7.詳細な説明
7.1.定義
本明細書において使用される際、以下の用語は、以下の意味を有することが意図される。
ABM鎖:個々のABMは、1つ(例えば、scFvの場合)のポリペプチド鎖として存在し得るか、又は2つ以上のポリペプチド鎖(例えば、Fabの場合)の会合を介して形成され得る。本明細書において使用される際、「ABM鎖」という用語は、単一のポリペプチド鎖上に存在するABMの全て又は一部を指す。「ABM鎖」という用語の使用は、便宜上及び説明の目的のために意図されるに過ぎず、特定の形態又は製造の方法を暗示していない。
ADCC:本明細書において使用される際の「ADCC」又は「抗体依存性細胞媒介細胞傷害性」とは、FcγRsを発現する非特異的な細胞傷害性細胞が標的細胞上の結合抗体を認識し、その後、標的細胞の溶解を引き起こす細胞媒介反応を意味する。ADCCは、FcγRIIIaへの結合に相関しており;FcγRIIIaへの増加した結合は、ADCC活性の増加をもたらす。
ADCP:本明細書において使用される際の「ADCP」又は抗体依存性細胞媒介食作用とは、FcγRsを発現する非特異的な食細胞が標的細胞上の結合抗体を認識し、その後、標的細胞の食作用を引き起こす細胞媒介反応を意味する。
追加的な薬剤:便宜上、MBMと組み合わせて使用される薬剤は、本明細書において「追加的な」薬剤と呼ばれる。
抗体:本明細書において使用される際の「抗体」という用語は、非共有結合的に、可逆的に及び特異的に抗原に結合することが可能な免疫グロブリンファミリーのポリペプチド(又はポリペプチドのセット)を指す。例えば、IgG型の天然「抗体」は、ジスルフィド結合によって相互接続される少なくとも2つの重(H)鎖及び2つの軽(L)鎖を含む四量体である。各重鎖は、重鎖可変領域(本明細書においてVHと略記される)及び重鎖定常領域から構成される。重鎖定常領域は、3つのドメイン、CH1、CH2及びCH3から構成される。各軽鎖は、軽鎖可変領域(本明細書においてVLと略記される)及び軽鎖定常領域から構成される。軽鎖定常領域は、1つのドメイン(本明細書においてCLと略記される)から構成される。VH及びVL領域は、フレームワーク領域(FR)と呼ばれるより保存的な領域がその間に散在する、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる超可変領域にさらに細分され得る。各VH及びVLは、以下の順序:FR1、CDR1、FR2、CDR2、FR3、CDR3、FR4でアミノ末端からカルボキシ末端まで配置された3つのCDR及び4つのFRから構成される。重鎖及び軽鎖の可変領域は、抗原と相互作用する結合ドメインを含有する。抗体の定常領域は、免疫系の様々な細胞(例えば、エフェクター細胞)及び古典補体系の第1の構成要素(Clq)を含む、宿主組織又は因子への免疫グロブリンの結合を媒介し得る。「抗体」という用語は、限定はされないが、モノクローナル抗体、ヒト抗体、ヒト化抗体、ラクダ化抗体、キメラ抗体、二重特異性又は多重特異性抗体及び抗イディオタイプ(抗Id)抗体(例えば、本開示の抗体に対する抗Id抗体を含む)を含む。抗体は、任意のアイソタイプ/クラス(例えば、IgG、IgE、IgM、IgD、IgA及びIgY)又はサブクラス(例えば、IgG1、IgG2、IgG3、IgG4、IgA1及びIgA2)のものであり得る。
軽鎖及び重鎖は、両方とも構造的及び機能的相同性の領域に分けられる。「定常」及び「可変」という用語は、機能的に使用される。これに関して、軽(VL)及び重(VH)鎖部分の両方の可変ドメインが抗原認識及び特異性を決定することが理解されるであろう。逆に、軽鎖(CL)及び重鎖(CH1、CH2又はCH3)の定常ドメインは、分泌、経胎盤移動性、Fc受容体結合、補体結合などの重要な生物学的特性を付与する。慣例により、定常領域ドメインの番号付けは、抗体の抗原結合部位又はアミノ末端からより遠位になるにつれて数が増加する。N末端では可変領域であり、C末端では定常領域であり;CH3及びCLドメインは、実際にそれぞれ重鎖及び軽鎖のカルボキシ末端を含む。
抗体フラグメント:本明細書において使用される際の抗体の「抗体フラグメント」という用語は、抗体の1つ以上の部分を指す。ある実施形態において、これらの部分は、抗体の接触ドメインの一部である。ある他の実施形態において、これらの部分は、本明細書において「抗原結合フラグメント」、「その抗原結合フラグメント」、「抗原結合部分」などと呼ばれることもある、非共有結合的に、可逆的に及び特異的に抗原に結合する能力を保持する抗原結合フラグメントである。結合フラグメントの例としては、限定はされないが、一本鎖Fv(scFv)、Fabフラグメント、VL、VH、CL及びCH1ドメインからなる1価フラグメント;F(ab)2フラグメント、ヒンジ領域においてジスルフィド架橋によって連結される2つのFabフラグメントを含む2価フラグメント;VH及びCH1ドメインからなるFdフラグメント;抗体の単一アームのVL及びVHドメインからなるFvフラグメント;VHドメインからなるdAbフラグメント(Ward et al.,(1989)Nature 341:544-546);及び単離された相補性決定領域(CDR)が挙げられる。したがって、「抗体フラグメント」という用語は、抗体のタンパク質分解フラグメント(例えば、Fab及びF(ab)2フラグメント)並びに抗体の1つ以上の部分(例えば、scFv)を含む改変タンパク質を包含する。
抗体フラグメントは、単一ドメイン抗体、マキシボディ、ミニボディ、細胞内抗体、二重特異性抗体、三重特異性抗体、四重特異性抗体、v-NAR及びビス-scFv中にも組み込まれ得る(例えば、Hollinger and Hudson,2005,Nature Biotechnology 23:1126-1136を参照されたい)。抗体フラグメントは、フィブロネクチンIII型(Fn3)などのポリペプチドに基づいて足場中にグラフトされ得る(フィブロネクチンポリペプチドモノボディを説明する米国特許第6,703,199号明細書を参照されたい)。
抗体フラグメントは、相補的軽鎖ポリペプチド(例えば、VL-VC-VL-VC)と一緒になって抗原結合領域の対を形成する、タンデムFvセグメントの対(例えば、VH-CH1-VH-CH1)を含む一本鎖分子中に組み込まれ得る(Zapata et al.,1995,Protein Eng.8:1057-1062;及び米国特許第5,641,870号明細書)。
抗体番号付け方式:本明細書において、抗体ドメイン中の番号付けされたアミノ酸残基への言及は、特に規定されない限り、EU番号付け方式に基づいている(例えば、表11C-1~11C-2N中)。この方式は、Edelman et al.,1969,Proc.Nat’l Acad.Sci.USA 63:78-85によって最初に考案され、Kabat et al.,1991,in Sequences of Proteins of Immunological Interest,US Department of Health and Human Services,NIH,USAに詳細に記載されている。
抗原結合モジュール:本明細書において使用される「抗原結合モジュール」又は「ABM」という用語は、非共有結合的に、可逆的に及び特異的に抗原に結合する能力を有するMBMの一部を指す。ABMは、免疫グロブリンベース又は非免疫グロブリンベースであり得る。本明細書において使用される際、「ABM1」及び「BCMA ABM」(など)という用語は、BCMAに特異的に結合するABMを指し、「ABM2」及び「TCR ABM」(など)という用語は、TCR複合体の構成要素に特異的に結合するABMを指し、「ABM3」という用語は、(文脈によって)CD2又はTAAに特異的に結合するABMを指し、「CD2 ABM」(など)という用語は、CD2に特異的に結合するABMを指し、「TAA ABM」(など)という用語は、TAAに特異的に結合するABMを指す。用語ABM1、ABM2及びABM3は、便宜上使用されるに過ぎず、MBMの任意の特定の形態を示すことは意図されていない。ある実施形態において、ABM2は、CD3(本明細書では「CD3 ABM」などと呼ばれる)に結合する。したがって、ABM2及びABM2に関連する開示は、CD3 ABMにも適用される。
抗原結合ドメイン:「抗原結合ドメイン」(ABD)という用語は、非共有結合的に、可逆的に及び特異的に抗原に結合する能力を有する分子の部分を指す。例示的な抗原結合ドメインは、非共有結合的に、可逆的に及び特異的に抗原に結合する能力を保持する、抗原結合フラグメント並びに免疫グロブリン及び非免疫グロブリンの両方に基づく足場の部分を含む。本明細書において使用される際、「抗原結合ドメイン」という用語は、非共有結合的に、可逆的に及び特異的に抗原に結合する能力を保持する抗体フラグメントを包含する。
抗原結合フラグメント:抗体の「抗原結合フラグメント」という用語は、非共有結合的に、可逆的に及び特異的に抗原に結合する能力を保持する抗体の部分を指す。
会合された:MBMに関連した「会合された」という用語は、2つ以上のポリペプチド鎖間の機能的関係を指す。特に、「会合された」という用語は、ABM1、ABM2及びABM3がそれぞれの標的に結合できるよう機能的MBM(例えば、TBM)を生成するように、2つ以上のポリペプチドが、例えば分子相互作用によって非共有結合的に、又は1つ以上のジスルフィド架橋若しくは化学的架橋によって共有結合的に互いに会合されることを意味する。MBM中に存在し得る会合の例としては、(限定はされないが)Fcドメイン中のFc領域間の会合(第7.3.1.5節に記載のホモ二量体又はヘテロ二量体)、Fab又はFv中のVH及びVL領域間の会合並びにFab中のCH1及びCL間の会合が挙げられる。
B細胞:本明細書において使用される際、「B細胞」という用語は、リンパ球サブタイプの白血球のタイプであるB細胞系統の細胞を指す。B細胞の例としては、形質芽球、形質細胞、リンパ形質細胞様細胞、メモリーB細胞、濾胞B細胞、辺縁帯B細胞、B-1細胞、B-2細胞及び制御性B細胞が挙げられる。
B細胞悪性腫瘍:本明細書において使用される際、B細胞悪性腫瘍は、B細胞の無制御の増殖を指す。B細胞悪性腫瘍の例としては、非ホジキンリンパ腫(NHL)、ホジキンリンパ腫、白血病及び骨髄腫が挙げられる。例えば、B細胞悪性腫瘍は、限定はされないが、多発性骨髄腫、慢性リンパ性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)、濾胞性リンパ腫、マントル細胞リンパ腫(MCL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、辺縁帯リンパ腫、バーキットリンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫(ワルデンシュトレームマクログロブリン血症)、有毛細胞白血病、原発性中枢神経系(CNS)リンパ腫、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫、縦隔灰色帯リンパ腫(MGZL)、脾性辺縁帯B細胞リンパ腫、MALT型節外性辺縁帯B細胞リンパ腫、節性辺縁帯B細胞リンパ腫、及び原発性滲出液リンパ腫、及び形質細胞様樹状細胞腫瘍であり得る。
BCMA:本明細書において使用される際、「BCMA」という用語は、B細胞成熟抗原を指す。BCMA(TNFRSF17、BCM又はCD269としても知られている)は、腫瘍壊死受容体(TNFR)ファミリーのメンバーであり、主に最終分化したB細胞、例えばメモリーB細胞及び形質細胞において発現される。そのリガンドは、B細胞活性化因子(BAFF)及び増殖誘導リガンド(APRIL)を含む。タンパク質BCMAは、遺伝子TNFRSF17によってコードされる。例示的なBCMA配列は、受託番号Q02223で、Uniprotデータベースで入手可能である。
結合配列:表11、表12、表13、表14又は表17(その下位部分を含む)を参照して、「結合配列」という用語は、該当する表に記載されるCDR一式、VH-VL対又はscFvを有するABMを意味する。
2価:抗原結合分子に関連して本明細書において使用される際の「2価」という用語は、2つの抗原結合ドメインを有する抗原結合分子を指す。ドメインは、同じであるか又は異なり得る。したがって、2価抗原結合分子は、単一特異性又は二重特異性であり得る。
癌:「癌」という用語は、異常細胞の制御されない(多くの場合に急速な)成長によって特徴付けられる疾患を指す。癌細胞は、局所的に又は血流及びリンパ系を介して身体の他の部位に広がり得る。様々な癌の例が本明細書に記載され、限定はされないが、白血病、多発性骨髄腫、無症候性骨髄腫、ホジキンリンパ腫及び非ホジキンリンパ腫、例えば上記のタイプのいずれかの任意のBCMA陽性癌が挙げられる。「癌性B細胞」という用語は、無制御の増殖を起こしているか又は起こしたB細胞を指す。
CD3:「CD3」又は「分化群3」という用語は、T細胞受容体の分化した3つの共受容体の群を指す。CD3は、細胞傷害性T細胞(例えば、CD8+ナイーブT細胞)及びTヘルパー細胞(例えば、CD4+ナイーブT細胞)の両方の活性化を促進し、4つの異なる鎖:1つのCD3γ鎖(例えば、Genbank受託番号NM_000073及びMP_000064(ヒト))、1つのCD3δ鎖(例えば、Genbank受託番号NM_000732、NM_001040651、NP_00732及びNP_001035741(ヒト))及び2つのCD3ε鎖(例えば、Genbank受託番号NM_000733及びNP_00724(ヒト))から構成される。CD3の鎖は、単一の細胞外免疫グロブリンドメインを含む免疫グロブリンスーパーファミリーの非常に関連する細胞表面タンパク質である。CD3分子は、T細胞受容体(TCR)及びζ-鎖と会合して、Tリンパ球における活性化シグナルを生成する際に機能するT細胞受容体(TCR)複合体を形成する。
明示的に示されない限り、本出願におけるCD3への言及は、CD3共受容体、CD3共受容体複合体又はCD3共受容体複合体の任意のポリペプチド鎖を指し得る。
キメラ抗体:「キメラ抗体」(又はその抗原結合フラグメント)という用語は、(a)定常領域又はその部分が、抗原結合部位(可変領域)が、異なる若しくは改変されたクラス、エフェクター機能及び/若しくは種の定常領域又はキメラ抗体に新しい特性を付与する全く異なる分子、例えば酵素、毒素、ホルモン、成長因子、薬物などに連結されるように改変、置換又は交換されたか;又は(b)可変領域又はその部分が、異なる又は改変された抗原特異性を有する可変領域により改変、置換又は交換された抗体分子(又はその抗原結合フラグメント)である。例えば、マウス抗体は、その定常領域をヒト免疫グロブリンからの定常領域で置換することによって修飾され得る。ヒト定常領域による置換により、キメラ抗体は、元のマウス抗体と比較して、ヒトにおいて低下した抗原性を有しながら、抗原を認識する際にその特異性を保持することができる。
組み合わせて:本明細書において使用される際、「組み合わせて」投与されるとは、2つ(以上)の異なる治療薬が、対象が疾患に罹患する過程において対象に送達されること、例えば2つ以上の治療薬が、対象が疾患と診断された後及び疾患が治癒若しくは取り除かれる前又は治療が他の理由で停止される前に送達されることを意味する。
相補性決定領域:本明細書において使用される際の「相補性決定領域」又は「CDR」という用語は、抗原特異性及び結合親和性を付与する、抗体可変領域内のアミノ酸の配列を指す。例えば、一般に、各重鎖可変領域中の3つのCDR(例えば、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3)並びに各軽鎖可変領域中の3つのCDR(CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3)がある。所与のCDRの正確なアミノ酸配列境界は、Kabat et al.(1991),“Sequences of Proteins of Immunological Interest”,5th Ed.Public Health Service,National Institutes of Health,Bethesda,MD(「Kabat」番号付けスキーム),Al-Lazikani et al.,(1997)JMB 273,927-948(「Chothia」番号付けスキーム)及びImMunoGenTics(IMGT)番号付け(Lefranc,M.1999,the Immunologist,7,132-136(1999);Lefranc et al.,2003,Dev.Comp.Immunol.,27,55-77(「IMGT」番号付けスキーム)によって記載されるものを含む、いくつかの周知のスキームのいずれかを用いて決定され得る。例えば、古典的な形式では、Kabatにより、重鎖可変ドメイン(VH)中のCDRアミノ酸残基は、31~35(CDR-H1)、50~65(CDR-H2)及び95~102(CDR-H3)と番号付けされ;軽鎖可変ドメイン(VL)中のCDRアミノ酸残基は、24-34(CDR-L1)、50~56(CDR-L2)及び89~97(CDR-L3)と番号付けされる。Chothiaにより、VH中のCDRアミノ酸は、26~32(CDR-H1)、52~56(CDR-H2)及び95~102(CDR-H3)と番号付けされ;VL中のアミノ酸残基は、26~32(CDR-L1)、50~52(CDR-L2)及び91~96(CDR-L3)と番号付けされる。Kabat及びChothiaの両方のCDRの定義を組み合わせることにより、CDRは、ヒトVH中のアミノ酸残基26~35(CDR-H1)、50~65(CDR-H2)及び95~102(CDR-H3)並びにヒトVL中のアミノ酸残基24~34(CDR-L1)、50~56(CDR-L2)及び89~97(CDR-L3)からなる。IMGTにより、VH中のCDRアミノ酸残基は、約26~35(CDR-H1)、51~57(CDR-H2)及び93~102(CDR-H3)と番号付けされ、VL中のCDRアミノ酸残基は、約27~32(CDR-L1)、50~52(CDR-L2)及び89~97(CDR-L3)(「Kabat」による番号付け)と番号付けされる。IMGTにより、抗体のCDR領域は、プログラムIMGT/ドメインGap Alignを用いて決定され得る。
同時に:「同時に」という用語は、ちょうど同時の治療薬(例えば、予防剤又は治療剤)の投与に限定されず、MBM又はADCを含む医薬組成物が、さらなる治療薬と一緒に作用して、それらが他の方法で投与される場合より増加した利益を提供し得るような順序及び時間間隔内で対象に投与されることを意味する。
保存的配列修飾:「保存的配列修飾」という用語は、MBM又はその構成要素((例えば、ABM又はFc領域)の結合特性に実質的に影響を与えないか又は変化させないアミノ酸修飾を指す。このような保存的修飾は、アミノ酸置換、付加及び欠失を含む。修飾は、部位特異的突然変異誘発及びPCR媒介突然変異誘発などの標準的な技術によってMBMに導入され得る。保存的アミノ酸置換は、アミノ酸残基が同様の側鎖を有するアミノ酸残基で置換されるものである。同様の側鎖を有するアミノ酸残基のファミリーは、当技術分野において規定されている。これらのファミリーとしては、塩基性側鎖を有するアミノ酸(例えば、リジン、アルギニン、ヒスチジン)、酸性側鎖を有するアミノ酸(例えば、アスパラギン酸、グルタミン酸)、非荷電極性側鎖を有するアミノ酸(例えば、グリシン、アスパラギン、グルタミン、セリン、トレオニン、チロシン、システイン、トリプトファン)、非極性側鎖を有するアミノ酸(例えば、アラニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、プロリン、フェニルアラニン、メチオニン)、β-分岐側鎖を有するアミノ酸(例えば、トレオニン、バリン、イソロイシン)及び芳香族側鎖を有するアミノ酸(例えば、チロシン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジン)が挙げられる。したがって、MBM内の1つ以上のアミノ酸残基は、同じ側鎖ファミリーからの他のアミノ酸残基で置換され得、改変されたMBMは、例えば、標的分子への結合及び/又は有効なヘテロ二量体化及び/又はエフェクター機能について試験され得る。
二重特異性抗体:本明細書において使用される際の「二重特異性抗体」という用語は、典型的に、scFv鎖の対合によって形成される、2つの抗原結合部位を有する小型の抗体フラグメントを指す。各scFvは、同じポリペプチド鎖中に軽鎖可変ドメイン(VL)に連結された重鎖可変ドメイン(VH)を含む(VH-VL、ここで、VHは、VLに対してN末端又はC末端のいずれかである)。VH及びVLが同じポリペプチド鎖上のVH及びVLが対合して抗原結合ドメインを形成することを可能にするリンカーによって隔てられる典型的なscFvと異なり、二重特異性抗体は、典型的に、同じ鎖上のVH及びVLドメイン間の対合を可能にするには短過ぎるリンカーを含み、それにより、VH及びVLドメインが別の鎖の相補的ドメインと対合され、2つの抗原結合部位が形成される。二重特異性抗体は、例えば、欧州特許第404,097号明細書;国際公開第93/11161号パンフレット;及びHollinger et al.,1993,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 90:6444-6448にさらに十分に記載されている。
dsFv:「dsFv」という用語は、ジスルフィド安定化Fvフラグメントを指す。dsFvにおいて、VH及びVLがドメイン間ジスルフィド結合によって連結される。このような分子を生成するために、VH及びVLのフレームワーク領域中の1つのアミノ酸がそれぞれシステインに突然変異され、それが次に安定した鎖間ジスルフィド結合を形成する。典型的に、VH中の44位及びVL中の100位がシステインに突然変異される。Brinkmann,2010,Antibody Engineering 181-189,DOI:10.1007/978-3-642-01147-4_14を参照されたい。dsFvという用語は、dsFvとして公知のもの(VH及びVLが、リンカーペプチドではなく鎖間ジスルフィド結合によって連結された分子)又はscdsFv(VH及びVLが、リンカー並びに鎖間ジスルフィド結合によって連結された分子)の両方を包含する。
エフェクター機能:「エフェクター機能」という用語は、通常、エフェクター分子の結合によって媒介される、抗原結合ドメイン以外の抗体のドメインを介した結合によって媒介される抗体分子の活性を指す。エフェクター機能は、例えば、抗体への補体のC1構成要素の結合によって媒介される補体媒介性エフェクター機能を含む。補体の活性化は、細胞病原体のオプソニン化及び溶解において重要である。補体の活性化は、炎症反応も刺激し、自己免疫過敏性にも関与し得る。エフェクター機能は、Fc受容体(FcR)媒介性エフェクター機能も含み、これは、Fc受容体(FcR)への抗体の定常ドメインの結合時に引き起こされ得る。細胞表面におけるFc受容体への抗体の結合は、抗体で被覆された粒子の貪食及び破壊、免疫複合体のクリアランス、キラー細胞による抗体で被覆された標的細胞の溶解(抗体依存性細胞媒介細胞傷害性又はADCCと呼ばれる)、炎症性メディエータの放出、胎盤通過及び免疫グロブリン産生の制御を含む、多くの重要及び多様な生物学的応答を引き起こす。抗体のエフェクター機能は、Fc受容体又は補体成分などのエフェクター分子に対する抗体の親和性を改変、例えば増強又は低減することによって改変され得る。結合親和性は、一般に、エフェクター分子結合部位を修飾することによって変化され、この場合、対象とする部位を位置特定し、この部位の少なくとも一部を好適な方法で修飾することが適切である。エフェクター分子のための抗体における結合部位の改変が全体的な結合親和性を実質的に改変する必要はないが、エフェクター機構を非生産的結合におけるように無効にするように、相互作用の幾何学的性質を改変し得ることも考えられる。エフェクター機能は、エフェクター分子結合に直接関与しないが、エフェクター機能の性能に他の方法で関与する部位を修飾することによって改変され得ることもさらに考えられる。
エピトープ:エピトープ又は抗原決定基は、抗体又は本明細書に記載される他の抗原結合部分によって認識される抗原の部分である。エピトープは、線形又は立体構造であり得る。
Fab:本明細書において使用される際の「Fab」又は「Fab領域」とは、VH、CH1、VL及びCL免疫グロブリンドメインを含むポリペプチド領域を意味する。これらの用語は、単独でのこの領域又は本開示の抗原結合分子に関連したこの領域を指し得る。
Fabドメインは、VLドメインに結合されたCLドメインとの、VHドメインに結合されたCH1ドメインの会合によって形成される。VHドメインは、VLドメインと対合されてFv領域を構成し、CH1ドメインは、CLドメインと対合されて結合モジュールをさらに安定させる。2つの定常ドメイン間のジスルフィド結合は、Fabドメインをさらに安定させ得る。
Fab領域は、(例えば、パパインなどの酵素を用いた)免疫グロブリン分子のタンパク質分解的切断又は組み換え発現によって生成され得る。天然免疫グロブリン分子において、Fabは、2つの異なるポリペプチド鎖の会合(例えば、一方の鎖上のVH-CH1が他方の鎖上のVL-CLと会合する)によって形成される。Fab領域は、典型的に2つのポリペプチド鎖上で、典型的に組み換え技術によって発現されるが、一本鎖Fabも本明細書において考えられる。
Fcドメイン:「Fcドメイン」という用語は、関連するFc領域の対を指す。2つのFc領域が二量体化してFcドメインを生成する。Fcドメイン内の2つのFc領域は、互いに同じか(本明細書において「Fcホモ二量体」と呼ばれるFcドメインなど)又は異なり得る(本明細書において「Fcヘテロ二量体」と呼ばれるFcドメインなど)。
Fc領域:本明細書において使用される際の「Fc領域」又は「Fc鎖」という用語は、IgG分子のCH2-CH3ドメインを含み、ある場合には、ヒンジを含むポリペプチドを意味する。ヒトIgG1のためのEU番号付けにおいて、CH2-CH3ドメインは、アミノ酸231~447を含み、ヒンジは216~230である。したがって、「Fc領域」の定義は、アミノ酸231~447(CH2-CH3)若しくは216~447(ヒンジ-CH2-CH3)の両方又はそのフラグメントを含む。これに関連する「Fcフラグメント」は、N末端及びC末端のいずれか又は両方からのより少ないアミノ酸を含有し得るが、一般にサイズに基づく標準的な方法(例えば、非変性クロマトグラフィー、サイズ排除クロマトグラフィー)を用いて検出され得るように、別のFc領域とともに二量体を形成する能力を依然として保持する。ヒトIgG Fc領域は、本開示において特に有用であり、ヒトIgG1、IgG2又はIgG4からのFc領域であり得る。
Fv:「Fv」という用語は、完全な標的認識部位及び結合部位を含む免疫グロブリンに由来する最小の抗体フラグメントを指す。この領域は、強固に非共有結合された1つの重鎖と1つの軽鎖可変ドメインの二量体(VH-VL二量体)とからなる。この形態において、各可変ドメインの3つのCDRが相互作用して、VH-VL二量体の表面に標的結合部位が規定される。多くの場合、6つのCDRが抗体に標的結合特異性を付与する。しかしながら、ある場合には、単一の可変ドメイン(又は標的に特異的な3つのみのCDRを含むFvの半分)でも、標的を認識し、標的に結合する能力を有し得る。本明細書におけるVH-VL二量体への言及は、任意の特定の形態を示すことは意図されていない。例として、限定はされないが、VH及びVLは、本明細書に記載される任意の形態で一緒になって半抗体を形成することができる、又はそれぞれが別個の半抗体に存在して、別個の半抗体が結合するときに一緒になって抗原結合ドメインを形成する、例えば本開示のTBMを形成することができる。単一のポリペプチド鎖(例えば、scFv)上に存在する場合、VHは、VLのN末端又はC末端であり得る。
半抗体:「半抗体」という用語は、少なくとも1つのABM又はABM鎖を含み、例えばジスルフィド架橋又は分子相互作用(例えば、Fcヘテロ二量体間のノブ・イン・ホール相互作用)により、ABM又はABM鎖を含む別の分子と会合し得る分子を指す。半抗体は、1つのポリペプチド鎖又は2つ以上のポリペプチド鎖(例えば、Fabの2つのポリペプチド鎖)から構成され得る。一実施形態において、半抗体は、Fc領域を含む。
半抗体の例は、抗体(例えば、IgG抗体)の重鎖及び軽鎖を含む分子である。半抗体の別の例は、VLドメイン及びCLドメインを含む第1のポリペプチドと、VHドメイン、CH1ドメイン、ヒンジ領域、CH2ドメイン及びCH3ドメインを含む第2のポリペプチドとを含む分子であり、ここで、VL及びVHドメインは、ABMを形成する。半抗体のさらに別の例は、scFvドメイン、CH2ドメイン及びCH3ドメインを含むポリペプチドである。
半抗体は、2つ以上のABMを含み得、例えば、半抗体は、(N末端からC末端への順に)scFvドメイン、CH2ドメイン、CH3ドメイン及び別のscFvドメインを含む。
半抗体は、別の半抗体中の別のABM鎖と会合されたときに完全なABMを形成するABM鎖も含み得る。
したがって、MBM(例えば、TBM)は、1つ、より典型的に2つ又はさらに3つ以上の半抗体を含み得、半抗体は、1つ以上のABM又はABM鎖を含み得る。
一部のMBMにおいて、第1の半抗体は、第2の半抗体と会合し、例えばそれとともにヘテロ二量体化する。他のMBMにおいて、第1の半抗体は、例えば、ジスルフィド架橋又は化学的架橋によって第2の半抗体に共有結合される。さらに他のMBMにおいて、第1の半抗体は、共有結合及び非共有相互作用の両方、例えばジスルフィド架橋及びノブ・イン・ホール相互作用によって第2の半抗体と会合する。
「半抗体」という用語は、説明の目的のために意図されるに過ぎず、特定の形態又は製造の方法を暗示していない。「第1の」半抗体、「第2の」半抗体、「左側」半抗体、「右側」半抗体などの半抗体の説明は、便宜上及び説明の目的のために過ぎない。
6価:抗原結合分子(例えば、TBM)に関連して本明細書において使用される際、「6価」という用語は、6つの抗原結合ドメインを有する抗原結合分子を指す。本開示の6価TBMは、一般に、それぞれが同じ抗原に結合する3対の抗原結合ドメインを有するが、異なる形態(例えば、BCMAに結合する3つの抗原結合ドメイン、TCR複合体の構成要素に結合する2つの抗原結合ドメイン及びCD2若しくはTAAに結合する1つの抗原結合ドメイン、又はBCMAに結合する3つの抗原結合ドメイン、CD2若しくはTAAに結合する2つの抗原結合ドメイン及びTCR複合体の構成要素に結合する1つの抗原結合ドメイン)も本開示の範囲内である。6価TBMの例は、図1U~1Vに概略的に示される。
ホール:ノブ・イントゥ・ホールに関連して、「ホール」は、第1のFc鎖の境界から陥凹しており、したがってFcヘテロ二量体を安定させ、それにより例えば、Fcホモ二量体形成よりFcヘテロ二量体形成に有利に作用するように、第2のFc鎖の隣接する境界における相補的な「ノブ」に位置決め可能である少なくとも1つのアミノ酸側鎖を指す。
宿主細胞又は組み換え宿主細胞:「宿主細胞」又は「組み換え宿主細胞」という用語は、例えば、異種核酸の導入によって遺伝子組み換えされた細胞を指す。このような用語は、特定の対象の細胞だけでなく、このような細胞の子孫を指すことが意図されることが理解されるべきである。突然変異又は環境の影響のいずれかのため、ある修飾が後の世代において存在し得るため、このような子孫は、実際には親細胞と同一でないことがあり得るが、本明細書において使用される際の「宿主細胞」という用語の範囲内に依然として含まれる。宿主細胞は、例えば、染色体外異種発現ベクター上で一時的に又は例えば宿主細胞ゲノムへの異種核酸の統合によって安定的に異種核酸を保有し得る。本開示のMBMを発現する目的のために、宿主細胞は、サル腎臓細胞(COS、例えばCOS-1、COS-7)、HEK293、ベビーハムスター腎臓(BHK、例えばBHK21)、チャイニーズハムスター卵巣(CHO)、NSO、PerC6、BSC-1、ヒト肝細胞癌細胞(例えば、Hep G2)、SP2/0、HeLa、メイディン・ダービー・ウシ腎臓(MDBK)、骨髄腫及びリンパ腫細胞又はそれらの誘導体及び/若しくは改変変異体などの、哺乳動物由来又は哺乳動物様特性の細胞株であり得る。改変変異体としては、例えば、グリカンプロファイル修飾された及び/又は部位特異的統合部位誘導体が挙げられる。
ヒト抗体:本明細書において使用される際の「ヒト抗体」という用語は、フレームワーク及びCDR領域の両方が、ヒト由来の配列に由来する可変領域を有する抗体を含む。さらに、抗体が定常領域を含む場合、定常領域は、このようなヒト配列、例えばヒト生殖系列配列若しくは突然変異体のヒト生殖系列配列又は例えばKnappik et al.,2000,J Mol Biol 296,57-86に記載されているように、ヒトフレームワーク配列分析に由来する抗体含有コンセンサスフレームワーク配列にも由来する。免疫グロブリン可変ドメイン、例えばCDRの構造及び位置は、周知の番号付けスキーム、例えばKabat番号付けスキーム、Chothia番号付けスキーム又はKabat及びChothiaの組合せを用いて定義され得る(例えば、Lazikani et al.,1997,J.Mol.Bio.273:927 948;Kabat et al.,1991,Sequences of Proteins of Immunological Interest,5th edit.,NIH Publication no.91-3242 U.S.Department of Health and Human Services;Chothia et al.,1987,J.Mol.Biol.196:901-917;Chothia et al.,1989,Nature 342:877-883を参照されたい)。
ヒト抗体は、ヒト配列によってコードされないアミノ酸残基(例えば、インビトロでのランダム若しくは部位特異的突然変異又はインビボでの体細胞突然変異によって導入される突然変異又は安定性若しくは製造を促進するための保存的置換)を含み得る。しかしながら、本明細書において使用される際の「ヒト抗体」という用語は、マウスなどの別の哺乳動物種の生殖系列に由来するCDR配列が、ヒトフレームワーク配列上にグラフトされた抗体を含むことを意図されていない。
ヒト化:非ヒト(例えば、マウス)抗体の「ヒト化」形態という用語は、非ヒト免疫グロブリンに由来する最小配列を含むキメラ抗体である。ほとんどの場合、ヒト化抗体は、レシピエントの超可変領域に由来する残基が、所望の特異性、親和性及び能力を有するマウス、ラット、ウサギ又は非ヒト霊長類などの非ヒト種(ドナー抗体)の超可変領域に由来する残基で置換されたヒト免疫グロブリン(レシピエント抗体)である。ある場合には、ヒト免疫グロブリンのフレームワーク領域(FR)残基は、対応する非ヒト残基で置換される。さらに、ヒト化抗体は、レシピエント抗体又はドナー抗体に見られない残基を含み得る。これらの修飾は、抗体の性能をさらに改善するために行われる。一般に、ヒト化抗体は、少なくとも1つ、典型的に2つの可変ドメインの実質的に全てを含み、ここで、超可変ループの全て又は実質的に全ては、非ヒト免疫グロブリンのものに対応し、FRの全て又は実質的に全ては、ヒト免疫グロブリンlo配列のものである。ヒト化抗体は、任意選択的に、免疫グロブリン定常領域(Fc)の少なくとも一部、典型的にヒト免疫グロブリンのものも含む。さらなる詳細については、Jones et al.,1986,Nature 321:522-525;Riechmann et al.,1988,Nature 332:323-329;及びPresta,1992,Curr. Op. Struct. Biol. 2:593-596を参照されたい。また、以下の総説及びその中で引用される参考文献:Vaswani and Hamilton,1998,Ann. Allergy,Asthma & Immunol. 1:105-115;Harris,1995,Biochem. Soc. Transactions 23:1035-1038;Hurle and Gross,1994,Curr. Op. Biotech. 5:428-433も参照されたい。
ノブ:ノブ・イントゥ・ホールに関連して、「ノブ」は、第1のFc鎖の境界から突出し、したがってFcヘテロ二量体を安定させ、それにより例えばFcホモ二量体形成よりFcヘテロ二量体形成に有利に作用するように、第2のFc鎖との境界における相補的な「ホール」に位置決め可能である少なくとも1つのアミノ酸側鎖を指す。
ノブ及びホール(又はノブ・イントゥ・ホール):Fcヘテロ二量体化の1つの機構は、当技術分野において「ノブ及びホール」、又は「ノブ・イン・ホール」、又は「ノブ・イントゥ・ホール」と一般に呼ばれる。これらの用語は、例えば、Ridgway et al.,1996,Protein Engineering 9(7):617;Atwell et al.,1997,J.Mol.Biol.270:26;及び米国特許第8,216,805号明細書に記載されるように、Fcホモ二量体よりFcヘテロ二量体の形成に有利に作用するように立体的影響を生じるアミノ酸突然変異を指す。ノブ・イン・ホール突然変異は、例えば、第7.3.1.6節に記載されるように、ヘテロ二量体化を改善する他の手法と組み合わされ得る。
モノクローナル抗体:本明細書において使用される際の「モノクローナル抗体」という用語は、同じ遺伝源に由来する、抗体、抗体フラグメント、分子(TBMを含む)などを含むポリペプチドを指す。
1価:抗原結合分子に関連して本明細書において使用される際の「1価」という用語は、単一の抗原結合ドメインを有する抗原結合分子を指す。
多重特異性結合分子:「多重特異性結合分子」又は「MBM」という用語は、少なくとも2つの抗原に特異的に結合し、2つ以上の抗原結合ドメインを含む分子を指す。抗原結合ドメインは、それぞれ独立して、抗体フラグメント(例えば、scFv、Fab、ナノボディ)、リガンド又は非抗体由来の結合剤(例えば、フィブロネクチン、フィノマー、DARPin)であり得る。
突然変異又は修飾:ポリペプチドの一次アミノ酸配列に関連して、「修飾」及び「突然変異」という用語は、参照ポリペプチドと比べた、ポリペプチド配列におけるアミノ酸置換、挿入及び/又は欠失を指す。さらに、「修飾」という用語は、例えば、化学的コンジュゲーション(例えば、薬物又はポリエチレングリコール部分の)又は翻訳後修飾(例えば、グリコシル化)による、アミノ酸残基への改変をさらに包含する。
核酸:「核酸」という用語は、「ポリヌクレオチド」という用語と同義的に本明細書において使用され、一本鎖又は二本鎖形態のいずれかのデオキシリボヌクレオチド又はリボヌクレオチド及びそれらのポリマーを指す。この用語は、合成、天然及び非天然であり、参照核酸と同様の結合特性を有し、参照ヌクレオチドと同様に代謝される、公知のヌクレオチド類似体又は修飾された骨格残基又は連結を含む核酸を包含する。このような類似体の例としては、限定はされないが、ホスホロチオエート、ホスホロアミダート、メチルホスホネート、キラル-メチルホスホネート、2-O-メチルリボヌクレオチド及びペプチド-核酸(PNA)が挙げられる。
特に示されない限り、特定の核酸配列は、明示的に示された配列だけでなく、その核酸配列の保存的に修飾された変異体(例えば、縮重コドン置換)及び相補配列も暗に包含する。具体的には、以下に詳述されるように、縮重コドン置換は、1つ以上の選択された(又は全ての)コドンの第3位が、混合塩基及び/又はデオキシイノシン残基で置換された配列を生成することによって達成され得る(Batzer et al.,(1991)Nucleic Acid Res.19:5081;Ohtsuka et al.,(1985)J.Biol.Chem.260:2605-2608;及びRossolini et al.,(1994)Mol.Cell.Probes 8:91-98)。
作動可能に連結された:「作動可能に連結された」という用語は、2つ以上のペプチド又はポリペプチドドメイン又は核酸(例えば、DNA)セグメント間の機能的関係を指す。融合タンパク質又は他のポリペプチドに関連して、「作動可能に連結された」という用語は、2つ以上のアミノ酸セグメントが機能的ポリペプチドを生成するように連結されることを意味する。例えば、本開示のMBMに関連して、別個のABM(又はABMの鎖)がペプチドリンカー配列に連結され得る。本開示のMBMのポリペプチド鎖などの、融合タンパク質をコードする核酸に関連して、「作動可能に連結された」は、2つの核酸が、2つの核酸によってコードされたアミノ酸配列がインフレームのままであるように結合されることを意味する。転写調節に関連して、この用語は、転写配列に対する転写調節配列の機能的関係を指す。例えば、プロモーター又はエンハンサー配列は、それが適切な宿主細胞又は他の発現系におけるコード配列の転写を刺激又は調節する場合、コード配列に作動可能に連結される。
5価:抗原結合分子(例えば、TBM)に関連して本明細書において使用される際、「5価」という用語は、5つの抗原結合ドメインを有する抗原結合分子を指す。本開示の5価TBMは、一般に、(a)それぞれが同じ抗原に結合する2対の抗原結合ドメイン及び第3の抗原に結合する単一の抗原結合ドメイン、又は(b)同じ抗原に結合する3つの抗原結合ドメイン及びそれぞれが別個の抗原に結合する2つの抗原結合ドメインのいずれかを有する。5価TBMの例は、図1Tに概略的に示される。
ポリペプチド及びタンパク質:「ポリペプチド」及び「タンパク質」という用語は、アミノ酸残基のポリマーを指すように本明細書において同義的に使用される。この用語は、1つ以上のアミノ酸残基が、対応する天然アミノ酸の人工的な化学的模倣体であるアミノ酸ポリマー並びに天然アミノ酸ポリマー及び非天然アミノ酸ポリマーを包含する。さらに、この用語は、例えば、1つ以上の側鎖若しくは末端の合成誘導体化、グリコシル化、PEG化、循環置換(circular permutation)、環化、他の分子へのリンカー、タンパク質若しくはタンパク質ドメインへの融合及びペプチドタグ若しくは標識の付加によって誘導体化されるアミノ酸ポリマーを包含する。
認識する:本明細書において使用される際の「認識する」という用語は、そのエピトープを見つけ、それと相互作用する(例えば、結合する)ABMを指す。
配列同一性:2つの類似の配列(例えば、抗体可変ドメイン)間の配列同一性は、Smith、T.F.&Waterman,M.S.(1981)“Comparison Of Biosequences”,Adv.Appl.Math.2:482[局地的相同性アルゴリズム];Needleman,S.B.&Wunsch,CD.(1970)“A General Method Applicable To the Search For Similarities In Amino Acid Sequence Of Two Proteins”,J.Mol.Biol.48:443[相同性アライメントアルゴリズム]、Pearson,W.R.&Lipman,D.J.(1988)“Improved Tools For Biological Sequence Comparison”,Proc.Natl.Acad.Sci.(U.S.A.)85:2444[類似性の探索方法];又はAltschul,S.F.et al,(1990)“Basic Local Alignment Search Tool“,J.Mol.Biol.215:403-10,“BLAST” algorithm(blast.ncbi.nlm.nih.gov/Blast.cgiを参照されたい)のものなどのアルゴリズムによって測定され得る。上記のアルゴリズムのいずれかを使用する場合、デフォルトパラメータ(ウィンドウ長さ、ギャップペナルティなどの)が使用される。一実施形態において、配列同一性は、デフォルトパラメータを使用するBLASTアルゴリズムを使用して行われる。
任意選択的に、同一性は、少なくとも約50ヌクレオチド(又はペプチド若しくはポリペプチドの場合、少なくとも約10アミノ酸)の長さの領域にわたり、又はある場合には100~500若しくは1000又はそれを超えるヌクレオチド(又は20、50、200若しくはそれを超えるアミノ酸)の長さの領域にわたって決定される。ある実施形態において、同一性は、規定されたドメイン、例えば抗体のVH又はVLにわたって決定される。特に規定されない限り、2つの配列間の配列同一性は、2つの配列の短い方の全長にわたって決定される。
一本鎖Fab又はscFab:「一本鎖Fab」及び「scFab」という用語は、VH及びVLが互いに会合され、CH1及びCLが互いに会合されるように、抗体重鎖可変ドメイン(VH)、抗体定常ドメイン1(CH1)、抗体軽鎖可変ドメイン(VL)、抗体軽鎖定常ドメイン(CL)及びリンカーを含むポリペプチドを意味する。ある実施形態において、抗体ドメイン及びリンカーは、N末端からC末端方向への以下の順序の1つ:a)VH-CH1-リンカー-VL-CL、b)VL-CL-リンカー-VH-CH1、c)VH-CL-リンカー-VL-CH1又はd)VL-CH1-リンカー-VH-CLを有する。リンカーは、少なくとも30個のアミノ酸、例えば32~50個のアミノ酸のポリペプチドであり得る。一本鎖Fabは、CLドメインとCH1ドメインとの間の天然ジスルフィド結合によって安定化される。
一本鎖Fv又はscFv:本明細書において使用される際、「一本鎖Fv」又は「scFv」という用語は、抗体のVH及びVLドメインを含む抗体フラグメントを指し、ここで、これらのドメインは、単一のポリペプチド鎖に存在する。Fvポリペプチドは、VHドメインとVLドメインとの間に、ScFvが抗原結合のための所望の構造を形成することを可能にするポリペプチドリンカーをさらに含み得る。scFvの概要については、Plueckthun in the Pharmacology of Monoclonal Antibodies,vol.113,Rosenburg and Moore eds.,(1994)Springer-Verlag,New York,pp.269-315を参照されたい。
特異的に(又は選択的に)結合する:抗原又はエピトープに「特異的に(又は選択的に)結合する」という用語は、タンパク質及び他の生体物質の異種集団中の同種抗原又はエピトープの存在を決定する結合反応を指す。結合反応は、抗体又は抗体フラグメントによって媒介され得るが、必ずしもこれらによって媒介される必要はなく、例えば、リガンド、DARPinなどのセクション7.2に記載される任意のタイプのABMによっても媒介され得る。ABMは、典型的に、5×10-2M未満、10-2M未満、5×10-3M未満、10-3M未満、5×10-4M未満、10-4M未満、5×10-5M未満、10-5M未満、5×10-6M未満、10-6M未満、5×10-7M未満、10-7M未満、5×10-8M未満、10-8M未満、5×10-9M未満又は10-9M未満の解離速度定数(KD)(koff/kon)を有し、非特異的抗原(例えば、HSA)に結合するためのその親和性より少なくとも2倍高い親和性で標的抗原に結合する。「特異的に結合する」という用語は、異種間交差性を排除しない。例えば、1つの種からの抗原に「特異的に結合する」抗原結合モジュール(例えば、抗体の抗原結合フラグメント)は、1つ以上の他の種における該当する抗原にも「特異的に結合」し得る。したがって、このような異種間交差性自体は、「特異的な」結合剤として抗原結合モジュールの分類を変化させない。特定の実施形態において、ヒト抗原に特異的に結合する抗原結合モジュール(例えば、ABM1、ABM2及び/又はABM3)は、1つ以上の非ヒト哺乳動物種、例えば霊長類種(カニクイザル(Macaca fascicularis)、アカゲザル(Macaca mulatta)及びブタオザル(Macaca nemestrina)の1つ以上を含むが、これらに限定されない)又はげっ歯類種、例えばハツカネズミ(Mus musculus)との異種間交差性を有する。他の実施形態において、抗原結合モジュール(例えば、ABM1、ABM2及び/又はABM3)は、異種間交差性を有さない。
対象:「対象」という用語は、ヒト及び非ヒト動物を含む。非ヒト動物は、全ての脊椎動物、例えば非ヒト霊長類、ヒツジ、イヌ、ウシ、ニワトリ、両生類及びは虫類などの哺乳動物及び非哺乳動物を含む。特記されない限り、「患者」又は「対象」という用語は、本明細書において同義的に使用される。
VHドメインのタンデム:本明細書において使用される際の「VHドメイン(又はVH)のタンデム」という用語は、抗体の倍数の同一のVHドメインからなる一連のVHドメインを指す。VHドメインのそれぞれは、タンデムの末端の最後の1つを除いて、リンカーあり又はなしで別のVHドメインのN末端に連結されたそのC末端を有する。タンデムは、少なくとも2つのVHドメインを有し、MBMの特定の実施形態において3、4、5、6、7、8、9又は10個のVHドメインを有する。VHのタンデムは、それらが単一のポリペプチド鎖として作製されることを可能にするリンカーあり又はなしの組み換え方法(例えば、第7.3.3節に記載されるように)を用いて、所望の順序で各VHドメインのコード核酸を結合することによって生成され得る。タンデムの最初のVHドメインのN末端は、タンデムのN末端として定義される一方、タンデムの最後のVHドメインのC末端は、タンデムのC末端として定義される。
VLドメインのタンデム:本明細書において使用される際の「VLドメイン(又はVL)のタンデム」という用語は、抗体の倍数の同一のVLドメインからなる一連のVLドメインを指す。VLドメインのそれぞれは、タンデムの末端の最後の1つを除いて、リンカーあり又はなしで別のVLのN末端に連結されたそのC末端を有する。タンデムは、少なくとも2つのVLドメインを有し、MBMの特定の実施形態において3、4、5、6、7、8、9又は10個のVLドメインを有する。VLのタンデムは、それらが単一のポリペプチド鎖として作製されることを可能にするリンカーあり又はなしの組み換え方法(例えば、第7.3.3節に記載されるように)を用いて、所望の順序で各VLドメインのコード核酸を結合することによって生成され得る。タンデムの最初のVLドメインのN末端は、タンデムのN末端として定義される一方、タンデムの最後のVLドメインのC末端は、タンデムのC末端として定義される。
標的抗原:本明細書において使用される際の「標的抗原」とは、抗原結合ドメインによって非共有結合的に、可逆的に及び特異的に結合される分子を意味する。
4価:抗原結合分子(例えば、TBM)に関連して本明細書において使用される際、「4価」という用語は、4つの抗原結合ドメインを有する抗原結合分子を指す。本開示の4価TBMは、一般に、同じ抗原に結合する2つの抗原結合ドメイン(例えば、BCMA)及びそれぞれが別個の抗原に結合する2つの抗原結合ドメイン(例えば、TCR複合体の構成要素及びCD2又はTAAのいずれか)を有する。4価TBMの例は、図1Q~1Sに概略的に示される。
治療有効量:「治療有効量」は、所望の治療結果を達成するのに必要な投与量及び期間での有効な量を指す。
治療する、治療、治療すること:本明細書において使用される際、「治療する」、「治療」及び「治療すること」という用語は、1つ以上の本開示のMBM(例えば、TBM)の投与から得られる、疾患又は障害(例えば、増殖性疾患)の進行、重症度及び/又は期間の減少若しくは改善又は疾患の1つ以上の症状(例えば、1つ以上の識別可能な症状)の改善を指す。ある実施形態において、「治療する」、「治療」及び「治療すること」という用語は、必ずしも患者によって識別されない、腫瘍の成長などの疾患の少なくとも1つの測定可能な物理的パラメータの改善を指す。他の実施形態において、「治療する」、「治療」及び「治療すること」という用語は、例えば、識別可能な症状の安定化によって物理的に、例えば物理的パラメータの安定化によって生理学的に又はその両方のいずれかの疾患の進行の阻害を指す。ある実施形態において、「治療する」、「治療」及び「治療すること」という用語は、腫瘍サイズ又は癌性細胞数の減少又は安定化を指し得る。
三重特異性結合分子:「三重特異性結合分子」又は「TBM」という用語は、3つの抗原に特異的に結合し、3つ以上の抗原結合ドメインを含む分子を指す。本開示のTBMは、BCMAに特異的な少なくとも1つの抗原結合ドメイン、TCR複合体の構成要素に特異的な少なくとも1つの抗原結合ドメイン及びCD2又はTAAに特異的な少なくとも1つの抗原結合ドメインを含む。抗原結合ドメインは、それぞれ独立して、抗体フラグメント(例えば、scFv、Fab、ナノボディ)、リガンド又は非抗体由来の結合剤(例えば、フィブロネクチン、フィノマー、DARPin)であり得る。代表的なTBMを図1に示す。TBMは、1つ、2つ、3つ、4つ又はそれを超えるポリペプチド鎖を含み得る。例えば、図1Mに示されるTBMは、ABMリンカーによって1つの単一のポリペプチド鎖に結合された3つのscFvを含む単一のポリペプチド鎖を含む。図1Kに示されるTBMは、とりわけFcドメインによって結合された3つのscFvを含む2つのポリペプチド鎖を含む。図1Jに示されるTBMは、scFv、リガンド及びとりわけFcドメインによって結合されたFabを形成する3つのポリペプチド鎖を含む。図1Cに示されるTBMは、とりわけFcドメインによって結合された3つのFabを形成する4つのポリペプチド鎖を含む。図1Uに示されるTBMは、とりわけFcドメインによって結合された4つのFab及び2つのscFvを形成する6つのポリペプチド鎖を含む。
三価:抗原結合分子(例えば、TBM)に関連して本明細書において使用される際、「三価」という用語は、3つの抗原結合ドメインを有する抗原結合分子を指す。本開示のTBMは、三重特異性であり、BCMA、TCR複合体の構成要素、及びCD2又はTAAに特異的に結合する。したがって、3価TBMは、それぞれが異なる抗原に結合する3つの抗原結合ドメインを有する。三価TBMの例は、図1B~1Vに概略的に示される。
腫瘍:「腫瘍」という用語は、本明細書において「癌」という用語と同義的に使用され、例えば、両方の用語は、固体及び液体、例えばびまん性又は循環腫瘍を包含する。本明細書において使用される際、「癌」又は「腫瘍」という用語は、前悪性並びに悪性の癌及び腫瘍を含む。
腫瘍関連抗原:「腫瘍関連抗原」又は「TAA」という用語は、癌細胞の表面上に完全に又はフラグメント(例えば、MHC/ペプチド)として発現され、癌細胞への薬物の優先的な標的化に有用である分子(典型的には、タンパク質、炭水化物、脂質又はそれらのいくつかの組合せ)を指す。ある実施形態において、TAAは、正常細胞及び癌細胞の両方によって発現されるマーカー、例えば細胞系マーカー、例えばB細胞上のCD19である。ある実施形態において、TAAは、正常細胞と比較して癌細胞において過剰発現される、例えば正常細胞と比較して1倍過剰発現、2倍過剰発現、3倍過剰発現又はそれ以上過剰発現される細胞表面分子である。ある実施形態において、TAAは、癌細胞で不適切に合成される細胞表面分子、例えば、正常細胞で発現される分子と比較して、欠失、付加、又は突然変異を含む分子である。ある実施形態において、TAAは、完全に又はフラグメント(例えば、MHC/ペプチド)として癌細胞の細胞表面上でのみ発現され、正常細胞の表面上で合成も発現もされない。したがって、「TAA」という用語は、腫瘍特異的抗原(「TSA」)と呼ばれることもある、癌細胞に特異的な抗原を包含する。BCMAは、腫瘍関連抗原の特徴を有するが、「腫瘍関連抗原」及び「TAA」という用語は、BCMA以外の分子を指すために本開示全体を通して使用される
可変領域:本明細書において使用される際の「可変領域」又は「可変ドメイン」とは、それぞれκ、λ及び重鎖免疫グロブリン遺伝子座を構成するVκ、Vλ及び/又はVH遺伝子のいずれかによって実質的にコードされる1つ以上のIgドメインを含み、抗原特異性を付与するCDRを含有する、免疫グロブリンの領域を意味する。「可変重鎖ドメイン」は、「可変軽鎖ドメイン」と対合して、抗原結合ドメイン(「ABD」)又は抗原結合モジュール(「ABM」)を形成し得る。さらに、各可変ドメインは、以下の順序:FR1-CDR1-FR2-CDR2-FR3-CDR3-FR4でアミノ末端からカルボキシ末端まで配置された、3つの超可変領域(「相補性決定領域」、「CDR」)(可変重鎖ドメインについてはCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3及び可変軽鎖ドメインについてはCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3)及び4つのフレームワーク(FR)領域を含む。
ベクター:「ベクター」という用語は、それに連結された別のポリヌクレオチドを輸送することが可能なポリヌクレオチド分子を指すことが意図される。1つのタイプのベクターは、「プラスミド」であり、これは、さらなるDNAセグメントがその中にライゲートされ得る環状二本鎖DNAループを指す。別のタイプのベクターは、ウイルスベクターであり、ここで、さらなるDNAセグメントがウイルスゲノム中にライゲートされ得る。特定のベクターは、それらが導入される宿主細胞内で自己複製が可能である(例えば、細菌複製起点及びエピソーム哺乳動物ベクターを有する細菌ベクター)。他のベクター(例えば、非エピソーム哺乳動物ベクター)は、宿主細胞中への導入時、宿主細胞のゲノムに組み込まれ得、それにより宿主ゲノムに沿って複製される。さらに、特定のベクターは、それらが作動可能に連結される遺伝子の発現を誘導することが可能である。このようなベクターは、本明細書において「組み換え発現ベクター」(又は単に「発現ベクター」)と呼ばれる。一般に、組み換えDNA技術において有用な発現ベクターは、プラスミドの形態であることが多い。プラスミドがベクターの最も一般的に使用される形態であるため、本明細書において、「プラスミド」及び「ベクター」は、同義的に使用され得る。しかしながら、本開示は、同等の機能を果たすウイルスベクター(例えば、複製欠損レトロウイルス、アデノウイルス及びアデノ随伴ウイルス)などのこのような他の形態の発現ベクターを含むことが意図される。
VH:「VH」という用語は、Fv、scFv、dsFv又はFabの重鎖を含む、抗体の免疫グロブリン重鎖の可変領域を指す。
VL:「VL」という用語は、Fv、scFv、dsFv又はFabの軽鎖を含む、免疫グロブリン軽鎖の可変領域を指す。
VH-VL又はVH-VL対:VH-VL対を参照して、同じポリペプチド鎖上又は異なるポリペプチド鎖上にかかわらず、「VH-VL」及び「VH-VL対」という用語は、便宜上、使用され、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、任意の特定の配向を示すことを意図されていない。
7.2.抗原結合モジュール
典型的に、MBMの1つ以上のABMは、免疫グロブリンベースの抗原結合ドメイン、例えば、抗体フラグメントの配列又は誘導体を含む。これらの抗体フラグメント及び誘導体は、典型的に、抗体のCDRを含み、より大きいフラグメント及びその誘導体、例えばFab、scFab、Fv及びscFvを含み得る。
免疫グロブリンベースのABMは、例えばABMを含むMBMの特性を改善するために、VH及び/又はVL内のフレームワーク残基の修飾を含み得る。例えば、フレームワーク修飾は、MBMの免疫原性を低下させるために行うことができる。このようなフレームワーク修飾を行うための1つのアプローチは、ABMの1つ以上のフレームワーク残基を対応する生殖細胞系列配列に「復帰突然変異」させることである。このような残基は、フレームワーク配列をABMが由来する生殖細胞系列配列と比較することによって特定することができる。フレームワーク領域配列を所望の生殖細胞系列構成に「マッチさせる」ために、例えば部位特異的変異誘発によって、残基を対応する生殖細胞系列配列に「復帰突然変異」させることができる。そのような「復帰突然変異した」ABMを有するMBMは、本開示に包含されることが意図されている。
別のタイプのフレームワーク修飾は、フレームワーク領域内、又は1つ以上のCDR領域内でさえも1つ以上の残基を変異させて、T細胞エピトープを除去し、それによってMBMの潜在的な免疫原性を低下させることを含む。このアプローチは「脱免疫化」とも呼ばれ、Carrらに付与された米国特許公開第20030153043号明細書にさらに詳細に記載されている。
ABMはまた、変更されたグリコシル化を有するように修飾することができ、これは、例えば1つ以上のその抗原に対するMBMの親和性を増加させるのに有用であり得る。このような炭水化物修飾は、例えばABM配列内のグリコシル化の1つ以上の部位を変更することによって達成することができる。例えば、1つ以上の可変領域フレームワークグリコシル化部位の除去をもたらし、それによってその部位でのグリコシル化をなくす1つ以上のアミノ酸置換を行うことができる。このようなグリコシル化は、抗原に対するMBMの親和性を高め得る。このようなアプローチは、例えば、Coらに付与された米国特許第5,714,350号明細書及び同第6,350,861号明細書に記載されている。
7.2.1.免疫グロブリンベースのモジュール
7.2.1.1.Fab
特定の態様において、ABMは、Fabドメインである。Fabドメインは、パパインなどの酵素を使用した免疫グロブリン分子のタンパク質分解による切断、又は組換え発現によって作製され得る。Fabドメインは、典型的に、VLドメインに結合されたCLドメインと対を形成するVHドメインに結合されたCH1ドメインを含む。
野生型免疫グロブリンにおいて、VHドメインは、VLドメインと対合されてFv領域を構成し、CH1ドメインは、CLドメインと対合されて結合モジュールをさらに安定させる。2つの定常ドメイン間のジスルフィド結合は、Fabドメインをさらに安定化させ得る。
本開示のMBM(例えば、TBM)では、Fabヘテロ二量体化手法を用いて、同じABMに属するFabドメインの適切な会合を可能にし、異なるABMに属するFabドメインの異常な対合を最小限に抑えることが有利である。例えば、以下の表1に示されるFabヘテロ二量体化手法が使用され得る。
したがって、特定の実施形態において、Fabの2つのポリペプチド間の適切な会合は、例えば、国際公開第2009/080251号パンフレットに記載されるようにFabのVL及びVHドメインを互いに交換することにより、又はCH1及びCLドメインを互いに交換することにより促進される。
適切なFab対合は、1つ以上のアミノ酸修飾をCH1ドメイン中に及び1つ以上のアミノ酸修飾をFabのCLドメイン中に導入し、且つ/又は1つ以上のアミノ酸修飾をVHドメイン中に及び1つ以上のアミノ酸修飾をVLドメイン中に導入することによっても促進され得る。Fab構成要素が他のFabの構成要素とよりも互いと優先的に対合するように、修飾されるアミノ酸は、典型的に、VH:VL及びCH1:CL境界の一部である。
一実施形態において、1つ以上のアミノ酸修飾は、残基のKabat番号付けによって示されるように、可変(VH、VL)及び定常(CH1、CL)ドメインの保存されたフレームワーク残基に限定される。Almagro,2008,Frontiers In Bioscience 13:1619-1633には、Kabat、Chothia及びIMGT番号付けスキームに基づいたフレームワーク残基の定義が提供される。
一実施形態において、VH及びCH1及び/又はVL及びCLドメイン中に導入される修飾は、互いに相補的である。重鎖及び軽鎖境界における相補性は、立体及び疎水性接触、静電/電荷相互作用又は様々な相互作用の任意の組合せに基づいて達成され得る。タンパク質表面間の相補性は、ロック・アンド・キー嵌合、ノブ・イントゥ・ホール、突起及び空洞、ドナー及びアクセプターなどに関して文献に広く記載されており、これらは、全て2つの相互作用する表面間の構造的及び化学的マッチの性質を示唆している。
一実施形態において、1つ以上の導入される修飾は、Fab構成要素の境界にわたる新たな水素結合を導入する。一実施形態において、1つ以上の導入される修飾は、Fab構成要素の境界にわたる新たな塩架橋を導入する。例示的な置換は、国際公開第2014/150973号パンフレット及び国際公開第2014/082179号パンフレットに記載されている。
ある実施形態において、Fabドメインは、CH1ドメイン中の192E置換並びにCLドメイン中の114A及び137K置換を含み、これは、CH1及びCLドメイン間に塩架橋を導入する(Golay et al.,2016,J Immunol 196:3199-211を参照されたい)。
ある実施形態において、Fabドメインは、CH1ドメイン中の143Q及び188V置換並びにCLドメイン中の113T及び176V置換を含み、これは、CH1及びCLドメイン間の疎水性及び極性接触領域を入れ替える役割を果たす(Golay et al.,2016,J Immunol 196:3199-211を参照されたい)。
ある実施形態において、Fabドメインは、Fabドメインの適切な集合を促進する直交Fab境界を導入するためにVH、CH1、VL、CLドメインのいくつか又は全てにおける修飾を含み得る(Lewis et al.,2014 Nature Biotechnology 32:191-198)。一実施形態において、39K、62E修飾がVHドメイン中に導入され、H172A、F174G修飾がCH1ドメイン中に導入され、1R、38D、(36F)修飾がVLドメイン中に導入され、L135Y、S176W修飾がCLドメイン中に導入される。別の実施形態において、39Y修飾がVHドメイン中に導入され、38R修飾がVLドメイン中に導入される。
Fabドメインは、天然CH1:CLジスルフィド結合を改変ジスルフィド結合で置換するようにも修飾されて、それによりFab構成要素対合の効率を高め得る。例えば、改変ジスルフィド結合は、126CをCH1ドメイン中に且つ121CをCLドメイン中に導入することによって導入され得る(Mazor et al.,2015,MAbs 7:377-89を参照されたい)。
Fabドメインは、CH1ドメイン及びCLドメインを、適切な集合を促進する別のドメインで置換することによっても修飾され得る。例えば、Wu et al.,2015,MAbs 7:364-76には、α T細胞受容体のCH1ドメインを定常ドメインで置換すること及びT細胞受容体のCLドメインをβドメインで置換すること並びに38D修飾をVLドメイン中に及び39K修飾をVHドメイン中に導入することにより、VL及びVHドメイン間のさらなる電荷間相互作用とこれらのドメイン置換とを組み合わせることが記載されている。
ABMは、一本鎖Fabフラグメントを含み得、この一本鎖Fabフラグメントは、抗体重鎖可変ドメイン(VH)、抗体定常ドメイン1(CH1)、抗体軽鎖可変ドメイン(VL)、抗体軽鎖定常ドメイン(CL)及びリンカーからなるポリペプチドである。ある実施形態において、抗体ドメイン及びリンカーは、N末端からC末端方向に以下の順序の1つ:a)VH-CH1-リンカー-VL-CL、b)VL-CL-リンカー-VH-CH1、c)VH-CL-リンカー-VL-CH1又はd)VL-CH1-リンカー-VH-CLを有する。リンカーは、少なくとも30個のアミノ酸、例えば32~50個のアミノ酸のポリペプチドであり得る。一本鎖Fabドメインは、CLドメインとCH1ドメインとの間の天然ジスルフィド結合によって安定化される。
一実施形態において、一本鎖Fabフラグメントにおける抗体ドメイン及びリンカーは、N末端からC末端方向に以下の順序の1つ:a)VH-CH1-リンカー-VL-CL又はb)VL-CL-リンカー-VH-CH1を有する。ある場合には、VL-CL-リンカー-VH-CH1が使用される。
別の実施形態において、一本鎖Fabフラグメントにおける抗体ドメイン及びリンカーは、N末端からC末端方向に以下の順序の1つ:a)VH-CL-リンカー-VL-CH1又はb)VL-CH1-リンカー-VH-CLを有する。
任意選択的に、一本鎖Fabフラグメントにおいて、CLドメインとCH1ドメインとの間の天然ジスルフィド結合に加えて、抗体重鎖可変ドメイン(VH)及び抗体軽鎖可変ドメイン(VL)もまた、以下の位置:i)重鎖可変ドメイン44位と軽鎖可変ドメイン100位、ii)重鎖可変ドメイン105位と軽鎖可変ドメイン43位又はiii)重鎖可変ドメイン101位と軽鎖可変ドメイン100位(KabatのEUインデックスによる番号付け)の間にジスルフィド結合を導入することによってジスルフィド安定化される。
一本鎖Fabフラグメントのこのようなさらなるジスルフィド安定化は、一本鎖Fabフラグメントの可変ドメインVHとVLとの間にジスルフィド結合の導入によって達成される。一本鎖Fvの安定化のための非天然ジスルフィド架橋を導入するための技術は、例えば、国際公開第94/029350号パンフレット、Rajagopal et al.,1997,Prot. Engin. 10:1453-59;Kobayashi et al.,1998,Nuclear Medicine & Biology,25:387-393;及びSchmidt,et al.,1999,Oncogene 18:1711-1721に記載されている。一実施形態において、一本鎖Fabフラグメントの可変ドメイン間の任意選択のジスルフィド結合は、重鎖可変ドメイン44位と軽鎖可変ドメイン100位との間にある。一実施形態において、一本鎖Fabフラグメントの可変ドメイン間の任意選択のジスルフィド結合は、重鎖可変ドメイン105位と軽鎖可変ドメイン43位との間にある(KabatのEUインデックスによる番号付け)。
7.2.1.2.scFv
一本鎖Fv又は「scFv」抗体フラグメントは、単一のポリペプチド鎖における抗体のVH及びVLドメインを含み、一本鎖ポリペプチドとして発現され得、それが由来する無傷の抗体の特異性を保持する。一般に、scFvポリペプチドは、scFvが標的結合のための所望の構造を形成することを可能にする、VHドメインとVLドメインとの間にポリペプチドリンカーをさらに含む。scFVのVH鎖とVL鎖を結合するのに適したリンカーの例は、セクション7.3.3で明らかにされたABMリンカー、例えばL1~L54として示される任意のリンカーである。
特に規定されない限り、本明細書において使用される際のscFvは、例えばポリペプチドのN末端及びC末端に関して、VL及びVH可変領域をいずれかの順序で有し得、scFvは、VL-リンカー-VHを含み得るか、又はVH-リンカー-VLを含み得る。
scFvをコードする核酸を作製するために、VH及びVLをコードするDNAフラグメントが、リンカーをコードする別のフラグメント、例えばセクション7.3.3に記載されるABMリンカー(アミノ酸配列(Gly4~Ser)3(配列番号1)など)のいずれかをコードする別のフラグメントに作動可能に連結され、VH及びVL配列が、VL及びVH領域が柔軟なリンカーによって結合された隣接する一本鎖タンパク質として発現され得るようにする(例えば、Bird et al.,1988,Science 242:423-426;Huston et al.,1988,Proc. Natl. Acad. Sci. USA 85:5879-5883; McCafferty et al.,1990,Nature 348:552-554を参照されたい)。
7.2.1.3.他の免疫グロブリンベースのモジュール
MBMは、Fab又はscFv、例えばFv、dsFv、(Fab’)2、単一ドメイン抗体(SDAB)、VH若しくはVLドメイン又はラクダ科(camelid)VHHドメイン(ナノボディとも呼ばれる)以外の免疫グロブリン形式を有するABMも含み得る。
ABMは、標的に対する十分な親和性を示す単一のVH又はVLドメインから構成される単一ドメイン抗体であり得る。ある実施形態において、単一ドメイン抗体は、ラクダ科VHHドメインである(例えば、Riechmann,1999,Journal of Immunological Methods 231:25-38;国際公開第94/04678号パンフレットを参照されたい)。
7.2.2.非免疫グロブリンベースのモジュール
特定の実施形態において、1つ以上のABMは、非抗体足場タンパク質(設計されたアンキリンリピートタンパク質(DARPin)、アビマー(アビディティ多量体の省略形)、アンチカリン/リポカリン、センチリン、クニッツドメイン、アドネキシン、アフィリン、アフィチン(ナノフィチンとしても知られている)、ノッチン、プロネクチン、バーサボディ、デュオカリン及びフィノマーを含むが、これらに限定されない)、リガンド、受容体、サイトカイン又はケモカインに由来する。
MBMにおいて使用され得る非免疫グロブリン足場としては、Mintz and Crea,2013,Bioprocess International 11(2):40-48の表3及び4;Vazquez-Lombardi et al.,2015,Drug Discovery Today 20(10):1271-83の図1、表1及び図I;Skrlec et al.,2015,Trends in Biotechnology 33(7):408-18の表1及びBox 2に列挙されるものが挙げられる。Mintz and Crea,2013,Bioprocess International 11(2):40-48の表3及び4;Vazquez-Lombardi et al.,2015,Drug Discovery Today 20(10):1271-83の図1、表1及び図I;Skrlec et al.,2015,Trends in Biotechnology 33(7):408-18の表1及びBox 2の内容(まとめて「足場の開示」)。特定の実施形態において、足場の開示は、それらがアドネキシンに関して開示するものについて参照により援用される。別の実施形態において、足場の開示は、それらがアビマーに関して開示するものについて参照により援用される。別の実施形態において、足場の開示は、それらがアフィボディに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがアンチカリンに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがDARPinに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがクニッツドメインに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがノッチンに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがプロネクチンに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがナノフィチンに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがアフィリンに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがアドネクチンに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがABDに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがアドヒロンに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがアフィマーに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがアルファボディに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがアルマジロリピートタンパク質に関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがアトリマー/テトラネクチンに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがオーボディ/OB-フォールドに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがセンチリンに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがレペボディに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがアンチカリンに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがアトリマーに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらが二環式ペプチドに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがcys-ノットに関して開示するものについて参照により援用される。さらに別の実施形態において、足場の開示は、それらがFn3足場(アドネクチン、センチリン、プロネクチン及びTn3を含む)に関して開示するものについて参照により援用される。
一実施形態において、ABMは、設計されたアンキリンリピートタンパク質(「DARPin」)であり得る。DARPinは、高度に特異的及び高親和性標的タンパク質結合を典型的に示す抗体ミメティックタンパク質である。それらは、典型的に、遺伝子組み換えされ、天然アンキリンタンパク質に由来し、これらのタンパク質の少なくとも3つ、通常、4つ又は5つの反復モチーフからなる。それらの分子量は、4つ又は5つの反復DARPinでそれぞれ約14又は18kDa(キロダルトン)である。DARPinの例は、例えば、米国特許第7,417,130号明細書に見られる。DARPin結合モジュール及び免疫グロブリンベースの結合モジュールを含む多重特異性結合分子は、例えば、米国特許出願公開第2015/0030596 A1号明細書に開示されている。
別の実施形態において、ABMは、アフィボディであり得る。アフィボディは、周知であり、ブドウ球菌(staphylococcal)プロテインAのIgG結合ドメインの1つに由来する、58アミノ酸残基タンパク質ドメインをベースとする親和性タンパク質を指す。
別の実施形態において、ABMは、アンチカリンであり得る。アンチカリンは、周知であり、別の抗体ミメティック技術を指し、ここで、結合特異性は、リポカリンに由来する。アンチカリンは、デュオカリンと呼ばれる二重標的化タンパク質としてもフォーマットされ得る。
別の実施形態において、ABMは、バーサボディであり得る。バーサボディは、周知であり、別の抗体ミメティック技術を指す。それらは、典型的なタンパク質の疎水性コアを置き換える、高ジスルフィド密度足場を形成する、15%を超えるシステインを有する3~5kDaの低分子タンパク質である。
他の非免疫グロブリンABMとしては、「A」ドメインオリゴマー(アビマーとしても知られている)(例えば、米国特許出願公開第2005/0164301号明細書、同第2005/0048512号明細書及び同第2004/017576号明細書を参照されたい)、Fn3ベースのタンパク質足場(例えば、米国特許出願公開第2003/0170753号明細書を参照されたい)、VASPポリペプチド、トリ膵臓ポリペプチド(aPP)、テトラネクチン(CTLD3をベースとする)、アフィリン(γB-クリスタリン/ユビキチンをベースとする)、ノッチン、SH3ドメイン、PDZドメイン、テンダミスタット、ネオカルジノスタチン、プロテインAドメイン、リポカリン、トランスフェリン又はクニッツドメインが挙げられる。一態様において、MBMの構築に有用なABMは、国際公開第2011/130324号パンフレットに例示されるフィブロネクチンベースの足場を含む。
7.3.コネクタ
MBMは、ある場合には、例えばリンカーなしで融合タンパク質として、互いに直接連結されたABM又はABM鎖の対(例えば、FabのVH-CH1又はVL-CL構成要素)を含み得ることが考えられる。例えば、MBMは、個々のABM又はABM鎖を連結するコネクタ部分を含む。コネクタ部分の使用は、例えば、MBM内のABMの柔軟性を高め、それにより立体障害を低減することによって標的結合を改善し得る。ABMは、例えば、Fcドメイン(各Fcドメインは、会合されたFc領域の対を表す)及び/又はABMリンカーを介して互いに連結され得る。Fcドメインの使用は、典型的に、最適な抗原結合のために、ABM又はABM鎖のコネクタとしてのヒンジ領域の使用を必要とする。したがって、「コネクタ」という用語は、限定はされないが、Fc領域、Fcドメイン、ヒンジ領域及びABMリンカーを包含する。
コネクタは、例えば、本開示のMBMの生物学的半減期を増加又は減少させるように選択又は修飾され得る。例えば、生物学的半減期を減少させるために、フラグメントを含むMBMが、天然のFc-ヒンジ領域SpA結合と比べて低下したブドウ球菌(Staphylococcyl)プロテインA(SpA)結合を有するように、1つ以上のアミノ酸突然変異が、Fc-ヒンジフラグメントのCH2-CH3ドメイン境界領域に導入され得る。この手法は、Wardらによる米国特許第6,165,745号明細書にさらに詳細に記載されている。代わりに、MBMが、その生物学的半減期を増加させるように修飾され得る。例えば、Wardに付与された米国特許第6,277,375号明細書に記載されるように、以下の突然変異:T252L、T254S、T256Fの1つ以上が導入され得る。代わりに、生物学的半減期を増加させるために、Prestaらによる米国特許第5,869,046号明細書及び同第6,121,022号明細書に記載されるように、MBMが、IgGのFc領域のCH2ドメインの2つのループから取られたサルベージ受容体結合エピトープを含むようにCH1又はCL領域内で改変され得る。
Fcドメイン(2つのFc領域の対合によって形成される)、ヒンジ領域及びABMリンカーの例がそれぞれ第7.3.1、7.3.2及び7.3.3節に記載されている。
7.3.1.Fcドメイン
MBM(例えば、TBM)は、任意の好適な種に由来するFcドメインを含み得る。一実施形態において、Fcドメインは、ヒトFcドメインに由来する。
Fcドメインは、IgA(サブクラスIgA1及びIgA2を含む)、IgD、IgE、IgG(サブクラスIgG1、IgG2、IgG3及びIgG4を含む)及びIgMを含む、任意の好適なクラスの抗体に由来し得る。一実施形態において、Fcドメインは、IgG1、IgG2、IgG3又はIgG4に由来する。一実施形態において、Fcドメインは、IgG1に由来する。一実施形態において、Fcドメインは、IgG4に由来する。
Fcドメインは、それぞれが重鎖Fc領域と呼ばれる2つのポリペプチド鎖を含む。2つの重鎖Fc領域は二量体化してFcドメインを形成する。Fcドメイン内の2つのFc領域は、互いに同じであるか又は異なり得る。天然抗体において、Fc領域は、典型的に同一であるが、多重特異性結合分子、例えば本開示のTBMを生成する目的のために、Fc領域は、以下の第7.3.1.5節に記載されるように、ヘテロ二量体化を可能にするために有利には異なり得る。
典型的に、各重鎖Fc領域は、2つ又は3つの重鎖定常ドメインを含むか又はそれからなる。
天然抗体において、IgA、IgD及びIgGの重鎖Fc領域は、2つの重鎖定常ドメイン(CH2及びCH3)から構成され、IgE及びIgMの重鎖Fc領域は、3つの重鎖定常ドメイン(CH2、CH3及びCH4)から構成される。これらは、Fcドメインを生成するように二量体化する。
本開示において、重鎖Fc領域は、1つ以上の異なるクラスの抗体、例えば1つ、2つ又は3つの異なるクラスに由来する重鎖定常ドメインを含み得る。
一実施形態において、重鎖Fc領域は、IgG1に由来するCH2及びCH3ドメインを含む。ヒトIgG1に由来する重鎖Fc領域の例示的な配列は、配列番号872に示される:
ある実施形態において、本開示のMBMは、そのアミノ酸配列が、セクション7.3.1及びそのサブパートに記載される1つ以上の置換で修飾された配列番号872のアミノ酸配列を含むFc領域を含む。
一実施形態において、重鎖Fc領域は、IgG2に由来するCH2及びCH3ドメインを含む。
一実施形態において、重鎖Fc領域は、IgG3に由来するCH2及びCH3ドメインを含む。
一実施形態において、重鎖Fc領域は、IgG4に由来するCH2及びCH3ドメインを含む。
一実施形態において、重鎖Fc領域は、IgMに由来するCH4ドメインを含む。IgM CH4ドメインは、典型的に、CH3ドメインのC末端に位置する。
一実施形態において、重鎖Fc領域は、IgGに由来するCH2及びCH3ドメイン及びIgMに由来するCH4ドメインを含む。
本開示のMBMのための重鎖Fc領域を生成するのに使用するための重鎖定常ドメインは、上述される天然定常ドメインの変異型を含み得ることが理解されるであろう。このような変異型は、野生型定常ドメインと比較して1つ以上のアミノ酸変化を含み得る。一例において、本開示の重鎖Fc領域は、野生型定常ドメインと配列が異なる少なくとも1つの定常ドメインを含む。変異型定常ドメインは、野生型定常ドメインより長いか又は短いことがあることが理解されるであろう。例えば、変異型定常ドメインは、野生型定常ドメインと少なくとも60%同一であるか又は類似している。別の例において、変異型定常ドメインは、少なくとも70%同一であるか又は類似している。別の例において、変異型定常ドメインは、少なくとも75%同一であるか又は類似している。別の例において、変異型定常ドメインは、少なくとも80%同一であるか又は類似している。別の例において、変異型定常ドメインは、少なくとも85%同一であるか又は類似している。別の例において、変異型定常ドメインは、少なくとも90%同一であるか又は類似している。別の例において、変異型定常ドメインは、少なくとも95%同一であるか又は類似している。別の例において、変異型定常ドメインは、少なくとも99%同一であるか又は類似している。例示的なFc変異型は、以下の第7.3.1.1~7.3.1.5節に記載されている。
IgM及びIgAは、共通のH2L2抗体単位の共有結合多量体としてヒトにおいて天然に存在する。IgMは、J鎖を組み込んだ場合に五量体として存在するか、又はJ鎖を欠いている場合に六量体として存在する。IgAは、モノマー及び二量体形態として存在する。IgM及びIgAの重鎖は、尾部として知られている、C末端定常ドメインへの18アミノ酸伸長を有する。尾部は、ポリマーにおいて重鎖間にジスルフィド結合を形成するシステイン残基を含み、重合において重要な役割を果たすものと考えられる。尾部は、グリコシル化部位も含有する。特定の実施形態において、本開示のMBMは、尾部を含まない。
本開示のMBM(例えば、TBM)に組み込まれるFcドメインは、血清半減期、補体結合、Fc受容体結合及び/又は抗原依存性細胞傷害性などの、タンパク質の1つ以上の機能的特性を変化させる1つ以上の修飾を含み得る。さらに、MBMは、化学修飾され得るか(例えば、1つ以上の化学部分が、MBMに結合され得る)又はそのグリコシル化を改変するように、同様に、MBMの1つ以上の機能的特性を改変するように修飾され得る。
抗体分子のエフェクター機能は、例えば、抗体への補体のC1構成要素の結合によって媒介される補体媒介性エフェクター機能を含む。補体の活性化は、病原体のオプソニン化及び直接溶解において重要である。さらに、それは、補体の活性化の部位に食細胞を動員及び活性化することによって炎症反応を刺激する。エフェクター機能は、Fc受容体(FcR)媒介性エフェクター機能を含み、これは、Fc受容体(FcR)への抗体の定常ドメインの結合時に引き起こされ得る。エフェクター細胞表面におけるFc受容体の抗原抗体複合体に媒介される架橋は、抗体で被覆された粒子の貪食及び破壊、免疫複合体のクリアランス、キラー細胞による抗体で被覆された標的細胞の溶解(抗体依存性細胞媒介細胞傷害性又はADCCと呼ばれる)、炎症性メディエータの放出、胎盤通過及び免疫グロブリン産生の制御を含む、多くの重要及び多様な生物学的応答を引き起こす。
Fc領域は、エフェクター機能を改変するために、少なくとも1つのアミノ酸残基を異なるアミノ酸残基で置換することによって改変され得る。例えば、Fc領域が、エフェクターリガンドに対する改変された親和性を有するように、1つ以上のアミノ酸が、異なるアミノ酸残基で置換され得る。それに対する親和性が改変されるエフェクターリガンドは、例えば、Fc受容体又は補体のC1構成要素であり得る。この手法は、例えば、両方ともWinterらによる米国特許第5,624,821号明細書及び同第5,648,260号明細書に記載されている。修飾Fc領域は、C1q結合も改変し、且つ/又は補体依存性細胞傷害性(CDC)を低減するか又はなくし得る。この手法は、例えば、Idusogieらによる米国特許第6,194,551号明細書に記載されている。修飾Fc領域は、補体を結合するFc領域の能力も改変し得る。この手法は、例えば、BodmerらによるPCT公報国際公開第94/29351号パンフレットに記載されている。アロタイプアミノ酸残基としては、限定はされないが、Jefferis et al.,2009,MAbs,1:332-338によって記載されるように、IgG1、IgG2及びIgG3サブクラスの重鎖の定常領域並びにκアイソタイプの軽鎖の定常領域が挙げられる。
Fc領域は、例えば、抗体依存性細胞傷害性(ADCC)及び/又は抗体依存性細胞食作用(ADCP)を媒介するMBMの能力を低減するか又はなくすために、エフェクター機能を「サイレンシング」するようにも修飾され得る。これは、例えば、Fc領域における突然変異を導入することによって達成され得る。このような突然変異は、当技術分野において記載されている:LALA及びN297A(Strohl,2009,Curr.Opin.Biotechnol.20(6):685-691);及びD265A(Baudino et al.,2008,J.Immunol.181:6664-69;Strohl、上記)。サイレントFc IgG1抗体の例は、IgG1 Fcアミノ酸配列におけるL234A及びL235A突然変異を含むいわゆるLALA突然変異体を含む。サイレントIgG1抗体の別の例は、D265A突然変異を含む。別のサイレントIgG1抗体は、IgG1 Fcアミノ酸配列におけるD265A及びP329A突然変異を含むいわゆるDAPA突然変異体を含む。別のサイレントIgG1抗体は、N297A突然変異を含み、これは、脱グリコシル化/非グリコシル化抗体をもたらす。
Fc領域は、例えば、活性Fcγ受容体に対するMBMの親和性を増大するように又は阻害性Fcγ受容体に対するMBMの親和性を低下させるように、1つ以上のアミノ酸残基を修飾することにより、抗体依存性細胞傷害性(ADCC)及び/又は抗体依存性細胞食作用(ADCP)を媒介する、Fc領域を含有するMBMの能力を向上させるように修飾され得る。ヒト活性化Fcγ受容体は、FcγRIa、FcγRIIa、FcγRIIIa及びFcγRIIIbを含み、ヒト阻害性Fcγ受容体は、FcγRIIbを含む。この手法は、例えば、PrestaによるPCT公報国際公開第00/42072号パンフレットに記載されている。さらに、FcγRl、FcγRII、FcγRIII及びFcRnのためのヒトIgG1における結合部位が、マッピングされており、向上した結合を有する変異型が、記載されている(Shields et al.,J.Biol.Chem.276:6591-6604,2001を参照されたい)。ADCC/ADCP機能の向上などの、モノクローナル抗体のFc媒介性エフェクター機能の最適化が、記載されている(Strohl,2009,Current Opinion in Biotechnology 20:685-691を参照されたい)。ADCC/ADCP機能を向上させ得る突然変異としては、G236A、S239D、F243L、P247I、D280H、K290S、R292P、S298A、S298D、S298V、Y300L、V305I、A330L、I332E、E333A、K334A、A339D、A339Q、A339T及びP396L(全ての位置はEU番号付けによる)から選択される1つ以上の突然変異が挙げられる。
Fc領域は、例えば、典型的に、FcαRIなどの親MBMを認識しない活性化受容体に対するMBMの親和性を増大するように1つ以上のアミノ酸を修飾することにより、ADCC及び/又はADCPを媒介するMBMの能力を向上させるようにも修飾され得る。この手法は、例えば、Borrok et al.,2015,mAbs.7(4):743-751に記載されている。
したがって、特定の態様において、本開示のMBMは、限定はされないが、FcRn若しくは白血球受容体などのFc-受容体への結合(例えば、上記又は第7.3.1.1節に記載されるように)、補体への結合(例えば、上記又は第7.3.1.2節に記載されるように)、修飾ジスルフィド結合構造(例えば、上記又は第7.3.1.3節に記載されるように)又は改変グリコシル化パターン(例えば、上記又は第7.3.1.4節に記載されるように)などの改変されたエフェクター機能を有するFcドメインを含み得る。Fcドメインは、例えば、同一のFc領域より非同一のFc領域の優先的な対合であるヘテロ二量体化を可能にすることにより、非対称MBMの製造可能性を向上させる修飾を含むようにも改変され得る。ヘテロ二量体化は、異なるABMが、配列が異なるFc領域を含有するFcドメインによって互いに連結されたMBMの生成を可能にする。ヘテロ二量体化手法の例が第7.3.1.5節(及びそのサブセクション)に例示されている。
第7.3.1.1~7.3.1.5節に記載される修飾のいずれかは、任意の好適な方法で組み合わされて、所望の機能的特性を達成し得、且つ/又は他の修飾と組み合わされて、MBMの特性を改変し得ることが理解されるであろう。ある実施形態において、MBMは、233位、234位、235位、236位、237位、239位、265位、266位、267位、268位、269位、297位、299位、322位、327位、328位、329位、330位、331位及び332位(EU番号付け)の1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ又は7つ以上の位置に突然変異を有するIgG1 Fcドメインを含む。例えば、MBMは、233位、234位、235位、236位、237位、239位、265位、266位、267位、268位、269位、297位、299位、322位、327位、328位、329位、330位、331位及び332位の1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ又は7つ以上の位置に突然変異を有する配列番号872のIgG1配列を含み得る。
7.3.1.1.改変されたFcR結合を有するFcドメイン
MBM(例えば、TBM)のFcドメインは、対応する天然免疫グロブリンと比較して、1つ以上のFc-受容体(FcRs)への改変された結合を示し得る。任意の特定のFc-受容体への結合は、増加又は減少され得る。一実施形態において、Fcドメインは、そのFc-受容体結合プロファイルを改変する1つ以上の修飾を含む。
ヒト細胞は、FcαR、FcεR、FcγR、FcRn及びグリカン受容体から選択されるいくつかの膜結合性FcRを発現し得る。一部の細胞は、可溶性(細胞外ドメイン)FcRを発現することも可能である(Fridman et al.,1993,J Leukocyte Biology 54:504-512)。FcγRは、IgG結合の親和性(高/低)及び生物学的影響(活性化/阻害)によってさらに分けられ得る。ヒトFcγRIは、唯一の「高親和性」受容体であると広く考えられている一方、他の全ては、中程度~低親和性であると考えられる。FcγRIIbは、その細胞内ITIMモチーフにより「阻害」機能性を有する唯一の受容体である一方、他の全ては、ITAMモチーフにより「活性化」するか、又は共通のFcγR--γ鎖と対合すると考えられる。FcγRIIIbは、活性であるが、それがGPIアンカーを介して細胞と会合する点でも独特である。全体的に、ヒトは、6つの「標準的な」FcγRs:FcγRI、FcγRIIa、FcγRIIb、FcγRIIc、FcγRIIIa及びFcγRIIIbを発現する。これらの配列に加えて、これらのファミリーにわたって広がる多数の配列又はアロタイプ変異体が存在する。これらのいくつかは、重要な機能的結果を有することが分かっており、したがってそれ自体の受容体サブタイプであると考えられることがある。例としては、FcγRIIaH134R、FcγRIIbI190T、FcγRIIIaF158V、FcγRIIIbNA1、FcγRIIIbNA2及びFcγRIIISHが挙げられる。各受容体配列は、IgG:IgG1、IgG2、IgG3及びIgG4の4つのサブクラスに対する異なる親和性を有することが示された(Bruhns,1993,Blood 113:3716-3725)。他の種は、FcγRのいくらか異なる数及び機能性を有し、マウス系がこれまで最も良く試験され、4つのFcγR、FcγRI FcγRIIb FcγRIII FcγRIVを含む(Bruhns,2012,Blood 119:5640-5649)。細胞上のヒトFcγRIは、通常、IgG1/IgG3/IgG4に対するその親和性(約10-8M)及び血清中のこれらのIgGの濃度(約10mg/ml)のため、正常な血清条件でモノマーIgGによって「占有される」ものと考えられる。したがって、それらの表面上にFcγRIを保有する細胞は、結合された多重特異性IgGによって代理的にそれらの抗原環境の「スクリーニング」又は「サンプリング」が可能であると考えられる。IgGサブクラスに対するより低い親和性(約10-5~10-7Mの範囲内)を有する他の受容体は、通常、「占有されない」ものと考えられる。したがって、低親和性受容体は、抗体が関与する免疫複合体の検出及びそれによる活性化に対して本質的に感受性である。抗体免疫複合体中の増加したFc密度は、低親和性FcγRへの結合アビディティの増加した機能的親和力をもたらす。これは、いくつかの方法を用いてインビトロで実証された(Shields et al.,2001,J Biol Chem 276(9):6591-6604;Lux et al.,2013,J Immunol 190:4315-4323)。それは、ヒトにおけるITPを治療するための抗RhDの使用における主要な作用モードの1つであることも示唆された(Crow,2008,Transfusion Medicine Reviews 22:103-116)。
多くの細胞型が複数のタイプのFcγRを発現し、したがって、FcγRを保有する細胞へのIgG又は抗体免疫複合体の結合は、生物学的状況に応じて複数の及び複雑な結果を有し得る。最も簡潔には、細胞は、活性、阻害又は混合シグナルのいずれかを受け取り得る。これは、食作用(例えば、マクロファージ及び好中球)、抗原プロセシング(例えば、樹枝状細胞)、減少したIgG産生(例えば、B細胞)又は脱顆粒(例えば、好中球、肥満細胞)などの事象をもたらし得る。FcγRIIbからの阻害シグナルが活性シグナルのものより優位であり得ることを裏付けるデータがある(Proulx,2010,Clinical Immunology 135:422-429)。
FcγR受容体の1つ以上への結合を改変するために行われ得るいくつかの有用なFc置換がある。増加した結合並びに減少した結合をもたらす置換が、有用であり得る。例えば、FcγRIIIaへの増加した結合が、一般に、増加したADCC(抗体依存性細胞媒介細胞傷害性;FcγRを発現する非特異的な細胞傷害性細胞が、標的細胞上の結合抗体を認識し、その後、標的細胞の溶解を引き起こす細胞媒介反応)をもたらすことは公知である。同様に、FcγRIIb(阻害性受容体)への減少した結合は、ある状況において同様に有益であり得る。本開示において利用されるアミノ酸置換としては、米国特許出願公開第2006/0024298号明細書(特に図41)、米国特許出願公開第2006/0121032号明細書、米国特許出願公開第2006/0235208号明細書、米国特許出願公開第2007/0148170号明細書及び米国特許出願公開第2019/0100587号明細書に列挙されるものが挙げられる。利用される特定の変異型としては、限定はされないが、236A、239D、239E、332E、332D、239D/332E、267D、267E、328F、267E/328F、236A/332E、239D/332E/330Y、239D、332E/330L、243A、243L、264A、264V、299T、265A/297A/329A、265N/297D/329G及び265E/297Q/329Sが挙げられる。
FcRnは、成人及び小児の血清中のIgGの長い半減期を維持するのに重要な役割を果たす。受容体は、酸性化された小胞(pH<6.5)中のIgGに結合して、IgG分子を分解から保護し、次に血液中7.4のより高いpHでそれを放出する。
FcRnは、白血球Fc受容体と異なり、代わりにMHCクラスI分子との構造的類似性を有する。それは、3つの細胞外ドメインを含む膜結合性鎖に非共有結合されたβ2-ミクログロブリン鎖から構成されるヘテロ二量体である。炭水化物鎖を含む、これらのドメインの1つは、β2-ミクログロブリンと一緒に、FcのCH2及びCH3ドメイン間の部位と相互作用する。相互作用は、pH<6.5で正に荷電したIgG上のヒスチジン残基になされた塩架橋を含む。より高いpHにおいて、His残基は、それらの正電荷を喪失し、FcRn-IgG相互作用が弱められ、IgGが解離する。
一実施形態において、MBMは、ヒトFcRnに結合するFcドメインを含む。
一実施形態において、Fcドメインは、310位、ある場合には435位にもヒスチジン残基を含む(例えば、1つ又は2つの)Fc領域を有する。これらのヒスチジン残基は、ヒトFcRn結合のために重要である。一実施形態において、310及び435位におけるヒスチジン残基は、天然残基であり、すなわち310及び435位が修飾されていない。代わりに、これらのヒスチジン残基の1つ又は両方が修飾の結果として存在し得る。
MBMは、FcRnへのFc結合を改変する1つ以上のFc領域を含み得る。改変された結合は、増加した結合又は減少した結合であり得る。
一実施形態において、MBMは、少なくとも1つ(任意選択的に両方)のFc領域が、それが対応する天然免疫グロブリンより高い親和性及びアビディティでFcRnに結合するように1つ以上の修飾を含むFcドメインを含む。
FcRn受容体への結合を増加させ、血清半減期を増加させるFc置換が、米国特許出願公開第2009/0163699号明細書に記載され、434S、434A、428L、308F、259I、428L/434S、259I/308F、436I/428L、436I又はV/434S、436V/428L及び259I/308F/428Lを含むがこれらに限定されない。
一実施形態において、Fc領域は、250位におけるトレオニン残基をグルタミン残基(T250Q)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、252位におけるメチオニン残基をチロシン残基(M252Y)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、254位におけるセリン残基をトレオニン残基(S254T)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、256位におけるトレオニン残基をグルタミン酸残基(T256E)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、307位におけるトレオニン残基をアラニン残基(T307A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、307位におけるトレオニン残基をプロリン残基(T307P)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、308位におけるバリン残基をシステイン残基(V308C)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、308位におけるバリン残基をフェニルアラニン残基(V308F)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、308位におけるバリン残基をプロリン残基(V308P)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、311位におけるグルタミン残基をアラニン残基(Q311A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、311位におけるグルタミン残基をアルギニン残基(Q311R)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、428位におけるメチオニン残基をロイシン残基(M428L)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、433位におけるヒスチジン残基をリジン残基(H433K)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、434位におけるアスパラギン残基をフェニルアラニン残基(N434F)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、434位におけるアスパラギン残基をチロシン残基(N434Y)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、252位におけるメチオニン残基をチロシン残基で、254位におけるセリン残基をトレオニン残基で、且つ256位におけるトレオニン残基をグルタミン酸残基(M252Y/S254T/T256E)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、308位におけるバリン残基をプロリン残基で、且つ434位におけるアスパラギン残基をチロシン残基(V308P/N434Y)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、252位におけるメチオニン残基をチロシン残基で、254位におけるセリン残基をトレオニン残基で、256位におけるトレオニン残基をグルタミン酸残基で、433位におけるヒスチジン残基をリジン残基で、且つ434位におけるアスパラギン残基をフェニルアラニン残基(M252Y/S254T/T256E/H433K/N434F)で置換することによって修飾される。
上に列挙される修飾のいずれかが組み合わされて、FcRn結合を改変し得ることが理解されるであろう。
一実施形態において、MBMは、1つ又は両方のFc領域が、Fcドメインが対応する天然免疫グロブリンより低い親和性及びアビディティでFcRnに結合するように1つ以上の修飾を含むFcドメインを含む。
一実施形態において、Fc領域は、310位及び/又は435位において、ヒスチジン以外の任意のアミノ酸残基を含む。
MBMは、1つ又は両方のFc領域が、FcγRIIbへのその結合を増加させる1つ以上の修飾を含むFcドメインを含み得る。FcγRIIbは、ヒトにおける唯一の阻害性受容体及びB細胞に見られる唯一のFc受容体である。
一実施形態において、Fc領域は、238位におけるプロリン残基をアスパラギン酸残基(P238D)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、258位におけるグルタミン酸残基をアラニン残基(E258A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、267位におけるセリン残基をアラニン残基(S267A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、267位におけるセリン残基をグルタミン酸残基(S267E)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、328位におけるロイシン残基をフェニルアラニン残基(L328F)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、258位におけるグルタミン酸残基をアラニン残基で、且つ267位におけるセリン残基をアラニン残基(E258A/S267A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、267位におけるセリン残基をグルタミン酸残基で、且つ328位におけるロイシン残基をフェニルアラニン残基(S267E/L328F)で置換することによって修飾される。
上に列挙される修飾のいずれかが組み合わされて、FcγRIIb結合を増加させ得ることが理解されるであろう。
一実施形態において、FcγRへの減少した結合を示すFcドメインを含むMBMが提供される。
一実施形態において、MBMは、1つ又は両方のFc領域が、FcγRへのFc結合を減少させる1つ以上の修飾を含むFcドメインを含む。
Fcドメインは、IgG1に由来し得る。
一実施形態において、Fc領域は、234位におけるロイシン残基をアラニン残基(L234A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、235位におけるロイシン残基をアラニン残基(L235A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、236位におけるグリシン残基をアルギニン残基(G236R)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、297位におけるアスパラギン残基をアラニン残基(N297A)又はグルタミン残基(N297Q)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、298位におけるセリン残基をアラニン残基(S298A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、328位におけるロイシン残基をアルギニン残基(L328R)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、234位におけるロイシン残基をアラニン残基で、且つ235位におけるロイシン残基をアラニン残基(L234A/L235A)で置換することによって修飾される。
実施形態において、Fc領域は、234位におけるフェニルアラニン残基をアラニン残基で、且つ235位におけるロイシン残基をアラニン残基(F234A/L235A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、236位におけるグリシン残基をアルギニン残基で、且つ328位におけるロイシン残基をアルギニン残基(G236R/L328R)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、265位のアスパラギン酸残基をアラニン残基で、297位のアスパラギン残基をアラニン残基で、そして329位のプロリン残基をアラニン残基で置換することによって修飾される(D265A/N297A/P329A)。
一実施形態において、Fc領域は、265位のアスパラギン酸残基をアスパラギン残基で、297位のアスパラギン残基をアスパラギン酸残基で、そして329位のプロリン残基をグリシン残基で置換することによって修飾される(D265N/N297D/P329G)。
一実施形態において、Fc領域は、265位のアスパラギン酸残基をグルタミン酸残基で、297位のアスパラギン残基をグルタミン残基で、そして329位のプロリン残基をセリン残基で置換することによって修飾される(D265E/N297Q/P329S)。
上に列挙される修飾のいずれかが組み合わされて、FcγR結合を減少させ得ることが理解されるであろう。
一実施形態において、MBMは、1つ又は両方のFc領域が、FcγRIIへのFcの結合に影響を与えずにFcγRIIIaへのFc結合を減少させる1つ以上の修飾を含むFcドメインを含む。
一実施形態において、Fc領域は、239位におけるセリン残基をアラニン残基(S239A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、269位におけるグルタミン酸残基をアラニン残基(E269A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、293位におけるグルタミン酸残基をアラニン残基(E293A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、296位におけるチロシン残基をフェニルアラニン残基(Y296F)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、303位におけるバリン残基をアラニン残基(V303A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、327位におけるアラニン残基をグリシン残基(A327G)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、338位におけるリジン残基をアラニン残基(K338A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、376位におけるアスパラギン酸残基をアラニン残基(D376A)で置換することによって修飾される。
上に列挙される修飾のいずれかが組み合わされて、FcγRIIIa結合を減少させ得ることが理解されるであろう。
減少したFcR結合を有するFc領域変異は、「FcγR除去変異」、「FcγRサイレンシング変異」又は「Fcノックアウト(FcKO又はKO)」変異と呼ばれ得る。ある治療用途では、さらなる作用機序を避けるために、Fcγ受容体(例えば、FcγR1、FcγRIIa、FcγRIIb、FcγRIIIa)の1つ以上又は全てへのFcドメインの通常の結合を減少させるか又は除去することが望ましい。すなわち、例えば多くの実施形態において、特にCD3に1価的に結合するMBMの使用において、FcγRIIIa結合を除去して、ADCC活性をなくすか又は実質的に低下させることが一般に望ましい。ある実施形態において、本明細書に記載されるMBMのFc領域の少なくとも1つは、1つ以上のFcγ受容体除去変異を含む。ある実施形態において、Fc領域は、両方とも1つ以上のFcγ受容体除去変異を含む。これらの除去変異は、表2に示され、それぞれが、独立して及び任意選択的に、含まれるか又は除外され得、ある態様は、G236R/L328R、E233P/L234V/L235A/G236del/S239K、E233P/L234V/L235A/G236del/S267K、E233P/L234V/L235A/G236del/S239K/A327G、E233P/L234V/L235A/G236del/S267K/A327G、E233P/L234V/L235A/G236del、D265A/N297A/P329A、D265N/N297D/P329G及びD265E/N297Q/P329S(「del」は、欠失を示し、例えば、G236delは、236位におけるグリシンの欠失を指す)からなる群から選択される除去変異を用いる。本明細書において言及される除去変異が、FcγR結合を除去するが、一般にFcRn結合を除去しないことが留意されるべきである。
ある実施形態において、本開示のMBMは、第1のFc領域及び第2のFc領域を含む。ある実施形態において、第1のFc領域及び/又は第2のFc領域は、以下の突然変異:E233P、L234V、L235A、G236del及びS267Kを含み得る。
ヒトIgG1のFcドメインは、Fcγ受容体への最も高い結合を有し、したがってヘテロ二量体抗体の骨格中の定常ドメイン(又はFcドメイン)がIgG1である場合、除去変異が使用され得る。
代わりに又はIgG1バックグラウンドにおける除去変異に加えて、グリコシル化297位における突然変異、例えば297位のアスパラギン残基を、アラニン残基(N297A)又はグルタミン残基(N297Q)で置換することにより、例えばFcγRIIIaへの結合を有意に除去することができる。ヒトIgG2及びIgG4は、Fcγ受容体への自然に減少した結合を有し、したがって、それらの骨格が、除去変異を伴うか又は伴わずに使用され得る。
7.3.1.2.改変された補体結合を有するFcドメイン
MBM(例えば、TBM)は、1つ又は両方のFc領域が、補体へのFc結合を改変する1つ以上の修飾を含むFcドメインを含み得る。改変された補体結合は、増加した結合又は減少した結合であり得る。
一実施形態において、Fc領域は、C1qへのその結合を減少させる1つ以上の修飾を含む。古典的補体経路の開始は、抗原結合IgG及びIgMのCH2ドメインへの六量体C1qタンパク質の結合から開始する。
一実施形態において、MBMは、1つ又は両方のFc領域が、C1qへのFc結合を減少させる1つ以上の修飾を含むFcドメインを含む。
一実施形態において、Fc領域は、234位におけるロイシン残基をアラニン残基(L234A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、235位におけるロイシン残基をアラニン残基(L235A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、235位におけるロイシン残基をグルタミン酸残基(L235E)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、237位におけるグリシン残基をアラニン残基(G237A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、322位におけるリジン残基をアラニン残基(K322A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、331位におけるプロリン残基をアラニン残基(P331A)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、Fc領域は、331位におけるプロリン残基をセリン残基(P331S)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、MBMは、IgG4に由来するFcドメインを含む。IgG4は、元々、IgG1より低い補体活性化プロファイルを有するだけでなく、FcγRのより弱い結合も有する。したがって、一実施形態において、MBMは、IgG4 Fcドメインを含み、FcγR結合を増加させる1つ以上の修飾も含む。
上に列挙される修飾のいずれかが組み合わされて、C1q結合を減少させ得ることが理解されるであろう。
7.3.1.3.改変されたジスルフィド構造を有するFcドメイン
MBM(例えば、TBM)は、システイン残基を生成及び/又は除去するための1つ以上の修飾を含むFcドメインを含み得る。システイン残基は、ポリペプチドモノマーの個々の対間にジスルフィド架橋を形成することにより、Fcベースの多重特異性結合分子の自発的集合において重要な役割を果たす。したがって、システイン残基の数及び/又は位置を改変することにより、MBMの構造を修飾して、向上した治療特性を有するタンパク質を産生することが可能である。
MBMは、1つ又は両方のFc領域、例えば両方のFc領域が、309位にシステイン残基を含むFcドメインを含み得る。一実施形態において、309位におけるシステイン残基は、修飾によって生成され、例えばIgG1に由来するFcドメインの場合、309位におけるロイシン残基がシステイン残基(L309C)で置換され、IgG2に由来するFcドメインの場合、309位におけるバリン残基がシステイン残基(V309C)で置換される。
一実施形態において、Fc領域は、308位におけるバリン残基をシステイン残基(V308C)で置換することによって修飾される。
一実施形態において、ヒンジ領域における2つのジスルフィド結合が、コアヒンジ配列CPPC(配列番号2)をSPPS(配列番号3)に突然変異させることによって除去される。
7.3.1.4.改変されたグリコシル化を有するFcドメイン
特定の態様において、対応する免疫グロブリンより少ないグリコシル化部位を含む、向上した製造可能性を有するMBM(例えば、TBM)が提供される。これらのタンパク質は、より単純な翻訳後グリコシル化パターンを有し、したがってより単純であり、製造するのにより安価である。
一実施形態において、CH2ドメインにおけるグリコシル化部位は、297位におけるアスパラギン残基をアラニン残基(N297A)又はグルタミン残基(N297Q)で置換することによって除去される。向上した製造可能性に加えて、これらのグリコシル突然変異体は、本明細書において上述されるFcγR結合も減少させる。
ある実施形態において、減少した量のフコシル残基を有する低フコシル化された(hypofucosylated)抗体又は増加した二分GlcNac構造を有する抗体などの、改変されたタイプのグリコシル化を有するMBMが作製され得る。このような改変されたグリコシル化パターンは、抗体のADCC能力を向上させることが実証されている。このような炭水化物修飾は、例えば、改変されたグリコシル化機構を有する宿主細胞内でMBMを発現することによって達成され得る。改変されたグリコシル化機構を有する細胞は、当技術分野において記載されており、MBMを内部で発現して、それによって改変されたグリコシル化を有するMBMを産生する宿主細胞として使用され得る。例えば、Hangらによる欧州特許第1,176,195号明細書には、フコシルトランスフェラーゼをコードする機能的に破壊されたFUT8遺伝子を有する細胞株が記載されており、このような細胞株において発現される抗体は、低フコシル化(hypofucosylation)を示すようになっている。PrestaによるPCT公報国際公開第03/035835号パンフレットには、フコースをAsn(297)連結炭水化物に結合する低下した能力を有し、該当する宿主細胞において発現される抗体の低フコシル化ももたらす、変異型CHO細胞株、Lecl3細胞が記載されている(Shields et al.,2002,J.Biol.Chem.277:26733-26740も参照)。UmanaらによるPCT公報国際公開第99/54342号パンフレットには、糖タンパク質修飾グリコシルトランスフェラーゼ(例えば、β(1,4)-NアセチルグルコサミニルトランスフェラーゼIII(GnTIII))を発現するように操作された細胞株が記載されており、操作された細胞株において発現される抗体は、抗体の増大したADCC活性をもたらす増加した二分GlcNac構造を示すようになっている(Umana et al.,Nat.Biotech.17:176-180,1999も参照)。
7.3.1.5.Fcヘテロ二量体化
多くの多重特異性分子形式は、天然免疫グロブリンと異なり、非同一抗原結合ドメイン(又はその部分、例えばFabのVH又はVH-CH1)に作動可能に連結される、2つのFc領域間の二量体化を伴う。Fcドメインを形成するための2つのFc領域の不十分なヘテロ二量体化は、常に所望の多重特異性分子の収率を増加させることの障害になっており、精製にとって難しい問題である。当技術分野において利用可能な様々な手法は、例えば、欧州特許出願公開第1870459A1号明細書;米国特許第5,582,996号明細書;米国特許第5,731,168号明細書;米国特許第5,910,573号明細書;米国特許第5,932,448号明細書;米国特許第6,833,441号明細書;米国特許第7,183,076号明細書;米国特許出願公開第2006204493A1号明細書;及びPCT公開番号国際公開第2009/089004A1号パンフレットに開示されるように、本開示のMBM(例えば、TBM)中に存在し得るFc領域の二量体化を促進するのに使用され得る。
本開示は、Fcヘテロ二量体を含むMBM(例えば、TBM)、すなわち、異種の非同一Fc領域を含むFcドメインを提供する。ヘテロ二量体化手法を用いて、異なるABM(又はその部分、例えばFabのVH又はVH-CH1)に作動可能に連結されるFc領域の二量体化を促進し、同じABM又はその部分に作動可能に連結されるFc領域の二量体化を低減する。典型的に、Fcヘテロ二量体中の各Fc領域は、抗体のCH3ドメインを含む。CH3ドメインは、前の節に記載されるように、任意のアイソタイプ、クラス又はサブクラス、ある場合にはIgG(IgG1、IgG2、IgG3及びIgG4)クラスの抗体の定常領域に由来する。
典型的に、MBMは、CH3ドメインに加えて、CH1ドメイン、CH2ドメイン、ヒンジ領域、VHドメイン、VLドメイン、CDR及び/又は本明細書に記載される抗原結合フラグメントなどの他の抗体フラグメントを含む。ある実施形態において、2つのヘテロポリペプチドは、二重特異性又は多重特異性分子を形成する2つの重鎖である。CH3ドメインにおける2つの異なる重鎖のヘテロ二量体化は、所望の抗体又は抗体様分子を生じさせる一方、同一の重鎖のホモ二量体化は、所望の抗体又は分子の収率を低下させる。例示的な実施形態において、2つ以上のヘテロポリペプチド鎖は、CH3ドメインを含み、且つ本開示の上述される多重特異性分子形式のいずれかの分子を形成する2つの鎖を含む。一実施形態において、CH3ドメインを含む2つのヘテロポリペプチド鎖は、非修飾鎖と比べて、ポリペプチドのヘテロ二量体会合に有利に作用する修飾を含む。修飾手法の様々な例が以下の表3及び第7.3.1.5.1~7.3.1.5.7節に示されている。
対合してFcヘテロ二量体を形成することができ、本開示のMBMに含めることができる異種の非同一Fc配列の例示的な対には、(i)配列番号869及び配列番号870並びに(ii)配列番号869及び配列番号871が含まれる。
配列番号869~871の1つのアミノ酸配列を有するFc領域は、セクション7.3.1(そのサブパートを含む)に記載される1つ以上の置換を含むように、例えば表3に記載される除去変異に対応する置換を含むように修飾され得る。ある実施形態において、MBMは、233位、234位、235位、236位、237位、239位、265位、266位、267位、268位、269位、297位、299位、322位、327位、328位、329位、330位、331位及び332位(EU番号付け)の1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ又は7つ以上の位置に突然変異、例えばセクション7.3.1(そのサブパートを含む)で説明される突然変異を有する、配列番号869~871の1つのアミノ酸配列を有するFc領域を含む。例えば、MBMは、233位、234位、235位、236位、237位、239位、265位、266位、267位、268位、269位、297位、299位、322位、327位、328位、329位、330位、331位及び332位の1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ又は7つ以上の位置に突然変異を有する配列番号869のアミノ酸配列を有するFc領域、及び/又は233位、234位、235位、236位、237位、239位、265位、266位、267位、268位、269位、297位、299位、322位、327位、328位、329位、330位、331位及び332位の1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ又は7つ以上の位置に突然変異を有する配列番号870のアミノ酸配列を有するFc領域、及び/又は233位、234位、235位、236位、237位、239位、265位、266位、267位、268位、269位、297位、299位、322位、327位、328位、329位、330位、331位及び332位の1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、6つ又は7つ以上の位置に突然変異を有する配列番号871のアミノ酸配列を有するFc領域を含み得る。
7.3.1.5.1.立体変異
MBM(例えば、TBM)は、Fcドメインの定常ドメインの1つ以上に対する、例えばCH3ドメインに対する1つ以上、例えば複数の修飾を含み得る。一例において、MBM(例えば、TBM)は、抗体の重鎖定常ドメイン、例えばCH2又はCH3ドメインをそれぞれ含む2つのポリペプチドを含む。一例において、MBM(例えば、TBM)の2つの重鎖定常ドメイン、例えばCH2又はCH3ドメインは、2つの鎖間のヘテロ二量体会合を可能にする1つ以上の修飾を含む。一態様において、1つ以上の修飾は、2つの重鎖のCH2ドメイン上に配置される。一態様において、1つ以上の修飾は、MBMの少なくとも2つのポリペプチドのCH3ドメイン上に配置される。
Fcヘテロ二量体化のための1つの機構は、一般に、当技術分野において「ノブ及びホール」、又は「ノブ・イン・ホール」、又は「ノブ・イントゥ・ホール」と呼ばれる。これらの用語は、例えば、Ridgway et al.,1996,Protein Engineering 9(7):617;Atwell et al.,1997,J.Mol.Biol.270:26;米国特許第8,216,805号明細書に記載されるように、Fcホモ二量体よりFcヘテロ二量体の形成に有利に作用するように立体的影響を生じるアミノ酸突然変異を指す。ノブ・イン・ホール突然変異は、ヘテロ二量体化を改善する他の手法と組み合わされ得る。
一態様において、重鎖定常ドメインを含むMBMの第1のポリペプチドに対する1つ以上の修飾は、「ノブ」を生成することができ、MBMの第2のポリペプチドに対する1つ以上の修飾は、「ホール」を生成し、重鎖定常ドメインを含むMBMのポリペプチドのヘテロ二量体化が「ノブ」を「ホール」と結び付けさせる(例えば、相互作用させる、例えば第1のポリペプチドのCH2ドメインが第2のポリペプチドのCH2ドメインと相互作用するか、又は第1のポリペプチドのCH3ドメインが第2のポリペプチドのCH3ドメインと相互作用する)ようになっている。ノブは、重鎖定常ドメインを含むMBMの第1のポリペプチドの境界から突出し、したがってヘテロ多量体を安定させ、それにより例えばホモ多量体形成よりヘテロ多量体形成に有利に作用するように、重鎖定常ドメインを含むMBMの第2のポリペプチドとの境界における相補的な「ホール」に位置決め可能である。ノブは、元の境界に存在し得るか、又は(例えば、境界をコードする核酸を改変することによって)合成的に導入され得る。ノブの形成のためのインポート残基は、一般に、天然アミノ酸残基であり、アルギニン(R)、フェニルアラニン(F)、チロシン(Y)及びトリプトファン(W)から選択され得る。ある場合には、トリプトファン及びチロシンが選択される。実施形態において、突起の形成のための元の残基は、小さい側鎖容量を有し、例えばアラニン、アスパラギン、アスパラギン酸、グリシン、セリン、トレオニン又はバリンである。
「ホール」は、重鎖定常ドメインを含むMBMの第2のポリペプチドの境界から陥凹しており、したがって重鎖定常ドメインを含むMBMの第1のポリペプチドの隣接する相互作用表面上の対応するノブに適合する少なくとも1つのアミノ酸側鎖を含む。ホールは、元の境界に存在し得るか、又は(例えば、境界をコードする核酸を改変することによって)合成的に導入され得る。ホールの形成のためのインポート残基は、通常、天然アミノ酸残基であり、ある実施形態においてアラニン(A)、セリン(S)、トレオニン(T)及びバリン(V)から選択される。一実施形態において、アミノ酸残基は、セリン、アラニン又はトレオニンである。別の実施形態において、ホールの形成のための元の残基は、大きい側鎖容量を有し、例えばチロシン、アルギニン、フェニルアラニン又はトリプトファンである。
実施形態において、第1のCH3ドメインは、残基366、405又は407において修飾されて、「ノブ」又はホール」(上述されるような)のいずれかを生成し、第1のCH3ドメインとともにヘテロ二量体する第2のCH3ドメインは、残基366が第1のCH3ドメインにおいて修飾される場合、残基407、残基405が第1のCH3ドメインにおいて修飾される場合、残基394又は残基407が第1のCH3ドメインにおいて修飾されて、第1のCH3ドメインの「ノブ」又は「ホール」に相補的な「ホール」又は「ノブ」を生成する場合、残基366において修飾される。
別の実施形態において、第1のCH3ドメインは、残基366において修飾され、第1のCH3ドメインとともにヘテロ二量体化する第2のCH3ドメインは、残基366、368及び/又は407において修飾されて、第1のCH3ドメインの「ノブ」又は「ホール」に相補的な「ホール」又は「ノブ」を生成する。一実施形態において、第1のCH3ドメインに対する修飾は、366位におけるチロシン(Y)残基を導入する。一実施形態において、第1のCH3に対する修飾は、T366Yである。一実施形態において、第1のCH3ドメインに対する修飾は、366位におけるトリプトファン(W)残基を導入する。一実施形態において、第1のCH3に対する修飾は、T366Wである。ある実施形態において、366位において修飾された第1のCH3ドメインとともにヘテロ二量体化する、第2のCH3ドメインに対する修飾(例えば、366位において導入されたチロシン(Y)又はトリプトファン(W)を有する、例えば修飾T366Y又はT366Wを含む)は、366位における修飾、368位における修飾及び407位における修飾を含む。ある実施形態において、366位における修飾は、セリン(S)残基を導入し、368位における修飾は、アラニン(A)を導入し、407位における修飾は、バリン(V)を導入する。ある実施形態において、修飾は、T366S、L368A及びY407Vを含む。一実施形態において、多重特異性分子の第1のCH3ドメインは、修飾T366Yを含み、第1のCH3ドメインとともにヘテロ二量体化する第2のCH3ドメインは、修飾T366S、L368A及びY407Vを含むか又は逆も同様である。一実施形態において、多重特異性分子の第1のCH3ドメインは、修飾T366Wを含み、第1のCH3ドメインとともにヘテロ二量体化する第2のCH3ドメインは、修飾T366S、L368A及びY407Vを含むか又は逆も同様である。
さらなる立体又は「歪曲」(例えば、ノブ・イン・ホール)修飾は、PCT公開番号国際公開第2014/145806号パンフレット(例えば、国際公開第2014/145806号パンフレットの図3、図4及び図12)、PCT公開番号国際公開第2014/110601号パンフレット及びPCT公開番号国際公開第2016/086186号パンフレット、国際公開第2016/086189号パンフレット、国際公開第2016/086196号パンフレット及び国際公開第2016/182751号パンフレットに記載されている。KIH変異体の例は、S364K及びE357Q修飾を含む第2の定常鎖と対合された、L368D及びK370S修飾を含む第1の定常鎖を含む。
本開示のMBMのいずれかにおいて使用するのに好適なさらなるノブ・イン・ホール修飾対は、例えば、国際公開第1996/027011号パンフレット及びMerchant et al.,1998,Nat.Biotechnol.,16:677-681にさらに記載されている。
さらなる実施形態において、CH3ドメインは、システイン残基の対を導入するようにさらに修飾され得る。理論によって拘束されるものではないが、ジスルフィド結合を形成することが可能なシステイン残基の対の導入は、対合したCH3ドメインを含むヘテロ二量体化MBM(例えば、TBM)に安定性を与えるものと考えられる。ある実施形態において、第1のCH3ドメインは、354位におけるシステインを含み、第1のCH3ドメインとともにヘテロ二量体化する第2のCH3ドメインは、349位におけるシステインを含む。ある実施形態において、第1のCH3ドメインは、354位におけるシステイン(例えば、修飾S354Cを含む)及び366位におけるチロシン(Y)(例えば、修飾T366Yを含む)を含み、第1のCH3ドメインとともにヘテロ二量体化する第2のCH3ドメインは、349位におけるシステイン(例えば、修飾Y349Cを含む)、366位におけるセリン(例えば、修飾T366Sを含む)、368位におけるアラニン(例えば、修飾L368Aを含む)及び407位におけるバリン(例えば、修飾Y407Vを含む)を含む。ある実施形態において、第1のCH3ドメインは、354位におけるシステイン(例えば、修飾S354Cを含む)及び366位におけるトリプトファン(W)(例えば、修飾T366Wを含む)を含み、第1のCH3ドメインとともにヘテロ二量体化する第2のCH3ドメインは、349位におけるシステイン(例えば、修飾Y349Cを含む)、366位におけるセリン(例えば、修飾T366Sを含む)、368位におけるアラニン(例えば、修飾L368Aを含む)及び407位におけるバリン(例えば、修飾Y407Vを含む)を含む。
ヘテロ二量体の生成に利用されるさらなる機構は、Gunasekaran et al.,2010,J.Biol.Chem.285(25):19637に記載されるように「静電ステアリング(electrostatic steering)」と呼ばれることがある。これは、本明細書において「電荷対」と呼ばれることがある。この実施形態において、静電学を用いて、ヘテロ二量体化に向けて形成を歪曲させる。これは、pI、したがって精製に影響を与えることもあり、したがってある場合にはpI変異と見なされ得る。しかしながら、これらがヘテロ二量体化を促すために生成され、精製手段として使用されなかったため、それらは、「立体変異」として分類される。これらとしては、限定はされないが、D221R/P228R/K409Rと対合されたD221E/P228E/L368E及びC220R/E224R/P228R/K409Rと対合されたC220E/P228E/368Eが挙げられる。
さらなる変異が、本明細書に概説されるpI変異又は米国特許出願公開第2012/0149876号明細書の図37に示される他の立体変異などの他の変異と、任意の量で任意選択的に及び独立して組み合わされ得る。
ある実施形態において、本明細書に概説される立体変異は、任意選択的に及び独立して、いずれかのpI変異(又はFc変異、FcRn変異などの他の変異)を一方又は両方のFc領域に組み込むことができ、独立して及び任意選択的に、本開示のMBMに含めるか又は除外することができる。
好適な歪曲変異のリストが、多くの実施形態において特に有用ないくつかの対を示す表4に見出される。多くの実施形態において特に有用なのは、S364K/E357Q:L368D/K370S;L368D/K370S:S364K;L368E/K370S:S364K;T411T/E360E/Q362E:D401K;L368D/K370S:S364K/E357L;及びK370S:S364K/E357Qを含むがこれらに限定されないセットの対である。命名法に関して、対「S364K/E357Q:L368D/K370S」は、Fc領域の一方が、二重変異セットS364K/E357Qを有し、他方が、二重変異セットL368D/K370Sを有することを意味する。
ある実施形態において、MBMは、第1のFc領域及び第2のFc領域を含む。ある実施形態において、第1のFc領域は、以下の突然変異:L368D及びK370Sを含み、第2のFc領域は、以下の突然変異:S364K及びE357Qを含む。ある実施形態において、第1のFc領域は、以下の突然変異:S364K及びE357Qを含み、第2のFc領域は、以下の突然変異:L368D及びK370Sを含む。
7.3.1.5.2.代替的なノブ及びホール:IgGヘテロ二量体化
対合したCH3ドメインを含むMBM(例えば、TBM)のポリペプチド鎖のヘテロ二量体化は、IgG1抗体クラスに由来するCH3ドメイン中に1つ以上の修飾を導入することによって増加され得る。一実施形態において、修飾は、第2のCH3ドメイン中のF405L修飾と対合された1つのCH3ドメインに対するK409R修飾を含む。さらなる修飾は、さらに又は代わりに、366、368、370、399、405、407及び409位にあり得る。ある場合には、このような修飾を含むポリペプチドのヘテロ二量体化は、還元条件下、例えば25~37C、例えば25C又は37Cで1~10時間、例えば1.5~5時間、例えば5時間にわたって10~100mMの2-MEA(例えば、25、50又は100mMの2-MEA)で行われる。
本明細書に記載されるアミノ酸置換は、周知の技術を用いてCH3ドメイン中に導入され得る(例えば、McPherson,ed.,1991、Directed Mutagenesis:a Practical Approach;Adelman et al.,1983,DNA,2:183を参照されたい)。
IgGヘテロ二量体化手法は、例えば、国際公開第2008/119353号パンフレット、国際公開第2011/131746号パンフレット及び国際公開第2013/060867号パンフレットにさらに記載されている。
この節に記載される実施形態のいずれかにおいて、CH3ドメインは、第7.3.1.3節に記載されるように、システイン残基の対を導入するようにさらに修飾され得る。
7.3.1.5.3.pI(等電点)変異
一般に、当業者によって理解されるように、pI変異の2つの一般的なカテゴリーがある:タンパク質のpIを増加させるもの(塩基性変化)及びタンパク質のpIを減少させるもの(酸性変化)。本明細書に記載されるように、これらの変異の全ての組合せが行われ得る:一方のFc領域が、野生型又は野生型と顕著に異なるpIを示さない変異型であり得、他方が、より塩基性又はより酸性のいずれかであり得る。代わりに、各Fc領域が、1つがより塩基性に、1つがより酸性に変化され得る。
pI変異の例示的な組合せが、表5に示される。本明細書に概説され、表5に示されるように、これらの変化が、IgG1と比べて示されるが、全てのアイソタイプが、このように改変され得、アイソタイプハイブリッドも同様である。重鎖定常ドメインがIgG2-4に由来する場合、R133E及びR133Qも使用され得る。
一実施形態において、pI変異の組合せは、208D/295E/384D/418E/421D変異を含む1つのFc領域(負のFab側)(ヒトIgG1と比べたとき、N208D/Q295E/N384D/Q418E/N421D)及び正に荷電したscFvリンカー、例えばL36を含む第2のFc領域(正のscFv側)を有する(第7.3.3に記載されるように)。しかしながら、当業者によって理解されるように、第1のFc領域は、208位を含むCH1ドメインを含む。したがって、CH1ドメインを含まない構築物において(例えば、ドメインの1つとしてCH1ドメインを利用しないMBMについて、例えば図1Kに示されるものなどの形式において)、負のpI変異Fcセットは、295E/384D/418E/421D変異(ヒトIgG1と比べたとき、Q295E/N384D/Q418E/N421D)を含み得る。
ある実施形態において、第1のFc領域は、表Bからの置換のセットを有し、第2のFc領域は、荷電リンカーに連結される(例えば、第7.3.3節に記載されるものから選択される)。
ある実施形態において、MBMは、第1のFc領域及び第2のFc領域を含む。ある実施形態において、第1のFc領域は、以下の突然変異:N208D、Q295E、N384D、Q418E及びN421Dを含む。ある実施形態において、第2のFc領域は、以下の突然変異:N208D、Q295E、N384D、Q418E及びN421Dを含む。
7.3.1.5.4.アイソタイプ変異
さらに、本開示の多くの実施形態は、1つのIgGアイソタイプから別のものへの特定の位置におけるpIアミノ酸の「取り込み」に依存し、したがって、望ましくない免疫原性が変異体に導入される可能性を低減するか又はなくす。これらのいくつかが、米国特許出願公開第2014/0370013号明細書の図21に示される。すなわち、IgG1は、高いエフェクター機能を含む様々な理由から治療用抗体の一般的なアイソタイプである。しかしながら、IgG1の重鎖定常領域は、IgG2のものより高いpIを有する(8.10対7.31)。特定の位置でIgG2残基をIgG1骨格に導入することにより、得られるFc領域のpIは低下(又は増加)され、さらに、より長い血清半減期を示す。例えば、IgG1は、137位にグリシン(pI 5.97)を有し、IgG2は、グルタミン酸(pI 3.22)を有し;グルタミン酸を取り込むと、得られるタンパク質のpIに影響を与える。以下に記載されるように、変異型抗体のpIに顕著な影響を与えるために、いくつかのアミノ酸置換が、一般に必要とされる。しかしながら、後述されるように、IgG2分子の変化でさえ、血清半減期の増加を可能にすることが留意されるべきである。
他の実施形態において、得られるタンパク質の全体的な荷電状態を低下させるため(例えば、より高いpIアミノ酸からより低いpIアミノ酸に変化させることによって)又はさらに後述されるように、安定性のために構造の調整を可能にするために、非アイソタイプのアミノ酸変化が行われる。
さらに、2つの半抗体を含むMBMの重鎖及び軽鎖定常ドメインの両方をpI操作することにより、各半抗体の有意な変化がみられる。2つの半抗体pIが少なくとも0.5だけ異なることは、イオン交換クロマトグラフィー若しくは等電点電気泳動又は等電点に感受性の他の方法による分離を可能にし得る。
7.3.1.5.5.pIの計算
Fc領域及びABD又はABD鎖を含む半抗体のpIは、変異型重鎖定常ドメインのpI並びに変異型重鎖定常ドメイン及びABD又はABD鎖を含む半抗体全体のpIに依存し得る。したがって、ある実施形態において、pIの変化は、米国特許出願公開第2014/0370013号明細書の図19のチャートを用いて、変異型重鎖定常ドメインに基づいて計算される。本明細書に記載されるように、どの半抗体を操作するかは、一般に、半抗体の固有のpIによって決定される。代わりに、各半抗体のpIが比較され得る。
7.3.1.5.6.インビボ結合に良好なFcRnも付与するpI変異
pI変異がFc領域のpIを減少させる場合、それは、インビボでの血清保持を改善するという追加の利点を有し得る。
エンドソームにおけるpH6でのFcRnへの結合により、Fcが隔離されるため、pI変異Fc領域は、インビボでの抗原結合分子により長い半減期を与えると考えられる(Ghetie and Ward,1997,Immunol Today.18(12):592-598)。次に、エンドソーム区画は、Fcを細胞表面にリサイクルする。区画が細胞外空間に開くと、約7.4のより高いpHが、血液中へのFcの放出を誘導する。マウスにおいて、Dall’ Acquaらは、pH6及びpH7.4での増加したFcRn結合を有するFc突然変異体が、実際に低下した血清濃度及び野生型Fcと同じ半減期を有することを示した(Dall’ Acqua et al.2002,J.Immunol.169:5171-5180)。pH7.4でのFcRnに対するFcの親和性の増加は、血液中へのFcの放出を妨げると考えられる。したがって、インビボでのFcの半減期を増加させるFc突然変異は、理想的には、より高いpHでのFcの放出をなお可能にしながら、より低いpHでのFcRn結合を増加させる。アミノ酸ヒスチジンは、6.0~7.4のpH範囲でその荷電状態を変化させる。したがって、Fc/FcRn複合体中の重要な位置にHis残基を見出すことは驚くべきことではない。
より低い等電点を有する可変領域を有する抗体が、より長い血清半減期も有し得ることが示唆されている(Igawa et al.,2010,PEDS.23(5):385-392)。しかしながら、この機構の理解は、依然として不十分である。さらに、可変領域は、抗体毎に異なる。低下されたpI及び延長された半減期を有する定常領域変異体は、本明細書に記載されるように、MBMの薬物速度論的特性を改善するよりモジュール型の手法を提供するであろう。
7.3.1.5.7.極性架橋
Fcドメインを含むMBM(例えば、TBM)のポリペプチド鎖のヘテロ二量体化は、「極性架橋」の原理に基づいて修飾を導入することによって増加され得、「極性架橋」の原理は、2つのポリペプチド鎖の結合境界における残基をヘテロ二量体形態において同様の(又は補完的な)物理的特性の残基と相互作用させる一方、ホモ二量体形態において異なる物理的特性の残基と相互作用させる。特に、これらの修飾は、ヘテロ二量体形成において、極性残基が極性残基と相互作用する一方、疎水性残基が疎水性残基と相互作用するように設計される。対照的に、ホモ二量体形成において、残基は、極性残基が疎水性残基と相互作用するように修飾される。ヘテロ二量体形態における好ましい相互作用及びホモ二量体形態における好ましくない相互作用は、連携して、Fc領域が、ホモ二量体を形成するよりもヘテロ二量体を形成する傾向が高くなるようにする。
例示的な実施形態において、上記の修飾は、CH3ドメインの残基364、368、399、405、409及び411の1つ以上の位置において生成される。
ある実施形態において、S364L、T366V、L368Q、N399K、F405S、K409F及びR411Kからなる群から選択される1つ以上の修飾が2つのCH3ドメインの1つに導入される。Y407F、K409Q及びT411Nからなる群から選択される1つ以上の修飾が第2のCH3ドメイン中に導入され得る。
別の実施形態において、S364L、T366V、L368Q、D399K、F405S、K409F及びT411Kからなる群から選択される1つ以上の修飾が1つのCH3ドメイン中に導入される一方、Y407F、K409Q及びT411Dからなる群から選択される1つ以上の修飾が第2のCH3ドメイン中に導入される。
例示的な一実施形態において、1つのCH3ドメインの366位におけるトレオニンの元の残基がバリンで置換される一方、他方のCH3ドメインの407位におけるチロシンの元の残基がフェニルアラニンで置換される。
別の例示的な実施形態において、1つのCH3ドメインの364位におけるセリンの元の残基がロイシンで置換される一方、同じCH3ドメインの368位におけるロイシンの元の残基がグルタミンで置換される。
さらに別の例示的な実施形態において、1つのCH3ドメインの405位におけるフェニルアラニンの元の残基がセリンで置換され、このCH3ドメインの409位におけるリジンの元の残基がフェニルアラニンで置換される一方、他方のCH3ドメインの409位におけるリジンの元の残基がグルタミンで置換される。
さらに別の例示的な実施形態において、1つのCH3ドメインの399位におけるアスパラギン酸の元の残基がリジンで置換され、同じCH3ドメインの411位におけるトレオニンの元の残基がリジンで置換される一方、他方のCH3ドメインの411位におけるトレオニンの元の残基がアスパラギン酸で置換される。
本明細書に記載されるアミノ酸置換は、周知の技術を用いてCH3ドメイン中に導入され得る(例えば、McPherson,ed.,1991、Directed Mutagenesis:a Practical Approach;Adelman et al.,1983,DNA,2:183を参照されたい)。極性架橋手法は、例えば、国際公開第2006/106905号パンフレット、国際公開第2009/089004号パンフレット及びK.Gunasekaran,et al.(2010)JBC,285:19637-19646に記載されている。
さらなる極性架橋修飾は、例えば、PCT公開番号国際公開第2014/145806号パンフレット(例えば、国際公開第2014/145806号パンフレットの図6)、PCT公開番号国際公開第2014/110601号パンフレット及びPCT公開番号国際公開第2016/086186号パンフレット、国際公開第2016/086189号パンフレット、国際公開第2016/086196号パンフレット及び国際公開第2016/182751号パンフレットに記載されている。極性架橋変異体の例は、N208D、Q295E、N384D、Q418E及びN421D修飾を含む定常鎖を含む。
本明細書に記載される実施形態のいずれかにおいて、CH3ドメインは、第7.3.1.3節に記載されるように、システイン残基の対を導入するようにさらに修飾され得る。
ヘテロ二量体化を促進するためのさらなる手法は、例えば、国際公開第2016/105450号パンフレット、国際公開第2016/086186号パンフレット、国際公開第2016/086189号パンフレット、国際公開第2016/086196号パンフレット、国際公開第2016/141378号パンフレット、及び国際公開第2014/145806号パンフレット、及び国際公開第2014/110601号パンフレットに記載されている。これらの手法のいずれかは、本明細書に記載されるMBMに用いられ得る。
7.3.1.6.ヘテロ二量体化変異及び他のFc変異の組合せ
当業者によって理解されるように、列挙されたヘテロ二量体化変異(歪曲及び/又はpI変異を含む)は全て、FcドメインのFc領域が二量体化するそれらの能力を保持する限り、任意選択的に及び独立して、任意の方法で組み合わされ得る。さらに、これらの変異は全て、ヘテロ二量体化形式のいずれかに組み合わされ得る。
pI変異の場合、特に使用される実施形態が表5に示されるが、精製を容易にするためにFcヘテロ二量体中の2つのFc領域間のpIの差異を変化させるという基本的な規則に従って、他の組合せが生成され得る。
さらに、ヘテロ二量体化変異、歪曲及びpIのいずれも、本明細書に一般に概説されるように、独立して及び任意選択的に、Fc除去変異、Fc変異、FcRn変異と組み合わされる。
ある実施形態において、本開示において利用される歪曲及びpI変異の特定の組合せは、T366S/L368A/Y407V:T366W(任意選択的に、架橋ジスルフィドを含む、T366S/L368A/Y407V/Y349C:T366W/S354C)であり、一方のFc領域は、Q295E/N384D/Q418E/N481Dを含み、他方は、正に荷電したscFvリンカーを含む(形式がscFvドメインを含む場合)。当業者によって理解されるように、「ノブ・イン・ホール」変異は、pIを変化させず、したがって、Fcヘテロ二量体中のFc領域のいずれか一方に使用され得る。
ある実施形態において、本開示において利用される第1及び第2のFc領域は、アミノ酸置換S364K/E357Q:L368D/K370Sを含み、ここで、第1及び/又は第2のFc領域は、除去変異体置換233P/L234V/L235A/G236del/S267Kを含み、第1及び/又は第2のFc領域は、pI変異体置換N208D/Q295E/N384D/Q418E/N421D(pl_(-)_isosteric_A)を含む。
7.3.2.ヒンジ領域
MBM(例えば、TBM)は、例えば、抗原結合モジュールをFc領域に連結するヒンジ領域も含み得る。ヒンジ領域は、天然又は修飾ヒンジ領域であり得る。ヒンジ領域は、典型的に、Fc領域のN末端において見られる。
天然ヒンジ領域は、天然抗体中のFab及びFcドメイン間に通常見られ得るヒンジ領域である。修飾ヒンジ領域は、天然ヒンジ領域と長さ及び/又は組成が異なる任意のヒンジである。このようなヒンジは、ヒト、マウス、ラット、ウサギ、サメ、ブタ、ハムスター、ラクダ、ラマ又はヤギヒンジ領域など、他の種に由来するヒンジ領域を含み得る。他の修飾ヒンジ領域は、重鎖Fc領域のものと異なるクラス又はサブクラスの抗体に由来する完全なヒンジ領域を含み得る。代わりに、修飾ヒンジ領域は、天然ヒンジの部分又は繰返し中の各単位が天然ヒンジ領域に由来する繰返し単位を含み得る。さらなる代替例において、天然ヒンジ領域は、1つ以上のシステイン又は他の残基をセリン又はアラニンなどの中性残基に転化することにより、又は好適に配置された残基をシステイン残基に転化することにより改変され得る。このような手段により、ヒンジ領域中のシステイン残基の数が増加又は減少され得る。この手法は、Bodmerらによる米国特許第5,677,425号明細書にさらに記載されている。ヒンジ領域中のシステイン残基の数を改変することにより、例えば軽鎖及び重鎖の集合を促進するか、又はMBMの安定性を増加若しくは低下させることができる。他の修飾ヒンジ領域は、全体的に合成であり得、長さ、システイン組成物及び柔軟性など、所望の特性を有するように設計され得る。
いくつかの修飾ヒンジ領域は、例えば、米国特許第5,677,425号明細書、国際公開第9915549号パンフレット、国際公開第2005003170号パンフレット、国際公開第2005003169号パンフレット、国際公開第2005003170号パンフレット、国際公開第9825971及び国際公開第2005003171号パンフレットに記載されている。
好適なヒンジ配列の例が表6に示される。
一実施形態において、重鎖Fc領域は、そのN末端において無傷のヒンジ領域を有する。
一実施形態において、重鎖Fc領域及びヒンジ領域は、IgG4に由来し、ヒンジ領域は、修飾配列CPPC(配列番号2)を含む。ヒトIgG4のコアヒンジ領域は、配列CPPC(配列番号12)を含有するIgG1と比較して配列CPSC(配列番号2)を含有する。IgG4配列中に存在するセリン残基は、この領域における増加した柔軟性をもたらし、したがって、分子の一部は、鎖間ジスルフィドを形成するためのIgG分子における他の重鎖への架橋ではなく、同じタンパク質鎖内のジスルフィド結合(鎖内ジスルフィド)を形成する。(Angel et al.,1993,Mol lmmunol 30(1):105-108)。セリン残基をプロリンに変化させて、IgG1と同じコア配列を得ることは、IgG4ヒンジ領域における鎖間ジスルフィドの完全な形成を可能にし、したがって精製された産物の異質性を低減する。この改変されたアイソタイプは、IgG4Pと呼ばれる。
7.3.3.ABDリンカー
特定の態様において、本開示は、少なくとも3つのABMを含むMBMを提供し、ここで、ABMの2つ以上の構成要素(例えば、scFvのVH及びVL)、2つ以上のABM又はABM及び非ABMドメイン(例えば、Fc領域などの二量体化ドメイン)がペプチドリンカーによって互いに連結される。このようなリンカーは、例えば、第7.10.2節に記載されるように、薬物をMBMに結合するのに使用されるADCリンカーと対照的に、本明細書において「ABMリンカー」と呼ばれる。
ペプチドリンカーは、2個のアミノ酸~60個以上のアミノ酸の範囲であり得、特定の態様において、ペプチドリンカーは、3個のアミノ酸~50個のアミノ酸、4~30個のアミノ酸、5~25個のアミノ酸、10~25個のアミノ酸又は12~20個のアミノ酸の範囲である。特定の実施形態において、ペプチドリンカーは、2個のアミノ酸、3個のアミノ酸、4個のアミノ酸、5個のアミノ酸、6個のアミノ酸、7個のアミノ酸、8個のアミノ酸、9個のアミノ酸、10個のアミノ酸、11個のアミノ酸、12個のアミノ酸、13個のアミノ酸、14個のアミノ酸、15個のアミノ酸、16個のアミノ酸、17個のアミノ酸、18個のアミノ酸、19個のアミノ酸、20個のアミノ酸、21個のアミノ酸、22個のアミノ酸、23個のアミノ酸、24個のアミノ酸、25個のアミノ酸、26個のアミノ酸、27個のアミノ酸、28個のアミノ酸、29個のアミノ酸、30個のアミノ酸、31個のアミノ酸、32個のアミノ酸、33個のアミノ酸、34個のアミノ酸、35個のアミノ酸、36個のアミノ酸、37個のアミノ酸、38個のアミノ酸、39個のアミノ酸、40個のアミノ酸、41個のアミノ酸、42個のアミノ酸、43個のアミノ酸、44個のアミノ酸、45個のアミノ酸、46個のアミノ酸、47個のアミノ酸、48個のアミノ酸、49個のアミノ酸又は50個のアミノ酸長である。
荷電及び/又は可撓性リンカーが使用され得る。
MBMに使用され得る可撓性ABMリンカーの例としては、Chen et al.,2013,Adv Drug Deliv Rev.65(10):1357-1369及びKlein et al.,2014,Protein Engineering,Design&Selection 27(10):325-330によって開示されるものが挙げられる。特に有用な可撓性リンカーは、(GGGGS)n((G4S)nとも呼ばれる)(配列番号25)である。ある実施形態において、nは、1~10の任意の数、すなわち1、2、3、4、5、6、7、8、9及び10又は上記の数のいずれか2つによって境界付けられる任意の範囲、例えば1~5、2~5、3~6、2~4、1~4など及びその他である。
本開示のMBMに使用するのに好適なABMリンカーの他の例が以下の表7に示される。
様々な態様において、本開示は、1つ以上の
ABMリンカーを含むMBM(例えば、TBM)を提供する。
ABMリンカーのそれぞれは、任意選択的に上の表7から選択される2個のアミノ酸~60個のアミノ酸長、例えば4~30個のアミノ酸、5~25個のアミノ酸、10~25個のアミノ酸又は12~20個のアミノ酸長の範囲であり得る。特定の実施形態において、MBMは、2つ、3つ、4つ、5つ又は6つのABMリンカーを含む。ABMリンカーは、MBMの1つ、2つ、3つ、4つ又はさらにそれを超えるポリペプチド鎖上にあり得る。
7.4.例示的三重特異性結合分子
例示的なTBM形態が図1に示される。図1Aは、図1B~1Vに示されるTBM形態の構成要素を示す。scFv、Fab、非免疫グロブリンベースのABM及びFcは、それぞれ第7.2及び7.3節においてこれらの構成要素について記載される特性を有し得る。図1に示されるTBM形態の構成要素は、第7.2及び7.3節に記載される手段のいずれかによって(例えば、直接結合、ABMリンカー、ジスルフィド結合、ノブ・イン・ホール相互作用で修飾されたFcドメインなどによって)互いに会合され得る。図1に示される様々な構成要素の配向及び会合は、例示的なものであるに過ぎず;当業者によって理解されるように、他の配向及び会合が好適であり得る(例えば、第7.2及び7.3節に記載されるように)。
TBMは、図1に示される形態に限定されない。使用され得る他の形態が当業者に公知である。例えば、国際公開第2014/145806号パンフレット;国際公開第2017/124002号パンフレット;Liu et al.,2017,Front Immunol.8:38;Brinkmann&Kontermann,2017,mAbs 9:2,182-212;米国特許出願公開第2016/0355600号明細書;Klein et al.,2016,MAbs 8(6):1010-20;及び米国特許出願公開第2017/0145116号明細書を参照されたい。
7.4.1.例示的な3価TBM
本開示のTBMは、3価であり得る、すなわち、それらは3つの抗原結合ドメインを有し、そのうちの1つがBCMAに結合し、そのうちの1つがTCR複合体の構成要素に結合し、且つそのうちの1つがCD2又はTAAのいずれかに結合する。
例示的な3価TBM形態が図1B~1Pに示される。
図1B~1K及び図1N~1Pに示されるように、TBMは、2つの半抗体を含み得、一方が2つのABMを含み、他方が1つのABMを含み、2つの半抗体は、Fcドメインを介して対合されている。
図1Bの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、scFv及びFc領域を含み、第2の(又は右側)半抗体は、Fab、scFv及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Cの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、2つのFab及びFc領域を含み、第2の(又は右側)半抗体は、Fab及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Dの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab、scFv及びFc領域を含み、第2の(又は右側)半抗体は、Fab及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Eの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、scFv及びFc領域を含み、第2の(又は右側)半抗体は、2つのFab及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Fの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、scFv、Fc領域及びFabを含み、第2の(又は右側)半抗体は、Fab及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Gの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab、Fc領域及びscFvを含み、第2の(又は右側)半抗体は、scFv及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Hの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、2つのFab及びFc領域を含み、第2の(又は右側)半抗体は、非免疫グロブリンベースのABM及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Iの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab、scFv及びFc領域を含み、第2の(又は右側)半抗体は、非免疫グロブリンベースのABM及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Jの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab及びFc領域を含み、第2の(又は右側)半抗体は、scFv、非免疫グロブリンベースのABM及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Kの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、scFv及びFc領域を含み、第2の(又は右側)半抗体は、scFv、Fc領域及び第2のscFvを含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Nの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab、Fc領域及びscFvを含み、第2の(又は右側)半抗体は、Fab及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Oの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab、Fc領域及びscFabを含み、第2の(又は右側)半抗体は、Fab及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Pの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab、非免疫グロブリンベースのABM及びFc領域を含み、第2の(又は右側)半抗体は、scFv及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
代わりに、図1Lに示されるように、3価TBMは、2つの半抗体を含み得、それぞれが1つの完全なABM及び別のABMの一部を含む(一方がVHである、他方がVLである)。2つの半抗体がFcドメインを介して対合されると直ちに、VH及びVLが会合して、完全な抗原結合Fvドメインを形成する。
図1Mに示されるように、TBMは、一本鎖であり得る。図1MのTBMは、リンカーを介して連結された3つのscFvドメインを含む。
図1B~1Pに示される形態のそれぞれにおいて、X、Y及びZとして示されるドメインのそれぞれは、必ずしもその順序である必要はないが、ABM1、ABM2又はABM3を表す。言い換えると、TBMが1つのABM1、1つのABM2及び1つのABM3を含むとすると、XがABM1、ABM2又はABM3であり得、YがABM1、ABM2又はABM3であり得、ZがABM1、ABM2又はABM3であり得る。
したがって、本開示は、図1B~1Pのいずれか1つに示されるような3価TBMを提供し、ここで、XがABM1であり、YがABM3であり、ZがABM2である(ABMのこの形態は、便宜上、「T1」として示される)。
本開示はまた、図1B~1Pのいずれか1つに示されるような3価TBMを提供し、ここで、XがABM1であり、YがABM2であり、ZがABM3である(ABMのこの形態は、便宜上、「T2」として示される)。
本開示は、図1B~1Pのいずれか1つに示されるような3価TBMをさらに提供し、ここで、XがABM3であり、YがABM1であり、ZがABM2である(ABMのこの形態は、便宜上、「T3」として示される)。
本開示は、図1B~1Pのいずれか1つに示されるような3価TBMをさらに提供し、ここで、XがABM3であり、YがABM2であり、ZがABM1である(ABMのこの形態は、便宜上、「T4」として示される)。
本開示は、図1B~1Pのいずれか1つに示されるような3価TBMをさらに提供し、ここで、XがABM2であり、YがABM1であり、ZがABM3である(ABMのこの形態は、便宜上、「T5」として示される)。
本開示は、図1B~1Pのいずれか1つに示されるような3価TBMをさらに提供し、ここで、XがABM2であり、YがABM3であり、ZがABM1である(ABMのこの形態は、便宜上、「T6」として示される)。
7.4.2.例示的な4価TBM
本開示のTBMは、4価であり得、すなわち、それらは、4つの抗原結合ドメインを有し、その1つ又は2つは、BCMAに結合し、その1つ又は2つは、TCR複合体の構成要素に結合し、その1つ又は2つは、CD2又はTAAに結合する。
例示的な4価TBM形態が図1Q~1Sに示される。
図1Q~1Sに示されるように、4価TBMは、2つの半抗体を含み得、それぞれが2つの完全なABMを含み、2つの半抗体は、Fcドメインを介して対合される。
図1Qの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab、Fc領域及び第2のFabを含み、第2の(又は右側)半抗体は、Fab、Fc領域及び第2のFabを含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Rの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab、Fc領域及びscFvを含み、第2の(又は右側)半抗体は、Fab、Fc領域及びscFvを含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Sの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab、Fc領域及びscFvを含み、第2の(又は右側)半抗体は、scFv、Fc領域及びFabを含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Q~1Sに示される形態において、X、Y、Z及びAのそれぞれは、必ずしもその順序であるとは限らないが、ABM1,ABM2又はABM3を表し、ただし、TBMは、少なくとも1つのABM1、少なくとも1つのABM2及び少なくとも1つのABM3を含む。したがって、4価ABMは、BCMA、TCR複合体の構成要素及びCD2若しくはTAAの1つに対する2つのABMを含む。ある場合には、4価TBMは、2つのBCMA ABMを有する。
したがって、本開示は、図1Q~1Sのいずれか1つに示されるような4価TBMを提供し、ここで、X、Y、Z及びAが、表8に記載されるように、BCMA、TCR複合体の構成要素及びCD2又はTAAに対するABMである。
7.4.3.例示的な5価TBM
本開示のTBMは、5価であり得る、すなわち、それらは、5つの抗原結合ドメインを有し、そのうちの1つ、2つ又は3つがBCMAに結合し、そのうちの1つ、2つ又は3つがTCR複合体の構成要素に結合し、そのうちの1つ、2つ又は3つがCD2又はTAAに結合する。
例示的な5価TBM形態は図1Tに示される。
図1Tに示されるように、5価TBMは、2つの半抗体を含み得、その一方が2つの完全なABMを含み、他方が1つの完全なABMを含み、2つの半抗体がFcドメインを介して対合する。
図1Tの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab、scFv及びFc領域を含み、第2の(又は右側)半抗体は、Fab、Fc領域及びscFvを含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Tに示される形態において、X、Y、Z、A及びBのそれぞれは、TBMが少なくとも1つのABM1、1つのABM2及び1つのABM3を含むとすると、必ずしもその順序である必要はないが、ABM1、ABM2又はABM3を表す。したがって、5価TBMは、BCMA、TCR複合体の構成要素及びCD2若しくはTAAの2つに対する2つのABM、又はBCMA、TCR複合体の構成要素及びCD2若しくはTAAの1つに対する3つのABMを含み得る。ある場合には、5価TBMは、2つ又は3つのBCMA ABMを有する。ある実施形態において、5価TBMは、3つのABM1、1つのABM2及び1つのABM3を有する。
したがって、本開示は、図1Tに示されるような5価TBMを提供し、ここで、X、Y、Z、A及びBが、表9に記載されるように、BCMA、TCR複合体の構成要素及びCD2又はTAAを対象とするABMである。
7.4.4.例示的な6価TBM
本開示のTBMは、6価であり得る、すなわち、それらは6つの抗原結合ドメインを有し、そのうちの1つ、2つ、3つ又は4つがBCMAに結合し、そのうちの1つ、2つ、3つ又は4つが、TCR複合体の構成要素に結合し、そのうちの1つ、2つ、3つ又は4つが、CD2又はTAAに結合する。
例示的な6価TBM形態は、図1U-1Vに示される。
図1U-1Vに示されるように、5価TBMは、2つの半抗体を含み得、その一方が2つの完全なABMを含み、他方が1つの完全なABMを含み、2つの半抗体は、Fcドメインを介して対合する。
図1Uの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、Fab、第2のFab、Fc領域及びscFvを含み、第2の(又は右側)半抗体は、Fab、第2のFab、Fc領域及びscFvを含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1Vの実施形態において、第1の(又は左側)半抗体は、第1のFv、第2のFv、第3のFv及びFc領域を含み、第2の(又は右側)半抗体は、第1のFv、第2のFv、第3のFv及びFc領域を含む。第1及び第2の半抗体は、Fc領域を介して会合されてFcドメインを形成する。
図1U-1Vに示される形態において、X、Y、Z、A、B及びCのそれぞれは、TBMが少なくとも1つのABM1、1つのABM2及び1つのABM3を含むとすると、必ずしもその順序である必要はないが、ABM1、ABM2又はABM3を表す。したがって、6価TBMは、(i)BCMA、TCR複合体の構成要素及びCD2若しくはTAAのそれぞれに対する2つのABM、(ii)BCMA、TCR複合体の構成要素及びCD2若しくはTAAの1つに対する3つのABM、又は(iii)BCMA、TCR複合体の構成要素及びCD2若しくはTAAの1つに対する4つのABMを含み得る。例えば、6価ABMは、BCMAに対する3つのABM、CD2又はTAAに対する2つのABM及びTCR複合体の構成要素に対する1つのABMを含み得る。別の例として、6価ABMは、BCMAに対する3つのABM、TCR複合体の構成要素に対する2つのABM及びCD2又はTAAに対する1つのABMを含み得る。ある場合には、6価TBMは、2つ、3つ又は4つのBCMA ABMを有する。ある実施形態において、6価TBMは、3つのBCMA ABMを有する。他の実施形態において、6価TBMは、4つのBCMA ABMを有する。
したがって、本開示は、図1U~1Vのいずれか1つに示されるような6価TBMを提供し、ここで、X、Y、Z、A、B及びCは、表10に記載されるように、BCMA、TCR複合体の構成要素及びCD2又はTAAに対するABMである。
7.5.BCMA ABM
MBM(例えば、TBM)は、ヒトBCMAに特異的に結合するABM(ABM1)を含む。BCMAは、B細胞系統の細胞で発現する腫瘍壊死ファミリー受容体(TNFR)のメンバーである。BCMA発現は、形質細胞、形質芽球及び活性化B細胞とメモリーB細胞の亜集団を含む、長寿命形質細胞の運命をたどる最終分化B細胞で最も高い。BCMAは、長期体液性免疫を維持するために形質細胞の生存を仲介することに関与する。BCMAの発現は、最近、多くの癌、自己免疫疾患及び感染症に関連付けられている。BCMAの発現が増加している癌としては、多発性骨髄腫、ホジキンリンパ腫及び非ホジキンリンパ腫、様々な白血病、膠芽腫などのいくつかの血液癌が挙げられる。
ABM1は、例えば抗BCMA抗体又はその抗原結合ドメインを含み得る。抗BCMA抗体又はその抗原結合ドメインは、例えば、表11A-1~11P(総称して「表11」)に記載されるCDR配列、VH配列、VL配列又はscFV配列を含み得る。
表11A-1~11B-2には、例示的なBCMA結合分子のCDR配列に由来するCDRコンセンサス配列が列挙されている。CDRコンセンサス配列は、例示的なBCMA結合分子のKabat CDR配列、例示的なBCMA結合分子のChothia CDR配列、例示的なBCMA結合分子のIMGT CDR配列、例示的なBCMA結合分子のKabat及びChothia CDR配列の組合せ、例示的なBCMA結合分子のKabat及びIMGT CDR配列の組合せ、並びに例示的なBCMA結合分子のChothia及びIMGT CDR配列の組合せに基づく配列を含む。例示的なBCMA結合分子の特定のCDR配列が表11C1~11N-2に列挙されている。例示的なVL及びVH配列がそれぞれ表11O-1及び11O-2に列挙されている。例示的なscFv配列が表11Pに列挙されている。
ある実施形態において、ABM1は、表11A-1又は表11B-1に列挙されるCDRコンセンサス配列のいずれか1つのアミノ酸配列を有する軽鎖CDRを含む。特定の実施形態において、本開示は、表11A-1又は表11B-1に示されている軽鎖CDRから選択される1つ、2つ、3つ又はそれを超える軽鎖CDRを含む(又は代わりにそれからなる)ABM1を含むMBMを提供する。
ある実施形態において、ABM1は、表11A-2又は表11B-2に列挙される重鎖CDRのいずれか1つのアミノ酸配列を有する重鎖CDRを含む。特定の実施形態において、本開示は、表11A-2又は表11B-2に記載される重鎖CDRから選択される1つ、2つ、3つ又はそれを超える重鎖CDRを含む(又は代わりにそれからなる)ABM1を含むMBMを提供する。
ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC4のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC5のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC6のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC7のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC8のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC9のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC10のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC11のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-1及び11A-2に記載されるC12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC16のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC17のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC19のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC21のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC22のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC23のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC24のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC25のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC26のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC27のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11B-1及び11B-2に記載されるC28のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1、表11D-1、表11E-1、表11F-1、表11G-1、表11H-1、表11I-1、表11J-1、表11K-1(a)、表11K-1(b)、表11L-1、表11M-1、表11N-1(a)又は表11N-1(b)に列挙されるCDRのいずれか1つのアミノ酸配列を有する軽鎖CDRを含む。特定の実施形態において、ABM1は、表11C-1、表11D-1、表11E-1、表11F-1、表11G-1、表11H-1、表11I-1、表11J-1、表11K-1(a)、表11K-1(b)、表11L-1、表11M-1、表11N-1(a)及び表11N-1(b)に記載される軽鎖CDRから選択される1つ、2つ、3つ又はそれを超える軽鎖CDRを含む(又は代わりにそれからなる)軽鎖CDRを含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-2、表11D-2、表11E-2、表11F-2、表11G-2、表11H-2、表11I-2、表11J-2、表11K-2、表11L-2、表11M-2又は表11N-2に列挙される重鎖CDRのいずれか1つのアミノ酸配列を有する重鎖CDRを含む。特定の実施形態において、ABM1は、表11C-2、表11D-2、表11E-2、表11F-2、表11G-2、表11H-2、表11I-2、表11J-2、表11K-2、表11L-2、表11M-2及び表11N-2に記載される重鎖CDRから選択される1つ、2つ、3つ又はそれを超える重鎖CDRを含む(又は代わりにそれからなる)重鎖CDRを含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11O-1に記載される任意のVLドメインのアミノ酸配列を有するVLドメインを含む。他の実施形態において、ABM1は、突然変異しているが、VLドメインにおいて、表11O-1に記載される配列に示されるVLドメインと少なくとも80、85、90、95、96、97、98又は99パーセントの同一性を有するアミノ酸を含み得る。
ある実施形態において、ABM1は、表11O-2に記載される任意のVHドメインのアミノ酸配列を有するVHドメインを含む。他の実施形態において、ABM1は、突然変異しているが、VHドメインにおいて、表11O-2に記載される配列に示されるVHドメインと少なくとも80、85、90、95、96、97、98又は99パーセントの同一性を有するアミノ酸を含み得る。
他の実施形態において、ABM1は、突然変異しているが、CDR領域において、表11に記載されるCDR配列と少なくとも80、85、90、95、96、97、98又は99パーセントの同一性を有するアミノ酸を含む。ある実施形態において、このようなABMは、1、2、3、4又は5つ以下のアミノ酸が、表11に記載されるCDR配列と比較した際に、CDR領域において突然変異されている、突然変異アミノ酸配列を含む。
他のABMは、表11に記載されるVH及び/又はVL配列と少なくとも80、85、90、95、96、97、98又は99パーセントの同一性を有するアミノ酸配列を含むVH及び/又はVLドメインを含む。ある実施形態において、ABM1は、1、2、3、4又は5つ以下のアミノ酸が、実質的に同じ治療活性を保持しながら、表11に記載される配列に示されるVH及び/又はVLドメインと比較した際に突然変異されているVH及び/又はVLドメインを含む。
VH及びVL配列(アミノ酸配列及びアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列)は、他のBCMA結合ABMを作製するために、「混合及びマッチ」され得る。このような「混合及びマッチされた」BCMA結合ABMは、公知の結合アッセイ(例えば、ELISA)を用いて試験され得る。鎖が、混合及びマッチされる場合、特定のVH/VL対合からのVH配列は、構造的に類似したVH配列で置換されるべきである。特定のVH/VL対合からのVL配列は、構造的に類似したVL配列で置換されるべきである。
したがって、一実施形態において、本開示は、表11-O2に記載されるVH配列のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域(VH);及び表11-O1に記載されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域(VL)を含むABM1を有するMBMを提供する。
別の実施形態において、本開示は、表11に記載されるCDR-H1、表11に記載されるCDR-H2、表11に記載されるCDR-H3、表11に記載されるCDR-L1、表11に記載されるCDR-L2及び表11に記載されるCDR-L3を含むABM1を有するMBMを提供する。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるAB1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるAB1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるAB1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるAB1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるAB1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるAB1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるAB2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるAB2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるAB2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるAB2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるAB2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるAB2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるR1F2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるR1F2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるR1F2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるR1F2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるR1F2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるR1F2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF03のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF03のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF03のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF03のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF03のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF03のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF04のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF04のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF04のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF04のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF04のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF04のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF05のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF05のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF05のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF05のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF05のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF05のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF06のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF06のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF06のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF06のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF06のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF06のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF07のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF07のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF07のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF07のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF07のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF07のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF08のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF08のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF08のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF08のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF08のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF08のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF09のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF09のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF09のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF09のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF09のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF09のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF16のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF16のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF16のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF16のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF16のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF16のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF17のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF17のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF17のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF17のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF17のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF17のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF19のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF19のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF19のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF19のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF19のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF19のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11C-1及び11C-2に記載されるPALF20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11D-1及び11D-2に記載されるPALF20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11E-1及び11E-2に記載されるPALF20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11F-1及び11F-2に記載されるPALF20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11G-1及び11G-2に記載されるPALF20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11H-1及び11H-2に記載されるPALF20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるAB3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるAB3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるAB3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるAB3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるAB3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるAB3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるPI-61のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるPI-61のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるPI-61のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるPI-61のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるPI-61のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるPI-61のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH2/L2-22のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH2/L2-22のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH2/L2-22のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH2/L2-22のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH2/L2-22のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH2/L2-22のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH2/L2-88のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH2/L2-88のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH2/L2-88のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH2/L2-88のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH2/L2-88のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH2/L2-88のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH2/L2-36のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH2/L2-36のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH2/L2-36のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH2/L2-36のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH2/L2-36のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH2/L2-36のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH2/L2-34のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH2/L2-34のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH2/L2-34のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH2/L2-34のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH2/L2-34のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH2/L2-34のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH2/L2-68のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH2/L2-68のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH2/L2-68のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH2/L2-68のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH2/L2-68のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH2/L2-68のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH2/L2-18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH2/L2-18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH2/L2-18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH2/L2-18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH2/L2-18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH2/L2-18のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH2/L2-47のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH2/L2-47のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH2/L2-47のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH2/L2-47のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH2/L2-47のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH2/L2-47のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH2/L2-20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH2/L2-20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH2/L2-20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH2/L2-20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH2/L2-20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH2/L2-20のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH2/L2-80のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH2/L2-80のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH2/L2-80のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH2/L2-80のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH2/L2-80のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH2/L2-80のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH2/L2-83のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH2/L2-83のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH2/L2-83のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH2/L2-83のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH2/L2-83のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH2/L2-83のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-1のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-2のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-3のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-4のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-4のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-4のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-4のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-4のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-4のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-5のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-5のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-5のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-5のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-5のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-5のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-6のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-6のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-6のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-6のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-6のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-6のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-7のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-7のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-7のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-7のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-7のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-7のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-8のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-8のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-8のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-8のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-8のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-8のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-9のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-9のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-9のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-9のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-9のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-9のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-10のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-10のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-10のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-10のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-10のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-10のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-11のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-11のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-11のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-11のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-11のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-11のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-12のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-13のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-14のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11I-1及び11I-2に記載されるH3-15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11J-1及び11J-2に記載されるH3-15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11K-1及び11K-2に記載されるH3-15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11L-1及び11L-2に記載されるH3-15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11M-1及び11M-2に記載されるH3-15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11N-1及び11N-2に記載されるH3-15のCDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるAB1の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるAB2の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるR1F2の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF03の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF04の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF05の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF06の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF07の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF08の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF09の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF12の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF13の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF14の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF15の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF16の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF17の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF18の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF19の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPALF20の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるAB3の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるPI-61の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-1の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-2の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-3の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-4の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-5の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-6の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-7の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-8の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-9の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-10の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-11の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-12の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-13の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-14の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11O-1及び表11O-2に記載されるH3-15の軽鎖可変配列及び/又は重鎖可変配列を含む。
ある実施形態において、ABM1は、表11Pに記載されるH2/L2-88のscFv配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11Pに記載されるH2/L2-36のscFv配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11Pに記載されるH2/L2-34のscFv配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11Pに記載されるH2/L2-68のscFv配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11Pに記載されるH2/L2-18のscFv配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11Pに記載されるH2/L2-47のscFv配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11Pに記載されるH2/L2-20のscFv配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11Pに記載されるH2/L2-80のscFv配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11Pに記載されるH2/L2-83のscFv配列を含む。
ABM1がBCMAに結合し、そして抗原結合特異性が、主にCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3領域によって提供されることを考慮すると、CDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列は、「混合及びマッチ」され得る。このような「混合及びマッチ」されたBCMA結合ABMは、公知の結合アッセイ(ELISAなど)を用いて試験され得る。VH CDR配列が、混合及びマッチされる場合、特定のVH配列からのCDR-H1、CDR-H2及び/又はCDR-H3配列は、構造的に類似したCDR配列で置換されるべきである。同様に、VL CDR配列が、混合及びマッチされる場合、特定のVL配列からのCDR-L1、CDR-L2及び/又はCDR-L3配列は、構造的に類似したCDR配列で置換されるべきである。新規なVH及びVL配列は、1つ以上のVH及び/又はVL CDR領域配列を、本明細書に記載されるCDR配列からの構造的に類似した配列で置換することによって作製され得ることが当業者に容易に明らかになるであろう。
ある実施形態において、ABM1は、表11O-1に記載されるVL配列から選択されるVL配列と、表11O-2に記載されるVH配列から選択されるVH配列を含む。ある実施形態において、ABM1は、表11A-2、表11B-2、表11C-2、表11D-2、表11E-2、表11F-2、表11G-2、表11H-2、表11I-2、表11J-2、表11K-2、表11L-2、表11M-2及び表11N-2に記載されるCDR-H1配列から選択されるCDR-H1配列;表11A-2、表11B-2、表11C-2、表11D-2、表11E-2、表11F-2、表11G-2、表11H-2、表11I-2、表11J-2、表11K-2、表11L-2、表11M-2及び表11N-2に記載されるCDR-H2配列から選択されるCDR-H2配列;表11A-2、表11B-2、表11C-2、表11D-2、表11E-2、表11F-2、表11G-2、表11H-2、表11I-2、表11J-2、表11K-2、表11L-2、表11M-2及び表11N-2に記載されるCDR-H3配列から選択されるCDR-H3配列;表11A-1、表11B-1、表11C-1、表11D-1、表11E-1、表11F-1、表11G-1、表11H-1、表11I-1、表11J-1、表11K-1(a)、表11K-1(b)、表11L-1、表11M-1、表11N-1(a)及び表11N-1(b)に記載されるCDR-L1配列から選択されるCDR-L1配列;表11A-1、表11B-1、表11C-1、表11D-1、表11E-1、表11F-1、表11G-1、表11H-1、表11I-1、表11J-1、表11K-1(a)、表11K-1(b)、表11L-1、表11M-1、表11N-1(a)及び表11N-1(b)に記載されるCDR-L2配列から選択されるCDR-L2配列;並びに表11A-1、表11B-1、表11C-1、表11D-1、表11E-1、表11F-1、表11G-1、表11H-1、表11I-1、表11J-1、表11K-1(a)、表11K-1(b)、表11L-1、表11M-1、表11N-1(a)及び表11N-1(b)に記載されるCDR-L3配列から選択されるCDR-L3配列を含む。
さらなるBCMA ABMは、遺伝子シャッフリング、モチーフシャッフリング、エクソンシャッフリング及び/又はコドンシャッフリング(総称して「DNAシャッフリング」と呼ばれる)の技術によって生成され得る。DNAシャッフリングは、本開示の分子又はそのフラグメント(例えば、より高い親和性及びより低い解離速度を有する分子又はそのフラグメント)の活性を改変するのに用いられ得る。一般に、米国特許第5,605,793号明細書、同第5,811,238号明細書、同第5,830,721号明細書、同第5,834,252号明細書及び同第5,837,458号明細書;Patten et al.,(1997)Curr. Opinion Biotechnol. 8:724-33;Harayama,(1998)Trends Biotechnol. 16(2):76-82;Hansson et al.,(1999)J. Mol. Biol. 287:265-76;及びLorenzo and Blasco,(1998)Biotechniques 24(2):308- 313を参照されたい。本明細書に記載されるBCMA ABMは、組み換えの前に、エラープローンPCR、ランダムヌクレオチド挿入又は他の方法によるランダム突然変異誘発に供することによって改変され得る。
7.6.TCR ABM
MBM(例えば、TBM)は、TCR複合体の構成要素に特異的に結合するABMを含む。TCRは、通常、非変異CD3鎖分子との複合体の一部として発現される高度に可変のアルファ(α)鎖及びベータ(β)鎖からなる、ジスルフィド連結された膜に固定されたヘテロ二量体タンパク質である。この受容体を発現するT細胞は、α:β(又はαβ)T細胞と呼ばれるが、少数のT細胞は、別の受容体を発現し、可変ガンマ(γ)鎖及びデルタ(δ)鎖によって形成され、γδ T細胞と呼ばれる。
一実施形態において、MBMは、CD3に特異的に結合するABMを含む。
7.6.1.CD3 ABM
MBM(例えば、TBM)は、CD3に特異的に結合するABMを含み得る。「CD3」という用語は、T細胞受容体の分化した3つの共受容体のクラスター(又は共受容体複合体又は共受容体複合体のポリペプチド鎖)を指す。ヒトCD3のポリペプチド鎖のアミノ酸配列が、NCBI Accession P04234、P07766及びP09693において示されている。CD3タンパク質は、変異体も含み得る。CD3タンパク質は、フラグメントも含み得る。CD3タンパク質は、CD3アミノ酸配列の翻訳後修飾も含む。翻訳後修飾としては、限定はされないが、N-結合型及びO-結合型グリコシル化が挙げられる。
ある実施形態において、MBM(例えば、TBM)は、抗CD3抗体(例えば、米国特許出願公開第2016/0355600号明細書、国際公開第2014/110601号パンフレット及び国際公開第2014/145806号パンフレットに記載されるように)又はその抗原結合ドメインであるABMを含み得る。MBM(例えば、TBM)で使用され得る例示的な抗CD3 VH、VL及びscFV配列が、表12Aに示される。
Kabat番号付けスキーム(Kabat et al,1991,Sequences of Proteins of Immunological Interest,5th Ed. Public Health Service,National Institutes of Health,Bethesda,Md.)、Chothia番号付けスキーム(Al-Lazikani et al.,1997,J.Mol.Biol 273:927-948)並びにKabat及びChothia番号付けの組合せによって規定されるいくつかのCD3結合剤のCDR配列がそれぞれ表12B~12Dに示される。
ある実施形態において、MBM(例えば、TBM)は、Kabat番号付け(例えば、表12Bに記載されるように)によって規定されるCD3-1~CD3-130のいずれかのCDRを含むCD3 ABMを含み得る。他の実施形態において、MBM(例えば、TBM)は、Chothia番号付け(例えば、表12Cに記載されるように)によって規定されるCD3-1~CD3-130のいずれかのCDRを含むCD3 ABMを含み得る。さらに他の実施形態において、MBM(例えば、TBM)は、Kabat及びChothiaの番号付けの組合せ(例えば、表12Dに記載されるように)によって規定されるCD3-1~CD3-130のいずれかのCDRを含むCD3 ABMを含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-1のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-2のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-3のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-4のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-5のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-6のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-7のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-8のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-9のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-10のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-11のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-12のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-13のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-14のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-15のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-16のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-17のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-18のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-19のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-20のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-21のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-22のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-23のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-24のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-25のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-26のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-27のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-28のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-29のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-30のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-31のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-32のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-33のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-34のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-35のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-36のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-37のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-38のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-39のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-40のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-41のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-42のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-43のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-44のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-45のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-46のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-47のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-48のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-49のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-50のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-51のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-52のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-53のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-54のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-55のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-56のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-57のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-58のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-59のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-60のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-61のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-62のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-63のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-64のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-65のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-66のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-67のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-68のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-69のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-70のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-71のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-72のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-73のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-74のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-75のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-76のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-77のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-78のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-79のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-80のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-81のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-82のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-83のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-84のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-85のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-86のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-87のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-88のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-89のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-90のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-91のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-92のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-93のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-94のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-95のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-96のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-97のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-98のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-99のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-100のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-101のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-102のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-103のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-104のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-105のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-106のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-107のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-108のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-109のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-110のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-111のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-112のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-113のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-114のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-115のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-116のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-117のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-118のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-119のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-120のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-121のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-122のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-123のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-124のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-125のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-126のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-127のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-128のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-129のCDR配列を含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、CD3-130のCDR配列を含む。
MBM(例えば、TBM)は、CD3-1~CD3-130のいずれか1つの完全な重鎖及び軽鎖可変配列を含み得る。ある実施形態において、MBMは、CD3-1のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-1のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-2のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-3のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-4のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-5のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-6のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-7のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-8のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-9のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-10のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-11のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-12のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-13のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-14のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-15のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-16のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-17のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-18のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-19のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-20のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-21のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-22のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-23のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-24のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-25のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-26のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-27のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-28のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-129のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。ある実施形態において、MBMは、CD3-130のVH及びVL配列を含むCD3 ABMを含む。
表12B~12Dに記載されるCDRの組(すなわち、CD3-1~CD3-130のそれぞれについての6つのCDRの組)に加えて、本開示は、変異型CDR組を提供する。一実施形態において、6つのCDRの組は、Biacore、表面プラズモン共鳴(SPR)及び/又はBLI(バイオレイヤー干渉法、例えばOctetアッセイ)アッセイの少なくとも1つによって測定される際、CD3 ABMが、標的抗原に結合することが依然として可能である限り、表12B~12Dに記載されるCDRの組から1、2、3、4又は5つのアミノ酸変化を有し得る。
CD3へのABDを形成する表12Aに開示される可変重鎖及び可変軽鎖ドメインに加えて、本開示は、変異型VH及びVLドメインを提供する。一実施形態において、変異型VH及びVLドメインは、Biacore、表面プラズモン共鳴(SPR)及び/又はBLI(バイオレイヤー干渉法、例えばOctetアッセイ)アッセイの少なくとも1つによって測定される際、ABMが標的抗原に結合することが依然として可能である限り、表12Aに記載されるVH及びVLドメイン組からの1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10のアミノ酸変化をそれぞれ有し得る。別の実施形態において、変異型VH及びVLは、Biacore、表面プラズモン共鳴(SPR)及び/又はBLI(バイオレイヤー干渉法、例えばOctetアッセイ)アッセイの少なくとも1つによって測定される際、ABMが、標的抗原に結合することが依然として可能である限り、表12Aに開示されるそれぞれのVH又はVLと少なくとも90、95、97、98又は99%同一である。
ある実施形態において、MBMは、国際公開第2020/052692号パンフレットに記載されるようなCD3結合分子又はその抗原結合ドメインであるABMを含み得る。表AA~表AJ-2(総称して「表A」)は、CD3結合ABMに含まれ得るCD3結合分子の配列を列挙している。
表AAの群C1 CDR配列は、CD3結合分子NOV292、NOV589、NOV567及び結合剤名に「sp11a」を含むCD3結合分子のKabat CDR配列、Chothia CDR配列、IMGT CDR配列及びそれらの組合せに基づいている。表ABの群C2 CDR配列は、CD3結合分子NOV453、NOV229、NOV580、NOV221及び結合剤名に「sp9a」を含むCD3結合分子のKabat CDR配列、Chothia CDR配列、IMGT CDR配列及びそれらの組合せに基づいている。表ACの群C3 CDR配列は、CD3結合分子NOV123、sp10b、NOV110及びNOV832のKabat CDR配列、Chothia CDR配列、IMGT CDR配列及びそれらの組合せに基づいている。
国際公開第2020/052692号パンフレットの実施例に記載されているCD3結合分子の特定のCDR配列が、表AB-1~表AH-2に示されている。国際公開第2020/052692号パンフレットに記載されているVH及びVL配列が、表AJ-1及び表AJ-2にそれぞれ示されている。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表AA、表AB又は表ACに列挙されるCDRコンセンサス配列のいずれか1つのアミノ酸配列を有する重鎖CDRを含み得る。特定の実施形態において、CD3 ABMは、表AA、表AB、又は表ACに記載されている重鎖CDRから選択される1つ、2つ、3つ、又はそれを超える重鎖CDRを含み得る(又は代わりにそれからなり得る)。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表AA、表AB又は表ACに列挙されるCDRコンセンサス配列のいずれか1つのアミノ酸配列を有する軽鎖CDRを含み得る。特定の実施形態において、CD3 ABMは、表AA、表AB又は表ACに示されている軽鎖CDRから選択される1つ、2つ、3つ、又はそれを超える軽鎖CDRを含み得る(又は代わりにそれからなり得る)。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表AAに記載されるCDR-H1配列、CDR-H2配列、CDR-H3配列、CDR-L1配列、CDR-L2配列及びCDR-L3配列を含み得る。
ある実施形態において、表AAにおいてX1として示されるアミノ酸はTである。ある実施形態において、表AAにおいてX1として示されるアミノ酸はAである。ある実施形態において、表AAにおいてX2として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表AAにおいてX2として示されるアミノ酸はRである。ある実施形態において、表AAにおいてX3として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表AAにおいてX3として示されるアミノ酸はYである。ある実施形態において、表AAにおいてX3として示されるアミノ酸はQである。ある実施形態において、表AAにおいてX4として示されるアミノ酸はHである。ある実施形態において、表AAにおいてX4として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表AAにおいてX5として示されるアミノ酸はMである。ある実施形態において、表AAにおいてX5として示されるアミノ酸はLである。ある実施形態において、表AAにおいてX6として示されるアミノ酸はKである。ある実施形態において、表AAにおいてX6として示されるアミノ酸はRである。ある実施形態において、表AAにおいてX7として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表AAにおいてX7として示されるアミノ酸はKである。ある実施形態において、表AAにおいてX55として示されるアミノ酸はFである。ある実施形態において、表AAにおいてX55として示されるアミノ酸はYである。ある実施形態において、表AAにおいてX55として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表AAにおいてX8として示されるアミノ酸はWである。ある実施形態において、表AAにおいてX8として示されるアミノ酸はYである。ある実施形態において、表AAにおいてX8として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表AAにおいてX8として示されるアミノ酸はTである。ある実施形態において、表AAにおいてX9として示されるアミノ酸はWである。ある実施形態において、表AAにおいてX9として示されるアミノ酸はYである。ある実施形態において、表AAにおいてX9として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表AAにおいてX9として示されるアミノ酸はTである。ある実施形態において、表AAにおいてX10として示されるアミノ酸はHである。ある実施形態において、表AAにおいてX10として示されるアミノ酸はYである。ある実施形態において、表AAにおいてX11として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表AAにおいてX11として示されるアミノ酸はGである。ある実施形態において、表AAにおいてX12として示されるアミノ酸はIである。ある実施形態において、表AAにおいてX12として示されるアミノ酸はLである。ある実施形態において、表AAにおいてX13として示されるアミノ酸はVである。ある実施形態において、表AAにおいてX13として示されるアミノ酸はGである。ある実施形態において、表AAにおいてX14として示されるアミノ酸はRである。ある実施形態において、表AAにおいてX14として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表AAにおいてX15として示されるアミノ酸はDである。ある実施形態において、表AAにおいてX15として示されるアミノ酸はEである。ある実施形態において、表AAにおいてX15として示されるアミノ酸はLである。ある実施形態において、表AAにおいてX16として示されるアミノ酸はGである。ある実施形態において、表AAにおいてX16として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表AAにおいてX16として示されるアミノ酸はEである。ある実施形態において、表AAにおいてX17として示されるアミノ酸はRである。ある実施形態において、表AAにおいてX17として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表AAにおいてX18として示されるアミノ酸はVである。ある実施形態において、表AAにおいてX18として示されるアミノ酸はTである。ある実施形態において、表AAにおいてX19として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表AAにおいてX19として示されるアミノ酸はTである。ある実施形態において、表AAにおいてX20として示されるアミノ酸はRである。ある実施形態において、表AAにおいてX20として示されるアミノ酸はLである。ある実施形態において、表AAにおいてX21として示されるアミノ酸はFである。ある実施形態において、表AAにおいてX21として示されるアミノ酸はEである。ある実施形態において、表AAにおいてX22として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表AAにおいてX22として示されるアミノ酸はYである。ある実施形態において、表AAにおいてX23として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表AAにおいてX23として示されるアミノ酸はYである。ある実施形態において、表AAにおいてX24として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表AAにおいてX24として示されるアミノ酸はAである。ある実施形態において、表AAにおいてX25として示されるアミノ酸はHである。ある実施形態において、表AAにおいてX25として示されるアミノ酸はTである。ある実施形態において、表AAにおいてX26として示されるアミノ酸はFである。ある実施形態において、表AAにおいてX26として示されるアミノ酸はYである。ある実施形態において、表AAにおいてX27として示されるアミノ酸はWである。ある実施形態において、表AAにおいてX27として示されるアミノ酸はYである。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C1-1を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C1-2を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C1-3を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C1-4を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H2配列C1-5を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H2配列C1-6を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H2配列C1-7を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H3配列C1-8を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H3配列C1-9を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H3配列C1-10を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H3配列C1-11を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C1-12を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C1-13を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C1-14を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C1-15を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C1-16を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C1-17を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L2配列C1-18を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L2配列C1-19を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L3配列C1-20を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L3配列C1-21を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L3配列C1-22を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L3配列C1-23を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表ABに記載されるCDR-H1配列、CDR-H2配列、CDR-H3配列、CDR-L1配列、CDR-L2配列及びCDR-L3配列を含み得る。
ある実施形態において、表ABにおいてX28として示されるアミノ酸はVである。ある実施形態において、表ABにおいてX28として示されるアミノ酸はIである。ある実施形態において、表ABにおいてX29として示されるアミノ酸はFである。ある実施形態において、表ABにおいてX29として示されるアミノ酸はYである。ある実施形態において、表ABにおいてX30として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表ABにおいてX30として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表ABにおいてX31として示されるアミノ酸はAである。ある実施形態において、表ABにおいてX31として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表ABにおいてX32として示されるアミノ酸はTである。ある実施形態において、表ABにおいてX32として示されるアミノ酸はKである。ある実施形態において、表ABにおいてX33として示されるアミノ酸はTである。ある実施形態において、表ABにおいてX33として示されるアミノ酸はAである。ある実施形態において、表ABにおいてX34として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表ABにおいてX34として示されるアミノ酸はRである。ある実施形態において、表ABにおいてX35として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表ABにおいてX35として示されるアミノ酸はGである。ある実施形態において、表ABにおいてX36として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表ABにおいてX36として示されるアミノ酸はAである。ある実施形態において、表ABにおいてX37として示されるアミノ酸はAである。ある実施形態において、表ABにおいてX37として示されるアミノ酸はTである。ある実施形態において、表ABにおいてX37として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表ABにおいてX38として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表ABにおいてX38として示されるアミノ酸はDである。ある実施形態において、表ABにおいてX39として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表ABにおいてX39として示されるアミノ酸はKである。ある実施形態において、表ABにおいてX40として示されるアミノ酸はDである。ある実施形態において、表ABにおいてX40として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表ABにおいてX41として示されるアミノ酸はHである。ある実施形態において、表ABにおいてX41として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表ABにおいてX42として示されるアミノ酸はQである。ある実施形態において、表ABにおいてX42として示されるアミノ酸はEである。ある実施形態において、表ABにおいてX43として示されるアミノ酸はRである。ある実施形態において、表ABにおいてX43として示されるアミノ酸はSである。ある実施形態において、表ABにおいてX43として示されるアミノ酸はGである。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C2-1を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C2-2を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C2-3を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C2-4を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H2配列C2-5を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H2配列C2-6を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H2配列C2-7を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H3配列C2-8を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H3配列C2-9を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C2-10を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C2-11を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C2-12を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L2配列C2-13を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L2配列C2-14を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L2配列C2-15を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L3配列C2-16を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L3配列C2-17を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表ACに記載されるCDR-H1配列、CDR-H2配列、CDR-H3配列、CDR-L1配列、CDR-L2配列及びCDR-L3配列を含み得る。
ある実施形態において、表ACにおいてX44として示されるアミノ酸はGである。ある実施形態において、表ACにおいてX44として示されるアミノ酸はAである。ある実施形態において、表ACにおいてX45として示されるアミノ酸はHである。ある実施形態において、表ACにおいてX45として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表ACにおいてX46として示されるアミノ酸はDである。ある実施形態において、表ACにおいてX46として示されるアミノ酸はGである。ある実施形態において、表ACにおいてX47として示されるアミノ酸はAである。ある実施形態において、表ACにおいてX47として示されるアミノ酸はGである。ある実施形態において、表ACにおいてX48として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表ACにおいてX48として示されるアミノ酸はKである。ある実施形態において、表ACにおいてX49として示されるアミノ酸はVである。ある実施形態において、表ACにおいてX49として示されるアミノ酸はAである。ある実施形態において、表ACにおいてX50として示されるアミノ酸はNである。ある実施形態において、表ACにおいてX50として示されるアミノ酸はVである。ある実施形態において、表ACにおいてX51として示されるアミノ酸はAである。ある実施形態において、表ACにおいてX51として示されるアミノ酸はVである。ある実施形態において、表ACにおいてX52として示されるアミノ酸はYである。ある実施形態において、表ACにおいてX52として示されるアミノ酸はFである。ある実施形態において、表ACにおいてX53として示されるアミノ酸はIである。ある実施形態において、表ACにおいてX53として示されるアミノ酸はVである。ある実施形態において、表ACにおいてX54として示されるアミノ酸はIである。ある実施形態において、表ACにおいてX54として示されるアミノ酸はHである。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C3-1を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C3-2を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C3-3を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H1配列C3-4を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H2配列C3-5を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H2配列C3-6を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H2配列C3-7を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H3配列C3-8を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-H3配列C3-9を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C3-10を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C3-11を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L1配列C3-12を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L2配列C3-13を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L2配列C3-14を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L3配列C3-15を含み得る。ある実施形態において、CD3 ABMは、CDR-L3配列C3-16を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表AD-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AD-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表AE-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AE-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表AF-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AF-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表AG-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AG-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表AH-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AH-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表AI-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AI-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含み得る。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表AB-1、表AC-1、表AD-1、表AE-1、表AF-1、表AG-1、表AH-1又は表AI-1に列挙されるCDRのいずれか1つのアミノ酸配列を有する重鎖CDRを含み得る。特定の実施形態において、CD3 ABMは、表AB-1、表AC-1、表AD-1、表AE-1、表AF-1、表AG-1、表AH-1及び表AI-1に記載される重鎖CDRから選択される1つ、2つ、3つ又はそれを超える重鎖CDRを含み得る(又は代わりにそれからなり得る)。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表AB-2、表AC-2、表AD-2、表AE-2、表AF-2、表AG-2、表AH-2又は表AI-2に列挙されるCDRのいずれか1つのアミノ酸配列を有する軽鎖CDRを含み得る。特定の実施形態において、CD3 ABMは、表AB-2、表AC-2、表AD-2、表AE-2、表AF-2、表AG-2、表AH-2及び表AI-2に記載される軽鎖CDRから選択される1つ、2つ、3つ又はそれを超える軽鎖CDRを含み得る(又は代わりにそれからなり得る)。
他のCD3 ABMは、突然変異しているが、CDR領域において、表Aに記載されるCDR配列と少なくとも80、85、90、95、96、97、98又は99パーセントの同一性を有するアミノ酸を含む。ある実施形態において、このようなCD3 ABMは、1、2、3、4又は5つ以下のアミノ酸が、表Aに記載されるCDR配列と比較した際に、CDR領域において突然変異されている、突然変異アミノ酸配列を含む。
ある実施形態において、CD3 ABMは、表Aに記載される任意のVH及び/又はVLドメインのアミノ酸配列を有するVH及び/又はVLドメインを含み得る。他のCD3 ABMは、表Aに記載されるVH及び/又はVL配列と少なくとも80、85、90、95、96、97、98又は99パーセントの同一性を有するアミノ酸配列を含むVH及び/又はVLドメインを含む。ある実施形態において、CD3 ABMは、1、2、3、4又は5つ以下のアミノ酸が、実質的に同じ治療活性を保持しながら、表Aに記載される配列に示されるVH及び/又はVLドメインと比較した際に突然変異しているVH及び/又はVLドメインを含む。
VH及びVL配列(アミノ酸配列及びアミノ酸配列をコードするヌクレオチド配列)は、他のCD3 ABMを作製するために「混合及びマッチ」され得る。このような「混合及びマッチ」されたCD3 ABMは、当技術分野で公知の結合アッセイ(例えば、FACSアッセイ)を用いて試験することができる。鎖が混合及びマッチされる場合、特定のVH/VL対合からのVH配列は、構造的に類似したVH配列で置換されるべきである。特定のVH/VL対合からのVL配列は、構造的に類似したVL配列で置換されるべきである。
したがって、一実施形態において、CD3 ABMは:表A-J1に記載されるVH配列のいずれか1つから選択されるアミノ酸配列を含む重鎖可変領域(VH);及び表A-J2に記載されるアミノ酸配列を含む軽鎖可変領域(VL)を含む。
ある実施形態において、ヒトCD3に特異的に結合する抗原結合ドメインは、非免疫グロブリンベースであり、代わりに、非抗体足場タンパク質、例えば、セクション7.2.2に記載される非抗体足場タンパク質の1つに由来する。一実施形態において、ヒトCD3に特異的に結合する抗原結合ドメインは、国際公開第2017/013136号パンフレットに記載されるAffilin-144160を含む。Affilin-144160は、以下のアミノ酸配列を有する。
7.6.2.TCR-α/β ABM
MBM(例えば、TBM)は、TCR-α鎖、TCR-β鎖又はTCR-αβ二量体に特異的に結合するABMを含み得る。例示的な抗TCR-α/β抗体は公知である(例えば、米国特許出願公開第2012/0034221号明細書;Borst et al.,1990,Hum Immunol.29(3):175-88(抗体BMA031を記載している)を参照されたい)。抗体BMA031のVH、VL及びKabat CDR配列が、表13に記載される。
一実施形態において、ABM2は、抗体BMA031のCDR配列を含み得る。他の実施形態において、ABM2は、抗体BMA031のVH及びVL配列を含み得る。
7.6.3.TCR-γ/δ ABM
MBM(例えば、TBM)は、TCR-γ鎖、TCR-δ鎖又はTCR-γδ二量体に特異的に結合するABMを含み得る。例示的な抗TCR-γ/δ抗体は公知である(例えば、米国特許第5,980,892号明細書(ATCCにアクセッション番号HB9578として寄託されたハイブリドーマによって産生されるδTCS1を記載している)を参照)。
7.7.CD2 ABM
7.7.1.免疫グロブリンベースのCD2 ABM
MBM(例えば、TBM)は、抗CD2抗体又はその抗原結合ドメインであるABMを含み得る。例示的な抗CD2抗体は公知である(例えば、米国特許第6,849,258号明細書、中国特許第102827281A号明細書、米国特許出願公開第2003/0139579 A1号明細書及び米国特許第5,795,572号明細書を参照)。表14は、本開示のMBMで使用するために、抗CD2抗体又はその抗原結合フラグメントに含めることができる例示的なCDR、VH及びVL配列を示す。
ある実施形態において、CD2 ABMは、CD2-1のCDR配列(配列番号505~510)を含む。ある実施形態において、CD2 ABMは、CD2-1の重鎖及び軽鎖可変配列(配列番号511~512)を含む。ある実施形態において、CD2 ABMは、hu1CD2-1の重鎖及び軽鎖可変配列(配列番号513~514)を含む。ある実施形態において、CD2 ABMは、hu2CD2-1の重鎖及び軽鎖可変配列(それぞれ配列番号511及び514)を含む。
他の実施形態において、CD2 ABMは、2012年5月16日にChinese Culture Collection Committee General Microbiology Centerにアクセッション番号CGMCC 6132で寄託され、中国特許第102827281A号明細書に記載されているハイブリドーマによって産生される抗体9D1のCDR配列を含み得る。他の実施形態において、CD2 ABMは、1999年6月22日にAmerican Type Culture Collectionにアクセッション番号PTA-802で寄託され、米国特許出願公開第2003/0139579A1号明細書に記載されているハイブリドーマによって産生される抗体LO-CD2bのCDR配列を含み得る。さらに他の実施形態において、CD2 ABMは、1993年4月9日にアクセッション番号69277でATCCに寄託され、米国特許第5,795,572号明細書に記載されている組換え大腸菌(E.coli)にクローニングされた構築物の発現によって産生されるCD2 SFv-IgのCDR配列を含み得る。
他の実施形態において、CD2 ABMは、抗体9D1のVH及びVL配列を含み得る。他の実施形態において、CD2 ABMは、抗体LO-CD2bのVH及びVL配列を含み得る。さらに他の実施形態において、CD2 ABMは、ATCCアクセッション番号69277を有する組換え大腸菌(E.coli)にクローニングされた構築物の発現によって産生されるCD2 SFv-IgのVH及びVL配列を含み得る。
7.7.2.CD58ベースのCD2ABM
特定の態様において、本開示は、リガンドであるCD2ABMを含むMBMを提供する。CD2 ABMは、LFA-3としても知られる、その天然リガンドがCD58であるヒトCD2に特異的に結合する。CD58/LFA-3タンパク質は、様々な細胞型の表面で発現される糖タンパク質であり(Dustin et al.,1991、Annu.Rev.Immunol.9:27)、T細胞とAPCとの相互作用を、抗原依存的及び抗原非依存的方法の両方で仲介する役割を果たす(Wallner et al.,1987、J.Exp.Med.166:923)。したがって、特定の態様において、CD2 ABMは、CD58部分である。本明細書において使用される際、CD58部分は、CD58のCD2結合部分と少なくとも70%の配列同一性、例えば、CD58のCD2結合部分と少なくとも70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。ヒトCD58の配列は、Uniprot識別子P19256(www.uniprot.org/uniprot/P19256)を有する。完全長CD58のアミノ酸残基30~123を含むCD58フラグメント(すなわち、以下の表15でCD58-6として示される配列)がCD2への結合に十分であることが確立されている。Wang et al.,1999、Cell 97:791-803。したがって、特定の態様において、CD58部分は、CD58のアミノ酸30~123と少なくとも70%の配列同一性、例えば、CD58-6と示されるアミノ酸配列と少なくとも70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。
CD58とCD2との間の相互作用は、X線結晶構造解析及び分子モデリングによってマッピングされている。残基E25、K29、K30、K32、D33、K34、E37、D84及びK87(成熟ポリペプチドを指す番号付けによる)の置換により、CD2への結合が減少する。Ikemizu et al.,1999,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 96:4289-94。したがって、ある実施形態において、CD58部分は、E25、K29、K30、K32、D33、K34、E37、D84及びK87に野生型残基を保持している。
対照的に、以下の置換(完全長ポリペプチドを指す番号付けによる)は、CD2への結合に影響を与えなかった:F29S;V37K;V49Q;V86K;T113S;及びL121G。したがって、CD58部分は、前述の置換の1、2、3、4、5又は6つ全てを含み得る。
ある実施形態において、CD58部分は、組換え発現時にジスルフィド架橋を形成するシステイン置換の対を含むように操作されている。発現時にジスルフィド架橋を形成するためにシステインで置換することができる例示的なアミノ酸対(全長ポリペプチドを指す番号付けによる)は、(a)V45C置換及びM105C置換;(b)V54C置換及びG88C置換;(c)V45C置換及びM114C置換;及び(d)W56C置換及びL90C置換である。
例示的なCD58部分は、以下の表15に示される:
7.7.3.CD48ベースのCD2 ABM
特定の態様において、本開示は、CD48部分であるCD2 ABMを含むMBMを提供する。本明細書において使用される際、CD48部分は、CD48のCD2結合部分と少なくとも70%の配列同一性、例えば、CD48のCD2結合部分と少なくとも70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%の同一性を有するアミノ酸配列を含む。ヒトCD48の配列は、Uniprot識別子P09326(www.uniprot.org/uniprot/P09326)を有し、シグナルペプチド(アミノ酸1~26)とGPIアンカー(アミノ酸221~243)を含む。特定の態様において、CD48部分は、Uniprot識別子P09326のアミノ酸27~220からなるアミノ酸配列と少なくとも70%の配列同一性(例えば、少なくとも70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。ヒトCD48は、Ig様C2型Iドメイン(Uniprot識別子P09326のアミノ酸29~127)及びIg様C2型2ドメイン(Uniprot識別子P09326のアミノ酸132~212)を有する。したがって、ある実施形態において、CD48部分は、Uniprot識別子P09326のアミノ酸29~212からなるアミノ酸配列と、C2型Iドメイン(Uniprot識別子P09326のアミノ酸29~127)と、及び/又はIg様C2型2ドメイン(Uniprot識別子P09326のアミノ酸132~212)と少なくとも70%の配列同一性(例えば、少なくとも70%、71%、72%、73%、74%、75%、76%、77%、78%、79%、80%、81%、82%、83%、84%、85%、86%、87%、88%、89%、90%、91%、92%、93%、94%、95%、96%、97%、98%又は99%の同一性)を有するアミノ酸配列を含む。CD48部分は、ある実施形態において、Uniprot識別子P09326の配列に関連する1つ以上の天然変異体を含み得る。例えば、CD48部分は、E102Q置換を含み得る。別の例として、CD48部分は、CD-48アイソフォーム又はそのCD2結合部分に対応するアミノ酸配列、例えば、Uniprot識別子P09326-2を有するアイソフォーム又はそのCD2結合部分を含み得る。
7.8.腫瘍関連抗原ABM
MBM(例えば、TBM)は、腫瘍関連抗原(TAA)に特異的に結合するABMを含み得る。ある実施形態において、TAAは、ヒトTAAである。抗原は、正常細胞に存在する場合もあるし、存在しない場合もある。特定の実施形態において、TAAは、正常細胞と比較して、腫瘍細胞上で優先的に発現される又は上方制御される。他の実施形態において、TAAは、細胞系マーカーである。
特定の実施形態において、TAAは、正常なB細胞と比較して、癌性B細胞上で発現される又は上方制御される。他の実施形態において、TAAは、B細胞の細胞系マーカーである。
任意のタイプのB細胞悪性腫瘍が、本開示のMBMによって標的化され得ることが予想される。標的化され得る例示的なタイプのB細胞悪性腫瘍には、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫(NHL)及び多発性骨髄腫が含まれる。NHLの例としては、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、濾胞性リンパ腫、慢性リンパ球性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、辺縁帯リンパ腫、バーキットリンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫(ワルデンストレームマクログロブリン血症)、有毛細胞白血病、原発性中枢神経系(CNS)リンパ腫、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫、縦隔灰色帯リンパ腫(MGZL)、脾性辺縁帯B細胞リンパ腫、MALT型節外性辺縁帯B細胞リンパ腫、節性辺縁帯B細胞リンパ腫及び原発性滲出液リンパ腫が挙げられる。
MBM(例えば、TBM)によって標的化され得るTAAの例としては、CD19、CD20、CD22、CD123、CD33、CLL1、CD138(シンデカン-1、SDC1としても知られる)、CS1、CD38、CD133、FLT3、CD52、TNFRSF13C(TNF受容体スーパーファミリーメンバー13C、当技術分野ではBAFFR:B細胞活性化因子受容体とも呼ばれる)、TNFRSF13B(TNF受容体スーパーファミリーメンバー13B、当技術分野ではTACI:膜貫通活性化因子及びCAMLインターラクターとも呼ばれる)、CXCR4(C-X-Cモチーフケモカイン受容体4)、PD-L1(プログラム死-リガンド1)、LY9(リンパ球抗原9、当技術分野ではCD229とも呼ばれる)、CD200、FCGR2B(IgG受容体IIbのFcフラグメント、当技術分野では、CD32bとも呼ばれる)、CD21、CD23、CD24、CD40L、CD72、CD79a及びCD79bが挙げられる。ある実施形態において、TAAは、CD19である。ある実施形態において、TAAは、CD20である。ある実施形態において、TAAは、CD22である。ある実施形態において、TAAは、CD123である。ある実施形態において、TAAは、CD33である。ある実施形態において、TAAは、CLL1である。ある実施形態において、TAAは、CD138である。ある実施形態において、TAAは、CS1である。ある実施形態において、TAAは、CD38である。ある実施形態において、TAAは、CD133である。ある実施形態において、TAAは、FLT3である。ある実施形態において、TAAは、CD52である。ある実施形態において、TAAは、TNFRSF13Cである。ある実施形態において、TAAは、TNFRSF13Bである。ある実施形態において、TAAは、CXCR4である。ある実施形態において、TAAは、PD-L1である。ある実施形態において、TAAは、LY9である。ある実施形態において、TAAは、CD200である。ある実施形態において、TAAは、CD21である。ある実施形態において、TAAは、CD23である。ある実施形態において、TAAは、CD24である。ある実施形態において、TAAは、CD40Lである。ある実施形態において、TAAは、CD72である。ある実施形態において、TAAは、CD79aである。ある実施形態において、TAAは、CD79bである。
TAA結合ABMは、例えば抗TAA抗体又はその抗原結合フラグメントを含み得る。抗TAA抗体又は抗原結合フラグメントは、例えば表16に記載される抗体のCDR配列を含み得る。ある実施形態において、抗TAA抗体又はその抗原結合ドメインは、表16に記載される抗体の重鎖及び軽鎖可変領域配列を有する。
特定の実施形態において、TAAは、CD19及びCD20から選択される。ある実施形態において、TAAは、CD19である。CD19は、ヒトB細胞マーカーであり、成熟B細胞には見られるが、形質細胞には見られない。CD19は、初期のプレB細胞の発達中に発現され、形質細胞の分化まで残存する。CD19は、正常なB細胞及び癌性B細胞の両方で発現され、その異常な増殖は、B細胞リンパ腫を引き起こし得る。例えば、CD19は、限定はされないが、非ホジキンリンパ腫(B-NHL)、慢性リンパ性白血病及び急性リンパ芽球性白血病を含むB細胞系統の癌で発現される。
特定の態様において、MBM(例えば、TBM)は、CD19に特異的に結合するABM3を含む。CD19に特異的に結合するABMに組み込まれ得る例示的なCDR及び可変ドメイン配列が以下の表17に記載される。
特定の態様において、ABM3は、表17に記載されるCD19-H1、CD19-H2A及びCD19-H3のアミノ酸配列を有する重鎖CDRと、表17に記載されるCD19-L1、CD19-L2及びCD19-L3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDRとを含む。一実施形態において、ABM3は、表17に記載されるVHAのアミノ酸配列を有する重鎖可変領域と、表17に記載されるVLAのアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域とを含む。
他の態様において、ABM3は、表17に記載されるCD19-H1、CD19-H2B及びCD19-H3のアミノ酸配列を有する重鎖CDRと、表17に記載されるCD19-L1、CD19-L2及びCD19-L3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDRとを含む。一実施形態において、ABM3は、表17に記載されるVHBのアミノ酸配列を有する重鎖可変領域と、表17に記載されるVLBのアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域とを含む。
さらなる態様において、ABM3は、表17に記載されるCD19-H1、CD19-H2C及びCD19-H3のアミノ酸配列を有する重鎖CDRと、表17に記載されるCD19-L1、CD19-L2及びCD19-L3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDRとを含む。一実施形態において、ABM3は、表17に記載されるVHCのアミノ酸配列を有する重鎖可変領域と、表17に記載されるVLBのアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域とを含む。
さらなる態様において、ABM3は、表17に記載されるCD19-H1、CD19-H2D及びCD19-H3のアミノ酸配列を有する重鎖CDRと、表17に記載されるCD19-L1、CD19-L2及びCD19-L3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDRとを含む。一実施形態において、ABM3は、表17に記載されるVHDのアミノ酸配列を有する重鎖可変領域と、表17に記載されるVLBのアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域とを含む。
なおさらなる態様において、ABM3は、scFVの形態である。例示的な抗CD19 scFvは、表17に記載されるCD19-scFv1からCD19-scFv12のいずれか1つのアミノ酸配列を含む。
7.9.核酸及び宿主細胞
別の態様において、本開示は、本開示のMBM(例えば、TBM)をコードする核酸(すなわちポリヌクレオチド)を提供する。ある実施形態において、MBMは、単一の核酸によってコードされる。他の実施形態において、MBMは、複数(例えば、2つ、3つ、4つ又はそれを超える)の核酸によってコードされる。
単一の核酸は、単一のポリペプチド鎖を含むMBM、2つ以上のポリペプチド鎖を含むMBM又は3つ以上のポリペプチド鎖を含むMBMの部分をコードし得る(例えば、単一の核酸は、3つ、4つ若しくはそれを超えるポリペプチド鎖を含むTBMの2つのポリペプチド鎖又は4つ以上のポリペプチド鎖を含むTBMの3つのポリペプチド鎖をコードし得る)。発現の別個の制御のために、2つ以上のポリペプチド鎖をコードするオープンリーディングフレームは、別個の転写調節要素(例えば、プロモーター及び/又はエンハンサー)の制御下にあり得る。2つ以上のポリペプチドをコードするオープンリーディングフレームはまた、同じ転写調節要素によって制御され、内部リボソーム侵入部位(IRES)配列によって分離されて、別個のポリペプチドへの翻訳を可能にし得る。
ある実施形態において、2つ以上のポリペプチド鎖を含むMBMは、2つ以上の核酸によってコードされる。MBMをコードする核酸の数は、MBM中のポリペプチド鎖の数以下であり得る(例えば、2つ以上のポリペプチド鎖が単一の核酸によってコードされる場合)。
核酸は、DNA又はRNA(例えば、mRNA)であり得る。
別の態様において、本開示は、本開示の核酸を含有する宿主細胞及びベクターを提供する。核酸は、本明細書において以下により詳細に記載されるように、同じ宿主細胞又は別個の宿主細胞中に存在する単一のベクター又は別個のベクター中に存在し得る。
7.9.1.ベクター
本開示は、本明細書に記載されるMBM(例えば、TBM)又はMBM構成要素をコードするヌクレオチド配列を含むベクターを提供する。一実施形態において、ベクターは、本明細書に記載される免疫グロブリンベースのABMをコードするヌクレオチドを含む。一実施形態において、ベクターは、本明細書に記載されるFcドメインをコードするヌクレオチドを含む。一実施形態において、ベクターは、本明細書に記載される組み換え非免疫グロブリンベースのABMをコードするヌクレオチドを含む。ベクターは、1つ以上のABM、1つ以上のFcドメイン、1つ以上の非免疫グロブリンベースのABM又はそれらの任意の組合せをコードし得る(例えば、複数の構成要素又は部分構成要素が単一のポリペプチド鎖としてコードされる場合)。一実施形態において、ベクターは、本明細書に記載されるヌクレオチド配列を含む。ベクターとしては、限定はされないが、ウイルス、プラスミド、コスミド、ラムダファージ又は酵母人工染色体(YAC)が挙げられる。
多くのベクター系が用いられ得る。例えば、ある種類のベクターは、例えば、ウシパピローマウイルス、ポリオーマウイルス、アデノウイルス、ワクシニアウイルス、バキュロウイルス、レトロウイルス(ラウス肉腫ウイルス、MMTV又はMOMLV)又はSV40ウイルスなどの動物ウイルスに由来するDNA要素を用いる。別の種類のベクターは、セムリキフォレストウイルス、東部ウマ脳炎ウイルス及びフラビウイルスなどのRNAウイルスに由来するRNA要素を用いる。
さらに、DNAを染色体中に安定的に取り込んだ細胞は、トランスフェクトされた宿主細胞の選択を可能にする1つ以上のマーカーを導入することによって選択され得る。マーカーは、例えば、栄養要求性宿主に対する原栄養性、殺生物剤耐性(例えば、抗生物質)又は銅などの重金属に対する耐性を提供し得る。選択可能なマーカー遺伝子は、発現されるべきDNA配列に直接連結されるか、又は同時形質転換によって同じ細胞中に導入され得る。さらなる要素は、mRNAの最適な合成にも必要とされ得る。これらの要素は、スプライスシグナル並びに転写プロモーター、エンハンサー及び終結シグナルを含み得る。
構築物を含有する発現ベクター又はDNA配列が発現のために調製されると、発現ベクターは、適切な宿主細胞中にトランスフェクト又は導入され得る。例えば、原形質融合、リン酸カルシウム沈殿、エレクトロポレーション、レトロウイルス導入、ウイルストランスフェクション、遺伝子銃、脂質に基づくトランスフェクション又は他の従来の技術などの様々な技術がこれを行うのに用いられ得る。得られるトランスフェクトされた細胞を培養し、発現されたポリペプチドを回収するための方法及び条件は、当業者に公知であり、本明細書に基づいて、用いられる特定の発現ベクター及び哺乳動物宿主細胞に応じて変化又は最適化され得る。
7.9.2.細胞
本開示は、本開示の核酸を含む宿主細胞も提供する。
一実施形態において、宿主細胞は、本明細書に記載される1つ以上の核酸を含むように遺伝子組み換えされる。
一実施形態において、宿主細胞は、発現カセットを用いることによって遺伝子組み換えされる。「発現カセット」という語句は、このような配列と適合する宿主における遺伝子の発現に影響を与えることが可能なヌクレオチド配列を指す。このようなカセットは、プロモーター、イントロンを有する又は有さないオープンリーディングフレーム及び終結シグナルを含み得る。例えば、誘導性プロモーターなど、発現を行うのに必要な又は有用なさらなる因子も使用され得る。
本開示は、本明細書に記載されるベクターを含む宿主細胞も提供する。
細胞は、限定はされないが、真核細胞、細菌細胞、昆虫細胞又はヒト細胞であり得る。好適な真核細胞としては、限定はされないが、Vero細胞、HeLa細胞、COS細胞、CHO細胞、HEK293細胞、BHK細胞及びMDCKII細胞が挙げられる。好適な昆虫細胞としては、限定はされないが、Sf9細胞が挙げられる。
7.10.抗体-薬物コンジュゲート
MBM(例えば、TBM)は、例えば、リンカーを介して薬物部分にコンジュゲートされ得る。このようなコンジュゲートは、ABMの1つ以上(又は全て)が非免疫グロブリン足場に基づき得ることにもかかわらず、便宜上、本明細書において抗体-薬物コンジュゲート(又は「ADC」)と呼ばれる。
特定の態様において、薬物部分は、細胞傷害性又は細胞増殖抑制作用を発揮する。一実施形態において、薬物部分は、マイタンシノイド、キネシン様タンパク質KIF11阻害剤、V-ATPアーゼ(液胞型H+ -ATPアーゼ)阻害剤、アポトーシス促進剤、Bcl2(B細胞リンパ腫2)阻害剤、MCL1(骨髄細胞白血病1)阻害剤、HSP90(熱ショックタンパク質90)阻害剤、IAP(アポトーシスの阻害剤)阻害剤、mTOR(ラパマイシンの機構的標的)阻害剤、微小管安定剤、微小管不安定化剤、オーリスタチン、ドラスタチン、MetAP(メチオニンアミノペプチダーゼ)、CRM1(染色体維持1)阻害剤、DPPIV(ジペプチジルペプチダーゼIV)阻害剤、プロテアソーム阻害剤、ミトコンドリアにおけるホスホリル移動反応の阻害剤、タンパク質合成阻害剤、キナーゼ阻害剤、CDK2(サイクリン依存性キナーゼ2)阻害剤、CDK9(サイクリン依存性キナーゼ9)阻害剤、キネシン阻害剤、HDAC(ヒストンデアセチラーゼ)阻害剤、DNA損傷剤、DNAアルキル化剤、DNA挿入剤、DNA小溝結合剤、RNAポリメラーゼ阻害剤、トポイソメラーゼ阻害剤又はDHFR(ジヒドロ葉酸レダクターゼ)阻害剤から選択される。
一実施形態において、リンカーは、切断性リンカー、非切断性リンカー、親水性リンカー、プロチャージリンカー又はジカルボン酸ベースのリンカーから選択される。
ある実施形態において、ADCは、構造式(I):
[D-L-XY]n-Ab
で表される化合物又はその塩であり、式中、各「D」が、互いに独立して、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤(「薬物」)を表し;各「L」が、互いに独立して、リンカーを表し;「Ab」が、本明細書に記載されるMBMを表し;各「XY」が、リンカー上の官能基Rxと抗体上の「相補的な」官能基Ryとの間に形成される連結を表し、nが、ADCに連結される薬物の数又はADCの薬物対抗体比(DAR)を表す。
ADCを含み得る様々な抗体(Ab)のある実施形態は、上述されるMBMの様々な実施形態を含む。
構造式(I)のADC及び/又は塩のある実施形態において、各Dが同じであり、且つ/又は各Lが同じである。
本開示のADCを含み得る細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤(D)及びリンカー(L)のある実施形態並びにADCに連結される細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤の数が以下により詳細に記載される。
7.10.1.細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤
細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤は、細胞、特に癌細胞及び/又は腫瘍細胞の成長及び/又は複製を阻害し、且つ/又は細胞、特に癌細胞及び/又は腫瘍細胞を死滅させることが知られている任意の薬剤であり得る。細胞傷害特性及び/又は細胞増殖抑制特性を有する多くの薬剤が文献において公知である。細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤の種類の非限定的な例としては、例として、限定はされないが、放射性核種、アルキル化剤、トポイソメラーゼI阻害剤、トポイソメラーゼII阻害剤、DNA挿入剤(例えば、小溝結合剤などの溝結合剤)、RNA/DNA代謝拮抗剤、細胞周期調節剤、キナーゼ阻害剤、タンパク質合成阻害剤、ヒストンデアセチラーゼ阻害剤、ミトコンドリア阻害剤及び抗有糸分裂剤が挙げられる。
これらの様々な種類のいくつかの中の薬剤の特定の非限定的な例が以下に示される。
アルキル化剤:アサレイ(asaley)((L-ロイシン、N-[N-アセチル-4-[ビス-(2-クロロエチル)アミノ]-DL-フェニルアラニル]-、エチルエステル;NSC 167780;CAS登録番号3577897));AZQ((1,4-シクロヘキサジエン-1,4-ジカルバミン酸、2,5-ビス(1-アジリジニル)-3,6-ジオキソ-、ジエチルエステル;NSC 182986;CAS登録番号57998682));BCNU((N,N’-ビス(2-クロロエチル)-N-ニトロソウレア;NSC 409962;CAS登録番号154938));ブスルファン(1,4-ブタンジオールジメタンスルホネート;NSC 750;CAS登録番号55981);(カルボキシフタラト)白金(NSC 27164;CAS登録番号65296813);CBDCA((シス-(1,1-シクロブタンジカルボキシラト)ジアミン白金(II));NSC 241240;CAS登録番号41575944));CCNU((N-(2-クロロエチル)-N’-シクロヘキシル-N-ニトロソウレア;NSC 79037;CAS登録番号13010474));CHIP(イプロプラチン;NSC 256927);クロラムブシル(NSC 3088;CAS登録番号305033);クロロゾトシン((2-[[[(2-クロロエチル)ニトロソアミノ]カルボニル]アミノ]-2-デオキシ-D-グルコピラノース;NSC 178248;CAS登録番号54749905));シス-白金(シスプラチン;NSC 119875;CAS登録番号15663271);クロメソン(NSC 338947;CAS登録番号88343720);シアノモルホリノドキソルビシン(NCS 357704;CAS登録番号88254073);シクロジソン(NSC 348948;CAS登録番号99591738);ジアンヒドロガラクチトール(5,6-ジエポキシズルシトール;NSC 132313;CAS登録番号23261203);フルオロドーパン(fluorodopan)((5-[(2-クロロエチル)-(2-フルオロエチル)アミノ]-6-メチル-ウラシル;NSC 73754;CAS登録番号834913);ヘプスルファム(NSC 329680;CAS登録番号96892578);ヒカントン(NSC 142982;CAS登録番号23255938);メルファラン(NSC 8806;CAS登録番号3223072);メチルCCNU((1-(2-クロロエチル)-3-(トランス-4-メチルシクロヘキサン)-1-ニトロソウレア;NSC 95441;13909096);マイトマイシンC(NSC 26980;CAS登録番号50077);ミトゾラミド(mitozolamide)(NSC 353451;CAS登録番号85622953);ナイトロジェンマスタード((ビス(2-クロロエチル)メチルアミン塩酸塩;NSC 762;CAS登録番号55867);PCNU((1-(2-クロロエチル)-3-(2,6-ジオキソ-3-ピペリジル)-1-ニトロソウレア;NSC 95466;CAS登録番号13909029));ピペラジンアルキル化剤((1-(2-クロロエチル)-4-(3-クロロプロピル)-ピペラジン二塩酸塩;NSC 344007));ピペラジンジオン(NSC 135758;CAS登録番号41109802);ピポブロマン((N,N-ビス(3-ブロモプロピオニル)ピペラジン;NSC 25154;CAS登録番号54911));ポルフィロマイシン(N-メチルマイトマイシンC;NSC 56410;CAS登録番号801525);スピロヒダントインマスタード(NSC 172112;CAS登録番号56605164);テロキシロン(イソシアヌル酸トリグリシジル;NSC 296934;CAS登録番号2451629);テトラプラチン(NSC 363812;CAS登録番号62816982);チオ-テパ(N,N’,N’’-トリ-1,2-エタンジイルチオホスホラミド;NSC 6396;CAS登録番号52244);トリエチレンメラミン(NSC 9706;CAS登録番号51183);ウラシルナイトロジェンマスタード(デスメチルドーパン(desmethyldopan);NSC 34462;CAS登録番号66751);Yoshi-864((ビス(3-メシルオキシプロピル)アミン塩酸塩;NSC 102627;CAS登録番号3458228)。
トポイソメラーゼI阻害剤:カンプトテシン(NSC 94600;CAS登録番号7689-03-4);様々なカンプトテシン誘導体及び類似体(例えば、NSC 100880、NSC 603071、NSC 107124、NSC 643833、NSC 629971、NSC 295500、NSC 249910、NSC 606985、NSC 74028、NSC 176323、NSC 295501、NSC 606172、NSC 606173、NSC 610458、NSC 618939、NSC 610457、NSC 610459、NSC 606499、NSC 610456、NSC 364830及びNSC 606497);モルホリンイソキソルビシン(morpholinisoxorubicin)(NSC 354646;CAS登録番号89196043);SN-38(NSC 673596;CAS登録番号86639-52-3)。
トポイソメラーゼII阻害剤:ドキソルビシン(NSC 123127;CAS登録番号25316409);アモナフィド(ベンズイソキノリンジオン;NSC 308847;CAS登録番号69408817);m-AMSA((4’-(9-アクリジニルアミノ)-3’-メトキシメタンスルホンアニリド;NSC 249992;CAS登録番号51264143));アントラピラゾール誘導体((NSC 355644);エトポシド(VP-16;NSC 141540;CAS登録番号33419420);ピラゾロアクリジン((ピラゾロ[3,4,5-kl]アクリジン-2(6H)-プロパンアミン、9-メトキシ-N、N-ジメチル-5-ニトロ-、モノメタンスルホネート;NSC 366140;CAS登録番号99009219);ビサントレン塩酸塩(NSC 337766;CAS登録番号71439684);ダウノルビシン(NSC 821151;CAS登録番号23541506);デオキシドキソルビシン(NSC 267469;CAS登録番号63950061);ミトキサントロン(NSC 301739;CAS登録番号70476823);メノガリル(NSC 269148;CAS登録番号71628961);N,N-ジベンジルダウノマイシン(NSC 268242;CAS登録番号70878512);オキサントラゾール(NSC 349174;CAS登録番号105118125);ルビダゾン(NSC 164011;CAS登録番号36508711);テニポシド(VM-26;NSC 122819;CAS登録番号29767202)。
DNA挿入剤:アントラマイシン(CAS登録番号4803274);チカマイシンA(CAS登録番号89675376);トメイマイシン(CAS登録番号35050556);DC-81(CAS登録番号81307246);シビロマイシン(CAS登録番号12684332);ピロロベンゾジアゼピン誘導体(CAS登録番号945490095);SGD-1882((S)-2-(4-アミノフェニル)-7-メトキシ-8-(3-4(S)-7-メトキシ-2-(4-メトキシフェニル)--5-オキソ-5,11a-ジヒドロ-1H-ベンゾ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-8-イル)オキシ)プロポキシ)-1H-ベンゾ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-5(11aH)-オン);SG2000(SJG-136;(11aS,11a’S)-8,8’-(プロパン-1,3-ジイルビス(オキシ))ビス(7-メトキシ-2-メチレン-2,3--ジヒドロ-1H-ベンゾ[e]ピロロ[1,2-a][1,4]ジアゼピン-5(11aH)-オン);NSC 694501;CAS登録番号232931576)。
RNA/DNA代謝拮抗剤:L-アラノシン(NSC 153353;CAS登録番号59163416);5-アザシチジン(NSC 102816;CAS登録番号320672);5-フルオロウラシル(NSC 19893;CAS登録番号51218);アシビシン(NSC 163501;CAS登録番号42228922);アミノプテリン誘導体N-[2-クロロ-5-[[(2,4-ジアミノ-5-メチル-6-キナゾリニル)メチル]アミノ]ベンゾイル-]L-アスパラギン酸(NSC 132483);アミノプテリン誘導体N-[4-[[(2,4-ジアミノ-5-エチル-6-キナゾリニル)メチル]アミノ]ベンゾイル]L-アスパラギン酸(NSC 184692);アミノプテリン誘導体N-[2-クロロ-4-[[(2,4-ジアミノ-6-プテリジニル)メチル]アミノ]ベンゾイル]L-アスパラギン酸一水和物(NSC 134033);アンチフォ(antifo)((Nα-(4-アミノ-4-デオキシプテロイル)-N7-ヘミフタロイル-L-オルニチン;NSC 623017));ベイカーの可溶性アンチフォル(Baker’s soluble antifol)(NSC 139105;CAS登録番号41191042);ジクロルアリルローソン(lawsone)((2-(3,3-ジクロロアリル)-3-ヒドロキシ-1,4-ナフトキノン;NSC 126771;CAS登録番号36417160);ブレキナル(NSC 368390;CAS登録番号96201886);フトラフル((プロドラッグ;5-フルオロ-1-(テトラヒドロ-2-フリル)-ウラシル;NSC 148958;CAS登録番号37076689);5,6-ジヒドロ-5-アザシチジン(NSC 264880;CAS登録番号62402317);メトトレキサート(NSC 740;CAS登録番号59052);メトトレキサート誘導体(N-[[4-[[(2,4-ジアミノ-6-プテリジニル)メチル]メチルアミノ]-1-ナフタレニル]カルボニル]L-グルタミン酸;NSC 174121);PALA((N-(ホスホノアセチル)-L-アスパルテート;NSC 224131;CAS登録番号603425565);ピラゾフリン(NSC 143095;CAS登録番号30868305);トリメトレキサート(NSC 352122;CAS登録番号82952645)。
DNA代謝拮抗剤:3-HP(NSC 95678;CAS登録番号3814797);2’-デオキシ-5-フルオロウリジン(NSC 27640;CAS登録番号50919);5-HP(NSC 107392;CAS登録番号19494894);α-TGDR(α-2’-デオキシ-6-チオグアノシン;NSC 71851 CAS登録番号2133815);アフィディコリングリシネート(NSC 303812;CAS登録番号92802822);ara C(シトシンアラビノシド;NSC 63878;CAS登録番号69749);5-アザ-2’-デオキシシチジン(NSC 127716;CAS登録番号2353335);β-TGDR(β-2’-デオキシ-6-チオグアノシン;NSC 71261;CAS登録番号789617);シクロシチジン(NSC 145668;CAS登録番号10212256);グアナゾール(NSC 1895;CAS登録番号1455772);ヒドロキシウレア(NSC 32065;CAS登録番号127071);イノシングリコジアルデヒド(NSC 118994;CAS登録番号23590990);マクベシンII(NSC 330500;CAS登録番号73341738);ピラゾロイミダゾール(NSC 51143;CAS登録番号6714290);チオグアニン(NSC 752;CAS登録番号154427);チオプリン(NSC 755;CAS登録番号50442)。
細胞周期調節剤:シリビニン(CAS登録番号22888-70-6);エピガロカテキンガレート(EGCG;CAS登録番号989515);プロシアニジン誘導体(例えば、プロシアニジンA1[CAS登録番号103883030]、プロシアニジンB1[CAS登録番号20315257]、プロシアニジンB4[CAS登録番号29106512]、アレカタンニンB1[CAS登録番号79763283]);イソフラボン(例えば、ゲニステイン[4’,5,7-トリヒドロキシイソフラボン;CAS登録番号446720]、ダイゼイン[4’,7-ジヒドロキシイソフラボン、CAS登録番号486668];インドール-3-カルビノール(CAS登録番号700061);ケルセチン(NSC 9219;CAS登録番号117395);エストラムスチン(NSC 89201;CAS登録番号2998574);ノコダゾール(CAS登録番号31430189);ポドフィロトキシン(CAS登録番号518285);ビノレルビンタートレート(NSC 608210;CAS登録番号125317397);クリプトフィシン(NSC 667642;CAS登録番号124689652)。
キナーゼ阻害剤:アファチニブ(CAS登録番号850140726);アキシチニブ(CAS登録番号319460850);ARRY-438162(ビニメチニブ)(CAS登録番号606143899);ボスチニブ(CAS登録番号380843754);カボザンチニブ(CAS登録番号1140909483);セリチニブ(CAS登録番号1032900256);クリゾチニブ(CAS登録番号877399525);ダブラフェニブ(CAS登録番号1195765457);ダサチニブ(NSC 732517;CAS登録番号302962498);エルロチニブ(NSC 718781;CAS登録番号183319699);エベロリムス(NSC 733504;CAS登録番号159351696);ホスタマチニブ(NSC 745942;CAS登録番号901119355);ゲフィチニブ(NSC 715055;CAS登録番号184475352);イブルチニブ(CAS登録番号936563961);イマチニブ(NSC 716051;CAS登録番号220127571);ラパチニブ(CAS登録番号388082788);レンバチニブ(CAS登録番号857890392);ムブリチニブ(CAS 366017096);ニロチニブ(CAS登録番号923288953);ニンテダニブ(CAS登録番号656247175);パルボサイクリブ(CAS登録番号571190302);パゾパニブ(NSC 737754;CAS登録番号635702646);ペガプタニブ(CAS登録番号222716861);ポナチニブ(CAS登録番号1114544318);ラパマイシン(NSC 226080;CAS登録番号53123889);レゴラフェニブ(CAS登録番号755037037);AP 23573(リダフォロリムス)(CAS登録番号572924540);INCB018424(ルキソリチニブ)(CAS登録番号1092939177);ARRY-142886(セルメチニブ)(NSC 741078;CAS登録番号606143-52-6);シロリムス(NSC 226080;CAS登録番号53123889);ソラフェニブ(NSC 724772;CAS登録番号475207591);スニチニブ(NSC 736511;CAS登録番号341031547);トファシチニブ(CAS登録番号477600752);テムシロリムス(NSC 683864;CAS登録番号163635043);トラメチニブ(CAS登録番号871700173);バンデタニブ(CAS登録番号443913733);ベムラフェニブ(CAS登録番号918504651);SU6656(CAS登録番号330161870);CEP-701(レスタウルチニブ)(CAS登録番号111358884);XL019(CAS登録番号945755566);PD-325901(CAS登録番号391210109);PD-98059(CAS登録番号167869218);PI-103(CAS登録番号371935749)、PP242(CAS登録番号1092351671)、PP30(CAS登録番号1092788094)、トリン1(CAS登録番号1222998368)、LY294002(CAS登録番号154447366)、XL-147(CAS登録番号934526893)、CAL-120(CAS登録番号870281348)、ETP-45658(CAS登録番号1198357797)、PX 866(CAS登録番号502632668)、GDC-0941(CAS登録番号957054307)、BGT226(CAS登録番号1245537681)、BEZ235(CAS登録番号915019657)、XL-765(CAS登録番号934493762)を含むATP競合TORC1/TORC2阻害剤。
タンパク質合成阻害剤:アクリフラビン(CAS登録番号65589700);アミカシン(NSC 177001;CAS登録番号39831555);アルベカシン(CAS登録番号51025855);アストロマイシン(CAS登録番号55779061);アジスロマイシン(NSC 643732;CAS登録番号83905015);ベカナマイシン(CAS登録番号4696768);クロルテトラサイクリン(NSC 13252;CAS登録番号64722);クラリスロマイシン(NSC 643733;CAS登録番号81103119);クリンダマイシン(CAS登録番号18323449);クロモサイクリン(CAS登録番号1181540);シクロヘキシミド(CAS登録番号66819);ダクチノマイシン(NSC 3053;CAS登録番号50760);ダルホプリスチン(CAS登録番号112362502);デメクロサイクリン(CAS登録番号127333);ジベカシン(CAS登録番号34493986);ジヒドロストレプトマイシン(CAS登録番号128461);ジリスロマイシン(CAS登録番号62013041);ドキシサイクリン(CAS登録番号17086281);エメチン(NSC 33669;CAS登録番号483181);エリスロマイシン(NSC 55929;CAS登録番号114078);フルリスロマイシン(CAS登録番号83664208);フラマイセチン(ネオマイシンB;CAS登録番号119040);ゲンタマイシン(NSC 82261;CAS登録番号1403663);チゲサイクリン(CAS登録番号220620097)などのグリシルサイクリン;ハイグロマイシンB(CAS登録番号31282049);イセパマイシン(CAS登録番号67814760);ジョサマイシン(NSC 122223;CAS登録番号16846245);カナマイシン(CAS登録番号8063078);テリスロマイシン(CAS登録番号191114484)、セスロマイシン(CAS登録番号205110481)及びソリスロマイシン(CAS登録番号760981837)などのケトライド;リンコマイシン(CAS登録番号154212);リメサイクリン(CAS登録番号992212);メクロサイクリンン(NSC 78502;CAS登録番号2013583);メタサイクリン(ロンドマイシン;NSC 356463;CAS登録番号914001);ミデカマイシン(CAS登録番号35457808);ミノサイクリン(NSC 141993;CAS登録番号10118908);ミオカマイシン(CAS登録番号55881077);ネオマイシン(CAS登録番号119040);ネチルマイシン(CAS登録番号56391561);オレアンドマイシン(CAS登録番号3922905);エペレゾリド(CAS登録番号165800044)、リネゾリド(CAS登録番号165800033)、ポシゾリド(CAS登録番号252260029)、ラデゾリド(CAS登録番号869884786)、ランベゾリド(CAS登録番号392659380)、ステゾリド(CAS登録番号168828588)、テジゾリド(CAS登録番号856867555)などのオキサゾリジノン;オキシテトラサイクリン(NSC 9169;CAS登録番号2058460);パロモマイシン(CAS登録番号7542372);ペニメピサイクリン(CAS登録番号4599604);ペプチジルトランスフェラーゼ阻害剤、例えばクロラムフェニコール(NSC 3069;CAS登録番号56757)並びにアジダムフェニコール(CAS登録番号13838089)、フロルフェニコール(CAS登録番号73231342)及びチアムフェニコール(CAS登録番号15318453)などの誘導体並びにレタパムリン(CAS登録番号224452668)、チアムリン(CAS登録番号55297955)、バルネムリン(CAS登録番号101312929)などのプロイロムチリン;ピルリマイシン(CAS登録番号79548735);ピューロマイシン(NSC 3055;CAS登録番号53792);キヌプリスチン(CAS登録番号120138503);リボスタマイシン(CAS登録番号53797356);ロキタマイシン(CAS登録番号74014510);ロリテトラサイクリン(CAS登録番号751973);ロキシスロマイシン(CAS登録番号80214831);シソマイシン(CAS登録番号32385118);スペクチノマイシン(CAS登録番号1695778);スピラマイシン(CAS登録番号8025818);プリスチナマイシン(CAS登録番号270076603)、キヌプリスチン/ダルホプリスチン(CAS登録番号126602899)及びヴァージニアマイシン(CAS登録番号11006761)などのストレプトグラミン;ストレプトマイシン(CAS登録番号57921);テトラサイクリン(NSC 108579;CAS登録番号60548);トブラマイシン(CAS登録番号32986564);トロレアンドマイシン(CAS登録番号2751099);タイロシン(CAS登録番号1401690);ベルダマイシン(CAS登録番号49863481)。
ヒストンデアセチラーゼ阻害剤:アベキシノスタット(CAS登録番号783355602);ベリノスタット(NSC 726630;CAS登録番号414864009);チダミド(CAS登録番号743420022);エンチノスタット(CAS登録番号209783802);ギビノスタット(CAS登録番号732302997);モセチノスタット(CAS登録番号726169739);パノビノスタット(CAS登録番号404950807);キシノスタット(CAS登録番号875320299);レスミノスタット(CAS登録番号864814880);ロミデプシン(CAS登録番号128517077);スルフォラファン(CAS登録番号4478937);チオウレイドブチロニトリル(Kevetrin(商標);CAS登録番号6659890);バルプロ酸(NSC 93819;CAS登録番号99661);ボリノスタット(NSC 701852;CAS登録番号149647789);ACY-1215(リコリノスタット);CAS登録番号1316214524);CUDC-101(CAS登録番号1012054599);CHR-2845(テフィノスタット(tefinostat);CAS登録番号914382608);CHR-3996(CAS登録番号1235859138);4SC-202(CAS登録番号910462430);CG200745(CAS登録番号936221339);SB939(プラシノスタット;CAS登録番号929016966)。
ミトコンドリア阻害剤:パンクラチスタチン(NSC 349156;CAS登録番号96281311);ローダミン-123(CAS登録番号63669709);エデルフォシン(NSC 324368;CAS登録番号70641519);d-α-トコフェロールスクシネート(NSC 173849;CAS登録番号4345033);化合物11β(CAS登録番号865070377);アスピリン(NSC 406186;CAS登録番号50782);エリプチシン(CAS登録番号519233);ベルベリン(CAS登録番号633658);セルレニン(CAS登録番号17397896);GX015-070(Obatoclax(登録商標);1H-インドール、2-(2-((3,5-ジメチル-1H-ピロール-2-イル)メチレン)-3-メトキシ-2H-ピロール-5-イル)-;NSC 729280;CAS登録番号803712676);セラストロール(トリプテリン;CAS登録番号34157830);メトホルミン(NSC 91485;CAS登録番号1115704);ブリリアントグリーン(Brilliant green)(NSC 5011;CAS登録番号633034);ME-344(CAS登録番号1374524556)。
抗有糸分裂剤:アロコルヒチン(NSC 406042);MMAE(モノメチルオーリスタチンE;CAS登録番号474645-27-7)及びMMAF(モノメチルオーリスタチンFなどのオーリスタチン;CAS登録番号745017-94-1;ハリコンドリンB(NSC 609395);コルヒチン(NSC 757;CAS登録番号64868);コルヒチン誘導体(N-ベンゾイル-デアセチルベンズアミド;NSC 33410;CAS登録番号63989753);ドラスタチン10(NSC 376128;CAS登録番号110417-88-4);マイタンシン(NSC 153858;CAS登録番号35846-53-8);リゾキシン(NSC 332598;CAS登録番号90996546);タキソール(NSC 125973;CAS登録番号33069624);タキソール誘導体((2’-N-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]グルタメートタキソール;NSC 608832);チオコルヒチン(3-デメチルチオコルヒチン;NSC 361792);トリチルシステイン(NSC 49842;CAS登録番号2799077);ビンブラスチン硫酸塩(NSC 49842;CAS登録番号143679);ビンクリスチン硫酸塩(NSC 67574;CAS登録番号2068782)。
MBMへの結合部位を含むか又は含むように修飾され得るこれらの薬剤のいずれかは、本明細書に開示されるADCに含まれ得る。
ある実施形態において、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤は、抗有糸分裂剤である。
ある実施形態において、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤は、オーリスタチン、例えばモノメチルオーリスタチンE(「MMAE」)又はモノメチルオーリスタチンF(「MMAF」)である。
7.10.2.ADCリンカー
本開示のADCにおいて、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤は、ADCリンカーによってMBMに連結される。細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤をADCのMBMに連結するADCリンカーは、短い、長い、疎水性、親水性、可撓性若しくは剛性であり得るか、又はリンカーが異なる特性を有するセグメントを含み得るように、それぞれ独立して、上述される特性の1つ以上を有するセグメントから構成され得る。リンカーは、2つ以上の薬剤をMBM上の単一の部位に共有結合するように多価であり得るか、又は単一の薬剤をMBM上の単一の部位に共有結合するように1価であり得る。
当業者によって理解されるように、ADCリンカーは、1つの位置で細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤への共有結合を形成し、別の位置でMBMへの共有結合を形成することにより、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤をMBMに連結する。共有結合は、ADCリンカー上の官能基と、薬剤及びMBM上の官能基との間の反応によって形成される。本明細書において使用される際、「ADCリンカー」という表現は、(i)ADCリンカーを細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤に共有結合することが可能な官能基及びADCリンカーをMBMに共有結合することが可能な官能基を含む非結合型のADCリンカー;(ii)ADCリンカーをMBMに共有結合することが可能な官能基を含み、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤に共有結合されるか又は逆も同様である部分結合型のADCリンカー;及び(iii)細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤及びMBMの両方に共有結合される完全結合型のADCリンカーを含むことが意図される。本開示のADCリンカー及びADC並びにリンカー-薬剤をMBMに結合するのに使用されるシントンのある実施形態において、ADCリンカー上の官能基を含む部分及びADCリンカーとMBMとの間に形成される共有結合は、それぞれRx及びXYとして具体的に示される。
ADCリンカーは、細胞外の条件に対して化学的に安定であるが、そうである必要はなく、細胞内で開裂し、犠牲になり、且つ/又は他の方法で特異的に分解するように設計され得る。代わりに、細胞内で特異的に開裂又は分解するように設計されていないADCリンカーが使用され得る。安定な又は不安定なADCリンカーの選択は、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤の毒性に依存し得る。正常細胞に対して毒性の薬剤について、安定なリンカーが使用され得る。細胞外環境に対するADCリンカーの化学安定性は、あまり重要でないため、選択的な又は標的化された及び正常細胞に対してより低い毒性を有する薬剤が用いられ得る。ADCに関連して薬物をMBMに連結するのに有用な多様なADCリンカーが公知である。これらのADCリンカー及び他のADCリンカーのいずれかは、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤を本開示のADCのMBMに連結するのに使用され得る。
多くの細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤を単一のMBMに連結するのに使用され得る例示的な多価ADCリンカーは、例えば、国際公開第2009/073445号パンフレット;国際公開第2010/068795号パンフレット;国際公開第2010/138719号パンフレット;国際公開第2011/120053号パンフレット;国際公開第2011/171020号パンフレット;国際公開第2013/096901号パンフレット;国際公開第2014/008375号パンフレット;国際公開第2014/093379号パンフレット;国際公開第2014/093394号パンフレット;国際公開第2014/093640号パンフレットに記載されている。例えば、Mersanaらによって開発されたFleximerリンカー技術は、良好な物理化学的特性を有する高DARのADCを可能にする可能性を有する。以下に示されるように、Mersanaの技術は、一連のエステル結合を介して薬物分子を可溶化ポリアセタール骨格に組み込むことに基づいている。この方法は、良好な物理化学的特性を維持しながら高負荷ADC(20までのDAR)を提供する。
樹枝状リンカーのさらなる例は、米国特許出願公開第2006/116422号明細書;米国特許出願公開第2005/271615号明細書;de Groot et al.,2003,Angew.Chem.Int.Ed.42:4490-4494;Amir et al.,2003,Angew.Chem.Int.Ed.42:4494-4499;Shamis et al.,2004,J.Am.Chem.Soc.126:1726-1731;Sun et al.,2002,Bioorganic&Medicinal Chemistry Letters 12:2213-2215;Sun et al.,2003,Bioorganic&Medicinal Chemistry 11:1761-1768;King et al.,2002,Tetrahedron Letters 43:1987-1990に見られる。
使用され得る例示的な1価ADCリンカーは、例えば、Nolting,2013,Antibody-Drug Conjugates,Methods in Molecular Biology 1045:71-100;Kitson et al.,2013,CROs-MOs--Chemica-ggi--Chemistry Today 31(4):30-38;Ducry et al.,2010,Bioconjugate Chem.21:5-13;Zhao et al.,2011,J.Med.Chem.54:3606-3623;米国特許第7,223,837号明細書;米国特許第8,568,728号明細書;米国特許第8,535,678号明細書;及び国際公開第2004010957号パンフレットに記載されている。
例として、限定はされないが、ADCに含まれ得るいくつかの切断性及び非切断性ADCリンカーが後述される。
7.10.2.1.切断性ADCリンカー
特定の実施形態において、選択されるADCリンカーは、インビボで切断可能である。切断性ADCリンカーは、化学的に又は酵素的に不安定な又は分解可能な連結を含み得る。切断性ADCリンカーは、一般に、細胞質における還元、リソソーム中の酸性条件への曝露又は細胞内の特異的プロテアーゼ若しくは他の酵素による切断など、薬物を遊離させるための細胞内部でのプロセスに依存する。切断性ADCリンカーは、一般に、化学的に又は酵素的に切断可能な1つ以上の化学結合を組み込む一方、ADCリンカーの残りの部分は、切断不可能である。特定の実施形態において、ADCリンカーは、ヒドラゾン及び/又はジスルフィド基などの化学的に不安定な基を含む。化学的に不安定な基を含むリンカーは、原形質といくつかの細胞質画分との間の特性の差を利用する。ヒドラゾン含有ADCリンカーのための、薬物放出を促進する細胞内条件は、エンドソーム及びリソソームの酸性環境である一方、ジスルフィド含有ADCリンカーは、高いチオール濃度、例えばグルタチオンを含むサイトゾル中で還元される。特定の実施形態において、化学的に不安定な基を含むADCリンカーの原形質安定性は、化学的に不安定な基の近くの置換基を用いて立体障害を導入することによって増大され得る。
ヒドラゾンなどの酸に不安定な基は、血中の中性pH環境(pH7.3~7.5)における体循環中に無傷のままであり、ADCが細胞の弱酸性のエンドソーム(pH5.0~6.5)及びリソソーム(pH4.5~5.0)画分中に取り込まれると、加水分解を起こして薬物を放出する。このpH依存性放出機構は、薬物の非特異的放出に関連していた。ADCリンカーのヒドラゾン基の安定性を高めるために、ADCリンカーは、化学修飾、例えば置換によって変化されて、循環中の損失を最小限にしながら、リソソームにおけるより効率的な放出を達成するための調節を可能にし得る。
ヒドラゾン含有ADCリンカーは、さらなる酸に不安定な切断部位及び/又は酵素的に不安定な切断部位などのさらなる切断部位を含有し得る。例示的なヒドラゾン含有ADCリンカーを含むADCは、以下の構造:
を含み、式中、D及びAbがそれぞれ細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤(薬物)及びAbを表し、nが、MBMに連結される薬物-ADCリンカーの数を表す。リンカー(Ig)などの特定のADCリンカーにおいて、ADCリンカーは、2つの切断性基-ジスルフィド及びヒドラゾン部分を含む。このようなADCリンカーについて、非修飾遊離薬物の有効な放出は、酸性pH又はジスルフィド還元及び酸性pHを必要とする。(Ih)及び(Ii)などのリンカーは、単一のヒドラゾン切断部位で有効であることが示されている。
体循環中に無傷のままであり、ADCが酸性細胞区画に取り込まれると、加水分解を起こして薬物を放出するさらなるADCリンカーとしては、カーボネートが挙げられる。このようなADCリンカーは、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤が酸素を介して共有結合され得る場合、有用であり得る。
ADCリンカーに含まれ得る他の酸に不安定な基としては、シス-アコニチル含有ADCリンカーが挙げられる。シス-アコニチル化学は、酸性条件下でのアミド加水分解を加速させるために、アミド結合に並置されたカルボン酸を使用する。
切断性ADCリンカーは、ジスルフィド基も含み得る。ジスルフィドは、生理的pHにおいて熱力学的に安定しており、サイトゾルが、細胞外環境と比較して著しく還元性の環境を提供する、細胞内部への取り込み時に薬物を放出するように設計される。ジスルフィド結合の切断は、一般に、ジスルフィド含有ADCリンカーが循環中で適度に安定しており、サイトゾル中で薬物を選択的に放出するように、(還元された)グルタチオン(GSH)などの細胞質チオール補因子の存在を必要とする。細胞内酵素タンパク質ジスルフィドイソメラーゼ又はジスルフィド結合を切断することが可能な同様の酵素も細胞内部でのジスルフィド結合の優先的な切断に寄与し得る。GSHは、循環中のGSH又は最も豊富な低分子量チオールであるシステインの約5というかなり低い濃度と比較して、0.5~10mMの濃度範囲で細胞内に存在すると報告されている。不規則な血流が低酸素状態を引き起こす腫瘍細胞は、還元酵素の活性促進、したがってさらにより高いグルタチオン濃度をもたらす。特定の実施形態において、ジスルフィド含有ADCリンカーのインビボ安定性は、ADCリンカーの化学修飾、例えばジスルフィド結合に隣接する立体障害の使用によって促進され得る。
例示的なジスルフィド含有ADCリンカーを含むADCは、以下の構造:
を含み、式中、D及びAbがそれぞれ薬物及びMBMを表し、nが、MBMに連結される薬物-ADCリンカーの数を表し、Rが、独立して、出現するごとに例えば水素又はアルキルから選択される。特定の実施形態において、ジスルフィド結合に隣接する立体障害の増加により、ADCリンカーの安定性が高まる。(Ij)及び(Il)などの構造は、1つ以上のR基がメチルなどの低級アルキルから選択される場合、インビボ安定性の増大を示す。
使用され得る別のタイプの切断性ADCリンカーは、酵素によって特異的に切断されるADCリンカーである。このようなADCリンカーは、典型的にペプチドベースであるか、又は酵素の基質としての役割を果たすペプチド領域を含む。ペプチドベースのADCリンカーは、化学的に不安定なADCリンカーより原形質及び細胞外環境で安定している傾向がある。リソソームタンパク質分解酵素は、内因性阻害剤及びリソソームと比較して血液の不利に高いpH値により、血中で非常に低い活性を有するため、ペプチド結合は、一般に、良好な血清安定性を有する。MBM子からの薬物の放出は、リソソームプロテアーゼ、例えばカテプシン及びプラスミンの作用により特異的に起こる。これらのプロテアーゼは、特定の腫瘍細胞中に高いレベルで存在し得る。
例示的な実施形態において、切断性ペプチドは、Gly-Phe-Leu-Gly(配列番号553)、Ala-Leu-Ala-Leu(配列番号554)などのテトラペプチド又はVal-Cit、Val-Ala、Met-(D)Lys、Asn-(D)Lys、Val-(D)Asp、Phe-Lys、Ile-Val、Asp-Val、His-Val、NorVal-(D)Asp、Ala-(D)Asp 5、Met-Lys、Asn-Lys、Ile-Pro、Me3Lys-Pro、PhenylGly-(D)Lys、Met-(D)Lys、Asn-(D)Lys、Pro-(D)Lys、Met-(D)Lys、Asn-(D)Lys、AM Met-(D)Lys、Asn-(D)Lys、AW Met-(D)Lys及びAsn-(D)Lysなどのジペプチドから選択される。特定の実施形態において、より長いペプチドの疎水性により、より長いポリペプチドにわたって選択され得る。
ドキソルビシン、マイトマイシン、カンプトテシン、ピロロベンゾジアゼピン、タリソマイシン及びオーリスタチン/オーリスタチンファミリーメンバーなどの薬物をMBMに連結するのに有用な様々なジペプチドベースの切断性ADCリンカーが記載されている(Dubowchik et al.,1998,J.Org.Chem.67:1866-1872;Dubowchik et al.,1998,Bioorg.Med.Chem.Lett.8(21):3341-3346;Walker et al.,2002,Bioorg.Med.Chem.Lett.12:217-219;Walker et al.,2004,Bioorg.Med.Chem.Lett.14:4323-4327;Sutherland et al.,2013,Blood 122:1455-1463;及びFrancisco et al.,2003,Blood 102:1458-1465を参照されたい)。これらのジペプチドADCリンカー又はこれらのジペプチドADCリンカーの修飾形態の全ては、本開示のADCに使用され得る。使用され得る他のジペプチドADCリンカーとしては、Seattle Genetics’ Brentuximab Vendotin SGN-35(Adcetris(商標))、Seattle Genetics SGN-75(抗CD-70、Val-Cit-モノメチルオーリスタチンF(MMAF)、Seattle Genetics SGN-CD33A(抗CD-33、Val-Ala-(SGD-1882))、Celldex Therapeuticsグレンバツムマブ(CDX-011)(抗NMB、Val-Cit-モノメチルオーリスタチンE(MMAE)及びCytogen PSMA-ADC(PSMA-ADC-1301)(抗PSMA、Val-Cit-MMAE)などのADCにおいて見られるものが挙げられる。
酵素的に切断可能なADCリンカーは、酵素的切断の部位から薬物を空間的に分離するための自己犠牲スペーサーを含み得る。ペプチドADCリンカーへの薬物の直接結合は、薬物のアミノ酸付加物のタンパク質分解による放出を引き起こし、それによりその活性を損ない得る。自己犠牲スペーサーの使用は、アミド結合の加水分解後、完全に活性な化学的に非修飾の薬物の脱離を可能にする。
1つの自己犠牲スペーサーは、二官能性パラ-アミノベンジルアルコール基であり、これは、アミノ基を介してペプチドに連結され、アミド結合を形成する一方、アミン含有薬物は、カルバメート官能基を介してADCリンカー(PABC)のベンジル性ヒドロキシル基に結合され得る。得られるプロドラッグは、プロテアーゼ媒介切断後に活性化されて1,6-脱離反応を引き起こして、非修飾の薬物、二酸化炭素及びADCリンカー基の残りを放出する。以下のスキームは、p-アミノベンジルエーテルの切断及び薬物の放出:
を示し、式中、X-Dが非修飾の薬物を表す。
この自己犠牲基の複素環式形態も記載されている。例えば、米国特許第7,989,434号明細書を参照されたい。
ある実施形態において、酵素的に切断可能なADCリンカーは、β-グルクロン酸ベースのADCリンカーである。薬物の容易な放出は、リソソーム酵素β-グルクロニダーゼによってβ-グルクロニドグリコシド結合の切断によって実現され得る。この酵素は、リソソーム内に豊富に存在し、いくつかの腫瘍型において過剰発現されるが、細胞外での酵素活性が低い。β-グルクロン酸ベースのADCリンカーを用いて、ADCがβ-グルクロニドの親水性による凝集を起こす傾向を回避し得る。ある実施形態において、β-グルクロン酸ベースのADCリンカーが、疎水性薬物に連結されるADCのためのADCリンカーとして使用され得る。以下のスキームは、β-グルクロン酸ベースのADCリンカーを含有するADCからの薬物の放出を示す。
オーリスタチン、カンプトテシン及びドキソルビシン類似体、CBI小溝結合剤及びプシンベリンなどの薬物をMBMに連結するのに有用な様々な切断性β-グルクロン酸ベースのADCリンカーが記載されている(Nolting,Chapter 5“Linker Technology in Antibody-Drug Conjugates”,In:Antibody-Drug Conjugates:Methods in Molecular Biology,vol.1045,pp.71-100,Laurent Ducry(Ed.),Springer Science&Business Medica,LLC,2013;Jeffrey et al.,2006,Bioconjug.Chem.17:831-840;Jeffrey et al.,2007,Bioorg.Med.Chem.Lett.17:2278-2280;及びJiang et al.,2005,J.Am.Chem.Soc.127:11254-11255を参照されたい)。これらのβ-グルクロン酸ベースのADCリンカーの全てが本開示のADCに使用され得る。
さらに、フェノール基を含有する細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤は、フェノール性酸素を介してADCリンカーに共有結合され得る。国際公開第2007/089149号パンフレットに記載されている1つのこのようなADCリンカーは、ジアミノ-エタン「SpaceLink」を従来の「PABO」ベースの自己犠牲基とともに用いてフェノールを送達する方法に依存する。ADCリンカーの切断が以下に概略的に示され、式中、Dが、フェノール性ヒドロキシル基を有する細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤を表す。
切断性ADCリンカーは、非切断性部分若しくはセグメントを含み得、且つ/又は切断性セグメント若しくは部分は、本来は非切断性のADCリンカーに含まれて、それを切断可能にし得る。あくまでも例として、ポリエチレングリコール(PEG)及び関連ポリマーは、ポリマー主鎖中に切断性基を含み得る。例えば、ポリエチレングリコール又はポリマーADCリンカーは、ジスルフィド、ヒドラゾン又はジペプチドなどの1つ以上の切断性基を含み得る。
ADCリンカーに含まれ得る他の分解可能な連結は、PEGカルボン酸又は活性化PEGカルボン酸と、生物活性剤上のアルコール基との反応によって形成されるエステル結合を含み、ここで、このようなエステル基は、一般に、生理的条件下で加水分解して生物活性剤を放出する。加水分解により分解可能な連結としては、限定はされないが、カーボネート結合;アミンとアルデヒドとの反応から得られるイミン結合;アルコールとリン酸基との反応によって形成されるリン酸エステル結合;アルデヒドとアルコールとの反応生成物であるアセタール結合;ホルメートとアルコールとの反応生成物であるオルトエステル結合;及びホスホロアミダイト基と、限定はされないが、ポリマーの末端に、オリゴヌクレオチドの5’ヒドロキシル基とによって形成されるオリゴヌクレオチド結合が挙げられる。
特定の実施形態において、ADCリンカーは、酵素的に切断可能なペプチド部分、例えば構造式(IVa)若しくは(IVb):
又はその塩を含むADCリンカーを含み、式中、ペプチドが、リソソーム酵素によって切断可能なペプチド(C→Nで示され、カルボキシ及びアミノ「末端」を示さない)を表し;Tが、1つ以上のエチレングリコール単位又はアルキレン鎖又はそれらの組合せを含むポリマーを表し;Raが水素、アルキル、スルホネート及びメチルスルホネートから選択され;pが0~5の範囲の整数であり;qが0又は1であり;xが0又は1であり;yが0又は1であり;
が細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤へのADCリンカーの結合点を表し;*がADCリンカーの残りの部分への結合点を表す。
特定の実施形態において、ペプチドは、トリペプチド又はジペプチドから選択される。特定の実施形態において、ジペプチドは、Val-Cit;Cit-Val;Ala-Ala;Ala-Cit;Cit-Ala;Asn-Cit;Cit-Asn;Cit-Cit;Val-Glu;Glu-Val;Ser-Cit;Cit-Ser;Lys-Cit;Cit-Lys;Asp-Cit;Cit-Asp;Ala-Val;Val-Ala;Phe-Lys;Val-Lys;Ala-Lys;Phe-Cit;Leu-Cit;Ile-Cit;Phe-Arg;及びTrp-Citから選択される。特定の実施形態において、ジペプチドは、Cit-Val;及びAla-Valから選択される。
ADCに含まれ得る構造式(IVa)で表されるADCリンカーの特定の例示的な実施形態としては、以下に示されるADCリンカーが挙げられる(示されるように、ADCリンカーは、ADCリンカーをMBMに共有結合するのに好適な基を含む)。
ADCに含まれ得る構造式(IVb)で表されるADCリンカーの特定の例示的な実施形態としては、以下に示されるADCリンカーが挙げられる(示されるように、ADCリンカーは、ADCリンカーをMBMに共有結合するのに好適な基を含む)。
特定の実施形態において、ADCリンカーは、酵素的に切断可能なペプチド部分、例えば構造式(IVc)若しくは(IVd):
又はその塩を含むADCリンカーを含み、式中、ペプチドが、リソソーム酵素によって切断可能なペプチド(C→Nで示され、カルボキシ及びアミノ「末端」を示さない)を表し;Tが、1つ以上のエチレングリコール単位又はアルキレン鎖又はそれらの組合せを含むポリマーを表し;Raが水素、アルキル、スルホネート及びメチルスルホネートから選択され;pが0~5の範囲の整数であり;qが0又は1であり;xが0又は1であり;yが0又は1であり;
が細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤へのADCリンカーの結合点を表し;*がADCリンカーの残りの部分への結合点を表す。
ADCに含まれ得る構造式(IVc)で表されるADCリンカーの特定の例示的な実施形態としては、以下に示されるADCリンカーが挙げられる(示されるように、ADCリンカーは、ADCリンカーをMBMに共有結合するのに好適な基を含む)。
ADCに含まれ得る構造式(IVd)で表されるADCリンカーの特定の例示的実施形態としては、以下に示されるADCリンカーが挙げられる(示されるように、ADCリンカーは、ADCリンカーをMBMに共有結合するのに好適な基を含む)。
特定の実施形態において、構造式(IVa)、(IVb)、(IVc)又は(IVd)を含むADCリンカーは、酸性培地への曝露によって切断可能なカーボネート部分をさらに含む。特定の実施形態において、ADCリンカーは、酸素を介して細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤に結合される。
7.10.2.2.非切断性リンカー
切断性ADCリンカーは、いくつかの利点を提供し得るが、ADCを含むADCリンカーは、切断可能である必要はない。非切断性ADCリンカーでは、薬物の放出は、原形質といくつかの細胞質画分との間の特性の差に依存しない。薬物の放出は、抗原媒介性エンドサイトーシス及びリソソーム画分への送達によってADCが取り込まれ、ここで、MBMは、細胞内タンパク質分解によってアミノ酸のレベルまで分解された後に起こると仮定される。このプロセスは、薬物、ADCリンカー及びADCリンカーが共有結合されたアミノ酸残基によって形成される薬物誘導体を放出する。非切断性ADCリンカーとのコンジュゲートからのアミノ酸薬物代謝産物は、切断性ADCリンカーとのコンジュゲートと比較してより親水性であり、一般に、膜透過性がより低く、それによりバイスタンダー効果が低く、非特異的毒性が低くなる。一般に、非切断性ADCリンカーを有するADCは、切断性ADCリンカーを有するADCより高い、循環中の安定性を有する。非切断性ADCリンカーは、アルキレン鎖であり得るか、又は例えばポリアルキレングリコールポリマー、アミドポリマーに基づくなど、ポリマーの性質であり得るか、又はアルキレン鎖、ポリアルキレングリコール及び/若しくはアミドポリマーのセグメントを含み得る。
薬物をMBMに連結するのに使用される様々な非切断性ADCリンカーが記載されている。Jeffrey et al.,2006,Bioconjug.Chem.17;831-840;Jeffrey et al.,2007,Bioorg.Med.Chem.Lett.17:2278-2280;及びJiang et al.,2005,J.Am.Chem.Soc.127:11254-11255を参照されたい。これらのADCリンカーの全てが本開示のADCに含まれ得る。
特定の実施形態において、ADCリンカーは、インビボで切断不可能である、例えば構造式(VIa)、(VIb)、(VIc)又は(VId)で表されるADCリンカー(示されるように、ADCリンカーは、ADCリンカーをMBMに共有結合するのに好適な基を含む)
又はその塩であり、式中、Raが水素、アルキル、スルホネート及びメチルスルホネートから選択され;Rxが、ADCリンカーをMBMに共有結合することが可能な官能基を含む部分であり;
が細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤へのADCリンカーの結合点を表す。
ADCに含まれ得る構造式(VIa)~(VId)で表されるADCリンカーの特定の例示的な実施形態としては、以下に示されるADCリンカーが挙げられる(示されるように、ADCリンカーは、ADCリンカーをMBMに共有結合するのに好適な基を含み、
が細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤への結合点を表す)。
7.9.2.3.リンカーをMBMに結合するのに使用される基
様々な基を用いて、ADCリンカー-薬物シントンをMBM(例えば、TBM)に結合してADCを得ることができる。結合基は、性質が求電子性であり得、マレイミド基、活性化ジスルフィド、NHSエステル及びHOBtエステルなどの活性エステル、ハロホルメート、酸ハロゲン化物、ハロアセトアミドなどのアルキル及びベンジルハロゲン化物が挙げられる。後述されるように、本開示に従って使用され得る「自己安定化」マレイミド及び「架橋ジスルフィド」に関連する新興の技術もある。使用される具体的な基は、部分的にMBMへの結合部位に依存する。
MBMコンジュゲーション条件下で自発的に加水分解して、向上した安定性を有するADC種を生じる「自己安定化」マレイミド基の一例が以下の概略図に示される。米国特許出願公開第20130309256 A1号明細書;Lyon et al.,Nature Biotech published online,doi:10.1038/nbt.2968も参照されたい。
Polythericsは、天然ヒンジジスルフィド結合の還元から誘導される対のスルフヒドリル基を架橋するための方法を開示している。Badescu et al.,2014,Bioconjugate Chem.25:1124-1136を参照されたい。反応が以下の概略図に示される。この方法の利点は、IgGの完全な還元(4対のスルフヒドリルを生じる)と、それに続く4当量のアルキル化剤との反応により、富化されたDAR4 ADCを合成する能力である。「架橋ジスルフィド」を含むADCは、増大した安定性を有する。
同様に、以下に示されるように、対のスルフヒドリル基を架橋することが可能なマレイミド誘導体(1、下記)も開発された。国際公開第2013/085925号パンフレットを参照されたい。
7.10.2.4.ADCリンカー選択の考察
当業者によって公知であるように、特定のADCのために選択されるADCリンカーは、MBMへの結合部位(例えば、lys、cys又は他のアミノ酸残基)、薬物ファーマコフォアの構造的制約及び薬物の親油性を含むが、これらに限定されない様々な要因によって影響され得る。ADCのために選択される特定のADCリンカーは、特定のMBM/薬物の組合せのためにこれらの異なる要因の平衡を保とうとするものであるべきである。ADCにおけるADCリンカーの選択によって影響される要因の概説については、Nolting,Chapter 5“Linker Technology in Antibody-Drug Conjugates”,In:Antibody-Drug Conjugates:Methods in Molecular Biology,vol.1045,pp.71-100,Laurent Ducry(Ed.),Springer Science&Business Medica,LLC,2013を参照されたい。
例えば、ADCは、抗原陽性腫瘍細胞の近くに存在するバイスタンダー抗原陰性細胞を死滅させることが観察されている。ADCによるバイスタンダー細胞死滅の機構は、ADCの細胞内プロセシング中に形成された代謝産物が役割を果たし得ることを示している。抗原陽性細胞中でのADCの代謝によって生成された中性の細胞傷害性代謝産物は、バイスタンダー細胞死滅において役割を果たすようである一方、荷電代謝産物は、膜を通して培地中に拡散するのが防止され得るため、バイスタンダー死滅に影響を与えることができない。特定の実施形態において、ADCリンカーは、ADCの細胞内代謝産物によって引き起こされるバイスタンダー死滅効果を弱めるように選択される。特定の実施形態において、ADCリンカーは、バイスタンダー死滅効果を増加させるように選択される。
ADCリンカーの特性は、使用及び/又は貯蔵の条件下でのADCの凝集にも影響を与え得る。典型的に、文献において報告されるADCは、1抗体分子当たり3~4つ以下の薬物分子を含有する(例えば、Chari,2008,Acc Chem Res 41:98-107を参照されたい)。より高い薬物対抗体比(「DAR」)を得る試みは、特に薬物及びADCリンカーの両方が疎水性である場合、ADCの凝集により失敗することが多かった(King et al.,2002,J Med Chem 45:4336-4343;Hollander et al.,2008,Bioconjugate Chem 19:358-361;Burke et al.,2009 Bioconjugate Chem 20:1242-1250)。多くの場合、3~4より高いDARは、効力を高める手段として有益であり得る。細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤が疎水性の性質である場合、特に3~4より大きいDARSが所望される場合、ADC凝集を低減する手段として比較的親水性のADCリンカーを選択することが望ましいであろう。したがって、特定の実施形態において、ADCリンカーは、貯蔵及び/又は使用中にADCの凝集を低減する化学部分を組み込む。ADCリンカーは、ADCの凝集を低減するために、荷電基又は生理的pHで荷電される基などの極性又は親水性基を組み込み得る。例えば、ADCリンカーは、塩などの荷電基又は生理的pHで例えばカルボキシレートを脱プロトン化するか若しくは例えばアミンをプロトン化する基を組み込み得る。
多くの細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤をMBMに連結するのに使用され得る、20もの高いDARを生じることが報告されている例示的な多価ADCリンカーが国際公開第2009/073445号パンフレット;国際公開第2010/068795号パンフレット;国際公開第2010/138719号パンフレット;国際公開第2011/120053号パンフレット;国際公開第2011/171020号パンフレット;国際公開第2013/096901号パンフレット;国際公開第2014/008375号パンフレット;国際公開第2014/093379号パンフレット;国際公開第2014/093394号パンフレット;国際公開第2014/093640号パンフレットに記載されている。
特定の実施形態において、貯蔵又は使用中のADCの凝集は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって決定した際、約10%未満である。特定の実施形態において、貯蔵又は使用中のADCの凝集は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)によって決定した際、10%未満、例えば約5%未満、約4%未満、約3%未満、約2%未満、約1%未満、約0.5%未満、約0.1%未満又はさらに低い。
7.10.3.ADCを作製する方法
ADCは、周知の化学を用いて合成され得る。選択される化学は、特に、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤の同一性、ADCリンカー及びADCリンカーをMBMに結合するのに使用される基に依存する。一般に、式(I)で表されるADCは、以下のスキーム:
D-L-Rx+Ab-Ry→[D-L-XY]n-Ab(I)
に従って調製され得、式中、D、L、Ab、XY及びnが前に定義されるとおりであり、Rx及びRyが、上述されるように、互いに共有結合を形成することが可能な相補的な基を表す。
基Rx及びRyの同一性は、シントンD-L-RxをMBMに連結するのに使用される化学に依存する。一般に、使用される化学は、MBMの完全性、例えばその標的に結合するその能力を変化させてはならない。ある場合には、コンジュゲートされた抗体の結合特性は、非コンジュゲートMBMのものと酷似することになる。分子を生体分子、特に免疫グロブリン(その構成要素が典型的に本開示のMBMの構成単位である)にコンジュゲートするための様々な化学及び技術が周知である。例えば、Amon et al.,“Monoclonal Antibodies For Immunotargeting Of Drugs In Cancer Therapy”,in:Monoclonal Antibodies And Cancer Therapy,Reisfeld et al.Eds.,Alan R.Liss,Inc.,1985;Hellstrom et al.,“Antibodies For Drug Delivery”,in:Controlled Drug Delivery,Robinson et al.Eds.,Marcel Dekker,Inc.,2nd Ed.1987;Thorpe,“Antibody Carriers Of Cytotoxic Agents In Cancer Therapy:A Review”,in:Monoclonal Antibodies’84:Biological And Clinical Applications,Pinchera et al.,Eds.,1985;“Analysis,Results,and Future Prospective of the Therapeutic Use of Radiolabeled Antibody In Cancer Therapy”,in:Monoclonal Antibodies For Cancer Detection And Therapy,Baldwin et al.,Eds.,Academic Press,1985;Thorpe et al.,1982,Immunol.Rev.62:119-58;PCT公報国際公開第89/12624号パンフレットを参照されたい。これらの化学のいずれかは、シントンをMBMに連結するのに使用され得る。
シントンを利用可能なリジン残基に連結するのに有用ないくつかの官能基Rx及び化学が公知であり、例として、限定はされないが、NHS-エステル及びイソチオシアネートが挙げられる。
シントンをシステイン残基の利用可能な遊離スルフヒドリル基に連結するのに有用ないくつかの官能基Rx及び化学が公知であり、例として、限定はされないが、ハロアセチル及びマレイミドが挙げられる。
しかしながら、コンジュゲーション化学は、利用可能な側鎖基に限定されない。アミンなどの側鎖は、適切な小分子をアミンに連結することにより、ヒドロキシルなどの他の有用な基に転化され得る。この手法を用いて、多官能性小分子を、MBMの利用可能なアミノ酸残基の側鎖にコンジュゲートすることにより、抗体上の利用可能な連結部位の数を増加させることができる。次に、シントンをこれらの「転化された」官能基に共有結合するのに好適な官能基Rxがシントンに含まれる。
MBMは、コンジュゲーションのためのアミノ酸残基を含むようにも操作され得る。ADCに関連して薬物をコンジュゲートするのに有用な遺伝的にコードされていないアミノ酸残基を含むようにMBMを操作するための手法は、シントンをコードされていないアミノ酸に連結するのに有用な化学及び官能基と同様に、Axup et al.,2012,Proc Natl Acad Sci USA.109(40):16101-16106によって記載されている。
典型的に、シントンは、例えば、利用可能なリジン残基の第一級アミノ基又は利用可能なシステイン残基のスルフヒドリル基を含む、MBMのアミノ酸残基の側鎖に連結される。遊離スルフヒドリル基は、鎖間ジスルフィド結合を還元することによって得ることができる。
Ryがスルフヒドリル基である連結のために(例えば、Rxがマレイミドである場合)、MBMは、一般に、まず完全に又は部分的に還元されて、システイン残基間の鎖間ジスルフィド架橋を切断する。
ジスルフィド架橋に関与しないシステイン残基は、1つ以上のコドンの修飾によってMBM中に操作され得る。これらの不対システインを還元することにより、コンジュゲーションに好適なスルフヒドリル基が生じる。ある実施形態において、MBMは、薬物部分へのコンジュゲーションのための部位として1つ以上のシステイン残基を導入するように操作される(Junutula,et al,2008,Nat Biotechnol,26:925-932を参照されたい)。
システイン置換のための部位が、定常領域において選択されて、安定した且つ均一なコンジュゲートを提供し得る。MBMは、例えば、2つ以上のシステイン置換を有することができ、これらの置換は、本明細書に記載される他の修飾及びコンジュゲーション方法と組み合わせて使用され得る。抗体の特定の位置にシステインを挿入するための方法が公知であり、例えばLyons et al.,1990,Protein Eng.,3:703-708、国際公開第2011/005481号パンフレット、国際公開第2014/124316号パンフレット、国際公開第2015/138615号パンフレットを参照されたい。特定の実施形態において、MBMは、重鎖の位置117、119、121、124、139、152、153、155、157、164、169、171、174、189、205、207、246、258、269、274、286、288、290、292、293、320、322、326、333、334、335、337、344、355、360、375、382、390、392、398、400及び422から選択される定常領域における、システインによる1つ以上のアミノ酸の置換を含み、ここで、位置は、EU方式に従って番号付けされている。ある実施形態において、MBMは、軽鎖の位置107、108、109、114、129、142、143、145、152、154、156、159、161、165、168、169、170、182、183、197、199及び203から選択される定常領域における、システインによる1つ以上のアミノ酸の置換を含み、ここで、位置は、EU方式に従って番号付けされており、軽鎖は、ヒトκ軽鎖である。特定の実施形態において、MBMは、定常領域における、システインによる2つ以上のアミノ酸の置換の組合せを含み、ここで、組合せは、重鎖の位置375、重鎖の位置152、重鎖の位置360又は軽鎖の位置107における置換を含み、ここで、位置は、EU方式に従って番号付けされている。特定の実施形態において、MBMは、定常領域における、システインによる1つのアミノ酸の置換を含み、ここで、置換は、重鎖の位置375、重鎖の位置152、重鎖の位置360、軽鎖の位置107、軽鎖の位置165又は軽鎖の位置159であり、ここで、位置は、EU方式に従って番号付けされており、軽鎖は、κ鎖である。
特定の実施形態において、MBMは、定常領域における、システインによる2つのアミノ酸の置換の組合せを含み、ここで、MBMは、重鎖の位置152及び375にシステインを含み、ここで、位置は、EU方式に従って番号付けされている。
他の特定の実施形態において、MBMは、重鎖の位置360における、システインによる1つのアミノ酸の置換を含み、ここで、位置は、EU方式に従って番号付けされている。
他の特定の実施形態において、MBMは、軽鎖の位置107における、システインによる1つのアミノ酸の置換を含み、ここで、位置は、EU方式に従って番号付けされており、軽鎖は、κ鎖である。
操作されたシステインを組み込むための他の位置としては、例として、限定はされないが、ヒトIgG1重鎖上の位置S112C、S113C、A114C、S115C、A176C、5180C、S252C、V286C、V292C、S357C、A359C、S398C、S428C(Kabat番号付け)及びヒトIg κ軽鎖上の位置V110C、S114C、S121C、S127C、S168C、V205C(Kabat番号付け)が挙げられ得る(例えば、米国特許第7,521,541号明細書、米国特許第7,855,275号明細書及び米国特許第8,455,622号明細書を参照されたい)。
本明細書に開示されるADCにおいて有用なMBMは、それに加えて又はその代わりに、天然配列の少なくとも1つのアミノ酸の代わりに、Pcl、ピロリシン、ペプチドタグ(S6、A1及びybbRタグなど)及び非天然アミノ酸を含む1つ以上の他の反応性アミノ酸(システイン以外)を導入して、それにより、MBMにおける、薬物部分へのコンジュゲーションのための反応部位を提供するように修飾され得る。例えば、MBMは、薬物へのコンジュゲーションのための部位としてPcl又はピロリシン(W.Ou et al.,2011,PNAS,108(26):10437-10442;国際公開第2014124258号パンフレット)又は非天然アミノ酸(Axup,et al.,2012,PNAS,109:16101-16106;概説については、C.C.Liu and P.G.Schultz,2010,Annu Rev Biochem 79:413-444;Kim,et al.,2013,Curr Opin Chem Biol.17:412-419を参照されたい)を組み込むように修飾され得る。同様に、酵素的コンジュゲーション方法のためのペプチドタグが、MBM中に導入され得る(Strop et al.2013,Chem Biol.20(2):161-7;Rabuka,2010,Curr Opin Chem Biol.14(6):790-6;Rabuka,et al.,2012、Nat Protoc.7(6):1052-67を参照されたい)。1つの他の例は、補酵素A類似体のコンジュゲーションのための4’-ホスホパンテテイニル(phosphopantetheinyl)トランスフェラーゼ(PPTase)の使用である(国際公開第2013184514号パンフレット)。このような修飾又は操作されたMBMは、公知の方法に従って、ペイロード又はリンカー-ペイロードの組合せとコンジュゲートされ得る。
当業者によって理解されるように、MBM分子に連結される薬剤(例えば、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤)の数は、ADCの集合が不均一な性質であり得るように変化し得、ここで、1つの連結された薬剤を含むMBMもあれば、2つ、3つなどを含むものもある(及び含まないものもある)。不均一度は、特に、薬剤を連結するのに使用される化学に依存する。例えば、MBMが還元されて、結合のためのスルフヒドリル基を生じる場合、1分子当たり0、2、4、6又は8つの連結された薬剤を有するMBMの不均一な混合物が生成されることが多い。さらに、結合化合物のモル比を限定することにより、1分子当たり0、1、2、3、4、5、6、7又は8つの連結された薬剤を有するMBMが生成されることが多い。したがって、状況に応じて、規定の薬物MBM比(DTR)がMBMの集合の平均であり得ることが理解されるであろう。例えば、「DTR4」は、特定のDTRピークを単離するための精製に供されておらず、1つのMBM当たり異なる数の細胞増殖抑制性薬剤及び/又は細胞傷害性薬剤(例えば、1つのMBM当たり0、2、4、6、8つの薬剤)が結合されたADC分子の不均一な混合物を含み得るが、4の平均薬物対MBM比を有するADC製剤を指し得る。同様に、ある実施形態において、「DTR2」は、平均薬物対MBM比が2である不均一なADC製剤を指す。
富化された製剤が所望される場合、規定の数の連結された薬剤(例えば、細胞傷害性及び/又は細胞増殖抑制性薬剤)を有するMBMは、不均一な混合物の精製により、例えばカラムクロマトグラフィー、例えば疎水性相互作用クロマトグラフィーによって得ることができる。
純度は、様々な方法によって評価され得る。例として、ADC製剤がHPLC又は他のクロマトグラフィーによって分析され得、純度は、得られるピークの曲線下の面積を分析することによって評価され得る。
7.11.医薬組成物
本開示のMBM(例えば、TBM)(並びにそれらのコンジュゲート;本開示におけるMBMへの言及は、文脈上他の意味に解すべき場合を除き、ADCなどのMBMを含むコンジュゲートも指す)は、例えば、1つ以上の薬学的に許容される賦形剤又は担体を含有する、MBMを含む医薬組成物として製剤化され得る。本開示のMBMを含む医薬又は滅菌組成物を調製するために、MBM製剤は、1つ以上の薬学的に許容される賦形剤又は担体と組み合わされ得る。
例えば、MBMの製剤は、MBMを生理学的に許容される担体、賦形剤又は安定剤と、例えば凍結乾燥粉末、スラリー、水溶液、ローション又は懸濁液の形態で混合することによって調製され得る(例えば、Hardman et al.,2001,Goodman and Gilman’s The Pharmacological Basis of Therapeutics,McGraw-Hill,New York,N.Y.;Gennaro,2000,Remington:The Science and Practice of Pharmacy,Lippincott,Williams,and Wilkins,New York,N.Y.;Avis,et al.(eds.),1993,Pharmaceutical Dosage Forms:General Medications,Marcel Dekker,NY;Lieberman,et al.(eds.),1990,Pharmaceutical Dosage Forms:Tablets,Marcel Dekker,NY;Lieberman,et al.(eds.),1990,Pharmaceutical Dosage Forms:Disperse Systems,Marcel Dekker,NY;Weiner and Kotkoskie,2000,Excipient Toxicity and Safety,Marcel Dekker,Inc.,New York,N.Y.を参照されたい)。
MBMのための投与計画の選択は、MBMの血清又は組織代謝回転速度、症状のレベル、MBMの免疫原性及び標的細胞の接近可能性を含むいくつかの要因に依存する。特定の実施形態において、投与計画は、副作用の許容レベルと合致して、対象に送達されるMBMの量を最大にする。したがって、送達されるMBMの量は、部分的に、具体的なMBM及び治療される病態の重症度に依存する。抗体及び小分子の適切な用量を選択する際の指針が利用可能である(例えば、Wawrzynczak,1996,Antibody Therapy,Bios Scientific Pub.Ltd,Oxfordshire,UK;Kresina(ed.),1991,Monoclonal Antibodies,Cytokines and Arthritis,Marcel Dekker,New York,N.Y.;Bach(ed.),1993,Monoclonal Antibodies and Peptide Therapy in Autoimmune Diseases,Marcel Dekker,New York,N.Y.;Baert et al.,2003,New Engl.J.Med.348:601-608;Milgrom et al.,1999,New Engl.J.Med.341:1966-1973;Slamon et al.,2001,New Engl.J.Med.344:783-792;Beniaminovitz et al.,2000,New Engl.J.Med.342:613-619;Ghosh et al.,2003,New Engl.J.Med.348:24-32;Lipsky et al.,2000,New Engl.J.Med.343:1594-1602を参照されたい)。
適切な用量の決定は、例えば、治療に影響を与えることが当技術分野において知られている若しくは疑われているか又は治療に影響を与えることが予測されるパラメータ又は要因を用いて、臨床医によってなされる。一般に、投与は、至適用量よりいくらか少ない量から開始し、その後、負の副作用と比べて所望の又は最適な効果が得られるまで少しずつ増加される。重要な診断尺度は、例えば、炎症の症状の尺度又は産生される炎症性サイトカインのレベルを含む。
本開示の医薬組成物におけるMBMの実際の投与量レベルは、対象に有害でなく、特定の対象、組成物及び投与方法について所望の治療反応を達成するのに有効なMBMの量を得るように変化され得る。選択された投与量レベルは、特定のMBMの活性、投与経路、投与の時期、用いられる特定のMBMの排せつ速度、治療の期間、用いられる特定のMBMと組み合わされる他の薬剤(例えば、治療用薬剤若しくは化合物などの活性薬剤及び/又は担体として使用される不活性材料)、治療される対象の年齢、性別、体重、病態、全体的な健康及び過去の病歴及び医療分野において公知の同様の要因を含む様々な薬物動態学的要因に依存する。
MBMを含む組成物は、持続注入により又は例えば1日、1週間若しくは週に1~7回の間隔での投与により提供され得る。投与は、静脈内、皮下、局所、経口、経鼻、直腸、筋肉内、脳内に又は吸入によって提供され得る。例示的投与プロトコルは、顕著な望ましくない副作用を回避する最大容量又は投与頻度を含むものである。
特定の対象のための有効量は、治療される病態、対象の健康全般、投与の方法、経路及び用量並びに副作用の重症度などの要因に応じて変化し得る(例えば、Maynard,et al.(1996)A Handbook of SOPs for Good Clinical Practice,Interpharm Press,Boca Raton,Fla.;Dent(2001)Good Laboratory and Good Clinical Practice,Urch Publ.,London,UKを参照されたい)。
投与経路は、例えば、局所若しくは皮膚適用、静脈内、腹腔内、脳内、筋肉内、眼内、動脈内、脳脊髄内、病巣内への注射若しくは注入により、又は持続放出系若しくはインプラントにより行われ得る(例えば、Sidman et al.,1983,Biopolymers 22:547-556;Langer et al.,1981,J.Biomed.Mater.Res.15:167-277;Langer,1982,Chem.Tech.12:98-105;Epstein et al.,1985,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 82:3688-3692;Hwang et al.,1980,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 77:4030-4034;米国特許第6,350,466号明細書及び同第6,316,024号明細書を参照されたい)。必要に応じて、組成物は、可溶化剤及び注射の部位における疼痛を軽減するためのリドカインなどの局所麻酔薬も含み得る。さらに、経肺投与も、例えば、吸入器又は噴霧器及びエアロゾル化剤を含む製剤の使用によって用いられ得る。例えば、米国特許第6,019,968号明細書、同第5,985,320号明細書、同第5,985,309号明細書、同第5,934,272号明細書、同第5,874,064号明細書、同第5,855,913号明細書、同第5,290,540号明細書及び同第4,880,078号明細書;並びにPCT公開番号国際公開第92/19244号パンフレット、国際公開第97/32572号パンフレット、国際公開第97/44013号パンフレット、国際公開第98/31346号パンフレット及び国際公開第99/66903号パンフレットを参照されたい。
本開示の組成物は、様々な公知の方法の1つ以上を用いて、1つ以上の投与経路によっても投与され得る。当業者によって理解されるように、投与の経路及び/又は方法は、所望の結果に応じて変化する。MBMの投与の選択された経路としては、例えば、注射又は注入による静脈内、筋肉内、皮内、腹腔内、皮下、脊髄又は他の一般的な投与経路が挙げられる。一般的な投与は、通常、注射による腸内及び局所投与以外の投与方法を表し得、限定はされないが、静脈内、筋肉内、動脈内、髄腔内、嚢内、眼窩内、心臓内、皮内、腹腔内、経気管、皮下、表皮下、関節内、被膜下、くも膜下、髄腔内、硬膜外及び胸骨内注射及び注入が挙げられる。代わりに、本開示の組成物は、局所、表皮又は粘膜投与経路、例えば鼻腔内、経口、経膣的、直腸内、舌下又は局所などの非一般的経路によって投与され得る。一実施形態において、MBMは、注入によって投与される。別の実施形態において、MBMは、皮下投与される。
MBMが、制御放出又は持続放出系において投与される場合、ポンプが制御又は持続放出を行うのに使用され得る(Langer、上記;Sefton,1987,CRC Crit.Ref Biomed.Eng.14:20;Buchwald et al.,1980,Surgery 88:507;Saudek et al.,1989,N.Engl.J.Med.321:574を参照されたい)。ポリマー材料が本開示の治療法の制御又は持続放出を行うのに使用され得る(例えば、Medical Applications of Controlled Release,Langer and Wise(eds.),CRC Pres.,Boca Raton,Fla.(1974);Controlled Drug Bioavailability,Drug Product Design and Performance,Smolen and Ball(eds.),Wiley,New York(1984);Ranger and Peppas,1983,J.,Macromol.Sci.Rev.Macromol.Chem.23:61を参照されたい;Levy et al.,1985,Science 228:190;During et al.,1989,Ann.Neurol.25:351;Howard et al.,1989,J.Neurosurg.71:105も参照されたい);米国特許第5,679,377号明細書;米国特許第5,916,597号明細書;米国特許第5,912,015号明細書;米国特許第5,989,463号明細書;米国特許第5,128,326号明細書;PCT公開番号国際公開第99/15154号パンフレット;及びPCT公開番号国際公開第99/20253号パンフレットも参照されたい。持続放出製剤に使用されるポリマーの例としては、限定はされないが、ポリ(2-ヒドロキシエチルメタクリレート)、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(アクリル酸)、ポリ(エチレン-コ-酢酸ビニル)、ポリ(メタクリル酸)、ポリグリコリド(PLG)、ポリ無水物、ポリ(N-ビニルピロリドン)、ポリ(ビニルアルコール)、ポリアクリルアミド、ポリ(エチレングリコール)、ポリラクチド(PLA)、ポリ(ラクチド-コ-グリコリド)(PLGA)及びポリオルトエステルが挙げられる。一実施形態において、持続放出製剤に使用されるポリマーは、不活性であり、浸出可能な不純物を含まず、貯蔵中に安定しており、滅菌され、生分解性である。制御又は持続放出系は、予防又は治療標的の近くに配置され得、したがって全身投与量のごく一部を必要とする(例えば、Goodson,in Medical Applications of Controlled Release、上記、vol.2,pp.115-138(1984)を参照されたい)。
制御放出系は、Langerによる概説において説明される(1990,Science 249:1527-1533)。当業者に公知の任意の技術は、本開示の1つ以上のMBMを含む持続放出製剤を製造するのに使用され得る。例えば、米国特許第4,526,938号明細書、PCT公報国際公開第91/05548号パンフレット、PCT公報国際公開第96/20698号パンフレット、Ning et al.,1996,Radiotherapy&Oncology 39:179-189、Song et al.,1995,PDA Journal of Pharmaceutical Science&Technology 50:372-397、Cleek et al.,1997,Pro.Int’l.Symp.Control.Rel.Bioact.Mater.24:853-854及びLam et al.,1997,Proc.Int’l.Symp.Control Rel.Bioact.Mater.24:759-760を参照されたい。
MBMが局所投与される場合、それらは、軟膏剤、クリーム、経皮パッチ、ローション、ジェル、シャンプー、スプレー、エアゾール、液剤、乳剤の形態又は当業者に周知の他の形態で製剤化され得る。例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences and Introduction to Pharmaceutical Dosage Forms,19th ed.,Mack Pub.Co.,Easton,Pa.(1995)を参照されたい。スプレー不可能な局所剤形では、局所適用と適合し、且つ場合により水よりも高い動的粘度を有する担体又は1つ以上の賦形剤を含む粘性~半固体又は固体形態が典型的に用いられる。好適な製剤としては、限定はされないが、液剤、懸濁液、乳剤、クリーム、軟膏剤、粉末、塗布薬、軟膏などが挙げられ、これらは、必要に応じて、滅菌されるか、又は例えば浸透圧などの様々な特性に影響を与えるために、補助剤(例えば、保存剤、安定剤、湿潤剤、緩衝液又はその塩)と混合される。他の好適な局所剤形としては、スプレー可能なエアゾール製剤が挙げられ、ここで、場合により、固体又は液体不活性担体と組み合わされた有効成分は、加圧された揮発性物質(例えば、フロンなどのガス状噴射剤)との混合物中において又はスクイーズボトル中に包装される。湿潤剤又は保湿剤も必要に応じて医薬組成物及び剤形に加えられ得る。このようなさらなる成分の例は、周知である。
MBMを含む組成物が鼻腔内投与される場合、MBMは、エアゾール形態、スプレー、ミスト又は滴剤の形態で製剤化され得る。特に、本開示に係る使用のための予防又は治療剤は、好適な噴射剤(例えば、ジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素又は他の好適なガス)の使用とともに、加圧パック又は噴霧器からのエアゾールスプレー製剤の形態で好都合に送達され得る。加圧されたエアゾールの場合、投与量単位は、計量された量を送達するための弁を提供することによって決定され得る。化合物の粉末混合物及びラクトース又はデンプンなど好適な粉末基剤を含有する、吸入器又は注入器中で使用するためのカプセル及びカートリッジ(例えば、ゼラチンから構成される)が製剤化され得る。
MBM(例えば、TBM)は、以下の第7.13節に記載されるように、併用治療計画において投与され得る。
特定の実施形態において、MBMは、インビボでの適切な分配を確実にするように製剤化され得る。例えば、血液脳関門(BBB)は、多くの高度に親水性の化合物を除外する。本開示の治療用化合物がBBBを越えることを確実にするために(必要に応じて)、それらは、例えば、リポソーム中で製剤化され得る。リポソームを製造する方法については、例えば、米国特許第4,522,811号明細書;同第5,374,548号明細書;及び同第5,399,331号明細書を参照されたい。リポソームは、特定の細胞又は器官中に選択的に輸送されて、それにより標的化された薬物送達を促進する1つ以上の部分を含み得る(例えば、Ranade,1989,J.Clin.Pharmacol.29:685を参照されたい)。例示的な標的化部分としては、フォレート又はビオチン(例えば、Lowらに付与された米国特許第5,416,016号明細書を参照されたい);マンノシド(Umezawa et al.,1988,Biochem.Biophys.Res.Commun.153:1038);抗体(Bloeman et al.,1995,FEBS Lett.357:140;Owais et al.,1995,Antimicrob.Agents Chemother.39:180);界面活性剤プロテインA受容体(Briscoe et al.,1995,Am.J.Physiol.1233:134);p 120(Schreier et al.,1994,J.Biol.Chem.269:9090)が挙げられ;Keinanen and Laukkanen,1994,FEBS Lett.346:123;Killion and Fidler,1994,Immunomethods 4:273も参照されたい。
例えば、以下の第7.13節に記載されるように、併用治療に使用される場合、MBM及び1つ以上の追加的な薬剤は、同じ医薬組成物中で対象に投与され得る。代わりに、MBM及び併用治療の追加的な薬剤は、別個の医薬組成物中で対象に同時に投与され得る。
本明細書に記載される治療方法は、「コンパニオン診断」試験を行うことをさらに含み得、それにより、MBMによる治療のための候補である対象に由来する試料は、BCMA及び/又はMBMによって標的化されたTAAの発現について試験される。コンパニオン診断試験は、MBMによる治療を開始する前及び/又はMBM治療に対する対象の継続的な適合性を監視するために、MBMによる治療計画中に行われ得る。コンパニオン診断に使用される薬剤は、MBM自体又は別の診断薬、例えばTAA RNAを検出するためにBCMA又はMBMによって認識されるTAA又は核酸プローブに対して標識された単一特異性抗体であり得る。コンパニオン診断アッセイにおいて試験され得る試料は、MBMによって標的にされる細胞が存在し得る任意の試料、例えば腫瘍(例えば、固形腫瘍)生検からのリンパ液、便、尿、血液又は循環腫瘍細胞を含有し得る任意の他の体液であり得る。
7.12.治療適応症
本開示のMBMは、BCMA発現に関連する任意の疾患の治療に使用され得る。例えば、MBMは、BCMAの増加した発現に関連する疾患のための治療を受けた対象を治療するのに使用され得、ここで、増加したレベルのBCMAのための治療を受けた対象は、増加したレベルのBCMAに関連する疾患を示す。
一態様において、本開示は、BCMA発現腫瘍細胞の増殖を阻害する方法であって、腫瘍細胞の増殖が阻害されるように、腫瘍細胞をMBMと接触させることを含む方法を提供する。
一態様において、本開示は、免疫障害を有する個体において発生する疾患を治療及び/又は予防する方法であって、本開示のMBMを投与することを含む方法を提供する。特に、BCMAの発現に関連する疾患、障害及び病態を治療する方法であって、本開示のMBMを投与することを含む方法が、本明細書に開示される。
特定の態様において、BCMAの発現に関連する疾患、障害及び病態を発症するリスクのある患者を治療する方法であって、本開示のMBMを投与することを含む方法が、本明細書に開示される。
したがって、本開示は、BCMAの発現に関連する疾患、障害及び病態の治療又は予防のための方法であって、それを必要とする対象に、治療有効量の本開示のMBMを投与することを含む方法を提供する。
本開示は、BCMA発現細胞に関連する疾患(例えば、BCMAを発現する血液癌又は非定型癌)を予防、治療及び/又は管理するための方法であって、必要とする対象に、MBMを投与することを含む方法も提供する。一態様において、対象はヒトである。BCMA発現細胞に関連する障害の非限定的な例としては、ウイルス又は真菌感染症及び粘膜免疫に関連する障害が挙げられる。
7.12.1.癌並びに癌に関連する疾患及び障害
一態様において、本開示は、対象における癌を治療する方法を提供する。本方法は、対象において癌が治療されるように、MBMを対象に投与することを含む。MBMによって治療可能な癌の一例は、BCMAの発現に関連する癌である。
一態様において、本開示は、腫瘍の一部がBCMAについて陰性であり、且つ腫瘍の一部がBCMAについて陽性である癌を治療するための方法を提供する。
一態様において、本開示は、本開示のMBMを用いて、BCMAが正常細胞及び癌細胞の両方において発現されるが、正常細胞においてより低いレベルで発現される癌を治療するための方法を提供する。一実施形態において、本方法は、MBMが、BCMAを発現する癌細胞に結合し、それを死滅させるが、例えば本明細書に記載されるアッセイによって決定される際、BCMAを発現する正常細胞の30%、25%、20%、15%、10%、5%未満又はそれ未満を死滅させることを可能にする親和性で結合するMBMを選択することをさらに含む。例えば、Cr51 CTLに基づくフローサイトメトリーなどの死滅アッセイが使用され得る。一実施形態において、MBMは、BCMAに対する、10-4M~10-8M、例えば10-5M~10-7M、例えば10-6M又は10-7Mの結合親和性KDを有するABM1を有する。
一態様において、増殖性疾患、例えば癌若しくは悪性腫瘍又は骨髄異形成、骨髄異形成症候群若しくは前白血病などの前癌症状を治療する方法であって、MBMを投与することを含む方法が、本明細書に開示される。一態様において、癌は、血液癌である。血液癌状態は、血液、骨髄及びリンパ系を侵す、白血病及び悪性リンパ増殖性疾患などの癌のタイプである。一態様において、血液癌は、白血病である。BCMAに関連する疾患又は障害の一例は、多発性骨髄腫(MMとしても知られている)である(Claudio et al.,Blood.2002,100(6):2175-86;及びNovak et al.,Blood.2004,103(2):689-94を参照されたい)。形質細胞性骨髄腫又はカーレル病としても知られている多発性骨髄腫は、骨髄における異常な又は悪性の形質B細胞の蓄積によって特徴付けられる癌である。癌細胞は、隣接する骨に浸潤し、骨格構造を破壊し、骨痛及び骨折をもたらすことが多い。骨髄腫の大部分の症例は、悪性形質細胞のクローン増殖により過剰に産生される、異常な免疫グロブリンであるパラプロテイン(Mタンパク質又は骨髄腫タンパク質としても知られている)の産生も特徴とする。30g/Lを超える血清パラプロテインレベルは、The International Myeloma Working Group(IMWG)の診断基準(Kyle et al.(2009),Leukemia.23:3-9を参照されたい)に従って、多発性骨髄腫の診断に用いられる。多発性骨髄腫の他の症状又は兆候としては、腎機能の低下若しくは腎不全、骨病変、貧血、高カルシウム血症及び神経症状が挙げられる。
本明細書に記載される組成物及び方法によって治療され得る他の形質細胞増殖性疾患としては、限定はされないが、無症候性骨髄腫(くすぶり型多発性骨髄腫又は無痛性骨髄腫)、意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)、ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症、形質細胞腫(例えば、形質細胞悪液質、孤立性骨髄腫、孤立性形質細胞腫、髄外性形質細胞腫及び多発性形質細胞腫)、全身性アミロイド軽鎖アミロイド症及びPOEMS症候群(クロウ深瀬症候群、高月病及びPEP症候群としても知られている)が挙げられる。
BCMAに関連する疾患又は障害の別の例は、ホジキンリンパ腫及び非ホジキンリンパ腫である(Chiu et al.,Blood.2007、109(2):729-39;He et al.,J Immunol.2004,172(5):3268-79を参照されたい)。
ホジキン病としても知られているホジキンリンパ腫(HL)は、白血球又はリンパ球に由来するリンパ系の癌である。リンパ腫を含む異常な細胞は、リード-スタンバーグ細胞と呼ばれる。ホジキンリンパ腫において、癌は、あるリンパ節群から別のリンパ節群に広がる。ホジキンリンパ腫は、リード-スタンバーグ細胞の形態及びリード-スタンバーグ細胞の周囲の細胞組成(リンパ節生検によって決定される)に基づいて4つの病理学的亜型:結節硬化型HL、混合細胞型亜型、リンパ球豊富型又はリンパ球優位型、リンパ球枯渇型に下位分類され得る。一部のホジキンリンパ腫は、結節性リンパ球優位型ホジキンリンパ腫でもあり得るか又は性状不明であり得る。ホジキンリンパ腫の症状及び兆候としては、頸部、腋窩部若しくは鼠径部のリンパ節における無痛の腫脹、発熱、寝汗、体重の減少、疲労、掻痒感又は腹痛が挙げられる。
非ホジキンリンパ腫(NHL)は、ホジキンリンパ腫以外の任意の種類のリンパ腫を含む血液癌の多様な群を含む。非ホジキンリンパ腫の亜型は、主に、細胞形態、染色体異常及び表面マーカーによって分類される。NHL亜型(又はNHL関連癌)としては、B細胞リンパ腫、例えば、限定はされないが、バーキットリンパ腫、B細胞慢性リンパ性白血病(B-CLL)、B細胞前リンパ球性白血病(B-PLL)、慢性リンパ性白血病(CLL)、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)(例えば、血管内大細胞型B細胞リンパ腫及び原発性縦隔B細胞リンパ腫)、濾胞性リンパ腫(例えば、濾胞中心リンパ腫、濾胞性小切れ込み核細胞型リンパ腫)、有毛細胞白血病、高悪性度B細胞リンパ腫(バーキットリンパ腫様)、リンパ形質細胞性リンパ腫(ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症)、マントル細胞リンパ腫、辺縁帯B細胞リンパ腫(例えば、節外性辺縁帯B細胞リンパ腫又は粘膜関連リンパ系組織(MALT)リンパ腫、節性辺縁帯B細胞リンパ腫及び脾性辺縁帯B細胞リンパ腫)、形質細胞腫/骨髄腫、前駆Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫(PB-LBL/L)、原発性中枢神経系(CNS)リンパ腫、原発性眼内リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫(SLL);並びにT細胞リンパ腫、例えば、限定はされないが、未分化大細胞リンパ腫(ALCL)、成人T細胞リンパ腫/白血病(例えば、くすぶり型、慢性型、急性型及びリンパ腫型)、血管中心性リンパ腫、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫(例えば、菌状息肉腫、セザリー症候群など)、節外性ナチュラルキラー/T細胞リンパ腫(鼻腔型)、腸症型腸管T細胞リンパ腫、大型顆粒リンパ球白血病、前駆Tリンパ芽球性リンパ腫/白血病(T-LBL/L)、T細胞慢性リンパ性白血病/前リンパ球性白血病(T-CLL/PLL)及び性状不明の末梢性T細胞リンパ腫が挙げられる。ホジキンリンパ腫の症状及び兆候としては、頸部、腋窩部若しくは鼠径部のリンパ節における無痛の腫脹、発熱、寝汗、体重の減少、疲労、掻痒感、腹痛、咳又は胸痛が挙げられる。
BCMA発現は、リンパ形質細胞性リンパ腫(LPL)としても知られているワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症(WM)にも関連している(Elsawa et al.,Blood.2006、107(7):2882-8を参照されたい)。ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症は、以前は、多発性骨髄腫に関連すると考えられていたが、最近では、非ホジキンリンパ腫の亜種として分類されている。WMは、貧血及び血液を増粘させ、過粘稠度症候群をもたらす、過剰量のパラプロテイン又は免疫グロブリンM(IgM)の産生をもたらす、無制御のB細胞リンパ球増殖によって特徴付けられる。WMの他の症状又は兆候としては、発熱、寝汗、疲労、貧血、体重の減少、リンパ節症又は脾腫、目のかすみ、めまい、鼻血、歯茎の出血、異常なあざ、腎機能障害若しくは腎不全、アミロイド症又は末梢神経障害が挙げられる。
BCMA発現に関連する疾患又は障害の別の例は、脳腫瘍である。具体的には、BCMAの発現は、星細胞腫又は膠芽細胞腫に関連している(Deshayes et al,Oncogene.2004,23(17):3005-12,Pelekanou et al.,PLoS One.2013,8(12):e83250を参照されたい)。星細胞腫は、脳における神経膠細胞のタイプである、星細胞から生じる腫瘍である。膠芽細胞腫(多形性膠芽腫又はGBMとしても知られている)は、星細胞腫の最も悪性の形態であり、脳腫瘍の最も進行した病期(病期IV)であると考えられる。膠芽細胞腫には2つの変種:巨細胞性膠芽細胞腫及び神経膠肉腫がある。他の星細胞腫としては、若年性毛様細胞性星細胞腫(JPA)、原線維性星細胞腫、多形黄色星細胞腫(PXA)、胚芽異形成性神経上皮腫瘍(DNET)及び未分化星細胞腫(AA)が挙げられる。
膠芽細胞腫又は星細胞腫に関連する症状又は兆候としては、脳内圧の増加、頭痛、発作、記憶障害、挙動の変化、体の片側における運動又は感覚の喪失、言語機能障害、認知機能障害、視覚機能障害、悪心、嘔吐及び腕部又は脚部の筋力低下が挙げられる。
腫瘍の外科的摘出(又は切除)は、正常な周囲の脳に対する損傷を伴わないか又は最小限の損傷で、可能な限り大きく神経膠腫を摘出するための標準的な処置である。任意の残存する癌細胞又は衛星病変からの疾患の再発を抑制し、遅らせるために、手術後、放射線療法及び/又は化学療法が使用されることが多い。放射線療法は、全脳照射療法(従来の外照射)、標的化された三次元原体照射療法及び標的化された放射性核種が挙げられる。膠芽細胞腫を治療するのに一般的に使用される化学療法剤としては、テモゾロミド、ゲフィチニブ又はエルロチニブ及びシスプラチンが挙げられる。ベバシズマブ(Avastin(登録商標))などの血管新生阻害剤も、化学療法及び/又は放射線療法と組み合わせて一般的に使用される。
支持処置も、神経症状を軽減し、神経機能を改善するために使用されることが多く、本明細書に記載される癌治療のいずれかと組み合わせて投与される。主要な支持薬としては、抗けいれん薬及びコルチコステロイドが挙げられる。したがって、本開示の組成物及び方法は、膠芽細胞腫又は星細胞腫を治療するための標準的な処置又は支持処置のいずれかと組み合わせて使用され得る。
本開示は、癌を治療するための組成物及び方法を提供する。一態様において、癌は、白血病又はリンパ腫を含むがこれらに限定されない血液癌である。一態様において、癌及び悪性腫瘍を治療する方法が、本明細書に開示され、癌及び悪性腫瘍としては、例えば、限定はされないが、例えばB細胞急性リンパ性白血病(「BALL」)、T細胞急性リンパ性白血病(「TALL」)、急性リンパ性白血病(ALL)を含むがこれらに限定されない急性白血病;例えば、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)を含むがこれらに限定されない1つ以上の慢性白血病;例えば、B細胞前リンパ球性白血病、芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍、バーキットリンパ腫、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫、濾胞性リンパ腫、有毛細胞白血病、小細胞型若しくは大細胞型濾胞性リンパ腫、悪性リンパ増殖性疾患、MALTリンパ腫、マントル細胞リンパ腫、辺縁帯リンパ腫、多発性骨髄腫、骨髄異形成及び骨髄異形成症候群、非ホジキンリンパ腫、形質芽球性リンパ腫、形質細胞様樹状細胞腫瘍、ワルデンシュトレームマクログロブリン血症及び骨髄の血液細胞の効果のない産生(又は異形成)に共通する様々な血液学的状態の群である「前白血病」を含むがこれらに限定されない、さらなる血液癌又は血液学的状態などが挙げられる。BCMA発現に関連するさらなる疾患としては、限定はされないが、例えば非定型的及び/又は非典型的な、BCMAを発現する癌、悪性腫瘍、前癌症状又は増殖性疾患が挙げられる。
ある実施形態において、本開示のMBMは、形質細胞増殖性疾患、例えば無症候性骨髄腫(くすぶり型多発性骨髄腫又は無痛性骨髄腫)、意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)、ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症、形質細胞腫(例えば、形質細胞悪液質、孤立性骨髄腫、孤立性形質細胞腫、髄外性形質細胞腫及び多発性形質細胞腫)、全身性アミロイド軽鎖アミロイド症及びPOEMS症候群(クロウ深瀬症候群、高月病及びPEP症候群としても知られている)を含むがこれらに限定されない疾患を治療するのに使用され得る。
ある実施形態において、MBMは、癌、例えば本明細書に記載される癌、例えば前立腺癌(例えば、去勢抵抗性若しくは治療抵抗性前立腺癌又は転移性前立腺癌)、膵臓癌又は肺癌を含むがこれらに限定されない疾患を治療するのに使用され得る。
本開示は、増殖を阻害するか又はBCMA発現細胞集団を減少させるための方法であって、BMCA発現細胞を含む細胞の集団を、本開示のMBMと接触させることを含む方法も提供する。一態様において、本開示は、増殖を阻害するか又はBCMAを発現する癌細胞の集団を減少させるための方法であって、BCMA発現癌細胞集団を、MBMと接触させることを含む方法を提供する。一態様において、本開示は、増殖を阻害するか又はBCMAを発現する癌細胞の集団を減少させるための方法であって、BMCA発現癌細胞集団を、MBMと接触させることを含む方法を提供する。特定の態様において、本方法は、細胞及び/又は癌細胞の量、数、数量又はパーセンテージを、骨髄性白血病又はBCMA発現細胞に関連する別の癌を有する対象又はこれらのための動物モデルにおいて、陰性対照と比べて、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%、少なくとも65%、少なくとも75%、少なくとも85%、少なくとも95%又は少なくとも99%だけ減少させる。一態様において、対象はヒトである。
本開示は、BCMA発現細胞に関連する癌の再発を予防するための方法であって、それを必要とする対象に、MBMを投与することを含む方法を提供する。
7.12.2.非癌関連の疾患及び障害
BCMA発現に関連する非癌関連の疾患及び障害は、本明細書に開示される組成物及び方法によっても治療され得る。BCMA発現に関連する非癌関連の疾患及び障害の例としては、限定はされないが:ウイルス感染症;例えば、HIV、真菌感染症、例えばC.ネオフォルマンス(C.neoformans);及び自己免疫疾患が挙げられる。
本開示のMBMで治療され得る自己免疫疾患としては、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群、強皮症、関節リウマチ(RA)、若年性特発性関節炎、移植片対宿主病、皮膚筋炎、1型糖尿病、橋本甲状腺炎、グレーブス病、アジソン病、セリアック病、粘膜免疫に関連する障害、過敏性腸症候群(例えば、クローン病、潰瘍性大腸炎)、悪性貧血、尋常性天疱瘡、白斑、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、巨細胞性動脈炎、重症筋無力症、多発性硬化症(MS)(例えば、再発寛解型MS(RRMS))、糸球体腎炎、グッドパスチャー症候群、水疱性類天疱瘡、潰瘍性大腸炎、ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、抗リン脂質抗体症候群、ナルコレプシー、サルコイドーシス及びウェゲナー肉芽腫症が挙げられる。
ある実施形態において、本開示のMBMは、全身性エリテマトーデス(SLE)を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、シェーグレン症候群を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、強皮症を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、関節リウマチ(RA)を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、若年性特発性関節炎を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、移植片対宿主病を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、皮膚筋炎を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、1型糖尿病を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、橋本甲状腺炎を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、グレーブス病を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、アジソン病を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、セリアック病を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、クローン病を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、悪性貧血を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、尋常性天疱瘡を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、白斑を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、自己免疫性溶血性貧血を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、特発性血小板減少性紫斑病を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、巨細胞性動脈炎を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、重症筋無力症を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、多発性硬化症(MS)を治療するのに使用される。ある実施形態において、MSは、再発寛解型MS(RRMS)である。
ある実施形態において、本開示のMBMは、糸球体腎炎を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、グッドパスチャー症候群を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、水疱性類天疱瘡を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、潰瘍性大腸炎を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、ギラン・バレー症候群を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、慢性炎症性脱髄性多発神経炎を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、抗リン脂質抗体症候群を治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、ナルコレプシーを治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、サルコイドーシスを治療するのに使用される。
ある実施形態において、本開示のMBMは、ウェゲナー肉芽腫症を治療するのに使用される。
7.13.併用治療
本開示のMBM(例えば、TBM)は、他の公知の薬剤及び治療法と組み合わせて使用され得る。例えば、MBMは、外科手術、化学療法、抗体、放射線、ペプチドワクチン、ステロイド、細胞毒素、プロテアソーム阻害剤、免疫調節薬(例えば、IMiD)、BH3模倣体、サイトカイン療法、幹細胞移植又はそれらの任意の組合せと組み合わせて治療計画において使用され得る。理論によって拘束されるものではないが、本開示のMBMの利点の1つは、癌(例えば、B細胞悪性腫瘍)に罹患している対象に別個の抗体を投与する必要性を回避できることであると考えられる。したがって、特定の実施形態において、1つ以上の追加的な薬剤は、抗体(例えば、リツキシマブ)を含まない。
便宜上、MBMと組み合わせて使用される薬剤は、本明細書において「追加的な」薬剤と呼ばれる。
本明細書において使用される際、「組み合わせて」投与されるとは、2つ(以上)の異なる治療薬が、対象が疾患に罹患する過程において対象に送達されること、例えば2つ以上の治療薬が、対象が疾患と診断された後及び疾患が治癒若しくは取り除かれる前又は治療が他の理由で停止される前に送達されることを意味する。ある実施形態において、投与に関して重複があるように、1つの治療薬の送達は、第2の治療薬の送達が開始したときに依然として行われている。これは、本明細書において「同時の」又は「同時の送達」と呼ばれることがある。例えば、各治療薬は、同時に又は異なる時点で任意の順序で連続して対象に投与され得るが;同時に投与されない場合、それらは、所望の治療効果を提供するように十分に近い時間内に投与されるべきである。
MBM及び1つ以上の追加的な薬剤は、同じ若しくは別個の組成物中で同時に又は連続して投与され得る。連続投与の場合、MBMがまず投与され得、追加的な薬剤が2番目に投与され得るか、又は投与の順序が逆にされ得る。
MBM及び追加的な薬剤は、任意の適切な形態で及び任意の好適な経路によって対象に投与され得る。ある実施形態において、投与経路は、同じである。他の実施形態において、投与経路は、異なる。
他の実施形態において、1つの治療薬の送達は、他の治療薬の送達が開始する前に終了する。
いずれの場合もある実施形態において、治療薬は、併用投与により、より有効である。例えば、第2の治療薬は、より有効であり、例えば同等の効果がより少ない第2の治療薬で見られるか、又は第2の治療薬は、第2の治療薬が第1の治療薬なしで投与される場合に見られるより大きい程度に症状を軽減するか、又は類似の状況が第1の治療薬で見られる。ある実施形態において、送達は、症状の軽減又は疾患に関連する他のパラメータが、他の治療薬なしで送達される1つの治療薬により観察されるより大きくなるようなものである。2つの治療薬の効果は、部分的に相加的であるか、完全に相加的であるか、又は相加的以上であり得る。送達は、送達される第1の治療薬の効果が、第2の治療薬が送達されるときに依然として検出可能であるようなものであり得る。
MBM及び/又は追加的な薬剤は、活性な疾患の期間中又は寛解若しくは活性の低い疾患の期間中に投与され得る。MBMは、追加的な薬剤による治療前に、追加的な薬剤による治療と同時に、追加的な薬剤による治療後又は疾患の寛解期に投与され得る。
組み合わせて投与される場合、MBM及び/又は追加的な薬剤は、例えば、単剤療法として個別に使用される各薬剤の量又は投与量より多い、少ない又は同じ量又は用量で投与され得る。
本開示の併用治療の追加的な薬剤は、対象に同時に投与され得る。各治療薬は、一緒になって又は別個に、任意の適切な形態で及び任意の好適な経路によって対象に投与され得る。
MBM及び追加的な薬剤は、同じ又は異なる投与経路によって対象に投与され得る。
MBM及び追加的な薬剤は、周期的に投与され得る。周期的治療は、ある期間にわたる第1の治療薬(例えば、第1の予防又は治療剤)の投与、続いてある期間にわたる第2の治療薬(例えば、第2の予防又は治療剤)の投与、任意選択的に続いてある期間にわたる第3の治療薬(例えば、予防又は治療剤)の投与など、及びこの連続投与を繰り返すことを含み、すなわち治療薬の1つに対する耐性の発生を低減し、治療薬の1つの副作用を回避若しくは低減し、且つ/又は治療薬の有効性を向上させるための周期である。
場合により、1つ以上の追加的な薬剤は、他の抗癌剤、抗アレルギー剤、制吐剤(又は鎮吐剤)、鎮痛剤、細胞保護剤及びそれらの組合せである。
一実施形態において、MBMは、抗癌剤(例えば、化学療法剤)と組み合わせて投与される。例示的な化学療法剤としては、アントラサイクリン(例えば、ドキソルビシン(例えば、リポソームドキソルビシン))、ビンカアルカロイド(例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビノレルビン)、アルキル化剤(例えば、シクロホスファミド、ダカルバジン、メルファラン、イホスファミド、テモゾロミド)、免疫細胞抗体(例えば、アレムツズマブ、ゲムツズマブ、リツキシマブ、トシツモマブ、オビヌツズマブ、オファツムマブ、ダラツマブ、エロツズマブ)、代謝抵抗物質(例えば、葉酸拮抗薬、ピリミジン類似体、プリン類似体及びアデノシンデアミナーゼ阻害剤(例えば、フルダラビン)を含む)、mTOR阻害剤、TNFRグルココルチコイド誘発性TNFR関連タンパク質(GITR)アゴニスト、プロテアソーム阻害剤(例えば、アクラシノマイシンA、グリオトキシン又はボルテゾミブ)、サリドマイド又はサリドマイド誘導体(例えば、レナリドミド)などの免疫調節剤が挙げられる。
併用治療における使用が考慮される一般的な化学療法剤としては、アナストロゾール(Arimidex(登録商標))、ビカルタミド(Casodex(登録商標))、ブレオマイシン硫酸塩(Blenoxane(登録商標))、ブスルファン(Myleran(登録商標))、ブスルファン注射液(Busulfex(登録商標))、カペシタビン(Xeloda(登録商標))、N4-ペントキシカルボニル-5-デオキシ-5-フルオロシチジン、カルボプラチン(Paraplatin(登録商標))、カルムスチン(BiCNU(登録商標))、クロラムブシル(Leukeran(登録商標))、シスプラチン(Platinol(登録商標))、クラドリビン(Leustatin(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標)又はNeosar(登録商標))、シタラビン、シトシンアラビノシド(Cytosar-U(登録商標))、シタラビンリポソーム注射液(DepoCyt(登録商標))、ダカルバジン(DTIC-Dome(登録商標))、ダクチノマイシン(アクチノマイシンD、Cosmegan)、ダウノルビシン塩酸塩(Cerubidine(登録商標))、ダウノルビシンクエン酸塩リポソーム注射液(DaunoXome(登録商標))、デキサメタゾン、ドセタキセル(Taxotere(登録商標))、ドキソルビシン塩酸塩(Adriamycin(登録商標)、Rubex(登録商標))、エトポシド(Vepesid(登録商標))、フルダラビンリン酸エステル(Fludara(登録商標))、5-フルオロウラシル(Adrucil(登録商標)、Efudex(登録商標))、フルタミド(Eulexin(登録商標))、テザシチビン、ゲムシタビン(ジフルオロデオキシシチジン)、ヒドロキシウレア(Hydrea(登録商標))、イダルビシン(Idamycin(登録商標))、イホスファミド(IFEX(登録商標))、イリノテカン(Camptosar(登録商標))、L-アスパラギナーゼ(ELSPAR(登録商標))、ロイコボリンカルシウム、メルファラン(Alkeran(登録商標))、6-メルカプトプリン(Purinethol(登録商標))、メトトレキサート(Folex(登録商標))、ミトキサントロン(Novantrone(登録商標))、マイロターグ、パクリタキセル(Taxol(登録商標))、フェニックス(イットリウム90/MX-DTPA)、ペントスタチン、ポリフェプロサン20カルムスチンインプラント(Gliadel(登録商標))、タモキシフェンクエン酸塩(Nolvadex(登録商標))、テニポシド(Vumon(登録商標))、6-チオグアニン、チオテパ、チラパザミン(Tirazone(登録商標))、注射用のトポテカン塩酸塩(Hycamptin(登録商標))、ビンブラスチン(Velban(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))及びビノレルビン(Navelbine(登録商標))が挙げられる。
本開示のMBMとの組合せのための特に興味深い抗癌剤としては、アントラサイクリン;アルキル化剤;代謝拮抗剤;カルシウム依存性ホスファターゼカルシニューリン若しくはp70S6キナーゼFK506)のいずれかを阻害するか又はp70S6キナーゼを阻害する薬物;mTOR阻害剤;免疫調節剤;ビンカアルカロイド;プロテアソーム阻害剤;GITRアゴニスト(例えば、GWN323);タンパク質チロシンホスファターゼ阻害剤;CDK4キナーゼ阻害剤;BTK阻害剤;MKNキナーゼ阻害剤;DGKキナーゼ阻害剤;腫瘍溶解性ウイルス;BH3模倣体;及びサイトカイン療法が挙げられる。
MBMは、そのMBMの1つ以上のABMによって標的化される抗原の放出を防止又は遅らせる1つ以上の抗癌剤と組み合わせて投与することができ、それによって、可溶性抗原の量を減少させ、且つ/又は細胞表面に結合した抗原の量を増加させる。例えば、MBMは、例えばADAM10/17によって癌細胞から放出される抗原の放出をブロックするために、ADAM10/17阻害剤(例えば、INCB7839)と組み合わせて、又は、例えばホスホリパーゼによって癌細胞から放出される抗原の放出をブロックするために、ホスホリパーゼ阻害剤と組み合わせて投与され得る。また、本開示のMBMとの組合せについて特に興味深いのは、ガンマセクレターゼ阻害剤(GSI)などのガンマセクレターゼモジュレーターである。
例示的なアルキル化剤としては、限定はされないが、ナイトロジェンマスタード、エチレンイミン誘導体、スルホン酸アルキル、ニトロソウレア及びトリアゼン):ウラシルマスタード(Aminouracil Mustard(登録商標)、Chlorethaminacil(登録商標)、Demethyldopan(登録商標)、Desmethyldopan(登録商標)、Haemanthamine(登録商標)、Nordopan(登録商標)、Uracil nitrogen mustard(登録商標)、Uracillost(登録商標)、Uracilmostaza(登録商標)、Uramustin(登録商標)、Uramustine(登録商標))、クロルメチン(Mustargen(登録商標))、シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標)、Neosar(登録商標)、Clafen(登録商標)、Endoxan(登録商標)、Procytox(登録商標)、RevimmuneTM)、イホスファミド(Mitoxana(登録商標))、メルファラン(Alkeran(登録商標))、クロラムブシル(Leukeran(登録商標))、ピポブロマン(Amedel(登録商標)、Vercyte(登録商標))、トリエチレンメラミン(Hemel(登録商標)、Hexalen(登録商標)、Hexastat(登録商標))、トリエチレンチオホスホラミン(triethylenethiophosphoramine)、テモゾロミド(Temodar(登録商標))、チオテパ(Thioplex(登録商標))、ブスルファン(Busilvex(登録商標)、Myleran(登録商標))、カルムスチン(BiCNU(登録商標))、ロムスチン(CeeNU(登録商標))、ストレプトゾシン(Zanosar(登録商標))及びダカルバジン(DTIC-Dome(登録商標))が挙げられる。さらなる例示的なアルキル化剤としては、限定はされないが、オキサリプラチン(Eloxatin(登録商標));テモゾロミド(Temodar(登録商標)及びTemodal(登録商標));ダクチノマイシン(アクチノマイシン-Dとしても知られている、Cosmegen(登録商標));メルファラン(L-PAMとしても知られている、L-サルコリシン及びフェニルアラニンマスタード、Alkeran(登録商標));アルトレタミン(ヘキサメチルメラミン(HMM)としても知られている、Hexalen(登録商標));カルムスチン(BiCNU(登録商標));ベンダムスチン(Treanda(登録商標));ブスルファン(Busulfex(登録商標)及びMyleran(登録商標));カルボプラチン(Paraplatin(登録商標));ロムスチン(CCNUとしても知られている、CeeNU(登録商標));シスプラチン(CDDPとしても知られている、Platinol(登録商標)及びPlatinol(登録商標)-AQ);クロラムブシル(Leukeran(登録商標));シクロホスファミド(Cytoxan(登録商標)及びNeosar(登録商標));ダカルバジン(DTICとしても知られている、DIC及びイミダゾールカルボキサミド、DTIC-Dome(登録商標));アルトレタミン(ヘキサメチルメラミン(HMM)としても知られている、Hexalen(登録商標));イホスファミド(Ifex(登録商標));プレドニムスチン;プロカルバジン(Matulane(登録商標));メクロレタミン(ナイトロジェンマスタードとしても知られている、ムスチン及びメクロレタミン塩酸塩、Mustargen(登録商標));ストレプトゾシン(Zanosar(登録商標));チオテパ(チオホスホアミド(thiophosphoamide)としても知られている、TESPA及びTSPA、Thioplex(登録商標));シクロホスファミド(Endoxan(登録商標)、Cytoxan(登録商標)、Neosar(登録商標)、Procytox(登録商標)、Revimmune(登録商標));及びベンダムスチンHCl(Treanda(登録商標))が挙げられる。
例示的なmTOR阻害剤としては、例えば、テムシロリムス;リダフォロリムス(公式にはデフォロリムスとして知られている、(1R,2R,4S)-4-[(2R)-2[(1R,9S,12S,15R,16E,18R,19R,21R、23S,24E,26E,28Z,30S,32S,35R)-1,18-ジヒドロキシ-19,30-ジメトキシ-15,17,21,23、29,35-ヘキサメチル-2,3,10,14,20-ペンタオキソ-11,36-ジオキサ-4-アザトリシクロ[30.3.1.04,9]ヘキサトリアコンタ-16,24,26,28-テトラエン-12-イル]プロピル]-2-メトキシシクロヘキシルジメチルホスフィネート、AP23573及びMK8669としても知られており、PCT公開番号国際公開第03/064383号パンフレットに記載されている);エベロリムス(Afinitor(登録商標)又はRAD001);ラパマイシン(AY22989、Sirolimus(登録商標));セマピモド(CAS 164301-51-3);テムシロリムス、(5-{2,4-ビス[(3S)-3-メチルモルホリン-4-イル]ピリド[2,3-d]ピリミジン-7-イル}-2-メトキシフェニル)メタノール(AZD8055);2-アミノ-8-[トランス-4-(2-ヒドロキシエトキシ)シクロヘキシル]-6-(6-メトキシ-3-ピリジニル)-4-メチル-ピリド[2,3-d]ピリミジン-7(8H)-オン(PF04691502、CAS 1013101-36-4);及びN2-[1,4-ジオキソ-4-[[4-(4-オキソ-8-フェニル-4H-1-ベンゾピラン-2-イル)モルホリニウム-4-イル]メトキシ]ブチル]-L-アルギニルグリシル-L-α-アスパルチルL-セリン-(配列番号555)、分子内塩(SF1126、CAS 936487-67-1)及びXL765が挙げられる。
例示的な免疫調節剤としては、例えば、アフツズマブ(Roche(登録商標)から入手可能);ペグフィルグラスチム(Neulasta(登録商標));レナリドミド(CC-5013、Revlimid(登録商標));IMID(サリドマイド(Thalomid(登録商標))、レナリドミド、ポマリドミド及びアプレミラストなど)、アクチミド(CC4047);及びIRX-2(インターロイキン1、インターロイキン2及びインターフェロンγを含むヒトサイトカインの混合物、CAS 951209-71-5、IRX Therapeuticsから入手可能)が挙げられる。
例示的なアントラサイクリンとしては、例えば、ドキソルビシン(Adriamycin(登録商標)及びRubex(登録商標));ブレオマイシン(lenoxane(登録商標));ダウノルビシン(ダウノルビシン塩酸塩、ダウノマイシン及びルビドマイシン塩酸塩、Cerubidine(登録商標));ダウノルビシンリポソーム(ダウノルビシンクエン酸塩リポソーム、DaunoXome(登録商標));ミトキサントロン(DHAD、Novantrone(登録商標));エピルビシン(Ellence(商標));イダルビシン(Idamycin(登録商標)、Idamycin PFS(登録商標));マイトマイシンC(Mutamycin(登録商標));ゲルダナマイシン;ハービマイシン;ラビドマイシン;及びデアセチルラビドマイシンが挙げられる。
例示的なビンカアルカロイドとしては、例えば、ビノレルビン酒石酸塩(Navelbine(登録商標))、ビンクリスチン(Oncovin(登録商標))及びビンデシン(Eldisine(登録商標)));ビンブラスチン(ビンブラスチン硫酸塩、ビンカレウコブラスチン及びVLBとしても知られている、Alkaban-AQ(登録商標)及びVelban(登録商標));及びビノレルビン(Navelbine(登録商標))が挙げられる。
例示的なプロテアソーム阻害剤としては、ボルテゾミブ(Velcade(登録商標));カーフィルゾミブ(PX-171-007、(S)-4-メチル-N-((S)-1-(((S)-4-メチル-1-((R)-2-メチルオキシラン-2-イル)-1-オキソペンタン-2-イル)アミノ)-1-オキソ-3-フェニルプロパン-2-イル)-2-((S)-2-(2-モルホリノアセトアミド)-4-フェニルブタンアミド)-ペンタンアミド);マリゾミブ(NPI-0052);イキサゾミブクエン酸エステル(MLN-9708);デランゾミブ(CEP-18770);及びO-メチル-N-[(2-メチル-5-チアゾリル)カルボニル]-L-セリル-O-メチル-N-[(1S)-2-[(2R)-2-メチル-2-オキシラニル]-2-オキソ-1-(フェニルメチル)エチル]-L-セリンアミド(ONX-0912)が挙げられる。
例示的なBH3模倣体としては、ベネトクラクス、ABT-737(4-{4-[(4’-クロロ-2-ビフェニリル)メチル]-1-ピペラジニル}-N-[(4-{[(2R)-4-(ジメチルアミノ)-1-(フェニルスルファニル)-2-ブタニル]アミノ}-3-ニトロフェニル)スルホニル]ベンズアミド及びナビトクラクス(旧ABT-263)が挙げられる。
例示的なサイトカイン療法としては、インターロイキン2(IL-2)及びインターフェロン-α(IFN-α)が挙げられる。
特定の態様において、異なる化学療法剤の「混合物」が、追加的な薬剤として投与される。
一態様において、本開示は、BCMAの発現に関連する疾患に罹患した対象を治療するための方法であって、有効量の:(i)本開示のMBM、及び(ii)γセクレターゼ阻害剤(GSI)を対象に投与することを含む方法を提供する。
一態様において、本開示は、BCMAの発現に関連する疾患のための治療を受けた対象を治療するための方法であって、有効量の:(i)本開示のMBM、及び(ii)GSIを対象に投与することを含む方法を提供する。
一実施形態において、MBM及びGSIは、同時に又は連続して投与される。一実施形態において、MBMは、GSIの投与の前に投与される。一実施形態において、GSIは、MBMの投与の前に投与される。一実施形態において、MBM及びGSIは、同時に投与される。
一実施形態において、GSIは、MBMの投与の前に投与され(例えば、GSIは、MBMの投与の1、2、3、4又は5日前に投与される)、任意選択的に、GSIの投与後及びMBMの投与前に、対象は、細胞表面BCMA発現レベルの増加及び/又は可溶性BCMAレベルの低下を示す。
ある実施形態において、GSIは、γセクレターゼの発現及び/又は機能を低下させる小分子、例えば本明細書に開示される小分子GSIである。一実施形態において、GSIは、LY-450139、PF-5212362、BMS-708163、MK-0752、ELN-318463、BMS-299897、LY-411575、DAPT、BMS-906024、PF-3084014、RO4929097及びLY3039478から選択される。一実施形態において、GSIは、PF-5212362、ELN-318463、BMS-906024及びLY3039478から選択される。例示的なGSIは、Takebe et al.,Pharmacol Ther.2014 Feb;141(2):140-9;及びRan et al.,EMBO Mol Med.2017 Jul;9(7):950-966に開示されている
ある実施形態において、MK-0752は、ドセタキセルと組み合わせて投与される。ある実施形態において、MK-0752は、ゲムシタビンと組み合わせて投与される。ある実施形態において、BMS-906024は、化学療法と組み合わせて投与される。
ある実施形態において、GSIは、式(I)
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり得;式中、環Aが、アリール又はヘテロアリールであり;R1、R2及びR4のそれぞれが、独立して、水素、C1~C6アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C1~C6アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、ハロゲン、-ORA、-SRA、-C(O)ORA、-C(O)N(RA)(RB)、-N(RA)(RB)又は-C(NRC)N(RA)(RB)の0~6の独立した存在で置換され;各R3a、R3b、R5a及びR5bが、独立して、水素、ハロゲン、-OH、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、ハロゲン、-OH、-ORA、-SRA、-C(O)ORA、-C(O)N(RA)(RB)、-N(RA)(RB)又は-C(NRC)N(RA)(RB)の0~6の独立した存在で置換され;R6が、水素、C1~C6アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C1~C6アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、ハロゲン、-OH又はC1~C6アルコキシの0~6の独立した存在で置換され;各RA、RB及びRCが、独立して、水素、C1~C6アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C1~C6アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、ハロゲン、-OH又はC1~C6アルコキシの0~6の独立した存在で置換される。
ある実施形態において、環Aが、アリール(例えば、フェニル)である。ある実施形態において、R1が-CH3である。ある実施形態において、R2及びR4のそれぞれが、独立して、水素である。ある実施形態において、R3aが-CH3であり、R3bが水素である。ある実施形態において、R5aが水素であり、R5bが-CH(CH3)2である。ある実施形態において、R6が水素である。
さらなる実施形態において、GSIは、米国特許第7,468,365号明細書に記載される化合物である。一実施形態において、GSIは、LY-450139、すなわちセマガセスタット、(S)-2-ヒドロキシ-3-メチル-N-((S)-1-(((S)-3-メチル-2-オキソ-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-ベンゾ[d]アゼピン-1-イル)アミノ)-1-オキソプロパン-2-イル)ブタンアミド又はその薬学的に許容される塩である。一実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、式(II)
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり;式中、環Bが、アリール又はヘテロアリールであり;Lが、結合、C1~C6アルキレン、-S(O)2-、-C(O)-、-N(RE)(O)C-又は-OC(O)-であり;各R7が、独立して、ハロゲン、-OH、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、独立して、ハロゲン、-ORD、-SRD、-C(O)ORD、-C(O)N(RD)(RE)、-N(RD)(RE)又は-C(NRF)N(RD)(RE)の0~6の存在で置換され;R8が、水素、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、ハロゲン、-ORD、-SRD、-C(O)ORD、-C(O)N(RD)(RE)、-N(RD)(RE)又は-C(NRF)N(RD)(RE)の0~6の独立した存在で置換され;R9及びR10のそれぞれが、独立して、水素、ハロゲン、-OH、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、ハロゲン,-ORD、-SRD、-C(O)ORD、-C(O)N(RD)(RE)、-N(RD)(RE)又は-C(NRI)N(RG)(RH)の0~6の独立した存在で置換され;各RD、RE及びRFが、独立して、水素、C1~C6アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C C1~C6アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、ハロゲン、-OH又はC1~C6アルコキシの0~6の独立した存在で置換され;nが、0、1、2、3、4又は5である。
ある実施形態において、環Bが、ヘテロアリール(例えば、チオフラニル)である。ある実施形態において、Lが-S(O)2である。ある実施形態において、R7がクロロであり、nが1である。ある実施形態において、R8が-CH2OHである。ある実施形態において、R9及びR10のそれぞれが、独立して、-CF3である。
さらなる実施形態において、GSIは、米国特許第7,687,666号明細書に記載される化合物である。一実施形態において、GSIは、PF-5212362、すなわちベガセスタット、GSI-953又は(R)-5-クロロ-N-(4,4,4-トリフルオロ-1-ヒドロキシ-3-(トリフルオロメチル)ブタン-2-イル)チオフェン-2-スルホンアミド又はその薬学的に許容される塩である。一実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、式(III):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり、式中、環C及びDのそれぞれが、独立して、アリール又はヘテロアリールであり;
R11、R12及びR14のそれぞれが、独立して、水素、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、-S(O)RG-、-S(O)2RG-、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、ハロゲン、-ORG、-SRG、-C(O)ORG、-C(O)N(RG)(RH)、-N(RG)(RH)又は-C(NRI)N(RG)(RH)の0~6の独立した存在で置換され;R13a及びR13bのそれぞれが、水素、ハロゲン、-OH、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、ハロゲン、-ORG、-SRG、-C(O)ORG、-C(O)N(RG)(RH)、-N(RG)(RH)又は-C(NRI)N(RG)(RH)の0~6の独立した存在で置換され;各R15及びR16が、独立して、ハロゲン、-OH、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、ハロゲン、-ORG、-SRG、-C(O)ORG、-C(O)N(RG)(RH)、-N(RG)(RH)又は-C(NRI)N(RG)(RH)の0~6の独立した存在で置換され;各RG、RH及びRIが、独立して、水素、C1~C6アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルであり、ここで、各C1~C6アルキル、シクロアルキル、ヘテロシクリル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、ヘテロアリール、アラルキル又はヘテロアラルキルが、ハロゲン、-OH又はC1~C6アルコキシの0~6の独立した存在で置換され;m、n及びpのそれぞれが、独立して、0、1、2、3、4又は5である。
ある実施形態において、環Cが、アリール(例えば、フェニル)である。ある実施形態において、環Dが、ヘテロアリール(例えば、1,2,4-オキサジアゾール)である。ある実施形態において、R15がフルオロであり、nが1である。ある実施形態において、pが0である。ある実施形態において、mが1である。ある実施形態において、R14が-S(O)2RGであり、RGがクロロフェニルである。ある実施形態において、R13aが-CH2CH2CF3であり、R13bが水素である。ある実施形態において、各R11及びR12が、独立して、水素である。
さらなる実施形態において、GSIは、米国特許第8,084,477号明細書に記載される化合物である。一実施形態において、GSIは、BMS-708163、すなわちアバガセスタット又は(R)-2-((4-クロロ-N-(2-フルオロ-4-(1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)ベンジル)フェニル)スルホンアミド)-5,5,5-トリフルオロペンタンアミド又はその薬学的に許容される塩である。一実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、式(IV):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり、式中、R17が、
から選択され、R18が、低級アルキル、低級アルキニル、-(CH2)n-O-低級アルキル、-(CH2)n-S-低級アルキル、-(CH2)n-CN、-(CR’R”)n-CF3、-(CR’R”)n-CHF2、-(CR’R”)n-CH2F、-(CH2)n、-C(O)O-低級アルキル、-(CH2)n-ハロゲンであるか、又はフェニル、ハロゲン及びCF3からなる群から選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換される-(CH2)n-シクロアルキルであり;R’、R”が、それぞれ独立して、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン又はヒドロキシであり;R19、R20が、それぞれ独立して、水素、低級アルキル、低級アルコキシ、フェニル又はハロゲンであり;R21が、水素、低級アルキル、-(CH2)n-CF3又は-(CH2)n-シクロアルキルであり;R22が、水素又はハロゲンであり;R23が、水素又は低級アルキルであり;R24が、水素、低級アルキル、低級アルキニル、-(CH2)n-CF3、-(CH2)n-シクロアルキル又はハロゲンで任意選択的に置換される-(CH2)n-フェニルであり;R25が、水素、低級アルキル、-C(O)H、-C(O)-低級アルキル、-C(O)-CF3、-C(O)-CH2F、-C(O)-CHF2、-C(O)-シクロアルキル、-C(O)-(CH2)n-O-低級アルキル、-C(O)O-(CH2)n-シクロアルキル、ハロゲン及び-C(O)O-低級アルキルからなる群から選択される1つ以上の置換基で任意選択的に置換される-C(O)-フェニルであるか、又は-S(O)2-低級アルキル、-S(O)2-CF3、-(CH2)n-シクロアルキルであるか、又はハロゲンで任意選択的に置換される-(CH2)n-フェニルであり;nが、0、1、2、3又は4である。
ある実施形態において、R17が、5,7-ジヒドロ-6H-ジベンゾ[b,d]アゼピン-6-オニルである。ある実施形態において、各R19及びR20が、独立して、-CH3である。ある実施形態において、R18がCH2CF2CF3である。
ある実施形態において、GSIは、米国特許第7,160,875号明細書に記載される化合物である。一実施形態において、GSIは、RO4929097、すなわち(S)-2,2-ジメチル-N1-(6-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-ジベンゾ[b,d]アゼピン-7-イル)-N3-(2,2,3,3,3-ペンタフルオロプロピル)マロンアミド又はその薬学的に許容される塩である。一実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、式(V):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり、式中、
qが、0又は1であり;Zが、ハロゲン、-CN、-NO2、-N3、-CF3、-OR2a、-N(R2a)2、-CO2R2a、-OCOR2a、-COR2a、-CON(R2a)2、-OCON(R2a)2、-CONR2a(OR2a)、-CON(R2a)N(R2a)2、-CONHC(=NOH)R2a、ヘテロシクリル、フェニル又はヘテロアリールを表し、ヘテロシクリル、フェニル又はヘテロアリールは、ハロゲン、-CN、-NO2、-CF3、-OR2a、-N(R2a)2、-CO2R2a、-COR2a、-CON(R2a)2及びC1~4アルキルから選択される0~3つの置換基を有し;R27が、H、C1~4アルキル又はOHを表し;R26が、H又はC1~4アルキルを表し;ただし、mが1である場合、R26及びR27が両方ともC1~4アルキルを表すことはなく;Ar1が、C6~10アリール又はヘテロアリールを表し、そのいずれも、ハロゲン、-CN、-NO2、-CF3、-OH、-OCF3、C1~4アルコキシ又はハロゲン、CN、NO2、CF3、OH及びC1~4アルコキシから選択される置換基を任意選択的に有するC1~4アルキルから独立して選択される0~3つの置換基を有し;Ar2が、C6~10アリール又はヘテロアリールを表し、そのいずれも、ハロゲン、-CN、-NO2、-CF3、-OH、-OCF3、C1~4アルコキシ又はハロゲン、-CN、-NO2、-CF3、-OH及びC1~4アルコキシから選択される置換基を任意選択的に有するC1~4アルキルから独立して選択される0~3つの置換基を有し;R2aが、H、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C3_6シクロアルキル、C1~6アルキル、C2~6アルケニルを表し、そのいずれも、ハロゲン、-CN、-NO2、-CF3、-OR2b、-CO2R2b、-N(R2b)2、-CON(R2b)2、Ar及びCOArから選択される置換基を任意選択的に有し;又はR2aが、Arを表し;又は2つのR2a基が、それらが互いに結合される窒素原子と一緒に、=O、=S、ハロゲン、C1~4アルキル、-CN、-NO2、-CF3、-OH、C1~4アルコキシ、C1~4アルコキシカルボニル、CO2H、アミノ、C1~4アルキルアミノ、ジ(C1~4アルキル)アミノ、カルバモイル、Ar及びCOArから独立して選択される0~4つの置換基を有するN-ヘテロシクリル基を完成させることができ;R2bが、H、C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキルC1~6アルキル、C2~6アルケニルを表し、そのいずれも、ハロゲン、-CN、-NO2、-CF3、-OH、C1~4アルコキシ、C1~4アルコキシカルボニル、-CO2H、アミノ、C1~4アルキルアミノ、ジ(C1~4アルキル)アミノ、カルバモイル、Ar及びCOArから選択される置換基を任意選択的に有し;又はR2bが、Arを表し;又は2つのR2b基が、それらが互いに結合される窒素原子と一緒に、=O、=S、ハロゲン、C1~4アルキル、-CN、-NO2、CF3、-OH、C1~4アルコキシ、C1~4アルコキシカルボニル、-CO2H、アミノ、C1~4アルキルアミノ、ジ(C1~4アルキル)アミノ、カルバモイル、Ar及びCOArから独立して選択される0~4つの置換基を有するN-ヘテロシクリル基を完成させることができ;Arが、ハロゲン、C1~4アルキル、-CN、-NO2、-CF3、-OH、C1~4アルコキシ、C1~4アルコキシカルボニル、アミノ、C1~4アルキルアミノ、ジ(C1~4アルキル)アミノ、カルバモイル、C1~4アルキルカルバモイル及びジ(C1~4アルキル)カルバモイルから選択される0~3つの置換基を有するフェニル又はヘテロアリールを表す。
ある実施形態において、qが1である。ある実施形態において、ZがCO2Hである。ある実施形態において、R27及びR26のそれぞれが、独立して、水素である。ある実施形態において、Ar1がクロロフェニルである。ある実施形態において、Ar2がジフルオロフェニルである。
ある実施形態において、GSIは、米国特許第6,984,663号明細書に記載される化合物である。一実施形態において、GSIは、MK-0752、すなわち3-((1S,4R)-4-((4-クロロフェニル)スルホニル)-4-(2,5-ジフルオロフェニル)シクロヘキシル)プロパン酸又はその薬学的に許容される塩である。ある実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、式(VI)の化合物又はその薬学的に許容される塩である。
(式中、A’が、存在しないか、又は
及び-S(O)2-から選択され;
Zが、-CH2、-CH(OH)、-CH(C1~C6アルキル)、-CH(C1~C6アルコキシ)、-CH(NR33R34)、-CH(CH2(OH))、-CH(CH(C1~C4アルキル)(OH))及び-CH(C(C1~C4アルキル)(C1~C4アルキル)(OH))、例えば-CH(C(CH3)(CH3)(OH))又は-CH(C(CH3)(CH2CH3)(OH))から選択され;R27が、C1~C20アルキル、C2~C20アルケニル、C2~C20アルキニル、C1~C20アルコキシ、C2~C20アルケノキシ、C1~C20ヒドロキシアルキル、C3~C8シクロアルキル、ベンゾ(C3~C8シクロアルキル)、ベンゾ(C3~C8ヘテロシクロアルキル)、C4~C8シクロアルケニル、(C5~C11)ビ-若しくはトリシクロアルキル、ベンゾ(C5~C11)ビ-若しくはトリシクロアルキル、C7~C11トリシクロアルケニル、(3~8員)ヘテロシクロアルキル、C6~C14アリール及び(5~14員)ヘテロアリールから選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、アルコキシ及びアルケノキシの各水素原子が、ハロで任意選択的に独立して置換され、ここで、シクロアルキル、ベンゾ(C3~C8シクロアルキル)、シクロアルケニル、(3~8員)ヘテロシクロアルキル、C6~C14アリール及び(5~14員)ヘテロアリールが、1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C10アルキル、1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C10アルコキシ、C1~C10ヒドロキシアルキル、ハロ、例えばフッ素、-OH、-CN、-NR33R34、-C(=O)NR33R34、-C(=O)R35、C3~C8シクロアルキル及び(3~8員)ヘテロシクロアルキルから独立して選択される1~4つの置換基で任意選択的に独立して置換され;R28が、水素、C1~C6アルキル、C2~C6アルケニル、C3~C8シクロアルキル及びC5~C8シクロアルケニルから選択され、ここで、R28が、1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C4アルキル、1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C4アルコキシ、ハロ及び-OHから独立して選択される1~3つの置換基で任意選択的に独立して置換され;又はR27及びR28が、存在する場合A’基及びR28が結合される窒素原子と一緒に、又はR27及びR28が、A’が存在しない場合、R27及びR28が結合される窒素原子と一緒に、4~8員環を任意選択的に形成し得;R29が、水素、C1~C6アルキル、C2~C6アルケニル、C2~C6アルキニル、C3~C6シクロアルキル、C5~C6シクロアルケニル及び(3~8員)ヘテロシクロアルキルから選択され、ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル及びヘテロシクロアルキルが、それぞれC1~C4アルコキシ、ハロ、-OH-S(C1~C4)アルキル及び(3~8員)ヘテロシクロアルキルから独立して選択される1~3つの置換基で任意選択的に独立して置換され;R30が、水素、C1~C6アルキル又はハロであり;又はR29及びR30が、それらが結合される炭素原子と一緒に、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、モルホリノ、ピペリジノ、ピロリジノ、テトラヒドロフラニル及びペルヒドロ-2H-ピランから選択される部分を任意選択的に形成し得、ここで、R29及びR30によって形成される部分は、1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C6アルキル、1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C6アルコキシ、ハロ、-OH、-CN及びアリルから独立して選択される1~3つの置換基で任意選択的に置換され;R31が、水素、C1~C6アルキル、C2~C6アルキレン、C1~C6アルコキシ、ハロ、-CN、C3~C12シクロアルキル、C4~C12シクロアルケニル及びC6~C10アリール、(5~10員)ヘテロアリールから選択され、ここで、R31のアルキル、アルキレン及びアルコキシが、それぞれハロ及び-CNから独立して選択される1~3つの置換基で任意選択的に独立して置換され、ここで、R31のシクロアルキル、シクロアルケニル及びアリール及びヘテロアリールが、それぞれ1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C4アルキル、1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C4アルコキシ、ハロ及び-CNから独立して選択される1~3つの置換基で任意選択的に独立して置換され;R32が、水素、C1~C20アルキル、C1~C20アルコキシ、C1~C20ヒドロキシアルキル、C3~C12シクロアルキル、C4~C12シクロアルケニル、(C5~C20)ビ-若しくはトリシクロアルキル、(C7~C20)ビ-又はトリシクロアルケニル、(3~12員)ヘテロシクロアルキル、(7~20員)ヘテロビ-又はヘテロトリシクロアルキル、C6~C14アリール及び(5~15員)ヘテロアリールから選択され、ここで、R32が、1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C20アルキル、C1~C20アルコキシ、-OH、-CN、-NO2、-NR33R34、-C(=O)NR33R34、-C(=O)R35、-C(=O)OR35、-S(O)nNR33R34、-S(O)nR35、C3~C12シクロアルキル、1~3つのOH又はハロ基で任意選択的に置換される(4~12員)ヘテロシクロアルキル、(4~12員)ヘテロシクロアルコキシ、C6~C14アリール、(5~15員)ヘテロアリール、C6~C12アリールオキシ及び(5~12員)ヘテロアリールオキシから独立して選択される1~4つの置換基で任意選択的に独立して置換され;又はR33及びR34が、それらがそれぞれ結合される炭素及び窒素原子と一緒に、(5~8員)ヘテロシクロアルキル環、(5~8員)ヘテロシクロアルケニル環又は(6~10員)ヘテロアリール環を任意選択的に形成し得、ここで、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルケニル及びヘテロアリール環が、それぞれハロ、1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C6アルキル、1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C6アルコキシ、C1~C6ヒドロキシアルキル、-OH、-(CH2)0~10NR33R34、-(CH2)0~10C(=O)NR33R34、-S(O)2NR33R34及びC3~C12シクロアルキルから独立して選択される1~3つの置換基で任意選択的に独立して置換され;R33及びR34が、それぞれ水素、C1~C10アルキル(ここで、C1~C10アルキルの各水素原子が、ハロ原子、例えばフッ素原子で任意選択的に独立して置換される)、C2~C10アルケニル、C2~C10アルキニル、C1~C6アルコキシ(ここで、C1~C6アルコキシの各水素原子が、ハロ原子で任意選択的に独立して置換される)、C2~C6アルケノキシ、C2~C6アルキノキシ(alkynoxy)、-C(=O)R11、-S(O)nR11、C3~C8シクロアルキル、C4~C8シクロアルケニル、(C5~C11)ビ-若しくはトリシクロアルキル、(C7~C11)ビ-又はトリシクロアルケニル、(3~8員)ヘテロシクロアルキル、C6~C14アリール及び(5~14員)ヘテロアリールから独立して選択され、ここで、アルキル及びアルコキシが、それぞれハロ及び-OHから独立して選択される1~3つの置換基で任意選択的に独立して置換され、ここで、シクロアルキル、シクロアルケニル、ビ-若しくはトリシクロアルキル、ビ-又はトリシクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールが、それぞれハロ、-OH、1~6個のハロ原子で任意選択的に独立して置換されるC1~C6アルキル、C2~C6アルケニル、C2~C6アルキニル、C1~C6アルコキシ、C2~C6アルケノキシ、C2~C6アルキノキシ及びC1~C6ヒドロキシアルキルから独立して選択される1~3つの置換基で任意選択的に独立して置換され;又はNR33R34が、(4~7員)ヘテロシクロアルキルを形成し得、ここで、ヘテロシクロアルキルが、N、O及びSから独立して選択される1~2個のさらなるヘテロ原子を任意選択的に含み、ここで、ヘテロシクロアルキルが、1~3つの二重結合を任意選択的に含有し、ここで、ヘテロシクロアルキルが、1~6個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C6アルキル、C2~C6アルケニル、C2~C6アルキニル、C1~C6アルコキシ、C2~C6アルケノキシ、C2~C6アルキノキシ、C1~C6ヒドロキシアルキル、C2~C6ヒドロキシアルケニル、C2~C6ヒドロキシアルキニル、ハロ、-OH、-CN、-NO2、-C(=O)R35、-C(=O)OR35
、-S(O)nR35及び-S(O)nNR33R34
から独立して選択される1~3つの置換基で任意選択的に独立して置換され;R35が、水素、C1~C8アルキル、C3~C8シクロアルキル、C4~C8シクロアルケニル、(C5~C11)ビ-若しくはトリシクロアルキル、-(C7~C11)ビ-又はトリシクロアルケニル、(3~8員)ヘテロシクロアルキル、C6~C10アリール及び(5~14員)ヘテロアリールから選択され、ここで、R35のアルキルが、-OH、-CN及びC3~C8シクロアルキルから独立して選択される1~3つの置換基で任意選択的に独立して置換され、ここで、アルキルの各水素原子が、ハロ原子、例えばフッ素原子で任意選択的に独立して置換され、ここで、R35のシクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール及びヘテロアリールが、それぞれハロ、1~3個のハロ原子で任意選択的に置換されるC1~C8アルキル、-OH、-CN及びC3~C8シクロアルキルから独立して選択される1~3つの置換基で任意選択的に独立して置換され;nが、いずれの場合も、0、1、2及び3から独立して選択される整数である);及びこのような化合物の薬学的に許容される塩。
ある実施形態において、GSIは、米国特許第7,795,447号明細書に記載される化合物である。一実施形態において、GSIは、PF-3084014、すなわちニトロガセスタット又は(S)-2-(((S)-6,8-ジフルオロ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2-イル)アミノ)-N-(1-(2-メチル-1-(ネオペンチルアミノ)プロパン-2-イル)-1H-イミダゾール-4-イル)ペンタンアミド又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、化合物は、式(VII):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり、式中、kが、1、2又は3であり;R36が、アリールC1~C8アルキル、アリールC2~C6アルケニル又はアリールアルキニルであり、ここで、アリール基が、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヘテロアリール、ヘテロアリール(C1~C6)アルコキシ、アリールアルコキシ、アリールオキシ、C1~C6アルコキシカルボニル、-OCH2CH2O-、-OCH2O-、-C(O)NR43R44、-NHR’、-NR’R”、-N(R16)C(O)R17、ヘテロシクロアルキル、フェニル、アリールC1~C6アルカノイル、フェニルアルコキシ、フェニルオキシ、CN、-SO2-アリール、-S(O)nR25、-(C1~C4アルキル)-S(O)xR25、-(C1~C4アルキル)-SO2-アリール、OH、C1~C6チオアルコキシ、C2~C6アルケニル、-OSO2-アリール又はCO2Hの0~5つの存在で置換され、ここで、各ヘテロアリールが、独立して、C1~C6アルキル、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル若しくはCNの0~2つの存在で置換されるヘテロアリール、C1~C6アルコキシ、C1~C4アルコキシC1~C4アルキル、C3~C6シクロアルキル、ハロゲン又はハロゲン、OH、C1~C6アルキル、C1~C4アルコキシ、CF3、OCF3、CN若しくはC1~C6チオアルコキシの0~5つの存在で置換されるフェニルの0~3つの存在で置換され、
ここで、各ヘテロシクロアルキル及びアリールが、独立して、ハロゲン、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、アルコキシアルキル又はCN、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、C1~C4アルコキシC1~C4アルキル、C3~C6シクロアルキル、ハロゲン又はハロゲン、OH、C1~C6アルキル、C1~C4アルコキシ、CF3、OCF3、CN若しくはC1~C6チオアルコキシの0~5つの存在で置換されるフェニルの0~2つの存在で置換され;R16が、水素又はC1~C6アルキルであり;R17が、C1~C6アルキル、アリール、ヘテロアリール、C1~C6アルコキシ、OH、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アリール(C1~C6)アルコキシ、-NR18R19、シクロアルキル又はアリールアルキルであり、ここで、それぞれの環状部分が、独立して、アルキル、アルコキシ、ハロ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、CN、NH2、NH(アルキル)、N(アルキル)(アルキル)、CO2H又はC1~C6アルコキシカルボニルの0~5つの存在で置換され;R18及びR19が、独立して、水素、C1~C6アルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル又はアリール(C1~C6)アルキルであり、ここで、それぞれの環状部分が、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシル、CF3又はOCF3の0~3つの存在で置換され;各R’が、独立して、水素、C1~C6アルキル、アリール、アリール(C1~C4)アルキル、C1~C6アルカノイル、C3~C8シクロアルキル、アリール(C1~C6)アルカノイル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール(C1~C4)アルキル、-SO2-アルキル、-SO2-アリール、-SO2-ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル(C1~C6)アルカノイル又はヘテロアリール(C1~C6)アルカノイルであり、ここで、アルキル及びアルカノイル基のアルキル部分が、ハロゲン又はC1~C6アルコキシで任意選択的に置換され、アリール及びヘテロアリール基が、アルキル、アルコキシ、ハロゲン、ハロアルキル、ハロアルコキシで任意選択的に置換され;各R”が、独立して、水素又はC1~C6アルキルであり、ここで、アルキル基が、ハロゲンで任意選択的に置換され;
R36は、環状部分が、ハロゲン、C1~C6アルキル、OH、アルコキシカルボニル又はC1~C6アルコキシの0~5つの存在で置換されたC3~C7シクロアルキル(C1~C6アルキル)であり;又はR36が、C1~C14アルキル、C2~C16アルケニル又はC2~C8アルキニルであり、これらは、それぞれOH、ハロゲン、C1~C6アルコキシ、アリール、アリールアルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール(C1~C6)アルキル、-CO2(C1~C6アルキル)、-NR’R”、C1~C6チオアルコキシ、-NHS(O)xR25、-N(C1~C6アルキル)-S(O)nR25、-S(O)xR25、-C(O)NR43R44、-N(R16)C(O)NR16R17又は-N(R16)C(O)R17の0~5つの存在で置換され;ここで、上記のアリール基が、OH、C1~C6アルコキシ、C1~C6アルキル又はハロゲンの0~3つの存在で置換され;R43及びR44が、独立して、水素、C1~C6アルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリールアルカノイル、アルケニル、シクロアルキル、アルキニル、シクロアルケニル、ピリジル、イミダゾリル、チアゾリル、オキサゾリル又はインドリルであり、ここで、各アルキルが、NH2、NH(C1~C6アルキル)、N(C1~C6アルキル)(C1~C6アルキル)、OH、C1~C6チオアルコキシ、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、CN、ハロゲン又はOH若しくはフェニルで任意選択的に置換されるアルコキシの0~3つの存在で置換され、ここで、アリール、ヘテロアリール及びヘテロシクロアルキル基が、C1~C4アルキル、C1~C4アルコキシ、CF3、OCF3、OH、ハロゲン、チオアルコキシ、フェニル又はヘテロアリールの0~3つの存在で置換され;又はR43、R44及びそれらが結合される窒素が、3~7環員を含有するヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで、R43及びR44の環状部分又はR43、R44及びそれらが結合される窒素から形成される複素環が、アルキル、アルコキシ、ハロ、OH、チオアルコキシ、NH2、NH(C1~C6アルキル)、N(C1~C6アルキル)(C1~C6アルキル)、CF3、OCF3、ハロゲンで任意選択的に置換されるフェニル、-(C1~C4アルキル)-N(H又はC1~C4アルキル)-フェニル、C1~C4ヒドロキシアルキル、アリールアルコキシ、アリールアルキル、アリールアルカノイル、C(O)NH2、C(O)NH(C1~C6アルキル)、C(O)N(C1~C6アルキル)(C1~C6アルキル)、ヘテロシクロアルキルアルキル、C1~C6アルコキシカルボニル、C2~C6アルカノイル、ヘテロアリール又は-SO2(C1~C6アルキル)の0~3つの存在で置換され;xが、0、1又は2であり;R25が、C1~C6アルキル、OH、NR26R27であり;R26及びR27が、独立して、水素、C1~C6アルキル、フェニル(C1~C4アルキル)、アリール又はヘテロアリールであり;又はR26、R27及びそれらが結合される窒素が、ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R36は、環状部分が、ハロゲン、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、C1~C4ハロアルキル、C1~C4ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、ヘテロアリール、-SO2-アリール、-S(O)xR25、(C1~C4アルキル)-S(O)xR25、CN、C1~C6チオアルコキシ、C1~C6アルコキシカルボニル、-NR’R”、-C(O)NR’R”、ヘテロシクロアルキルの0~5つの存在で置換されたヘテロアリール(C1~C6)アルキルであり、ここで、上記のアリール基が、ハロゲン、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、C1~C4ハロアルキル、C1~C4ハロアルコキシ又はCNの0~4つの存在で置換され;ここで、上記のヘテロアリール及びヘテロシクロアルキル基が、ハロゲン、CF3、(C1~C4)アルキル、C1~C6チオアルコキシ、OH、C1~C4ヒドロキシアルキル又はC1~C4アルコキシの0~3つの存在で置換され;又は
R36は、環状部分が、ハロゲン、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、C1~C4ハロアルキル、C1~C4ハロアルコキシ、アリール、アリールアルキル、アリールオキシ、ヘテロアリール、-SO2-アリール、-S(O)xR25、(C1~C4アルキル)-S(O)xR25、CN、C1~C6チオアルコキシ、C1~C6アルコキシカルボニル、-NR’R”、-C(O)NR’R”、ヘテロシクロアルキルの0~3つの存在で置換されたヘテロシクロアルキル(C1~C6アルキル)であり;
R37が、水素、C1~C6アルキル又はフェニル(C1~C4)アルキルであり;R38が、水素、ハロゲン、C1~C6アルキル、C1~C6アルコキシ、C1~C6ハロアルキル、CNであり;R39が、水素、ハロゲン、-CO2-(C1~C6アルキル)、C1~C6アルコキシ、C1~C6ハロアルキル、C1~C6ハロアルコキシ、CN、アリールオキシ、イソシアナト、-SO2(C1~C6アルキル)、-NHR’、-NR’R”、C1~C6アルカノイル、ヘテロアリール、アリールで任意選択的に置換されるC1~C6アルキルであり;又は
R38及びR39及びそれらが結合される炭素が、C1~C4アルキル、C1~C4アルコキシ、ハロゲン又はC1~C4アルカノイルの0~3つの存在で置換されるヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで、アルカノイル基が、0~3個のハロゲン原子で置換され;R40が、水素、-SO2NR’R”、ハロゲンであり;又はR39及びR40及びそれらが結合される炭素が、ベンゾ環を形成し;又はR39及びR40及びそれらが結合される炭素が、1-オキサ-2,3-ジアザシクロペンチル環を形成し;
R40及びR41が、独立して、水素又はFであり;又はR40、R41及びそれらが結合される炭素が、1,2,5-オキサジアゾリル環を形成し;又はR40、R41及びそれらが結合される炭素が、ナフチル環を形成する。
ある実施形態において、R36が4-ブロモベンジルである。ある実施形態において、R37が水素である。ある実施形態において、kが2である。ある実施形態において、R38、R40、R41及びR42のそれぞれが、独立して、水素である。ある実施形態において、R39がクロロである。
ある実施形態において、GSIは、米国特許第7,939,657号明細書に記載される化合物である。一実施形態において、GSIは、ELN-318463、すなわちHY-50882又は(R)-N-(4-ブロモベンジル)-4-クロロ-N-(2-オキソアゼパン-3-イル)ベンゼンスルホンアミド又はその薬学的に許容される塩である。ある実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、式(VIII):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり、式中、R1が、-CH2CF3又は-CH2CH2CF3であり;R2が、-CH2CF3、-CH2CH2CF3又は-CH2CH2CH2CF3であり;R3が、水素又は-CH3であり;各Raが、独立して、F、CI、-CN、-OCH3及び/又は-NHCH2CH2OCH3であり;zが、0、1又は2である。
ある実施形態において、R1が、-CH2CH2CF3CH2CH2CF3である。ある実施形態において、R2が、-CH2CH2CF3である。ある実施形態において、R3が-CH3である。ある実施形態において、zが0である。
ある実施形態において、GSIは、米国特許第8,629,136号明細書に記載される化合物である。一実施形態において、GSIは、BMS-906024、すなわち(2R,3S)-N-[(3S)-1-メチル-2-オキソ-5-フェニル-2,3-ジヒドロ-1H-1,4-ベンゾジアゼピン-3-イル]-2,3-ビス(3,3,3-トリフルオロプロピル)スクシンアミド又はその薬学的に許容される塩である。一実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、米国特許第8,629,136号明細書に記載される化合物である。一実施形態において、GSIは、LY3039478、すなわちクレニガセスタット又は4,4,4-トリフルオロ-N-((R)-1-(((S)-5-(2-ヒドロキシエチル)-6-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-ベンゾ[d]ピリド[2,3-b]アゼピン-7-イル)アミノ)-1-オキソプロパン-2-イル)ブタンアミド又はその薬学的に許容される塩である。ある実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、BMS-299897、すなわち2-[(1R)-1-[[(4-クロロフェニル)スルホニル](2,5-ジフルオロフェニル)アミノ]エチル-5-フルオロベンゼンブタン酸又はその薬学的に許容される塩である。ある実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、LY-411575、すなわちLSN-411575、(S)-2-((S)-2-(3,5-ジフルオロフェニル)-2-ヒドロキシアセトアミド)-N-((S)-5-メチル-6-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-ジベンゾ[b,d]アゼピン-7-イル)プロパンアミド又はその薬学的に許容される塩である。ある実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、DAPT、すなわちN-[(3,5-ジフルオロフェニル)アセチル]-L-アラニル-2-フェニル]グリシン-1,1-ジメチルエチルエステル又はその薬学的に許容される塩である。ある実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、以下の式:
の化合物であり、式中、z1が、0、1又は2であり;X1が、C(R3)又はNであり;R1が、水素、ハロゲン、-N3、-CF3、-CCl3、-CBr3、-CI3、-CN、-CHO、-OR1A、-NR1AR1B、-COOR1A、-C(O)NR1AR1B、-NO2、-SR1A、-S(O)n1OR1A、-S(O)n1NR1AR1B、-NHNR1AR1B、-ONR1AR1B、-NHC(O)NHNR1AR1B、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換ヘテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール又は置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;R2が、水素、ハロゲン、-N3、-CF3、-CCl3、-CBr3、-CI3、-CN、-CHO、-OR2A、-NR2AR2B、-COOR2A、-C(O)NR2AR2B、-NO2、-SR2A、-S(O)n2R2A、-S(O)n2OR2A、-S(O)n2NR2AR2B、-NHNR2AR2B、-ONR2AR2B、-NHC(O)NHNR2AR2B、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換ヘテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール又は置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;R3が、水素、ハロゲン、-N3、-CF3、-CCl3、-CBr3、-CI3、-CN、-CHO、-OR3A、-NR3AR3B、-COOR3A、-C(O)NR3AR3B、-NO2、-SR3A、-S(O)n3R3A、-S(O)n3OR3A、-S(O)n3ONR3AR3B、-NHNR3AR3B、-ONR3AR3B、-NHC(O)NHNR3AR3B、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換ヘテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール又は置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;R4が、水素、ハロゲン、-N3、-CF3、-CCl3、-CBr3、-CI3、-CN、-CHO、-OR4A、-NR4AR4B、-COOR4A、-C(O)NR4AR4B、-NO2、-SR4A、-S(O)n4R4A、-S(O)n4OR4A、-S(O)n4NR4AR4B、-NHNR4AR4B、-ONR4AR4B、-NHC(O)NHNR4AR4B、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換ヘテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール又は置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;R5が、水素、ハロゲン、-N3、-CF3、-CCl3、-CBr3、-CI3、-CN、-CHO、-OR5A、-NR5AR5B、-COOR5A、-C(O)NR5AR5B、-NO2、-SR5A、-S(O)n5R5A、-S(O)n5OR5A、-S(O)n5NR5AR5B、-NHNR5AR5B、-ONR5AR5B、-NHC(O)NHNR5AR5B、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換ヘテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール又は置換若しくは非置換ヘテロアリールであり、ここで、R4及びR5が、任意選択的に一緒に結合されて、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル又は置換若しくは非置換ヘテロアリールを形成し;R6が、-CF3、置換若しくは非置換シクロプロピル又は置換若しくは非置換シクロブチルであり;R7が、独立して、水素、ハロゲン、-N3、-CF3、-CCl3、-CBr3、-CI3、-CN、-CHO、-OR7A、-NR7AR7B、-COOR7A、-C(O)NR7AR7B、-NO2、-SR7A、-S(O)n7R7A、-S(O)n7OR7A、-S(O)n7NR7AR7B、-NHNR7AR7B、-ONR7AR7B、-NHC(O)NHNR7AR7B、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換ヘテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール又は置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;R1A、R1B、R2A、R2B、R3A、R3B、R4A、R4B、R5A、R5B、R7A及びR7Bが、独立して、水素、置換若しくは非置換アルキル、置換若しくは非置換ヘテロアルキル、置換若しくは非置換シクロアルキル、置換若しくは非置換ヘテロシクロアルキル、置換若しくは非置換アリール又は置換若しくは非置換ヘテロアリールであり;n1、n2、n3、n4、n5及びn7が、独立して、1又は2である。
ある実施形態において、式(VIII-a)、(VIII-b)、(VIII-c)又は(VIII-d)のGSIは、国際特許公開番号国際公開第2014/165263号パンフレット(例えば、実施形態P1~P12中)に記載されている。ある実施形態において、式(VIII-a)、(VIII-b)、(VIII-c)又は(VIII-d)のGSIは、
又はその薬学的に許容される塩から選択される。
ある実施形態において、GSIは、式(IX):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり、式中、Aが、N、O、S、S(O)2、P(O)R1及びN-S(O)2-R1からなる群から選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含む4~7員スピロ環であり、ここで、スピロ環が、C1~3アルキル及び=Oからなる群から選択される1~3つの置換基で任意選択的に置換され;R1が、ハロで任意選択的に置換されるC1~6アルキルであり;各L1が、独立して、1)ハロで任意選択的に置換されるC1~3アルキル及び2)ハロからなる群から選択され;各L2が、独立して、1)ハロで任意選択的に置換されるC1~3アルキル、及び2)ハロからなる群から選択され;
nが、0~3である。
ある実施形態において、GSIは、米国特許出願公開第2015-307533号明細書(例えば、13~16頁の表中)に記載される化合物である。ある実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩から選択される。
ある実施形態において、GSIは、式(X):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり、式中、R1が、ヒドロキシ又はフルオロであり;R2が、C1~C4アルキルであり;R3が、水素又はフェニルであり;R4が、水素、フェニル又はC1~C4アルキルであり;R5が、水素又はフェニルであり;ただし、R3、R4及びR5の1つが、水素以外であり、他の2つが水素である。
ある実施形態において、GSIは、米国特許第8,188,069号明細書中に記載の化合物である。一実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、式(XI):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり、式中:R1が、1)水素、2)1~5つのハロゲン又はフェニルで任意選択的に置換される(C1~C6)アルキル(ここで、フェニルが、1~3つのハロゲンで任意選択的に置換される)、3)1~3つの(C1~C6)アルキル又は1~5つのハロゲンで任意選択的に置換されるフェニル、又は4)1~3つの(C1~C6)アルキル又は1~5つのハロゲンで任意選択的に置換される(C4~C6)シクロアルキルであり;R2が、1)水素、2)1~5つのハロゲン又はフェニルで任意選択的に置換される(C1~C6)アルキル(ここで、フェニルが、1~3つのハロゲンで任意選択的に置換される)、又は3)1~3つのハロゲンで任意選択的に置換されるフェニルであり;R3が、(C1~C6)アルキル、-OH又はハロゲンであり;
Xが、-NR4-、-O-、-S-又は-SO2-であり;R4が、水素又は(C1~C3)アルキルであり;
pが、1~3であり;mが、0又は1であり;nが、0~3であり;Ar2-Ar1が、
又はその薬学的に許容される塩からなる群から選択される。
ある実施形態において、GSIは、米国特許第9,096,582号明細書(例えば、13~17頁の表中)に記載される化合物である。ある実施形態において、GSIは、
又はその薬学的に許容される塩である。
ある実施形態において、GSIは、式(XII):
の化合物又はその薬学的に許容される塩、式中、又は薬学的に許容される塩であり、式中:R1、R2、R3、R8、R9、R10及びWが、独立して、以下から選択され;Wが、-S(O)-及び-S(O)2-からなる群から選択され;R1が、H、アルキル-、アルケニル-、アルキニル-、アリール-、アリールアルキル-、アルキルアリール-、シクロアルキル-、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル-、縮合ベンゾシクロアルキル(すなわちベンゾ縮合シクロアルキル)、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル(すなわちベンゾ縮合ヘテロシクロアルキル)、縮合ヘテロアリールシクロアルキル(すなわちヘテロアリール縮合シクロアルキル)、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル(すなわちヘテロアリール縮合ヘテロシクロアルキル)、ヘテロアリール-、ヘテロアリールアルキル-、ヘテロシクリル-、ヘテロシクレニル(heterocyclenyl)-及びヘテロシクロアルキル-からなる群から選択され;ここで、アルキル-、アルケニル-及びアルキニル-、アリール-、アリールアルキル-、アルキルアリール-、シクロアルキル-、シクロアルケニル-、シクロアルキルアルキル-、縮合ベンゾシクロアルキル、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル、縮合ヘテロアリールシクロアルキル、縮合ヘテロアリールヘテロシクロアルキル、ヘテロアリール-、ヘテロアリールアルキル-、ヘテロシクリル-、ヘテロシクレニル及びヘテロシクロアルキル-R1基のそれぞれが、1~5つの独立して選択されるR21基で任意選択的に置換され;R2及びR3が、それぞれ独立して、H、アルキル-、アルケニル-、アルキニル-、アリール-、アリールアルキル-、アルキルアリール-、シクロアルキル-、シクロアルケニル-、シクロアルキルアルキル-、ヘテロアリール-、ヘテロアリールアルキル-、ヘテロシクリル-、ヘテロシクレニル-及びヘテロシクロアルキル-からなる群から選択され;アルキル-、アルケニル-及びアルキニル-、アリール-、アリールアルキル-、アルキルアリール-、シクロアルキル-、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル-、シクロアルケニル-、ヘテロアリール-、ヘテロアリールアルキル-、ヘテロシクリル-、ヘテロシクレニル-及びヘテロシクロアルキル-R1基のそれぞれが、1~5つの独立して選択されるR21基で任意選択的に置換され;又はR2及びR3が、それらが結合される原子と一緒になって、(a)5~6員ヘテロシクロアルキル環であって、Wに加えて及びWに隣接するNに加えて、-O-、-S(O)-、-S(O)2及び-C(O)-からなる群から独立して選択される少なくとも1つの他のヘテロ原子を任意選択的に含むヘテロシクロアルキル環及び(b)5~6員ヘテロシクロアルケニル環であって、Wに加えて及びWに隣接するNに加えて、-O-、-S(O)-、-S(O)2及び-C(O)-からなる群から独立して選択される少なくとも1つの他のヘテロ原子を任意選択的に含むヘテロシクロアルケニル環からなる群から選択される環を形成し;ここで、環が、1~5つの独立して選択されるR21基で任意選択的に置換され;又はR2及びR3が、それらが結合される原子と一緒になって、且つR1及びR3が、それらが結合される原子と一緒になって、縮合環部分:
を形成し、式中、環Aが、
(a)5~6員ヘテロシクロアルキル環であって、Wに加えて及びWに隣接するNに加えて、-O-、-NR14-、-S(O)-、-S(O)2及び-C(O)-からなる群から独立して選択される少なくとも1つの他のヘテロ原子を任意選択的に含むヘテロシクロアルキル環、及び(b)5~6員ヘテロシクロアルケニル環であって、Wに加えて及びWに隣接するNに加えて、-O-、-NR14-、-S(O)-、-S(O)2及び-C(O)-からなる群から独立して選択される少なくとも1つの他のヘテロ原子を任意選択的に含むヘテロシクロアルケニル環からなる群から選択される環であり、ここで、縮合環部分、1~5つの独立して選択されるR21基で任意選択的に置換され;又はR1及びR3が、それらが結合される原子と一緒になって、縮合ベンゾヘテロシクロアルキル環を形成し、ここで、縮合環が、1~5つの独立して選択されるR21基で任意選択的に置換され、R8が、H、アルキル-、アルケニル-、アルキニル-、アリール-、アリールアルキル-、アルキルアリール-、シクロアルキル-、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル-、ヘテロアリール-、ヘテロアリールアルキル-、ヘテロシクリル-、ヘテロシクレニル-及びヘテロシクロアルキル-からなる群から選択され;ここで、R8アルキル-、アルケニル-及びアルキニル-、アリール-、アリールアルキル-、アルキルアリール-、シクロアルキル-、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル-、ヘテロアリール-、ヘテロアリールアルキル-、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル-及びヘテロシクロアルキル-のそれぞれが、1~3つの独立して選択されるR21基で任意選択的に置換され;R9が、アルキル-、アルケニル-、アルキニル-、アリール-、アリールアルキル-、アルキルアリール-、シクロアルキル-、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル、ヘテロアリール-、ヘテロアリールアルキル-、ヘテロシクリル-、ヘテロシクレニル-及びヘテロシクロアルキル-からなる群から選択され、ここで、R9アルキル-、アルケニル-及びアルキニル-、アリール-、アリールアルキル-、アルキルアリール-、シクロアルキル-、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル-、ヘテロアリール-、ヘテロアリールアルキル-、ヘテロシクリル-、ヘテロシクレニル-、ヘテロシクロアルキル-及びヘテロシクロアルキル-のそれぞれが、1~3つの独立して選択されるR21基で任意選択的に置換され;
R10が、結合、アルキル-、アルケニル-、アルキニル-、アリール-、アリールアルキル-、アルキルアリール-、シクロアルキル-、シクロアルケニル、シクロアルキルアルキル-、ヘテロアリール-、ヘテロアリールアルキル-、ヘテロシクリル-、ヘテロシクレニル-、ヘテロシクロアルキル-、ヘテロシクロアルケニル-、
からなる群から選択され、式中、Xが、O、-N(R14)-又は-S-からなる群から選択され;
ここで、R10部分のそれぞれが、1~3つの独立して選択されるR21基で任意選択的に置換され;R14が、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクリル、ヘテロシクレニル、ヘテロシクリルアルキル、ヘテロシクロアルケニル-、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、-ON、-C(O)R15、-C(O)OR15、-C(O)N(R15)(R16)、-S(O)N(R15)(R16)、-S(O)2N(R15)(R16)、-C(=NOR15)R16及び-P(O)(OR15)(OR16)からなる群から選択され;R15、R16及びR17が、独立して、H、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、ヘテロシクリル、ヘテロシクリルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、アリールシクロアルキル、アリールヘテロシクリル、(R18)n-アルキル、(R18)n-シクロアルキル、(R18)n-シクロアルキルアルキル、(R18)n-ヘテロシクリル、(R18)n-ヘテロシクリルアルキル、(R18)n-アリール、(R18)n-アリールアルキル、(R18)n-ヘテロアリール及び(R18)n-ヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;各R18が、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、アリール、アリールアルキル、アリールアルケニル、アリールアルキニル、-NO2、ハロ、ヘテロアリール、HO-アルキルオキシアルキル、-CF3、-CN、アルキル-CN、-C(O)R19、-C(O)OH、-C(O)OR19、-C(O)NHR20、-C(O)NH2、-C(O)NH2-C(O)N(アルキル)2、-C(O)N(アルキル)(アリール)、-C(O)N(アルキル)(ヘテロアリール)、-SR19、-S(O)2R20、-S(O)NH2、-S(O)NH(アルキル)、-S(O)N(アルキル)(アルキル)、-S(O)NH(アリール)、-S(O)2NH2、-S(O)2NHR19、-S(O)2NH(ヘテロシクリル)、-S(O)2N(アルキル)2、-S(O)2N(アルキル)(アリール)、-OCF3、-OH、-OR20、-O-ヘテロシクリル、-O-シクロアルキルアルキル、-O-ヘテロシクリルアルキル、-NH2、-NHR20、-N(アルキル)2、-N(アリールアルキル)2、-N(アリールアルキル)-(ヘテロアリールアルキル)、-NHC(O)R20、-NHC(O)NH2、-NHC(O)NH(アルキル)、-NHC(O)N(アルキル)(アルキル)、-N(アルキル)C(O)NH(アルキル)、-N(アルキル)C(O)N(アルキル)(アルキル)、-NHS(O)2R20、-NHS(O)2NH(アルキル)、-NHS(O)2N(アルキル)(アルキル)、-N(アルキル)S(O)2NH(アルキル)及び-N(アルキル)S(O)2N(アルキル)(アルキル)からなる群から選択され;又は隣接する炭素上の2つのR18部分が、一緒に連結されて、
を形成し得;R19が、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル及びヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;R20が、アルキル、シクロアルキル、アリール、ハロ置換アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール及びヘテロアリールアルキルからなる群から選択され;各R21が、独立して、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール、ヘテロアリールアルキル、ハロ、-ON、-OR15、-C(O)R15、-C(O)OR15、-C(O)N(R15)(R16)、-SR15、-S(O)N(R16)(R16)、-CH(R15)(R16)、-S(O)2N(R16)(R16)、-C(=NOR16)R16、-P(O)(OR15)(OR16)、-N(R15)(R16)、-アルキル-N(R15)(R16)、-N(R15)C(O)R16、-CH2-N(R15)C(O)R16、-CH2-N(R15)C(O)N(R16)(R17)、-OH2-R15;-CH2N(R15)(R16)、-N(R15)S(O)R16、-N(R15)S(O)2R16、-CH2-N(R15)S(O)2R16、-N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、-N(R15)S(O)N(R16)(R17)、-N(R15)C(O)N(R16)(R17)、-CH2-N(R15)C(O)N(R16)(R17)、-N(R15)C(O)OR16、-CH2-N(R15)C(O)OR16、-S(O)R15、=NOR15、-N3、-NO2及び-S(O)2R15からなる群から選択され;ここで、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルキルアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、ヘテロシクロアルキルアルキル、アリール、アリールアルキル、ヘテロアリール及びヘテロアリールアルキルR21基のそれぞれが、1~5つの独立して選択されるR22基で任意選択的に置換され;各R22基が、独立して、アルキル、シクロアルキル、シクロアルケニル、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ハロ、-CF3、-CN、-OR15、-C(O)R15、-C(O)OR15、-アルキル-C(O)OR15、C(O)N(R15)(R16)、-SR15、-S(O)N(R15)(R16)、-S(O)2N(R15)(R16)、-C(=NOR15)R16、-P(O)(OR15)(OR16)、-N(R15)(R16)、-アルキル-N(R15)(R16)、-N(R15)C(O)R16、-CH2-N(R15)C(O)R16、-N(R15)S(O)R16、-N(R15)S(O)2R16、-CH2-N(R15)S(O)2R16、-N(R15)S(O)2N(R16)(R17)、-N(R15)S(O)N(R16)(R17)、-N(R15)C(O)N(R16)(R17)、-CH2-N(R15)C(O)N(R16)(R17);-N(R15)C(O)OR16、-CH2-N(R15)C(O)OR16、-N3、=NOR15、-NO2、-S(O)R15及び-S(O)2R15からなる群から選択される。
ある実施形態において、GSIは、米国特許出願公開第2011-0257163号明細書(例えば、段落[0506]~[0553]中)に記載される化合物である。ある実施形態において、式(XII)の化合物は、薬学的に許容されるエステルである。ある実施形態において、式(XII)の化合物は、
及びその薬学的に許容される塩から選択される。
ある実施形態において、GSIは、式(XIII):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり、式中、A環が、アリール、シクロアルキル、ヘテロアリール又はヘテロシクロアルキルであり、ここで、各環が、置換可能な位置において、ハロゲン、C
1~C
6アルキル、C
2~C
6アルケニル、C
2~C
6アルキニル、C
1~C
6アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシル、ヒドロキシアルキル、CN、フェノキシ、-S(O)
0~2-(C
1~C
6アルキル)、-NR
10R
11、C
1~C
6アルカノイル、C
0~C
3アルキルCO
2R’、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、アリール、アラルキル又は-SO
2NR
10R
11で任意選択的に置換され;R
1及びR
2が組み合わされて、[3.3.1]又は[3.2.1]環系を形成し、ここで、環系中の炭素の0又は1つが、-O-、-S(O)
x-又は-NR
15-基で任意選択的に置換され;ここで、[3.3.1]又は[3.2.1]環系が、独立して、オキソ、ハロゲン、C
1~C
6アルキル、-O(C
1~C
2アルキル)O-、-S(C
1~C
2アルキル)S-、C
2~C
6アルケニル、C
1~C
6ハロアルキル、C
2~C
6アルキニル、ヒドロキシ、ヒドロキシアルキル、C
1~C
6アルコキシ、ハロアルコキシ、-C(O)OR
13、-(C
1~C
4アルキル)-C(O)OR
16、-CONR
10R
11、-OC(O)NR
10R
11、-NR’C(O)OR”、-NR’S(O)
2R”、-OS(O)
2R’、-NR’COR”、CN、=N-NR
12又は=N-O-R
13である1、2、3又は4つの基で任意選択的に置換され;ここで、xが、0、1又は2であり;R
10及びR
11が、出現するごとに、独立して、水素又はC
1~C
6アルキルであり、ここで、アルキルが、アリールで任意選択的に置換され、ここで、アリールが、独立して、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、CN又はNO
2である1~5つの基で任意選択的に置換され;又は
R
10及びR
11が、一緒に、N、O又はSなどのさらなるヘテロ原子を任意選択的に含む3~8員環を形成し得;R
12が、水素、C
1~C
6アルキル又は-SO
2-アリールであり、ここで、アリールが、独立して、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、CN又はNO
2である1~5つの基で任意選択的に置換され;R
13が、水素又はアリール、ヒドロキシル若しくはハロゲンで任意選択的に置換されるC
1~C
6アルキルであり、ここで、アリールが、独立して、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、CN又はNO
2である1~5つの基で任意選択的に置換され;
R
15が、水素、アリール、ヘテロアリール、-SO
2R’、-C(O)R’、-C(O)OR’又はアリール、ヒドロキシル若しくはハロゲンで任意選択的に置換されるC
1~C
6アルキルであり、ここで、アリール基が、独立して、ハロゲン、ヒドロキシル、アルキル、アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、CN又はNO
2である1~5つの基で任意選択的に置換され;R’及びR”が、独立して、水素、C
1~C
6アルキル、ハロアルキル、C
2~C
6アルケニル又は独立して、ハロゲン、C
1~C
6アルキル、-C(O)OR’、C
1~C
6アルコキシ、ハロアルキル、ハロアルコキシ、ヒドロキシル、CN、フェノキシ、-SO
2-(C
1~C
6アルキル)、-NR
10R
11、C
1~C
6アルカノイル、ピリジル、フェニル、NO
2若しくは-SO
2NR
10R
11である1~5つの基で任意選択的に置換されるフェニルである。
ある実施形態において、GSIは、米国特許出願公開第2011-178199号明細書(例えば、段落[0798]~[0799]及び表1~4中)に記載されている化合物である。ある実施形態において、式(XIII)の化合物は、架橋n-二環式スルホンアミド又はその薬学的に許容される塩を含む。ある実施形態において、GSIは、
及びその薬学的に許容される塩から選択される。
ある実施形態において、GSIは、式(XIV):
の化合物又はその薬学的に許容される塩であり、式中、Rが、(1)-ピリジニル、(2)-ピラゾリニル、(3)-1,2,4-オキサジアゾリル、(4)-(C1~C2)アルキル-ピリジニル、(5)-(C1~C2)アルキル-ピラゾリニル、及び(6)-(C1~C2)アルキル-1,2,4-オキサジアゾリルからなる群から選択され、ここで、ピリジニル、ピラゾリニル及び-1,2,4-オキサジアゾリルが、非置換であるか又は1つのL
1基で置換され;R
1が、独立して、ハロゲン、(C1~C6)アルキル、-CN、-CF
3、-O-(C1~C6)アルキル、-O-(ハロ(C1~C6)アルキル)、-C(O)-O-(C1~C6)-OH-置換(C1~C4)アルキル、ハロ(C1~C6)アルキル、-(C1~C4)アルコキシ-OH、-(C1~C4)アルコキシ(C1~C4)アルコキシ及び-S(O)
2(C1~C6)アルキルからなる群から選択され;nが、0、1、2又は3であり;Arが、1つ又は2つのL
2基で任意選択的に置換されるフェニル及び1つ又は2つのL
2基で任意選択的に置換されるピリジルからなる群から選択され;
L
1が、独立して、-OCH
3、-NH
2、=O及び(C1~C5)アルキルからなる群から選択され;L
2が、独立して、ハロゲン、(C1~C6)アルキル、-CN、-CF
3、-O-(C1~C6)アルキル、-O-(ハロ(C1~C6)アルキル)、-C(O)-O-(C1~C6)アルキル、-OH-置換(C1~C6)アルキル、ハロ(C1~C6)アルキル、-OH-置換(C1~C4)アルコキシ、-(C1~C4)アルコキシ(C1~C4)アルコキシ及び-S(O)
2(C1~C6)アルキルからなる群から選択される。
ある実施形態において、GSIは、米国特許第9,226,927号明細書に記載される化合物(例えば、化合物4、8a、8b、11、14、25a、25b、25c、25d、25e、25f、25g、25h、27a又は27b)である。ある実施形態において、式(XIV)の化合物は、架橋n-二環式スルホンアミド又はその薬学的に許容される塩を含む。ある実施形態において、GSIは、
及びその薬学的に許容される塩から選択される。
ある実施形態において、GSIは、γセクレターゼの発現及び/又は機能を低下させる抗体分子である。ある実施形態において、GSIは、γセクレターゼのサブユニットを標的とする抗体分子である。ある実施形態において、GSIは、抗プレセニリン抗体分子、抗ニカストリン抗体分子、抗APH-1抗体分子又は抗PEN-2抗体分子から選択される。
γセクレターゼのサブユニットを標的とする例示的な抗体分子(例えば、例えばプレセニリン、ニカストリン、APH-1又はPEN-2)は、米国特許第8,394,376号明細書、米国特許第8,637,274号明細書及び米国特許第5,942,400号明細書に記載されている。
一態様において、本開示は、B細胞の病態又は障害を有する対象を治療するための方法であって、有効量の:(i)MBM、及び(ii)γセクレターゼ調節剤(例えば、GSI)を対象に投与することを含む方法を提供する。MBM及びγセクレターゼ調節剤の組合せで治療され得る例示的なB細胞の病態又は障害としては、多発性骨髄腫、ワルデンシュトレーム型マクログロブリン血症、慢性リンパ性白血病、B細胞非ホジキンリンパ腫、形質細胞腫、ホジキンリンパ腫、濾胞性リンパ腫、小型非切れ込み核細胞型リンパ腫、風土性バーキットリンパ腫、散発性バーキットリンパ腫、辺縁帯リンパ腫、節外性粘膜関連リンパ系組織リンパ腫、節性単球性B細胞リンパ腫、脾リンパ腫、マントル細胞リンパ腫、大細胞型リンパ腫、びまん性混合細胞型リンパ腫、免疫芽球性リンパ腫、原発性縦隔B細胞リンパ腫、肺B細胞血管中心性リンパ腫、小リンパ球性リンパ腫、悪性度不明のB細胞増殖、リンパ腫様肉芽腫症、移植後リンパ増殖性疾患、免疫調節障害、関節リウマチ、重症筋無力症、特発性血小板減少性紫斑病、抗リン脂質抗体症候群、シャーガス病、グレーブス病、ウェゲナー肉芽腫症、結節性多発動脈炎、シェーグレン症候群、尋常性天疱瘡、強皮症、多発性硬化症、抗リン脂質抗体症候群、ANCA関連脈管炎、グッドパスチャー症候群、川崎病、自己免疫性溶血性貧血、急速進行性糸球体腎炎、重鎖病、原発性若しくは免疫細胞関連アミロイド症及び意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症が挙げられる。
ある実施形態において、γセクレターゼ調節剤は、国際公開第2017/019496号パンフレットに記載されるγセクレターゼ調節剤である。ある実施形態において、γセクレターゼ調節剤は、γ-セクレターゼ阻害剤I(GSI I)Z-Leu-Leu-ノルロイシン;γ-セクレターゼ阻害剤II(GSI II);γ-セクレターゼ阻害剤III(GSI III)、N-ベンジルオキシカルボニル-Leu-ロイシナール、N-(2-ナフトイル)-Val-フェニルアラニナール;γ-セクレターゼ阻害剤IV(GSI IV);γ-セクレターゼ阻害剤V(GSI V)、N-ベンジルオキシカルボニル-Leu-フェニルアラニナール;γ-セクレターゼ阻害剤VI(GSI VI)、1-(S)-endo-N-(1,3,3)-トリメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-イル)-4-フルオロフェニルスルホンアミド;γ-セクレターゼ阻害剤VII(GSI VII)、メンチルオキシカルボニル-LL-CHO;γ-セクレターゼ阻害剤IX(GSI IX)、(DAPT)、N-[N-(3,5-ジフルオロフェナセチル-L-アラニル)]-S-フェニルグリシンt-ブチルエステル;γ-セクレターゼ阻害剤X(GSI X)、{1S-ベンジル-4R-[1-(1S-カルバモイル-2-フェネチルカルバモイル)-1S-3-メチルブチルカルバモイル]-2R-ヒドロキシ-5-フェニルペンチル}カルバミン酸tert-ブチルエステル;γ-セクレターゼ阻害剤XI(GSI XI)、7-アミノ-4-クロロ-3-メトキシイソクマリン;γ-セクレターゼ阻害剤XII(GSI XII)、Z-Ile-Leu-CHO;γ-セクレターゼ阻害剤XIII(GSI XIII)、Z-Tyr-Ile-Leu-CHO;γ-セクレターゼ阻害剤XIV(GSI XIV)、Z-Cys(t-Bu)-Ile-Leu-CHO;γ-セクレターゼ阻害剤XVI(GSI XVI)、N-[N-3,5-ジフルオロフェナセチル]-L-アラニル-S-フェニルグリシンMエチルエステル;γ-セクレターゼ阻害剤XVII(GSI XVII);γ-セクレターゼ阻害剤XIX(GSI XIX)、ベンゾ[e][l,4]ジアゼピン-3-イル)-ブチルアミド;γ-セクレターゼ阻害剤XX(GSI XX)、(S,S)-2-[2-(3,5-ジフルオロフェニル)アセチルアミノ]-N-(5-メチル-6-オキソ-6,7-ジヒドロ-5H-ジベンゾ[b,d]アゼピン-7-イル)プロピオンアミド;γ-セクレターゼ阻害剤XXI(GSI XXI)、(S,S)-2-[2-(3,5-ジフルオロフェニル)-アセチルアミノ]-N-(l-メチル-2-オキソ-5-フェニル-2-,3-ジヒドロ-lH-ベンゾ[e][l,4]ジアゼピン-3-イル)-プロピオンアミド;γ40セクレターゼ阻害剤I、N-トランス-3,5-ジメトキシシンナモイル-Ile-ロイシナール;γ40セクレターゼ阻害剤II、N-tert-ブチルオキシカルボニル-Gly-Val-バリナール(Valinal);イソバレリル-V V-Sta-A-Sta-OCH3;MK-0752(Merck);MRK-003(Merck);セマガセスタット/LY450139(Eli Lilly);RO4929097;PF-03084014;BMS-708163;MPC-7869(γ-セクレターゼ調節剤)、YO-01027(ジベンザゼピン);LY411575(Eli Lilly and Co.);L-685458(Sigma-Aldrich);BMS-289948(4-クロロ-N-(2,5-ジフルオロフェニル)-N-((lR)-{4-フルオロ-2-[3-(lH-イミダゾール-l-イル)プロピル]フェニル}エチル)ベンゼンスルホンアミド塩酸塩);又はBMS-299897(4-[2-((lR)-l-{[(4-クロロフェニル)スルホニル]-2,5-ジフルオロアニリノ}エチル)-5-フルオロフェニルブタン酸)(Bristol Myers Squibb)である。
ある実施形態において、MBMは、サリドマイドクラスの化合物のメンバーと組み合わせて使用され得る。サリドマイドクラスの化合物のメンバーとしては、限定はされないが、レナリドミド(CC-5013)、ポマリドミド(CC-4047又はACTIMID)、サリドマイド並びにそれらの塩及び誘導体が挙げられる。ある実施形態において、化合物は、サリドマイドクラスの化合物の1つ、2つ、3つ又はそれを超えるメンバーの混合物であり得る。サリドマイド類似体及びサリドマイド類似体の免疫調節特性が、Bodera and Stankiewicz,Recent Pat Endocr Metab Immune Drug Discov.2011 Sep;5(3):192-6に記載されている。サリドマイド類似体及びE3ユビキチンの構造的複合体が、Gandhi et al.,Br J Haematol.2014 Mar;164(6):811-21に記載されている。サリドマイド類似体によるE3ユビキチンリガーゼの調節が、Fischer et al.,Nature.2014 Aug 7;512(7512):49-53に記載されている。
ある実施形態において、サリドマイドクラスの化合物のメンバーは、式(I):
の化合物又はその薬学的に許容される塩、エステル、水和物、溶媒和物若しくは互変異性体を含み、式中:
Xが、O又はSであり;
R
1が、C
1~C
6アルキル、C
2~C
6アルケニル、C
2~C
6アルキニル、C
1~C
6ヘテロアルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールであり、これらは、それぞれ1つ以上のR
4で任意選択的に置換され;
R
2a及びR
2bのそれぞれが、独立して、水素又はC
1~C
6アルキルであり;又はR
2a及びR
2bが、それらが結合される炭素原子と一緒に、カルボニル基又はチオカルボニル基を形成し;
R
3のそれぞれが、独立して、C
1~C
6アルキル、C
2~C
6アルケニル、C
2~C
6アルキニル、C
1~C
6ヘテロアルキル、ハロ、シアノ、-C(O)R
A、-C(O)OR
B、-OR
B、-N(R
C)(R
D)、-C(O)N(R
C)(R
D)、-N(R
C)C(O)R
A、-S(O)
xR
E、-S(O)
xN(R
C)(R
D)又は-N(R
C)S(O)
xR
Eであり、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル及びヘテロアルキルが、独立して及び任意選択的に、1つ以上のR
6で置換され;
各R
4が、独立して、C
1~C
6アルキル、C
2~C
6アルケニル、C
2~C
6アルキニル、C
1~C
6ヘテロアルキル、ハロ、シアノ、オキソ、-C(O)R
A、-C(O)OR
B、-OR
B、-N(R
C)(R
D)、-C(O)N(R
C)(R
D)、-N(R
C)C(O)R
A、-S(O)
xR
E、-S(O)
xN(R
C)(R
D)、-N(R
C)S(O)
xR
E、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールであり、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、ヘテロアルキル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール及びヘテロアリールが、独立して及び任意選択的に、1つ以上のR
7で置換され;
R
A、R
B、R
C、R
D及びR
Eのそれぞれが、独立して、水素又はC
1~C
6アルキルであり;
各R
6が、独立して、C
1~C
6アルキル、オキソ、シアノ、-OR
B、-N(R
C)(R
D)、-C(O)N(R
C)(R
D)、-N(R
C)C(O)R
A、アリール又はヘテロアリールであり、ここで、各アリール及びヘテロアリールが、独立して及び任意選択的に、1つ以上のR
8で置換され;
各R
7が、独立して、ハロ、オキソ、シアノ、-OR
B、-N(R
C)(R
D)、-C(O)N(R
C)(R
D)又は-N(R
C)C(O)R
Aであり;
各R
8が、独立して、C
1~C
6アルキル、シアノ、-OR
B、-N(R
C)(R
D)、-C(O)N(R
C)(R
D)又は-N(R
C)C(O)R
Aであり;
nが、0、1、2、3又は4であり;
xが、0、1又は2である。
ある実施形態において、XがOである。
ある実施形態において、R1がヘテロシクリルである。ある実施形態において、R1が、6員ヘテロシクリル又は5員ヘテロシクリルである。ある実施形態において、R1が、窒素含有ヘテロシクリルである。ある実施形態において、R1が、ピペリジニル(例えば、ピペリジン-2,6-ジオニル)である。
ある実施形態において、R2a及びR2bのそれぞれが、独立して、水素である。ある実施形態において、R2a及びR2bが、それらが結合される炭素と一緒に、カルボニル基を形成する。
ある実施形態において、R3が、C1~C6ヘテロアルキル、-N(RC)(RD)又は-N(RC)C(O)RAである。ある実施形態において、R3が、C1~C6ヘテロアルキル(例えば、CH2NHC(O)CH2-フェニル-t-ブチル)、-N(RC)(RD)(例えば、NH2)又は-N(RC)C(O)RA(例えば、NHC(O)CH3)である。
一実施形態において、XがOである。一実施形態において、R
1が、ヘテロシクリル(例えば、ピペリジン-2,6-ジオニル)である。一実施形態において、R
2a及びR
2bのそれぞれが、独立して、水素である。一実施形態において、nが1である。一実施形態において、R
3が、-N(R
C)(R
D)(例えば、-NH
2)である。一実施形態において、化合物は、レナリドミド、例えば3-(4-アミノ-1-オキソイソインドリン-2-イル)ピペリジン-2,6-ジオン又はその薬学的に許容される塩を含む。一実施形態において、化合物は、例えば、以下の式:
で表されるレナリドミドである。
一実施形態において、XがOである。一実施形態において、R
1が、ヘテロシクリル(例えば、ピペリジニル-2,6-ジオニル)である。ある実施形態において、R
2a及びR
2bが、それらが結合される炭素と一緒に、カルボニル基を形成する。一実施形態において、nが1である。一実施形態において、R
3が、-N(R
C)(R
D)(例えば、-NH
2)である。一実施形態において、化合物は、ポマリドミド、例えば4-アミノ-2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン又はその薬学的に許容される塩を含む。一実施形態において、化合物は、例えば、以下の式:
で表されるポマリドミドである。
一実施形態において、XがOである。一実施形態において、R
1が、ヘテロシクリル(例えば、ピペリジニル-2,6-ジオニル)である。一実施形態において、R
2a及びR
2bが、それらが結合される炭素と一緒に、カルボニル基を形成する。一実施形態において、nが0である。一実施形態において、化合物は、サリドマイド、例えば2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)イソインドリン-1,3-ジオン又はその薬学的に許容される塩を含む。一実施形態において、生成物は、例えば、以下の式:
で表されるサリドマイドである。
一実施形態において、XがOである。一実施形態において、R
1が、ヘテロシクリル(例えば、ピペリジン-2,6-ジオニル)である。一実施形態において、R
2a及びR
2bのそれぞれが、独立して、水素である。一実施形態において、nが1である。一実施形態において、R
3が、C
1~C
6ヘテロアルキル(例えば、CH
2NHC(O)CH
2-フェニル-t-ブチル)である。一実施形態において、化合物は、2-(4-(tert-ブチル)フェニル)-N-((2-(2,6-ジオキソピペリジン-3-イル)-1-オキソイソインドリン-5-イル)メチル)アセトアミド又はその薬学的に許容される塩を含む。一実施形態において、化合物は、以下の式:
に示されるような構造を有する。
ある実施形態において、化合物は、式(I-a):
の化合物又はその薬学的に許容される塩、エステル、水和物若しくは互変異性体であり、式中:
環Aが、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールであり、これらは、それぞれ1つ以上のR
4で任意選択的に置換され;
Mが、存在しないか、C
1~C
6アルキル、C
2~C
6アルケニル、C
2~C
6アルキニル又はC
1~C
6ヘテロアルキルであり、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル及びヘテロアルキルが、1つ以上のR
4で任意選択的に置換され;
R
2a及びR
2bのそれぞれが、独立して、水素又はC
1~C
6アルキルであり;又はR
2a及びR
2bが、それらが結合される炭素原子と一緒に、カルボニル基又はチオカルボニル基を形成し;
R
3aが、水素、C
1~C
6アルキル、C
2~C
6アルケニル、C
2~C
6アルキニル、C
1~C
6ヘテロアルキル、ハロ、シアノ、-C(O)R
A、-C(O)OR
B、-OR
B、-N(R
C)(R
D)、-C(O)N(R
C)(R
D)、-N(R
C)C(O)R
A、-S(O)
xR
E、-S(O)
xN(R
C)(R
D)又は-N(R
C)S(O)
xR
Eであり、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル及びヘテロアルキルが、1つ以上のR
6で任意選択的に置換され;
R
3のそれぞれが、独立して、C
1~C
6アルキル、C
2~C
6アルケニル、C
2~C
6アルキニル、C
1~C
6ヘテロアルキル、ハロ、シアノ、-C(O)R
A、-C(O)OR
B、-OR
B、-N(R
C)(R
D)、-C(O)N(R
C)(R
D)、-N(R
C)C(O)R
A、-S(O)
xR
E、-S(O)
xN(R
C)(R
D)又は-N(R
C)S(O)
xR
Eであり、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル及びヘテロアルキルが、独立して及び任意選択的に、1つ以上のR
6で置換され;
各R
4が、独立して、C
1~C
6アルキル、C
2~C
6アルケニル、C
2~C
6アルキニル、C
1~C
6ヘテロアルキル、ハロ、シアノ、オキソ、-C(O)R
A、-C(O)OR
B、-OR
B、-N(R
C)(R
D)、-C(O)N(R
C)(R
D)、-N(R
C)C(O)R
A、S(O)
xR
E、-S(O)
xN(R
C)(R
D)、-N(R
C)S(O)
xR
E、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールであり、ここで、各アルキル、アルケニル、アルキニル、カルボシクリル、ヘテロシクリル、アリール又はヘテロアリールが、独立して、独立して及び任意選択的に、1つ以上のR
7で置換され;
R
A、R
B、R
C、R
D及びR
Eのそれぞれが、独立して、水素又はC
1~C
6アルキルであり;
各R
6が、独立して、C
1~C
6アルキル、オキソ、シアノ、-OR
B、-N(R
C)(R
D)、-C(O)N(R
C)(R
D)、-N(R
C)C(O)R
A、アリール又はヘテロアリールであり、ここで、各アリール又はヘテロアリールが、独立して、独立して及び任意選択的に、1つ以上のR
8で置換され;
各R
7が、独立して、ハロ、オキソ、シアノ、-OR
B、-N(R
C)(R
D)、-C(O)N(R
C)(R
D)又は-N(R
C)C(O)R
Aであり;
各R
8が、独立して、C
1~C
6アルキル、シアノ、-OR
B、-N(R
C)(R
D)、-C(O)N(R
C)(R
D)又は-N(R
C)C(O)R
Aであり;
nが、0、1、2又は3であり;
oが、0、1、2、3、4又は5であり;
xが、0、1又は2である。
ある実施形態において、XがOである。
ある実施形態において、Mが存在しない。
ある実施形態において、環Aが、ヘテロシクリルである。ある実施形態において、環Aが、ヘテロシクリル、例えば6員ヘテロシクリル又は5員ヘテロシクリルである。ある実施形態において、環Aが、窒素含有ヘテロシクリルである。ある実施形態において、環Aが、ピペリジニル(例えば、ピペリジン-2,6-ジオニル)である。
ある実施形態において、Mが存在せず、環Aが、ヘテロシクリル(例えば、ピペリジニル、例えばピペリジン-2,6-ジオニル)である。
ある実施形態において、R2a及びR2bのそれぞれが、独立して、水素である。ある実施形態において、R2a及びR2bが、それらが結合される炭素と一緒に、カルボニル基を形成する。
ある実施形態において、R3aが、水素、-N(RC)(RD)又は-N(RC)C(O)RAである。ある実施形態において、R3aが水素である。ある実施形態において、R3aが、-N(RC)(RD)(例えば、-NH2)である。ある実施形態において、R3aが、-N(RC)C(O)RA(例えば、NHC(O)CH3)である。
ある実施形態において、R3が、C1~C6ヘテロアルキル(例えば、CH2NHC(O)CH2-フェニル-t-ブチル)である。ある実施形態において、nが、0又は1である。ある実施形態において、nが0である。ある実施形態において、nが1である。
化合物は、1つ以上のキラル中心を含むか、又は1つ以上の立体異性体として存在し得る。ある実施形態において、化合物は、単一のキラル中心を含み、立体異性体、例えばR立体異性体及びS立体異性体の混合物である。ある実施形態において、混合物は、R立体異性体対S立体異性体の比率、例えばR立体異性体対S立体異性体(すなわちラセミ混合物)の約1:1の比率を含む。ある実施形態において、混合物は、約51:49、約52:48、約53:47、約54:46、約55:45、約60:40、約65:35、約70:30、約75:25、約80:20、約85:15、約90:10、約95:5又は約99:1の、R立体異性体対S立体異性体の比率を含む。ある実施形態において、混合物は、約51:49、約52:48、約53:47、約54:46、約55:45、約60:40、約65:35、約70:30、約75:25、約80:20、約85:15、約90:10、約95:5又は約99:1の、S立体異性体対R立体異性体の比率を含む。ある実施形態において、化合物は、式(I)又は式(I-a)の単一立体異性体、例えば単一R立体異性体又は単一S立体異性体である。
ある実施形態において、MBMは、キナーゼ阻害剤と組み合わせて投与される。一実施形態において、キナーゼ阻害剤は、PI3-キナーゼ阻害剤、例えばCLR457、BGT226又はBYL719である。一実施形態において、キナーゼ阻害剤は、CDK4阻害剤、例えば本明細書に記載されるCDK4阻害剤、例えばCDK4/6阻害剤、例えば6-アセチル-8-シクロペンチル-5-メチル-2-(5-ピペラジン-1-イル-ピリジン-2-イルアミノ)-8H-ピリド[2,3-d]ピリミジン-7-オン、塩酸塩(パルボサイクリブ又はPD0332991とも呼ばれる)である。一実施形態において、キナーゼ阻害剤は、BTK阻害剤、例えば本明細書に記載されるBTK阻害剤、例えばイブルチニブである。一実施形態において、キナーゼ阻害剤は、mTOR阻害剤、例えば本明細書に記載されるmTOR阻害剤、例えばラパマイシン、ラパマイシン類似体、OSI-027である。mTOR阻害剤は、例えば、mTORC1阻害剤及び/又はmTORC2阻害剤、例えば本明細書に記載されるmTORC1阻害剤及び/又はmTORC2阻害剤であり得る。一実施形態において、キナーゼ阻害剤は、MNK阻害剤、例えば本明細書に記載されるMNK阻害剤、例えば4-アミノ-5-(4-フルオロアニリノ)-ピラゾロ[3,4-d]ピリミジンである。MNK阻害剤は、例えば、MNK1a、MNK1b、MNK2a及び/又はMNK2b阻害剤であり得る。一実施形態において、キナーゼ阻害剤は、本明細書に記載される二重PI3K/mTOR阻害剤、例えばPF-04695102である。一実施形態において、キナーゼ阻害剤は、DGK阻害剤、例えば本明細書に記載されるDGK阻害剤、例えばDGKinh1(D5919)又はDGKinh2(D5794)である。
一実施形態において、キナーゼ阻害剤は、イブルチニブ(PCI-32765);GDC-0834;RN-486;CGI-560;CGI-1764;HM-71224;CC-292;ONO-4059;CNX-774;及びLFM-A13から選択されるBTK阻害剤である。一実施形態において、BTK阻害剤は、インターロイキン-2誘導性キナーゼ(ITK)のキナーゼ活性を低下も阻害もせず、GDC-0834;RN-486;CGI-560;CGI-1764;HM-71224;CC-292;ONO-4059;CNX-774;及びLFM-A13から選択される。
一実施形態において、キナーゼ阻害剤は、BTK阻害剤、例えばイブルチニブ(PCI-32765)である。MBMは、イブルチニブ(PCI-32765とも呼ばれる)と組み合わせて対象に(例えば、CLL、MCL又はSLL)に罹患した対象に投与される。例えば、対象は、17番染色体の短腕に欠失(例えば、白血病細胞中のdel(17p))を有し得る。他の例において、対象は、del(17p)を有さない。ある実施形態において、対象は、再発したCLL又はSLLを有し、例えば、対象は、癌治療を以前に投与されている(例えば、過去の癌治療を1、2、3又は4回、以前に投与されている)。ある実施形態において、対象は、難治性CLL又はSLLを有する。他の実施形態において、対象は、濾胞性リンパ腫、例えば再発性又は難治性濾胞性リンパ腫を有する。ある実施形態において、イブルチニブは、約300~600mg/日(例えば、約300~350、350~400、400~450、450~500、500~550又は550~600mg/日、例えば約420mg/日又は約560mg/日)の投与量で、例えば経口で投与される。ある実施形態において、イブルチニブは、所定の期間にわたって毎日、例えば21日間のサイクルで毎日又は28日間のサイクルで毎日、約250mg、300mg、350mg、400mg、420mg、440mg、460mg、480mg、500mg、520mg、540mg、560mg、580mg、600mg(例えば、250mg、420mg又は560mg)の用量で投与される。一実施形態において、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12又はそれを超えるサイクルのイブルチニブが投与される。ある実施形態において、イブルチニブは、リツキシマブと組み合わせて投与される。例えば、Burger et al.(2013)Ibrutinib In Combination With Rituximab(iR)Is Well Tolerated and Induces a High Rate Of Durable Remissions In Patients With High-Risk Chronic Lymphocytic Leukemia(CLL):New,Updated Results Of a Phase II Trial In 40 Patients,Abstract 675 presented at 55th ASH Annual Meeting and Exposition,New Orleans,LA 7-10 Decを参照されたい。理論によって拘束されるものではないが、イブルチニブの添加が、T細胞増殖反応を促進し、T細胞を、T-ヘルパー-2(Th2)からT-ヘルパー-1(Th1)表現型に変化させ得るものと考えられる。Th1及びTh2は、ヘルパーT細胞の表現型であり、Th1とTh2とで、異なる免疫応答経路を指向する。Th1表現型は、例えば、細胞内病原体/ウイルス又は癌性細胞などの細胞を死滅させるための又は自己免疫反応を持続させるための、炎症誘発性反応に関連する。Th2表現型は、好酸球蓄積及び抗炎症反応に関連する。
ある実施形態において、MBMは、上皮成長因子受容体(EGFR)の阻害剤と組み合わせて投与される。
ある実施形態において、EGFR阻害剤は、(R,E)-N-(7-クロロ-1-(1-(4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)アゼパン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)-2-メチルイソニコチンアミド(化合物A40)又はPCT公開番号国際公開第2013/184757号パンフレットに開示される化合物である。
ある実施形態において、EGFR阻害剤、例えば(R,E)-N-(7-クロロ-1-(1-(4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)アゼパン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)-2-メチルイソニコチンアミド(化合物A40)又はPCT公開番号国際公開第2013/184757号パンフレットに開示される化合物は、例えば、1日当たり150~250mgの用量で投与される。ある実施形態において、EGFR阻害剤、例えば(R,E)-N-(7-クロロ-1-(1-(4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)アゼパン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)-2-メチルイソニコチンアミド(化合物A40)又はPCT公開番号国際公開第2013/184757号パンフレットに開示される化合物は、約150、200若しくは250mg又は約150~200又は200~250mgの用量で投与される。
ある実施形態において、EGFR阻害剤、(R,E)-N-(7-クロロ-1-(1-(4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)アゼパン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)-2-メチルイソニコチンアミド(化合物A40)又はPCT公開番号国際公開第2013/184757号パンフレットに開示される化合物は、共有結合的な不可逆的チロシンキナーゼ阻害剤である。特定の実施形態において、EGFR阻害剤、(R,E)-N-(7-クロロ-1-(1-(4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)アゼパン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)-2-メチルイソニコチンアミド(化合物A40)又はPCT公開番号国際公開第2013/184757号パンフレットに開示される化合物は、活性化EGFR突然変異(L858R、ex19del)を阻害する。他の実施形態において、EGFR阻害剤、(R,E)-N-(7-クロロ-1-(1-(4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)アゼパン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)-2-メチルイソニコチンアミド(化合物A40)又はPCT公開番号国際公開第2013/184757号パンフレットに開示される化合物は、野生型(wt)EGFRを阻害しないか又は実質的に阻害しない。化合物A40は、EGFR突然変異NSCLC患者において有効性を示した。ある実施形態において、EGFR阻害剤、(R,E)-N-(7-クロロ-1-(1-(4-(ジメチルアミノ)ブタ-2-エノイル)アゼパン-3-イル)-1H-ベンゾ[d]イミダゾール-2-イル)-2-メチルイソニコチンアミド(化合物A40)又はPCT公開番号国際公開第2013/184757号パンフレットに開示される化合物は、キナーゼのTECファミリーにおいて1つ以上のキナーゼも阻害する。Tecファミリーキナーゼは、例えば、ITK、BMX、TEC、RLK及びBTKを含み、T細胞受容体及びケモカイン受容体シグナル伝達の伝播において中心的な役割を果たす(Schwartzberg et al.(2005)Nat.Rev.Immunol.p.284-95)。例えば、化合物A40は、1.3nMの生化学的IC50でITKを阻害し得る。ITKは、Th2細胞の生存に重要な酵素であり、その阻害は、Th2及びTh1細胞間のバランスの変化をもたらす。
ある実施形態において、EGFR阻害剤は、エルロチニブ、ゲフィチニブ、セツキシマブ、パニツムマブ、ネシツムマブ、PF-00299804、ニモツズマブ又はRO5083945の1つ以上から選択される。
ある実施形態において、MBMは、アデノシンA2A受容体(A2AR)アンタゴニストと組み合わせて投与される。例示的なA2ARアンタゴニストとしては、例えば、PBF509(Palobiofarma/Novartis)、CPI444/V81444(Corvus/Genentech)、AZD4635/HTL-1071(AstraZeneca/Heptares)、ビパデナント(Redox/Juno)、GBV-2034(Globavir)、AB928(Arcus Biosciences)、テオフィリン、イストラデフィリン(協和発酵工業(Kyowa Hakko Kogyo))、トザデナント/SYN-115(Acorda)、KW-6356(協和発酵工業(Kyowa Hakko Kogyo))、ST-4206(Leadiant Biosciences)、プレラデナント/SCH 420814(Merck/Schering)及びNIR178(Novartis)が挙げられる。
特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、PBF509である。PBF509及び他のA2ARアンタゴニストは、米国特許第8,796,284号明細書及び国際公開第2017/025918号パンフレットに開示されている。特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、5-ブロモ-2,6-ジ-(1H-ピラゾール-1-イル)ピリミジン-4-アミンである。特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、以下の構造:
を有する。
特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、CPI444/V81444である。CPI-444及び他のA2ARアンタゴニストは、国際公開第2009/156737号パンフレットに開示されている。特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、(S)-7-(5-メチルフラン-2-イル)-3-((6-(((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)メチル)ピリジン-2-イル)メチル)-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-アミンである。特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、(R)-7-(5-メチルフラン-2-イル)-3-((6-(((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)メチル)ピリジン-2-イル)メチル)-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-アミン又はそのラセミ化合物である。特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、7-(5-メチルフラン-2-イル)-3-((6-(((テトラヒドロフラン-3-イル)オキシ)メチル)ピリジン-2-イル)メチル)-3H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-アミンである。特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、以下の構造:
を有する。
特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、AZD4635/HTL-1071である。A2ARアンタゴニストは、国際公開第2011/095625号パンフレットに開示されている。特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、6-(2-クロロ-6-メチルピリジン-4-イル)-5-(4-フルオロフェニル)-1,2,4-トリアジン-3-アミンである。特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、以下の構造:
を有する。
特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、ST-4206(Leadiant Biosciences)である。特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、米国特許第9,133,197号明細書に記載されるA2ARアンタゴニストである。特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、以下の構造:
を有する。
特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、米国特許第8114845号明細書、米国特許第9029393号明細書、米国特許出願公開第20170015758号明細書又は米国特許出願公開第20160129108号明細書に記載されるA2ARアンタゴニストである。
特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、イストラデフィリン(CAS登録番号155270-99-8)である。イストラデフィリンは、KW-6002又は8-[(E)-2-(3,4-ジメトキシフェニル)ビニル]-1,3-ジエチル-7-メチル-3,7-ジヒドロ-1H-プリン-2,6-ジオンとしても知られている。イストラデフィリンは、例えば、LeWitt et al.(2008)Annals of Neurology 63(3):295-302)に開示されている。
特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、トザデナント(Biotie)である。トザデナントは、SYN115又は4-ヒドロキシ-N-(4-メトキシ-7-モルホリン-4-イル-1,3-ベンゾチアゾール-2-イル)-4-メチルピペリジン-1-カルボキサミドとしても知られている。トザデナントは、A2a受容体において内因性アデノシンの作用をブロックし、D2受容体においてドーパミンの作用の増強及びmGluR5受容体においてグルタメートの作用の阻害をもたらす。ある実施形態において、A2ARアンタゴニストは、プレラデナント(CAS登録番号377727-87-2)である。プレラデナントは、SCH 420814又は2-(2-フラニル)-7-[2-[4-[4-(2-メトキシエトキシ)フェニル]-1-ピペラジニル]エチル]7H-ピラゾロ[4,3-e][1,2,4]トリアゾロ[1,5-c]ピリミジン-5-アミンとしても知られている。プレラデナントは、アデノシンA2A受容体において強力且つ選択的なアンタゴニストとして作用する薬物として開発された。
特定の実施形態において、A2ARアンタゴニストは、ビパデナンである。ビパデナンは、BIIB014、V2006又は3-[(4-アミノ-3-メチルフェニル)メチル]-7-(フラン-2-イル)トリアゾロ[4,5-d]ピリミジン-5-アミンとしても知られている。
他の例示的なA2ARアンタゴニストとしては、例えば、ATL-444、MSX-3、SCH-58261、SCH-412,348、SCH-442,416、VER-6623、VER-6947、VER-7835、CGS-15943又はZM-241,385が挙げられる。
ある実施形態において、A2ARアンタゴニストは、A2aR経路アンタゴニスト(例えば、CD-73阻害剤、例えば抗CD73抗体)であり、MEDI9447である。MEDI9447は、CD73に特異的なモノクローナル抗体である。CD73によるアデノシンの細胞外産生を標的とすることにより、アデノシンの免疫抑制効果を減少させ得る。MEDI9447は、様々な活性、例えばCD73エクトヌクレオチダーゼ活性の阻害、AMP媒介リンパ球抑制の緩和及び同系腫瘍増殖の阻害を有することが報告された。MEDI9447は、腫瘍微小環境内の骨髄及びリンパ球浸潤性白血球集団の両方の変化を促し得る。これらの変化は、例えば、CD8エフェクター細胞及び活性化マクロファージの増加並びに骨髄由来免疫抑制細胞(MDSC)及び制御性Tリンパ球の割合の減少を含む。
ある実施形態において、MBMは、CD19 CAR発現細胞治療などのCAR発現細胞治療と組み合わせて投与される。
一実施形態において、CD19 CARの抗原結合ドメインは、Nicholson et al.Mol.Immun.34(16-17):1157-1165(1997)に記載されるFMC63 scFvフラグメントと同じか又は同様の結合特異性を有する。一実施形態において、CD19 CARの抗原結合ドメインとしては、Nicholson et al.Mol.Immun.34(16-17):1157-1165(1997)に記載されるscFvフラグメントが挙げられる。
ある実施形態において、CD19 CARとしては、国際公開第2014/153270号パンフレットの表3に記載される抗原結合ドメイン(例えば、ヒト化抗原結合ドメイン)が挙げられる。国際公開第2014/153270号パンフレットには、様々なCAR構築物の結合及び有効性をアッセイする方法も記載されている。
一態様において、親マウスscFv配列は、PCT公報国際公開第2012/079000号パンフレットに示されるCAR19構築物である。一実施形態において、抗CD19結合ドメインは、国際公開第2012/079000号パンフレットに記載されるscFvである。
一実施形態において、CAR分子は、ヒトCD19に特異的に結合するマウス由来のscFvフラグメントを提供する、PCT公報国際公開第2012/079000号パンフレットに配列番号12として示される融合ポリペプチド配列を含む。
一実施形態において、CD19 CARは、PCT公報国際公開第2012/079000号パンフレットに配列番号12として示されるアミノ酸配列を含む。
一実施形態において、CD19 CARは、USAN名称TISAGENLECLEUCEL-Tを有する。実施形態において、CTL019は、T細胞の遺伝子修飾によって作製され、EF-1αプロモーターの制御下で、CTL019導入遺伝子を含有する自己不活性化、複製欠損レンチウイルス(LV)ベクターによる形質導入を介した安定した挿入によって媒介される。CTL019は、導入遺伝子陽性T細胞のパーセントに基づいて対象に送達される導入遺伝子陽性及び陰性T細胞の混合物であり得る。
他の実施形態において、CD19 CARは、国際公開第2014/153270号パンフレットの表3に記載される抗原結合ドメイン(例えば、ヒト化抗原結合ドメイン)を含む。
マウスCD19抗体のヒト化は、マウス特異的な残基が、CART19処置、すなわちCAR19構築物が形質導入されたT細胞による処置を受ける患者においてヒト抗マウス抗原(HAMA)応答を誘導し得る臨床環境のために望ましい。ヒト化CD19 CAR配列の産生、特性評価及び有効性は、実施例1~5(p.115~159)を含む国際出願国際公開第2014/153270号パンフレットに記載されている。
ある実施形態において、CD19 CAR構築物は、PCT公報国際公開第2012/079000号パンフレットに記載されている。
ヒト化抗CD19 scFvドメインを含有するCD19 CAR構築物は、PCT公報国際公開第2014/153270号パンフレットに記載されている。
当技術分野において任意の公知のCD19 CAR、例えば任意の公知のCD19 CARのCD19抗原結合ドメインが、本開示に従って使用され得る。例えば、LG-740;米国特許第8,399,645号明細書;米国特許第7,446,190号明細書;Xu et al.,Leuk Lymphoma.2013 54(2):255-260(2012);Cruz et al.,Blood 122(17):2965-2973(2013);Brentjens et al.,Blood,118(18):4817-4828(2011);Kochenderfer et al.,Blood 116(20):4099-102(2010);Kochenderfer et al.,Blood 122(25):4129-39(2013);及び16th Annu Meet Am Soc Gen Cell Ther(ASGCT)(May 15-18,Salt Lake City)2013,Abst 10に記載されるCD19 CAR。
例示的なCD19 CARとしては、本明細書に記載されるCD19 CAR又はXu et al.Blood 123.24(2014):3750-9;Kochenderfer et al.Blood 122.25(2013):4129-39、Cruz et al.Blood 122.17(2013):2965-73、NCT00586391、NCT01087294、NCT02456350、NCT00840853、NCT02659943、NCT02650999、NCT02640209、NCT01747486、NCT02546739、NCT02656147、NCT02772198、NCT00709033、NCT02081937、NCT00924326、NCT02735083、NCT02794246、NCT02746952、NCT01593696、NCT02134262、NCT01853631、NCT02443831、NCT02277522、NCT02348216、NCT02614066、NCT02030834、NCT02624258、NCT02625480、NCT02030847、NCT02644655、NCT02349698、NCT02813837、NCT02050347、NCT01683279、NCT02529813、NCT02537977、NCT02799550、NCT02672501、NCT02819583、NCT02028455、NCT01840566、NCT01318317、NCT01864889、NCT02706405、NCT01475058、NCT01430390、NCT02146924、NCT02051257、NCT02431988、NCT01815749、NCT02153580、NCT01865617、NCT02208362、NCT02685670、NCT02535364、NCT02631044、NCT02728882、NCT02735291、NCT01860937、NCT02822326、NCT02737085、NCT02465983、NCT02132624、NCT02782351、NCT01493453、NCT02652910、NCT02247609、NCT01029366、NCT01626495、NCT02721407、NCT01044069、NCT00422383、NCT01680991、NCT02794961若しくはNCT02456207に記載される抗CD19 CARが挙げられる。
ある実施形態において、MBMは、CD20阻害剤と組み合わせて投与される。
一実施形態において、CD20阻害剤は、抗CD20抗体又はそのフラグメントである。一実施形態において、抗体は、単一特異性抗体であり、別の実施形態において、抗体は、二重特異性抗体である。一実施形態において、CD20阻害剤は、キメラマウス/ヒトモノクローナル抗体、例えばリツキシマブである。一実施形態において、CD20阻害剤は、オファツムマブなどのヒトモノクローナル抗体である。一実施形態において、CD20阻害剤は、オクレリズマブ、ベルツズマブ、オビヌツズマブ、オカラツズマブ又はPRO131921(Genentech)などのヒト化抗体である。一実施形態において、CD20阻害剤は、TRU-015(Trubion Pharmaceuticals)などの抗CD20抗体の部分を含む融合タンパク質である。
ある実施形態において、MBMは、CD22 CAR発現細胞治療(例えば、ヒトCD22に結合するCARを発現する細胞)と組み合わせて投与される。
ある実施形態において、MBMは、CD22阻害剤と組み合わせて投与される。ある実施形態において、CD22阻害剤は、小分子又は抗CD22抗体分子である。ある実施形態において、抗体は、任意選択的に、化学療法剤などの第2の薬剤にコンジュゲートされる単一特異性抗体である。例えば、一実施形態において、抗体は、抗CD22モノクローナル抗体-MMAEコンジュゲート(例えば、DCDT2980S)である。一実施形態において、抗体は、抗CD22抗体のscFv、例えば抗体RFB4のscFvである。このscFvは、シュードモナス(Pseudomonas)外毒素-A(例えば、BL22)の全て又はフラグメントに融合され得る。一実施形態において、抗体は、ヒト化抗CD22モノクローナル抗体(例えば、エプラツズマブ)である。一実施形態において、抗体又はそのフラグメントは、任意選択的に、シュードモナス(Pseudomonas)外毒素-A(例えば、モキセツモマブパスドトクス)の全て又はフラグメント又は(例えば、38KDaフラグメント)に共有結合的に融合される、抗CD22抗体のFv部分を含む。一実施形態において、抗CD22抗体は、任意選択的に、毒素にコンジュゲートされる抗CD19/CD22二重特異性抗体である。例えば、一実施形態において、抗CD22抗体は、ジフテリア毒素(DT)、例えばジフテリア毒素(DT)の最初の389アミノ酸、DT 390、例えばDT2219ARL)などのリガンド指向性毒素の全て又は部分に任意選択的に連結される、抗CD19/CD22二重特異性部分、(例えば、ヒトCD19及びCD22を認識する2つのscFvリガンド)を含む。別の実施形態において、二重特異性部分(例えば、抗CD19/抗CD22)は、脱グリコシル化リシンA鎖(例えば、Combotox)などの毒素に連結される。
ある実施形態において、CD22阻害剤は、多重特異性抗体分子、例えば二重特異性抗体分子、例えばCD20及びCD3に結合する二重特異性抗体分子である。CD20及びCD3に結合する例示的な二重特異性抗体分子は、国際公開第2016086189号パンフレット及び国際公開第2016182751号パンフレットに開示されている。ある実施形態において、CD20及びCD3に結合する二重特異性抗体分子は、国際公開第2016086189号パンフレットの図74、配列番号323、324及び325に開示されるようなXENP13676である。
ある実施形態において、CD22 CAR発現細胞治療は、国際公開第2016/164731号パンフレットに記載される抗原結合ドメインを含む。
ある実施形態において、MBMは、FCRL2又はFCRL5阻害剤と組み合わせて投与される。ある実施形態において、FCRL2又はFCRL5阻害剤は、抗FCRL2抗体分子、例えば二重特異性抗体分子、例えばFCRL2及びCD3に結合する二重特異性抗体である。ある実施形態において、FCRL2又はFCRL5阻害剤は、抗FCRL5抗体分子、例えば二重特異性抗体分子、例えばFCRL5及びCD3に結合する二重特異性抗体である。ある実施形態において、FCRL2又はFCRL5阻害剤は、FCRL2 CAR発現細胞治療である。ある実施形態において、FCRL2又はFCRL5阻害剤は、FCRL5 CAR発現細胞治療である。
例示的な抗FCRL5抗体分子は、米国特許出願公開第20150098900号明細書、米国特許出願公開第20160368985号明細書、国際公開第2017096120号パンフレットに開示されている(例えば、国際公開第2017096120号パンフレットに開示される抗体ET200-001、ET200-002、ET200-003、ET200-006、ET200-007、ET200-008、ET200-009、ET200-010、ET200-011、ET200-012、ET200-013、ET200-014、ET200-015、ET200-016、ET200-017、ET200-018、ET200-019、ET200-020、ET200-021、ET200-022、ET200-023、ET200-024、ET200-025、ET200-026、ET200-027、ET200-028、ET200-029、ET200-030、ET200-031、ET200-032、ET200-033、ET200-034、ET200-035、ET200-037、ET200-038、ET200-039、ET200-040、ET200-041、ET200-042、ET200-043、ET200-044、ET200-045、ET200-069、ET200-078、ET200-079、ET200-081、ET200-097、ET200-098、ET200-099、ET200-100、ET200-101、ET200-102、ET200-103、ET200-104、ET200-105、ET200-106、ET200-107、ET200-108、ET200-109、ET200-110、ET200-111、ET200-112、ET200-113、ET200-114、ET200-115、ET200-116、ET200-117、ET200-118、ET200-119、ET200-120、ET200-121、ET200-122、ET200-123、ET200-125、ET200-005及びET200-124)。
例示的なFCRL5 CAR分子は、国際公開第2016090337号パンフレットに開示されている。
ある実施形態において、MBMは、IL15/IL-15Ra複合体と組み合わせて投与される。ある実施形態において、IL-15/IL-15Ra複合体は、NIZ985(Novartis)、ATL-803(Altor)又はCYP0150(Cytune)から選択される。
ある実施形態において、IL-15/IL-15Ra複合体は、可溶性形態のヒトIL-15Raと複合体化されたヒトIL-15である。複合体は、可溶性形態のIL-15Raに共有結合的に又は非共有結合的に結合されたIL-15を含み得る。特定の実施形態において、ヒトIL-15は、可溶性形態のIL-15Raに非共有結合的に結合される。特定の実施形態において、組成物のヒトIL-15は、国際公開第2014/066527号パンフレットに記載されるアミノ酸配列を含み、可溶性形態のヒトIL-15Raは、国際公開第2014/066527号パンフレットに記載されるアミノ酸配列を含む。本明細書に記載される分子は、国際公開第2007/084342号パンフレットに記載されるベクター、宿主細胞及び方法によって作製され得る。
ある実施形態において、IL-15/IL-15Ra複合体は、ALT-803、IL-15/IL-15Ra Fc融合タンパク質(IL-15N72D:IL-15RaSu/Fc可溶性複合体)である。ALT-803は、国際公開第2008/143794号パンフレットに開示されている。
ある実施形態において、IL-15/IL-15Ra複合体は、IL-15Ra(CYP0150、Cytune)のsushiドメインに融合されたIL-15を含む。IL-15Raのsushiドメインは、IL-15Raのシグナルペプチドの後の第1のシステイン残基から開始し、シグナルペプチドの後の第4のシステイン残基で終了するドメインを指す。IL-15Raのsushiドメインに融合されたIL-15の複合体は、国際公開第2007/04606号パンフレット及び国際公開第2012/175222号パンフレットに開示されている。
ある実施形態において、MBMは、PD-1阻害剤と組み合わせて投与される。ある実施形態において、PD-1阻害剤は、PDR001(Novartis)、ニボルマブ(Bristol-Myers Squibb)、ペンブロリズマブ(Merck&Co)、ピディリズマブ(CureTech)、MEDI0680(Medimmune)、REGN2810(Regeneron)、TSR-042(Tesaro)、PF-06801591(Pfizer)、BGB-A317(Beigene)、BGB-108(Beigene)、INCSHR1210(Incyte)又はAMP-224(Amplimmune)から選択される。一実施形態において、PD-1阻害剤は、抗PD-1抗体分子である。一実施形態において、PD-1阻害剤は、米国特許出願公開第2015/0210769号明細書に記載される抗PD-1抗体分子である。
一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、MDX-1106、MDX-1106-04、ONO-4538、BMS-936558又はOPDIVO(登録商標)としても知られているニボルマブ(Bristol-Myers Squibb)である。ニボルマブ(クローン5C4)及び他の抗PD-1抗体は、米国特許第8,008,449号明細書及び国際公開第2006/121168号パンフレットに開示されている。一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、ニボルマブのCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、ランブロリズマブ、MK-3475、MK03475、SCH-900475又はKEYTRUDA(登録商標)としても知られているペンブロリズマブ(Merck&Co)である。ペンブロリズマブ及び他の抗PD-1抗体は、Hamid,O.et al.(2013)New England Journal of Medicine 369(2):134-44、米国特許第8,354,509号明細書及び国際公開第2009/114335号パンフレットに開示されている。一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、ペンブロリズマブのCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、CT-011としても知られているピディリズマブ(CureTech)である。ピディリズマブ及び他の抗PD-1抗体は、Rosenblatt,J.et al.(2011)J Immunotherapy 34(5):409-18、米国特許第7,695,715号明細書、米国特許第7,332,582号明細書及び米国特許第8,686,119号明細書に開示されている。一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、ピディリズマブのCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、AMP-514としても知られているMEDI0680(Medimmune)である。MEDI0680及び他の抗PD-1抗体は、米国特許第9,205,148号明細書及び国際公開第2012/145493号パンフレットに開示されている。一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、MEDI0680のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、REGN2810(Regeneron)である。一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、REGN2810のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、PF-06801591(Pfizer)である。一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、PF-06801591のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、BGB-A317又はBGB-108(Beigene)である。一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、BGB-A317又はBGB-108のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、INCSHR01210又はSHR-1210としても知られているINCSHR1210(Incyte)である。一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、INCSHR1210のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、ANB011としても知られているTSR-042(Tesaro)である。一実施形態において、抗PD-1抗体分子は、TSR-042のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
さらなる公知の抗PD-1抗体としては、例えば、国際公開第2015/112800号パンフレット、国際公開第2016/092419号パンフレット、国際公開第2015/085847号パンフレット、国際公開第2014/179664号パンフレット、国際公開第2014/194302号パンフレット、国際公開第2014/209804号パンフレット、国際公開第2015/200119号パンフレット、米国特許第8,735,553号明細書、米国特許第7,488,802号明細書、米国特許第8,927,697号明細書、米国特許第8,993,731号明細書及び米国特許第9,102,727号明細書に記載されるものが挙げられる。
一実施形態において、抗PD-1抗体は、PD-1における、本明細書に記載される抗PD-1抗体の1つと同じエピトープと結合について競合し且つ/又は結合する抗体である。
一実施形態において、PD-1阻害剤は、例えば、米国特許第8,907,053号明細書に記載されるような、PD-1シグナル伝達経路を阻害するペプチドである。一実施形態において、PD-1阻害剤は、イムノアドヘシン(例えば、定常領域(例えば、免疫グロブリン配列のFc領域)に融合されたPD-L1又はPD-L2の細胞外又はPD-1結合部分を含むイムノアドヘシンである。一実施形態において、PD-1阻害剤は、AMP-224(例えば、国際公開第2010/027827号パンフレット及び国際公開第2011/066342号パンフレットに開示されるB7-DCIg(Amplimmune))である。
ある実施形態において、MBMは、PD-L1阻害剤と組み合わせて投与される。ある実施形態において、PD-L1阻害剤は、FAZ053(Novartis)、アテゾリズマブ(Genentech/Roche)、アベルマブ(Merck Serono及びPfizer)、デュルバルマブ(MedImmune/AstraZeneca)又はBMS-936559(Bristol-Myers Squibb)から選択される。
一実施形態において、PD-L1阻害剤は、抗PD-L1抗体分子である。一実施形態において、PD-L1阻害剤は、米国特許出願公開第2016/0108123号パンフレットに開示される抗PD-L1抗体分子である。
一実施形態において、抗PD-L1抗体分子は、MPDL3280A、RG7446、RO5541267、YW243.55.S70又はTECENTRIQ(商標)としても知られているアテゾリズマブ(Genentech/Roche)である。アテゾリズマブ及び他の抗PD-L1抗体は、米国特許第8,217,149号明細書に開示されている。一実施形態において、抗PD-L1抗体分子は、アテゾリズマブのCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗PD-L1抗体分子は、MSB0010718Cとしても知られているアベルマブ(Merck Serono及びPfizer)である。アベルマブ及び他の抗PD-L1抗体は、国際公開第2013/079174号パンフレットに開示されている。一実施形態において、抗PD-L1抗体分子は、アベルマブのCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗PD-L1抗体分子は、MEDI4736としても知られているデュルバルマブ(MedImmune/AstraZeneca)である。デュルバルマブ及び他の抗PD-L1抗体は、米国特許第8,779,108号明細書に開示されている。一実施形態において、抗PD-L1抗体分子は、デュルバルマブのCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗PD-L1抗体分子は、MDX-1105又は12A4としても知られているBMS-936559(Bristol-Myers Squibb)である。BMS-936559及び他の抗PD-L1抗体は、米国特許第7,943,743号明細書及び国際公開第2015/081158号パンフレットに開示されている。一実施形態において、抗PD-L1抗体分子は、BMS-936559のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
さらなる公知の抗PD-L1抗体としては、例えば、国際公開第2015/181342号パンフレット、国際公開第2014/100079号パンフレット、国際公開第2016/000619号パンフレット、国際公開第2014/022758号パンフレット、国際公開第2014/055897号パンフレット、国際公開第2015/061668号パンフレット、国際公開第2013/079174号パンフレット、国際公開第2012/145493号パンフレット、国際公開第2015/112805号パンフレット、国際公開第2015/109124号パンフレット、国際公開第2015/195163号パンフレット、米国特許第8,168,179号明細書、米国特許第8,552,154号明細書、米国特許第8,460,927号明細書及び米国特許第9,175,082号明細書に記載されるものが挙げられる。
ある実施形態において、MBMは、LAG-3阻害剤と組み合わせて投与される。ある実施形態において、LAG-3阻害剤は、LAG525(Novartis)、BMS-986016(Bristol-Myers Squibb)又はTSR-033(Tesaro)から選択される。
一実施形態において、LAG-3阻害剤は、抗LAG-3抗体分子である。一実施形態において、LAG-3阻害剤は、米国特許出願公開第2015/0259420号明細書に開示される抗LAG-3抗体分子である。
一実施形態において、抗LAG-3抗体分子は、BMS986016としても知られているBMS-986016(Bristol-Myers Squibb)である。BMS-986016及び他の抗LAG-3抗体は、国際公開第2015/116539号パンフレット及び米国特許第9,505,839号明細書に開示されている。一実施形態において、抗LAG-3抗体分子は、BMS-986016のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗LAG-3抗体分子は、TSR-033(Tesaro)である。一実施形態において、抗LAG-3抗体分子は、TSR-033のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
一実施形態において、抗LAG-3抗体分子は、IMP731又はGSK2831781(GSK及びPrima BioMed)である。IMP731及び他の抗LAG-3抗体は、国際公開第2008/132601号パンフレット及び米国特許第9,244,059号明細書に開示されている。一実施形態において、抗LAG-3抗体分子は、IMP731のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。一実施形態において、抗LAG-3抗体分子は、GSK2831781のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
さらなる公知の抗LAG-3抗体としては、例えば、国際公開第2008/132601号パンフレット、国際公開第2010/019570号パンフレット、国際公開第2014/140180号パンフレット、国際公開第2015/116539号パンフレット、国際公開第2015/200119号パンフレット、国際公開第2016/028672号パンフレット、米国特許第9,244,059号明細書、米国特許第9,505,839号明細書に記載されるものが挙げられる。
一実施形態において、抗LAG-3阻害剤は、例えば、国際公開第2009/044273号パンフレットに開示されるような、可溶性LAG-3タンパク質、例えばIMP321(Prima BioMed)である。
ある実施形態において、MBMは、TIM-3阻害剤と組み合わせて投与される。ある実施形態において、TIM-3阻害剤は、MBG453(Novartis)又はTSR-022(Tesaro)である。
一実施形態において、TIM-3阻害剤は、抗TIM-3抗体分子である。一実施形態において、TIM-3阻害剤は、米国特許出願公開第2015/0218274号明細書に開示されるような抗TIM-3抗体分子である。
一実施形態において、抗TIM-3抗体分子は、TSR-022(AnaptysBio/Tesaro)である。一実施形態において、抗TIM-3抗体分子は、TSR-022のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。一実施形態において、抗TIM-3抗体分子は、APE5137又はAPE5121のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。APE5137、APE5121及び他の抗TIM-3抗体は、国際公開第2016/161270号パンフレットに開示されている。
一実施形態において、抗TIM-3抗体分子は、抗体クローンF38-2E2である。一実施形態において、抗TIM-3抗体分子は、F38-2E2のCDR配列の1つ以上(又はまとめてCDR配列の全て)、重鎖若しくは軽鎖可変領域配列又は重鎖若しくは軽鎖配列を含む。
さらなる公知の抗TIM-3抗体としては、例えば、国際公開第2016/111947号パンフレット、国際公開第2016/071448号パンフレット、国際公開第2016/144803号パンフレット、米国特許第8,552,156号明細書、米国特許第8,841,418号明細書及び米国特許第9,163,087号明細書に記載されるものが挙げられる。
一実施形態において、抗TIM-3抗体は、TIM-3における、本明細書に記載される抗TIM-3抗体の1つと同じエピトープとの結合について競合し且つ/又は結合する抗体である。
ある実施形態において、MBMは、形質転換成長因子β(TGF-β)阻害剤と組み合わせて投与される。ある実施形態において、TGF-β阻害剤は、フレゾリムマブ(CAS登録番号948564-73-6)である。フレゾリムマブは、GC1008としても知られている。フレゾリムマブは、TGF-βアイソフォーム1、2及び3に結合し、それを阻害するヒトモノクローナル抗体である。フレゾリムマブは、例えば、国際公開第2006/086469号パンフレット、米国特許第8,383,780号明細書及び米国特許第8,591,901号明細書に開示されている。
ある実施形態において、TGF-β阻害剤は、XOMA 089である。XOMA 089は、XPA.42.089としても知られている。XOMA 089は、TGF-β1及び2リガンドに結合し、それを中和する完全ヒトモノクローナル抗体であり、PCT公開番号国際公開第2012/167143号パンフレットに開示されている。
ある実施形態において、MBMは、抗CD73抗体分子と組み合わせて投与される。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、完全抗体分子又はその抗原結合フラグメントである。特定の実施形態において、抗CD73抗体分子は、CD73タンパク質に結合し、CD73、例えばヒトCD73の活性を低下させ、例えばそれを阻害するか又はそれに拮抗する。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2016/075099号パンフレットに開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、例えば、国際公開第2016/075099号パンフレットに開示されるようなMEDI 9447である。MEDI 9447の代替名は、クローン10.3又は73combo3を含む。MEDI 9447は、CD73の活性を阻害する、例えばそれに拮抗するIgG1抗体である。MEDI 9447及び他の抗CD73抗体分子は、国際公開第2016/075176号パンフレット及び米国特許出願公開第2016/0129108号明細書にも開示されている。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、MEDI 9477の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2016/081748号パンフレットに開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、例えば、国際公開第2016/081748号パンフレットに開示されるような11F11である。11F11は、CD73の活性を阻害する、例えばそれに拮抗するIgG2抗体である。11F11、例えばCD73.4及びCD73.10に由来する抗体;11F11、例えば11F11-1及び11F11-2のクローン;並びに他の抗CD73抗体分子が、国際公開第2016/081748号パンフレット及び米国特許第9,605,080号明細書に開示されている。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、11F11-1又は11F11-2の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、例えば、米国特許第9,605,080号明細書に開示される抗CD73抗体である。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、例えば、米国特許第9,605,080号明細書に開示されるようなCD73.4である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、CD73.4の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、例えば、米国特許第9,605,080号明細書に開示されるようなCD73.10である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、CD73.10の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2009/0203538号パンフレットに開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、例えば、国際公開第2009/0203538号パンフレットに開示されるような067-213である。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、067-213の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、米国特許第9,090,697号明細書に開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、例えば、米国特許第9,090,697号明細書に開示されるようなTY/23である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、TY/23の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2016/055609号パンフレットに開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2016/055609号パンフレットに開示される抗CD73抗体の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2016/146818号パンフレットに開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2016/146818号パンフレットに開示される抗CD73抗体の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2004/079013号パンフレットに開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2004/079013号パンフレットに開示される抗CD73抗体の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2012/125850号パンフレットに開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2012/125850号パンフレットに開示される抗CD73抗体の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2015/004400号パンフレットに開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2015/004400号パンフレットに開示される抗CD73抗体の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2007/146968号パンフレットに開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、国際公開第2007146968号パンフレットに開示される抗CD73抗体の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、米国特許出願公開第2007/0042392号明細書に開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、米国特許出願公開第2007/0042392号明細書に開示される抗CD73抗体の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、米国特許出願公開第2009/0138977号明細書に開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、米国特許出願公開第2009/0138977号明細書に開示される抗CD73抗体の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、Flocke et al.,Eur J Cell Biol.1992 Jun;58(1):62-70に開示される抗CD73抗体である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、Flocke et al.,Eur J Cell Biol.1992 Jun;58(1):62-70に開示される抗CD73抗体の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
一実施形態において、抗CD73抗体分子は、Stagg et al.,PNAS.2010 Jan 107(4):1547-1552に開示される抗CD73抗体である。ある実施形態において、抗CD73抗体分子は、Stagg et al.に開示されるようなTY/23又はTY11.8である。一実施形態において、抗CD73抗体分子は、Stagg et alに開示される抗CD73抗体の重鎖可変ドメイン、軽鎖可変ドメイン又は両方を含む。
ある実施形態において、MBMは、インターロイキン-17(IL-17)阻害剤と組み合わせて投与される。
ある実施形態において、IL-17阻害剤は、セクキヌマブ(CAS登録番号875356-43-7(重鎖)及び875356-44-8(軽鎖))である。セクキヌマブは、AIN457及びCOSENTYX(登録商標)としても知られている。セクキヌマブは、IL-17Aに特異的に結合する組み換えヒトモノクローナルIgG1/κ抗体である。それは、組み換えチャイニーズハムスター卵巣(CHO)細胞株において発現される。セクキヌマブは、例えば、国際公開第2006/013107号パンフレット、米国特許第7,807,155号明細書、米国特許第8,119,131号明細書、米国特許第8,617,552号明細書及び欧州特許第1776142号明細書に記載されている。
ある実施形態において、IL-17阻害剤は、CJM112である。CJM112は、XAB4としても知られている。CJM112は、IL-17Aを標的とする(例えば、IgG1/κアイソタイプの)完全ヒトモノクローナル抗体である。CJM112は、例えば、国際公開第2014/122613号パンフレットに開示されている。
CJM112は、ヒト、カニクイザル、マウス及びラットIL-17Aに結合し、インビトロ及びインビボでこれらのサイトカインの生物活性を中和することができる。IL-17ファミリーのメンバーであるIL-17Aは、乾癬及び癌などの多くの免疫介在疾患において重要な役割を果たすことが示されている主要な炎症性サイトカインである(Witowski et al.(2004)Cell Mol.Life Sci.p.567-79;Miossec and Kolls(2012)Nat.Rev.Drug Discov.p.763-76)。
ある実施形態において、IL-17阻害剤は、イキセキズマブ(CAS登録番号1143503-69-8)である。イキセキズマブは、LY2439821としても知られている。イキセキズマブは、IL-17Aに標的とするヒト化IgG4モノクローナル抗体である。イキセキズマブは、例えば、国際公開第2007/070750号パンフレット、米国特許第7,838,638号明細書及び米国特許第8,110,191号明細書に記載されている。
ある実施形態において、IL-17阻害剤は、ブロダルマブ(CAS登録番号1174395-19-7)である。ブロダルマブは、AMG 827又はAM-14としても知られている。ブロダルマブは、インターロイキン-17受容体A(IL-17RA)に結合し、IL-17が受容体を活性化するのを防ぐ。ブロダルマブは、例えば、国際公開第2008/054603号パンフレット、米国特許第7,767,206号明細書、米国特許第7,786,284号明細書、米国特許第7,833,527号明細書、米国特許第7,939,070号明細書、米国特許第8,435,518号明細書、米国特許第8,545,842号明細書、米国特許第8,790,648号明細書及び米国特許第9,073,999号明細書に開示されている。
ある実施形態において、MBMは、インターロイキン-1β(IL-1β)阻害剤と組み合わせて投与される。
ある実施形態において、IL-1β阻害剤は、カナキヌマブである。カナキヌマブは、ACZ885又はILARIS(登録商標)としても知られている。カナキヌマブは、ヒトIL-1βの生物活性を中和するヒトモノクローナルIgG1/κ抗体である。カナキヌマブは、例えば、国際公開第2002/16436号パンフレット、米国特許第7,446,175号明細書及び欧州特許第1313769号明細書に開示されている。
ある実施形態において、MBMは、CD32B阻害剤と組み合わせて投与される。ある実施形態において、CD32B阻害剤は、抗CD32B抗体分子である。例示的な抗CD32B抗体分子は、米国特許第8187593号明細書、米国特許第8778339号明細書、米国特許第8802089号明細書、米国特許第20060073142号明細書、米国特許第20170198040号明細書及び米国特許第20130251706号明細書に開示されている。
ある実施形態において、MBMは、表18に列挙される化合物の1つと組み合わせて投与される。
ある実施形態において、MBMは、CAR-T治療、NIZ985、GITRアゴニスト、例えばGWN323、PTK787、MBG453、mAb12425、CLR457、BGT226、BYL719、AMN107、ABL001、IDH305/LQS305、LJM716、MCS110、WNT974/LGK974、BLZ945、NIR178、QBM076、MBG453、CGS-20267、LHS534、LKG960、LDM099/SHP099、TNO155、LCL161、MAP855/LQN716、RAD001、LEJ511、LDK378、LOU064、LSZ102、LEQ506、RAF265/CHIR265、カナキヌマブ、ゲボキズマブ、アナキンラ、リロナセプト、CGS-20267、PSC833、GGP-57148B、CGM097、HDM201、LBH589、PKC412、LHC165、MAK683、INC280、INC424、LJE704、LAG525及びNIS793の1つ以上と組み合わせて投与される。
ある実施形態において、MBMは、標準治療と組み合わせて投与される。
多発性骨髄腫及び関連疾患のための標準治療としては、化学療法、幹細胞移植(自己又は同種)、放射線療法及び他の薬物療法が挙げられる。よく使用される抗骨髄腫薬物としては、アルキル化剤(例えば、ベンダムスチン、シクロホスファミド及びメルファラン)、プロテアソーム阻害剤(例えば、ボルテゾミブ)、コルチコステロイド(例えば、デキサメタゾン及びプレドニゾン)及び免疫調節剤(例えば、サリドマイド及びレナリドミド又はRevlimid(登録商標))又はそれらの任意の組合せが挙げられる。ビスホスホネート系薬剤も、骨量の減少を防ぐために、標準抗MM治療と組み合わせてよく投与される。65~70歳を超える患者は、幹細胞移植の候補になる可能性が低い。ある場合には、2回の自己幹細胞移植が、1回目の移植に対する準最適な応答を有する60歳未満の患者のための選択肢である。本開示の組成物及び方法は、多発性骨髄腫のための現在処方される治療薬のいずれか1つと組み合わせて投与され得る。
ホジキンリンパ腫は、放射線療法、化学療法又は造血幹細胞移植で一般的に治療される。非ホジキンリンパ腫のための最も一般的な治療は、R-CHOPであり、これは、4つの異なる化学療法剤(シクロホスファミド、ドキソルビシン、ビンクリスチン及びプレドニゾロン)及びリツキシマブ(Rituxan(登録商標))からなる。NHLを治療するのに一般的に使用される他の治療としては、他の化学療法剤、放射線療法、幹細胞移植(自己又は同種骨髄移植)又は生物学的療法、例えば免疫療法が挙げられる。生物学的治療剤の他の例としては、限定はされないが、リツキシマブ(Rituxan(登録商標))、トシツモマブ(Bexxar(登録商標))、エプラツズマブ(LymphoCide(登録商標))及びアレムツズマブ(MabCampath(登録商標))が挙げられる。本開示の組成物及び方法は、ホジキンリンパ腫又は非ホジキンリンパ腫のための現在処方される治療薬のいずれか1つと組み合わせて投与され得る。
WMの標準治療は、特に、リツキシマブ(Rituxan(登録商標))による化学療法からなる。クロラムブシル(Leukeran(登録商標))、シクロホスファミド(Neosar(登録商標))、フルダラビン(Fludara(登録商標))、クラドリビン(Leustatin(登録商標))、ビンクリスチン及び/又はサリドマイドなどの他の化学療法剤は、組み合わせて使用され得る。プレドニゾンなどのコルチコステロイドも、化学療法と組み合わせて投与され得る。プラスマフェレーシス又は血漿交換が、血液からパラプロテインを除去することによっていくつかの症状を軽減するために、患者の治療全体を通して一般的に使用される。ある場合には、幹細胞移植は、一部の患者のための選択肢である。
CD3に結合するABM2を有するMBMは、CD3に結合するMBMの投与に関連する副作用を軽減又は改善する薬剤と組み合わせて投与され得る。CD3結合剤の投与に関連する副作用は、限定はされないが、サイトカイン放出症候群(「CRS」)及びマクロファージ活性化症候群(MAS)とも呼ばれる血球貪食性リンパ組織症(HLH)を含む。CRSの症状は、高熱、吐き気、一過性低血圧、低酸素症などを含み得る。CRSは、発熱、疲労、食欲不振、筋肉痛、関節痛、吐き気、嘔吐及び頭痛などの臨床的全身兆候及び症状を含み得る。CRSは、発疹などの臨床的皮膚兆候及び症状を含み得る。CRSは、吐き気、嘔吐及び下痢などの臨床的消化管兆候及び症状を含み得る。CRSは、頻呼吸及び低酸素症などの臨床的呼吸器兆候及び症状を含み得る。CRSは、頻拍、脈圧拡大、低血圧、心拍出量増加(早期)及び心拍出量の潜在的な低下(後期)などの臨床的心血管兆候及び症状を含み得る。CRSは、D-ダイマーの上昇、出血を伴う又は伴わない低フィブリノゲン血症などの臨床的凝固兆候及び症状を含み得る。CRSは、高窒素血症などの臨床的腎臓兆候及び症状を含み得る。CRSは、高トランスアミナーゼ血症及び高ビリルビン血症などの臨床的肝臓兆候及び症状を含み得る。CRSは、頭痛、精神状態の変化、混乱、せん妄、喚語困難又は明らかな失語症、幻覚、振戦、ディスメトリア、異常歩行及び発作などの臨床的神経兆候及び症状を含み得る。
したがって、本明細書に記載される方法は、CD3に結合するABM2を有するMBMを、対象に投与し、MBMによる処置に起因する可溶性因子のレベル増加を管理するための1つ以上の薬剤をさらに投与することを含み得る。一実施形態において、対象において増加する可溶性因子は、IFN-γ、TNFα、IL-2及びIL-6の1つ以上である。一実施形態において、対象において増加する因子は、IL-1、GM-CSF、IL-10、IL-8、IL-5及びフラクタルカインの1つ以上である。したがって、この副作用を治療するために投与される薬剤は、これらの可溶性因子の1つ以上を中和する薬剤であり得る。一実施形態において、これらの可溶性形態の1つ以上を中和する薬剤は、抗体又はその抗原結合フラグメントである。このような薬剤の例としては、限定はされないが、ステロイド(例えば、コルチコステロイド)、TNFαの阻害剤、及びIL-1Rの阻害剤、及びIL-6の阻害剤が挙げられる。TNFα阻害剤の一例は、インフリキシマブ、アダリムマブ、セルトリズマブペゴール及びゴリムマブなどの抗TNFα抗体分子である。TNFα阻害剤の別の例は、エンタネルセプトなどの融合タンパク質である。TNFαの小分子阻害剤としては、限定はされないが、キサンチン誘導体(例えば、ペントキシフィリン)及びブプロピオンが挙げられる。IL-6阻害剤の一例は、トシリズマブ(toc)、サリルマブ、エルシリモマブ、CNTO 328、ALD518/BMS-945429、CNTO 136、CPSI-2364、CDP6038、VX30、ARGX-109、FE301及びFM101などの抗IL-6抗体分子である。一実施形態において、抗IL-6抗体分子は、トシリズマブである。IL-1R系阻害剤の一例は、アナキンラである。
ある実施形態において、対象は、例えば、特にメチルプレドニゾロン、ヒドロコルチゾンなどのコルチコステロイドを投与される。ある実施形態において、対象は、CRSリスクを軽減するために、CD3に結合するMBMの投与の前に、Benadryl及びTylenolと組み合わせて、コルチコステロイド、例えばメチルプレドニゾロン、ヒドロコルチゾンを投与される。
ある実施形態において、対象は、例えば、ノルエピネフリン、ドーパミン、フェニレフリン、エピネフリン、バソプレシン又はそれらの任意の組合せなどの昇圧剤を投与される。
一実施形態において、対象は、解熱剤を投与され得る。一実施形態において、対象は、鎮痛剤を投与され得る。
8.実施例
8.1.実施例1:抗BCMA抗体の産生及び特性評価
ヒト及びカニクイザルBCMAの両方と交差反応性である抗BCMA抗体を、ファージディスプレイを用いて同定した。表11にR1F2として示される選択された抗体の親和性成熟を行って、BCMAに対する親和性が増加した抗体を産生させた。親R1F2抗体に由来するいくつかの追加的な抗BCMA抗体を得た。これらの抗体は、表11に「AB1/AB2ファミリー」結合剤として示されている。表11にPI-61として示される、ファージディスプレイを用いて個別に識別された別の抗体も親和性成熟に供して、BCMAに対する親和性が増加したクローンを生成した。親PI-61抗体に由来するいくつかの追加的な抗BCMA抗体を得た。これらの抗体は、表11に「AB3ファミリー」結合剤として示されている。
AB1、AB2及びAB3のVH及びVL配列を有する抗BCMA×抗CD3二重特異性抗体を産生させた。二重特異性抗体は、BCMA+多発性骨髄腫細胞株を用いたインビトロRTCCアッセイで活性を有することが分かり、NSGマウスのKMS11-Luc多発性骨髄腫同所性腫瘍モデルで抗腫瘍活性を有することが分かった。
8.2.実施例2:BCMA、TCR複合体の構成要素及びCD2に結合するTBMの作製及び特性評価
AB3のVH及びVL配列を含むBCMA ABM、TCR ABM及びCD2 ABMを有するTBMを、ノブ・イントゥ・ホール(KIH)形式で作製して特性評価した。この実施例のTBMは、図2A~2Bに概略的に示される。この実施例の各TBMは、第1の半抗体(図2A~2Bに示される各構築物の左半分として概略的に示される)及び第2の半抗体(図2A~2Bに示される各構築物の右半分として概略的に示される)を含む。理論によって拘束されるものではないが、TBMにおいてCD2結合とTCR複合体結合とを組み合わせると、T細胞を介した腫瘍細胞の溶解を(例えば、TCRのクラスター化によって)促進する一次シグナル伝達経路と、T細胞の増殖を誘導して、潜在的にアネルギーを克服する二次共刺激経路の両方を刺激できると考えられる。
8.2.1.材料及び方法
8.2.1.1.TBMをコードするプラスミド
BCMA、TCR複合体の構成要素及びCD2を標的とする2つのTBMのタンパク質をコードするプラスミドを合成した。
第1のTBM(図2Aに概略的に示される)では、コドン最適化抗BCMA重鎖をコードするプラスミドを、(i)定常hIgG1 CH1ドメインに融合したAB3 VHドメイン(ii)リンカー、(iii)BMA031に対応する抗TCR scFv、(iv)第2のリンカー及び(v)TBMのヘテロ二量体化及び突然変異のサイレンシングを促進するためのホールのT366S、L368A及びY407V突然変異を含むhIgG1 Fc領域を含む融合物として(N末端からC末端方向に)合成した。軽鎖をコードするプラスミドを、AB3VLドメイン及び定常ヒトラムダ配列を含む融合体として(N末端からC末端方向に)合成した。第2の半抗体をコードするプラスミドを、(i)CD58のIgVドメイン(CD58-6)、(ii)リンカー及び(iii)TBMのヘテロ二量体化及び突然変異のサイレンシングを促進するためのノブのT366W突然変異を含む定常hIgG1ドメインを含む融合体として(N末端からC末端方向に)合成した。
第2のTBM(図2Bに概略的に示される)では、コドン最適化抗BCMA重鎖をコードするプラスミドを、(i)定常hIgG1 CH1ドメインに融合したAB3 VHドメイン、(ii)リンカー、(iii)CD58のIgVドメイン(CD58-6)、(iv)第2のリンカー及び(v)TBMのヘテロ二量体化及びサイレンシング突然変異を促進するためのホールのT366S、L368A及びY407V突然変異を含むhIgG1 Fc領域を含む融合物として(N末端からC末端方向に)合成した。軽鎖をコードするプラスミドを、AB3VLドメイン及び定常ヒトラムダ配列を含む融合体として(N末端からC末端方向に)合成した。第2の半抗体をコードするプラスミドを、(i)BMA031に対応する抗TCR scFv、(ii)リンカー及び(iii)TBMのヘテロ二量体化及びサイレンシング突然変異を促進するためのノブのT366W突然変異を含む定常hIgG1ドメインを含む融合体として(N末端からC末端方向に)合成した。
構造的抗体対照もまた、機能的活性に対する抗BCMA及び抗CD3 ABMのジオメトリの影響の評価を可能にするために作製した。CD2 ABMが鶏卵リゾチームに対するVhhで置換されたAB3_TCR-CD58に対応する構築物(AB3_TCR-HEL)を作製した。AB3_TCR-CD58に対応するがCD2 ABMを有さない1アーム抗体(OAA)及び別個の半抗体(BSP)上にBCMA ABM及びCD3 ABMを有する対応する二重特異性抗体もまた作製した。
TBMの構成要素のアミノ酸配列は、表19-A(Fc配列なし)及び表19-B(Fc配列あり)に記載される。
8.2.1.2.発現及び精製
TBMを、HEK293細胞におけるそれぞれの鎖の共トランスフェクションによって一過性に発現させた。簡単に説明すると、重鎖及び軽鎖プラスミドによる細胞のトランスフェクションを、1:3の最終DNA:PEI比で、トランスフェクション試薬としてPEIを用いて行った。培養物1リットル当たり1mgのプラスミドを、200万個の細胞/mL血清培地を有する培養物のトランスフェクションに使用した。発現の5日後、TBMを、遠心分離及びろ過による培地の清澄化によって収集した。精製を、樹脂1ml/上清100mLを使用した抗CH1アフィニティーバッチ結合(CaptureSelect IgG-CH1 Affinity Matrix,Thermo-Fisher Scientific,Waltham,MA,USA)又はプロテインA(rProteinA Sepharose,Fast flow,GE Healthcare,Uppsala,Sweden)バッチ結合によって行った。タンパク質を、穏やかに混合しながら最低2時間結合させ、上清を重力ろ過カラムにロードした。樹脂を、20~50CVのPBSで洗浄した。TBMを、20CVの50mMのクエン酸塩、90mMのNaCl pH3.2、50mMのスクロースで溶出させた。溶出したTBM画分を、1Mのクエン酸ナトリウム、50mMのスクロースでpH5.5に調整した。分取サイズ排除クロマトグラフィーを、凝集体が存在した場合の最終研磨ステップとして、Hi Load 16/60 Superdex 200グレードカラム(GE Healthcare Life Sciences,Uppsala,Sweden)を用いて行った。発現したTBMのタンパク質の同一性が一次アミノ酸配列の予測質量と一致することを確認するために、タンパク質を、質量分析と組み合わせた高速液体クロマトグラフィーによって分析した。
二重特異性構築物を同様に発現させて精製した。
8.2.1.3.RTCCアッセイ
三重特異性及び二重特異性構築物を、腫瘍標的細胞においてT細胞媒介アポトーシスを誘導するそれらの可能性について評価した。簡単に説明すると、huBCMAを発現するKMS11標的細胞を、ホタルルシフェラーゼを過剰発現するように操作した。細胞を回収し、10%のFBSを含むRPMI培地(Invitrogen #11875-093)に再懸濁した。ウェル当たり2,500個の標的細胞を、平底384ウェルプレートに播種した。ヒトpan Tエフェクター細胞を、フィコール密度勾配遠心分離によってロイコパック(Hemacare #PB001F-1)から分離された凍結保存PBMCからネガティブセレクション(Stemcell Technologies #17951)によって単離した。次に、精製したT細胞をプレートに加えて、5:1、3:1、1:1、1:3又は1:5の最終E:T比を得た。共培養した細胞を、連続希釈で全ての構築物及び対照とともにインキュベートした。正規化では、平均最大発光は、エフェクター細胞と共インキュベートしたが、どの試験構築物とも共インキュベートしていない標的細胞を意味する。5%のCO2、37℃で48時間のインキュベーション後、OneGloルシフェラーゼ基質(Promega #E6120)をプレートに加えた。10分間のインキュベーション後、発光を、Envisionプレートリーダーで測定した。パーセント特異的溶解を、次の式を用いて計算した:
特異的溶解(%)=(1-(サンプルの発光/平均最大発光))×100
8.2.1.4.サイトカイン放出アッセイ
三重特異性構築物を、腫瘍標的細胞の存在下でサイトカインのT細胞媒介性デノボ分泌を誘導するそれらの能力について分析した。簡単に説明すると、huBCMAを発現するKMS11標的細胞を、ホタルルシフェラーゼを過剰発現するように操作した。細胞を回収し、10%FBSを含むRPMI培地(Invitrogen #11875-093)に再懸濁した。ウェル当たり10,000個の標的細胞を、平底96ウェルプレートに播種した。ヒトpan Tエフェクター細胞を、フィコール密度勾配遠心分離によってロイコパック(Hemacare #PB001F-1)から分離された凍結保存PBMCからネガティブセレクション(Stemcell Technologies #17951)によって単離した。次に、精製されたT細胞をプレートに添加して、5:1、1:1又は1:5のいずれかの最終E:T比を得た。共培養した細胞を、連続希釈で全ての構築物及び対照とともにインキュベートした。5%のCO2、37℃での24時間のインキュベーション後、上清を、後の分析のために300×gで5分間の遠心分離によって回収した。マルチプレックスELISAを、V-PLEX炎症性パネル1キット(MesoScale Discovery #K15049D)を用いて製造業者の指示に従って行った。
8.2.2.結果
RTCCデータを図3A-Eに示し、サイトカインレベルを図4A-Cに示す。各構築物は、RTCCアッセイで活性であった。
8.3.実施例3:BCMA、CD3及びCD2に結合するTBMの作製及び特性評価
ノブ・イントゥ・ホール(KIH)型式でBCMA、CD3及びCD2を標的とするTBMを、実施例2の構築物のTCR ABMが表20-A(Fc配列なし)及び表20-B(Fc配列あり)に示されているCD3結合剤の配列で置換されていることを除いて、実施例2に記載された材料及び方法に従って作製して特性評価した。
RTCC及びサイトカイン放出アッセイを実施例2のように行う。三重特異性構築物は、RTCCアッセイにおいて活性である。
8.4.実施例4:安定性を向上させるためのCD58の操作
8.4.1.背景
ヒトCD58は、29個のアミノ酸のシグナルペプチド及び2つのIg様ドメインを含む。ドメイン1と呼ばれる最もN末端のIg様ドメインは、抗体の可変領域に類似したV型であり、ドメイン2と呼ばれる第2のドメインは、抗体の定常領域に類似したC型である。CD58ドメイン構造の概略図が図5に示される。
実施例2に記載されるように、CD2と相互作用するCD58のドメイン1は、多重特異性結合分子における抗CD2抗体結合フラグメントの代わりに使用することができる。しかしながら、CD58は、免疫グロブリンよりも低い安定性を示す。
ヒトCD58ドメイン1の安定性を改善するために、タンパク質を、発現時にジスルフィド架橋を形成して分子を安定化させるシステイン対を含むように操作した。
4つの異なるアミノ酸対を、システインによって置換されるように操作した:(1)V45及びM105、(2)V45及びM114、(3)V54及びG88並びに(4)W56及びL90。
8.4.2.材料及び方法
8.4.2.1.組換え発現
結合特性及び生物物理学的特性を評価するために、CD58ジスルフィド変異体を、CD2細胞外ドメインとともにHEK293細胞から一時的に産生させて精製した。全てのプラスミドを、哺乳動物発現用にコドン最適化した。ヒト及びカニクイザルCD2構築物を、C末端Aviタグ及びN末端8×hisタグ(配列番号564)、続いて精製後のhisタグの切断用のEVNLYFQS配列(配列番号565)を用いて作製した。CD2構築物を、BirA酵素をコードするプラスミドの共トランスフェクションによって発現中に部位選択的にビオチン化した。CD58を、C末端の8×hisタグ(配列番号564)を用いて発現させた。HEK293F細胞における一過性の発現及び精製を、標準的な方法で行った。配列を表21に示す。
発現のために、トランスフェクション試薬としてPEIを用いてトランスフェクションを行った。小規模(5L未満)のトランスフェクションの場合、細胞を、8%のCO2の加湿インキュベーター(85%)内のオービタルシェーカー(100rpm)上の振とうフラスコで増殖させた。トランスフェクションを、1 DNA:3 PEIの比率で行った。プラスミドの1mg/Lの培養物を、Expi293培地における200万個の細胞/mLでのトランスフェクションに使用した。発現の5日後、培養物を遠心分離してろ過した。精製を、樹脂1ml/上清100mLを使用したニッケル-NTAバッチ結合によって行った。タンパク質を、穏やかに混合しながら最低2時間結合させ、混合物を重力ろ過カラムにロードした。樹脂を30CVのPBSで洗浄した。タンパク質を、イミダゾールで溶出させた。溶出されたタンパク質を濃縮し、分取サイズ排除クロマトグラフィー(Hi Load 16/60 Superdex 75グレードカラム、GE Healthcare Life Sciences,Uppsala,Sweden)で最終的に精製した。発現したタンパク質の同一性が一次アミノ酸配列の予測質量と一致することを確認するために、タンパク質を質量分析と組み合わせた高速液体クロマトグラフィーによって分析した。
8.4.2.2.安定性
ジスルフィド安定化変異体を、標準的な技術を使用する示差走査熱量測定法(DSC)及び示差走査蛍光定量法(DSF)の両方を用いて、改善された熱安定性について評価した。DSFの場合、1~3μgの各構築物を96ウェルPCRプレートの総量25μlの1×Sypro Orange(Thermo-Fisher)に添加した。C1000サーマルサイクラーを備えたBio-Rad CFX96 RT-PCRシステムを用いて、温度を25℃から95℃に0.5℃/分で上昇させ、蛍光をモニタリングした。製造業者によって提供されたソフトウェアを用いてTmを決定した。
DSCについては、全てのサンプルをHEPES緩衝生理食塩水(HBS)に透析して、0.5mg/mLの最終濃度に希釈した。Tm及びTonsetを、MicroCal VP-Capillary DSCシステム(Malvern)を用いて、2秒のフィルタリング期間及び中程度の増加設定で1℃/分で温度を25℃から100℃に上昇させることによって決定した。
8.4.2.3.結合親和性
追加の安定化ジスルフィドの変化によって結合親和性が損なわれずに維持されることを確実にするために、等温熱量測定(ITC)を、得られた組換えCD58タンパク質に対して行って、それらの見かけのKD及び組換えヒトCD2への結合化学量論(n)を決定した。
簡単に述べると、組換えヒトCD2及び組換えヒトCD58変異体を、HEPES緩衝生理食塩水(HBS)に透析した。CD2を、100μMの最終濃度に希釈し、CD58変異体を10μMに希釈した。CD2を、複数回の注入によって10μMのCD58変異体に滴定し、ΔH(kcal/mole)を、MicroCal VP-ITC等温滴定熱量計(Malvern)を用いて決定した。CD2のHBSへの滴定を基準として使用し、KD及びnを得られたデータから決定した。
8.4.3.結果
構築物のDSF及びDSC測定の両方の結果を以下の表22に示す。
親和性研究の結果を、以下の表23に示す。安定化ジスルフィドの追加は、親和性又は結合化学量論に有害な影響を与えなかった。
12.特定の実施形態、参考文献の引用
様々な特定の実施形態が示され、記載されているが、様々な変形形態が本開示の趣旨及び範囲から逸脱せずになされ得ることが理解されるであろう。本開示は、以下に記載される番号付けされた実施形態によって例示される。
1.下記を含む多重特異性結合分子(MBM):
(a)ヒトBCMAに特異的に結合し、且つ表11A-1、表11B-1、表11C-1、表11D-1、表11E-1、表11F-1、表11G-1、表11H-1、表11I-1、表11J-1、表11K-1(a)、表11K-1(b)、表11L-1、表11M-1、表11N-1(a)又は表11N-1(b)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11A-2、表11B-2、表11C-2、表11D-2、表11E-2、表11F-2、表11G-2、表11H-2、表11I-2、表11J-2、表11K-2、表11K-2、表11L-2、表11M-2、表11N-2又は表11N-2にそれぞれ記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む抗原結合モジュール1(ABM1);
(b)ヒトT細胞受容体(TCR)複合体の構成要素に特異的に結合する抗原結合モジュール2(ABM2);及び
(c)ヒトCD2又はヒト腫瘍関連抗原(TAA)に特異的に結合する抗原結合モジュール3(ABM3)
2.ABM1は、表11A-1、表11B-1、表11C-1、表11D-1、表11E-1、表11F-1、表11G-1、表11H-1、表11I-1、表11J-1、表11K-1(a)、表11L-1、表11M-1又は表11N-1(a)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列、及び表11A-2、表11B-2、表11C-2、表11D-2、表11E-2、表11F-2、表11G-2、表11H-2、表11I-2、表11J-2、表11K-2、表11L-2、表11M-2又は表11N-2にそれぞれ記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1に記載のMBM。
3.ABM1は、表11A-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11A-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
4.ABM1は、表11B-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11B-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
5.ABM1は、表11C-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11C-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
6.ABM1は、表11D-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11D-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
7.ABM1は、表11E-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11E-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
8.ABM1は、表11F-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11F-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
9.ABM1は、表11G-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11G-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
10.ABM1は、表11H-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11H-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
11.ABM1は、表11I-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11I-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
12.ABM1は、表11J-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11J-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
13.ABM1は、表11K-1(a)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11K-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
14.ABM1は、表11K-1(b)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11K-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1に記載のMBM。
15.ABM1は、表11L-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11L-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
16.ABM1は、表11M-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11M-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
17.ABM1は、表11N-1(a)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11N-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
18.ABM1は、表11N-1(b)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11N-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、実施形態1に記載のMBM。
19.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C1のものである、実施形態3に記載のMBM。
20.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C2のものである、実施形態3に記載のMBM。
21.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C3のものである、実施形態3に記載のMBM。
22.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C4のものである、実施形態3に記載のMBM。
23.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C5のものである、実施形態3に記載のMBM。
24.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C6のものである、実施形態3に記載のMBM。
25.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C7のものである、実施形態3に記載のMBM。
26.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C8のものである、実施形態3に記載のMBM。
27.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C9のものである、実施形態3に記載のMBM。
28.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C10のものである、実施形態3に記載のMBM。
29.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C11のものである、実施形態3に記載のMBM。
30.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C12のものである、実施形態3に記載のMBM。
31.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C13のものである、実施形態4に記載のMBM。
32.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C14のものである、実施形態4に記載のMBM。
33.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C15のものである、実施形態4に記載のMBM。
34.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C16のものである、実施形態4に記載のMBM。
35.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C17のものである、実施形態4に記載のMBM。
36.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C18のものである、実施形態4に記載のMBM。
37.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C19のものである、実施形態4に記載のMBM。
38.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C20のものである、実施形態4に記載のMBM。
39.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C21のものである、実施形態4に記載のMBM。
40.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C22のものである、実施形態4に記載のMBM。
41.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C23のものである、実施形態4に記載のMBM。
42.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C24のものである、実施形態4に記載のMBM。
43.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C25のものである、実施形態4に記載のMBM。
44.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C26のものである、実施形態4に記載のMBM。
45.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C27のものである、実施形態4に記載のMBM。
46.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C28のものである、実施形態4に記載のMBM。
47.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、AB1のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
48.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、AB2のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
49.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、R1F2のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
50.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF03のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
51.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF04のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
52.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF05のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
53.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF06のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
54.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF07のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
55.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF08のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
56.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF09のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
57.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF12のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
58.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF13のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
59.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF14のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
60.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF15のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
61.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF16のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
62.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF17のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
63.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF18のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
64.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF19のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
65.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF20のものである、実施形態5~10のいずれか1つに記載のMBM。
66.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、AB3のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
67.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PI-61のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
68.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-22のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
69.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-88のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
70.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-36のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
71.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-34のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
72.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-68のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
73.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-18のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
74.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-47のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
75.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-20のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
76.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-80のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
77.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-83のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
78.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-1のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
79.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-2のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
80.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-3のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
81.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-4のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
82.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-5のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
83.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-6のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
84.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-7のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
85.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-8のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
86.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-9のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
87.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-10のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
88.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-11のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
89.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-12のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
90.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-13のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
91.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-14のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
92.CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-15のものである、実施形態11~18のいずれか1つに記載のMBM。
93.ABM1は、表11O-1に記載される軽鎖可変配列及び表11O-2に記載される対応する重鎖可変配列を含む、実施形態1又は実施形態2に記載のMBM。
94.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、AB1のものである、実施形態93に記載のMBM。
95.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、AB2のものである、実施形態93に記載のMBM。
96.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、AB3のものである、実施形態93に記載のMBM。
97.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、R1F2のものである、実施形態93に記載のMBM。
98.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF03のものである、実施形態93に記載のMBM。
99.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF04のものである、実施形態93に記載のMBM。
100.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF05のものである、実施形態93に記載のMBM。
101.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF06のものである、実施形態93に記載のMBM。
102.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF07のものである、実施形態93に記載のMBM。
103.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF08のものである、実施形態93に記載のMBM。
104.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF09のものである、実施形態93に記載のMBM。
105.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF12のものである、実施形態93に記載のMBM。
106.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF13のものである、実施形態93に記載のMBM。
107.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF14のものである、実施形態93に記載のMBM。
108.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF15のものである、実施形態93に記載のMBM。
109.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF16のものである、実施形態93に記載のMBM。
110.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF17のものである、実施形態93に記載のMBM。
111.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF18のものである、実施形態93に記載のMBM。
112.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF19のものである、実施形態93に記載のMBM。
113.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PALF20のものである、実施形態93に記載のMBM。
114.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、PI-61のものである、実施形態93に記載のMBM。
115.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H2/L2-88のものである、実施形態93に記載のMBM。
116.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H2/L2-36のものである、実施形態93に記載のMBM。
117.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H2/L2-34のものである、実施形態93に記載のMBM。
118.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H2/L2-68のものである、実施形態93に記載のMBM。
119.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H2/L2-18のものである、実施形態93に記載のMBM。
120.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H2/L2-47のものである、実施形態93に記載のMBM。
121.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H2/L2-20のものである、実施形態93に記載のMBM。
122.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H2/L2-80のものである、実施形態93に記載のMBM。
123.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H2/L2-83のものである、実施形態93に記載のMBM。
124.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-1のものである、実施形態93に記載のMBM。
125.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-2のものである、実施形態93に記載のMBM。
126.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-3のものである、実施形態93に記載のMBM。
127.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-4のものである、実施形態93に記載のMBM。
128.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-5のものである、実施形態93に記載のMBM。
129.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-6のものである、実施形態93に記載のMBM。
130.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-7のものである、実施形態93に記載のMBM。
131.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-8のものである、実施形態93に記載のMBM。
132.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-9のものである、実施形態93に記載のMBM。
133.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-10のものである、実施形態93に記載のMBM。
134.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-11のものである、実施形態93に記載のMBM。
135.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-12のものである、実施形態93に記載のMBM。
136.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-13のものである、実施形態93に記載のMBM。
137.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-14のものである、実施形態93に記載のMBM。
138.軽鎖可変配列及び対応する重鎖可変配列は、H3-15のものである、実施形態93に記載のMBM。
139.ABM1は、抗体、抗体フラグメント、scFv、dsFv、Fv、Fab、scFab、(Fab’)2又は単一ドメイン抗体(SDAB)である、実施形態1~138のいずれか1つに記載のMBM。
140.ABM1は、抗体又はその抗体結合ドメインを含む、実施形態139に記載のMBM。
141.ABM1は、scFvを含む、実施形態139に記載のMBM。
142.ABM1のscFvは、表11Pに記載される配列を含む、実施形態141に記載のMBM。
143.ABM2は、非免疫グロブリン足場ベースのABMである、実施形態1~142のいずれか1つに記載のMBM。
144.ABM2は、クニッツドメイン、アドネキシン、アフィボディ、DARPin、アビマー、アンチカリン、リポカリン、センチリン、バーサボディ、ノッチン、アドネクチン、プロネクチン、アフィチン/ナノフィチン、アフィリン、アトリマー/テトラネクチン、二環式ペプチド、cys-ノット、Fn3足場、オーボディ、Tn3、アフィマー、BD、アドヒロン、デュオカリン、アルファボディ、アルマジロリピートタンパク質、レペボディ又はフィノマーである、実施形態143に記載のMBM。
145.ABM2は、免疫グロブリン足場ベースのABMである、実施形態1~142のいずれか1つに記載のMBM。
146.ABM2は、抗体、抗体フラグメント、scFv、dsFv、Fv、Fab、scFab、(Fab’)2、単一ドメイン抗体(SDAB)、VH若しくはVLドメイン又はラクダ科VHHドメインである、実施形態145に記載のMBM。
147.ABM2は、抗体又はその抗原結合ドメインである、実施形態146に記載のMBM。
148.ABM2は、scFvである、実施形態146に記載のMBM。
149.ABM2は、Fabである、実施形態146に記載のMBM。
150.ABM2は、Fabヘテロ二量体である、実施形態149に記載のMBM。
151.TCR複合体の構成要素は、CD3である、実施形態1~150のいずれか1つに記載のMBM。
152.ABD2は、CD3-1のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
153.ABD2は、CD3-2のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
154.ABD2は、CD3-3のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
155.ABD2は、CD3-4のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
156.ABD2は、CD3-5のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
157.ABD2は、CD3-6のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
158.ABD2は、CD3-7のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
159.ABD2は、CD3-8のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
160.ABD2は、CD3-9のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
161.ABD2は、CD3-10のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
162.ABD2は、CD3-11のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
163.ABD2は、CD3-12のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
164.ABD2は、CD3-13のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
165.ABD2は、CD3-14のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
166.ABD2は、CD3-15のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
167.ABD2は、CD3-16のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
168.ABD2は、CD3-17のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
169.ABD2は、CD3-18のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
170.ABD2は、CD3-19のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
171.ABD2は、CD3-20のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
172.ABD2は、CD3-21のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
173.ABD2は、CD3-22のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
174.ABD2は、CD3-23のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
175.ABD2は、CD3-24のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
176.ABD2は、CD3-25のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
177.ABD2は、CD3-26のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
178.ABD2は、CD3-27のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
179.ABD2は、CD3-28のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
180.ABD2は、CD3-29のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
181.ABD2は、CD3-30のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
182.ABD2は、CD3-31のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
183.ABD2は、CD3-32のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
184.ABD2は、CD3-33のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
185.ABD2は、CD3-34のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
186.ABD2は、CD3-35のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
187.ABD2は、CD3-36のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
188.ABD2は、CD3-37のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
189.ABD2は、CD3-38のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
190.ABD2は、CD3-39のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
191.ABD2は、CD3-40のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
192.ABD2は、CD3-41のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
193.ABD2は、CD3-42のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
194.ABD2は、CD3-43のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
195.ABD2は、CD3-44のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
196.ABD2は、CD3-45のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
197.ABD2は、CD3-46のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
198.ABD2は、CD3-47のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
199.ABD2は、CD3-48のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
200.ABD2は、CD3-49のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
201.ABD2は、CD3-50のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
202.ABD2は、CD3-51のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
203.ABD2は、CD3-52のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
204.ABD2は、CD3-53のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
205.ABD2は、CD3-54のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
206.ABD2は、CD3-55のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
207.ABD2は、CD3-56のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
208.ABD2は、CD3-57のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
209.ABD2は、CD3-58のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
210.ABD2は、CD3-59のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
211.ABD2は、CD3-60のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
212.ABD2は、CD3-61のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
213.ABD2は、CD3-62のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
214.ABD2は、CD3-63のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
215.ABD2は、CD3-64のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
216.ABD2は、CD3-65のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
217.ABD2は、CD3-66のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
218.ABD2は、CD3-67のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
219.ABD2は、CD3-68のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
220.ABD2は、CD3-69のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
221.ABD2は、CD3-70のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
222.ABD2は、CD3-71のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
223.ABD2は、CD3-72のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
224.ABD2は、CD3-73のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
225.ABD2は、CD3-74のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
226.ABD2は、CD3-75のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
227.ABD2は、CD3-76のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
228.ABD2は、CD3-77のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
229.ABD2は、CD3-78のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
230.ABD2は、CD3-79のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
231.ABD2は、CD3-80のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
232.ABD2は、CD3-81のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
233.ABD2は、CD3-82のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
234.ABD2は、CD3-83のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
235.ABD2は、CD3-84のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
236.ABD2は、CD3-85のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
237.ABD2は、CD3-86のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
238.ABD2は、CD3-87のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
239.ABD2は、CD3-88のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
240.ABD2は、CD3-89のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
241.ABD2は、CD3-90のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
242.ABD2は、CD3-91のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
243.ABD2は、CD3-92のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
244.ABD2は、CD3-93のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
245.ABD2は、CD3-94のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
246.ABD2は、CD3-95のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
247.ABD2は、CD3-96のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
248.ABD2は、CD3-97のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
249.ABD2は、CD3-98のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
250.ABD2は、CD3-99のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
251.ABD2は、CD3-100のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
252.ABD2は、CD3-101のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
253.ABD2は、CD3-102のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
254.ABD2は、CD3-103のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
255.ABD2は、CD3-104のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
256.ABD2は、CD3-105のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
257.ABD2は、CD3-106のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
258.ABD2は、CD3-107のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
259.ABD2は、CD3-108のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
260.ABD2は、CD3-109のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
261.ABD2は、CD3-110のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
262.ABD2は、CD3-111のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
263.ABD2は、CD3-112のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
264.ABD2は、CD3-113のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
265.ABD2は、CD3-114のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
266.ABD2は、CD3-115のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
267.ABD2は、CD3-116のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
268.ABD2は、CD3-117のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
269.ABD2は、CD3-118のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
270.ABD2は、CD3-119のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
271.ABD2は、CD3-120のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
272.ABD2は、CD3-121のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
273.ABD2は、CD3-122のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
274.ABD2は、CD3-123のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
275.ABD2は、CD3-124のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
276.ABD2は、CD3-125のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
277.ABD2は、CD3-126のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
278.ABD2は、CD3-127のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
279.ABM2は、CD3-128のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
280.ABM2は、CD3-129のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
281.ABM2は、CD3-130のCDR配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
282.CDRは、表12Bに記載されるKabat番号付けによって規定される、実施形態152~281のいずれか1つに記載のMBM。
283.CDRは、表12Cに記載されるChothia番号付けによって規定される、実施形態152~281のいずれか1つに記載のMBM。
284.CDRは、表12Dに記載されるKabat及びChothia番号付けの組合せによって規定される、実施形態152~281のいずれか1つに記載のMBM。
285.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-1の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
286.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-2の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
287.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-3の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
288.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-4の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
289.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-5の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
290.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-6の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
291.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-7の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
292.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-8の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
293.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-9の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
294.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-10の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
295.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-11の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
296.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-12の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
297.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-13の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
298.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-14の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
299.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-15の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
300.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-16の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
301.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-17の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
302.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-18の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
303.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-19の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
304.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-20の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
305.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-21の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
306.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-22の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
307.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-23の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
308.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-24の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
309.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-25の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
310.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-26の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
311.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-27の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
312.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-28の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
313.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-129の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
314.ABM2は、表12Aに記載されるCD3-130の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
315.ABM2は、表12AにおいてCD3-12として示されるscFvのアミノ酸配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
316.ABM2は、表12AにおいてCD3-21として示されるscFvのアミノ酸配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
317.ABM2は、表12AにおいてCD3-22として示されるscFvのアミノ酸配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
318.ABM2は、表12AにおいてCD3-23として示されるscFvのアミノ酸配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
319.ABM2は、表12AにおいてCD3-24として示されるscFvのアミノ酸配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
320.ABM2は、表12AにおいてCD3-25として示されるscFvのアミノ酸配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
321.ABM2は、表12AにおいてCD3-26として示されるscFvのアミノ酸配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
322.ABM2は、表12AにおいてCD3-27として示されるscFvのアミノ酸配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
323.ABM2は、表12AにおいてCD3-28として示されるscFvのアミノ酸配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
324.ABM2は、表12AにおいてCD3-129として示されるscFvのアミノ酸配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
325.ABM2は、表12AにおいてCD3-130として示されるscFvのアミノ酸配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
326.ABM2は、表AA、表AB又は表ACに記載されるCDR-H1配列、CDR-H2配列、CDR-H3配列、CDR-L1配列、CDR-L2配列及びCDR-L3配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
327.ABM2は、表AAに記載されるCDR-H1配列、CDR-H2配列、CDR-H3配列、CDR-L1配列、CDR-L2配列及びCDR-L3配列を含む、実施形態326に記載のMBM。
328.表AAにおいてX1として示されるアミノ酸は、Tである、実施形態327に記載のMBM。
329.表AAにおいてX1として示されるアミノ酸は、Aである、実施形態327に記載のMBM。
330.表AAにおいてX2として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態327~329のいずれか1つに記載のMBM。
331.表AAにおいてX2として示されるアミノ酸は、Rである、実施形態327~329のいずれか1つに記載のMBM。
332.表AAにおいてX3として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態327~331のいずれか1つに記載のMBM。
333.表AAにおいてX3として示されるアミノ酸は、Yである、実施形態327~331のいずれか1つに記載のMBM。
334.表AAにおいてX3として示されるアミノ酸は、Qである、実施形態327~331のいずれか1つに記載のMBM。
335.表AAにおいてX4として示されるアミノ酸は、Hである、実施形態327~334のいずれか1つに記載のMBM。
336.表AAにおいてX4として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態327~334のいずれか1つに記載のMBM。
337.表AAにおいてX5として示されるアミノ酸は、Mである、実施形態327~336のいずれか1つに記載のMBM。
338.表AAにおいてX5として示されるアミノ酸は、Lである、実施形態327~336のいずれか1つに記載のMBM。
339.表AAにおいてX6として示されるアミノ酸は、Kである、実施形態327~338のいずれか1つに記載のMBM。
340.表AAにおいてX6として示されるアミノ酸は、Rである、実施形態327~338のいずれか1つに記載のMBM。
341.表AAにおいてX7として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態327~340のいずれか1つに記載のMBM。
342.表AAにおいてX7として示されるアミノ酸は、Kである、実施形態327~340のいずれか1つに記載のMBM。
343.表AAにおいてX55として示されるアミノ酸は、Fである、実施形態327~342のいずれか1つに記載のMBM。
344.表AAにおいてX55として示されるアミノ酸は、Yである、実施形態327~342のいずれか1つに記載のMBM。
345.表AAにおいてX55として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態327~342のいずれか1つに記載のMBM。
346.表AAにおいてX8として示されるアミノ酸は、Wである、実施形態327~345のいずれか1つに記載のMBM。
347.表AAにおいてX8として示されるアミノ酸は、Yである、実施形態327~345のいずれか1つに記載のMBM。
348.表AAにおいてX8として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態327~345のいずれか1つに記載のMBM。
349.表AAにおいてX8として示されるアミノ酸は、Tである、実施形態327~345のいずれか1つに記載のMBM。
350.表AAにおいてX9として示されるアミノ酸は、Wである、実施形態327~349のいずれか1つに記載のMBM。
351.表AAにおいてX9として示されるアミノ酸は、Yである、実施形態327~349のいずれか1つに記載のMBM。
352.表AAにおいてX9として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態327~349のいずれか1つに記載のMBM。
353.表AAにおいてX9として示されるアミノ酸は、Tである、実施形態327~349のいずれか1つに記載のMBM。
354.表AAにおいてX10として示されるアミノ酸は、Hである、実施形態327~353のいずれか1つに記載のMBM。
355.表AAにおいてX10として示されるアミノ酸は、Yである、実施形態327~353のいずれか1つに記載のMBM。
356.表AAにおいてX11として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態327~355のいずれか1つに記載のMBM。
357.表AAにおいてX11として示されるアミノ酸は、Gである、実施形態327~355のいずれか1つに記載のMBM。
358.表AAにおいてX12として示されるアミノ酸は、Iである、実施形態327~357のいずれか1つに記載のMBM。
359.表AAにおいてX12として示されるアミノ酸は、Lである、実施形態327~357のいずれか1つに記載のMBM。
360.表AAにおいてX13として示されるアミノ酸は、Vである、実施形態327~359のいずれか1つに記載のMBM。
361.表AAにおいてX13として示されるアミノ酸は、Gである、実施形態327~359のいずれか1つに記載のMBM。
362.表AAにおいてX14として示されるアミノ酸は、Rである、実施形態327~361のいずれか1つに記載のMBM。
363.表AAにおいてX14として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態327~361のいずれか1つに記載のMBM。
364.表AAにおいてX15として示されるアミノ酸は、Dである、実施形態327~363のいずれか1つに記載のMBM。
365.表AAにおいてX15として示されるアミノ酸は、Eである、実施形態327~363のいずれか1つに記載のMBM。
366.表AAにおいてX15として示されるアミノ酸は、Lである、実施形態327~363のいずれか1つに記載のMBM。
367.表AAにおいてX16として示されるアミノ酸は、Gである、実施形態327~366のいずれか1つに記載のMBM。
368.表AAにおいてX16として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態327~366のいずれか1つに記載のMBM。
369.表AAにおいてX16として示されるアミノ酸は、Eである、実施形態327~366のいずれか1つに記載のMBM。
370.表AAにおいてX17として示されるアミノ酸は、Rである、実施形態327~369のいずれか1つに記載のMBM。
371.表AAにおいてX17として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態327~369のいずれか1つに記載のMBM。
372.表AAにおいてX18として示されるアミノ酸は、Vである、実施形態327~371のいずれか1つに記載のMBM。
373.表AAにおいてX18として示されるアミノ酸は、Tである、実施形態327~371のいずれか1つに記載のMBM。
374.表AAにおいてX19として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態327~373のいずれか1つに記載のMBM。
375.表AAにおいてX19として示されるアミノ酸は、Tである、実施形態327~373のいずれか1つに記載のMBM。
376.表AAにおいてX20として示されるアミノ酸は、Rである、実施形態327~375のいずれか1つに記載のMBM。
377.表AAにおいてX20として示されるアミノ酸は、Lである、実施形態327~375のいずれか1つに記載のMBM。
378.表AAにおいてX21として示されるアミノ酸は、Fである、実施形態327~377のいずれか1つに記載のMBM。
379.表AAにおいてX21として示されるアミノ酸は、Eである、実施形態327~377のいずれか1つに記載のMBM。
380.表AAにおいてX22として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態327~379のいずれか1つに記載のMBM。
381.表AAにおいてX22として示されるアミノ酸は、Yである、実施形態327~379のいずれか1つに記載のMBM。
382.表AAにおいてX23として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態327~381のいずれか1つに記載のMBM。
383.表AAにおいてX23として示されるアミノ酸は、Yである、実施形態327~381のいずれか1つに記載のMBM。
384.表AAにおいてX24として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態327~383のいずれか1つに記載のMBM。
385.表AAにおいてX24として示されるアミノ酸は、Aである、実施形態327~383のいずれか1つに記載のMBM。
386.表AAにおいてX25として示されるアミノ酸は、Hである、実施形態327~385のいずれか1つに記載のMBM。
387.表AAにおいてX25として示されるアミノ酸は、Tである、実施形態327~385のいずれか1つに記載のMBM。
388.表AAにおいてX26として示されるアミノ酸は、Fである、実施形態327~387のいずれか1つに記載のMBM。
389.表AAにおいてX26として示されるアミノ酸は、Yである、実施形態327~387のいずれか1つに記載のMBM。
390.表AAにおいてX27として示されるアミノ酸は、Wである、実施形態327~389のいずれか1つに記載のMBM。
391.表AAにおいてX27として示されるアミノ酸は、Yである、実施形態327~389のいずれか1つに記載のMBM。
392.ABM2は、CDR-H1配列C1-1を含む、実施形態327~391のいずれか1つに記載のMBM。
393.ABM2は、CDR-H1配列C1-2を含む、実施形態327~391のいずれか1つに記載のMBM。
394.ABM2は、CDR-H1配列C1-3を含む、実施形態327~391のいずれか1つに記載のMBM。
395.ABM2は、CDR-H1配列C1-4を含む、実施形態327~391のいずれか1つに記載のMBM。
396.ABM2は、CDR-H2配列C1-5を含む、実施形態327~395のいずれか1つに記載のMBM。
397.ABM2は、CDR-H2配列C1-6を含む、実施形態327~395のいずれか1つに記載のMBM。
398.ABM2は、CDR-H2配列C1-7を含む、実施形態327~395のいずれか1つに記載のMBM。
399.ABM2は、CDR-H3配列C1-8を含む、実施形態327~398のいずれか1つに記載のMBM。
400.ABM2は、CDR-H3配列C1-9を含む、実施形態327~398のいずれか1つに記載のMBM。
401.ABM2は、CDR-H3配列C1-10を含む、実施形態327~398のいずれか1つに記載のMBM。
402.ABM2は、CDR-H3配列C1-11を含む、実施形態327~398のいずれか1つに記載のMBM。
403.ABM2は、CDR-L1配列C1-12を含む、実施形態327~402のいずれか1つに記載のMBM。
404.ABM2は、CDR-L1配列C1-13を含む、実施形態327~402のいずれか1つに記載のMBM。
405.ABM2は、CDR-L1配列C1-14を含む、実施形態327~402のいずれか1つに記載のMBM。
406.ABM2は、CDR-L1配列C1-15を含む、実施形態327~402のいずれか1つに記載のMBM。
407.ABM2は、CDR-L1配列C1-16を含む、実施形態327~402のいずれか1つに記載のMBM。
408.ABM2は、CDR-L1配列C1-17を含む、実施形態327~402のいずれか1つに記載のMBM。
409.ABM2は、CDR-L2配列C1-18を含む、実施形態327~408のいずれか1つに記載のMBM。
410.ABM2は、CDR-L2配列C1-19を含む、実施形態327~408のいずれか1つに記載のMBM。
411.ABM2は、CDR-L3配列C1-20を含む、実施形態327~410のいずれか1つに記載のMBM。
412.ABM2は、CDR-L3配列C1-21を含む、実施形態327~410のいずれか1つに記載のMBM。
413.ABM2は、CDR-L3配列C1-22を含む、実施形態327~410のいずれか1つに記載のMBM。
414.ABM2は、CDR-L3配列C1-23を含む、実施形態327~410のいずれか1つに記載のMBM。
415.ABM2は、表ABに記載されるCDR-H1配列、CDR-H2配列、CDR-H3配列、CDR-L1配列、CDR-L2配列及びCDR-L3配列を含む、実施形態326に記載のMBM。
416.表ABにおいてX28として示されるアミノ酸は、Vである、実施形態415に記載のMBM。
417.表ABにおいてX28として示されるアミノ酸は、Iである、実施形態415に記載のMBM。
418.表ABにおいてX29として示されるアミノ酸は、Fである、実施形態415~417のいずれか1つに記載のMBM。
419.表ABにおいてX29として示されるアミノ酸は、Yである、実施形態415~417のいずれか1つに記載のMBM。
420.表ABにおいてX30として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態415~419のいずれか1つに記載のMBM。
421.表ABにおいてX30として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態415~419のいずれか1つに記載のMBM。
422.表ABにおいてX31として示されるアミノ酸は、Aである、実施形態415~421のいずれか1つに記載のMBM。
423.表ABにおいてX31として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態415~421のいずれか1つに記載のMBM。
424.表ABにおいてX32として示されるアミノ酸は、Tである、実施形態415~423のいずれか1つに記載のMBM。
425.表ABにおいてX32として示されるアミノ酸は、Kである、実施形態415~423のいずれか1つに記載のMBM。
426.表ABにおいてX33として示されるアミノ酸は、Tである、実施形態415~425のいずれか1つに記載のMBM。
427.表ABにおいてX33として示されるアミノ酸は、Aである、実施形態415~425のいずれか1つに記載のMBM。
428.表ABにおいてX34として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態415~427のいずれか1つに記載のMBM。
429.表ABにおいてX34として示されるアミノ酸は、Rである、実施形態415~427のいずれか1つに記載のMBM。
430.表ABにおいてX35として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態415~429のいずれか1つに記載のMBM。
431.表ABにおいてX35として示されるアミノ酸は、Gである、実施形態415~429のいずれか1つに記載のMBM。
432.表ABにおいてX36として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態415~431のいずれか1つに記載のMBM。
433.表ABにおいてX36として示されるアミノ酸は、Aである、実施形態415~431のいずれか1つに記載のMBM。
434.表ABにおいてX37として示されるアミノ酸は、Aである、実施形態415~433のいずれか1つに記載のMBM。
435.表ABにおいてX37として示されるアミノ酸は、Tである、実施形態415~433のいずれか1つに記載のMBM。
436.表ABにおいてX37として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態415~433のいずれか1つに記載のMBM。
437.表ABにおいてX38として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態415~436のいずれか1つに記載のMBM。
438.表ABにおいてX38として示されるアミノ酸は、Dである、実施形態415~436のいずれか1つに記載のMBM。
439.表ABにおいてX39として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態415~438のいずれか1つに記載のMBM。
440.表ABにおいてX39として示されるアミノ酸は、Kである、実施形態415~438のいずれか1つに記載のMBM。
441.表ABにおいてX40として示されるアミノ酸は、Dである、実施形態415~440のいずれか1つに記載のMBM。
442.表ABにおいてX40として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態415~440のいずれか1つに記載のMBM。
443.表ABにおいてX41として示されるアミノ酸は、Hである、実施形態415~442のいずれか1つに記載のMBM。
444.表ABにおいてX41として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態415~442のいずれか1つに記載のMBM。
445.表ABにおいてX42として示されるアミノ酸は、Qである、実施形態415~444のいずれか1つに記載のMBM。
446.表ABにおいてX42として示されるアミノ酸は、Eである、実施形態415~444のいずれか1つに記載のMBM。
447.表ABにおいてX43として示されるアミノ酸は、Rである、実施形態415~446のいずれか1つに記載のMBM。
448.表ABにおいてX43として示されるアミノ酸は、Sである、実施形態415~446のいずれか1つに記載のMBM。
449.表ABにおいてX43として示されるアミノ酸は、Gである、実施形態415~446のいずれか1つに記載のMBM。
450.ABM2は、CDR-H1配列C2-1を含む、実施形態415~449のいずれか1つに記載のMBM。
451.ABM2は、CDR-H1配列C2-2を含む、実施形態415~449のいずれか1つに記載のMBM。
452.ABM2は、CDR-H1配列C2-3を含む、実施形態415~449のいずれか1つに記載のMBM。
453.ABM2は、CDR-H1配列C2-4を含む、実施形態415~449のいずれか1つに記載のMBM。
454.ABM2は、CDR-H2配列C2-5を含む、実施形態415~453のいずれか1つに記載のMBM。
455.ABM2は、CDR-H2配列C2-6を含む、実施形態415~453のいずれか1つに記載のMBM。
456.ABM2は、CDR-H2配列C2-7を含む、実施形態415~453のいずれか1つに記載のMBM。
457.ABM2は、CDR-H3配列C2-8を含む、実施形態415~456のいずれか1つに記載のMBM。
458.ABM2は、CDR-H3配列C2-9を含む、実施形態415~456のいずれか1つに記載のMBM。
459.ABM2は、CDR-L1配列C2-10を含む、実施形態415~458のいずれか1つに記載のMBM。
460.ABM2は、CDR-L1配列C2-11を含む、実施形態415~458のいずれか1つに記載のMBM。
461.ABM2は、CDR-L1配列C2-12を含む、実施形態415~458のいずれか1つに記載のMBM。
462.ABM2は、CDR-L2配列C2-13を含む、実施形態415~461のいずれか1つに記載のMBM。
463.ABM2は、CDR-L2配列C2-14を含む、実施形態415~461のいずれか1つに記載のMBM。
464.ABM2は、CDR-L2配列C2-15を含む、実施形態415~461のいずれか1つに記載のMBM。
465.ABM2は、CDR-L3配列C2-16を含む、実施形態415~464のいずれか1つに記載のMBM。
466.ABM2は、CDR-L3配列C2-17を含む、実施形態415~464のいずれか1つに記載のMBM。
467.ABM2は、表ACに記載されるCDR-H1配列、CDR-H2配列、CDR-H3配列、CDR-L1配列、CDR-L2配列及びCDR-L3配列を含む、実施形態326に記載のMBM。
468.表ACにおいてX44として示されるアミノ酸は、Gである、実施形態467に記載のMBM。
469.表ACにおいてX44として示されるアミノ酸は、Aである、実施形態467に記載のMBM。
470.表ACにおいてX45として示されるアミノ酸は、Hである、実施形態467~469のいずれか1つに記載のMBM。
471.表ACにおいてX45として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態467~469のいずれか1つに記載のMBM。
472.表ACにおいてX46として示されるアミノ酸は、Dである、実施形態467~471のいずれか1つに記載のMBM。
473.表ACにおいてX46として示されるアミノ酸は、Gである、実施形態467~471のいずれか1つに記載のMBM。
474.表ACにおいてX47として示されるアミノ酸は、Aである、実施形態467~473のいずれか1つに記載のMBM。
475.表ACにおいてX47として示されるアミノ酸は、Gである、実施形態467~473のいずれか1つに記載のMBM。
476.表ACにおいてX48として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態467~475のいずれか1つに記載のMBM。
477.表ACにおいてX48として示されるアミノ酸は、Kである、実施形態467~475のいずれか1つに記載のMBM。
478.表ACにおいてX49として示されるアミノ酸は、Vである、実施形態467~477のいずれか1つに記載のMBM。
479.表ACにおいてX49として示されるアミノ酸は、Aである、実施形態467~477のいずれか1つに記載のMBM。
480.表ACにおいてX50として示されるアミノ酸は、Nである、実施形態467~479のいずれか1つに記載のMBM。
481.表ACにおいてX50として示されるアミノ酸は、Vである、実施形態467~479のいずれか1つに記載のMBM。
482.表ACにおいてX51として示されるアミノ酸は、Aである、実施形態467~481のいずれか1つに記載のMBM。
483.表ACにおいてX51として示されるアミノ酸は、Vである、実施形態467~481のいずれか1つに記載のMBM。
484.表ACにおいてX52として示されるアミノ酸は、Yである、実施形態467~483のいずれか1つに記載のMBM。
485.表ACにおいてX52として示されるアミノ酸は、Fである、実施形態467~483のいずれか1つに記載のMBM。
486.表ACにおいてX53として示されるアミノ酸は、Iである、実施形態467~485のいずれか1つに記載のMBM。
487.表ACにおいてX53として示されるアミノ酸は、Vである、実施形態467~485のいずれか1つに記載のMBM。
488.表ACにおいてX54として示されるアミノ酸は、Iである、実施形態467~487のいずれか1つに記載のMBM。
489.表ACにおいてX54として示されるアミノ酸は、Hである、実施形態467~487のいずれか1つに記載のMBM。
490.ABM2は、CDR-H1配列C3-1を含む、実施形態467~489のいずれか1つに記載のMBM。
491.ABM2は、CDR-H1配列C3-2を含む、実施形態467~489のいずれか1つに記載のMBM。
492.ABM2は、CDR-H1配列C3-3を含む、実施形態467~489のいずれか1つに記載のMBM。
493.ABM2は、CDR-H1配列C3-4を含む、実施形態467~489のいずれか1つに記載のMBM。
494.ABM2は、CDR-H2配列C3-5を含む、実施形態467~493のいずれか1つに記載のMBM。
495.ABM2は、CDR-H2配列C3-6を含む、実施形態467~493のいずれか1つに記載のMBM。
496.ABM2は、CDR-H2配列C3-7を含む、実施形態467~493のいずれか1つに記載のMBM。
497.ABM2は、CDR-H3配列C3-8を含む、実施形態467~496のいずれか1つに記載のMBM。
498.ABM2は、CDR-H3配列C3-9を含む、実施形態467~496のいずれか1つに記載のMBM。
499.ABM2は、CDR-L1配列C3-10を含む、実施形態467~498のいずれか1つに記載のMBM。
500.ABM2は、CDR-L1配列C3-11を含む、実施形態467~498のいずれか1つに記載のMBM。
501.ABM2は、CDR-L1配列C3-12を含む、実施形態467~498のいずれか1つに記載のMBM。
502.ABM2は、CDR-L2配列C3-13を含む、実施形態467~501のいずれか1つに記載のMBM。
503.ABM2は、CDR-L2配列C3-14を含む、実施形態467~501のいずれか1つに記載のMBM。
504.ABM2は、CDR-L3配列C3-15を含む、実施形態467~503のいずれか1つに記載のMBM。
505.ABM2は、CDR-L3配列C3-16を含む、実施形態467~503のいずれか1つに記載のMBM。
506.ABM2は、表AD-1、表AE-1、表AF-1、表AG-1、表AH-1又は表AI-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AD-2、表AE-2、表AF-2、表AG-2、表AH-2又は表AI-2にそれぞれ記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態151に記載のMBM。
507.ABM2は、表AD-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AD-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態506に記載のMBM。
508.ABM2は、表AE-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AE-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態506に記載のMBM。
509.ABM2は、表AF-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AF-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態506に記載のMBM。
510.ABM2は、表AG-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AG-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態506に記載のMBM。
511.ABM2は、表AH-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AH-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態506に記載のMBM。
512.ABM2は、表AI-1に記載されるCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列、並びに表AI-2に記載される対応するCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態506に記載のMBM。
513.ABM2は、NOV292のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
514.ABM2は、NOV123のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
515.ABM2は、Sp10bのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
516.ABM2は、NOV453のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
517.ABM2は、NOV229のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
518.ABM2は、NOV110のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
519.ABM2は、NOV832のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
520.ABM2は、NOV589のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
521.ABM2は、NOV580のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
522.ABM2は、NOV567のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
523.ABM2は、NOV221のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
524.ABM2は、CD3_sp11a_bkm1のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
525.ABM2は、CD3_SP11a_bkm2のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
526.ABM2は、CD3_sp11a_hz0のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
527.ABM2は、CD3_SP11A_HZ1のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
528.ABM2は、CD3_sp11a_sansPTM_hz1のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
529.ABM2は、CD3_sp11a_sansPTM_ratのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
530.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YYのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
531.ABM2は、CD3_SP11A_VHVL_SSのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
532.ABM2は、CD3_SP11A_VHVL_WSのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
533.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
534.ABM2は、CD3_SP11A_VHVL_TTのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
535.ABM2は、CD3_SP11A_VHVL_TWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
536.ABM2は、CD3_SP11A_VHVL_WTのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM
537.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK_3のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
538.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
539.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
540.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2のCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
541.ABM2は、CD3_sp9aFW1_VL_VH_S56GのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
542.ABM2は、CD3_SP9AFW4_VL_VH_S56GのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
543.ABM2は、CD3_sp9aFW1_VL_VHのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
544.ABM2は、CD3_sp9aFW4_VLVHのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
545.ABM2は、CD3_sp9arabtor_VHVLのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
546.ABM2は、CD3_sp9arabtor_VLVHのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
547.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YY_SANSPTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
548.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YY_SANSPTM_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
549.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YY_SANSPTM_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
550.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YY_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
551.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YY_sのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
552.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_SANSPTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
553.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_SANSPTM_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
554.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_SANSPTM_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
555.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
556.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
557.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_SANSPTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
558.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_WS_SANSPTM_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
559.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_WS_SANSPTM_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
560.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_WS_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
561.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_WS_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
562.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_WS_SANSPTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
563.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SW_SANSPTM_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
564.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SW_SANSPTM_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
565.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SW_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
566.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SW_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
567.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SW_SANSPTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
568.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TW_SANSPTM_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
569.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TW_SANSPTM_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
570.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TW_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
571.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TW_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
572.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TW_SANSPTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
573.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TT_SANSPTM_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
574.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TT_SANSPTM_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
575.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TT_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
576.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TT_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
577.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TT_SANSPTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
578.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK_3_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
579.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
580.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_Y_PTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
581.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_S_PTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
582.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_Y_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
583.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_S_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
584.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_Y_PTM_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
585.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_S_SWPTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
586.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_SWPTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
587.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
588.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
589.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
590.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_Y_PTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
591.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_S_PTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
592.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_Y_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
593.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_S_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
594.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_Y_PTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
595.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_S_PTM_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
596.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
597.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_SW_PTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
598.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
599.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
600.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_Y_PTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
601.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_S_PTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
602.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_Y_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
603.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_S_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
604.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_Y_PTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
605.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_S_PTM_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
606.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1PTM_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
607.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
608.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_YのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
609.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_SのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
610.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_Y_PTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
611.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_S_PTMのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
612.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_Y_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
613.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_S_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
614.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_Y_PTM_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
615.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_S_PTM_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
616.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_PTM_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
617.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_SWのCDR-H1、CDR-H2、CDR-H3、CDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列を含む、実施形態507~512のいずれか1つに記載のMBM。
618.ABM2は、表AJ-1に記載される重鎖可変配列及び表AJ-2に記載される対応する軽鎖可変配列を含む、実施形態506に記載のMBM。
619.ABM2は、NOV292の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
620.ABM2は、NOV123の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
621.ABM2は、Sp10bの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
622.ABM2は、NOV453の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
623.ABM2は、NOV229の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
624.ABM2は、NOV110の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
625.ABM2は、NOV832の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
626.ABM2は、NOV589の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
627.ABM2は、NOV580の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
628.ABM2は、NOV567の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
629.ABM2は、NOV221の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
630.ABM2は、CD3_sp11a_bkm1の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
631.ABM2は、CD3_SP11a_bkm2の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
632.ABM2は、CD3_sp11a_hz0の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
633.ABM2は、CD3_SP11A_HZ1の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
634.ABM2は、CD3_sp11a_sansPTM_hz1の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
635.ABM2は、CD3_sp11a_sansPTM_ratの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
636.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YYの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
637.ABM2は、CD3_SP11A_VHVL_SSの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
638.ABM2は、CD3_SP11A_VHVL_WSの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
639.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
640.ABM2は、CD3_SP11A_VHVL_TTの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
641.ABM2は、CD3_SP11A_VHVL_TWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
642.ABM2は、CD3_SP11A_VHVL_WTの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
643.ABM2は、CD3_SP11A VH3_VLK_3の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
644.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
645.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
646.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2の重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
647.ABM2は、CD3_sp9aFW1_VL_VH_S56Gの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
648.ABM2は、CD3_SP9AFW4_VL_VH_S56Gの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
649.ABM2は、CD3_sp9aFW1_VL_VHの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
650.ABM2は、CD3_sp9aFW4_VLVHの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
651.ABM2は、CD3_sp9arabtor_VHVLの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
652.ABM2は、CD3_sp9arabtor_VLVHの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
653.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YY_SANSPTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
654.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YY_SANSPTM_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
655.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YY_SANSPTM_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
656.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YY_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
657.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_YY_sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
658.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_SANSPTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
659.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_SANSPTM_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
660.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_SANSPTM_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
661.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
662.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
663.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SS_SANSPTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
664.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_WS_SANSPTM_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
665.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_WS_SANSPTM_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
666.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_WS_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
667.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_WS_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
668.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_WS_SANSPTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
669.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SW_SANSPTM_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
670.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SW_SANSPTM_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
671.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SW_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
672.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SW_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
673.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_SW_SANSPTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
674.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TW_SANSPTM_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
675.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TW_SANSPTM_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
676.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TW_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
677.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TW_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
678.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TW_SANSPTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
679.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TT_SANSPTM_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
680.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TT_SANSPTM_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
681.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TT_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
682.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TT_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
683.ABM2は、CD3_sp11a_VHVL_TT_SANSPTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
684.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
685.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
686.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_Y_PTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
687.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_S_PTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
688.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_Y_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
689.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_S_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
690.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_Y_PTM_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
691.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_S_SWPTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
692.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_SWPTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
693.ABM2は、CD3_SP11AVH3_VLK_3_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
694.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
695.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
696.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_Y_PTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
697.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_S_PTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
698.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_Y_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
699.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_S_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
700.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_Y_PTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
701.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_S_PTM_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
702.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
703.ABM2は、CD3_sp11a_VH1_VK2_SW_PTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
704.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
705.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
706.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_Y_PTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
707.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_S_PTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
708.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_Y_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
709.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_S_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
710.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_Y_PTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
711.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_S_PTM_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
712.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1PTM_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
713.ABM2は、CD3_SP11A_VH3_VLK1_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
714.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_Yの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
715.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_Sの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
716.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_Y_PTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
717.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_S_PTMの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
718.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_Y_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
719.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_S_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
720.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_Y_PTM_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
721.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_S_PTM_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
722.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_PTM_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
723.ABM2は、CD3_SP11A_VH5_VK2_SWの重鎖可変配列及び軽鎖可変配列を含む、実施形態618に記載のMBM。
724.TCR複合体の構成要素は、TCR-α、TCR-β又はTCR-α/β二量体である、実施形態1~150のいずれか1つに記載のMBM。
725.TCR複合体の構成要素は、TCR-αである、実施形態724に記載のMBM。
726.TCR複合体の構成要素は、TCR-βである、実施形態724に記載のMBM。
727.TCR複合体の構成要素は、TCR-α/β二量体である、実施形態724に記載のMBM。
728.ABM2は、BMA031のCDR配列を含む、実施形態724に記載のMBM。
729.CDR配列は、Kabat番号付けによって規定される、実施形態728に記載のMBM。
730.CDR配列は、Chothia番号付けによって規定される、実施形態728に記載のMBM。
731.CDR配列は、Kabat及びChothiaの番号付けの組合せによって規定される、実施形態728に記載のMBM。
732.ABM2は、BMA031の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態728に記載のMBM。
733.TCR複合体の構成要素は、TCR-γ、TCR-δ又はTCR-γ/δ二量体である、実施形態1~150のいずれか1つに記載のMBM。
734.TCR複合体の構成要素は、TCR-γである、実施形態733に記載のMBM。
735.TCR複合体の構成要素は、TCR-δである、実施形態733に記載のMBM。
736.TCR複合体の構成要素は、TCR-γ/δ二量体である、実施形態733に記載のMBM。
737.ABM2は、δTCS1のCDR配列を含む、実施形態733に記載のMBM。
738.CDR配列は、Kabat番号付けによって規定される、実施形態737に記載のMBM。
739.CDR配列は、Chothia番号付けによって規定される、実施形態737に記載のMBM。
740.CDR配列は、Kabat及びChothia番号付けの組合せによって規定される、実施形態737に記載のMBM。
741.ABD2は、δTCS1の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態737に記載のMBM。
742.ABM3は、ヒトCD2に特異的に結合する、実施形態1~741のいずれか1つに記載のMBM。
743.ABM3は、非免疫グロブリン足場ベースのABMである、実施形態742に記載のMBM
744.ABM3は、クニッツドメイン、アドネキシン、アフィボディ、DARPin、アビマー、アンチカリン、リポカリン、センチリン、バーサボディ、ノッチン、アドネクチン、プロネクチン、アフィチン/ナノフィチン、アフィリン、アトリマー/テトラネクチン、二環式ペプチド、cys-ノット、Fn3足場、オーボディ、Tn3、アフィマー、BD、アドヒロン、デュオカリン、アルファボディ、アルマジロリピートタンパク質、レペボディ又はフィノマーである、実施形態743に記載のMBM。
745.ABM3は、CD2リガンドの受容体結合ドメインを含む、実施形態743に記載のMBM。
746.CD2リガンドは、CD58である、実施形態745に記載のMBM。
747.CD2リガンドは、CD48である、実施形態745に記載のMBM。
748.ABM3は、CD58部分である、実施形態745に記載のMBM。
749.CD58部分は、表15に記載されるCD58-1のアミノ酸配列を含む、実施形態748に記載のMBM。
750.CD58部分は、表15に記載されるCD58-2のアミノ酸配列を含む、実施形態748に記載のMBM。
751.CD58部分は、表15に記載されるCD58-3のアミノ酸配列を含む、実施形態748に記載のMBM。
752.CD58部分は、表15に記載されるCD58-4のアミノ酸配列を含む、実施形態748に記載のMBM。
753.CD58部分は、表15に記載されるCD58-5のアミノ酸配列を含む、実施形態748に記載のMBM。
754.Bとして示されるアミノ酸は、フェニルアラニンである、実施形態753に記載のMBM。
755.Bとして示されるアミノ酸は、セリンである、実施形態753に記載のMBM。
756.Jとして示されるアミノ酸は、バリンである、実施形態753~755のいずれか1つに記載のMBM。
757.Jとして示されるアミノ酸は、リジンである、実施形態753~755のいずれか1つに記載のMBM。
758.Oとして示されるアミノ酸は、バリンである、実施形態753~757のいずれか1つに記載のMBM。
759.Oとして示されるアミノ酸は、グルタミンである、実施形態753~757のいずれか1つに記載のMBM。
760.Uとして示されるアミノ酸は、バリンである、実施形態753~759のいずれか1つに記載のMBM。
761.Uとして示されるアミノ酸は、リジンである、実施形態753~759のいずれか1つに記載のMBM。
762.Xとして示されるアミノ酸は、トレオニンである、実施形態753~761のいずれか1つに記載のMBM。
763.Xとして示されるアミノ酸は、セリンである、実施形態753~761のいずれか1つに記載のMBM。
764.Zとして示されるアミノ酸は、ロイシンである、実施形態753~763のいずれか1つに記載のMBM。
765.Zとして示されるアミノ酸は、グリシンである、実施形態753~763のいずれか1つに記載のMBM。
766.CD58部分は、表15に記載されるCD58-6のアミノ酸配列を含む、実施形態748に記載のMBM。
767.CD58部分は、表15に記載されるCD58-7のアミノ酸配列を含む、実施形態748に記載のMBM。
768.Jとして示されるアミノ酸は、バリンである、実施形態767に記載のMBM。
769.Jとして示されるアミノ酸は、リジンである、実施形態767に記載のMBM。
770.Oとして示されるアミノ酸は、バリンである、実施形態767~769のいずれか1つに記載のMBM。
771.Oとして示されるアミノ酸は、グルタミンである、実施形態767~769のいずれか1つに記載のMBM。
772.CD58部分は、表15に記載されるCD58-8のアミノ酸配列を含む、実施形態748に記載のMBM。
773.CD58部分は、表15に記載されるCD58-9のアミノ酸配列を含む、実施形態748に記載のMBM。
774.CD58部分は、表15に記載されるCD58-10のアミノ酸配列を含む、実施形態748に記載のMBM。
775.CD58部分は、表15に記載されるCD58-11のアミノ酸配列を含む、実施形態748に記載のMBM。
776.ABM3は、CD48部分である実施形態745に記載のMBM。
777.CD48部分は、Uniprot識別子P09326のアミノ酸配列のアミノ酸27~220と少なくとも70%の配列同一性を有する、実施形態776に記載のMBM。
778.CD48部分は、Uniprot識別子P09326のアミノ酸配列のアミノ酸27~220と少なくとも80%の配列同一性を有する、実施形態776に記載のMBM。
779.CD48部分は、Uniprot識別子P09326のアミノ酸配列のアミノ酸27~220と少なくとも90%の配列同一性を有する、実施形態776に記載のMBM。
780.CD48部分は、Uniprot識別子P09326のアミノ酸配列のアミノ酸27~220と少なくとも95%の配列同一性を有する、実施形態776に記載のMBM。
781.CD48部分は、Uniprot識別子P09326のアミノ酸配列のアミノ酸27~220と少なくとも99%の配列同一性を有する、実施形態776に記載のMBM。
782.ABM3は、免疫グロブリン足場ベースのABMである、実施形態742に記載のMBM。
783.ABM3は、抗体、抗体フラグメント、scFv、dsFv、Fv、Fab、scFab、(Fab’)2、単一ドメイン抗体(SDAB)、VH若しくはVLドメイン又はラクダ科VHHドメインである、実施形態782に記載のMBM。
784.ABM3は、抗体又はその抗原結合ドメインである、実施形態783に記載のMBM。
785.ABM3は、scFvである、実施形態783に記載のMBM。
786.ABM3は、Fabである、実施形態783に記載のMBM。
787.ABM3は、Fabヘテロ二量体である、実施形態786に記載のMBM。
788.ABM3は、CD2-1のCDR配列を含む、実施形態782~787のいずれか1つに記載のMBM。
789.ABM3は、CD2-1の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態788に記載のMBM。
790.ABM3は、hu1CD2-1の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態788に記載のMBM。
791.ABM3は、hu2CD2-1の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態788に記載のMBM。
792.ABM3は、Medi 507のCDR配列を含む、実施形態788に記載のMBM。
793.ABM3は、Medi 507の重鎖及び軽鎖可変配列を含む、実施形態792に記載のMBM。
794.ABM3は、ヒトTAAに特異的に結合する、実施形態1~741のいずれか1つに記載のMBM。
795.ABM3は、非免疫グロブリン足場ベースのABMである、実施形態794に記載のMBM。
796.TAAが受容体である場合、ABM3は、受容体のリガンドの受容体結合ドメインを含み、TAAがリガンドである場合、ABM3は、リガンドの受容体のリガンド結合ドメインを含む、実施形態795に記載のMBM。
797.ABM1は、クニッツドメイン、アドネキシン、アフィボディ、DARPin、アビマー、アンチカリン、リポカリン、センチリン、バーサボディ、ノッチン、アドネクチン、プロネクチン、アフィチン/ナノフィチン、アフィリン、アトリマー/テトラネクチン、二環式ペプチド、cys-ノット、Fn3足場、オーボディ、Tn3、アフィマー、BD、アドヒロン、デュオカリン、アルファボディ、アルマジロリピートタンパク質、レペボディ又はフィノマーである、実施形態795に記載のMBM。
798.ABM3は、免疫グロブリン足場ベースのABMである、実施形態794に記載のMBM。
799.ABM3は、抗体、抗体フラグメント、scFv、dsFv、Fv、Fab、scFab、(Fab’)2、単一ドメイン抗体(SDAB)、VH若しくはVLドメイン又はラクダ科VHHドメインである、実施形態798に記載のMBM。
800.ABM3は、抗体又はその抗原結合ドメインである、実施形態799に記載のMBM。
801.ABM3は、scFvである、実施形態799に記載のMBM。
802.ABM3は、Fabである、実施形態799に記載のMBM。
803.ABM3は、Fabヘテロ二量体である、実施形態802に記載のMBM。
804.TAAは、B細胞由来形質細胞である癌性B細胞上に発現されるTAAである、実施形態794~803のいずれか1つに記載のMBM。
805.TAAは、形質細胞ではない癌性B細胞上に発現されるTAAである、実施形態794~803のいずれか1つに記載のMBM。
806.TAAは、CD19、CD20、CD22、CD123、CD33、CLL1、CD138、CS1、CD38、CD133、FLT3、CD52、TNFRSF13C、TNFRSF13B、CXCR4、PD-L1、LY9、CD200、FCGR2B、CD21、CD23、CD24、CD40L、CD72、CD79a及びCD79bから選択される、実施形態794~805のいずれか1つに記載のMBM。
807.TAAは、CD19である、実施形態806に記載のMBM。
808.TAAは、CD20である、実施形態806に記載のMBM。
809.TAAは、CD22である、実施形態806に記載のMBM。
810.TAAは、CD123である、実施形態806に記載のMBM。
811.TAAは、CD33である、実施形態806に記載のMBM。
812.TAAは、CLL1である、実施形態806に記載のMBM。
813.TAAは、CD138である、実施形態806に記載のMBM。
814.TAAは、CS1である、実施形態806に記載のMBM。
815.TAAは、CD38である、実施形態806に記載のMBM。
816.TAAは、CD133である、実施形態806に記載のMBM。
817.TAAは、FLT3である、実施形態806に記載のMBM。
818.TAAは、CD52である、実施形態806に記載のMBM。
819.TAAは、TNFRSF13Cである、実施形態806に記載のMBM。
820.TAAは、TNFRSF13Bである、実施形態806に記載のMBM。
821.TAAは、CXCR4である、実施形態806に記載のMBM。
822.TAAは、PD-L1である、実施形態806に記載のMBM。
823.TAAは、LY9である、実施形態806に記載のMBM。
824.TAAは、CD200である、実施形態806に記載のMBM。
825.TAAは、FCGR2Bである、実施形態806に記載のMBM。
826.TAAは、CD21である、実施形態806に記載のMBM。
827.TAAは、CD23である、実施形態806に記載のMBM。
828.TAAは、CD24である、実施形態806に記載のMBM。
829.TAAは、CD40Lである、実施形態806に記載のMBM。
830.TAAは、CD72である、実施形態806に記載のMBM。
831.TAAは、CD79aである、実施形態806に記載のMBM。
832.TAAは、CD79bである、実施形態806に記載のMBM。
833.ABM3は、
(a)CD19-H1として示されるCDRのアミノ酸配列を有するCDR-H1;
(b)CD19-H2A、HD19-H2B、CD19-H2C及びCD19-H2Dとして示されるCDRのいずれか1つのアミノ酸配列を有するCDR-H2;
(c)CD19-H3として示されるCDRのアミノ酸配列を有するCDR-H3;
(d)CD19-L1として示されるCDRのアミノ酸配列を有するCDR-L1;
(e)CD19-L2として示されるCDRのアミノ酸配列を有するCDR-L2;及び
(f)CD19-L23として示されるCDRのアミノ酸配列を有するCDR-L3を含む、実施形態807に記載のMBM。
834.ABM3は、
(a)CD19-VHA、CD19-VHB、CD19-VHC及びCD19-VHDとして示されるVHのいずれか1つのアミノ酸配列を有するVH;並びに
(b)CD19-VLA及びCD19-VLBとして示されるVLのいずれか1つのアミノ酸配列を有するVLを含む、実施形態833に記載のMBM。
835.ABM3は、表17に記載されるCD19-H1、CD19-H2A及びCD19-H3のアミノ酸配列を有する重鎖CDRと、表17に記載されるCD19-L1、CD19-L2及びCD19-L3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDRとを含む、実施形態807に記載のMBM。
836.ABM3は、表17に記載されるVHAのアミノ酸配列を有する重鎖可変領域と、表17に記載されるVLAのアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域とを含む、実施形態807に記載のMBM。
837.ABM3は、表17に記載されるCD19-H1、CD19-H2B及びCD19-H3のアミノ酸配列を有する重鎖CDRと、表17に記載されるCD19-L1、CD19-L2及びCD19-L3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDRとを含む、実施形態807に記載のMBM。
838.ABM3は、表17に記載されるVHBのアミノ酸配列を有する重鎖可変領域と、表17に記載されるVLBのアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域とを含む、実施形態807に記載のMBM。
839.ABM3は、表17に記載されるCD19-H1、CD19-H2C及びCD19-H3のアミノ酸配列を有する重鎖CDRと、表17に記載されるCD19-L1、CD19-L2及びCD19-L3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDRとを含む、実施形態807に記載のMBM。
840.ABM3は、表17に記載されるVHCのアミノ酸配列を有する重鎖可変領域と、表2に記載されるVLBのアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域とを含む、実施形態807に記載のMBM。
841.ABM3は、表17に記載されるCD19-H1、CD19-H2D及びCD19-H3のアミノ酸配列を有する重鎖CDRと、表17に記載されるCD19-L1、CD19-L2及びCD19-L3のアミノ酸配列を有する軽鎖CDRとを含む、実施形態807に記載のMBM。
842.ABM3は、表17に記載されるVHDのアミノ酸配列を有する重鎖可変領域と、表17に記載されるVLBのアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域とを含む、実施形態807に記載のMBM。
843.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv1のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
844.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv2のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
845.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv3のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
846.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv4のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
847.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv5のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
848.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv6のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
849.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv7のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
850.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv8のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
851.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv9のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
852.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv10のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
853.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv11のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
854.ABM3は、表17に記載されるCD19-scFv12のアミノ酸配列を有するscFvを含む、実施形態807に記載のMBM。
855.ABM3は、表16に記載される結合配列を含む、実施形態798~803のいずれか1つに記載のMBM。
856.ABM3は、表16に記載される抗体のCDR又は可変領域配列を含む、実施形態855に記載のMBM。
857.一緒にFcヘテロ二量体を形成する第1の変異体Fc領域及び第2の変異体Fc領域を含む、実施形態1~856のいずれか1つに記載のMBM。
858.第1及び第2の変異体Fc領域は、アミノ酸置換S364K/E357Q:L368D/K370Sを含む、実施形態857に記載のMBM。
859.第1及び第2の変異体Fc領域は、アミノ酸置換L368D/K370S:S364Kを含む、実施形態857に記載のMBM。
860.第1及び第2の変異体Fc領域は、アミノ酸置換L368E/K370S:S364Kを含む、実施形態857に記載のMBM。
861.第1及び第2の変異体Fc領域は、アミノ酸置換T411T/E360E/Q362E:D401Kを含む、実施形態857に記載のMBM。
862.第1及び第2の変異体Fc領域は、アミノ酸置換L368D 370S:S364/E357Lを含む、実施形態332に記載のBCMA結合分子。
863.第1及び第2の変異体Fc領域は、アミノ酸置換370S:S364K/E357Qを含む、実施形態857に記載のMBM。
864.第1及び第2の変異体Fc領域は、国際公開第2014/110601号パンフレットの図4(表3中で再現される)に列挙される立体変異体のいずれか1つのアミノ酸置換を含む、実施形態857に記載のMBM。
865.第1及び第2の変異体Fc領域は、国際公開第2014/110601号パンフレットの図5(表3中で再現される)に列挙される変異体のいずれかのアミノ酸置換を含む、実施形態857に記載のMBM。
866.第1及び第2の変異体Fc領域は、国際公開第2014/110601号パンフレットの図6(表3中で再現される)に列挙される変異体のいずれかのアミノ酸置換を含む、実施形態857に記載のMBM。
867.Fc領域の少なくとも1つは、除去変異修飾を含む、実施形態857~866のいずれか1つに記載のMBM。
868.除去変異修飾は、表2から選択される、実施形態867に記載のMBM。
869.除去変異修飾は、G236Rを含む、実施形態868に記載のMBM。
870.除去変異修飾は、S239Gを含む、実施形態868に記載のMBM。
871.除去変異修飾は、S239Kを含む、実施形態868に記載のMBM。
872.除去変異修飾は、S239Qを含む、実施形態868に記載のMBM。
873.除去変異修飾は、S239Rを含む、実施形態868に記載のMBM。
874.除去変異修飾は、V266Dを含む、実施形態868に記載のMBM。
875.除去変異修飾は、S267Kを含む、実施形態868に記載のMBM。
876.除去変異修飾は、S267Rを含む、実施形態868に記載のMBM。
877.除去変異修飾は、H268Kを含む、実施形態868に記載のMBM。
878.除去変異修飾は、E269Rを含む、実施形態868に記載のMBM。
879.除去変異修飾は、299Rを含む、実施形態868に記載のMBM。
880.除去変異修飾は、299Kを含む、実施形態868に記載のMBM。
881.除去変異修飾は、K322Aを含む、実施形態868に記載のMBM。
882.除去変異修飾は、A327Gを含む、実施形態868に記載のMBM。
883.除去変異修飾は、A327Lを含む、実施形態868に記載のMBM。
884.除去変異修飾は、A327Nを含む、実施形態868に記載のMBM。
885.除去変異修飾は、A327Qを含む、実施形態868に記載のMBM。
886.除去変異修飾は、L328Eを含む、実施形態868に記載のMBM。
887.除去変異修飾は、L328Rを含む、実施形態868に記載のMBM。
888.除去変異修飾は、P329Aを含む、実施形態868に記載のMBM。
889.除去変異修飾は、P329Hを含む、実施形態868に記載のMBM。
890.除去変異修飾は、P329Kを含む、実施形態868に記載のMBM。
891.除去変異修飾は、A330Lを含む、実施形態868に記載のMBM。
892.除去変異修飾は、A330S/P331Sを含む、実施形態868に記載のMBM。
893.除去変異修飾は、I332Kを含む、実施形態868に記載のMBM。
894.除去変異修飾は、I332Rを含む、実施形態868に記載のMBM。
895.除去変異修飾は、V266D/A327Qを含む、実施形態868に記載のMBM。
896.除去変異修飾は、V266D/P329Kを含む、実施形態868に記載のMBM。
897.除去変異修飾は、G236R/L328Rを含む、実施形態868に記載のMBM。
898.除去変異修飾は、E233P/L234V/L235A/G236del/S239Kを含む、実施形態868に記載のMBM。
899.除去変異修飾は、E233P/L234V/L235A/G236del/S267Kを含む、実施形態868に記載のMBM。
900.除去変異修飾は、E233P/L234V/L235A/G236del/S239K/A327Gを含む、実施形態868に記載のMBM。
901.除去変異修飾は、E233P/L234V/L235A/G236del/S267K/A327Gを含む、実施形態868に記載のMBM。
902.除去変異修飾は、E233P/L234V/L235A/G236delを含む、実施形態868に記載のMBM。
903.除去変異修飾は、S239K/S267Kを含む、実施形態868に記載のMBM。
904.除去変異修飾は、267K/P329Kを含む、実施形態868に記載のMBM。
905.除去変異修飾は、D265A/N297A/P329Aを含む、実施形態868に記載のMBM。
906.除去変異修飾は、D265N/N297D/P329Gを含む、実施形態868に記載のMBM。
907。除去変異修飾は、D265E/N297Q/P329Sを含む、実施形態868に記載のMBM。
908.除去変異修飾を含むFc領域は、ABM1に作動可能に連結される、実施形態867~907のいずれか1つに記載のMBM。
909.除去変異修飾を含むFc領域は、ABM2に作動可能に連結される、実施形態867~907のいずれか1つに記載のMBM。
910.除去変異修飾を含むFc領域は、ABM3に作動可能に連結される、実施形態867~907のいずれか1つに記載のMBM。
911.両方の変異Fc領域は、除去変異修飾を含む、実施形態867~907のいずれか1つに記載のMBM。
912.Fc領域の少なくとも1つは、pI変異体置換をさらに含む、実施形態857~911のいずれか1つに記載のMBM。
913.pI変異体置換は、表3から選択される、実施形態912に記載のMBM。
914.pI変異体置換は、pl_ISO(-)中に存在する置換を含む、実施形態913に記載のMBM。
915.pI変異体置換は、pl_(-)_isosteric_A中に存在する置換を含む、実施形態913に記載のMBM。
916.pI変異体置換は、pl_(-)_isosteric_B中に存在する置換を含む、実施形態913に記載のMBM。
917.pI変異体置換は、Pl_ISO(+RR)中に存在する置換を含む、実施形態913に記載のMBM。
918.pI変異体置換は、pl_ISO(+)中に存在する置換を含む、実施形態913に記載のMBM。
919.pI変異体置換は、pl_(+)_isosteric_A中に存在する置換を含む、実施形態913に記載のMBM。
920.pI変異体置換は、pl_(+)_isosteric_B中に存在する置換を含む、実施形態913に記載のMBM。
921.pI変異体置換は、pl_(+)_isosteric_E269Q/E272Q中に存在する置換を含む、実施形態913に記載のMBM。
922.pI変異体置換は、pl_(+)_isosteric_E269Q/E283Q中に存在する置換を含む、実施形態913に記載のMBM。
923.pI変異体置換は、pl_(+)_isosteric_E2720/E283Q中に存在する置換を含む、実施形態913に記載のMBM。
924.pI変異体置換は、pl_(+)_isosteric_E269Q中に存在する置換を含む、実施形態913に記載のMBM。
925.第1及び/又は第2のFc領域は、434A、434S、428L、308F、259I、428L/434S、259I/308F、436I/428L、4361又はV/434S、436V/428L、252Y、252Y/254T/256E、259I/308F/428L、236A、239D、239E、332E、332D、239D/332E、267D、267E、328F、267E/328F、236A/332E、239D/332E/330Y、239D、332E/330L、236R、328R、236R/328R、236N/267E、243L、298A及び299Tから選択される1つ以上のアミノ酸置換をさらに含む、実施形態857~924のいずれか1つに記載のMBM。
926.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換434A、434S又は434Vをさらに含む、実施形態857~924のいずれか1つに記載のMBM。
927.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換428Lをさらに含む、実施形態926に記載のMBM。
928.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換308Fをさらに含む、実施形態926~927のいずれか1つに記載のMBM。
929.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換259Iをさらに含む、実施形態926~928のいずれか1つに記載のMBM。
930.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換436Iをさらに含む、実施形態926~929のいずれか1つに記載のMBM。
931.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換252Yをさらに含む、実施形態926~930のいずれか1つに記載のMBM。
932.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換254Tをさらに含む、実施形態926~931のいずれか1つに記載のMBM。
933.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換256Eをさらに含む、実施形態926~932のいずれか1つに記載のMBM。
934.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換239D又は239Eをさらに含む、実施形態926~933のいずれか1つに記載のMBM。
935.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換332E又は332Dをさらに含む、実施形態926~934のいずれか1つに記載のMBM。
936.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換267D又は267Eをさらに含む、実施形態926~935のいずれか1つに記載のMBM。
937.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換330Lをさらに含む、実施形態926~936のいずれか1つに記載のMBM。
938.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換236R又は236Nをさらに含む、実施形態926~937のいずれか1つに記載のMBM。
939.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換328Rをさらに含む、実施形態926~938のいずれか1つに記載のMBM。
940.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換243Lをさらに含む、実施形態926~939のいずれか1つに記載のMBM。
941.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換298Aをさらに含む、実施形態926~940のいずれか1つに記載のMBM。
942.第1及び/又は第2のFc領域は、アミノ酸置換299Tをさらに含む、実施形態926~941のいずれか1つに記載のMBM。
943.(a)第1及び第2の変異体Fc領域は、アミノ酸置換S364K/E357Q:L368D/K370Sを含み;
(b)第1及び/又は第2の変異体Fc領域は、除去変異修飾E233P/L234V/L235A/G236del/S267Kを含み、
(c)第1及び/又は第2の変異体Fc領域は、pI変異体置換N208D/Q295E/N384D/Q418E/N421D(pl_(-)_isosteric_A)を含む、実施形態857に記載のMBM。
944.第1の変異体Fc領域は、除去変異修飾E233P/L234V/L235A/G236del/S267Kを含む、実施形態943に記載のMBM。
945.第2の変異体Fc領域は、除去変異修飾E233P/L234V/L235A/G236del/S267Kを含む、実施形態943~944のいずれか1つに記載のMBM。
946.第1の変異体Fc領域は、pI変異体置換N208D/Q295E/N384D/Q418E/N421D(pl_(-)_isosteric_A)を含む、実施形態943~945のいずれか1つに記載のMBM。
947.第2の変異体Fc領域は、pI変異体置換N208D/Q295E/N384D/Q418E/N421D(pl_(-)_isosteric_A)を含む、実施形態943~946のいずれか1つに記載のMBM。
948.第1又は第2の変異体Fc領域は、配列番号869と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、実施形態857~947のいずれか1つに記載のMBM。
949.第1又は第2の変異体Fc領域は、配列番号869と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む、実施形態857~947のいずれか1つに記載のMBM。
950.第1又は第2の変異体Fc領域は、実施形態858~947のいずれか1つに記載の置換で修飾された配列番号869のアミノ酸配列を含む、実施形態857~947のいずれか1つに記載のMBM。
951.第1又は第2の変異体Fc領域は、233位、234位、235位、236位、237位、239位、265位、266位、267位、268位、269位、297位、299位、322位、327位、328位、329位、330位、331位及び332位の1、2、3、4、5又は6つに置換を有する配列番号869のアミノ酸配列を含み、任意選択的に、1つ以上の置換は、実施形態858~947のいずれか1つに記載の置換である、実施形態857~947のいずれか1つに記載のMBM。
952.第1又は第2の変異体Fc領域は、配列番号870と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、実施形態857~951のいずれか1つに記載のMBM。
953.第1又は第2の変異体Fc領域は、配列番号870と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む、実施形態857~951のいずれか1つに記載のMBM。
954.第1又は第2の変異体Fc領域は、実施形態858~947のいずれか1つに記載の置換で修飾された配列番号870のアミノ酸配列を含む、実施形態857~951のいずれか1つに記載のMBM。
955.第1又は第2の変異体Fc領域は、233位、234位、235位、236位、237位、239位、265位、266位、267位、268位、269位、297位、299位、322位、327位、328位、329位、330位、331位及び332位の1、2、3、4、5又は6つに置換を有する配列番号870のアミノ酸配列を含み、任意選択的に、1つ以上の置換は、実施形態858~947のいずれか1つに記載の置換である、実施形態857~951のいずれか1つに記載のMBM。
956.第1又は第2の変異体Fc領域は、配列番号871と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、実施形態857~951のいずれか1つに記載のMBM。
957.第1又は第2の変異体Fc領域は、配列番号871と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む、実施形態857~951のいずれか1つに記載のMBM。
958.第1又は第2の変異体Fc領域は、実施形態858~947のいずれか1つに記載の置換で修飾された配列番号871のアミノ酸配列を含む、実施形態857~951のいずれか1つに記載のMBM。
959.第1又は第2の変異体Fc領域は、233位、234位、235位、236位、237位、239位、265位、266位、267位、268位、269位、297位、299位、322位、327位、328位、329位、330位、331位及び332位の1、2、3、4、5又は6つに置換を有する配列番号871のアミノ酸配列を含み、任意選択的に、1つ以上の置換は、実施形態858~947のいずれか1つに記載の置換である、実施形態857~951のいずれか1つに記載のMBM。
960.第1又は第2の変異体Fc領域は、配列番号872と少なくとも90%同一であるアミノ酸配列を含む、実施形態857~959のいずれか1つに記載のMBM。
961.第1又は第2の変異体Fc領域は、配列番号872と少なくとも95%同一であるアミノ酸配列を含む、実施形態857~959のいずれか1つに記載のMBM。
962.第1又は第2の変異体Fc領域は、実施形態858~947のいずれか1つに記載の置換で修飾された配列番号872のアミノ酸配列を含む、実施形態857~959のいずれか1つに記載のMBM。
963.第1又は第2の変異体Fc領域は、233位、234位、235位、236位、237位、239位、265位、266位、267位、268位、269位、297位、299位、322位、327位、328位、329位、330位、331位及び332位の1、2、3、4、5又は6つに置換を有する配列番号872のアミノ酸配列を含み、任意選択的に、1つ以上の置換は、実施形態858~947のいずれか1つに記載の置換である、実施形態857~959のいずれか1つに記載のMBM。
964.Fcドメインを含む、実施形態1~856のいずれか1つに記載のMBM。
965.Fcドメインは、Fcヘテロ二量体である、実施形態964に記載のMBM。
966.Fcヘテロ二量体は、表3に記載されるFc修飾のいずれかを含む、実施形態965に記載のMBM。
967.Fcヘテロ二量体は、ノブ・イン・ホール(「KIH」)修飾を含む、実施形態965に記載のMBM。
968.KIH修飾は、第7.3.1.5.1節又は表3に記載されるKIH修飾のいずれかである、実施形態967に記載のMBM。
969.KIH修飾は、第7.3.1.5.2節又は表3に記載される代替的なKIH修飾のいずれかである、実施形態967に記載のMBM。
970.極性架橋修飾を含む、実施形態965~969のいずれか1つに記載のMBM。
971.極性架橋修飾は、第7.3.1.5.7節又は表3に記載される極性架橋修飾のいずれかである、実施形態970に記載のMBM。
972.Fc 1~Fc 150として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態965~971のいずれか1つに記載のMBM。
973.Fc 1~Fc 5として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
974.Fc 6~Fc 10として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
975.Fc 11~Fc 15として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
976.Fc 16~Fc 20として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
977.Fc 21~Fc 25として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
978.Fc 26~Fc 30として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
979.Fc 31~Fc 35として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
980.Fc 36~Fc 40として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
981.Fc 41~Fc 45として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
982.Fc 46~Fc 50として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
983.Fc 51~Fc 55として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
984.Fc 56~Fc 60として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
985.Fc 61~Fc 65として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
986.Fc 66~Fc 70として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
987.Fc 71~Fc 75として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
988.Fc 76~Fc 80として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
989.Fc 81~Fc 85として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
990.Fc 86~Fc 90として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
991.Fc 91~Fc 95として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
992.Fc 96~Fc 100として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
993.Fc 101~Fc 105として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
994.Fc 106~Fc 110として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
995.Fc 111~Fc 115として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
996.Fc 116~Fc 120として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
997.Fc 121~Fc 125として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
998.Fc 126~Fc 130として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
999.Fc 131~Fc 135として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
1000.Fc 136~Fc 140として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
1001.Fc 141~Fc 145として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
1002.Fc 146~Fc 150として示されるFc修飾の少なくとも1つを含む、実施形態972に記載のMBM。
1003.Fcドメインは、改変されたエフェクター機能を有する、実施形態964~1002のいずれか1つに記載のMBM。
1004.Fcドメインは、1つ以上のFc受容体への改変された結合を有する、実施形態1003に記載のMBM。
1005.1つ以上のFc受容体は、FcRNを含む、実施形態1004に記載のMBM。
1006.1つ以上のFc受容体は、白血球受容体を含む、実施形態1004又は実施形態1005に記載のMBM。
1007.Fcは、修飾ジスルフィド結合構造を有する、実施形態964~1006のいずれか1つに記載のMBM。
1008.Fcは、改変されたグリコシル化パターンを有する、実施形態964~1007のいずれか1つに記載のMBM。
1009.Fcは、ヒンジ領域を含む、実施形態964~1008のいずれか1つに記載のMBM。
1010.ヒンジ領域は、第7.3.2節に記載されるヒンジ領域のいずれか1つを含む、実施形態1009に記載のMBM。
1011.ヒンジ領域は、H1として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1012.ヒンジ領域は、H2として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1013.ヒンジ領域は、H3として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1014.ヒンジ領域は、H4として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1015.ヒンジ領域は、H5として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1016.ヒンジ領域は、H6として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1017.ヒンジ領域は、H7として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1018.ヒンジ領域は、H8として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1019.ヒンジ領域は、H9として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1020.ヒンジ領域は、H10として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1021.ヒンジ領域は、H11として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1022.ヒンジ領域は、H12として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1023.ヒンジ領域は、H13として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1024.ヒンジ領域は、H14として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1025.ヒンジ領域は、H15として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1026.ヒンジ領域は、H16として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1027.ヒンジ領域は、H17として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1028.ヒンジ領域は、H18として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1029.ヒンジ領域は、H19として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1030.ヒンジ領域は、H20として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1031.ヒンジ領域は、H21として示されるヒンジ領域のアミノ酸配列を含む、実施形態1010に記載のMBM。
1032.少なくとも1つのscFvドメインを含む、実施形態1~1031のいずれか1つに記載のMBM。
1033.少なくとも1つのscFvは、VH及びVLドメインを連結するリンカーを含む、実施形態1032に記載のMBM。
1034.リンカーは、5~25アミノ酸長である、実施形態1033に記載のMBM。
1035.リンカーは、12~20アミノ酸長である、実施形態1034に記載のMBM。
1036.リンカーは、荷電リンカー及び/又は可撓性リンカーである、実施形態1033~1035のいずれか1つに記載のMBM。
1037.リンカーは、リンカーL1~L54のいずれか1つから選択される、実施形態1033~1036のいずれか1つに記載のMBM。
1038.リンカー領域は、L1として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1039.リンカー領域は、L2として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1040.リンカー領域は、L3として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1041.リンカー領域は、L4として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1042.リンカー領域は、L5として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1043.リンカー領域は、L6として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1044.リンカー領域は、L7として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1045.リンカー領域は、L8として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1046.リンカー領域は、L9として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1047.リンカー領域は、L10として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1048.リンカー領域は、L11として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1049.リンカー領域は、L12として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1050.リンカー領域は、L13として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1051.リンカー領域は、L14として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1052.リンカー領域は、L15として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1053.リンカー領域は、L16として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1054.リンカー領域は、L17として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1055.リンカー領域は、L18として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1056.リンカー領域は、L19として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1057.リンカー領域は、L20として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1058.リンカー領域は、L21として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1059.リンカー領域は、L22として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1060.リンカー領域は、L23として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1061.リンカー領域は、L24として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1062.リンカー領域は、L25として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1063.リンカー領域は、L26として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1064.リンカー領域は、L27として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1065.リンカー領域は、L28として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1066.リンカー領域は、L29として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1067.リンカー領域は、L30として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1068.リンカー領域は、L31として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1069.リンカー領域は、L32として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1070.リンカー領域は、L33として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1071.リンカー領域は、L34として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1072.リンカー領域は、L35として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1073.リンカー領域は、L36として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1074.リンカー領域は、L37として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1075.リンカー領域は、L38として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1076.リンカー領域は、L39として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1077.リンカー領域は、L40として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1078.リンカー領域は、L41として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1079.リンカー領域は、L42として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1080.リンカー領域は、L43として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1081.リンカー領域は、L44として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1082.リンカー領域は、L45として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1083.リンカー領域は、L46として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1084.リンカー領域は、L47として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1085.リンカー領域は、L48として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1086.リンカー領域は、L49として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1087.リンカー領域は、L50として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1088.リンカー領域は、L51として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1089.リンカー領域は、L52として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1090.リンカー領域は、L53として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1091.リンカー領域は、L54として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1037に記載のMBM。
1092.少なくとも1つのFabドメインを含む、実施形態1~1091のいずれか1つに記載のMBM。
1093.少なくとも1つのFabドメインは、表2に記載されるFabヘテロ二量体化修飾のいずれかを含む、実施形態1092に記載のMBM。
1094.少なくとも1つのFabドメインは、F1として示されるFabヘテロ二量体化修飾を含む、実施形態1093に記載のMBM。
1095.少なくとも1つのFabドメインは、F2として示されるFabヘテロ二量体化修飾を含む、実施形態1093に記載のMBM。
1096.少なくとも1つのFabドメインは、F3として示されるFabヘテロ二量体化修飾を含む、実施形態1093に記載のMBM。
1097.少なくとも1つのFabドメインは、F4として示されるFabヘテロ二量体化修飾を含む、実施形態1093に記載のMBM。
1098.少なくとも1つのFabドメインは、F5として示されるFabヘテロ二量体化修飾を含む、実施形態1093に記載のMBM。
1099.少なくとも1つのFabドメインは、F6として示されるFabヘテロ二量体化修飾を含む、実施形態1093に記載のMBM。
1100.少なくとも1つのFabドメインは、F7として示されるFabヘテロ二量体化修飾を含む、実施形態1093に記載のMBM。
1101.リンカーを介して互いに連結される、少なくとも2つのABM、ABM及びABM鎖又は2つのABM鎖を含む、実施形態1~1100のいずれか1つに記載のMBM。
1102.リンカーは、5~25アミノ酸長である、実施形態1101に記載のMBM。
1103.リンカーは、12~20アミノ酸長である、実施形態1102に記載のMBM。
1104.リンカーは、荷電リンカー及び/又は可撓性リンカーである、実施形態1101~1103のいずれか1つに記載のMBM。
1105.リンカーは、リンカーL1~L54のいずれか1つから選択される、実施形態1101~1104のいずれか1つに記載のMBM。
1106.リンカー領域は、L1として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1107.リンカー領域は、L2として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1108.リンカー領域は、L3として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1109.リンカー領域は、L4として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1110.リンカー領域は、L5として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1111.リンカー領域は、L6として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1112.リンカー領域は、L7として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1113.リンカー領域は、L8として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1114.リンカー領域は、L9として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1115.リンカー領域は、L10として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1116.リンカー領域は、L11として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1117.リンカー領域は、L12として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1118.リンカー領域は、L13として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1119.リンカー領域は、L14として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1120.リンカー領域は、L15として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1121.リンカー領域は、L16として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1122.リンカー領域は、L17として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1123.リンカー領域は、L18として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1124.リンカー領域は、L19として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1125.リンカー領域は、L20として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1126.リンカー領域は、L21として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1127.リンカー領域は、L22として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1128.リンカー領域は、L23として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1129.リンカー領域は、L24として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1130.リンカー領域は、L25として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1131.リンカー領域は、L26として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1132.リンカー領域は、L27として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1133.リンカー領域は、L28として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1134.リンカー領域は、L29として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1135.リンカー領域は、L30として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1136.リンカー領域は、L31として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1137.リンカー領域は、L32として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1138.リンカー領域は、L33として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1139.リンカー領域は、L34として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1140.リンカー領域は、L35として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1141.リンカー領域は、L36として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1142.リンカー領域は、L37として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1143.リンカー領域は、L38として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1144.リンカー領域は、L39として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1145.リンカー領域は、L40として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1146.リンカー領域は、L41として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1147.リンカー領域は、L42として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1148.リンカー領域は、L43として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1149.リンカー領域は、L44として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1150.リンカー領域は、L45として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1151.リンカー領域は、L46として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1152.リンカー領域は、L47として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1153.リンカー領域は、L48として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1154.リンカー領域は、L49として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1155.リンカー領域は、L50として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1156.リンカー領域は、L51として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1157.リンカー領域は、L52として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1158.リンカー領域は、L53として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1159.リンカー領域は、L54として示されるリンカーのアミノ酸配列を含む、実施形態1105に記載のMBM。
1160.3価MBMである、実施形態1~1159のいずれか1つに記載のMBM。
1161.3価MBMは、図1B~1Fに示される形態のいずれか1つを有する、実施形態1160に記載のMBM。
1162.3価MBMは、図1Bに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1163.3価MBMは、図1Cに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1164.3価MBMは、図1Dに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1165.3価MBMは、図1Eに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1166.3価MBMは、図1Fに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1167.3価MBMは、図1Gに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1168.3価MBMは、図1Hに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1169.3価MBMは、図1Iに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1170.3価MBMは、図1Jに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1171.3価MBMは、図1Kに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1172.3価MBMは、図1Lに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1173.3価MBMは、図1Mに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1174.3価MBMは、図1Nに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1175.3価MBMは、図1Oに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1176.3価MBMは、図1Pに示される形態を有する、実施形態1161に記載のMBM。
1177.ABMは、T1として示される形態を有する、実施形態1161~1176のいずれか1つに記載のMBM。
1178.ABMは、T2として示される形態を有する、実施形態1161~1176のいずれか1つに記載のMBM。
1179.ABMは、T3として示される形態を有する、実施形態1161~1176のいずれか1つに記載のMBM。
1180.ABMは、T4として示される形態を有する、実施形態1161~1176のいずれか1つに記載のMBM。
1181.ABMは、T5として示される形態を有する、実施形態1161~1176のいずれか1つに記載のMBM。
1182.ABMは、T6として示される形態を有する、実施形態1161~1176のいずれか1つに記載のMBM。
1183.4価MBMである、実施形態1~1159のいずれか1つに記載のMBM。
1184.4価MBMは、図1Q~1Sに示される形態のいずれか1つを有する、実施形態1183に記載のMBM。
1185.4価MBMは、図1Qに示される形態を有する、実施形態1184に記載のMBM。
1186.4価MBMは、図1Rに示される形態を有する、実施形態1184に記載のMBM。
1187.4価MBMは、図1Sに示される形態を有する、実施形態1184に記載のMBM。
1188.ABMは、Tv 1~Tv 24として示される形態のいずれか1つを有する、実施形態1184~1187のいずれか1つに記載のMBM。
1189.ABMは、Tv 1として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1190.ABMは、Tv 2として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1191.ABMは、Tv 3として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1192.ABMは、Tv 4として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1193.ABMは、Tv 5として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1194.ABMは、Tv 6として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1195.ABMは、Tv 7として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1196.ABMは、Tv 8として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1197.ABMは、Tv 9として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1198.ABMは、Tv 10として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1199.ABMは、Tv 11として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1200.ABMは、Tv 12として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1201.ABMは、Tv 13として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1202.ABMは、Tv 14として示される形態を有する、実施形態1188に記載のMBM。
1203.ABMは、Tv 15として示される形態を有する実施形態1188に記載のMBM。
1204.ABMは、Tv 16として示される形態を有する実施形態1188に記載のMBM。
1205.ABMは、Tv 17として示される形態を有する実施形態1188に記載のMBM。
1206.ABMは、Tv 18として示される形態を有する実施形態1188に記載のMBM。
1207.ABMは、Tv 19として示される形態を有する実施形態1188に記載のMBM。
1208.ABMは、Tv 20として示される形態を有する実施形態1188に記載のMBM。
1209.ABMは、Tv 21として示される形態を有する実施形態1188に記載のMBM。
1210.ABMは、Tv 22として示される形態を有する実施形態1188に記載のMBM。
1211.ABMは、Tv 23として示される形態を有する実施形態1188に記載のMBM。
1212.ABMは、Tv 24として示される形態を有する実施形態1188に記載のMBM。
1213.5価MBMである、実施形態1~1159のいずれか1つに記載のMBM。
1214.図1Tに示される形態を有する、実施形態1213に記載のMBM。
1215.ABMは、Pv 1~Pv 80として示される形態のいずれか1つを有する、実施形態1214に記載のMBM。
1216.ABMは、Pv 1~Pv 10として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1215に記載のMBM。
1217.ABMは、Pv 11~Pv 20として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1215に記載のMBM。
1218.ABMは、Pv 21~Pv 30として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1215に記載のMBM。
1219.ABMは、Pv 31~Pv 40として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1215に記載のMBM。
1220.ABMは、Pv 41~Pv 50として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1215に記載のMBM。
1221.ABMは、Pv 51~Pv 60として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1215に記載のMBM。
1222.ABMは、Pv 61~Pv 70として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1215に記載のMBM。
1223.ABMは、Pv 71~Pv 80として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1215に記載のMBM。
1224.ABMは、Pv 81~Pv 90として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1215に記載のMBM。
1225.ABMは、Pv 91~Pv 100として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1215に記載のMBM。
1226.6価MBMである、実施形態1~1159のいずれか1つに記載のMBM。
1227.図1U又は図1Vに示される形態を有する、実施形態1226に記載のMBM。
1228.図1Uに示される形態を有する、実施形態1227に記載のMBM。
1229.図1Vに示される形態を有する、実施形態1227に記載のMBM。
1230.ABMは、Hv 1~Hv 330として示される形態のいずれか1つを有する、実施形態1227~1229のいずれか1つに記載のMBM。
1231.ABMは、Hv 1~Hv 10として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1232.ABMは、Hv 11~Hv 20として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1233.ABMは、Hv 21~Hv 30として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1234.ABMは、Hv 31~Hv 40として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1235.ABMは、Hv 41~Hv 50として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1236.ABMは、Hv 51~Hv 60として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1237.ABMは、Hv 61~Hv 70として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1238.ABMは、Hv 71~Hv 80として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1239.ABMは、Hv 81~Hv 90として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1240.ABMは、Hv 91~Hv 100として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1241.ABMは、Hv 101~Hv 110として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1242.ABMは、Hv 111~Hv 120として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1243.ABMは、Hv 121~Hv 130として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1244.ABMは、Hv 131~Hv 140として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1245.ABMは、Hv 141~Hv 150として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1246.ABMは、Hv 151~Hv 160として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1247.ABMは、Hv 161~Hv 70として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1248.ABMは、Hv 171~Hv 80として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1249.ABMは、Hv 181~Hv 90として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1250.ABMは、Hv 191~Hv 200として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1251.ABMは、Hv 201~Hv 210として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1252.ABMは、Hv 211~Hv 220として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1253.ABMは、Hv 221~Hv 230として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1254.ABMは、Hv 231~Hv 240として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1255.ABMは、Hv 241~Hv 250として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1256.ABMは、Hv 251~Hv 260として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1257.ABMは、Hv 261~Hv 270として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1258.ABMは、Hv 271~Hv 280として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1259.ABMは、Hv 281~Hv 290として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1260.ABMは、Hv 291~Hv 300として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1261.ABMは、Hv 301~Hv 310として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1262.ABMは、Hv 311~Hv 320として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1263.ABMは、Hv 321~Hv 330として示される形態のいずれか1つから選択される形態を有する、実施形態1230に記載のMBM。
1264.各抗原結合モジュールは、他の抗原結合モジュールのそれぞれがそのそれぞれの標的に結合されると同時に、そのそれぞれの標的に結合することができる、実施形態1~1263のいずれか1つに記載のMBM。
1265.ABM1、ABM2及びABM3のいずれか1つ、いずれか2つ、又は3つ全ては、異種間交差性を有する、実施形態1~1264のいずれか1つに記載のMBM。
1266.ABM1は、1つ以上の非ヒト哺乳動物種においてBCMAに特異的にさらに結合する、実施形態1265に記載のMBM。
1267.ABM2は、1つ以上の非ヒト哺乳動物種においてTCR複合体の構成要素に特異的にさらに結合する、実施形態1265又は実施形態1266に記載のMBM。
1268.ABM3は、1つ以上の非ヒト哺乳動物種においてCD2又はTAAに特異的にさらに結合する、実施形態1264~1267のいずれか1つに記載のMBM。
1269.1つ以上の非ヒト哺乳動物種は、1つ以上の非ヒト霊長類種を含む、実施形態1265~1268のいずれか1つに記載のMBM。
1270.1つ以上の非ヒト霊長類種は、カニクイザルを(Macaca fascicularis)含む、実施形態1269に記載のMBM。
1271.1つ以上の非ヒト霊長類種は、アカゲザル(Macaca mulatta)を含む、実施形態1269に記載のMBM。
1272.1つ以上の非ヒト霊長類種は、ブタオザル(Macaca nemestrina)を含む、実施形態1269に記載のMBM。
1273.1つ以上の非ヒト哺乳動物種は、ハツカネズミ(Mus musculus)を含む、実施形態1265~1272のいずれか1つに記載のMBM。
1274.ABM1、ABM2及びABM3のいずれか1つ、いずれか2つ、又は3つ全ては、異種間交差性を有さない、実施形態1~1273のいずれか1つに記載のMBM。
1275.Vero細胞、HeLa細胞、COS細胞、CHO細胞、HEK293細胞、BHK細胞及びMDCKII細胞から任意選択的に選択される哺乳動物宿主細胞において任意選択的に組換え技術によって作製された、実施形態1~1274のいずれか1つに記載のMBM。
1276.三重特異性結合分子(TBM)である、実施形態1~1275のいずれか1つに記載のMBM。
1277.薬剤として使用するための実施形態1~1276のいずれか1つに記載のMBM。
1278.BCMAの発現に関連する疾患又は障害を治療するのに使用するための、実施形態1~1276のいずれか1つに記載のMBM。
1279.疾患又は障害は、癌を含む、実施形態1278に記載のMBM。
1280.癌は、B細胞悪性腫瘍を含む、実施形態1279に記載のMBM。
1281.B細胞悪性腫瘍は、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫及び多発性骨髄腫から選択される、実施形態1280に記載のMBM。
1282.癌は、ホジキンリンパ腫である、実施形態1279に記載のMBM。
1283.ホジキンリンパ腫は、結節硬化型ホジキンリンパ腫である、実施形態1282に記載のMBM。
1284.ホジキンリンパ腫は、混合細胞型亜型ホジキンリンパ腫である、実施形態1282に記載のMBM。
1285.ホジキンリンパ腫は、リンパ球豊富型又はリンパ球優位型ホジキンリンパ腫である、実施形態1282に記載のMBM。
1286.ホジキンリンパ腫は、リンパ球枯渇型ホジキンリンパ腫である、実施形態1282に記載のMBM。
1287.癌は、非ホジキンリンパ腫である、実施形態1279に記載のMBM。
1288.非ホジキンリンパ腫は、B細胞リンパ腫又はT細胞リンパ腫である、実施形態1287に記載のMBM。
1289.非ホジキンリンパ腫は、B細胞リンパ腫である、実施形態1287に記載のMBM。
1290.非ホジキンリンパ腫は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、濾胞性リンパ腫、慢性リンパ性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、辺縁帯リンパ腫、バーキットリンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫(ワルデンシュトレームマクログロブリン血症)、有毛細胞白血病、原発性中枢神経系(CNS)リンパ腫、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫、縦隔灰色帯リンパ腫(MGZL)、脾性辺縁帯B細胞リンパ腫、MALT型節外性辺縁帯B細胞リンパ腫、節性辺縁帯B細胞リンパ腫又は原発性滲出液リンパ腫である、実施形態1287に記載のMBM。
1291.非ホジキンリンパ腫は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)である、実施形態1290に記載のMBM。
1292.非ホジキンリンパ腫は、濾胞性リンパ腫である、実施形態1290に記載のMBM。
1293.非ホジキンリンパ腫は、慢性リンパ性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)である、実施形態1290に記載のMBM。
1294.非ホジキンリンパ腫は、マントル細胞リンパ腫(MCL)である、実施形態1290に記載のMBM。
1295.非ホジキンリンパ腫は、辺縁帯リンパ腫である、実施形態1290に記載のMBM。
1296.非ホジキンリンパ腫は、バーキットリンパ腫である、実施形態1290に記載のMBM。
1297.非ホジキンリンパ腫は、リンパ形質細胞性リンパ腫(ワルデンシュトレームマクログロブリン血症)である、実施形態1290に記載のMBM。
1298.非ホジキンリンパ腫は、有毛細胞白血病である、実施形態1290に記載のMBM。
1299.非ホジキンリンパ腫は、原発性中枢神経系(CNS)リンパ腫である、実施形態1290に記載のMBM。
1300.非ホジキンリンパ腫は、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫である、実施形態1290に記載のMBM。
1301.非ホジキンリンパ腫は、縦隔灰色帯リンパ腫(MGZL)である、実施形態1290に記載のMBM。
1302.非ホジキンリンパ腫は、脾性辺縁帯B細胞リンパ腫である、実施形態1290に記載のMBM。
1303.非ホジキンリンパ腫は、MALT型節外性辺縁帯B細胞リンパ腫である、実施形態1290に記載のMBM。
1304.非ホジキンリンパ腫は、節性辺縁帯B細胞リンパ腫である、実施形態1290に記載のMBM。
1305.非ホジキンリンパ腫は、原発性滲出液リンパ腫である、実施形態1290に記載のMBM。
1306.非ホジキンリンパ腫は、T細胞リンパ腫である、実施形態1287に記載のMBM。
1307.非ホジキンリンパ腫は、未分化大細胞リンパ腫(ALCL)、成人T細胞リンパ腫/白血病、血管中心性リンパ腫、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、節外性ナチュラルキラー/T細胞リンパ腫、腸症型腸管T細胞リンパ腫、前駆Tリンパ芽球性リンパ腫/白血病(T-LBL/L)又は性状不明の末梢性T細胞リンパ腫である、実施形態1306に記載のMBM。
1308.非ホジキンリンパ腫は、未分化大細胞リンパ腫(ALCL)である、実施形態1307に記載のMBM。
1309.非ホジキンリンパ腫は、成人T細胞リンパ腫/白血病である、実施形態1307に記載のMBM。
1310.非ホジキンリンパ腫は、血管中心性リンパ腫である、実施形態1307に記載のMBM。
1311.非ホジキンリンパ腫は、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫である、実施形態1307に記載のMBM。
1312.非ホジキンリンパ腫は、皮膚T細胞リンパ腫である、実施形態1307に記載のMBM。
1313.非ホジキンリンパ腫は、節外性ナチュラルキラー/T細胞リンパ腫である、実施形態1307に記載のMBM。
1314.非ホジキンリンパ腫は、腸症型腸管T細胞リンパ腫である、実施形態1307に記載のMBM。
1315.非ホジキンリンパ腫は、前駆Tリンパ芽球性リンパ腫/白血病(T-LBL/L)である、実施形態1307に記載のMBM。
1316.非ホジキンリンパ腫は、性状不明の末梢性T細胞リンパ腫である、実施形態1307に記載のMBM。
1317.癌は、多発性骨髄腫である、実施形態1279に記載のMBM。
1318.癌は、形質細胞様樹状細胞腫瘍である、実施形態1279に記載のMBM。
1319.癌は、白血病を含む、実施形態1279に記載のMBM。
1320.白血病は、B細胞急性リンパ性白血病(「BALL」)、T細胞急性リンパ性白血病(「TALL」)、急性リンパ性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、B細胞慢性リンパ性白血病(B-CLL)、B細胞前リンパ球性白血病(B-PLL)、有毛細胞白血病、形質細胞腫/骨髄腫、前駆Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫(PB-LBL/L)、大型顆粒リンパ球白血病、前駆Tリンパ芽球性リンパ腫/白血病(T-LBL/L)、T細胞慢性リンパ性白血病/前リンパ球性白血病(T-CLL/PLL)である、実施形態1319に記載のMBM。
1321.白血病は、B細胞急性リンパ性白血病(「BALL」)である、実施形態1320に記載のMBM。
1322.白血病は、T細胞急性リンパ性白血病(「TALL」)である、実施形態1320に記載のMBM。
1323.白血病は、急性リンパ性白血病(ALL)である、実施形態1320に記載のMBM。
1324.白血病は、慢性骨髄性白血病(CML)である、実施形態1320に記載のMBM。
1325.白血病は、慢性リンパ性白血病(CLL)である、実施形態1320に記載のMBM。
1326.白血病は、B細胞慢性リンパ性白血病(B-CLL)である、実施形態1320に記載のMBM。
1327.白血病は、B細胞前リンパ球性白血病(B-PLL)である、実施形態1320に記載のMBM。
1328.白血病は、有毛細胞白血病である、実施形態1320に記載のMBM。
1329.白血病は、形質細胞腫/骨髄腫である、実施形態1320に記載のMBM。
1330.白血病は、前駆Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫(PB-LBL/L)である、実施形態1320に記載のMBM。
1331.白血病は、大型顆粒リンパ球白血病である、実施形態1320に記載のMBM。
1332.白血病は、前駆Tリンパ芽球性リンパ腫/白血病(T-LBL/L)である、実施形態1320に記載のMBM。
1333.白血病は、T細胞慢性リンパ性白血病/前リンパ球性白血病(T-CLL/PLL)である、実施形態1320に記載のMBM。
1334.癌は、脳腫瘍である、実施形態1279に記載のMBM。
1335.脳腫瘍は、星細胞腫又は膠芽細胞腫である、実施形態1334に記載のMBM。
1336.脳腫瘍は、星細胞腫である、実施形態1335に記載のMBM。
1337.脳腫瘍は、膠芽細胞腫である、実施形態1335に記載のMBM。
1338.癌は、前立腺癌である、実施形態1279に記載のMBM。
1339.前立腺癌は、去勢抵抗性前立腺癌である、実施形態1338に記載のMBM。
1340.前立腺癌は、治療抵抗性前立腺癌である、実施形態1338に記載のMBM。
1341.前立腺癌は、転移性前立腺癌である、実施形態1338に記載のMBM。
1342.癌は、膵臓癌である、実施形態1279に記載のMBM。
1343.癌は、肺癌である、実施形態1279に記載のMBM。
1344.疾患又は障害は、形質細胞腫を含む、実施形態1278に記載のMBM。
1345.形質細胞腫は、くすぶり型多発性骨髄腫(SMM)又は意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)を含む、実施形態1344に記載のMBM。
1346.形質細胞腫は、くすぶり型多発性骨髄腫(SMM)を含む、実施形態1345に記載のMBM。
1347.形質細胞腫は、意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)を含む、実施形態1345に記載のMBM。
1348.疾患又は障害は、形質細胞腫を含む、実施形態1278に記載のMBM。
1349.形質細胞腫は、形質細胞悪液質、孤立性骨髄腫、孤立性形質細胞腫、髄外性形質細胞腫又は多発性形質細胞腫である、実施形態1348に記載のMBM。
1350.形質細胞腫は、形質細胞悪液質である、実施形態1348に記載のMBM。
1351.形質細胞腫は、孤立性骨髄腫である、実施形態1348に記載のMBM。
1352.形質細胞腫は、孤立性形質細胞腫である、実施形態1348に記載のMBM。
1353.形質細胞腫は、髄外性形質細胞腫である、実施形態1348に記載のMBM。
1354.形質細胞腫は、多発性形質細胞腫である、実施形態1348に記載のMBM。
1355.疾患又は障害は、全身性アミロイド軽鎖アミロイド症を含む、実施形態1278に記載のMBM。
1356.疾患又は障害は、POEMS症候群を含む、実施形態1278に記載のMBM。
1357.疾患又は障害は、感染症である、実施形態1278に記載のMBM。
1358.感染症は、ウイルス感染症である、実施形態1357に記載のMBM。
1359.ウイルス感染症は、HIV感染である、実施形態1358に記載のMBM。
1360.感染症は、真菌感染症である、実施形態1357に記載のMBM。
1361.真菌感染症は、C.ネオフォルマンス(C.neoformans)感染である、実施形態1360に記載のMBM。
1362.疾患又は障害は、自己免疫疾患である、実施形態1278に記載のMBM。
1363.自己免疫疾患は、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群、強皮症、関節リウマチ(RA)、若年性特発性関節炎、移植片対宿主病、皮膚筋炎、1型糖尿病、橋本甲状腺炎、グレーブス病、アジソン病、セリアック病、クローン病、悪性貧血、尋常性天疱瘡、白斑、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、巨細胞性動脈炎、重症筋無力症、多発性硬化症(MS)(例えば、再発寛解型MS(RRMS))、糸球体腎炎、グッドパスチャー症候群、水疱性類天疱瘡、潰瘍性大腸炎、ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、抗リン脂質抗体症候群、ナルコレプシー、サルコイドーシス及びウェゲナー肉芽腫症から選択される、実施形態1362に記載のMBM。
1364.自己免疫疾患は、全身性エリテマトーデス(SLE)である、実施形態1362に記載のMBM。
1365.自己免疫疾患は、シェーグレン症候群である、実施形態1362に記載のMBM。
1366.自己免疫疾患は、強皮症である、実施形態1362に記載のMBM。
1367.自己免疫疾患は、関節リウマチ(RA)である、実施形態1362に記載のMBM。
1368.自己免疫疾患は、若年性特発性関節炎である、実施形態1362に記載のMBM。
1369.自己免疫疾患は、移植片対宿主病である、実施形態1362に記載のMBM。
1370.自己免疫疾患は、皮膚筋炎である、実施形態1362に記載のMBM。
1371.自己免疫疾患は、1型糖尿病である、実施形態1362に記載のMBM。
1372.自己免疫疾患は、橋本甲状腺炎である、実施形態1362に記載のMBM。
1373.自己免疫疾患は、グレーブス病である、実施形態1362に記載のMBM。
1374.自己免疫疾患は、アジソン病である、実施形態1362に記載のMBM。
1375.自己免疫疾患は、セリアック病である、実施形態1362に記載のMBM。
1376.自己免疫疾患は、クローン病である、実施形態1362に記載のMBM。
1377.自己免疫疾患は、悪性貧血である、実施形態1362に記載のMBM。
1378.自己免疫疾患は、尋常性天疱瘡である、実施形態1362に記載のMBM。
1379.自己免疫疾患は、白斑である、実施形態1362に記載のMBM。
1380.自己免疫疾患は、自己免疫性溶血性貧血である、実施形態1362に記載のMBM。
1381.自己免疫疾患は、特発性血小板減少性紫斑病である、実施形態1362に記載のMBM。
1382.自己免疫疾患は、巨細胞性動脈炎である、実施形態1362に記載のMBM。
1383.自己免疫疾患は、重症筋無力症である、実施形態1362に記載のMBM。
1384.自己免疫疾患は、多発性硬化症(MS)である、実施形態1362に記載のMBM。
1385.MSは、再発寛解型MS(RRMS)である、実施形態1362に記載のMBM。
1386.自己免疫疾患は、糸球体腎炎である、実施形態1362に記載のMBM。
1387.自己免疫疾患は、グッドパスチャー症候群である、実施形態1362に記載のMBM。
1388.自己免疫疾患は、水疱性類天疱瘡である、実施形態1362に記載のMBM。
1389.自己免疫疾患は、潰瘍性大腸炎である、実施形態1362に記載のMBM。
1390.自己免疫疾患は、ギラン・バレー症候群である、実施形態1362に記載のMBM。
1391.自己免疫疾患は、慢性炎症性脱髄性多発神経炎である、実施形態1362に記載のMBM。
1392.自己免疫疾患は、抗リン脂質抗体症候群である、実施形態1362に記載のMBM。
1393.自己免疫疾患は、ナルコレプシーである、実施形態1362に記載のMBM。
1394.自己免疫疾患は、サルコイドーシスである、実施形態1362に記載のMBM。
1395.自己免疫疾患は、ウェゲナー肉芽腫症である、実施形態1362に記載のMBM。
1396.実施形態1~1276のいずれか1つに記載のMBM及び薬剤、任意選択的に、治療剤、診断薬、マスキング部分、切断可能な部分又はそれらの任意の組合せを含むコンジュゲート。
1397.薬剤は、細胞傷害性薬剤又は細胞増殖抑制性薬剤である、実施形態1396に記載のコンジュゲート。
1398.薬剤は、第7.10節に記載される薬剤のいずれか1つである、実施形態1397に記載のコンジュゲート。
1399.薬剤は、第7.10.1節に記載される薬剤のいずれか1つである、実施形態1397又は1398に記載のコンジュゲート。
1400.MBMは、放射性核種にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1401.MBMは、アルキル化剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1402.MBMは、任意選択的に、トポイソメラーゼI阻害剤又はトポイソメラーゼII阻害剤であるトポイソメラーゼ阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1403.MBMは、DNA損傷剤にコンジュゲートされる、実施形態851~854のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1404.MBMは、DNA挿入剤、任意選択的に小溝結合剤などの溝結合剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1405.MBMは、RNA/DNA代謝抵抗物質にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1406.MBMは、キナーゼ阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1407.MBMは、タンパク質合成阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1408.MBMは、ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1409.MBMは、任意選択的に、ミトコンドリアにおけるホスホリル移動反応の阻害剤であるミトコンドリア阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1410.MBMは、抗有糸分裂剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1411.MBMは、マイタンシノイドにコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1412.MBMは、キネシン阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1413.MBMは、キネシン様タンパク質KIF11阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1414.MBMは、V-ATPアーゼ(液胞型H+ -ATPアーゼ)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1415.MBMは、アポトーシス促進剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1416.MBMは、Bcl2(B細胞リンパ腫2)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1417.MBMは、MCL1(骨髄細胞白血病1)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1418.MBMは、HSP90(熱ショックタンパク質90)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1419.MBMは、IAP(アポトーシスの阻害剤)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1420.MBMは、mTOR(ラパマイシンの機構的標的)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1421.MBMは、微小管安定剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1422.MBMは、微小管不安定化剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1423.MBMは、オーリスタチンにコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1424.MBMは、ドラスタチンにコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1425.MBMは、MetAP(メチオニンアミノペプチダーゼ)にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1426.MBMは、CRM1(染色体維持1)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1427.MBMは、DPPIV(ジペプチジルペプチダーゼIV)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1428.MBMは、プロテアソーム阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1429.MBMは、タンパク質合成阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1430.MBMは、CDK2(サイクリン依存性キナーゼ2)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1431.MBMは、CDK9(サイクリン依存性キナーゼ9)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1432.MBMは、RNAポリメラーゼ阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1433.MBMは、DHFR(ジヒドロ葉酸レダクターゼ)阻害剤にコンジュゲートされる、実施形態1396~1399のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1434.薬剤は、任意選択的に、切断性リンカー又は非切断性リンカー、例えば第7.10.2節に記載されるリンカーであるリンカーでMBMに結合される、実施形態1396~1433のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1435.細胞傷害性薬剤又は細胞増殖抑制性薬剤は、セクション7.10.2に記載されたリンカーを介してMBMにコンジュゲートされる、実施形態1396~1434のいずれか1つに記載のコンジュゲート。
1436.実施形態1~1395のいずれか1つに記載の複数のMBM分子又は実施形態1396~1435のいずれか1つに記載の複数のコンジュゲート分子を含むMBMの製剤であって、任意選択的に、この複数は、少なくとも100、少なくとも1,000、少なくとも10,000又は少なくとも100,000のMBM分子又はコンジュゲート分子を含む、製剤。
1437.製剤中のMBM分子の少なくとも50%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1438.製剤中のMBM分子の少なくとも60%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1439.製剤中のMBM分子の少なくとも70%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1440.製剤中のMBM分子の少なくとも80%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1441.製剤中のMBM分子の少なくとも90%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1442.製剤中のMBM分子の少なくとも95%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1443.製剤中のMBM分子の少なくとも97%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1444.製剤中のMBM分子の少なくとも98%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1445.製剤中のMBM分子の少なくとも99%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1446.製剤中のMBM分子の50%~95%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1447.製剤中のMBM分子の50%~80%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1448.製剤中のMBM分子の50%~70%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1449.製剤中のMBM分子の60%~95%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1450.製剤中のMBM分子の60%~80%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1451.製剤中のMBM分子の60%~70%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1452.製剤中のMBM分子の70%~95%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1453.製剤中のMBM分子の70%~80%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1454.製剤中のMBM分子の80%~95%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1455.製剤中のMBM分子の95%~99%は、同じ一次アミノ酸配列を有する、実施形態1436に記載の製剤。
1456.製剤中のMBM分子の少なくとも50%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1457.製剤中のMBM分子の少なくとも60%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1458.製剤中のMBM分子の少なくとも70%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1459.製剤中のMBM分子の少なくとも80%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1460.製剤中のMBM分子の少なくとも90%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1461.製剤中のMBM分子の少なくとも95%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1462.製剤中のMBM分子の少なくとも97%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1463.製剤中のMBM分子の少なくとも98%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1464.製剤中のMBM分子の少なくとも99%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1465.製剤中のMBM分子の50%~95%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1466.製剤中のMBM分子の50%~80%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1467.製剤中のMBM分子の50%~70%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1468.製剤中のMBM分子の60%~95%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1469.製剤中のMBM分子の60%~80%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1470.製剤中のMBM分子の60%~70%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1471.製剤中のMBM分子の70%~95%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1472.製剤中のMBM分子の70%~80%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1473.製剤中のMBM分子の80%~95%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1474.製剤中のMBM分子の95%~99%は、同じ鎖間架橋を有する、実施形態1436~1455のいずれか1つに記載の製剤。
1475.製剤中のMBM分子の少なくとも50%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1476.製剤中のMBM分子の少なくとも60%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1477.製剤中のMBM分子の少なくとも70%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1478.製剤中のMBM分子の少なくとも80%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1479.製剤中のMBM分子の少なくとも90%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1480.製剤中のMBM分子の少なくとも95%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1481.製剤中のMBM分子の少なくとも97%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1482.製剤中のMBM分子の少なくとも98%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1483.製剤中のMBM分子の少なくとも99%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1484.製剤中のMBM分子の50%~95%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1485.製剤中のMBM分子の50%~80%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1486.製剤中のMBM分子の50%~70%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1487.製剤中のMBM分子の60%~95%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1488.製剤中のMBM分子の60%~80%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1489.製剤中のMBM分子の60%~70%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1490.製剤中のMBM分子の70%~95%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1491.製剤中のMBM分子の70%~80%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1492.製剤中のMBM分子の80%~95%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1493.製剤中のMBM分子の95%~99%は、同じABM1:ABM2:ABM3比を有する、実施形態1436~1474のいずれか1つに記載の製剤。
1494.実施形態1~1276のいずれか1つに記載のMBM、実施形態1396~1435のいずれか1つに記載のコンジュゲート又は実施形態1436~1493のいずれか1つに記載の製剤及び賦形剤を含む医薬組成物。
1495.BCMAの発現に関連する疾患又は障害に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の、実施形態1~1395のいずれか1つに記載のMBM、実施形態1396~1435のいずれか1つに記載のコンジュゲート、実施形態1436~1493のいずれか1つに記載の製剤又は実施形態1494に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む方法。
1496.疾患又は障害は、癌を含む、実施形態1495に記載の方法。
1497.癌は、B細胞悪性腫瘍を含む、実施形態1496に記載の方法。
1498.MBMがTAAに特異的に結合するMBMである場合、B細胞悪性腫瘍は、BCMA及びTAAの両方を発現する癌性B細胞を含む、実施形態1497に記載の方法。
1499.MBMがTAAに特異的に結合するMBMである場合、B細胞悪性腫瘍は、BCMAを発現するがTAAを発現しない癌性B細胞、及びTAAを発現するがBCMAを発現しない癌性B細胞を含む、実施形態1497に記載の方法。
1500.B細胞悪性腫瘍は、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫及び多発性骨髄腫から選択される、実施形態1497~1499のいずれか1つに記載の方法。
1501.癌は、ホジキンリンパ腫である、実施形態1496に記載の方法。
1502.ホジキンリンパ腫は、結節硬化型ホジキンリンパ腫である、実施形態1501に記載の方法。
1503.ホジキンリンパ腫は、混合細胞型亜型ホジキンリンパ腫である、実施形態1501に記載の方法。
1504.ホジキンリンパ腫は、リンパ球豊富型又はリンパ球優位型ホジキンリンパ腫である、実施形態1501に記載の方法。
1505.ホジキンリンパ腫は、リンパ球枯渇型ホジキンリンパ腫である、実施形態1501に記載の方法。
1506.癌は、非ホジキンリンパ腫である、実施形態1496に記載の方法。
1507.非ホジキンリンパ腫は、B細胞リンパ腫又はT細胞リンパ腫である、実施形態1506に記載の方法。
1508.非ホジキンリンパ腫は、B細胞リンパ腫である、実施形態1507に記載の方法。
1509.非ホジキンリンパ腫は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)、濾胞性リンパ腫、慢性リンパ性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)、マントル細胞リンパ腫(MCL)、辺縁帯リンパ腫、バーキットリンパ腫、リンパ形質細胞性リンパ腫(ワルデンシュトレームマクログロブリン血症)、有毛細胞白血病、原発性中枢神経系(CNS)リンパ腫、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫、縦隔灰色帯リンパ腫(MGZL)、脾性辺縁帯B細胞リンパ腫、MALT型節外性辺縁帯B細胞リンパ腫、節性辺縁帯B細胞リンパ腫又は原発性滲出液リンパ腫である、実施形態1508に記載の方法。
1510.非ホジキンリンパ腫は、びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)である、実施形態1509に記載の方法。
1511.非ホジキンリンパ腫は、濾胞性リンパ腫である、実施形態1509に記載の方法。
1512.非ホジキンリンパ腫は、慢性リンパ性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)である、実施形態1509に記載の方法。
1513.非ホジキンリンパ腫は、マントル細胞リンパ腫(MCL)である、実施形態1509に記載の方法。
1514.非ホジキンリンパ腫は、辺縁帯リンパ腫である、実施形態1509に記載の方法。
1515.非ホジキンリンパ腫は、バーキットリンパ腫である、実施形態1509に記載の方法。
1516.非ホジキンリンパ腫は、リンパ形質細胞性リンパ腫(ワルデンシュトレームマクログロブリン血症)である、実施形態1509に記載の方法。
1517.非ホジキンリンパ腫は、有毛細胞白血病である、実施形態1509に記載の方法。
1518.非ホジキンリンパ腫は、原発性中枢神経系(CNS)リンパ腫である、実施形態1509に記載の方法。
1519.非ホジキンリンパ腫は、原発性縦隔大細胞型B細胞リンパ腫である、実施形態1509に記載の方法。
1520.非ホジキンリンパ腫は、縦隔灰色帯リンパ腫(MGZL)である、実施形態1509に記載の方法。
1521.非ホジキンリンパ腫は、脾性辺縁帯B細胞リンパ腫である、実施形態1509に記載の方法。
1522.非ホジキンリンパ腫は、MALT型節外性辺縁帯B細胞リンパ腫である、実施形態1509に記載の方法。
1523.非ホジキンリンパ腫は、節性辺縁帯B細胞リンパ腫である、実施形態1509に記載の方法。
1524.非ホジキンリンパ腫は、原発性滲出液リンパ腫である、実施形態1509に記載の方法。
1525.非ホジキンリンパ腫は、T細胞リンパ腫である、実施形態1507に記載の方法。
1526.非ホジキンリンパ腫は、未分化大細胞リンパ腫(ALCL)、成人T細胞リンパ腫/白血病、血管中心性リンパ腫、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫、皮膚T細胞リンパ腫、節外性ナチュラルキラー/T細胞リンパ腫、腸症型腸管T細胞リンパ腫、前駆Tリンパ芽球性リンパ腫/白血病(T-LBL/L)又は性状不明の末梢性T細胞リンパ腫である、実施形態1525に記載の方法。
1527.非ホジキンリンパ腫は、未分化大細胞リンパ腫(ALCL)である、実施形態1526に記載の方法。
1528.非ホジキンリンパ腫は、成人T細胞リンパ腫/白血病である、実施形態1526に記載の方法。
1529.非ホジキンリンパ腫は、血管中心性リンパ腫である、実施形態1526に記載の方法。
1530.非ホジキンリンパ腫は、血管免疫芽球性T細胞リンパ腫である、実施形態1526に記載の方法。
1531.非ホジキンリンパ腫は、皮膚T細胞リンパ腫である、実施形態1526に記載の方法。
1532.非ホジキンリンパ腫は、節外性ナチュラルキラー/T細胞リンパ腫である、実施形態1526に記載の方法。
1533.非ホジキンリンパ腫は、腸症型腸管T細胞リンパ腫である、実施形態1526に記載の方法。
1534.非ホジキンリンパ腫は、前駆Tリンパ芽球性リンパ腫/白血病(T-LBL/L)である、実施形態1526に記載の方法。
1535.非ホジキンリンパ腫は、性状不明の末梢性T細胞リンパ腫である、実施形態1526に記載の方法。
1536.癌は、多発性骨髄腫である、実施形態1496に記載の方法。
1537.癌は、形質細胞様樹状細胞腫瘍である、実施形態1496に記載の方法。
1538.癌は、白血病を含む、実施形態1496に記載の方法。
1539.白血病は、B細胞急性リンパ性白血病(「BALL」)、T細胞急性リンパ性白血病(「TALL」)、急性リンパ性白血病(ALL)、慢性骨髄性白血病(CML)、慢性リンパ性白血病(CLL)、B細胞慢性リンパ性白血病(B-CLL)、B細胞前リンパ球性白血病(B-PLL)、有毛細胞白血病、形質細胞腫/骨髄腫、前駆Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫(PB-LBL/L)、大型顆粒リンパ球白血病、前駆Tリンパ芽球性リンパ腫/白血病(T-LBL/L)、T細胞慢性リンパ性白血病/前リンパ球性白血病(T-CLL/PLL)である、実施形態1538に記載の方法。
1540.白血病は、B細胞急性リンパ性白血病(「BALL」)である、実施形態1538に記載の方法。
1541.白血病は、T細胞急性リンパ性白血病(「TALL」)である、実施形態1538に記載の方法。
1542.白血病は、急性リンパ性白血病(ALL)である、実施形態1538に記載の方法。
1543.白血病は、慢性骨髄性白血病(CML)である、実施形態1538に記載の方法。
1544.白血病は、慢性リンパ性白血病(CLL)である、実施形態1538に記載の方法。
1545.白血病は、B細胞慢性リンパ性白血病(B-CLL)である、実施形態1538に記載の方法。
1546.白血病は、B細胞前リンパ球性白血病(B-PLL)である、実施形態1538に記載の方法。
1547.白血病は、有毛細胞白血病である、実施形態1538に記載の方法。
1548.白血病は、形質細胞腫/骨髄腫である、実施形態1538に記載の方法。
1549.白血病は、前駆Bリンパ芽球性白血病/リンパ腫(PB-LBL/L)である、実施形態1538に記載の方法。
1550.白血病は、大型顆粒リンパ球白血病である、実施形態1538に記載の方法。
1551.白血病は、前駆Tリンパ芽球性リンパ腫/白血病(T-LBL/L)である、実施形態1538に記載の方法。
1552.白血病は、T細胞慢性リンパ性白血病/前リンパ球性白血病(T-CLL/PLL)である、実施形態1538に記載の方法。
1553.癌は、脳腫瘍である、実施形態1496に記載の方法。
1554.脳腫瘍は、星細胞腫又は膠芽細胞腫である、実施形態1553に記載の方法。
1555.脳腫瘍は、星細胞腫である、実施形態1554に記載の方法。
1556.脳腫瘍は、膠芽細胞腫である、実施形態1554に記載の方法。
1557.癌は、前立腺癌である、実施形態1496に記載の方法。
1558.前立腺癌は、去勢抵抗性前立腺癌である、実施形態1557に記載の方法。
1559.前立腺癌は、治療抵抗性前立腺癌である、実施形態1557に記載の方法。
1560.前立腺癌は、転移性前立腺癌である、実施形態1557に記載の方法。
1561.癌は、膵臓癌である、実施形態1496に記載の方法。
1562.癌は、肺癌である、実施形態1496に記載の方法。
1563.疾患又は障害は、形質細胞腫を含む、実施形態1496に記載の方法。
1564.形質細胞腫は、くすぶり型多発性骨髄腫(SMM)又は意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)を含む、実施形態1563に記載の方法。
1565.形質細胞腫は、くすぶり型多発性骨髄腫(SMM)を含む、実施形態1564に記載の方法。
1566.形質細胞腫は、意義不明の単クローン性ガンマグロブリン血症(MGUS)を含む、実施形態1564に記載の方法。
1567.疾患又は障害は、形質細胞腫を含む、実施形態1495に記載の方法。
1568.形質細胞腫は、形質細胞悪液質、孤立性骨髄腫、孤立性形質細胞腫、髄外性形質細胞腫又は多発性形質細胞腫である、実施形態1567に記載の方法。
1569.形質細胞腫は、形質細胞悪液質である、実施形態1567に記載の方法。
1570.形質細胞腫は、孤立性骨髄腫である、実施形態1567に記載の方法。
1571.形質細胞腫は、孤立性形質細胞腫である、実施形態1567に記載の方法。
1572.形質細胞腫は、髄外性形質細胞腫である、実施形態1567に記載の方法。
1573.形質細胞腫は、多発性形質細胞腫である、実施形態1567に記載の方法。
1574.疾患又は障害は、全身性アミロイド軽鎖アミロイド症を含む、実施形態1495に記載の方法。
1575.疾患又は障害は、POEMS症候群を含む、実施形態1495に記載の方法。
1576.少なくとも1つの追加的な薬剤を対象に投与することをさらに含む、実施形態1495~1537のいずれか1つに記載の方法。
1577.追加的な薬剤は、化学療法剤である、実施形態1576に記載の方法。
1578.追加的な薬剤は、アントラサイクリンである、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1579.追加的な薬剤は、ビンカアルカロイドである、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1580.追加的な薬剤は、アルキル化剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1581.追加的な薬剤は、免疫細胞抗体である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1582.追加的な薬剤は、代謝拮抗物質である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1583.追加的な薬剤は、アデノシンデアミナーゼ阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1584.追加的な薬剤は、mTOR阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1585.追加的な薬剤は、TNFRグルココルチコイド誘発性TNFR関連タンパク質(GITR)アゴニストである、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1586.追加的な薬剤は、プロテアソーム阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1587.追加的な薬剤は、BH3模倣体である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1588.追加的な薬剤は、サイトカインである、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1589.追加的な薬剤は、癌細胞からのBCMAの流出及び/又は、MBMがTAAに特異的に結合する場合、癌細胞からのTAAの流出を防ぐか又は遅らせる、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1590.追加的な薬剤は、ADAM10阻害剤及び/又はADAM17阻害剤を含む、実施形態1589に記載の方法。
1591.追加的な薬剤は、ホスホリパーゼ阻害剤を含む、実施形態1589に記載の方法。
1592.追加的な薬剤は、γセクレターゼ阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1593.追加的な薬剤は、免疫調節剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1594.追加的な薬剤は、サリドマイド誘導体である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1595.追加的な薬剤は、EGFR阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1596.追加的な薬剤は、アデノシンA2A受容体アンタゴニストである、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1597.追加的な薬剤は、CD20阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1598.追加的な薬剤は、CD22阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1599.追加的な薬剤は、FCRL2阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1600.追加的な薬剤は、FCRL5阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1601.追加的な薬剤は、IL-15/IL15-Ra複合体である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1602.追加的な薬剤は、PD-1阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1603.追加的な薬剤は、PD-L1阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1604.追加的な薬剤は、LAG-3阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1605.追加的な薬剤は、TIM-3阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1606.追加的な薬剤は、TGF-β阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1607.追加的な薬剤は、CD73阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1608.追加的な薬剤は、IL-17阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1609.追加的な薬剤は、CD32B阻害剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1610.追加的な薬剤は、表18に列挙されるものから選択される薬剤である、実施形態1576又は実施形態1577に記載の方法。
1611.追加的な薬剤は、CD3に結合するMBMの投与に関連する副作用を軽減又は改善する薬剤である、実施形態1576に記載の方法。
1612.追加的な薬剤は、Benadryl及びTylenol、昇圧剤(例えば、ノルエピネフリン、ドーパミン、フェニレフリン、エピネフリン、バソプレシン又はそれらの任意の組合せ)、解熱剤又は鎮痛剤と組み合わせて、ステロイド(例えば、コルチコステロイド)、TNFαの阻害剤(例えば、インフリキシマブ、アダリムマブ、セルトリズマブペゴール若しくはゴリムマブなどの抗TNFα抗体分子、エンタネルセプトなどの融合タンパク質、キサンチン誘導体(例えばペントキシフィリン)若しくはブプロピオンなどのTNFαの小分子阻害剤)、IL-6阻害剤(例えば、トシリズマブ(toc)、サリルマブ、エルシリモマブ、CNTO 328、ALD518/BMS-945429、CNTO 136、CPSI-2364、CDP6038、VX30、ARGX-109、FE301若しくはFM101などのIL-6抗体分子)、アナキンラなどのIL-1R系阻害剤、コルチコステロイド(例えば、メチルプレドニゾロン若しくはヒドロコルチゾン)を含む、実施形態1611に記載の方法。
1613.追加的な薬剤は、抗体でない、実施形態1576~1612のいずれか1つに記載の方法。
1614.疾患又は障害は、感染症である、実施形態1495に記載の方法。
1615.感染症は、ウイルス感染症である、実施形態1614に記載の方法。
1616.ウイルス感染症は、HIV感染である、実施形態1615に記載の方法。
1617.感染症は、真菌感染症である、実施形態1614に記載の方法。
1618.真菌感染症は、C.ネオフォルマンス(C.neoformans)感染である、実施形態1617に記載の方法。
1619.疾患又は障害は、自己免疫疾患である、実施形態1495に記載の方法。
1620.自己免疫疾患は、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群、強皮症、関節リウマチ(RA)、若年性特発性関節炎、移植片対宿主病、皮膚筋炎、1型糖尿病、橋本甲状腺炎、グレーブス病、アジソン病、セリアック病、クローン病、悪性貧血、尋常性天疱瘡、白斑、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、巨細胞性動脈炎、重症筋無力症、多発性硬化症(MS)(例えば、再発寛解型MS(RRMS))、糸球体腎炎、グッドパスチャー症候群、水疱性類天疱瘡、潰瘍性大腸炎、ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、抗リン脂質抗体症候群、ナルコレプシー、サルコイドーシス及びウェゲナー肉芽腫症から選択される、実施形態1619に記載の方法。
1621.自己免疫疾患は、全身性エリテマトーデス(SLE)である、実施形態1620に記載の方法。
1622.自己免疫疾患は、シェーグレン症候群である、実施形態1620に記載の方法。
1623.自己免疫疾患は、強皮症である、実施形態1620に記載の方法。
1624.自己免疫疾患は、関節リウマチ(RA)である、実施形態1620に記載の方法。
1625.自己免疫疾患は、若年性特発性関節炎である、実施形態1620に記載の方法。
1626.自己免疫疾患は、移植片対宿主病である、実施形態1620に記載の方法。
1627.自己免疫疾患は、皮膚筋炎である、実施形態1620に記載の方法。
1628.自己免疫疾患は、1型糖尿病である、実施形態1620に記載の方法。
1629.自己免疫疾患は、橋本甲状腺炎である、実施形態1620に記載の方法。
1630.自己免疫疾患は、グレーブス病である、実施形態1620に記載の方法。
1631.自己免疫疾患は、アジソン病である、実施形態1620に記載の方法。
1632.自己免疫疾患は、セリアック病である、実施形態1620に記載の方法。
1633.自己免疫疾患は、クローン病である、実施形態1620に記載の方法。
1634.自己免疫疾患は、悪性貧血である、実施形態1620に記載の方法。
1635.自己免疫疾患は、尋常性天疱瘡である、実施形態1620に記載の方法。
1636.自己免疫疾患は、白斑である、実施形態1620に記載の方法。
1637.自己免疫疾患は、自己免疫性溶血性貧血である、実施形態1620に記載の方法。
1638.自己免疫疾患は、特発性血小板減少性紫斑病である、実施形態1620に記載の方法。
1639.自己免疫疾患は、巨細胞性動脈炎である、実施形態1620に記載の方法。
1640.自己免疫疾患は、重症筋無力症である、実施形態1620に記載の方法。
1641.自己免疫疾患は、多発性硬化症(MS)である、実施形態1620に記載の方法。
1642.MSは、再発寛解型MS(RRMS)である、実施形態1039に記載の方法。
1643.自己免疫疾患は、糸球体腎炎である、実施形態1620に記載の方法。
1644.自己免疫疾患は、グッドパスチャー症候群である、実施形態1620に記載の方法。
1645.自己免疫疾患は、水疱性類天疱瘡である、実施形態1620に記載の方法。
1646.自己免疫疾患は、潰瘍性大腸炎である、実施形態1620に記載の方法。
1647.自己免疫疾患は、ギラン・バレー症候群である、実施形態1620に記載の方法。
1648.自己免疫疾患は、慢性炎症性脱髄性多発神経炎である、実施形態1620に記載の方法。
1649.自己免疫疾患は、抗リン脂質抗体症候群である、実施形態1620に記載の方法。
1650.自己免疫疾患は、ナルコレプシーである、実施形態1620に記載の方法。
1651.自己免疫疾患は、サルコイドーシスである、実施形態1620に記載の方法。
1652.自己免疫疾患は、ウェゲナー肉芽腫症である、実施形態1620に記載の方法。
1653.実施形態1~1395のいずれか1つに記載のMBMをコードする1つ又は複数の核酸。
1654.1つ又は複数のDNAである、実施形態1653に記載の1つ又は複数の核酸。
1655.1つ又は複数のベクターの形態、任意選択的に発現ベクターである、実施形態1654に記載の1つ又は複数の核酸。
1656.1つ又は複数のmRNAである、実施形態1653に記載の1つ又は複数の核酸。
1657.実施形態1~1395のいずれか1つに記載のMBMを発現するように操作された細胞。
1658.1つ以上のプロモーターの制御下において、実施形態1~1395のいずれか1つに記載のMBMをコードする1つ以上の核酸配列を含む1つ以上の発現ベクターでトランスフェクトされた細胞。
1659.MBMの発現は、1つ又は複数の誘導性プロモーターの制御下にある、実施形態1657又は実施形態1658に記載の細胞。
1660.MBMは、分泌型で産生される、実施形態1657~1659のいずれか1つに記載の細胞。
1661.MBMを産生する方法であって、
(a)MBMが発現される条件において、実施形態1657~1660のいずれか1つに記載の細胞を培養することと;
(b)細胞培養物からMBMを回収することと
を含む方法。
10.参照による援用
本出願において引用される全ての刊行物、特許、特許出願及び他の文献は、それぞれの個々の刊行物、特許、特許出願又は他の文献があらゆる目的のために参照により援用されることが個別に示されているのと同程度に、あらゆる目的のためにその全体が参照により本明細書に援用される。本明細書に援用される参照文献の1つ以上と本開示の教示との間に矛盾がある場合、本明細書の教示が意図される。
以下に、本願の当初の特許請求の範囲に記載の発明を列挙する。
[発明1]
(a)ヒトBCMAに特異的に結合し、且つ表11A-1、表11B-1、表11C-1、表11D-1、表11E-1、表11F-1、表11G-1、表11H-1、表11I-1、表11J-1、表11K-1(a)、表11K-1(b)、表11L-1、表11M-1、表11N-1(a)又は表11N-1(b)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11A-2、表11B-2、表11C-2、表11D-2、表11E-2、表11F-2、表11G-2、表11H-2、表11I-2、表11J-2、表11K-2、表11K-2、表11L-2、表11M-2、表11N-2又は表11N-2にそれぞれ記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む抗原結合モジュール1(ABM1)。
(b)ヒトT細胞受容体(TCR)複合体の構成要素に特異的に結合する抗原結合モジュール2(ABM2);及び
(c)ヒトCD2又はヒト腫瘍関連抗原(TAA)に特異的に結合する抗原結合モジュール3(ABM3)
を含む多重特異性結合分子(MBM)。
[発明2]
ABM1は、表11A-1、表11B-1、表11C-1、表11D-1、表11E-1、表11F-1、表11G-1、表11H-1、表11I-1、表11J-1、表11K-1(a)、表11L-1、表11M-1又は表11N-1(a)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列、及び表11A-2、表11B-2、表11C-2、表11D-2、表11E-2、表11F-2、表11G-2、表11H-2、表11I-2、表11J-2、表11K-2、表11L-2、表11M-2又は表11N-2にそれぞれ記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1に記載のMBM。
[発明3]
ABM1は、表11A-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11A-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明4]
ABM1は、表11B-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11B-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明5]
ABM1は、表11C-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11C-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明6]
ABM1は、表11D-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11D-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明7]
ABM1は、表11E-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11E-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明8]
ABM1は、表11F-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11F-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明9]
ABM1は、表11G-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11G-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明10]
ABM1は、表11H-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11H-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明11]
ABM1は、表11I-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11I-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明12]
ABM1は、表11J-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11J-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明13]
ABM1は、表11K-1(a)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列並びに表11K-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明14]
ABM1は、表11K-1(b)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列、並びに表11K-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1に記載のMBM。
[発明15]
ABM1は、表11L-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列、並びに表11L-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は2に記載のMBM。
[発明16]
ABM1は、表11M-1に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列、並びに表11M-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1又は2に記載のMBM。
[発明17]
ABM1は、表11N-1(a)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列、並びに表11N-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3を含む、発明1又は2に記載のMBM。
[発明18]
ABM1は、表11N-1(b)に記載されるCDR-L1、CDR-L2及びCDR-L3配列、並びに表11N-2に記載される対応するCDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列を含む、発明1に記載のMBM。
[発明19]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C1のものである、発明3に記載のMBM。
[発明20]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C2のものである、発明3に記載のMBM。
[発明21]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C3のものである、発明3に記載のMBM。
[発明22]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C4のものである、発明3に記載のMBM。
[発明23]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C5のものである、発明3に記載のMBM。
[発明24]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C6のものである、発明3に記載のMBM。
[発明25]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C7のものである、発明3に記載のMBM。
[発明26]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C8のものである、発明3に記載のMBM。
[発明27]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C9のものである、発明3に記載のMBM。
[発明28]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C10のものである、発明3に記載のMBM。
[発明29]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C11のものである、発明3に記載のMBM。
[発明30]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C12のものである、発明3に記載のMBM。
[発明31]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C13のものである、発明4に記載のMBM。
[発明32]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C14のものである、発明4に記載のMBM。
[発明33]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C15のものである、発明4に記載のMBM。
[発明34]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C16のものである、発明4に記載のMBM。
[発明35]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C17のものである、発明4に記載のMBM。
[発明36]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C18のものである、発明4に記載のMBM。
[発明37]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C19のものである、発明4に記載のMBM。
[発明38]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C20のものである、発明4に記載のMBM。
[発明39]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C21のものである、発明4に記載のMBM。
[発明40]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C22のものである、発明4に記載のMBM。
[発明41]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C23のものである、発明4に記載のMBM。
[発明42]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C24のものである、発明4に記載のMBM。
[発明43]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C25のものである、発明4に記載のMBM。
[発明44]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C26のものである、発明4に記載のMBM。
[発明45]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C27のものである、発明4に記載のMBM。
[発明46]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、C28のものである、発明4に記載のMBM。
[発明47]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、AB1のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明48]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、AB2のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明49]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、R1F2のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明50]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF03のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明51]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF04のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明52]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF05のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明53]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF06のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明54]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF07のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明55]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF08のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明56]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF09のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明57]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF12のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明58]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF13のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明59]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF14のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明60]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF15のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明61]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF16のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明62]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF17のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明63]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF18のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明64]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF19のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明65]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PALF20のものである、発明5~10のいずれか一つに記載のMBM。
[発明66]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、AB3のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明67]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、PI-61のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明68]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-22のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明69]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-88のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明70]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-36のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明71]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-34のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明72]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-68のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明73]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-18のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明74]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-47のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明75]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-20のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明76]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-80のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明77]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H2/L2-83のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明78]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-1のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明79]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-2のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明80]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-3のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明81]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-4のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明82]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-5のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明83]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-6のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明84]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-7のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明85]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-8のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明86]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-9のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明87]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-10のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明88]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-11のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明89]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-12のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明90]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-13のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明91]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-14のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明92]
前記CDR-L1、CDR-L2、CDR-L3、CDR-H1、CDR-H2及びCDR-H3配列は、H3-15のものである、発明11~18のいずれか一つに記載のMBM。
[発明93]
ABM1は、表11O-1に記載される軽鎖可変配列及び表11O-2に記載される対応する重鎖可変配列を含む、発明1又は発明2に記載のMBM。
[発明94]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、AB1のものである、発明93に記載のMBM。
[発明95]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、AB2のものである、発明93に記載のMBM。
[発明96]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、AB3のものである、発明93に記載のMBM。
[発明97]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、R1F2のものである、発明93に記載のMBM。
[発明98]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF03のものである、発明93に記載のMBM。
[発明99]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF04のものである、発明93に記載のMBM。
[発明100]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF05のものである、発明93に記載のMBM。
[発明101]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF06のものである、発明93に記載のMBM。
[発明102]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF07のものである、発明93に記載のMBM。
[発明103]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF08のものである、発明93に記載のMBM。
[発明104]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF09のものである、発明93に記載のMBM。
[発明105]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF12のものである、発明93に記載のMBM。
[発明106]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF13のものである、発明93に記載のMBM。
[発明107]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF14のものである、発明93に記載のMBM。
[発明108]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF15のものである、発明93に記載のMBM。
[発明109]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF16のものである、発明93に記載のMBM。
[発明110]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF17のものである、発明93に記載のMBM。
[発明111]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF18のものである、発明93に記載のMBM。
[発明112]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF19のものである、発明93に記載のMBM。
[発明113]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PALF20のものである、発明93に記載のMBM。
[発明114]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、PI-61のものである、発明93に記載のMBM。
[発明115]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H2/L2-88のものである、発明93に記載のMBM。
[発明116]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H2/L2-36のものである、発明93に記載のMBM。
[発明117]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H2/L2-34のものである、発明93に記載のMBM。
[発明118]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H2/L2-68のものである、発明93に記載のMBM。
[発明119]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H2/L2-18のものである、発明93に記載のMBM。
[発明120]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H2/L2-47のものである、発明93に記載のMBM。
[発明121]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H2/L2-20のものである、発明93に記載のMBM。
[発明122]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H2/L2-80のものである、発明93に記載のMBM。
[発明123]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H2/L2-83のものである、発明93に記載のMBM。
[発明124]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-1のものである、発明93に記載のMBM。
[発明125]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-2のものである、発明93に記載のMBM。
[発明126]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-3のものである、発明93に記載のMBM。
[発明127]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-4のものである、発明93に記載のMBM。
[発明128]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-5のものである、発明93に記載のMBM。
[発明129]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-6のものである、発明93に記載のMBM。
[発明130]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-7のものである、発明93に記載のMBM。
[発明131]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-8のものである、発明93に記載のMBM。
[発明132]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-9のものである、発明93に記載のMBM。
[発明133]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-10のものである、発明93に記載のMBM。
[発明134]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-11のものである、発明93に記載のMBM。
[発明135]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-12のものである、発明93に記載のMBM。
[発明136]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-13のものである、発明93に記載のMBM。
[発明137]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-14のものである、発明93に記載のMBM。
[発明138]
前記軽鎖可変配列及び前記対応する重鎖可変配列は、H3-15のものである、発明93に記載のMBM。
[発明139]
ABM1は、抗体、抗体フラグメント、scFv、dsFv、Fv、Fab、scFab、(Fab’)2、又は単一ドメイン抗体(SDAB)である、発明1~138のいずれか一つに記載のMBM。
[発明140]
ABM1は、抗体又はその抗原結合ドメインを含む、発明139に記載のMBM。
[発明141]
ABM1は、scFvを含む、発明139に記載のMBM。
[発明142]
前記ABM1のscFvは、表11Pに記載される配列を含む、発明141に記載のMBM。
[発明143]
ABM2は、非免疫グロブリン足場ベースのABMである、発明1~142のいずれか一つに記載のMBM。
[発明144]
ABM2は、免疫グロブリン足場ベースのABMである、発明1~142のいずれか一つに記載のMBM。
[発明145]
前記TCR複合体の構成要素は、CD3である、発明1~144のいずれか一つに記載のMBM。
[発明146]
ABM2は、表12A~12Dのいずれか1つに記載される結合配列のいずれかを含む、発明145に記載のMBM。
[発明147]
前記TCR複合体の構成要素は、TCR-α、TCR-β、TCR-α/β二量体、TCR-γ、TCR-δ又はTCR-γ/δ二量体である、発明1~144のいずれか一つに記載のMBM。
[発明148]
ABM3は、ヒトCD2に特異的に結合する、発明1~147のいずれか一つに記載のMBM。
[発明149]
ABM3は、非免疫グロブリン足場ベースのABMである、発明148に記載のMBM。
[発明150]
ABM3は、CD2リガンドの受容体結合ドメインを含む、発明149に記載のMBM。
[発明151]
ABM3は、CD58部分である、発明150に記載のMBM。
[発明152]
前記CD58部分は、表15に記載されるCD58-1のアミノ酸配列を含む、発明151に記載のMBM。
[発明153]
前記CD58部分は、表15に記載されるCD58-2のアミノ酸配列を含む、発明151に記載のMBM。
[発明154]
前記CD58部分は、表15に記載されるCD58-3のアミノ酸配列を含む、発明151に記載のMBM。
[発明155]
前記CD58部分は、表15に記載されるCD58-4のアミノ酸配列を含む、発明151に記載のMBM。
[発明156]
前記CD58部分は、表15に記載されるCD58-5のアミノ酸配列を含む、発明151に記載のMBM。
[発明157]
前記CD58部分は、表15に記載されるCD58-6のアミノ酸配列を含む、発明151に記載のMBM。
[発明158]
前記CD58部分は、表15に記載されるCD58-7のアミノ酸配列を含む、発明151に記載のMBM。
[発明159]
前記CD58部分は、表15に記載されるCD58-8のアミノ酸配列を含む、発明151に記載のMBM。
[発明160]
前記CD58部分は、表15に記載されるCD58-9のアミノ酸配列を含む、発明151に記載のMBM。
[発明161]
前記CD58部分は、表15に記載されるCD58-10のアミノ酸配列を含む、発明151に記載のMBM。
[発明162]
前記CD58部分は、表15に記載されるCD58-11のアミノ酸配列を含む、発明151に記載のMBM。
[発明163]
ABM3は、CD48部分である、発明150に記載のMBM。
[発明164]
ABM3は、免疫グロブリン足場ベースのABMである、発明148に記載のMBM。
[発明165]
ABM3は、ヒトTAAに特異的に結合する、発明1~147のいずれか一つに記載のMBM。
[発明166]
ABM3は、非免疫グロブリン足場ベースのABMである、発明165に記載のMBM。
[発明167]
ABM3は、免疫グロブリン足場ベースのABMである、発明165に記載のMBM。
[発明168]
前記TAAは、B細胞由来形質細胞である癌性B細胞上に発現されるTAAである、発明165~167のいずれか一つに記載のMBM。
[発明169]
前記TAAは、形質細胞ではない癌性B細胞上に発現されるTAAである、発明165~167のいずれか一つに記載のMBM。
[発明170]
前記TAAは、CD19、CD20、CD22、CD123、CD33、CLL1、CD138、CS1、CD38、CD133、FLT3、CD52、TNFRSF13C、TNFRSF13B、CXCR4、PD-L1、LY9、CD200、FCGR2B、CD21、CD23、CD24、CD40L、CD72、CD79a及びCD79bから選択される、発明165~169のいずれか一つに記載のMBM。
[発明171]
ABM3は、表16又は表17に記載される結合配列を含む、発明167に記載のMBM。
[発明172]
Fcドメインを含む、発明1~171のいずれか一つに記載のMBM。
[発明173]
前記Fcドメインは、Fcヘテロ二量体である、発明172に記載のMBM。
[発明174]
前記Fcヘテロ二量体は、表3に記載されるFc修飾のいずれかを含む、発明173に記載のMBM。
[発明175]
前記Fcドメインは、改変されたエフェクター機能を有する、発明172~174のいずれか一つに記載のMBM。
[発明176]
3価MBMである、発明1~175のいずれか一つに記載のMBM。
[発明177]
図1B~1Pに示される形態のいずれか1つを有する、発明176に記載のMBM。
[発明178]
4価MBMである、発明1~175のいずれか一つに記載のMBM。
[発明179]
図1Q~1Sに示される形態のいずれか1つを有する、発明178に記載のMBM。
[発明180]
5価MBMである、発明1~175のいずれか一つに記載のMBM。
[発明181]
図1Tに示される形態を有する、発明180に記載のMBM。
[発明182]
6価MBMである、発明1~175のいずれか一つに記載のMBM。
[発明183]
図1U又は図1Vに示される形態を有する、発明182に記載のMBM。
[発明184]
各抗原結合モジュールは、他の各抗原結合モジュールのそれぞれがそのそれぞれ標的に結合されると同時に、そのそれぞれの標的に結合することができる、発明1~183のいずれか一つに記載のMBM。
[発明185]
三重特異性結合分子(TBM)である、発明1~184のいずれか一つに記載のMBM。
[発明186]
発明1~185のいずれか一つに記載のMBM及び薬剤、任意選択的に治療剤、診断薬、マスキング部分、切断可能な部分、又はそれらの任意の組合せを含むコンジュゲート。
[発明187]
発明1~185のいずれか一つに記載の複数のMBM分子又は発明186に記載の複数のコンジュゲート分子を含むMBMの製剤であって、任意選択的に、前記複数は、少なくとも100、少なくとも1,000、少なくとも10,000又は少なくとも100,000のMBM分子又はコンジュゲート分子を含む、製剤。
[発明188]
発明1~185のいずれか一つに記載のMBM、発明186に記載のコンジュゲート又は発明187に記載の製剤及び賦形剤を含む医薬組成物。
[発明189]
BCMAの発現に関連する疾患又は障害に罹患した対象を治療する方法であって、有効量の、発明1~185のいずれか一つに記載のMBM、発明186に記載のコンジュゲート、発明187に記載の製剤又は発明188に記載の医薬組成物を対象に投与することを含む方法。
[発明190]
前記疾患又は障害は、癌を含む、発明189に記載の方法。
[発明191]
前記癌は、B細胞悪性腫瘍を含む、発明190に記載の方法。
[発明192]
前記MBMがTAAに特異的に結合するMBMである場合、前記B細胞悪性腫瘍は、BCMA及び前記TAAの両方を発現する癌性B細胞を含む、発明191に記載の方法。
[発明193]
前記MBMがTAAに特異的に結合するMBMである場合、前記B細胞悪性腫瘍は、BCMAを発現するが前記TAAを発現しない癌性B細胞、及び前記TAAを発現するがBCMAを発現しない癌性B細胞を含む、発明191に記載の方法。
[発明194]
前記B細胞悪性腫瘍は、ホジキンリンパ腫、非ホジキンリンパ腫及び多発性骨髄腫から選択される、発明191~193のいずれか一つに記載の方法。
[発明195]
少なくとも1つの追加的な薬剤を前記対象に投与することをさらに含む、発明190~194のいずれか一つに記載の方法。
[発明196]
前記疾患又は障害は、自己免疫疾患である、発明189に記載の方法。
[発明197]
前記自己免疫疾患は、全身性エリテマトーデス(SLE)、シェーグレン症候群、強皮症、関節リウマチ(RA)、若年性特発性関節炎、移植片対宿主病、皮膚筋炎、1型糖尿病、橋本甲状腺炎、グレーブス病、アジソン病、セリアック病、クローン病、悪性貧血、尋常性天疱瘡、白斑、自己免疫性溶血性貧血、特発性血小板減少性紫斑病、巨細胞性動脈炎、重症筋無力症、多発性硬化症(MS)(例えば、再発寛解型MS(RRMS))、糸球体腎炎、グッドパスチャー症候群、水疱性類天疱瘡、潰瘍性大腸炎、ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経炎、抗リン脂質症候群、ナルコレプシー、サルコイドーシス及びウェゲナー肉芽腫症から選択される、発明196に記載の方法。
[発明198]
発明1~185のいずれか一つに記載のMBMをコードする1つ又は複数の核酸。
[発明199]
発明1~185のいずれか一つに記載のMBMを発現するように操作された細胞。
[発明200]
1つ以上のプロモーターの制御下において、発明1~185のいずれか一つに記載のMBMをコードする1つ以上の核酸配列を含む1つ以上の発現ベクターでトランスフェクトされた細胞。
[発明201]
MBMを産生する方法であって、
(a)前記MBMが発現される条件において、発明199又は200に記載の細胞を培養することと;
(b)細胞培養物から前記MBMを回収することと
を含む方法。