JP7724598B2 - 上着及び該上着を袋部に収納する方法 - Google Patents

上着及び該上着を袋部に収納する方法

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Description

本発明は、袋部を備え、袋部に収納可能な上着に関する。
特許文献1には、上着の背裏地の中央に出入口を有する袋部を有する上着が開示されている。上着は、出入口を開きながら袋部を裏返し、上着全体を包み込むようにして収納される。
特開平7-331511号公報
特許文献1に開示される技術では、上着の背面の中央に袋部の出入口を有するため、着衣者が背中を張ると出入口が開放されて目立つおそれがある。
本発明の目的は、上着を収納する袋部を目立たなくして、収納状態の上着を小型化できる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、正面部12と、背面部14と、ポケット16と、袋部18とを備える上着であって、前記正面部の内面の下端側に形成され該上着の外に開口する前記ポケット16と、前記正面部の内面の両側の一方に該上着を収納する前記袋部18が設けられ、前記袋部18は、第1布部20、第2布部22および第3布部24を有し、前記第1布部20は、横向きに長手状に形成され、前記第2布部22は、前記第1布部20と同じ上下幅を有し、前記第1布部20より短く横向きに長手状に形成され、前記第3布部24は、横方向に長手状に形成され、前記第1布部20および前記第2布部22の横向きの上下の両辺部は、前記第3布部24の上下の両辺部と連結され、前記第3布部24の左右の両辺部は、前記第1布部の他端20bおよび前記第2布部22の他端22b並びに前記正面部12の内面と連結され、前記第3布部24の上下の両辺部は、前記ポケット16とは連結されることなく該ポケット16に載せられており、前記第3布部24上で、前記第1布部20の横方向の一端と対向する前記第2布部22の横方向の一端に開口が形成され、前記第1布部20および前記第2布部22が前記開口側からそれぞれ裏返されることで、該上着が収納されるものである。
また、本発明は、前記袋部の開口26に位置する前記第1布部20の一端20aと、前記第2布部22の一端22aは、パイピング始末によりゴム材料を有しており、伸縮可能である。
また、本発明の前記上着は、羽毛を収容する複数の収容部11a,11bを有し、該収容部の下側11aと上側の収容部11bの体積当りの羽毛量を下側の収容部11aの方が上側の収容部11bより低くなるようにしたものである。
また、本発明による上着を袋部に収納する方法は、正面部12と、背面部14と、ポケット16と、袋部18とを備える上着であって、前記袋部18は、第1布部20、第2布部22および第3布部24を有し、前記第1布部20は、横向きに長手状に形成され、前記第2布部22は、前記第1布部20と同じ上下幅を有し、前記第1布部20より短く横向きに長手状に形成され、前記第3布部24は、横方向に長手状に形成され、前記第1布部20および前記第2布部22の横向きの上下の両辺部は、前記第3布部24の上下の両辺部と連結され、前記第3布部24の左右の両辺部は、前記第1布部の他端20bおよび前記第2布部22の他端22b並びに前記正面部12の内面と連結され、前記第3布部24の上下の両辺部は、前記ポケット16とは連結されることなく該ポケット16に載せられており、前記第3布部24上で、前記第1布部20の横方向の一端と対向する前記第2布部22の横方向の一端に開口が形成されて該上着を収納する前記袋部18を横方向に設け、該袋部18が露出するように前記内面12bの両側を背面部14側に折り畳み、かつ、前記背面部側に折り畳まれた状態で前記袋部18の横方向長さに合わせて略半分に折り畳み、前記袋部18が内側に巻き込まれないように外側に位置させて、前記上着10の首側から下端12cに向かって円筒状に巻回し、前記第1布部20の一端20aを掴んで前記開口26を広げるようにして前記第1布部20を裏返して前記上着10を収納し、つぎに、前記第2布部22の一端22aを掴んで前記開口26から裏返して、はみ出た前記上着10が該開口26に押し込まれて前記上着10が前記袋部18に収納されるようにしたものである。
本発明によれば、上着を収納する袋部を目立たなくして、収納状態の上着を小型化する技術を提供できる。
図1(a)は、実施例の上着の正面図であり、図1(b)は、上着の背面図である。 上着の内面を示す図である。 上着の内面の部分拡大図を示す図である。 上着を袋部に収納する工程について説明するための図である。 上着を袋部に収納する工程について説明するための図であって、図4に示す収納工程の続きを示す図である。
図1(a)は、実施例の上着10の正面図であり、図1(b)は、上着10の背面図である。上着10は、いわゆるダウンジャケットであり、袖がない形状であるが、この態様に限られず、袖を有してよい。上着10はダウンジャケットであるため、羽毛を収容する複数の収容部11a,11bを有する。図1(a)および図1(b)では、複数の収容部11a,11bが上下に区分されている態様を示すが、この態様に限られず、横方向に区分されてよく、矩形状に区分されていてもよい。また、上着10はダウンジャケットに限定されない。
上着10は、正面部12と、背面部14と、第1ポケット16aおよび第2ポケット16b(これらを区別しない場合「ポケット16」という)と、袋部18とを備える。
上着10の正面部12は、結合部12aにより結合および結合解除可能である。結合部12aは、線状のファスナーであり、一対の正面部12のそれぞれに設けられた歯を結合する。なお、結合部12aは、一対の正面部12を結合できればよく、例えばボタンであってもよい。
ポケット16は、正面部12の内面に矩形状に形成され、正面部12の内面に左右に分かれて一対設けられる。ポケット16は、物体を収容可能である。ポケット16は、上着10の外に開口しており、上着10を着ているユーザは、その開口からポケット16に手を入れることができる。
袋部18は、正面部12の内側に形成される。袋部18は、上着10を収納可能であり、上着10を収納することで上着10が小さくなって持ち運びしやすくなる。袋部18を内面に形成することで袋部18が目立たなくなる。
上着10を下側の収容部11aと、上側の収容部11bとに大別した場合、下側の収容部11aは、上側の収容部11bより羽毛の充填率が低くなるように設けられる。つまり、下側の収容部11aと上側の収容部11bの体積当りの羽毛量は、下側の収容部11aの方が上側の収容部11bより低くなる。これにより、上着10を軽量化できる。
図2は、上着10の内面を示す図である。図2に示す上着10は、背面部14を部分的に折り畳んた状態を示す。また、図3は、上着10の内面の部分拡大図を示す。図3に示す上着10は、第1ポケット16aおよび袋部18を拡大して示し、袋部18の第1布部20を部分的に切り欠いた状態を示す。また、図3では、破線で袋部18のステッチを示す。
袋部18は、第1ポケット16a側に設けられる態様を示すが、第2ポケット16b側に設けられてもよい。袋部18は、横向きに長手状に形成され、正面部12の下端12c側に設けられ、ポケット16に載せられる。
袋部18は、図3に示すように、第1布部20、第2布部22および第3布部24を有する。図3の第1布部20は、下端12c側を切り欠いて示されるが、実際には第2布部22と同じ上下幅を有する。第1布部20および第2布部22は、第3布部24を覆うように設けられる。
第1布部20の一端20aは、第3布部24に縫い付けられておらず、第2布部22の一端22aも第3布部24に縫い付けられていない。つまり、第1布部20の一端20aと、第2布部22の一端22aとが袋部18の開口26を形成する。袋部18の開口26は、上着10の内側に開放する。第1布部20の一端20aと、第2布部22の一端22aは、パイピング始末によりゴム材料を有しており、伸縮可能である。これにより、開口26が通常は閉じた状態にあるが、上着10を収納させる際に大きく開くことが可能となる。
第1布部20の他端20b側の両角と、第2布部22の他端20b側の両角にタックが設けられる。また、第1布部20および第2布部22は、一対の横ステッチ28の上下間隔より長い上下方向の生地の長さを有している。これにより、袋部18の収納空間を確保できる。
袋部18の横ステッチ28は、袋部18の上下の両辺部に位置して横向きに延在し、第1布部20および第2布部22の上下の両辺部と、第3布部24の上下の両辺部を縫い合わせて連結する。なお、横ステッチ28は、袋部18とポケット16とを連結していない。これにより、上着10を収納した際の袋部18が円筒形状になりやすくなる。
袋部18の縦ステッチ30は、袋部18の左右の両辺部に位置して縦向きに延在し、第1布部20の他端20bおよび第2布部22の他端22bと、第3布部24の左右の両辺部および正面部12とを縫い合わせて連結する。縦ステッチ30により、袋部18が正面部12の内面に縫い付けられる。横ステッチ28および縦ステッチ30により袋部18が上下左右の辺で縫い合わされて、矩形に形成される。袋部18は、先に横ステッチ28および縦ステッチ30により矩形に形成された後、別の縦ステッチ30により正面部12に縫い付けられてもよい。
第1布部20は、横向きに長手状に形成され、第2布部22は、第1布部20より横方向に短い。第1布部20の横方向長さは、袋部18の横方向長さの半分より長く、第2布部22の横方向長さは、袋部18の横方向長さの半分より短い。これにより、上着を収納する際に先に第1布部20を裏返して、その後に第2布部22を裏返すことで、最後の上着10の詰め込みを容易にできる。
第1布部20の一端20aと第2布部22の一端22aを重ねた部分に開口26が形成される。第1布部20および第2布部22を部分的に重ねることで、袋部18を収納した際の袋部18の全長を確保できる。開口26は、上着10の下端12c側にて横向きに開放する。
ポケット16は、正面部12の左右の縫い代12dに縫い付けられる。袋部18を正面部12に縫い付ける縦ステッチ30も縫い代12dに縫い付けられている。つまり、袋部18の端部は、ポケット16の端部と同じ縫い代12dに縫い付けられる。これにより、袋部18の縦ステッチ30がダウンジャケットの収容部を遮ることを避けられ、縦ステッチ30を目立たなくできる。
第2布部22の他端22bには、共布ループにより取っ手が形成される。この取っ手は上着10を袋部18に収納した際に露出する。
図4は、上着10を袋部18に収納する工程について説明するための図である。図4(a)には、上着10が内側を広げられた状態を示し、袋部18が露出している。図4(b)には、上着10が、袋部18の横方向長さに合わせて略半分に折り畳まれた様子を示す。
図4(c)には、上着10が首側から下端12cに向かって巻回されている様子を示す。第2ポケット16bが内側に位置し、第1ポケット16aおよび袋部18は内側に巻き込まれないように外側に位置している。上着10が縫い代12dに沿って丸められることで、円筒状に綺麗に畳められ、直径を小さく丸められる。
図5は、上着10を袋部18に収納する工程について説明するための図であって、図4に示す収納工程の続きを示す。図5(a)には、上着10が円筒状に丸められて、袋部18が露出した状態を示す。
袋部18は、円筒状の上着10の軸方向に沿って位置する。上着10は、袋部18の横向き長さに応じた円筒状になっている。袋部18が上着10の下端12c側で横向きに配置されているため、上着10を首側から下端12cに向かって丸めれば、円筒状の上着10に全長が露出する。これにより、収納時の上着10のしわを減らすことが可能である。また、袋部18が位置する上着10の下端12c側とは、袋部18が下端12cに接しなくてもよく、上着10を首側から下端12cに向かって丸めた図5(a)に示す状態で、袋部18が露出するように下端12cの周辺に位置していればよい。
円筒状になった上着10に対して、第1布部20が裏返される。ユーザは、第1布部20の一端20aを掴んで開口26を広げるようにして第1布部20を裏返す。図5(b)には、第1布部20が裏返されて、上着10が第1布部20および第3布部24により部分的に包まれた状態を示す。第1布部20は横向きに長く形成されているため、収納されていない上着10のはみ出た部分31を少なくできる。第1布部20を裏返した際に、はみ出た部分31が膨れるが、その膨れを小さくできる。これにより、第2布部22の裏返し工程を容易にできる。
次に、第2布部22が一端22aから裏返され、はみ出た上着10が開口26に押し込まれ、図5(c)に示すように、上着10が袋部18に収納された状態になる。収納状態の上着10では、円筒状になっており、取っ手32が露出している。第1布部20および第2布部22が横向きに等間隔である場合と比べて、横方向に短い第2布部22を最後に裏返せばよいので、上着10を収納する工程を容易にできる。
このように、第1布部20および第2布部22をそれぞれ開口26側から裏返すことで、上着10が袋部18に収納される。また、図5(a)に示す上着10が直径小さく丸められるため、袋部18に収納した状態も円筒状に形成しやすい。これにより、収納された上着10のしわを減らすこともできる。
また、上着10を円筒状に丸めたときに外周部分が膨らみやすいが、図1(a)に示したように下側の収容部11aの体積当りの羽毛量を減らすことで、外周部分の膨らみを抑えることができる。
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
10 上着、 12 正面部、 12a 結合部、 12b 内面、 12c 下端、 12d 縫い代、 14 背面部、 16a 第1ポケット、 16b 第2ポケット、 18 袋部、 20 第1布部、 20a 一端、 20b 他端、 22 第2布部、 22a 一端、 22b 他端、 24 第3布部、 26 開口、 28 横ステッチ、 30 縦ステッチ、 32 取っ手。

Claims (4)

  1. 正面部と、背面部と、ポケットと、袋部とを備える上着であって、
    前記正面部の内面の下端側に形成され該上着の外に開口する前記ポケットと、前記正面部の内面の両側の一方に該上着を収納する前記袋部が設けられ、
    前記袋部は、第1布部、第2布部および第3布部を有し、
    前記第1布部は、横向きに長手状に形成され、
    前記第2布部は、前記第1布部と同じ上下幅を有し、前記第1布部より短く横向きに長手状に形成され、
    前記第3布部は、横方向に長手状に形成され、前記第1布部および前記第2布部の横向きの上下の両辺部は、前記第3布部の上下の両辺部と連結され、
    前記第3布部の左右の両辺部は、前記第1布部の他端および前記第2布部の他端並びに前記正面部の内面と連結され、
    前記第3布部の上下の両辺部は、前記ポケットとは連結されることなく該ポケットに載せられており、
    前記第3布部上で、前記第1布部の横方向の一端と対向する前記第2布部の横方向の一端に開口が形成され、
    前記第1布部および前記第2布部が前記開口側からそれぞれ裏返されることで、該上着が収納されること
    を特徴とする上着。
  2. 前記袋部の前記開口に位置する前記第1布部の一端と、前記第2布部の一端は、パイピング始末によりゴム材料を有しており、伸縮可能であることを特徴とする請求項1に記載の上着。
  3. 前記上着は、羽毛を収容する複数の収容部を有し、該収容部の下側と上側の収容部の体積当りの羽毛量を下側の収容部の方が上側の収容部より低くなるようにしたことを特徴とする請求項1又は2に記載の上着。
  4. 正面部と、背面部と、ポケットと、袋部とを備える上着であって、
    前記袋部は、第1布部、第2布部および第3布部を有し、
    前記第1布部は、横向きに長手状に形成され、
    前記第2布部は、前記第1布部と同じ上下幅を有し、前記第1布部より短く横向きに長手状に形成され、
    前記第3布部は、横方向に長手状に形成され、前記第1布部および前記第2布部の横向きの上下の両辺部は、前記第3布部の上下の両辺部と連結され、
    前記第3布部の左右の両辺部は、前記第1布部の他端および前記第2布部の他端並びに前記正面部の内面と連結され、
    前記第3布部の上下の両辺部は、前記ポケットとは連結されることなく該ポケットに載せられており、
    前記第3布部上で、前記第1布部の横方向の一端と対向する前記第2布部の横方向の一端に開口が形成されて該上着を収納する前記袋部を横方向に設け、
    該袋部が露出するように前記内面の両側を背面部側に折り畳み、かつ、前記背面部側に折り畳まれた状態で前記袋部の横方向長さに合わせて略半分に折り畳み、
    前記袋部が内側に巻き込まれないように外側に位置させて、前記上着の首側から下端に向かって円筒状に巻回し、
    前記第1布部の一端を掴んで前記開口を広げるようにして前記第1布部を裏返して前記上着を収納し、つぎに、前記第2布部の一端を掴んで前記開口から裏返して、はみ出た前記上着が該開口に押し込まれて前記上着が前記袋部に収納されるようにしたこと
    を特徴とする上着を袋部に収納する方法。
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