JP7650751B2 - 電動装置 - Google Patents
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Description
ここで、この減速機付きモータは、自動車等の車両のフロントガラスに付着した埃や雨滴を払拭するワイパを駆動するワーパモータとして使用されるものであるため、多孔質膜に対して、飛水や噴水あるいは異物が衝突すると、多孔質膜が破壊される虞がある。
そこで、これに対処するべく、多孔質膜が視認できないように単に防護壁を設けると、多孔質膜を通してギヤケース内の気密検査を容易に行うことができない。
第1実施形態に係る電動装置Mは、流体としての作動油を送出するビルトイン式の電動ポンプ装置であり、図1ないし図3に示すように、ハウジング本体10、モータカバー20、外側カバー30、被駆動体カバーとしてのポンプカバー40、電動部としてのモータ50、被駆動体としてのポンプユニット60、回路基板70、防水通気膜80を備えている。
ここでは、ハウジング本体10、モータカバー20、及び外側カバー30により、電動装置MのハウジングHが構成されている。
適用対象物1は、例えば、車両の変速装置の冷却及び潤滑系、エンジンの冷却及び潤滑系、作動油の循環を必要とするその他の装置である。
内周面11aは、軸線Sから平行に偏倚した軸線を中心とする円筒面をなし、ポンプユニット60の一部をなすアウターロータ62の外周面を摺動自在に支持する。
底面11bは、軸線S方向において、ポンプユニット60(インナーロータ61及びアウターロータ62)の内側の端面を摺動自在に受ける。
接合面12は、ポンプ収容凹部11を覆うポンプカバー40を接合するべく、軸線Sに垂直な環状の平面として形成され、ポンプカバー40を締結するネジb3をねじ込む三つのネジ穴12aを備えている。
内周面13aは、モータ50のステータ51を嵌合して固定するべく、軸線Sを中心とする円筒面として形成されている。
内周面13bは、モータ50の駆動軸53を回動自在に支持する軸受B1を嵌合して固定するべく、軸線Sを中心とする円筒面として形成されている。
内周面13cは、駆動軸53の周りをシールするリップ型シール部材Srを嵌合して固定するべく、軸線Sを中心とする円筒面として形成されている。
挿通孔14aは、モータ50の駆動軸53を回動自在に挿通させるべく、軸線Sを中心とする円筒面として形成されている。
接合面16bは、シール部材SR1を挟んで、モータカバー20が接合されるべく、軸線Sに垂直な平面として形成されている。
そして、図8に示すように、貫通孔17内に筒状部27が挿入された状態において、貫通孔17は、筒状部27の開口端27a1を外部に露出させるべく接合面16a上に開口する開口部としての検査用開口部17aを画定する。
検査用開口部17aは、図8に示すように、電動装置Mを組み立てた後の気密検査時において、検査用プローブPを、筒状部27の先端、すなわち、筒状部27により画定される貫通路27aの開口端27a1に接続する際に使用されるものである。
すなわち、フランジ部16には、通気部の一部をなす折返し通路Rp及び検査用開口部17aが形成されている。
ボス部18は、ハウジング本体10を適用対象物1の接合部1aに取り付ける取付けネジを通すべく円孔を備えている。
嵌合凸部22は、ハウジング本体10の嵌合凹部15に嵌合されて、軸受円筒部23の中心を軸線S上に位置決めするべく、軸線Sを中心とする円筒状に形成されている。
開口部24は、駆動軸53の端部に設けられた被検出部Dを回路基板70に設けられた検出センサ(不図示)と対向させるべく、軸受円筒部23と同軸上において開口する円孔として形成されている。
接合面25は、外側カバー30の接合面31が接合されるべく、軸線Sに垂直な平面として形成されている。また、接合面25には、シール部材SR2が配置される環状溝25aが形成されている。尚、シール部材SR2は、ゴム材料により形成された環状の成型ゴム又は接合時に注入される液体シール材である。
設置部26は、図4及び図8に示すように、接合面25よりも内側の領域において円板状の防水通気膜80を設置するべく、軸線S方向において接合面21側に向けて凹むと共に外縁領域に接合面を備えた円環状凹部として形成されている。
すなわち、ハウジング本体10にモータカバー20が接合された状態において、筒状部27は、貫通孔17の内側に挿入されて、貫通路27aが検査用開口部17aに向けて外向きに伸長し、貫通路27aの開口端27a1が、フランジ部16の接合面16a(上の検査用開口部17a)よりも内側に位置するように形成されている。
このように、通気部を構成する筒状部27が、モータカバー20をハウジング本体10に対して軸線S回りに位置決めする機能を兼ねるため、別個に専用の位置決め部を設ける必要が無く、構造を簡素化できる。
さらに、環状凹部27cに連続して、接合面21よりも凹んだ段差部27dが形成されている。段差部27dの領域は、ハウジング本体10にモータカバー20が接合された状態において、ハウジング本体10のフランジ部16(接合面16b)との間に、所定の隙間としての通気部の一部をなす外部連通口Opを画定する。
すなわち、モータカバー20及びハウジング本体10は、協働して外部連通口Opを画定する。
外部連通口Opは、図8に示すように、貫通路27aの開口端27a1から外れた位置に、すなわち、開口端27a1と対面しないように異なる向きに(ここでは、略90度異なる向きに)開口するように形成され、折返し通路Rpを介して貫通路27aを外部に連通させるようになっている。
そして、外側カバー30は、回路基板70及び防水通気膜80がモータカバー20に取り付けられた状態で、接合面31をモータカバー20の接合面25に接合して、ネジb2によりハウジング本体10に固定される。
そして、ポンプカバー40は、図3及び図4に示すように、筒部41、筒部42、内壁面43、駆動軸53の先端を受け入れる中央凹部44、締結用のネジb3を通す三つの円孔45を備えている。
筒部42は、作動油を吐出する吐出通路42aを画定すると共に適用対象物1の導入通路1dに嵌合される。
内壁面43は、ポンプ収容凹部11に収容されたポンプユニット60(インナーロータ61及びアウターロータ62)の外側の端面を摺動自在に受ける。
そして、ポンプカバー40は、ポンプ収容凹部11にポンプユニット60を収容した状態で、内壁面43をハウジング本体10の接合面12に接合して、ネジb3によりハウジング本体10に固定される。
ステータ51は、磁性材料からなる鋼板を用いて形成されたステータコア、電気的絶縁性を有する樹脂材料を用いて形成されたボビン、ボビンの周りに巻回されたコイルを備えている。
ロータ52は、磁性材料からなる鋼板を用いて形成されたロータコア、ロータコアに嵌め込まれた永久磁石を備えている。
また、駆動軸53は、軸受B1よりも先端側の領域がインナーロータ61の嵌合孔61aに嵌合されて、回転駆動力をポンプユニット60に伝達する。
回路基板70には、配線がプリントされると共にモータ50の駆動を制御する制御ユニット及び種々の電子部品(不図示)が実装され、又、モータカバー20の開口部24と対向する内側面において検出センサ(不図示)が実装されている。
検出センサは、ロータ52の回転位置を検出するものであり、軸線S方向において被検出部Dと対向するべく、軸線Sを中心とする弧状に配列された三つのホール素子を含む。
そして、防水通気膜80は、図8に示すように、モータカバー20の設置部26に設置されて接着剤等により固定されている。尚、防水通気膜80は、外力を受けて弾性変形するものであり、その弾性変形により中央領域が最も変形量が大きくなる。
ここで、設置部26に設置された防水通気膜80と筒状部27により画定される貫通路27aの配置関係は、貫通路27aが、防水通気膜80の中央から外れた外縁寄りの領域において、防水通気膜80に対向するように開口している。
これによれば、貫通路27aを通して、防水通気膜80を弾性変形させるような外力が作用したとしても、最も変形量の大きい中央領域から外れた位置において貫通路27aが開口しているため、弾性変形した防水通気膜80により貫通路27aが閉塞されることはない。したがって、気密検査等の際に所望の気密検査を施すことができる。
組み付けに先立って、ハウジング本体10、モータカバー20、外側カバー30、ポンプカバー40、モータ50(ステータ51、ロータ52、駆動軸53)、ポンプユニット60(インナーロータ61、アウターロータ62)、制御ユニット及び種々の電子部品等が実装された回路基板70、防水通気膜80、軸受B1,B2、スラスト軸受としての波型バネSb、リップ型シール部材Sr、シール部材SR1,SR2、複数のネジb1,b2,b3が準備される。
また、筒状部27の突条部27bが折返し通路Rpの内壁面としての貫通孔17の内周面17bに当接することにより、モータカバー20がハウジング本体10に対して軸線S回りに位置決めされる。
上記のように接合されたハウジング本体10及びモータカバー20は、モータ50を収容する第1内部空間IS1を画定する。
これにより、外側カバー30が、モータカバー20を挟んでハウジング本体10に締結固定される。
また、この組付け状態において、モータカバー20は、開口部24及びその他の端子等の通路あるいは隙間等を介して、第1内部空間IS1と第2内部空間IS2を連通させるように形成されている。さらに、筒状部27により画定される貫通路27aは、第2内部空間IS2に連通するようになっている。
続いて、アウターロータ62が、インナーロータ61と噛み合うようにポンプ収容凹部11に挿入される。
以上により、電動装置Mの組み付けが完了する。この組付け完了の状態において、検査用開口部17aは、筒状部27により画定される貫通路27aの開口端27a1に臨むように形成されて、開口端27a1を外部に露出させる。
尚、組付け手順は、上記の手順に限られるものではなく、その他の手順で組み付けられてもよい。
気密検査時においては、図8に示すように、開放された検査用開口部17aを通して、検査用プローブPが、筒状部27の先端に当接されて、貫通路27aの開口端27a1に接続される。
そして、検査用の気体が、貫通路27a及び防水通気膜80を通して、ハウジングHの内部、すなわち、第2内部空間IS2及び第1内部空間IS1内を加圧及び減圧するべく、注入及び吸引される。
この状態において、シール部材SR1,SR2の領域及びその他の領域からの漏れが無いか気密性(シール性能)が検査される。
このように、検査用開口部17aを設けたことにより、電動装置Mを適用対象物1に取り付けて使用する前において、気密検査を容易に行うことができる。
この状態において、ハウジングHの内部を外部と連通させる通気部は、貫通路27a、開口端27a1と接合部1aの間の拡大空間Es、折返し通路Rp、拡大空間(環状凹部27c)、外部連通口Opにより形成される。
そして、外気を、通気部及び防水通気膜80を通して内部(第2内部空間IS2及び第1内部空間IS1)に取り込むことができ、又、ハウジングH内の空気を、防水通気膜80及び通気部を通して外部に排出することができる。
このように、通気部の呼吸作用により、例えば回路基板70に実装された電子部品やモータ50の発熱等に起因するハウジングH内の圧力変動を抑制することができる。
したがって、電動装置Mの組立完成後に施される気密検査時には、検査用開口部17aを通して検査用プローブPを開口端27a1に接続することで気密検査を容易に行うことができる。また、適用対象物1に適用された使用時においては、検査用開口部17aが接合部1aにより遮蔽されるため、防水通気膜80を保護しつつ、ハウジングH内への水や埃等の異物の侵入を阻止して、通気部を通して呼吸作用を得ることができる。
また、ハウジングHが、ハウジング本体10と、モータカバー20と、外側カバー30を含み、モータカバー20が防水通気膜80を設置する設置部26及び貫通路27aを含み、ハウジング本体10が折返し通路Rp及び検査用開口部17aを含み、モータカバー20及びハウジング本体10が協働して外部連通口Opを画定することにより、各々の部材を組み合わせることで、通気部を容易に形成することができる。
また、モータカバー20が貫通路27aを画定する筒状部27を含み、折返し通路Rpが筒状部27の周りに形成されていることにより、通気部の経路を集約して配置することができ、装置の小型化に寄与する。
さらに、モータカバー20及びハウジング本体10が軸線S上に位置決めされるべく互いに嵌合され、モータカバー20に形成された筒状部27が、ハウジング本体10に対してモータカバー20を軸線S回りに位置決めするべくハウジング本体10に形成された折返し通路Rpの内壁面(貫通孔17の内周面17b)に当接する位置決め突起部としての突条部27bを含む構成となっている。
したがって、筒状部27が、モータカバー20をハウジング本体10に対して軸線S回りに位置決めする機能を兼ねるため、別個に専用の位置決め部を設ける必要が無く、構造を簡素化できる。
第2実施形態に係る電動装置M2は、流体としての作動油を送出するインライン式の電動ポンプ装置であり、図10ないし図12に示すように、ハウジング本体110、モータカバー120、外側カバー30、ポンプカバー140、モータ50、ポンプユニット60、回路基板70、防水通気膜80、遮蔽部材190を備えている。
ここでは、ハウジング本体110、モータカバー120、及び外側カバー30により、電動装置M2のハウジングH2が構成されている。
適用対象物2は、例えば、車両の変速装置の冷却及び潤滑系、エンジンの冷却及び潤滑系、作動油の循環を必要とするその他の装置である。
環状凹部aは、遮蔽部材190の円板部191を嵌合させる領域であり、円錐面部bは、遮蔽部材190の係止片192をガイドする領域であり、環状凹部cは、遮蔽部材190の係止爪192aをスナップフィットにより係止する領域である。
すなわち、フランジ部16には、通気部の一部をなす折返し通路Rp及び検査用開口部117aが形成されている。
ボス部118は、ハウジング本体110を適用対象物2の固定部2aに取り付ける取付けネジを捩じ込むネジ穴を備えている。
すなわち、ハウジング本体110にモータカバー120が接合された状態において、筒状部127は、貫通孔117の内側に挿入されて、貫通路127aが検査用開口部117aに向けて外向きに伸長し、貫通路127aの開口端127a1が、フランジ部16の端面116a(上の検査用開口部117a)よりも内側に位置するように形成されている。
このように、通気部を構成する筒状部127が、モータカバー120をハウジング本体110に対して軸線S回りに位置決めする機能を兼ねるため、別個に専用の位置決め部を設ける必要が無く、構造を簡素化できる。
さらに、環状凹部127cに連続して、接合面21よりも凹んだ段差部127dが形成されている。段差部127dの領域は、ハウジング本体110にモータカバー120が接合された状態において、ハウジング本体110のフランジ部16(接合面16b)との間に、所定の隙間としての通気部の一部をなす外部連通口Opを画定する。
すなわち、モータカバー120及びハウジング本体110は、協働して外部連通口Opを画定する。
外部連通口Opは、図16に示すように、貫通路127aの開口端127a1から外れた位置に、すなわち、開口端127a1と対面しないように異なる向きに(ここでは、略90度異なる向きに)開口するように形成され、折返し通路Rpを介して貫通路127aを外部に連通させるようになっている。
そして、ポンプカバー140は、図10ないし図12に示すように、パイプ部141、パイプ部142、内壁面143、駆動軸53の先端を受け入れる中央凹部144、二つのボス部145、締結するネジb3を通す三つの円孔146を備えている。
パイプ部142は、作動油を吐出する吐出通路142aを画定すると共に適用対象物2の導出パイプ2cに接続される。
内壁面143は、ポンプ収容凹部11に収容されたポンプユニット60(インナーロータ61及びアウターロータ62)の外側の端面を摺動自在に受ける。
そして、ポンプカバー140は、ポンプ収容凹部11にポンプユニット60を収容した状態で、内壁面143をハウジング本体10の接合面112に接合して、ネジb3によりハウジング本体110に固定される。
また、ボス部145は、適用対象物2の固定部2aに固定する締結ネジを捩じ込むネジ穴を備えている。
円板部191は、貫通孔117に隣接する環状凹部aに嵌合されることにより、検査用開口部117aを遮蔽する。
二つの係止片192は、矩形断面をなすと共に軸線S方向に伸長して形成されており、その先端において、貫通孔117に隣接する環状凹部cにスナップフィットにより係止される係止爪192aを備えている。
次に、電動装置M2の気密検査について説明する。
気密検査時においては、図16に示すように、開放された検査用開口部117aを通して、検査用プローブPが、筒状部127の先端に当接されて、貫通路127aの開口端127a1に接続される。
そして、検査用の気体が、貫通路127a及び防水通気膜80を通して、ハウジングH2の内部、すなわち、第2内部空間IS2及び第1内部空間IS1内を加圧及び減圧するべく、注入及び吸引される。
この状態において、シール部材SR1,SR2の領域及びその他の領域からの漏れが無いか気密性(シール性能)が検査される。
このように、検査用開口部117aを設けたことにより、電動装置M2を適用対象物2に取り付ける前において、気密検査を容易に行うことができる。
この状態において、通気部は、通路の拡大及び縮小を伴うラビリンス構造をなすため、外部からの水滴や粉塵等の異物の侵入を効率良く防止できると共に空気の流れのみを許容する。そして、外気を、通気部及び防水通気膜80を通して内部(第2内部空間IS2及び第1内部空間IS1)に取り込むことができ、又、ハウジングH2内の空気を、防水通気膜80及び通気部を通して外部に排出することができる。
このように、通気部の呼吸作用により、例えば回路基板70に実装された電子部品やモータ50の発熱等に起因するハウジングH2内の圧力変動を抑制することができる。
その他に、上記第2実施形態の電動装置M2においても、前述の第1実施形態に係る電動装置Mと同様の効果が得られる。
第3実施形態に係る電動装置M3は、ハウジングH3、モータ50以外の電気的に作動する電動部、電動部を駆動制御する制御ユニットを搭載した回路基板、防水通気膜80を備えている。尚、図18において、電動部及び回路基板は省略されている。
第1ハウジング210は、防水通気膜80を設置する設置部211、貫通路212aを画定する筒状部212、折返し通路213、外部連通口214、開口部としての検査用開口部215等を備えている。
折返し通路213は、貫通路212の開口端212bから逆向きに折り返す環状通路と、筒状部212の付け根領域から直角に曲がって外向きに伸長する通路を含むように形成されている。
外部連通口214は、折返し通路213を介して貫通路212を外部に連通させるべく、開口端212bから外れた位置に、すなわち、開口端212bと対面しないように異なる向きに(ここでは、略90度異なる向きに)開口するように形成されている。
検査用開口部215は、貫通路212の開口端212bに臨むように形成されて、使用時には開口端212bを覆うべく遮蔽部材290により遮蔽されるようになっている。
すなわち、ハウジングH3の内部を外部と連通させる通気部は、貫通路212a、折返し通路213、外部連通口214により構成されている。
これによれば、部品点数を削減しつつ、電動装置M3の組立完成後に施される気密検査時には、検査用開口部215を通して検査用プローブPを開口端212bに接続することで気密検査を容易に行うことができる。また、使用時においては、遮蔽部材290により、検査用開口部215が遮蔽されるため、防水通気膜80を保護しつつ、ハウジングH3内への水や埃等の異物の侵入を阻止して、通気部を通して呼吸作用を得ることができる。
第4実施形態に係る電動装置M4は、ハウジングH4、モータ50以外の電気的に作動する電動部、電動部を駆動制御する制御ユニットを搭載した回路基板、防水通気膜80を備えている。尚、図19において、電動部及び回路基板は省略されている。
第1ハウジング310は、防水通気膜80を設置する設置部311、貫通路312、折返し通路313、外部連通口314、開口部としての検査用開口部315等を備えている。
折返し通路313は、貫通路312の開口端312aから逆向きに折り返すように貫通路312に平行に伸長した後に直角に曲がって外向きに伸長するように形成されている。
外部連通口314は、折返し通路313を介して貫通路212を外部に連通させるべく、開口端212aから外れた位置に形成されている。
検査用開口部215は、貫通路212の開口端312aに臨むように形成されて、使用時には開口端312aを覆うべく遮蔽部材290により遮蔽されるようになっている。
すなわち、ハウジングH4の内部を外部と連通させる通気部は、貫通路312、折返し通路313、外部連通口314により構成されている。
これによれば、部品点数を削減しつつ、電動装置M4の組立完成後に施される気密検査時には、検査用開口部315を通して検査用プローブPを開口端312aに接続することで気密検査を容易に行うことができる。また、使用時においては、遮蔽部材290により、検査用開口部315が遮蔽されるため、防水通気膜80を保護しつつ、ハウジングH4内への水や埃等の異物の侵入を阻止して、通気部を通して呼吸作用を得ることができる。
上記実施形態においては、モータ50により駆動される被駆動体として、ハウジング本体10,110のポンプ収容凹部11に収容されるポンプユニット60を示したが、これに限定されるものではなく、減速装置、その他の機構を採用してもよい。
1a 接合部
M,M2,M3,M4 電動装置
S 軸線
H,H2 ハウジング
10,110 ハウジング本体(ハウジング)
11 ポンプ収容凹部(被駆動体収容凹部)
13 モータ収容凹部
16 フランジ部
17,117 貫通孔
17a,117a 検査用開口部(開口部)
17b,117b 内周面(折返し通路の内壁面)
Rp 折返し通路(通気部)
20,120 モータカバー(ハウジング)
26 設置部
27,127 筒状部
27a,127a 貫通路(通気部)
27a1,127a1 開口端
27b,127b 突条部(位置決め突起部)
27c,127c 環状凹部(拡大空間、通気部)
27d,127d 段差部
Op 外部連通口(通気部)
30 外側カバー
IS1 第1内部空間
IS2 第2内部空間
40,140 ポンプカバー(被駆動体カバー)
41a,141a 吸入通路
42a,142a 吐出通路
50 モータ(電動部)
60 ポンプユニット(被駆動体)
70 回路基板
80 防水通気膜
190 遮蔽部材
H3,H4 ハウジング
210,310 第1ハウジング(ハウジング)
220,320 第2ハウジング(ハウジング)
211,311 設置部
212 筒状部
212a 貫通路(通気部)
212b 開口端
213,313 折返し通路(通気部)
214,314 外部連通口(通気部)
215,315 検査用開口部(開口部)
290 遮蔽部材
Claims (16)
- 電気的に作動する電動部と、
前記電動部を駆動制御する制御ユニットを搭載した回路基板と、
前記電動部及び前記回路基板を収容するハウジングと、
前記ハウジングの内部を外部と連通させるべく前記ハウジングに形成された通気部と、
前記通気部よりも内側に配置された防水通気膜と、を備えた電動装置であって、
前記通気部は、前記防水通気膜が配置された領域から外向きに伸長する貫通路と、前記貫通路の開口端から折り返すように形成された折返し通路と、前記折返し通路を介して前記貫通路を外部に連通させる外部連通口を含み、
前記ハウジングは、前記貫通路の開口端に臨むように形成されて使用時には前記開口端を覆うべく遮蔽される開口部を含む、
ことを特徴とする電動装置。 - 前記貫通路は、前記防水通気膜の中央から外れた外縁寄りの領域において、前記防水通気膜に対向するように開口している、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動装置。 - 前記貫通路を画定する筒状部を含み、
前記折返し通路は、前記筒状部の周りに形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動装置。 - 前記電動部は、駆動力を生じるモータであり、
前記ハウジングは、前記モータを収容するモータ収容凹部を有するハウジング本体と、前記モータ収容凹部を覆うべく前記ハウジング本体に接合されるモータカバーと、前記モータカバーの外側に配置された前記回路基板及び前記防水通気膜を覆うべく前記モータカバーに接合される外側カバーを含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動装置。 - 前記モータカバーは、前記防水通気膜を設置する設置部及び前記貫通路を含み、
前記ハウジング本体は、前記折返し通路及び前記開口部を含み、
前記モータカバー及び前記ハウジング本体は、協働して前記外部連通口を画定する、
ことを特徴とする請求項4に記載の電動装置。 - 前記モータカバーは、前記折返し通路に連通する拡大空間を含み、
前記外部連通口は、前記拡大空間を介して前記折返し通路に連通する、
ことを特徴とする請求項5に記載の電動装置。 - 前記モータカバーは、前記貫通路を画定する筒状部を含み、
前記折返し通路は、前記筒状部の周りに形成されている、
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の電動装置。 - 前記モータカバー及び前記ハウジング本体は、所定の軸線上に位置決めされるべく互いに嵌合され、
前記筒状部は、前記ハウジング本体に対して前記モータカバーを前記軸線回りに位置決めするべく、前記折返し通路の内壁面に当接する位置決め突起部を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載の電動装置。 - 前記ハウジング本体及び前記モータカバーは、第1内部空間を画定し、
前記外側カバー及び前記モータカバーは、第2内部空間を画定し、
前記モータカバーは、前記第1内部空間と前記第2内部空間を連通させるように形成され、
前記貫通路は、前記第2内部空間に連通するように形成されている、
ことを特徴とする請求項4ないし8いずれか一つに記載の電動装置。 - 前記ハウジング本体は、前記モータ収容凹部を画定する壁部から張り出して形成されたフランジ部を含み、
前記フランジ部には、前記折返し通路及び前記開口部が形成されている、
ことを特徴とする請求項4ないし9いずれか一つに記載の電動装置。 - 前記開口部は、前記ハウジング本体が接合される適用対象物の接合部により遮蔽される、
ことを特徴とする請求項4ないし10いずれか一つに記載の電動装置。 - 前記開口部を遮蔽するべく、前記ハウジング本体に取り付けられる遮蔽部材を含む、
ことを特徴とする請求項4ないし10いずれか一つに記載の電動装置。 - 前記モータの駆動軸により駆動される被駆動体を含み、
前記ハウジング本体は、前記被駆動体を収容する被駆動体収容凹部を含む、
ことを特徴とする請求項4ないし12いずれか一つに記載の電動装置。 - 前記被駆動体収容凹部を覆うべく前記ハウジング本体に接合される被駆動体カバーを含む、
ことを特徴とする請求項13に記載の電動装置。 - 前記被駆動体は、流体を流動させるポンプユニットであり、
前記被駆動体収容凹部は、ポンプ収容凹部である、
ことを特徴とする請求項13に記載の電動装置。 - 前記被駆動体カバーは、前記ポンプ収容凹部を覆うべく前記ハウジング本体に接合されるポンプカバーであり、
前記ポンプカバーは、流体を吸入する吸入通路と、流体を吐出する吐出通路を含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の電動装置。
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