JP7627151B2 - 乗務員判定装置、及び、運行管理システム - Google Patents

乗務員判定装置、及び、運行管理システム Download PDF

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Description

本発明は、乗務員判定装置、及び、運行管理システムに関する。
車両の乗務員の健康状態に関する情報を車載機から取得し、所定の点呼項目の充足性について判定する点呼・点検支援装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。また、車両の乗務員の健康指導情報を健康管理システムから取得し、車両の乗務員の点呼時に乗務員側の端末に健康指導情報を表示する運転者点呼システムが知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2019-61498号公報 特開2017-68656号公報
乗務員の健康状態を、乗務員の血圧値や脈拍値や体温値等の健康状態に関する測定値に基づいて、乗務可能な状態及び乗務禁止の状態の2段階ではなく、例えば、乗務条件無しで乗務可能な状態、乗務条件付きで乗務可能な状態、及び乗務禁止の状態のように3段階以上に細分化して判定することも考えられる。この場合、乗務員の健康状態を判定するための閾値を、乗務員の健康状態を乗務可能及び乗務禁止の2段階で判定する場合に比して小さい間隔で設定する必要がある。それに対して、乗務員の血圧値等の健康状態に関する測定値は、乗務員の個人差によって高低する。そのため、例えば、血圧値が恒常的に高めで安定している乗務員の健康状態が、血圧値が普段通りであるにもかかわらず、誤って1段階悪い状態と判定される可能性がある。
本発明は、上記事情に鑑み、乗務員の健康状態について個人差を考慮して判定することができる乗務員判定装置、及び運行管理システムを提供することを目的とする。
本発明の乗務員判定装置は、パーソナルコンピュータ又はサーバに設けられたCPUにより構成された乗務員判定装置であって、乗務員の血圧、脈拍、及び体温の少なくとも一つの測定値である健康状態情報を、測定装置から取得して当該乗務員と対応付けて前記サーバの記憶部に記憶させる取得部と、前記取得部が取得した当該乗務員の前記健康状態情報と、前記取得部が以前取得して前記記憶部に記憶させた当該乗務員の前記健康状態情報とに基づいて、当該乗務員の健康状態を判定するための判定条件を設定する設定部と、前記設定部が設定した前記判定条件に基づいて、当該乗務員の健康状態を判定する判定部とを備え、前記判定部により判定される当該乗務員の健康状態は、乗務条件無しで乗務可能である第1の状態と、乗務条件付きで乗務可能である第2の状態と、乗務禁止である第3の状態とを含み、前記判定条件は、前記第1の状態と判定する条件である第1の条件と、前記第2の状態と判定する条件である第2の条件と、前記第3の状態と判定する条件である第3の条件とを含み、前記第1の条件は、今回の前記測定値が第1の閾値未満であること、又は、今回と前回との前記測定値が前記第1の閾値以上で第2の閾値未満であることであり、前記第2の条件は、今回の前記測定値が前記第1の閾値以上で前記第2の閾値未満であって、且つ、前回の前記測定値が前記第1の閾値未満であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値以上で第3の閾値未満であって、且つ、当該乗務員の申告情報が所定の乗務禁止条件を満たさないことであり、前記第3の条件は、今回の前記測定値が前記第3の閾値以上であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値以上で前記第3の閾値未満であって、且つ、当該乗務員の前記申告情報が前記所定の乗務禁止条件を満たすことであり、前記第2の閾値は前記第1の閾値より大きく、前記第3の閾値は前記第2の閾値より大きく、前記所定の乗務禁止条件は、当該乗務員が通院していない、又は、当該乗務員が投薬治療中であるにもかかわらず薬を飲み忘れている、という条件である。
本発明の乗務員判定装置は、パーソナルコンピュータ又はサーバに設けられたCPUにより構成された乗務員判定装置であって、乗務員の血圧、脈拍、及び体温の少なくとも一つの測定値である健康状態情報を、測定装置から取得して当該乗務員と対応付けて前記サーバの記憶部に記憶させる取得部と、前記取得部が取得した当該乗務員の前記健康状態情報と、前記取得部が以前取得して前記記憶部に記憶させた当該乗務員の前記健康状態情報とに基づいて、当該乗務員の健康状態を判定するための判定条件を設定する設定部と、前記設定部が設定した前記判定条件に基づいて、当該乗務員の健康状態を判定する判定部とを備え、前記判定部により判定される当該乗務員の健康状態は、乗務条件無しで乗務可能である第1の状態と、乗務条件付きで乗務可能である第2の状態と、乗務禁止である第3の状態とを含み、前記判定条件は、前記第1の状態と判定する条件である第1の条件と、前記第2の状態と判定する条件である第2の条件と、前記第3の状態と判定する条件である第3の条件とを含み、前記第1の条件は、今回の前記測定値が第1の閾値の範囲内であること、又は、今回と前回との前記測定値が前記第1の閾値の範囲外で第2の閾値の範囲内であることであり、前記第2の条件は、今回の前記測定値が前記第1の閾値の範囲外で前記第2の閾値の範囲内であって、且つ、前回の前記測定値が前記第1の閾値範囲内であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値の範囲外で第3の閾値の範囲内であって、且つ、当該乗務員の申告情報が所定の乗務禁止条件を満たさないことであり、前記第3の条件は、今回の前記測定値が前記第3の閾値の範囲外であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値の範囲外で前記第3の閾値の範囲内であって、且つ、当該乗務員の前記申告情報が前記所定の乗務禁止条件を満たすことであり、前記第1の閾値の範囲は、第1の下限値以上、第1の上限値以下であり、前記第2の閾値の範囲は、第2の下限値以上、前記第1の下限値未満、及び前記第1の上限値より大きく、第2の上限値以下であり、前記第3の閾値の範囲は、第3の下限値以上、前記第2の下限値未満、及び前記第2の上限値より大きく、第3の上限値以下であり、前記所定の乗務禁止条件は、当該乗務員が通院していない、又は、当該乗務員が投薬治療中であるにもかかわらず薬を飲み忘れている、という条件である。
本発明の乗務員判定装置は、パーソナルコンピュータ又はサーバに設けられたCPUにより構成された乗務員判定装置であって、乗務員の血圧、脈拍、及び体温の少なくとも一つの測定値である健康状態情報を、測定装置から取得して当該乗務員と対応付けて前記サーバの記憶部に記憶させる取得部と、前記取得部が取得した当該乗務員の前記健康状態情報と、前記取得部が以前取得して前記記憶部に記憶させた当該乗務員の前記健康状態情報とに基づいて、当該乗務員の健康状態を判定するための判定条件を設定する設定部と、前記設定部が設定した前記判定条件に基づいて、当該乗務員の健康状態を判定する判定部とを備え、前記判定部により判定される当該乗務員の健康状態は、乗務条件無しで乗務可能である第1の状態と、乗務条件付きで乗務可能である第2の状態と、乗務禁止である第3の状態とを含み、前記判定条件は、前記第1の状態と判定する条件である第1の条件と、前記第2の状態と判定する条件である第2の条件と、前記第3の状態と判定する条件である第3の条件とを含み、前記第1の条件は、今回の前記測定値が第1の閾値未満であること、又は、今回の前記測定値が第2の閾値未満であって、且つ、以前の前記測定値の平均値に所定値を加算した値未満であることであり、前記第2の条件は、今回の前記測定値が前記第1の閾値以上で前記第2の閾値未満であって、且つ、以前の前記測定値の平均値に前記所定値を加算した値以上であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値以上で第3の閾値未満であって、且つ、当該乗務員の申告情報が所定の乗務禁止条件を満たさないことであり、前記第3の条件は、今回の前記測定値が前記第3の閾値以上であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値以上で前記第3の閾値未満であって、且つ、当該乗務員の前記申告情報が前記所定の乗務禁止条件を満たすことであり、前記第2の閾値は前記第1の閾値より大きく、前記第3の閾値は前記第2の閾値より大きく、前記所定の乗務禁止条件は、当該乗務員が通院していない、又は、当該乗務員が投薬治療中であるにもかかわらず薬を飲み忘れている、という条件である。
本発明の運行管理システムは、前記乗務員判定装置を備え、パーソナルコンピュータ又はサーバに設けられたCPUに設けられ、前記判定部により当該乗務員の健康状態が前記第3の状態と判定された場合に、当該乗務員に代替する乗務員を選定する処理を実行する代替乗務員選定部を備える。
本発明によれば、乗務員の健康状態について個人差を考慮して判定することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る運行管理システムを概念的に示す図である。 図2は、図1に示すPCのCPUの機能を示すブロック図である。 図3は、図1に示す車載機のハードウェア構成を示すブロック図である。 図4は、図2に示すPCの乗務前点呼処理及び乗務中監視処理を説明するためのフローチャートである。 図5は、図2に示すPCの乗務前点呼処理及び代替乗務員選定処理を説明するためのフローチャートである。 図6は、図1に示す車載機の乗務中監視処理について説明するためのフローチャートである。 図7は、図1に示すPCの乗務後点呼処理について説明するためのフローチャートである。 図8は、図4に示すPCの乗務前点呼処理の他の実施例を説明するためのフローチャートである。 図9は、図5に示すPCの乗務前点呼処理及び代替乗務員選定処理の他の実施例を説明するためのフローチャートである。 図10は、図4に示すPCの乗務前点呼処理の他の実施例を説明するためのフローチャートである。 図11は、図5に示すPCの乗務前点呼処理及び代替乗務員選定処理の他の実施例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾点が発生しない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用される。
図1は、本発明の一実施形態に係る運行管理システム1を概念的に示す図である。この図に示す運行管理システム1は、トラックTを運転する乗務員Cの健康状態に起因する事故を防止してトラックTの安全な運行を実現するためのシステムである。この運行管理システム1は、PC(パーソナルコンピュータ)10と、測定装置20と、サーバ30と、車載機40と、ウェアラブル測定装置50とを備える。PC10は、インターネット網Iを介してサーバ30に接続され、サーバ30は、広域通信網Wを介して車載機40に接続されている。また、測定装置20は、有線又は無線によりPC10に接続され、ウェアラブル測定装置50は、無線により車載機40に接続されている。
PC10は、トラックTの運行管理、及び乗務員Cの点呼を行うための事務所に設置されており、運行管理者Mにより操作される。このPC10は、乗務員判定機能を備える。この乗務員判定機能は、乗務員Cの健康状態を、測定装置20により測定された乗務員Cの健康状態に関する測定値である数値情報と、運行管理者Mの操作により入力された乗務員Cの健康状態に関する申告情報とに基づいて、乗務条件無しで乗務可能な状態、乗務条件付きで乗務可能な状態、及び乗務禁止の状態の3段階に分けて判定する。
数値情報としては、乗務員Cの血圧値や脈拍値や体温値等を例示できる。また、申告情報は、乗務員Cの点呼時に乗務員Cから聴取した情報である。乗務員Cの申告情報としては、乗務員Cが通院しているか否か、乗務員Cが投薬治療中であるか否か、投薬治療中の乗務員Cが処方された薬を飲み忘れているか否か、等の情報を例示できる。
PC10は、乗務員Cの健康状態を乗務条件無しで乗務可能な状態と判定した場合には、「乗務条件無しで乗務可能」という点呼情報を、インターネット網I等を介して車載機40に送信する。また、PC10は、乗務員Cの健康状態を乗務条件付きで乗務可能な状態と判定した場合には、「乗務条件付きで乗務可能」という点呼情報を、インターネット網I等を介して車載機40に送信する。
PC10には、運行管理者Mの操作により、トラックTの運行スケジュール、乗務員Cの乗務スケジュール等のスケジュール情報が入力される。PC10は、入力されたスケジュール情報をインターネット網Iを介してサーバ30に送信する。
測定装置20は、PC10が設置された事務所に設置され、有線又は無線でPC10に接続されている。この測定装置20は、例えば乗務員Cの血圧値、脈拍値、及び体温値等を測定してPC10に送信する。PC10は、測定装置20から受信した乗務員Cの血圧値、脈拍値、及び体温値等の数値情報を、インターネット網Iを介してサーバ30に送信する。
サーバ30は、PC10から受信した乗務員Cの血圧値、脈拍値、及び体温値等の数値情報を、当該乗務員Cの識別情報、及び情報取得時(測定時)の時刻情報と対応付けて記憶部31に記憶させる。また、サーバ30は、PC10から受信したトラックTの運行スケジュール、乗務員Cの乗務スケジュール等のスケジュール情報を記憶部31に記憶させる。
ウェアラブル測定装置50は、乗務中の乗務員Cに装着され、乗務中の乗務員Cの血圧値、脈拍値、及び体温値等を測定して車載機40に送信する。車載機40は、ウェアラブル測定装置50から受信した乗務員Cの血圧値、脈拍値、及び体温値等の数値情報に基づいて、乗務員Cの健康状態を判定する。車載機40は、乗務員Cの健康状態の判定結果をPC10に送信する。
車載機40は、PC10から「乗務条件付きで乗務可能」という健康状態情報を受信した場合、定期的に乗務条件に関する情報を、車載機40が備えるモニタ46(図3参照)に表示させる。乗務条件としては、「運転中の禁煙を推進される」、「十分な休憩を取ることについて注意喚起される」、「荷積み、荷卸し作業について注意喚起される」等を例示できる。「十分な休憩」としては、連続走行を3時間までにすることや、途中で休憩を1時間取ること等を例示できる。さらに、「荷積み、荷卸し作業についての注意喚起」については、高負荷の作業を抑制することや、作業者の同行を推奨すること等を例示できる。
車載機40は、運行終了後、運行データをPC10に送信する。運行終了後には、運行管理者Mが乗務後の乗務員Cの点呼を実施する。PC10は、当該乗務員Cの乗務中に運転禁止の状態であるとの判定結果を車載機40から受信していない場合には、健康管理を促進するメッセージをモニタ46に表示させる。
他方で、PC10は、当該乗務員Cの乗務中に運転禁止の状態であるとの判定結果を車載機40から受信している場合には、当該乗務員Cが臨時で休日を取得するか否かを選択するための選択画面をモニタに表示させる。運行管理者Mは、当該乗務員Cの申告に基づいて、当該乗務員Cが臨時で休日を取得するか否かを選択する。PC10は、運行管理者Mの操作により、当該乗務員Cが臨時で休日を取得することが選択された場合には、代替乗務員を選出したり、運行スケジュールを更新したりする代替乗務員選定処理を実行する。他方で、PC10は、運行管理者Mの操作により、当該乗務員Cが臨時で休日を取得しないことが選択された場合には、次回の出勤前に事前に行うべき健康管理の項目をモニタに表示させる。
図2は、図1に示すPC10のCPU(Central Processing Unit)11の機能を示すブロック図である。この図に示すように、CPU11は、乗務員判定部110と、運行管理部120とを備える。乗務員判定部110は、取得部111と、設定部112と、判定部113とを備える。
取得部111は、乗務前点呼処理において、測定装置20により測定された乗務員Cの健康状態を示す上記の数値情報を、測定装置20から取得してサーバ30の記憶部31(図1参照)に記憶させる。また、取得部111は、運行管理者Mの操作によりPC10に入力された乗務員Cの上記の申告情報を取得してサーバ30の記憶部31に記憶させる。
設定部112は、取得部111が取得した乗務員Cの数値情報と、サーバ30の記憶部31に記憶されている当該乗務員Cの数値情報とに基づいて、当該乗務員Cの健康状態を判定するための判定条件を設定する。本実施形態では、設定部112は、取得部111が今回の点呼時に取得した当該乗務員Cの数値情報と、取得部111が前回(例えば前日)の点呼時に取得して記憶部31に記憶させた当該乗務員Cの数値情報とに基づいて、当該乗務員Cの健康状態を乗務条件無しで乗務可能な状態と乗務条件付きで乗務可能な状態とに分けて判定するための判定条件を設定する。また、本実施形態では、取得部111が今回の点呼時に取得した乗務員Cの数値情報と、取得部111が今回の点呼時に取得した乗務員Cの申告情報とに基づいて、当該乗務員Cの健康状態を乗務条件付きで乗務可能な状態と乗務禁止の状態とに分けて判定するための判定条件を設定する。
判定部113は、設定部112が設定した判定条件に基づいて、当該乗務員Cの健康状態を判定する。本実施形態では、判定部113は、設定部112が設定した判定条件に基づいて、当該乗務員Cの健康状態を、乗務条件無しで乗務可能な状態と乗務条件付きで乗務可能な状態と乗務禁止の状態との3段階に分けて判定する。判定部113は、判定結果を、運行管理部120に送信する。
運行管理部120は、監視部121と、乗務員選定部122と、スケジュール生成部123と、通知部124とを備える。監視部121は、乗務前点呼処理において判定部113により当該乗務員Cの健康状態が乗務条件無しで乗務可能な状態、又は乗務条件付きで乗務可能な状態と判定された場合に、判定結果を車載機40に送信する。また、監視部121は、乗務中監視処理において、車載機40から乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態であるとの判定結果を受信した場合に、受信した判定結果をPC10のモニタに表示させる。
乗務員選定部122は、乗務前点呼処理において、判定部113により当該乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態と判定された場合、及び車載機40から当該乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態であるとの判定結果を受信した場合に、代替可能な乗務員のリストをサーバ30の記憶部31から読出してモニタに表示させる。運行管理者Mは、モニタに表示されたリストの中から乗務員Cを選択する操作を行う。乗務員選定部122は、運行管理者Mの操作により選択された乗務員Cを、代替乗務員として選定する。
また、乗務員選定部122は、乗務後点呼処理において、乗務中監視処理が実行されている間に乗務中の当該乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態であるとの判定結果を車載機40から受信した場合に、当該乗務員Cが臨時で休日を取得するか否かを選択するための選択画面をPC10のモニタに表示させる。乗務員選定部122は、運行管理者Mにより、当該乗務員Cが臨時で休日を取得することを選択する操作が行われた場合には、代替可能な乗務員Cのリストをサーバ30の記憶部31から読み出してPC10のモニタに表示させる。運行管理者Mは、PC10のモニタに表示されたリストの中から乗務員Cを選択する操作を行う。乗務員選定部122は、運行管理者Mの操作により選択された乗務員Cを、代替乗務員として選定する。スケジュール生成部123は、乗務員選定部122により代替乗務員が選定された場合に、乗務員Cの交代を反映させた運行スケジュールに更新する。
通知部124は、乗務中監視処理が実行されている間に乗務中の乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態であるとの判定結果を車載機40から受信した場合に、PC10のモニタに通知を表示する。また、通知部124は、乗務中監視処理が実行されている間に乗務中の乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態であるとの判定結果を車載機40から受信しなかった場合に、乗務後点呼処理において、健康管理を促進するメッセージをモニタに表示させる。他方で、通知部124は、乗務後点呼処理において、乗務中監視処理が実行されている間に乗務中の乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態であるとの判定結果を車載機40から受信し、且つ、乗務員選定部122により代替乗務員が選定されなかった場合に、次回の出勤前に事前に行うべき健康管理の項目をPC10のモニタに表示させる。
図3は、図1に示す車載機40のハードウェア構成を示すブロック図である。この図に示す車載機40は、トラックTの運転席に搭載されている。この車載機40は、CPU41と、ROM(Read Only Memory)42と、RAM(Random Access Memory)43と、記録メディア44と、入力部45と、モニタ46と、スピーカ47と、アンテナ48とを備える。
CPU41は、ROM42に格納された制御プログラムをRAM43に読み出して各種の制御及び演算処理を実行する。本実施形態では、CPU41は、乗務員Cを認証する処理と、乗務員Cに対してメッセージを表示したり鳴動したりする処理と、乗務員Cの健康状態を判定して判定結果を送信する処理とを実行する。このCPU41には、車両の速度、エンジンの回転数、GPS(Global Positioning System)の位置情報、アナログ信号、外部入力信号、ウェアラブル測定装置50の出力信号、入力部45からのスイッチ入力信号等が入力される。
記録メディア44は、SDカード等の外部記録装置である。入力部45は、スイッチやタッチパネルなどの入力装置である。モニタ46は、乗務員Cに対するメッセージ等の各種情報を表示する表示装置である。スピーカ47は、乗務員Cに対するメッセージ等の各種情報を鳴動する装置である。
アンテナ48は、広域通信用のアンテナ、ウェアラブル測定装置50との通信用のアンテナ、GPS衛星との通信用のアンテナを含む。広域通信用のアンテナは、広域通信網Wを介してサーバ30と通信する。ウェアラブル測定装置50との通信用のアンテナは、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線技術に対応する発信用のアンテナであり、ウェアラブル測定装置50により測定された当該乗務員Cの健康状態を示す数値情報を受信する。GPS衛星との通信用のアンテナは、GPS衛星からの信号を受信する。
図4は、図2に示すPC10の乗務前点呼処理及び乗務中監視処理を説明するためのフローチャートである。また、図5は、図2に示すPC10の乗務前点呼処理及び代替乗務員選定処理を説明するためのフローチャートである。これらのフローチャートに示すように、まず、ステップ1において、取得部111は、測定装置20から当該乗務員Cの健康状態を示す数値情報を受信したか否かを判定する。本実施形態では、数値情報は血圧値である。ステップ1において肯定判定がされた場合にはステップ2に移行し、ステップ1において否定判定がされている間は、ステップ1が繰り返し実行される。
ステップ2において、取得部111は、測定装置20から受信した数値情報をサーバ30の記憶部31に記憶させる。ここで、当該乗務員Cが初めて点呼を受ける場合を除いて、サーバ30の記憶部31には、以前に取得した当該乗務員Cの数値情報が記憶されている。ステップ2からステップ3に移行する。
ステップ3において、設定部112は、今回取得した当該乗務員Cの数値情報が、第1の閾値未満であるか否かを判定する。本実施形態では、数値情報が血圧値であり、第1の閾値は、上が140mmHg、且つ、下が90mmHgである。ステップ3において肯定判定がされた場合にはステップ8に移行し、ステップ3において否定判定がされた場合にはステップ4に移行する。
ステップ4において、設定部112は、今回取得した当該乗務員Cの数値情報が、第2の閾値未満であるか否かを判定する。本実施形態では、数値情報が血圧値であり、第2の閾値は、上が160mmHg、且つ、下が100mmHgである。ステップ4において肯定判定がされた場合には、ステップ5に移行し、ステップ4において否定判定がされた場合には図5のステップ6に移行する。
図4のステップ5において、設定部112は、前回取得した当該乗務員Cの数値情報が、第1の閾値未満であるか否かを判定する。ステップ5において否定判定がされた場合にはステップ8に移行し、ステップ5において肯定判定がされた場合には、ステップ9に移行する。
図5のステップ6において、設定部112は、今回取得した当該乗務員Cの数値情報が、第3の閾値未満であるか否かを判定する。本実施形態では、数値情報が血圧値であり、第3の閾値は、上が180mmHg、且つ、下が110mmHgである。ステップ6において肯定判定がされた場合には、ステップ7に移行し、ステップ6において否定判定がされた場合にはステップ10に移行する。
ステップ7において、設定部112は、今回取得した当該乗務員Cの申告情報が、所定の条件を満たすか否かを判定する。本実施形態では、所定の条件は、当該乗務員Cが通院していない、又は、当該乗務員Cが投薬治療中であるにもかかわらず薬を飲み忘れている、という条件である。ステップ7において否定判定がされた場合には、図4のステップ9に移行し、ステップ7において肯定判定がされた場合には、図5のステップ10に移行する。
図4のステップ8において、判定部113は、当該乗務員Cの健康状態を、乗務条件無しで乗務可能な状態と判定する。ステップ8からステップ11に移行する。また、ステップ9において、判定部113は、当該乗務員Cの健康状態を、乗務条件付きで乗務可能な状態と判定する。ステップ9からステップ12に移行する。さらに、図5のステップ10において判定部113は、当該乗務員Cの健康状態を、乗務禁止の状態と判定する。ステップ10からステップ13に移行する。
即ち、設定部112は、今回の測定値と前回の測定値と申告情報とに基づいて、当該乗務員Cの健康状態を乗務条件無しで乗務可能と判定するための第1の条件と、当該乗務員Cの健康状態を乗務条件付きで乗務可能と判定するための第2の条件と、当該乗務員Cの健康状態を乗務禁止の状態と判定するための第3の条件とを設定する。
ここで、第1の条件は、今回の測定値が第1の閾値未満であること、又は、今回と前回との測定値が第1の閾値以上で第2の閾値(>第1の閾値)未満であることである。また、第2の条件は、今回の測定値が第1の閾値以上で第2の閾値未満であって、且つ、前回の測定値が第1の閾値未満であること、又は、今回の測定値が第2の閾値以上で第3の閾値(>第2の閾値)未満であって、且つ、当該乗務員Cの申告情報が所定の乗務禁止条件を満たさないことである。さらに、第3の条件は、今回の測定値が第3の閾値以上であること、又は、今回の測定値が第2の閾値以上で第3の閾値未満であって、且つ、当該乗務員Cの申告情報が所定の乗務禁止条件を満たすことである。
図4のステップ11において、監視部121は、当該乗務員Cの健康状態が乗務条件無しで乗務可能な状態であるとの判定結果を車載機40に送信する。ステップ11からステップ15に移行する。また、ステップ12において、監視部121は、当該乗務員Cの健康状態が乗務条件付きで乗務可能な状態であるとの判定結果を車載機40に送信する。ステップ12からステップ15に移行する。
図5のステップ13において、乗務員選定部122は、代替可能な乗務員のリストをサーバ30の記憶部31から読み出してモニタに表示させる。ステップ13からステップ14に移行する。ステップ14において、乗務員選定部122は、PC10の操作により代替乗務員がリストから選択されたか否かを判定する。ステップ14において肯定判定がされた場合にはステップ1に移行し、ステップ14において否定判定がされている間は、ステップ14が繰り返し実行される。代替乗務員が選定された場合には、再び、代替乗務員に対しての乗務前点呼処理が実行される。
図6は、図1に示す車載機40の乗務中監視処理について説明するためのフローチャートである。この乗務中監視処理では、まず、ステップ101において、車載機40のCPU41は、当該乗務員Cの健康状態が乗務条件付きで乗務可能な状態であるとの判定結果をPC10(CPU11)から受信したか否かを判定する。ステップ101において肯定判定がされた場合にはステップ103に移行し、ステップ101において否定判定がされた場合にはステップ102に移行する。
ステップ102において、CPU41は、当該乗務員Cの健康状態が乗務条件無しで乗務可能な状態であるとの判定結果をPC10(CPU11)から受信したか否かを判定する。ステップ102において肯定判定がされた場合にはステップ103に移行し、ステップ102において否定判定がされた場合にはステップ101に移行する。
ステップ103において、CPU41は、トラックTの運行が開始されたか(トラックTが出庫したか)否かを位置情報や速度情報等により判定する。ステップ103において肯定判定がされた場合にはステップ104に移行し、ステップ103において否定判定がされている間は、ステップ103が繰り返し実行される。
ステップ104において、CPU41は、トラックTの走行が開始されたか否かを位置情報や速度情報等により判定する。ステップ104において肯定判定がされた場合にはステップ105に移行し、ステップ104において否定判定がされている間は、ステップ104が繰り返し実行される。
ステップ105において、CPU41は、当該乗務員Cの健康状態を示す数値情報(本実施形態では血圧値)をウェアラブル測定装置50から受信しているか否かを判定する。本ステップにおいて肯定判定がされた場合にはステップ106に移行し、本ステップにおいて否定判定がされた場合にはステップ108に移行する。
ステップ106において、CPU41は、ウェアラブル測定装置50から受信した数値情報に基づいて、当該乗務員Cの健康状態が、乗務禁止の状態であるか否かを判定する。ステップ106において肯定判定がされた場合にはステップ107に移行し、ステップ106において否定判定がされた場合にはステップ105に移行する。
ステップ107において、CPU41は、当該乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態であるとの判定結果を、PC10に送信する。ステップ107からステップ109に移行する。
他方で、ステップ108において、CPU41は、所定時間毎に、乗務条件に関する情報を提示したり当該乗務員Cの体調を確認したりするメッセージを、モニタ46に表示させたり、スピーカ47から鳴動させたりする。ステップ108からステップ109に移行する。
ステップ109において、CPU41は、トラックTの運行が終了したか(トラックTが入庫したか)否かを位置情報や速度情報等により判定する。ステップ109において肯定判定がされた場合にはステップ110に移行し、ステップ109において否定判定がされた場合には、ステップ105に移行する。
ステップ110において、CPU41は、トラックTの今回の運行に関する情報である運行データをPC10に送信する。以上で、車載機40の乗務中監視処理を終了する。
それに対して、PC10は、図4のステップ15~17の乗務中監視処理を実行する。まず、ステップ15において、監視部121は、CPU41から運行データを受信したか否かを判定する。ステップ15において肯定判定がされた場合には図7のステップ201に移行し、ステップ15において否定判定がされた場合には図4のステップ16に移行する。
ステップ16において、監視部121は、CPU41から当該乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態であるとの判定結果を受信したか否かを判定する。ステップ16において肯定判定がされた場合にはステップ17に移行し、ステップ16において否定判定がされた場合にはステップ15に移行する。
ステップ17において、通知部124は、当該乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態であるとの判定結果をモニタに表示させる。ステップ17からステップ15に移行する。
図7は、図1に示すPC10の乗務後点呼処理について説明するためのフローチャートである。この乗務後点呼処理では、まず、ステップ201において、乗務員選定部122は、乗務中監視処理が実行されている間に乗務中の当該乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態であるとの判定結果を車載機40から受信したか否かを判定する。ステップ201において否定判定がされた場合にはステップ202に移行し、ステップ201において肯定判定がされた場合にはステップ203に移行する。
ステップ202において、通知部124は、健康管理を促進するメッセージをモニタに表示させる。ステップ202の後、乗務後点呼処理を終了する。
他方で、ステップ203において、乗務員選定部122は、当該乗務員Cが臨時で休日を取得するか否かを選択するための選択画面をモニタに表示させる。ステップ203からステップ204に移行する。ステップ204において、乗務員選定部122は、当該乗務員Cが臨時で休日を取得することが選択されたか否かを判定する。ステップ204において否定判定がされた場合には、ステップ205に移行し、ステップ204において肯定判定がされた場合には、ステップ206に移行する。
ステップ205において、通知部124は、次回の出勤前に事前に行うべき健康管理の項目をモニタに表示させる。ステップ205の後、乗務後点呼処理を終了する。
他方で、ステップ206において、乗務員選定部122は、代替可能な乗務員Cのリストをモニタに表示させる。ステップ206からステップ207に移行する。ステップ207において、乗務員選定部122は、代替可能な乗務員Cがリストの中から選択されたか否かを判定する。ステップ207において肯定判定がされた場合にはステップ208に移行し、ステップ207において否定判定がされている間は、ステップ207が繰り返し実行される。
ステップ208において、乗務員選定部122は、PC10の操作により選択された乗務員を、代替乗務員として選定する。ステップ208からステップ209に移行する。ステップ209において、スケジュール生成部123は、乗務員選定部122により選定された代替乗務員への乗務員の交代を反映させた運行スケジュールに更新する。ステップ209の後、乗務後点呼処理を終了する。
図8は、図4に示すPC10の乗務前点呼処理の他の実施例を説明するためのフローチャートである。また、図9は、図5に示すPC10の乗務前点呼処理及び代替乗務員選定処理の他の実施例を説明するためのフローチャートである。図8のフローチャートに示すように、まず、ステップ301において、取得部111は、測定装置20から当該乗務員Cの健康状態を示す数値情報を受信したか否かを判定する。本実施形態では、数値情報は脈拍値である。ステップ301において肯定判定がされた場合にはステップ302に移行し、ステップ301において否定判定がされている間は、ステップ301が繰り返し実行される。
ステップ302において、取得部111は、測定装置20から受信した数値情報をサーバ30の記憶部31に記憶させる。ここで、当該乗務員Cが初めて点呼を受ける場合を除いて、サーバ30の記憶部31には、以前に取得した当該乗務員Cの数値情報が記憶されている。ステップ302からステップ303に移行する。
ステップ303において、設定部112は、今回取得した当該乗務員Cの数値情報が、第1の閾値の範囲内であるか否かを判定する。本実施例では、数値情報が脈拍値であり、第1の閾値は、60回/分以上で90回/分以下である。ステップ303において肯定判定がされた場合にはステップ308に移行し、ステップ303において否定判定がされた場合にはステップ304に移行する。
ステップ304において、設定部112は、今回取得した当該乗務員Cの数値情報が、第2の閾値の範囲内であるか否かを判定する。本実施例では、数値情報が脈拍値であり、第2の閾値は、51回/分以上で59回/分以下、又は91回/分以上で99回/分以下である。ステップ304において肯定判定がされた場合には、ステップ305に移行し、ステップ304において否定判定がされた場合には図9のステップ306に移行する。
図8のステップ305において、設定部112は、前回取得した当該乗務員Cの数値情報が、第1の閾値の範囲内であるか否かを判定する。ステップ305において否定判定がされた場合にはステップ308に移行し、ステップ305において肯定判定がされた場合には、ステップ309に移行する。
図9のステップ306において、設定部112は、今回取得した当該乗務員Cの数値情報が、第3の閾値の範囲内であるか否かを判定する。本実施例では、数値情報が脈拍値であり、第3の閾値は、50回/分以下、又は100回/分以上である。ステップ306において肯定判定がされた場合には、ステップ307に移行し、ステップ306において否定判定がされた場合にはステップ310に移行する。
ステップ307~310,313,314の処理については、上記実施形態のステップ7~10,13,14の処理と同じであるため、上記実施形態のステップ7~10,13,14の処理についての説明を援用する。なお、本実施例の乗務前点呼処理を、上記実施形態の乗務前点呼処理に代えて実施してもよく、本実施例の乗務前点呼処理と上記実施形態の乗務前点呼処理との双方を実施してもよい。
図10は、図4に示すPC10の乗務前点呼処理の他の実施例を説明するためのフローチャートである。また、図11は、図5に示すPC10の乗務前点呼処理及び代替乗務員選定処理の他の実施例を説明するためのフローチャートである。これらのフローチャートに示すように、まず、ステップ401において、取得部111は、測定装置20から乗務員Cの健康状態を示す数値情報を受信したか否かを判定する。本実施形態では、数値情報は体温値である。ステップ401において肯定判定がされた場合にはステップ402に移行し、ステップ401において否定判定がされている間は、ステップ401が繰り返し実行される。
ステップ402において、取得部111は、測定装置20から受信した数値情報をサーバ30の記憶部31に記憶させる。ここで、当該乗務員Cが初めて点呼を受ける場合を除いて、サーバ30の記憶部31には、以前に取得した当該乗務員Cの数値情報が記憶されている。ステップ402からステップ403に移行する。
ステップ403において、設定部112は、今回取得した当該乗務員Cの数値情報が、第1の閾値未満であるか否かを判定する。本実施例では、数値情報が体温値であり、第1の閾値は、37.5℃である。ステップ403において肯定判定がされた場合にはステップ408に移行し、ステップ403において否定判定がされた場合にはステップ404に移行する。
ステップ404において、設定部112は、今回取得した当該乗務員Cの数値情報が、第2の閾値以下であるか否かを判定する。本実施例では、数値情報が体温値であり、第2の閾値は、37.9℃である。ステップ404において肯定判定がされた場合には、ステップ405に移行し、ステップ404において否定判定がされた場合には図11のステップ406に移行する。
図10のステップ405において、設定部112は、今回取得した当該乗務員Cの数値情報が、過去に取得した当該乗務員Cの数値情報の平均値に0.5℃を加算した値以上であるか否かを判定する。ステップ405において否定判定がされた場合にはステップ408に移行し、ステップ405において肯定判定がされた場合には、ステップ409に移行する。
図11のステップ406において、設定部112は、今回取得した当該乗務員Cの数値情報が、第3の閾値未満であるか否かを判定する。本実施例では、数値情報が体温値であり、第3の閾値は、38.0℃である。ステップ406において肯定判定がされた場合には、ステップ407に移行し、ステップ406において否定判定がされた場合にはステップ410に移行する。
ステップ407~410,413,414の処理については、上記実施形態のステップ7~10,13,14の処理と同じであるため、上記実施形態のステップ7~10,13,14の処理についての説明を援用する。なお、本実施例の乗務前点呼処理を、上記実施形態や上記実施例の乗務前点呼処理に代えて実施してもよく、本実施例の乗務前点呼処理と上記実施形態の乗務前点呼処理と上記実施例の乗務点呼処理との全てを実施してもよい。
以上説明したように、本実施形態の運行管理システム1によれば、乗務員Cの健康状態を、乗務可能な状態、及び乗務禁止の状態の2段階ではなく、乗務条件無しで乗務可能な状態、乗務条件付きで乗務可能な状態、及び乗務禁止の状態のように3段階以上に細分化して判定する。この乗務員Cの健康状態を判定する処理において、CPU11の設定部112が、今回取得した当該乗務員Cの健康状態情報のみならず、以前取得してサーバ30の記憶部31に記憶させた当該乗務員Cの健康状態情報にも基づいて、当該乗務員Cの健康状態を判定するための判定条件を設定する。そして、CPU11の判定部113が、設定部112により設定された判定条件に基づいて、当該乗務員Cの健康状態を判定する。
ここで、本実施形態では、乗務員Cの健康状態を判定するための閾値を、乗務員Cの健康状態を乗務可能及び乗務禁止の2段階で判定する場合に比して小さい間隔で設定している。それに対して、乗務員Cの血圧値等の健康状態に関する測定値は、乗務員Cの個人差によって高低する。そのため、今回の測定値のみに基づいて乗務員Cの健康状態を判定する場合には、例えば、血圧値が恒常的に高めで安定している乗務員Cの健康状態が、血圧値が普段通りであるにもかかわらず、誤って1段階悪い状態と判定される可能性がある。
そこで、本実施形態では、当該乗務員Cの健康状態を判定するための判定条件を、今回取得した当該乗務員Cの健康状態情報のみならず、以前取得した当該乗務員Cの健康状態情報をも参照して、当該乗務員Cの健康状態を判定するための判定条件を設定する。これによって、乗務員Cの健康状態を個人差を考慮して判定することができ、乗務員Cの健康状態を細分化して判定する場合における運行管理を円滑に実行することができる。
また、本実施形態の運行管理システム1によれば、CPU11の判定部113により当該乗務員Cの健康状態が乗務禁止の状態であると判定された場合には、CPU11の乗務員選定部122が、代替可能な乗務員を選定する処理を実行する。これによって、乗務員Cの健康管理と円滑な運行管理とを実行することができる。
また、本実施形態の運行管理システム1によれば、車載機40のCPU41が、乗務中の乗務員Cの健康状態情報をウェアラブル測定装置50から取得して当該乗務員Cの健康状態を判定し、判定結果をPC10に送信する。これによって、運行管理者Mは、乗務中の乗務員Cの健康状態を監視でき、異常があった場合には、乗務中或いは乗務後に、代替の乗務員を選定することが可能になる。従って、乗務中の乗務員Cの健康管理と円滑な運行管理とを実行することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、適宜公知や周知の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態では、乗務員判定装置としてのCPU11をPC10に設けたが、サーバ30に設けてもよい。また、乗務中の乗務員Cの健康状態を判定するCPU41を車載機40に設けたが、サーバ30あるいはPC10に設けてもよい。
また、上記実施形態では、乗務員Cの健康状態を、乗務条件無しで乗務可能な第1の状態と、乗務条件付きで乗務可能な第2の状態と、乗務禁止である第3の状態との3段階に分けて判定したが、2段階や4段階以上に分けて判定してもよい。また、上記実施形態では、判定条件を、今回と前回との血圧値に基づいて設定したり、今回と前回との脈拍値に基づいて設定したりしたが、判定条件を、今回の血圧値と以前の血圧値の平均値とに基づいて設定したり、今回の脈拍値と以前の脈拍値の平均値とに基づいて設定したりしてもよい。また、上記実施形態では、判定条件を、今回の体温値と以前の体温値の平均値とに基づいて設定したが、今回の血圧値と以前の血圧値の平均値とに基づいて設定したり、今回の脈拍値と以前の脈拍値の平均値とに基づいて設定したりしてもよい。
さらに、上記実施形態では、トラックTの乗務員Cを管理対象者としたが、タクシーやフォークリフト等の他の車両の乗務員Cを管理対象者としてもよい。
1 :運行管理システム
11 :CPU(乗務員判定装置)
111 :取得部
112 :設定部
113 :判定部
122 :乗務員選定部(代替乗務員選定部)
31 :記憶部
40 :車載機(車載端末)
50 :ウェアラブル測定装置(取得装置)
C :乗務員

Claims (5)

  1. パーソナルコンピュータ又はサーバに設けられたCPUにより構成された乗務員判定装置であって、
    乗務員の血圧、脈拍、及び体温の少なくとも一つの測定値である健康状態情報を、測定装置から取得して当該乗務員と対応付けて前記サーバの記憶部に記憶させる取得部と、
    前記取得部が取得した当該乗務員の前記健康状態情報と、前記取得部が以前取得して前記記憶部に記憶させた当該乗務員の前記健康状態情報とに基づいて、当該乗務員の健康状態を判定するための判定条件を設定する設定部と、
    前記設定部が設定した前記判定条件に基づいて、当該乗務員の健康状態を判定する判定部と
    を備え
    前記判定部により判定される当該乗務員の健康状態は、乗務条件無しで乗務可能である第1の状態と、乗務条件付きで乗務可能である第2の状態と、乗務禁止である第3の状態とを含み、
    前記判定条件は、前記第1の状態と判定する条件である第1の条件と、前記第2の状態と判定する条件である第2の条件と、前記第3の状態と判定する条件である第3の条件とを含み、
    前記第1の条件は、今回の前記測定値が第1の閾値未満であること、又は、今回と前回との前記測定値が前記第1の閾値以上で第2の閾値未満であることであり、
    前記第2の条件は、今回の前記測定値が前記第1の閾値以上で前記第2の閾値未満であって、且つ、前回の前記測定値が前記第1の閾値未満であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値以上で第3の閾値未満であって、且つ、当該乗務員の申告情報が所定の乗務禁止条件を満たさないことであり、
    前記第3の条件は、今回の前記測定値が前記第3の閾値以上であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値以上で前記第3の閾値未満であって、且つ、当該乗務員の前記申告情報が前記所定の乗務禁止条件を満たすことであり、
    前記第2の閾値は前記第1の閾値より大きく、前記第3の閾値は前記第2の閾値より大きく、
    前記所定の乗務禁止条件は、当該乗務員が通院していない、又は、当該乗務員が投薬治療中であるにもかかわらず薬を飲み忘れている、という条件である乗務員判定装置。
  2. パーソナルコンピュータ又はサーバに設けられたCPUにより構成された乗務員判定装置であって、
    乗務員の血圧、脈拍、及び体温の少なくとも一つの測定値である健康状態情報を、測定装置から取得して当該乗務員と対応付けて前記サーバの記憶部に記憶させる取得部と、
    前記取得部が取得した当該乗務員の前記健康状態情報と、前記取得部が以前取得して前記記憶部に記憶させた当該乗務員の前記健康状態情報とに基づいて、当該乗務員の健康状態を判定するための判定条件を設定する設定部と、
    前記設定部が設定した前記判定条件に基づいて、当該乗務員の健康状態を判定する判定部と
    を備え
    前記判定部により判定される当該乗務員の健康状態は、乗務条件無しで乗務可能である第1の状態と、乗務条件付きで乗務可能である第2の状態と、乗務禁止である第3の状態とを含み、
    前記判定条件は、前記第1の状態と判定する条件である第1の条件と、前記第2の状態と判定する条件である第2の条件と、前記第3の状態と判定する条件である第3の条件とを含み、
    前記第1の条件は、今回の前記測定値が第1の閾値の範囲内であること、又は、今回と前回との前記測定値が前記第1の閾値の範囲外で第2の閾値の範囲内であることであり、
    前記第2の条件は、今回の前記測定値が前記第1の閾値の範囲外で前記第2の閾値の範囲内であって、且つ、前回の前記測定値が前記第1の閾値の範囲内であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値の範囲外で第3の閾値の範囲内であって、且つ、当該乗務員の申告情報が所定の乗務禁止条件を満たさないことであり、
    前記第3の条件は、今回の前記測定値が前記第3の閾値の範囲外であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値の範囲外で前記第3の閾値の範囲内であって、且つ、当該乗務員の前記申告情報が前記所定の乗務禁止条件を満たすことであり、
    前記第1の閾値の範囲は、第1の下限値以上、第1の上限値以下であり、
    前記第2の閾値の範囲は、第2の下限値以上、前記第1の下限値未満、及び前記第1の上限値より大きく、第2の上限値以下であり、
    前記第3の閾値の範囲は、第3の下限値以上、前記第2の下限値未満、及び前記第2の上限値より大きく、第3の上限値以下であり、
    前記所定の乗務禁止条件は、当該乗務員が通院していない、又は、当該乗務員が投薬治療中であるにもかかわらず薬を飲み忘れている、という条件である乗務員判定装置。
  3. パーソナルコンピュータ又はサーバに設けられたCPUにより構成された乗務員判定装置であって、
    乗務員の血圧、脈拍、及び体温の少なくとも一つの測定値である健康状態情報を、測定装置から取得して当該乗務員と対応付けて前記サーバの記憶部に記憶させる取得部と、
    前記取得部が取得した当該乗務員の前記健康状態情報と、前記取得部が以前取得して前記記憶部に記憶させた当該乗務員の前記健康状態情報とに基づいて、当該乗務員の健康状態を判定するための判定条件を設定する設定部と、
    前記設定部が設定した前記判定条件に基づいて、当該乗務員の健康状態を判定する判定部と
    を備え
    前記判定部により判定される当該乗務員の健康状態は、乗務条件無しで乗務可能である第1の状態と、乗務条件付きで乗務可能である第2の状態と、乗務禁止である第3の状態とを含み、
    前記判定条件は、前記第1の状態と判定する条件である第1の条件と、前記第2の状態と判定する条件である第2の条件と、前記第3の状態と判定する条件である第3の条件とを含み、
    前記第1の条件は、今回の前記測定値が第1の閾値未満であること、又は、今回の前記測定値が第2の閾値未満であって、且つ、以前の前記測定値の平均値に所定値を加算した値未満であることであり、
    前記第2の条件は、今回の前記測定値が前記第1の閾値以上で前記第2の閾値未満であって、且つ、以前の前記測定値の平均値に前記所定値を加算した値以上であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値以上で第3の閾値未満であって、且つ、当該乗務員の申告情報が所定の乗務禁止条件を満たさないことであり、
    前記第3の条件は、今回の前記測定値が前記第3の閾値以上であること、又は、今回の前記測定値が前記第2の閾値以上で前記第3の閾値未満であって、且つ、当該乗務員の前記申告情報が前記所定の乗務禁止条件を満たすことであり、
    前記第2の閾値は前記第1の閾値より大きく、前記第3の閾値は前記第2の閾値より大きく、
    前記所定の乗務禁止条件は、当該乗務員が通院していない、又は、当該乗務員が投薬治療中であるにもかかわらず薬を飲み忘れている、という条件である乗務員判定装置。
  4. 請求項の何れか1項に記載の乗務員判定装置を備え、
    パーソナルコンピュータ又はサーバに設けられたCPUに設けられ、前記判定部により当該乗務員の健康状態が前記第3の状態と判定された場合に、当該乗務員に代替する乗務員を選定する処理を実行する代替乗務員選定部を備える運行管理システム。
  5. 乗務中の当該乗務員の前記健康状態情報を取得するウェアラブル測定装置と、
    前記ウェアラブル測定装置により取得された前記健康状態情報に基づいて、乗務中の当該乗務員の健康状態を判定する車載端末と
    を備える請求項に記載の運行管理システム。
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