JP7725877B2 - 化粧シート用uvインクジェットインキ、化粧シート、及び化粧板 - Google Patents
化粧シート用uvインクジェットインキ、化粧シート、及び化粧板Info
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Description
前記銀ナノ粒子は、アミン化合物を主として含む保護分子により表面が保護された銀ナノ粒子であることを特徴とする。
図2は、本発明の第1実施形態に係る化粧シート10の構成を例示する模式断面図である。第1実施形態に係る化粧シート10では、基材シート1上に、着色インキで形成されたパターンをカラー絵柄印刷層2’とし、銀ナノ粒子インキを用いたインクジェット印刷法によって、シルバー絵柄印刷層(光輝性絵柄印刷層)2が形成されている。銀ナノ粒子インキを用いて形成されたシルバー絵柄印刷層2は、同時に光輝性層K1となり、化粧シート10に輝度感を付与し、意匠性を高める機能を有する。ここで、本実施形態に係る「シルバー絵柄印刷層2」の色はシルバー(銀色)に限定されるものではない。これは、上述のように、含まれる銀ナノ粒子の大きさや形状、表面修飾、インキの濃度、基材上の粒子密度等によって、その色が変わるためである。本実施形態では、前記「カラー絵柄印刷層」と区別するために、銀ナノ粒子を含んで形成された光輝性絵柄印刷層を便宜的に「シルバー絵柄印刷層」と称する。
図3は、本発明の第2実施形態に係る化粧シート20の構成を例示する模式断面図である。第2実施形態に係る化粧シート20では、図2示した第1実施形態に係る化粧シート10の表面を表面保護層3が被覆している。つまり、化粧シート20は、最表層に表面保護層3を備えた化粧シートである。
EX150粒度分布計(動的光散乱法、日機装社)を用い、0.1質量%分散液にて測定した粒度分布から求めた。
アミンとしては、例えば、エチルアミン、n-プロピルアミン、イソプロピルアミン、1,2-ジメチルプロピルアミン、n-ブチルアミン、イソブチルアミン、n-ノニルアミン、n-アミノデカン、n-アミノウンデカン、n-ヘキサデシルアミン、n-ヘプタデシルアミン、n-オクタデシルアミン、n-オレイルアミン、等を挙げることができる。
な手法で銀ナノ粒子を製造することが可能である。また、上述の手法で得られた銀ナノ粒子は、主にアミン分子のアミノ基が銀粒子表面に配位しており、分散媒中での分散性が高い。また、製造する際の条件によって粒子の大きさや分散性を変更可能なことから、これらを用いた銀ナノ粒子インキは、用いる銀ナノ粒子やその濃度によって光輝性を調節した意匠を表現可能である。
Balance)は8以下であることが好ましい。
〔シュウ酸銀の合成〕
シュウ酸二水和物(関東化学社)9.92gに蒸留水60mLを加え加温しながら溶解させ、110℃のオイルバス中で撹拌しながら、硝酸銀(関東化学社)26.7gに20mLの蒸留水を加え加温しながら溶解させたものを加え、1時間加熱撹拌を続けた。析出したシュウ酸銀を自然ろ過で回収し、さらに熱水200mL、メタノール(関東化学社)50mLでろ過洗浄した後、遮光デシケーター内で減圧しながら室温乾燥した。こうして得たシュウ酸銀の収量は、21.6g(収率90.4%)であった。
N,N-ジエチル-1,3-ジアミノプロパン(東京化成工業社)3.26gにオレイン酸(関東化学社)0.13gを加えたところに、上述の工程で得たシュウ酸銀1.90gを加え、110℃のオイルバスで加熱撹拌した。1分以内で二酸化炭素の発泡が起こり、数分後に褐色の懸濁液に変化した。5分間加熱後、冷却したところにメタノール30mLを加え、遠心分離により得られた沈殿物を自然乾燥すると青色固形物である銀ナノ粒子1.48g(銀基準収率97.0%)を得た。
上述の工程で得た銀ナノ粒子0.20gと、ビスコート#150(大阪有機化学工業社
)2.0g、Esacure ONE(ランバルティ社)0.1g、プライサーフAL(第一工業製薬社)0.04gとを混合、撹拌して分散液とした。この場合、分散溶媒2.0gに対して銀ナノ粒子0.2gのため、銀ナノ粒子の質量%は8.5%となる。分散液をシリンジフィルター(Whatman社、25mmGD/Xシリンジフィルター(GF/B 1.0μm))に通し、インクジェット印刷用の銀ナノ粒子インキとした。
基材シート1としては、チタン紙を用いた。次に、カラー絵柄印刷層2’として、光輝性顔料を含まないインクジェットインキ(イエロー、マゼンダ、シアン)を用い、インクジェット印刷機で木目を印刷した。続いて、光輝性絵柄印刷層2として、上記の銀ナノ粒子インキを用いてインクジェット印刷機で中間色の木目柄を印刷し、UV照射により硬化させた。さらに、表面保護層3として、熱硬化型多官能アクリルウレタン樹脂及びシリカの内添されたアクリディック(DICグラフィックス社製)を、乾燥後の厚さが1μmとなるように塗工し、実施例1の化粧シートを作製した。模式断面を図3に掲示した。
銀ナノ粒子の合成において、N,N-ジエチル-1,3-ジアミノプロパン(東京化成工業社)3.26gの代わりにn-ヘキシルアミン(東京化成工業社)1.43gとN,N-ジエチル-1,3-ジアミノプロパン(東京化成工業社)1.21gを混合したものを使用した以外は実施例1と同様に操作して銀ナノ粒子を得た。得られた銀ナノ粒子の走査型電子顕微鏡像を図7に示した。得られた銀ナノ粒子を、ビスコート#150代わりに、ビスコート#200(大阪有機化学工業社)を分散媒として用いた以外は実施例1と同様に操作し、実施例2の化粧シートを作製した。
銀ナノ粒子の合成を以下の様に変更した。N,N-ジエチル-1,3-ジアミノプロパン(東京化成工業社)6.51g、オレイン酸(関東化学社)0.25g、n1-ブタノール(関東化学社)9.60gを加えたところに、シュウ酸銀1.92gを加え、95℃のオイルバスで加熱撹拌した。加熱後、数分後に色が変わり始め、18分で二酸化炭素の発泡が起こり褐色の懸濁液に変化した。5分間加熱後、冷却したところにメタノール30mLを加え、遠心分離により得られた沈殿物を自然乾燥すると青色固形物である銀ナノ粒子1.29g(銀基準収率95.0%)を得た。得られた銀ナノ粒子の走査型電子顕微鏡像を図8に示した。得られた銀ナノ粒子を用いて実施例1と同様に操作し、実施例3の化粧シートを作製した。
銀ナノ粒子の合成において、N,N-ジエチル-1,3-ジアミノプロパン(東京化成工業社)6.51gの代わりに1-ヘキシルアミン(東京化成工業社)1.47gとN,N-ジエチル-1,3-ジアミノプロパン(東京化成工業社)1.24gを混合したものを使用した以外は実施例3と同様に操作して銀ナノ粒子を得た。得られた銀ナノ粒子の走査型電子顕微鏡像を図9に示した。得られた銀ナノ粒子を用いて実施例1と同様に操作し、実施例4の化粧シートを作製した。
銀ナノ粒子の合成において、1-ブタノール(関東化学社)の代わりに1-ヘキサノール(関東化学社)を使用した以外は実施例3と同様に操作して銀ナノ粒子を得た。得られた銀ナノ粒子の走査型電子顕微鏡像を図10に示した。得られた銀ナノ粒子を用いて実施例2と同様に操作し、実施例5の化粧シートを作製した。
銀ナノ粒子として、大阪ソーダ社製(D50=70nm)の銀ナノ粒子を用いた以外は実施例1と同様に操作し、実施例6の化粧シートを作製した。
銀ナノ粒子として、大阪ソーダ社製の銀ナノ粒子(D50=265nm)を用いた以外は実施例1と同様に操作し、実施例7の化粧シートを作製した。
基材として、塩ビシートを用いた以外は実施例1と同様に操作し、実施例8の化粧シートを作製した。
絵柄印刷層として、光輝性顔料を含まないUVインキ(コニカミノルタ社製)を用いて木目柄をインクジェット印刷機で印刷した以外は、実施例1と同様にして、比較例1の化粧シートを作製した。
絵柄印刷層として、銀ナノ粒子を含まないUVシルバーインキ(ミマキエンジニアリング社製)を用いて木目柄をインクジェット印刷機で印刷した以外は、実施例1と同様にして、比較例2の化粧シートを作製した。
銀ナノ粒子インキを調製する際に、分散剤として、プライサーフALの代わりにポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸であるハイテノール18E(第一工業製薬社)を用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例3の化粧シートを作製した。
銀ナノ粒子インキを調製する際に、UV硬化樹脂として、環状アルキルエーテル構造を持たないビスコート#196(大阪有機化学工業社)を用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例4の化粧シートを作製した。
銀ナノ粒子インキを調製する際に、分散剤としてプライサーフALの代わりにハイテノール18Eを用い、UV硬化樹脂としてビスコート#196を用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例5の化粧シートを作製した。
輝度感は、被験者100人のうち50人以上が、木目の輝きとして自然であり、天然木の自然な光沢が再現できていると評価したものを「○」と判定し、木目として不自然なほど輝きが強すぎるために、天然木の自然な光沢が再現できていないと評価したものや、木目として輝きが弱すぎるために、天然木の自然な光沢が再現できていないと評価したものを「×」と判定した。
実施例1~8、及び比較例1~5の評価結果を表1に示す。
2 シルバー絵柄印刷層(光輝性絵柄印刷層)
2’ カラー絵柄印刷層
3 表面保護層
4 接着層
5 基板
10 化粧シート
20 化粧シート
100 化粧板
K1 光輝性層
Claims (9)
- 基材シートと、その上に塗布された印刷層とを備え、前記印刷層が光輝性絵柄印刷層を備えた化粧シートにおける、前記光輝性絵柄印刷層に用いるインキであって、少なくとも1個以上の環状アルキルエーテル構造と1個以上の重合性不飽和結合を有するUV硬化樹脂と、銀ナノ粒子と、リン酸エステル系分散剤とを、含むことを特徴とする化粧シート用UVインクジェットインキ。
- 前記銀ナノ粒子は、アミン化合物を主として含む保護分子により表面が保護された銀ナノ粒子であることを特徴とする請求項1に記載の化粧シート用UVインクジェットインキ。
- 前記銀ナノ粒子のメジアン径(D50)は、1nm以上250nm以下の範囲内であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の化粧シート用UVインクジェットインキ。
- 上記リン酸エステル系分散剤のリン酸エステル部位はポリオキシエチレン鎖を有することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の化粧シート用UVインクジェットインキ。
- 前記基材シートが紙であることを特徴とする請求項1~4のいずれかに記載の化粧シート用UVインクジェットインキ。
- 基材シートと、その上に塗布された印刷層とを備え、前記印刷層が光輝性絵柄印刷層を備えた化粧シートであって、前記光輝性絵柄印刷層が、請求項1~5のいずれかに記載の化粧シート用UVインクジェットインキからなる化粧シート。
- 前記印刷層が、着色インキを用いて形成されたカラー絵柄印刷層をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の化粧シート。
- 前記カラー絵柄印刷層或いは前記光輝性絵柄印刷層の最表層に、表面保護層を備えることを特徴とする請求項7に記載の化粧シート。
- 請求項6~8のいずれかに記載の化粧シートと、前記化粧シートの前記基材シート側に配置された基板と、を備えることを特徴とする化粧板。
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| JP2012207049A (ja) | 2011-03-11 | 2012-10-25 | Bando Chemical Industries Ltd | コロイド分散液 |
| JP2018154073A (ja) | 2017-03-21 | 2018-10-04 | 凸版印刷株式会社 | 銀ナノ粒子積層体及び銀ナノ粒子積層体の製造方法 |
| WO2019044429A1 (ja) | 2017-08-31 | 2019-03-07 | 株式会社ノリタケカンパニーリミテド | セラミックス基材用インクジェットインク |
| JP2020049813A (ja) | 2018-09-27 | 2020-04-02 | 凸版印刷株式会社 | 金属ナノ粒子積層体及び金属ナノ粒子積層体の製造方法 |
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