延)を行い、アルミニウム合金ベア材もしくはブレージングシートを製造することができる。
熱間圧延の後、所定の厚さまで冷間圧延を実施できる。この際、圧延続行のために冷間圧延途中に焼鈍を実施してもよい。ベア材およびブレージングシートとしての最終材の板厚は、限定されるものではないが、熱間圧延で仕上げた板厚および圧延続行のための焼鈍を実施した板厚から、最終板厚までかかる圧下の割合は20~99%となることが好ましい。また、調質をOとするため、冷間圧延後に焼鈍を実施しても良い。焼鈍は、例えばバッチ焼鈍炉を用いて200℃~500℃で1~10時間の熱処理を施してもよい。
例えば、種々の熱交換器のフィンやチューブあるいはカップ状成形体などのろう付対象部材と積層する形式で熱交換器の組立に利用され、フィンやチューブ、あるいは、カップ状成形体を組み付け後、全体をろう付温度に加熱し、アルミニウム合金ブレージングシートAのろう材2を溶融させた後、常温に冷却することでろう付が完了する。あるいは、熱交換器のフィンやチューブなどの構成部材をブレージングシートで直接形成し、ろう付に用いることができる。
ろう付対象部材は、図1に示すアルミニウム合金ベア材Mであっても良い。
図4に示すブレージングシートBとろう付対象部材3を上述のろう付条件にてろう付することでろう付が完了する。
前記アルミニウム合金ベア材MおよびブレージングシートA、Bは高い電気伝導度を有し、かつ熱交換器の構造を維持できる強度を有し、優れた耐食性も有するため、近年において更なる小型化、高放熱性能化要求がなされている自動車用熱交換器に用いて好適なブレージングシートとして提供することができる。
先に説明したアルミニウム合金ベア材MおよびブレージングシートA、Bは、高い電気伝導度を有し、かつ、高耐食性を有するため、近年において更なる小型化、高放熱性能化要求がなされている自動車用熱交換器に用いることができ、小型化、高放熱性能化が進められている自動車用熱交換器を提供することができる。
表3に記載した合金No.A1~A23のいずれのアルミニウム合金ベア材と同一組成からなり、表1、表2に示す温度と時間で均質化処理を施した心材と、表3に示す組成のろう材からなる試料No.B1~B23のブレージングシートを作製した。ろう材はいずれも心材に対しクラッド率10%となるように熱間圧延後、冷間圧延にて厚さ1mmまで圧延した後、350℃×5hの焼鈍を実施したブレージングシートとしている。
ろう付された熱交換器で使用されている上記アルミニウム合金ベア材およびブレージングシートを直接評価することは難しいため、アルミニウム合金ベア材およびブレージングシート単体を用いて、バッチ炉にてろう付相当熱処理を施したものを評価した。ろう付相当熱処理の条件はこの実施例条件に限るものではないが、室温から600℃まで加熱した後、600℃にて5分保持し60~100℃/minにて300℃まで冷却した。300℃到達後はファンなどを用いて速やかに室温まで冷却した。得られたアルミニウム合金ベア材およびブレージングシートを試料として以下に説明する評価に供した。
<電気伝導度>
4端子法にて測定した。20~25℃の室温環境にて試料に対し500mAの電流を流し、電圧値から抵抗を算出し、その後、電気伝導度を算出した。
<化合物粒子分布状態>
製造したアルミニウム合金ベア材とブレージングシートの心材、および、ろう付相当熱処理を実施したアルミニウム合金ベア材とブレージングシートの心材について、圧延方向に平行な断面を観察した。観察はイオンミリング法に基づくCP加工を施した断面を電界放出型走査型電子顕微鏡(FE-SEM)にて行った。観察した画像を基に画像解析によって化合物粒子の円相当径と分布密度を算出した。
高純度N2ガスにて十分に脱気した2.67%AlCl3水溶液と電気化学測定用セルを使用し、作用対極にPtを用い、ルギン管(Luggin Capillary)と照合電極Ag/AgClをバイパスさせた。測定中の液温は40℃に保持した。
ろう付相当熱処理を付与した試料のろう材表面および心材の測定面積10mm2を暴露、それ以外を絶縁塗料にてマスキングし、測定部の前処理として、50℃の5%NaOHに30s浸漬後水洗し室温の30%HNO3に1min浸漬し水洗した。
自然電位にて5min程度保持した後、速度を0.5mV/sとして自然電位より掃引した。分極曲線より、一定掃引後に見られる屈曲点(電流が急激に流れなくなる領域(不働態化域)から、電流が急激に流れる領域)を孔食電位とした。また、Znを多く含有する試料では屈曲点が出現しないため、0.1mA/cm2の電位を孔食電位とした。
ろう付後のアルミニウム合金ベア材について、自己耐食性をビーカー浸漬試験にて評価した。腐食液の成分は195ppmCl-、60ppmSO4 2-、1ppmCu2+、30ppmFe3+を含むOY水を使用した。試験サイクルは88℃を8時間保持した後、室温にて16時間保持した。88℃に加熱している際はマグネチックスターラーを用いて腐食液を撹拌した。また比液量は33ml/cm2となるようサンプルサイズを加工した。
4週間浸漬した後の試料について腐食生成物を除去した後、暴露面積当たりの質量減量を腐食減量(mg/cm2)として算出した。腐食減量が2.00mg/cm2未満のものを優良(◎)とし、2.00mg/cm2以上4.00mg/cm2未満のものを良(○)、4.00mg/cm2以上6.00mg/cm2未満のものを可(△)、それ以上の腐食減量のものを不可(×)とした。
不可は材料の腐食が激しく熱交換器としての性能が低下するものを指し、可は材料に腐食は見られるが熱交換器の性能を低下させない程度である。良は材料のほとんどが腐食しておらず外観を損なわない程度の耐食性であり、優良はそれ以上の耐食性を指す。
表3に、各試験の評価に用いたNo.B1~B23のブレージングシートを示し、ろう材組成、ろう付前後の電気伝導度測定結果、ろう付前後の心材の化合物粒子個数測定結果、ろう付後心材電位、ろう付後ろう材電位の測定結果を示し、ろう付後電位差を示す。
なお、表1の各欄において「-」と表記したのは該当する成分を含んでいない(測定限界値未満)ことを示している。
合金No.A1~A18のアルミニウム合金ベア材は、ろう付前の化合物粒子個数が1.7×103~22.0×103個/mm2の範囲(5.6×103~16.2×103個/mm2)を示し、ろう付後の化合物粒子個数が1.7×103~22.0×103個/mm2の範囲(5.3×103~19.7×103個/mm2)を示した。
比較例を示す合金No.A23の試料は、MnとZnの含有量を好ましい範囲より多くした試料であるが、Mn添加により化合物数は多いが、Mn固溶度が高まりろう付前後の電気伝導度が低い試料となった。
比較例のNo.A24の試料は、均質化焼鈍温度を380℃に設定して望ましい範囲より低くした試料、No.25の試料は望ましい範囲より均質化焼鈍時間を短くした試料、No.A26の試料は、均質化焼鈍温度を620℃に設定して望ましい範囲より高くした試料であるが、いずれも化合物の析出数が少なくなった。
No. B1~A18のブレージングシートは、ろう付前の心材の化合物粒子の個数が1.7×103~22.0×103個/mm2の範囲(5.6×103~16.2×103個/mm2)を示し、ろう付後の心材の化合物粒子個数が1.7×103~22.0×103個/mm2の範囲(5.3×103~19.7×103個/mm2)を示した。
No.B22のブレージングシートは、Cuの含有量を好ましい範囲より多くした試料であるが、ろう付後の電気伝導度が低くなり、ろう材と心材の電位差も低くなった。
No.B23のブレージングシートは、MnとZnの含有量を好ましい範囲より多くした試料であるが、Mn添加により心材の化合物数は多くなるが、ろう付前後の電気伝導度が低い試料となった。
電位差が80mV以上となると、ろう材による心材の犠牲防食能(耐食性)が向上する。電位差が80mV未満となると犠牲防食が有効に働かず、心材の腐食量が増大する。電位差80mV以上で耐食性が向上することは、以下に説明する腐食試験によって確認した。
試験サイクルは88℃を8時間保持した後、室温にて16時間保持した。88℃に加熱している際はマグネチックスターラーを用いて腐食液を撹拌した。また、比液量は16.7ml/cm2となるようサンプルサイズを加工した。電位差が80mV以上取れているものは、OY水4週間試験後、心材に深さ0.1mm以下の孔食が0.1個/mm2未満の数であり、耐食性が良好であった。
電位差が80mV未満となるのは、(1)心材に添加したCu量の増加により、ろう付中にろう材へCuが濃縮することで心材とろう材の電位差が小さくなる、(2)ろう材のZn量低下に伴う電位差の減少が要因となる。
これらの試料のように電位差が80mV以上取れていないものは、実施例B1~B18の試料より孔食数が増加、もしくは孔食深さが深くなり、耐食性が低下した。
Claims (6)
- 質量% で、Fe:0.2% 以上0.6%未満、Si:0.8% 以下、Cu:0.8%以下を含有し、Mn:0.2%以下、Zn:0.3%に規制し、残部がAlと不可避不純物からなり、電気伝導度55%IACS以上を有し、かつ、マトリクス中に分布している円相当径で0.5~2.0μmのAl-Fe系化合物粒子もしくはAl-Fe-Si系化合物粒子の個数が1.7×103~22.0×103個/mm2であることを特徴とする熱交換器用アルミニウム合金ベア材。
- 熱交換器ろう付相当熱処理を付与した後において、電気伝導度43%IACS以上を有し、かつ、マトリクス中に分布している円相当径で0.5~2.0μmのAl-Fe系化合物粒子もしくはAl-Fe-Si系化合物粒子の個数が1.7×103~22.0×103個/mm2であることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用アルミニウム合金ベア材。
- 請求項1または請求項2に記載の熱交換器用アルミニウム合金ベア材と同一組成を有する合金を心材とし、その一方の面もしくは両方の面に、ろう材として質量% でSi:3.0~12.0%を含有し、残部がAlと不可避不純物からなるアルミニウム合金層が貼り合わされ、
電気伝導度50%IACS以上を有し、かつ、前記心材のマトリクス中に分布している円相当径で0.5~2.0μmのAl-Fe系化合物粒子もしくはAl-Fe-Si系化合物粒子の個数が1.7×10 3 ~22.0×10 3 個/mm 2 であることを特徴とする熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート。 - 請求項1または請求項2に記載の熱交換器用アルミニウム合金ベア材と同一組成を有する合金を心材とし、その一方の面もしくは両方の面に、ろう材として質量%でSi:3.0~12.0%、Zn:0.1~4.0%を含有し、残部がAlと不可避不純物からなるアルミニウム合金層が貼り合わされ、
電気伝導度50%IACS以上を有し、かつ、心材のマトリクス中に分布している円相当径で0.5~2.0μmのAl-Fe系化合物粒子もしくはAl-Fe-Si系化合物粒子の個数が1.7×10 3 ~22.0×10 3 個/mm 2 であることを特徴とする熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート。 - 熱交換器ろう付相当熱処理を付与した後において、電気伝導度43%IACS以上を有し、かつ、心材のマトリクス中に分布している円相当径で0.5~2.0μmのAl-Fe系化合物粒子もしくはAl-Fe-Si系化合物粒子の個数が1.7×103~22.0×103個/mm2であることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート。
- 熱交換器ろう付相当熱処理を付与した後の前記心材と前記ろう材表面の孔食電位差が80mV以上であることを特徴とする請求項4のみを引用した請求項5に記載の熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020151356A JP7520652B2 (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | 熱伝導性に優れたアルミニウム合金ベア材およびブレージングシート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2020151356A JP7520652B2 (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | 熱伝導性に優れたアルミニウム合金ベア材およびブレージングシート |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2022045654A JP2022045654A (ja) | 2022-03-22 |
| JP7520652B2 true JP7520652B2 (ja) | 2024-07-23 |
Family
ID=80774585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2020151356A Active JP7520652B2 (ja) | 2020-09-09 | 2020-09-09 | 熱伝導性に優れたアルミニウム合金ベア材およびブレージングシート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP7520652B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011036915A (ja) | 2009-07-14 | 2011-02-24 | Kobe Steel Ltd | アルミニウム合金製ブレージングシート |
| JP2016216791A (ja) | 2015-05-25 | 2016-12-22 | 三菱アルミニウム株式会社 | アルミニウム合金クラッド材 |
| JP2020100882A (ja) | 2018-12-25 | 2020-07-02 | 三菱アルミニウム株式会社 | 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材及び熱交換器 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0230395A (ja) * | 1988-07-21 | 1990-01-31 | Furukawa Alum Co Ltd | ろう付用アルミニウム合金フィン材 |
| JPH05125472A (ja) * | 1991-11-06 | 1993-05-21 | Furukawa Alum Co Ltd | アルミニウムクラツドフイン材 |
| JP3599126B2 (ja) * | 1995-03-24 | 2004-12-08 | 三菱アルミニウム株式会社 | ブレージングシート及び熱交換器に用いられる管 |
-
2020
- 2020-09-09 JP JP2020151356A patent/JP7520652B2/ja active Active
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011036915A (ja) | 2009-07-14 | 2011-02-24 | Kobe Steel Ltd | アルミニウム合金製ブレージングシート |
| JP2016216791A (ja) | 2015-05-25 | 2016-12-22 | 三菱アルミニウム株式会社 | アルミニウム合金クラッド材 |
| JP2020100882A (ja) | 2018-12-25 | 2020-07-02 | 三菱アルミニウム株式会社 | 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材及び熱交換器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2022045654A (ja) | 2022-03-22 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN105339514B (zh) | 铝合金钎焊片及其制造方法 | |
| JP5913853B2 (ja) | アルミニウム合金ブレージングシートおよびその製造方法 | |
| JP2004084060A (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金フィン材および該フィン材を組付けてなる熱交換器 | |
| WO2017141921A1 (ja) | アルミニウム合金ブレージングシート及びその製造方法、ならびに、当該ブレージングシートを用いた自動車用熱交換器の製造方法 | |
| JP4916334B2 (ja) | 強度とろう付け性に優れた熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 | |
| JP4916333B2 (ja) | 強度とろう付け性に優れた熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 | |
| CN108884521A (zh) | 热交换器用铝合金材料及其制造方法、以及热交换器用铝合金包覆材料及其制造方法 | |
| JP4702797B2 (ja) | 犠牲陽極材面のろう付けによる面接合性に優れたアルミニウム合金クラッド材の製造方法 | |
| JP5279277B2 (ja) | 熱交換器のチューブ材用ブレージングシート並びに熱交換器及びその製造方法 | |
| JP4623729B2 (ja) | 犠牲陽極材面のろう付けによる面接合性に優れたアルミニウム合金クラッド材および熱交換器 | |
| JP4220411B2 (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 | |
| JP7530251B2 (ja) | 熱伝導性と強度に優れたアルミニウム合金ベア材およびブレージングシート | |
| JP4993440B2 (ja) | ろう付け性に優れた熱交換器用高強度アルミニウム合金クラッド材 | |
| JP2011068933A (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 | |
| JP2004017116A (ja) | ろう付造管チューブ用アルミニウム合金ブレージングシートおよびその製造方法 | |
| JP2010270386A (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金フィン材 | |
| JP7244271B2 (ja) | 熱交換器用アルミニウム合金クラッド材及び熱交換器 | |
| JP7555766B2 (ja) | 熱伝導性と耐エロージョン性に優れたアルミニウム合金ベア材およびアルミニウム合金ブレージングシート | |
| JP7596100B2 (ja) | 熱伝導性に優れたアルミニウム合金ベア材およびブレージングシート | |
| JP4993439B2 (ja) | ろう付け性に優れた熱交換器用高強度アルミニウム合金クラッド材 | |
| JP4263160B2 (ja) | アルミニウム合金クラッド材並びにそれを用いた熱交換器用チューブ及び熱交換器 | |
| JP5498214B2 (ja) | ろう付け性に優れた高強度熱交換器用アルミニウム合金クラッド材 | |
| JP6738667B2 (ja) | 大気環境における耐食性に優れるアルミニウム合金製熱交換器及びアルミニウム合金製熱交換器の製造方法 | |
| JP7555765B2 (ja) | 熱伝導性と強度に優れたアルミニウム合金ベア材およびブレージングシート | |
| JP7737850B2 (ja) | ブレージングシート及びその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20220630 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230511 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20240416 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20240418 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240613 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240625 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240710 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7520652 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |


