JP7622934B2 - リチウム複合酸化物及びその製造方法 - Google Patents
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Description
このようなLiMnO2は高容量でありながら安価であるリチウム二次電池用正極活物質を見出したが、出力特性が低い課題がある。
高出力化は必須で要求される。
本発明は、高出力化の要求を解決することを目的とし、電気化学的特性に優れたリチウム二次電池用正極活物質を得るためのリチウム複合酸化物及びその製造方法にある。
本発明のリチウム複合酸化物は、組成式LixMeyMn1-yO2(但し、0<x≦1.2であり、0<y≦0.2である)で示され、マンガンに異種金属が置換されている。
[測定条件]
・X線源:CuKα線=1.5418Å
・発散スリット:1/2°
・散乱スリット:1°
・受光スリット:2mm
・ステップ幅:0.01°
・スキャンスピード:0.5°/min
リチウム複合酸化物のBET比表面積は、物理ガス吸着から求めた吸着等温線をBETプロットに変換し、BET等温式を基づいて単分子層のガス吸着量Vmを求め、物理吸着に使用したガスの分子大きさを基に比表面積を計算する、いわゆるBET法により求めることができる。
、0.5~3.0μmがより好ましく、0.5~2.5μmがさらに好ましい。
本発明のリチウム複合酸化物は、導電性を有するカーボン若しくは金属が好ましくはその表面に複合化されている複合化リチウム複合酸化物とすることにより、出力特性などの電気化学特性をさらに向上させることができる。カーボン、金属は、両者を併用してもよい。リチウム複合酸化物の上記複合化は活物質とカーボン若しくは金属を含む複合化剤が電極中に均一に分散することを目的として行う。活物質のリチウム複合酸化物は、二次粒子の平均粒子径が2.0~40.0μmの幅広い大きさを有するために伝導パスが不均一な電極が形成されることに対して、上記複合化したリチウム複合酸化物は、カーボン若しくは金属との複合化過程で二次粒子の粉砕と共にこれらの複合化剤との均一混合ができ、均一電極が形成できる利点がある。
製造で使用する金属の原料に特に制限はない。例えば、硫酸塩、炭酸塩、硝酸塩、酢酸塩、塩化塩、水酸化塩、酸化塩等が例示されるが、これに制限はない。
上記のマンガン化合物は、600~900℃で12~24時間、空気中で焼結することでマンガン酸化物になる。
O2型層状構造のドメインを有しないため、出力特性の改良性がなくなる。好ましいMe/Mnモル比になるように置換元素とマンガンの金属塩水溶液を予め調製するとは、仕込み組成通りのMe/Mnモル比でマンガン化合物を製造することをいう。
上記のマンガン化合物とリチウム化合物の焼結は、特に限定するものではないが、例えば、700~1000℃で6~24時間、不活性ガス中で行うことが好ましく、メカニカルミリングは、例えば、300~800rpmで6~72時間とすることが好ましい。
上記の水熱処理の温度は、特に限定するものではないが、例えば、150℃以上で1時間以上が好ましく、180~240℃で4~24時間がより好ましい。
上記の水熱処理は、マンガン化合物とリチウム化合物の混合比(Li/Mn+Me)を特に限定するものではないが、1.5以上が好ましく、2.0~4.0がより好ましい。
上記の水熱処理は、pHを特に限定するものではないが、11以上が好ましく、12.0~13.5がより好ましい。
く、100~300rpmで2~12時間とすることがより好ましい。
なお、上記複合化リチウム複合酸化物における複合化剤である導電性を有するカーボン若しくは金属は、上記複合化過程を別にして、ここにおける導電材としても機能することができる。ここにおける導電材としては、上記複合化リチウム複合酸化物における複合化剤であるカーボン若しくは金属以外の導電性高分子なども使用できる。もちろん、上記複合化リチウム複合酸化物における複合化剤であるカーボン若しくは金属も使用できる。
本発明の電極(正極)のリチウム複合酸化物に対する導電材の含有量は、特に限定するものではないが、1~10重量%であることが好ましい。
本発明の電極(正極)におけるバインダの含有量は、特に限定するものではないが、例えば、1~10重量%であることが好ましい。
負極には、Liを可逆に吸蔵放出する材料、例えば、炭素系材料、酸化錫系材料、酸化ケイ素系材料、Li4Ti5O12、Liと合金を形成する材料などが例示される。
リチウム複合酸化物の結晶構造の同定について粉末XRD(商品名:UltimaIV、Rigaku社製)を用いて行った。
計測条件は以下の通りとした。
・ターゲット:Cu/Kα
・出力:8.0kW(200mA-40kV)
・データ間隔:0.01°又は0.04°(2θ/θ)
・測定範囲:10~20°(1.0°/min)又は10~90°(5°/min)
調製したオキシ水酸化物前駆体及びリチウム複合酸化物正極活物質の組成は、ICP-AES(商品名:Optima5300DV、PerkinElmer社製)で分析した
。
試料1gをBET比表面積測定用のガラス製セルに入れ、窒素気流下で150℃、1時間脱水処理を行い、粉体粒子に付着した水分の除去を行った。処理後の試料をBET測定装置(商品名:Micromeritics FlowsorbIII、島津製作所社製)で窒素ガスを用いて1点法でBET比表面積を測定した。
粒度分布測定装置(商品名:MT3000IIシリーズ、MicrotracBEL社製)を使用して、粒子径分布図から平均粒子径(D50)を求めた。測定は、純水に適量の正極活物質を入れて、5分間超音波分散をかけた後に行った。
実施例、比較例で得られたリチウム複合酸化物と導電材(商品名:デンカブラック、デンカ社製)とバインダ(10wt%PvdF/N-Methyl-2-Pyrrolidone溶液)を重量比80:10:10でメノウ乳鉢を使用して混合し、さらに混合器(AR-100、Thinky社製)で均一化して、正極材インクを作製した。得られた正極材インクはアルミニウムホイルに110μmの厚さで塗布し、80℃で2時間乾燥及び150℃で12時間以上減圧乾燥後、直径16mmの円形に切った。切った電極は50kN/cm2で一軸プレスし、150℃で2時間減圧乾燥して正極とした。
作製した正極及び電池の性能評価は充放電評価装置(商品名:BTS2004W、NAGANO社製)を用いて25℃で行った。測定は4.8V-1.5V電位範囲で0.3Cの電流密度で充放電を行った。C-rateは230mAh/gを実用放電容量とし、0.3Cを算出した(70mA/g)。
硫酸コバルト(CoSO4)及び硫酸マンガン(MnSO4)を純水に溶解し、0.025mol/L(リットル)の硫酸コバルト及び1.975mol/Lの硫酸マンガンを含む水溶液を得て、これを金属塩水溶液とした。なお金属塩水溶液中の全金属の合計濃度は2.0mol/Lであった。
1.0Lの反応容器に200gの純水を入れた後、60℃で昇温、撹拌・維持した。上記金属塩水溶液を、供給速度0.75g/minで反応容器に添加した。また、上記の供給操作中、酸化剤として空気を供給速度1.0L/minで反応容器中にバブリングし続けた。さらに、混合液がpH8.5となるように、2.0mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を断続的に添加して混合した。反応によって得られた沈殿したスラリーをろ過、洗浄後、120℃で12時間乾燥することで、MnとCoを含むマンガン酸化物(理論組成(Co0.025Mn0.975)3O4)を得た。
合粉を焼成皿に入れて、900℃で12時間、Arガス中で加熱を行い、室温まで冷却して主相がジグザグ層状構造を有するLiCo0.025Mn0.975O2を得た。昇温速度と降温速度は10℃/minとした。
金属塩水溶液の成分が、0.05mol/Lの硫酸コバルト及び1.95mol/Lの硫酸マンガンを含む水溶液を用いたこと以外は実施例1と同様の方法でリチウム複合酸化物を製造し、さらに、電池を作製した。
Li/(Co+Mn)モル比が1.05になるようにマンガン酸化物と市販の炭酸リチウムを乳鉢で20分間乾式混合したこと以外は実施例2と同様の方法でリチウム複合酸化物を製造し、さらに、電池を作製した。
金属塩水溶液の成分が、0.025mol/Lの硫酸鉄(III)(Fe2(SO4)3)及び1.975mol/Lの硫酸マンガンを含む水溶液を用いた。なお金属塩水溶液中の全金属の合計濃度は2.0mol/Lであった。
1.0Lの反応容器に200gの純水を入れた後、60℃で昇温、撹拌・維持した。上記金属塩水溶液を、供給速度0.75g/minで反応容器に添加した。また、上記の供給操作中、酸化剤として空気を供給速度1.0L/minで反応容器中にバブリングし続けた。さらに、混合液がpH8.5となるように、2.0mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を断続的に添加して混合した。反応によって得られた沈殿したスラリーをろ過、洗浄後、120℃で12時間乾燥することで、MnとFeを含むマンガン酸化物(理論組成(Fe0.025Mn0.975)3O4)を得た。
入れて行った。
金属塩水溶液の成分が、0.05mol/Lの硫酸鉄(III)及び1.95mol/Lの硫酸マンガンを含む水溶液を用いたこと以外は実施例4と同様の方法でリチウム複合酸化物を製造し、さらに、電池を作製した。
金属塩水溶液の成分が、0.025mol/Lの硫酸ニッケル(NiSO4)、0.025mol/Lの硫酸チタニル(TiOSO4)及び1.95mol/Lの硫酸マンガンを含む水溶液を用いた。なお金属塩水溶液中の全金属の合計濃度は2.0mol/Lであった。
1.0Lの反応容器に200gの純水を入れた後、60℃で昇温、撹拌・維持した。上記金属塩水溶液を、供給速度0.75g/minで反応容器に添加した。また、上記の供給操作中、酸化剤として空気を供給速度1.0L/minで反応容器中にバブリングし続けた。さらに、混合液がpH8.5となるように、2.0mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を断続的に添加して混合した。反応によって得られた沈殿したスラリーをろ過、洗浄後、120℃で12時間乾燥することで、Mn、NiとTiを含むマンガン酸化物(理論組成(Ni0.025Ti0.025Mn0.95)3O4)を得た。
Li/(Ni+Mn)モル比が1.05になるようにマンガン酸化物と市販の炭酸リチウムを乳鉢で20分間乾式混合したこと以外は実施例6と同様の方法でリチウム複合酸化物を製造し、さらに、電池を作製した。
金属塩水溶液の成分が、0.025mol/Lの硫酸マグネシウム(MgSO4)、0.025mol/Lの硫酸チタニル及び1.95mol/Lの硫酸マンガンを含む水溶液を用いた。なお金属塩水溶液中の全金属の合計濃度は2.0mol/Lであった。
1.0Lの反応容器に200gの純水を入れた後、60℃で昇温、撹拌・維持した。上記金属塩水溶液を、供給速度0.75g/minで反応容器に添加した。また、上記の供給操作中、酸化剤として空気を供給速度1.0L/minで反応容器中にバブリングし続けた。さらに、混合液がpH8.5となるように、2.0mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を断続的に添加して混合した。反応によって得られた沈殿したスラリーをろ過、洗浄後、120℃で12時間乾燥することで、Mn、MgとTiを含むマンガン酸化物(理論組成(Mg0.025Ti0.025Mn0.95)3O4)を得た。
金属塩水溶液の成分が、0.05mol/Lの硫酸マグネシウム及び1.95mol/Lの硫酸マンガンを含む水溶液を用いたこと以外は実施例8と同様の方法でLiMg0.05Ti0.05Mn0.9O2リチウム複合酸化物を製造し、さらに、電池を作製した。
金属塩水溶液の成分が、0.025mol/Lの硫酸亜鉛(ZnSO4)、0.025mol/Lの硫酸チタニル及び1.95mol/Lの硫酸マンガンを含む水溶液を用いた。なお金属塩水溶液中の全金属の合計濃度は2.0mol/Lであった。
1.0Lの反応容器に200gの純水を入れた後、60℃で昇温、撹拌・維持した。上記金属塩水溶液を、供給速度0.75g/minで反応容器に添加した。また、上記の供給操作中、酸化剤として空気を供給速度1.0L/minで反応容器中にバブリングし続けた。さらに、混合液がpH9.0となるように、2.0mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を断続的に添加して混合した。反応によって得られた沈殿したスラリーをろ過、洗浄後、120℃で12時間乾燥することで、Mn、ZnとTiを含むマンガン酸化物(理論組成(Zn0.025Ti0.025Mn0.95)3O4)を得た。
金属塩水溶液の成分が、0.05mol/Lの硫酸マグネシウム及び1.95mol/Lの硫酸マンガンを含む水溶液を用いた。なお金属塩水溶液中の全金属の合計濃度は2.0mol/Lであった。
1.0Lの反応容器に200gの純水を入れた後、60℃で昇温、撹拌・維持した。上記金属塩水溶液を、供給速度0.75g/minで反応容器に添加した。また、上記の供給操作中、酸化剤として空気を供給速度1.0L/minで反応容器中にバブリングし続けた。さらに、混合液がpH9.0となるように、2.0mol/Lの水酸化ナトリウム水溶液を断続的に添加して混合した。反応によって得られた沈殿したスラリーをろ過、洗浄後、120℃で12時間乾燥することで、MnとMgを含むマンガン酸化物(理論組成(Mg0.05Mn0.95)3O4)を得た。
した。
炭酸マンガン(MnCO3)を700℃で12時間、空気中で焼成し、理論組成(Mn2O3)のマンガン酸化物を作製する。金属組成のV/(V+Mn)モル比が0.05、及び、Li/(V+Mn)モル比が1.0になるようにマンガン酸化物、市販の酸化バナジウム(V)(V2O5、和光社製)と市販の炭酸リチウムを乳鉢で20分間乾式混合した。得られた混合粉を焼成皿に入れて、900℃で12時間、Arガス中で加熱を行い、室温まで冷却して主相がジグザグ層状構造を有するLiV0.05Mn0.95O2を得た。昇温速度と降温速度は10℃/minとした。
次に、岩塩型構造を有するLiV0.05Mn0.95O2を600℃で12時間、Arガス中で熱処理を行い、ジグザグ層状構造を母構造とし、α-NaFeO2型層状構造のドメインを有するLiV0.05Mn0.95O2のリチウム複合酸化物を得た。さらに、得られたリチウム複合酸化物を用い、上記<電池の作製>に従って電池を作製した。
ジルコニア製密閉容器に、実施例6で得られた、ジグザグ層状構造を母構造とし、α-NaFeO2型層状構造のドメインを有するLiNi0.025Ti0.025Mn0.95O2のリチウム複合酸化物を0.4g、複合化材(商品名:デンカブラック、デンカ社製)を0.05g、直径10mmボールを3個、直径5mmボールを10個及び直径1mmボールを2g入れて100rpmで12時間メカニカルミリングを行って、カーボン複合化リチウム複合酸化物を得た。
次に、得られたカーボン複合化リチウム複合酸化物とバインダ(10wt%PvdF/N-Methyl-2-Pyrrolidone溶液)を重量比90:10で混合器を用いて均一混合して、正極材インクを作製し、その正極材インクを用いた以外は、上記の<電池の作製>に従って電池を作製した。
ジルコニア製密閉容器に、実施例6で得られた、ジグザグ層状構造を母構造とし、α-NaFeO2型層状構造のドメインを有するLiNi0.025Ti0.025Mn0.95O2のリチウム複合酸化物を0.4g、カーボンナノチューブ(Shenzhen
SUSN Nanotech社製)を0.05g、直径10mmボールを3個、直径5mmボールを10個及び直径1mmボールを2g入れて100rpmで12時間メカニカルミリングを行って、カーボン複合化リチウム複合酸化物を得た。
次に、得られたカーボン複合化リチウム複合酸化物とバインダ(10wt%PvdF/N-Methyl-2-Pyrrolidone溶液)を重量比90:10で混合器を用いて均一混合して、正極材インクを作製し、その正極材インクを用いた以外は、上記の<電池の作製>に従って電池を作製した。
炭酸マンガン(MnCO3)を700℃で12時間、空気中で焼成し、理論組成(Mn2O3)のマンガン酸化物を作製した。金属組成のLi/Mnモル比が1.0になるようにマンガン酸化物と市販の炭酸リチウムを乳鉢で20分間乾式混合した。得られた混合粉を焼成皿に入れて、900℃で12時間、Arガス中で加熱を行い、室温まで冷却して主
相がジグザグ層状構造を有するLiMnO2を得た。昇温速度と降温速度は10℃/minとした。
次に、岩塩型構造を有するLiMnO2を600℃で12時間、Arガス中で熱処理を行い、ジグザグ層状構造を母構造とし、α-NaFeO2型層状構造のドメインを有するLiMnO2のリチウム複合酸化物を得た。さらに、得られたリチウム複合酸化物を用い、上記の<電池の作製>に従って電池を作製した。
岩塩型構造を有するLiMnO2を700℃で12時間、Arガス中で熱処理を行ったこと以外は比較例1と同様の方法でリチウム複合酸化物を製造し、さらに、電池を作製した。
実施例1~14及び比較例1、2の作製条件及び物性を表1に示した。
実施例1~14及び比較例1、2で製造されたリチウム複合酸化物の粒度径測定を行い
、その結果の平均粒子径(D50)を表1に示した。実施例で作製したリチウム複合酸化物は、異種金属(Co、Fe、Ni+Ti、Mg+Ti、Zn+Ti、Mg、V)置換からなる粒度分布の変化はされていないことが確認できた。
実施例1~14及び比較例1、2で製造されたリチウム複合酸化物のBET比表面積の測定を行い、その結果を表1に示した。実施例で作製したリチウム複合酸化物は、異種金属置換からなるBET比表面積の変化はされていないことが確認できた。
実施例1~12及び比較例1、2のリチウム複合酸化物粉末に対して10~20°のXRDパターンを確認し、その結果を図3の(3a)、(3b)に示した。図3の実施例1~12及び比較例1、2により、本発明工程で作製したリチウム複合酸化物は15.3±1.0°(A)に示される直方晶系(010)面と18.2±1.0°(B)に示される単斜晶系(001)面のピークが確認できた。本発明工程で作製したリチウム複合酸化物は図3のように直方晶系を母構造とし、単斜晶をドメインとする構造であることを確認できた。さらに(A/B)ピーク積算強度比の算出を行い、その結果を表1に示した。
実施例1~14及び比較例1、2で製造されたリチウム複合酸化物を正極活物質として用いた正極の充電・放電測定から求めた0.3C、1.0C、2.0Cでの放電容量、及び0.3Cの放電容量、平均放電電位(V)、電極密度(kg/L)から求めたエネルギー密度を表2に示した。
エネルギー密度(Wh/kg)=放電容量(Ah/kg)×平均放電電位(V)
エネルギー密度(Wh/L)=放電容量(Ah/kg)×平均放電電位(V)
×電極密度(kg/L)
上記計算に使用された電極密度は上記<電池の作製>の記載に従って作製した電極から、集電体であるアルミニウムホイルを除く、正極活物質+導電材+バインダの重量と電極の直径と厚みから求めた体積で算出した。
表2で示された実施例1~14で製造された正極のエネルギー密度も比較例1、2より上回って、高容量で高出力を持つリチウム二次電池を達成した。特に、実施例13、14はカーボンがリチウム複合酸化物の周辺に均一分布され、出力特性がさらに改善された効
果を示した。
実施例6、13のリチウム複合酸化物のSEM像を図6に示した。実施例13は、実施例6のリチウム複合酸化物についてカーボン複合化を行うことで、活物質の二次粒子が粉砕によりもっと均一な粒径になることがSEM像で確認できた。
Claims (9)
- 組成式LixMeyMn1-yO2(但し、0<x≦1.2であり、0<y≦0.2である。MeがAl、Co、Cr、Cu、Fe、Mg、Mo、Nb、Ni、Si、Ti、V、W、Zn、及びZrからなる群より選ばれる1種以上の金属元素である。)で示され、直方晶系ジグザグ層状構造を母構造とし、単斜晶又は菱面体晶α-NaFeO2型層状構造のドメインを有し、かつ、粉体X線回折で15.3±1.0°に観測される回折ピーク積分強度(A)と18.2±1.0°に観測される回折ピーク積分強度(B)との強度比(A/B)が0.5以上であることを特徴とするリチウム複合酸化物。
- 前記MeがAl、Co、Fe、Mg、Nb、Ni、Ti、及びZnからなる群より選ばれる1種以上の金属元素である請求項1に記載のリチウム複合酸化物。
- BET比表面積が8.0m2/g以下であり、平均粒子径(D50)が、0.2~5.0μmである請求項1又は2に記載のリチウム複合酸化物。
- 導電性を有するカーボン若しくは金属で複合化されている請求項1~3のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物。
- 請求項1~4のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物の製造方法であって、組成式(MeyMn1-y)aOb(但し、1.3<a/b<1.6であり、0<y≦0.2であり、MeがAl、Co、Cr、Cu、Fe、Mg、Mo、Nb、Ni、Si、Ti、V、W、Zn、及びZrからなる群より選ばれる1種以上の金属)で示され、金属イオンの平均酸化数が2.6以上3.3以下であるマンガン化合物とリチウム化合物を混合して焼結し、主相がジグザグ層状構造を有するLixMeyMn1-yO2で表されるリチウム複合酸化物を作製する工程、及び、前記工程で得られたLixMeyMn1-yO2にメカニカルミリングを施し、次いで不活性ガス中で熱処理することを特徴とする製造方法。
- 請求項1~4のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物の製造方法であって、金属組成がMeyMn1-y(但し、0<y≦0.2であり、MeがAl、Co、Cr、Cu、Fe、Mg、Mo、Nb、Ni、Si、Ti、V、W、Zn、及びZrからなる群より選ばれる1種以上の金属)で示されるマンガン化合物とリチウム化合物を混合し、次いでアルカリ性水溶液中で水熱処理することを特徴とする製造方法。
- 得られるリチウム複合酸化物を、次いで、導電性を有するカーボン若しくは金属の複合化剤とともにメカニカルミリングする請求項5又は6に記載の製造方法。
- 請求項1~4のいずれかの項に記載のリチウム複合酸化物を含む電極。
- 請求項8に記載の電極を正極に使用したリチウム二次電池。
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