JP2017197350A - 天井クレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】吊り具の高さ方向の移動を行う際に、ワイヤの揺れや振れの発生を抑え、吊り対象物の搬送効率を図ることができる天井クレーンを提供する。【解決手段】天井クレーン1は、所定の間隔をおいて互いに平行に並設された一対のガイドレール11、ガイドレール11の上でガイドレール11と交差する方向に架設され、当該ガイドレール11の上を走行するガーダ12、ガーダ12の上でガイドレール11と直交する方向に走行可能に設けられ、吊り具132が連結されたトロリ13、ガイドレール11を下方から支持し、ガイドレール11を昇降する昇降部14、および、昇降部14の高さを制御する制御部17を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、天井クレーンに関する。
屋内で使用されるクレーンとして、例えば、特許文献1には、一対のレールに架設され、レールの上を走行するガーダと、ガーダの上でレールと対向する方向に移動するトロリとを備えた天井クレーンが開示されている。
トロリには、ワイヤによって吊り下げられたフック等の吊り具が連結され、吊り具は、ガーダの走行動作およびトロリの横行動作によって吊り対象物の上方の位置に移動された後、ワイヤの巻き下げによって下方に移動されて吊り対象物に取り付けられる。吊り対象物が取り付けられた後は、吊り具は、ワイヤの巻き上げによって上方に移動され、ガーダの走行動作およびトロリの横行動作によって所定の場所に搬送される。
しかし、吊り具の高さ方向の移動を行う際に、ワイヤの巻き動作を速くするとワイヤに揺れや振れが発生しやすくなり、吊り対象物の安全な取り付けと搬送を短時間に行うのが困難になる。一方、ワイヤの揺れや振れの発生を抑えるためにワイヤの巻き動作を遅くすると吊り対象物の搬送効率が悪くなる。
特開平6−263382号公報
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、吊り具の高さ方向の移動を行う際に、ワイヤの揺れや振れの発生を抑え、吊り対象物の搬送効率を図ることができる天井クレーンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る天井クレーンは、
所定の間隔をおいて互いに平行に並設された一対のガイドレールと、
前記ガイドレールの上で前記ガイドレールと直交する方向に架設され、当該ガイドレールの上を走行するガーダと、
前記ガーダの上で前記ガイドレールと直交する方向に走行可能に設けられ、鉛直方向に吊り下げられた吊り具が取り付けられたトロリと、
前記ガイドレールを下方から支持し、前記ガイドレールを昇降する昇降部と、
前記昇降部の高さを制御する制御部と、を備える。
本発明の一実施形態に係る天井クレーンを模式的に示した図である。 図1に示した天井クレーンを上方から見た図である。 (a)はガイドレールに沿って昇降部が複数配置された天井クレーンを側方から見た図である。(b)は(a)に示した昇降部の高さを制御した後の天井クレーンを示した図である。 (a)は嵌合部が被嵌合部に嵌合される前の状態を模式的に示した図である。(b)は嵌合部が被嵌合部に嵌合された状態を模式的に示した図である。 嵌合部が被嵌合部に嵌合された状態を模式的に示した斜視図である。 吊り具を下方に移動した状態を模式的に示した図である。 吊り具を上方に移動した状態を模式的に示した図である。 ガーダを自重で走行させる例を示した図である。 トロリを自重で走行させる例を示した図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る天井クレーンを説明する。
図1に示すように、天井クレーン1は、吊り対象物として、例えば、ロール状の薄型鋼板(コイルC)を吊り上げて所定の場所に搬送するものである。天井クレーン1は、一対のガイドレール11と、ガーダ12と、トロリ13と、昇降部14と、係合部材15と、被係合部材16と、制御部17とを備える。
一対のガイドレール11は、壁面に沿って設けられた桁部Bの上に敷設され、図2に示すように、所定の間隔をおいて互いに平行に並設されている。
ガーダ12は、ガイドレール11の上でガイドレール11と直交する方向に架設され、ガイドレール11の上を走行する。
トロリ13は、ガーダ12の上でガイドレール11と直交する方向に走行可能に設けられている。トロリ13は、ウインチ131、吊り具132、測定部133を備える。
ウインチ131は、トロリ13から吊り下げられたワイヤの巻き上げまたは巻き下げを行う。吊り具132は、ワイヤによって鉛直方向に吊り下げられ、ウインチ131に連結されている。吊り具132は、図1に示したように、一対の引っ掛け部材から構成され、引っ掛け部材の幅を調整することによりコイルCを取り付ける。
測定部133は、例えば、光学式センサや超音波センサ等から構成される。測定部133は、コイルCまでの距離を測定する。
昇降部14は、例えば、油圧シリンダや電動シリンダ等から構成され、高さ方向に伸縮する。昇降部14は、ガイドレール11に沿って所定の間隔をおいて複数並設されている。昇降部14は、ガイドレール11の下に配置され、ガイドレール11を下方から支持する。昇降部14の高さは、制御部17から供給された制御信号に基づいて制御され、図3(a)および(b)に示すように、ガイドレール11を高さ方向に移動する。
係合部材15は、ガイドレール11に沿って所定の間隔をおいて複数並設されている。係合部材15は、昇降部14が配置されていない位置に設けられる。係合部材15は、図4(a)に示すように、嵌合部151と、駆動部152とを備える。
嵌合部151は、被係合部材16に向けて突出するように移動する嵌合部材である。嵌合部151は、例えば、駆動部152によってガイドレール11と直交する方向に移動可能に支持されている。駆動部152は、例えば、油圧シリンダや電動シリンダ等から構成され、ガイドレール11と直交する方向に伸縮する。嵌合部151は、駆動部152の伸長によって被係合部材16に向けて突出するように移動し、駆動部152の縮長によって反対方向(係合部材15に収容されるように)に移動する。
被係合部材16は、ガイドレール11から離れた位置で、複数の係合部材15のそれぞれに対向する位置に設けられている。被係合部材16は、嵌合部151を嵌合する被嵌合部161を高さ方向に複数有する。図4(b)および図5に示すように、駆動部152の動作に従って、嵌合部151は、被嵌合部161に向けて移動し、被嵌合部161に嵌合される。嵌合部151が被嵌合部161に嵌合されることにより、昇降部14の高さの位置決めが補助されるとともに、昇降部14にかかる荷重がバランスよく分散され、昇降部14の故障や破損等を防ぐ。
制御部17は、天井クレーン1の各部(ガーダ12、トロリ13、昇降部14、係合部材15)を制御するコントローラである。制御部17は、ユーザの遠隔操作または予め記憶された制御プログラムの実行によって、天井クレーン1の各部を制御する。
以上のように構成された天井クレーン1の動作を説明する。
図1に示したように、制御部17は、昇降部14を所定の長さに伸長し、昇降部14によってガイドレール11を所定の高さで支持させる。また、制御部17は、嵌合部151を被嵌合部161に向けて(ガイドレール11と直交する方向)に移動し、被嵌合部161(例えば上から2段目)に嵌合させる。この状態で、制御部17は、予め記憶されたコイルCの位置情報に基づいてガーダ12およびトロリ13を制御し、ガーダ12の走行動作およびトロリ13の横行動作を行う。これにより、吊り具132はコイルCの上方に移動する。
コイルCの上方に吊り具132が移動すると、制御部17は、嵌合部151を被嵌合部161から外し、嵌合状態を解除する。また、制御部17は、測定部133によって測定されたコイルCまでの距離に基づいて昇降部14の高さを制御する。具体的には、制御部17は、測定部133によって測定されたコイルCまでの距離と、トロリ13から吊り下げられているワイヤの長さとの差分を算出し、当該差分に応じて昇降部14を縮長する。これにより、図6に示すように、吊り具132は、ガイドレール11とともに下方に移動する。なお、このとき、ウインチ131によるワイヤの巻き動作は行われないので、ワイヤの長さは変化せず、ワイヤの揺れや振れの発生を抑えることができる。
また、制御部17は、嵌合部151を被嵌合部161(例えば最下段)に嵌合させ、この状態で、吊り具132の引っ掛け部材の幅を調整することによりコイルCを取り付ける。
吊り具132にコイルCを取り付けた後は、制御部17は、嵌合部151を被嵌合部161から外し、昇降部14の高さを制御する。例えば、制御部17は、昇降部14を縮長する前(ガイドレール11を下方に移動する前)と同じ高さになるように、昇降部14を伸長する。これにより、図7に示すように、コイルCが取り付けられた吊り具132は、ガイドレール11とともに上方に移動する。なお、このとき、ウインチ131によるワイヤの巻き動作は行われないので、ワイヤの長さは変化せず、ワイヤの揺れや振れの発生を抑えることができる。
その後、制御部17は、嵌合部151を被嵌合部161(例えば上から2段目)に嵌合させ、この状態で、予め記憶された搬送先の位置情報に基づいてガーダ12およびトロリ13を制御し、ガーダ12の走行動作およびトロリ13の横行動作を行う。このようにして、コイルCが取り付けられた吊り具132は搬送先まで搬送され、搬送先においてコイルCの荷下ろし作業が行われる。
以上、本実施の形態に係る天井クレーン1によれば、吊り具132の高さ方向の移動を昇降部14の伸縮動作によって行うことができ、ウインチ131によるワイヤの巻き動作を省略できるため、ワイヤの揺れや振れの発生を抑えることができる。これにより、吊り具132の高さ方向の移動を効率的に行うことができ、結果的に、吊り対象物の搬送効率の向上および安全な自動搬送システムを実現することできる。
なお、ワイヤの巻き動作は、昇降部14の動作を補助するために必要に応じて行ってもよい。例えば、コイルC(吊り対象物)を吊り上げる際(地切りを行う際)には、昇降部14の伸長とともにワイヤの巻き上げを行ってもよい。
また、制御部17は、コイルC(吊り対象物)までの距離に基づいて昇降部14の高さを制御するので、吊り具132の高さ方向の移動を適切に行うことができる。
また、天井クレーン1は、複数の昇降部14をガイドレール11に沿って配置しているので、昇降部14にかかる荷重をバランスよく分散できる。さらに、天井クレーン1は、嵌合部151が被嵌合部161に嵌合されることにより、昇降部14の高さの位置決めが補助され、昇降部14にかかる荷重をバランスよく分散でき、昇降部14の故障や破損等を防ぐことができる。
なお、上記実施の形態で説明した係合部材15と被係合部材16とは、その配置関係を逆にしてもよい。つまり、被係合部材がガイドレール11に沿って所定の間隔をおいて並設され、係合部材がガイドレール11から離れた位置で、被係合部材と対向する位置に設けられてもよい。この場合、係合部材は、ガイドレール11に設けられた被係合部材に向けて移動する嵌合部を高さ方向に複数有する。一方、被係合部材は、嵌合部を嵌合する被嵌合部を有する。また、この場合、制御部17は、嵌合部を移動させ、嵌合部を被嵌合部に嵌合させる。
また、図8に示すように、制御部17は、複数の昇降部14の高さを、ガイドレール11の一端から他端に向けて低くすることによりガイドレール11を傾斜させ、ガーダ12を自重で走行させてもよい。これにより、ガーダ12の走行動作時の動力を軽減できる。なお、この場合、被係合部材16は、被嵌合部161以外にガイドレール11が傾斜した後の嵌合部151を嵌合させる被嵌合部を別に備えてもよい。これにより、昇降部14の高さの制御によってガイドレール11を傾斜させた場合においても嵌合部151を被嵌合部に嵌合させることができる。
また、図9に示すように、制御部17は、一対のガイドレール11の一方を支持する昇降部14の高さを、他方を支持する昇降部14の高さよりも低くすることによりガーダ12を傾斜させ、トロリ13を自重で走行させてもよい。これにより、トロリ13の横行動作時の動力を軽減できる。なお、この場合、被係合部材16は、被嵌合部161以外にガーダ12が傾斜した後の嵌合部151を嵌合させる被嵌合部を別に備えてもよい。これにより、昇降部14の高さの制御によってガーダ12を傾斜させた場合においても嵌合部151を被嵌合部に嵌合させることができる。
その他、昇降部14、嵌合部151および被嵌合部161の数量や形状等は、それぞれ適宜、任意に変更してもよい。
以上、いくつかの実施の形態を説明したが、これらの実施の形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施の形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…天井クレーン
11…ガイドレール
12…ガーダ
13…トロリ
131…ウインチ
132…吊り具
133…測定部
14…昇降部
15…係合部材
151…嵌合部
152…駆動部
16…被係合部材
161…被嵌合部
17…制御部
C…コイル(吊り対象物)

Claims (9)

  1. 所定の間隔をおいて互いに平行に並設された一対のガイドレールと、
    前記ガイドレールの上で前記ガイドレールと直交する方向に架設され、当該ガイドレールの上を走行するガーダと、
    前記ガーダの上で前記ガイドレールと直交する方向に走行可能に設けられ、吊り具が連結されたトロリと、
    前記ガイドレールを下方から支持し、前記ガイドレールを昇降する昇降部と、
    前記昇降部の高さを制御する制御部と、を備える、
    天井クレーン。
  2. 前記トロリは、吊り対象物までの距離を測定する測定部を備え、
    前記制御部は、前記測定部によって測定された前記距離に基づいて前記昇降部の高さを制御する、
    請求項1に記載の天井クレーン。
  3. 前記昇降部は、前記ガイドレールに沿って所定の間隔をおいて複数並設され、
    前記制御部は、複数並設された前記昇降部の高さをそれぞれ制御する、
    請求項1または2に記載の天井クレーン。
  4. 前記ガイドレールに沿って所定の間隔をおいて並設された複数の係合部材と、
    前記ガイドレールから離れた位置で、かつ、前記複数の係合部材とそれぞれ対向する位置に設けられた複数の被係合部材と、を備え、
    前記係合部材は前記被係合部材に向けて移動する嵌合部を有し、前記被係合部材は前記嵌合部を嵌合する被嵌合部を有し、
    前記制御部は、前記嵌合部を移動させ、前記嵌合部を前記被嵌合部に嵌合させる、
    請求項1から3の何れか1項に記載の天井クレーン。
  5. 前記被係合部材は、前記被嵌合部を高さ方向に複数有する、
    請求項4に記載の天井クレーン。
  6. 前記ガイドレールに沿って所定の間隔をおいて並設された複数の被係合部材と、
    前記ガイドレールから離れた位置で、かつ、前記複数の被係合部材とそれぞれ対向する位置に設けられた複数の係合部材と、を備え、
    前記係合部材は前記被係合部材に向けて移動する嵌合部を有し、前記被係合部材は前記嵌合部を嵌合する被嵌合部を有し、
    前記制御部は、前記嵌合部を移動させ、前記嵌合部を前記被嵌合部に嵌合させる、
    請求項1から3の何れか1項に記載の天井クレーン。
  7. 前記係合部材は、前記嵌合部を高さ方向に複数有する、
    請求項6に記載の天井クレーン。
  8. 前記制御部は、複数配置された前記昇降部の高さを前記ガイドレールの一端から他端に向けて低くすることにより前記ガイドレールを傾斜させ、前記ガーダを自重で走行させる、
    請求項1から7の何れか1項に記載の天井クレーン。
  9. 前記制御部は、前記一対のガイドレールの一方を支持する前記昇降部の高さを、他方を支持する前記昇降部の高さよりも低くすることにより前記ガーダを傾斜させ、前記トロリを自重で走行させる、
    請求項1から8の何れか1項に記載の天井クレーン。
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