JP7688424B2 - 情報処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理システムに関する。
荷物、特に大型の製品を破損や汚損させずにコンテナで運搬したり、コンテナに積み込み(バンニング)するべく、当該荷物を木材や合成樹脂等からなる梱包材で梱包することが行われている(例えば特許文献1参照)。
特開2010-195411号公報
このような梱包の背景には、例えば、まず、輸出入業者が荷主として荷物の輸送を依頼する。そして、梱包事業者は荷主の依頼を受け荷物を梱包する際、当該荷物を確認したうえで上述の特許文献1の技術を含む従来技術をどのように適用して梱包を行うかの検討を行う。そして、梱包事業者は、梱包の方法やその費用等について荷主とのやり取りを行うことをおこなってきた。即ち、梱包事業においては、多くの工程を人力に頼っており、効率化が進んでいなかった。また、労働力人口の減少も相まって梱包技術の承継にも一層の困難が予想される。
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、梱包事業を支援し、自動化や効率化等により利便性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様の情報処理システムは、
梱包対象の荷物の属性に基づいて、梱包設計の作成に係る制御を実行する梱包設計制御手段と、
前記梱包設計に基づいて、前記荷物の梱包に要する費用を算出する梱包費用算出手段と、
前記荷物の荷主からの梱包依頼及び前記費用に基づいて、前記費用の見積書の作成を支援する制御を実行する見積支援制御手段と、
を備える。
本発明によれば、梱包事業を支援し、自動化や効率化等により利便性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係る情報処理システムにより実現可能となる本サービスの概要を示す図である。 本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。 図2に示す情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図2の情報処理システムに含まれる図3のサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 図4に示す機能的構成のサーバにより提供される、スケジュール管理画面の一例を示す図である。 図4に示す機能的構成のサーバにより提供される、見積作成画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
まず、図1を参照して、本発明の一実施形態に係るサーバが適用される情報処理システム(後述する図2参照)により実現可能となるサービス(以下、「本サービス」と呼ぶ)の概要について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムにより実現可能となる本サービスの概要を示す図である。
本サービスの情報処理システムSYSは、梱包業務における各ステップの自動化や効率化のためのコミュニケーションや情報の処理を支援するものである。
情報処理システムSYSに含まれるサーバ1は、図1に示す見積、発注、梱包作業、請求の段階を含む梱包業務に関する情報のハブとなり、本サービスのユーザたる荷主U1、業務担当者U2、及び現場担当者U3間の情報伝達をシームレスに行えるようにすることができる。
ここで、荷主U1は、荷物の送り主であって、梱包事業者に梱包を依頼する者である。例えば、輸出事業者である荷主U1は、海貨業者やフォワーダといった運送事業者に依頼し、運送事業者を介して梱包事業者に梱包の依頼を行う。以下の説明においては、輸出事業者や運送事業者の側をまとめて、「荷主U1」と呼ぶ。
また、業務担当者U2は、荷主U1と様々なやり取りを行い、荷主U1からの荷物の梱包の依頼を案件として管理する、梱包事業者内の担当者である。
また、現場担当者U3は、荷主U1からの荷物の梱包の依頼内容に基づいて、梱包の現場において作業を行う梱包事業者内の担当者である。
このように、業務担当者U2及び現場担当者U3は、荷物を輸送したい輸出事業者や運送事業者といった荷主U1から依頼され、当該荷物を梱包して輸送可能な状態にする梱包事業者である。
以下、本サービスにおける流れの概要を、図1に示すステップST1乃至ST4に沿って説明する。
なお、背景技術において説明したように、荷物をコンテナで運搬したり、コンテナに積み込みする(バンニングする)べく、木材を採用した梱包材を用いて梱包するものとして説明する。なお、梱包材は、木材に限定されるものではない。梱包材は、木材の代替となる材料からなっていてもよく、木材を含む複数の材料からなっていてもよい。
なお、図示はしないが、ステップST1に示す見積の前に、引合いの段階が存在する。
引合いとは、顧客(将来の荷主U1、以下単に荷主U1と呼ぶ)から営業(将来の業務担当者U2、以下単に業務担当者U2と呼ぶ)へ案件情報がくる、見積前の状態である。荷主U1は、荷主端末2を利用して、荷主U1毎に用意された画面を用いて荷物に関する情報やスケジュール等を見積に必要な情報として入力して、梱包事業者に見積依頼をする。
ステップST1に示す見積において、荷主U1は、見積依頼として、荷主端末2を利用して梱包対象の荷物の属性に関する情報を含む属性情報を入力する。荷物の属性とは、荷物が持っている性質である。例えば、荷物の属性には、荷物の寸法(長さ、幅、高さ)や、重量、種類(例えば、電子機器、楽器、食品等)、梱包の要件(例えば、水濡れ対策、振動対策等の上限値や仕様)等の情報が含まれる。
なお、ステップST1の見積において、一部の属性情報が入力されれば足りる。即ち、荷主U1は、属性情報の一部を入力し、簡易の概算見積を依頼することができる。
業務担当者U2は、業務担当者端末3を利用して梱包設計を作成する。梱包設計とは、荷物の梱包の仕様(以下、「梱包仕様」と呼ぶ)が設計されたものである。梱包設計には、荷物の梱包に使用する梱包材について、梱包材の種類(梱包材として使用する材料の種類)や、数量や寸法、荷物の梱包の何れの部位に利用するか等の情報が含まれる。
業務担当者U2は、荷物の属性情報に基づいて、梱包設計を作成する。
本サービスは、業務担当者U2による梱包設計の作成を支援する。即ち例えば、本サービスは、荷物の属性情報に基づいて、所定の規格(例えばJIS規格)において必要とされる梱包資材の情報を、業務担当者端末3を介して業務担当者U2に提供する。また例えば、本サービスは、梱包事業者内の所定のルール(例えば、規格より品質の高い梱包事業者が規定する梱包サービスのルール)において必要とされる梱包資材の情報を、業務担当者端末3を介して業務担当者U2に提供する。業務担当者U2は、本サービスにより提示された梱包資材の情報に基づいて、梱包設計の作成をすることができる。
さらに言えば、本サービスは、梱包資材の情報を業務担当者U2に提供してもよいが、梱包設計そのものを業務担当者U2に提供してもよい。この場合、業務担当者U2は、本サービスにより提供された梱包設計を、適宜調整の上又はそのまま、採用することができる。
次に、作成された梱包設計に基づいて、業務担当者U2は、梱包の費用の見積を作成する。見積は、荷主U1が梱包事業者に梱包を依頼した場合における費用である。見積には、木材を含む梱包材の原価や梱包された荷物の輸送費用(例えば後述の図6に示す車の費用)、梱包事業者(業務担当者U2及び現場担当者U3等)の人件費、収益等が含まれていてもよい。
即ち、業務担当者U2は、サーバ1により提示された梱包材の原価や輸送費用、梱包事業者(業務担当者U2及び現場担当者U3等)の人件費、収益等の情報に基づいて、見積書を作成する。
本サービスは、梱包設計に基づいて、木材の市価等を反映した梱包材の原価を算出する。また例えば、本サービスは、梱包材の原価のみならず、梱包事業者(業務担当者U2及び現場担当者U3等)の人件費、収益等の情報を業務担当者U2に提供する。業務担当者U2は、本サービスにより提示された梱包材の原価や梱包事業者の人件費、収益等の情報に基づいて、見積書の作成をすることができる。
さらに言えば、本サービスは、梱包材の原価や梱包事業者の人件費、収益等の情報を業務担当者U2に提供してもよいが、梱包材の原価や梱包事業者の人件費、収益等の情報が反映された見積書を業務担当者U2に提供してもよい。この場合、業務担当者U2は、本サービスにより提供された見積書を確認し、適宜調整の上することで作成を完了する。また例えば、業務担当者U2は、本サービスにより提供された見積書を確認し、結果的にそのまま、見積書として採用することができる。
業務担当者U2により作成された見積書は、荷主U1に提供される。このようにして、梱包事業者(特に業務担当者U2)による見積書の作成が支援される。
次に、ステップST2において、荷主U1は、所定のプロセス(例えば、荷主U1の社内での稟議等)を経て、梱包事業者に発注をする。即ち、梱包事業者は梱包の依頼を受注する。
具体的には例えば、荷主U1は、荷主端末2を介して梱包依頼のためのフォームに各種情報を入力し、スケジュール調整等を行う。即ち例えば、荷主U1は、梱包事業者に荷物を搬入する(梱包事業者にとっては入荷する)日程や、荷物の運送の予定(梱包事業者にとっての納期)の希望の情報等を、梱包依頼のためのフォームに入力する。
業務担当者U2は、荷主U1により入力された荷物の属性情報や、梱包依頼のためのフォームに入力された各種情報と、梱包設計に基づいて、より具体的な梱包指示書を作成する。
梱包指示書とは、現場担当者U3に梱包作業の具体的を指示するための書類である。ただし、梱包指示書の内容は、現場担当者U3が梱包作業の具体的内容を把握可能な程度の情報が含まれていれば足りる。即ち例えば、梱包指示書には、新米の現場担当者U3が梱包作業の具体的内容を把握可能となる程度の情報として、梱包作業に含まれる複数のプロセスの具体的作業内容の情報が含まれていてもよい。また例えば、梱包指示書には、熟練した現場担当者U3が梱包作業の具体的内容を把握可能となる程度の情報として、荷物の梱包に使用する梱包材について、数量や寸法、梱包の何れの部位に利用するか等の情報のみが含まれていてもよい。
なお、荷主U1による発注までにおいて、荷主U1と梱包事業者(特に業務担当者U2)との間で適宜コミュニケーションが行われてもよい。
即ち例えば、まず、荷主U1は荷物の属性情報の一部を入力して見積依頼を行い、業務担当者U2は概算見積を荷主U1に提供する。荷主U1は、概算見積により発注の可能性が高いことを確認したうえで、さらに荷物の属性情報を追加して入力し、正式な見積依頼をする。そして、業務担当者U2は、追加された属性情報も加味して、正式な見積書を荷主U1に提示する。荷主U1は、正式な見積書を確認して、梱包事業者に発注をする。
このようにして、本サービスは、このような荷主U1と梱包事業者とのコミュニケーションを支援することができる。
なお、荷主U1が電子メールやファクシミリ、架電等により発注を行った場合、これらの発注を受けた業務担当者U2は、発注を受けた旨を適宜登録する。これにより、以下の実際の梱包作業等のステップに進む。
次にステップST3において、現場担当者U3は、梱包場所(梱包を行う現場)において、梱包作業を行う。
本サービスは、梱包作業を構成する複数のプロセスの夫々における荷物や梱包の様子が撮像された画像(静止画像や動画像、又は、それらの組み合わせ)を、荷主U1及び梱包事業者(特に現場担当者U3)とで共有することを支援することが出来る。
即ち、現場担当者U3は、図1に示すように、例えば、タブレット型の現場担当者端末4を用いて、梱包作業を構成する複数のプロセスの夫々における荷物や梱包の様子を撮像する。
より具体的には、、梱包場所へ梱包対象の荷物が入荷する。現場担当者U3は、入荷された梱包対象の荷物を、現場担当者端末4を用いて撮像する。
撮像された画像のデータは、サーバ1により管理される。
サーバ1は、入荷された梱包対象の荷物が撮像された画像のデータに基づいて、当該荷物の寸法を算出し、上述の当該荷物の属性情報を修正することができる。
即ち、これにより、もし仮に荷主U1が入力した荷物の属性情報が誤っていたとしても、以後においては修正された荷物の属性情報に基づくため、梱包作業をより正確に進行することが出来る。なお、荷物の属性情報が修正された場合、適宜梱包設計及び見積も修正される。
本サービスは、資材として流通する寸法の木材を、梱包作業において実際に必要となる寸法へのカットの作業を支援することができる。
即ち例えば、サーバ1は、梱包事業者が当日(又は近日)に梱包作業を行う梱包指示書(又は梱包設計)の情報に基づいて、部材毎に長さ・本数を集計し、効率的なカット作業の計画を生成する。そして、サーバ1は、梱包作業において実際に必要となる寸法に木材をカットするべく、カットする寸法の情報を工作機械に入力するとともに、カット対象となる木材の指定や木材のセットの方法の情報を現場担当者U3に提供する。これにより、現場担当者U3は、当日(又は近日)の梱包作業に必要な梱包材を効率的にカットすることが出来る。
なお、サーバ1は、工作機械(例えば、産業用ロボットアームやカッティングマシン、ベルトコンベア等)を制御することで、梱包作業に必要な梱包材を自動的にカットする構成としてもよい。
また、現場担当者U3は、梱包作業を進めつつ、構成する複数のプロセスの夫々における梱包材である木が製函された梱包部材(例えば、低面部材や側面部材)や、当該梱包部材を用いて梱包された荷物を、現場担当者端末4を用いて撮影する。
具体的には例えば、現場担当者U3が利用する現場担当者端末4には、梱包作業における次のプロセスの内容が作業指示として表示される。現場担当者U3は、表示された次のプロセスの作業指示に基づいて、梱包作業を行い、そのプロセスに応じた製函された梱包部材(例えば、低面部材や側面部材)や、当該梱包部材を用いて梱包された荷物を、現場担当者端末4を用いて撮影する。すると、そのプロセスに応じた製函された梱包部材(例えば、低面部材や側面部材)や当該梱包部材を用いて梱包された荷物が撮像されると、現場担当者端末4には、梱包作業における次のプロセスの内容が作業指示として表示される。
このようにすることで、入荷時点を含む梱包作業を構成する複数のプロセスの夫々における荷物や梱包部材の様子が撮像された画像のデータがもれなく管理される。
これにより、荷主U1は、荷物が梱包された状態においても梱包作業の各プロセスにおける画像のデータを確認することが出来る。即ち、荷主U1は、適切に梱包されていることから、荷物に破損や汚損が発生していないことの安心感を得ることができる。また、梱包事業者にとっては、例えば荷物がその後の過程(例えば運搬中や到着後)において破損や汚損した場合において、梱包事業者による梱包時点では荷物の破損や汚損が無かったことや適切な梱包がされていたことのエビデンスを残すことが出来るのである。
また、現場担当者U3は、現場担当者端末4を用いて、梱包作業に追加で必要又は不要となった梱包資材や工数の情報を入力し、入力された情報が管理されてもよい。
なお、図示はしないが、ステップST3に示す梱包作業の後に、出荷の段階が存在する。
出荷とは、梱包事業者(特に現場担当者U3)から荷主U1へ、梱包された荷物が出荷される工程である。梱包された荷物は、指定した方法(例えば、コンテナに詰める(バンニング)、引取に来たトラックの荷台に乗せる等)により、木箱により梱包された荷物が出荷される。
また、図示はしないが、上述の出荷の後、サマリの段階が存在する。
サマリとは、梱包事業者(特に業務担当者U2)から荷主U1へ、梱包された荷物(木箱)の最終サイズや木箱に入れた製品リスト(パッキングリスト)、梱包明細等を顧客へ送付する。即ち、必要帳票の生成、エビデンス写真等の整理や共有が行われる。
具体的には例えば、入荷時点を含む梱包作業を構成する複数のプロセスの夫々において撮像された画像が含まれる梱包明細が作成されて、荷主U1に提供される。
上述の梱包作業の結果、荷物の一部又は全部が隠された状態となったいわゆる木箱に入った荷物、即ち、「梱包された荷物」を納品された荷主U1にとっては、荷物やその梱包の経緯については把握できない。本サービスにおいては、上述のように、梱包明細が荷主U1に提供されることにより、荷主U1は、荷物が適切なプロセスを経て梱包されたことや、梱包作業前又は梱包作業中において荷物が健全(破損や汚損等してない)であったことを把握することができる。
次にステップST4において、業務担当者U2は、荷主U1に対して、請求を行う。即ち例えば、業務担当者U2は、荷主U1に対して請求書を発行する。具体的には例えば、業務担当者U2の所定操作により、請求書が発行される。請求書は、本サービスを介して荷主U1により閲覧、電子メール又は郵送等により送付される。業務担当者U2は、発行された請求書の情報(請求情報)を、本サービスを用いて閲覧することが出来る。
即ち例えば、本サービスは、上述のステップST1の見積の段階において発行された見積書に基づいて、上述のステップST3の梱包作業の段階における作業内容を反映した請求書の発行を支援する。
具体的には例えば、本サービスは、上述のステップST1の見積の段階において発行された見積書の内容と同様の内容の請求書を、業務担当者U2に提示する。業務担当者U2は、ステップST3の梱包作業の段階における作業内容に基づいて、費用の増減(単価・数量・項目の追加や削除)を行う。本サービスは、業務担当者U2による費用の増減の結果を反映した、請求書を発行する。
また例えば、本サービスは、上述のステップST3の梱包作業の段階において入力された追加で必要又は不要となった梱包資材や工数の情報に基づいて、見積書から費用の増減(単価・数量・項目の追加や削除)をした結果の請求書を、業務担当者U2に提示してもよい。この場合、業務担当者U2は、本サービスにより提供された見積書を、適宜調整の上又はそのまま、採用することができる。
このようにして、梱包事業者(特に業務担当者U2)による請求書の作成が支援される。そして、作成された見積書は、荷主U1に提供される。
なお、本サービスにおいて作成された見積書や請求書を含む各種書類は、本サービス上において管理され、荷主U1が必要な書類を閲覧やダウンロード、荷主U1が利用するシステムとの連携が可能となっていてもよい。
このように、本サービスは、梱包設計、見積、発注、梱包作業、請求といった段階を含む梱包事業における荷主U1と梱包事業者(業務担当者U2や現場担当者U3)を支援し、自動化や効率化等により利便性を向上させることができる。
ここで、従来の梱包事業の各ステップにおける課題等について説明する。
従来の見積においては、見積や提案対応に非常に工数が発生していた。即ち、荷主U1にとっては、実際に発注するか否かを判断するために見積書の発行を依頼する。したがって、見積書の発行には、一定以上の労力をかけることが困難であった。そのため、例えば、見積毎の原価計算を反映するのが困難であった。
また、梱包作業の現場の状況が見えにくいという問題があった。即ち例えば、見積もりを作成する業務担当者U2は、見積業務に際して、荷物の寸法や梱包時に必要な情報を荷主U1に適切にヒアリングする必要があった。また例えば、業務担当者U2は、現場担当者U3のように現場で実際に梱包作業に従事する者ではないため、梱包仕様を適切に設計することが難しかった。また例えば、業務担当者U2は、様々な荷主U1から、夫々荷物の寸法や梱包時に必要な情報を受領するため把握や利用に手間がかかり、業務工数がかかってしまっていた。また例えば、適切な見積を提出するには、梱包設計・原価計算が必要であるが、顧客の見積要求スピードによっては、必要十分な工数がかけられず、精度の低い見積となることがあった。
従来の梱包設計(梱包仕様の設計)は、工数がかかるものであった。即ち、見積のためにも梱包仕様の設計が必要である。しかしながら、梱包設計は、梱包事業者の担当者(例えば、業務担当者U2や現場担当者U3)に頼った工程であり、十分なスキルを持った人材が限られていた。そのため、見積時おいて、顧客の要望や製品特性を考慮した梱包設計は困難であった。即ち、現場担当者U3への指示するための梱包設計書を都度作成する必要があった。また、梱包設計書は、強度計算やJIS規格の理解など、一定のスキルが求められる工程であり、その作業が可能な者に業務負荷が集中しやすかった。
従来の梱包作業は、人的スキルに頼り切ったものであった。即ち、梱包作業は、基本的に現場担当者U3のスキルのみに基づく作業であって、梱包事業者内で他の現場担当者U3への技術伝承が進まなかった。また、梱包作業の作業状況(梱包作業を構成するプロセスの進捗状況やそのプロセスでの具体的な作業内容)が外部から見えないものであった。また、荷主U1にとっては、依頼した荷物の適切な運送において重要な工程であって、内容的に気になるものであった一方、荷主U1に対しての説明も難しい性質のものであった。即ち、問い合わせが多い一方で、その問合せへの対応コストが多くなりがちであった。また、どのようなプロセスで梱包されたかについての情報共有も難しかった。即ち例えば、梱包作業のプロセスにおいて写真を撮影したとしても、単に撮影をするのみならず、他者にみせるように説明やプロセス毎の適切な写真管理が求められるものであった。
従来の請求は、その作業に時間がかかるものであった。具体的には例えば、業務担当者U2は、請求書の作成のため、現場担当者U3に原価(例えば、使用した梱包材量の数量や人件費、即ち、作業時間)のヒアリングが必要であった。また、請求書の発行には、請求書の作成の他、印刷、封入、送付作業が必要であった。
さらに言えば、請求に際して、請求書の他に、必要に応じて、書類や帳票作成、梱包写真の仕分け作業とその顧客送付等の作業が必要であった。
さらに言えば、梱包作業のプロセスの写真を荷主U1に共有しようとした場合、容量によっては、共有が困難であった。
本サービスにおいては、上述の各ステップについて、書類作成や共有を支援することで、梱包作業の荷主U1に対する付加価値を高めるものである。
次に、図2を参照して、上述した本サービスの提供を実現化させる情報処理システム、即ち本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成について説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す図である。
図2に示す情報処理システムは、サーバ1と、荷主端末2と、業務担当者端末3と、現場担当者端末4とを含むように構成されている。
サーバ1、荷主端末2、業務担当者端末3、現場担当者端末4、及び工作機械5は、インターネット等の所定のネットワークNWを介して相互に接続されている。
サーバ1は、本サービスの提供者により管理される情報処理装置である。サーバ1は、荷主端末2、業務担当者端末3、及び現場担当者端末4と適宜通信をしながら、本サービスを実現するための各種処理を実行する。
荷主端末2は、荷主U1が操作する情報処理装置である。荷主端末2は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等で構成される。
業務担当者端末3は、業務担当者U2が操作する情報処理装置である。業務担当者端末3は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等で構成される。
現場担当者端末4は、現場担当者U3が操作する情報処理装置である。現場担当者端末4は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等で構成される。
工作機械5は、現場担当者U3が使用する梱包材を、梱包に必要な大きさにカットする操作する情報処理装置である。現場担当者端末4は、スマートフォン、タブレット、パーソナルコンピュータ等で構成される。
図3は、図2に示す情報処理システムのうちサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
サーバ1は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、バス14と、入出力インターフェース15と、入力部16と、出力部17と、記憶部18と、通信部19と、ドライブ20とを備えている。
CPU11は、ROM12に記録されているプログラム、又は、記憶部18からRAM13にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。
RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータ等も適宜記憶される。
CPU11、ROM12及びRAM13は、バス14を介して相互に接続されている。このバス14にはまた、入出力インターフェース15も接続されている。入出力インターフェース15には、入力部16、出力部17、記憶部18、通信部19及びドライブ20が接続されている。
入力部16は、例えばキーボード等により構成され、各種情報を入力する。
出力部17は、液晶等のディスプレイやスピーカ等により構成され、各種情報を画像や音声として出力する。
記憶部18は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等で構成され、各種データを記憶する。
通信部19は、インターネットを含むネットワークNWを介して他の装置(例えば図2の荷主端末2や業務担当者端末3、現場担当者端末4等)との間で通信を行う。
ドライブ20には、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリ等よりなる、リムーバブルメディア31が適宜装着される。ドライブ20によってリムーバブルメディア31から読み出されたプログラムは、必要に応じて記憶部18にインストールされる。
また、リムーバブルメディア31は、記憶部18に記憶されている各種データも、記憶部18と同様に記憶することができる。
なお、図示はしないが、図2の荷主端末2や業務担当者端末3、現場担当者端末4も、図3に示すハードウェア構成と基本的に同様の構成を有することができる。したがって、荷主端末2や業務担当者端末3、現場担当者端末4のハードウェア構成についての説明は省略する。
ただし、現場担当者端末4には、入力部16として、撮像部(いわゆるカメラ)等が備えられている。
このような図3のサーバ1を含む図2の情報処理システムを構成する各種ハードウェアと各種ソフトウェアとの協働により、上述の図1の本サービスを実現するための各種処理の実行が可能になる。その結果、サービス提供者は、ユーザに対して上述の本サービスを提供することができる。
図4は、図2の情報処理システムに含まれる図3のサーバの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、図1に示すステップST1乃至ST4の梱包事業の支援のための処理(以下、「梱包事業支援処理」と呼ぶ)に際し、サーバ1のCPU11においては、属性情報取得部51と、梱包設計制御部52と、梱包費用算出部53と、見積制御部54と、梱包作業管理部55と、梱包材加工制御部56と、レポート生成部57とが機能する。サーバ1の記憶部18においては、荷物DB81と、梱包規格DB82と、梱包費用DB83と、環境負荷DB84とが、一領域として記憶される。
荷物DB81は、荷物に関する情報を荷物の夫々について紐づけて管理するデータベースである。具体的には例えば、梱包対象の荷物に関する、荷主U1の情報(例えば、荷主U1に対応する識別子)、荷物を識別する情報(例えば、荷物に対応する識別子)、後述する、荷物の属性の情報、梱包の作業状況の情報、梱包設計(梱包仕様)の情報、見積の情報、請求の情報等が紐づけて管理される。
属性情報取得部51は、梱包対象の荷物の属性の情報を取得する。取得された梱包対象の荷物の属性の情報は、荷物DB81に記憶される。
梱包設計制御部52は、荷物DB81に記憶された梱包対象の荷物の属性に基づいて、その荷物の梱包設計(梱包仕様)を作成するための制御を実行する。
具体的には例えば、図1に示すステップST1に示す見積において、荷主U1の操作により荷主端末2から入力された、荷物の寸法(長さ、幅、高さ)や、重量、種類(例えば、電子機器、楽器、食品等)、梱包の要件(例えば、水濡れ対策、振動対策等の上限値や仕様)等の情報が属性情報として取得される。
梱包設計制御部52は、荷物の属性に基づいて、梱包設計に関する梱包設計書の作成する梱包事業者を補助するための制御を実行する。
即ち例えば、梱包設計制御部52は、荷物の属性情報に基づいて生成された梱包設計書の例を、業務担当者端末3を介して業務担当者U2に梱包設計(梱包仕様)の例を提示する。業務担当者U2は、業務担当者端末3を操作して、提示された梱包設計の例を調整することで、梱包設計書の作成をすることができる。
また例えば、業務担当者U2は、梱包設計の例に問題がなければ、その例をそのまま梱包設計書として作成の完了をすることが出来る。
作成された梱包設計の情報は、荷物DB81に記憶される。
このように、梱包設計制御部52により、梱包設計の作成が支援される。
ここで、梱包規格DB82には、所定の規格(例えばJIS規格)や梱包事業者内の所定のルールに関する情報があらかじめ記憶されている。
梱包設計制御部52は、上述の制御に加え、梱包に関する所定規格に基づいて梱包設計書の候補を作成する制御を実行し、梱包事業者に独自の仕様に基づいて梱包設計書の候補を変更する制御を実行することが出来る。
具体的には例えば、梱包設計制御部52は、梱包規格DB82に記憶された所定の規格や梱包事業者内の所定のルールに関する情報に基づいて、梱包設計書の候補を変更する制御を実行する。
これにより、梱包設計制御部52により、梱包設計の作成がさらに支援される。
また、上述の制御に加え、梱包設計制御部52は、梱包事業者により確認や調整された梱包設計や梱包設計書が、所定の規格や梱包事業者内の所定のルールを満たしているかを判定し、その判定結果を梱包事業者に提示することが出来る。これにより、後の工程(例えば見積や梱包作業)に、所定の規格や梱包事業者内の所定のルールを満たさない梱包設計や梱包設計書が採用されることを防ぐことができる。
梱包費用DB83には、梱包資材の単価や梱包事業における人件費を含む梱包単価に関する情報が予め格納されている。図示はしないが、梱包費用DB83に格納された梱包資材の単価や梱包事業における人件費を含む梱包費用に関する情報は、サーバ1や他の情報処理システム等、所定の情報処理システムにより適宜最新の情報に更新される。
梱包費用算出部53は、梱包設計及び梱包費用DB83に格納された梱包費用に関する情報に基づいて、その荷物の梱包に要する費用を算出する。
具体的には例えば、梱包費用算出部53は、梱包資材の費用、梱包作業費用等を荷物の梱包に要する費用として算出する。上述したように、梱包費用DB83に格納された梱包資材の単価や梱包事業における人件費を含む梱包費用に関する情報は、サーバ1や他の情報処理システム等、所定の情報処理システムにより適宜最新の情報に更新される。これにより、梱包費用算出部53は、日々変動する梱包資材の原価を考慮して、梱包資材の費用を算出することが出来る。
見積制御部54は、荷物の荷主U1からの梱包依頼と梱包費用算出部53により算出された費用とに基づいて、費用見積書を作成する梱包事業者を補助する。
即ち例えば、見積制御部54は、荷物の荷主U1からの梱包依頼があると、梱包費用算出部53により算出された費用とに基づいて、費用見積書を作成する梱包事業者を補助する。
更に、見積制御部54は、荷主端末2を介して取得された荷物の荷主U1からの梱包依頼に含まれるより詳細な荷物の属性情報に基づいてより詳細に設計された梱包依頼と、梱包設計制御部52の支援により作成された梱包設計(梱包仕様)に基づいて、業務担当者端末3を介して業務担当者U2に見積書の例を提示する。業務担当者U2は、業務担当者端末3を操作して、提示された見積書の例を調整することで、見積書の作成をすることができる。
また例えば、業務担当者U2は、見積書の例に問題がなければ、その例をそのまま見積書として作成の完了をすることが出来る。
見積制御部54の制御の結果作成された見積の情報(例えば、見積書のデータ)は、荷物DB81に記憶される。
このように、見積制御部54により、見積書の作成が支援される。
梱包作業管理部55は、複数の荷物のうち所定荷物を識別可能なコードが付された媒体を所定荷物に予め貼付け、複数のプロセスから構成される梱包作業の所定プロセスにおいて荷物のコードが読み出されることにより、梱包作業における所定プロセスを管理する。
梱包作業管理部55は、梱包作業を構成する複数のプロセスの夫々において、荷物に貼付されたコードが読み出され、かつ、現在のプロセスにおける荷物が撮像された画像(現場担当者U3が現場担当者端末4を用いて撮影した写真)のデータが取得されたことを条件として、次のプロセスが実行可能となるように梱包作業を管理する。
具体的には例えば、現場担当者U3等は、複数の荷物のうち所定荷物を識別可能なコードとして、発行・管理された荷物のIDの情報を含む二次元バーコード(例えば、QRコード(登録商標))が付された識別シールを媒体として、所定荷物に予め貼付ける。梱包作業管理部55は、荷物IDと荷物の状態を管理する。
現場担当者U3は、現場担当者端末4を用いて、複数のプロセスから構成される梱包作業の所定プロセスにおいて、荷物に付された荷物の二次元バーコードを読み込み、同時に写真を撮影する。梱包作業管理部55は、梱包作業における所定プロセスと紐づけて荷物DB81に記憶させ、その写真を管理する。
これにより、荷物が適切なプロセスを経て梱包されたことや、梱包作業前又は梱包作業中において荷物が健全(破損や汚損等していない)であったことが把握可能に管理される。
梱包材加工制御部56は、梱包設計書に基づいて、荷物の梱包の材料として用いられる梱包材を工作機械5により自動的に加工する制御を実行する。
ここで、梱包材加工制御部56は、梱包作業前に、予め、梱包事業者が当日(又は近日)に梱包作業を行う梱包指示書(又は梱包設計)の情報に基づいて、梱包において利用する部材毎に長さ・本数を集計し、効率的なカット作業の計画を生成する。そして、梱包材加工制御部56は、梱包作業において実際に必要となる寸法に木材をカットするべく、カットする寸法の情報を工作機械5に入力することで、当該工作機械5を制御する。
これにより、現場担当者U3は、当日(又は近日)の梱包作業に必要な梱包材を効率的にカットすることが出来る。
レポート生成部57は、梱包設計書に基づいて、梱包作業が環境に与える負荷を計算し、計算結果のレポートを出力する。
また例えば、レポート生成部57は、梱包された荷物(木箱)の最終サイズや木箱に入れた製品リスト(パッキングリスト)、梱包明細等を生成する。
また例えば、レポート生成部57は、実際の梱包作業の費用を反映した請求書を作成する。
作成されたレポート(例えば、製品リストや梱包明細等)は、荷物DB81に記憶される。
これにより、必要帳票の生成、エビデンス写真等の整理や共有が行われる。
以下、図5及び図6を用いて、上述のサーバ1により提供される画面例を用いて、本情報処理システムSYSが有する機能について説明する。
図5は、図4に示す機能的構成のサーバにより提供される、スケジュール管理画面の一例を示す図である。
サーバ1は、荷物DB81に基づいて、荷物の梱包スケジュールの管理画面(スケジュール管理画面)を、梱包事業者(業務担当者U2や現場担当者U3)に提供することが出来る。
スケジュール管理画面においては、図5に示すように、受注している案件の入荷・梱包作業・出荷等のスケジュールが表示される。
入荷・梱包作業・出荷等の工程の予定はドラッグアンドドロップで変更が可能で、変更した場合にはそれが他ユーザ(例えば、現場担当者U3が変更すると、他の現場担当者U3)にも提供される。その結果、梱包事業者内において、各案件のスケジュールが容易に、わかりやすい形態で共有される。また、直近で変更があったスケジュールには、所定のマークが表示されると好適である。
図6は、図4に示す機能的構成のサーバにより提供される、見積作成画面の一例を示す図である。
サーバ1は、荷物DB81に基づいて、荷物の梱包の見積の作成のための画面(見積作成画面)を、梱包事業者(業務担当者U2や現場担当者U3)に提供することが出来る。
見積作成画面は、上述の見積制御部54の制御を反映している。即ち例えば、見積作成画面においては、梱包1件単位での見積の作成が可能である。梱包仕様(例えば、内桟、外桟等)、荷物の寸法(長さ、幅、高さ等)、重量等に基づいて、梱包後のサイズや想定原価、粗利等が、梱包費用算出部53や見積制御部54が機能することにより、自動的に算出され、見積作成画面に反映される。
図6の見積サマリに示すように、顧客に提示する梱包明細をサマライズしたデータも、荷物DB81に記憶された梱包明細等に基づいて、自動的に生成される。
図6の梱包明細に示すように、梱包の見積欄梱包仕様・製品寸法・製品重量を入力すると、梱包後のサイズや想定原価が表示される。
図6のその他明細に示すように、梱包以外のサービスについても、見積もりが行われる。
このように作成された見積書や、それに関するデータに基づいて生成される各種情報(例えば、上述のレポート)は、荷主U1(顧客)毎に予め設定された形式の帳票として出力される。
また、本情報処理システムSYS(例えば、サーバ1)は、梱包の種類ごとに梱包指示書(設計書)を作成することができる。本情報処理システムSYS(例えば、サーバ1)は、梱包指示書(設計書)には、上述の図6の見積作成画面の操作の結果のデータを反映し、梱包仕様、サイズ、重量等の基礎情報やマスタ登録された木材種類等より所定の規格(JIS規格)等に準じた梱包指示データとして自動生成することができる。
また、本情報処理システムSYS(例えば、サーバ1)は、複数の荷物のうち所定荷物を識別可能なコードが付された媒体を生成することが出来る。具体的には例えば、梱包する製品ごとの指示書やカンバンを出力することができる。複数の荷物のうち所定荷物を識別可能なコードが付された媒体としての帳票も、荷主U1(顧客の個社)ごとにカスタマイズが可能である。
また、本情報処理システムSYS(例えば、サーバ1)は、現場担当者U3に対して現場担当者端末4を介して、梱包作業の各プロセスに関する指示やエビデンス(例えば写真)の取得や登録を受け付ける画面を提供することができる。現場担当者U3は、梱包指示で設定された各プロセス毎にエビデンス写真を撮影する。これにより、荷主U1や梱包事業者は、該当するプロセスの写真撮影や必要情報の入力をキーとして、梱包作業の進捗状況を把握することができる。
また、本情報処理システムSYS(例えば、サーバ1)は、現場担当者U3に対して現場担当者端末4を介して、見積や梱包実績をもとに請求明細を入力し、帳票を作成する画面を提供する。現場担当者U3により入力された梱包実績に基づいて、本情報処理システムSYS(例えば、サーバ1)は、請求書を作成することができる。これにより、実際の木材の使用量や工数等を反映した請求書が発行される。
なお、上述の現場担当者端末4は、スマートフォンやタブレット等の持ち運び性が高く、カメラが備えらえた端末を採用すると好適である。また、現場担当者端末4により取得された情報や写真はシームレスに他の情報処理装置(例えば、業務担当者端末3)と連携するが、現場で使用する作業者負荷を最小限とした、簡便なUIとすることが好適である。
また、梱包作業においては、各プロセス毎に写真を撮影・保存させるよう、促すと好適である。これにより、写真の撮影・記録モレが予防される。なお、写真の撮影を促すプロセスは、梱包単位での指定可能とするのが好適である。これにより、顧客の個別要望にもモレ無く対応することができる。
また、本情報処理システムSYS(例えば、サーバ1)は、梱包作業完了後に重量を計測し入力する事で梱包完了とするように関することができる。
また、出荷フェーズにおいては、案件全体の進捗状況が一覧して確認できるUIとして提供されると好適である。
また、上述したように、本情報処理システムSYS(例えば、サーバ1)は、梱包指示書を作成するとケースごとに固有のコードが付いたカンバンの出力することができる。現場担当者U3は、カンバン(媒体)に付されたコード(二次元バーコード)を読み取る事で、自動的に写真を個々の荷物やプロセスに紐づけする事ができ、写真の仕分け作業やまとめる作業が不要となる。
ここで、従来の梱包設計について、以下、補足する。
上述したように、従来においては、梱包事業者(梱包設計をする担当者)は荷主の依頼を受け荷物を梱包する際、当該荷物を確認したうえでどのような梱包を行うかの検討(梱包設計又はその簡易的な実施に相当する)を行う。そして、梱包事業者は、梱包の方法やその費用等について荷主とのやり取りを行うことをおこなってきた。即ち、梱包事業においては、多くの工程を人力に頼っていた。
換言すれば、従来の梱包事業者は、荷主の依頼内容(荷物の詳細の把握を含む)から、梱包設計、費用見積もりを、相当の経験を積んだ担当者に依存していた。このような担当者となれる人材は貴重である。経験やノウハウの継承も含め、人材の確保は相当の困難な状況であった。
具体的には例えば、従来の梱包事業者(梱包設計をする担当者)は、荷物の寸法(長さ、幅、高さ)や、重量に基づいて、梱包の床材として使用する梱包材の仕様(例えば、本数や厚みを含む寸法)を決定することで梱包設計をしていた。さらに言えば、従来の梱包事業者は、荷物の形状等に基づいて、補助部材の必要性や形状、重量を検討し、その補助部材や側面部材の重量等も加味して、床材として使用する梱包材の仕様を決定していた。このような梱包設計は、担当者によっては紙面に手書きで行っていた。
これに対して、本サービスでは、上述したように、荷主U1から荷物の属性情報を取得する。そして、荷物の属性情報に基づいて、所定規格(例えばJIS規格)において必要とされる梱包資材の情報を、業務担当者端末3を介して業務担当者U2に提供することができる。
さらに言えば、本サービス(図4の情報処理システムSYS)は、梱包に関する所定規格(例えばJIS規格)に基づいて梱包設計書の候補を作成し、梱包事業者の独自の仕様に基づいて梱包設計書の候補を変更し、変更された前記梱包設計書の候補を前記梱包設計書の作成者に提示することで支援する制御を実行することができる。
また、本サービス(図4の情報処理システムSYS)は、梱包事業者により確認や調整された梱包設計や梱包設計書が所定の規格や梱包事業者内の所定のルールを満たしているかを判定し、その判定結果を梱包事業者に提示することが出来る。これにより、後の工程(例えば見積や梱包作業)に、所定の規格や梱包事業者内の所定のルールを満たさない梱包設計や梱包設計書が採用されることを防ぐことができる。
これらの支援がなされるからこそ、相当の経験を積んだ担当者の負荷を軽減し、相当の経験を積んだ担当者に依存せず、人材の確保が容易となる。
また、本サービスでは、このように梱包設計のための制御が行われるからこそ、必要な梱包材の量が推定される。さらに言えば、上述したように、梱包材の原価等も反映された見積書の作成の支援が行われる。これにより、より適切な見積書を、容易に作成や発行することが出来るようになるのである。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものとみなす。
また、図2に示すシステム構成、及び図3に示すサーバ1のハードウェア構成は、本発明の目的を達成するための例示に過ぎず、特に限定されない。
また、図4に示す機能ブロック図は、例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した各種処理を全体として実行できる機能が図2の情報処理システムに備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロック及びデータベースを用いるのかは、特に図4の例に限定されない。
また、機能ブロック及びデータベースの存在場所も、図4に限定されず、任意でよい。
例えばサーバ1側に配置された機能ブロック及びデータベースの少なくとも一部を、荷主端末2側、又は図示せぬ他の情報処理装置に移譲してもよい。
例えば、上述の実施形態では、ユーザインターフェースは、所定のウェブサイトのウェブページとされていたため図4のような機能的構成が採用されている。例えば、ユーザインターフェースを荷主端末2にインストールされるアプリケーションソフトウェアにより構成した場合には、サーバ1に存在する機能ブロックの少なくとも一部が荷主端末2に移譲されることもある。
また、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。
また、1つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、コンピュータ等にネットワークや記録媒体からインストールされる。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。
また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えばサーバの他汎用のスマートフォンやパーソナルコンピュータであってもよい。
このようなプログラムを含む記録媒体は、ユーザにプログラムを提供するために装置本体とは別に配布される図示せぬリムーバブルメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される記録媒体等で構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、その順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上をまとめると、本発明が適用される情報処理装置は、次のような構成を有していれば足り、各種各様な実施の形態を取ることができる。
即ち、本発明が適用される情報処理システム(例えば、図4のサーバ1を含む情報処理システム)は、
梱包対象の荷物の属性(例えば、寸法、重量、種類、要件)に基づいて、梱包設計(梱包仕様)の作成に係る制御を実行する梱包設計制御手段(例えば梱包設計制御部52)と、
前記梱包設計に基づいて、前記荷物の梱包に要する費用(例えば梱包資材の費用、梱包作業費用等)を算出する梱包費用算出手段(例えば梱包費用算出部53)と、
前記荷物の荷主からの梱包依頼及び前記費用に基づいて、前記費用見積書を作成する梱包事業者を補助する梱包見積書作成補助手段(例えば見積制御部54)と、
を備える。
前記梱包設計制御手段は、前記荷物の属性に基づいて、前記梱包設計に関する梱包設計書の作成を補助するための制御を実行する、
ことができる。
前記梱包設計制御手段は、梱包に関する所定規格に基づいて前記梱包設計書の候補を作成し、前記梱包の事業者の独自の仕様に基づいて前記梱包設計書の候補を変更し、変更された前記梱包設計書の候補を前記梱包設計書の作成者に提示することで支援する制御を実行する、
ことができる。
複数の荷物のうち所定荷物を識別可能なコード(例えば二次元バーコード)が付された媒体(例えば識別シール)を当該所定荷物に予め貼付け、複数のプロセスから構成される梱包作業の所定プロセスにおいて前記荷物の前記コードが読み出されることにより、当該所定プロセスを管理する梱包作業管理手段(例えば梱包作業管理部55)、
をさらに備えることができる。
前記梱包作業管理手段は、前記梱包作業を構成する前記複数のプロセスの夫々において、前記荷物に貼付された前記コードが読み出され、かつ、現在のプロセスにおける当該荷物が撮像された画像(例えば現場担当者U3が現場担当者端末4を用いて撮影した写真)のデータが取得されたことを条件として、次のプロセスが実行可能となるように梱包作業を管理する、
ことができる。
前記梱包設計書に基づいて、前記荷物の梱包の材料として用いられる梱包材を工作機械により自動的に加工する制御を実行する梱包材加工制御手段(例えば梱包材加工制御部56)、
をさらに備えることができる。
前記梱包設計書に基づいて、前記梱包作業が環境に与える負荷を計算し、計算結果のレポートを出力するレポート出力手段(例えばレポート生成部57)、
をさらに備えることができる。
前記梱包設計制御手段は、梱包に関する所定規格に基づいて前記梱包設計書を作成する制御を実行し、前記梱包事業者に独自の仕様に基づいて前記梱包設計書を変更する制御を実行する、
ことができる。
1・・・サーバ、2・・・荷主端末、3・・・業務担当者端末、4・・・現場担当者端末、5・・・工作機械、11・・・CPU、18・・・記憶部、20・・・ドライブ、31・・・リムーバブルメディア、51・・・属性情報取得部、52・・・梱包設計制御部、53・・・梱包費用算出部、54・・・見積制御部、55・・・梱包作業管理部、56・・・梱包材加工制御部、57・・・レポート生成部、81・・・荷物DB、82・・・梱包規格DB、83・・・梱包費用DB、84・・・環境負荷DB

Claims (7)

  1. 梱包対象の荷主から取得された荷物の属性に基づいて、梱包設計の作成に係る制御を実行する梱包設計制御手段と、
    前記梱包設計に基づいて、前記荷物の梱包に要する費用を算出する梱包費用算出手段と、
    前記荷物の荷主からの梱包依頼及び前記費用に基づいて、前記費用の見積書の作成を支援する制御を実行する見積支援制御手段と、
    前記梱包設計に基づく前記荷物の梱包の現場作業を担当した現場担当者により入力された梱包実績に基づいて、実際の木材の使用量及び工数を反映した請求書を発行するレポート生成手段と、
    を備え
    前記梱包設計制御手段は、前記荷物の属性に基づいて、前記梱包設計に関する梱包設計書の作成を補助するための制御を実行し、
    前記梱包設計制御手段は、梱包に関する所定規格に基づいて前記梱包設計書の候補を作成し、前記梱包の事業者の独自の仕様に基づいて前記梱包設計書の候補を変更し、変更された前記梱包設計書の候補を前記梱包設計書の作成者に提示することで支援する制御を実行する、
    情報処理システム。
  2. 梱包単価に関する情報を記憶する梱包費用データベース、
    をさらに備え、
    前記見積支援制御手段は、前記梱包費用データベースに記憶された前記梱包単価に基づいて見積書の作成を支援し、
    前記レポート生成手段は、前記梱包費用データベースに記憶された前記梱包単価をさらに反映した請求書を発行する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 複数の荷物のうち所定荷物を識別可能なコードが付された媒体を当該所定荷物に予め貼付け、複数のプロセスから構成される梱包作業の所定プロセスにおいて前記荷物の前記コードが読み出されることにより、当該所定プロセスを管理する梱包作業管理手段、
    をさらに備える請求項に記載の情報処理システム。
  4. 前記梱包作業管理手段は、前記荷主からの発注を受けた旨の登録があった前記荷物について、前記梱包作業のスケジュールを前記現場担当者に提示して管理する、
    請求項3に記載の情報処理システム。
  5. 前記梱包作業管理手段は、前記梱包作業を構成する前記複数のプロセスの夫々において、前記荷物に貼付された前記コードが読み出され、かつ、現在のプロセスにおける当該荷物が撮像された画像のデータが取得されたことを条件として、次のプロセスが実行可能となるように梱包作業を管理する、
    請求項に記載の情報処理システム。
  6. 前記梱包設計書に基づいて、前記梱包及び前記梱包作業が環境に与える負荷を計算し、計算結果のレポートを出力するレポート出力手段、
    をさらに備える請求項に記載の情報処理システム。
  7. 前記梱包設計書に基づいて、前記荷物の梱包の材料として用いられる梱包材を工作機械により自動的に加工する制御を実行する梱包材加工制御手段、
    をさらに備える請求項に記載の情報処理システム。
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