JP7720718B2 - エレベーターのかご室 - Google Patents

エレベーターのかご室

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Description

本開示は、鏡を備えたエレベーターのかご室に関するものである。
特許文献1には、壁面に鏡が設けられたエレベーターのかご室が記載されている。鏡は、フレームに保持されている。鏡及びフレームは、第1金具、第2金具及び締結子によって壁に装着されている。第1金具は、鏡の裏面に対向して配置されている。第1金具の一側は、壁に締結されている。第1金具の他側は、フレーム内に嵌入されている。第2金具の一側は、壁に締結されている。第2金具の他側は、壁面から突出している。第2金具の他側は、フレームの裏側に形成された長穴に挿入され、フレームの端面の内側に重なり合っている。
実願昭57-29531号(実開昭58-134374号)のマイクロフィルム
上記のかご室において鏡を壁に取り付ける際には、工具を用いて第1金具及び第2金具のそれぞれを壁に締結する必要がある。したがって、上記のかご室には、鏡の取付け作業における作業工数が多くなってしまうという課題があった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、鏡の取付け作業の作業工数を削減できるエレベーターのかご室を提供することを目的とする。
本開示に係るエレベーターのかご室は、室内に面した内壁面を有するかご室壁と、前記内壁面に取り付けられた鏡と、を備え、前記鏡は、鏡本体と、前記鏡本体の裏面に固定された第1取付け部と、前記第1取付け部よりも下方に設けられ前記裏面に固定された第2取付け部と、を有しており、前記第1取付け部及び前記第2取付け部は、いずれも前記裏面から突出しており、前記内壁面には、前記第1取付け部が挿入された第1開口部と、前記第2取付け部が挿入された第2開口部と、が形成されており、前記第1取付け部は、前記第1開口部に対して着脱自在に取り付けられており、前記第2取付け部は、前記第2開口部に対して着脱自在に取り付けられている。
本開示によれば、鏡の取付け作業の作業工数を削減することができる。
実施の形態1に係るエレベーターのかご室を備えたエレベーターの構成を示す図である。 実施の形態1に係るエレベーターのかご室におけるかご室壁及び鏡の構成を示す正面図である。 図2のIII-III断面を示す断面図である。 図3に示す断面においてかご室壁及び鏡を分解した分解図である。 実施の形態1の変形例に係るエレベーターのかご室におけるかご室壁及び鏡の構成を示す正面図である。 図5のVI-VI断面を示す断面図である。 実施の形態2に係るエレベーターのかご室におけるかご室壁及び鏡の構成を示す正面図である。 図7のVIII-VIII断面を示す断面図である。 実施の形態3に係るエレベーターのかご室におけるかご室壁及び鏡の構成を示す正面図である。 図9のX-X断面を示す断面図である。 図10のXI-XI断面を示す断面図である。 図10に示す断面においてかご室壁及び鏡を分解した分解図である。
実施の形態1.
実施の形態1に係るエレベーターのかご室について説明する。図1は、本実施の形態に係るエレベーターのかご室を備えたエレベーターの構成を示す図である。図1において、昇降路1の上方には、機械室2が設けられている。機械室2には、巻上機3及びそらせ車6が設置されている。
巻上機3は、巻上機本体4と、駆動シーブ5とを有している。巻上機本体4は、不図示の巻上機モータと、不図示の巻上機ブレーキとを有している。巻上機モータは、駆動シーブ5を回転させる。巻上機ブレーキは、駆動シーブ5の静止状態を保持する。また、巻上機ブレーキは、駆動シーブ5の回転を制動する。
駆動シーブ5及びそらせ車6には、懸架体7が巻き掛けられている。懸架体7としては、複数本のロープ又は複数本のベルトが用いられている。懸架体7の一端には、かご装置8が接続されている。懸架体7の他端には、釣合おもり9が接続されている。
かご装置8及び釣合おもり9は、懸架体7によって昇降路1内に吊り下げられている。また、かご装置8及び釣合おもり9は、駆動シーブ5を回転させることによって、昇降路1内を昇降する。
昇降路1内には、一対のかごガイドレール10と、一対の釣合おもりガイドレール11とが設置されている。図1では、片側のかごガイドレール10、及び片側の釣合おもりガイドレール11のみが示されている。一対のかごガイドレール10は、かご装置8の昇降を案内する。一対の釣合おもりガイドレール11は、釣合おもり9の昇降を案内する。
かご装置8は、かご枠12及びかご室13を有している。かご枠12には、懸架体7が接続されている。かご室13は、かご枠12に支持されている。
図2は、本実施の形態に係るエレベーターのかご室におけるかご室壁及び鏡の構成を示す正面図である。図3は、図2のIII-III断面を示す断面図である。図4は、図3に示す断面においてかご室壁及び鏡を分解した分解図である。図2~図4の上下方向は、鉛直上下方向を表している。以下の説明では、かご室壁20をかご室13の室内側から見たときの左右方向を単に左右方向という場合がある。
図2~図4に示すように、かご室壁20は、内壁面20aと外壁面20bとを有している。内壁面20aは、かご室13の室内に面している。外壁面20bは、かご室13の外側を向いている。内壁面20aには、鏡30が取り付けられている。本実施の形態におけるかご室壁20は、かご室13の出入口と正対して配置された正面壁である。
鏡30は、鏡本体31と、2つの第1取付け部40-1、40-2と、2つの第2取付け部50-1、50-2と、を有している。鏡本体31は、長方形平板状の形状を有している。鏡本体31は、表面31a、裏面31b、上端面31c、下端面31d、左端面31e及び右端面31fを有している。表面31aは、かご室13の室内に面している。裏面31bは、かご室壁20の内壁面20aと対向している。上端面31c及び下端面31dはいずれも、水平であり、かつ左右方向に沿っている。左端面31e及び右端面31fは、いずれも上下方向に沿っている。
第1取付け部40-1及び第1取付け部40-2は、鏡本体31の裏面31bにおいて互いに左右対称となる位置に固定されている。第1取付け部40-1は、鏡本体31の左端側に設けられている。第1取付け部40-2は、鏡本体31の右端側に設けられている。第1取付け部の数は2つに限られず、1つ又は3つ以上であってもよい。
第2取付け部50-1及び第2取付け部50-2は、第1取付け部40-1及び第1取付け部40-2よりも下方に設けられている。第2取付け部50-1及び第2取付け部50-2は、鏡本体31の裏面31bにおいて互いに左右対称となる位置に固定されている。第2取付け部50-1は、鏡本体31の左端側に設けられている。第2取付け部50-2は、鏡本体31の右端側に設けられている。第2取付け部の数は2つに限られず、1つ又は3つ以上であってもよい。
以下、第1取付け部40-1及び第1取付け部40-2について、第1取付け部40-1を例に挙げて説明する。また、第2取付け部50-1及び第2取付け部50-2について、第2取付け部50-1を例に挙げて説明する。
第1取付け部40-1は、鏡本体31の裏面31b側に設けられており、裏面31bに固定されている。第1取付け部40-1は、裏面31bからかご室壁20側に突出している。第1取付け部40-1は、鏡本体31の上端面31cに沿った部分、すなわち鏡本体31の上端部に設けられている。また、第1取付け部40-1は、鏡本体31の左端面31eに沿った部分、すなわち鏡本体31の左端部に設けられている。つまり、第1取付け部40-1は、鏡本体31において上端面31cと左端面31eとの間に形成された角部の裏面31b側に配置されている。
第2取付け部50-1は、第1取付け部40-1と同様に、鏡本体31の裏面31b側に設けられており、鏡本体31の裏面31bに固定されている。第2取付け部50-2は、裏面31bからかご室壁20側に突出している。第2取付け部50-1は、第1取付け部40-1よりも下方に設けられている。第2取付け部50-1は、鏡本体31の下端面31dに沿った部分、すなわち鏡本体31の下端部に設けられている。また、第2取付け部50-1は、鏡本体31の左端面31eに沿った部分、すなわち鏡本体31の左端部に設けられている。つまり、第2取付け部50-1は、鏡本体31において下端面31dと左端面31eとの間に形成された角部の裏面31b側に配置されている。
第1取付け部40-1は、平板部41、板ばね部42及び曲げ部43を有する板ばね部材である。平板部41は、裏面31bに沿って配置され、裏面31bに固定されている。平板部41は、鏡本体31とかご室壁20との間に挟まれている。平板部41の左端41aは、鏡本体31の左端面31eに沿って配置されている。
曲げ部43は、平板部41と板ばね部42との間に設けられている。平板部41と板ばね部42とは、曲げ部43を介して接続されている。曲げ部43は、平板部41の上端に位置している。曲げ部43は、鏡本体31の上端面31cに沿って配置されている。
板ばね部42は、平板部41に対して交差する方向に延伸している。板ばね部42は、裏面31bからかご室壁20側に突出している。板ばね部42は、上側に凸となるように断面V字状に曲げられている。板ばね部42は、頂部42aと、2つの傾斜部42b、42cと、を有している。頂部42aは、傾斜部42bと傾斜部42cとの間に挟まれている。傾斜部42bは、頂部42aよりも曲げ部43側に形成されている。傾斜部42cは、頂部42aよりも板ばね部42の先端側に形成されている。
傾斜部42b及び傾斜部42cはいずれも、平板部41と垂直な方向に対して傾斜している。傾斜部42bは、曲げ部43から離れるほど高さが高くなるように傾斜している。傾斜部42cは、曲げ部43から離れるほど高さが低くなるように傾斜している。頂部42a、傾斜部42b及び傾斜部42cによって形成される山の高さ寸法は、H1である。
第2取付け部50-1は、第1取付け部40-1と同様に、平板部51、板ばね部52及び曲げ部53を有する板ばね部材である。平板部51は、裏面31bに沿って配置され、裏面31bに固定されている。平板部51は、鏡本体31とかご室壁20との間に挟まれている。平板部51の左端51aは、鏡本体31の左端面31eに沿って配置されている。
曲げ部53は、平板部51と板ばね部52との間に設けられている。平板部51と板ばね部52とは、曲げ部53を介して接続されている。曲げ部53は、平板部51の下端に位置している。曲げ部53は、鏡本体31の下端面31dに沿って配置されている。
板ばね部52は、平板部51に対して交差する方向に延伸している。板ばね部52は、裏面31bからかご室壁20側に突出している。板ばね部52は、下側に凸となるように断面V字状に曲げられている。板ばね部52は、頂部52aと、2つの傾斜部52b、52cと、を有している。頂部52aは、傾斜部52bと傾斜部52cとの間に挟まれている。傾斜部52bは、頂部52aよりも曲げ部53側に形成されている。傾斜部52cは、頂部52aよりも板ばね部52の先端側に形成されている。
傾斜部52b及び傾斜部52cはいずれも、平板部51と垂直な方向に対して傾斜している。傾斜部52bは、曲げ部53から離れるほど高さが低くなるように傾斜している。傾斜部52cは、曲げ部53から離れるほど高さが高くなるように傾斜している。頂部52a、傾斜部52b及び傾斜部52cによって形成される山の高さ寸法は、H2である。
板ばね部42の頂部42aと、板ばね部52の頂部52aと、の間における上下方向に沿った距離は、D1である。
かご室壁20の内壁面20aには、2つの第1開口部21-1、21-2と、2つの第2開口部22-1、22-2と、が形成されている。第1開口部21-1は、第1取付け部40-1と対応する位置に形成されている。第1開口部21-2は、第1取付け部40-2と対応する位置に形成されている。第2開口部22-1は、第2取付け部50-1と対応する位置に形成されている。第2開口部22-2は、第2取付け部50-2と対応する位置に形成されている。第1開口部21-1、第1開口部21-2、第2開口部22-1及び第2開口部22-2は、いずれもかご室壁20を厚み方向に貫通している。
以下、第1開口部21-1及び第1開口部21-2について、第1開口部21-1を例に挙げて説明する。また、第2開口部22-1及び第2開口部22-2について、第2開口部22-1を例に挙げて説明する。
第1開口部21-1は、左右方向に長い長方形状の開口形状を有している。第1開口部21-1の上下方向の寸法、すなわち第1開口部21-1の高さ寸法は、H3である。第1開口部21-1には、第1取付け部40-1の板ばね部42が室内側から挿入されている。第1開口部21-1の高さ寸法H3は、板ばね部42の山の高さ寸法H1よりも小さくなっている(H3<H1)。これにより、板ばね部42は、第1開口部21-1の上端面21bに引っ掛けられるようになっている。
板ばね部42は、第1開口部21-1の下端面21aと面接触している。これにより、第1取付け部40-1は、第1開口部21-1の下端面21aによって支持される。
第1開口部21-1の一部は、鏡本体31の上端面31cからはみ出している。このため、第1開口部21-1の一部は、かご室13の室内側に露出している。
第2開口部22-1は、左右方向に長い長方形状の開口形状を有している。第2開口部22-1の上下方向の寸法、すなわち第2開口部22-1の高さ寸法は、H4である。第2開口部22-1には、第2取付け部50-1の板ばね部52が室内側から挿入されている。第2開口部22-1の高さ寸法H4は、板ばね部52の山の高さ寸法H2よりも小さくなっている(H4<H2)。これにより、板ばね部52は、第2開口部22-1の下端面22aに引っ掛けられるようになっている。
板ばね部52は、第2開口部22-1の下端面22aと面接触している。これにより、第2取付け部50-1は、第2開口部22-1の下端面22aによって支持される。
第1開口部21-1の上端面21bと、第2開口部22-1の下端面22aと、の間における上下方向に沿った距離は、D2である。距離D2は、上記の距離D1よりも短くなっている(D2<D1)。
鏡30をかご室壁20に取り付ける際には、鏡本体31の裏面31bと、かご室壁20の内壁面20aと、を対向させた状態で、第1取付け部40-1の板ばね部42が第1開口部21-1に挿入される。板ばね部42は、当該板ばね部42の山の高さ寸法が第1開口部21-1の高さ寸法H3以下になるように弾性変形し、第1開口部21-1を通り抜ける。第1開口部21-1を通り抜けた板ばね部42は、元の形状に復元する。これにより、板ばね部42は、第1開口部21-1から容易には抜けなくなる。このように、第1取付け部40-1は、板ばね部42の弾性を利用したスナップフィットにより、第1開口部21-1に対して着脱自在に取り付けられる。同様に、第1取付け部40-2は、板ばね部42の弾性を利用したスナップフィットにより、第1開口部21-2に対して着脱自在に取り付けられる。
同様に、第2取付け部50-1の板ばね部52は、裏面31bと内壁面20aとを対向させた状態で、第2開口部22-1に挿入される。板ばね部52は、当該板ばね部52の山の高さ寸法が第2開口部22-1の高さ寸法H4以下になるように弾性変形し、第2開口部22-1を通り抜ける。第2開口部22-1を通り抜けた板ばね部52は、元の形状に復元する。これにより、板ばね部52は、第2開口部22-1から容易には抜けなくなる。このように、第2取付け部50-1は、板ばね部52の弾性を利用したスナップフィットにより、第2開口部22-1に対して着脱自在に取り付けられる。同様に、第2取付け部50-2は、板ばね部52の弾性を利用したスナップフィットにより、第2開口部22-2に対して着脱自在に取り付けられる。
このようにして、鏡30は、かご室壁20に取り付けられる。かご室壁20から離れる方向の力を鏡本体31に対して加えることにより、鏡30をかご室壁20から取り外すことも可能である。
本実施の形態では、鏡30をかご室壁20に容易に取り付けることができる。鏡30をかご室壁20に取り付ける作業は、かご室13のサイズに関わらず、かご室13の室内側から行うことができる。また、鏡30をかご室壁20に取り付ける際、かご室13の外部での作業は特に発生しない。さらに、かご室壁20と鏡30とをボルト等により固定する必要がないため、工具を用いた締結作業も特に発生しない。したがって、本実施の形態によれば、鏡30の取付け作業の作業工数を削減することができる。
また、本実施の形態では、かご室壁20から鏡30を容易に取り外すことができる。かご室壁20から鏡30を取り外す作業は、かご室13のサイズに関わらず、かご室13の室内側から行うことができる。また、かご室壁20から鏡30を取り外す際、かご室13の外部での作業は特に発生しない。したがって、本実施の形態によれば、鏡30の取外し作業の作業工数をも削減することができる。
図5は、本実施の形態の変形例に係るエレベーターのかご室におけるかご室壁及び鏡の構成を示す正面図である。図6は、図5のVI-VI断面を示す断面図である。図5及び図6に示すように、本変形例では、2つの第1取付け部40-1、40-2と、2つの第2取付け部50-1、50-2とが、図2及び図3に示した構成と同様の位置に配置されている。
鏡30の左端側において、第1取付け部40-1の平板部41と、第2取付け部50-1の平板部51とは、接続部60によって接続されている。接続部60は、平板部41及び平板部51と同様に、鏡本体31の裏面31bに固定されている。接続部60は、平板状の形状を有している。接続部60は、平板部41の厚み及び平板部51の厚みと同一の厚みを有している。接続部60は、鏡本体31の左端面31eに沿って延伸している。接続部60は、第1取付け部40-1及び第2取付け部50-1と一体に形成されていてもよい。
鏡30の右端側において、第1取付け部40-2の平板部41と、第2取付け部50-2の平板部51とは、接続部61によって接続されている。接続部61は、鏡本体31の右端面31fに沿って延伸している。接続部61は、接続部60と同様の構成を有している。
本変形例では、鏡30の左端側において、鏡本体31とかご室壁20との間の隙間が接続部60によって塞がれる。また、鏡30の右端側において、鏡本体31とかご室壁20との間の隙間が接続部61によって塞がれる。このため、鏡本体31とかご室壁20との間の隙間がかご室13の室内から視認されにくくなる。したがって、本変形例によれば、かご室13の意匠性を向上させることができる。
以上説明したように、本実施の形態に係るエレベーターのかご室13は、かご室壁20と、鏡30と、を備えている。かご室壁20は、室内に面した内壁面20aを有している。鏡30は、内壁面20aに取り付けられている。鏡30は、鏡本体31と、第1取付け部40-1と、第2取付け部50-1と、を有している。第1取付け部40-1は、鏡本体31の裏面31bに固定されている。第2取付け部50-1は、第1取付け部40-1よりも下方に設けられている。第2取付け部50-1は、裏面31bに固定されている。第1取付け部40-1及び第2取付け部50-1は、いずれも裏面31bから突出している。内壁面20aには、第1開口部21-1と、第2開口部22-1と、が形成されている。第1開口部21-1には、第1取付け部40-1が挿入されている。第2開口部22-1には、第2取付け部50-1が挿入されている。第1取付け部40-1は、第1開口部21-1に対して着脱自在に取り付けられている。第2取付け部50-1は、第2開口部22-1に対して着脱自在に取り付けられている。ここで、第1取付け部40-1は、第1取付け部の一例である。第2取付け部50-1は、第2取付け部の一例である。第1開口部21-1は、第1開口部の一例である。第2開口部22-1は、第2開口部の一例である。
この構成によれば、かご室13の室内側において、鏡30をかご室壁20に容易に取り付けることができる。したがって、鏡30の取付け作業の作業工数を削減することができる。また、この構成によれば、かご室13の室内側において、鏡30をかご室壁20から容易に取り外すことができる。したがって、鏡30の取外し作業の作業工数を削減することができる。
本実施の形態に係るエレベーターのかご室13において、第1取付け部40-1は、平板部41と、板ばね部42と、曲げ部43と、を有している。平板部41は、裏面31bに固定されている。板ばね部42は、平板部41に対して交差する方向に延伸している。曲げ部43は、平板部41と板ばね部42との間に設けられている。第2取付け部50-1は、平板部51と、板ばね部52と、曲げ部53と、を有している。平板部51は、裏面31bに固定されている。板ばね部52は、平板部51に対して交差する方向に延伸している。曲げ部53は、平板部51と板ばね部52との間に設けられている。第1取付け部40-1の板ばね部42は、第1開口部21-1に挿入されている。第2取付け部50-1の板ばね部52は、第2開口部22-1に挿入されている。この構成によれば、第1取付け部40-1及び第2取付け部50-1のそれぞれの構造を簡素化することができる。
本実施の形態に係るエレベーターのかご室13において、第1取付け部40-1の板ばね部42は、第1開口部21-1の上端面21bに引っ掛けられている。第2取付け部50-1の板ばね部52は、第2開口部22-1の下端面22aに引っ掛けられている。ここで、上端面21bは、第1開口部21-1の端面の一例である。下端面22aは、第2開口部22-1の端面の一例である。この構成によれば、第1取付け部40-1の構造を簡素化しつつ、第1取付け部40-1を第1開口部21-1に対して着脱自在に取り付けることができる。また、第2取付け部50-1の構造を簡素化しつつ、第2取付け部50-1を第2開口部22-1に対して着脱自在に取り付けることができる。
本実施の形態に係るエレベーターのかご室13において、第1取付け部40-1は、鏡本体31の上端部に設けられている。第2取付け部50-1は、鏡本体31の下端部に設けられている。この構成によれば、鏡30をかご室壁20に安定して取り付けることができる。
本実施の形態に係るエレベーターのかご室13において、第1取付け部40-1の平板部41と、第2取付け部50-1の平板部51とは、いずれも鏡本体31の左端面31eに沿って設けられている。第1取付け部40-1の曲げ部43は、鏡本体31の上端面31cに沿って設けられている。第2取付け部50-1の曲げ部53は、鏡本体31の下端面31dに沿って設けられている。第1取付け部40-1の平板部41と、第2取付け部50-1の平板部51とは、平板状の接続部60によって互いに接続されている。接続部60は、左端面31eに沿って延伸している。ここで、左端面31eは、一方の側端面の一例である。この構成によれば、鏡本体31とかご室壁20との間の隙間がかご室13の室内から視認されにくくなるため、かご室13の意匠性を向上させることができる。
実施の形態2.
実施の形態2に係るエレベーターのかご室について説明する。図7は、本実施の形態に係るエレベーターのかご室におけるかご室壁及び鏡の構成を示す正面図である。図8は、図7のVIII-VIII断面を示す断面図である。なお、実施の形態1と同様の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図7及び図8に示すように、第1取付け部40-1及び第1取付け部40-2は、鏡本体31の上端部よりも下方に設けられている。すなわち、第1取付け部40-1及び第1取付け部40-2のそれぞれの曲げ部43は、鏡本体31の上端面31cよりも下方に設けられている。
第2取付け部50-1及び第2取付け部50-2は、鏡本体31の下端部よりも上方に設けられている。すなわち、第2取付け部50-1及び第2取付け部50-2のそれぞれの曲げ部53は、鏡本体31の下端面31dよりも上方に設けられている。
第1開口部21-1、第1開口部21-2、第2開口部22-1及び第2開口部22-2は、第1取付け部40-1、第1取付け部40-2、第2取付け部50-1及び第2取付け部50-2とそれぞれ対応する位置に設けられている。第1開口部21-1及び第1開口部21-2は、鏡本体31の上端面31cよりも下方に設けられている。第2開口部22-1及び第2開口部22-2は、鏡本体31の下端面31dよりも上方に設けられている。
以上説明したように、本実施の形態に係るエレベーターのかご室13では、第1取付け部40-1及び第1取付け部40-2のそれぞれは、鏡本体31の上端部よりも下方に設けられている。この構成によれば、第1開口部21-1及び第1開口部21-2のそれぞれを鏡本体31の上端面31cよりも下方に設けることができる。したがって、第1開口部21-1及び第1開口部21-2がかご室13の室内から視認されるのを防ぐことができるため、かご室13の意匠性を向上させることができる。
本実施の形態に係るエレベーターのかご室13では、第2取付け部50-1及び第2取付け部50-2のそれぞれは、鏡本体31の下端部よりも上方に設けられている。この構成によれば、第2開口部22-1及び第2開口部22-2のそれぞれを鏡本体31の下端面31dよりも上方に設けることができる。したがって、かご室13の室内から第2開口部22-1及び第2開口部22-2がより視認されにくくなるため、かご室13の意匠性を向上させることができる。
実施の形態3.
実施の形態3に係るエレベーターのかご室について説明する。図9は、本実施の形態に係るエレベーターのかご室におけるかご室壁及び鏡の構成を示す正面図である。図10は、図9のX-X断面を示す断面図である。図11は、図10のXI-XI断面を示す断面図である。図12は、図10に示す断面においてかご室壁及び鏡を分解した分解図である。なお、実施の形態1又は2と同様の機能及び作用を有する構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
図9~図12に示すように、鏡本体31の裏面31bには、2つの第1取付け部40-1、40-2と、2つの第2取付け部50-1、50-2と、が固定されている。第1取付け部40-1及び第1取付け部40-2は、互いに左右対称の構成を有している。第2取付け部50-1及び第2取付け部50-2は、互いに左右対称の構成を有している。
かご室壁20の内壁面20aには、2つの第1開口部21-1、21-2と、2つの第2開口部22-1、22-2と、が形成されている。第1開口部21-1は、第1取付け部40-1と対応する位置に形成されている。第1開口部21-2は、第1取付け部40-2と対応する位置に形成されている。第2開口部22-1は、第2取付け部50-1と対応する位置に形成されている。第2開口部22-2は、第2取付け部50-2と対応する位置に形成されている。
かご室壁20の内壁面20aと垂直な方向に見たとき、第1開口部21-1及び第1開口部21-2は、鏡本体31の上端面31cよりも下方に設けられている。同方向に見たとき、第2開口部22-1及び第2開口部22-2は、鏡本体31の下端面31dよりも上方に設けられている。同方向に見たとき、第1開口部21-1及び第2開口部22-1は、鏡本体31の左端面31eよりも右方に設けられている。同方向に見たとき、第1開口部21-2及び第2開口部22-2は、鏡本体31の右端面31fよりも左方に設けられている。
以下、第1取付け部40-1、第1取付け部40-2、第2取付け部50-1及び第2取付け部50-2の構成について、第1取付け部40-2を例に挙げて説明する。また、第1開口部21-1、第1開口部21-2、第2開口部22-1及び第2開口部22-2の構成について、第1開口部21-2を例に挙げて説明する。
かご室壁20の外壁面20bにおいて第1開口部21-2の下方には、支持部材23が固定されている。支持部材23は、2つの平板部23a、23bと、曲げ部23cと、を有する断面L字状の部材である。平板部23aは、外壁面20bに沿って配置され、外壁面20bに固定されている。平板部23bは、外壁面20bからかご室13の外側に向かって突出している。平板部23bは水平に配置されている。曲げ部23cは、平板部23aと平板部23bとの間に設けられている。曲げ部23cは、第1開口部21-2の下端面21aに沿って配置されている。
かご室壁20の外壁面20bにおいて第1開口部21-2の上方には、スタッド固定部材24が固定されている。スタッド固定部材24には、スタッド25が固定されている。スタッド25は、円柱状の形状を有している。スタッド25は、上下方向に沿って内壁面20aと平行に延伸している。かご室壁20の内壁面20aと垂直な方向に見たとき、スタッド25は、第1開口部21-2の内部に配置されている。
第1取付け部40-2は、板ばね部42の表面とスタッド25の延伸方向とが沿うように、鏡本体31の裏面31bに固定されている。かご室壁20の内壁面20aと垂直な方向に見たとき、第1取付け部40-2は、スタッド25の左側に位置している。すなわち、第1取付け部40-2は、スタッド25よりも鏡本体31の左右方向における中心側に位置している。
板ばね部42は、鏡本体31の左右方向において右側に凸となるように断面V字状に曲げられている。板ばね部42は、頂部42aと、2つの傾斜部42b、42cと、を有している。傾斜部42bは、頂部42aよりも曲げ部43側に形成されている。傾斜部42cは、頂部42aよりも板ばね部42の先端側に形成されている。
傾斜部42b及び傾斜部42cはいずれも、平板部41と垂直な方向に対して傾斜している。傾斜部42bは、曲げ部43から離れるほど、左右方向において鏡本体31の右端面31fに近づくように傾斜している。傾斜部42cは、曲げ部43から離れるほど、左右方向において鏡本体31の右端面31fから離れるように傾斜している。
板ばね部42は、第1開口部21-2に挿入され、スタッド25に引っ掛けられている。これにより、第1取付け部40-2は、第1開口部21-2に対して着脱自在に取り付けられる。
鏡本体31の裏面31bにおいて第1取付け部40-2の下方には、板状の被支持部材32が固定されている。被支持部材32は、裏面31bからかご室壁20側に突出している。被支持部材32は、水平に配置されている。被支持部材32は、第1開口部21-2の下端面21aと、支持部材23の平板部23bと、に面接触している。これにより、鏡本体31は、被支持部材32を介して、かご室壁20に支持される。
鏡本体31の裏面31bにおいて、第1取付け部40-2の下方かつ被支持部材32の上方には、位置決め部材33が固定されている。位置決め部材33は、裏面31bからかご室壁20側に突出している。位置決め部材33は、水平に配置されている。位置決め部材33の先端部には、凹部33aが形成されている。凹部33aには、スタッド25が嵌め込まれている。凹部33aにスタッド25が嵌め込まれることにより、鏡30がかご室壁20に対して左右方向に位置決めされる。
本実施の形態では、位置決め部材33と被支持部材32とが一体に形成されているが、位置決め部材33と被支持部材32とは互いに別部材であってもよい。
本実施の形態では、かご室壁20の内壁面20aと垂直な方向に見たとき、第1取付け部40-2は、第1開口部21-2の内部に配置されている。同様に、かご室壁20の内壁面20aと垂直な方向に見たとき、第1取付け部40-1、第2取付け部50-1及び第2取付け部50-2のそれぞれは、対応する開口部の内部に配置されている。これにより、鏡本体31の裏面31bと、かご室壁20の内壁面20aと、を接触させることができる。したがって、鏡本体31とかご室壁20との間に隙間が形成されるのを防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、かご室13の意匠性を向上させることができる。
また、本実施の形態では、かご室壁20の内壁面20aと垂直な方向に見たとき、第1開口部21-1、第1開口部21-2、第2開口部22-1及び第2開口部22-2のそれぞれは、鏡本体31の外周端よりも内側に配置されている。したがって、第1開口部21-1、第1開口部21-2、第2開口部22-1及び第2開口部22-2がかご室13の室内から視認されるのを防ぐことができる。よって、本実施の形態によれば、かご室13の意匠性を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、実施の形態1及び2と同様の効果を得ることもできる。
以上説明したように、本実施の形態に係るエレベーターのかご室13では、内壁面20aと垂直な方向に見たとき、第1開口部21-1、第1開口部21-2、第2開口部22-1及び第2開口部22-2のそれぞれの内部には、スタッド25が配置されている。スタッド25は、内壁面20aと平行な方向に沿って延伸している。第1取付け部40-1及び第1取付け部40-2のそれぞれの板ばね部42は、スタッド25に引っ掛けられている。第2取付け部50-1及び第2取付け部50-2のそれぞれの板ばね部52は、スタッド25に引っ掛けられている。この構成によれば、各第1取付け部を各第1開口部に対して着脱自在に取り付けることができる。また、各第2取付け部を各第2開口部に対して着脱自在に取り付けることができる。
上記の各実施の形態及び変形例は、互いに組み合わせて実施することが可能である。
1 昇降路、2 機械室、3 巻上機、4 巻上機本体、5 駆動シーブ、6 そらせ車、7 懸架体、8 かご装置、9 釣合おもり、10 かごガイドレール、11 釣合おもりガイドレール、12 かご枠、13 かご室、20 かご室壁、20a 内壁面、20b 外壁面、21-1、21-2 第1開口部、21a 下端面、21b 上端面、22-1、22-2 第2開口部、22a 下端面、23 支持部材、23a、23b 平板部、23c 曲げ部、24 スタッド固定部材、25 スタッド、30 鏡、31 鏡本体、31a 表面、31b 裏面、31c 上端面、31d 下端面、31e 左端面、31f 右端面、32 被支持部材、33 位置決め部材、33a 凹部、40-1、40-2 第1取付け部、41 平板部、41a 左端、42 板ばね部、42a 頂部、42b、42c 傾斜部、43 曲げ部、50-1、50-2 第2取付け部、51 平板部、51a 左端、52 板ばね部、52a 頂部、52b、52c 傾斜部、53 曲げ部、60、61 接続部、D1、D2 距離、H1、H2、H3、H4 高さ寸法。

Claims (6)

  1. 室内に面した内壁面を有するかご室壁と、
    前記内壁面に取り付けられた鏡と、
    を備え、
    前記鏡は、鏡本体と、前記鏡本体の裏面に固定された第1取付け部と、前記第1取付け部よりも下方に設けられ前記裏面に固定された第2取付け部と、を有しており、
    前記第1取付け部及び前記第2取付け部は、いずれも前記裏面から突出しており、
    前記内壁面には、前記第1取付け部が挿入された第1開口部と、前記第2取付け部が挿入された第2開口部と、が形成されており、
    前記第1取付け部は、前記第1開口部に対して着脱自在に取り付けられており、
    前記第2取付け部は、前記第2開口部に対して着脱自在に取り付けられており、
    前記第1取付け部及び前記第2取付け部のそれぞれは、
    前記裏面に固定された平板部と、
    前記平板部に対して交差する方向に延伸した板ばね部と、
    前記平板部と前記板ばね部との間に設けられた曲げ部と、を有しており、
    前記第1取付け部の前記板ばね部は、前記第1開口部に挿入されており、
    前記第2取付け部の前記板ばね部は、前記第2開口部に挿入されており、
    前記第1取付け部の前記板ばね部は、上側に凸となるように曲げられており、
    前記第2取付け部の前記板ばね部は、下側に凸となるように曲げられており、
    前記第1開口部の高さ寸法は、前記第1取付け部の前記板ばね部によって形成される山の高さ寸法よりも小さくなっており、
    前記第2開口部の高さ寸法は、前記第2取付け部の前記板ばね部によって形成される山の高さ寸法よりも小さくなっているエレベーターのかご室。
  2. 前記第1取付け部の前記板ばね部は、前記第1開口部の端面に引っ掛けられており、
    前記第2取付け部の前記板ばね部は、前記第2開口部の端面に引っ掛けられている請求項に記載のエレベーターのかご室。
  3. 前記第1取付け部は、前記鏡本体の上端部に設けられており、
    前記第2取付け部は、前記鏡本体の下端部に設けられている請求項1又は請求項2に記載のエレベーターのかご室。
  4. 前記第1取付け部は、前記鏡本体の上端部よりも下方に設けられている請求項1又は請求項2に記載のエレベーターのかご室。
  5. 前記第2取付け部は、前記鏡本体の下端部よりも上方に設けられている請求項に記載のエレベーターのかご室。
  6. 前記第1取付け部の前記平板部と、前記第2取付け部の前記平板部とは、いずれも前記鏡本体の一方の側端面に沿って設けられており、
    前記第1取付け部の前記曲げ部は、前記鏡本体の上端面に沿って設けられており、
    前記第2取付け部の前記曲げ部は、前記鏡本体の下端面に沿って設けられており、
    前記第1取付け部の前記平板部と、前記第2取付け部の前記平板部とは、平板状の接続部によって互いに接続されており、
    前記接続部は、前記一方の側端面に沿って延伸している請求項又は請求項に記載のエレベーターのかご室。
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