本開示の原理について、いくつかの実施形態を参照しながら説明する。これらの実施形態は、単に説明を目的として説明されるもので、当業者が本開示を理解し実施する際に役立つものであり、本開示の範囲に対する何らかの限定を示唆するものではないことを理解されたい。本明細書で説明する本開示は、以下で説明するもの以外にも様々な方法で実施することができる。
以下の説明及び特許請求の範囲において、別途定義されない限り、使用されるすべての技術用語及び科学用語は、本開示が属する技術分野の当業者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。
本明細書において、「端末デバイス」という用語は、無線又は有線の通信機能を有する任意のデバイスを指す。端末デバイスの例としては、ユーザ端末(UE)、パーソナルコンピュータ、デスクトップ、移動電話、携帯電話、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ポータブルコンピュータ、タブレット、ウェアラブルデバイス、IoT(internet of things)デバイス、IoE(internet of everything)デバイス、マシンタイプ通信(MTC)機器、V2X通信用の車両搭載機器(ここでXは歩行者、車両又はインフラ/ネットワークを意味する)、デジタルカメラ等の撮像装置、ゲーム機器、音楽保存・再生装置、無線/有線でのインターネットアクセス及び閲覧を可能にするインターネット装置等が挙げられるが、それらに限定されない。「端末デバイス」という用語は、UE、移動局、加入者設備、移動端末、ユーザ端末又は無線装置と互換的に使用することができる。また、「ネットワークデバイス」という用語は、端末デバイスが通信できるセル又はカバレッジを提供又はホストすることが可能なデバイスを指す。ネットワークデバイスの例としては、Node B(NodeB又はNB)、Evolved NodeB(eNodeB又はeNB)、次世代NodeB(gNB)、送受信ポイント(TRP)、リモート無線ユニット(RRU)、無線ヘッド(RH)、リモート無線ヘッド(RRH)、フェムトノード、ピコノード等の低電力ノード等が挙げられるが、これらに限定されない。
一実施形態において、端末デバイスは、第1ネットワークデバイス及び第2ネットワークデバイスと接続されてもよい。第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスの一方はマスターノードで、他方はセカンダリーノードであってもよい。第1ネットワークデバイスと第2ネットワークデバイスは、異なるRATを使用してもよい。一実施形態では、第1ネットワークデバイスは第1RATデバイスであってもよく、第2ネットワークデバイスは第2RATデバイスであってもよい。一実施形態では、第1RATデバイスはeNBであり、第2RATデバイスはgNBである。異なるRATに関連する情報は、第1ネットワークデバイス及び第2ネットワークデバイスの少なくとも一方から端末デバイスに送信されてもよい。一実施形態において、第1情報が第1ネットワークデバイスから端末デバイスに送信されてもよく、第2情報が第2ネットワークデバイスから端末デバイスに直接送信されるか、又は第1ネットワークデバイスを介して送信されてもよい。一実施形態において、第2ネットワークデバイスによって設定された端末デバイスの設定に関連する情報が、第2ネットワークデバイスから第1ネットワークデバイスを介して送信されてもよい。第2ネットワークデバイスによって設定された端末デバイスの再設定に関連する情報が、第2ネットワークデバイスから端末デバイスに直接送信されるか、又は第1ネットワークデバイスを介して送信されてもよい。
本明細書で使用される場合、単数形「1つ(a)」、「1つ(an)」、及び「上記(the)」は、文脈で別途明確に示されない限り、複数形も含むことを意図している。「含む」という用語及びその変形は、「含むがこれに限定されない」ことを意味する開放式の用語として解釈される。「に基づいて」という用語は、「少なくとも部分的に基づいて」と解釈される。「一実施形態」及び「1つの実施形態」という用語は、「少なくとも1つの実施形態」と解釈される。「別の実施形態」という用語は、「少なくとも1つの他の実施形態」と解釈される。「第1」、「第2」等の用語は、異なる対象又は同じ対象を指してもよい。以下の内容には、明示的及び暗黙的な他の定義が含まれることがある。
いくつかの例において、値、プロセス又は装置は、「最適」、「最低」、「最高」、「最小」、「最大」等と称される。理解すべき点として、こうした説明は、使用される複数の機能的代替の中から、選択可能であると示すことを意図しており、こうした選択は、他の選択と比べて、より優れていたり、より小さかったり、より高かったり、又はより好ましかったりする必要はない。
図1は、本開示の実施形態を実施可能な例示的な通信ネットワーク100の模式図を示す。図1に示すように、通信ネットワーク100は、ネットワークデバイス110と、ネットワークデバイス110がサービスを提供する端末デバイス120とを含む。ネットワークデバイス110と端末デバイス120は、無線通信チャネル等のチャネルを介して通信してもよい。例えば、端末デバイス120は、データパケット(すなわち、アップリンクデータ)をネットワークデバイス110に送信してもよく、ネットワークデバイス110は、アップリンクデータの受信に対する応答を端末デバイス120に送信してもよい。
図1におけるデバイスの数及び種類は、説明を目的として示されたもので、本開示に対する何らかの限定を示唆するものではないことを理解されたい。通信ネットワーク100は、本開示の実施に適合する任意の適切な数のネットワークデバイス及び/又は端末デバイスを含んでもよい。さらに、通信ネットワーク100は、ネットワークデバイス及び端末デバイス以外の任意のデバイス、例えばコアネットワーク要素を含んでもよいが、本発明が不明瞭になることを避けるため本明細書では省略する。
通信ネットワーク100における通信は、任意の適切な規格に準拠してもよい。これらの規格は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM:Global System for Mobile Communications)、ロングタームエボリューション(LTE:Long Term Evolution)、LTEエボリューション(LTE-Evolution)、LTEアドバンスト(LTE-A:LTE-Advanced)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)、符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)、GSM EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN:GSM EDGE Radio Access Network)、マシンタイプ通信(MTC)等を含むが、これらに限定されない。さらに、通信は、現在知られている、又は将来開発される任意の世代の通信プロトコルに従って実行されてもよい。通信プロトコルの例として、第1世代(1G)、第2世代(2G)、2.5G、2.75G、第3世代(3G)、第4世代(4G)、4.5G、第5世代(5G)の通信プロトコルが挙げられるが、これらに限定されない。
上述したように、非アクティブ状態の端末デバイス120であっても、送信すべき小規模で低頻度のデータトラフィック(以下、SDTとも称する)を有することがある。いくつかの実施形態において、小規模で低頻度のデータトラフィックは、インスタントメッセージング(IM)サービス(whatsapp、QQ、wechat等)からのトラフィック、IM/メールクライアントや他のアプリケーションからのハートビート(heart beat)/キープアライブ(keep-alive)のトラフィック、様々なアプリケーションからのプッシュ通知等のスマートフォンアプリケーションを含んでもよい。いくつかの実施形態において、小規模で低頻度のデータトラフィックは、ウェアラブル(定期的な位置情報等)、センサ(温度、圧力測定値を定期的に又はイベントトリガ方式で送信する産業用無線センサネットワーク(Industrial Wireless Sensor Networks)等)、定期的なメーター測定値を送信するスマートメーター及びスマートメーターネットワークからのトラフィック等のスマートフォン以外のアプリケーションを含んでもよい。
現在、端末デバイスが非アクティブである場合のSDTを実行するために、RACHベースの方式が承認されている。NRは2ステップランダムアクセス手順及び4ステップランダムアクセス手順の両方に関わるため、2ステップ及び4ステップランダムアクセス手順を考慮したSDTをどのように実行するかが議論の的となっている。本開示の実施形態は、RACHに基づくSDTのための通信の解決手段を提供する。本解決手段は、2ステップランダムアクセス手順と4ステップランダムアクセス手順を考慮したSDTの制御を実現することができる。本開示の原理及び実施について、図面を参照しながら以下に詳細に説明する。
図2は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、RACHに基づくSDTのための通信のプロセス200を示す模式図を示す。議論を目的として、図1を参照してプロセス200について説明する。プロセス200は、図1に示す端末デバイス120及びネットワークデバイス110に関わることができる。
図2に示すように、非アクティブ状態の端末デバイス120が、送信すべきデータパケット(すなわち、アップリンクデータ)を有する場合、端末デバイス120は、非アクティブ状態においてアップリンクデータが送信されるか否かを判定する(210)。いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、アップリンクデータに関連するバッファリングされたコンテンツのサイズが閾値サイズ以下であるか否かを判定してもよい。すなわち、端末デバイス120は、実際のデータサイズ、すなわち、バッファリングされたコンテンツのサイズを確認してもよい。いくつかの実施形態において、バッファリングされたコンテンツとは、全てのアップリンクデータと、送信に利用可能なシグナリングと、メディアアクセス制御(MAC)ヘッダと、必要な場合にはMAC制御要素(CE)とを指してもよい。
いくつかの実施形態において、閾値サイズは、SDTの最大バッファサイズである。閾値サイズとは閾値であり、任意の適切な方法で決定してもよい。いくつかの実施形態では、閾値サイズは、ネットワークデバイス110からのシステム情報によってブロードキャストされてもよい。いくつかの代替的な実施形態において、閾値サイズは、予め定められた値であってもよい。いくつかの代替的な実施形態において、SDTをサポートする閾値サイズが、端末デバイス120に設定されてもよい。
バッファリングされたコンテンツのサイズが閾値サイズより大きいと判定した場合、端末デバイス120は、非アクティブ状態でのアップリンクデータの送信をキャンセルしてもよい。いくつかの実施形態において、端末デバイス120のMAC層で、バッファリングされたコンテンツのサイズが閾値サイズよりも大きいと判定した場合、MAC層は、上位層(すなわち、端末デバイス120の無線リソース制御(RRC)層)に当該キャンセルを示してもよい。下位層(すなわちMAC層)から当該キャンセルの指示を受けると、RRC層は通常のデータ送信(NDT)を開始してもよい。このケースでは、端末デバイス120は、接続状態においてアップリンクデータを送信してもよい。
上記は単なる例示であり、非アクティブ状態でアップリンクデータが送信されるか否かを判定するために、任意の他の適切な方法も実施可能であることに留意されたい。
非アクティブ状態でアップリンクデータが送信されると判定した場合、端末デバイス120は、アップリンクデータの送信のための設定パラメータを決定する(220)。いくつかの実施形態において、設定パラメータの決定は、アップリンクデータ送信のための、通常アップリンク(NUL)と付加アップリンク(SUL)との間の選択と、選択されたアップリンクのための帯域幅部分(BWP)の選択とを含んでよい。SULは、高周波数のシナリオのためのULカバレッジを向上させるように配置されてもよい。SULによって、端末デバイス120に、同一セルの1つのDLに対し2つのULが設定されてもよい。端末デバイス120がセルの端にある場合はSULを使用することができ、端末デバイス120がセルの中央にある場合はNULを使用することができる。本開示の実施形態によれば、アップリンクデータの実際のサイズが、設定パラメータの決定の前に確認される。これにより、不要なリソースを浪費することなく、効率的なデータ送信を実現することができる。
決定された設定パラメータに基づいて、端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータの送信のための対象ランダムアクセス手順を決定する(230)。いくつかの実施形態において、対象ランダムアクセス手順は、2ステップランダムアクセス手順であってもよい。いくつかの実施形態において、2ステップランダムアクセス手順は、競合ベース(contention based)のランダムアクセス手順であってもよい。図17は、本開示のいくつかの実施形態にかかる2ステップランダムアクセス手順の模式図1700を示す。図17に示すように、2ステップランダムアクセス手順は、端末デバイス120からネットワークデバイス110へのメッセージA(msgA)の送信と、メッセージAに対する応答としてのネットワークデバイス110から端末デバイス120へのメッセージB(msgB)の送信とに関わってもよい。メッセージAは、2ステップランダムアクセス(RA)タイプ用のランダムアクセス手順のランダムアクセスプリアンブル送信1701及びPUSCHペイロード送信1702を備えてもよい。メッセージBは、競合解消、フォールバック指示及びバックオフ指示のうち1つ以上のための応答1703で構成されてもよい。
ある実施形態では、対象ランダムアクセス手順は、4ステップランダムアクセス手順であってもよい。いくつかの実施形態では、4ステップランダムアクセス手順は、競合ベースのランダムアクセス手順であってもよい。図18は、本開示のいくつかの実施形態にかかる4ステップランダムアクセス手順の模式図1800を示す。図18に示すように、4ステップランダムアクセス手順は、端末デバイス120からネットワークデバイス110へのメッセージ1(msg1)及びメッセージ3(msg3)の送信と、メッセージ1及びメッセージ3のそれぞれに対する応答としてのネットワークデバイス110から端末デバイス120へのメッセージ2(msg2)及びメッセージ4(msg4)の送信とに関わってもよい。メッセージ1は、4ステップのRAタイプ用ランダムアクセス手順のランダムアクセスプリアンブル送信1801で構成されてもよい。メッセージ2は、ランダムアクセスレスポンス(RAR)1802を含んでもよい。RARは、データ送信のための設定されたグラント情報を含んでもよい。メッセージ3は、ランダムアクセス手順の第1スケジュール送信1803を含んでもよい。メッセージ4は、競合解消、フォールバック指示及びバックオフ指示のうち1つ以上のための応答1804で構成されてもよい。
本開示の実施形態によれば、対象ランダムアクセス手順の決定は、2ステップ及び4ステップのランダムアクセス手順におけるSDTのランダムアクセスリソース設定及びパケットサイズに基づいて行うことができる。
SDTのランダムアクセスリソース設定
いくつかの実施形態おいて、2ステップランダムアクセス手順及び4ステップランダムアクセス手順のそれぞれで、SDT用に専用RACHリソースが設定されてもよい。すなわち、SDTはRACHリソースにおいてNDTと共有されない。ここで、RACHリソースとは、RACH送信に関連するリソースを指す。例えば、RACHリソースは、時間・周波数リソースとプリアンブルリソースのうち少なくとも1つを含んでもよい。RACH送信に関連する他のリソースも含めることができることに留意されたい。いくつかの実施形態において、専用RACHリソースはリソースのセットであってもよく、セット内のリソースは、異なるアップリンクグラントサイズに関連付けられている。これにより、柔軟なペイロードサイズを有効にすることができる。
いくつかの追加又は代替の実施形態において、2ステップランダムアクセス手順のメッセージAでは、SDT用に、専用の物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)リソースが設定されてもよい。すなわち、SDTは2ステップランダムアクセス手順のメッセージAのPUSCHリソースにおいてNDTと共有されない。いくつかの実施形態において、専用PUSCHリソースはリソースのセットであってもよく、セット内のリソースは、異なるアップリンクグラントサイズに関連付けられている。これにより、柔軟なペイロードサイズを有効にすることができる。
SDTのための専用ランダムアクセスリソースによって、これがSDT送信であることをネットワーク機器110に示すことができる。
2ステップランダムアクセス手順のためのいくつかの代替的な実施形態において、ランダムアクセスリソースはSDTとNDTとの間で共有することができる。いくつかの実施形態において、RACHリソース及びPUSCHリソースの少なくとも1つは、SDTとNDTとの間で共有することができる。共有されたランダムアクセスリソースにより、無線リソースの効率がより高くなり、無線リソースの節約が可能となる。
SDTのパケットサイズ
上述したように、異なるアップリンクグラントサイズに対応する専用ランダムリソースは、ネットワークデバイス110によって設定されてもよい。端末デバイス120は、その中から1つの適切なランダムリソースを選択するために、SDTのパケットサイズを決定してもよい。ここで、パケットサイズとは、SDTで最初に送信されるデータパケットのサイズを指してもよい。データパケットに対してアップリンクグラントサイズが大きすぎると、パディングが追加され、消費電力が増加する。アップリンクグラントサイズが小さすぎると、複数回の送信が必要になる。この点を考慮し、本開示の実施形態によれば、端末デバイス120は、SDTを開始する際にSDTのパケットサイズを決定してもよい。
いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110からパケットサイズを受信してもよい。例えば、パケットサイズについての情報は、ネットワークデバイス110からのシステム情報によってブロードキャストされてもよい。あるいは、パケットサイズについての情報は、RRCReleaseメッセージ等のRRCメッセージ又は他の任意の適切なメッセージによって、端末デバイス120に設定されてもよい。さらに、パケットサイズは、アップリンクデータのアクセスカテゴリ、アクセスアイデンティティ、QoSパラメータ(5QI)及びデータ無線ベアラ(DRB)のうち、少なくとも1つと関連付けられてもよい。
いくつかの代替的な実施形態において、端末デバイス120は、アップリンクデータに関連するトラフィックの特性に基づいて、アップリンクデータのパケットサイズを決定してもよい。いくつかの実施形態において、端末デバイス120のRRC層がアップリンクデータのパケットサイズを決定してもよい。例えば、RRC層は、アップリンクデータのアクセスカテゴリ、アクセスアイデンティティ、QoSパラメータ(5QI)及びデータ無線ベアラ(DRB)アイデンティティ(ID)のうち少なくとも1つ等のトラフィックの特性に基づいてパケットサイズを決定し、下位層(すなわちMAC層)にパケットサイズを通知して、例えば対象ランダムアクセス手順の決定を支援してもよい。あるいは、端末デバイス120のMAC層がアップリンクデータのパケットサイズを決定してもよい。例えば、MAC層は、アップリンクデータのアクセスカテゴリ、アクセスアイデンティティ、QoSパラメータ(5QI)及びデータ無線ベアラ(DRB)アイデンティティ(ID)のうち少なくとも1つ等、上位層(すなわちRRC層)から提供されるトラフィックの特性についての支援情報を受け取り、当該支援情報に基づいてパケットサイズを決定してもよい。
MAC層は、パケットサイズを利用して、対象ランダムアクセス手順の決定を支援してもよい。例えば、専用ランダムアクセスリソースのアップリンクグラントサイズは、パケットサイズに等しくなければならない。あるいは、パケットサイズによらずに対象ランダムアクセス手順を決定してもよい。対象ランダムアクセス手順の決定に関する詳細は、図4~図9Bに関連して後述する。
図2を参照すれば、対象ランダムアクセス手順を決定すると(230)、端末デバイス120は非アクティブ状態において、対象ランダムアクセス手順に基づくアップリンクデータを送信する(240)。例えば、端末デバイス120は、対象ランダムアクセス手順のランダムアクセスリソースを決定し、決定されたリソースでアップリンクデータを送信してもよい。いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、パケットサイズによってアップリンクデータを送信してもよい。いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、パケットサイズによらずにアップリンクデータを送信してもよい。アップリンクデータ送信に関する詳細は、図10及び図11A~11Bに関連して後述する。
アップリンクデータを受信すると、ネットワークデバイス110は、アップリンクデータの受信に対する応答を端末デバイス120に送信する(250)。いくつかの実施形態では、当該応答において、SDT送信の無線ベアラを中断(suspend)するように端末デバイス120に通知してもよい。いくつかの実施形態では、当該応答において、アップリンクデータの後続の送信のためのアップリンクグラント情報を端末デバイス120に通知してもよい。他の任意の適切な応答形態も実施可能であることに留意されたい。
上述したプロセスに対応して、本開示の実施形態は、端末デバイス及びネットワークデバイスでそれぞれ実施される通信方法を提供する。図3~図15を参照しながら、より詳細に説明する。
図3は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、端末デバイスで実施される例示的な通信方法300を示す。例えば方法300は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法300について説明する。方法300は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。
図3に示すように、ブロック310において端末デバイス120は、アップリンクデータが非アクティブ状態で送信されるか否かを判定する。こうして、SDTが開始されるか否かを確認することができる。ブロック310でアップリンクデータが非アクティブ状態で送信されると判定した場合、ブロック320で、端末デバイス120は、アップリンクデータ送信のための設定パラメータを決定する。いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、アップリンクデータ送信のためにNULとSULとの間で選択を実行し、選択されたアップリンクのためのBWPを選択してもよい。アップリンクの選択及び帯域幅の選択に関連し、任意の他の適切な設定パラメータを決定してもよいことに留意されたい。ブロック310での動作は、図2に関連して210で説明したものと同様であり、その他の詳細についてはここでは繰り返さない。
ブロック330において、端末デバイス120は、設定パラメータに基づいて対象ランダムアクセス手順を決定してもよい。端末デバイス120は、設定パラメータの下で2ステップ又は4ステップのランダムアクセス手順のどちらが使用されるかを決定してもよい。いくつかの実施形態において、対象ランダムアクセス手順の決定は、2ステップ及び4ステップのランダムアクセス手順におけるSDTのランダムアクセスリソース及びパケットサイズに基づいて実行されてもよい。これについては、図4~6Bに関連して詳細に説明する。いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、ネットワークデバイス110からアップリンクデータのパケットサイズについての情報を受信してもよい。いくつかの代替的な実施形態において、端末デバイス120は、アップリンクデータに関連するトラフィックの特性に基づいて、アップリンクデータのパケットサイズを決定してもよい。いくつかの追加の実施形態において、パケットサイズは、アップリンクデータのアクセスカテゴリ、アクセスアイデンティティ、QoSパラメータ及びデータ無線ベアラのうち少なくとも1つと関連付けられている。
いくつかの代替的な実施形態において、ブロック330における対象ランダムアクセス手順の決定は、2ステップ及び4ステップのランダムアクセス手順におけるSDTのためのランダムアクセスリソース及び共通制御チャネル(CCCH)メッセージのサイズに基づいて実行されてもよい。これについては、図7~9Bに関連して詳細に後述する。ブロック330での動作は、図2に関連して230で説明したものと同様であり、他の詳細についてここでは繰り返さない。
ブロック340において、端末デバイス120は非アクティブ状態において、対象ランダムアクセス手順に基づいてアップリンクデータをネットワークデバイス110に送信する。例えば、端末デバイス120は、対象ランダムアクセス手順のランダムアクセスリソースを決定し、決定されたリソースでアップリンクデータを送信してもよい。いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、パケットサイズによってアップリンクデータを送信してもよい。その詳細については、図10に関連して後述する。いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、パケットサイズによらずにアップリンクデータを送信してもよい。その詳細については、図11A~11Bに関連して後述する。ブロック340での動作は、図2に関連して240で説明したものと同様であり、他の詳細についてここでは繰り返さない。
パケットサイズによる対象ランダムアクセス手順の決定
図4は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、パケットサイズにより対象ランダムアクセス手順を決定する例示的な方法400を示す。例えば方法400は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法400について説明する。方法400は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。本実施形態では、主に2ステップランダムアクセス手順のためのランダムアクセスリソースが設定されているケースについて説明し、特に2ステップランダムアクセス手順のためのランダムアクセスリソースのみが設定されているケースについて説明する。
図4に示すように、ブロック410において端末デバイス120は、選択されたBWPに対して、2ステップランダムアクセス手順のためのランダムアクセスリソース(本明細書では第1ランダムアクセスリソースとも称する)が設定されているか否かを判定する。いくつかの実施形態において、第1ランダムアクセスリソースのみが設定されている場合、端末デバイス120は、第1ランダムアクセスリソースが設定されていると判定してもよい。
第1ランダムアクセスリソースが設定されている場合、ブロック420において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信(すなわち、SDT)のために、第1ランダムアクセスリソースの専用リソース(本明細書では第1専用リソースとも称される)が設定されているか否かを判定してもよい。いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、第1専用リソースがSDTのためのパケットサイズに対応するサイズを有するか否かを判定し、第1専用リソースがパケットサイズに対応するサイズを有すると判定した場合、端末デバイス120は、第1専用リソースが設定されていると判定してもよい。これは単なる例示であり、第1専用リソースが設定されているか否かを判定するために、他の任意の適切な方法も実施可能であることに留意されたい。
ブロック420で第1専用リソースが設定されていると判定した場合、ブロック430において端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック420で第1専用リソースが設定されていないと判定した場合、ブロック440で、端末デバイス120は、選択されたBWPのための2ステップランダムアクセス手順のためのPUSCHリソースが少なくともパケットサイズを収容できるか否かを判定してもよい。
ブロック440において、PUSCHリソースが少なくともパケットサイズを収容できると判定した場合、端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック440において、PUSCHリソースが少なくともパケットサイズを収容できないと判定した場合、ブロック450において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信をキャンセルしてもよい。
図5は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、パケットサイズにより対象ランダムアクセス手順を決定する別の例示的な方法500を示す。例えば方法500は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法500について説明する。方法500は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。本実施形態では、主に4ステップランダムアクセス手順のためのランダムアクセスリソースが設定されているケースについて説明し、特に4ステップランダムアクセス手順のためのランダムアクセスリソースのみが設定されているケースについて説明する。
図5に示すように、ブロック510において端末デバイス120は、選択されたBWPに対して、4ステップランダムアクセス手順のためのランダムアクセスリソース(本明細書では第2ランダムアクセスリソースとも称する)が設定されているか否かを判定する。いくつかの実施形態において、第2ランダムアクセスリソースのみが設定されている場合、端末デバイス120は、第2ランダムアクセスリソースが設定されていると判定してもよい。
第2ランダムアクセスリソースが設定されている場合、ブロック520において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信(すなわち、SDT)のために、第2ランダムアクセスリソースの専用リソース(本明細書では第2専用リソースとも称される)が設定されているか否かを判定してもよい。いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、第2専用リソースがSDTのためのパケットサイズに対応するサイズを有するか否かを判定し、第2専用リソースがパケットサイズに対応するサイズを有すると判定した場合、端末デバイス120は、第2専用リソースが設定されていると判定してもよい。これは単なる例示であり、第2専用リソースが設定されているか否かを判定するために、他の任意の適切な方法も実施可能であることに留意されたい。
ブロック520で第2専用リソースが設定されていると判定した場合、ブロック530において端末デバイス120は、4ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック520において第2専用リソースが設定されていないと判定した場合、ブロック540において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信をキャンセルしてもよい。
図6A~6Bは、本開示のいくつかの実施形態にかかる、パケットサイズにより対象ランダムアクセス手順を決定する別の例示的な方法600を示す。例えば方法600は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法600について説明する。方法600は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。本実施形態では、主に2ステップランダムアクセス手順のための第1ランダムアクセスリソースと、4ステップランダムアクセス手順のための第2ランダムアクセスリソースが両方とも設定されるケースについて説明する。
図6Aに示すように、ブロック601において端末デバイス120は、選択されたBWPに対して、2ステップランダムアクセス手順のための第1ランダムアクセスリソースと、4ステップランダムアクセス手順のための第2ランダムアクセスリソースが両方とも設定されているか否かを判定する。第1ランダムアクセスリソース及び第2ランダムアクセスリソースが両方とも設定されていると判定した場合、ブロック602において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために、第1ランダムアクセスリソースにおける第1専用リソースが設定されているか否か、及び、ダウンリンク参照信号(DL RS)の参照信号受信電力(RSRP)が閾値電力を上回るか否かを判定してもよい。閾値電力とは閾値であり、任意の適切な方法で決定することができる。
いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、第1専用リソースがパケットサイズに対応するサイズを有するか否かを判定し、第1専用リソースがパケットサイズに対応するサイズを有すると判定した場合、端末デバイス120は、第1専用リソースが設定されていると判定してもよい。これは単なる例示であり、第1専用リソースが設定されているか否かを判定するために、他の任意の適切な方法も実施可能であることに留意されたい。
ブロック602において、第1専用リソースが設定されRSRPが閾値電力を上回ると判定した場合、ブロック603において端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック602において、第1専用リソースが設定されていないか又はRSRPが閾値電力を下回ると判定した場合、ブロック604において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために、第2ランダムアクセスリソースにおける第2専用リソースが設定されているか否かを判定してもよい。
いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、第2専用リソースがパケットサイズに対応するサイズを有するか否かを判定し、第2専用リソースがパケットサイズに対応するサイズを有すると判定した場合、端末デバイス120は、第2専用リソースが設定されていると判定してもよい。これは単なる例示であり、第2専用リソースが設定されているか否かを判定するために、他の任意の適切な方法も実施可能であることに留意されたい。
ブロック604で第2専用リソースが設定されていると判定した場合、ブロック605において端末デバイスは、4ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック604で第2専用リソースが設定されていないと判定した場合、ブロック606において端末デバイス120は、選択されたBWPのための2ステップランダムアクセス手順のためのPUSCHリソースがパケットサイズの少なくとも一部を収容できるか否か、及び、ダウンリンク参照信号のRSRPが閾値電力を上回るか否かを判定してもよい。
ブロック606において、PUSCHリソースがパケットサイズの少なくとも一部を収容することができ、RSRPが閾値電力を上回ると判定した場合、プロセスはブロック603に進み、端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック606において、選択されたBWPのための2ステップランダムアクセス手順のためのPUSCHリソースがアップリンクデータのパケットサイズの少なくとも一部を収容できない、又はRSRPが閾値電力を下回ると判定した場合、図6Bに示すようにブロック607において、端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために、第1ランダムアクセスリソースにおける第1専用リソースが設定されているか否かを判定してもよい。
いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、第1専用リソースがパケットサイズに対応するサイズを有するか否かを判定し、第1専用リソースがパケットサイズに対応するサイズを有すると判定した場合、端末デバイス120は、第1専用リソースが設定されていると判定してもよい。これは単なる例示であり、第1専用リソースが設定されているか否かを判定するために、他の任意の適切な方法も実施可能であることに留意されたい。
ブロック607で第1専用リソースが設定されていると判定した場合、プロセスはブロック603に進み、端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック607で第1専用リソースが設定されていないと判定した場合、ブロック608において端末デバイス120は、選択されたBWPのための2ステップランダムアクセス手順のためのPUSCHリソースが少なくとも一部のパケットサイズを収容できるか否かを判定してもよい。
ブロック608において、PUSCHリソースがアップリンクデータのパケットサイズの少なくとも一部を収容できると判定した場合、プロセスはブロック603に進み、端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック608において、PUSCHリソースがアップリンクデータのパケットサイズの少なくとも一部を収容できないと判定した場合、ブロック609において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信をキャンセルしてもよい。
代替的な実施形態において、ブロック607での動作とブロック608での動作は、実行順を逆にすることができる。すなわち、ブロック608での判定を先に実行し、その後、ブロック607での判定を実行してもよい。図4~6Bに関連して説明した実施形態は単なる例示であり、対象ランダムアクセス手順の決定のための任意の適切な方法と組み合わせてもよいことに留意されたい。
パケットサイズによらない対象ランダムアクセス手順の決定
図7は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、パケットサイズによらずに対象ランダムアクセス手順を決定する例示的な方法700を示す。例えば方法700は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法700について説明する。方法700は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。本実施形態では、主に2ステップランダムアクセス手順のためのランダムアクセスリソースが設定されているケースについて説明し、特に2ステップランダムアクセス手順のためのランダムアクセスリソースのみが設定されているケースについて説明する。
図7に示すように、ブロック710において端末デバイス120は、選択されたBWPに対して、2ステップランダムアクセス手順のための第1ランダムアクセスリソースが設定されているか否かを判定する。いくつかの実施形態において、第1ランダムアクセスリソースのみが設定されている場合、端末デバイス120は、第1ランダムアクセスリソースが設定されていると判定してもよい。
第1ランダムアクセスリソースが設定されている場合、ブロック720において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために、第1ランダムアクセスリソースにおける第1専用リソースが設定されているか否かを判定してもよい。図4のブロック420における動作と比較すると、ブロック720における動作では、第1専用リソースのサイズに対しいかなる制限も存在しない。
ブロック720で第1専用リソースが設定されていると判定した場合、ブロック730において端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック720で第1専用リソースが設定されていないと判定した場合、ブロック740において端末デバイス120は、選択されたBWPのための2ステップランダムアクセス手順のためのPUSCHリソースのサイズが、CCCHメッセージのサイズより大きいか否かを判定してもよい。図4のブロック440での動作と比較すると、ブロック740の動作では、対象ランダムアクセス手順の決定を支援するために、アップリンクデータのパケットサイズの代わりにCCCHメッセージのサイズが使用される。
ブロック740において、PUSCHリソースのサイズがCCCHメッセージのサイズより大きいと判定した場合、端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック740において、PUSCHリソースのサイズがCCCHメッセージのサイズ以下であると判定した場合、ブロック750において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信をキャンセルしてもよい。
代替的な実施形態において、ブロック720での動作とブロック740での動作は、実行順を逆にすることができる。すなわち、ブロック740での判定を先に実行し、その後、ブロック720での判定を実行してもよい。
図8は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、パケットサイズによらずに対象ランダムアクセス手順を決定する別の例示的な方法800を示す。例えば方法800は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法800について説明する。方法800は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。本実施形態では、主に4ステップランダムアクセス手順のためのランダムアクセスリソースが設定されているケースについて説明し、特に4ステップランダムアクセス手順のためのランダムアクセスリソースのみが設定されているケースについて説明する。
図8に示すように、ブロック810において端末デバイス120は、選択されたBWPに対して、4ステップランダムアクセス手順のための第2ランダムアクセスリソースが設定されているか否かを判定する。いくつかの実施形態において、第2ランダムアクセスリソースのみが設定されている場合、端末デバイス120は、第2ランダムアクセスリソースが設定されていると判定してもよい。
第2ランダムアクセスリソースが設定されている場合、ブロック820において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために、第2ランダムアクセスリソースにおける第2専用リソースが設定されているか否かを判定してもよい。図5のブロック520における動作と比較すると、ブロック820における動作では、第2専用リソースのサイズに対しいかなる制限も存在しない。
ブロック820で第2専用リソースが設定されていると判定した場合、ブロック830において端末デバイス120は、4ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック820において第2専用リソースが設定されていないと判定した場合、ブロック840において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信をキャンセルしてもよい。
図9A~9Bは、本開示のいくつかの実施形態にかかる、パケットサイズによらずに対象ランダムアクセス手順を決定する別の例示的な方法900を示す。例えば方法900は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法900について説明する。方法900は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。本実施形態では、主に2ステップランダムアクセス手順のための第1ランダムアクセスリソースと、4ステップランダムアクセス手順のための第2ランダムアクセスリソースが両方とも設定されるケースについて説明する。
図9Aに示すように、ブロック901において端末デバイス120は、選択されたBWPに対して、2ステップランダムアクセス手順のための第1ランダムアクセスリソースと、4ステップランダムアクセス手順のための第2ランダムアクセスリソースが両方とも設定されているか否かを判定する。第1ランダムアクセスリソース及び第2ランダムアクセスリソースが両方とも設定されていると判定した場合、ブロック902において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために、第1ランダムアクセスリソースにおける第1専用リソースが設定されているか否か、及び、ダウンリンク参照信号(DL RS)の参照信号受信電力(RSRP)が閾値電力を上回るか否かを判定してもよい。図6Aのブロック602における動作と比較すると、ブロック902における動作では、第1専用リソースのサイズに対しいかなる制限も存在しない。
ブロック902において、第1専用リソースが設定されRSRPが閾値電力を上回ると判定した場合、ブロック903において端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック902において、第1専用リソースがされていないか又はRSRPが閾値電力を下回ると判定した場合、ブロック904において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために、第2ランダムアクセスリソースにおける第2専用リソースが設定されているか否かを判定してもよい。図6Aのブロック604における動作と比較すると、ブロック904における動作では、第2専用リソースのサイズに対しいかなる制限も存在しない。
ブロック904で第2専用リソースが設定されていると判定した場合、ブロック905において端末デバイスは、4ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック904で第2専用リソースが設定されていないと判定した場合、ブロック906において端末デバイス120は、選択されたBWPのための2ステップランダムアクセス手順のためのPUSCHリソースのサイズが、CCCHメッセージのサイズより大きいか否か、及び、ダウンリンク参照信号のRSRPが閾値電力を上回るか否かを判定してもよい。図6Aのブロック606での動作と比較すると、ブロック906の動作では、対象ランダムアクセス手順の決定を支援するために、アップリンクデータのパケットサイズの代わりに、CCCHメッセージのサイズが使用される。
ブロック906において、PUSCHリソースのサイズがCCCHメッセージのサイズより大きく、RSRPが閾値電力を上回ると判定した場合、プロセスはブロック903に進み、端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック906において、PUSCHリソースのサイズがCCCHメッセージのサイズ以下である、又はRSRPが閾値電力を下回ると判定した場合、図9Bに示すようにブロック907において、端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために、第1ランダムアクセスリソースにおける第1専用リソースが設定されているか否かを判定してもよい。図6Bのブロック607における動作と比較すると、ブロック907における動作では、第1専用リソースのサイズに対しいかなる制限も存在しない。
ブロック907で第1専用リソースが設定されていると判定した場合、プロセスはブロック903に進み、端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック907で第1専用リソースが設定されていないと判定した場合、ブロック908において端末デバイス120は、選択されたBWPのための2ステップランダムアクセス手順のためのPUSCHリソースのサイズが、CCCHメッセージのサイズより大きいか否かを判定してもよい。
ブロック908で、PUSCHリソースのサイズが、CCCHメッセージのサイズより大きいと判定した場合、プロセスは903に進み、端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順を対象ランダムアクセス手順として決定してもよい。ブロック908で、PUSCHリソースのサイズがCCCHメッセージのサイズ以下であると判定した場合、ブロック909において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信をキャンセルしてもよい。
代替的な実施形態において、ブロック907での動作とブロック908での動作は、実行順を逆にすることができる。すなわち、ブロック908での判定を先に実行し、その後、ブロック907での判定を実行してもよい。図7~9Bに関連して説明した実施形態は単なる例示であり、対象ランダムアクセス手順の決定のための任意の適切な方法と組み合わせてもよいことに留意されたい。
パケットサイズによる、RACHに基づくアップリンクデータの送信
図10は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、パケットサイズにより対象ランダムアクセス手順に基づきアップリンクデータを送信する例示的な方法1000を示す。例えば方法1000は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法1000について説明する。方法1000は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。本実施形態では主に、アップリンクデータのパケットサイズを考慮したケースについて説明する。
図10に示すように、ブロック1001において端末デバイス120は、対象ランダムアクセス手順が2ステップランダムアクセス手順又は4ステップランダムアクセス手順であるか否かを決定してもよい。例えば、端末デバイス120は、図4~9Bに関連して説明した方法400~900のいずれかによってその決定を行ってもよい。
対象ランダムアクセス手順が2ステップランダムアクセス手順であると決定した場合、プロセスはブロック1002に進む。ブロック1002において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信(すなわちSDT)のために、専用ランダムアクセスリソースが設定されているか否かを判定してもよい。いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、専用ランダムアクセスリソースがアップリンクデータのパケットサイズに対応するサイズを有するか否かを判定し、専用ランダムアクセスリソースがアップリンクデータのパケットサイズに対応するサイズを有すると判定したことに従って、端末デバイス120は、専用ランダムアクセスリソースが設定されていると判定してもよい。これは単なる例示であり、専用ランダムアクセスリソースが設定されているか否かを判定するために、他の任意の適切な方法も実施可能であることに留意されたい。
ブロック1002で専用ランダムアクセスリソースが設定されていると判定した場合、ブロック1003において端末デバイス120は、専用ランダムアクセスリソースから、プリアンブル、ランダムアクセス機会及びPUSCHリソースを決定してもよい。本開示の実施形態によれば、ここでのランダムアクセスリソースは、RACHリソース及びPUSCHリソースを備えてもよい。RACHリソースは、プリアンブル及び時間・周波数のリソースを備えてもよい。これにより、SDTのための専用ランダムアクセスリソースに基づいて、端末デバイス120は、SDTのために、対応するプリアンブル、ランダムアクセス機会及びPUSCHリソースを決定することができる。
ブロック1002で専用ランダムアクセスリソースが設定されていないと判定した場合、ブロック1004において端末デバイス120は、アップリンクデータのパケットサイズを収容できるPUSCHリソースを有するランダムアクセスリソースから、プリアンブル、ランダムアクセス機会及びPUSCHリソースを決定してもよい。
プリアンブル、ランダムアクセス機会及びPUSCHリソースを決定すると、ブロック1005において端末デバイス120は、決定されたランダムアクセス機会及び決定されたPUSCHリソースに基づいてプリアンブル及びアップリンクデータを送信してもよい。これは、2ステップランダムアクセス手順でメッセージAを送信することに相当し得る。このように、2ステップランダムアクセス手順に基づいて、非アクティブ状態においてアップリンクデータが送信される。
ブロック1001で対象ランダムアクセス手順が4ステップランダムアクセス手順であると決定した場合、プロセスはブロック1006に進む。ブロック1006において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信専用のランダムアクセスリソースから、プリアンブルとランダムアクセス機会を決定してもよい。いくつかの実施形態において、端末デバイス120はランダムアクセスリソースがアップリンクデータのパケットサイズに対応するサイズを有するか否かを判定し、ランダムアクセスリソースがアップリンクデータのパケットサイズに対応するサイズを有すると判定したことに従って、端末デバイス120は、ランダムアクセスリソースが設定されていると判定してもよい。これは単なる例示であり、ランダムアクセスリソースが設定されているか否かを判定するために、他の任意の適切な方法も実施可能であることに留意されたい。
ブロック1007において端末デバイス120は、ランダムアクセス機会に基づいてプリアンブルを送信してもよい。ブロック1008において端末デバイス120は、ネットワークデバイスからプリアンブルに対する応答を受信してもよい。いくつかの実施形態において、当該応答は、アップリンクデータ送信のためのアップリンクグラント情報を備えてもよい。ブロック1009において端末デバイス120は、応答に基づいてアップリンクデータを送信してもよい。このように、4ステップランダムアクセス手順に基づいて、非アクティブ状態においてアップリンクデータが送信される。
パケットサイズによらない、RACHに基づくアップリンクデータの送信
図11A~11Bは、本開示のいくつかの実施形態にかかる、パケットサイズによらずに対象ランダムアクセス手順に基づきアップリンクデータを送信する例示的な方法1100を示す。例えば方法1100は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法1100について説明する。方法1100は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。本実施形態では主に、アップリンクデータのパケットサイズを考慮しないケースについて説明する。
図11Aに示すように、ブロック1101において端末デバイス120は、対象ランダムアクセス手順が2ステップランダムアクセス手順又は4ステップランダムアクセス手順であるか否かを決定してもよい。例えば、端末デバイス120は、図4~9Bに関連して説明した方法400~900のいずれかによってその決定を行ってもよい。
対象ランダムアクセス手順が2ステップランダムアクセス手順であると決定した場合、プロセスはブロック1102に進む。ブロック1102において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信(すなわちSDT)のために、第1専用ランダムアクセスリソースが設定されているか否かを判定してもよい。いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、第1専用ランダムアクセスリソースが、アップリンクデータに関連付けられたバッファリングされたコンテンツのサイズ以上のサイズを有するか否かを判定し、第1専用ランダムアクセスリソースがバッファリングされたコンテンツのサイズ以上のサイズを有すると判定したことに従って、端末デバイス120は、第1専用ランダムアクセスリソースが設定されていると判定してもよい。
いくつかの実施形態において、端末デバイス120は、バッファリングされたコンテンツのサイズと等しいサイズを有する専用リソースAが存在するか否かを判定し、専用リソースAが存在すると判定したことに従って、端末デバイス120は専用リソースAを第1専用ランダムアクセスリソースとして決定してもよい。専用リソースAが存在しないと判定したことに従って、端末デバイスは、バッファリングされたコンテンツのサイズより大きいサイズを有する専用リソースBが、存在するか否かを判定してもよい。専用リソースBが存在すると判定したことに従って、端末デバイス120は専用リソースBを第1専用ランダムアクセスリソースとして決定してもよい。専用リソースBが存在しないと判定したことに従って、端末デバイス120は、第1専用ランダムアクセスリソースが設定されていないと判定してもよい。これは単なる例示であり、第1専用ランダムアクセスリソースが設定されているか否かを判定するために、他の任意の適切な方法も実施可能であることに留意されたい。
ブロック1102で第1専用ランダムアクセスリソースが設定されていると判定した場合、ブロック1103において端末デバイス120は、第1専用ランダムアクセスリソースから、プリアンブル、ランダムアクセス機会及びPUSCHリソースを決定してもよい。ブロック1102で第1専用ランダムアクセスリソースが設定されていないと判定した場合、ブロック1104において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために設定されたランダムアクセスリソースのうち、第2専用ランダムアクセスリソースが、バッファリングされたコンテンツのサイズ以上であるか否かを判定してもよい。
ブロック1104で第2専用ランダムアクセスリソースがバッファリングされたコンテンツのサイズ以上であると判定した場合、ブロック1105において端末デバイス120は、第2専用ランダムアクセスリソースから、プリアンブル、ランダムアクセス機会及びPUSCHリソースを決定してもよい。ブロック1104で第2専用ランダムアクセスリソースがバッファリングされたコンテンツのサイズより小さいと判定した場合、ブロック1106において端末デバイス120は、バッファリングされたコンテンツのサイズ以上であるPUSCHリソースを有するランダムアクセスリソースが設定されているか否かを判定してもよい。
ブロック1106でランダムアクセスリソースが設定されていると判定した場合、ブロック1107において端末デバイス120は、ランダムアクセスリソースから、プリアンブル、ランダムアクセス機会及びPUSCHリソースを決定してもよい。ブロック1106でランダムアクセスリソースが設定されていないと判定した場合、ブロック1108において端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順のために設定されたランダムアクセスリソースにおけるPUSCHリソースの中で最大サイズのPUSCHリソースを有するランダムアクセスリソースから、プリアンブル、ランダムアクセス機会及びPUSCHリソースを決定してもよい。
プリアンブル、ランダムアクセス機会及びPUSCHリソースを決定すると、ブロック1109において端末デバイス120は、決定されたランダムアクセス機会及び決定されたPUSCHリソースに基づいてプリアンブル及びアップリンクデータを送信してもよい。このように、2ステップランダムアクセス手順に基づいて、非アクティブ状態においてアップリンクデータが送信される。
ブロック1101で対象ランダムアクセス手順が4ステップランダムアクセス手順であると決定した場合、プロセスは図11Bに示すブロック1110に進んでもよい。ブロック1110において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために、第3専用ランダムアクセスリソースが設定されているか否かを判定してもよい。第3専用ランダムアクセスリソースは、アップリンクデータに関連付けられたバッファリングされたコンテンツのサイズ以上のサイズを有する。
ブロック1110で第3専用ランダムアクセスリソースが設定されていると判定した場合、ブロック1111において端末デバイス120は、第3専用ランダムアクセスリソースから、プリアンブル及びランダムアクセス機会を決定してもよい。ブロック1110で第3専用ランダムアクセスリソースが設定されていないと判定した場合、ブロック1112において端末デバイス120は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために設定されたランダムアクセスリソースのうち、最大サイズを有する第4専用ランダムアクセスリソースから、プリアンブル及びランダムアクセス機会を決定してもよい。
プリアンブル及びランダムアクセス機会を決定すると、ブロック1113において端末デバイス120は、当該ランダムアクセス機会に基づいて当該プリアンブルを送信してもよい。ブロック1114において端末デバイス120は、ネットワークデバイスからプリアンブルに対する応答を受信してもよい。ブロック1115において端末デバイス120は、応答に基づいてアップリンクデータを送信してもよい。このように、4ステップランダムアクセス手順に基づいて、非アクティブ状態においてアップリンクデータが送信される。
ここまで、SDTを考慮したランダムアクセスの初期化と、リソース選択とについて説明してきた。以下では、2ステップランダムアクセス手順から4ステップランダムアクセス手順へのフォールバック手順におけるSDTの制御について説明する。
RACHに基づくSDTにおけるフォールバック手順
現在、2ステップランダムアクセス手順では、4ステップと2ステップの両方のランダムアクセスリソースが設定されている場合のメッセージAの送信の最大数(すなわちmsgA-TransMax)が設定されており、msgA-TransMax回のメッセージAを送信してもランダムアクセス手順が正常に完了しない場合、端末デバイス120は、4ステップランダムアクセス手順にフォールバックし、4ステップランダムアクセス手順を実行してもよい。しかし、SDT専用の4ステップランダムアクセスリソースがない場合、現在の手順は破綻してしまう。この点に鑑み、本開示の実施形態は、上記課題を解決するための解決手段を提供する。これについて、図12~14に関連して以下のとおり説明する。
図12は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、2ステップランダムアクセス手順から4ステップランダムアクセス手順へ切り替える例示的な方法1200を示す。例えば方法1200は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法1200について説明する。方法1200は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。
図12に示すように、対象ランダムアクセス手順が2ステップランダムアクセス手順であると決定されたケースでは、ブロック1210において端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順が所定数だけ実行されたが正常に完了していないかどうかを判定してもよい。いくつかの実施形態において、所定数は、任意の適切な方法で決定することができ、本開示はこれに対して限定を加えない。
2ステップランダムアクセス手順が所定数だけ実行されたが正常に完了していないと判定した場合、ブロック1220において端末デバイス120は、4ステップランダムアクセス手順に基づいてアップリンクデータを送信してもよい。パケットサイズが考慮されるいくつかの実施形態では、ブロック1230において端末デバイスは、4ステップランダムアクセス手順において(たとえば、メッセージAを送信するとき)、アップリンクデータのパケットサイズに対応するサイズを有する専用リソースが、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために設定されていないかどうかを判定してもよい。パケットサイズが考慮されない代替的な実施形態では、端末デバイスは、4ステップランダムアクセス手順において、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために、専用リソースがそのサイズにかかわらず設定されていないかどうかを判定してもよい。
ブロック1230で専用リソースが設定されていないと判定した場合、ブロック1240において端末デバイス120は、対象ランダムアクセス手順が正常に完了していないと判定してもよい。これにより、ランダムアクセス手順を終了させ、手順の破綻を回避することができる。
図13は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、2ステップランダムアクセス手順から4ステップランダムアクセス手順へ切り替える別の例示的な方法1300を示す。例えば方法1300は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法1300について説明する。方法1300は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。
図13に示すように、対象ランダムアクセス手順が2ステップランダムアクセス手順であると決定されたケースでは、ブロック1310において端末デバイス120は、2ステップランダムアクセス手順が所定数だけ実行されたが正常に完了していないかどうかを判定してもよい。いくつかの実施形態において、所定数は、任意の適切な方法で決定することができ、本開示はこれに対して限定を加えない。
2ステップランダムアクセス手順が所定数だけ実行されたが正常に完了していないと判定した場合、プロセスはブロック1320に進んでもよい。パケットサイズが考慮されるいくつかの実施形態では、ブロック1320において端末デバイス120は、4ステップランダムアクセス手順のためのアップリンクデータのパケットサイズに対応するサイズを有する専用リソースが、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために設定されているか否かを判定してもよい。パケットサイズが考慮されない代替的な実施形態では、端末デバイスは、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために、4ステップランダムアクセス手順の専用リソースがそのサイズにかかわらず設定されているか否かを判定してもよい。
ブロック1320で専用リソースが設定されていると判定した場合、ブロック1330において端末デバイス120は、4ステップランダムアクセス手順に基づいてアップリンクデータを送信してもよい。このように、4ステップランダムアクセス手順の専用リソースが設定されているかどうかについての判定は、4ステップランダムアクセス手順に切り替える前に行われる。これにより、より効率的なSDTのランダムアクセス手順を実現することができ、手順の破綻を確実に回避することができる。
図14は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、2ステップランダムアクセス手順から4ステップランダムアクセス手順へ切り替える別の例示的な方法1400を示す。例えば方法1400は、図1に示すように端末デバイス120で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法1400について説明する。方法1400は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。
図14に示すように、対象ランダムアクセス手順が2ステップランダムアクセス手順であると決定されたケースでは、ブロック1410において端末デバイス120は、パラメータが設定されているか否かを判定してもよい。当該パラメータは、対象ランダムアクセス手順が2ステップランダムアクセス手順であるケースにおいて、対象ランダムアクセス手順が正常に完了しない場合に実行される所定数を示す。いくつかの実施形態において、当該パラメータは、SDTのために新たに定義されてもよい。当該パラメータは、他の任意の適切な方法でも決定され得ることに留意されたい。
ブロック1410でパラメータが設定されていると判定した場合、ブロック1420で端末デバイス120は、対象ランダムアクセス手順(すなわち、2ステップランダムアクセス手順)が所定数だけ実行されたが正常に完了していないかどうかを判定してもよい。2ステップランダムアクセス手順が所定数だけ実行されたが正常に完了していないとブロック1420で判定した場合、ブロック1430において端末デバイス120は、4ステップランダムアクセス手順に基づいてアップリンクデータを送信してもよい。これにより、2ステップから4ステップランダムアクセス手順へのフォールバックが簡単に制御され、手順の破綻が確実に回避される。
本開示の実施形態は、合わせてネットワークデバイスで実施される通信方法も提供する。図15は、本開示のいくつかの実施形態にかかる、ネットワークデバイスで実施される例示的な通信方法1500を示す。例えば方法1500は、図1に示すように端末デバイス110で実行されてもよい。議論を目的として、以下では図1を参照して方法1500について説明する。方法1500は、示されていない追加のブロックを含んでもよく、且つ/又は示されたいくつかのブロックを省略してもよく、この点に関して本開示の範囲は限定されないことを理解されたい。
図15に示すように、ブロック1510においてネットワークデバイス110は、対象ランダムアクセス手順に基づき非アクティブ状態の端末デバイス120から送信されたアップリンクデータを受信する。対象ランダムアクセス手順は、設定パラメータに基づいて決定される。設定パラメータは、非アクティブ状態でアップリンクデータが送信されると判定されたときに決定される。
いくつかの実施形態において、ネットワークデバイス110は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信専用のRACHリソースについての情報を、端末デバイス120に送信してもよい。このケースでは、ネットワークデバイス110は、RACHリソースに基づいて送信されたアップリンクデータを受信してもよい。いくつかの実施形態において、RACHリソースはリソースのセットであり、セット内のリソースは、異なるアップリンクグラントサイズに対応している。
いくつかの実施形態において、ネットワークデバイス110は、2ステップランダムアクセス手順の間の、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信専用のPUSCHリソースについての情報を、端末デバイス120に送信してもよい。このケースでは、ネットワークデバイス110は、PUSCHリソースに基づいて送信されたアップリンクデータを受信してもよい。いくつかの実施形態において、PUSCHリソースはリソースのセットであり、セット内のリソースは、異なるアップリンクグラントサイズに対応している。
ブロック1520において、ネットワークデバイス110は、アップリンクデータの受信に対する応答を端末デバイス120に送信する。いくつかの実施形態において、当該応答は、アップリンクデータの後続の送信のための設定されたグラント情報を備えてもよい。いくつかの実施形態において、当該応答は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のための設定を中断するように端末デバイス120に示してもよい。
いくつかの実施形態において、ネットワークデバイス110は、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のパケットサイズについての情報を、端末デバイス120に送信してもよい。いくつかの実施形態において、パケットサイズについての情報は、システム情報を介して送信されてもよい。いくつかの代替的な実施形態において、パケットサイズについての情報は、RRCメッセージを介して端末デバイス120に設定されてもよい。パケットサイズについてのこのような情報も、任意の他の適切な方法で端末デイバス120に送信できることに留意されたい。
いくつかの実施形態において、パケットサイズは、アップリンクデータのアクセスカテゴリ、アクセスアイデンティティ、QoSパラメータ及びデータ無線ベアラのうち少なくとも1つと関連付けられてもよい。
2ステップランダムアクセス手順と4ステップランダムアクセス手順の両方が設定され、4ステップランダムアクセス手順において、アップリンクデータのパケットサイズに対応するサイズを有する専用リソースが、非アクティブ状態におけるアップリンクデータ送信のために設定されているいくつかの実施形態において、ネットワークデバイス110は、対象ランダムアクセス手順が2ステップランダムアクセス手順であるケースにおいて対象ランダムアクセス手順が正常に完了しない場合に実行される所定数を示すパラメータを、端末デバイスに設定してもよい。これにより、2ステップから4ステップランダムアクセス手順へのフォールバックが簡単に制御され、手順の破綻が確実に回避される。
図16は、本開示の実施形態を実施するのに適したデバイス1600の概略ブロック図である。デバイス1600は、図1に示すネットワークデバイス110又は端末デバイス120の別の例示的な実装であるとみなすことができる。したがって、デバイス1600は、ネットワークデバイス110又は端末デバイス120において、又は少なくともその一部として実施することができる。
図に示すように、デバイス1600は、プロセッサ1610、プロセッサ1610に結合されるメモリ1620、プロセッサ1610に結合される適切な送信機(TX)及び受信機(RX)1640、並びにTX/RX1640に接続される通信インタフェースを備える。メモリ1610は、プログラム1630の少なくとも一部を格納する。TX/RX 1640は、双方向通信用である。TX/RX 1640は、通信を促進する少なくとも1つのアンテナを有するが、実際には、本願で述べたアクセスノードは、複数のアンテナを有してもよい。通信インタフェースは、他のネットワーク要素と通信を行う際に必要な任意のインタフェース、例えば、eNB間/gNB間の双方向通信用のX2/Xnインタフェース、モビリティ管理エンティティ(MME)/アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)/SGW/UPFとeNB/gNBとの間の通信用のS1/NGインタフェース、eNB/gNBと中継ノード(RN)との間の通信用のUnインタフェース、又はeNB/gNBと端末デバイスとの間の通信用のUuインタフェースを表してもよい。
プログラム1630がプログラム命令を含むと仮定すると、本明細書で図1~図15を参照して論じたように、これらのプログラム命令は、関連するプロセッサ1610により実行される。これにより、デバイス1600は、本開示の実施形態に基づき操作を行うことができるようになる。本明細書の実施形態は、デバイス1600のプロセッサ1610が実行可能なコンピュータソフトウェア、ハードウェア、又はソフトウェア及びハードウェアの組合せにより実施してもよい。プロセッサ1610は、本開示の各実施形態を実施するように配置され得る。また、プロセッサ1610及びメモリ1620の組合せは、本開示の各実施形態を実施するのに適した処理手段1650を構成してもよい。
メモリ1620は、ローカルの技術ネットワークに適した任意のタイプとしてもよく、任意の適切なデータ記憶技術(例として、コンピュータ可読非一時的記憶媒体、半導体ベースの記憶装置、磁気記憶装置及びシステム、光学記憶装置及びシステム、固定メモリ及び移動可能メモリ等が挙げられるが、これらに限定されない)により実施してもよい。デバイス1600には1つのメモリ1620しか示されていないが、デバイス1600には複数の物理上異なるメモリモジュールを設置してもよい。プロセッサ1610は、ローカルの技術ネットワークに適した任意のタイプであってもよく、例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号処理器(DSP)、及びマルチコアプロセッサ構成に基づくプロセッサのうち、1つ又は複数を含んでもよいが、これらに限定されない。デバイス1600は複数のプロセッサ、例えば、マスタープロセッサと同期するクロックに時間的に従属する特定用途向け集積回路チップを有してもよい。
通常、本開示の各実施形態は、ハードウェア若しくは専用回路、ソフトウェア、論理又はそれらの任意の組合せにより実施してもよい。いくつかの態様はハードウェアによって実施し、他の態様はコントローラ、マイクロプロセッサ又は他のコンピューティングデバイスが実行し得るファームウェア又はソフトウェアによって実施してもよい。本開示の実施形態の各態様は、ブロック図、フローチャートとして図示されて説明され、又は他の何らかの絵画的表現によって示されているが、理解すべき点として、本明細書に記載したブロック、装置、システム、技術又は方法は、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用回路若しくは論理、汎用ハードウェア若しくはコントローラ若しくは他のコンピューティングデバイス、又はそれらの組合せによって実施してもよいが、これらに限定されない。
本開示はさらに、コンピュータ可読非一時的記憶媒体に、有形記憶される少なくとも1つのコンピュータプログラム製品を提供する。当該コンピュータプログラム製品は、プログラムモジュールに含まれる命令のような、コンピュータが実行可能な命令を含む。当該命令は、対象の実プロセッサ又は仮想プロセッサ上のデバイスにおいて実行され、例えば図2~図15を参照して上述したプロセス又は方法を実行する。通常、プログラムモジュールは、特定のタスクを実行するか、又は特定の抽象データタイプを実装するルーチン、プログラム、ライブラリ、オブジェクト、クラス、コンポーネント、データ構造等を含む。各実施形態において、プログラムモジュールの機能は、必要に応じてプログラムモジュール間で組み合わせるか、又は分割してもよい。プログラムモジュールのマシン可読命令は、ローカル又は分散型デバイスにおいて実行してもよい。分散型デバイスにおいて、プログラムモジュールはローカル及びリモートの記憶媒体のどちらに置いてもよい。
本開示の方法を実行するためのプログラムコードは、1種類又は複数のプログラミング言語の任意の組合せにより記述されてもよい。これらのプログラムコードは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ又はその他のプログラム可能なデータ処理装置のプロセッサ又はコントローラに提供されてもよい。プログラムコードがプロセッサ又はコントローラによって実行されると、フローチャート及び/又はブロック図に規定された機能/操作が実施される。プログラムコードは全てマシン上で実行するか、部分的にマシン上で実行するか、独立したソフトウェアパッケージとして実行するか、マシン上で部分的に実行するとともにリモートのマシン上で部分的に実行するか、又は全てリモートのマシン若しくはサーバ上で実行してもよい。
上述のプログラムコードは、マシン可読媒体上で具現化されてもよい。当該マシン可読媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスにより使用されるプログラム、又は、それらと結合して使用されるプログラムを含むか又は格納する任意の有形媒体であり得る。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体であり得る。マシン可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁気、赤外線若しくは半導体のシステム、装置若しくはデバイス、又は前述の任意の適切な組合せを含んでもよいが、これらに限定されない。マシン可読記憶媒体のさらにより具体的な例には、1つ若しくは複数のワイヤ、ポータブル・コンピュータ・ディスケット、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去・書き込み可能なリードオンリーメモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、携帯型コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光学的記憶装置、磁気記憶装置、又は前述の任意の適切な組合せが含まれる。
なお、操作について、特定の順序で説明を行ったが、所望の結果を得るために、このような操作を示された特定の順序で実行するか若しくは順に実行するか、又は、示された全ての操作を実行することが求められる、と理解されるべきではない。いくつかの状況では、マルチタスク及び並行処理が有利である可能性がある。同様に、上述の議論には、いくつかの具体的な実施の詳細が含まれるが、これらは本開示の範囲に対する限定ではなく、特定の実施形態に特定され得る特徴についての説明であると解釈されるべきである。個々の実施形態の文脈において説明したいくつかの特徴は、ある1つの実施形態において組み合わせて実施されてもよい。逆に、1つの実施形態の文脈において説明された各種特徴は、複数の実施形態において別々に、又は任意の適切なサブ的な組合せにより、実施されてもよい。
本開示について、構造的特徴及び/又は方法論的な動作に特有の言葉で説明したが、添付の特許請求の範囲によって定義される本開示は、必ずしも上述の特定の特徴又は動作に限定されないと理解されるべきである。上述の特定の特徴や動作はむしろ、特許請求の範囲を実施する例示的形態として開示されている。