JP7634218B2 - 情報提供システム - Google Patents

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Description

本開示は、報提供システム関する。
特許文献1のパーソナルゲノム情報環境提供装置は、ユーザの遺伝子情報、習慣情報、及び生体信号情報に基づいて、ユーザの特性に関する特性情報を取得する。
習慣情報は、食事、睡眠、運動、日記、行動記録、及び/又は行動特性問診表(行動特性)に基づく情報(例えば、日常的に反復または繰り返されている行動情報等)である。
生体信号情報は、血圧、脳波、心拍数、脈拍、睡眠波形、血糖値、血液測定値、体重、及び/又は運動量等の数値的に表示可能な生体信号に基づく情報である。
特性情報は、遺伝的な病気のリスク予測情報、薬効予測情報、及び/又は個性予測情報であって、例えば、ユーザ単位の特性に関する情報である。
国際公開2013/141386号
上述の特許文献1の技術は、対象人物の遺伝情報(ユーザの遺伝子情報など)、行動情報(習慣情報など)、及び生体情報(生体信号情報など)に基づいて、対象人物の個人特性(ユーザの特性など)を推定する。
しかしながら、特許文献1のような従来の技術に比べて、個人特性の推定精度のさらなる向上が求められている。
本開示の目的は、対象人物の個人特性を精度よく推定できる報提供システム提供することにある。
本開示の一態様に係る情報提供システムは、人特性推定装置と、象人物に対して情報を提供する情報提供装置と、を備える。前記個人特性推定装置は、遺伝情報取得部と、環境情報取得部と、個人特性推定部と、を含む。前記遺伝情報取得部は、前記対象人物の遺伝情報を取得する。前記環境情報取得部は、環境検出部を用いて環境情報の履歴を取得する。前記環境検出部は、前記対象人物の生活環境に関する前記環境情報を検出する。前記個人特性推定部は、前記遺伝情報、及び前記環境情報の履歴に基づいて、前記対象人物の個人特性を推定する。前記個人特性は、前記対象人物の嗜好を含む。前記情報提供装置は、前記情報として、前記嗜好に基づく情報を提供する。
以上説明したように、本開示は、対象人物の個人特性を精度よく推定できるという効果がある。
図1は、実施形態の個人特性推定システムを示すブロック図である。 図2は、同上の個人特性推定システムが備える個人特性推定装置による個人特性推定モデルの推定処理を説明するための図である。 図3は、同上の個人特性推定装置を備える空間環境制御システムを示すブロック図である。 図4は、同上の空間環境制御システムにおける感情推定処理を説明するための図である。 図5は、同上の空間環境制御システムによる感情の遷移を示す図である。 図6は、同上の個人特性推定装置を備える情報提供システムを示すブロック図である。
以下の実施形態は、一般に個人特性推定装置、個人特性推定システム、空間環境制御システム、情報提供システム、個人特性推定方法、及びプログラムに関する。より詳細に、以下の実施形態は、対象人物の個人特性を推定する個人特性推定装置、個人特性推定システム、空間環境制御システム、情報提供システム、個人特性推定方法、及びプログラムに関する。なお、以下に説明する実施形態は、本開示の実施形態の一例にすぎない。本開示は、以下の実施形態に限定されず、本開示の効果を奏することができれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
(1)個人特性推定システムの概要
図1に示す個人特性推定システム1は、個人特性推定装置2、及び環境検出部31を備える。
環境検出部31は、対象人物H1の生活環境に関する環境情報を検出する。
個人特性推定装置2は、遺伝情報取得部2a、環境情報取得部2b、及び個人特性推定部2eを備えている。遺伝情報取得部2aは、対象人物H1の遺伝情報を取得する。環境情報取得部2bは、環境検出部31が検出した環境情報の履歴を取得する。個人特性推定部2eは、遺伝情報、及び環境情報の履歴に基づいて、対象人物H1の個人特性を推定する。なお、個人特性とは、人の個性又は個人差であり、人の性格、嗜好、刺激に対する応答、薬への適性、及び生活リスクなどの少なくとも1つであることが好ましい。
個人特性推定装置2は、対象人物H1の遺伝情報、及び環境情報の履歴を取得しており、対象人物H1の遺伝子によって決まる形質と対象人物H1が生まれ育った生活環境との両方に基づいて、対象人物H1の個人特性を推定する。この結果、個人特性推定システム1及び個人特性推定装置2は、対象人物H1の個人特性を精度よく推定できる。
さらに、個人特性推定システム1は、行動検出部32及び生体検出部33の少なくとも一方を更に備えることが好ましい。個人特性推定システム1が行動検出部32を備える場合、個人特性推定装置2は、対象人物H1の行動に関する行動情報の履歴を取得する行動情報取得部2cを備える。個人特性推定システム1が生体検出部33を備える場合、個人特性推定装置2は、対象人物H1の生体情報の履歴を取得する生体情報取得部2dを備える。そして、個人特性推定部2eは、遺伝情報、及び環境情報の履歴に加えて、行動情報の履歴及び生体情報の履歴の少なくとも一方を更に用いて、個人特性を推定する。この場合、個人特性推定システム1及び個人特性推定装置2は、対象人物H1の個人特性を更に精度よく推定できる。
(2)個人特性推定システムの構成
図1は、個人特性推定システム1の具体構成の一例を示し、個人特性推定システム1は、サーバ装置SB1、環境検出部31、行動検出部32、生体検出部33、及びデータベース4を備える。サーバ装置SB1、環境検出部31、行動検出部32、生体検出部33、及びデータベース4は、インターネットなどを含むネットワークNT1に接続して、ネットワークNT1を介した通信を可能に構成されている。
サーバ装置SB1は、ネットワークNT1に接続可能な個人特性推定装置2を備える。本実施形態では、サーバ装置SB1はコンピュータを有しており、コンピュータがプログラムを実行することによって、個人特性推定装置2の少なくとも一部の機能が実現される。コンピュータは、プログラムに従って動作するプロセッサを主なハードウェア構成として備える。プロセッサは、プログラムを実行することによって機能を実現することができれば、その種類は問わない。プロセッサは、半導体集積回路(IC)、又はLSI(large scale integration)を含む一つ又は複数の電子回路で構成される。ここでは、ICやLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(very large scale integration)、若しくはULSI(ultra large scale integration)と呼ばれるものであってもよい。LSIの製造後にプログラムされる、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、又はLSI内部の接合関係の再構成又はLSI内部の回路区画のセットアップができる再構成可能な論理デバイスも同じ目的で使うことができる。複数の電子回路は、一つのチップに集積されてもよいし、複数のチップに設けられてもよい。プログラムは、コンピュータが読み取り可能なROM、光ディスク、ハードディスクドライブなどの非一時的記録媒体に記録される。プログラムは、非一時的記録媒体に予め格納されていてもよいし、インターネット等を含む広域通信網を介して非一時的記録媒体に供給されてもよい。
環境検出部31、行動検出部32、及び生体検出部33は、それぞれ単体のセンサ回路、アプリケーションを実行する情報端末(スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータなど)、情報端末に組み込まれているセンサ回路、HEMS(Home Energy Management System)コントローラ、機器コントローラ、及び電気機器などで構成される。また、1つのセンサが、環境検出部31、行動検出部32、及び生体検出部33のうち少なくとも2つを兼用してもよい。
(2.1)環境検出部
対象人物H1が生活する環境及び生まれ育った環境を生活環境とすると、環境検出部31は、生活環境に関する情報を環境情報として検出する。環境検出部31は、ネットワークNT1に接続して、データベース4と通信可能に構成されており、環境情報をデータベース4に送信する。
生活環境は、例えば光環境、音環境、空気環境、味覚環境、対象人物H1の健康状態、対象人物H1に発生したイベント、及び日時などである。このような生活環境には、対象人物H1の視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の各刺激(五感刺激)に関する環境が含まれる。対象人物H1に与えられた五感刺激は、例えば照明器具、空調機器、及び映像機器などのように対象人物H1に五感刺激を与える電気機器、電気機器のコントローラ、並びに各種センサなどによって検出可能である。また、電気機器に供給される電力のデータを用いても、対象人物H1に与えられた五感刺激を検出することができる。
具体的に、光環境は、照度、光色、光源の輝度、及び対象人物H1が視聴している動画などである。光環境は、対象人物H1が生活する中で受ける視覚刺激に関する情報であるともいえる。このような光環境を検出する環境検出部31は、照度センサ、照明器具の管理、制御を行うコントローラ、及び動画の視聴履歴を管理する視聴管理アプリケーションを実行する情報端末などを含む。環境検出部31は、光環境を自動で検出する構成、及び対象人物H1による手動入力によって光環境を検出する構成のいずれであってもよい。
音環境は、音楽、環境音、及び騒音などである。音環境は、対象人物H1が生活する中で受ける聴覚刺激に関する情報であるともいえる。このような音環境を検出する環境検出部31は、音楽の聴取履歴を管理する音管理アプリケーションを実行する情報端末、及び環境音及び騒音の認識装置などを含む。音環境を検出する環境検出部31は、音環境を自動で検出する構成、及び対象人物H1による手動入力によって音環境を検出する構成のいずれであってもよい。
空気環境は、温度、湿度、及び香りなどである。空気環境は、対象人物H1が生活する中で受ける温度刺激、湿度刺激、及び嗅覚刺激などに関する情報であるともいえる。このような空気環境を検出する環境検出部31は、温度センサ、湿度センサ、及びにおいセンサなどを含む。空気環境を検出する環境検出部31は、空気環境を自動で検出する構成、及び対象人物H1による手動入力によって空気環境を検出する構成のいずれであってもよい。
味覚環境は、食事内容、食事に含まれる塩分量及び甘味料の量などである。味覚環境は、対象人物H1が生活する中で受ける味覚刺激に関する情報であるともいえる。このような味覚環境を検出する環境検出部31は、食事の管理及び記録を行う食事管理アプリケーションを実行する情報端末などを含む。味覚環境を検出する環境検出部31は、味覚環境を自動で検出する構成、及び対象人物H1による手動入力によって味覚環境を検出する構成のいずれであってもよい。
健康状態は、健康診断の結果、及び健康保険の使用履歴などである。このような健康状態を検出する環境検出部31は、対象人物H1の健康を管理する健康管理アプリケーションを実行する情報端末などを含む。健康状態を検出する環境検出部31は、健康状態を自動で検出する構成、及び対象人物H1による手動入力によって健康状態を検出する構成のいずれであってもよい。
対象人物H1に発生したイベントは、天気、災害、及び記念日などである。このような健康状態を検出する環境検出部31は、天気予報の情報を取得する情報端末、火災検知器、地震計、及び対象人物H1のスケジュールを管理するスケジュール管理アプリケーションを実行する情報端末などを含む。イベントを検出する環境検出部31は、イベントを自動で検出する構成、及び対象人物H1による手動入力によってイベントを検出する構成のいずれであってもよい。
日時は、光環境、音環境、空気環境、味覚環境、及び対象人物H1の健康状態に対応付けられる月、日、曜日、時刻などである。このような日時を検出する環境検出部31は、タイマ装置、及びカレンダ装置などを含む。
また、環境情報の検出期間(環境情報の履歴期間)が長いほど、個人特性推定部2eによる対象人物H1の個人特性の推定精度が向上する。しかし、対象人物H1が生まれてから現在に至るまでの全ての環境情報を自動で検出することは困難である。そこで、対象人物H1が、情報端末の画面に表示された環境情報に関するアンケート又は質問(住んでいた住宅の間取り、及び喫煙の有無など)に対して回答してもよい。この場合、情報端末が環境検出部31となり、対象人物H1の回答が環境情報となる。例えば、対象人物H1の18歳以上の期間における環境情報を検出済みであれば、18歳未満の期間における環境情報を対象人物H1に回答させる。
(2.2)行動検出部
行動検出部32は、対象人物H1の行動に関する情報を行動情報として検出する。行動検出部32は、ネットワークNT1に接続して、データベース4と通信可能に構成されており、行動情報をデータベース4に送信する。なお、行動には、対象人物H1の習慣も含まれる。
対象人物H1の行動としては、例えば以下のような行動が挙げられる。但し、以下に挙げた行動は、行動検出部32が検出する行動の一部である。
・キッチンで夕食を作る。
・テレビで映画を鑑賞する。
・学校のグラウンドでサッカーをする。
・電車で通勤する。
・スマートフォンで音楽を聴く。
このような行動を検出する行動検出部32は、カメラ、位置センサ、加速度センサ、電気器具、電力計、及び対象人物H1のスケジュール管理アプリケーションを実行する情報端末などを含む。
カメラが自宅及び職場などにおける対象人物H1を撮像することで、対象人物H1の動作を検出することができる。位置センサがGPS(Global Positioning System)を用いて対象人物H1の位置を検出することで、対象人物H1の行動経路を検出することができる。加速度センサが対象人物H1の腕、脚、頭などの各部の動きによる加速度を測定することで、対象人物H1の運動量を検出することができる。空調機器、照明機器、洗濯機、冷蔵庫、音響機器、及び動画再生装置などの電気器具は、対象人物H1の操作を検出することができる。スマートメータなどの電力計が電力の消費量を測定することで、対象人物H1の行動を検出することができる。また、電流波形を解析することで、対象人物H1による電気機器の操作(冷蔵庫の開閉など)を検出できる。また、対象人物H1のスケジュール管理アプリケーションから、対象人物H1の行動を検出することも可能である。
また、対象人物H1が、情報端末の画面に表示された行動に関するアンケート又は質問に対して回答してもよい。この場合、情報端末が行動検出部32となり、対象人物H1の回答が行動情報となる。
(2.3)生体検出部
生体検出部33は、対象人物H1の生体情報を検出する。生体検出部33は、ネットワークNT1に接続して、データベース4と通信可能に構成されており、生体情報をデータベース4に送信する。
対象人物H1の生体情報には、対象人物H1の表情、声質、心拍、血圧、血管径、呼吸、瞳孔径、血糖値、脳波、脳血流、及び体温などの各情報が含まれる。
生体検出部33は、カメラ、マイクロホン、血圧計、体温計、CT(Computed Tomography)スキャナ、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置、脳波計、及び電波センサなどを含む。
また、対象人物H1が、情報端末の画面に表示された身体状態及び心理状態に関するアンケート又は質問に対して回答してもよい。この場合、情報端末が生体検出部33となり、対象人物H1の回答が生体情報となる。対象人物H1が自己の心理状態を回答する場合には、例えば9行9列のマスの中で自身に該当する感情の位置を回答させるAffect Gridによる感情評価などが用いられる。
(2.4)データベース
データベース4は、ネットワークNT1に接続して、個人特性推定装置2、環境検出部31、行動検出部32、及び生体検出部33と通信可能に構成されている。
データベース4は、環境検出部31から環境情報を受け取り、行動検出部32から行動情報を受け取り、生体検出部33から生体情報を受け取り、環境情報、行動情報、及び生体情報の各履歴を記憶する。すなわち、データベース4は、環境情報、行動情報、及び生体情報の各履歴(表1参照)を格納する履歴記憶部として機能する。
Figure 0007634218000001
また、データベース4は、上述の環境情報の履歴、行動情報の履歴、及び生体情報の履歴に加えて、対象人物H1の遺伝情報を記憶する。遺伝情報は、対象人物H1のゲノム情報であり、DNA(Deoxyribo Nucleic Acid)塩基配列、RNA(Ribo Nucleic Acid)塩基配列、及び遺伝子多型に関する情報を含む。遺伝子多型の情報としては、例えば、DNA配列のSNP(Single Nucleotide Polymorphism:スニップ)があり、SNPが体質、及び病気のなりやすさなどに影響することがわかっている。
対象人物H1が情報端末などを用いて自分の遺伝情報をデータベース4にアップロードすることで、データベース4は、遺伝情報を記憶することができる。遺伝情報はアップロード時に暗号化され、データベース4は暗号化された遺伝情報を記憶することが好ましい。個人特性推定装置2は、暗号化された遺伝情報を受け取ると、受け取った遺伝情報に復号化処理を施し、復号化した遺伝情報を用いる。
データベース4は、対象人物H1を含む多数の人の環境情報、行動情報、及び生体情報の各履歴、並びに遺伝情報を、多数の人の各識別情報に対応付けて格納している。すなわち、データベース4は、環境情報、行動情報、及び生体情報の各履歴、並びに遺伝情報を用いたサービスを多数の人に提供するために用いられるデータベースである。
(2.5)個人特性推定装置
個人特性推定装置2は、ネットワークNT1に接続して、データベース4と通信可能に構成されている。個人特性推定装置2は、遺伝情報取得部2a、環境情報取得部2b、行動情報取得部2c、生体情報取得部2d、及び個人特性推定部2eを備える。
遺伝情報取得部2aは、データベース4から対象人物H1の遺伝情報を取得する。環境情報取得部2bは、データベース4から対象人物H1の環境情報の履歴を取得する。行動情報取得部2cは、データベース4から対象人物H1の行動情報の履歴を取得する。生体情報取得部2dは、データベース4から対象人物H1の生体情報の履歴を取得する。
個人特性推定部2eは、遺伝情報、環境情報の履歴、行動情報の履歴、及び生体情報の履歴を用いて、対象人物H1の個人特性を推定する。対象人物H1の個人特性は、対象人物H1の性格、嗜好、刺激に対する応答、薬への適性、及び生活リスクの少なくとも1つを含む。このような対象人物H1の個人特性は、対象人物H1が遺伝情報によって獲得した先天的な形質と、対象人物H1が後天的な生活環境によって獲得した形質とで形成されることがわかっている。
そこで、個人特性推定部2eは、少なくとも遺伝情報、及び環境情報の履歴に基づいて、対象人物H1の個人特性を推定する。本実施形態では、個人特性推定部2eは、遺伝情報、環境情報の履歴、行動情報の履歴、及び生体情報の履歴に基づいて、対象人物H1の個人特性を推定する。個人特性推定部2eは、対象人物H1の個人特性の推定結果を、対象人物H1の個人特性推定モデルM1としてデータベース4に格納する。すなわち、個人特性推定モデルM1は、図2に示すように、遺伝情報、環境情報の履歴、行動情報の履歴、及び生体情報の履歴に基づいて推定されている。この結果、個人特性推定モデルM1には、少なくとも対象人物H1の遺伝子によって決まる形質と対象人物H1が生まれ育った生活環境との両方が反映されており、対象人物H1の個人特性が精度よく推定されている。
個人特性推定部2eは、対象人物H1の個人特性として性格を推定する場合、対象人物H1の性格について、例えば協調性、外向性、開放性、神経質傾向、及び誠実性などの各程度を分析する。
個人特性推定部2eは、対象人物H1の個人特性として嗜好を推定する場合、対象人物H1の食事の好み、快適と感じる空間の構成、及び衣服の好みなどを推定する。
個人特性推定部2eは、対象人物H1の個人特性として刺激に対する応答を推定する場合、対象人物H1が視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の各刺激(五感刺激)を受けて、どのような心理状態になるかを推定する。
個人特性推定部2eは、対象人物H1の個人特性として薬への適性を推定する場合、対象人物H1の所定の病状に対してどの薬が適切であるかを推定する。
個人特性推定部2eは、対象人物H1の個人特性として生活リスクを推定する場合、対象人物H1が病気に罹る可能性、及び事故に遭う可能性などを推定する。
(3)空間環境制御システム
図3は、上述の個人特性推定装置2に加えて、感情推定部5、空間コントローラ6A、及び環境調整装置7Aを備える空間環境制御システム9Aを示している。
(3.1)感情推定部
本実施形態の感情推定部5は、サーバ装置SB1に設けられて、ネットワークNT1に接続可能に構成されている。そして、サーバ装置SB1のコンピュータがプログラムを実行することによって、感情推定部5の少なくとも一部の機能が実現される。
感情推定部5は、対象人物H1の感情を推定感情として推定する。例えば、推定感情には、「安静・リラックス」、「気楽・気軽」、「爽快・リフレッシュ」、「緊張・熱中・興味」、「やる気・前向き」、「自信」などがある。
(3.1.1)第1の感情推定例
感情推定部5は、個人特性及び現在の生体情報に基づいて対象人物H1の感情を推定感情として推定する。具体的に、感情推定部5は、データベース4から対象人物H1の個人特性推定モデルM1を取得し、さらに生体検出部33から対象人物H1の現在の生体情報を取得する。そして、感情推定部5は、対象人物H1の現在の生体情報に加えて、対象人物H1の個人特性も参照して、対象人物H1の感情を推定する。例えば、感情推定部5は、ディープラーニングなどの機械学習によって、対象人物H1の生体情報及び個人特性を入力として対象人物H1の感情を推定するアルゴリズムを学習モデルとして予め作成しておく。そして、感情推定部5は、機械学習によって作成された学習モデルを用いて、対象人物H1の感情を推定する。例えば、感情推定部5は、対象人物H1の心拍数が約90BPM(Beats Per Minute)となり、かつ、表情が強張れば、推定感情として「怒り」を推定する。
現在の感情を生体情報を用いて推定する従来の推定方法としては、快適感及び覚醒感の2軸によって構成されるラッセルの円環モデルを用いる方法がよく知られている。また、ユーザ快適性評価モデルを用いて、人の快適性を評価する方法も知られている。この方法では、基準刺激を受けた人の生理反応を基準刺激ユーザ生理反応値として測定し、この基準刺激ユーザ生理反応値及び人の属性に対応する属性別標準心理状態に基づいて、生理反応と心理状態との関係を表す人に固有なユーザ快適性評価モデルを作成する。感情推定部5は、このような従来の推定方法を用いる場合でも、対象人物H1の個人特性も更に参照して、対象人物H1の感情を推定する。
(3.1.2)第2の感情推定例
また、感情推定部5は、個人特性及び現在の環境情報に基づいて対象人物H1の感情を推定感情として推定してもよい。具体的に、感情推定部5は、データベース4から対象人物H1の個人特性推定モデルM1を取得し、さらに環境検出部31から対象人物H1の現在の環境情報を取得する。そして、感情推定部5は、対象人物H1の現在の環境情報に加えて、対象人物H1の個人特性も参照して、対象人物H1の感情を推定する。
例えば、対象人物H1が感じる不快指数は、温度及び湿度を用いて求めることができる。一般的に、人は不快指数が65~70程度であれば快適と感じる、と言われている。感情推定部5は、対象人物H1の個人特性推定モデルM1を、温度及び湿度などの環境情報と併せて用いることで、対象人物H1の快・不快という感情を精度よく推定することができる。例えば、感情推定部5は、個人特性推定モデルM1に対象人物H1が暖かい環境で生まれ育ったという情報が含まれていれば、対象人物H1は極端に寒がる傾向が強いため、一般的にはやや暑くて不快と感じる不快指数75~80程度で快適と感じる(推定感情)、と推定する。
(3.1.3)第3の感情推定例
また、感情推定部5は、個人特性、現在の生体情報、及び現在の環境情報に基づいて対象人物H1の感情を推定感情として推定してもよい。具体的に、感情推定部5は、データベース4から対象人物H1の個人特性推定モデルM1を取得し、環境検出部31から対象人物H1の現在の環境情報を取得し、さらに生体検出部33から対象人物H1の現在の生体情報を取得する。そして、感情推定部5は、対象人物H1の現在の環境情報及び現在の生体情報に加えて、対象人物H1の個人特性も参照して、対象人物H1の感情を推定感情として推定する。
(3.2)環境調整装置
環境調整装置7Aは、対象人物H1が存在する空間R1(図3参照)の空間環境を調整する。空間R1は、対象人物H1の自宅、又は職場などである。空間環境は、例えば空間R1の光環境、音環境、空気環境などである。
空間コントローラ6Aは、サーバ装置SB1に設けられて、ネットワークNT1に接続可能に構成されている。そして、サーバ装置SB1のコンピュータがプログラムを実行することによって、空間コントローラ6Aの少なくとも一部の機能が実現される。そして、空間コントローラ6Aが、対象人物H1の推定感情に基づいて環境調整装置7Aを制御することで、環境調整装置7Aは空間環境を調整する。すなわち、環境調整装置7Aは、対象人物H1の推定感情に基づいて空間環境を調整することができる。
例えば、対象人物H1が、欧米と日本のハーフの人であるとする。そして、対象人物H1の遺伝情報(遺伝子によって決まる形質)には、少ない色素、及び青い瞳などの情報が含まれている。環境情報(対象人物H1が生まれ育った生活環境)の履歴には、低照度かつ低色温度の間接照明が多い住宅欧米仕様の住宅で育ったことが含まれている。行動情報の履歴には、現在は日本の一般的な住宅に住んでいることが含まれている。生体情報の履歴には、高照度かつ高色温度の直接照明によって、覚醒度が過剰に上昇することが含まれている。
そして、個人特性推定部2eが対象人物H1の個人特性の推定結果として作成した個人特性推定モデルM1は、上述の遺伝情報、環境情報の履歴、行動情報の履歴、及び生体情報の履歴に基づいて生成されており、上述の遺伝情報、環境情報の履歴、行動情報の履歴、及び生体情報の履歴が反映されている。したがって、感情推定部5が、個人特性推定モデルM1、並びに現在の生体情報及び現在の環境情報の少なくとも一方に基づいて対象人物H1の感情を推定すれば、当該推定感情には、現在の生体情報及び現在の環境情報の少なくとも一方に加えて、対象人物H1の個人特性も反映されている。
具体的に、対象人物H1は、色素が薄く、暗い環境で生まれ育っていることから、まぶしさを感じやすい人だと想定される。ここで、感情推定部5が、リビングにいる対象人物H1の感情(推定感情)をまぶしさによる「不快」又は「緊張」であると推定したとする。空間コントローラ6Aは、対象人物H1がまぶしさによって感じる「不快」又は「緊張」という感情を解消するために、リビングの分散配灯(空間R1の複数個所に光源を配置した構成)が発する照明光を低照度かつ低色温度に変化させるように環境調整装置7Aを制御する。この結果、環境調整装置7Aは、対象人物H1が故郷のようにくつろぐことのできる空間環境を提供することができる。
すなわち、環境調整装置7Aは、このような推定感情に基づいて空間環境を調整することで、対象人物H1の遺伝子によって決まる形質と対象人物H1が生まれ育った生活環境との両方を考慮して、対象人物H1にとって好ましい空間環境を提供することができる。
また、空間コントローラ6Aは、対象人物H1の感情が推定感情から目標感情に変化するように環境調整装置7Aを制御することが好ましい。すなわち、環境調整装置7Aは、対象人物H1の感情が推定感情から目標感情に変化するように空間環境を調整する。
空間コントローラ6Aは、例えば図4に示すように、個人特性推定モデルM1、現在の環境情報、及び現在の生体情報に基づいて、対象人物H1の現在の感情を推定感情E1として推定する。さらに、空間コントローラ6Aは、個人特性推定モデルM1、現在の環境情報、及び現在の生体情報に基づいて、対象人物H1が好む感情を目標感情E2として推定する。そして図5に示すように、空間コントローラ6Aは、対象人物H1の感情が推定感情E1から目標感情E2に変化するように環境調整装置7Aを制御する。
(3.2.1)目標感情の第1設定例
対象人物H1は、ランニングを趣味としているが、遺伝的に心拍数が上がりやすい体質であるとする。この場合、対象人物H1は、ランニング時の心拍数を120BPM程度に60分維持し、その後はくつろいだ環境下に滞在することで、心拍数を下げることを習慣としており、この対象人物H1のランニングに関する情報は、個人特性推定モデルM1に含まれている。そこで、空間コントローラ6Aは、生体検出部33からの生体情報に基づいて、心拍数が60分に亘って120BPM程度に維持されれば、対象人物H1はランニングを行っていたと判断する。このとき、空間コントローラ6Aは、対象人物H1の推定感情E1を「覚醒」とする。そして、空間コントローラ6Aは、対象人物H1の習慣として、ランニング後は心拍数を下げたくなると判断し、対象人物H1の目標感情E2を「リラックス」に設定する。
また、データベース4には、対象人物H1以外の人(他の対象人物)の個人特性推定モデルも格納されている。そこで、空間コントローラ6Aは、遺伝的に心拍数の上がりやすい他の対象人物が同様のランニングを行った後に、心拍数を下げていたとする。この場合、対象人物H1もランニングを行った後に心拍数を下げたくなると判断し、対象人物H1の目標感情E2を「リラックス」に設定してもよい。
また、対象人物H1又は管理者が、ネットワークNT1を介して空間コントローラ6Aにアクセスして、ランニング後の対象人物H1の目標感情E2を「リラックス」に設定してもよい。
(3.2.2)目標感情の第2設定例
対象人物H1は、映画を頻繁に視聴し、映画視聴中はリラックスする頻度が高かったとする。この対象人物H1の映画視聴の情報は、個人特性推定モデルM1に含まれている。そこで、空間コントローラ6Aは、個人特性推定モデルM1から、対象人物H1は映画の視聴中にリラックスする感情になる傾向があると判断し、映画の視聴中は目標感情E2を「リラックス」に設定する。
また、データベース4には、対象人物H1以外の人(他の対象人物)の個人特性推定モデルも格納されている。そこで、空間コントローラ6Aは、他の対象人物が映画の視聴中はリラックスする感情になる傾向があると判断すると、対象人物H1の目標感情E2も「リラックス」に設定する。
また、対象人物H1又は管理者が、ネットワークNT1を介して空間コントローラ6Aにアクセスして、映画視聴中の対象人物H1の目標感情E2を「リラックス」に設定してもよい。
(3.2.3)環境と感情との関係
環境調整装置7Aは、空間R1の光環境、音環境、空気環境、味覚環境などの空間環境を調整するために、照明器具、空調機器、映像機器、及び情報端末などを備えて、空間R1内の対象人物H1に五感刺激を与える。そして、空間コントローラ6Aは、対象人物H1の感情が目標感情E2に変化するように環境調整装置7Aを制御して、空間環境を以下のように変化させる。
環境調整装置7Aは、対象人物H1の感情を「安静」、「リラックス」、「気楽」、「気軽」、「爽快」、又は「リフレッシュ」に変化させたい場合、以下の視覚刺激、触覚刺激、聴覚刺激、味覚刺激、及び嗅覚刺激の少なくとも1つを与える。
・視覚刺激:低照度かつ低色温度の照明、自然の映像、笑顔の映像など。
・触覚刺激:マッサージ刺激、温かい温熱刺激、涼しい温熱刺激など。
・聴覚刺激:鳥の声、水のせせらぎ、笑い声など。
・味覚刺激:甘味を含む食事の提供など。
・嗅覚刺激:柑橘系の香りなど。
また、環境調整装置7Aは、対象人物H1の感情を「緊張」、「熱中」、又は「興味」に変化させたい場合、以下の視覚刺激、触覚刺激、聴覚刺激、味覚刺激、及び嗅覚刺激の少なくとも1つを与える。
・視覚刺激:ホラー映像、高照度かつ高色温度の照明、自然の映像、笑顔の映像など。
・触覚刺激:強めのマッサージ刺激、熱い温熱刺激、冷たい温熱刺激など。
・聴覚刺激:ホラー音楽など。
・味覚刺激:苦味を含む食事の提供など。
・嗅覚刺激:職場の香りなど。
また、環境調整装置7Aは、対象人物H1の感情を「やる気」、「前向き」、又は「自信」に変化させたい場合、以下の視覚刺激、触覚刺激、及び聴覚刺激の少なくとも1つを与える。
・視覚刺激:成功体験映像、褒められる画像など。
・触覚刺激:肩たたきなど。
・聴覚刺激:拍手音、笑い声など。
(4)情報提供システム
図6は、上述の個人特性推定装置2に加えて、感情推定部5、情報コントローラ6B、及び情報提供装置7Bを備える情報提供システム9Bを示している。
情報コントローラ6Bは、サーバ装置SB1に設けられて、ネットワークNT1に接続可能に構成されている。そして、サーバ装置SB1のコンピュータがプログラムを実行することによって、情報コントローラ6Bの少なくとも一部の機能が実現される。そして、情報コントローラ6Bが、対象人物H1の個人特性推定モデルM1に基づく推奨情報を情報提供装置7Bに送信する。
情報提供装置7Bは、例えばスマートフォン、タブレット端末、又はパーソナルコンピュータなどのように画面を有する情報端末であり、情報コントローラ6Bから受け取った推奨情報を画面に表示する、又は推奨情報を音声で出力する。すなわち、情報提供装置7Bは、対象人物H1の個人特性推定モデルM1に基づく推奨情報を対象人物H1に通知する。
情報提供装置7Bは、個人特性推定モデルM1に基づく推奨情報を対象人物H1に通知することで、対象人物H1の遺伝子によって決まる形質と対象人物H1が生まれ育った生活環境との両方を考慮して、対象人物H1にとって好ましい情報を提供することができる。
(4.1)商品、サービスに関する情報提供
個人特性推定モデルM1には、対象人物H1の嗜好が個人特性として含まれている。そこで、情報提供システム9Bは、推奨情報として、対象人物H1の嗜好に基づく商品及びサービスに関する情報を提供する。
例えば、対象人物H1が、ネットショッピング利用者であるとする。そして、対象人物H1の遺伝情報には、夜間の活動性が高いことが含まれている。環境情報の履歴には、消灯時間が遅く、深夜まで五感刺激を受けていることが含まれている。行動情報の履歴には、夜は早く寝室に入ってもなかなか眠れないことが含まれている。生体情報の履歴(又は感情推定部5の推定感情)には、寝室入った後、イライラしていることが含まれている。
この場合、対象人物H1は遺伝的に早く眠ることが難しく、対象人物H1の嗜好として「睡眠」がある。そこで、情報コントローラ6Bは、睡眠を促進するための商品、サービスがあると推定する。情報コントローラ6Bは、夜中の眠れない時間に行うアロマテラピー又はヨガなどの睡眠に効果的な趣味に関する商品及びサービス(道具、ウェア、及びレッスンなど)の情報を、情報提供装置7Bから対象人物H1に通知させる。この結果、情報提供装置7Bは、対象人物H1の嗜好に適した商品及びサービスの情報を提供することができる。
(4.2)保険に関する情報の提供
個人特性推定モデルM1には、対象人物H1の生活リスクが個人特性として含まれている。そこで、情報提供システム9Bは、推奨情報として、対象人物H1の生活リスクに基づく保険に関する情報を提供する。
例えば、対象人物H1が、生命保険加入希望者であるとする。そして、対象人物H1の遺伝情報には、鬱になりやすいことが含まれている。環境情報の履歴には、日中に日光を浴び、規則正しい生活リズムで生活していることが含まれている。行動情報の履歴には、日中の多くはグラウンドでサッカーをしていることが多いことが含まれている。生体履歴情報の履歴には、日中に活動的であることが含まれている。
この場合、対象人物H1は、遺伝的に精神疾患になる可能性が高いが、規則正しい生活によってそのリスクは低いと考えられる。そこで、情報コントローラ6Bは、安い保険料で契約可能な生命保険の情報を、情報提供装置7Bから対象人物H1に通知させる。この結果、情報提供装置7Bは、対象人物H1に適した保険の情報を提供することができる。
(4.3)薬剤に関する情報の提供
個人特性推定モデルM1には、対象人物H1の薬への適性が個人特性として含まれている。そこで、情報提供システム9Bは、推奨情報として、対象人物H1の薬への適性に基づく薬剤に関する情報を提供する。
情報提供システム9Bは、推奨情報として、薬剤に関する情報を提供できる。
例えば、対象人物H1が、鬱になりかけている人であるとする。そして、対象人物H1の遺伝情報には、鬱になりやすいことが含まれている。環境情報の履歴には、深夜まで高照度の空間に滞在していることが多いことが含まれている。行動情報の履歴には、寝室に入る時間が遅いこと、日中は就職先にいることが含まれている。生体履歴情報の履歴(又は感情推定部5の推定感情)には、就寝前にイライラしていることが含まれている。
この場合、対象人物H1が鬱に向かう原因として、就職先の生活リズムに合わせることができず、就寝時の寝つきが悪いことが想定される。そこで、情報コントローラ6Bは、抗不安薬及び抗うつ薬ではなく、睡眠導入剤の使用を勧めるとともに、早い時間に寝室に入ることを、情報提供装置7Bから対象人物H1に通知させる。この結果、情報提供装置7Bは、対象人物H1に適した薬剤の情報を提供することができる。
(5)変形例
個人特性推定装置2は、環境情報取得部2b、行動情報取得部2c、及び生体情報取得部2dのうち、少なくとも環境情報取得部2bを備えていればよい。すなわち、個人特性推定部2eは、少なくとも遺伝情報、及び環境情報の履歴に基づいて、対象人物H1の個人特性を推定すればよい。
上述の実施形態では、個人特性推定装置2及び感情推定部5をサーバ装置SB1に設けているが、個人特性推定装置2及び感情推定部5の少なくとも一方は、対象人物H1の自宅又は職場などに設置されてもよい。
上述の実施形態では、空間コントローラ6A及び情報コントローラ6Bをサーバ装置SB1に設けているが、空間コントローラ6A及び情報コントローラ6Bの少なくとも一方は、対象人物H1の自宅又は職場などに設置されてもよい。
データベース4は、サーバ装置SB1に設けられてもよい。また、個人特性推定モデルM1は、データベース4ではなく、個人特性推定装置2、感情推定部5、空間コントローラ6A及び情報コントローラ6Bの少なくとも1つのメモリに格納されてもよい。すなわち、個人特性推定装置2、感情推定部5、空間コントローラ6A及び情報コントローラ6Bのそれぞれは、個人特性推定モデルM1をデータベース4などの外部の記憶装置から取得してもよいし、自己のメモリから取得してもよい。
遺伝情報取得部2aは、遺伝情報を取得する構成として、対象人物H1から直接アップロードされる構成、外部の記憶装置から取得する構成、個人特性推定装置2のメモリから取得する構成のいずれであってもよい。
環境情報取得部2bは、環境情報の履歴を取得する構成として、環境検出部31から直接取得する構成、データベース4などの外部の記憶装置から取得する構成、個人特性推定装置2のメモリから取得する構成のいずれであってもよい。
行動情報取得部2cは、行動情報の履歴を取得する構成として、行動検出部32から直接取得する構成、データベース4などの外部の記憶装置から取得する構成、個人特性推定装置2のメモリから取得する構成のいずれであってもよい。
生体情報取得部2dは、生体情報の履歴を取得する構成として、生体検出部33から直接取得する構成、データベース4などの外部の記憶装置から取得する構成、個人特性推定装置2のメモリから取得する構成のいずれであってもよい。
(6)まとめ
上述の実施形態に係る第1の態様の個人特性推定装置(2)は、遺伝情報取得部(2a)と、環境情報取得部(2b)と、個人特性推定部(2e)と、を備える。遺伝情報取得部(2a)は、対象人物(H1)の遺伝情報を取得する。環境情報取得部(2b)は、環境検出部(31)が検出した対象人物(H1)の生活環境に関する環境情報の履歴を取得する。個人特性推定部(2e)は、遺伝情報、及び環境情報の履歴に基づいて、対象人物(H1)の個人特性を推定する。
上述の個人特性推定装置(2)は、対象人物(H1)の個人特性を精度よく推定できる。
上述の実施形態に係る第2の態様の個人特性推定装置(2)は、第1の態様において、対象人物(H1)の行動に関する行動情報の履歴を取得する行動情報取得部(2c)を更に備えることが好ましい。個人特性推定部(2e)は、遺伝情報、環境情報の履歴、及び行動情報の履歴に基づいて、個人特性を推定する。
上述の個人特性推定装置(2)は、対象人物(H1)の個人特性をより精度よく推定できる。
上述の実施形態に係る第3の態様の個人特性推定装置(2)は、第1の態様において、対象人物(H1)の生体情報の履歴を取得する生体情報取得部(2d)を更に備えることが好ましい。個人特性推定部(2e)は、遺伝情報、環境情報の履歴、及び生体情報の履歴に基づいて、個人特性を推定する。
上述の個人特性推定装置(2)は、対象人物(H1)の個人特性をより精度よく推定できる。
上述の実施形態に係る第4の態様の個人特性推定装置(2)は、第1の態様において、対象人物(H1)の行動に関する行動情報の履歴を取得する行動情報取得部(2c)と、対象人物(H1)の生体情報の履歴を取得する生体情報取得部(2d)と、を更に備えることが好ましい。個人特性推定部(2e)は、遺伝情報、環境情報の履歴、行動情報の履歴、及び生体情報の履歴に基づいて、個人特性を推定する。
上述の個人特性推定装置(2)は、対象人物(H1)の個人特性をより精度よく推定できる。
上述の実施形態に係る第5の態様の個人特性推定装置(2)は、第1乃至第4の態様のいずれか1つにおいて、個人特性推定部(2e)は、個人特性として、対象人物(H1)の性格、嗜好、リスク、刺激に対する応答、薬への適性、及び生活リスクの少なくとも1つを推定することが好ましい。
上述の個人特性推定装置(2)は、対象人物(H1)の個人特性として、性格、嗜好、リスク、刺激に対する応答、薬への適性、及び生活リスクの少なくとも1つを精度よく推定できる。
上述の実施形態に係る第6の態様の個人特性推定装置(2)は、第1乃至第5の態様のいずれか1つにおいて、環境情報取得部(2b)は、環境情報として、光環境、音環境、空気環境、味覚環境、健康状態、及び日時の少なくとも1つの情報を取得することが好ましい。
上述の個人特性推定装置(2)は、対象人物(H1)が生まれ育った生活環境の情報を取得できる。
上述の実施形態に係る第7の態様の個人特性推定システム(1)は、第1乃至第6の態様のいずれか1つの個人特性推定装置(2)と、環境検出部(31)と、を備える。
上述の個人特性推定システム(1)は、対象人物(H1)の個人特性を精度よく推定できる。
上述の実施形態に係る第8の態様の空間環境制御システム(9A)は、第1乃至第6の態様のいずれか1つの個人特性推定装置(2)と、感情推定部(5)と、環境調整装置(7A)と、を備える。感情推定部(5)は、個人特性及び対象人物(H1)の生体情報に基づいて対象人物(H1)の感情を推定感情(E1)として推定する。環境調整装置(7A)は、推定感情(E1)に基づいて、対象人物(H1)が存在する空間(R1)の空間環境を調整する。
上述の空間環境制御システム(9A)は、対象人物(H1)の個人特性を精度よく推定できる。さらに、さらに、空間環境制御システム(9A)は、対象人物(H1)の個人特性及び生体情報に基づいて、対象人物(H1)の感情に適した空間環境を提供できる。
上述の実施形態に係る第9の態様の空間環境制御システム(9A)は、第1乃至第6の態様のいずれか1つの個人特性推定装置(2)と、感情推定部(5)と、環境調整装置(7A)と、を備える。感情推定部(5)は、個人特性及び環境情報に基づいて対象人物(H1)の感情を推定感情(E1)として推定する。環境調整装置(7A)は、推定感情(E1)に基づいて、対象人物(H1)が存在する空間(R1)の空間環境を調整する。
上述の空間環境制御システム(9A)は、対象人物(H1)の個人特性を精度よく推定できる。さらに、空間環境制御システム(9A)は、対象人物(H1)の個人特性及び生活環境に基づいて、対象人物(H1)の感情に適した空間環境を提供できる。
上述の実施形態に係る第10の態様の空間環境制御システム(9A)では、第8又は第9の態様において、環境調整装置(7A)は、対象人物(H1)の感情が、推定感情(E1)から目標感情(E2)に変化するように空間環境を調整することが好ましい。
上述の空間環境制御システム(9A)は、対象人物(H1)の感情を制御できる。
上述の実施形態に係る第11の態様の情報提供システム(9B)は、第1乃至第6の態様のいずれか1つの個人特性推定装置(2)と、対象人物(H1)に対して情報を提供する情報提供装置(7B)と、を備える。個人特性は、対象人物(H1)の嗜好を含む。情報提供装置(7B)は、情報として、嗜好に基づく情報を提供する。
上述の情報提供システム(9B)は、対象人物(H1)の個人特性を精度よく推定できる。さらに、情報提供システム(9B)は、対象人物(H1)の嗜好に応じた情報を提供できる。
上述の実施形態に係る第12の態様の情報提供システム(9B)は、第1乃至第6の態様のいずれか1つの個人特性推定装置(2)と、対象人物(H1)に対して情報を提供する情報提供装置(7B)と、を備える。個人特性は、対象人物(H1)の生活リスクを含む。情報提供装置(7B)は、情報として、生活リスクに基づく保険の情報を提供する。
上述の情報提供システム(9B)は、対象人物(H1)の個人特性を精度よく推定できる。さらに、情報提供システム(9B)は、対象人物(H1)の生活リスクに応じた情報を提供できる。
上述の実施形態に係る第13の態様の個人特性推定方法は、対象人物(H1)の遺伝情報、及び環境検出部(31)が検出した対象人物(H1)の生活環境に関する環境情報の履歴に基づいて、対象人物(H1)の個人特性を推定する。
上述の個人特性推定方法は、対象人物(H1)の個人特性を精度よく推定できる。
上述の実施形態に係る第14の態様のプログラムは、コンピュータに第13の態様の個人特性推定方法を実行させる。
上述のプログラムは、対象人物(H1)の個人特性を精度よく推定できる。
1 個人特性推定システム
2 個人特性推定装置
2a 遺伝情報取得部
2b 環境情報取得部
2c 行動情報取得部
2d 生体情報取得部
2e 個人特性推定部
31 環境検出部
5 感情推定部
7A 環境調整装置
7B 情報提供装置
9A 空間環境制御システム
9B 情報提供システム
E1 推定感情
E2 目標感情
H1 対象人物
R1 空間

Claims (6)

  1. 個人特性推定装置と、
    対象人物に対して情報を提供する情報提供装置と、を備え、
    前記個人特性推定装置は、
    前記対象人物の遺伝情報を取得する遺伝情報取得部と、
    前記対象人物の生活環境に関する環境情報を検出する環境検出部を用いて前記環境情報の履歴を取得する環境情報取得部と、
    前記遺伝情報、及び前記環境情報の履歴に基づいて、前記対象人物の個人特性を推定する個人特性推定部と、を含み、
    前記個人特性は、前記対象人物の嗜好を含み、
    前記情報提供装置は、前記情報として、前記嗜好に基づく情報を提供する
    情報提供システム。
  2. 前記個人特性推定装置は、
    前記対象人物の行動に関する行動情報の履歴を取得する行動情報取得部を更に含み
    前記個人特性推定部は、前記遺伝情報、前記環境情報の履歴、及び前記行動情報の履歴に基づいて、前記個人特性を推定する
    請求項1の情報提供システム。
  3. 前記個人特性推定装置は、
    前記対象人物の生体情報の履歴を取得する生体情報取得部を更に含み、
    前記個人特性推定部は、前記遺伝情報、前記環境情報の履歴、及び前記生体情報の履歴に基づいて、前記個人特性を推定する
    請求項1の情報提供システム。
  4. 前記個人特性推定装置は、
    前記対象人物の行動に関する行動情報の履歴を取得する行動情報取得部と、
    前記対象人物の生体情報の履歴を取得する生体情報取得部と、を更に含み
    前記個人特性推定部は、前記遺伝情報、前記環境情報の履歴、前記行動情報の履歴、及び前記生体情報の履歴に基づいて、前記個人特性を推定する
    請求項1の情報提供システム。
  5. 前記個人特性推定部は、前記個人特性として、前記対象人物の性格リスク、刺激に対する応答、薬への適性、及び生活リスクの少なくとも1つを更に推定する
    請求項1乃至4のいずれか1つの情報提供システム
  6. 前記環境情報取得部は、前記環境情報として、光環境、音環境、空気環境、及び、味覚環境の少なくとも1つの情報を取得する
    請求項1乃至5のいずれか1つの情報提供システム
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