JP7724096B2 - 品質管理システム及び、品質管理方法 - Google Patents
品質管理システム及び、品質管理方法Info
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Description
地盤に振動を伝達することにより前記地盤を締め固める振動転圧機の振動加速度を取得可能な加速度取得手段と、
前記振動転圧機の位置情報を取得可能な位置情報取得手段と、
前記地盤の表面を複数の領域に区画すると共に、前記振動転圧機による前記複数の領域のそれぞれの転圧回数を、前記位置情報取得手段によって取得される前記位置情報に基づいて演算する転圧回数演算手段と、
前記加速度取得手段によって取得される前記振動加速度を周波数解析することにより、前記振動転圧機によって転圧された前記地盤の締固め状態を示す指標値を前記複数の領域ごとにそれぞれ演算する締固め指標値演算手段と、
前記締固め指標値演算手段によって演算される前記指標値を、前記複数の領域ごとに前記転圧回数と紐付けて格納するデータベースと、
前記データベースに格納された前記転圧回数及び、前記指標値を、前記複数の領域ごとにそれぞれ出力可能な出力処理手段と、を備えることを特徴とする。
前記振動転圧機によって転圧された前記地盤の鉛直方向の変位量である沈下量を少なくとも前記複数の領域ごとに取得可能な沈下量取得手段をさらに備えており、
前記データベースは、前記沈下量取得手段によって取得される前記沈下量を、前記複数の領域ごとに前記転圧回数と紐付けて格納し、
前記出力処理手段は、前記データベースに格納された前記沈下量を、前記複数の領域ごとにそれぞれ出力可能であることが好ましい。
前記締固め指標値演算手段によって演算される前記指標値の収斂傾向及び、又は、前記沈下量取得手段によって取得される前記沈下量の収斂傾向に基づいて、前記地盤が締め固められたか否かを判定する締固め判定手段をさらに備えることが好ましい。
前記振動転圧機によって転圧された前記地盤の含水比を少なくとも前記複数の領域ごとに取得可能な含水比取得手段をさらに備えており、
前記データベースは、前記含水比取得手段によって取得される前記含水比を、前記複数の領域ごとに前記転圧回数と紐付けて格納し、
前記出力処理手段は、前記データベースに格納された前記含水比を、前記複数の領域ごとにそれぞれ出力可能であることが好ましい。
前記含水比取得手段によって取得される前記含水比の変化に基づいて、前記複数の領域ごとに土質材料が変化したか否かを判定する材料変化判定手段をさらに備えることが好ましい。
前記含水比取得手段は、前記振動転圧機の走行軌跡に沿って自律走行可能又は追従走行可能な移動体に搭載されていることが好ましい。
前記締固め指標値演算手段は、
前記振動転圧機の振動力の伝達深さが、一回の転圧施工で締固められる施工層の層厚よりも深い場合には、現施工層の前記指標値を演算する際に、下層の影響を取り除いて演算する補正処理を行うことが好ましい。
前記締固め指標値演算手段は、
第1の所定個数の振動加速度データを1回の周波数解析に必要な処理単位とし、該処理単位よりも少ない第2の所定個数の振動加速度データを取得する度に、直近に取得した前記第2の所定個数の振動加速度データを含む前記処理単位の振動加速度データを用いて周波数解析を行うことにより、前記指標値の演算周期を前記振動加速度データのサンプリング周期よりも短くするシフト処理を実行することが好ましい。
前記締固め指標値演算手段は、前記指標値として、前記周波数解析により求められる加速度応答値と、該加速度応答値から求められる地盤変形係数とを演算することが好ましい。
地盤に振動を伝達する振動転圧機を用いて前記地盤を締め固める転圧施工を実施し、
前記転圧施工と並行して前記振動転圧機の位置情報を取得し、
前記地盤を複数の領域に区画すると共に、前記振動転圧機による前記複数の領域のそれぞれの転圧回数を、前記位置情報に基づいて演算し、
前記振動転圧機の振動加速度を取得すると共に、取得した前記振動加速度を周波数解析することにより、前記振動転圧機によって転圧された前記地盤の締固め状態を示す指標値を前記複数の領域ごとにそれぞれ演算し、
前記複数の領域ごとに演算される前記指標値を前記転圧回数と紐付けて格納するデータベースを構築し、
前記データベースに格納された前記転圧回数及び、前記指標値を、前記複数の領域ごとにそれぞれ出力することを特徴とする。
図1は、本実施形態に係る品質管理システム1を示す模式的な機能ブロック図であり、図2は、本実施形態に係る品質管理システム1が適用される現場の一例及び、振動ローラ2を示す模式図である。なお、以下において、品質管理システム1は、単に「本実施装置」と称する場合もある。
転圧回数演算部14は、振動ローラ2による施工対象地盤Gの転圧回数Rnを、位置情報取得部11が取得する振動ローラ2の位置情報(走行軌跡)に基づいて演算する。具体的には、転圧回数演算部14は、図2(A)に示すように、現場の施工対象地盤G(表面)を、例えば1m角の四角形状の複数の領域G1、G2・・・Gnにメッシュ状に区画し、各領域G1、G2・・・Gnごとに転圧回数Rnを演算する。転圧回数演算部14は、位置情報取得部11が取得する振動ローラ2の位置情報に基づき、振動ローラ2が特定の領域(例えば、領域G1)を1回通過(又は、進入)したことを検出すると、当該領域(領域G1)の転圧回数Rnを1回としてカウントし、以降、振動ローラ2が当該領域(領域G1)を通過(又は、進入)する度に回数を逐次加算することにより、当該領域(領域G1)の転圧回数Rnを演算する。転圧回数演算部14により演算される転圧回数Rnは、領域G1、G2・・・Gnにそれぞれ紐付けられて演算処理部13の記憶部に格納されると共に、品質管理処理部40にリアルタイムで送信される。
加速度応答値演算部15は、加速度センサ12が取得する振動加速度Aに基づいて、加速度応答値Ft(地盤の締固めに伴い増加する加速度データの乱れ率)を演算する。ここで、振動ローラ2は、励振装置により転圧輪5を鉛直方向に振動させることにより施工対象地盤Gを締め固める。地盤を締固める際の転圧輪5の加速度波形は、地盤の締固めに伴い地盤剛性が増加するに従い乱れ、高周波成分がスペクトルとして卓越してくる(図4参照)。加速度応答値演算部15は、この性質に着目した所謂振動加速度応答法を用いて、加速度応答値Ftを所定の演算周期で演算する。
ここで、FFT解析は、入力データの周波数成分を算出することから、分解能を維持するにはある程度のデータ数(例えば、1024個)が必要となる。FFT解析の処理において、必要なデータ数を高速なサンプリング速度で取得すれば、広帯域の解析を実現できるが、サンプリング速度を速めすぎると、CPUの負荷が増大してしまう。このため、サンプリング速度をある程度下げることで、CPUの処理能力に影響を与えないようにすることが望ましいが、FFT解析に必要なデータ数が揃うまでに時間を要することから、演算結果の出力までに時間が掛かってしまう問題がある。
再び図1に戻り、地盤変形係数演算部16は、予め実験などで求めた加速度応答値と地盤変形係数との関係式に基づいて、地盤変形係数E(地盤剛性)を演算する。具体的には、地盤変形係数演算部16は、加速度応答値演算部15が演算する加速度応答値Ft及び、振動ローラ2の諸元値を、以下の数式(2)に代入することにより地盤変形係数Eを演算する。
一般的な土工事では、地盤の締固めは複数層にわたって段階的に行われ、各層は施工管理上の理由から約30cmの厚さで締固められる。一方、振動ローラ2は高性能なものが多く、転圧輪5から地盤に伝達される振動は、現在締固めを行っている層(以下、現施工層と呼ぶ)よりも下層にまで伝達される。
沈下量取得部20は、測量機としてのレーザスキャナ21を備えている。具体的には、図7に示すように、レーザスキャナ21は、レーザ光を照射して反射光を受光するレーザセンサ部22と、レーザセンサ部22を支持する支持部23と、上部に支持部23が取り付けられる三脚24とを有する。レーザスキャナ21は、支持部23がレーザセンサ部22を地表面に対して水平方向に回転させるとともに、地表面に対して垂直方向に回転させることにより、地表面における測定点の三次元座標(x、y、z)を計測できるように構成されている。
含水比取得部30は、計測器としての散乱型のRI水分密度計31を備えている。具体的には、図8に示すように、含水比取得部30は、RI水分密度計31を搭載した走行体33を有する。走行体33には、位置情報取得装置としてのGNSS32も搭載されている。
再び図1を参照し、品質管理処理部40は、CPUなどの処理部、RAMやROMなどの記憶部、入出力用のインターフェイス、補助記憶装置などを備えており、パーソナルコンピュータやサーバ等の情報処理装置によって構成されている。品質管理処理部40は、ROMに格納された品質管理プログラムをCPUが実行することにより、収斂判定部41(締固め判定手段)、材料変化判定部42(材料変化判定手段)、データ入力処理部43、多次元データベース44、データ出力処理部45(出力処理手段)を備える装置として機能する。また、品質管理処理部40には、ディスプレイなどの表示部50、キーボードやマウスなどの入力部60がそれぞれ接続されている。
次に、図10に示すフローに基づいて、本実施装置を用いた品質管理方法について説明する。以下に説明するステップS100~S150の各工程は、盛土が所望の設計高さに達するまで、施工層ごとに繰り返し実行される。
なお、本開示は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
Claims (9)
- 地盤に振動を伝達することにより前記地盤を締め固める振動転圧機の振動加速度を取得可能な加速度取得手段と、
前記振動転圧機の位置情報を取得可能な位置情報取得手段と、
前記地盤の表面を複数の領域に区画すると共に、前記振動転圧機による前記複数の領域のそれぞれの転圧回数を、前記位置情報取得手段によって取得される前記位置情報に基づいて演算する転圧回数演算手段と、
前記加速度取得手段によって取得される前記振動加速度を周波数解析することにより、前記振動転圧機によって転圧された前記地盤の締固め状態を示す指標値を前記複数の領域ごとにそれぞれ演算する締固め指標値演算手段と、
前記振動転圧機によって転圧された前記地盤の含水比を少なくとも前記複数の領域ごとに取得可能な含水比取得手段と、
前記締固め指標値演算手段によって演算される前記指標値及び、前記含水比取得手段によって取得される前記含水比を、前記複数の領域ごとに前記転圧回数と紐付けて格納するデータベースと、
前記データベースに格納された前記転圧回数及び、前記指標値及び、前記含水比を、前記複数の領域ごとにそれぞれ出力可能な出力処理手段と、を備える
ことを特徴とする品質管理システム。 - 前記含水比取得手段によって取得される前記含水比の変化に基づいて、前記複数の領域ごとに土質材料が変化したか否かを判定する材料変化判定手段をさらに備える
請求項1に記載の品質管理システム。 - 前記含水比取得手段は、前記振動転圧機の走行軌跡に沿って自律走行可能又は追従走行可能な移動体に搭載されている
請求項1又は2に記載の品質管理システム。 - 地盤に振動を伝達することにより前記地盤を締め固める振動転圧機の振動加速度を取得可能な加速度取得手段と、
前記振動転圧機の位置情報を取得可能な位置情報取得手段と、
前記地盤の表面を複数の領域に区画すると共に、前記振動転圧機による前記複数の領域のそれぞれの転圧回数を、前記位置情報取得手段によって取得される前記位置情報に基づいて演算する転圧回数演算手段と、
前記加速度取得手段によって取得される前記振動加速度を周波数解析することにより、前記振動転圧機によって転圧された前記地盤の締固め状態を示す指標値を前記複数の領域ごとにそれぞれ演算する締固め指標値演算手段と、
前記締固め指標値演算手段によって演算される前記指標値を、前記複数の領域ごとに前記転圧回数と紐付けて格納するデータベースと、
前記データベースに格納された前記転圧回数及び、前記指標値を、前記複数の領域ごとにそれぞれ出力可能な出力処理手段と、を備え、
前記締固め指標値演算手段は、
前記振動転圧機の振動力の伝達深さが、一回の転圧施工で締固められる施工層の層厚よりも深い場合には、現施工層の前記指標値を演算する際に、下層の影響を取り除いて演算する補正処理を行う
ことを特徴とする品質管理システム。 - 前記振動転圧機によって転圧された前記地盤の鉛直方向の変位量である沈下量を少なくとも前記複数の領域ごとに取得可能な沈下量取得手段をさらに備えており、
前記データベースは、前記沈下量取得手段によって取得される前記沈下量を、前記複数の領域ごとに前記転圧回数と紐付けて格納し、
前記出力処理手段は、前記データベースに格納された前記沈下量を、前記複数の領域ごとにそれぞれ出力可能である
請求項1から4の何れか一項に記載の品質管理システム。 - 前記締固め指標値演算手段によって演算される前記指標値の収斂傾向及び、又は、前記沈下量取得手段によって取得される前記沈下量の収斂傾向に基づいて、前記地盤が締め固められたか否かを判定する締固め判定手段をさらに備える
請求項5に記載の品質管理システム。 - 前記締固め指標値演算手段は、
第1の所定個数の振動加速度データを1回の周波数解析に必要な処理単位とし、該処理単位よりも少ない第2の所定個数の振動加速度データを取得する度に、直近に取得した前記第2の所定個数の振動加速度データを含む前記処理単位の振動加速度データを用いて周波数解析を行うことにより、前記指標値の演算周期を前記振動加速度データのサンプリング周期よりも短くするシフト処理を実行する
請求項1から6の何れか一項に記載の品質管理システム。 - 前記締固め指標値演算手段は、前記指標値として、前記周波数解析により求められる加速度応答値と、該加速度応答値から求められる地盤変形係数とを演算する
請求項1から7の何れか一項に記載の品質管理システム。 - 地盤に振動を伝達する振動転圧機を用いて前記地盤を締め固める転圧施工を実施し、
前記転圧施工と並行して前記振動転圧機の位置情報を取得し、
前記地盤を複数の領域に区画すると共に、前記振動転圧機による前記複数の領域のそれぞれの転圧回数を、前記位置情報に基づいて演算し、
前記振動転圧機の振動加速度を取得すると共に、取得した前記振動加速度を周波数解析することにより、前記振動転圧機によって転圧された前記地盤の締固め状態を示す指標値を前記複数の領域ごとにそれぞれ演算し、
前記振動転圧機によって転圧された前記地盤の含水比を少なくとも前記複数の領域ごとに取得し、
前記複数の領域ごとに演算される前記指標値及び、前記複数の領域ごとに取得される前記含水比を前記転圧回数と紐付けて格納するデータベースを構築し、
前記データベースに格納された前記転圧回数及び、前記指標値及び、前記含水比を、前記複数の領域ごとにそれぞれ出力する
ことを特徴とする品質管理方法。
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