JP7564017B2 - 軸ずれ推定装置 - Google Patents
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Description
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す車両制御システム1は、車両に搭載されるシステムである。車両制御システム1は、レーダ装置2と、車載センサ群3と、信号処理部4と、支援実行部5と、軸ずれ通知装置6と、を備える。以下では、車両制御システム1を搭載する車両を自車ともいう。また、自車の車高方向を垂直方向、自車の車幅方向を水平方向ともいう。
このうち、軸ずれ推定処理は、レーダ装置2の軸ずれ角度を推定し、レーダ装置2の軸ずれ角度の推定結果として出力される値である出力推定値Mを算出する処理である。軸ずれ推定処理の詳細については後述する。軸ずれ推定処理での推定結果は、軸ずれ通知装置6等に出力される。
[1-2-1.軸ずれ推定処理]
次に、信号処理部4が実行する軸ずれ推定処理について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。本処理は、イグニションスイッチがオンになると起動する。なお、本処理は、イグニッションスイッチがオフになると終了する。
続いて、S20で、信号処理部4は、物標情報に含まれる反射点から、静止物によってレーダ波が反射した点であると推測される反射点を静止反射点として抽出する。静止反射点の抽出は、公知の様々な方法で行うことができる。
[1-2-2.出力値更新処理]
次に、S60で実行される出力値更新処理について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。ここでは、出力値更新処理で更新される前の出力推定値Mを現在出力推定値Mn-1、出力値更新処理で更新された後の出力推定値Mを更新出力推定値Mn、出力値更新処理で更新される前の出力値信頼度Wを現在出力値信頼度Wn-1、出力値更新処理で更新された後の出力値信頼度Wを更新出力値信頼度Wn、とする。
(2)式から明らかなように、更新係数kは、更新出力推定値Mnに対する最新推定値mの寄与度合である。また、(3)式から明らかなように、更新係数kは、更新出力値信頼度Wnに対する推定信頼度wの寄与度合であるとも言える。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)信号処理部4は、最新推定値mを加味して、更新出力推定値Mnを算出するように構成される。また、信号処理部4は、推定信頼度wが第1の信頼度である場合には、推定信頼度wが前記第1の信頼度よりも低い第2の信頼度である場合と比較して、更新出力推定値Mnに対する最新推定値mの寄与度合を高めるように構成される。
このような構成によれば、サイクル推定値Cに含まれる誤差の更新出力推定値Mnへの影響を抑制できる。
このような構成によれば、信頼度の低い最新推定値mが更新出力推定値Mnに反映されることを抑制できる。そのため、軸ずれ角度の推定精度が低下することを抑制できる。
第1実施形態では、信号処理部4は、S612で推定信頼度wが第2条件を満たすか否かを判定し、推定信頼度wが第2条件を満たすと判定した場合には更新係数kを第2更新係数K2に設定し、推定信頼度wが第2条件を満たさないと判定した場合には更新係数kを第3更新係数K3に設定する構成を例示したが、更新係数kの設定方法はこれに限定されるものではない。例えば、信号処理部4は、S612で、推定信頼度wの値に応じて更新係数kをより細かく設定してもよい。この場合において、推定信頼度wの値が大きいほど、更新係数kも大きくなるように設定する。
第2実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第2実施形態は、第1実施形態と比較すると、図6に示す出力値更新処理に代えて図7に示す出力値更新処理を実行する点で相違する。図7に示す出力値更新処理は、図6に示す出力値更新処理と比較すると、S611~S617の処理に代えてS621~S625の処理を行う点で相違する。ただし、S621及びS624~S625の処理は、S611及びS616~S617の処理と同一である。
S621~S623の処理は、推定信頼度wと推定値差分の絶対値Dmとに基づき、更新係数kを、第4更新係数K4又は第5更新係数K5に設定する処理である。すなわち、推定信頼度wが推定信頼度しきい値THwよりも大きく、かつ、推定値差分の絶対値Dmが差分しきい値THmよりも大きい場合、信号処理部4は、更新係数kを、(4)式に従って第4更新係数K4に設定する。(4)式から明らかなように、第4更新係数K4は、第5更新係数K5よりも小さくなることはない。また、第4更新係数K4は、第5更新係数K5以上の範囲において、推定値差分の絶対値Dmの大きさに比例する。一方、推定信頼度wが推定信頼度しきい値THw以下であるか、推定値差分の絶対値Dmが差分しきい値THm以下である場合、信号処理部4は、更新係数kを、第4更新係数K4以下である第5更新係数K5に設定する。
[2-2.効果]
以上詳述した第2実施形態によれば、上述した第1実施形態の(1a)~(1e)の効果に加え、以下の効果が得られる。
第3実施形態は、基本的な構成は第1実施形態と同様であるため、相違点について以下に説明する。なお、第1実施形態と同じ符号は、同一の構成を示すものであって、先行する説明を参照する。
第3実施形態は、第1実施形態と比較すると、図6に示す出力値更新処理に代えて図8に示す出力値更新処理を実行する点で相違する。図8に示す出力値更新処理は、図6に示す出力値更新処理と比較すると、S611~S617の処理に代えてS631~S635の処理を行う点で相違する。ただし、S631及びS634~S635の処理は、S611及びS616~S617の処理と同一である。
S633で、信号処理部4は、更新係数kを、第7更新係数K7に設定する。その後、信号処理部4は、S634へ移行する。
[3-2.効果]
以上詳述した第3実施形態によれば、上述した第1実施形態の(1a)~(1e)の効果に加え、以下の効果が得られる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
Claims (9)
- 移動体に搭載されたレーダ装置の軸ずれ角度を推定する軸ずれ推定装置であって、
前記レーダ装置により検出された物標の情報である物標情報に基づき、最新の前記軸ずれ角度の推定値である最新推定値を算出する第1演算部(4、S40)と、
前記最新推定値の信頼度である推定信頼度を算出する第2演算部(4、S50)と、
前記最新推定値を加味して、前記軸ずれ角度の推定結果として出力される値である出力推定値を更新する推定値更新部(4、S611~S616、S621~S624、S631~S634)と、
を備え、
前記推定値更新部は、前記推定信頼度が第1の信頼度である場合には、前記推定信頼度が前記第1の信頼度よりも低い第2の信頼度である場合と比較して、前記出力推定値に対する前記最新推定値の寄与度合を高める構成を有し、
前記第1演算部は、あらかじめ設定された測定サイクルごとの前記物標情報に基づき、前記測定サイクルごとの前記軸ずれ角度の推定値であるサイクル推定値を算出し、複数の前記サイクル推定値を平滑化して前記最新推定値を算出する構成を有し、
前記推定信頼度は、前記複数の前記サイクル推定値のばらつきの小ささを表す値として算出される、軸ずれ推定装置。 - 移動体に搭載されたレーダ装置の軸ずれ角度を推定する軸ずれ推定装置であって、
前記レーダ装置により検出された物標の情報である物標情報に基づき、最新の前記軸ずれ角度の推定値である最新推定値を算出する第1演算部(4、S40)と、
前記最新推定値の信頼度である推定信頼度を算出する第2演算部(4、S50)と、
前記最新推定値を加味して、前記軸ずれ角度の推定結果として出力される値である出力推定値を更新する推定値更新部(4、S611~S616、S621~S624、S631~S634)と、
を備え、
前記推定値更新部は、前記推定信頼度が第1の信頼度である場合には、前記推定信頼度が前記第1の信頼度よりも低い第2の信頼度である場合と比較して、前記出力推定値に対する前記最新推定値の寄与度合を高める構成を有し、
前記推定値更新部は、前記出力推定値と前記最新推定値との差分の絶対値が第1の絶対値である場合には、前記差分の絶対値が前記第1の絶対値よりも小さい第2の絶対値である場合と比較して、前記寄与度合を高める、軸ずれ推定装置。 - 移動体に搭載されたレーダ装置の軸ずれ角度を推定する軸ずれ推定装置であって、
前記レーダ装置により検出された物標の情報である物標情報に基づき、最新の前記軸ずれ角度の推定値である最新推定値を算出する第1演算部(4、S40)と、
前記最新推定値の信頼度である推定信頼度を算出する第2演算部(4、S50)と、
前記最新推定値を加味して、前記軸ずれ角度の推定結果として出力される値である出力推定値を更新する推定値更新部(4、S611~S616、S621~S624、S631~S634)と、
を備え、
前記推定値更新部は、前記推定信頼度が第1の信頼度である場合には、前記推定信頼度が前記第1の信頼度よりも低い第2の信頼度である場合と比較して、前記出力推定値に対する前記最新推定値の寄与度合を高める構成を有し、
前記推定信頼度を加味して、前記出力推定値の信頼度である出力値信頼度を、更新する信頼度更新部(4、S617、S625、S635)を更に備え、
前記推定値更新部は、前記出力値信頼度に対する前記推定信頼度の割合の大きさに比例して前記寄与度合を高める割合比例部(4、S632)を備える、軸ずれ推定装置。 - 移動体に搭載されたレーダ装置の軸ずれ角度を推定する軸ずれ推定装置であって、
前記レーダ装置により検出された物標の情報である物標情報に基づき、最新の前記軸ずれ角度の推定値である最新推定値を算出する第1演算部(4、S40)と、
前記最新推定値の信頼度である推定信頼度を算出する第2演算部(4、S50)と、
前記最新推定値を加味して、前記軸ずれ角度の推定結果として出力される値である出力推定値を更新する推定値更新部(4、S611~S616、S621~S624、S631~S634)と、
を備え、
前記推定値更新部は、前記推定信頼度が第1の信頼度である場合には、前記推定信頼度が前記第1の信頼度よりも低い第2の信頼度である場合と比較して、前記出力推定値に対する前記最新推定値の寄与度合を高める構成を有し、
前記推定値更新部は、前記出力推定値と前記最新推定値との差分の絶対値の大きさに比例して前記寄与度合を高める差分比例部(4、S622)を備える、軸ずれ推定装置。 - 請求項3又は請求項4に記載の軸ずれ推定装置であって、
前記推定値更新部は、前記出力推定値と前記最新推定値との差分の絶対値が第1の絶対値である場合には、前記差分の絶対値が前記第1の絶対値よりも小さい第2の絶対値である場合と比較して、前記寄与度合を高める、軸ずれ推定装置。 - 請求項4又は請求項5に記載の軸ずれ推定装置であって、
前記推定信頼度を加味して、前記出力推定値の信頼度である出力値信頼度を、更新する信頼度更新部(4、S617、S625、S635)を更に備え、
前記推定値更新部は、前記出力値信頼度に対する前記推定信頼度の割合の大きさに比例して前記寄与度合を高める割合比例部(4、S632)を備える、軸ずれ推定装置。 - 請求項2乃至請求項6のいずれか1項に記載の軸ずれ推定装置であって、
前記第1演算部は、あらかじめ設定された測定サイクルごとの前記物標情報に基づき、前記測定サイクルごとの前記軸ずれ角度の推定値であるサイクル推定値を算出し、複数の前記サイクル推定値を平滑化して前記最新推定値を算出する、軸ずれ推定装置。 - 請求項7に記載の軸ずれ推定装置であって、
前記推定信頼度は、前記複数の前記サイクル推定値のばらつきの小ささを表す値として算出される、軸ずれ推定装置。 - 請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の軸ずれ推定装置であって、
前記推定値更新部は、前記推定信頼度がしきい値以下である場合、前記寄与度合を0にする、軸ずれ推定装置。
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