JP7640461B2 - 核酸オリゴマーの製造方法 - Google Patents

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Description

本特許出願は、日本国特許出願2019-187930号(2019年10月11日出願)に基づくパリ条約上の優先権および利益を主張するものであり、ここに引用することによって、上記出願に記載された内容の全体が本明細書中に組み込まれるものとする。
本発明は、リボースを含む核酸オリゴマーの製造方法に関するものであり、さらに詳しくは、核酸オリゴマーに含まれるリボースの水酸基の保護基の脱保護方法に関する。
リボースを含む核酸オリゴマーであるRNAは、RNAプローブ、アンチセンスRNA、リボザイム、siRNA、アプタマーなどとして利用可能であり、有用な素材である。
核酸オリゴマーは、固相合成法により合成可能であり、固相合成法ではヌクレオシドのホスホロアミダイト(以下、「アミダイト」と称する)が原料として用いられる。固相担体上で、核酸を伸長して合成された核酸オリゴマーは、固相担体から切り出し、次いで、リボースを含む核酸オリゴマーは、リボースの2’位の水酸基の保護基を脱保護して除いて、目的とする核酸オリゴマーが製造されている。このようにして合成された核酸オリゴマーの純度は、核酸の固相担体上での伸長反応工程、固相担体からの切り出し工程、各保護基の脱保護工程などの多段階の工程を経ているため必ずしも満足いくものではなく、合成は効率的ではなかった(特許文献1、2)。
国際公開第2006/022323号公報 国際公開第2013/027843号公報
本発明は、核酸オリゴマーの効率的な製造方法を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた結果、核酸オリゴマーに、酸素濃度が一定以下の不活性ガス雰囲気下で、フッ化物イオンを接触させることにより、該核酸オリゴマーに含まれるリボースの水酸基の保護基を効率よく脱保護することができるという知見を得て、結果として、核酸オリゴマーの効率的な製造方法を提供することができる。
本発明は、これら知見に基づき本発明を完成させたものであり、以下の態様を包含するが、これらに限定されるものではない。
項1. 酸素濃度が15%以下の不活性ガス雰囲気下で、式(3):
Figure 0007640461000001
(式中、
は、水素原子または水酸基の保護基を表し、
は、アンモニウムイオン、アルキルアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、水素イオンまたはヒドロキシアルキルアンモニウムイオンを表し、
は、それぞれ独立して同一又は相異なる核酸塩基を表し、
Rは、それぞれ独立して同一又は相異なって、水素原子、フッ素原子またはOQ基を表し、
Qは、それぞれ独立して同一又は相異なって、tert-ブチルジメチルシリル基、メチル基、2-メトキシエチル基、リボースの4’位の炭素原子と結合しているメチレン基、リボースの4’位の炭素原子と結合しているエチレン基、リボースの4’位の炭素原子と結合しているエチリデン基、または式(1):
Figure 0007640461000002
(式中、
およびRは同一又は相異なって、メチル基、エチル基または水素原子を表し、
*印のついた結合は、OQ基の酸素原子との結合であることを表し、
nは1~5の何れかの整数を表す。
ただしRおよびRが同時に水素原子を表すことはない。)
の保護基を表し、
Yは、それぞれ独立して同一又は相異なって、酸素原子または硫黄原子を表し、
mは、2以上200までの何れかの整数を表し、
WおよびXは、下記の(a)または(b)のいずれかで定義され、
(a)Wが水酸基であるときは、Xは前記R基と同じ定義である。
(b)Xが水酸基であるときは、WはOV基を表し、
Vは、tert-ブチルジメチルシリル基、または前記式(1)の基を表す。
ただし、前記R、WおよびXのうち少なくとも一つの基は、前記式(1)の保護基で保護された水酸基を表す。そして
mが3以上の整数のとき、式(3)で示される核酸オリゴマーは、それぞれの5’末端と3’末端のヌクレオチドの間のp個(ただし、pは、式:m-1>pを満たす正の整数である。)のヌクレオチドの代わりに、非ヌクレオチドリンカーが組み込まれていてもよい核酸オリゴマーである。)
で示される核酸オリゴマーを、フッ化物イオンと接触させることを特徴とする、式(4):
Figure 0007640461000003
(式中、
R’は、それぞれ独立して同一又は相異なって、水酸基、水素原子、フッ素原子、メトキシ基、2-メトキシエチル基、またはOQ’基を表し、
Q’は、それぞれ独立して同一又は相異なって、リボースの4’位の炭素原子と結合しているメチレン基、4’位の炭素原子と結合しているエチレン基、または4’位の炭素原子と結合しているエチリデン基を表し、
式(4)の置換基G、G、Y、Bおよびmの定義は、前記式(3)における定義と同じであり、
は、水酸基であり、
は、前記R’基と同じ定義である。
そして、mが3以上の整数のとき、式(4)で示される核酸オリゴマーは、それぞれの5’末端と3’末端のヌクレオチドの間のp個(ただし、pは、式:m-1>pを満たす正の整数である。)のヌクレオチドの代わりに、非ヌクレオチドリンカーが組み込まれていてもよい核酸オリゴマーである。)
で示される核酸オリゴマーの製造方法(以下、本明細書中、「本発明の製造方法」と呼称する)。
項2. 非ヌクレオチドリンカーが、アミノ酸骨格からなるリンカーである、前記項1に記載の製造方法。
項3. アミノ酸骨格からなるリンカーが、下記式(A14-1)、(A14-2)または式(A14-3)の構造を有するリンカーである、前記項2に記載の製造方法。
Figure 0007640461000004
(式中、5’および3’は、核酸オリゴマーの5’末端側および3’末端側をそれぞれ示す。)
項4. Wが水酸基であり、XがR基であり、Wが水酸基であり、そしてXがR’基である、前記項1~3の何れか1項に記載の製造方法。
項5. フッ化物イオン源が、フッ化テトラアルキルアンモニウムである、前記項1~4の何れか1項に記載の製造方法。
項6. フッ化テトラアルキルアンモニウムが、フッ化テトラ-n-ブチルアンモニウム(TBAF)である、前記項1~5の何れか1項に記載の製造方法。
項7. 酸素濃度が10%以下の不活性ガス雰囲気下で反応を行う、前記項1~6の何れか1項に記載の製造方法。
項8. 酸素濃度が5%以下の不活性ガス雰囲気下で反応を行う、前記項1~6の何れか1項に記載の製造方法。
項9. 酸素濃度が0%の不活性ガス雰囲気下で反応を行う、前記項1~6の何れか1項に記載の製造方法。
項10. 式(3)で示される核酸オリゴマーにフッ化物イオンの全量を添加するために要する時間が30分以上である、前記項1~9の何れか1項に記載の製造方法。
項11. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が5%以上である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
項12. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が10%以上である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
項13. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が20%以上である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
項14. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が30%以上である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
項15. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が40%以上である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
項16. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が50%以上である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
項17. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が60%以上である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
項18. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が70%以上である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
項19. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が80%以上である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
項20. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が90%以上である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
項21. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が95%以上である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
項22. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が100%である、前記項1~10の何れか1項に記載の製造方法。
本発明は、効率的な核酸オリゴマーの製造方法を提供する。製造される核酸オリゴマーの純度向上が期待できる。
酸素濃度が15%以下の不活性ガス雰囲気下で、式(3)で示される核酸オリゴマーにフッ化物イオンを接触させ、式(1)の保護基が脱保護された式(4)で示される核酸オリゴマーを製造する方法について説明する。
式(1)において、R及びRはともに、メチル基、エチル基または水素原子でもよく、好ましくはRがメチル基またはエチル基、Rが水素であり、より好ましくはRがメチル基、Rが水素である。nは、好ましくは1~4の整数、より好ましくは1~3の整数、更に好ましくは1又は2、特に好ましくは1である。
式(3)のR、WおよびXのうち少なくとも一つの基は、前記式(1)の保護基で保護された水酸基を表す。R、WおよびXのうち、式(1)の割合は、1%以上でもよく、より好ましくは5%以上であり、より好ましくは10%以上であり、より好ましくは20%以上であり、より好ましくは30%以上であり、より好ましくは40%以上であり、より好ましくは50%以上であり、より好ましくは60%以上であり、より好ましくは70%以上であり、より好ましくは80%以上であり、より好ましくは90%以上であり、更により好ましくは95%以上である。
式(3)で示される核酸オリゴマーとフッ化物イオンとの接触反応は、フッ化物イオンを式(3)で示される核酸オリゴマーに添加してもよいし、逆に、フッ化物イオンに式(3)で示される核酸オリゴマーを添加してもよいし、両者を同時に加えてもよい。フッ化物イオンを式(3)で示される核酸オリゴマーに添加する方法が好ましい。式(3)で示される核酸オリゴマーにフッ化物イオンの全量を添加するために要する時間は、5分以上が好ましく、10分以上がより好ましく、15分以上がより好ましく、30分以上がより好ましく、更に好ましくは1時間以上かけて滴下することである。
かかる添加は、式(3)で示される核酸オリゴマーを含む溶液の液表面または液中に5分以上かけて滴下することが好ましく、10分以上かけて滴下することがより好ましく、15分以上かけて滴下することがより好ましく、30分以上かけて滴下することがより好ましく、更に好ましくは1時間以上かけて滴下することである。
この式(1)で示される水酸基の保護基を脱保護する工程では、フッ化物イオン源として、典型的には、フッ化テトラアルキルアンモニウムが使用される。
フッ化テトラアルキルアンモニウムとしては、テトラブチルアンモニウムフルオリド、およびテトラメチルアンモニウムフルオリド等が挙げられる。中でもテトラブチルアンモニウムフルオリド(TBAF)がより好ましい。
使用するフッ化物イオンの量は、通常、除去される保護基1モル当たり1~1000モル、好ましくは1~500モル、より好ましくは2~200モル、更に好ましくは4~100モルである。
この工程では、通常、反応に不活性な有機溶媒が使用され、具体的には、例えば、スルホキシド溶媒、ニトリル溶媒、エーテル溶媒、アミド溶媒、ケトン溶媒、脂肪族炭化水素溶媒、エステル溶媒、芳香族溶媒、またはこれらの2種類以上の混合溶媒が挙げられ、これらの溶媒のうちスルホキシド溶媒が好ましい。スルホキシド溶媒としては、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。ニトリル溶媒としては、アセトニトリル、およびプロピオニトリル等が挙げられる。エーテル溶媒としては、テトラヒドロフラン等が挙げられる。アミド溶媒としては、N-メチル-2-ピロリドン等が挙げられる。ケトン溶媒としては、アセトン、およびメチルエチルケトン等が挙げられる。脂肪族炭化水素溶媒としては、ヘキサン、およびヘプタン等が挙げられる。エステル溶媒としては、酢酸メチル、および酢酸エチル等が挙げられる。芳香族溶媒としては、トルエン、およびピリジン等が挙げられる。中でも、ジメチルスルホキシド、またはジメチルスルホキシドとアセトニトリルとの混合溶媒が好ましい。
式(1)で示される水酸基の保護基を脱離する工程で使用される試薬であるフッ化物イオン源は、溶媒に溶解後、通常、脱水して使用する。脱水剤としてモレキュラーシーブ、硫酸塩などが挙げられ、好ましくはモレキュラーシーブ4Aを使用する。
使用する溶媒の量は、通常、脱保護工程に供される核酸オリゴマー1モル当たり、5~8,000L、好ましくは50~2,000L、より好ましくは100~1,600Lである。
必要であれば、本工程における副生成物である下記式(2)に示すニトリル化合物と反応して当該ニトリル化合物を捕捉する化合物を添加することができる。該捕捉する化合物としては、例えば、ニトロアルカン、アルキルアミン、アミジン、チオール、チオール誘導体又はこれらの2種類以上の混合物を挙げることができる。「ニトロアルカン」としては、例えばニトロメタンを挙げることができる。「アルキルアミン」としては、例えば、直鎖状の炭素数1~6のアルキルアミン、および炭素数1~8の環状アミンを挙げることができる。具体的には、例えば、メチルアミン、エチルアミン、n-プロピルアミン、n-ブチルアミン、n-ペンチルアミン、n-ヘキシルアミン、モルホリン、およびピペリジンを挙げることができる。「アミジン」としては、例えば、ベンズアミジン、およびホルムアミジンを挙げることができる。「チオール」としては、例えば、直鎖状の炭素数1~6のチオールを挙げることができる。具体的には、例えば、メタンチオール、エタンチオール、1-プロパンチオール、1-ブタンチオール、1-ペンタンチオール、および1-ヘキサンチオールを挙げることができる。「チオール誘導体」としては、例えば、同一又は異なる直鎖状の炭素数1~6のアルキルチオール基を有するアルコール又はエーテルを挙げることができる。具体的には、例えば、2-メルカプトエタノール、4-メルカプト-1-ブタノール、6-メルカプト-1-ヘキサノール、メルカプトメチルエーテル、2-メルカプトエチルエーテル、3-メルカプトプロピルエーテル、4-メルカプトブチルエーテル、5-メルカプトペンチルエーテル、および6-メルカプトヘキシルエーテルを挙げることができる。該捕捉する化合物としては、より好ましくはニトロメタンを使用する。
式(2):
Figure 0007640461000005
(式中、RおよびRは同一又は相異なって、メチル基、エチル基又は水素原子を表す。ただしRおよびRが同時に水素原子を表すことはない。)
で示される化合物。
副生成物である式(2)に示す化合物を捕捉する化合物の使用量は、式(1)で示される水酸基の保護基を脱離させるフッ化物イオン源に対して0.1~100.0モル%で用いることができ、好ましくは1.0~50.0モル%、好ましくは2.0~40.0モル%、より好ましくは3.0~30.0モル%である。
式(1)で示される水酸基の保護基を脱保護する反応の温度は、使用する脱保護剤の種類によって異なるが、通常、0℃~80℃、好ましくは10℃~45℃、より好ましくは15℃~35℃である。
更に、脱保護反応の時間は、使用する脱保護剤の種類、反応の温度によって異なるが、通常、1時間~100時間、好ましくは、1~24時間、より好ましくは2~12時間、より好ましくは3~10時間、より好ましくは3~8時間、更に好ましくは3~6時間である。
尚、反応の温度は、任意のタイミングで変更してもよく、また、式(1)で示される水酸基の保護基を脱保護する脱保護剤は、任意のタイミングで追加してもよい。
酸素濃度が15%以下の不活性ガス雰囲気は、例えば、前記所定の酸素濃度以下の不活性ガスを調製して、反応系に供給し、気相中の酸素濃度が前記設定濃度範囲内であることを測定して、確認することにより調整してもよい。具体的には、反応系の気相にアルゴンもしくは窒素などの高純度の不活性ガス、または酸素濃度を所定の濃度に調製した不活性ガスを流通させるか、あるいは反応系の気相雰囲気を前記不活性ガスまたは濃度調整した不活性ガスで置換することによって調整することができる。
ここで、本発明の製法で使用する不活性ガスとは、窒素ガス、アルゴンガス、ヘリウムガス、二酸化炭素を挙げられるが、これらに限定されない。好ましくは、窒素ガスまたはアルゴンガスを挙げられる。
反応系雰囲気置換方法は、減圧置換、加圧置換、フロー置換、バブリングによる置換、または凍結脱気による置換でもよく、その際超音波をかけても加熱してもよい。より好ましい方法は、フロー置換および減圧置換である。
酸素濃度は、好ましくは15%以下、より好ましくは10%以下、より好ましくは5%以下がよく、更により好ましくは0%である。
保護基の脱離反応時に反応系の攪拌は必須ではないが、通常、攪拌動力Pvが0.0~0.5kW/mの範囲で攪拌を行い、Pvが0.1~0.3kW/mの攪拌が好ましい。
反応後に生成した核酸オリゴマーの反応混合物からの分離精製手段は、通常の方法が採用され、例えば、抽出、濃縮、中和、濾過、遠心分離、再結晶、シリカゲルカラムクロマトグラフィー、薄層クロマトグラフィー、逆相カラムクロマトグラフィー、イオン交換カラムクロマトグラフィー、ゲルろ過カラムクロマトグラフィー、疎水性相互作用クロマトグラフィー、親水性相互作用液体クロマトグラフィー、沈殿(例えば、エタノール、イソプロパノール、メタノールまたはポリエチレングリコールを用いた核酸オリゴマーの沈殿)、透析、限外ろ過などの手段を用いることにより、2’位または3’位の水酸基の保護基である式(1)による保護が脱保護される。精製された核酸オリゴマーを単離することができる。単離された核酸オリゴマーは、通常、その5’末端の水酸基が保護された核酸オリゴマーとして得られる。
式(3)で示される核酸オリゴマーから式(1)で示される保護基を脱保護することにより下記式(4)で示される核酸オリゴマーを得る反応は、以下のとおりである。(スキーム1)。
Figure 0007640461000006
式(3)または式(4)において、Rが、OQ基を表し、R’が、OQ’基を表す際、リボースの構造は、下記式(LNA-1)、(LNA-2)または(LNA-3)で示される。
Figure 0007640461000007
(式中、Baseは、核酸塩基を示す)
本発明で使用される核酸オリゴマー内に含まれるヌクレオシド(リボース、およびデオキシリボース)としては、DNA、RNA、2’-O-MOE(2’-O-メトキシエチル)、2’-O-Me、2’-F RNA、および前記のLNAが例示されるが、前記ヌクレオシドは、これらに限定されない。
式(3)で表される核酸オリゴマーは、例えば、スキーム2に示すように、式(5)で示される固相合成により製造される核酸オリゴマーを固相担体から切り出して得られる。
Figure 0007640461000008
固相担体上で合成される式(5)の核酸オリゴマーにおいて、
式中、
置換基Bは、それぞれ独立して同一又は相異なる保護されていてもよい核酸塩基を表し、
およびYは、前記の式(3)において定義されたとおりであり、
は、それぞれ独立して同一又は相異なるリン酸の保護基を表し、
がOZを表すとき、WはOV基を表し、
Vは、tert-ブチルジメチルシリル基、または前記式(1)の基を表す。
がR基を表すとき、WはOZで表される基を表し、
Zは、固相担体、および固相担体と核酸オリゴマーの3’末端のリボースの2’位もしくは3’位の水酸基の酸素原子とをつなぐ連結部からなる基を表す。
より具体的には、Zは、下記式(6)で示される構造を表し、
Figure 0007640461000009
式(6)において、Spは、スペーサーを表す。
スペーサー(Sp)は、例えば、下記式(7)に示す構造式を有するものが例示される。
Figure 0007640461000010
Linkerは、例えば、下記式(8-1)、(8-2)、(8-3)、(8-4)、(8-5)、(8-6)、(8-7)、(8-8)に示す構造でもよい。
Solid supportとしては、無機多孔質担体や有機系樹脂担体などが挙げられる。無機多孔質担体には、例えば、Controlled pore Glass(CPG)およびゼオライトが挙げられる。有機系樹脂担体には、例えば、ポリスチレンからなる担体が挙げられる。
Figure 0007640461000011
Figure 0007640461000012
(式中、Aは、水酸基、アルコキシ基、またはアルキル基であってもよい。アルコキシ基としては例えばメトキシ基およびエトキシ基が挙げられる。アルキル基としては例えばメチル基、エチル基、イソプロピル基、n-プロピル基が挙げられる。Siは、担体表面の水酸基の酸素と結合していることを示す。)
前記式(5)の化合物は、例えば、下記式(A13)のアミダイト化合物を用いてアミダイト法により製造される。
Figure 0007640461000013
(式中、
Rは、水素原子、フッ素原子、またはOQ基を表し、
Qは、tert-ブチルジメチルシリル基、メチル基、2-メトキシエチル基、4’の炭素原子と結合したメチレン基、4’の炭素原子と結合したエチレン基、4’の炭素原子と結合したエチリデン基、または前記式(1)で示される保護基を表し、
は、保護されていてもよい核酸塩基を表し、
は、水酸基の保護基を表し、
は、リン酸の保護基を表し、
は、アルキル基、または互いにその末端で結合して環状構造を表す。)
における核酸塩基は、特に限定されない。当該核酸塩基としては、アデニン、シトシン、グアニン、ウラシル、チミン、5-メチルシトシン、シュードウラシル、1-メチルシュードウラシルなどが挙げられる。また、核酸塩基は、置換基により置換されていてもよい。そのような置換基としては、例えば、フルオロ基、クロロ基、ブロモ基、およびヨード基などのハロゲン原子、アセチル基などのアシル基、メチル基およびエチル基などのアルキル基、ベンジル基などのアリールアルキル基、メトキシ基などのアルコキシ基、メトキシエチル基などのアルコキシアルキル基、シアノエチル基などのシアノアルキル基、ヒドロキシ基、ヒドロキシアルキル基、アシルオキシメチル基、アミノ基、モノアルキルアミノ基、ジアルキルアミノ基、カルボキシ基、シアノ基、およびニトロ基など、並びにそれらの2種類以上の置換基の組み合わせが挙げられる。
核酸塩基が環外にアミノ基を有する場合、当該アミノ基の保護基としては、特に限定されず、公知の核酸化学で用いられる保護基を使用することができ、そのような保護基としては、例えば、ベンゾイル基、4-メトキシベンゾイル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、イソブチリル基、フェニルアセチル基、フェノキシアセチル基、4-tert-ブチルフェノキシアセチル基、4-イソプロピルフェノキシアセチル基、および(ジメチルアミノ)メチレン基など、並びにそれらの2種類以上の保護基の組み合わせが挙げられる。
は、より具体的には、
Figure 0007640461000014
(上記式中、
は、水素原子、メチル基、フェノキシアセチル基、4-tert-ブチルフェノキシアセチル基、4-イソプロピルフェノキシアセチル基、フェニルアセチル基、アセチル基又はベンゾイル基を表し、
は、水素原子、アセチル基、イソブチリル基又はベンゾイル基を表し、
は、水素原子、フェノキシアセチル基、4-tert-ブチルフェノキシアセチル基、4-イソプロピルフェノキシアセチル基、フェニルアセチル基、アセチル基又はイソブチリル基を表し、
は、2-シアノエチル基を表し、
は、水素原子、メチル基、ベンゾイル基、4-メトキシベンゾイル基又は4-メチルベンゾイル基を表し、
は、ジメチルアミノメチレン基を表す。)
のいずれかで表される基を表す。
としては、保護基として機能し得るものであれば特に制限なく使用することができ、アミダイト化合物で使用される公知の保護基を広く使用することができる。
としては、好ましくは、以下の基である。
Figure 0007640461000015
(式中、R、R及びRは同一又は相異なって水素又はアルコキシ基を表す。)
、R及びRは、1つが水素であり、残りの2つが同一または相異なる(同一が好ましい)アルコキシ基であることが好ましく、アルコキシ基としてはメトキシ基が特に好ましい。
としては、保護基として機能し得るものであれば特に制限なく使用することができ、アミダイト化合物で使用される公知の保護基を広く使用することができる。Gとしては、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、ハロアルキル基、アリール基、ヘテロアリール基、アリールアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルキルアルキル基、シクリルアルキル基、ヒドロキシアルキル基、アミノアルキル基、アルコキシアルキル基、ヘテロシクリルアルケニル基、ヘテロシクリルアルキル基、ヘテロアリールアルキル基、シリル基、シリルオキシアルキル基、モノ、ジ又はトリアルキルシリル基、モノ、ジ又はトリアルキルシリルオキシアルキル基などが挙げられ、これらは1つ以上の電子求引基で置換されていてもよい。
は、好ましくは、電子求引基で置換されたアルキル基である。当該電子求引基としては、例えば、シアノ基、ニトロ基、アルキルスルホニル基、ハロゲン原子、アリールスルホニル基、トリハロメチル基、トリアルキルアミノ基などが挙げられ、好ましくはシアノ基である。
としては、特に好ましいのは、以下の基である。
Figure 0007640461000016
は、2つのGが互いに結合して環状構造を形成していてもよい。Gとしては、両方がイソプロピル基であることが好ましい。
前記R、R、RおよびGの定義におけるアルキル基は、直鎖状又は分岐鎖状のいずれでもよく、好ましくは炭素数1~12のアルキル基、より好ましくは炭素数1~6のアルキル基である。具体的なアルキル基の例としては、例えば、メチル、エチル、n-プロル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、及びヘキシルが挙げられる。前記置換基の定義におけるアルコキシ基を構成するアルキル基部分は、ここでのアルキル基の定義と同じ定義を有する。
は、水素原子または水酸基の保護基を表し、保護基を表す場合はGと同じ保護基を表す。Gは脱保護された場合には水素原子であるが、その場合のヌクレオチド化合物もまた、一連の核酸伸張反応の工程に供される。
は、アンモニウムイオン、アルキルアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、水素イオンまたはヒドロキシアルキルアンモニウムイオンを表す。アルキルアンモニウムイオンとして、具体的なアルキル基の例としては、メチル、エチル、n-プロル、イソプロピル、n-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、n-ペンチル、イソペンチル、及びヘキシルが挙げられるが、より具体的には、例えば、ジエチルアンモニウムイオン、トリエチルアンモニウムイオン、テトラブチルアンモニウムイオン、ヘキシルアンモニウムイオン、およびジブチルアンモニウムイオンなどが挙げられる。また、アルカリ金属イオンとしては、例えば、ナトリウムイオン、およびリチウムイオンが挙げられる。また、ヒドロキシアルキルアンモニウムイオンとして、具体的なヒドロキシアルキル部分の例としては、例えば、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシ-n-プロピル、ヒドロキシイソプロピル、ヒドロキシ-n-ブチル、トリスヒドロキシメチルが挙げられるが、より具体的なヒドロキシアルキルアンモニウムイオンの例としては、トリスヒドロキシメチルアンモニウムイオンなどが挙げられる。
本明細書においては、核酸塩基とは、天然型あるいは非天然型の核酸塩基骨格を有する基を意味する。前記核酸塩基は、天然型あるいは非天然型の核酸塩基骨格が修飾された修飾体も包含する。Bで表される核酸塩基としては、より具体的には、以下の構造が例示される。
Figure 0007640461000017
(上記式中、
4’は、水素原子、またはメチル基を表し、
5’は、水素原子、またはアセチル基を表し、
6’は、水素原子を表し、
8’は、水素原子、メチル基を表す。)
は、Bで表される核酸塩基、または当該核酸塩基が保護基で保護された核酸塩基を表す。
式(1)で示される保護基で水酸基が保護されたリボースを含むヌクレオシドやそのアミダイト化合物の製造方法について、以下説明する。
リボースの2’位の水酸基が式(1)で示される保護基で保護されたアミダイト化合物は、例えば国際公開第2019/208571号公報および特願2018-083148号公報およびPCT/JP2019/017249号公報に記載の以下のスキーム3および4に従って製造することができる。
Figure 0007640461000018
Figure 0007640461000019
(式中、
およびRは同一または相異なって、メチル基、エチル基又は水素原子を表し、ただし、RおよびRが同時に水素原子を表すことはない;
は、メチル基又はエチル基であり、
は、保護されていてもよい核酸塩基を表し、
nは、1~5の何れかの整数を表し、
Gは、式中に示す水酸基の保護基を表し
およびGは、それぞれ独立して同一または相異なって、水酸基の保護基を表し、そして、
は、同一または相異なってアルキル基を表す。)
前記スキーム3及びスキーム4を概説する。
まず、スキーム3に示す通り、化合物をシアン化物イオンと反応させて、3-ヒドロキシアルキルニトリル化合物を得る。次いで、該化合物をビス(アルキルチオメチル)エーテルと反応させて、エーテル化合物を得る。
次に、スキーム4に示す通り、化合物を酸化剤の存在下、化合物(これは、スキーム3に記載する方法に準じて製造する)と反応させて、化合物(リボースの2’位の水酸基が式(1)で示される保護基で保護されている)を得る。次いで、該化合物を脱保護して、化合物を得る。該化合物の水酸基を保護基Gを用いて選択的に保護して、化合物を得る。また、該化合物をホスホロジアミダイト化合物と反応させて、所望するアミダイト化合物10を製造する。
スキーム3
スキーム3の反応において、
シアン化物イオンとしては、例えば、シアン化ナトリウム、シアン化カリウム、シアン化銅、トリメチルシリルシアニドなどに由来するシアン化物イオンを使用することができる。
トリメチルシリルシアニドを用いる場合、塩基を添加することが好ましい。
本反応における塩基としては、例えば、アルカリ金属水酸化物、アルカリ土類金属水酸化物、および水酸化アンモニウムなど、並びにこれらの2種類以上の組み合わせが挙げられる。本発明においては、水酸化リチウム及び水酸化リチウム一水和物が好ましく用いられる。塩基の量は、エポキシ化合物に対して、通常0.01~1当量であり、好ましくは0.1~0.3当量である。
シアン化物イオンの量は、化合物に対して、通常0.3~2当量であり、好ましくは0.6~0.8当量である。
本明細書中で「当量」と呼称する場合、それは、特に断らない限り、「モル当量」を意味する。
本反応の反応温度は、通常-20~40℃であり、好ましくは0~35℃である。本反応の反応時間は、通常0.5~24時間であり、好ましくは通常1~5時間である。
エーテル化合物は、例えばビス(アルキルチオメチル)エーテルまたはビス(フェニルチオメチル)エーテルと3-ヒドロキシ-3-アルキルプロパンニトリルとを、酸化剤及び酸存在下、溶媒中で反応させることにより製造することができる。
Figure 0007640461000020
ビス(アルキルチオメチル)エーテルまたはビス(フェニルチオメチル)エーテルは、例えば下式に示す通り、ビスクロロメチルエーテルまたはビス(アリールオキシメチル)エーテルと対応するアルキルメルカプタンまたはフェニルメルカプタンとを反応させることによって得ることができる。ビス(アリールオキシメチル)エーテルとしては例えば、ビス(2,4,6-トリクロロフェニルオキシメチル)エーテルが挙げられる。
Figure 0007640461000021
また後述する実施例に記載の方法に則して又は必要によりこれらの方法に適宜変更を加えた方法によっても製造することができる。
酸化剤としては、例えば、N-クロロスクシンイミド、N-ブロモスクシンイミド、N-ヨードスクシンイミド等のN-ハロゲン化スクシンイミド、1,3-ジヨード-5,5-ジメチルヒダントイン等のN-ハロゲン化ヒダントイン、および塩素、臭素、ヨウ素等のハロゲン等、並びにこれらの2種類以上の組み合わせが挙げられる。本発明においては、N-ハロゲン化スクシンイミドが好ましく用いられ、N-ヨードスクシンイミドが更に好ましく用いられる。
この反応においては、酸化剤のほかに、酸を用いてもよく、酸は、特に限定されないが、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸及びその塩、パーフルオロアルキルスルホン酸及びその塩、並びにアルキルスルホン酸及びその塩、並びにこれらの2種類以上の組み合わせが挙げられる。塩としては、例えば、銅塩及び銀塩が挙げられる。酸としては、具体的には、メタンスルホン酸、パラトルエンスルホン酸、カンファースルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、およびトリフルオロメタンスルホン酸銀など、並びにこれらの2種類以上の組み合わせが挙げられる。本発明においては、トリフルオロメタンスルホン酸が好ましく用いられる。
溶媒としては、例えば、テトラヒドロフラン、2-メチルテトラヒドロフラン、シクロペンチルメチルエーテル、ジオキサン、ジクロロメタン、およびトルエンなど、並びにこれらの2種類以上の組み合わせが挙げられる。本発明においては、テトラヒドロフランが好ましく用いられる。
3-ヒドロキシアルキルニトリルの量は、ビス(アルキルチオメチル)エーテルもしくはビス(フェニルチオメチル)エーテルに対して、通常0.5~2.0当量であり、好ましくは0.8~1.5当量である。酸化剤の量は、ビス(アルキルチオメチル)エーテルもしくはビス(フェニルチオメチル)エーテルに対して、通常0.5~2当量であり、好ましくは0.7~1.2当量である。酸の量は、ビス(アルキルチオメチル)エーテルもしくはビス(フェニルチオメチル)エーテルに対して、通常0.001~2.0当量であり、好ましくは0.01~0.1当量である。
本反応の反応温度は、通常-80℃~0℃であり、好ましくは-50℃~-30℃である。本反応の反応時間は、通常1~24時間であり、好ましくは2~6時間である。
反応の終了は例えば、反応マスの一部をサンプリングし、GC、TLC、LC等の分析法により確認することができる。反応終了後は、反応マスにトリエチルアミン等の塩基を加えて反応を停止させてもよい。反応マスを水に注加し、有機溶媒抽出、洗浄、濃縮等の通常の後処理操作に付すことにより、エーテル化合物を含む残渣を得ることができる。当該残渣を、蒸留やカラムクロマトグラフィー等の精製操作に付すことにより、高純度のエーテル化合物を得ることができる。
スキーム4
スキーム4の反応において、
工程1(エーテル化工程)
化合物を製造する工程は、化合物を化合物と反応させて実施される。この反応は、通常、酸化剤を添加して実施される。この工程において用いる酸化剤は、特に限定されないが、N-クロロスクシンイミド、N-ブロモスクシンイミド、N-ヨードスクシンイミド、ヨウ素、1,3-ジヨード-5、5‘-ジメチルヒダントイン、臭素および塩素からなる群から選択される少なくとも一つであることが好ましい。
この工程においては、酸を添加することも可能であり、用いる酸は特に限定されないが、ペルフルオロアルキルカルボン酸、ペルフルオロアルキルスルホン酸、アルキルスルホン酸およびそれらの塩からなる群から選択される少なくとも一つであることが好ましい。
この工程において用いる反応溶媒は、特に限定されないが、例えば、ジエチルエーテル、THF(テトラヒドロフラン)、2-メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、4-メチルテトラヒドロピラン、ジメトキシエタン、ジグリム、シクロペンチルメチルエーテル、ジオキサン等のエーテル、アセ卜ニトリル等のニトリル、トルエン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族炭化水素、ジクロロメタン等、並びにこれら溶媒の2種類以上の組み合わせが挙げられる。好ましい溶媒としては、ジエチルエーテル、THF(テトラヒドロフラン)、2-メチルテトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、4-メチルテトラヒドロピラン、ジメトキシエタン、ジグリム、シクロペンチルメチルエーテル、ジオキサン等のエーテルが挙げられる。より好ましい溶媒は、テトラヒドロピラン、4-メチルテトラヒドロピランが挙げられる。
この工程において反応時は、特に限定されないが、例えば、10分~12時間、好ましくは10分~6時間である。
この工程において反応温度は、特に限定されないが、例えば-80~30℃、好ましくは、-60~10℃である。
この工程において前記エーテル化合物の濃度も、特に限定されず、適宜設定可能である。
この工程においてエーテル化合物のモル数は、化合物のモル数に対し、例えば0.5~2倍、好ましくは0.8~1.5倍である。
この工程において前記酸化剤のモル数は、化合物のモル数に対し、例えば0.5~10倍、好ましくは0.8~6倍である。
工程2(脱保護工程)
前記工程1で得られた化合物は、脱保護反応に供して化合物に変換される。脱保護工程は、公知の方法で実施できるが、典型的には、溶媒中、フッ化水素/トリエチルアミンあるいはフッ化水素/ピリジンを作用させ、脱保護することができる。
工程3(5’水酸基の保護工程)
前記工程で得られた化合物は、保護工程に供され、保護基の導入は、公知の方法で実施できるが、典型的には、ピリジン中、化合物に4,4’-ジメトキシトリチルクロリドを反応させて保護基が導入され、化合物が製造される。
工程4(アミダイト化工程)
この工程は前記工程で得られた化合物に、化合物を反応させることによって実施される。典型的には、ジイソプロピルアンモニウムテトラゾリドの存在下、化合物として2-シアノエチル-N,N,N’,N’-テトライソプロピルホスホロジアミダイトを反応させて行われ、アミダイト化合物10が製造される。アミダイト化は、特許第5554881号公報の実施例2~5に記載された方法に準じて行うことができる。
式(3)および式(4)の核酸オリゴマーの5’末端と3’末端のヌクレオチドの間のp個(ただし、pは、式:m-1>pを満たす正の整数である。)のヌクレオチドの代わりに、導入されうる非ヌクレオチドリンカーについて説明する。
非ヌクレオチドリンカーとしては、アミノ酸骨格からなるリンカー(例えば、特許第5157168号公報または特許第5554881号公報に記載されたアミノ酸骨格からなるリンカー)が例示される。具体的には、非限定的な例として、例えば、式(A14-1)、(A14-2)もしくは(14-3)(例えば、特許第5555346号公報または特許第5876890号公報に記載)で表されるリンカーが例示される。これらのリンカー以外に国際公開第2012/005368号公報、国際公開第2018/182008号公報または国際公開第2019/074110号公報に記載のリンカーが例示される。
Figure 0007640461000022
式(3)におけるR基および式(4)におけるR’基が、水酸基以外の置換基であるヌクレオチドおよびアミダイトは、特許第3745226号公報などに記載された公知の方法、 国際公開第2001/053528号公報あるいは特開2014-221817号公報およびそこに引用される公知の方法で合成されるヌクレオシドから製造することもでき、さらには、市販品として入手可能なものを用いて、後述する実施例に記載の方法に則して又はこれらの方法に適宜変更を加えた方法により製造することができる。
核酸オリゴマー(以下、オリゴヌクレオチドとも記す)の固相担体からの切り出し
切り出し工程は、所望の鎖長の核酸オリゴマーを、切り出し剤として濃アンモニア水を用いて実施した。
ホスホロアミダイト法では、一般的に公知の方法(例えば、前記の特許第5157168号公報または特許第5554881号公報に記載の方法)に従って、脱保護工程、縮合工程、及び酸化工程の各工程を繰り返し行うことにより、核酸伸長反応を行う。
(核酸伸長反応)
本明細書において、「核酸伸長反応」とは、ホスホジエステル結合を介して、ヌクレオチドを順次結合させることにより、オリゴヌクレオチドを伸長させる反応を意味する。核酸伸長反応は、一般的なホスホロアミダイト法の手順に従い行うことができる。核酸伸長反応は、ホスホロアミダイト法を採用する核酸自動合成装置等を用いて行ってもよい。
核酸オリゴマーの鎖長は、例えば、2~200merや10~150mer、15~110merであってもよい。
5’脱保護工程は、固相担体上に担持されるRNA鎖末端の5’ヒドロキシル基の保護基を脱保護する工程である。一般的な保護基としては、4,4’-ジメトキシトリチル基(DMTr基)や4-モノメトキシトリチル基、4,4’,4”-トリメトキシトリチル基が用いられる。脱保護は、酸を用いて行うことができる。脱保護用の酸としては、例えば、トリフルオロ酢酸、ジクロロ酢酸、トリフルオロメタンスルホン酸、トリクロロ酢酸、メタンスルホン酸、塩酸、酢酸、p-トルエンスルホン酸等が挙げられる。
縮合工程は、前記脱保護工程により脱保護したオリゴヌクレオチド鎖末端の5’ヒドロキシル基に対して、式(A13)で示されるヌクレオシドホスホロアミダイトを結合させる反応である。なお、核酸伸長に用いるホスホロアミダイトとしては、式(A13)または(A12)で示されるアミダイト化合物を用いる。また、他に使用可能なホスホロアミダイトとして、2’-OMe、2’-F、2’-O-tert-ブチルジメチルシリル基,2’-O-メトキシエチル基,2’-H,2'-フルオロ-2’-デオキシ-β-D-アラビノフラノシル等が挙げられる。前記ヌクレオシドホスホロアミダイトとしては、5’ヒドロキシル基が保護基(例、DMTr基)で保護されたものを用いる。縮合工程は、前記ヌクレオシドホスホロアミダイトを活性化する活性化剤を用いて行うことができる。活性化剤としては、例えば、5-ベンジルチオ-1H-テトラゾール(BTT)、1H-テトラゾール、4,5-ジシアノイミダゾール(DCI)、5-エチルチオ-1H-テトラゾール(ETT)、N-メチルベンズイミダゾリウムトリフラート(N-MeBIT)、ベンズイミダゾリウムトリフラート(BIT)、N-フェニルイミダゾリウムトリフラート(N-PhIMT)、イミダゾリウムトリフラート(IMT)、5-ニトロベンズイミダゾリウムトリフラート(NBT)、1-ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBT)又は5-(ビス-3,5-トリフルオロメチルフェニル)-1H-テトラゾール等が挙げられる。
縮合工程の後は、適宜、未反応の5’ヒドロキシル基をキャッピングしてもよい。キャッピングは、無水酢酸-テトラヒドロフラン溶液、フェノキシ酢酸無水物/N-メチルイミダゾール溶液等の公知のキャッピング溶液を用いて行うことができる。
酸化工程は、前記縮合工程により形成された亜リン酸基をリン酸基又はチオリン酸基に変換する工程である。本工程は、3価のリンから5価のリンに酸化剤を使用して変換する反応であり、固相担体に担持されているオリゴ核酸誘導体に酸化剤を作用させることにより実施することができる。
亜リン酸基をリン酸基に変換する場合には、「酸化剤」として、例えば、ヨウ素、あるいはtert-ブチルヒドロペルオキシドや過酸化水素などの過酸、あるいは(10-カンファースルホニル)オキサジリジン(CSO)を使用することができる。該酸化剤は、0.005~2Mの濃度になるように適当な溶媒で希釈して使用することができる。反応に使用する溶媒としては、反応を妨げないものであればよく、特に限定されないが、ピリジン、THF、水、アセトニトリル、1-メチルイミダゾール(NMI)又はこれらの2つ以上の任意の混合溶媒を挙げることができる。例えば、ヨウ素/水/ピリジン/アセトニトリル、あるいはヨウ素/水/ピリジン、あるいはヨウ素/水/ピリジン/アセトニトリル/NMI、あるいはヨウ素/水/ピリジン/THF、あるいはヨウ素/水/ピリジン/THF/NMI、あるいはCSO/アセトニトリル、あるいはヨウ素/ピリジン-酢酸や過酸(tert-ブチルヒドロペルオキシド/メチレンクロリド)を用いることができる。
亜リン酸基をチオリン酸基に変換する場合には、「酸化剤」として、例えば、硫黄、3H-1,2-ベンゾジチオール-3-オン-1,1-ジオキシド(Beaucage試薬)、3-アミノ-1,2,4-ジチアゾール-5-チオン(ADTT)、5-フェニル-3H-1,2,4-ジチアゾール-3-オン(POS)、[(N,N-ジメチルアミノメチリデン)アミノ]-3H-1,2,4-ジチアゾリン-3-チオン(DDTT)、またはフェニルアセチルジスルフィド(PADS)を使用することができる。該酸化剤は、0.01~2Mの濃度になるように適当な溶媒で希釈して使用することができる。反応に使用する溶媒としては、反応に関与しなければ特に限定されないが、例えば、ジクロロメタン、アセトニトリル、ピリジン又はこれらの任意の混合溶媒が挙げられる。酸化工程は、前記キャッピング操作の後で行ってもよいし、逆に、酸化工程の後でキャッピング操作を行ってもよいし、この順序は限定されない。
リン酸保護基を脱保護する工程は、所望の配列を有する核酸の合成が完了した後は、リン酸部分の保護基を脱保護するためにアミン類を作用させる。アミン類としては、例えば、特許第4705716号公報に記載されるジエチルアミン等が挙げられる。
伸長の最後に導入したヌクレオシドの5’ヒドロキシル基の保護基は、後述の固相担体からの切り出し及び保護基の脱保護の後、5’保護基をタグとするカラム精製のために使用してもよく、カラム精製後、5’ヒドロキシル基の保護基を脱保護してもよい。
更にアンモニア水又はアミン類等を用いて、例えば、前記スキーム2で示されるように固相担体からオリゴヌクレオチド鎖を切断して回収する。アミン類としては、例えば、メチルアミン、エチルアミン、イソプロピルアミン、エチレンジアミン、ジエチルアミン等が挙げられる。
本発明の製造方法を用いて製造可能な核酸オリゴマーとしては、核酸オリゴマー内に含まれるヌクレオシドが、RNA、DNA、2’-O-MOE、2’-O-Me、2’-F RNA、およびLNAである核酸オリゴマーが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
例えば、Xiulong, Shenら著、Nucleic Acids Research, 2018, Vol. 46, No.46, 1584-1600、およびDaniel O'Reillyら著、Nucleic Acids Research, 2019, Vol. 47, No.2, 546-558には、様々なヌクレオシドの例が記載されている。
本発明の製造方法を用いて製造可能な核酸オリゴマーとしては、核酸オリゴマー内に含まれるヌクレオシドが、RNA、DNA、並びに2’-O-MOE、2’-O-Me、2’-Fを有するRNA、およびLNAである核酸オリゴマーが挙げられるが、これらに限定されるものではない。例えば、Xiulong, Shenら著、Nucleic Acids Research, 2018, Vol. 46, No.46, 1584-1600、およびDaniel O'Reillyら著、Nucleic Acids Research, 2019, Vol. 47, No.2, 546-558に記載された、様々なヌクレオシドの例が挙げられる。
本発明の製造方法において使用可能な核酸オリゴマーの典型的な例を、実施例に記載の例に加えて下記の例を示すが、これらに限定されるものではない。
以下、配列の説明中、Uはウリジンを、Cはシチジンを、Aはアデノシンを、またはGはグアノシンを示す。
国際公開第2019/060442号に記載されている、下記の配列(B)および(C)を有する核酸オリゴマーを挙げられる。
配列(B):5’-AUGGAAUmACUCUUGGUUmACdTdT-3’(Antisense)(配列番号3) 21mer
配列(C):5’-GUmAACmCmAAGAGUmAUmUmCmCmAUmdTdT-3’(Sense)(配列番号4) 21mer
配列(B)および(C)中、Umは2'-O-メチルウリジンを、Cmは2'-O-メチルシチジンを、またdTはチミジンを示す。
Daniel O'Reillyら著、Nucleic Acids Research, 2019, Vol. 47, No.2, 546-558頁に記載されている核酸オリゴマー(553頁参照)が挙げられる。典型例として、下記の配列(D)を有する核酸オリゴマーを挙げられる。
配列(D):5’-AGAGCCAGCCUUCUUAUUGUUUUAGAGCUAUGCUGU-3’(配列番号5) 36mer
JP4965745に記載されている核酸オリゴマーが挙げられる。典型例として、下記の配列(E)を有する核酸オリゴマーを挙げられる。
配列(E):5’-CCAUGAGAAGUAUGACAACAGCC-P-GGCUGUUGUCAUACUUCUCAUGGUU-3’ 49mer。CCAUGAGAAGUAUGACAACAGCC(配列番号6)、GGCUGUUGUCAUACUUCUCAUGGUU(配列番号7)。
配列(E)中、”P”は、以下の式(A5)において波線で区切られる部分構造で示される。
Nucleic Acids Research, 2019, Vol. 47, No. 2: 547頁に記載されている、下記の配列(F)を有する核酸オリゴマーを挙げられる。
配列(F):5’-ACAGCAUAGCAAGUUAAAAUAAGGCUAGUCCGUUAUCAACUUGAAAAAGUGGCACCGAGUCGGUGCU-3’(配列番号8) 67mer
JP 2015-523856, 173頁に記載されている、下記の配列(G)を有する核酸オリゴマーを挙げられる。
配列(G):5’-GUUUUCCCUUUUCAAAGAAAUCUCCUGGGCACCUAUCUUCUUAGGUGCCCUCCCUUGUUUAAACCUGACCAGUUAACCGGCUGGUUAGGUUUUU-3’(配列番号9) 94mer
JP 2017-537626に記載されている核酸オリゴマーが挙げられる。典型例として、下記の配列(F)、(G)、(H)、(J)を有する核酸オリゴマーを挙げられる。
配列(F):5’-AGUCCUCAUCUCCCUCAAGCGUUUUAGAGCUAGUAAUAGCAAGUUAAAAUAAGGCUAGUCCGUUAUCAACUUGAAAAAGUGGCACCGAGUCGGUGCUUUU-3’(配列番号10) 100mer
配列(G):5’-GCAGAUGUAGUGUUUCCACAGUUUAAGAGCUAUGCUGGAAACAGCAUAGCAAGUUUAAAUAAGGCUAGUCCGUUAUCAACUUGAAAAAGUGGCACCGAGUCGGUGCUUUUUUU-3’(配列番号11) 113mer
配列(H):5’-dAdGdTdCdCdTdCdAdTdCdTdCdCdCdTdCdAdAdGdCGUUUAAGAGCUAUGCUGGUAACAGCAUAGCAAGUUUAAAUAAGGCUAGUCCGUUAUCAACUUGAAAAAGUGGCACCGAGUCGGUGCUUUUUUU -3’(配列番号12) 113mer
配列(H)中、dTはチミジンを、dCは2'-デオキシシチジンを、dAは2'-デオキシアデノシンを、またdGは2'-デオキシグアノシンを示す。
配列(J):5’-AmsGmsUmsCCUCAUCUCCCUCAAGCGUUUAAGAGCUAUGCUGGUAACAGCAUAGCAAGUUUAAAUAAGGCUAGUCCGUUAUCAACUUGAAAAAGUGGCACCGAGUCGGUGCUUUUmsUmsUmsU-3’(配列番号13) 113mer
配列(J)中、Umは2'-O-メチルウリジンを、Amは2'-O-メチルアデノシンを、Gmは2'-O-メチルグアノシンを、またsはホスホロチオエート修飾を示す。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
測定方法
以下の試験で用いた各測定方法を以下に示す。
(測定方法1:オリゴヌクレオチドの純度の測定方法)
固相合成後のオリゴヌクレオチド粗生成物の純度の測定は、HPLCにより行った。粗生成物をHPLC(波長260nm、カラムACQUITY UPLC Oligonucleotide BEH C18, 2.1mm×100mm, 1.7μm)によって各成分に分離し、得られたクロマトグラムの総面積値における主生成物の面積値からオリゴヌクレオチドの純度を算出した。
HPLC測定条件を下記表1に示す。
Figure 0007640461000023
(測定方法2:オリゴヌクレオチド収量の測定)
前記粗生成物のOD260を測定した。OD260とは1mL溶液(pH=7.5)における10mm光路長あたりのUV260nmの吸光度を表す。一般的にRNAでは1OD=40μgであることが知られていることから、前記OD260の測定値に基づき、収量を算出した。さらに、固相担体の単位体積当たりの収量を算出した。実施例1~5及び比較例1、2については実施例1の収量に対する相対収量を求めた。
(測定方法3:酸素濃度の測定)
反応系の雰囲気(気相)の酸素濃度はIIJIMA ELECTRONICS CORP.製のPACK KEEPER(Residual Oxygen Meter)を用いて測定した。酸素濃度測定前には空気中及び純窒素中酸素濃度の測定により装置を校正後、装置に付属の針をセプタムなどで蓋をしたフラスコなどの容器に突き刺し、系中気相部分の酸素濃度を測定した。酸素濃度の測定値はリアルタイムで表示され、測定値が安定した所をその雰囲気の酸素濃度とした。
オリゴヌクレオチドの固相合成
配列(I):5’-AGCAGAGUACACACAGCAUAUACC-P-GGUAUAUGCUGUGUGUACUCUGCUUC-P-G-3’(配列番号1、2) 53mer
前記配列(I)において、”A”は、以下の式(A1)において波線で区切られる部分構造で示される。”C”は、以下の式(A2)において波線で区切られる部分構造で示される。”G”は、以下の式(A3)において波線で区切られる部分構造で示される。Uは、以下の式(A4)において波線で区切られる部分構造で示される。”P”は、以下の式(A5)において波線で区切られる部分構造で示される。なお、5‘末端の”A”は、以下の式(A6)において波線で区切られる部分構造で示される。また、3‘末端の”G”は、以下の式(A7)において波線で区切られる部分構造で示される。但し、構造式中のリン酸基は塩であってもよい。
AGCAGAGUAC ACACAGCAUA UACC(配列番号1)
GGUAUAUGCU GUGUGUACUC UGCUUC(配列番号2)
Figure 0007640461000024
Figure 0007640461000025
Figure 0007640461000026
Figure 0007640461000027
Figure 0007640461000028
Figure 0007640461000029
Figure 0007640461000030
固相担体として、コントロールド・ポア・ガラス(Controlled Pore Glass(CPG))を使用し、核酸合成機としてAKTA oligopilot plus100(GEヘルスケア社製)を用いて、ホスホロアミダイト固相合成法により、上記配列(I)からなるオリゴヌクレオチドを3’側から5’側に向かって合成した。合成は78.20μmolスケールにて実施した。また、合成には、特許出願2018-083148号に記載のアデノシンPMMアミダイト(化合物(A8))、シチジンPMMアミダイト(化合物(A9))、グアノシンPMMアミダイト(化合物(A10))、ウリジンPMMアミダイト(化合物(A11))および国公開第2017/188042号公報に記載の化合物(A12)を使用し、デブロッキング溶液として高純度トリクロロ酢酸トルエン溶液を使用し、縮合剤として5-ベンジルメルカプト-1H-テトラゾールを使用し、酸化剤としてヨウ素溶液を使用し、キャッピング溶液としてフェノキシ酢酸無水物溶液とN-メチルイミダゾール溶液を使用した。核酸伸長終了後担体上の核酸にジエチルアミン溶液を作用させることでリン酸部分のシアノエチル保護基を選択的に脱保護した。ここで、PMMは、(((1-シアノプロパン-2-イル)オキシ)メトキシ)メチル基の略号である。
Figure 0007640461000031
Figure 0007640461000032
Figure 0007640461000033
Figure 0007640461000034
Figure 0007640461000035
次に、本発明の製法により製造されるオリゴヌクレオチド(核酸オリゴマー)の具体的な製造例を示す。ここで、下記の実施例において本発明の製法により製造されるオリゴヌクレオチドは、前記配列番号1および2で示される配列(I)を有するオリゴヌクレオチドである。
また、以下の実施例および比較例中に記載するグアノシン誘導体とは、下記の構造式で示される化合物を意味する。下記構造式において図示されたサークルは、CPGを模式的に示すものである。
Figure 0007640461000036
(実施例1)
78.20μmolのグアノシン誘導体を担持したCPGと、式(A8)、式(A9)、式(A10)、式(A11)、または式(A12)に示すアミダイトとを用いて、配列(I)の固相合成をAKTA oligopilot plus100により実施した。その後、16.46μmol分のオリゴヌクレオチドを担持したCPG担体を採取し、アンモニア水を用いてオリゴヌクレオチドを固相担体から遊離させた。次いで遊離オリゴヌクレオチドを6.6mLのジメチルスルホキシドに溶解後に、1.97μmol分の溶液を容量100mL、口径29mmナス型フラスコに採取し、更にそこにニトロメタン10.6μLと直径15mmの撹拌子を入れた後、口径29mmのセプタムにて蓋をして密閉した。更に系内に窒素ボンベから窒素を吹き付ける針と、吹き付けた窒素を抜くための針、更にOxygen Meterの測定用針をセプタムに突き刺し、窒素をフローすることで系内を窒素に置換し、気相中の酸素濃度を0%とした。ここで、気相中の酸素濃度は、前記測定方法3に記載の方法を用いて測定した。更にモレキュラーシーブ4Aにて脱水処理を施した1Mのフッ化テトラ-n-ブチルアンモニウム(TBAF)のジメチルスルホキシド溶液1.10mL(TBAFの量は保護基1モル当たり10.2モル)をスターラーによる攪拌下33℃でオリゴヌクレオシド溶液表面にKDScientific社のシリンジポンプを用いて1時間かけて滴下し、混合物を4時間保温することで2’-PMM保護基の脱保護を行った。粗生成物は沈殿操作により得た。収量は14.1mg、純度は62%であった。得られた粗生成物について、前記測定方法1に記載の方法を用いて、オリゴヌクレオチドの純度を測定し、また、前記測定方法2に記載の方法を用いて、オリゴヌクレオチドの収量を測定した。
(実施例2)
78.20μmolのグアノシン誘導体を担持したCPGと、式(A8)、式(A9)、式(A10)、式(A11)、または式(A12)に示すアミダイトとを用いて、配列(I)の固相合成をAKTA oligopilot plus100により実施した。その後、19.91μmol分のオリゴヌクレオチドを担持したCPG担体を採取し、アンモニア水を用いてオリゴヌクレオチドを固相担体から遊離させた。次いで遊離オリゴヌクレオシドを8.0mLのジメチルスルホキシドに溶解後に、3.03μmol分の溶液を容量100mL、口径29mmナス型フラスコに採取し、更にそこにニトロメタン15.9μLと直径15mmの撹拌子を入れた後、口径29mmのセプタムにて蓋をして密閉した。更に系内に窒素ボンベから窒素を吹き付ける針と、吹き付けた窒素を抜くための針、更にOxygen Meterの測定用針をセプタムに突き刺し、窒素をフローすることで系内を窒素に置換し、気相中の酸素濃度を0%とした。気相中の酸素濃度は、実施例1と同様に測定することにより確認した。更にモレキュラーシーブ4Aにて脱水処理を施した1Mのフッ化テトラ-n-ブチルアンモニウム(TBAF)のジメチルスルホキシド溶液1.66mL(TBAFの量は保護基1モル当たり10.0モル)をスターラーによる攪拌下33℃でオリゴヌクレオシド溶液表面にシリンジを用いて1分以内に流入し、混合物を4時間保温することで2’-PMM保護基の脱保護を行った。粗生成物は沈殿操作により得た。収量は21.7mg、純度は60%であった。得られた粗生成物について、実施例1と同様に、オリゴヌクレオチドの純度および収量を測定した。
(実施例3)
78.20μmolのグアノシン誘導体を担持したCPGと、式(A8)、式(A9)、式(A10)、式(A11)、または式(A12)に示すアミダイトとを用いて、配列(I)の固相合成をAKTA oligopilot plus100により実施した。その後、16.46μmol分のオリゴヌクレオチドを担持したCPG担体を採取し、アンモニア水を用いてオリゴヌクレオチドを固相担体から遊離させた。次いで遊離オリゴヌクレオシドを6.6mLのジメチルスルホキシドに溶解後に、1.00μmol分の溶液を容量100mL口径29mmナス型フラスコに採取し、更にそこにニトロメタン5.3μLと直径15mmの撹拌子を入れた後、口径29mmのセプタムにて蓋をして密閉した。更に系内に窒素ボンベから窒素を吹き付ける針と、吹き付けた窒素を抜くための針、更にOxygen Meterの測定用針をセプタムに突き刺し、窒素をフローすることで系内を窒素に置換し、気相中の酸素濃度を5%とした。気相中の酸素濃度は、実施例1と同様に測定することにより確認した。更にモレキュラーシーブ4Aにて脱水処理を施した1Mのフッ化テトラ-n-ブチルアンモニウム(TBAF)のジメチルスルホキシド溶液0.56mL(TBAFの量は保護基1モル当たり10.2モル)をスターラーによる攪拌下33℃でオリゴヌクレオシド溶液表面にシリンジを用いて1分以内に流入し、混合物を4時間保温することで2’-PMM保護基の脱保護を行った。粗生成物は沈殿操作により得た。収量は7.1mg、純度は60%であった。得られた粗生成物について、実施例1と同様に、オリゴヌクレオチドの純度および収量を測定した。
(実施例4)
78.20μmolのグアノシン誘導体を担持したCPGと、式(A8)、式(A9)、式(A10)、式(A11)、または式(A12)に示すアミダイトとを用いて、配列(I)の固相合成をAKTA oligopilot plus100により実施した。その後、16.46μmol分のオリゴヌクレオチドを担持したCPG担体を採取し、アンモニア水を用いてオリゴヌクレオチドを固相担体から遊離させた。次いで遊離オリゴヌクレオシドを6.6mLのジメチルスルホキシドに溶解後に、0.98μmol分の溶液を容量100mL口径29mmナス型フラスコに採取し、更にそこにニトロメタン5.3μLと直径15mmの撹拌子を入れた後、口径29mmのセプタムにて蓋をして密閉した。更に系内に窒素ボンベから窒素を吹き付ける針と、吹き付けた窒素を抜くための針、更にOxygen Meterの測定用針をセプタムに突き刺し、窒素をフローすることで系内を窒素に置換し、気相中の酸素濃度を10%とした。気相中の酸素濃度は、実施例1と同様に測定することにより確認した。更にモレキュラーシーブ4Aにて脱水処理を施した1Mのフッ化テトラ-n-ブチルアンモニウム(TBAF)のジメチルスルホキシド溶液0.56mL(TBAFの量は保護基1モル当たり10.4モル)をスターラーによる攪拌下33℃でオリゴヌクレオシド溶液表面にシリンジを用いて1分以内に流入し、混合物を4時間保温することで2’-PMM保護基の脱保護を行った。粗生成物は沈殿操作により得た。収量は6.9mg、純度は54%であった。得られた粗生成物について、実施例1と同様に、オリゴヌクレオチドの純度および収量を測定した。
(実施例5)
78.20μmolのグアノシン誘導体を担持したCPGと、式(A8)、式(A9)、式(A10)、式(A11)、または式(A12)に示すアミダイトとを用いて、配列(I)の固相合成をAKTA oligopilot plus100により実施した。その後、16.46μmol分のオリゴヌクレオチドを担持したCPG担体を採取し、アンモニア水を用いてオリゴヌクレオチドを固相担体から遊離させた。次いで遊離オリゴヌクレオシドを6.6mLのジメチルスルホキシドに溶解後に、1.00μmol分の溶液を容量100mL口径29mmナス型フラスコに採取し、更にそこにニトロメタン5.3μLと直径15mmの撹拌子を入れた後、口径29mmのセプタムにて蓋をして密閉した。更に系内に窒素ボンベから窒素を吹き付ける針と、吹き付けた窒素を抜くための針、更にOxygen Meterの測定用針をセプタムに突き刺し、窒素をフローすることで系内を窒素に置換し、気相中の酸素濃度を15%とした。気相中の酸素濃度は、実施例1と同様に測定することにより確認した。更にモレキュラーシーブ4Aにて脱水処理を施した1Mのフッ化テトラ-n-ブチルアンモニウム(TBAF)のジメチルスルホキシド溶液0.56mL(TBAFの量は保護基1モル当たり10.2モル)をスターラーによる攪拌下33℃でオリゴヌクレオシド溶液表面にシリンジを用いて1分以内に流入し、混合物を4時間保温することで2’-PMM保護基の脱保護を行った。粗生成物は沈殿操作により得た。収量は7.1mg、純度は46%であった。得られた粗生成物について、実施例1と同様に、オリゴヌクレオチドの純度および収量を測定した。
(参考例1)
78.20μmolのグアノシン誘導体を担持したCPGと、式(A8)、式(A9)、式(A10)、式(A11)、または式(A12)に示すアミダイトとを用いて、配列(I)の固相合成をAKTA oligopilot plus100により実施した。その後、19.91μmol分を採取し、アンモニア水を用いてオリゴヌクレオチドを固相担体から遊離させた。次いで遊離オリゴヌクレオシドを8.0mLのジメチルスルホキシドに溶解後に、1.01μmol分を容量100mL口径29mmナス型フラスコに採取し、更にそこにニトロメタン5.3μLと直径15mmの撹拌子を入れた後、口径29mmのセプタムにて蓋をして密閉した。Oxygen Meterの測定用針をセプタムに突き刺し、系内気相中の酸素濃度を実施例1と同様にして測定した所、酸素濃度は21%であった。更にモレキュラーシーブ4Aにて脱水処理を施した1Mのフッ化テトラ-n-ブチルアンモニウム(TBAF)のジメチルスルホキシド溶液0.56mL(TBAFの量は保護基1モル当たり10.1モル)をスターラーによる攪拌下33℃でオリゴヌクレオシド溶液表面にシリンジを用いて1分以内に流入し、混合物を4時間保温することで2’-PMM保護基の脱保護を行った。粗生成物は沈殿操作により得た。収量は7.2mg、純度は41%であった。得られた粗生成物について、実施例1と同様に、オリゴヌクレオチドの純度および収量を測定した。
(参考例2)
78.20μmolのグアノシン誘導体を担持したCPGと、式(A8)、式(A9)、式(A10)、式(A11)、または式(A12)に示すアミダイトとを用いて、配列(I)の固相合成をAKTA oligopilot plus100により実施した。その後、16.46μmol分のオリゴヌクレオチドを担持したCPG担体を採取し、アンモニア水を用いてオリゴヌクレオチドを固相担体から遊離させた。次いで遊離オリゴヌクレオシドを6.6mLのジメチルスルホキシドに溶解後に、1.96μmol分の溶液を容量100mL口径29mmナス型フラスコに採取し、更にそこにニトロメタン10.6μLと直径15mmの撹拌子を入れた後、口径29mmのセプタムにて蓋をして密閉した。Oxygen Meterの測定用針をセプタムに突き刺し、系内気相中の酸素濃度を実施例1と同様にして測定した所、酸素濃度は21%であった。更にモレキュラーシーブ4Aにて脱水処理を施した1Mのフッ化テトラ-n-ブチルアンモニウム(TBAF)のジメチルスルホキシド溶液1.10mL(TBAFの量は保護基1モル当たり10.2モル)をスターラーによる攪拌下33℃でオリゴヌクレオシド溶液表面にKDScientific社のシリンジポンプを用いて1時間かけて滴下し、混合物を4時間保温することで2’-PMM保護基の脱保護を行った。粗生成物は沈殿操作により得た。収量は14.2mg、純度は47%であった。得られた粗生成物について、実施例1と同様に、オリゴヌクレオチドの純度および収量を測定した。
測定結果を下記表2に示す。
Figure 0007640461000037
上記表2に示す通り、明細書中に記載のオリゴヌクレオチドに含まれるリボースの水酸基の保護基の脱保護反応を、酸素濃度が15%以下の濃度の不活性ガス雰囲気下で行ったところ、酸素濃度が15%より高い濃度で行った場合と比べると、該脱保護反応が効率よく進行し、更にTBAFの添加に要する時間を30分以上にすることで更に該脱保護反応が効率よく進行し、結果、生成する脱保護されたオリゴヌクレオチドの純度が高いことが分かった。
(参考例)
PMMアミダイトの製造
1)3-ヒドロキシブタンニトリルの製造
Figure 0007640461000038
酸化プロピレン(12.4g、0.21mol)に水酸化リチウム一水和物(1.8g、42.8mmol)を加え、4℃に冷却し、トリメチルシリルシアニド(15.5g、0.15mol)をゆっくり滴下した。滴下完了し数十分経過後、内温が35℃まで上昇した。そのまま氷浴(内温5℃)で30分間、10~15℃にて1時間、更に室温(25℃)にて30分間攪拌した。反応液に水(15mL)を加え室温にて30分間攪拌した。その後、ジエチルエーテル(50mL×3回)抽出、飽和食塩水洗浄、無水硫酸ナトリウム乾燥を行い、溶媒を留去したところ、無色透明液状の粗3-ヒドロキシブタンニトリル10.6g(収率84%)を得た。
2)PMM化剤の製造
Figure 0007640461000039
ビス(メチルチオメチル)エーテル(32.41g、0.234mol、2.0eq.)をDry THF(300mL)に溶解、モレキュラーシーブス4A(32g)を加え10分間攪拌した。混合物を-50℃まで冷却し、トリフルオロメタンスルホン酸(TfOH)(0.88mL、5.85mmol、0.05eq.)とN-ヨードスクシンイミド(NIS)(31.5g、0.140mol、1.2eq.)とを添加、そこに粗3-ヒドロキシブタンニトリル(10g、0.117mol)を滴下し、-50~-45℃付近にて2時間攪拌した。反応液に飽和亜硫酸ナトリウム水溶液(150mL)、飽和炭酸水素ナトリウム(150mL)及び酢酸エチル(300mL)を加え、0~10℃で10分間攪拌した。分液後、有機層を飽和食塩水(150mL)にて洗浄し、無水硫酸マグネシウムにて乾燥後、減圧下溶媒を留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィー精製(Hexane/AcOEt=10/1~5/1、シリカ800mL)し、黄色液状物のPMM化剤を5.9g(収率28%)得た。GC/FIDにて純度分析した結果、純度97.2%であった。
PMM化剤
Figure 0007640461000040
淡黄色透明液体
1H-NMR (CDCl3): δ 4.93-4.84 (m, 2H) 4.75(s, 2H) 4.06-4.00 (m, 1H) 2.57 (t, 2H), 2.17(s, 3H) 1.35 (d, 3H)
なお、ビス(メチルチオメチル)エーテルの製造方法は、特開2016-50203号公報を参照。
3)PMM化剤の製造
Figure 0007640461000041
ビスメチルチオメチルエーテル(7.45g、53.9mmol)、モレキュラーシーブス4A(7.5g)及びTHF(111mL)を混合し、冷却後(-60~-55℃)、N-ヨードスクシンイミド(NIS)(14.4g、1.19eq)、トリフルオロメタンスルホン酸(TfOH)(143μL、0.030eq)及び3-ヒドロキシブタンニトリル(5.0g、1.09eq)を添加した。-50~-45℃にて4時間撹拌後、トリエチルアミン(5.1mL)を滴下した。反応容器を水浴に漬けて反応液を10℃付近まで昇温した後、事前に調整しておいた10℃の水溶液(チオ硫酸ナトリウム5水和物21.8gと重曹7.7gと水165mL)に反応液を注いだ。酢酸エチル(50mL)を加えて、10~15℃にて30分間撹拌し、セライト(7.5g)でろ過後分液し、有機層を飽和食塩水(30mL)にて洗浄、硫酸マグネシウム(3.8g)で乾燥、ロータリーエバポレーターで濃縮し、11.5gの粗生成物(11.5g,GC純度49.8%)を得た。シリカゲルカラム(シリカゲル300mL、ヘキサン/酢酸エチル=10/1)を用いて精製し、3-((メチルチオメトキシ)メトキシ)ブタンニトリル(淡黄色透明液体、5.32g、収率56%、純度99.5%)を得た。
4)アミダイトの製造
核酸塩基部分がウラシルであるPMMアミダイトUの製造例を以下に示す。ウラシル以外の核酸塩基を有するPMMアミダイトについても同様の方法で製造することができる。
Figure 0007640461000042
TIPS-U(20.0g)、THF(40ml)及びトルエン(60ml)を容器に仕込み、74mlまで濃縮して脱水した。反応液を-50℃まで冷却し、PMM化剤(10.80g)、TfOH(12.48g)、及びNIS(12.4g)/THF(26ml)溶液を滴下した。-50℃で2時間撹拌後、反応液を氷冷した炭酸水素ナトリウム(7.0g)・チオ硫酸ナトリウム(20.0g)/水(130ml)溶液へ注加し、室温にて分液した。その後、炭酸水素ナトリウム(3.5g)・チオ硫酸ナトリウム(10.0g)/水(65ml)溶液で洗浄した。有機層を濃縮し、目的化合物を含む粗生成物を得た。Exact Mass:613.3、Actual Mass:612.3(ESI(-))
Figure 0007640461000043
前記の粗PMM-U-1をアセトン(40mL)に溶解させ、トリエチルアミン 三フッ化水素酸塩(7.28g)を加え20℃で18時間撹拌した。反応液をtert-ブチルメチルエーテル(200ml)に注加し、30分撹拌した。反応液を濾過し、ろ紙上に残った固体をtert-ブチルメチルエーテル(40ml)で洗い、得られた沈殿物をろ取し、減圧乾燥し、目的化合物を含む粗生成物(14.56g)を得た。Exact Mass:371.1、Actual Mass:370.2(ESI(-))
Figure 0007640461000044
前記の粗PMM-U-2(14.5g)、ピリジン(72.5ml)、アセトニトリル(29ml)及びトルエン(72.5ml)を仕込み、氷冷した。該混合物に、4,4’-ジメトキシトリチルクロライド(15.86g)を加え、室温で4時間撹拌した。その後、メタノール(7.2ml)及びトルエン(29ml)を加え、5%炭酸水素ナトリウム水溶液(43.5ml)で2回、10%塩化ナトリウム水溶液(43.5ml)で1回洗浄した。その後、有機層を濃縮した。濃縮物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、目的物(21.12g)を得た。Exact Mass:673.3、Actual Mass:672.3(ESI(-))
Figure 0007640461000045
PMM-U-3(20.0g)、アセトニトリル(60ml)、ジイソプロピルアンモニウムテトラゾリド(5.88g)、及び2-シアノエチル-N,N,N’,N’-テトライソプロピルホスホロジアミダイト(10.75g)を仕込み、35℃で4時間撹拌した。反応液に、トルエン(200ml)を加え、5%炭酸水素ナトリウム水溶液(100ml)で1回、50%DMF水溶液(200ml)で5回、水(100ml)で2回、10%塩化ナトリウム水溶液(100ml)で1回洗浄した。その後、有機層を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、目的物(22.72g)を得た。
本発明は、効率的な核酸オリゴマーの製造方法を提供する。核酸オリゴマーの製造方法に従って製造される核酸オリゴマーの純度向上が期待できる。
配列表の配列番号1~13は、本発明の製造方法に従って製造されるオリゴヌクレオチドの塩基配列を表す。

Claims (19)

  1. 酸素濃度が15%以下の不活性ガス雰囲気下で、式(3):
    Figure 0007640461000046
    (式中、
    は、水素原子または水酸基の保護基を表し、保護基を表す場合は以下の基を表し、
    Figure 0007640461000047
    (式中、R 、R 及びR は同一又は相異なって水素又はアルコキシ基を表す。)
    は、アンモニウムイオン、アルキルアンモニウムイオン、アルカリ金属イオン、水素イオンまたはヒドロキシアルキルアンモニウムイオンを表し、
    は、それぞれ独立して同一又は相異なる核酸塩基を表し、
    Rは、それぞれ独立して同一又は相異なって、水素原子、フッ素原子またはOQ基を表し、
    Qは、それぞれ独立して同一又は相異なって、tert-ブチルジメチルシリル基、メチル基、2-メトキシエチル基、リボースの4’位の炭素原子と結合しているメチレン基、リボースの4’位の炭素原子と結合しているエチレン基、リボースの4’位の炭素原子と結合しているエチリデン基、または式(1):
    Figure 0007640461000048
    (式中、
    およびRは同一又は相異なって、メチル基、エチル基または水素原子を表し、
    *印のついた結合は、OQ基の酸素原子との結合であることを表し、
    nは1~5の何れかの整数を表す。
    ただしRおよびRが同時に水素原子を表すことはない。)
    の保護基を表し、
    Yは、それぞれ独立して同一又は相異なって、酸素原子または硫黄原子を表し、
    mは、2以上200までの何れかの整数を表し、
    WおよびXは、下記の(a)または(b)のいずれかで定義され、
    (a)Wが水酸基であるときは、Xは前記R基と同じ定義である。
    (b)Xが水酸基であるときは、WはOV基を表し、
    Vは、tert-ブチルジメチルシリル基、または前記式(1)の基を表す。
    ただし、前記R、WおよびXのうち少なくとも一つの基は、前記式(1)の保護基で保護された水酸基を表す。そして
    mが3以上の整数のとき、式(3)で示される核酸オリゴマーは、それぞれの5’末端と3’末端のヌクレオチドの間のp個(ただし、pは、式:m-1>pを満たす正の整数である。)のヌクレオチドの代わりに、非ヌクレオチドリンカーが組み込まれていてもよい核酸オリゴマーである。)
    で示される核酸オリゴマーを、フッ化物イオンと接触させることを特徴とする、式(4):
    Figure 0007640461000049
    (式中、
    R’は、それぞれ独立して同一又は相異なって、水酸基、水素原子、フッ素原子、メトキシ基、2-メトキシエチル基、またはOQ’基を表し、
    Q’は、それぞれ独立して同一又は相異なって、リボースの4’位の炭素原子と結合しているメチレン基、4’位の炭素原子と結合しているエチレン基、または4’位の炭素原子と結合しているエチリデン基を表し、
    式(4)の置換基G、G、Y、Bおよびmの定義は、前記式(3)における定義と同じであり、
    は、水酸基であり、
    は、前記R’基と同じ定義である。
    そして、mが3以上の整数のとき、式(4)で示される核酸オリゴマーは、それぞれの5’末端と3’末端のヌクレオチドの間のp個(ただし、pは、式:m-1>pを満たす正の整数である。)のヌクレオチドの代わりに、非ヌクレオチドリンカーが組み込まれていてもよい核酸オリゴマーである。)
    で示される核酸オリゴマーの製造方法であって、
    該フッ化物イオンのフッ化物イオン源が、フッ化テトラアルキルアンモニウムであり、
    該非ヌクレオチドリンカーが、アミノ酸骨格からなるリンカーであり、
    該アミノ酸骨格からなるリンカーが、下記式(A14-1)、式(A14-2)または式(A14-3)の構造を有するリンカーである、方法
    Figure 0007640461000050
    (式中、5’および3’は、核酸オリゴマーの5’末端側および3’末端側をそれぞれ示す。)
  2. Wが水酸基であり、XがR基であり、Wが水酸基であり、そしてXがR’基である、請求項に記載の製造方法。
  3. フッ化テトラアルキルアンモニウムが、フッ化テトラ-n-ブチルアンモニウム(TBAF)である、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 酸素濃度が10%以下の不活性ガス雰囲気下で反応を行う、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  5. 酸素濃度が5%以下の不活性ガス雰囲気下で反応を行う、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  6. 酸素濃度が0%の不活性ガス雰囲気下で反応を行う、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  7. 式(3)で示される核酸オリゴマーにフッ化物イオンの全量を添加するために要する時間が30分以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  8. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が5%以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  9. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が10%以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  10. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が20%以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  11. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が30%以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  12. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が40%以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  13. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が50%以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  14. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が60%以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  15. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が70%以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  16. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が80%以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  17. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が90%以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  18. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が95%以上である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
  19. 式(3)で示される核酸オリゴマーのR、WおよびXのうち、前記式(1)の保護基の割合が100%である、請求項1~の何れか1項に記載の製造方法。
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