A:第1実施形態
A1:信号生成装置1
図1は、第1実施形態に係る信号生成装置1の一例を示す図である。信号生成装置1は、車両100に搭載される。車両100は、エンジンを有さない電気自動車である。車両100は、車両100のドライバによって操作される。車両100は、自動運転を実行してもよい。車両100は、信号生成装置1と、車輪2a~2dと、車輪制御部3と、車速計測器3Aと、操作部4と、スピーカ5と、シート(座席)6と、振動部7とを含む。
図2は、車両100の一例を示す図である。車両100は、車室100aと、右ドア66と、左ドア67と、を含む。車室100aは、スピーカ5と、シート6と、振動部7と、アクセルペダル32と、ステアリングホイール61と、シフトノブ62と、フロアマット63、ヘッドレスト64と、アームレスト65と、右ドア66の一部と、左ドア67の一部と、を有する。右ドア66と左ドア67の各々は、スピーカ5と、アームレスト65と、を含む。
図1において、信号生成装置1は、音信号c1と、振動信号d1と、を生成する。音信号c1は、仮想のエンジン音を示す信号である。音信号c1は、仮想のエンジン音を示す信号に限らない。例えば、音信号c1は、車両100の加速を感じさせる効果音を示す信号でもよい。振動信号d1は、仮想のエンジン音に基づく振動を示す信号である。
エンジン音は、エンジン自体が発する音と、エンジンによる吸気に起因する吸気音と、エンジンによる排気に起因する排気音と、を含む音である。エンジン音は、エンジン自体が発する音のみでもよいし、エンジン自体が発する音と吸気音との組合せでもよいし、エンジン自体が発する音と排気音との組合せでもよい。エンジン音は、さらに、ノイズを示す音を含んでもよい。
車輪2aおよび2bの各々は、車両100の前輪である。車輪2cおよび2dの各々は、車両100の後輪である。車両100は、車輪2a~2dに加えて、追加の車輪を有してもよい。
車輪制御部3は、車輪2aおよび2bの各々の回転を制御する。車輪制御部3は、車輪2aおよび2bの各々の回転の代わりに、車輪2cおよび2dの各々の回転を制御してもよい。車輪制御部3は、車輪2a~2dの各々の回転を制御してもよい。車輪制御部3は、モータ31と、アクセルペダル32と、シフトレバー33と、モータ制御部34と、動力伝達部35と、を含む。
モータ31は、電力に基づいて動力を生成する。アクセルペダル32およびシフトレバー33は、それぞれ、車両100のドライバによって操作される。アクセルペダル32およびシフトレバー33は、それぞれ、自動的に操作されてもよい。
アクセルペダル32の位置は、車両100のドライバによって調節される。アクセルペダル32の位置は、「アクセルの開度」に対応する。アクセルの開度は、アクセルペダル32の位置とアクセルペダル32の基準位置との差異の増加に応じて増加する。アクセルの開度は、アクセルペダル32の位置とアクセルペダル32の基準位置との差異の減少に応じて減少する。アクセルペダル32の基準位置は、アクセルペダル32が操作されていない状況におけるアクセルペダル32の位置である。アクセルペダル32の位置が、アクセルペダル32の基準位置と一致する場合、アクセルの開度は「0」である。
アクセルペダル32の位置とアクセルペダル32の基準位置との差異は、「アクセルペダル32の変位量」と称することができる。アクセルペダル32の変位量が、アクセルの開度として用いられてもよい。アクセルペダル32は、アクセルの一例である。車両100がアクセルペダル32の代わりにアクセルレバーを有する場合、アクセルレバーがアクセルの一例である。
シフトレバー33は、車両100のドライバによって、ドライブレンジと、パーキングレンジと、リバースレンジと、ニュートラルレンジと、のいずれの位置に択一的に設定される。
モータ制御部34は、アクセルペダル32の位置と、シフトレバー33の位置と、を検出する。アクセルペダル32の位置とシフトレバー33の位置とを検出する手法は、公知であるため、詳細な説明を割愛する。
モータ制御部34は、アクセルペダル32の位置とシフトレバー33の位置とに基づいて、モータ31を制御する。例えば、モータ制御部34は、アクセルペダル32の位置とシフトレバー33の位置とに基づいて、回転方向情報と回転速度情報とを生成する。回転方向情報は、モータ31の回転方向を定める情報である。回転速度情報は、モータ31の回転速度を定める情報である。モータ制御部34は、モータ31の回転方向を、回転方向情報が定める回転方向に設定する。モータ制御部34は、モータ31の回転速度を、回転速度情報が定める回転速度に設定する。アクセルペダル32の位置とシフトレバー33の位置とに基づいてモータ31の回転(回転方向および回転速度)を制御する手法は、公知であるため、詳細な説明を割愛する。
動力伝達部35は、1セットのリダクションギア(reduction gear)である。動力伝達部35は、モータ31によって生成される動力を車輪2aおよび2bに伝達する。動力伝達部35は、モータ31によって生成される動力を、車輪2aおよび2bの代わりに、車輪2cおよび2dに伝達してもよい。動力伝達部35は、モータ31によって生成される動力を、車輪2a~2dに伝達してもよい。
車速計測器3Aは、車両100の速度を計測する。車速計測器3Aは、車両100の速度の計測結果に基づいて、速度情報a1を生成する。速度情報a1は、車両100の速度を示す情報である。速度情報a1は、車両100の走行に関する情報の一例である。
モータ制御部34は、アクセルペダル32の位置に基づいて、アクセル情報b1を生成する。アクセル情報b1は、アクセルの開度を示す情報である。アクセル情報b1は、車両100に対する操作に関する情報の一例である。
速度情報a1およびアクセル情報b1の各々は、車両100の走行または車両100に対する操作に関する情報の一例である。車両100の走行または車両100に対する操作に関する情報は、速度情報a1とアクセル情報b1とを含んでもよい。
操作部4は、例えば、タッチパネルである。操作部4は、タッチパネルに限らず、種々の操作ボタンを有する操作盤でもよい。操作部4は、車両100の搭乗者が行う操作を受け取る。以下「車両100の搭乗者」を、単に「搭乗者」と称する。
スピーカ5は、複数のスピーカを有するスピーカセットである。スピーカ5は、単一のスピーカでもよい。スピーカ5は、種々の音を放音する。例えば、スピーカ5は、音信号c1に基づいて、仮想のエンジン音を放音する。
シート6は、運転席等の座席である。シート6は、車両100に位置する物の一例である。車両100に位置する物は、シート6に限らず、例えば、図2に示される車室100aに位置する物でもよい。例えば、車両100に位置する物は、ステアリングホイール61、シフトレバー33の先端に位置するシフトノブ62、フロアマット63、アクセルペダル32、ヘッドレスト64、およびアームレスト65のいずれかでもよい。
振動部7は、シート6に配置される。例えば、振動部7は、シート6の内部に配置される。振動部7は、シート6の表面に配置されてもよい。振動部7は、振動信号d1に基づいて振動する。このため、振動部7の振動は、仮想のエンジン音に基づく振動である。振動部7は、仮想のエンジン音に基づく振動をシート6に与える。
振動部7から振動を受ける物は、シート6に限らず、車両100に位置する物であればよい。振動部7から振動を受ける物は、例えば、ステアリングホイール61、シフトノブ62、フロアマット63、アクセルペダル32、ヘッドレスト64およびアームレスト65のいずれかでもよい。振動部7は、車両100に位置する複数の物に、振動信号d1に基づく振動を与えてもよい。例えば、振動部7は、シート6とステアリングホイール61との両方に、振動信号d1に基づく振動を与えてもよい。振動部7から振動を受ける物には、振動部7が配置される。
図1に示される信号生成装置1は、車速計測器3Aから速度情報a1を受け取る。信号生成装置1は、モータ制御部34からアクセル情報b1を受け取る。速度情報a1とアクセル情報b1は、CAN(Controller Area Network)にて通信される。速度情報a1とアクセル情報b1は、CANとは異なる通信プロトコルにて通信されてもよい。
信号生成装置1は、速度情報a1とアクセル情報b1とに基づいて、音信号c1と振動信号d1とを生成する。信号生成装置1は、記憶装置11と、処理装置12と、を含む。記憶装置11は、信号生成装置1の外部要素でもよい。
記憶装置11は、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体(例えば、コンピュータによって読み取り可能なnon transitoryな記録媒体)である。記憶装置11は、不揮発性メモリーと、揮発性メモリーと、を含む。不揮発性メモリーは、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)およびEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)である。揮発性メモリーは、例えば、RAM(Random Access Memory)である。
記憶装置11は、プログラムp1と、種々の情報と、を記憶する。プログラムp1は、信号生成装置1の動作を規定する。記憶装置11は、不図示のサーバにおける記憶装置から読み取られたプログラムp1を記憶してもよい。この場合、サーバにおける記憶装置は、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体の一例である。
処理装置12は、1または複数のCPU(Central Processing Unit)を含む。1または複数のCPUは、1または複数のプロセッサの一例である。処理装置、プロセッサおよびCPUの各々は、コンピュータの一例である。
処理装置12は、記憶装置11からプログラムp1を読み取る。処理装置12は、プログラムp1を実行することによって、取得部13、生成部14およびLPF(Low Pass Filter)15として機能する。取得部13、生成部14およびLPF15の少なくとも1つは、DSP(Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の回路で実現されてもよい。
取得部13は、車速計測器3Aから速度情報a1を取得する。例えば、取得部13は、まず、車速計測器3Aに速度情報a1の要求を送信する。取得部13は、速度情報a1の要求に応じて車速計測器3Aから送信される速度情報a1を取得する。車速計測器3Aが、速度情報a1を取得部13に能動的に送信する場合、取得部13は、車速計測器3Aから能動的に送信される速度情報a1を取得してもよい。取得部13は、モータ制御部34からアクセル情報b1を取得する。例えば、取得部13は、まず、モータ制御部34にアクセル情報b1の要求を送信する。取得部13は、アクセル情報b1の要求に応じてモータ制御部34から送信されるアクセル情報b1を取得する。モータ制御部34が、アクセル情報b1を取得部13に能動的に送信する場合、取得部13は、モータ制御部34から能動的に送信されるアクセル情報b1を取得してもよい。
生成部14は、取得部13が取得した速度情報a1およびアクセル情報b1に基づいて、音信号c1を生成する。生成部14は、第1生成部の一例である。生成部14は、決定部141と、信号生成部142と、を含む。
決定部141は、速度情報a1に基づいて、仮想エンジンの回転数を決定する。仮想エンジンは、車両100に仮想的に搭載される仮想のエンジンである。決定部141は、参照情報eを用いることによって、仮想エンジンの回転数を決定する。
参照情報eは、車両100の速度と、仮想エンジンの回転数と、の対応関係を示す情報である。参照情報eは、記憶装置11に記憶されている。
決定部141は、参照情報eを用いて、速度情報a1が示す車両100の速度に対応する仮想エンジンの回転数を決定する。決定部141は、仮想エンジンの回転数を決定すると、仮想エンジンの回転数を示す回転数情報f1を生成する。
参照情報eは、第1参照情報e1と第2参照情報e2を含んでもよい。第1参照情報e1は、車両100の加速時における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を示す情報である。第2参照情報e2は、車両100の減速時および車両100の定速時における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を示す情報である。
参照情報eが、第1参照情報e1と第2参照情報e2とを含む場合も、決定部141は、速度情報a1に基づいて、仮想エンジンの回転数を決定する。
例えば、決定部141は、まず、速度情報a1の変化に基づいて、車両100が加速時であるか否かを判断する。
決定部141は、車両100が加速時であると判断する場合、第1参照情報e1を用いることによって、速度情報a1が示す車両100の速度に対応する仮想エンジンの回転数を決定する。
決定部141は、車両100が加速時でないと判断する場合、車両100が減速時または定速時であると判断する。
決定部141は、車両100が減速時または定速時であると判断する場合、第2参照情報e2を用いて、速度情報a1が示す車両100の速度に対応する仮想的なエンジンの回転数を決定する。
参照情報eが第1参照情報e1と第2参照情報e2とを含む場合も、決定部141は、仮想エンジンの回転数を決定すると、仮想エンジンの回転数を示す回転数情報f1を生成する。
信号生成部142は、回転数情報f1とアクセル情報b1とに基づいて、音信号c1を生成する。
信号生成部142は、まず、回転数情報f1とアクセル情報b1とに基づいて、車両100の走行状態を決定する。例えば、信号生成部142は、走行情報g1を用いることによって、車両100の走行状態を決定する。
走行情報g1は、仮想エンジンの回転数と、アクセルの開度と、車両100の走行状態と、の対応関係を示す情報である。走行情報g1は、記憶装置11に記憶されている。
信号生成部142は、走行情報g1を用いて、回転数情報f1が示す仮想エンジンの回転数と、アクセル情報b1が示すアクセルの開度と、の両方に対応する車両100の走行状態を決定する。
続いて、信号生成部142は、車両100の走行状態に基づいて、音信号c1を生成する。例えば、信号生成部142は、音情報h1を用いることによって、音信号c1を生成する。
音情報h1は、車両100の走行状態と、仮想のエンジン音を示す音データと、の対応関係を示す情報である。音データは、車両100の走行状態に応じた仮想のエンジン音を示す。音情報h1は、記憶装置11に記憶されている。
信号生成部142は、音情報h1を用いて、車両100の走行状態に対応する音信号c1を生成する。
音信号c1は、相互に異なる周波数を有する複数の周波数成分を有する。相互に異なる周波数を有する複数の周波数成分は、相互に異なる複数の音成分の一例である。音信号c1は、相互に異なる波形を有する複数の波形成分を有してもよい。相互に異なる波形を有する複数の波形成分は、相互に異なる複数の音成分の他の例である。
LPF15は、音信号c1に基づいて、振動信号d1を生成する。振動信号d1が音信号c1に基づいて生成されるため、振動信号d1が示す振動は、音信号c1が示す音に連動する。
LPF15は、音信号c1のうち、閾値n以下の周波数を有する周波数成分を通す。閾値nは、100Hzである。閾値nは、100Hzに限らず、100Hzよりも高い周波数でもよいし、100Hzよりも低い周波数でもよい。閾値nは、LPF15のカットオフ周波数を調節することによって設定される。
LPF15は、音信号c1に含まれる複数の周波数成分のうち、閾値n以下の周波数を有する周波数成分のみに基づいて、振動信号d1を生成する。車両は、エンジン音が低音(例えば、100Hz以下の周波数を有する音)を含む場合に振動する傾向がある。このため、振動信号d1が示す振動は、エンジンを搭載する車両が発生する振動を模擬した振動を含む。
LPF15は、音信号c1が有する複数の音成分の一部のみに基づいて、振動信号d1を生成する。複数の音成分の一部は、例えば、音信号c1に含まれる複数の周波数成分のうち閾値n以下の周波数を有する周波数成分である。
LPF15は、第2生成部の一例である。第2生成部は、LPF15に限らず、BPF(Band Pass Filter)またはHPF(High Pass Filter)でもよい。
LPF15の代わりに用いられるBPFは、例えば、1Hz以上100Hz以下の周波数帯に含まれる周波数を有する周波数成分を通す。この場合、BPFによって生成される振動信号d1が示す振動は、エンジンを搭載する車両が発生する振動の少なくとも一部の成分を含む。BPFが通す周波数成分は、1Hz以上100Hz以下の周波数帯に含まれる周波数を有する周波数成分に限らず、適宜変更可能である。
LPF15の代わりに用いられるHPFは、例えば、1Hz以上の周波数帯に含まれる周波数を有する周波数成分を通す。この場合、HPFによって生成される振動信号d1が示す振動は、エンジンを搭載する車両が発生する振動の少なくとも一部の成分を含む。HPFが通す周波数成分は、1Hz以上の周波数帯に含まれる周波数を有する周波数成分に限らず、適宜変更可能である。
第2生成部が、LPF15、BPFおよびHPFのいずれであっても、第2生成部によって生成される振動信号d1が示す振動は、音信号c1が示す音に連動する。
A2:参照情報e
参照情報eは、車両100の速度と、仮想エンジンの回転数と、の対応関係を示す。仮想エンジンの回転数は、車両100の速度と、仮想の変速機と、に依存する。
仮想の変速機は、車両100に仮想的に搭載される変速機である。仮想の変速機は、ギアJ1~J3という3つのギアを有する。ギアJ1は、仮想の変速機における1速に対応する。ギアJ2は、仮想の変速機における2速に対応する。ギアJ3は、仮想の変速機における3速に対応する。ギアJ1、J2およびJ3の各々は、変速ギアとも称され得る。仮想の変速機は、1つ以上のギアを有していればよい。
図3は、参照情報eが示す対応関係の一例を表す図、すなわち、車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係の一例を表す図である。図3において、横軸は車両100の速度を示し、縦軸は仮想エンジンの回転数を示す。
参照情報eは、ギアJ1~J3の各々について、車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を示す。仮想エンジンの回転数MAX1は、仮想エンジンの最高回転数を示す。仮想エンジンの最高回転数は、例えば、9000rpm(revolutions per minute)である。仮想エンジンの最高回転数は9000rpmに限らない。
参照情報eは、第1参照情報e1と第2参照情報e2とを含む。第1参照情報e1は、車両100の加速時における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を示す情報である。第2参照情報e2は、車両100の減速時および定速時における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を示す情報である。
図4は、第1参照情報e1が示す対応関係の一例を表す図、すなわち、車両100の加速時における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係の一例を表す図である。図4において、横軸は車両100の速度を示し、縦軸は仮想エンジンの回転数を示す。
第1参照情報e1は、車両100の速度が速度V1未満である場合における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係として、ギアJ1についての車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を示す。
速度V1は、ギアJ1を用いる仮想エンジンの回転数が回転数MAX1に到達するときの車両100の速度である。速度V1は、ギアJ1を用いる仮想エンジンの回転数が回転数MAX1に到達するときの車両100の速度より小さくてもよい。
第1参照情報e1は、車両100の速度が速度V1以上速度V2未満である場合における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係として、ギアJ2についての車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を示す。
速度V2は、ギアJ2を用いる仮想エンジンの回転数が回転数MAX1に到達するときの車両100の速度である。速度V2は、ギアJ2を用いる仮想エンジンの回転数が回転数MAX1に到達するときの車両100の速度よりも小さくかつ速度V1よりも大きい速度でもよい。
第1参照情報e1は、車両100の速度が速度V2以上である場合における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係として、ギアJ3についての車両100の速度と仮想のエンジンの回転数との対応関係を示す。
図5は、第2参照情報e2が示す対応関係の一例を表す図、すなわち、車両100の減速時および定速時における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係の一例を表す図である。図5において、横軸は車両100の速度を示し、縦軸は仮想のエンジンの回転数を示す。
第2参照情報e2は、車両100の速度が速度V4よりも大きい場合における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係として、ギアJ3についての車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を示す。速度V4は、速度V1よりも大きく速度V2未満である。
第2参照情報e2は、車両100の速度が速度V3よりも大きく速度V4以下である場合における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係として、ギアJ2についての車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を示す。速度V3は、0以上速度V1未満である。
第2参照情報e2は、車両100の速度が速度V3以下である場合における車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係として、ギアJ1についての車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を示す。
A3:走行情報g1
走行情報g1は、仮想エンジンの回転数と、アクセルの開度と、車両100の走行状態と、の対応関係を示す。
図6は、走行情報g1が示す対応関係の一例を示す図である。図6において、横軸は仮想エンジンの回転数を示し、縦軸はアクセルの開度を示す。車両100の走行状態は、仮想エンジンの回転数とアクセルの開度とによって、領域K1~K25に分けられている。以下、領域K1~K25を相互に区別する必要がない場合、領域K1~K25の各々を「領域K」と称する。領域Kの数は、25に限らず、25よりも小さい数でもよいし、25よりも大きい数でもよい。
A4:音情報h1
音情報h1は、車両100の走行状態と、車両100の走行状態に応じた仮想のエンジン音を示す音データと、の対応関係を示す情報である。
図7は、音情報h1が示す対応関係の一例を示す図である。音情報h1は、車両100の走行状態を示す領域K1~K25と、音信号を定める音データM1~M25と、の対応関係を示す。
音データM1~M25は、領域K1~K25と1対1に対応する。例えば、音データM1は領域K1と対応し、音データM25は領域K25と対応する。音データM1~M25は、相互に相違する。以下、音データM1~M25を相互に区別する必要がない場合、音データM1~M25の各々を「音データM」と称する。
音データMは、対応する領域K(対応する車両100の走行状態)に応じた仮想のエンジン音を示す。音データMは、現実に存在するエンジンのエンジン音を模した音を示す。音データMは、架空のエンジンのエンジン音を示してもよい。
音データMは、仮想のエンジン音の波形を示すデータである。仮想のエンジン音の波形は、仮想のエンジン音を示す1つの波形である。
仮想のエンジン音の波形は、仮想のエンジン音に含まれる複数の音成分ごとの波形を有してもよい。例えば、仮想のエンジン音が、仮想エンジン自体が発する音、仮想エンジンによる吸気に起因する吸気音、および仮想エンジンによる排気に起因する排気音、という3つの音成分を有する場合、仮想のエンジン音の波形は、3つの音成分の各々の波形を含む。
A5:動作の説明
図8は、信号生成装置1の動作の一例を示す図である。以下では、車速計測器3Aが、車両100の速度を示す速度情報a1を生成しているとする。モータ制御部34が、アクセルの開度を示すアクセル情報b1を生成しているとする。車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を示す参照情報eは、図4に示される第1参照情報e1と、図5に示される第2参照情報e2と、を含むとする。
操作部4が、音信号c1と振動信号d1との生成を指示する操作である生成操作を搭乗者から受け取ると、図8に示される動作がスタートする。図8に示される動作は、操作部4が音信号c1と振動信号d1との生成の終了を指示する操作である終了操作を搭乗者から受け取るまで繰り返す。
ステップS101において取得部13は、車速計測器3Aから速度情報a1を取得し、かつ、モータ制御部34からアクセル情報b1を取得する。
続いて、ステップS102において取得部13は、速度情報a1を記憶装置11に記憶する。このため、記憶装置11には、速度情報a1の履歴が記憶される。
速度情報a1の履歴は、操作部4が終了操作を搭乗者から受け取るまで記憶装置11に残される。取得部13は、操作部4が終了操作を搭乗者から受け取ると、速度情報a1の履歴を記憶装置11から削除する。このため、速度情報a1の履歴は、操作部4が生成操作を搭乗者から受け取る時点では記憶装置11に記憶されていない。
取得部13は、速度情報a1を記憶装置11に記憶すると、速度情報a1を決定部141に提供する。また、取得部13は、アクセル情報b1を信号生成部142に提供する。
続いて、ステップS103において決定部141は、速度情報a1の変化に基づいて、車両100が加速時であるか否かを判断する。
ステップS103では決定部141は、速度情報a1の履歴を参照することによって、車両100の速度が増大しているか否か(加速時か否か)を判断する。
例えば、決定部141は、まず、速度情報a1の履歴から、今回のステップS102で記憶された速度情報a1と、前回のステップS102で記憶された速度情報a1と、を特定する。なお、前回のステップS102で記憶された速度情報a1が記憶装置11に存在しない場合、決定部141は、前回のステップS102で記憶された速度情報a1が示す車両100の速度として、「0」を用いる。
続いて、決定部141は、今回のステップS102で記憶された速度情報a1が示す車両100の速度が、前回のステップS102で記憶された速度情報a1が示す車両100の速度よりも増大しているか否かを判断する。車両100の速度の増大は、車両100が加速時であることを意味する。このため、車両100の速度が増大しているか否かの判断は、車両100が加速時であるか否かの判断を意味する。
決定部141は、今回のステップS102で記憶された速度情報a1が示す車両100の速度が、前回のステップS102で記憶された速度情報a1が示す車両100の速度よりも増大している場合、車両100が加速時であると判断する。
決定部141は、ステップS103において車両100が加速時であると判断すると、ステップS104において第1参照情報e1を用いて仮想エンジンの回転数を決定する。
ステップS104では決定部141は、まず、第1参照情報e1に示される仮想エンジンの回転数の中から、速度情報a1が示す車両100の速度に対応する仮想エンジンの回転数を、加速時における回転数として決定する。続いて、決定部141は、加速時における回転数を、仮想エンジンの回転数として決定する。
例えば、車両100が加速時であり車両100の速度が速度V1未満である場合、決定部141は、まず、第1参照情報e1に示されるギアJ1についての車両100の速度と仮想エンジンの回転数との対応関係を選択する。続いて、決定部141は、ギアJ1について示される仮想エンジンの回転数の中から、速度情報a1が示す車両100の速度に対応する仮想エンジンの回転数を、加速時における回転数として決定する。続いて、決定部141は、加速時における回転数を、仮想エンジンの回転数として決定する。
決定部141は、ステップS103において車両100が加速時でないと判断すると、車両100が減速時または定速時であると判断する。続いて、決定部141は、ステップS105において第2参照情報e2を用いて仮想エンジンの回転数を決定する。
ステップS105では決定部141は、まず、第2参照情報e2に示される仮想エンジンの回転数の中から、速度情報a1が示す車両100の速度に対応する仮想エンジンの回転数を、該当回転数として特定する。続いて、決定部141は、該当回転数を、仮想エンジンの回転数として決定する。
ステップS104またはステップS105において仮想エンジンの回転数が決定すると、ステップS106において決定部141は、仮想エンジンの回転数を示す回転数情報f1を生成する。決定部141は、回転数情報f1を信号生成部142に提供する。
続いて、ステップS107において信号生成部142は、回転数情報f1とアクセル情報b1とに基づいて、車両100の走行状態を決定する。
ステップS107では信号生成部142は、回転数情報f1とアクセル情報b1と走行情報g1とを用いて、車両100の走行状態を決定する。走行情報g1に示される領域K1~K25は、車両100の走行状態を示す。信号生成部142は、走行情報g1に示される領域K1~K25の中から、回転数情報f1が示す仮想エンジンの回転数と、アクセル情報b1が示すアクセルの開度と、の両方に対応する領域Kを、車両100の走行状態として決定する。
続いて、ステップS108において信号生成部142は、車両100の走行状態に基づいて、音信号c1を生成する。
ステップS108では信号生成部142は、車両100の走行状態と音情報h1とを用いて、音信号c1を生成する。
信号生成部142は、まず、音情報h1に示される音データM1~M25の中から、車両100の走行状態として決定された領域Kに対応する音データMを、該当の音データとして読み出す。信号生成部142は、続いて、該当の音データが示す音信号を、音信号c1として生成する。続いて、信号生成部142は、音信号c1をスピーカ5とLPF15に提供する。スピーカ5は、音信号c1が示す仮想のエンジン音を出力する。このため、搭乗者は、車両100の走行に応じた仮想のエンジン音を聞くことができる。
続いて、ステップS109においてLPF15は、音信号c1に基づいて振動信号d1を生成する。
ステップS109ではLPF15は、例えば、音信号c1に含まれる複数の周波数成分のうち閾値n以下の周波数を有する周波数成分のみを含む信号を、振動信号d1として生成する。閾値nは、例えば、100Hzである。続いて、LPF15は、振動信号d1を振動部7に提供する。振動部7は、振動信号d1が示す振動、すなわち、車両100の走行に応じた振動を、シート6に与える。このため、シート6を使用する搭乗者は、車両100の走行に応じた振動を感じることができる。
以下、操作部4が終了操作を搭乗者から受け取るまで、図8に示される動作が繰り返される。
車両100が加速している状況において図8に示される動作が繰り返されると、スピーカ5から放音される仮想のエンジン音は、例えば、仮想エンジンの回転数の増加に応じて変化する。また、車両100が加速している状況において図8に示される動作が繰り返されると、振動部7がシート6に与える振動は、仮想のエンジン音の変化に応じて変化する。このため、シート6を使用する搭乗者は、車両100が加速している間、例えば、仮想エンジンの回転数の増加に応じて変化する仮想のエンジン音を聞きながら、仮想のエンジン音の変化に応じた振動を感じることができる。
車両100が加速している状況においてスピーカ5から放音される仮想のエンジン音は、加速に応じた音の一例である。車両100が加速している状況において振動部7がシート6に与える振動は、加速に応じた振動の一例である。
車両100が減速している状況において図8に示される動作が繰り返されると、スピーカ5から放音される仮想のエンジン音は、例えば、仮想エンジンの回転数の減少に応じて変化する。また、車両100が減速している状況において図8に示される動作が繰り返されると、振動部7がシート6に与える振動は、仮想のエンジン音の変化に応じて変化する。このため、シート6を使用する搭乗者は、車両100が減速している間、例えば、仮想エンジンの回転数の減少に応じて変化する仮想のエンジン音を聞きながら、仮想のエンジン音の変化に応じた振動を感じることができる。
車両100が減速している状況においてスピーカ5から放音される仮想のエンジン音は、減速に応じた音の一例である。車両100が減速している状況において振動部7がシート6に与える振動は、減速に応じた振動の一例である。
A6:第1実施形態のまとめ
LPF15は、車両100の走行に応じた仮想のエンジン音を示す音信号c1に基づいて、振動信号d1を生成する。このため、振動信号d1が示す振動は、仮想のエンジン音に連動する。したがって、仮想のエンジン音を聞きながら振動信号d1が示す振動を感じる搭乗者は、仮想のエンジン音に連動する振動を感じることによって、走行に対する没入感を得ることができる。
B:変形例
第1実施形態における変形の態様を以下に示す。以下の態様から任意に選択された2個以上の態様が、相互に矛盾しない範囲において適宜に併合されてもよい。
B1:第1変形例
第1実施形態において、LPF15の閾値nが、音信号c1に基づいて変更されてもよい。
図9は、第1変形例に係る信号生成装置1Aの一例を示す図である。信号生成装置1Aは、図1に示される信号生成装置1が有する構成要素に加えて、調節部16を含む。
調節部16とLPF15は、振動制御部17Aに含まれる。調節部16と振動制御部17Aの各々は、プログラムp1を実行する処理装置12によって実現される。調節部16と振動制御部17Aの各々は、DSP等の回路によって実現されてもよい。
振動制御部17Aは、音信号c1に基づいて、振動信号d1を生成する。振動制御部17Aは、第2生成部の他の例である。
調節部16は、音信号c1に基づいて、LPF15の閾値nを調節する。例えば、調節部16は、音信号c1の振幅に基づいて、閾値nを調節する。一例を挙げると、調節部16は、音信号c1の振幅の増加に応じて、閾値nを高くする。また、調節部16は、音信号c1の振幅の減少に応じて、閾値nを低くする。
音信号c1の振幅の増加は、仮想のエンジン音の音量における増加を意味する。閾値nを高くすることは、振動信号d1が示す振動の成分の増加を可能にする。このため、調節部16が、音信号c1の振幅の増加に応じて閾値nを高くする場合、振動信号d1が示す振動を感じる搭乗者は、仮想のエンジン音の音量における増加に応じて、振動の増加を感じることができる。
調節部16は、音信号c1の振幅の増加に応じて、閾値nを低くしてもよい。この場合、調節部16は、音信号c1の振幅の減少に応じて、閾値nを高くする。振動信号d1が示す振動を感じる搭乗者は、仮想のエンジン音の音量における増加に応じて、仮想のエンジン音における低音(閾値n以下の周波数を有する音)に応じた振動を感じやすい。
音信号c1が繰り返し出力される場合、調節部16は、音信号c1の周期に基づいて、閾値nを調節してもよい。例えば、調節部16は、音信号c1の周期の増加に応じて、閾値nを高くする。この場合、調節部16は、音信号c1の周期の減少に応じて、閾値nを低くする。調節部16は、音信号c1の周期の増加に応じて、閾値nを低くしてもよい。この場合、調節部16は、音信号c1の周期の減少に応じて、閾値nを高くする。
調節部16は、速度情報a1を受け付けてもよい。この場合、調節部16は、速度情報a1に基づいて、閾値nを調整してもよい。例えば、調節部16は、速度情報a1が示す車両100の速度の増加に応じて、閾値nを高くする。この場合、調節部16は、速度情報a1が示す車両100の速度の減少に応じて、閾値nを低くする。振動信号d1が示す振動を感じる搭乗者は、車両100の速度の増加に応じて、振動の増加を感じることができる。
調節部16は、速度情報a1が示す車両100の速度の増加に応じて、閾値nを低くしてもよい。この場合、調節部16は、速度情報a1が示す車両100の速度の減少に応じて、閾値nを高くする。振動信号d1が示す振動を感じる搭乗者は、車両100の速度の増加に応じて、仮想のエンジン音における低音(閾値n以下の周波数を有する音)に応じた振動を感じやすい。
決定部141は、車両100が加速時であるか否かを示す加速情報を調節部16に提供してもよい。この場合、調節部16は、加速情報に基づいて閾値nを調整してもよい。
例えば、車両100が加速時であることを加速情報が示す場合、調節部16は、閾値nを100Hzに設定する。車両100が加速時でないことを加速情報が示す場合、調節部16は、閾値nを0Hzに設定する。この場合、車両100が加速時である場合にのみ、加速時における仮想のエンジン音と、加速時における振動が発生する。
調節部16は、車両100が加速時であることを加速情報が示す場合に、閾値nを0Hzに設定してもよい。この場合、調節部16は、車両100が加速時でないことを加速情報が示す場合、閾値nを例えば100Hzに設定する。閾値nの値は、0Hzと100Hzに限らず適宜変更可能である。
第1変形例において、LPF15の代わりにBPFが用いられる場合、調節部16は、音信号c1に基づいて、BPFの通過帯域(周波数成分を通過させる帯域)を変更してもよい。例えば、調節部16は、音信号c1の振幅の増加に応じて、BPFの通過帯域を増加する。この場合、調節部16は、音信号c1の振幅の減少に応じて、BPFの通過帯域を減少する。調節部16は、音信号c1の振幅の増加に応じて、BPFの通過帯域を減少してもよい。この場合、調節部16は、音信号c1の振幅の減少に応じて、BPFの通過帯域を増加する。
調節部16は、音信号c1の振幅の変化に応じて、BPFの通過帯域を高周波数側または低周波数側にシフトしてもよい。調節部16は、音信号c1の周期の増加に応じて、BPFの通過帯域を増加してもよい。この場合、調節部16は、音信号c1の周期の減少に応じて、BPFの通過帯域を減少する。調節部16は、音信号c1の周期の増加に応じて、BPFの通過帯域を減少してもよい。この場合、調節部16は、音信号c1の周期の減少に応じて、BPFの通過帯域を増加する。調節部16は、音信号c1の周期の変化に応じて、BPFの通過帯域を高周波数側または低周波数側にシフトしてもよい。
調節部16は、速度情報a1に基づいて、BPFの通過帯域を変更してもよい。例えば、速度情報a1が示す車両100の速度が40km/h未満の範囲に含まれる場合、調節部16は、BPFの通過帯域を0~100Hzの帯域に設定する。速度情報a1が示す車両100の速度が40km/h以上80km/h未満の範囲に含まれる場合、調節部16は、BPFの通過帯域を100~300Hzの帯域に設定する。速度情報a1が示す車両100の速度が80km/h以上120km/h未満の範囲に含まれる場合、調節部16は、BPFの通過帯域を300~500Hzの帯域に設定する。車両100の速度とBPFの通過帯域との関係は、上述の関係に限らず適宜変更可能である。
調節部16は、加速情報に基づいて、BPFの通過帯域を変更してもよい。例えば、車両100が加速時であることを加速情報が示す場合、調節部16は、BPFの通過帯域を0~100Hzの帯域に設定する。車両100が加速時でないことを加速情報が示す場合、調節部16は、BPFの通過帯域を0~1Hzの帯域に設定する。この場合、車両100が加速時である場合、振動信号d1が示す振動を与えられる搭乗者は、車両100が加速時でない場合に比べて、加速時における仮想のエンジン音と、加速時における振動と、を認識しやすい。調節部16は、車両100が加速時であることを加速情報が示す場合に、BPFの通過帯域を0~1Hzの帯域に設定してもよい。この場合、調節部16は、車両100が加速時でないことを加速情報が示す場合、BPFの通過帯域を0~100Hzの帯域に設定する。BPFの通過帯域の値は、0~100Hzの帯域と0~1Hzの帯域に限らず適宜変更可能である。
第1変形例において、LPF15の代わりにHPFが用いられる場合、調節部16は、音信号c1に基づいて、HPFの通過帯域を変更してもよい。調節部16は、速度情報a1に基づいて、HPFの通過帯域を変更してもよい。調節部16は、加速情報に基づいて、HPFの通過帯域を変更してもよい。
閾値nの変更と、BPFの通過帯域の変更と、HPFの通過帯域の変更は、それぞれ、振動信号d1の生成に用いられる周波数成分の範囲(周波数範囲)の変更を意味する。振動信号d1の生成に用いられる周波数成分の範囲の変更は、振動信号d1の生成に用いられる複数の音成分の一部に対する変更の一例である。
第1変形例によれば、振動制御部17Aは、音信号c1、速度情報a1または加速情報に基づいて、振動信号d1の生成に用いる複数の音成分の一部を変更する。このため、音信号c1が示す音を聞きながら振動信号d1が示す振動を感じる搭乗者は、音信号c1、車両100の速度、または車両100における加速の有無に応じて変化する振動を感じることによって、走行に対する没入感を得ることができる。
第1変形例では、第1実施形態と同様に、振動信号d1は、音信号c1に含まれる複数の周波数成分のうち、LPF15、BPFまたはHPFを透過した周波数成分によって構成される。このため、音信号c1に含まれない成分を用いて振動信号d1を生成する構成に比べて、音信号c1に連動する振動信号d1の生成が容易である。
B2:第2変形例
第1実施形態および第1変形例において、振動信号d1は、音信号c1に含まれる複数の周波数成分のうちLPF15を透過した周波数成分と予め対応づけられた振動信号でもよい。
第2変形例は、図1に示される信号生成装置1が有する構成要素に加えて、LPF15の後段に位置する信号処理部を含む。
信号処理部とLPF15は、振動制御部に含まれる。第2変形例の振動制御部は、信号処理部とLPF15に加えて、図9に示される調節部16を含んでもよい。信号処理部と第2変形例の振動制御部の各々は、プログラムp1を実行する処理装置12によって実現される。信号処理部と第2変形例の振動制御部の各々は、DSP等の回路によって実現されてもよい。
第2変形例の振動制御部(LPF15と信号処理部)は、音信号c1に基づいて、振動信号d1を生成する。第2変形例の振動制御部は、第2生成部の他の例である。
信号処理部は、音信号c1に含まれる複数の周波数成分のうちLPF15を透過する周波数成分と予め対応づけられた振動信号を、振動信号d1として生成する。例えば、信号処理部は、振動情報を用いることによって振動信号d1を生成する。振動情報は、閾値n以下の周波数成分と、振動データと、の対応関係を示す情報である。振動データは、所定の振動信号を定めるデータである。振動情報は、記憶装置11に記憶されている。信号処理部は、LPF15を透過した周波数成分を受け取ると、振動情報において閾値n以下の周波数成分と対応づけられている振動データを読み取る。続いて、信号処理部は、振動データが定める振動信号を、振動信号d1として生成する。続いて、信号処理部は、振動信号d1を振動部7に提供する。
第2変形例の振動制御部は、音信号c1に含まれる複数の周波数成分のうちLPF15を透過した周波数成分と予め対応づけられた振動信号を、振動信号d1として生成する。このため、第2変形例の振動制御部は、LPF15を透過した周波数成分によって構成される信号とは異なる振動信号d1を、音信号c1に含まれる複数の周波数成分の一部がLPF15を透過するタイミングに応じて生成できる。また、振動データの変更によって、振動信号d1の変更が可能である。
B3:第3変形例
第1実施形態および第1変形例~第2変形例において、信号生成部142は、音信号c1として、右チャネル信号Rc1と左チャネル信号Lc1とを有するステレオ信号を生成してもよい。右チャネル信号Rc1と左チャネル信号Lc1は、相互に異なる波形を有する複数の波形成分の一例であり、相互に異なる複数の音成分の他の例である。
図10は、第3変形例に係る信号生成装置1Cの一例を示す図である。信号生成装置1Cは、図1に示される信号生成装置1が有する構成要素に加えて、合成部19を含む。
合成部19とLPF15は、振動制御部17Cに含まれる。振動制御部17Cは、合成部19とLPF15に加えて、図9に示される調節部16を含んでもよい。合成部19と振動制御部17Cとの各々は、プログラムp1を実行する処理装置12によって実現される。合成部19と振動制御部17Cの各々は、DSP等の回路によって実現されてもよい。
振動制御部17Cは、音信号c1に基づいて、振動信号d1を生成する。振動制御部17Cは、第2生成部の他の例である。
信号生成装置1Cの信号生成部142は、音信号c1として、右チャネル信号Rc1と左チャネル信号Lc1とを有するステレオ信号を生成する。合成部19は、右チャネル信号Rc1と左チャネル信号Lc1とを合成することによって合成信号Q1を生成する。合成部19は、合成信号Q1をLPF15に提供する。
この構成によれば、音信号c1がステレオ信号である場合にも、音信号c1が示す音を聞きながら振動信号d1が示す振動を感じる搭乗者は、音信号c1が示す音に連動する振動を感じることによって、走行に対する没入感を得ることができる。
振動制御部17Cは、図11に示されるように、振動制御部17Dに変更されてもよい。振動制御部17Dは、選択部20を含んでもよい。振動制御部17Dと選択部20の各々は、プログラムp1を実行する処理装置12によって実現される。振動制御部17Dと選択部20の各々は、DSP等の回路によって実現されてもよい。
振動制御部17Dは、音信号c1に基づいて、振動信号d1を生成する。振動制御部17Dは、第2生成部の他の例である。
選択部20は、右チャネル信号Rc1と左チャネル信号Lc1とのいずれかを、振動信号d1として選択する。右チャネル信号Rc1と左チャネル信号Lc1のうち、選択部20によって選択された信号は、複数の音成分の一部についての一例である。選択部20は、振動信号d1を振動部7に提供する。
振動制御部17Dは、音信号c1に含まれる複数の音成分の一部のみに基づいて、振動信号d1を生成する。振動制御部17Dは、LPF15等のフィルタを用いることなく、振動信号d1を生成できる。
振動制御部17Dは、図9に示される調節部16を含んでもよい。この場合、調節部16は、音信号c1、速度情報a1または加速情報に基づいて、選択部20が振動信号d1として選択する信号を、右チャネル信号Rc1と左チャネル信号Lc1とで切り替える。一例を挙げると、車両100が加速時であることを加速情報が示す場合、調節部16は、選択部20に、右チャネル信号Rc1を振動信号d1として選択させる。車両100が加速時でないことを加速情報が示す場合、調節部16は、選択部20に、左チャネル信号Lc1を振動信号d1として選択させる。
この場合、振動制御部17Dは、音信号c1、速度情報a1または加速情報に基づいて、振動信号d1の生成に用いる複数の音成分の一部を変更する。このため、音信号c1が示す音を聞きながら振動信号d1が示す振動を感じる搭乗者は、音信号c1、車両100の速度、または車両100における加速の有無情報に応じて変化する振動を感じることによって、走行に対する没入感を得ることができる。
第3変形例において、信号生成部142は、右チャネル信号Rc1と左チャネル信号Lc1との一方の代わりに、仮想のエンジン自体が発する音を示す稼働音信号Dc1を生成してもよい。この場合、信号生成部142は、右チャネル信号Rc1と左チャネル信号Lc1との他方の代わりに、ノイズ音を示すノイズ音信号Nc1を生成する。この構成では、信号合成部が追加される。信号合成部は、プログラムp1を実行する処理装置12によって実現される。信号合成部は、DSP等の回路によって実現されてもよい。信号合成部は、稼働音信号Dc1とノイズ音信号Nc1とを合成することによって合成音信号を生成する。信号合成部は、合成音信号をスピーカ5に提供する。この構成では、選択部20は、稼働音信号Dc1とノイズ音信号Nc1とのうち、稼働音信号Dc1を振動信号d1として選択する。
B4:第4変形例
第1実施形態において、オーディオソース15aとアンプ15bとが追加されてもよい。図12は、第4変形例に係る車両100の一例を示す図である。
オーディオソース15aは、音楽等を示すオーディオ信号を出力する。オーディオソース15aは、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤまたはCD(Compact Disc)プレーヤである。
アンプ15bは、2チャンネル出力仕様の増幅器であり、音信号c1と振動信号d1とオーディオ信号とを受け取る。アンプ15bは、音信号c1と振動信号d1とオーディオ信号との各々を、スピーカ5と振動部7に振り分ける。例えば、アンプ15bは、オーディオ信号と音信号c1とをミックスすることによって得られるミックス信号を増幅し、増幅されたミックス信号をスピーカ5に出力する。アンプ15bは、振動信号d1を増幅し、増幅された振動信号d1を振動部7に出力する。アンプ15bは、音信号c1と振動信号d1とオーディオ信号との各々の振り分けを、上述の振り分けとは異なる振り分けとしてもよい。
処理装置12は、汎用的な音信号処理用のDSP付きアンプ(汎用部品)を使って実現されても良い。そのような汎用部品は出力チャンネル数が仕様で定められているが、その出力チャンネルの一部を、本来の目的(スピーカの駆動)とは異なる、振動部7の駆動に流用することで、振動部7を駆動するための特別なアンプが不要になるという効果がある。
B5:第5変形例
第1実施形態において、車両100は、信号生成装置1の代わりに情報生成装置8を含んでもよい。車両100は、表示部9をさらに含んでもよい。図13は、第5変形例に係る車両100の一例を示す。
表示部9は、液晶ディスプレイである。表示部9は、液晶ディスプレイに限らず、例えば、OLED(Organic Light Emitting diode)ディスプレイでもよい。表示部9は、タッチパネルでもよい。表示部9は、種々の情報を表示する。
情報生成装置8は、車両100の走行に応じた光の演出を指定する演出指定情報Rcを生成する。情報生成装置8は、記憶装置8aと、処理装置8bと、を含む。記憶装置8aは、情報生成装置8の外部要素でもよい。
記憶装置8aは、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体である。記憶装置8aは、不揮発性メモリーと、揮発性メモリーと、を含む。
記憶装置8aは、プログラムp2と、種々の情報と、を記憶する。プログラムp2は、情報生成装置8の動作を規定する。記憶装置8aは、不図示のサーバにおける記憶装置から読み取られたプログラムp2を記憶してもよい。この場合、サーバにおける記憶装置は、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体の一例である。
処理装置8bは、1または複数のCPUによって構成される。処理装置8bは、記憶装置8aからプログラムp2を読み取る。処理装置8bは、プログラムp2を実行することによって、取得部81、生成部82、音制御部83、振動制御部84および光制御部85として機能する。取得部81、生成部82、音制御部83、振動制御部84および光制御部85の少なくとも1つは、DSP、ASIC、PLD、FPGA等の回路で実現されてもよい。音制御部83、振動制御部84および光制御部85の少なくとも1つは、情報生成装置8の外部要素でもよい。音制御部83と振動制御部84のうち少なくとも一方が省略されてもよい。
取得部81は、車速計測器3Aから速度情報a1を取得する。取得部81は、モータ制御部34からアクセル情報b1を取得する。
例えば、取得部81は、第1実施形態における取得部13が速度情報a1とアクセル情報b1とを取得する手法と同様の手法で、速度情報a1とアクセル情報b1とを取得する。速度情報a1は、車両100の走行または車両100に対する操作に関する第1情報の一例である。アクセル情報b1は、車両100の走行または車両100に対する操作に関する第2情報の一例である。速度情報a1は、第2情報の他の例でもある。速度情報a1が第2情報の他の例である場合、アクセル情報b1は、第1情報の他の例である。
生成部82は、取得部81が取得した速度情報a1およびアクセル情報b1に基づいて、音指定情報Raを生成する。音指定情報Raは、車両100の走行に応じた音を指定する情報である。生成部82は、決定部821と、情報生成部822と、を含む。
決定部821は、速度情報a1に基づいて、回転数情報f1を生成する。決定部821が回転数情報f1を生成する手法は、第1実施形態における決定部141が回転数情報f1を生成する手法と同様である。
情報生成部822は、アクセル情報b1と回転数情報f1とに基づいて、音指定情報Raを生成する。情報生成部822は、音指定情報Raを音制御部83に提供する。
音指定情報Raは、稼働音と、ノイズ音と、を指定する。稼働音は、仮想のエンジン自体が発する音である。ノイズ音は、車両100の走行に伴うノイズの音である。稼働音とノイズ音とを含む音は、車両100の走行に応じた音の一例である。稼働音とノイズ音は、車両100の走行に応じた音に含まれる複数の成分の一例である。複数の音成分は、稼働音とノイズ音に限らず、例えば、稼働音と、ノイズ音と、仮想のエンジンによる吸気に起因する吸気音と、を含んでもよい。複数の音成分は、互いに異なる4つ以上の音の成分でもよい。音指定情報Raが指定する音は、稼働音とノイズ音とに限らない。例えば、音指定情報Raは、エンジン音とは無関係な音を指定してよく、車両100の加速を感じさせる効果音を指定してもよい。
音指定情報Raは、稼働音を指定する稼働情報DRaと、ノイズ音を指定するノイズ情報NRaと、を含む。
稼働情報DRaは、稼働音に対応するチャネルCH1と、稼働音のピッチ(音高)PT1と、稼働音のゲインGA1と、を示す。稼働音のピッチPT1は、稼働音の周波数に対応する。稼働音のゲインGA1は、稼働音の振幅に対応する。
ノイズ情報NRaは、ノイズ音に対応するチャネルCH2と、ノイズ音のピッチPT2と、ノイズ音のゲインGA2と、を示す。ノイズ音のピッチPT2は、ノイズ音の周波数に対応する。ノイズ音のゲインGA2は、ノイズ音の振幅に対応する。
情報生成部822は、振動指定情報Rbを生成する。振動指定情報Rbは、車両100の走行に応じた振動を指定する情報である。情報生成部822は、例えば、音指定情報Raに基づいて振動指定情報Rbを生成する。一例を挙げると、情報生成部822は、音指定情報Raを含む振動指定情報Rbを生成する。情報生成部822は、音指定情報Raを振動指定情報Rbとして兼用してもよい。音指定情報Raが振動指定情報Rbとして兼用される場合、音指定情報Raは、振動指定情報Rbの一例である。音指定情報Raが振動指定情報Rbとして兼用される場合も、振動指定情報Rbは、音指定情報Raを含む。情報生成部822は、振動指定情報Rbを振動制御部84に提供する。
情報生成部822は、演出指定情報Rcを生成する。演出指定情報Rcは、車両100の走行に応じた光の演出を指定する情報である。車両100の走行に応じた光の演出は、例えば、表示部9によって実行される。情報生成部822は、例えば、音指定情報Raに基づいて演出指定情報Rcを生成する。一例を挙げると、情報生成部822は、音指定情報Raを含む演出指定情報Rcを生成する。情報生成部822は、音指定情報Raを演出指定情報Rcとして兼用してもよい。音指定情報Raが演出指定情報Rcとして兼用される場合、音指定情報Raは演出指定情報Rcの一例である。音指定情報Raが演出指定情報Rcとして兼用される場合も、演出指定情報Rcは、音指定情報Raを含む。情報生成部822は、演出指定情報Rcを光制御部85に提供する。
音制御部83は、音指定情報Raに基づいて、音信号c1を生成する。例えば、音制御部83は、音指定情報Raが指定する音を示す音信号を、音信号c1として生成する。一例を挙げると、音制御部83は、稼働情報DRaが指定する稼働音と、ノイズ情報NRbが指定するノイズ音と、を合成することによって得られる合成音を示す音信号を、音信号c1として生成する。
振動制御部84は、振動指定情報Rbに基づいて、振動信号d1を生成する。例えば、振動制御部84は、稼働情報DRaとノイズ情報NRbとに基づく振動を示す振動信号を、振動信号d1として生成する。
光制御部85は、演出指定情報Rcに基づいて、演出信号z1を生成する。演出信号z1は、車両の走行に応じた光の演出を示す信号である。光制御部85は、演出信号z1を表示部9に提供することによって、表示部9を制御する。例えば、光制御部85は、表示部9に、稼働情報DRaに基づく画像T1と、ノイズ情報NRbに基づく画像T2と、を表示させる。
図14は、画像T1と画像T2との各々の一例を示す図である。図14は、画像T1と画像T2に加えて、表示部9と、表示部9の右端9Rと、表示部9の横方向に沿うX軸9aと、表示部9の縦方向に沿うY軸9bと、を示す。
画像T1は、山の形状を有するオブジェクトTa1を示す。光制御部85は、X軸9aに沿う方向におけるオブジェクトTa1の位置を、稼働音のピッチPT1に基づいて定める。例えば、稼働音のピッチPT1が高いほど、光制御部85は、X軸9aに沿う方向におけるオブジェクトTa1の位置を、表示部9の右端9Rに近づける。光制御部85は、Y軸9bに沿う方向におけるオブジェクトTa1の高さを、稼働音のゲインGA1に基づいて定める。例えば、稼働音のゲインGA1が大きいほど、光制御部85は、Y軸9bに沿う方向におけるオブジェクトTa1の高さを大きくする。
画像T2は、波の形状を有するオブジェクトTb1を示す。光制御部85は、オブジェクトTb1をX軸9aに沿って表示する。光制御部85は、オブジェクトTb1の振幅(Y軸9bに沿う方向の高さ)を、ノイズ音のゲインGA2に基づいて定める。例えば、ノイズ音のゲインGA2が大きいほど、光制御部85は、オブジェクトTb1の振幅を大きくする。
図15は、画像T1と画像T2との各々の他の例を示す図である。図15は、画像T1と画像T2に加えて、表示部9を示す。画像T1は、円の形状を有するオブジェクトTa2を示す。オブジェクトTa2の形状は、円の形状に限らず、例えば、多角形の形状または楕円の形状でもよい。オブジェクトTa2は、表示部9が示す画面の枠で跳ね返りながら移動する。光制御部85は、オブジェクトTa2の色を、稼働音のピッチPT1に基づいて定める。例えば、稼働音のピッチPT1が高いほど、光制御部85は、オブジェクトTa2の色を、緑等の白以外の色から白に近づける。白以外の色は、緑に限らず適宜変更可能である。白の代わりに、黒または黄色等の色が用いられてもよい。光制御部85は、オブジェクトTa2の数を、稼働音のゲインGA1に基づいて定める。例えば、稼働音のゲインGA1が大きいほど、光制御部85は、オブジェクトTa2の数を多くする。
画像T2は、線の形状を有するオブジェクトTb2を示す。オブジェクトTb2は、表示部9が示す画面の枠で跳ね返りながら移動する。光制御部85は、オブジェクトTb2の色を、ノイズ音のピッチPT2に基づいて定める。例えば、稼働音のピッチPT2が高いほど、光制御部85は、オブジェクトTb2の色を、青等の白以外の色から白に近づける。白以外の色は、青に限らず適宜変更可能である。白の代わりに、黒または黄色等の色が用いられてもよい。光制御部85は、オブジェクトTb2の幅を、ノイズ音のゲインGA2に基づいて定める。例えば、ノイズ音のゲインGA2が大きいほど、光制御部85は、オブジェクトTb2の幅を大きくする。
図16は、音制御部83の一例を示す図である。音制御部83は、音源831および834と、ピッチ調整部832および835と、ゲイン調整部833および836と、合成部837と、を含む。
音源831は、稼働音に対応するチャネルCH1に応じて、基本の稼働音を示す音信号u1を生成する。ピッチ調整部832は、稼働音のピッチPT1に基づいて音信号u1のピッチを調整することによって音信号u2を生成する。ゲイン調整部833は、稼働音のゲインGA1に基づいて音信号u2を増幅することによって、音信号u3を生成する。
音源834は、ノイズ音に対応するチャネルCH2に応じて、基本のノイズ音を示す音信号u4を生成する。ピッチ調整部835は、ノイズ音のピッチPT2に基づいて音信号u4のピッチを調整することによって、音信号u5を生成する。ゲイン調整部836は、ノイズ音のゲインGA2に基づいて音信号u5を増幅することによって、音信号u6を生成する。
合成部837は、音信号u3と音信号u6とを合成することによって、音信号c1を生成する。
図17は、振動制御部84の一例を示す図である。振動制御部84は、信号源841および844と、周波数調整部842および845と、ゲイン調整部843および846と、合成部847と、を含む。
信号源841は、稼働音に対応するチャネルCH1に応じて振動信号w1を生成する。振動信号w1は、基本の稼働音に基づく振動を示す。例えば、振動信号w1は、基本の稼働音を示す音信号u1が有する複数の周波数成分のうち、閾値n(例えば、100Hz)以下の周波数を有する周波数成分によって構成される信号である。振動信号w1は、音信号u1が有する複数の周波数成分のうち、閾値nよりも大きい閾値n1以下の周波数を有する周波数成分によって構成される信号でもよい。振動信号w1は、音信号u1が有する複数の周波数成分のうち、閾値nよりも小さい閾値n2以下の周波数を有する周波数成分によって構成される信号でもよい。振動信号w1は、基本の稼働音を示す音信号u1でもよい。周波数調整部842は、稼働音のピッチPT1に基づいて振動信号w1の周波数を調整することによって、振動信号w2を生成する。ゲイン調整部843は、稼働音のゲインGA1に基づいて振動信号w2を増幅することによって、振動信号w3を生成する。
信号源844は、ノイズ音に対応するチャネルCH2に応じて、振動信号w4を生成する。振動信号w4は、基本のノイズ音に基づく振動を示す。例えば、振動信号w4は、基本のノイズ音を示す音信号u4が有する複数の周波数成分のうち、閾値n以下の周波数を有する周波数成分によって構成される信号である。振動信号w4は、音信号u4が有する複数の周波数成分のうち、閾値n1以下の周波数を有する周波数成分によって構成される信号でもよい。振動信号w4は、音信号u4が有する複数の周波数成分のうち、閾値n2以下の周波数を有する周波数成分によって構成される信号でもよい。振動信号w4は、基本のノイズ音を示す音信号u4でもよい。周波数調整部845は、ノイズ音のピッチPT2に基づいて振動信号w4の周波数を調整することによって、振動信号w5を生成する。ゲイン調整部846は、ノイズ音のゲインGA2に基づいて振動信号w5を増幅することによって、振動信号w6を生成する。
合成部847は、振動信号w3と振動信号w6とを合成することによって、振動信号d1を生成する。
図18は、情報生成装置8の動作の一例を示す図である。図18に示されるステップS201~S207は、図8に示されるステップS101~S107に対応する。ステップS201~S207の説明は、ステップS101~S107の説明において記憶装置11、取得部13、決定部141および信号生成部142を、記憶装置8a、取得部81、決定部821および情報生成部822にそれぞれ読み替えることで実現される。
ステップS207において情報生成部822が車両100の走行状態を決定すると、情報生成部822は、ステップS208において音指定情報Raを生成する。
ステップS208では情報生成部822は、例えば、車両100の走行状態と音情報h2とを用いて、音指定情報Raを生成する。
音情報h2は、車両100の走行状態と、車両100の走行状態に応じた音指定情報Raと、の対応関係を示す情報である。
図19は、音情報h2が示す対応関係の一例を示す図である。音情報h2は、車両100の走行状態を示す領域K1~K25と、音指定情報Ra1~Ra25と、の対応関係を示す。音指定情報Ra1~Ra25は、領域K1~K25と1対1に対応する。例えば、音指定情報Ra1は領域K1と対応し、音指定情報Ra25は領域K25と対応する。音指定情報Ra1~Ra25は、相互に相違する。音指定情報Ra1~Ra25の各々は、対応する領域K25(対応する車両100の走行状態)に応じた仮想のエンジン音を指定する。音指定情報Ra1~Ra25の各々は、現実に存在するエンジンのエンジン音を模した音を指定する。音指定情報Ra1~Ra25の各々は、架空のエンジンのエンジン音を指定してもよい。
情報生成部822は、音情報h2に示される音指定情報Ra1~Ra25のうち、車両100の走行状態として決定された領域Kに対応する情報を、音指定情報Raとして生成する。
続いて、図18に示されるステップS209において情報生成部822は、音指定情報Raを含む振動指定情報Rbを生成する。音指定情報Raが振動指定情報Rbを兼ねる場合、ステップS209は省略される。
続いて、ステップS210において情報生成部822は、音指定情報Raを含む演出指定情報Rcを生成する。ステップS210は、ステップS208とステップS209との間で実行されてもよい。音指定情報Raが演出指定情報Rcを兼ねる場合、ステップS210は省略される。
続いて、ステップS211において音制御部83は、音指定情報Raに基づいて音信号c1を生成する。続いて、音制御部83は、音信号c1をスピーカ5に提供する。スピーカ5は、音信号c1が示す仮想のエンジン音を出力する。このため、搭乗者は、車両100の走行に応じた仮想のエンジン音を聞くことができる。ステップS211が実行されるタイミングは、ステップS210と後述のステップS212との間に限らず、ステップS208の後であればよい。
続いて、ステップS212において振動制御部84は、振動指定情報Rbに基づいて振動信号d1を生成する。続いて、振動制御部84は、振動信号d1を振動部7に提供する。振動部7は、振動信号d1が示す振動、すなわち、車両100の走行に応じた振動を、シート6に与える。このため、シート6を使用する搭乗者は、車両100の走行に応じた振動を感じることができる。ステップS212が実行されるタイミングは、ステップS211と後述のステップS213との間に限らず、ステップS209の後であればよい。
続いて、ステップS213において光制御部85は、演出指定情報Rcに基づいて演出信号z1を生成する。続いて、光制御部85は、演出信号z1を表示部9に提供する。表示部9は、演出信号z1に基づいて、稼働情報DRaに基づく画像T1と、ノイズ情報NRbに基づく画像T2と、を表示する。ステップS213が実行されるタイミングは、ステップS212の後に限らず、ステップS210の後であればよい。
第5変形例によれば、生成部82は、速度情報a1とアクセル情報b1とに基づいて、演出指定情報Rcを生成する。このため、演出指定情報Rcが指定する光の演出は、速度情報a1が示す車両100の速度と、アクセル情報b1が示すアクセルの開度と、に基づいて変化する。したがって、搭乗者は、車両100の速度とアクセルの開度とに基づいて変化する光の演出を感じることによって、走行に対する没入感を得ることができる。
演出指定情報Rcは、複数の音成分を指定する音指定情報Raを含む。このため、図14または図15に示されるような複数の音成分に応じた光の演出を実現可能である。
複数の音成分は、例えば、図20~図22に示される3つの波形成分でもよい。図20に示される波形成分は、ノイズ音を示す波形の一例である。図20に示される波形成分は、基本のノイズ音を示す波形として用いられてもよい。図21に示される波形成分は、仮想のエンジン音におけるアタック要素を示す波形の一例である。図22に示される波形成分は、仮想のエンジン音において、アタック要素に続く音を示す波形の一例である。図21~図22に示される2つの波形成分は、基本の稼働音を構成する要素を示す波形として用いられてもよい。
音指定情報Raは、複数の音成分を指定する情報に限らず、例えば、音信号c1の波形を示すデータでもよい。音指定情報Raが、音信号c1の波形を示すデータであっても、音信号c1が示す音に応じた光の演出を実現可能である。
車両100の走行に応じた光の演出は、表示部9における表示の演出に限らない。例えば、車両100が、LED(Light Emitting Diode)のような発光部を有する場合、光制御部85は、車両100の走行に応じた光の演出を、車両100に位置する発光部に実行させてもよい。車両100に位置する発光部は、例えば、ステアリングホイール、シフトノブおよびアームレストのいずれかに設けられる。光制御部85は、車両100の走行に応じた光の演出を、車両100に位置する発光部と、表示部9と、の両方に実行させてもよい。
音指定情報Raにおいて、稼働音のピッチPT1と、稼働音のゲインGA1と、のいずれか一方は、省略されてもよい。この場合、音指定情報Raを簡略化することができる。
音指定情報Raにおいて、ノイズ音のピッチPT2と、ノイズ音のゲインGA2と、のいずれか一方は、省略されてもよい。この場合、音指定情報Raを簡略化することができる。
B6:第6変形例
第5変形例において、図12に示されたオーディオソース15aおよびアンプ15bが追加されてもよい。また、第5変形例において、光制御部85の代わりに光制御モジュール85aが用いられてもよい。図23は、第6変形例に係る車両100の一例を示す図である。
光制御モジュール85aは、情報生成装置8とは異なる装置である。光制御モジュール85aは、光制御部85と同様に、演出指定情報Rcに基づいて演出信号z1を生成する。演出指定情報Rcのデータフォーマットは、汎用のフォーマットでもよいし、独自のフォーマットでもよい。光の演出が音に連動する場合(例えば、演出指定情報Rcが音指定情報Raを含む場合)、演出指定情報Rcのデータフォーマットとして、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)フォーマットが用いられてもよい。
このように、光制御モジュール85aを情報生成装置8とは別体とすることにより、多種の表示部9に対応できるとともに、多彩な光演出が可能となる。
B7:第7変形例
第1実施形態および第1変形例~第6変形例において、車両100は、車両100の加速度を検出する加速度センサを有してもよい。取得部13および取得部81の各々は、加速度センサの出力、すなわち、車両100の加速度を示す情報を、アクセル情報b1の代わりに取得してもよい。加速度センサの出力は、車両の走行に関する情報の他の例である。生成部14および生成部82の各々は、加速度センサの出力を、速度情報a1およびアクセル情報b1の代わりに用いてもよい。例えば、生成部14および生成部82の各々は、加速度センサの出力に基づいて、車両100が加速時であるか否かを判断する。また、走行情報g1は、仮想エンジンの回転数と、アクセルの開度と、車両100の走行状態と、の対応関係を示す代わりに、仮想エンジンの回転数と、加速度センサの出力と、車両100の走行状態と、の対応関係を示す。生成部14および82の各々は、走行情報g1と回転数情報f1と加速度センサの出力とを用いて、車両100の走行状態を決定する。
第7変形例によれば、速度情報a1と加速度センサの出力とに基づいて、音信号c1を生成することができる。
B8:第8変形例
第1実施形態および第1変形例~第4変形例において、取得部13は、アクセル情報b1を取得することなく、速度情報a1を取得してもよい。この場合、生成部14は、速度情報a1に基づいて、音信号c1を生成する。例えば、生成部14は、速度情報a1と音信号c1との対応関係を示す情報を用いることによって、速度情報a1に対応する音信号c1を生成する。
第1実施形態および第1変形例~第4変形例において、取得部13は、速度情報a1を取得することなく、アクセル情報b1を取得してもよい。この場合、生成部14は、アクセル情報b1に基づいて、音信号c1を生成する。例えば、生成部14は、アクセル情報b1と音信号c1との対応関係を示す情報を用いることによって、アクセル情報b1に対応する音信号c1を生成する。
第8変形例によれば、生成部14は、1種類の情報に基づいて、音信号c1を生成できる。このため、複数種類の情報に基づいて音信号c1を生成する構成に比べて、音信号c1を生成する手法を簡略化できる。
第8変形例において、音信号の生成に用いられる1種類の情報は、速度情報a1またはアクセル情報b1に限らず、例えば、車両100の加速度を検出する加速度センサの出力でもよい。この場合、生成部14は、加速度センサの出力と音信号c1との対応関係を示す情報を用いることによって、加速度センサの出力に対応する音信号c1を生成する。
B9:第9変形例
第1実施形態および第1変形例~第8変形例において、音信号c1が示す音は、仮想のエンジン音に限らず、例えば、基準のテンポ以上のテンポを有する楽曲でもよい。基準のテンポは、例えば、人間の平均的な心拍数以上のテンポである。基準のテンポ以上のテンポを有する楽曲は、車両の走行に応じた音の他の例である。第1実施形態および第1変形例~第8変形例において、車両100は、電気自動車に限らず、エンジンを動力源として走行する自動車でもよい。
C:上述の形態および変形例から把握される態様
上述の形態および変形例の少なくとも1つから以下の態様が把握される。
C1:第1態様
本開示の態様(第1態様)に係る信号生成装置は、車両の走行または前記車両に対する操作に関する情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記情報に基づいて、前記車両の走行に応じた音を示す音信号を生成する第1生成部と、前記第1生成部が生成した前記音信号に基づいて、前記車両の走行に応じた振動を示す振動信号を生成する第2生成部と、を含む。
この態様によれば、第2生成部は、車両の走行に応じた音を示す音信号に基づいて、振動信号を生成する。このため、音信号と振動信号とを別々に生成する構成に比べて、振動信号が示す振動は、車両の走行に応じた音に連動する。したがって、車両の走行に応じた音を聞きながら振動信号が示す振動を感じる搭乗者は、車両の走行に応じた音に連動する振動を感じることによって、走行に対する没入感を得ることができる。
C2:第2態様
第1態様の例(第2態様)において、前記車両の走行に応じた音は、前記車両の加速に応じた音である。この態様によれば、搭乗者は、車両の加速に応じた音に連動する振動を感じることによって、加速時における走行に対する没入感を得ることができる。
C3:第3態様
第1態様または第2態様の例(第3態様)において、前記音信号は、相互に異なる複数の音成分を有し、前記第2生成部は、前記複数の音成分の一部のみに基づいて、前記振動信号を生成する。この態様によれば、音信号に含まれない成分を用いて振動信号を生成する構成に比べて、振動信号の生成が容易である。
C4:第4態様
第3態様の例(第4態様)において、前記第2生成部は、前記取得部が取得した前記情報または前記音信号に基づいて、前記振動信号の生成に用いる前記複数の音成分の一部を変更する。この態様によれば、搭乗者は、取得部が取得した情報または音信号に応じて変化する振動を感じることによって、走行に対する没入感を得ることができる。
C5:第5態様
第1態様から第4態様のいずれかの例(第5態様)において、前記情報は、前記車両の速度を示す速度情報と、前記車両のアクセルの開度を示すアクセル情報と、のうち、少なくともいずれかを含む。この態様によれば、速度情報とアクセル情報との少なくともいずれかに基づいて生成した音信号から、振動信号を生成することが可能である。
C6:第6態様
第1態様から第5態様のいずれかの例(第6態様)において、前記第2生成部は、前記車両に位置する物に与える振動を示す信号として、前記振動信号を生成し、前記物は、シート、ステアリングホイール、シフトノブ、フロアマット、アクセルペダル、ヘッドレスト、およびアームレストのいずれかである。この態様によれば、シート、ステアリングホイール、シフトノブ、フロアマット、アクセルペダル、ヘッドレスト、およびアームレストのいずれかに、車両の走行に応じた音に連動した振動を与えることができる。
C7:第7態様
本開示の態様(第7態様)に係る情報生成装置は、車両の走行または前記車両に対する操作に関する第1情報と、前記車両の走行または前記車両に対する操作に関する第2情報と、を含む複数の情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した前記複数の情報に基づいて、前記車両の走行に応じた光の演出を指定する演出指定情報を生成する生成部と、を含む。
この態様によれば、生成部は、第1情報と第2情報とを含む複数の情報に基づいて、演出指定情報を生成する。このため、演出指定情報を1つの情報に基づいて生成する構成に比べて、演出指定情報が指定する光の演出を精細にすることができる。したがって、搭乗者は、演出指定情報が指定する光の演出を見ることによって、走行に対する没入感を得ることができる。
C8:第8態様
第7態様の例(第8態様)において、前記生成部は、前記取得部が取得した前記複数の情報に基づいて、前記車両の走行に応じた音を指定する音指定情報を生成する。この態様によれば、光の演出に加えて、車両の走行に応じた音を指定することができる。
C9:第9態様
第8態様の例(第9態様)において、前記生成部は、前記音指定情報に基づいて、演出指定情報を生成する。この態様によれば、音指定情報が指定する音に連動する光の演出を、車両の搭乗者に与えることができる。
C10:第10態様
第7態様または第9態様の例(第10態様)において、前記生成部は、前記取得部が取得した前記複数の情報に基づいて、前記車両の走行に応じた振動を指定する振動指定情報を生成する。この態様によれば、光の演出に加えて、車両の走行に応じた振動を指定することができる。
C11:第11態様
第7態様または第9態様の例(第11態様)において、前記生成部は、前記音指定情報に基づいて、前記車両の走行に応じた振動を指定する振動指定情報を生成する。この態様によれば、音指定情報が指定する音に連動する振動を、車両の搭乗者に与えることができる。
C12:第12態様
第7態様から第11態様のいずれかの例(第12態様)において、前記第1情報は、前記車両の速度を示す速度情報を含み、前記第2情報は、前記車両のアクセルの開度を示すアクセル情報を含む。この態様によれば、速度情報とアクセル情報とに基づいて、演出指定情報を生成することができる。
C13:第13態様
本開示の態様(第13態様)に係る信号生成方法は、コンピュータにより実現される信号生成方法であって、車両の走行または前記車両に対する操作に関する情報を取得し、前記取得した情報に基づいて、前記車両の走行に応じた音を示す音信号を生成し、前記生成した音信号に基づいて、前記車両の走行に応じた振動を示す振動信号を生成する。
この態様によれば、車両の走行に応じた音を聞きながら振動信号が示す振動を感じる搭乗者は、車両の走行に応じた音に連動する振動を感じることによって、走行に対する没入感を得ることができる。
C14:第14態様
本開示の態様(第14態様)に係る情報生成方法は、コンピュータにより実現される情報生成方法であって、車両の走行または前記車両に対する操作に関する第1情報と、前記車両の走行または前記車両に対する操作に関する第2情報と、を含む複数の情報を取得し、前記取得した複数の情報に基づいて、前記車両の走行に応じた光の演出を指定する演出指定情報を生成する。
この態様によれば、演出指定情報を1つの情報に基づいて生成する構成に比べて、演出指定情報が指定する光の演出を精細にすることができる。したがって、搭乗者は、演出指定情報が指定する光の演出を見ることによって、走行に対する没入感を得ることができる。