JP7717451B2 - 油脂組成物 - Google Patents

油脂組成物

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Description

本発明は、油脂組成物に関する。
アマニ(亜麻仁)等に豊富に含まれるα-リノレン酸(C18:3、ALA)は、体内に入ると生理活性の高いエイコサペンタエン酸(C20:5)やドコサヘキサエン酸(C22:6)に変換されることが知られ、近年、α-リノレン酸を豊富に含む機能性油脂が種々提案されている(例えば、特許文献1)。
しかしながら、α-リノレン酸を豊富に含む油脂は、非常に酸化安定性が低く、容易に不快臭を発生する。そこで通常、油脂に、トコフェロールやローズマリー抽出物、アスコルビン酸脂肪酸エステル、カテキン、レシチン等の酸化防止剤を含有させて、油脂の風味劣化を防止することが行われている。また、焙煎ゴマ油のような香味油を配合してその風味を良好にすることも行われている。
例えば、特許文献2では、2-メチルピラジンを含む焙煎胡麻油を配合してα-リノレン酸等に起因する不快臭を抑制した油脂組成物、特許文献3では、大豆油やエゴマ油等の臭気を有する油脂に焙煎ゴマ油等の焙煎油を極微量添加し、その焙煎油の風味をさせずに臭気を有する油脂の不快臭を抑制した油脂組成物が提案されている。
ゴマ油は、焙煎ゴマ油の香ばしい香りや未焙煎ごま油のやわらかなゴマの香りが特徴である。
特開2002-138297号公報 特開2019-170301号公報 特許第5439180号公報
本発明者は、ゴマ油の独特な香りを有し、α-リノレン酸を豊富に含む油脂は、好適な風味と高い機能性を兼ね備えた食用油脂として有用と考えた。しかし、ゴマ油の香りを有するα-リノレン酸を豊富に含む油脂を得るべくゴマ油香料やゴマ油を含有させたところ、特に露光下において、経時的にその香りが減弱するという課題が存在することを見出した。
従って、本発明は、露光保存後もゴマ油の香りを有するα-リノレン酸を豊富に含む油脂を提供することに関する。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意検討を行ったところ、α-リノレン酸を豊富に含む油脂に、ビタミンC脂肪酸エステルとゴマ油香料及び/又はゴマ油とを組み合わせて含有させれば、露光保存下においてもゴマ油の香りを維持又は増強できることを見出した。
すなわち、本発明は、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)構成脂肪酸の40~70質量%がα-リノレン酸である油脂
(B)ビタミンC脂肪酸エステル
(C)ゴマ油香料、ゴマ油又はこれらの組み合わせ
を含有する油脂組成物を提供するものである。
本発明によれば、露光保存後もゴマ油の良好な香りを有し、且つα-リノレン酸の高い機能性を備えた油脂組成物を提供することができる。
本発明の油脂組成物は、(A)構成脂肪酸の40~70質量%がα-リノレン酸である油脂を含有する。本明細書において「(A)構成脂肪酸の40~70質量%がα-リノレン酸である油脂」を「成分(A)油脂」ともいう。
油脂組成物中の成分(A)油脂の含有量は、使用性の点から、好ましくは10質量%(以下、単に「%」とする)以上、より好ましくは15%以上であり、また、好ましくは99.985%以下、より好ましくは99.95%以下である。
油脂組成物中の成分(A)油脂の含有量は、好ましくは10~99.985%、より好ましくは15~99.95%である。
本発明において、成分(A)油脂の油脂を構成する脂肪酸中のα-リノレン酸の含有量は40~70%である。油脂を構成する脂肪酸中のα-リノレン酸の含有量は、効果を有効に発現する点、生理効果の点から、40%以上であって、好ましくは45%以上、より好ましくは50%以上、更に好ましくは52%以上であり、また、酸化安定性の点から、70%以下であって、好ましくは65%以下、より好ましくは60%以下である。
成分(A)油脂の油脂を構成する脂肪酸中のα-リノレン酸の含有量は、40~70%であって、好ましくは45~70%、より好ましくは50~65%、更に好ましくは52~60%である。
なお、本明細書における脂肪酸量は遊離脂肪酸換算量である。
本発明において、油脂を構成するα-リノレン酸以外の構成脂肪酸としては、特に限定されず、飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸のいずれであってもよい。
油脂の風味・工業的生産性の点からは、油脂を構成する脂肪酸中の不飽和脂肪酸の含有量は、好ましくは60~100%、より好ましくは70~100%、更に好ましくは80~99.5%である。不飽和脂肪酸の炭素数は、生理効果の点から、好ましくは14~24、より好ましくは16~22である。
なかでも、油脂を構成する脂肪酸中のリノール酸(C18:2)の含有量は、工業的生産性の点から、好ましくは5%以上、より好ましくは10%以上であり、また、好ましくは40%以下、より好ましくは30%以下、更に好ましくは20%以下である。
油脂を構成する脂肪酸中のリノール酸の含有量は、好ましくは5~40%、より好ましくは5~30%、更に好ましくは10~20%である。
また、油脂を構成する脂肪酸中のオレイン酸(C18:1)の含有量は、工業的生産性の点から、好ましくは10%以上であり、また、好ましくは65%以下、より好ましくは50%以下、更に好ましくは30%以下である。
油脂を構成する脂肪酸中のオレイン酸の含有量は、好ましくは10~65%、より好ましくは10~50%、更に好ましくは10~30%である。
油脂を構成する脂肪酸中の飽和脂肪酸の合計含有量は、外観、生理効果、油脂の工業的生産性の点から、好ましくは30%以下、より好ましくは20%以下、更に好ましくは10%以下、更に好ましくは7%以下であり、また、0.5%以上であるのが好ましい。
飽和脂肪酸の炭素数は、好ましくは14~24、より好ましくは16~22である。
本発明において、油脂は、モノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール及びトリアシルグリセロールのいずれか1種以上を含むものである。油脂の種類に特に制限はなく、食用油脂として使用できるものであれば何れでもよい。
本発明では、成分(A)油脂中のジアシルグリセロールの濃度が高濃度になる程(B)ビタミンC脂肪酸エステルを含有しやすく、それによりごま油の香りを増強できるため、効果を有効に発現する点からは、油脂中にジアシルグリセロールを高含有することが好ましい。
成分(A)油脂中のジアシルグリセロールの含有量は、成分(B)の溶解性の点、及び生理効果の点から、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上、更に好ましくは25%以上、更に好ましくは30%以上、更に好ましくは50%以上、更に好ましくは60%以上、更に好ましくは70%以上、更に好ましくは80%以上であり、また、工業的生産性の点から、好ましくは99.5%以下、より好ましくは98%以下、更に好ましくは95%以下、更に好ましくは90%以下である。
成分(A)油脂中のジアシルグリセロールの含有量は、好ましくは15~99.5%、より好ましくは20~98%、更に好ましくは25~98%、更に好ましくは30~95%、更に好ましくは50~95%、更に好ましくは60~90%、更に好ましくは70~90%、更に好ましくは80~90%である。
また、成分(A)油脂中のトリアシルグリセロールの含有量は、油脂の工業的生産性の点から、好ましくは1%以上、より好ましくは2%以上、更に好ましくは5%以上、更に好ましくは10%以上であり、また、好ましくは85%以下、より好ましくは80%以下、更に好ましくは75%以下、更に好ましくは50%以下、更に好ましくは25%以下である。
成分(A)油脂中のトリアシルグリセロールの含有量は、好ましくは1~85%、より好ましくは2~80%、更に好ましくは2~75%、更に好ましくは5~50%、更に好ましくは10~25%である。
成分(A)油脂中のモノアシルグリセロールの含有量は、風味、油脂の工業的生産性、及び酸化安定性の点から、好ましくは5%以下、より好ましくは3%以下、更に好ましくは2%以下、更に好ましくは1.5%以下であり、また、好ましくは0%超である。油脂中のモノアシルグリセロールの含有量は0%でもよい。
成分(A)油脂中の遊離脂肪酸又はその塩の含有量は、風味、酸化安定性の点から、好ましくは3%以下、より好ましくは2%以下、更に好ましくは1%以下であり、また、好ましくは0%超である。油脂組中の遊離脂肪酸又はその塩の含有量は0%でもよい。
トリアシルグリセロール、ジアシルグリセロール及びモノアシルグリセロールの脂肪酸組成は同じであっても異なっていてもよい。
本発明の油脂組成物は、(B)ビタミンC脂肪酸エステルを含有する。以下、本明細書において「ビタミンC脂肪酸エステル」を「成分(B)」ともいう。
本発明で用いられるビタミンC脂肪酸エステルは、L-アスコルビン酸と高級脂肪酸のエステルであり、市販品、好ましくは飲食品用の市販品を使用することができる。高級脂肪酸としては、炭素数12~22の直鎖状の飽和脂肪酸が好ましい。
ビタミンC脂肪酸エステルは、露光保存後もゴマ油の良好な香りを有する点から、好ましくはビタミンCパルミテート、ビタミンCステアレートであり、より好ましくはビタミンCパルミテートである。
本発明において、油脂組成物中の成分(B)の含有量は、効果を有効に発現するという点から、好ましくは0.005%以上、より好ましくは0.01%以上、更に好ましくは0.02%以上であり、また、成分(B)の溶解性と風味の点から、好ましくは0.2%以下、より好ましくは0.15%以下、更に好ましくは0.1%以下である。
油脂組成物中の成分(B)の含有量は、好ましくは0.005~0.2%、より好ましくは0.01~0.15%、更に好ましくは0.02~0.1%である。
本発明において、成分(A)油脂に対する成分(B)の含有量は、効果を有効に発現するという点から、好ましくは0.02%以上、より好ましくは0.03%以上、更に好ましくは0.05%以上であり、また、成分(B)の溶解性と風味の点から、好ましくは0.3%以下、より好ましくは0.2%以下、更に好ましくは0.1%以下である。
成分(A)油脂に対する成分(B)の含有量は、効果を有効に発現するという点から、好ましくは0.02~0.3%、より好ましくは0.03~0.2%、更に好ましくは0.05~0.1%である。
成分(A)油脂中のジアシルグリセロールの含有量が15%以上である場合は、成分(A)に対する成分(B)の含有量は、成分(B)の溶解性と風味の点から、好ましくは1%以下、より好ましくは0.3%以下、更に好ましくは0.2%以下であり、また、効果を有効に発現する点から、好ましくは0.03%以上、より好ましくは0.05%以上、更に好ましくは0.1%以上である。
成分(A)油脂中のジアシルグリセロールの含有量が15%以上である場合、成分(A)に対する成分(B)の含有量は、好ましくは0.03~1%、より好ましくは0.05~0.3%、更に好ましくは0.05~0.2%、更に好ましくは0.1~0.2%である。
他方、成分(A)油脂中のトリアシルグリセロールの含有量が95%以上である場合は、成分(A)油脂に対する成分(B)の含有量は、効果を有効に発現する点から、好ましくは0.005%以上、より好ましくは0.01%以上であり、また、成分(B)の析出を抑制する点から、好ましくは0.1%以下、より好ましくは0.05%以下、更に好ましくは0.025%以下である。
成分(A)油脂中のトリアシルグリセロールの含有量が95%以上である場合、成分(A)油脂に対する成分(B)の含有量は、0.005~0.1%、より好ましくは0.01~0.05%、更に好ましくは0.01~0.025%である。
本発明において、油脂組成物中の成分(B)の含有量に対する、油脂を構成する脂肪酸中のα-リノレン酸の含有量の質量比[(ALA)/(成分(B))]は、成分(B)の溶解性の点から、400以上、好ましくは500以上であり、また、効果を有効に発現する点から、14000以下、好ましくは10000以下、更に好ましくは5000以下、更に好ましくは3000以下、更に好ましくは2000以下である。
本発明の油脂組成物は、(C)ゴマ油香料、ゴマ油又はこれらの組み合わせを含有する。以下、本明細書において「ゴマ油香料、ゴマ油又はこれらの組み合わせ」を「成分(C)」ともいう。
後述の実施例に示すように、成分(A)油脂にゴマ油香料又はゴマ油を含有させれば、ゴマ油の独特な香りが感じられる。ゴマ油の香りは、露光下において経時的に減弱するところ、本発明では、ビタミンC脂肪酸エステルとゴマ油香料及び/又はゴマ油を組み合わせて含有させることにより、その香りが維持されるか、又は香りを増強でき、初期だけでなく露光保存後もゴマ油の香りに優れる油脂組成物が得られる。これは、前述した「香りは露光下において経時的に減弱する」という事実と対比すると驚きである。その理由を考察してみたところ、露光保存後の香りは、特に焙煎ゴマ油の香ばしい香りが強く出ていたことから、本発明の油脂組成物においては露光保存中に生じる臭い成分が変化し、当該香りの発現に関与している可能性が考えられる。
本発明で用いられるゴマ油香料は、ゴマ(Sesamum indicum L.)の種子から搾油されるゴマ油に含まれる香気成分を含む。その香気成分としては、アルデヒド類、ピラジン類等が知られている。ゴマの種類に特に制限はなく、例えば、白胡麻、金胡麻、黒胡麻、茶胡麻等が挙げられる。ゴマは、焙煎した煎りゴマでもよい。
ゴマ油香料は、天然に由来するもの、合成されたもの、又はそれらの混合物のいずれも用いることができる。好ましくは天然香料である。ゴマ油香料の製造法としては、圧搾法、抽出法等が挙げられる。ゴマ油香料の形態としては、例えば、油溶性、エマルジョン、粉末が挙げられる。
ゴマ油香料は、市販品、好ましくは飲食品用の市販品を使用することができる。
また、本発明で用いられるゴマ油は、ゴマ種子を焙煎してから搾油する焙煎ゴマ油、ゴマ種子を焙煎せずに搾油する未焙煎ゴマ油のいずれも用いることができる。精製工程を経た精製油脂であってもよい。
本発明において、油脂組成物中の成分(C)の含有量は、ゴマ油風味賦香の点から、好ましくは0.01%以上、より好ましくは0.03%以上であり、また、α-リノレン酸摂取の点から、好ましくは85%以下である。
油脂組成物中の成分(C)の含有量は、好ましくは0.01~85%、より好ましくは0.03~85%である。なお、この含有量は、ゴマ油香料とゴマ油のうち一方のみを含む場合はその一方の量であり、両方を含む場合はその合計量である。
本発明において、成分(C)としてゴマ油香料を用いる場合、油脂組成物中のゴマ油香料の含有量は、ゴマ油風味賦香の点から、好ましくは0.01%以上、より好ましくは0.03%以上であり、また、自然なゴマ油風味を付与するという点から、好ましくは0.5%以下、より好ましくは0.3%以下である。
成分(C)としてゴマ油香料を用いる場合、油脂組成物中のゴマ油香料の含有量は、好ましくは0.01~0.5%、より好ましくは0.03~0.3%である。
また、成分(C)としてゴマ油を用いる場合、油脂組成物中のゴマ油の含有量は、ゴマ油の風味が感じられるという点から、好ましくは20%以上、より好ましくは25%以上であり、また、α-リノレン酸摂取の点から、好ましくは85%以下、より好ましくは80%以下である。
成分(C)としてゴマ油を用いる場合、油脂組成物中のゴマ油の含有量は、好ましくは20~85%、より好ましくは25~80%である。
尚、香料の定量には、ガスクロマトグラフィーを用いることができる。例えば、ヘッドスペースガスクロマトグラフィにより分析することができる。
本発明の油脂組成物は、例えば、成分(A)油脂に、成分(B)及び成分(C)、更に必要に応じてその他の成分を添加し、適宜加熱、撹拌等することにより得ることができる。必要に応じて通常の食用油脂を配合してもよい。
成分(A)油脂は、油脂由来の脂肪酸とグリセリンとのエステル化反応、油脂とグリセリンとのエステル交換反応(グリセロリシス)等により得ることができる。
エステル化反応とグリセロリシス反応は、アルカリ金属又はその合金、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の酸化物や水酸化物、アルカリ金属又はアルカリ土類金属のアルコキシド等の化学触媒を用いる化学法と、リパーゼ等の酵素を用いる酵素法とに大別される。
なかでも、脂肪酸組成を制御する点から、後述する油脂由来の分別脂肪酸とグリセリンとのエステル化反応が好ましい。
本発明において、油脂(食用油脂)は、植物性油脂、動物性油脂のいずれでもよい。例えば、大豆油、菜種油、サフラワー油、米油、コーン油、ヒマワリ油、綿実油、オリーブ油、落花生油、ハトムギ油、小麦胚芽油、シソ油、アマニ油、エゴマ油、チアシード油、サチャインチ油、クルミ油、キウイ種子油、サルビア種子油、ブドウ種子油、マカデミアナッツ油、ヘーゼルナッツ油、カボチャ種子油、椿油、茶実油、ボラージ油、パーム油、パームオレイン、パームステアリン、やし油、パーム核油、カカオ脂、サル脂、シア脂、藻油等の植物性油脂;魚油、ラード、牛脂、バター脂等の動物性油脂;あるいはそれらのエステル交換油、水素添加油、分別油等の油脂類を挙げることができる。
なかでも、使用性の点から、植物性油脂を用いるのが好ましく、更に低温耐性に優れた液状油脂を用いるのが好ましく、更にα-リノレン酸を豊富に含むシソ油、アマニ油、エゴマ油、チアシード油及びサチャインチ油から選ばれる少なくとも1種の油脂を用いるのが好ましい。なお、液状油脂とは、基準油脂分析試験法2.3.8-27による冷却試験を実施した場合、20℃で液状である油脂をいう。
油脂由来の脂肪酸は、油脂を加水分解して得ることができる。油脂を加水分解する方法としては、高温高圧分解法と酵素分解法が挙げられる。高温高圧分解法とは、油脂に水を加えて、高温、高圧の条件で反応することにより、脂肪酸とグリセリンを得る方法である。また、酵素分解法とは、油脂に水を加えて、油脂加水分解酵素を触媒として用い、低温の条件で反応することにより、脂肪酸とグリセリンを得る方法である。
加水分解反応は、常法に従って行うことができる。
油脂の加水分解後は、加水分解反応物を分別して固体を除去することが好ましい。分別方法としては、溶剤分別法、自然分別法(ドライ分別法)、湿潤剤分別法が挙げられる。
析出した固体の除去手段としては、静置分離、濾過、遠心分離、脂肪酸に湿潤剤水溶液を混合し分離する方法等が挙げられる。
油脂由来の脂肪酸とグリセリンとのエステル化反応は、酵素法により温和な条件で行うのが風味等の点で優れており好ましい。
酵素の使用量は、酵素の活性を考慮して適宜決定することができるが、反応速度を向上する点から、固定化酵素を使用する場合は、エステル化反応原料の合計質量に対して、好ましくは1~30%、より好ましくは2~20%である。
エステル化反応の反応温度は、反応速度を向上する点、酵素の失活を抑制する点から、好ましくは0~100℃、より好ましくは20~80℃、更に好ましくは30~60℃である。また、反応時間は、工業的な生産性の点から、好ましくは15時間以内、より好ましくは1~12時間、更に好ましくは2~10時間である。
脂肪酸とグリセリンとの接触手段としては、浸漬、攪拌、固定化リパーゼを充填したカラムにポンプ等で通液する方法等が挙げられる。
エステル化反応の後は、通常油脂に対して用いられる精製工程を行ってもよい。具体的には、蒸留処理、酸処理、水洗、脱色、脱臭等の工程を挙げることができる。
本発明の油脂組成物は、一般の食用油脂と同様に使用でき、油脂を用いた各種飲食品や飼料に応用することができる。飲食品としては、通常の飲食品の他、例えば、α-リノレン酸やジアシルグリセロールの生理効果を標榜した特定保健用食品、機能性表示食品等が挙げられる。
飲食品の形態としては、固形、半固形又は液状であり得、例えば、飲料、油中水型油脂含有食品、水中油型油脂含有食品、ベーカリー食品、菓子、冷凍食品、レトルト食品、更には、錠剤、カプセル剤、トローチ剤等の栄養補給用組成物が挙げられる。
飼料としては、牛、豚等に用いる家畜用飼料、ウサギ、マウス等に用いる小動物用飼料、ウナギ、エビ等に用いる魚介類用飼料、犬、猫等に用いるペットフード等が挙げられる。
本発明の油脂組成物は、露光保存後もゴマ油の良好な香りを有する点、生理効果の点から、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)構成脂肪酸の40~65質量%がα-リノレン酸である油脂
(B)ビタミンC脂肪酸エステル 0.005~0.2質量%
(C)ゴマ油香料、ゴマ油又はこれらの組み合わせ 0.01~85質量%
を含有する油脂組成物であることが好ましい。
本発明の油脂組成物は、露光保存後もゴマ油の良好な香りを有する点、生理効果の点から、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)構成脂肪酸の40~65質量%がα-リノレン酸である油脂
(B)ビタミンC脂肪酸エステル 0.005~0.2質量%
(C)ゴマ油香料、ゴマ油又はこれらの組み合わせ 0.01~85質量%
を含有し、成分(A)油脂の15質量%以上がジアシルグリセロールであり、成分(A)油脂に対する成分(B)の含有量が0.03~1質量%である油脂組成物であることが好ましい。
本発明の油脂組成物は、露光保存後もゴマ油の良好な香りを有する点、生理効果の点から、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)構成脂肪酸の45~65質量%がα-リノレン酸である油脂
(B)ビタミンC脂肪酸エステル 0.005~0.2質量%
(C)ゴマ油香料 0.01~0.5質量%、又はゴマ油20~85質量%
を含有する油脂組成物であることが好ましい。
本発明の油脂組成物は、露光保存後もゴマ油の良好な香りを有する点、生理効果の点から、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)構成脂肪酸の45~65質量%がα-リノレン酸である油脂
(B)ビタミンC脂肪酸エステル 0.005~0.2質量%
(C)ゴマ油香料 0.01~0.5質量%、又はゴマ油20~85質量%
を含有し、成分(A)油脂の25質量%以上がジアシルグリセロールであり、成分(A)油脂に対する成分(B)の含有量が0.03~1質量%である油脂組成物であることが好ましい。
本発明の油脂組成物は、露光保存後もゴマ油の良好な香りを有する点、生理効果の点から、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)構成脂肪酸の50~60質量%がα-リノレン酸である油脂
(B)ビタミンC脂肪酸エステル 0.02~0.1質量%
(C)ゴマ油香料 0.03~0.3質量%、又はゴマ油25~80質量%
を含有する油脂組成物であることが好ましい。
本発明の油脂組成物は、露光保存後もゴマ油の良好な香りを有する点、生理効果の点から、次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)構成脂肪酸の50~60質量%がα-リノレン酸である油脂
(B)ビタミンC脂肪酸エステル 0.02~0.1質量%
(C)ゴマ油香料 0.03~0.3質量%、又はゴマ油25~80質量%
を含有し、成分(A)油脂の70質量%以上がジアシルグリセロールであり、成分(A)油脂に対する成分(B)の含有量が0.05~0.2質量%である油脂組成物であることが好ましい。
上述した実施形態に関し、本発明は以下の油脂組成物を更に開示する。
<1>次の成分(A)、(B)及び(C):
(A)構成脂肪酸の40~70質量%がα-リノレン酸である油脂
(B)ビタミンC脂肪酸エステル
(C)ゴマ油香料、ゴマ油又はこれらの組み合わせ
を含有する油脂組成物。
<2>油脂組成物中の成分(A)油脂の含有量が、好ましくは10質量%以上、より好ましくは15質量%以上であり、また、好ましくは99.985質量%以下、より好ましくは99.95質量%以下であり、また、好ましくは10~99.985質量%、より好ましくは15~99.95質量%である<1>に記載の油脂組成物。
<3>成分(A)油脂の油脂を構成する脂肪酸中のα-リノレン酸の含有量が、40質量%以上であって、好ましくは45質量%以上、より好ましくは50質量%以上、更に好ましくは52質量%以上であり、また、70質量%以下であって、好ましくは65質量%以下、より好ましくは60質量%以下であり、また、40~70質量%であって、好ましくは45~70質量%、より好ましくは50~65質量%、更に好ましくは52~60質量%である<1>又は<2>に記載の油脂組成物。
<4>油脂を構成する脂肪酸中のリノール酸の含有量が、好ましくは5質量%以上、より好ましくは10質量%以上であり、また、好ましくは40質量%以下、より好ましくは30質量%以下、更に好ましくは20質量%以下であり、また、好ましくは5~40質量%、より好ましくは5~30質量%、更に好ましくは10~20質量%である<1>~<3>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<5>油脂を構成する脂肪酸中のオレイン酸の含有量が、好ましくは10質量%以上であり、また、好ましくは65質量%以下、より好ましくは50質量%以下、更に好ましくは30質量%以下であり、また、好ましくは10~65質量%、より好ましくは10~50質量%、更に好ましくは10~30質量%である<1>~<4>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<6>成分(A)油脂中のジアシルグリセロールの含有量が、好ましくは15質量%以上、より好ましくは20質量%以上、更に好ましくは25質量%以上、更に好ましくは30質量%以上、更に好ましくは50質量%以上、更に好ましくは60質量%以上、更に好ましくは70質量%以上、更に好ましくは80質量%以上であり、また、好ましくは99.5質量%以下、より好ましくは98質量%以下、更に好ましくは95質量%以下、更に好ましくは90質量%以下であり、また、好ましくは15~99.5質量%、より好ましくは20~98質量%、更に好ましくは25~98質量%、更に好ましくは30~95質量%、更に好ましくは50~95質量%、更に好ましくは60~90質量%、更に好ましくは70~90質量%、更に好ましくは80~90質量%である<1>~<5>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<7>成分(A)油脂中のトリアシルグリセロールの含有量が、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上、更に好ましくは5質量%以上、更に好ましくは10質量%以上であり、また、好ましくは85質量%以下、より好ましくは80質量%以下、更に好ましくは75質量%以下、更に好ましくは50質量%以下、更に好ましくは25質量%以下であり、また、好ましくは1~85質量%、より好ましくは2~80質量%、更に好ましくは2~75質量%、更に好ましくは5~50質量%、更に好ましくは10~25質量%である<1>~<6>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<8>成分(A)油脂中のモノアシルグリセロールの含有量が、好ましくは5質量%以下であり、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1.5質量%以下であり、また、好ましくは0質量%超である<1>~<7>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<9>成分(A)油脂中の遊離脂肪酸又はその塩の含有量が、好ましくは3質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1質量%以下であり、また、好ましくは0質量%超である<1>~<8>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<10>成分(B)が、好ましくはビタミンCパルミテート、ビタミンCステアレート又はこれらの組み合わせであり、より好ましくはビタミンCパルミテートである<1>~<9>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<11>油脂組成物中の成分(B)の含有量が、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上、更に好ましくは0.02質量%以上であり、また、好ましくは0.2質量%以下、より好ましくは0.15質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下であり、また、好ましくは0.005~0.2質量%、より好ましくは0.01~0.15質量%、更に好ましくは0.02~0.1質量%である<1>~<10>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<12>成分(A)油脂に対する成分(B)の含有量が、好ましくは0.02質量%以上、より好ましくは0.03質量%以上、更に好ましくは0.05質量%以上であり、また、好ましくは0.3質量%以下、より好ましくは0.2質量%以下、更に好ましくは0.1質量%以下である<1>~<11>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<13>成分(A)油脂中のジアシルグリセロールの含有量が15質量%以上である場合の成分(A)油脂に対する成分(B)の含有量が、好ましくは1質量%以下、より好ましくは0.3質量%以下、更に好ましくは0.2質量%以下であり、また、好ましくは0.03質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、また、好ましくは0.03~1質量%、より好ましくは0.05~0.3質量%、更に好ましくは0.05~0.2質量%、更に好ましくは0.1~0.2質量%である<1>~<11>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<14>成分(A)油脂中のトリアシルグリセロールの含有量が95質量%以上である場合の成分(A)油脂に対する成分(B)の含有量が、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.01質量%以上であり、また、好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは0.05質量%以下、更に好ましくは0.025質量%以下であり、また、0.005~0.1質量%、より好ましくは0.01~0.05質量%、更に好ましくは0.01~0.025質量%である<1>~<11>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<15>油脂組成物中の成分(B)の含有量に対する、油脂を構成する脂肪酸中のα-リノレン酸の含有量の質量比[(ALA)/(成分(B))]が、好ましくは400以上、より好ましくは500以上であり、また、好ましくは14000以下、より好ましくは10000以下、更に好ましくは5000以下、更に好ましくは3000以下、更に好ましくは2000以下であり、また、好ましくは400~14000、より好ましくは500~10000、更に好ましくは500~5000、更に好ましくは500~3000、更に好ましくは500~2000である<1>~<14>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<16>油脂組成物中の成分(C)の含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.03質量%以上であり、また、好ましくは85質量%以下であり、また、好ましくは0.01~85質量%、より好ましくは0.03~85質量%である<1>~<15>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<17>成分(C)としてゴマ油香料を用いる場合の油脂組成物中のゴマ油香料の含有量が、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.03質量%以上であり、また、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.3質量%以下であり、また、好ましくは0.01~0.5質量%、より好ましくは0.03~0.3質量%である<1>~<15>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<18>成分(C)としてゴマ油を用いる場合の油脂組成物中のゴマ油の含有量が、好ましくは20質量%以上、より好ましくは25質量%以上であり、また、好ましくは85質量%以下、より好ましくは80質量%以下であり、また、好ましくは20~85質量%、より好ましくは25~80質量%である<1>~<15>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<19>好ましくは油脂由来の分別脂肪酸とグリセリンとのエステル化反応油を含有する<1>~<18>のいずれか1に記載の油脂組成物。
<20>分別脂肪酸が、好ましくはシソ油、アマニ油、エゴマ油、チアシード油及びサチャインチ油から選ばれる少なくとも1種の油脂に由来する<19>に記載の油脂組成物。
<21><1>~<20>のいずれか1に記載の油脂組成物を含有する飲食品。
<22><1>~<20>のいずれか1に記載の油脂組成物を含有する飼料。
〔分析方法〕
(i)油脂のグリセリド組成
ガラス製サンプル瓶に、油脂サンプル約10mgとトリメチルシリル化剤(「シリル化剤TH」、関東化学製)0.5mLを加え、密栓し、70℃で15分間加熱した。これに水1.0mLとヘキサン1.5mLを加え、振とうした。静置後、上層をガスクロマトグラフィー(GLC)に供して分析した。
<GLC分析条件>
(条件)
装置:アジレント7890B(アジレントテクノロジー社製)
カラム:DB-1ht 10m×0.25mm×0.2μm (Agilent J&W社製)
キャリアガス:1.0mL He/min
インジェクター:Split(1:50)、T=340℃
ディテクター:FID、T=350℃
オーブン温度:80℃から10℃/分で340℃まで昇温、15分間保持
(ii)油脂の構成脂肪酸組成
日本油化学会編「基準油脂分析試験法」中の「脂肪酸メチルエステルの調製法(2.4.1.-1996)」に従って脂肪酸メチルエステルを調製し、得られた油脂サンプルを、American Oil Chemists. Society Official Method Ce 1f-96(GLC法)に準拠して測定した。
<GLC分析条件>
装置:アジレント7890B(アジレントテクノロジー社製)
カラム:CP-SIL88 50m×0.25mm×0.2μm(Agilent J&W社製)
キャリアガス:1.0mL He/min
インジェクター:Split(1:50)、T=300℃
ディテクター:FID、T=300℃
オーブン温度:150℃5min保持→1℃/min昇温→160℃5min保持→2℃/min昇温→200℃10min保持→10℃/min昇温→220℃5min保持
〔原料〕
次の油脂A~Cを用意した。グリセリド組成及び脂肪酸組成を表1に示す。
油脂A:ひまわり油(昭和オレインリッチ、昭和産業社製)を用いた。
油脂B:アマニ油(日清アマニ油;日清オイリオ社製)を用いた。
油脂C:半精製アマニ油(ADM社製)を酵素により加水分解して得た脂肪酸をウィンタリングにより飽和脂肪酸含量を低減させた。次いで、市販の固定化1,3位選択リパーゼを触媒として、分別脂肪酸とグリセリンとを減圧下でエステル化反応を行った。固定化酵素を濾別した後、反応終了品を分子蒸留にかけて精製し、トコフェロール製剤(理研ビタミン社製)0.2質量%を添加して油脂Cを得た。
ビタミンCパルミテート(VCP):L-アスコルビン酸パルミチン酸エステル、DSM社製
ゴマ油香料:ゴマアブラフレーバー、長谷川香料製
ゴマ油:かけ旨ごま油マイルド、竹本油脂製
実施例1~4及び比較例1~7
〔油脂組成物の調製〕
表2に示した割合で油脂A~C、ビタミンCパルミテート及びゴマ油香料を混合し、油脂組成物をそれぞれ調製した。
〔露光保存評価〕
上記で得た試験品について露光保存評価を行なった。試験品を、照明付インキュベーター(東京理化器械社製FLI-2010A)を使用して、25℃、照度2000lxの光に7日間暴露した。評価は、油脂Bに、表2に示した割合でゴマ油香料を混合したもの(保存前)を基準品1~3とし、保存後の各試験品と比較を行った。
各基準品と比較してゴマ油の香りが弱い(基準品よりもゴマ油香料濃度がマイナス5%以下と認識される)ものを「1」、基準品と同等である(基準品よりもゴマ油香料濃度がマイナス5%~プラス5%と認識される)ものを「2」、基準品よりも強い(基準品よりもゴマ油香料濃度がプラス5%以上と認識される)ものを「3」とし、専門パネル4名で官能評価を行い、協議により評点を決定した。
なお、本明細書において、「基準品と同等」であることを「マイナス5%~プラス5%の範囲」としたのは、基準品の香料濃度よりもマイナス5%~プラス5%の香料濃度のサンプルを、基準品とを比較しても官能評価で差異を認識できなかったことによる。マイナス5%よりも少ない香料濃度、プラス5%よりも多い香料濃度のサンプルと比較した場合には官能評価で差異を認識できたことによる。
結果を表2に示す。
実施例5~6及び比較例8~11
〔油脂組成物の調製〕
表3に示した割合で油脂A~C、ビタミンCパルミテート及びゴマ油を混合し、油脂組成物をそれぞれ調製した。
〔露光保存評価〕
上記で得た試験品について、上記と同様に露光保存評価を行なった。評価は、油脂Bに、表3に示した割合でゴマ油を混合したもの(保存前)を基準品4又は5とし、保存後の各試験品と比較を行った。各基準品と比較してゴマ油の香りが弱い(基準品よりもゴマ油濃度がマイナス5%以下と認識される)ものを「1」、基準品と同等である(基準品よりもゴマ油濃度がマイナス5%~プラス5%と認識される)ものを「2」、基準品よりも強い(基準品よりもゴマ油濃度がプラス5%以上と認識される)ものを「3」とし、専門パネル4名で官能評価を行い、協議により評点を決定した。
結果を表3に示す。
表2及び表3のとおり、各基準品はゴマ油の香りが感じられたが、α-リノレン酸が少ないか、ビタミンCパルミテートを配合しなかった比較例1~11の油脂組成物は、露光保存後にゴマ油の香りが弱くなった。これに対して、α-リノレン酸を多く含み、ビタミンCパルミテートを配合した実施例の油脂組成物は、保存前と同等か、より強くゴマ油の香り、特に焙煎ゴマ油の香ばしい香りが感じられることが確認された。

Claims (4)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(C):
    (A)構成脂肪酸の40~70質量%がα-リノレン酸である油脂
    (B)ビタミンC脂肪酸エステル
    (C)ゴマ油 20~85質量%
    を含有する油脂組成物であって、
    成分(A)油脂中のジアシルグリセロールの含有量が15質量%以上である、油脂組成物。
  2. 成分(B)ビタミンC脂肪酸エステルを0.005~0.2質量%含有する請求項1記載の油脂組成物。
  3. 成分(A)油脂を10~99.985質量%含有する請求項1又は2記載の油脂組成物。
  4. 成分(A)に対する成分(B)の含有量が0.03~1質量%である請求項1~のいずれか1項記載の油脂組成物。
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