JP7626714B2 - パウチ容器用包材およびパウチ容器包装体 - Google Patents

パウチ容器用包材およびパウチ容器包装体 Download PDF

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Description

本発明は、パウチ容器用包材およびパウチ容器包装体に関する。
パウチ容器は、密封性や取り扱い性に優れることから、食料品やトイレタリー製品はもとより、経腸栄養剤や静脈栄養剤、輸液等の容器としても広く用いられている。栄養剤を患者に投与する手法として、胃瘻(Percutaneous Endoscopic Gastrostomy:以下PEG)がある。PEGでは、栄養剤を収容したパウチ容器包装体を加圧することにより、患者に栄養剤を投与する。特許文献1には、加圧されるパウチ容器包装体の一例が開示されている。同文献に開示されたパウチ容器包装体は、収容空間を規定する一対の本体シートと、収容空間を封鎖するチャックと、収容空間に収容された被包装物である栄養剤と、収容空間から栄養剤を注出する抽出部と、を備えている。使用時に加圧される際には、一対の本体シートを折返して使用することが提案されている。
特開2008-127021号公報
パウチ容器包装体への加圧は、抽出部から栄養剤を確実に注出可能な程度の圧力によって行われる。パウチ容器包装体の状態が不適切であると、栄養剤がチャックから漏れてしまうおそれがある。たとえば、近年においては、大規模な病院で多数の患者にPEGによる栄養剤投与を行うことが多い。この場合、折返しの状態やチャックの状態が不十分であると、漏れ等の問題が生じやすい。
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、加圧による被包装物の注出をより確実に行うことが可能なパウチ容器用包材およびパウチ容器包装体を提供することをその課題とする。
本発明の第1の側面によって提供されるパウチ容器用包材は、被包装物を収容するための収容空間を規定する一対の本体シートと、前記一対の本体シートの第1方向一方側に設けられた開口部と、前記開口部に対して前記一対の本体シートの前記第1方向他方側に設けられた注出部と、前記開口部よりも前記第1方向他方側において前記収容空間を封鎖する状態と開放する状態とをとる開閉部と、を備えるパウチ容器用包材であって、前記一対の本体シートが対面する方向および前記第1方向と直交する方向である幅方向に離間する一対の固定部において前記本体シートに固定され且つ前記本体シートの外面との間に挿入空間を形成する係止帯部と、前記一対の本体シートの少なくとも一方によって構成され且つ前記一対の本体シートが折り返された状態で前記挿入空間に挿入されることにより前記係止帯部に係止される係止部と、を備えることを特徴としている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記係止部は、前記一対の固定部間の幅方向寸法よりも幅方向における最小寸法が小とされたくびれ部と、前記くびれ部に対して前記第1方向一方側に位置し且つ前記一対の固定部間の幅方向寸法よりも幅方向寸法が大とされた広幅部と、を含む。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記開閉部と前記くびれ部とは、前記第1方向において互いに重なっている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記くびれ部は、前記幅方向内方に位置する底辺と、前記底辺に対して前記第1方向一方側に位置する第1辺と、前記底辺に対して前記第1方向他方側に位置する第2辺と、を有し、前記第1辺の前記第1方向に対する傾斜角は、前記第2辺の前記第1方向に対する傾斜角よりも大きい。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記一対の固定部は、前記収容空間を挟んで前記幅方向両外側に配置されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記開閉部は、前記一対の本体シートの内面に各別に接合された第1チャックシートおよび第2チャックシートからなり、前記第1チャックシートおよび前記第2チャックシートの各々は、開閉機能を果たすチャック部を有し、前記第1チャックシートと前記一対の本体シートの一方の内面との接合部分は、前記第1チャックシートの前記チャック部よりも前記第1方向一方側にのみ形成されており、前記第2チャックシートと前記一対の本体シートの他方の内面との接合部分は、少なくとも前記第1方向において前記第2チャックシートの前記チャック部を挟む両側に形成されている。
本発明の第2の側面によって提供されるパウチ容器包装体は、本発明の第1の側面によって提供されるパウチ容器用包材と、前記収容空間に収容された被包装物と、を備えることを特徴としている。
本発明によれば、加圧による被包装物の注出をより確実に行うことができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材を示す正面図である。 図2のIII-III線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材を示す要部拡大断面図である。 図2のV-V線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材の使用状態を示す正面図である。 図6のVII-VII線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材の使用状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材の使用状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器包装体を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器包装体を示す要部拡大正面図である。 図10のXI-XI線に沿う断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器包装体の使用状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材の使用状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材の使用状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材の第1変形例を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器包装体の第1変形例を示す正面図である。 本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材の第2変形例を示す正面図である。 本発明の第2実施形態に係るパウチ容器用包材およびパウチ容器包装体を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るパウチ容器用包材およびパウチ容器包装体の第1変形例を示す断面図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
本開示における「第1」、「第2」、「第3」等の用語は、単にラベルとして用いたものであり、それらの対象物に順列を付することを意図していない。
<第1実施形態>
図1~図15は、本発明の第1実施形態に係るパウチ容器用包材およびパウチ容器包装体を示している。本実施形態のパウチ容器用包材A1は、一対の本体シート1A,1B、係止部11、開閉部2、係止帯部3、底シール部41、一対の側方シール部42および注出部5を備えている。パウチ容器包装体B1は、パウチ容器用包材A1に被包装物6が収容された包装体である。パウチ容器用包材A1およびパウチ容器包装体B1の用途は何ら限定されず、以降の説明においてはPEGの手法による患者への栄養投与に用いられる場合を例に説明する。
図1は、パウチ容器用包材A1を示す斜視図である。図2は、パウチ容器用包材A1を示す正面図である。図3は、図2のIII-III線に沿う断面図である。図4は、パウチ容器用包材A1を示す要部拡大断面図である。図5は、図2のV-V線に沿う断面図である。図6は、パウチ容器用包材A1の使用状態を示す正面図である。図7は、図6のVII-VII線に沿う断面図である。図8は、パウチ容器用包材A1の使用状態を示す断面図である。図9は、パウチ容器用包材A1の使用状態を示す斜視図である。図10は、パウチ容器包装体B1を示す正面図である。図11は、パウチ容器包装体B1を示す要部拡大正面図である。図12は、図10のXI-XI線に沿う断面図である。図13は、パウチ容器包装体B1の使用状態を示す断面図である。図14は、パウチ容器用包材A1の使用状態を示す断面図である。図15は、パウチ容器用包材A1の使用状態を示す要部拡大断面図である。
これらの図において、z方向は、本発明における第1方向に相当する。y方向は、一対の本体シート1A,1Bが対面する方向である。x方向は、y方向およびz方向に直交する方向であり、本発明における幅方向に相当する。なお、パウチ容器用包材A1およびパウチ容器包装体B1の使用状態によっては、z方向が鉛直方向(上下方向)に一致する場合があるが、これに限定されるものではない。本実施形態においては、z方向がパウチ容器包装体B1の鉛直方向に一致している。
図2に示すように、図示されたパウチ容器用包材A1の正面視形状は、全体として略矩形状であるが、パウチ容器用包材A1の形状はこれに限定されない。例えば、パウチ容器用包材A1の正面視形状は、円形状、楕円形状、オーバル(卵)形状、三角形(好適には逆三角形)、多角形等の各種形状が採用され得る。図示された例においては、一対の本体シート1A,1Bの外端縁が、互いに略一致する構成であるが、これらの一部が互いにずれた構成であってもよい。
一対の本体シート1A,1Bは、表裏方向であるy方向に互いに重ね合わされており、パウチ容器用包材A1の外面のほとんどを構成している。図1~図3に示すように、底シール部41は、一対の本体シート1A,1Bの下端縁及び下端縁近傍部分を含む下端部同士が接合されることにより形成されている。なお、図示された例においては、一対の本体シート1A,1Bの下端縁の間に注出部5が挟まれており、底シール部41によって一対の本体シート1A,1Bの下端縁と注出部5とが接合されているが、これに限定されず、注出部5は、たとえば側方シール部42において一対の本体シート1A,1Bに固定されていてもよく、底シール部41と側方シール部42との交点(コーナー部)において一対の本体シート1A,1Bにx方向およびz方向に対して傾いた姿勢で固定されていてもよい。
図1、図2および図5に示すように、一対の側方シール部42は、一対の本体シート1A,1Bの一対の側端縁及び一対の側端縁近傍部分を含む一対の側端部同士が接合されることにより形成されている。底シール部41及び一対の側方シール部42における接合手法は、たとえばヒートシールが好適に用いられる。
一対の本体シート1A,1B、底シール部41及び一対の側方シール部42によって収容空間19が規定されている。収容空間19は、被包装物6を収容するための空間である。また、一対の本体シート1A,1Bのz方向一方側には、開口部18が形成されている。開口部18は、一対の本体シート1A,1Bのz方向一方側端の間に設けられた開口である。
開閉部2は、図1~図4に示すように、開口部18よりも第1方向他方側(内側)に設けられている。開閉部2は、収容空間19を封鎖する状態と開放する状態とをとる。開閉部2の具体的構成は何ら限定されず、本実施形態においては、開閉部2は、一対の本体シート1A,1Bの各々の内面に固定された第1チャックシート21および第2チャックシート22からなり、具体的にはジッパーである。
第1チャックシート21は、本体シート1Aの内面に固定されており、支持部211およびチャック部212を有する。支持部211は、平坦な帯状の部位である。チャック部212は、支持部211に支持されており図示された例においては、いわゆる雄チャックとして形成されている。図示された例においては、各々がx方向に長く延びる2つのチャック部212が、z方向に互いに離間して平行に設けられている。チャック部212の個数は特に限定されず、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。
第2チャックシート22は、本体シート1Bの内面に固定されており、支持部221およびチャック部222を有する。支持部221は、平坦な帯状の部位である。チャック部222は、支持部221に支持されており図示された例においては、いわゆる雌チャックとして形成されている。図示された例においては、各々がx方向に長く延びる2つのチャック部222が、z方向に互いに離間して平行に設けられている。チャック部222の個数は特に限定されず、1つでもよいし、3つ以上であってもよい。チャック部212とチャック部222とが互いに嵌合および離脱することにより、開閉部2の封鎖状態と開放状態とが実現される。
第1チャックシート21および第2チャックシート22の固定手法はなんら限定されず、本実施形態においては、ヒートシールを用いた固定手法が採用された場合を例に説明する。この場合、第1チャックシート21および第2チャックシート22は、ヒートシールが可能な樹脂材料からなる。
図4に示すように、第1チャックシート21と本体シート1Aとは、第1チャックシール部43において固定されている。第1チャックシール部43は、第1チャックシート21の支持部211と本体シート1Aの内面とが、ヒートシールによって固定された部位である。図示された例においては、第1チャックシール部43は、第1チャックシート21の支持部211のうち2つのチャック部212よりもz方向一方側(開口部18が設けられている側)に位置する部分のみが本体シート1Aの内面に接合されている。すなわち、支持部211のうち2つのチャック部212が設けられた部分および2つのチャック部212よりもz方向他方側に位置する部分は、本体シート1Aに対して直接は固定されておらず、支持部211が屈曲する範囲においてパウチ容器用包材A1の内面から離間可能である。なお、第1チャックシート21と本体シート1Aとを固定する第1チャックシール部43の具体的な形態は何ら限定されない。たとえば、第1チャックシート21の支持部211の略全体が本体シート1Aに固定されていてもよい。このような構成を実現する第1チャックシール部43としては、少なくともz方向において第1チャックシート21を挟んだ両側に第1チャックシール部43が形成されていればよい。すなわち、第1チャックシート21のz方向両端部分のみが本体シート1Aに固定されていてもよい。
図4に示すように、第2チャックシート22と本体シート1Bとは、第2チャックシール部44において固定されている。第2チャックシール部44は、第2チャックシート22の支持部221の略全体と本体シート1Bの内面とが、ヒートシールによって固定された部位である。すなわち、第2チャックシール部44は、少なくとも2つのチャック部222と重なる位置に第2チャックシート22に跨って設けられている。このため、2つのチャック部222は、本体シート1Bの内面から離間することが阻止されている。なお、第2チャックシート22と本体シート1Bとを固定する第2チャックシール部44の具体的な形態は何ら限定されない。第2チャックシート22の略全体を本体シート1Bに固定する形態としては、少なくともz方向において第2チャックシート22を挟んだ両側に第2チャックシール部44が形成されていればよい。すなわち、第2チャックシート22のz方向両端部分のみが本体シート1Bに固定されていてもよい。また、たとえば、第1チャックシート21の略全体が本体シート1Aに固定されている場合に、第2チャックシート22のチャック部212のz方向一方側(開口部18が設けられている側)に位置する部分のみに第2チャックシール部44が形成されていることにより、チャック部222が本体シート1Bに対して離間可能な構成であってもよい。
注出部5は、図1~図3に示すように、開口部18に対して一対の本体シート1A,1Bのz方向他方側に設けられている。注出部5は、パウチ容器用包材A1を用いたパウチ容器包装体B1において被包装物6を収容空間19から注出するためのものである。注出部5の具体的構成は何ら限定されず、本実施形態においては、注出部5は、本体部51およびキャップ部52からなる。なお、本発明の注出部は、本体シート1A及び本体シート1Bと別体に構成されたものに限定されず、本体シート1Aや本体シート1Bの一部によって形成されていてもよい。本体部51は、内部に被包装物6を注出するための貫通孔が形成された部位である。本体部51の一部は、上述したように底シール部41において本体シート1Aと本体シート1Bとに挟まれて接合されている。この場合、本体部51(注出部5)は、たとえばPP(ポリプロピレン)等のヒートシール可能な樹脂からなる。
キャップ部52は、本体部51の貫通孔を塞ぐものであり、被包装物6を注出する際には、本体部51から取り除かれる。図示された例においては、キャップ部52には、ヒレ状の部位が形成されている。このヒレ状の部位に指をかける等してキャップ部52を捻ることにより、本体部51からキャップ部52を取り除くことができる。
係止帯部3は、図1~図3および図5に示すように、一対の固定部31において一対の本体シート1A,1Bに固定されており、x方向に長く延びる形状である。係止帯部3は、一対の本体シート1A,1Bの一方である本体シート1Aの外面との間に挿入空間39を形成している。係止帯部3の材質は特に限定されず、樹脂シート、布材、紙材等の様々な材質を用いることができる。以降においては、係止帯部3は、本体シート1A,1Bと同様に、ヒートシールが可能な樹脂シートからなる場合を例に説明する。なお、後述のパウチ容器包装体B1の形成や使用において、係止帯部3をフック等(図示略)に係止することにより、パウチ容器用包材A1やパウチ容器包装体B1を垂下状態で用いる場合、係止帯部3は、被包装物6を含むパウチ容器包装体B1の自重を支持可能な程度の強度を有するものを選択することが好ましい。
本実施形態においては、一対の固定部31は、x方向において収容空間19を挟んだ両側に配置されている。固定部31の固定手法は何ら限定されず、ヒートシールや接着等が適宜用いられる。本実施形態においては、固定部31がヒートシールによって一対の側方シール部42とともに形成された場合を例に説明する。なお、一対の固定部31の双方または一方が、一対の側方シール部42よりもx方向内側に配置された構成であってもよい。図示された例においては、図2および図5に示すように、本体シート1Aのx方向両端部分が半円形状に切り欠かれており、この切り欠き部分を通じて本体シート1Bの内面と係止帯部3の内面とが、ヒートシールによって接合されている。固定部31の形状は特に限定されず、図2および図5に示すようにy方向から見て半円形状、円形状、楕円形状、オーバル(卵)形状、四角形状、その他多角形等の各種形状が採用され得る。なお、固定部31は、係止帯部3のz方向の全長にわたって設けられていてもよく、z方向の一部領域に設けられていてもよい。本実施形態においては、固定部31は、係止帯部3のz方向中央領域に設けられている。固定部31に対してz方向上側および下側に位置する係止帯部3の部分は、本体シート1A表面と接合されていない。なお、一対の固定部31の具体的な固定態様は何ら限定されない。上述の個体態様以外に、たとえば、係止帯部3の端部が本体シート1Aや本体シート1Bの表面に接着等の手法によって接合されていてもよい。また、係止帯部3の端部が、本体シート1Bの内面に加えて本体シート1Aの表面に接着等の手法によってさらに接合されていてもよい。また、係止帯部3の端部が、本体シート1Aから本体シート1Bに回り込むようにして、本体シート1Aおよび本体シート1Bの双方の表面に接着等の手法によって接合されていてもよい。さらに、一対の固定部31の一方と他方の固定態様が互いに異なっていてもよい。
係止部11は、一対の本体シート1A,1Bの少なくとも一方によって構成された部位である。係止部11は、一対の本体シート1A,1Bが折り返された状態で、挿入空間39に挿入されることにより、係止帯部3に係止される部位である。係止部11の具体的な構成は何ら限定されず、本実施形態においては、図1および図2に示すように、係止部11は、くびれ部12および広幅部13を含む。なお、本実施形態においては、係止部11は、一対の本体シート1A,1Bの双方の一部ずつによって構成されているが、これに限定されず、一対の本体シート1A,1Bのいずれか一方のみの一部によって構成されていてもよい。
くびれ部12は、一対の本体シート1A,1Bの少なくとも一方の一部であって、x方向の最小寸法である幅W1が、一対の固定部31のx方向における距離W0よりも小である部位である。本実施形態においては、くびれ部12は、一対の本体シート1A,1Bの双方の一部ずつによって構成されており、底辺120、第1辺121および第2辺122を有する。底辺120は、x方向内方に位置する辺である。第1辺121は、底辺120に対してz方向一方側(開口部18が位置する側)に設けられた辺である。第2辺122は、底辺120に対してz方向他方側に設けられた辺である。底辺120、第1辺121および第2辺122は、直線、曲線、屈曲線等の種々の形状が適宜採用し得る。例えば、底辺120、第1辺121および第2辺122は、連続した曲線状であってもよい。図示された例においては、第1辺121のz方向に対する傾斜角は、第2辺122のz方向に対する傾斜角よりも大きく、たとえば、第1辺121のz方向に対する傾斜角が90°程度であるのに対し、第2辺122のz方向に対する傾斜角は45°程度である。図示された例においては、2つずつの底辺120、第1辺121および第2辺122が、くびれ部12のx方向両側に形成されているが、くびれ部12の構成はこれに限定されず、たとえば底辺120、第1辺121および第2辺122が、x方向の片側のみに設けられた構成であってもよい。
広幅部13は、一対の本体シート1A,1Bの少なくとも一方の一部によって構成されており、本実施形態においては、一対の本体シート1A,1Bの双方の一部ずつによって構成されている。広幅部13は、くびれ部12に対してz方向一方側(開口部18が位置する側)に設けられており、x方向寸法である幅W2が、一対の固定部31のx方向における距離W0よりも大きい部位である。図示された例においては、広幅部13は、くびれ部12に対してx方向の両側に突出する形状である。なお、広幅部13は、くびれ部12に対してx方向の片側のみに突出する形状であってもよい。
図2に示すように、本実施形態においては、開閉部2は、y方向から見てくびれ部12に重なる位置に設けられている。また、一対の本体シート1A,1Bは、後述のパウチ容器包装体B1を形成する際に、折返し予定線17において折返されることが意図されている。図示された例においては、折返し予定線17は、z方向において開閉部2と係止帯部3との間に位置しており、くびれ部12に重なる位置に設定されている。また、より具体的には、折返し予定線17は、底辺120に重なる位置に設定されている。なお、折返し予定線17の位置は、開閉部2よりもz方向他方側であって且つ係止帯部3との間であれば特に限定されず、後述のパウチ容器包装体B1の形成において、一対の本体シート1A,1Bを適切に折返し可能な位置であればよい。
また、本実施形態においては、パウチ容器用包材A1は、一対の傾斜辺15を有する。一対の傾斜辺15は、広幅部13に対してz方向一方側に設けられている。一対の傾斜辺15は、z方向一方側に向かうほど(開口部18に近づくほど)x方向における互いの距離が小さくなるようにそれぞれ傾斜している。なお、一対の傾斜辺15を有さない構成であってもよいし、1つのみの傾斜辺15を有する構成であってもよい。
パウチ容器用包材A1を構成する各シートは、通常、樹脂フィルムから構成される。シートを構成する樹脂フィルムには、耐衝撃性、耐磨耗性、及び耐熱性など、包装体としての基本的な性能を備えることが要求される。また、上記各シール部及び上記接合部は、通常、ヒートシールにより形成されるので、シートにはシーラント性も要求される。シートとしては、ベースフィルム層と、シーラント性を付与するシーラント層とを有する複層シートが好適であり、高いガスバリア性や遮光性が要求される場合には、ベースフィルム層とシーラント層との間にバリア層を設けることが好適である。なお、ベースフィルム層そのものにバリア性を付与してもよい。この場合は、バリア層をベースフィルム層として用い、バリア層とシーラント層とを有する複層シートとなる。また、シートの両面にシーラント性を付与する場合は、後述のシーラント層を形成する単層フィルムを用いてもよいし、複層シートの場合は、同種又は異種のシーラント層を二層有するか(このとき、シーラント層の一層を形式的にベースフィルム層として用いることになる)、或いはベースフィルム層の両面にシーラント層を有するシートを用いてもよい。本実施形態では、一対の本体シート1A,1Bおよび係止帯部3として、外面がベースフィルム層からなり内面がシーラント層からなる複層シートが使用されている。
ここで、ベースフィルム層、シーラント層、及びガスバリア層の構成材料を例示する。なお、これら各層の積層は、慣用のラミネート法、例えば、接着剤によるドライラミネーション、無溶剤タイプ接着剤によるラミネート、熱接着性層を挟んで熱により接着させる熱ラミネーションなど、或いはベースフィルム層にシーラント層となる樹脂を溶融押出する押出しラミネートにより行うことができる。
ベースフィルム層を構成するフィルムとしては、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレ-ト(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)など)、ポリオレフィン(ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)など)、ポリアミド(ナイロン-6、ナイロン-66など)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリ塩化ビニル(PVC)、及びポリ塩化ビニリデン(PVDC)等から構成される一層又は二層以上の延伸又未延伸フィルムが例示でき、特に厚さ9~30μmの二軸延伸PETフィルム、二軸延伸ポリアミドフィルムが良い。
シーラント層を構成する樹脂層としては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、エチレン-プロピレン共重合体(EP)、未延伸ポリプロピレン(CPP)、エチレン-オレフィン共重合体、エチレン-アクリル酸共重合体(EAA)、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMAA)及びエチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)等から構成される一層又は二層以上のフィルムや押出ラミネートされた樹脂が例示できる。シーラント層の厚さは、20~150μm、好ましくは40~120μmである。
ガスバリア層としては、アルミニウム等の金属薄膜、又は塩化ビニリデン(PVDC)、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)などの樹脂フィルム、或いは任意の合成樹脂フィルム(例えば、ベースフィルム層であってもよい)に、アルミニウム、酸化アルミニウムやシリカ等の無機酸化物などを蒸着(又はスパッタリング)したフィルムが例示できる。
一対の本体シート1A,1Bには、例えば、被包装物6としての栄養剤の液量を計測するための目盛り(図示せず)を設けてもよい。なお、目盛りの他にも、商品名や原材料、使用上の注意事項などを表示する印刷層を設けてもよい。印刷層は、ベースフィルム層にグラビア印刷やフレキソ印刷により設けることができる。
図6~図15は、パウチ容器用包材A1の使用状態を示しており、パウチ容器用包材A1を用いたパウチ容器包装体B1の形成を示している。
まず、図6および図7に示すように、開閉部2を開放状態とし、開口部18を拡開する。図示された状態は、第1方向であるz方向が、鉛直方向に沿った状態である。次いで、開口部18から収容空間19に被包装物6を充填する。本実施形態においては、被包装物6は、液状の栄養剤である。被包装物6の充填量は特に限定されないが、少なくとも開閉部2よりもz方向下方に液面が位置する充填量である。
次いで、図8に示すように、第1チャックシート21のチャック部212と第2チャックシート22のチャック部222とを嵌合させ、開閉部2を封鎖状態とする。これにより、被包装物6を収容した状態で、収容空間19が封鎖される。この状態においては、被包装物6は、収容空間19内において密閉された状態である。
次いで、図9に示すように、一対の本体シート1A,1Bのz方向上端部分を掴み、一対の本体シート1A,1Bを折返し予定線17において折り返す。この際、本体シート1Aが内側(谷側)となり、本体シート1Bが外側(山側)となるように、一対の本体シート1A,1Bを折返す。次いで、一対の本体シート1A,1Bの先端を挿入空間39に挿入する。一対の固定部31の間を一対の本体シート1A,1Bの先端から順に通過させ、広幅部13を通過させる。そして、くびれ部12が一対の固定部31の間に位置する状態で、挿入を完了させる。これにより、図10および図12に示すように、一対の本体シート1A,1Bが折返し部170で折返された状態で、係止部11が係止帯部3に係止される。この結果、パウチ容器包装体B1が完成する。
図10に示すように、本実施形態においては、係止部11と係止帯部3との係止は、一対の固定部31のz方向下方に広幅部13が位置することにより実現している。より具体的には、一対の固定部31に対してz方向下方から一対の第1辺121が当接することにより、より確実な係止がなされている。
図13は、パウチ容器包装体B1の使用例を示している。注出部5のキャップ部52が本体部51から取り除かれ、本体部51に注出ノズル71が装填されている。注出ノズル71には、注出パイプ72が接続されている。注出パイプ72は、本体部51から注出される被包装物6を患者のPEGへと導くためのものである。また、パウチ容器包装体B1(収容空間19)のy方向両側に加圧手段75が配置される。加圧手段75は、パウチ容器包装体B1に被包装物6を注出するための圧力を付与するためのものである。図示された例においては、加圧手段75は、係止帯部3および係止部11を含む領域に加圧する構成となっている。
加圧手段75の圧力は、被包装物6を所望の速度で注出しうるように調節される。加圧手段75の加圧により、パウチ容器用包材A1の収容空間19から注出部5の本体部51を通じて被包装物6が注出される。この被包装物6は、注出パイプ72を介して患者のPEGへと導かれ、患者の体内に投与される。
次に、パウチ容器用包材A1およびパウチ容器包装体B1の作用について説明する。
本実施形態によれば、図10および図12に示すように、パウチ容器用包材A1を用いて形成したパウチ容器包装体B1において、一対の本体シート1A,1Bが折返し部170で折返された状態で、係止部11が係止帯部3に係止されている。このため、たとえば図13に示すように、加圧手段75によってパウチ容器包装体B1が加圧される際に、一対の本体シート1A,1Bが折返された状態をより確実に維持することが可能である。これにより、加圧手段75からの圧力によって被包装物6が開閉部2に到達し、被包装物6の圧力によって開閉部2の封鎖状態が解除されてしまうことを抑制することができる。したがって、加圧による被包装物6の漏れ等を低減することが可能であり、被包装物6の注出をより確実に行うことができる。
図13に示すように、係止帯部3および係止部11を含む領域を加圧手段75によって加圧することにより、折返し部170において一対の本体シート1A,1Bが折返された状態をより確実に維持することができる。これは、被包装物6の漏れを防止し、被包装物6の注出を適切に行うのに好ましい。
図1および図2に示すように、係止部11は、くびれ部12および広幅部13を有する。くびれ部12の幅W1は、一対の固定部31の距離W0よりも小さい。このため、図10および図12に示すパウチ容器包装体B1において、くびれ部12を係止帯部3と重なるように一対の固定部31の間に位置させることができる。また、広幅部13の幅W2は、一対の固定部31の距離W0よりも大きい。このため、一対の固定部31の間を一対の本体シート1A,1Bの先端から広幅部13をz方向他方側に通過させると、図10に示すように、広幅部13が一対の固定部31に引っ掛かる格好となる。これにより、係止部11と係止帯部3とをより強固に係止させることが可能であり、折返し部170における折返しを維持するのに好ましい。
図2に示すように、くびれ部12は、第1辺121を有する。第1辺121は、z方向に対する傾斜角が、第2辺122よりも大きい。このため、図10に示すように、係止部11(広幅部13)を一対の固定部31に係止させた際に、固定部31に対してz方向他方側から第1辺121をより確実に当接させることが可能である。これは、係止部11と係止帯部3とをより強固に係止させるのに好適である。また、固定部31に対してz方向上側および下側に位置する係止帯部3の部分は、本体シート1A表面と接合されていない。図11に示すように、この非接合にくびれ部12の第1辺121が収容されることにより、パウチ容器包装体B1の使用時(たとえば、パウチ容器包装体B1の保持器具(加圧手段75等)への挿入や取り出し)に第1辺121が引っ掛かること等を抑制することができる。
図1、図2および図10に示すように、一対の固定部31は、x方向において収容空間19を挟んでx方向両側に位置している。これにより、挿入空間39のx方向の寸法をより大きく設定することが可能であり、係止部11のくびれ部12の幅W1をより大きく確保することができる。したがって、係止部11と係止帯部3との係止によって、一対の本体シート1A,1Bがx方向の全幅に渡って折返された状態を実現および維持するのに好ましい。
係止部11(くびれ部12および広幅部13)が一対の本体シート1A,1Bの双方の一部ずつによって構成されていることにより、係止部11の剛性を高めることが可能である。これは、係止部11と係止帯部3とをより強固に係止させるのに好ましい。
また、一対の固定部31は、一対の側方シール部42において、係止帯部3のx方向両端部分と本体シート1Bとがヒートシールされている。このように、固定部31が側方シール部42の一部をなすように形成されることにより、一対の本体シート1A,1Bに対する係止帯部3の固定強度をより高めることができる。
図4に示すように、第1チャックシート21と本体シート1Aとを固定する第1チャックシール部43は、第1チャックシート21のチャック部212に対してz方向一方側にのみ形成されている。一方、第2チャックシート22と本体シート1Bとを固定する第2チャックシール部44は、チャック部222と重なるように、支持部221の全域に設けられている。たとえば図14および図15に示すように、パウチ容器用包材A1を用いてパウチ容器包装体B1を形成する際に、折返し予定線17において一対の本体シート1A,1Bを折返す前に収容空間19に対して強い圧力が意図せず付与される場合がある。この際には、上述の折返し部170が未だ形成されていないため、被包装物6の圧力が開閉部2へと伝わる。この圧力は、本体シート1Aと本体シート1Bとを押し開くように作用する。
本実施形態においては、図15に示すように、第1チャックシート21の支持部211のうち2つのチャック部212が設けられた部分および2つのチャック部212よりもz方向他方側に位置する部分は、本体シート1Aに対して直接は固定されておらず、支持部211が屈曲する範囲においてパウチ容器用包材A1の内面から離間可能である。このため、第1チャックシート21の一部が本体シート1Aから離間し、この部分に被包装物6の圧力が付与される。この圧力は、本体シート1Aと第1チャックシート21との接合部分である第1チャックシール部43によって受け止められる。第1チャックシール部43は、ヒートシールによって形成されており、たとえば第1チャックシート21と第2チャックシート22との嵌合よりも強固であり密閉性に優れる。一方、第1チャックシート21のチャック部212と第2チャックシート22のチャック部222との嵌合部分には、被包装物6の圧力が及ぶことが抑制され、第1チャックシート21と第2チャックシート22とが押し開かれるような挙動が生じにくい。したがって、このような意図しない圧力が付与された場合であっても、被包装物6の漏れ等を抑制することができる。
図16~図20は、本発明の変形例および他の実施形態を示している。なお、これらの図において、上記実施形態と同一または類似の要素には、上記実施形態と同一の符号を付している。
<第1実施形態 第1変形例>
図16および図17は、パウチ容器用包材A1およびパウチ容器包装体B1の第1変形例を示している。本例においては、パウチ容器用包材A11には、第1表示部81および第2表示部82が設けられている。
図16に示すように、第1表示部81は、本体シート1Aの外面から目視可能に設けられている。第2表示部82は、本体シート1Bの外面から目視可能に設けられている。図示された例においては、第1表示部81は、本体シート1Aのうち係止帯部3に対してz方向他方側に設けられており、星型の一部を表す図柄が印刷等によって設けられている。第2表示部82は、本体シート1Bのz方向一方側端付近に設けられており、星型の他の部分を表す図柄が印刷等によって設けられている。
図17に示すように、パウチ容器用包材A11を用いて形成されたパウチ容器包装体B11においては、折返し部170において一対の本体シート1A,1Bが折返されることにより、第1表示部81と第2表示部82とが組み合わされた組合表示部80が構成されている。図示された例の組合表示部80は、上述の形状とされた第1表示部81と第2表示部82とが組み合わされて、星型の図柄となっている。組合表示部80の形状は特に限定されず、第1表示部81と第2表示部82とが組み合わされることにより、第1表示部81および第2表示部82それぞれが単体で視認されるよりも、使用者に馴染みがある形状や注意喚起を果たす形状等が適宜採用される。
本変形例によっても、パウチ容器用包材A1およびパウチ容器包装体B1と同様の効果を奏する。また、パウチ容器包装体B11の形成において、折返し予定線17における折返しがなされていない場合に、第1表示部81および第2表示部82を単独で視認することにより、使用者に違和感や未達成感を与えることが可能であり、折返し予定線17での折返しを促進することができる。これは、折返し予定線17において折返されず、係止部11と係止帯部3とが係止していない状態で、誤って使用されることを回避するのに好ましい。
<第1実施形態 第2変形例>
図18は、パウチ容器用包材A1の第2変形例を示している。本例においては、パウチ容器用包材A12は、くびれ部12および固定部31の形状が、上述した例と異なっている。
本例のくびれ部12は、底辺120が屈曲した形状であり、z方向の中央部分が、x方向外方に突出した形状である。また、本例の固定部31は、x方向における内側端縁が屈曲した形状であり、z方向の中央部分がx方向外側に凹んだ形状である。
本変形例によっても、パウチ容器用包材A1およびパウチ容器包装体B1と同様の効果を奏する。また、係止部11を係止帯部3の固定部31に係止させる際には、屈曲形状の底辺120が固定部31の屈曲形状部分に嵌まり込む格好となる。これにより、係止部11と固定部31との係止効果をさらに高めることができる。
<第2実施形態>
図19は、本発明の第2実施形態に係るパウチ容器用包材およびパウチ容器包装体を示している。本実施形態のパウチ容器用包材A2においては、係止部11が、本体シート1Bのみによって形成されており、係止部11には本体シート1Aは含まれていない。たとえば、本体シート1Bのみが、図2に示すようなくびれ部12および広幅部13の形状部分を有している。また、本実施形態においては、係止部11は、開閉部2と重ならない位置に設けられており、開閉部2に対してパウチ容器用包材A1でのz方向一方側に設けられている。
パウチ容器包装体B2においては、一対の本体シート1A,1Bが折返し部170で折り返され、本体シート1Bによって構成された係止部11が係止帯部3に係止されている。
本実施形態によっても、加圧による被包装物6の注出をより確実に行うことができる。また、本実施形態から理解されるように、係止部11は、本体シート1Bのみによって構成されていてもよい。本体シート1Bの材質や厚さ、係止部11および係止帯部3(一対の固定部31)の形状等によって、係止部11と係止帯部3とが適切に係止可能であればよい。また、図13に示した使用状態においては、本体シート1Bのみからなる係止部11であっても、加圧手段75によって押さえつけられることによる折返し部170の折返しの維持を図ることができる。
<第2実施形態 第1変形例>
図20は、パウチ容器用包材A2およびパウチ容器包装体B2の第1変形例を示している。本変形例のパウチ容器用包材A21においては、係止部11が、本体シート1Aのみによって形成されており、係止部11には本体シート1Bは含まれていない。たとえば、本体シート1Aのみが、図2に示すようなくびれ部12および広幅部13の形状部分を有している。また、本実施形態においては、係止部11は、開閉部2と重ならない位置に設けられており、開閉部2に対してパウチ容器用包材A1でのz方向一方側に設けられている。
パウチ容器包装体B21においては、一対の本体シート1A,1Bが折返し部170で折り返され、本体シート1Aによって構成された係止部11が係止帯部3に係止されている。
本実施形態によっても、加圧による被包装物6の注出をより確実に行うことができる。また、本実施形態から理解されるように、係止部11は、本体シート1Aのみによって構成されていてもよい。本体シート1Aの材質や厚さ、係止部11および係止帯部3(一対の固定部31)の形状等によって、係止部11と係止帯部3とが適切に係止可能であればよい。また、図13に示した使用状態においては、本体シート1Aのみからなる係止部11であっても、加圧手段75によって押さえつけられることによる折返し部170の折返しの維持を図ることができる。
本発明に係るパウチ容器用包材およびパウチ容器包装体は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係るパウチ容器用包材およびパウチ容器包装体の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
A1,A11,A2,A21:パウチ容器用包材
B1,B11,B2,B21:パウチ容器包装体
1A,1B:本体シート
2 :開閉部
3 :係止帯部
5 :注出部
6 :被包装物
11 :係止部
12 :部
13 :広幅部
15 :傾斜辺
17 :折返し予定線
18 :開口部
19 :収容空間
21 :第1チャックシート
22 :第2チャックシート
31 :固定部
39 :挿入空間
41 :底シール部
42 :側方シール部
43 :第1チャックシール部
44 :第2チャックシール部
51 :本体部
52 :キャップ部
71 :注出ノズル
72 :注出パイプ
75 :加圧手段
80 :組合表示部
81 :第1表示部
82 :第2表示部
120 :底辺
121 :第1辺
122 :第2辺
170 :折返し部
211,221:支持部
212,222:チャック部
W0 :距離
W1,W2:幅

Claims (7)

  1. 被包装物を収容するための収容空間を規定する一対の本体シートと、
    前記一対の本体シートの第1方向一方側に設けられた開口部と、
    前記開口部に対して前記一対の本体シートの前記第1方向他方側に設けられた注出部と、
    前記開口部よりも前記第1方向他方側において前記収容空間を封鎖する状態と開放する状態とをとる開閉部と、を備えるパウチ容器用包材であって、
    前記一対の本体シートが対面する方向および前記第1方向と直交する方向である幅方向に離間する一対の固定部において前記本体シートに固定され且つ前記本体シートの外面との間に挿入空間を形成する係止帯部と、
    前記一対の本体シートの少なくとも一方によって構成され且つ前記一対の本体シートが折り返された状態で前記挿入空間に挿入されることにより前記係止帯部に係止される係止部と、
    を備えることを特徴とする、パウチ容器用包材。
  2. 前記係止部は、前記一対の固定部間の幅方向寸法よりも幅方向における最小寸法が小とされたくびれ部と、前記くびれ部に対して前記第1方向一方側に位置し且つ前記一対の固定部間の幅方向寸法よりも幅方向寸法が大とされた広幅部と、を含む、請求項1に記載のパウチ容器用包材。
  3. 前記開閉部と前記くびれ部とは、前記第1方向において互いに重なっている、請求項2に記載のパウチ容器用包材。
  4. 前記くびれ部は、前記幅方向内方に位置する底辺と、前記底辺に対して前記第1方向一方側に位置する第1辺と、前記底辺に対して前記第1方向他方側に位置する第2辺と、を有し、
    前記第1辺の前記第1方向に対する傾斜角は、前記第2辺の前記第1方向に対する傾斜角よりも大きい、請求項2または3に記載のパウチ容器用包材。
  5. 前記一対の固定部は、前記収容空間を挟んで前記幅方向両外側に配置されている、請求項1ないし4のいずれかに記載のパウチ容器用包材。
  6. 前記開閉部は、前記一対の本体シートの内面に各別に接合された第1チャックシートおよび第2チャックシートからなり、
    前記第1チャックシートおよび前記第2チャックシートの各々は、開閉機能を果たすチャック部を有し、
    前記第1チャックシートと前記一対の本体シートの一方の内面との接合部分は、前記第1チャックシートの前記チャック部よりも前記第1方向一方側にのみ形成されており、
    前記第2チャックシートと前記一対の本体シートの他方の内面との接合部分は、少なくとも前記第1方向において前記第2チャックシートの前記チャック部を挟む両側に形成されている、請求項1ないし4のいずれかに記載のパウチ容器用包材。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のパウチ容器用包材と、
    前記収容空間に収容された被包装物と、を備えることを特徴とする、パウチ容器包装体。
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