JP7724147B2 - 超音波診断装置及びプログラム - Google Patents

超音波診断装置及びプログラム

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Description

本発明は、超音波診断装置及びプログラムに関する。
超音波診断装置等の画像診断装置によって取得された画像データが、当該画像診断装置の記憶装置に記憶される場合がある。画像診断装置の記憶装置の残容量が少なくなると、画像診断装置の性能が低下することがあるため、それを避けるために、記憶装置の残容量を増やす作業や処理が行われることがある。例えば、検査終了後に、サーバ等の外部装置に転送済みの画像データを記憶装置から自動的に削除したり、一定期間毎に画像データを自動的に記憶装置から削除したりしている。また、ある程度の期間、画像データを画像診断装置の記憶装置に記憶させておく運用が行われる場合には、ユーザが手動で画像データを記憶装置から削除することがある。
特許文献1には、主記憶装置に記憶されているファイル群の一部又は全部を、補助記憶装置にバックアップすると判断した場合、主記憶装置に記憶されている画像ファイル群の一部又は全部を、補助記憶装置に送信して記録し、補助記憶装置に記録した画像ファイルを主記憶装置から削除する画像診断装置が記載されている。
特許文献2には、医用装置に関する操作ログを生成して記憶装置に記憶させ、その記憶された操作ログを読み出し、監査ログとして不足している情報と操作ログとを組み合わせて監査ログを生成するログ管理システムが記載されている。
特開2006-326209号公報 特開2007-50177号公報
本発明の目的は、超音波診断装置の性能を低下させずに超音波診断装置の使用を可能にすることにある。
本発明の1つの態様は、超音波を送受波することで取得された画像データを記憶する記憶手段と、前記記憶手段の残容量と自装置の性能とに基づいて、前記記憶手段に記憶されている画像データの効率化処理を制御する制御手段と、を含むことを特徴とする超音波診断装置である。
上記の構成によれば、記憶手段の残容量と自装置の性能とに基づいて効率化処理が制御される。例えば、制御手段は、効率化処理の制御として、効率化処理の実行をユーザに促してもよいし、ユーザからの指示を受けて又は受けずに効率化処理を実行してもよい。自装置の性能は、例えば、画像データを記憶手段に記憶させることに要する時間、画像データを記憶手段から読み出すことに要する時間、超音波診断装置の起動やシャットダウンに要する時間、画像データの解析に要する時間、等に依存する。制御手段は、記憶手段の残容量が第1閾値以下である場合に効率化処理の実行をユーザに促してもよいし、記憶手段の残容量が第1閾値以下であり、かつ、自装置の性能が第2閾値以下である場合に、効率化処理の実行をユーザに促してもよい。もちろん、制御手段は、これらの場合に、効率化処理を自動的に実行してもよい。画像データは、信号処理が適用される前のデータであってもよいし、信号処理が適用された後のデータであってもよいし、解析が施された後のデータであってもよい。
前記効率化処理は、前記記憶手段に記憶されている画像データの配置を変える処理であってもよい。
画像データの配置を変える処理は、一例としてデフラグメンテーションである。例えば、記憶手段がハードディスクドライブによって構成されている場合において、ハードディスクドライブに断片化が生じている場合、デフラグメンテーションを実行することで断片化が解消される。その結果、断片化に起因する超音波診断装置の性能の低下を抑制することができる。
前記効率化処理は、前記記憶手段から画像データを削除する処理であってもよい。
記憶手段から画像データを削除することで、記憶手段の残容量に起因する超音波診断装置の性能の低下を抑制することができる。
前記効率化処理は、超音波検査の目的に適合しない画像データを削除する処理であってもよい。
例えば、部位毎、患者毎、症状毎又は病気毎に、超音波検査の目的が定められており、その目的に適合しない画像データが削除される。画像データが自動的に削除されてもよいし、ユーザの指示に従って画像データが削除されてもよい。超音波検査の目的に適合しない画像データの一覧が表示され、当該一覧の中からユーザが選択した画像データが削除されてもよい。
超音波診断装置は、超音波の送受波によって取得された画像データを解析する解析手段を更に含み、前記制御手段は、前記解析手段による解析の内容に基づいて、解析の前に効率化処理を実行するか否かを判断し、その判断結果に基づいて、効率化処理の実行をユーザに促してもよい。
例えば、予め定められた閾値以上の負荷を超音波診断装置に掛けると予測される解析が予定されている場合、制御手段は、解析を実行する前に効率化処理の実行をユーザに促す。これにより、閾値以上の負荷を超音波診断装置に掛けると予測される解析が行われる前に、効率化処理が実行され得る。その結果、超音波診断装置の性能の低下が抑制された状態で解析を実行することが可能となる。
前記制御手段は、更に、超音波検査が行われる前と超音波検査が行われた後とで、超音波検査の対象となる患者の情報を表す画面を表示手段に表示させ、前記制御手段は、更に、超音波検査が行われる前にはユーザが自装置の性能の確認の指示を与えるための画像を前記画面に表示せず、超音波検査が行われた後に前記画像を前記画面に表示してもよい。
超音波検査が行われる前には当該画像が表示されないので、超音波検査が行われる前に超音波診断装置の性能を確認するという処理が実行されることを防止することができる。
前記制御手段は、効率化処理に要する時間と、超音波検査が行われた時点から次の患者に対する超音波検査が行われるまでの間の時間と、の関係に基づいて、効率化処理の実行をユーザに促してもよい。
例えば、効率化処理に要する時間が、超音波検査が行われた時点から次の患者に対する超音波検査が行われるまでの間の時間よりも短い場合、制御手段は、効率化処理の実行をユーザに促す。そうでない場合、制御手段は、効率化処理の実行をユーザに促さない。これにより、効率化処理が実行された場合であっても、超音波検査が行われた時点から次の患者に対する超音波検査が行われるまでの間に、その効率化処理を完了させることができる。例えば、当日に検査が登録された場合、制御手段は、次の検査時間を予測してもよい。
本発明の別の態様は、超音波診断装置に搭載されるコンピュータを、超音波の送受波によって取得された画像データを記憶装置に記憶させ、前記記憶装置の残容量と前記超音波診断装置の処理能力とに基づいて、前記記憶装置における画像データの効率化処理を制御する制御手段、として機能させることを特徴とするプログラムである。
本発明によれば、超音波診断装置の性能を低下させずに超音波診断装置を使用することが可能となる。
実施形態に係る超音波診断装置を示すブロック図である。 効率化処理の流れを示すフローチャートである。 超音波検査前のID画面を示す図である。 超音波検査後のID画面を示す図である。 画像データの一覧を表す画面を示す図である。 効率化処理を選択するための画面を示す図である。 効率化処理を選択するための画面を示す図である。 削除対象の画像の候補を表す画面を示す図である。
以下、実施形態に係る画像診断装置について説明する。以下では、画像診断装置の一例として超音波診断装置を例に挙げて説明するが、超音波診断装置は画像診断装置の一例に過ぎない、実施形態に係る画像診断装置は、超音波診断装置に限定されずに、X線CT(Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置又はその他の診断装置であってもよい。
図1には、実施形態に係る超音波診断装置の構成が示されている。超音波診断装置は、超音波の送受波によって生体内の組織を表す画像データを生成する装置である。
プローブ10は超音波を送受波する送受波器である。プローブ10は、例えば1Dアレイ振動子を有する。1Dアレイ振動子は、複数の振動素子が一次元的に配列されることで形成される。1Dアレイ振動子によって超音波ビームが形成され、超音波ビームが繰り返し電子走査される。これにより、電子走査毎に生体内に走査面が形成される。走査面は、二次元エコーデータ取込空間に相当する。プローブ10は、1Dアレイ振動子でなく、複数の振動素子が二次元的に配列されて形成された2Dアレイ振動子を有してもよい。2Dアレイ振動子によって超音波ビームが形成され、超音波ビームが繰り返し電子走査されると、電子走査毎に二次元エコーデータ取込空間としての走査面が形成される。超音波ビームが二次元的に走査されると、三次元エコーデータ取込空間としての三次元空間が形成される。走査方式として、セクタ走査、リニア走査又はコンベックス走査等が用いられる。
送受信部12は、送信ビームフォーマ及び受信ビームフォーマとして機能する。送信時において、送受信部12は、プローブ10に含まれる複数の振動素子に対して一定の遅延関係をもった複数の送信信号を供給する。これにより、超音波の送信ビームが形成される。受信時において、生体内からの反射波がプローブ10により受波され、これによりプローブ10から送受信部12へ複数の受信信号が出力される。送受信部12は、複数の受信信号に対して整相加算処理を適用することで、受信ビームを形成する。そのビームデータが信号処理部14に出力される。すなわち、送受信部12は、各振動素子から得られる受信信号に対して、各振動素子に対する遅延処理条件に従って遅延処理を施し、複数の振動素子から得られる複数の受信信号を加算処理することで受信ビームを形成する。遅延処理条件は、遅延時間を示す受信遅延データによって規定される。複数の振動素子に対応する受信遅延データセット(つまり遅延時間のセット)は制御部26から供給される。
送受信部12の作用により、超音波ビーム(つまり送信ビーム及び受信ビーム)が電子的に走査され、これにより、走査面が形成される。走査面は複数のビームデータに相当し、それらは受信フレームデータ(具体的にはRF信号フレームデータ)を構成する。なお、各ビームデータは深さ方向に並ぶ複数のエコーデータにより構成される。超音波ビームの電子走査を繰り返すことにより、時間軸上に並ぶ複数の受信フレームデータが送受信部12から出力される。それらが受信フレーム列を構成する。
なお、送受信部12の作用により超音波ビームが二次元的に電子走査されると、三次元エコーデータ取込空間が形成され、その三次元エコーデータ取込空間からエコーデータ集合体としてのボリュームデータが取得される。超音波ビームの電子走査を繰り返すことにより、時間軸上に並ぶ複数のボリュームデータが送受信部12から出力される。それらがボリュームデータ列を構成する。
信号処理部14は、送受信部12から出力されるビームデータに対して、検波や対数圧縮等の信号処理を適用するモジュールである。
DSC(デジタルスキャンコンバータ)16は、コンバート機能(つまり座標変換機能及び補間処理機能等)を備えたモジュールであり、信号処理部14から出力された受信フレーム列に基づいて組織表示フレーム列を生成する。個々の組織表示フレームはBモード断層画像のデータである。組織表示フレーム列は、表示処理部18を介してモニタ等の表示部20に表示される。これにより、リアルタイムでBモード断層画像が動画像として表示される。
表示処理部18は、断層画像等に対してグラフィックデータをオーバーレイ処理し、これにより表示画像を生成する。この表示画像のデータは表示部20に出力され、表示モードに従った表示態様で1又は複数の画像が並べて表示される。
表示部20は、例えば液晶ディスプレイやELディスプレイ等のディスプレイである。表示部20は複数のディスプレイにより構成されてもよい。
記憶装置22は、データを記憶する記憶領域を構成する装置であり、例えば、メモリ(例えば、RAM、DRAM、ROM)、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)又は光ディスク等である。記憶装置22は記憶手段の一例である。
記憶装置22には、信号処理部14による信号処理が適用される前のビームデータ(例えばRF信号フレームデータやボリュームデータ)が記憶されてもよいし、信号処理部14から出力されたビームデータが記憶されてもよいし、DSC16から出力された組織表示フレーム(つまりBモード断層画像のデータ)が記憶されてもよい。例えば、信号処理部14による信号処理が適用される前のビームデータが読み出されて、信号処理部14による処理が適用され、その後、DSC16による処理によって組織表示フレームが生成されてもよい。また、表示処理部18は、記憶装置22に記憶されている組織表示フレームを読み出して表示部20に表示させてもよい。
実施形態に係る超音波診断装置は、ドプラデータを取得する機能を有してもよい。例えば、実施形態に係る超音波診断装置によって超音波パルスドプラ法等のドプラ法が実行されることにより、ドプラデータ(例えばドプラ波形)が生成される。具体的には、超音波パルスドプラ法に従って、特定のドプラビーム方位に対して繰り返し超音波の送受波が行われ、それにより得られた受信信号がゲート回路に出力される。ゲート回路は、ドプラビーム方位上に設定されたサンプルゲート内に相当する部分信号を抽出し、それをドプラ波形生成部に出力する。ドプラ波形生成部は、直交検波回路及び周波数解析回路(FFTアナライザ)等の回路を有しており、入力された信号からドプラ情報(例えばドプラシフト周波数成分)を抽出し、そのドプラ情報を周波数軸上に展開する。これにより、周波数解析結果として、周波数(つまり速度)毎のパワーからなる速度スペクトル(つまり血流速度情報)が得られる。速度スペクトルに対して角度補正が適用されてもよい。速度スペクトルに基づいてドプラ波形が生成される。例えば、ドプラ波形の横軸は時間軸であり、その縦軸は血流速度に相当する値を表す軸である。ドプラ波形は表示処理部18を介して表示部20に表示される。ドプラデータは、記憶装置22に記憶されてもよい。なお、表示処理部18は、複数の画像を合成してもよい。例えば、カラー血流画像が取得された場合、表示処理部18は、ある断面の断層画像上に、当該断面におけるカラー血流画像を合成してもよい。
以下において説明する「画像データ」の概念の範疇には、信号処理部14による信号処理が適用される前のビームデータ(例えばRF信号フレームデータやボリュームデータ)、信号処理部14から出力されたビームデータ(つまり信号処理部14による信号処理が適用された後のビームデータ)、DSC16から出力された組織表示フレーム(つまりBモード断層画像のデータ)、及び、ドプラデータが含まれる。
解析部24は、超音波の送受波によって取得された画像データを解析する。解析部24は解析手段の一例である。
画像データの解析の一例として、組織表示フレームデータから組織の境界や領域を検出する処理、テンプレートマッチング処理等によって領域を検出する処理、その検出した領域の大きさを計測する処理、複数の組織表示フレームデータを対象として、その検出した領域を時系列に沿ってトラッキングする処理、その検出した境界を強調する処理、画像データに対してフィルタを適用する処理、画像データに対してマスクを設定する処理、画像データに表されている血管等の組織について経路を探索する処理、及び、組織表示フレームデータに色を付ける処理等が挙げられる。もちろん、画像データの解析はこれらに限定されるものではなく、他の解析が行われてもよい。
解析部24は、記憶装置22に記憶されている画像データを読み出して解析してもよいし、DSC16等から出力された画像データを直接受けて解析してもよいし、超音波診断装置の外部に設置されている外部装置(例えば記憶装置やサーバ)から画像データを取得して解析してもよい。
制御部26は、超音波診断装置の各構成の動作を制御する。制御部26は制御手段の一例である。
制御部26には操作部28が接続されている。操作部28は、例えば、トラックボール、キーボード、マウス、ボタン、ツマミ又は操作パネル等の操作装置である。表示部20と操作部28とを兼ね備えたタッチパネルが、超音波診断装置に含まれてもよい。
制御部26は、記憶装置22の残容量と自装置である超音波診断装置の性能とに基づいて、記憶装置22に記憶されている画像データの効率化処理を制御する。
記憶装置22の残容量は、記憶装置22の空き容量のことであり、例えば記憶装置22がハードディスクドライブである場合、そのハードディスクドライブの空き容量のことである。
超音波診断装置の性能の概念の範疇には、画像データを記憶装置22に記憶させる処理に関する性能、画像データを記憶装置22から読み出す処理に関する性能、超音波診断装置の起動に関する性能、超音波診断装置のシャットダウンに関する性能、又は、解析部24による画像データの解析に関する性能等が含まれる。例えば、超音波診断装置の各性能に応じて、各処理に要する時間が変わる。
例えば、画像データを記憶装置22に記憶させる処理の性能に応じて、画像データを記憶装置22に記憶させることに要する時間が変わる。具体的には、画像データを記憶装置22に記憶させる処理の性能が低くなるほど、画像データを記憶装置22に記憶させることに要する時間が長くなる。このような場合に後述する効率化処理(例えばデフラグメンテーション等)を実行することで、その時間を短縮することができる。
画像データを記憶装置22から読み出す処理の性能に応じて、画像データを記憶装置22から読み出すことに要する時間が変わる。具体的には、画像データを記憶装置22から読み出す処理の性能が低くなるほど、画像データを記憶装置22から読み出すことに要する時間が長くなる。
超音波診断装置の起動に関する性能に応じて、超音波診断装置の起動の完了に要する時間が変わる。具体的には、超音波診断装置の起動に関する性能が低くなるほど、超音波診断装置の起動の完了に要する時間が長くなる。
超音波診断装置のシャットダウンに関する性能に応じて、超音波診断装置のシャットダウンの完了に要する時間が変わる。具体的には、超音波診断装置のシャットダウンに関する性能が低くなるほど、超音波診断装置のシャットダウンの完了に要する時間が長くなる。
画像データの解析に関する性能に応じて、画像データの解析の完了に要する時間が変わる。具体的には、画像データの解析に関する性能が低くなるほど、画像データの解析の完了に要する時間が長くなる。
一般的に、記憶装置22の残容量(つまり空き容量)が少なくなると、超音波診断装置の各性能が低下し得る。制御部26は、記憶装置22の残容量と自装置である超音波診断装置の性能とに基づいて、画像データの効率化処理の要否を判断し、その判断結果に基づいて効率化処理を制御する。
効率化処理は、例えば、記憶装置22に記憶されている画像データの記憶装置22における配置を変える処理、つまりデフラグメンテーションである。例えば、記憶装置22がハードディスクドライブ(HDD)である場合、記憶装置22において画像データが占める領域が点在する状態、つまり断片化(フラグメンテーション)が生じることがある。この場合、画像データへのアクセスが遅くなり、画像データを記憶装置22に記憶させることに要する時間や、画像データを記憶装置22から読み出すことに要する時間が増大する。デフラグメンテーションを実行することで断片化が解消されるので、画像データを記憶装置22に記憶させる処理に関する性能、及び、画像データを記憶装置22から読み出す処理に関する性能の低下が抑制される。つまり、超音波診断装置の性能の低下が抑制される。また、画像データを解析するときに画像データを記憶装置22から読み出す必要がある場合、断片化が生じていると、画像データの解析に要する時間が増大することが考えられる。断片化が解消されれば、画像データの解析に要する時間の増大を抑制し、画像データの解析に関する性能の低下を抑制することができる。
記憶装置22がソリッドステートドライブ(SSD)である場合、効率化処理は、SSDを最適化するTrim処理(つまり、SSDの未使用領域を内部的に消去するための処理)である。
効率化処理の別の例は、記憶装置22から画像データを削除する処理である。例えば、超音波診断装置から外部装置(例えば記憶装置やサーバ等)に転送された画像データを記憶装置22から削除する処理が、効率化処理の一例に相当する。後述するように、これ以外の理由によって画像データが削除されてもよい。
効率化処理を制御することは、例えば、(1-1)超音波診断装置の性能を確認すること、(1-2)超音波診断装置の性能の確認をユーザに促すこと(例えば催促を示すメッセージや画像を表示部20に表示すること)、(1-3)ユーザが超音波診断装置の性能の確認を指示するための情報(例えばボタン等の画像)を表示部20に表示すること、(2-1)効率化処理を実行すること、(2-2)効率化処理の実行をユーザに促すこと(例えば催促を示すメッセージや画像を表示部20に表示すること)、又は、(2-3)ユーザが効率化処理の実行を指示するための情報(例えばボタンを表す画像等)を表示部20に表示することである。制御部26は、(1-1)~(2-3)のいずれかの処理を実行する。実行される処理は予め設定されてもよいし、ユーザによって設定されてもよい。
例えば、制御部26は、記憶装置22の残容量が、容量に関する閾値である第1閾値以下であり、かつ、自装置である超音波診断装置の性能が、性能に関する閾値である第2閾値以下である場合、ユーザが効率化処理の実行を指示するための画像(例えばボタンを表すアイコン等)を表示部20に表示させてもよいし、効率化処理の実行をユーザに促してもよいし、ユーザが効率化処理の実行を指示しなくても効率化処理を自動的に実行してもよい。表示部20の画面上にて当該画像がユーザによって押されると、制御部26は、効率化処理を実行する。
制御部26は、ユーザが超音波診断装置の性能の確認を指示するための画像(例えばボタンを表すアイコン等)を表示部20に表示させてもよい。表示部20上にて当該画像がユーザによって押されると、制御部26は、超音波診断装置の性能を確認する。もちろん、制御部26は、ユーザが超音波診断装置の性能の確認を指示しなくても、超音波診断装置の性能を自動的に確認してもよい。
超音波診断装置の性能は、公知技術を用いて確認されてもよいし、各処理の実行の履歴や記憶装置22の残容量を用いて確認されてもよい。各処理の実行の履歴を示す情報は記憶装置22に記憶される。例えば、処理の完了に要した時間を示す情報等が、履歴を示す情報として記憶装置22に記憶される。
例えば、制御部26は、公知技術や履歴を用いて、超音波診断装置の各処理の完了に要する時間を予測し、その予測した時間を、その予測した時点(つまり性能を確認した時点)における超音波診断装置の性能として定める。その性能は、性能を確認した時点における超音波診断装置の処理能力に相当する。
例えば、画像データを記憶装置22に記憶させる処理の履歴を示す情報が記憶装置22に記憶され、制御部26は、その履歴や公知技術を用いて、性能を確認した時点において画像データを記憶装置22に記憶させることに要する時間を予測する。制御部26は、他の処理についても同様に、完了に要する時間を予測する。制御部26は、その予測した時間に基づいて、超音波診断装置の性能を判断する。
制御部26は、予測した時間が長ければ、性能が低下していると判断し、予測した時間が短ければ、性能が低下していないと判断する。
上述した、超音波診断装置の性能を確認する方法は、一例に過ぎず、他の方法によって超音波診断装置の性能が確認されてもよい。
上述した超音波診断装置においてプローブ10以外の構成は、例えばプロセッサや電子回路等のハードウェア資源を利用して実現することができ、その実現において必要に応じてメモリ等のデバイスが利用されてもよい。また、プローブ10以外の構成は、例えばコンピュータによって実現されてもよい。つまり、コンピュータが備えるCPU(Central Processing Unit)やメモリ等のハードウェア資源と、CPU等の動作を規定するソフトウェア(プログラム)との協働により、プローブ10以外の構成の全部又は一部が実現されてもよい。当該プログラムは、CDやDVD等の記録媒体を経由して、又は、ネットワーク等の通信経路を経由して、記憶装置22又はその他の記憶装置に記憶される。別の例として、プローブ10以外の構成は、DSP(Digital Signal Processor)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等により実現されてもよい。もちろん、GPU(Graphics Processing Unit)等が用いられてもよい。
以下、図2を参照して、効率化処理の流れについて説明する。図2は、効率化処理の流れを示すフローチャートである。
まず、患者情報が超音波診断装置に入力され(S01)、記憶装置22に記憶される(S02)。例えば、記憶装置22に患者情報のデータベース(DB)が構築されており、入力された患者情報がDBに登録される。患者情報は、患者を識別するための情報を含む。例えば、患者情報は、患者の氏名、ID、年齢、性別及び生年月日等を示す情報を含む。もちろん、これら以外の情報が患者情報に含まれてもよい。なお、患者情報は、ユーザによって超音波診断装置に入力されてもよいし、サーバ等の外部装置から超音波診断装置に送信されてもよい。
患者情報がDBに登録された場合(S02,Yes)、超音波診断装置は、ユーザによる撮影開始の指示に従って、被検体である患者の撮影対象に対して超音波を送受波し、これにより画像データを生成する。生成された画像データが記憶装置22に記憶される(S03)。患者情報がDBに登録されない場合(S02,No)、処理はステップS01に戻る。
画像データが記憶装置22に記憶された場合(S04,Yes)、検査は終了する(S05)。画像データが記憶装置22に記憶されない場合(S04,No)、処理はステップS01に戻る。
検査が終了した後、ユーザが、超音波診断装置の性能を確認する指示を与える(S06)。例えば、制御部26は、ユーザがその指示を与えるための画像(例えばパフォーマンスチェックボタンを表すアイコン等)を表示部20に表示させる。ユーザが、表示部20の画面上で当該画像を押すと、制御部26は、超音波診断装置の性能を確認する。
超音波診断装置の性能の確認の結果が、効率化処理の実行を推奨するレベルに達した場合(S07,Yes)、ステップS08~S10のいずれかの処理が実行される。性能の確認の結果が、当該レベルに達していない場合(S07,No)、処理はステップS01に移行する。
超音波診断装置の性能の確認の結果が、効率化処理の実行を推奨するレベルに達した場合とは、例えば、(1)記憶装置22の残容量が、容量に関する第1閾値以下であり、かつ、超音波診断装置の性能が、性能に関する第2閾値以下である場合、(2)記憶装置22の残容量が第1閾値以下である場合、又は、(3)超音波診断装置の性能が第2閾値以下である場合である。別の例として、記憶装置22の総使用率が閾値(例えば45%)以上になった場合が、効率化処理の実行を推奨するレベルに達した場合であってもよい。
ステップS08の処理は、超音波診断装置の電力に関するモードを省エネモードに移行する処理である。例えば、省エネモードの実行を指示するための情報(例えばボタンを表す画像)が表示部20に表示され、ユーザが省エネモードの実行を指示すると、制御部26は、超音波診断装置の電力に関するモードを省エネモードに移行する。その後、処理はステップS01に移行する。省エネモードでは、例えば、表示部20を構成するディスプレイの輝度を低い値に設定する。制御部26は、ユーザの指示を受けずに、モードを省エネモードに自動的に移行してもよい。
ステップS09の処理は、デフラグメンテーションを行う処理である。例えば、デフラグメンテーションの実行を指示するための情報(例えばボタンを表す画像)が表示部20に表示され、ユーザがデフラグメンテーションの実行を指示すると、制御部26は、記憶装置22を対象としてデフラグメンテーションを実行する(S11)。制御部26は、ユーザの指示を受けずに、デフラグメンテーションを実行してもよい。
ステップS10の処理は、効率化処理を実行せずに超音波診断装置をこのまま使い続ける処理である。例えば、超音波診断装置をこのまま使い続けることを指示するための情報(例えばボタンを表す画像)が表示部20に表示され、ユーザが超音波診断装置をこのまま使い続ける指示を与えると、制御部26は効率化処理を実行しない。処理はステップS01に移行する。
図2には示されていないが、効率化処理として、画像データを削除する処理が実行されてもよい。例えば、制御部26は、記憶装置22に記憶されている画像データの一覧を表示部20に表示させる。ユーザが当該一覧の中から削除対象の画像データを選択すると、制御部26は、ユーザによって選択された画像データを記憶装置22から削除する。制御部26は、記憶装置22に記憶されている全ての画像データを削除の候補として表示部20に表示させてもよいし、超音波診断装置からサーバ等の外部装置に送信された画像データの一覧を削除の候補として表示部20に表示させてもよいし、超音波検査の目的に適合しない画像データの一覧を削除の候補として表示部20に表示させてもよい。
以下、実施形態の具体例について説明する。
図3を参照して、患者情報が表示される画面について説明する。図3には、ID画面30が示されている。ID画面30は、患者情報が表示される画面の一例である。例えば、制御部26は、超音波検査の前と後のそれぞれにおいてID画面30を表示部20に表示させる。
図3に示されているID画面30は、超音波検査の前に表示されるID画面である。ID画面30には、患者情報の入力欄32とスタートボタン34とが表示されている。
入力欄32には患者情報が入力される。例えば、患者ID、患者氏名、生年月日、年齢及び性別等が、患者情報として入力欄32に入力される。例えば、超音波検査の前に、ユーザ(例えば検査士)が、超音波検査の対象である患者の情報を入力欄32に入力する。別の例として、サーバ等の外部装置から患者情報が超音波診断装置に送信され、当該患者情報が入力欄32に表示されてもよい。
スタートボタン34は、ユーザが超音波検査の開始の指示を与えるための画像(例えばアイコン)である。ユーザがスタートボタン34を押すと、プローブ10によって超音波が送受波される。超音波の送受波によって画像データが生成されて記憶装置22に記憶される。例えば、検査終了ボタンが表示部20に表示され、ユーザによって検査終了ボタンが押されると、プローブ10からの超音波の送受波が終了し、超音波検査は終了する。
図4には、超音波検査の終了後に表示されるID画面30aが示されている。超音波検査が終了すると、制御部26は、ID画面30aを表示部20に表示させる。ID画面30aには、ID画面30と同様に患者情報が表示される。
また、ID画面30aにはチェックボタン36が表示される。チェックボタン36は、上述したパフォーマンスチェックボタンの一例であって、自装置である超音波診断装置の性能の確認を指示するためのボタンである。ユーザがID画面30a上にてチェックボタン36を押すと、制御部26は、超音波診断装置の性能を確認する。
制御部26は、図3に示すように、超音波検査が実行される前にはチェックボタン36をID画面に表示せず、図4に示すように、超音波検査が実行された後にチェックボタン36をID画面に表示する。これにより、超音波検査が実行される前にチェックボタン36がユーザによって押されて、超音波診断装置の性能を確認することが実行されることを防止することができる。また、超音波検査が実行された後に、超音波診断装置の性能を確認することができる。
図5には、チェックボタン36の別の表示例が示されている。図5には、画像データの一覧を表示する画面38が示されている。画面38には、超音波の送受波によって生成された画像データの一覧40が表示される。例えば、制御部26は、超音波検査の終了後に画面38を表示部20に表示させてもよいし、ID画面30aやその他の画面(例えばメニュー画面)上にて画面38の表示指示が与えられた場合に画面38を表示部20に表示させてもよい。画面38にはチェックボタン36が表示されている。ユーザが画面38上にてチェックボタン36を押すと、制御部26は、超音波診断装置の性能を確認する。
画像データの一覧を表示することは、画像データそのものの一覧を表示することであってもよいし、画像データを識別するための情報(例えば、画像データのIDやファイル名の一覧)を表示することであってもよい。以下の説明においても同様である。
ユーザは、例えば、次の患者に対する超音波検査までに時間がある場合(例えば、次の患者に対する超音波検査までに効率化処理が完了すると予測した場合)や、一日の検査の終了後に、チェックボタン36を押すことが考えられる。
図6には、効率化処理を選択するための画面42が示されている。ID画面30a上又は画面38上でチェックボタン36が押されて超音波診断装置の性能が確認されると、制御部26は、画面42を表示部20に表示させる。
画面42には、符号44が指し示すように、超音波診断装置の性能の確認の結果(図6中のパフォーマンスチェック結果)が表示される。図6に示す例では、記憶装置22の一例であるハードディスクドライブ(HDD)の残容量と、パフォーマンスの値とが、画面42に表示されている。
パフォーマンスの値は、超音波診断装置の性能の確認の結果である。上述したように、記憶装置22に画像データを記憶させることに要する時間や、記憶装置22から画像データを読み出すことに要する時間等に基づいて、超音波診断装置の性能が確認され、その確認の結果がパフォーマンスの値として画面42に表示される。
画面42には、ボタン46,48,50が表示されている。ボタン46は、効率化処理を実行せずに超音波診断装置を使い続けることをユーザが指示するための画像である。ボタン46がユーザによって押されると、制御部26は効率化処理を実行しない。
ボタン48,50は、ユーザが効率化処理の実行を指示するための画像である。ボタン48は、ユーザがデフラグメンテーションの実行を指示するための画像である。ボタン50は、ユーザが省エネモードの実行を指示するための画像である。ボタン48がユーザによって押されると、制御部26は、記憶装置22を対象としてデフラグメンテーションを実行する。ボタン50がユーザによって押されると、制御部26は、超音波診断装置の電力のモードを省エネモードに移行する。
制御部26は、図6に示されている画面42に代えて、図7に示されている画面42aを表示部20に表示させてもよい。画面42aには、画面42と同様にパフォーマンスチェックの結果が表示される。また、画面42aには、ボタン46,48,50に加えてボタン52が表示される。
ボタン52は、ユーザが画像データの削除の実行を指示するための画像である。ユーザがボタン52を押すと、制御部26は、画像データを記憶装置22から削除する。画像データの削除は効率化処理の一例である。以下、画像データの削除の具体例について説明する。
例えば、ユーザがボタン52を押すと、制御部26は、記憶装置22に記憶されている画像データの一覧を表示部20に表示させる。制御部26は、患者毎に画像データの一覧を表示部20に表示させてもよいし、超音波検査によって画像データが取得された日時に従って時系列順に画像データの一覧を表示部20に表示させてもよいし、サーバ等の外部装置に転送済みの画像データの一覧を表示部20に表示させてもよいし、予め定められた閾値以上の容量を有する画像データの一覧を表示部20に表示させてもよいし、動画像データの一覧又は静止画像データの一覧のいずれかを表示部20に表示させてもよいし、その他の規則に従って画像データの一覧を表示部20に表示させてもよい。ユーザが当該一覧の中から削除対象の画像データを選択すると、制御部26は、その選択された画像データを記憶装置22から削除する。なお、制御部26は、選択された画像データを削除する前に、その選択された画像データを削除してもよいか否かをユーザに問い合わせる情報(例えば警告)を表示部20に表示させ、その後、ユーザが削除を指示した場合、その選択された画像データを削除してもよい。
制御部26は、超音波検査の目的に適合しない画像データを記憶装置22から削除してもよいし、超音波検査の目的に適合しない画像データの一覧を表示部20に表示させると共に、超音波検査の目的に適合しない画像データを削除することをユーザに促す情報(例えばメッセージ等)を表示部20に表示させてもよい。
超音波検査の目的を示す情報は、例えば、超音波検査を開始する前に、患者情報に含まれて超音波診断装置に入力されてもよいし、超音波検査のオーダーを示す情報(例えば患者毎に定められたオーダーを示す情報)に含まれて超音波診断装置に入力されてもよい。
一般的に、超音波検査の目的は、部位毎、患者毎、症状毎又は病気毎等によって異なる。例えば、循環器系の検査と腹部に対する検査とでは、その目的は異なり、それに応じて超音波検査の内容が異なる。検査目的等によって取得される画像データが変わるため、一概にはいえないが、循環器系を対象とした検査のように、心臓や血管等のように動く臓器や部位を対象とした検査では、動画像データが取得されることが考えられる。一方で、腹部に対する検査では、静止画像データが取得されることが考えられる。もちろん、これらは一例に過ぎず、検査目的等に応じて様々なデータが取得されることが考えられる。
例えば、超音波検査の目的が、予め定められた期間以上にわたって部位や臓器の画像データを取得することである場合、その予め定められた期間に満たない期間にわたって取得された画像データは、当該超音波検査の目的に適合しない画像データであると評価され得る。この場合、制御部26は、その予め定められた期間に満たない期間にわたって取得された画像データを記憶装置22から検索し、その検索された画像データの一覧を、超音波検査の目的に適合しない画像データの一覧として表示部20に表示させる。このようにして、制御部26は、超音波検査の目的に適合しない画像データを削除することをユーザに促す。ユーザが当該一覧の中から画像データを選択すると、制御部26は、その選択された画像データを記憶装置22から削除する。なお、制御部26は、ユーザからの削除の指示を受けなくても、検索された画像データの一覧を記憶装置22から自動的に削除してもよい。
具体例を挙げて説明すると、超音波検査の目的が、予め定められた心拍数(例えば3心拍数)以上の期間にわたって部位(例えば心臓)の画像データを取得することである場合、その予め定められた心拍数に満たない心拍数(例えば2心拍数)の期間にわたって取得された画像データは、当該超音波検査の目的に適合しない画像データであると評価され得る。この場合、制御部26は、その予め定められた心拍数に満たない心拍数の期間にわたって取得された画像データの一覧を表示部20に表示させる。制御部26は、画像データを解析して心臓の拍動を検知することで心拍数を検知してもよいし、他の手法によって心拍数を検知してもよい。ユーザが当該一覧の中から画像データを選択すると、制御部26は、その選択された画像データを記憶装置22から削除する。
図8には、削除対象の画像データの候補を表す画面54が示されている。画面54には、削除対象の画像データの候補の一覧56が表示されている。一覧56は、例えば、記憶装置22に記憶されている画像データの一覧であってもよいし、記憶装置22に記憶されている画像データ群の中で超音波検査の目的に適合しない画像データの一覧であってもよい。画面54には、ボタン58,60が表示されている。ボタン58は、ユーザが画像データの削除を指示するためのボタンである。ボタン60は、ユーザが画像データの削除のキャンセルを指示するためのボタンである。ユーザが一覧56の中から画像データを選択してボタン58を押すと、制御部26は、ユーザによって選択された画像データを記憶装置22から削除する。ユーザがボタン60を押すと、画像データを削除する効率化処理は終了する。
以下、変形例について説明する。
制御部26は、解析部24による解析の内容に基づいて、解析前に効率化処理を実行するか否かを判断し、その判断結果に基づいて、効率化処理の実行をユーザに促してもよい。
例えば、解析の内容を示す情報は、超音波検査のオーダーを示す情報に含まれて超音波診断装置に入力される。制御部26は、オーダーを示す情報から解析の内容を示す情報を抽出し、当該超音波検査において行われる解析の内容を特定し、その解析が自装置である超音波診断装置によって実行されたときに自装置に掛かる負荷を特定する。例えば、解析毎に負荷が予め定められて、解析毎の負荷を示す情報が記憶装置22に予め記憶されている。制御部26は、その情報を参照することで、オーダーに含まれる解析による負荷を特定する。
具体例を挙げて説明すると、画像データから部位や臓器の境界を検出する解析処理、部位や臓器の領域を検出する解析処理、及び、複数のフレームを対象として境界や領域をトラッキングする解析処理等は、比較的負荷の大きい解析処理である。一方で、画像データに色を付ける解析処理は、比較的負荷の小さい解析処理である。また、三次元の画像データを対象とする解析処理の負荷は、二次元の画像データを対象とする解析処理の負荷よりも大きく、動画像データを対象とする解析処理の負荷は、静止画像データを対象とする解析処理の負荷よりも大きい。
超音波検査のオーダーに含まれる解析の内容が、境界を検出する解析処理、領域を検出する解析処理又はトラッキング処理等のように、比較的負荷の大きい解析処理である場合、制御部26は、その解析を行う前に効率化処理を実行することをユーザに促す。例えば、制御部26は、「当該超音波検査においては負荷の大きい解析を実行する予定があるため、デフラグ等の効率化処理を実行してください。」といったメッセージを表示部20に表示させる。また、解析の対象が三次元の画像データである場合、制御部26は、その解析を行う前に効率化処理を実行することをユーザに促してもよい。
比較的負荷の大きい解析を行うことが予定されている場合、その解析の前に効率化処理を実行することで、その解析前に自装置の性能が向上する。その結果、解析の実行時に自装置の性能が低下することを抑制することができる。
超音波検査のオーダーに含まれる解析の内容が、画像データに色を付ける処理等のように、比較的負荷の小さい解析処理である場合、制御部26は、その解析を行う前に効率化処理を実行することをユーザに促さない。
制御部26は、効率化処理に要する時間と、ある患者に対する超音波検査が行われた時点から次の患者に対する超音波検査が行われるまでの間の時間と、の関係に基づいて、効率化処理の実行をユーザに促してもよい。以下、ある患者に対する超音波検査が行われた時点から次の患者に対する超音波検査が行われるまでの間の時間を、「待機時間」と称することする。
例えば、制御部26は、待機時間中にデフラグメンテーションが完了すると予測される場合、デフラグメンテーションの実行をユーザに促し、待機時間中にデフラグメンテーションが完了しない予測される場合、デフラグメンテーションの実行をユーザに促さない。
デフラグメンテーションの実行をユーザに促すことは、例えば、「デフラグメンテーションを実行してください。」といったメッセージを表示部20に表示させることであってもよいし、デフラグメンテーションの実行を指示するためのボタンを表示部20に表示させることであってもよいし、当該ボタンをユーザが押せる状態にすること(つまり当該ボタンの押下を有効にすること)であってもよいし、図4及び図5に示されているチェックボタン36を表示することであってもよいし、チェックボタン36をユーザが押せる状態にすることであってもよい。
デフラグメンテーションの実行をユーザに促さない場合、上記のメッセージは表示部20に表示されない。また、デフラグメンテーションの実行を指示するためのボタンが表示部20に表示されなくてもよいし、当該ボタンが表示されている場合であっても、当該ボタンをユーザが押せなくてもよい(つまり当該ボタンの押下が無効になってもよい)。また、図4及び図5に示されているチェックボタン36が表示されなくてもよいし、チェックボタン36が表示されている場合であっても、チェックボタン36をユーザが押せなくてもよい。
デフラグメンテーションの実行をユーザに促すタイミングは、例えば、ある患者に対する超音波検査が終了した時点である。当該患者に対する超音波検査が終了した時点の後であっても、デフラグメンテーションの開始時点であって待機時間中にデフラグメンテーションが完了すると予測される最も遅い開始時点まで、制御部26は、デフラグメンテーションの実行をユーザに促してもよい。
例えば、各患者の超音波検査の予定がサーバ等の外部装置によって管理されている。具体的には、各患者の超音波検査の開始予定時間(例えば開始日時)、超音波検査に要する時間の長さ、及び、超音波検査の終了予定時間(例えば終了日時)等を示す予定情報が、サーバ等の外部装置に予め記憶されている。患者の超音波検査のオーダーを示す情報には、当該患者の超音波検査についての予定情報が含まれる。各患者の超音波検査のオーダーを示す情報が、外部装置から超音波診断装置に送信され、制御部26は、各患者の超音波検査のオーダーを示す情報を取得する。これにより、制御部26は、各患者の超音波検査についての予定情報を取得し、各患者の超音波検査の間の待機時間を特定する。
デフラグメンテーションの完了に要する時間は、記憶装置22の総容量や残容量等に依存し、制御部26は、例えば公知の技術を用いて、現時点においてデフラグメンテーションの完了に要する時間を予測する。
制御部26は、デフラグメンテーションの完了に要する時間が待機時間よりも短い場合、待機時間中にデフラグメンテーションが完了すると予測し、デフラグメンテーションの完了に要する時間が待機時間以上である場合、待機時間中にデフラグメンテーションが完了しないと予測する。
例えば図4に示す例において、制御部26は、待機時間中にデフラグメンテーションが完了すると予測した場合、チェックボタン36をID画面30aに表示し、待機時間中にデフラグメンテーションが完了しないと予測した場合、チェックボタン36をID画面30aに表示しない。
別の例として、制御部26は、チェックボタン36をID画面30aに表示し、待機時間中にデフラグメンテーションが完了すると予測した場合、ユーザによるチェックボタン36の押下を有効として受け付け、待機時間中にデフラグメンテーションが完了しないと予測した場合、ユーザによるチェックボタン36の押下を無効として受け付けなくてもよい。制御部26は、チェックボタン36の押下が有効である場合、自装置の性能を確認し、チェックボタン36の押下が無効である場合、自装置の性能を確認しない。
更に別の例として、図6に示す例において、制御部26は、待機時間中にデフラグメンテーションが完了すると予測した場合、デフラグメンテーションの実行を指示するためのボタン48を画面42に表示し、待機時間中にデフラグメンテーションが完了しないと予測した場合、ボタン48を画面42に表示しなくてもよい。
制御部26は、ボタン48を画面42に表示し、待機時間中にデフラグメンテーションが完了すると予測した場合、ユーザによるボタン48の押下を有効として受け付け、待機時間中にデフラグメンテーションが完了しないと予測した場合、ユーザによるボタン48の押下を無効として受け付けてもよい。制御部26は、ボタン48の押下が有効である場合、デフラグメンテーションを実行し、ボタン48の押下が無効である場合、デフラグメンテーションを実行しない。
待機時間中にデフラグメンテーションが完了すると予測された場合に、デフラグメンテーションの実行をユーザに促し、待機時間中にデフラグメンテーションが完了しない予測された場合に、デフラグメンテーションの実行をユーザに促さないことで、次の患者に対する超音波検査を妨げずにデフラグメンテーションを完了させることができる。
なお、制御部26は、各患者の超音波検査のオーダーを示す情報を参照することで、一日の検査が終了したか否かを判断してもよい。例えば、制御部26は、ある日における最後の患者に対する超音波検査が終了した場合、当該日の検査が終了したと判断する。一日の検査が終了した場合、制御部26は、ユーザによる指示を受けなくても、超音波装置の性能を自動的に確認してもよいし、効率化処理を自動的に実行してもよい。
上述した実施形態に係る超音波診断装置によれば、効率化処理の実行をユーザに促したり、効率化処理を自動的に実行したりすることで、超音波診断装置の性能を低下させずに使用することが可能となる。
例えば、超音波診断装置によって生成された画像データを記憶させておくサーバが存在しない施設(例えば病院)や、画像データを記憶させておくサーバの記録容量が比較的少ない施設が存在する。そのような施設では、(1)超音波診断装置によって生成された画像データをサーバに転送しない運用、(2)超音波診断装置によって生成された画像データをサーバに転送するが、その転送の頻度が低い運用、又は、(3)容量の小さい画像データをサーバに転送するが、容量の大きい画像データはサーバに転送せずに超音波診断装置に記憶させておく運用等が、行われることがある。このような場合、超音波診断装置の記憶装置22の残容量が少なくなり、その結果、超音波診断装置の性能が低下することがある。実施形態によれば、このような運用がなされている施設においても、超音波診断装置の性能の低下を抑制して超音波診断装置を使用することが可能となる。
また、解析前のデータを超音波診断装置に記憶させておき、解析後のデータをサーバに転送する運用がなされる場合がある。このような場合においても、超音波診断装置の性能の低下を抑制することが可能となる。
以上のように超音波診断装置の性能の低下を抑制することができるので、その結果、例えば、超音波診断装置に記憶されている画像データの検索に要する時間を短縮することができる。画像データの検索に要する時間は、超音波診断装置の性能に大きく依存する。例えば、検索キー(例えばキーワード)が超音波診断装置に入力されると、制御部26は、その検索キーに対応する画像データを記憶装置22から検索し、その検索結果を表示部20に表示させる。超音波診断装置によっては、1文字のキーワードが入力されると、その1文字に対応する画像データが検索されて、その検索結果が表示される。このような機能を有する超音波診断装置においては、迅速に画像データを検索して表示する必要があるところ、超音波診断装置の性能が低下すると、検索の速さが遅くなり、その機能を十分に活用することができない。実施形態によれば、超音波診断装置の性能の低下を抑制することができるので、このような検索の機能を十分に活用することができる。
なお、制御部26は、画像データの検索に関する性能(例えば、検索に要する時間の長さ)を超音波診断装置の性能に含めて、効率化処理の実行の有無を判断してもよい。
なお、デフラグメンテーションの実行中は、制御部26は、超音波診断装置の機能や操作を制限してもよい。例えば、デフラグメンテーションの実行中は、制御部26は、操作部28を介したユーザからの操作を受け付けなくてもよいし、ユーザからの操作を受け付けても当該操作に従った処理を実行しなくてもよいし、デフラグメンテーション以外の機能の実行を禁止してもよい。こうすることで、デフラグメンテーションがより有効的に機能し得る。この場合、デフラグメンテーションが完了した後、制御部26は、デフラグメンテーションの実行中に受け付けた操作に従って処理を実行してもよいし、デフラグメンテーションの実行中に実行の指示を受けた処理を実行してもよい。もちろん、デフラグメンテーションの実行中においても、制御部26は、超音波診断装置の機能や操作を制限しなくてもよい。
10 プローブ、20 表示部、22 記憶装置、24 解析部、26 制御部。

Claims (7)

  1. 超音波を送受波することで取得された画像データを記憶する記憶手段と、
    超音波の送受波によって取得された画像データを解析する解析手段と、
    前記記憶手段の残容量と自装置の性能とに基づいて、前記記憶手段に記憶されている画像データの効率化処理を制御する制御手段であって、前記解析手段によってこれから行われる解析の内容に基づいて、解析の前に効率化処理を実行するか否かを判断し、その判断結果に基づいて、効率化処理の実行をユーザに促す制御手段と、
    を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 請求項1に記載の超音波診断装置において、
    前記効率化処理は、前記記憶手段に記憶されている画像データの配置を変える処理である、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 請求項1に記載の超音波診断装置において、
    前記効率化処理は、前記記憶手段から画像データを削除する処理である、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  4. 請求項3に記載の超音波診断装置において、
    前記効率化処理は、超音波検査の目的に適合しない画像データを削除する処理である、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  5. 超音波を送受波することで取得された画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段の残容量と自装置の性能とに基づいて、前記記憶手段に記憶されている画像データの効率化処理を制御する制御手段と、
    を含み、
    前記制御手段は、更に、超音波検査が行われる前と超音波検査が行われた後とで、超音波検査の対象となる患者の情報を表す画面を表示手段に表示させ、
    前記制御手段は、更に、超音波検査が行われる前にはユーザが自装置の性能の確認の指示を与えるための画像を前記画面に表示せず、超音波検査が行われた後に前記画像を前記画面に表示する、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  6. 超音波を送受波することで取得された画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段の残容量と自装置の性能とに基づいて、前記記憶手段に記憶されている画像データの効率化処理を制御する制御手段と、
    を含み、
    前記制御手段は、効率化処理に要する時間と、超音波検査が行われた時点から次の患者に対する超音波検査が行われるまでの間の時間と、の関係に基づいて、効率化処理の実行をユーザに促す、
    ことを特徴とする超音波診断装置。
  7. 超音波の送受波によって取得された画像データを記憶装置に記憶する記憶手段を有する超音波診断装置に搭載されるコンピュータを、
    超音波の送受波によって取得された画像データを解析する解析手段と、
    前記記憶装置の残容量と前記超音波診断装置の処理能力とに基づいて、前記記憶装置における画像データの効率化処理を制御する制御手段であって、前記解析手段によってこれから行われる解析の内容に基づいて、解析の前に効率化処理を実行するか否かを判断し、その判断結果に基づいて、効率化処理の実行をユーザに促す制御手段と、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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