JP7564005B2 - 建物内天井搬送システム、及び建物内天井搬送レールの施工方法 - Google Patents
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Description
すなわち、従来の天井搬送レールは、天井パネルに設置したり、天井パネルの下地材等天井フレームの躯体天面に対して天井搬送レール専用の吊り元を別に設置している。そのため、天井搬送設備を設置する施工は、天井パネルや専用の吊り元の施工が完了した後で開始することとなり、工期が長くなるという問題があった。例えば、上述したように半導体工場におけるクリーンルームに採用される場合には、半導体装置の稼働時期が天井搬送設備の完成よりも早くなるケースがある。つまり、天井搬送設備が完成するまでの間は、作業員が台車等で搬送を行う対応となり生産効率が低下することから、その点で改善の余地があった。
さらに、大幅なレイアウト変更となる場合には、レースウェイそのものから取り外して対応する必要があり、調整作業を含め、より大規模な工事が必要になるという問題があった。
また、本発明の別の目的は、天井搬送レールの軌道修正や精度の高い位置調整を効率よく簡単な作業により行うことができる建物内天井搬送システム、及び建物内天井搬送レールの施工方法を提供することである。
さらにまた、本発明の別の目的は、装置レイアウトの変更を容易に行うことができる建物内天井搬送システム、及び建物内天井搬送レールの施工方法を提供することである。
また、上述したように、天井懐のデッドスペースにサイドバーと天井搬送レールを配置して天井搬送レールを複層化する場合には、従来のように上段の天井搬送レールの位置まで天井パネルを上げて天井パネルを設置する必要がなくなるため、階高の増大を抑えることができる。
また、本発明によれば、天井搬送レールの軌道修正や精度の高い位置調整を効率よく簡単な作業により行うことができる。
さらに、本発明によれば、装置レイアウトの変更を容易に行うことができる。
本実施形態による建物内天井搬送システム1は、図1に示すように、クリーンルーム等の半導体工場(建物)の天井に採用され、建物の天井に物品(ここでは、ウェハー)が収容された収容部2Aを搬送するための天井搬送レール2を備えた自動搬送設備である。
また、躯体天面とは、躯体の天井、天井空間、天井空間に設けられた下地材等を含めた領域をいう。
本実施形態の天井パネル12は、天井搬送レール2が配置される領域において、天井面が高くなるように凹状部12Aが形成されている。ここで、凹状部12Aは、天面部121と、互いに対向する内側面部122と、を有している。
両側壁22の外面上部には、第2方向の外側に張り出した凸部23が天井搬送レール2の長さ方向に所定間隔をあけて設けられている。複数の凸部23は、天井搬送レール2において同じ高さに配置されている。そして、凸部23の上面23aには、後述する上下昇降部材43の下端が固定される。天井搬送レール2は、上述したようにユニットフレーム4とともにユニット化されて一体的に設けられている。
第2方向Yに延びるサイドバー3は、1つの天井搬送レール2(ユニットフレーム4)に対して複数本が第1方向Xに間隔をあけて設けられている。
先ず、図1に示すように、建物の躯体天面に吊り下げられた下地フレーム11によって支持された天井パネル12を備えた吊り天井10を設ける。そして、本実施形態では、下地フレーム11の設置が完了したタイミングで、下地フレーム11にサイドバー3を設ける作業を開始する。
そして、一体化された搬送レールユニット40は、複数の運搬用台車5に搭載し、床上を走行させて搬送レールユニット40を設置する位置のサイドバー3の下方まで搬送される。
なお、搬送レールユニット40を運搬用台車5に取り付けた状態のまま、サイドバー3上に配置する施工であってもよい。
これによって、天井搬送レール2の設置が完了となる。なお、天井搬送レール2は、所定の長さに設定されたものであるので、第1方向Xを適宜な方向に向けて連結されることにより施工される。
本実施形態では、図4に示すように、天井搬送レール2をユニット化したユニットフレーム4を吊り下げた状態で支持するサイドバー3が吊り天井10の下地フレーム11に支持されることから、下地フレーム11の施工が完成した段階で、その下地フレーム11に対してサイドバー3の取り付け作業を行って、ユニットフレーム4とともに天井搬送レール2を施工することができる。
そのため、天井搬送レール専用の吊り元が不要となり、専用の吊り元や天井パネルの施工に関わらずに天井搬送レール2を設置することができる。すなわち、専用の吊り元や天井パネルの完成前に天井搬送レール2を施工することができ、工期を短縮できる。
また、サイドバー3に対するユニットフレーム4の移動範囲を超えた大幅なレイアウト変更を行う場合であっても、天井搬送レール2の施工を前倒しすることによって装置レイアウトの変更にかかる工事期間をより長く確保することができる。このように本実施形態では、装置レイアウト変更に対する高い追従性をもたせることができる。
また、本実施形態では、天井搬送レール2の軌道修正や精度の高い位置調整を効率よく簡単な作業により行うことができる。
さらに、本実施形態では、装置レイアウトの変更を容易に行うことができる。
図6に示すように、第2実施形態における建物内天井搬送システム1Aは、搬送レールユニット40を上下に2層化に配置した構成となっている。なお、上述した第1実施形態は、天井パネル12より上方となる位置(凹状部12A)に1層の天井搬送レール2を設置した一例である。
なお、排気口72の取り付け位置は、本実施形態では天井搬送レール2の上部としているが、この位置に限定されることはなく、例えば凹状部12Aの側面に配置することも可能である。
2 天井搬送レール
2A 収容部
2a 下端
3 サイドバー
3a 被摺動面
4 ユニットフレーム
5 運搬用台車
10 吊り天井
11 下地フレーム
12 天井パネル
12a 下面
12A 凹状部
13 吊り部材
23 凸部
40 搬送レールユニット
X 第1方向
Y 第2方向
Z 上下方向
Claims (8)
- 建物の躯体天面に物品を搬送するための天井搬送レールを備えた建物内天井搬送システムであって、
前記躯体天面に支持され前記天井搬送レールの延在方向である第1方向に直交する第2方向に延び前記第1方向に間隔をあけて設けられる複数のサイドバーと、
前記天井搬送レールを上方から連結した状態でユニット化して前記第1方向に延びるユニットフレームと、
を備え、
前記ユニットフレームは、前記複数のサイドバーに対して前記第1方向、前記第2方向、及び上下方向に移動可能に設けられ、位置調整された所定位置で前記サイドバーに対して吊り下げられた状態で支持されていることを特徴とする建物内天井搬送システム。 - 前記躯体天面には、吊り下げられた下地フレームによって支持された天井パネルを備えた吊り天井が設けられ、
前記サイドバーは、前記下地フレームに支持されていることを特徴とする請求項1に記載の建物内天井搬送システム。 - 前記サイドバーには、前記躯体天面に対する上下方向の高さを調整する高さ調整部材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物内天井搬送システム。
- 前記ユニットフレームは、水平面内で枠状に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の建物内天井搬送システム。
- 前記サイドバーは、上下方向に複数段に設けられ、
下段側のサイドバーは、直上の上段側のサイドバー、又は前記躯体天面からガイド吊り材によって吊り下げられ、
前記下段側のサイドバーには、前記天井搬送レールが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の建物内天井搬送システム。 - 建物の躯体天面に物品を搬送するための天井搬送レールを設置する建物内天井搬送レールの施工方法であって、
前記躯体天面に支持され前記天井搬送レールの延在方向である第1方向に直交する第2方向に延び前記第1方向に間隔をあけて複数のサイドバーを設ける工程と、
前記天井搬送レールに対して前記第1方向に延びるユニットフレームによって上方から連結した状態でユニット化した搬送レールユニットを設ける工程と、
前記天井搬送レールを備えた前記ユニットフレームを、前記複数のサイドバーに対して前記第1方向、前記第2方向、及び上下方向に移動させることで位置調整し、所定位置で前記サイドバーに対して吊り下げられた状態で支持する工程と、
を有することを特徴とする建物内天井搬送レールの施工方法。 - 前記建物の躯体天面に下地フレームを吊り下げ、前記下地フレームに支持された天井パネルを備えて吊り天井を設ける工程を有し、
前記下地フレームに前記複数のサイドバーを設けるようにしたことを特徴とする請求項6に記載の建物内天井搬送レールの施工方法。 - 前記搬送レールユニットを搭載可能で、床上を走行可能な運搬用台車が設けられ、
前記運搬用台車によって前記搬送レールユニットが設置位置の前記サイドバーの下方に搬送されることを特徴とする請求項6又は7に記載の建物内天井搬送レールの施工方法。
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