JP7702913B2 - 補強板、及び、補強板接合構造体 - Google Patents
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Description
内ダイアフラム2をサイコロ3の内側に配置するためには、内ダイアフラム2の外周形状をサイコロ3の内周形状に対して小さく加工する必要がある。サイコロ3と内ダイアフラム2の溶接をレ形開先の完全溶込み溶接によって行う場合は、一般的に内ダイアフラム3の端面とサイコロの内面との間に7mm~9mm程度の隙間(=ルートギャップ)を設けるため、図3に示したようにサイコロ3の開口部の内径をd(mm)とすると、内ダイアフラム2の幅はd-18(mm)以上d-14(mm)以下程度となるように加工される。
1.1.部分溶込み溶接
図5、図6は1つの形態例にかかる補強板接合構造体10の外観を模式的に表した斜視図である。図6は補強板接合構造体10のサイコロ11の管軸に沿った方向の断面図である。
サイコロ11は四角形の断面形状を有する角形鋼管の1つの態様であり公知の通りである。サイコロ11を含め、本形態の角形鋼管は上記図4を示して説明したように、その内径が小さくなるように内側への凹みが生じることが許容されている。ただし、許容される範囲は、上記の通り鋼管径(mm)の0.5%以下かつ3.0mm以下とされる。
内ダイアフラム12はサイコロ11の内側に配置される補強板として機能する四辺を有する板状の部材であり、表裏を構成する2つの板面(板厚方向に直交する面)12aを具備する。図7、図8に説明のための図を示した。図7は内ダイアフラム12の平面図、図8は図7のA-A断面図である。図7からわかるように、平面視でその四隅に切り欠き12bが設けられている。これによりサイコロ11の内面における入隅部と干渉による内ダイアフラム12の配置の不具合を解消している。
図9からわかるように本形態ではレ形開先を具備している。すなわち、開先12cが内ダイアフラム12の一方の板面12a側のみに設けられ、一方の板面12a側に開口部12dを具備している。
開先の形態は特に限定されることはなく開先角度も公知の通りである。ルート面の長さfも時に限定されることはなくルート面の長さfが0(mm)であってよい。
完全溶込み溶接のうち裏当て金を要しない開先に対しても本開示の内ダイアフラムを用いることができる。図10に説明のための図を示した。図10は図9と同じ視点による図であり、補強板として機能する内ダイアフラム20の形態を説明する図である。内ダイアフラム20は開先の形状以外は内ダイアフラム12と同様に考えることができるので、ここでは開先の形状について説明する。
開先角度及びルート面の長さは特に限定されることはなく適宜必要な大きさとすることができる。ルート面の長さfは0(mm)であってよい。
図11に示したように、内ダイアフラムを配置する位置の内径が小さくなったサイコロに対して、従来の開先形状を有するとともに、狭くなったサイコロの内径よりも大きい幅の内ダイアフラムを配置しようすれば、θの角度を有して傾いた姿勢となる。このような傾いた姿勢であっても傾きθが非常に小さければ、施工上は問題ないとされる。例えば文献(日本建築学会、建築工事標準仕様書 JASS6 鉄骨工事 第11版、2018.1)では、レ形開先の溶接継手の場合、その管理許容角度は2.5°(限界許容角度は5°)とされている。すなわち、内ダイアフラムが配置される位置において、サイコロの内径が内ダイアフラムの幅よりも小さく、図11のように傾いた場合であっても、その傾きが施工管理上許容される角度に収まっていれば、そのまま内ダイアフラムを溶接接合することができる。ただし、この角度は可能な限り小さいことが好ましい。
一方、図12に示したように上記した内ダイアフラム12によれば、反対側に配置される2つの開先12cで、開口部12dが反対側の板面12aに設けられていることから、同じ幅を有する内ダイアフラムであっても、サイコロ11の内側で内ダイアフラム12がサイコロ11の内面に接触した場合における内ダイアフラム12の傾きθを従来よりも小さくすることができる。
また、内ダイアフラム12のサイコロ11の内側への配置が容易となることにより、部分溶込み溶接やK形開先の完全溶込み溶接等のように裏当て金を必要としない溶接方法を、内ダイアフラムの接合に適用しやすくなる。
本開示の内ダイアフラム(補強板)の有益性を示すために、図13~図15に示す3種類の断面形状を有する内ダイアフラムを対象に、数値計算による比較検討を行った。図13に示した比較例1は開先がない内ダイアフラムの例、図14に示した比較例2は従来のレ形開先であり同じ板面側に開口部を有する内ダイアフラムとした。そして、図15に示した実施例は図8に示したレ形開先を有する場合の内ダイアフラム12の例に倣った内ダイアフラムである。ここで、図13~図15に示すように、内ダイアフラムの幅をBd(mm)、内ダイアフラムの板厚をtd(mm)、サイコロの内径をD(mm)、内ダイアフラムの開先角度をα(°)、内ダイアフラムの開先のルート面の大きさをf(mm)、内ダイアフラムの傾きをθ(°)(ただしθ≦αとする。)、サイコロの内面と内ダイアフラムとの隙間をx(mm)とすると、各例における隙間xは幾何学的に求めることができ、比較例1は式(1)、比較例2は式(2)、実施例1は式(3)から得られる。
x=D-Bd・cosθ-td・sinθ …(1)
x=D-Bd・cosθ-f・sinθ …(2)
x=D-Bd・cosθ+(td-2・f)・sinθ …(3)
x=Bd・(1-cosθ)-td・sinθ-1 …(4)
x=Bd・(1-cosθ)-f・sinθ-1 …(5)
x=Bd・(1-cosθ)+(td-2・f)・sinθ-1 …(6)
11 角形鋼管柱(サイコロ)
12、20 補強板(内ダイアフラム)
13 溶接部
Claims (4)
- 四角形の断面形状を有する角形鋼管の内部に挿入され、その外周端部が前記角形鋼管の内面に溶接される四辺を有する板状の補強板であって、
前記補強板の前記四辺のうち互いに反対側となる少なくとも一対の二辺には、いずれか一方の板面側に開口部を有するレ形開先が設けられており、
前記一対の二辺における反対側に配置される前記レ形開先では、前記開口部が互いに反対側の前記板面側に設けられている、
補強板。 - 四角形の断面形状を有する角形鋼管、
前記角形鋼管の内部に配置された請求項1に記載の補強板、及び、
前記角形鋼管の内面と前記補強板とを接合するように前記レ形開先に設けられた溶接部と、を備える、
補強板接合構造体。 - 四角形の断面形状を有する角形鋼管の内部に挿入され、その外周端部が前記角形鋼管の内面に溶接される四辺を有する板状の補強板であって、
前記補強板の前記四辺のうち互いに反対側となる少なくとも一対の二辺には、両方の板面側のそれぞれに開口部を有するとともに、一方の前記開口部の幅の方が、他方の前記開口部の幅よりも大きいK形開先が設けられており、
前記一対の二辺における反対側に配置される前記K形開先では、前記幅が大きい前記開口部が互いに反対側の前記板面側に設けられている、
補強板。 - 四角形の断面形状を有する角形鋼管、
前記角形鋼管の内部に配置された請求項3に記載の補強板、及び、
前記角形鋼管の内面と前記補強板とを接合するように前記K形開先に設けられた溶接部と、を備える、
補強板接合構造体。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2022058638A JP7702913B2 (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 補強板、及び、補強板接合構造体 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2022058638A JP7702913B2 (ja) | 2022-03-31 | 2022-03-31 | 補強板、及び、補強板接合構造体 |
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| JP2023149855A JP2023149855A (ja) | 2023-10-16 |
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| JP2689367B2 (ja) * | 1994-02-04 | 1997-12-10 | 豊國重機株式会社 | 四面セス溶接組立材用ダイアフラム及び四面セス溶接組立材 |
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