JP7572802B2 - 船舶用操縦装置 - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、船橋で主機を遠隔操縦するために船橋に設けられた船橋操縦レバーが開示されている。船橋操縦レバーは、板状の表示板と、表示板に沿って一直線方向に移動するレバーと、レバーに連結されレバーの直線動作を回転動作に変換するための無端状のベルトと、レバーの操作により動作するポテンショメータと、を備える。表示板は、レバーが貫通されレバーのガイドとなる長孔を有する。ベルトは、表示板の長孔を貫通したレバーの下端部に取り付けられている。ベルトは、表示板の上面(表示面)に対して垂直な方向に掛け回されている。
(1)本発明の態様に係る船舶用操縦装置は、操作位置を表示する平面状の表示面に対して略平行に移動可能な操作部と、前記表示面に対して略平行に掛け回され前記操作部の移動に連動するベルトと、前記ベルトの移動量を検出可能な検出部と、を備え、掛け回された前記ベルトにより形成される環状の開口は、前記表示面に対して略垂直に開口する。
加えて、ポテンショメータ及び駆動部とベルトとの間に防水部材が配置されることで、ポテンショメータ及び駆動部への浸水を抑制することができる。
図1は、第1実施形態の船舶用操縦装置1の斜視図である。図2は、第1実施形態の船舶用操縦装置1のカバー3を取り外した状態の斜視図である。
図1に示すように、船舶用操縦装置1は、操作部2と、カバー3と、筐体4と、を備える。
「表示面5aに対して略平行」とは、表示板5の寸法誤差や取付誤差の許容範囲内において、表示面5aに対して実質的に平行であることを意味する。「実質的に平行」とは、上記の許容範囲内において、表示面5aに対して斜めに交差する場合が含まれる。なお、「表示面5aに対して略平行」には、表示面5aに対して完全に平行な場合が含まれる。
以下、操作部2の移動方向を「前後方向」、鉛直方向及び前後方向のそれぞれに対して直交する方向を「左右方向」とする。以下の説明に用いる図中適所には、本実施形態の船舶用操縦装置1の上方を示す矢印UP、前方を示す矢印FR、左方を示す矢印LHが示される。
カバー3は、前後方向に長手を有する矩形状の天板16と、天板16の外周に連結された側板17と、を備える。スリット15は、天板16の右側部を鉛直方向に開口している。スリット15は、天板16の右側の一辺(長辺)に沿って延びている。
図2に示すように、船舶用操縦装置1は、無端状のベルト20と、ポテンショメータ21(図4参照)と、防水部材22と、モータ23(図4参照)と、プーリ24A,24Bと、テンショナ25と、レール26(図5参照)と、キャリッジ27(図5参照)と、連結部材28(図5参照)と、ラック29と、ピニオン30と、支持部材31(図5参照)と、接続部材32,33と、制御基板34と、支柱35と、回路基板36と、を備える。
出力軸45は、鉛直方向に沿って延びている。
駆動部46は、防水部材22の下方に配置されている。駆動部46は、防水部材22から見てポテンショメータ21と同じ側に配置されている。例えば、駆動部46は、出力軸45が連結されたロータ(回転子)と、ロータを収容するステータ(固定子)と、を備える。
上下一対の鍔51,52は、ベルト20の鉛直方向上側に設けられプーリ本体50の上端から径方向外側に張り出す上鍔51と、ベルト20の鉛直方向下側に設けられプーリ本体50の下端から径方向外側に張り出す下鍔52と、を含む。ここで、「鉛直方向上側」は鉛直の上下方向の上側を意味し、「鉛直方向下側」は鉛直の上下方向の下側を意味する。下鍔52は、請求項に記載の鍔に相当する。
モータプーリ57及びテンショナプーリ58のそれぞれは、左右方向において第1プーリ24Aの直径に相当する幅内に配置されている。
モータプーリ57は、前後方向において前プーリ55の回転中心R1とテンショナプーリ58との間に配置されている。
テンショナプーリ58は、前後方向において第1プーリ24Aとモータプーリ57との間に配置されている。テンショナプーリ58は、左右方向においてモータプーリ57の回転中心R3と前プーリ55との間に配置されている。
テンショナ25は、2つのプーリ24A,24Bの間の場所以外に配置されている。言い換えると、テンショナ25は、2つのプーリ24A,24Bよりもベルト20の回転方向の上流側及び下流側の一方に配置されている。
例えば、操作部2を前方に移動した場合、ベルト20は操作部2の前方移動に連動して図3の矢印V1方向に移動(回転)する。この場合、テンショナ25は、2つのプーリ24A,24Bよりもベルト20の回転方向の上流側に配置される。
一方、操作部2を後方に移動した場合、ベルト20は操作部2の後方移動に連動して図3の矢印V2方向に移動(回転)する。この場合、テンショナ25は、2つのプーリ24A,24Bよりもベルト20の回転方向の下流側に配置される。
ベルト20は、テンショナプーリ58の外周面に架け渡されている。
シャフト60は、防水部材22を鉛直方向に貫通している。
レール26は、前後方向に沿って直線状に延びている。レール26は、防水部材22の貫通孔40内に露出する閉塞部材41の上面に固定されている。
キャリッジ27は、レール26に沿って移動可能である。キャリッジ27は、レール26を上方から左右方向に跨ぐ形状を有する。図5の断面視で、キャリッジ27は、下方に開放するU字状(逆U字状)を有する。
ラック29は、前後方向に沿って延びている。ラック29は、連結部材28の左側壁71と操作軸11との間に配置されている。図2に示すように、ラック29の上面には、各テレグラフゾーン6(図1参照)に対応する位置に開口する複数の位置決め穴77が設けられている。
ピニオン30は、ラック29に噛み合う歯車である。ピニオン30は、操作軸11の下端部に取り付けられている。
第2接続壁92は、連結部材28の右側壁72の右側方に配置されている。
第3接続壁93には、操作部2を位置決めするための位置決め機構110が設けられている。位置決め機構110は、球状の球体111と、球体111を下方へ付勢する付勢部材112と、付勢部材112を収容する筒状の筒体113と、を備える。
例えば、ワッシャ100を介してボルト101の軸部を第1接続部材32の第2接続壁92の挿通孔103に右方から挿通し、連結部材28の右側壁72の雌ねじ104に螺合する。これにより、第1接続部材32を連結部材28に固定することができる。
加えて、ポテンショメータ21及び駆動部46とベルト20との間に防水部材22が配置されることで、ポテンショメータ21及び駆動部46への浸水を抑制することができる。
加えて、プーリ24A,24Bは、ベルト20の鉛直方向下側に設けられプーリ24A,24Bの径方向外側に張り出す下鍔52を有することで、下鍔52によりベルト20の垂れ(ベルト20の自重によるベルト20の下方への垂れ)を抑制することができる。
加えて、テンショナ25は、2つのプーリ24A,24Bの間の場所以外に配置されることで、2つのプーリ24A,24Bのそれぞれとテンショナ25との間隔を確保する必要がない。すなわち、2つのプーリ24A,24Bの一方のみ(第1プーリ24Aのみ)とテンショナ25との間隔を確保すれば足りる。そのため、テンショナ25が2つのプーリ24A,24Bの間に配置された場合と比較して、テンショナ25へのアクセスが容易となる。
加えて、テンショナ25がベルト20の外面20b側に設けられることで、テンショナ25によりベルト20を外面20b側から押すことでベルト20の弛みを低減することができる。
加えて、操作部2は、レール26と、レール26に沿って移動可能なキャリッジ27と、を備え、キャリッジ27及びベルト20は互いに連結されていることで、操作部2をレール26に沿ってスムーズに直線移動するとともに、ベルト20を操作部2の移動にスムーズに連動させることができる。
加えて、連結部材28は、表示面5aに対して垂直な方向から見て支持部材31を避ける凹部70を有することで、連結部材28が凹部70を有しない場合と比較して、表示面5aに対して垂直な方向に小型化することができる。
図7は、第2実施形態の船舶用操縦装置201の上部の斜視図である。
上述した第1実施形態では、テンショナ25の調整部61が防水部材22の下方に配置されている例を挙げて説明したが、これに限らない。例えば、図7に示すように、テンショナ225の調整部261は、防水部材22の上方に配置されていてもよい。図7において、上記第1実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
加えて、調整部261は、蓋208が開いた状態で開口207から露出することで、開口207を通じて調整部261にアクセスすることができるため、テンショナ225のメンテナンス性が更に向上する。
Claims (11)
- 操作位置を表示する平面状の表示面に対して略平行に移動可能な操作部と、
前記表示面に対して略平行に掛け回され前記操作部の移動に連動するベルトと、
前記ベルトの移動量を検出可能な検出部と、を備え、
掛け回された前記ベルトにより形成される環状の開口は、前記表示面に対して略垂直に開口する、
船舶用操縦装置。 - 前記ベルトと前記検出部との間に配置された防水部材を更に備える
請求項1に記載の船舶用操縦装置。 - 前記ベルトを介して前記操作部を動かすためのモータを更に備え、
前記モータは、
前記ベルトに動力を伝える出力軸と、
前記防水部材から見て前記検出部と同じ側に配置され前記出力軸を回転させるための駆動部と、を備える
請求項2に記載の船舶用操縦装置。 - 前記ベルトが架け渡され前記ベルトの移動に連動して回転するプーリを更に備え、
前記プーリは、前記ベルトの鉛直方向下側に設けられ前記プーリの径方向外側に張り出す鍔を有する
請求項1から3のいずれか一項に記載の船舶用操縦装置。 - 前記ベルトが架け渡され前記ベルトの移動に連動して回転する2つのプーリと、
前記ベルトの張力を調整可能なテンショナと、を更に備え、
前記テンショナは、前記2つのプーリの間の場所以外に配置されている
請求項1から4のいずれか一項に記載の船舶用操縦装置。 - 前記ベルトは、前記表示面に対して略垂直に開口する筐体内の空間に設けられるプーリ本体の外周面に面する内面と、前記内面とは反対側の外面と、を有し、
前記ベルトの前記外面側から前記ベルトの張力を調整可能なテンショナを更に備える
請求項1から5のいずれか一項に記載の船舶用操縦装置。 - 前記操作部は、
前記表示面に対して略平行に直線状に延びるレールと、
前記レールに沿って移動可能なキャリッジと、を備え、
前記キャリッジ及び前記ベルトは、互いに連結されている
請求項1から6のいずれか一項に記載の船舶用操縦装置。 - 前記ベルトの張力を調整可能なテンショナと、
前記ベルトを覆うとともに前記テンショナを露出可能な開口を有するカバーと、
前記開口を開閉可能に前記カバーに取り付けられた蓋と、を更に備える
請求項1から7のいずれか一項に記載の船舶用操縦装置。 - 前記テンショナは、ユーザが前記ベルトの張力を調整するための調整部を備え、
前記調整部は、前記蓋が開いた状態で前記開口から露出する
請求項8に記載の船舶用操縦装置。 - 操作位置を表示する平面状の表示面の面内方向における1つの軸上を移動可能な操作部と、
前記表示面に対して略垂直に開口する筐体内の空間に設けられるプーリ本体の外周面に面する内面と前記内面とは反対側の外面とを有し前記表示面に対して略平行に掛け回され前記操作部の移動に連動する無端状のベルトと、
前記ベルトの移動量を検出可能なポテンショメータと、
前記ベルトに動力を伝える出力軸と前記出力軸を回転させるための駆動部とを有し前記ベルトを介して前記操作部を動かすためのモータと、
前記ポテンショメータ及び前記駆動部と前記ベルトとの間に配置された防水部材と、を備える
船舶用操縦装置。 - 操作位置を表示する板状の表示部材の面内方向における1つの軸上を移動可能な操作部と、
前記表示部材に対して略平行に掛け回され前記操作部の移動操作に伴って移動する無端状のベルトと、
前記ベルトの移動量を検出可能な検出部と、を備え、
掛け回された前記ベルトにより形成される環状の開口は、前記表示部材に対して略垂直に開口する、
船舶用操縦装置。
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