JP7573476B2 - 遊技場用システム - Google Patents
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Description
(実施例1)
本例は、遊技機2が設置された遊技場向けの遊技場用システム1に関する。この内容について、図1~図7を参照して説明する。
遊技機2(図1及び図2)は、通常状態よりも遊技者にとって有利であり大当りを発生可能な有利状態(時短、確変)に移行可能であって、単位遊技(本例では図柄変動)の実行に応じて更新される遊技機始動情報により天井条件が満たされた場合に、天井有利状態(以下、天井時短、あるいは単に天井という。)へ移行可能な遊技機の一例である。本例で例示する遊技機始動情報は、遊技機2において管理される図柄変動数である。また、本例で例示する天井条件は、後述する天井ゲームである。
(2)セーフ信号:入賞付与価値(セーフ)を特定可能な信号。遊技機2から出力される。払出10玉に対して1パルスが出力されるので、「セーフ信号数×10」をセーフとして特定できる。なお、遊技機2に玉を補給する補給装置(図示略)から出力される補給信号をセーフ信号として利用することも良い。セーフ信号としては、玉を実際に払出した際に出力される実セーフ信号と、入賞に応じて払出が予約された場合に出力される入賞セーフ信号と、が考えられるが、入賞から出力までのタイムラグを極力省くためには、入賞セーフ信号を採用することが望ましい。
(3)スタート信号:始動入賞(S入賞)を契機とした図柄表示部21によるスタート処理(図柄変動、役物作動、単位遊技、ゲーム)及びスタート(スタート処理回数、図柄変動数)を特定可能な信号。遊技機2から出力される。図柄変動確定時に出力されるので、受信側では信号入力に応じてスタート処理を特定でき、「スタート信号×1」をスタートとして特定できる。なお、始動口22に入賞したときに出力されるS入賞信号を、スタート信号として代用しても良い。
(4)大当り信号:大当り期間を特定可能な信号。遊技機2から出力される。大当り中にレベル出力される状態信号なので、受信側では大当り信号入力中を大当り中として特定できる。
(5)特別状態信号:特別状態(甘中)を特定可能な信号。遊技機2から出力される。第2始動口22Bの入賞率が向上する特別状態中(複合時短を含む時短中)にレベル出力される状態信号なので、特別状態信号の入力中を特別状態中として特定できる。なお、大当り確率が向上する確変中にレベル出力される状態信号(確変信号)であっても良い。大当り信号及び特別状態信号のいずれも入力していない期間を通常状態として特定できる。
遊技機装置3は、図1及び図2に示すごとく、各遊技機2に個別に対応するよう、隣り合う遊技機2との台間スペースに設置されている。遊技機装置3は、遊技媒体である貸出玉(対価付与価値の一例)の払出(貸出、払戻)機能と、獲得された玉の計数機能と、遊技カードを発行する記録媒体発行機能と、を備えている。
管理装置10(図1)は、遊技機2や遊技機装置3などの各種の場内装置の稼働状況を管理するための装置である。管理装置10は、液晶ディスプレイ等のPCモニタや図示しないプリンタ等を含む出力部と、各種の演算処理を実行する装置本体と、キーボードや図示しないマウスなどの入力部と、を備えている。装置本体は、演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)を中心とした制御機能、ハードディスクドライブ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を利用する記憶機能、及び各種信号あるいは情報を送受信する通信機能、等を有している。
(2)基情報特定手段:遊技機2側から出力される遊技信号により特定可能な遊技機2の調整状況を示す基情報を特定する手段。基情報特定手段は、通常状態と有利状態(例えば時短、確変)とで区分して基情報を特定可能である。
(3)設定手段:遊技機2のスペックを示すスペック情報を設定する手段。なお、スペック情報の内容については、図6を参照して後述する。本例の設定手段は、通常状態において使用された遊技価値および同じく通常状態において入賞に応じて付与された入賞付与価値(例えばセーフ)の差分を示すBサ情報と、貨幣を対価として遊技者に付与された対価付与価値(例えば貸出玉)と、の割合の期待値を特定可能な客滞率情報を、上記の第1遊技機と第2遊技機とに共通して設定可能である。
(4)単位遊技設定手段:基情報およびスペック情報のうちの少なくとも一方により特定可能な遊技情報の理論値を示す理論情報の特定対象となる遊技機2について、有利状態(例えば時短、確変)の終了時点を起点とした単位遊技数を示す対象単位遊技数(例えば後述する図7の最上段のゲーム数「特賞後」や300)を特定可能な対象単位遊技情報を設定する手段。
(5)初期化情報設定手段:遊技機始動情報(例えば遊技機2が管理する図柄変動数)を、遊技場管理者の任意で少なくとも遊技場の閉店中に初期化可能な遊技機2を対象として、遊技機始動情報が初期化された旨を特定可能な初期化情報を設定する手段。
(6)アウト設定手段:遊技に使用される遊技価値の大きさを示すアウトの所定期間(例えば1営業日)における期待値(例えば後述する図7の総合アウト。実際のアウトも期待値に含まれる。)を示すアウト情報を設定する手段。
(7)天井理論情報特定手段:天井理論情報を特定する手段。
(2)セーフ:遊技機2への入賞に応じて付与された遊技価値である遊技玉数(入賞付与価値の一例)であり、セーフ信号により特定される。
(3)スタート:遊技機2における役物の作動回数(例えば図柄変動数、ゲーム数)であり、スタート信号により特定される。なお、以下の説明を通じて、「甘中」は、時短などの特別状態期間に対応した遊技情報(特別情報の一例)を示している。例えば図3中の「スタート」欄の「甘中」は、特別状態中のスタートを示している。
(4)売上玉:対応する遊技機装置3にて貨幣価値を対価として付与された遊技価値である遊技玉数(例えば貸出玉数、対価付与価値)であり、売上信号により特定される。
(5)大当り数:大当り信号により特定される大当り数。「通常」は、「特定」以外の大当り数。「特定」は、例えばT1Y(後述する)に対して設定される基準範囲(例えば800~)内のT1Yが得られたなど、特定の条件を満たす大当りである特定大当りの発生回数。
(6)Tアウト/Tセーフ:T中(大当り中及び甘中)のアウト/セーフ。
(7)T1アウト/T1セーフ:T1中(大当り中)のアウト/セーフ。
(8)特T1アウト/特T1セーフ:特定大当りのみを対象としたT1中のアウト/セーフ。
(1)ベース:状態(例えば通常時、甘中)別の出率(遊技価値付与率の一例)。「通常」は、Bセーフ÷BO、「甘中」は、BセーフA÷BOAである。以下の説明も含め、通常中のアウトであるBOは(アウト-Tアウト)、通常中のセーフであるBセーフは(セーフ-Tセーフ)、甘中のアウトであるBOAは(Tアウト-T1アウト)、甘中のセーフであるBセーフAは(Tセーフ-T1セーフ)、にて特定している。これに代えて、BO、Bセーフ、BOA、BセーフAを、素データとして求めても良い。なお、以下の説明では、通常中のベースを単にベース、甘中のベースをBAとも言う。
(2)平均S:遊技状態別のアウトに対する図柄変動数(ゲーム数、単位遊技数の一例)の割合。「通常」は、(通常スタート÷BO)、「甘中」は、(甘中スタート÷BOA)である。なお、以下では通常中の平均Sを単にS、甘中の平均SをSAとも言う。
(3)T1Y:平均大当り中出玉数。(T1セーフ-T1アウト)÷合計大当り数。なお、合計大当り数は、(通常大当り数+特定大当り数)である。
(4)T1O:平均大当り中アウト。T1アウト÷合計大当り数。
(5)特T1Y:特定大当りを対象としたT1Y。(特T1セーフ-特T1アウト)÷特定大当り数。
(6)特T1O:特定大当りを対象としたT1O。特T1アウト÷特定大当り数。
(7)出率:アウトに対するセーフの割合(払出率、付与率)。セーフ÷アウト。
(8)Bサ:通常時の差玉数。BO-Bセーフ。
(9)客滞率:売上玉に対するBサの割合。Bサ÷売上玉。
(10)粗利:遊技に応じた遊技場側の営業利益。売上額-(獲得玉×貸単価×原価率)。なお、図4では、獲得玉(獲得価値の一例)=売上玉+セーフ-アウト、売上額=売上玉×貸単価、貸単価=4円、原価率=90.9%にて演算している。
(11)玉単価:アウト1当りの売上額。売上額÷アウト。
(12)玉粗利:アウト1当りの粗利。粗利÷アウト。
(13)営業割数:実際の売上額(売上玉)に対する遊技場側の損益額(損失玉)の割合。獲得玉÷売上玉。
(2)TSA1、TSA2:甘中を対象としたTS。TSAは、甘中(時短)における図柄変動数のうち、確変(複合時短)の比率が高いほど確変中の大当り確率の逆数に近い値となり、単独時短の比率が高いほど通常中の大当り確率の逆数に近い値となる。TSA1とTSA2とを設けているのは、初当りがヘソ当りか電チュー当りかで上記比率の期待値が異なるためである。
(3)平均継続数1、平均継続数2:大当りが発生してから通常状態に戻るまでに発生するスペック上の平均大当り回数。通常大当り後の単独時短中の大当り等を考慮して単独時短が発生しない場合の継続数(1÷(1-確変率))よりも多少高い値となる。平均継続数1と平均継続数2とを設けているのは、TSA同様、初当りに応じて確変率が異なるためである。
(4)ラウンド係数1、ラウンド係数2:特T1Yに対する平均的な出玉の大当りのT1Yの比率を示し、特T1Yを平均的な出玉の大当りのT1Yへ補正するための補正係数。TSAと同様、ラウンド係数1とラウンド係数2とを設けているのは、ヘソ当りと電チュー当りとで、ラウンド振分のような出玉の期待値が異なるためであるが、例えばラウンド振分されないといったように大当りの出玉の期待値が異ならない場合や簡易的に理論情報を特定する場合には演算対象に含めなくとも良い。
(5)アタッカ係数:大当りとなった際に大入賞口25が開放する比率。本例では、大入賞口25が単数である遊技機2を想定しているので、アタッカ係数が100%となる。一方、本例の遊技機2に代えて、複数の大入賞口を有する遊技機の場合、特T1Yの対象となる大入賞口とは異なる大入賞口が対象となる場合には、出玉の期待値に応じた比率がアタッカ係数として設定されるが、上記のように大入賞口が複数ない場合には演算対象に含めなくとも良い。
(6)天井ゲーム:天井を発生させるために必要な図柄変動数。ただし、確変中の図柄変動は対象外である。大当りが発生しないまま天井ゲーム分の図柄変動を行うと、天井(天井有利状態)が発生する。
(7)天井上限:天井中の図柄変動数の上限。天井中に大当りが発生しないまま天井上限分の図柄変動を行うと、天井が終了する。
(8)引戻率:天井中に大当りが発生する確率。引戻率=1-((1-1÷TS)^天井上限)。なお、「^」は累乗を示す記号である。この引戻率は、天井時短(天井有利状態、天井)となった場合に大当りが発生しない割合の期待値を特定するための天井突抜情報の一例である。大当りが発生しない割合の期待値は、(1-引戻率)として特定可能である。天井突抜情報として、この期待値を特定するための情報と表現するのは、天井上限のような数式の要素だけを設定する場合も含むことを意味する。
(9)甘最終時短:甘中の最終大当り後に発生する単独時短の期待値。
(10)客滞率:例えば機種単位で複数日数分の例えば図4のように集計された実績値を対象とすることが望ましい。
(11)貸単価:遊技価値1単位当りの貸出対価。
(12)原価率:貸単価に対する遊技価値1単位当りの交換景品の原価比率。
BOは、TS÷Sである。Bセーフは、BO×ベースである。Bサは、BO-Bセーフである。BOAは、TSA1÷SA×(平均継続数1-1)である。BセーフAは、BOA×BAである。初T1Yは、特T1Y×ラウンド係数1×アタッカ係数である。初T1Oは、特T1O×ラウンド係数1×アタッカ係数である。初T1セーフは、初T1Y+初T1Oである。連T1Yは、特T1Y×ラウンド係数2×アタッカ係数である。連T1Oは、特T1O×ラウンド係数2×アタッカ係数である。連T1セーフは、連T1Y+連T1Oである。総T1Oは、初T1O+連T1O×(平均継続数1-1)である。総T1セーフは、初T1セーフ+連T1セーフ×(平均継続数1-1)である。総TOは、BOA+総T1Oである。総Tセーフは、BセーフA+総T1セーフである。総アウトは、BO+総TOである。総セーフは、Bセーフ+総Tセーフである。出率は、総セーフ÷総アウトである。売上玉は、Bサ÷客滞率である。玉単価は、売上玉×貸単価÷総アウトである。獲得玉は、売上玉×貸単価÷総アウトである。営業割数は、獲得玉÷売上玉である。玉粗利は、玉単価-獲得玉×貸単価×原価率÷総アウトである。
「天井含」のBOは、TS÷S×(1-到達率×引戻率)=TS÷S×(1-到達率)+TS÷S×到達率×(1-引戻率)である。「天井含」のBセーフ、Bサは、「天井無」と同じである。「天井T」のBOAは、TSA2÷SA×(平均継続数2-1)×引戻率+「天井無」のBOA×(1-引戻率)である。「天井含」のBOAは、初当り以降が対象で、「天井無」×(1-到達率)+「天井T」×到達率である。「天井含」のBセーフAは、「天井無」と同じである。「天井含」の天井アウトは、天井到達後の初当りまでのBOAで、TS÷SA×到達率×引戻率である。「天井含」の天井セーフは、天井アウト×BAである。「天井T」の初T1Yは、連T1Y×引戻率+「天井無」初T1Y×(1-引戻率)である。「天井T」の初T1Oは、連T1O×引戻率+「天井無」初T1O×(1-引戻率)である。「天井T」の初T1セーフ、連T1Y、連T1O、連T1セーフは、「天井無」と同じである。「天井T」の総T1Oは、初T1O+連T1O×(平均継続数2-1)×引戻率+連T1O×(平均継続数1-1)×(1-引戻率)である。「天井含」の総T1Oは、「天井無」総T1O×(1-到達率)+「天井T」総T1O×到達率である。総T1O同様、「天井T」の総T1セーフは、引戻率に応じた連T1Oの案分値と初T1Oとの合計値である。「天井含」の総T1セーフは、到達率に応じた「天井無」と「天井T」との案分値である。「天井T」の総TOは、「天井無」と同じである。「天井含」の総TOは、BOA+総T1O+天井アウトである。「天井T」の総Tセーフは、「天井無」と同じである。「天井含」の総Tセーフは、BセーフA+総T1セーフ+天井セーフである。「天井含」の総アウト、総セーフ、出率、売上玉、玉単価、獲得玉、営業割数、玉粗利は、「天井無」の場合と同じである。
総合アウトは、計画上の累計アウトである。なお、実際の累計アウトであっても良い。初T後アウトは、総合アウト-総アウトである。初T後セーフは、初T後アウト×「特賞後」出率である。初T後売上玉は、初T後アウト×「特賞後」玉単価÷貸単価である。総合売上玉は、初T後売上玉+売上玉である。総合セーフは、初T後セーフ+総セーフである。総合出率は、総合セーフ÷総合アウトである。総合玉単価は、総合売上玉×貸単価÷総合アウトである。総合獲得玉は、総合売上玉+総合セーフ-総合アウトである。総合営業割数は、総合獲得玉÷総合売上玉である。総合玉粗利は、総合玉単価-総合獲得玉×貸単価×原価率÷総合アウトである。総合粗利は、総合玉粗利×総合アウトである。総合売上額は、総合売上玉×貸単価である。
初T後アウトは、総合アウトから総アウトを除いた値で、営業開始後、大当りが発生して通常状態に戻るまでの初T後からの理論値となり、初T後セーフや初T後売上玉も同様である。一方で、総合売上玉は1営業日における売上玉の理論値で、初T後売上玉+売上玉、つまり、初Tまでが、売上玉、その後が初T後売上玉に対応する。総合セーフも同様である。
[式1]TS=(1-到達率)×A+到達率×B
ここで、Aは、残ゲーム数分、すなわち天井発生までに大当りとなる場合のTS平均であり、Bは、残ゲーム数後、すなわち天井発生後に大当りとなる場合のTS平均である。
残ゲーム数を実行して天井に到達すると甘中となるので通常状態終了と仮定した場合のTS(天井TS)は、以下の式2のようになる。
[式2]天井TS=(1-到達率)×A+到達率×天井ゲーム数
[式3]TS-到達率×B=天井TS-到達率×天井ゲーム数
ここで、Bは残ゲーム数後に大当りとなる平均ゲーム数で、最低でも残ゲーム数が必要となる。そこから、平均的にTS分のゲームにて大当りになるので、理論値としては、B=天井ゲーム数+TSとなり、式3に代入すると、以下の式4が得られる。
[式4]TS-到達率×(天井ゲーム数+TS)=天井TS-到達率×天井ゲーム数
天井TS=TS-到達率×(天井ゲーム数+TS)+到達率×天井ゲーム数=TS×(1-到達率)となる。
なお、「1-到達率」は天井発生までに大当りが発生する割合を示すので、大当りが発生する割合を乗ずるような構成を採用した場合もBOの理論値(仮定理論情報分)から天井発生後分(天井発生により生じない理論情報分)を除外するとの技術思想に変わりはない。この点、引戻率により案分する天井時短中における初めての大当りが発生するまでの期間における理論情報も同様である。
図6に例示するスペック情報は、図7中の到達率(大当りが発生しないまま天井有利状態に移行する割合の期待値の一例)を特定するための天井ゲーム(到達情報の一例)と、引戻率(天井有利状態(例えば天井時短)となった場合に大当りが発生する割合の期待値を特定するための天井大当り情報の一例)と、を含んでいる。
図7に示す理論データ(天井理論情報の一例)は、TS÷SA(天井仮定理論情報分の一例)を到達率(到達情報により特定可能な期待値の一例)と引戻率(天井大当り情報により特定可能な期待値の一例)とで案分した天井アウト(天井有利状態中に大当りが発生するまでの期間分の理論情報の一例)を利用して特定される。ここで、この期間分の理論情報は、上記のTS÷S×(1-到達率)と同じ考え方により、TS÷SA×(1-(1-引戻率))なので、TS÷SA×引戻率となり、更に天井に到達した場合に限るので到達率を乗じている。
図6に例示するスペック情報は、TSとTSA1やTSA2と(通常状態と有利状態(例えば甘中)とで区分して大当りが発生する迄に生ずる平均的な単位遊技数の期待値を特定するための大当り発生情報の一例)を含んでいる。
図7に示す理論データ(天井理論情報の一例)は、SA(有利状態に区分される基情報の一例)と、TS(大当り発生情報により示される通常状態を対象とした期待値の一例)と、により特定可能な天井アウト(天井有利状態における大当りが発生するまでの期間に対応した理論情報の一例)を利用して特定される。ここで、この天井アウトには、大当りが発生するまでの期間として、甘中の天井時短中であってもTSAではなく通常状態に対応したTSを利用する点に特徴がある。
設定手段として例示できる管理装置10は、図6にて示した客滞率(Bサ情報(例えば図4に示すBサ)と、対価付与遊技価値(例えば図3に示す売上玉)と、の割合の期待値を特定するための客滞率情報の一例)を、遊技機2と従来の遊技機とに共通して設定可能である。
「天井含」の総T1O(天井理論情報の一例)は、「天井無」の総T1O(天井条件が満たされずに天井有利状態へ移行しないと仮定した場合の天井無理論情報の一例)と、「天井T」の総T1O(天井条件が満たされて天井有利状態へ移行すると仮定した場合の天井有理論情報の一例)と、を図7の到達率により案分した理論情報であることで、残ゲーム(残遊技数の一例)に応じた理論情報である。ここで到達率は、確率情報により特定可能な大当り確率の期待値を1から減算した値(例えば1-大当り確率)を残遊技数分累乗した値を示すものである。
遊技機の調整状況を示す基情報(基データ)を構成するベース、S、BA、SA、特T1Y、特T1Oなどの各設定値について、本例では、遊技機2側から出力される遊技信号に応じて特定される構成を例示している。これに代えて、あるいは加えて、例えば遊技機の導入前のように基データを特定できない事情がある場合に、操作入力により各設定値をスペック情報として設定することも良い。この場合、スペック情報だけで理論データを導出できる。操作入力の態様として、管理者が任意に操作入力により各設定値を設定しても良いし、予め管理装置10の製造メーカにて設定しても良く、外部(例えば、チェーン店本部等)のサーバから設定情報をダウンロードして設定しても良い。なお、この場合の設定値等についても、サーバにて操作入力により入力された設定値と言える。また、過去の遊技情報を基準値として設定しても勿論良い。操作入力は、遊技機を導入する前のシミュレーションによる基情報を設定する際に有用である。
本例は、実施例1の遊技場用システムに基づき、遊技機が実行する単独時短のバリエーションを考慮に入れた変形例である。図7を参照して、本例の内容を説明する。
図7では、特賞状態における最後の大当り後、単独時短を経て通常状態に戻るような遊技機を想定している。このような遊技機では、天井を発生させるためのゲーム数に確変でない単独時短(対象有利状態の一例)でのゲーム数が含まれる。そこで、天井に到達するまでの残ゲームの理論値は、単独時短が継続するゲーム数の期待値の分、少なくなる。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。
10 管理装置(遊技データ特定手段、基情報特定手段、設定手段、単位遊技設定手段、初期化情報設定手段、アウト設定手段、天井理論情報特定手段)
11 場内ネットワーク
111 中継装置
2 遊技機
3 遊技機装置
Claims (5)
- 通常状態よりも遊技者にとって有利であり大当りを発生可能な有利状態に移行可能であって、単位遊技の実行に応じて更新される遊技機始動情報により天井条件が満たされた場合に天井有利状態へ移行可能な遊技機側から出力される遊技信号、及び操作入力の少なくとも一方により特定可能な遊技機の調整状況を示す基情報を特定する基情報特定手段と、
遊技機のスペックを示すスペック情報を設定する設定手段と、
前記基情報と前記スペック情報とを利用して特定可能な遊技情報の理論値を示す理論情報であって、遊技機において前記天井条件が満たされるか否かに関わらず前記天井有利状態へ移行しないと仮定した場合の仮定理論情報分から、前記天井有利状態への移行により生じない理論情報分を、除外した除外理論情報を利用した天井理論情報を特定する天井理論情報特定手段と、を備えたことを特徴とする遊技場用システム。 - 遊技機は、前記天井有利状態に移行した場合、当該天井有利状態において大当りが発生することなく前記遊技機始動情報により天井終了条件が満たされた場合には当該天井有利状態を終了し、
前記スペック情報は、前記天井有利状態となった場合に大当りが発生しない割合の期待値を特定するための天井突抜情報を含み、
前記除外理論情報は、前記天井突抜情報により特定可能な期待値にて前記仮定理論情報分を案分した天井後情報分を含む理論情報である請求項1に記載の遊技場用システム。 - 遊技機は、天井有利状態に移行した場合、当該天井有利状態において大当りが発生することなく遊技機始動情報により天井終了条件が満たされた場合には当該天井有利状態を終了し、
前記天井条件は、大当りが発生しないまま前記遊技機始動情報が予め設定される天井基準始動情報に対応する状態となった場合に満たされ、
前記スペック情報は、大当りが発生しないまま前記天井有利状態に移行する割合の期待値を特定するための到達情報と、前記天井有利状態となった場合に大当りが発生する割合の期待値を特定するための天井大当り情報と、を含み、
前記天井理論情報は、遊技機において天井終了条件が満たされるか否かに関わらず大当りが発生しないままでは天井有利状態が終了しないと仮定した場合の天井仮定理論情報分を到達情報により特定可能な期待値と天井大当り情報により特定可能な期待値とで案分した前記天井有利状態中に大当りが発生するまでの期間分の理論情報を利用して特定される請求項1または2に記載の遊技場用システム。 - 前記基情報特定手段は、通常状態と有利状態とで区分して前記基情報を特定可能であり、
前記スペック情報は、通常状態と有利状態とで区分して大当りが発生する迄に生ずる平均的な単位遊技数の期待値を特定するための大当り発生情報を含み、
前記天井理論情報は、有利状態に区分される基情報と、大当り発生情報により示される通常状態を対象とした期待値と、により特定可能な当該期待値分の遊技に対応した前記天井有利状態における大当りが発生するまでの期間に対応した理論情報を利用して特定される請求項1~3のいずれか1項に記載の遊技場用システム。 - 前記天井有利状態に移行可能な第1遊技機と、移行不能な第2遊技機と、を管理対象とし、
前記設定手段は、通常状態において使用された遊技価値および同じく通常状態において入賞に応じて付与された入賞付与価値の差分を示すBサ情報と、貨幣を対価として遊技者に付与された対価付与遊技価値と、の割合の期待値を特定可能な客滞率情報を、第1遊技機と第2遊技機とに共通して設定可能であり、
前記天井理論情報特定手段は、前記第1遊技機を対象とした理論上のBサ情報と前記客滞率情報とを比較することで特定可能な対価付与遊技価値及び該対価付与遊技価値の対価のうちの少なくとも一方を示す対価理論情報を、前記天井有利状態における理論上の対価付与遊技価値分を含めた対価理論情報と見なして前記天井理論情報に利用する請求項1~4のいずれか1項に記載の遊技場用システム。
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