JP7645618B2 - カウンターの天板構造 - Google Patents

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本開示は、カウンターの天板構造に関する。
大理石等のセラミック製の天板は高い意匠性を備え、住宅や店舗に備え付けられるキッチンカウンターや洗面化粧台等の天板として広く使用されている。一般に、セラミック製の天板の裏面には、天板の補強を目的として、補強材が配置されることも多い。補強材は例えばアルミで構成され、天板を裏側から支持することにより、天板の耐衝撃性を向上させることができる。
セラミック製の天板を有するカウンターは、さらなる意匠性の向上のため、天板に加えて前框部分もセラミック材で構成されるものも広く使用されている。特許文献1には、セラミック材で構成される框材と、アルミ製の框補強部材を有する天板構造が開示されている。これにより、カウンターを側方から見た際の意匠性が向上するとともに、天板と框の耐衝撃性を確保している。
特開2018-023659号公報
しかしながら、特許文献1に開示される框材は、セラミックの一部が側面において露出している状態である。したがって、框材のセラミック露出部分については、依然として框材の耐衝撃性が低い。
さらに、一般にセラミック材は重く、輸送や施工の際に作業者の負担が大きいため、セラミック製天板部材は軽量化が望まれている。框材をセラミック材で構成した場合には、必然的に重量化の原因となってしまう。
本開示は、セラミック製の天板と、前記天板の裏面に配置されるとともにアルミ形材で構成され、カウンターの側面の一部を構成する框材と、を有し、前記框材の側面部分は、セラミック調に化粧されている、カウンターの天板構造を提供する。
本開示の第1実施形態に係るカウンターの斜視図である。 本開示の第1実施形態に係る天板部材を示す図である。 本開示の第1実施形態に係るカウンターの断面図である。 本開示の第1実施形態に係る框材の結合用部材を示す図である。 本開示の第1実施形態に係る框材の取付構造を示す図である。 本開示の第2実施形態に係るカウンターの断面図である。
<第1実施形態>
本開示の第1実施形態に係るカウンター100は、建物の壁面に接続しないアイランドキッチンカウンターであり、図1に示すように、天板部材1と、シンク2と、キャビネット3と、を有して構成される。天板部材1は、セラミック材で構成される天板11を有し、シンク2の形成位置に対応して開口部10を有する。
天板部材1は、天板11と、框材12と、化粧層13と、軽量補強材14と、を有して構成され、開口部10をシンク2の形成位置に対応させるとともに、キャビネット3の上部に載置されて固定される。
天板11はセラミック製であり、例えば大理石で構成される。これにより、高級感を感じさせる高い意匠性を有する。また、天板11は表面に撥水加工がなされていてもよく、汚れを流しやすくなるため水回りの清潔性が向上する。
框材12はアルミ形材で構成されるとともに、図3に示すように、カウンター100の側面の一部を構成するように、天板11の裏面に固定される。本実施形態においては、カウンター100はアイランドキッチンカウンターであり、框材12はカウンター100の四方に一周にわたって配置される。框材12は、内部に中空構造を有して構成される。これにより、框材12が高い耐衝撃性を有するとともに、天板部材1を軽量に構成し、施工時の作業者の負担を軽減することができる。
化粧層13は、框材12の側面等の露出部分に形成され、框材12の露出部分をセラミック調に化粧する。框材12の意匠性を向上させる。化粧層13を形成する手段は特に限定されない。例えば、化粧層13は化粧シートを張り付けることや、框材12に塗装することによって形成される。
特に、化粧層13の形成は、框材12の表面にインクジェット印刷によって形成されることが好ましい。これにより、アルミ形材で構成される框材12であってもセラミック調の意匠を高い精度で再現できるため、化粧された框材12が天板11と一体に調和して、高い意匠性を有する天板部材1を形成することができる。
軽量補強材14は、天板11の裏面に接して配置され、セラミック製の天板11の表面側からの衝撃や荷重に対して、天板11を補強する。軽量補強材14を構成する物質は特に限定されない。軽量補強材14は、一般に使用される合板が使用可能なほか、天板部材1の軽量化の観点から、例えばガラス繊維や樹脂などによって構成される2の表面層の間に軽量発泡材を配置した軽量ボードを使用することができる。軽量発泡材は、例えばポリスチレンやポリエチレンテレフタレート(PET)などを使用することができる。本実施形態において軽量補強材14は、ポリスチレンで構成される軽量発泡材を使用した発泡補強材である。
天板11と軽量補強材14は、例えば接着剤によって接着される。両者を適切に接着することにより、天板11の耐衝撃性がさらに向上する。接着剤としては例えば、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、シリコン系接着剤、ホットメルト接着剤等を用いることができる。
シンク2は、ステンレスなどの金属やセラミックなどで構成され、天板11と調和する意匠を有することが好ましい。シンク2は、槽部分と、給水流路と接続する給水蛇口(不図示)と、排水流路と接続する排水口と、を有する。給排水流路は、キャビネット3内部を通過して構成される(不図示)。
キャビネット3は、調理器具等の収納スペースとして使用される収納空間32を有するカウンター100の本体部分であり、複数の収納扉31を有して構成される。収納扉31は、例えば片開きのドアであってもよいし、引き出しであってもよい。
図3に示すように、収納扉31の側面部分は、框材12の側面部分または天板11の側端部よりも内側にあることが好ましい。これにより、上方からカウンター100の側面を液滴が伝ってキャビネット3に侵入することを防ぎ、キャビネット3を清潔に使用することができる。
上述のように、本実施形態のカウンター100はアイランドキッチンカウンターであり、框材12はカウンター100の四方に一周にわたって配置される。すなわち、中空構造を有して延びる直方体状の4つの框材12が、それぞれカウンター100の四辺の裏側に固定される。4つの框材12は、カウンター100の四隅において、図4に示す結合用部材15によって連結される。
結合用部材15は、アルミ等で構成される略L字状の部材である。結合用部材15は、略L字形状に構成され、2つの框材12の中空部分に挿入される本体部151と、非挿入部本体部151に形成されて、框材12への挿入後にねじ留めされる孔部152と、L字の出隅に形成される切り欠き部153と、切り欠き部153に配置される隅部材154と、を有して構成される。
図5に示すように、結合用部材15の本体部151が、2つの框材12の中空部分にそれぞれ挿入されることで、2つの框材12が連結される。図5において2つの框材12は、接合端部が内側に45度に傾斜して構成される。これにより、本体部151を全て覆い隠すことができ、天板部材1の意匠性が向上する。本体部151の出隅の切り欠き部153には、天板11の隅に対応する曲率を有する隅部材154が配置される。これにより、框材12の結合部分においても、天板11と統一感のある曲線の意匠を再現することができ、天板部材1の意匠性が向上する。
隅部材154は、本体部151と別で製造されて後から取り付けられてもよいし、本体部151と初めから一体に成形されていてもよい。本実施形態において隅部材154は本体部151と別で製造され、本体部151を2つの框材12の中空部分にそれぞれ挿入してねじ留めした後、切り欠き部153に接着剤等で接合される。これにより、使用する天板11の隅の形状に応じた曲率を有する隅部材154を選択して適用することができる。
本体部151と初めから一体に成形する場合でも、使用する予定の天板11の形状に応じた曲率に成形すればよい。
さらに、隅部材154にも、露出部分にセラミック調の化粧が施されていてもよい。これにより、化粧された隅部材154が天板11および框材12と一体に調和して、より高い意匠性を有する天板部材1を形成することができる。
以上、本開示の第1実施形態に係るカウンター100について説明した。本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態のカウンター100の天板構造は、セラミック製の天板1と、天板1の裏面に配置されるとともにアルミ形材で構成され、カウンターの側面の一部を構成する框材12と、を有し、框材12の露出部分は、セラミック調の化粧層13で化粧されている。これにより、框材12が高い耐衝撃性を有するとともに、化粧された框材12が天板11と一体に調和して、高い意匠性を有する天板部材1を形成することができる。
前記化粧は、インクジェット印刷されたものである。これにより、アルミ形材で構成される框材12であっても表面にセラミック調の意匠を高い精度で再現できる。
前記アルミ形材は、中空構造を有する。これにより、天板部材1を軽量に構成し、施工時の作業者の負担を軽減することができる。
天板11の裏面に、発泡材を有して構成される補強材を有する。これにより、天板部材1をより軽量化することができる。
<第2実施形態>
次に、本開示の第2実施形態に係るカウンター200について説明する。本実施形態のカウンター200は、第1実施形態に係るカウンター100と比較して、天板及び框材の構成が異なる。
図6に示すように、本実施形態に係る天板111は側端部に、框材112は上部に、それぞれ傾斜面部117,118を有する。傾斜面部117,118はいずれも、内側すなわち天板111および框材112の露出しない面側に向けて45°下り傾斜している。天板111と框材112は、それぞれ傾斜面部117,118において直角に突き合わされる。
天板111と框材112が傾斜面部117,118で直角に突き合わされることで、両部材が直角の形成に寄与することができる。すなわち、一方の部材が勝ち側とならずに、角部に接合の継ぎ目を配置することができる。これにより、側面視や上面視において継ぎ目が視認されにくく、カウンター200の意匠性が向上する。傾斜面部117,118の傾斜角は、合計して90°であればよい。
併せて、上面または側面に継ぎ目が配置されないことで、上面および側面をともに段差のないフラットな表面状態に仕上げることが可能になり、よりすっきりとした意匠性を有するカウンター200を提供することができる。
天板111と框材112の接合には、天板111を構成するセラミックの意匠および框材112に印刷された化粧層13の意匠に対応して、セラミック調に着色された接着剤116を使用することが好ましい。これにより、継ぎ目における両部材の隙間に、両部材と似た色調の接着剤116が配置されることで、継ぎ目がより視認されづらくなり、カウンター200の意匠性がさらに向上する。
本開示の第2実施形態に係るカウンター200の天板構造によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態のカウンター200の天板構造は、天板111と框材112は、それぞれの接合面117,118において直角に突き合わされて接合され、天板111と框材112のそれぞれの接合面117,118はともに、内側に向けて下り傾斜する傾斜面であり、それぞれの接合面117,118は、セラミック調に着色された接着剤116で接合される。これにより、天板111と框材112の継ぎ目が角部に形成され、さらに両部材と似た色調の接着剤116により継ぎ目の隙間を埋められるため、継ぎ目が視認されにくく、カウンター200の意匠性が向上する。さらに、上面および側面をともに段差のないフラットな表面状態に仕上げることが可能になり、よりすっきりとした意匠性を有するカウンター200を提供することができる。
以上、本開示のカウンターの天板構造の実施形態について説明した。本開示のカウンターの天板構造は、上記の実施形態に限定されない。例えば、カウンターはガス又はIHコンロを有していてもよいし、あるいは一部の面が壁面に接していてもよい。さらに、本開示のカウンターは洗面台やエントランスホールに使用されてもよく、キッチンカウンターに限定されない。
100,200…カウンター、1,101…天板部材、10…開口部、11,111…天板、12,112…框材、13,113…化粧層、14,114…軽量補強材、15…結合用部材、151…本体部、152…孔部、153…切り欠き部、154、隅部材、116…接着剤、117,118…傾斜面部、2…シンク、3…キャビネット、31,131…扉、32,132…収納空間

Claims (5)

  1. キャビネットの上部に配置されるセラミック製の天板と、
    前記天板の裏面に配置されるとともに中空構造を有するアルミ形材で構成され、カウンターの側面の一部を構成する框材と、を有し、
    前記框材の露出部分は、セラミック調に化粧されており、
    前記框材の下端部は、前記キャビネットの前面に設けられる扉よりも前記カウンターの外縁側に位置し、
    前記天板の裏面部に、発泡材を有して構成される補強材を有し、
    前記天板と前記補強材は接着剤によって接着される、カウンターの天板構造。
  2. 前記化粧は、インクジェット印刷されたものである、請求項1に記載のカウンターの天板構造。
  3. 前記発泡材は、2枚の表面層の間に軽量発泡材を配置して形成される、請求項1又は2に記載のカウンターの天板構造。
  4. 前記框材は、長尺の略直方体形状を有し、
    前記露出部分のうち、使用時に前面側に位置する面に化粧層が配置される、請求項1~3のいずれか1項に記載のカウンターの天板構造。
  5. 前記框材は、前記カウンターの一の辺と、前記一の辺に交差する方向に延びる他の辺に沿って配置される2つの前記框材の中空部に挿入される略L字状の結合用部材により結合される、請求項1~4のいずれか1項に記載のカウンターの天板構造。
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