JP7650667B2 - 粒状体検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、粒状体検査装置に関する。
特許文献1には、粒状体選別装置が記載されている。この装置では、移送手段(振動フィーダ、シュータ等)が米粒を一層状態で且つ横幅方向に複数列に広がる状態で計測対象箇所を通過させる。計測対象箇所からの光が、複数の単位受光部(画素)を備えた受光装置に入射する。各単位受光部の出力に基づいて、米粒が不良であるか否かの判定が行われる。不良であると判定された米粒は、計測対象箇所の下流の分離箇所において、エアー吹き付け装置により他の米粒と分離される。
特許文献1の粒状体選別装置は、供給用揚送搬送装置、移送手段、受光装置、及びエアー吹き付け装置を1つずつ備える。供給用揚送搬送装置から移送手段に米粒が供給される。
特開2012-250193号公報
処理能力(単位時間あたりに処理可能な粒状体の量)を増大させるために、粒状体検査装置に、粒状体を検査して不良品を検出する複数の検査ユニットを備えさせることが考えられる。この場合、粒状体検査装置へ投入された粒状体を、複数の検査ユニットへ分配する。そして、分配された粒状体を、それぞれの検査ユニットが検査する。それぞれの検査ユニットが検査する粒状体の不良率(含まれる不良品の割合)は原理的に同じであるから、検査ユニットを作動させたときの選別感度(単位時間あたりの不良品の検出数)は、複数の検査ユニットの間で同じであると好ましい。
しかし、検査ユニットの個体差(例えば、受光装置の感度の個体差、照明の明るさの個体差、振動フィーダの振動強度の個体差など)により、各検査ユニットの選別感度が異なってしまう可能性がある。その場合、検査の母集団(粒状体検査装置へ投入された1群の粒状体)は同一であるにもかかわらず、1つの検査ユニットで不良品と判定される粒状体の数と、別の検査ユニットで不良品と判定される粒状体の数と、が異なる事態となる。この場合、いずれかの検査ユニットで良品が不良品として検出されているか(選別感度が不当に高い)、不良品が検出されず良品として扱われているか(選別感度が不当に低い)、のいずれかである。何れの場合であっても、粒状体検査装置として適切な検査性能が発揮できているとはいえない。
このような課題は、特許文献1の粒状体選別装置のように、供給用揚送搬送装置、移送手段、受光装置、及びエアー吹き付け装置を1つずつ備える装置においては生じ得ない。
本発明の目的は、複数の検査ユニットを備える粒状体検査装置において適切な検査性能を実現する手段を提供することにある。
上述した課題を解決する手段として、本発明の粒状体検査装置は、粒状体を検査して不良品を検出する複数の検査ユニットと、複数の前記検査ユニットのうちの1つである基準ユニットにおける単位時間あたりの不良品の検出数である選別感度と、その余の前記検査ユニットである被調整ユニットにおける前記選別感度と、の差が小さくなるように、前記被調整ユニットの動作パラメータを変更する変更部と、を備えることを特徴とする。
本構成によれば、基準ユニットにおける選別感度と被調整ユニットにおける選別感度との差が小さくなるように被調整ユニットの動作パラメータが変更されるので、複数の検査ユニットの選別感度の差異が小さくなり、複数の検査ユニットを備える粒状体検査装置において適切な検査性能を実現することができる。
本発明において、前記検査ユニットは、検査領域へ前記粒状体を送出する送出装置と、前記検査領域からの光を検知するセンサと、前記センサの出力に基づいて前記粒状体の不良品を検出する検出装置と、を備え、前記送出装置は、前記被調整ユニットの動作パラメータとしての設定送出量に基づいて、前記粒状体の送出量を制御し、前記変更部は、前記被調整ユニットにおける前記選別感度が前記基準ユニットにおける前記選別感度よりも小さい場合に、当該被調整ユニットにおける前記設定送出量を増加させると好適である。
本構成によれば、被調整ユニットにおける選別感度が基準ユニットにおける選別感度よりも小さい場合に、当該被調整ユニットにおける設定送出量が増加する。これにより、当該被調整ユニットにおける選別感度が増加するので、複数の検査ユニットの選別感度の差異が小さくなり、複数の検査ユニットを備える粒状体検査装置において適切な検査性能を実現することができる。
本発明において、前記変更部は、前記被調整ユニットにおける前記選別感度が前記基準ユニットにおける前記選別感度よりも大きい場合に、当該被調整ユニットにおける前記設定送出量を減少させると好適である。
本構成によれば、被調整ユニットにおける選別感度が基準ユニットにおける選別感度よりも大きい場合に、当該被調整ユニットにおける設定送出量が減少する。これにより、当該被調整ユニットにおける選別感度が減少するので、複数の検査ユニットの選別感度の差異が小さくなり、複数の検査ユニットを備える粒状体検査装置において適切な検査性能を実現することができる。
本発明において、前記検査ユニットは、検査領域へ前記粒状体を送出する送出装置と、前記検査領域からの光を検知するセンサと、前記センサの出力に基づいて前記粒状体の不良品を検出する検出装置と、を備え、前記検出装置は、前記被調整ユニットの動作パラメータとしての選別閾値に基づき、前記センサが検出する光の強度が前記選別閾値よりも低い場合に前記粒状体を不良品として検出し、前記変更部は、前記被調整ユニットにおける前記選別感度が前記基準ユニットにおける前記選別感度よりも小さい場合に、当該被調整ユニットにおける前記選別閾値を高くすると好適である。
本構成によれば、被調整ユニットにおける選別感度が基準ユニットにおける選別感度よりも小さい場合に、当該被調整ユニットにおける選別閾値が高くなる。これにより、当該被調整ユニットにおける選別感度が増加するので、複数の検査ユニットの選別感度の差異が小さくなり、複数の検査ユニットを備える粒状体検査装置において適切な検査性能を実現することができる。
本発明において、前記変更部は、前記被調整ユニットにおける前記選別感度が前記基準ユニットにおける前記選別感度よりも大きい場合に、当該被調整ユニットにおける前記選別閾値を低くすると好適である。
本構成によれば、被調整ユニットにおける選別感度が基準ユニットにおける選別感度よりも大きい場合に、当該被調整ユニットにおける選別閾値が低くなる。これにより、当該被調整ユニットにおける選別感度が減少するので、複数の検査ユニットの選別感度の差異が小さくなり、複数の検査ユニットを備える粒状体検査装置において適切な検査性能を実現することができる。
本発明において、前記検査ユニットは、前記検査領域へ前記粒状体を送出する送出装置と、前記検査領域からの光を検知するセンサと、前記センサの出力に基づいて前記粒状体の不良品を検出する検出装置と、前記検査領域を照明する照明装置と、を備え、前記変更部は、前記基準ユニットにおける前記選別感度と前記被調整ユニットの前記選別感度との差に基づいて、前記被調整ユニットの動作パラメータとしての前記照明装置の発光強度を変更すると好適である。
本構成によれば、基準ユニットにおける選別感度と被調整ユニットの選別感度との差に基づいて被調整ユニットの動作パラメータとしての照明装置の発光強度が変更されるので、被調整ユニットにおける発光強度が適切なものとなる。従って、複数の検査ユニットの選別感度の差異が小さくなり、複数の検査ユニットを備える粒状体検査装置において適切な検査性能を実現することができる。
本発明において、前記検査ユニットは、前記検査領域へ前記粒状体を送出する送出装置と、前記検査領域からの光を検知するセンサと、前記センサの出力に基づいて前記粒状体の不良品を検出する検出装置と、を備え、前記変更部は、前記基準ユニットにおける前記選別感度と前記被調整ユニットの前記選別感度との差に基づいて、前記被調整ユニットの動作パラメータとしての前記センサの感度を変更すると好適である。
本構成によれば、基準ユニットにおける選別感度と被調整ユニットの選別感度との差に基づいて被調整ユニットの動作パラメータとしてのセンサの感度が変更されるので、被調整ユニットにおけるセンサの感度が適切なものとなる。従って、複数の検査ユニットの選別感度の差異が小さくなり、複数の検査ユニットを備える粒状体検査装置において適切な検査性能を実現することができる。
本発明において、前記変更部は、前記検出装置の動作パラメータよりも前記送出装置の動作パラメータを優先して変更すると好適である。
本構成によれば、検出装置の動作パラメータよりも送出装置の動作パラメータが優先して変更されるので、複数の検査ユニットの選別感度の差異が小さくなり易い。従って、複数の検査ユニットを備える粒状体検査装置において適切な検査性能を実現し易くなる。
本発明において、前記変更部は、所定の期間における前記選別感度の時間平均を前記基準ユニット及び前記被調整ユニットの夫々について算出し、それらの差が小さくなるように前記被調整ユニットの動作パラメータを変更すると好適である。
本構成によれば、所定の期間における選別感度の時間平均が基準ユニット及び被調整ユニットの夫々について算出され、それらの差が小さくなるように被調整ユニットの動作パラメータが変更される。これにより、突発的・偶発的な選別感度の変化による悪影響が抑制されて、複数の検査ユニットを備える粒状体検査装置において適切な検査性能を実現し易くなる。
粒状体検査装置の右側面図である。 粒状体検査装置の正面図である。 検査ユニットの要部を示す右側面図である。 粒状体検査装置の制御系を示す機能ブロック図である。 粒状体検査装置で行われる光学的検査の概要を示す図である。 センサの出力の一例を示す図である。 動作パラメータ変更処理のフローチャートである。 感度設定処理のフローチャートである。
以下、本発明に係る粒状体検査装置の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、本発明は、以下の実施形態に限定されることなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。各図に符号(FR)で示す方向が装置前側、符号(BK)で示す方向が装置後側、符号(LH)で示す方向が装置左側、符号(RH)で示す方向が装置右側、符号(UP)で示す方向が上側、符号(DW)で示す方向が下側である。
粒状体検査装置は、投入される粒状体が正常品であるか不良品であるかを光学的に検査し、正常品と不良品とを選別して排出する装置である。本実施形態では、粒状体は、玄米や白米などの穀粒である。粒状体は樹脂ペレット等であってもよい。
図1、図2に示されるように、粒状体検査装置は、投入ホッパ1、第1揚送コンベア2、貯留ホッパ3、検査ユニット4、第2揚送コンベア5、操作表示装置6、制御装置7(図4)、及び報知装置8(図4)を備えている。
投入ホッパ1は、装置後部の下部に設けられ、検査される粒状体を受け入れる。
第1揚送コンベア2は、装置後部の左右中央に設けられ、投入ホッパ1に投入された粒状体を上方に搬送し、貯留ホッパ3へ投入する。
貯留ホッパ3は、第1揚送コンベア2から投入された粒状体を貯留すると共に、検査ユニット4へ粒状体を供給する。
検査ユニット4は、貯留ホッパ3から供給された粒状体を検査し、不良品を検出して、粒状体を正常品と不良品とに選別して排出する。本実施形態では、粒状体検査装置は、左検査ユニット4L及び右検査ユニット4Rを備える。
第2揚送コンベア5は、装置後部の左側部分に設けられ、検査ユニット4から正常品として排出された粒状体を上方に搬送し、装置外部へ排出する。
操作表示装置6は、装置前部の中央部に設けられている。操作表示装置6は、オペレータからの人為操作を受け付けて、制御装置7へ送信する。また、操作表示装置6は、制御装置7に制御されて各種の画面を表示する。本実施形態では、操作表示装置6は、タッチパネル付き液晶ディスプレイである。操作表示装置6が、押しボタンと液晶ディスプレイとを組み合わせた装置であってもよい。
制御装置7は、粒状体検査装置の全体の動作を制御する。
報知装置8は、制御装置7に制御されてオペレータへ装置の異常等の報知を行う。報知装置8は、例えば、ブザー、スピーカー、ランプ、情報表示装置である。操作表示装置6が、報知装置8を兼ねてもよい。
〔検査ユニット〕
図3を参照しながら、検査ユニット4の構成及び動作の概要について説明する。なお、左検査ユニット4L及び右検査ユニット4Rは同じ構成を備え同じ動作を行う。以下、図3に示されるように、粒状体の移動方向をZ方向、粒状体の移動方向の上流側をZ1側、粒状体の移動方向の下流側をZ2側、装置左右方向に直交する面内におけるZ方向に直交する方向をY方向、Y方向における装置前側をY1側、Y方向における装置後側をY2側、と称する。
検査対象の粒状体が、シュータ12からZ2側へ落下し、検査領域IAへ送り出される。検査領域IAは、照明装置21により照明されている。検査領域IAからの光が、前カメラ22A、後カメラ22B、及び透過カメラ22Cに入射し、前センサ23A、後センサ23B、透過センサ23Cにより検出される(以下、前カメラ22A、後カメラ22B、及び透過カメラ22Cを「カメラ22」と総称する。前センサ23A、後センサ23B、透過センサ23Cを「センサ23」と総称する。)。
詳しくは、粒状体のY1側で反射した光が、前カメラ22Aへ入射して、前センサ23Aにより検出される。粒状体のY2側で反射した光が、後カメラ22Bへ入射して、後センサ23Bにより検出される。粒状体をY1側からY2側へ透過した光が、透過カメラ22Cへ入射して、透過センサ23Cにより検出される。
センサ23の出力は、制御装置7に送信される。制御装置7は、センサ23の出力に基づいて粒状体が正常品であるか不良品であるかを判定する。制御装置7は、不良品と判定された粒状体が空気吹き付け装置31の正面まで落下したタイミングで空気吹き付け装置31を作動させる。空気を吹き付けられた粒状体は、Y1側へ押されて、不良品回収部41へ落下する。その他の粒状体は、正常品回収部42へ落下する。
〔検査ユニットの構成〕
検査ユニット4は、送出装置10、検出装置20、及び排除装置30を備える。上述の通り、左検査ユニット4L及び右検査ユニット4Rは同様の構成を有する。
送出装置10は、検査領域IAへ粒状体を複数並列(装置左右方向、図3の紙面直交方向)で送り出す装置である。送出装置10は、振動フィーダ11、及びシュータ12を備える。
振動フィーダ11は、貯留ホッパ3から流下した粒状体をトラフ11aで受け止めて、トラフ11aを振動させて粒状体をシュータ12へ送り出す。振動フィーダ11の動作は、制御装置7に制御される。
シュータ12は、板状の部材である。シュータ12の上面には、複数の直線上の溝が左右方向に平行に並ぶ状態で形成されている。溝の幅は、粒状体が1列に並んで流下可能な大きさに設定されている。振動フィーダ11のトラフ11aからシュータ12へ落下した粒状体は、シュータ12の溝に案内されて、シュータ12の上を複数並列で流下し、検査領域IAへ送り出される。
検出装置20は、検査領域IAからの光を検出する装置であって、上述の照明装置21、カメラ22、センサ23、及びミラー24を備える。
照明装置21は、背景部材21A、21B、21C、及び照明ユニット21D、21E、21F、21Gを備えている。
背景部材21A、21B、21Cは、非図示の発光装置からの光を導いて検査領域IAを照明する部材である。背景部材21A、21B、21Cは、検査領域IAからカメラ22へ届く光において粒状体の背景として機能する。背景部材21A、21B、21Cの光源となる発光装置は、検査領域IAへの照明が適切な強度となるように、制御装置7により制御される。
照明ユニット21D、21E、21F、21Gは、制御装置7により発光強度が制御されるLEDパッケージを備え、検査領域IAを照明する。照明ユニット21D、21Eは、検査領域IAに対してY1側に配置され、検査領域IAをY1側から照明する。照明ユニット21F、21Gは、検査領域IAに対してY2側に配置され、検査領域IAをY2側から照明する。
前カメラ22Aは、前レンズ装置25Aを備える。前センサ23Aが、前カメラ22Aの内部に配置される。前カメラ22Aの光軸26Aが図3に示されている。粒状体のY1側の面で反射した光、及び背景部材21Aから放射された光が、検査領域IAからY1側へ放射される。その光は、ミラー24で反射されて、前レンズ装置25Aにより収束され、前センサ23Aに照射される。すなわち、前カメラ22Aの前センサ23Aは、粒状体のY1側の面で反射した光、及び背景部材21Aから放射された光を検出する。
後カメラ22Bは、後レンズ装置25Bを備える。後センサ23Bが、後カメラ22Bの内部に配置される。後カメラ22Bの光軸26Bが図3に示されている。粒状体のY2側の面で反射した光、及び背景部材21Bから放射された光が、検査領域IAからY2側へ放射される。その光は、ミラー24で反射されて、後レンズ装置25Bにより収束され、後センサ23Bに照射される。すなわち、後カメラ22Bの後センサ23Bは、粒状体のY2側の面で反射した光、及び背景部材21Bから放射された光を検出する。
透過カメラ22Cは、透過レンズ装置25Cを備える。透過センサ23Cが、透過カメラ22Cの内部に配置される。透過カメラ22Cの光軸26Cが図3に示されている。粒状体をY1側からY2側へ透過した光、及び背景部材21Cから放射された光が、検査領域IAからY2側へ放射される。その光は、ミラー24で反射されて、透過レンズ装置25Cにより収束され、透過センサ23Cに照射される。すなわち、透過カメラ22Cの透過センサ23Cは、粒状体をY1側からY2側へ透過した光、及び背景部材21Cから放射された光を検出する。
以下、前レンズ装置25A、後レンズ装置25B、及び透過レンズ装置25Cを「レンズ装置25」と総称する場合がある。
前センサ23A、後センサ23B、及び透過センサ23Cは、経時的に光を検出し、所定の時間毎の刻々の出力データを制御装置7に送信する。
検査領域IAに、遮光部材27が配置されている。遮光部材27は、粒状体に反射された光や、照明ユニット21D、21E、21F、21Gからの照明光が透過カメラ22Cへ直接入射することを抑制する。
排除装置30は、不良品と判定された粒状体を排除する装置である。排除装置30は、空気吹き付け装置31により構成される。空気吹き付け装置31は、装置左右方向に並ぶ複数の噴射口Sを備える。噴射口Sは、シュータ12の複数の溝から落下する粒状体に対応する位置に配置されている。
〔制御装置〕
制御装置7は、ECUであり、図4に示されるように、良否判定部7a、記憶部7f、選別感度算出部7g、及び変更部7hを備える。制御装置7は、検査ユニット4、及び報知装置8と接続され、これらを制御可能に構成されている。制御装置7は、上掲の機能部に対応するプログラムや制御パラメータ等を記憶するメモリ(HDDや不揮発性RAMなど。図示省略)と、当該プログラムを実行するCPU(図示省略)と、を備えている。プログラムがCPUにより実行されることにより、各機能部の機能が実現される。制御装置7が、互いに通信可能な複数のECUにより構成されてもよい。
良否判定部7aは、制御装置7が受信したセンサ23の出力に基づいて、粒状体が正常品であるか不良品であるかを判定する。良否判定部7a、及び他の機能部の動作の詳細については図5、図6を参照しながら後で説明する。
記憶部7fは、例えば、検査ユニット4の動作パラメータ、粒状体の良否判定に用いられる閾値等を記憶する。
選別感度算出部7gは、良否判定部7aによる判定結果に基づいて、複数の検査ユニット4のそれぞれについて、単位時間あたりの不良品の検出数である選別感度を算出する。
変更部7hは、複数の検査ユニット4のうちの1つである基準ユニットにおける選別感度と、その余の検査ユニット4である被調整ユニットにおける選別感度と、の差が小さくなるように、被調整ユニットの動作パラメータを変更する。
〔粒状体の良否判定〕
図5、図6を参照しながら、検査ユニット4で行われる粒状体の良否判定及び不良品の排除について説明する。図5は、装置前側からY方向及びZ方向に直交する方向に検査領域IAを視た模式図であり、図中の右が装置右側、図中の上がZ1側に対応する。
シュータ12の溝から放出された粒状体は、Z2方向に落下し、検査領域IAを通過し、空気吹き付け装置31の前を通過する。粒状体の移動する経路を、左から順に経路R1、R2、R3、・・・Rnと称する。nは、シュータ12の溝の数と同じである。
空気吹き付け装置31の噴射口Sは、経路R1から経路Rnまでの夫々に対応するように配置されている。経路R1、R2、・・Rnに対応する噴射口Sを噴射口S1、S2、S3、・・・Snと称する。すなわち、経路R1を落下する粒状体は、噴射口S1の前を通過する。
上述したとおり、検査領域IAからの光が、光軸26Aに沿って進み、前カメラ22Aに入射し、前センサ23Aの表面に到達する。本実施形態では、前センサ23Aはラインセンサであり、1列に並ぶ複数の画素E1、E2、・・・Emを有する。mは、前センサ23Aが有する画素の総数である。前センサ23Aにより検出されるのは、検査領域IAからの光のうち、光軸26Aから装置左右方向に延びる細長い領域からの光である。この領域を、検出領域DUと称する。図3、図5に示されるように、検出領域DUからの光が、前センサ23Aに入射する。複数の画素E1、E2、・・・Emは、検査領域IA(検出領域DU)における粒状体の並列方向(装置左右方向)に対応する方向に沿って並ぶ。
なお、本実施形態では、後カメラ22Bの後センサ23Bもラインセンサである。図3に示されるように、後カメラ22Bの光軸26Bは、検出領域DUを通る。すなわち、検出領域DUからの光が、後センサ23Bに入射する。
本実施形態では、透過カメラ22Cの透過センサ23Cもラインセンサである。図3に示されるように、透過カメラ22Cの光軸26Cは、検出領域DUのZ2側(装置上下方向の下側)を通る。透過カメラ22Cの透過センサ23Cにより検出されるのは、検査領域IAからの光のうち、光軸26Cから装置左右方向に延びる細長い領域からの光である。この領域を、検出領域DL(図3、図5)と称する。図3に示されるように、検出領域DLからの光が、透過センサ23Cに入射する。検出領域DLは、検出領域DUの下側(Z2側)に位置する。
前センサ23Aの出力の一例が図5の下部に示されている。図示例では、前センサ23Aの出力において2箇所で出力の低下が見られる。これは、経路R2を落下する粒状体G1、及び経路R4を落下する粒状体G2が検出領域DUに位置し、粒状体G1及び粒状体G2を反射した光が前センサ23Aに入射していることに起因する。すなわち、粒状体を反射して前センサ23Aに入射する光の強度は、背景部材21Aからの光の強度よりも小さい。このように、検出領域DU(及び検出領域DL)を粒状体が通過すると、センサ23の出力に変化が生じる。
図6に、粒状体G1が不良品である例が示されている。図示例では、粒状体G1は米の穀粒であり、正常領域A1、着色領域A2、及び黒色領域A3を有する。着色領域A2の色は、正常領域A1の色よりも濃い。従って、着色領域A2で反射した光の強度は、正常領域A1で反射した光の強度よりも小さくなる。黒色領域A3の色は、着色領域A2の色よりも濃い。従って、黒色領域A3で反射した光の強度は、着色領域A2で反射した光の強度よりも小さくなる。粒状体G1が検出領域DUに対して図6の位置にある時、前センサ23Aの出力には、正常領域A1、着色領域A2、及び黒色領域A3により出力が低下する領域が生じる。
具体的には、背景光(背景部材21Aからの光)が画素E41-E44に入射する。画素E41-E44の出力は、上側第2閾値SU2よりも小さく粒状体検出閾値SHよりも大きくなる。正常領域A1からの光が、画素E45-47,E53-54,E57-58に入射する。これらの画素の出力は、粒状体検出閾値SHよりも小さく下側第2閾値SL2よりも大きくなる。着色領域A2からの光が、画素E48-52に入射する。これらの画素の出力は、下側第2閾値SL2よりも小さく下側第1閾値SL1よりも大きくなる。黒色領域A3からの光が、画素E55-56に入射する。これらの画素の出力は、下側第1閾値SL1よりも小さくなる。
良否判定部7aは、前センサ23Aの出力において出力が下側第1閾値SL1または下側第2閾値SL2よりも小さい画素が存在する場合に、粒状体が不良品であると判断する。詳しくは、良否判定部7aは、前センサ23Aの出力において出力が下側第1閾値SL1よりも小さい画素が存在する場合に、粒状体が下側第1不良に係る不良品であると判断する。下側第1不良は、例えば「カメムシ被害」である。良否判定部7aは、前センサ23Aの出力において出力が下側第2閾値SL2よりも小さい画素が存在する場合に、粒状体が下側第2不良に係る不良品であると判断する。下側第2不良は、例えば「ヤケ」である。
また、良否判定部7aは、前センサ23Aの出力において出力が上側第1閾値SU1または上側第2閾値SU2よりも大きい画素が存在する場合に、粒状体が不良品であると判断する。詳しくは、良否判定部7aは、前センサ23Aの出力において出力が上側第1閾値SU1よりも大きい画素が存在する場合に、粒状体が上側第1不良に係る不良品であると判断する。上側第1不良は、例えば「ガラス」や「透明樹脂」である。良否判定部7aは、前センサ23Aの出力において出力が上側第2閾値SU2よりも大きい画素が存在する場合に、粒状体が上側第2不良に係る不良品であると判断する。
ここで、良否判定部7aが、閾値に対する出力の大小に加えて、出力が閾値を下回る画素の数に基づいて良否判定を行ってもよい。例えば、良否判定部7aは、前センサ23Aの出力において、出力が下側第1閾値SL1よりも小さい画素が存在し、且つ、その画素の数が下側第1数量閾値よりも多い場合に、粒状体が下側第1不良に係る不良品であると判断する。良否判定部7aは、前センサ23Aの出力において、出力が下側第2閾値SL2よりも小さい画素が存在し、且つ、その画素の数が下側第2数量閾値よりも多い場合に、粒状体が下側第2不良に係る不良品であると判断する。良否判定部7aは、前センサ23Aの出力において、出力が上側第1閾値SU1よりも大きい画素が存在し、且つ、その画素の数が上側第1数量閾値よりも多い場合に、粒状体が上側第1不良に係る不良品であると判断する。良否判定部7aは、前センサ23Aの出力において、出力が上側第2閾値SU2よりも大きい画素が存在し、且つ、その画素の数が上側第2数量閾値よりも多い場合に、粒状体が上側第2不良に係る不良品であると判断する。
良否判定部7aは、上述した前センサ23Aの出力の場合と同様に、後センサ23Bの出力に基づいて粒状体の良否を判定する。後センサ23Bは、検査領域IAの検出領域DUからY2側へ放射される光を検出する。従って、良否判定部7aにより、粒状体のY1側とY2側の両方の反射光について粒状体の良否が判定される。
良否判定部7aは、上述した前センサ23Aの出力の場合と同様に、透過センサ23Cの出力に基づいて粒状体の良否を判定する。粒状体が米の穀粒である場合、透過センサ23Cの出力に基づく良否判定部7aによる下側第1不良の判定は、「もみ」、「シラタ」、「乳白」など、正常品に比べて光を透過し難い旨の判定である。上側第1不良の判定は、「もち米中のうるち米」や「青米」など、正常品に比べて光を透過し易い旨の判定である。
〔チャンネル〕
良否判定部7aは、前センサ23Aの出力に基づく粒状体の良否判定を、複数の経路R1、R2、・・・Rnのそれぞれについて行う。具体的には、良否判定部7aは、並列する複数の経路R1、R2、・・Rnに対応するように前センサ23Aの複数の画素E1、E2、・・・Emを分配して複数のチャンネルCH1,CH2,・・・CHnを設定し、これら複数のチャンネルごとに粒状体の良否を判定する。すなわち、複数のチャンネルCH1,CH2、・・・CHnは、複数の経路R1、R2、・・・Rnに対応し、空気吹き付け装置31(排除装置30)の複数の噴射口S1、S2、・・・Snに対応する。
図6の例では、検出領域DUにおける経路R2と重なる部分からの光は、前センサ23Aにおける画素E41-63に入射する。そこで、経路R2に対応する画素E41-63がチャンネルCH2として設定される。経路R1に対応する画素E40までの所定数の画素は、チャンネルCH1として設定される。経路R3に対応する画素E64以降の所定数の画素は、チャンネルCH3として設定される。チャンネルは、装置の製造時に初期設定される。チャンネルCH1,CH2,・・・CHnに対する画素E1、E2、・・・Emの分配の設定値は、記憶部7fに記憶される。
良否判定部7aは、前センサ23Aの出力における、あるチャンネルに対応する部分において、上述した判定基準が満たされた場合、そのチャンネルに対応する経路にある粒状体が不良品であると判断する。そして良否判定部7aは、当該チャンネルに対応する噴射口Sから空気を噴射させるように、空気吹き付け装置31(排除装置30)を作動させる。詳しくは、良否判定部7aは、粒状体が不良品であると判定してから所定の時間の経過後に、空気吹き付け装置31を作動させる。
同様に、良否判定部7aは、後センサ23Bの出力に基づく粒状体の良否判定を、複数の経路R1、R2、・・・Rnのそれぞれについて行う。具体的には、良否判定部7aは、並列する複数の経路R1、R2、・・Rnに対応するように後センサ23Bの複数の画素E1、E2、・・・Emを分配して複数のチャンネルCH1,CH2,・・・CHnを設定し、これら複数のチャンネルごとに粒状体の良否を判定する。また、良否判定部7aは、透過センサ23Cの出力に基づく粒状体の良否判定を、複数の経路R1、R2、・・・Rnのそれぞれについて行う。具体的には、良否判定部7aは、並列する複数の経路R1、R2、・・Rnに対応するように透過センサ23Cの複数の画素E1、E2、・・・Emを分配して複数のチャンネルCH1,CH2,・・・CHnを設定し、これら複数のチャンネルごとに粒状体の良否を判定する。すなわち、前センサ23A、後センサ23B、及び透過センサ23Cのチャンネル分配は、同じ番号のチャンネルが同じ番号の経路R及び噴射口Sに対応するように、設定される。なお、同じチャンネル番号に分配される画素Eの数及び番号は、前センサ23A、後センサ23B、及び透過センサ23Cの間で異なってもよい。
各センサにおけるチャンネルに対する画素の分配の設定値は、記憶部7fに保存される。良否判定部7aは、チャンネルと画素の対応関係を示すデータを記憶部7fから読み出して、各センサの出力に基づく粒状体の良否判定を各チャンネル毎に行う。
〔動作パラメータの変更〕
本実施形態では、2つの検査ユニット4の選別感度の差が小さくなるように、変更部7hにより検査ユニット4の動作パラメータが自動的に変更される。変更部7hによる動作パラメータの変更は、検査ユニット4の作動中(検査の実行中)に行われてもよいし、検査ユニット4の停止中(検査の停止中)に行われてもよい。
以下、左検査ユニット4Lを基準として右検査ユニット4Rの動作パラメータを変更する例を説明する。すなわち、左検査ユニット4Lが、特許請求の範囲に記載された「複数の検査ユニットのうちの1つである基準ユニット」である。右検査ユニット4Rが、特許請求の範囲に記載された「その余の検査ユニットである被調整ユニット」である。逆の形態、すなわち右検査ユニット4Rが基準ユニットであり左検査ユニット4Lが被調整ユニットである形態も可能である。オペレータからの操作入力に基づいて、複数の検査ユニット4から基準ユニットが決定されてもよい。
〔選別感度〕
選別感度算出部7gが、良否判定部7aによる判定結果に基づいて、複数の検査ユニット4のそれぞれについて、単位時間あたりの不良品の検出数である選別感度を算出する。例えば、選別感度算出部7gは、良否判定部7aが不良品を検出する都度、時刻、検査ユニット4の種別、センサ23の種別、不良の種別を不良品データとして記憶部7fに記憶させる。例えば、選別感度算出部7gは、「時刻15時7分24秒、右検査ユニット4R、前センサ23A、下側第1不良」と記憶部7fに記憶させる。選別感度算出部7gは、記憶部7fに記憶された不良品データを参照して、選別感度を算出する。
選別感度算出部7gが選別感度を算出するとき基準となる「単位時間」は、予め決定されて記憶部7fに記憶される。単位時間が、オペレータからの操作入力により変更されてもよい。選別感度算出部7gが、複数の単位時間(例えば、30秒と1時間)について選別感度を検出してもよい。
選別感度算出部7gが算出可能な選別感度としては、以下が6つが挙げられる。
左検査ユニット4Lの前センサ23Aの選別感度(以下「左前選別感度」と称する。)
左検査ユニット4Lの後センサ23Bの選別感度(以下「左後選別感度」と称する。)
左検査ユニット4Lの透過センサ23Cの選別感度(以下「左透過選別感度」と称する。)
左検査ユニット4Lの選別感度の平均(左前選別感度、左後選別感度、及び左透過選別感度の平均、以下「左平均選別感度」と称する。)
右検査ユニット4Rの前センサ23Aの選別感度(以下「右前選別感度」と称する。)
右検査ユニット4Rの後センサ23Bの選別感度(以下「右後選別感度」と称する。)
右検査ユニット4Rの透過センサ23Cの選別感度(以下「右透過選別感度」と称する。)
右検査ユニット4Rの選別感度の平均(右前選別感度、右後選別感度、及び右透過選別感度の平均、以下「右平均選別感度」と称する。)
なお、選別感度算出部7gが、不良の種別(下側第1不良(例えば「カメムシ被害」)、下側第2不良(例えば「ヤケ」))ごとに選別感度を算出してもよい。
〔動作パラメータ〕
変更部7hによる変更の対象となる動作パラメータとしては、以下が挙げられる。以下の動作パラメータは、記憶部7fに記憶されている。
送出装置10の設定送出量(振動フィーダ11の動作強度、動作時間、動作間隔)
各カメラ22の選別閾値(下側第1閾値SL1、下側第1数量閾値、下側第2閾値SL2、下側第2数量閾値、上側第1閾値SU1、上側第1数量閾値、上側第2閾値SU2、上側第2数量閾値)
照明装置21の発光強度(背景部材21A、21B、21Cの夫々の発光装置、照明ユニット21D、21E、21F、21G)
各センサ23の感度(画素からの出力電圧の倍率、量子化の際の倍率等)
ここで、制御装置7は、動作パラメータとしての設定送出量に基づいて、送出装置10(振動フィーダ11)を制御する。換言すれば、送出装置10は、設定送出量に基づいて粒状体の送出量を制御する。
良否判定部7aは、動作パラメータとしての選別閾値に基づいて、粒状体の良否の判定を行う。換言すれば、検出装置20は、選別閾値に基づいて粒状体を不良品として検出する。
制御装置7は、動作パラメータとしての発光強度に基づいて、照明装置21を制御する。換言すれば、照明装置21は、発光強度に基づいて検査領域IAを照明する。
制御装置7は、動作パラメータとしての各センサ23の感度に基づいて、各センサ23からの出力データについて処理を施す。換言すれば、各センサ23の感度は、制御装置7により制御される。
〔動作パラメータの第1変更態様:設定送出量〕
変更部7hは、右検査ユニット4Rの選別感度と左検査ユニット4Lの選別感度の差が小さくなるように、送出装置10の設定送出量を変更する。具体的には、変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも小さい場合に、右検査ユニット4Rにおける設定送出量を増加させる。設定送出量が増加すると、送出装置10から送出される粒状体が増加する。検査の母数が増加することにより、不良品と判定される粒状体が増加し、右検査ユニット4Rにおける選別感度が大きくなる。従って、選別感度の差が小さくなる。
反対に、変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも大きい場合に、右検査ユニット4Rにおける設定送出量を減少させる。設定送出量が減少すると、送出装置10から送出される粒状体が減少する。検査の母数が減少することにより、不良品と判定される粒状体が減少し、右検査ユニット4Rにおける選別感度が小さくなる。従って、選別感度の差が小さくなる。
第1変更態様において変更部7hが比較に用いる選別感度は、例えば以下の組み合わせが可能である。
左平均選別感度と右平均選別感度
左前選別感度と右前選別感度
左後選別感度と右後選別感度
左透過選別感度と右透過選別感度
〔動作パラメータの第2変更態様:選別閾値〕
変更部7hは、右検査ユニット4Rの選別感度と左検査ユニット4Lの選別感度の差が小さくなるように、各カメラ22の選別閾値を変更する。具体的には、変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも小さい場合に、右検査ユニット4Rにおける選別閾値を、選別が厳しくなる方向に変更する。選別閾値が、選別が厳しくなる方向に変更されると、不良品と判定される粒状体が増加し、右検査ユニット4Rにおける選別感度が大きくなる。従って、選別感度の差が小さくなる。
選別閾値の、選別が厳しくなる方向への変更とは、次の通りである。
下側第1閾値SL1または下側第2閾値SL2:高く
下側第1数量閾値または下側第2数量閾値:小さく
上側第1閾値SU1または上側第2閾値SU2:低く
上側第1数量閾値または上側第2数量閾値:小さく
すなわち、「下側」の閾値に関して、検出装置20は、選別閾値に基づき、センサ23が検出する光の強度が選別閾値よりも低い場合に粒状体を不良品として検出する。変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも小さい場合に、右検査ユニット4Rにおける選別閾値を高くする。
また、「上側」の閾値に関して、検出装置20は、選別閾値に基づき、センサ23が検出する光の強度が選別閾値よりも高い場合に粒状体を不良品として検出する。変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも小さい場合に、右検査ユニット4Rにおける選別閾値を低くする。
反対に、変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも大きい場合に、右検査ユニット4Rにおける選別閾値を、選別が緩くなる方向に変更する。選別閾値が、選別が緩くなる方向に変更されると、不良品と判定される粒状体が減少し、右検査ユニット4Rにおける選別感度が小さくなる。従って、選別感度の差が小さくなる。
選別閾値の、選別が緩くなる方向への変更とは、次の通りである。
下側第1閾値SL1または下側第2閾値SL2:低く
下側第1数量閾値または下側第2数量閾値:大きく
上側第1閾値SU1または上側第2閾値SU2:高く
上側第1数量閾値または上側第2数量閾値:大きく
すなわち、「下側」の閾値に関して、検出装置20は、選別閾値に基づき、センサ23が検出する光の強度が選別閾値よりも低い場合に粒状体を不良品として検出する。変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも大きい場合に、右検査ユニット4Rにおける選別閾値を低くする。
また、「上側」の閾値に関して、検出装置20は、選別閾値に基づき、センサ23が検出する光の強度が選別閾値よりも高い場合に粒状体を不良品として検出する。変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも大きい場合に、右検査ユニット4Rにおける選別閾値を高くする。
第2変更態様において変更部7hが比較に用いる選別感度は、例えば以下の組み合わせが可能である。
左平均選別感度と右平均選別感度:この場合、全てのセンサ23に係る選別閾値が変更されると好ましい。
左前選別感度と右前選別感度:この場合、前センサ23Aに係る選別閾値が変更されると好ましい。
左後選別感度と右後選別感度:この場合、後センサ23Bに係る選別閾値が変更されると好ましい。
左透過選別感度と右透過選別感度:この場合、透過センサ23Cに係る選別閾値が変更されると好ましい。
不良の種別ごとに算出された選別感度が、変更部7hにより比較に用いられてもよい。この場合、不良の種別(例えば、下側第1不良)に対応する選別閾値(例えば、下側第1閾値SL1及び/または下側第1数量閾値)が変更されると好ましい。
〔動作パラメータの第3変更態様:発光強度〕
変更部7hは、右検査ユニット4Rの選別感度と左検査ユニット4Lの選別感度の差が小さくなるように、照明装置21の発光強度を変更する。具体的には、変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも小さい場合に、右検査ユニット4Rにおける発光強度を小さくする。発光強度が小さくなると、検査領域IAが暗くなり、不良品と判定される粒状体が増加し、右検査ユニット4Rにおける選別感度が大きくなる。従って、選別感度の差が小さくなる。
反対に、変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも大きい場合に、右検査ユニット4Rにおける発光強度を大きくする。発光強度が大きくなると、検査領域IAが明るくなり、不良品と判定される粒状体が減少し、右検査ユニット4Rにおける選別感度が小さくなる。従って、選別感度の差が小さくなる。
第3変更態様において変更部7hが比較に用いる選別感度は、例えば以下の組み合わせが可能である。
左平均選別感度と右平均選別感度:この場合、照明装置21全体(全ての背景部材に係る発光装置、全ての照明ユニット)について発光強度が変更されると好ましい。
左前選別感度と右前選別感度:この場合、前センサ23Aに関係する照明装置21(背景部材21Aに係る発光装置、照明ユニット21D、21E)について発光強度が変更されると好ましい。
左後選別感度と右後選別感度:この場合、後センサ23Bに関係する照明装置21(背景部材21Bに係る発光装置、照明ユニット21F、21G)について発光強度が変更されると好ましい。
左透過選別感度と右透過選別感度:この場合、透過センサ23Cに関係する照明装置21(背景部材21Cに係る発光装置、照明ユニット21D、21E)について発光強度が変更されると好ましい。
〔動作パラメータの第3変更態様:発光強度〕
変更部7hは、右検査ユニット4Rの選別感度と左検査ユニット4Lの選別感度の差が小さくなるように、センサ23の感度を変更する。具体的には、変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも小さい場合に、右検査ユニット4Rにおけるセンサ23の感度を高くする。センサ23の感度が高く(敏感に)なると、不良品と判定される粒状体が増加し、右検査ユニット4Rにおける選別感度が大きくなる。従って、選別感度の差が小さくなる。
反対に、変更部7hは、右検査ユニット4Rにおける選別感度が左検査ユニット4Lにおける選別感度よりも大きい場合に、右検査ユニット4Rにおけるセンサ23の感度を低くする。センサ23の感度が低く(鈍感に)なると、不良品と判定される粒状体が減少し、右検査ユニット4Rにおける選別感度が小さくなる。従って、選別感度の差が小さくなる。
第4変更態様において変更部7hが比較に用いる選別感度は、例えば以下の組み合わせが可能である。
左平均選別感度と右平均選別感度:この場合、全てのセンサ23について感度が変更されると好ましい。
左前選別感度と右前選別感度:この場合、前センサ23Aについて感度が変更されると好ましい。
左後選別感度と右後選別感度:この場合、後センサ23Bについて感度が変更されると好ましい。
左透過選別感度と右透過選別感度:この場合、透過センサ23Cについて感度が変更されると好ましい。
〔動作パラメータ変更処理〕
図7のフローチャートを参照しながら、粒状体検査装置で実行される動作パラメータ変更処理について説明する。動作パラメータ変更処理は、粒状体検査装置の稼働中に繰り返し実行される。動作パラメータ変更処理が、設定された所定の時間間隔で実行されてもよいし、オペレータからの操作入力に応じて実行されてもよい。
選別感度算出部7gは、基準ユニット(左検査ユニット4L、以下同じ)及び被調整ユニット(右検査ユニット4R、以下同じ)の選別感度を算出する(ステップ#101)。
変更部7hは、ステップ#101の算出結果に基づいて、被調整ユニットの選別感度と基準ユニットの選別感度との差を算出し、差が所定値以下であるか否かを判定する(ステップ#102)。差が所定値以下である場合(ステップ#102:Yes)、動作パラメータ変更処理は終了する。
選別感度の差が所定値以下でない場合(ステップ#102:No)、変更部7hは、被調整ユニットの選別感度が基準ユニットの選別感度よりも小さいか否かを判定する(ステップ#103)。
被調整ユニットの選別感度が基準ユニットの選別感度よりも小さい場合(ステップ#103:Yes)、変更部7hは、被調整ユニットの設定送出量を減少させる(ステップ#104)。
被調整ユニットの選別感度が基準ユニットの選別感度よりも小さくない場合(ステップ#103:No)、変更部7hは、被調整ユニットの設定送出量を増加させる(ステップ#105)。
ステップ#104またはステップ#105の実行後、選別感度算出部7gは、再度、基準ユニット及び被調整ユニットの選別感度を算出する(ステップ#106)
変更部7hは、ステップ#106の算出結果に基づいて、被調整ユニットの選別感度と基準ユニットの選別感度との差を算出し、差が所定値以下であるか否かを判定する(ステップ#107)。差が所定値以下である場合(ステップ#107:Yes)、動作パラメータ変更処理は終了する。
選別感度の差が所定値以下でない場合(ステップ#107:No)、変更部7hは、被調整ユニットの選別感度が基準ユニットの選別感度よりも小さいか否かを判定する(ステップ#108)。
被調整ユニットの選別感度が基準ユニットの選別感度よりも小さい場合(ステップ#103:Yes)、変更部7hは、被調整ユニットの選別閾値を高くし(ステップ#109)、照明装置21の照明を弱くし(ステップ#110)、センサ23の感度を低くする(ステップ#111)。
被調整ユニットの選別感度が基準ユニットの選別感度よりも小さくない場合(ステップ#103:No)、変更部7hは、被調整ユニットの選別閾値を低くし(ステップ#112)、照明装置21の照明を強くし(ステップ#113)、センサ23の感度を高くする(ステップ#114)。
ステップ#111またはステップ#114の実行後、再びステップ#101が実行される。すなわち、動作パラメータ変更処理は、被調整ユニットの選別感度と基準ユニットの選別感度との差が所定値以下(ステップ#102:Yes、またはステップ#107:Yes)となるまで実行される。
以上述べたとおり、本実施形態では、変更部7hは、検出装置20の動作パラメータの変更(ステップ#109-114)よりも送出装置10の動作パラメータの変更(ステップ#104,105)を優先して行う。
〔感度設定処理〕
図8のフローチャートを参照しながら、粒状体検査装置で実行される感度設定処理について説明する。感度設定処理は、オペレータからの操作入力により開始される。
制御装置7は、調整する感度の選択入力をオペレータに促す画面を操作表示装置6に表示させる(ステップ#201)。画面には、調整する感度の選択入力の対象として、「カメムシ被害」、「ヤケ」、「シラタ/乳白/もみ」、及び「青米」の文字列が付されたボタンが表示される。
制御装置7は、オペレータからの操作表示装置6への操作入力を待機する(ステップ#202)。制御装置7は、選択入力があるまで待機する(ステップ#202:No)。
調整する感度の選択入力を受け付けると(ステップ#202:Yes)、制御装置7は、テスト選別を実行する(ステップ#203)。詳しくは、制御装置7は、オペレータからのテスト選別を開始する旨の操作入力を操作表示装置6が受け付けたことに応じて穀粒排出装置を作動させ、オペレータからのテスト選別が終了した旨の操作入力を操作表示装置6が受け付けたことに応じて穀粒排出装置を停止させる。
ステップ#203が終了すると、制御装置7は、テスト選別の結果の選択入力をオペレータに促す画面を操作表示装置6に表示させる(ステップ#204)。画面には、テスト選別の結果の選択入力の対象として「問題ない」、「選別ミスが多い」、及び「歩留まりが悪い」の文字列が付されたボタンが表示される。
制御装置7は、オペレータからの操作表示装置6への操作入力を待機する(ステップ#205、#206)。制御装置7は、選択入力があるまで待機する(ステップ#205:No、ステップ#206:No)。
テスト選別の結果として「選別ミスが多い」または「歩留まりが悪い」が選択入力されると(ステップ#205:No,ステップ#206:Yes)、制御装置7は、感度の調整幅の選択入力をオペレータに促す画面を操作表示装置6に表示させる(ステップ#207)。画面には、感度の調整幅の選択入力の対象として「少し減らしたい」及び「かなり減らしたい」の文字列が付されたボタンが表示される。
制御装置7は、オペレータからの操作表示装置6への操作入力を待機する(ステップ#208)。制御装置7は、選択入力があるまで待機する(ステップ#208:No)。
感度の調整幅の選択入力を受け付けると(ステップ#208:Yes)、制御装置7は、検査ユニット4における不良品の判定の感度を変更し、変更した感度を示す画面を操作表示装置6に表示させる(ステップ#209)。
詳しくは、制御装置7は、ステップ#205で入力を受け付けたテスト選別の結果と、ステップ#207で入力を受け付けた感度の調整幅と、に基づいて、ステップ#201で入力を受け付けた調整する感度について、感度の変更を実行する。
テスト選別の結果が「選別ミスが多い」である場合には、制御装置7は感度が強くなる方向に感度を変更する。テスト選別の結果が「歩留まりが悪い」である場合には、制御装置7は感度が弱くなる方向に感度を変更する。感度が強くなる方向とは、各閾値を次の通り変更する方向である。感度が弱くなる方向とは、その反対の方向である。
下側第1閾値SL1または下側第2閾値SL2:高く
下側第1数量閾値または下側第2数量閾値:小さく
上側第1閾値SU1または上側第2閾値SU2:低く
上側第1数量閾値または上側第2数量閾値:小さく
感度の調整幅が「少し減らしたい」である場合には、制御装置7は、前項で述べた閾値を所定量(第1所定量)変更する。感度の調整幅が「かなり減らしたい」である場合には、制御装置7は、前項で述べた閾値を、「少し減らしたい」の場合よりも多く(第1所定量よりも多い第2所定量)変更する。
調整する感度が「カメムシ被害」である場合には、制御装置7は、前センサ23A及び後センサ23Bについての下側第1閾値SL1及び(または)下側第1数量閾値を変更する。
調整する感度が「ヤケ」である場合には、制御装置7は、前センサ23A及び後センサ23Bについての下側第2閾値SL2及び(または)下側第2数量閾値を変更する。
調整する感度が「シラタ/乳白/もみ」である場合には、制御装置7は、透過センサ23Cについての下側第1閾値SL1及び(または)下側第1数量閾値を変更する。
調整する感度が「青米」である場合には、制御装置7は、透過センサ23Cについての上側第1閾値SU1及び(または)上側第1数量閾値を変更する。
ステップ#209が終了すると、再びステップ#203が実行される。
テスト選別の結果として「問題ない」が選択入力されると(ステップ#205:Yes)、制御装置7は、おすすめ感度を提案しその後の処理の選択入力をオペレータに促す画面を操作表示装置6に表示させる(ステップ#210)。画面には、「おすすめ感度」として現在の感度(変更後の感度)が表示され、その後の処理の選択入力の対象として「やり直す」及び「この感度に設定する」の文字列が付されたボタンが表示される。
制御装置7は、オペレータからの操作表示装置6への操作入力を待機する(ステップ#211、#212)。制御装置7は、選択入力があるまで待機する(ステップ#211:No、ステップ#212:No)。
「やり直す」の選択入力を受け付けると(ステップ#211:Yes)、再びステップ#204が実行される。
「この感度に設定する」の選択入力を受け付けると(ステップ#212:Yes)、制御装置7は、処理を終了するか否か他の感度を調整するかの選択入力をオペレータに促す画面を操作表示装置6に表示させる(ステップ#213)。画面には、選択入力の対象として「終了」及び「他の感度を調整する」の文字列が付されたボタンが表示される。
制御装置7は、オペレータからの操作表示装置6への操作入力を待機する(ステップ#214、#215)。制御装置7は、選択入力があるまで待機する(ステップ#214:No、ステップ#215:No)。
「他の感度を調整する」の選択入力を受け付けると(ステップ#214:Yes)、再びステップ#201が実行される。
「終了」の選択入力を受け付けると(ステップ#215:Yes)、感度設定処理は終了する。
〔他の実施形態〕
(1)粒状体検査装置が、3つ以上の検査ユニット4を備えてもよい。
(2)変更部7hが、所定の期間における選別感度の時間平均を基準ユニット及び被調整ユニットの夫々について算出し、それらの差が小さくなるように被調整ユニットの動作パラメータを変更するよう、構成されてもよい。算出された選別感度の時間平均を用いることにより、突発的・偶発的な選別感度の変化による悪影響が抑制される。「所定の期間」は、予め設定され記憶部7fに記憶されてもよいし、オペレータからの操作入力に応じて変更されてもよい。変更部7hが、複数の「所定の期間」における選別感度の時間平均を算出するよう、構成されてもよい。
(3)変更部7hが、送出装置10の設定送出量のみを変更するように構成されてもよい。
(4)変更部7hが、送出装置10の設定送出量を変更せず、各カメラ22の選別閾値、照明装置21の発光強度、及び各センサ23の感度のうち少なくとも1つを変更するよう構成されてもよい。
(5)変更部7hによる動作パラメータの変更量は、予め設定されてもよいし、選別感度の差の大きさに応じて都度決定されてもよい。
(6)変更部7hが、機械学習されたニューラルネットワークを含んでもよい。例えば、変更部7hのニューラルネットワークが、算出された選別感度、動作パラメータの変更の態様、及び動作パラメータの変更による選別感度の変動量を教師データとして機械学習され、現在の選別感度の入力を受けて動作パラメータの変更量を出力するように構成されてもよい。
(7)検査ユニット4が、複数の装置に分かれて設けられる形態も可能である。例えば、複数の粒状体検査装置を含む検査システムにおいて、検査ユニット4が複数の粒状体検査装置に分かれて配置されてもよい。1つの粒状体検査装置が備える検査ユニット4が基準ユニットとして機能し、他の粒状体検査装置が備える検査ユニット4が被調整ユニットとして機能してもよい。
(8)制御装置7が報知装置8を作動させて、変更部7hが動作パラメータを変更した旨をオペレータに報知してもよい。
本発明は、複数の検査ユニットを備える粒状体検査装置、色彩選別器、光学選別器等に適用可能である。また、本発明は、1つの供給源からの粒状体が分配供給される複数の粒状体検査装置(検査システム)にも適用可能である。
4 :検査ユニット
4L :左検査ユニット(基準ユニット)
4R :右検査ユニット(被調整ユニット)
7h :変更部
10 :送出装置
20 :検出装置
21 :照明装置
23 :センサ
IA :検査領域

Claims (7)

  1. 検査領域へ粒状体を送出する送出装置と、前記検査領域からの光を検知するセンサと、前記センサの出力に基づいて前記粒状体の不良品を検出する検出装置とから構成され、前記粒状体を検査して不良品を検出する検査ユニットを複数備え、
    複数の前記検査ユニットのうちの1つである基準ユニットにおける単位時間あたりの不良品の検出数である選別感度と、その余の前記検査ユニットである被調整ユニットにおける前記選別感度と、の差が小さくなるように、前記被調整ユニットの動作パラメータを変更する変更部を備え、
    前記送出装置は、前記被調整ユニットの動作パラメータとしての設定送出量に基づいて、前記粒状体の送出量を制御し、
    前記変更部は、前記被調整ユニットにおける前記単位時間あたりの不良品の検出数が前記基準ユニットにおける前記単位時間あたりの不良品の検出数よりも小さい場合に、当該被調整ユニットにおける前記設定送出量を増加させ
    前記検出装置は、前記被調整ユニットの動作パラメータとしての選別閾値に基づき、前記センサが検出する光の強度が前記選別閾値よりも低い場合に前記粒状体を不良品として検出し、
    前記変更部は、前記被調整ユニットにおける前記単位時間あたりの不良品の検出数が前記基準ユニットにおける前記単位時間あたりの不良品の検出数よりも小さい場合に、当該被調整ユニットにおける前記選別閾値を高くする粒状体検査装置。
  2. 前記変更部は、前記被調整ユニットにおける前記単位時間あたりの不良品の検出数が前記基準ユニットにおける前記単位時間あたりの不良品の検出数よりも大きい場合に、当該被調整ユニットにおける前記設定送出量を減少させる請求項1に記載の粒状体検査装置。
  3. 前記変更部は、前記被調整ユニットにおける前記単位時間あたりの不良品の検出数が前記基準ユニットにおける前記単位時間あたりの不良品の検出数よりも大きい場合に、当該被調整ユニットにおける前記選別閾値を低くする請求項1又は2に記載の粒状体検査装置。
  4. 検査領域へ粒状体を送出する送出装置と、前記検査領域からの光を検知するセンサと、前記センサの出力に基づいて前記粒状体の不良品を検出する検出装置と、前記検査領域を照明する照明装置とから構成され、前記粒状体を検査して不良品を検出する検査ユニットを複数備え、
    複数の前記検査ユニットのうちの1つである基準ユニットにおける単位時間あたりの不良品の検出数である選別感度と、その余の前記検査ユニットである被調整ユニットにおける前記選別感度と、の差が小さくなるように、前記被調整ユニットの動作パラメータを変更する変更部を備え、
    前記変更部は、前記基準ユニットにおける前記選別感度と前記被調整ユニットの前記選別感度との差に基づいて、前記被調整ユニットの動作パラメータとしての前記照明装置の発光強度を変更する粒状体検査装置。
  5. 検査領域へ粒状体を送出する送出装置と、前記検査領域からの光を検知するセンサと、前記センサの出力に基づいて前記粒状体の不良品を検出する検出装置とから構成され、前記粒状体を検査して不良品を検出する検査ユニットを複数備え、
    複数の前記検査ユニットのうちの1つである基準ユニットにおける単位時間あたりの不良品の検出数である選別感度と、その余の前記検査ユニットである被調整ユニットにおける前記選別感度と、の差が小さくなるように、前記被調整ユニットの動作パラメータを変更する変更部を備え、
    前記変更部は、前記基準ユニットにおける前記選別感度と前記被調整ユニットの前記選別感度との差に基づいて、前記被調整ユニットの動作パラメータとしての前記センサの感度を変更する粒状体検査装置。
  6. 検査領域へ粒状体を送出する送出装置と、前記検査領域からの光を検知するセンサと、前記センサの出力に基づいて前記粒状体の不良品を検出する検出装置とから構成され、前記粒状体を検査して不良品を検出する検査ユニットを複数備え、
    複数の前記検査ユニットのうちの1つである基準ユニットにおける単位時間あたりの不良品の検出数である選別感度と、その余の前記検査ユニットである被調整ユニットにおける前記選別感度と、の差が小さくなるように、前記被調整ユニットの動作パラメータを変更する変更部を備え、
    前記送出装置は、前記被調整ユニットの動作パラメータとしての設定送出量に基づいて、前記粒状体の送出量を制御し、
    前記変更部は、前記被調整ユニットにおける前記単位時間あたりの不良品の検出数が前記基準ユニットにおける前記単位時間あたりの不良品の検出数よりも小さい場合に、当該被調整ユニットにおける前記設定送出量を増加させ、
    前記変更部は、前記検出装置の動作パラメータよりも前記送出装置の動作パラメータを優先して変更する粒状体検査装置。
  7. 検査領域へ粒状体を送出する送出装置と、前記検査領域からの光を検知するセンサと、前記センサの出力に基づいて前記粒状体の不良品を検出する検出装置とから構成され、前記粒状体を検査して不良品を検出する検査ユニットを複数備え、
    複数の前記検査ユニットのうちの1つである基準ユニットにおける単位時間あたりの不良品の検出数である選別感度と、その余の前記検査ユニットである被調整ユニットにおける前記選別感度と、の差が小さくなるように、前記被調整ユニットの動作パラメータを変更する変更部を備え、
    前記変更部は、所定の期間における前記選別感度の時間平均を前記基準ユニット及び前記被調整ユニットの夫々について算出し、それらの差が小さくなるように前記被調整ユニットの動作パラメータを変更する粒状体検査装置。
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