JP7729888B2 - 船舶 - Google Patents

船舶

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Description

本発明は、摩擦低減装置を備えた船舶に関し、より詳細には、摩擦低減装置から排出される高温高圧の気体による配管の損傷を軽減させることができるように構成された船舶に関する。
海上を航海する船舶は、船体のかなりの部分が海水に沈むため、運航中に海水による(摩擦)抵抗を多く受ける。海水によるこのような摩擦抵抗は、低速船舶の場合、全体抵抗の約80%を占め、高速船舶の場合には全体抵抗の約50%を占める。
船体に発生する摩擦抵抗は、船体と接触する水粒子の粘性に起因する。したがって、水の粘性を遮断することができるように、船体と水との間に水の比重よりも小さい物質層を形成すれば、上記のような摩擦抵抗を著しく軽減させることができる。
特許文献1~3(KR2011-0050534、KR2014-0117681、KR2015-0104540)には、上記のような問題を解消するための技術思想が開示されている。例えば、特許文献1~3では、船体の表面に空気を噴射して、船体の表面と海水との間の摩擦抵抗を最小化する摩擦低減装置を紹介している。
ところが、摩擦低減装置は、圧縮機を用いて高圧の気体を生成及び排出させる方式であるため、排出される気体の温度が100℃を大きく超える。しかし、このような高温高圧の気体は、気体の排出通路となる配管及びその周辺部材の防錆及び防汚ペイントを損傷させるという問題点がある。
さらに、摩擦低減装置から排出される気体及び空気は、船舶のシーチェストに流入して船舶の正常な運航を妨げるという問題点がある。したがって、このような装置から排出される気体及び空気が船舶のシーチェストに流入する現象を軽減させることができる技術の開発が求められる。
本発明は、摩擦低減装置から排出される高温高圧の気体による配管の損傷を最小化することができる船舶を提供することにその目的がある。
また、本発明は、摩擦低減装置から噴射される気体がシーチェストに流入する現象を軽減させることができる船舶を提供することにその目的がある。
上記目的を達成するための本発明の一実施例に係る船舶は、船体に備えられる平衡水タンクと、上記船体に備えられて船体の外部に気体を噴射するように構成される摩擦低減装置と、を含み、上記摩擦低減装置の主配管及び補助配管のうち1つ以上は、上記摩擦低減装置から生成される高温の気体が上記平衡水タンクを経由するように構成される。
本発明は、摩擦低減装置から排出される高温高圧の気体による配管の損傷を軽減させることができる。
本発明は、摩擦低減装置に噴射される気体(または空気)がシーチェストに流入する現象を効果的に減少させることができる。
本発明は、摩擦低減装置に噴射される空気の直進性を向上させ、船体と海水との間の摩擦抵抗を効果的に減少させることができる。
本発明の一実施例に係る船舶の側面図である。 図1に示す船舶の平面図である。 図1に示す船舶の圧縮機と平衡水タンクの配置を示す要部斜視図である。 本発明の他の実施例に係る船舶の側面図である。 図4に示す船舶の平面図である。 図4に示す船舶の圧縮機と平衡水タンクの配置を示す要部斜視図である。 本発明のさらに他の実施例に係る船舶の平面図である。 図7に示す船舶の要部斜視図である。 本発明のさらに他の実施例に係る船舶の側面図である。 図9に示す船舶の平面図である。 図9に示す船舶の圧縮機と平衡水タンクの配置を示す要部斜視図である。 本発明のさらに他の実施例に係る船舶の側面図である。 図12に示す船舶の平面図である。 図12に示す船舶の圧縮機と平衡水タンクの配置を示す要部斜視図である。 図1に示す船舶の底面図である。 図1に示す船舶の底面図である。 本発明の他の実施例に係る船舶の底面図である。 本発明の他の実施例に係る船舶の底面図である。 図2に示す気体噴射口の要部斜視図である。 図19に示す気体噴射口のA-A線に沿った断面図である。 気体噴射口の他の形態に係るA-A線に沿った断面図である。 気体噴射口のさらに他の形態に係るA-A線に沿った断面図である。 気体噴射口のさらに他の形態に係るA-A線に沿った断面図である。 気体噴射口のさらに他の形態に係るA-A線に沿った断面図である。 気体噴射口のさらに他の形態に係るA-A線に沿った断面図である。 本発明のさらに他の実施例に係る船舶の側面図である。 図26に示すA部分の拡大図である。 図27に示す翼部材の断面図である。 図26に示す摩擦低減装置の構成図である。 図26に示す船舶の底面図である。 図26に示す船舶の底面図である。 本発明のさらに他の実施例に係る船舶の側面図である。 図32に示す船舶の平面図である。 図32に示すコファダムに配置される圧縮機の主配管を示す要部斜視図である。 本発明のさらに他の実施例に係る船舶の側面図である。 図35に示すコファダムと主配管との配置関係を示す詳細図である。 本発明のさらに他の実施例に係る船舶の側面図である。 図37に示すコファダム、平衡水タンク、主配管の配置関係を示す詳細図である。 本発明のさらに他の実施例に係る船舶の側面図である。 上述した摩擦低減装置の主要構成に対する油圧回路図である。 他の実施例に係る摩擦低減装置の油圧回路図である。
以下、本発明の好ましい実施例を添付の例示図に基づいて詳細に説明する。
以下で本発明を説明するにあたり、本発明の構成要素を指す用語は、各構成要素の機能を考慮して命名されたものであるため、本発明の技術的構成要素を限定する意味として理解されてはならない。
なお、明細書全体において、ある構成が他の構成と「連結」されているとは、これらの構成が「直接的に連結」されている場合だけでなく、他の構成を挟んで「間接的に連結」されている場合も含むことを意味する。また、ある構成要素を「含む」とは、特に反対の記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含み得ることを意味する。
[平衡水タンクの配置構造]
図1~図3を参照して、一実施例に係る船舶について説明する。
本実施例に係る船舶100は、運航に必要な推進装置を含む。例えば、船舶100は、内燃機関によって作動するプロペラ120を含む。プロペラ120は、船体110の船尾側に配置される。プロペラ120は複数で構成されることができる。例えば、プロペラ120は、船舶100の運航速度または船舶100の運航能力を向上させるために船体110の船尾の左右両側にそれぞれ配置されることができる。
船舶100は安定的な運航のための装置を含む。例えば、船舶100は平衡水タンク130、140を含む。平衡水タンク130、140は、配置される位置に応じて第1平衡水タンク130と第2平衡水タンク140とに区別されることができる。第1平衡水タンク130は、船体110の船首側に配置され、概して船体110の高さ方向に沿って高く形成される。第2平衡水タンク140は、船体110の船底側に配置され、概して船体110の長さ方向に沿って長く形成される。また、第1平衡水タンク130と第2平衡水タンク140は、図2に示すように船体110のキールを中心に左右対称形状に配置される。
船舶100は、船体110と海水または淡水との間の摩擦抵抗を最小化することができる装置を含む。例えば、船舶100は、船体110の船底、好ましくは、船底の平坦面に気体(または空気)を噴射するように構成された摩擦低減装置200を含む。
摩擦低減装置200は、船体110の船首側に配置される。しかし、摩擦低減装置200の配置位置が船体110の船首側に限定されるものではない。摩擦低減装置200は、圧縮機210、主配管220、補助配管230、気体噴射口240を含む。しかし、摩擦低減装置200の構成は、上述の要素に限定されるものではない。例えば、摩擦低減装置200は、主配管220及び補助配管230にそれぞれ配置されるバルブなどをさらに含むことができる。
圧縮機210は、図1に示すように船体110の船首側に配置される。また、圧縮機210は、円滑な圧縮空気の生成及び作動効率のために船体110の満載喫水線よりも高く配置されることが好ましい。圧縮機210は、図2に示すように、一対の第1平衡水タンク130の間に配置される。しかし、圧縮機210の配置位置が第1平衡水タンク130の間に限定されるものではない。例えば、圧縮機210は、第1平衡水タンク130よりも船首側に近接して配置されてもよい。
主配管220は圧縮機210と連結され、圧縮機210によって生成された圧縮空気が船尾方向に流動するように誘導する。さらに、主配管220は圧縮機210によって生成された圧縮空気の過熱を防止するように、図2及び図3に示すように2つの第1平衡水タンク130のうち少なくとも1つを経由する。したがって、主配管220を流動する圧縮空気は93℃以下、好ましくは80℃以下に冷却されて船尾側に移動することができる。主配管220を介したこのような圧縮空気の冷却は、過熱された空気による主配管220、補助配管230、及び船体110に形成された防錆及び防汚ペイントの損傷を抑制または軽減させることができる。
補助配管230は主配管220から分岐して形成される。補助配管230は、図2に示すように、主配管220の長さ方向に沿って所定の間隔をおいて分岐した後、船尾方向に延びることができる。主配管220から分岐する補助配管230の線幅方向の長さは、図2に示すように、船尾側に向かうほど長くなることができる。例えば、主配管220から一番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さは、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さより小さく、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さは、主配管220から三番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さより小さくてもよい。補助配管230の内径は、気体噴射圧力の低下を防止することができるように、主配管220の内径より小さいことが好ましい。また、補助配管230の内径は、主配管220から分岐する位置に応じて異なって形成することができる。例えば、主配管220から一番目に分岐する補助配管230の内径は、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の内径より大きく、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の内径は、主配管220から三番目に分岐する補助配管230の内径より大きくてもよい。しかし、必要に応じて補助配管230の内径を全て同一に形成してもよい。
気体噴射口240は補助配管230と連結される。気体噴射口240は、補助配管230を介して供給された圧縮空気または圧縮気体を海水中に噴射させるように構成される。好ましくは、気体噴射口240は、圧縮空気が船体110の船底の表面に沿って流動するように圧縮空気を噴射させることができる。このために気体噴射口240の最終吐出方向は船体110の船底面と概ね平行であることがよい。
上記のように構成された船舶100は、摩擦低減装置200から生成される高温高圧の空気が平衡水タンクを経由しながら冷却されるため、高温の圧縮空気による配管の損傷を最小化することができる。また、本実施例に係る船舶100は、平衡水タンクを介して圧縮空気を冷却させるため、圧縮空気を冷却するための別途の装置を省略することができる。したがって、本実施例に係る船舶は、建造コストを削減することができるだけでなく、船舶の内部空間活用率を向上させることができる。
次に、図4~図6を参照して他の実施例に係る船舶について説明する。参考までに、以下の説明において上述した実施例と同一の構成は、上述した実施例と同一の図面符号を使用し、これらの構成に対する詳細な説明は省略する。
本実施例に係る船舶101は、図4に示すように、船体110の船尾に配置されるプロペラ120、船体110に形成される複数の平衡水タンク130、140を含む。さらに、船舶101は摩擦低減装置200を含む。
本実施例に係る船舶101は、図5及び図6に示すように、複数の主配管220、222を含む点で、上述した実施例と区別されることができる。補足すると、圧縮機210から生成された圧縮空気は、第1主配管220及び第2主配管222を介してそれぞれの気体噴射口240、242に供給されることができる。また、第1主配管220及び第2主配管222は、第1平衡水タンク130及び第1平衡水タンク132によってそれぞれ冷却されることができる。
このように構成された船舶101は、複数の主配管220、222を介してそれぞれの気体噴射口240、242に圧縮空気を供給するため、空気噴射による船体110の摩擦低減効果を向上させることができる。また、本実施例に係る船舶101は、主配管220、222がそれぞれの平衡水タンク130、132によって冷却されるため、平衡水タンク130、132による冷却効率も向上させることができる。
次に、図7及び図8を参照して、さらに他の実施例に係る船舶について説明する。参考までに、以下の説明において上述した実施例と同一の構成は、上述した実施例と同一の図面符号を使用し、これらの構成に対する詳細な説明は省略する。
本実施例に係る船舶102は、平衡水タンク130が1つで構成される点で、上述した実施例と区別される。さらに、主配管220は、平衡水タンク130の中央部分を上下に貫通するように構成される。参考までに、本実施例では、1つの主配管220が平衡水タンク130を上下に貫通すると示しているが、必要に応じて2つ以上の主配管220が平衡水タンク130を貫通するように変更してもよい。
次に、図9、図10、及び図11を参照して、さらに他の実施例に係る船舶について説明する。参考までに、以下の説明において上述した実施例と同一の構成は、上述した実施例と同一の図面符号を使用し、これらの構成に対する説明は省略する。
本実施例に係る船舶103は、補助配管220の配置形態が上述の実施例と区別される。
補助配管230は、圧縮機210によって生成された圧縮空気の過熱を防止することができるように、図10及び図11に示すように第2平衡水タンク140を経由する。補足すると、主配管220から分岐する補助配管230の少なくとも一部分は、第2平衡水タンク140の内部空間を経由した後、船底の平坦面部分に延びることができる。したがって、補助配管230を流動する圧縮空気は93℃以下、好ましくは80℃以下に冷却されて船尾側に移動することができる。このような補助配管230を介した圧縮空気の冷却は、過熱空気による主配管220及び補助配管230の内部に形成された防錆及び防汚ペイントの損傷を抑制または軽減させることができる。
上記のように構成された船舶103は、摩擦低減装置200から生成される高温高圧の空気が平衡水タンクを経由しながら冷却されるため、高温の圧縮空気による配管の損傷を最小化することができる。また、本実施例に係る船舶103は、平衡水タンクを介して圧縮空気を冷却させるため、圧縮空気を冷却するための別途の装置を省略することができる。したがって、本実施例に係る船舶は、建造コストを削減することができるだけでなく、船舶の内部空間活用率を向上させることができる。
次に、図12、図13、及び図14を参照して、さらに他の実施例に係る船舶について説明する。参考までに、以下の説明において上述した実施例と同一の構成は、上述した実施例と同一の図面符号を使用し、これらの構成に対する説明は省略する。
本実施例に係る船舶104は、図12に示すように、船体110の船尾に配置されるプロペラ120、船体110に形成される複数の平衡水タンク130、140を含む。さらに、船舶104は摩擦低減装置200を含む。
本実施例に係る船舶104は、図13及び図14に示すように、複数の主配管220、222を含む点で、上述した実施例と区別されることができる。また、本実施例に係る船舶102は、第1平衡水タンク130、132を介して主配管220、220を冷却させる点でも、上述した実施例と区別されることができる。
補足すると、圧縮機210から生成された圧縮空気は、第1主配管220及び第2主配管222を介してそれぞれの気体噴射口240、242に供給されることができる。ここで、第1主配管220及び第2主配管222は、圧縮空気を一次に冷却させることができるように、第1平衡水タンク130及び第1平衡水タンク132を経由するように形成されてもよい。さらに、第1補助配管230及び第2補助配管232は、主配管220、222を介して供給された圧縮空気を二次に冷却させることができるように、第2平衡水タンク140、142を経由するように形成されてもよい。
このように構成された船舶104は、複数の主配管220、222を介してそれぞれの気体噴射口240、242に圧縮空気を供給するため、空気噴射による船体110の摩擦低減効果を向上させることができる。また、本実施例に係る船舶102は、主配管220、222及び補助配管230、232がそれぞれの第1平衡水タンク130、132及び第2平衡水タンク140、142により冷却されるため、平衡水タンク130、132、140、142による冷却効率も向上させることができる。
[気体噴射口の配置構造]
図15及び図16を参照して、気体噴射口の配置形態について説明する。
気体噴射口240は複数の群に区別されることができる。補足すると、気体噴射口240は、船体110の船首側から順次に第1群の気体噴射口241、第2群の気体噴射口242、第3群の気体噴射口243に分類することができる。気体噴射口241、242、243は、船体110のキールを中心に左右対称形状に配置される。また、対をなす気体噴射口241、242間の間隔は、船体110の船首側から船尾方向に向かうほど徐々に大きくなることができる。また、第1群及び第2群を構成する気体噴射口241、242は、前方に配置される気体噴射口241、242と重ならないように配置される(船体110の正面図基準)。ただし、第3群を構成する気体噴射口243は、第1群または第2群を構成する気体噴射口241、242と部分的に重なるように配置されてもよい。
気体噴射口241、242、243の数は、第1群~第3群ごとに異なってもよい。例えば、第1群を構成する気体噴射口241の数は、第2群を構成する気体噴射口242の数より少ないが、第3群を構成する気体噴射口243の数より多くてもよい。これとは異なり、第2群を構成する気体噴射口242の数は、第1群及び第3群を構成する気体噴射口241、243の数より多くてもよい。
対をなす気体噴射口241、242、243の最大間隔は、第1群~第3群ごとに異なってもよい。例えば、第1群の気体噴射口2414間の最大間隔W1は、第2群の気体噴射口2428間の最小間隔W2より小さく、第3群の気体噴射口2431間の最小間隔W4より小さくてもよい。また、第3群の気体噴射口2432間の最大間隔W5は、第2群の気体噴射口2428間の最小間隔W2より大きく、第2群の気体噴射口2428間の最大間隔W3より小さくてもよい。
各群の最前方に配置される気体噴射口から最後方に配置される気体噴射口までの距離は、群ごとに異なってもよい。例えば、第1群の最前方に配置される気体噴射口2411から最後方に配置される気体噴射口2414までの船体方向の長さL1は、第2群の最前方に配置される気体噴射口2421から最後方に配置される気体噴射口2428までの船体方向の長さL2より小さく、第3群の最前方に配置される気体噴射口2431から最後方に配置される気体噴射口2432までの船体方向の長さL3より大きくてもよい。
前方群の最後方に配置される気体噴射口と後方群の最前方に配置される気体噴射口との間の距離は互いに異なってもよい。例えば、第1群の最後方に配置される気体噴射口2414と第2群の最前方に配置される気体噴射口2421との間の距離S1は、第2群の最後方に配置される気体噴射口2428と第3群の最前方に配置される気体噴射口2431との間の距離S2より小さくてもよい。また、前方群の最後方に配置される気体噴射口と後方群の最前方に配置される気体噴射口との間の距離は、各群の気体噴射口間の距離より大きくてもよい。
船体110の二等分線またはキールから最外郭に配置される気体噴射口2428までの距離L4は、船体110の二等分線またはキールからシーチェスト180までの距離L5より小さくてもよい。好ましくは、L4/L5は0.5~0.7の範囲であってもよい。さらに好ましくは、L4/L5は0.58~0.68の範囲であってもよい。
また、船体110の長さLに対するキールと、最外郭に配置される気体噴射口2428からシーチェスト180までの距離S3間の比率S3/Lは0.5以下であることがよい。好ましくはS3/Lは0.48以下であることがよい。
上記のような条件は、気体噴射口241、242、243から排出される気体または空気がシーチェスト180に流入する現象を軽減させるのに効果的である。したがって、本実施例に係る船舶100は、摩擦低減装置200による船体110と海水との間の摩擦抵抗を軽減させながら、これにより生じる船舶100の故障率を著しく減少させることができる。
図17及び図18を参照して、他の実施例に係る船舶の気体噴射口の配置形態について説明する。
本実施例に係る船舶105は、気体噴射口の配置形態において上述した実施例と区別されることができる。
気体噴射口240は複数の群に区別されることができる。補足すると、気体噴射口240は、船体110の船首側から順次に第1群の気体噴射口241、第2群の気体噴射口242に分類することができる。気体噴射口241、242は、船体110のキールを中心に左右対称形状に配置される。また、対をなす気体噴射口241間の間隔は、船体110の船首側から船尾方向に向かうほど、徐々に増加することができる。第1群を構成する気体噴射口241は、前方に配置される気体噴射口241と重ならないように配置される。ただし、第2群を構成する気体噴射口243は、第1群を構成する気体噴射口241と部分的に重なるように配置されてもよい。
気体噴射口241、242の数は、第1群及び第2群ごとに異なってもよい。例えば、第1群を構成する気体噴射口241の数は、第2群を構成する気体噴射口242の数より多くてもよい。
対をなす気体噴射口241、242の最大間隔及び最小間隔は、第1群及び第2群ごとに異なってもよい。例えば、第1群の気体噴射口2411間の最小間隔W0は、第2群の気体噴射口2421間の最小間隔W4より小さい。第1群の気体噴射口2412間の最大間隔W3は、第2群の気体噴射口2421間の最小間隔W4より大きく、第2群の気体噴射口2422間の最大間隔W5より大きくてもよい。
各群の最前方に配置される気体噴射口から最後方に配置される気体噴射口までの距離は、群ごとに異なってもよい。例えば、第1群の最前方に配置される気体噴射口2411から最後方に配置される気体噴射口2412までの船体方向の長さL1は、第2群の最前方に配置される気体噴射口2421から最後方に配置される気体噴射口2422までの船体方向の長さL3より大きくてもよい。
第1群の最後方に配置される気体噴射口2412と第2群の最前方に配置される気体噴射口2421との間の距離S2は、かなりの大きさを有することができる。例えば、S2はL1より小さいが、L1/2より大きくてもよい。
船体110の二等分線またはキールから最外郭に配置される気体噴射口2422までの距離L4は、船体110の二等分線またはキールからシーチェスト180までの距離L5より小さくてもよい。好ましくは、L4/L5は0.5~0.7の範囲であってもよい。さらに好ましくは、L4/L5は0.58~0.68の範囲であってもよい。
また、船体110の長さLに対するキールから最外郭に配置される気体噴射口2422からシーチェスト180までの距離S3間の比率S3/Lは0.5以下であることがよい。好ましくは、S3/Lは0.48以下であることがよい。
上記のような条件は、気体噴射口241、242から排出される気体または空気がシーチェスト180に流入する現象を軽減させるのに効果的である。したがって、本実施例に係る船舶105は、摩擦低減装置200による船体110と海水との間の摩擦抵抗を軽減させながら、これにより生じる船舶105の故障率を著しく減少させることができる。
[気体噴射口の形態]
図19及び図20を参照して、気体噴射口について詳細に説明する。
気体噴射口240は、本体部242と底部244とを含む。
本体部242は補助配管230と連結される。本体部242の一側には傾斜面が形成される。傾斜面は、互いに異なる傾斜角を有する複数の区間で構成されることができる。例えば、傾斜面は、第1傾斜角θ1を有する第1傾斜部2422と、第2傾斜角θ2を有する第2傾斜部2424とで構成されてもよい。第1傾斜角θ1は、第2傾斜角θ2より大きくてもよい。例えば、第1傾斜角θ1は10度以上であり、第2傾斜角θ2は10度未満であることができる。本体部242の傾斜面において第1傾斜部2422を形成する区間の長さは、第2傾斜部2424を形成する区間の長さより大きくてもよい。また、本体部242の傾斜面において第1傾斜部2422の高さNh1は、第2傾斜部2424の高さNh2より大きくてもよい。このような条件は、本体部242の傾斜面に沿って移動する高圧空気の流速を増加させながら、高圧空気の流れを船体の表面と平行に誘導することができる。
底部244は本体部242の下部に形成される。底部244は、本体部242の開放口を概ね閉鎖するように構成される。底部244には、高圧空気の噴射または排出のための排出口2442が形成される。補足すると、排出口2442は、第2傾斜部2424と底部244とが接する部分に形成される。
上記のように構成された気体噴射口240は、補助配管230を介して流入する高圧空気を、傾斜部2422、2424及び排出口2442を介して船体の表面(船底の平坦部)と概ね平行に排出させることができる。したがって、本実施例によると、摩擦低減装置200を介した船体110の表面と海水との間の摩擦抵抗を効果的に軽減させることができる。
次に、気体噴射口の他の形態について説明する。参考までに、以下の説明にて上述した気体噴射口と同一または類似の構成は、上述した気体噴射口と同一の図面符号を使用し、これらの構成に対する詳細な説明は省略する。まず、図5を参照して気体噴射口の他の形態について説明する。
本形態に係る気体噴射口2402は、図21に示すように第1突出部246をさらに含む点で、上述の形態と区別される。第1突出部246は底部244に形成される。補足すると、第1突出部246は、底部244から第1高さh1で形成されることができる。第1突出部246の第1高さh1は、第2傾斜部2424の高さNh2と概ね同じであってもよい。しかし、第1突出部246の高さh1は第2傾斜部2424の高さNh2と必ずしも同じものではない。例えば、第1突出部246の高さh1は、第2傾斜部2424の高さNh2より小さくてもよい。第1突出部246には傾斜面が形成される。補足すると、第2傾斜部2424と対向する第1突出部246の一面は、第3傾斜角θ3を有する傾斜面で形成されてもよい。ここで、第3傾斜角θ3は、第2傾斜部2424の第2傾斜角θ2と概ね同一または類似の大きさであってもよい。
上記のように形成された気体噴射口2402は、第2傾斜部2424及び第2突出部246により高圧空気の流れを限定するため、高圧空気の流速をさらに向上させることができ、これにより排出口2442から排出される高圧空気の有効流れを長く延長させることができる。
図22を参照して、気体噴射口の他の形態について説明する。
本形態に係る気体噴射口2404は、図6に示すように、第2突出部248をさらに含む点で、上述した形態と区別される。第2突出部248は、第1突出部246に形成される。補足すると、第2突出部248は、第1突出部246の上部から第2高さh2で形成されることができる。第2突出部248の第2高さh2は、第1傾斜部2422の高さNh1と概ね同じであってもよい。しかし、第2突出部248の高さh2は第1傾斜部2422の高さNh1と必ずしも同じものではない。例えば、第2突出部248の高さh2は、第1傾斜部2422の高さNh1より小さくてもよい。第2突出部248には傾斜面が形成される。補足すると、第1傾斜部2422と対向する第2突出部248の一面は、第4傾斜角θ4を有する傾斜面で形成されてもよい。ここで、第4傾斜角θ4は、第1傾斜部2422の第1傾斜角θ1と概ね同一または類似の大きさであってもよい。
上記のように形成された気体噴射口2404は、複数の傾斜部2422、2424及び複数の突出部246、248により高圧空気の流れを限定及び誘導するため、高圧空気の流速をさらに向上させることができ、これにより高圧空気の流れを長く持続させることができる。
図23を参照して、気体噴射口のさらに他の形態について説明する。
本形態に係る気体噴射口2408は、図7に示すように、本体部242の傾斜面が1つの曲線部で構成される点で、上述の形態と区別される。補足すると、傾斜面は、第1曲率半径R1を有する第1曲線部2422で構成されてもよい。
図24を参照して、気体噴射口のさらに他の形態について説明する。
本形態に係る気体噴射口2406は、図8に示すように、本体部242の傾斜面が複数の曲線部2422、2424で構成される点で、上述の形態と区別される。補足すると、傾斜面は、第1曲率半径R1を有する第1曲線部2422及び第2曲率半径R2を有する第2曲線部2424で構成されてもよい。ここで、第1曲率半径R1は、第2曲率半径R2より小さくてもよい。
図25を参照して、気体噴射口のさらに他の形態について説明する。
本形態に係る気体噴射口2406は、図9に示すように、本体部242の傾斜面が曲線部2422及び直線部2424で構成される点で、上述の形態と区別される。補足すると、傾斜面は、第1曲率半径R1を有する第1曲線部2422及び第1傾斜角θ1を有する第1傾斜部2424で構成されてもよい。
[船体の気泡流入防止構造]
図26~図29を参照して、他の実施例に係る船舶について説明する。
本実施例に係る船舶106は、運航に必要な推進装置を含む。例えば、船舶106は内燃機関によって作動するプロペラ120を含む。プロペラ120は、船体110の船尾側に配置される。プロペラ120は複数で構成されることができる。例えば、プロペラ120は、船舶106の運航速度または船舶106の運航能力を向上させるために船体110の船尾の左右両側にそれぞれ配置されることができる。
船舶106は、海水を船体110の内部に流入させるための構成を含む。例えば、船体110の側面にはシーチェスト180が形成されてもよい。補足すると、シーチェスト180は、船体110の内部に配置される内燃機関などを冷却させることができるように海水の流入を可能にすることができる。
船舶106は、船体110と海水または淡水との間の摩擦抵抗を最小化することができる装置を含む。例えば、船舶106は、船体110の船底、好ましくは、船底の平坦面に気体(または空気)を噴射するように構成された摩擦低減装置200を含む。
摩擦低減装置200は、船体110の船首側に配置される。しかし、摩擦低減装置200の配置位置が船体110の船首側に限定されるものではない。摩擦低減装置200は、図26に示すように、圧縮機210、気体噴射口240を含む。圧縮機210は、図26に示すように船体110の船首側に配置される。圧縮機210は、円滑な圧縮空気(または圧縮気体)の生成及び作動効率のために船体110の満載喫水線より高く配置されることが好ましい。
船体110には、摩擦低減装置200によって生成された気体がシーチェスト180に流入することを防止することができるように翼部材160が形成される。翼部材160は、図1に示すように、シーチェスト180の下部から船体110の船首方向に長く形成されることができる。
翼部材160は、かなりの長さで形成されることができる。例えば、翼部材160の長さLCは、シーチェスト180からシーチェスト180に最も隣接した気体噴射口240までの距離と概ね同じ大きさであってもよい。しかし、翼部材160の長さLCは上述の大きさに限定されるものではない。
翼部材160は、図27に示すように曲線状に形成されることができる。一例として、翼部材160は、船体110の船首方向に向かうほど、上方に曲げられた形態であってもよい。他の例として、翼部材160は、船体110の船首方向に沿って水平に延びており、端部分(船首側部分)が上方に曲げられた形態であってもよい。
翼部材160は、摩擦低減装置200によって生成された気体が船体110の満載喫水線の上方に上昇する現象を最小化できるように構成される。例えば、翼部材160は、図28に示すように下方に曲げられた折り曲げ部162を含むことができる。翼部材160は、船体110から、かなりの大きさで突出することができる。例えば、翼部材160の突出サイズhは、50~1000mmの範囲から選択することができる。
このように形成された翼部材160は、摩擦低減装置200により生成された気体を船体110の満載喫水線の下方に集中させることにより、摩擦低減装置200の気体による摩擦低減効果を極大化することができる。
摩擦低減装置200は、図29に示すように、主配管220と補助配管230とをさらに含む。しかし、摩擦低減装置200の構成は、上述の要素に限定されるものではない。例えば、摩擦低減装置200は、主配管220及び補助配管230にそれぞれ配置されるバルブなどをさらに含むことができる。
主配管220は圧縮機210と連結され、圧縮機210によって生成された圧縮空気が船尾方向に流動するように誘導する。主配管220は複数で構成されてもよい。例えば、主配管220は2つで構成されてもよい。
補助配管230は主配管220から分岐して形成される。補助配管230は、図29に示すように、主配管220の長さ方向に沿って所定の間隔をおいて線幅方向に分岐した後、船底及び船尾方向に延びることができる。主配管220から分岐する補助配管230の線幅方向の長さは、図29に示すように船尾側に向かうほど長くなることができる。例えば、主配管220から一番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さは、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さより小さく、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さは、主配管220から三番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さより短くてもよい。補助配管230の内径は、気体噴射圧力の低下を防止することができるように、主配管220の内径より小さいことが好ましい。また、補助配管230の内径は、主配管220から分岐する位置に応じて異なって形成することができる。例えば、主配管220から一番目に分岐する補助配管230の内径は、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の内径より大きく、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の内径は、主配管220から三番目に分岐する補助配管230の内径より大きくてもよい。しかし、必要に応じて補助配管230の内径を全て同じ大きさに形成してもよい。
気体噴射口240は補助配管230と連結される。気体噴射口240は、補助配管230を介して供給された圧縮空気を海水中に噴射させるように構成される。好ましくは、気体噴射口240は、圧縮空気が船体110の表面(具体的には、船底面の平坦部)に沿って流動するように圧縮空気を噴射することができる。このために気体噴射口240の最終吐出方向は船体110の船底面と概ね平行であることがよい。
図30及び図31を参照して、気体噴射口の配置形態について詳細に説明する。
気体噴射口240は複数の群に区別されることができる。補足すると、気体噴射口240は、船体110の船首側から順次に第1群の気体噴射口241、第2群の気体噴射口242、第3群の気体噴射口243に分類することができる。気体噴射口241、242、243は、船体110のキールを中心に左右対称形状に配置される。また、対をなす気体噴射口241、242間の間隔は、船体110の船首側から船尾方向に向かうほど徐々に大きくなることができる。また、第1群及び第2群を構成する気体噴射口241、242は、前方に配置される気体噴射口241、242と重ならないように配置される(船体110の正面図基準)。ただし、第3群を構成する気体噴射口243は、第1群または第2群を構成する気体噴射口241、242と部分的に重なるように配置されてもよい。
気体噴射口241、242、243の数は、第1群~第3群ごとに異なってもよい。例えば、第1群を構成する気体噴射口241の数は、第2群を構成する気体噴射口242の数より少ないが、第3群を構成する気体噴射口243の数より多くてもよい。これとは異なり、第2群を構成する気体噴射口242の数は、第1群及び第3群を構成する気体噴射口241、243の数より多くてもよい。
対をなす気体噴射口241、242、243の最大間隔は、第1群~第3群ごとに異なってもよい。例えば、第1群の気体噴射口2414間の最大間隔W1は、第2群の気体噴射口2428間の最小間隔W2より小さく、第3群の気体噴射口2431間の最小間隔W4より小さくてもよい。また、第3群の気体噴射口2432間の最大間隔W5は、第2群の気体噴射口2428間の最小間隔W2より大きく、第2群の気体噴射口2428間の最大間隔W3より小さくてもよい。
各群の最前方に配置される気体噴射口から最後方に配置される気体噴射口までの距離は、群ごとに異なってもよい。例えば、第1群の最前方に配置される気体噴射口2411から最後方に配置される気体噴射口2414までの船体方向の長さL1は、第2群の最前方に配置される気体噴射口2421から最後方に配置される気体噴射口2428までの船体方向の長さL2より小さく、第3群の最前方に配置される気体噴射口2431から最後方に配置される気体噴射口2432までの船体方向の長さL3より大きくてもよい。
前方群の最後方に配置される気体噴射口と、後方群の最前方に配置される気体噴射口との間の距離は互いに異なってもよい。例えば、第1群の最後方に配置される気体噴射口2414と第2群の最前方に配置される気体噴射口2421との間の距離S1は、第2群の最後方に配置される気体噴射口2428と第3群の最前方に配置される気体噴射口2431との間の距離S2より小さくてもよい。また、前方群の最後方に配置される気体噴射口と後方群の最前方に配置される気体噴射口との間の距離は、各群の気体噴射口間の距離より大きくてもよい。
船体110の二等分線またはキールから最外郭に配置される気体噴射口2428までの距離L4は、船体110の二等分線またはキールからシーチェスト180までの距離L5より小さくてもよい。好ましくは、L4/L5は0.5~0.7の範囲であってもよい。さらに好ましくは、L4/L5は0.58~0.68の範囲であってもよい。
また、船体110の長さLに対するキールから、最外郭に配置される気体噴射口2428からシーチェスト180までの距離S3間の比率S3/Lは0.5以下であることがよい。好ましくは、S3/Lは0.48以下であることがよい。
上記のような条件は、気体噴射口241、242、243から排出される気体または空気がシーチェスト180に流入する現象を軽減させるのに効果的である。したがって、本実施例に係る船舶106は、摩擦低減装置200による船体110と海水との間の摩擦抵抗を軽減させながら、これにより生じる船舶106の故障率を著しく減少させることができる。
(本発明に係る運搬船の構造)
図32~図34を参照して、一実施例に係る船舶について説明する。
本実施例に係る船舶107は、運航に必要な推進装置を含む。例えば、船舶107は内燃機関によって作動するプロペラ120を含む。プロペラ120は、船体110の船尾側に配置される。プロペラ120は複数で構成されてもよい。例えば、プロペラ120は、船舶107の運航速度または船舶107の運航能力を向上させるために船体110の船尾の左右両側にそれぞれ配置されてもよい。
船舶107は、液化物質を運ぶための構成を含む。例えば、船体110には、多数の液化物質貯蔵タンク430が間隔をおいて形成されてもよい。船舶107は、液化物質貯蔵タンク430の断熱または保護のための構成を含む。例えば、液化物質貯蔵タンク430の一側または両側にはコファダム440が形成される。コファダム440には、コファダム440を所定の温度に維持させるための加熱装置460が配置されることができる。
船舶107は、船体110と海水または淡水との間の摩擦抵抗を最小化できる装置を含む。例えば、船舶107は、船体110の船底、好ましくは、船底の平坦面に気体(または空気)を噴射するように構成された摩擦低減装置200を含む。
摩擦低減装置200は、船体110の船首側に配置される。しかし、摩擦低減装置200の配置位置が船体110の船首側に限定されるものではない。摩擦低減装置200は、圧縮機210、主配管220、補助配管230、気体噴射口240を含む。しかし、摩擦低減装置200の構成は、上述の要素に限定されるものではない。例えば、摩擦低減装置200は、主配管220及び補助配管230にそれぞれ配置されるバルブなどをさらに含むことができる。
圧縮機210は、図32に示すように船体110の船首側に配置される。また、圧縮機210は、円滑な圧縮空気の生成及び作動効率のために船体110の満載喫水線よりも高く配置されることが好ましい。
主配管220は圧縮機210と連結され、圧縮機210によって生成された圧縮空気が船尾方向に流動するように誘導する。さらに、主配管220は、圧縮機210によって生成された圧縮空気の過熱を防止することができるように、図2及び図3に示すように、液化物質貯蔵タンク430によって冷却されるコファダム440を経由する。したがって、主配管220を流動する圧縮空気は93℃以下、好ましくは、80℃以下に冷却されて気体噴射口240に排出されることができる。主配管220を介したこのような圧縮空気の冷却は、過熱された空気による配管220、230の塗装(防錆ペイント及び防汚ペイント)の損傷を抑制または軽減させることができる。
補助配管230は主配管220から分岐して形成される。補助配管230は、図33に示すように、主配管220の長さ方向に沿って所定の間隔をおいて分岐した後、船尾方向に延びることができる。主配管220から分岐する補助配管230の線幅方向の長さは、図2に示すように船尾側に向かうほど長くなることができる。例えば、主配管220から一番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さは、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さより小さく、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さは、主配管220から三番目に分岐する補助配管230の線幅方向の長さより短くてもよい。補助配管230の内径は、気体噴射圧力の低下を防止することができるように、主配管220の内径より小さいことが好ましい。また、補助配管230の内径は、主配管220から分岐する位置に応じて異なって形成することができる。例えば、主配管220から一番目に分岐する補助配管230の内径は、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の内径より大きく、主配管220から二番目に分岐する補助配管230の内径は、主配管220から三番目に分岐する補助配管230の内径より大きくてもよい。しかし、必要に応じて補助配管230の内径を全て同一に形成してもよい。
気体噴射口240は補助配管230と連結される。気体噴射口240は、補助配管230を介して供給された圧縮空気または圧縮気体を海水中に噴射させるように構成される。好ましくは、気体噴射口240は、圧縮空気が船体110の船底の表面に沿って流動するように圧縮空気を噴射することができる。このために気体噴射口240の最終吐出方向は船体110の船底面と概ね平行であることがよい。
上記のように構成された船舶107は、摩擦低減装置200から生成される高温高圧の空気がコファダム440を経由しながら冷却されるため、高温の圧縮空気による配管の損傷を最小化することができる。また、本実施例に係る船舶107は、コファダム440が摩擦低減装置200の圧縮空気によって加熱されるため、コファダム440を加熱するのに必要な電力消耗を減少させることができる。したがって、本実施例に係る船舶は、建造コストを削減し、運航効率を向上させることができる。
次に、図35及び図36を参照して、他の実施例に係る船舶について説明する。参考までに、以下の説明において上述した実施例と同一の構成は、上述した実施例と同一の図面符号を使用し、これらの構成に対する詳細な説明は省略する。
本実施例に係る船舶108は、図35に示すように、船体110の船尾に配置されるプロペラ120、船体110に形成される複数の液化物質貯蔵タンク430、コファダム440を含む。さらに、船舶108は摩擦低減装置200を含む。
本実施例に係る船舶108は、図36に示すように、主配管220を流動する一部の圧縮空気が選択的にコファダム440に供給されるように構成される点で、上述の実施例と区別されることができる。
補足すると、主配管220には、コファダム440に分岐する熱交換配管470が形成される。熱交換配管470は、コファダム440の相当部分を経由した後、主配管220に戻る。熱交換配管470には、放熱効率を高めるための多数のフィン(fin)部材472が形成される。熱交換配管470には複数のバルブ510、520が配置される。したがって、主配管220を流動する高温高圧の空気は、バルブ510、520の開放時に限ってコファダム440に供給されることができる。好ましくは、バルブ510、520は、コファダム440の温度が既に設定された温度より低くなると開放され、コファダム440の温度が既に設定された温度より高くなると閉鎖されるように作動する。
このように構成された船舶108は、摩擦低減装置200により生成される高温高圧の空気によってコファダム440の温度が選択的に調整されるため、コファダム440の温度を維持させるための電力消耗を著しく軽減させることができる。
次に、図37及び図38を参照して、さらに他の実施例に係る船舶について説明する。参考までに、以下の説明において上述した実施例と同一の構成は、上述した実施例と同一の図面符号を使用し、これらの構成に対する詳細な説明は省略する。
本実施例に係る船舶109は、図37に示すように、船体110の船尾に配置されるプロペラ120、船体110に形成される複数の液化物質貯蔵タンク430、コファダム440を含む。さらに、船舶108は、平衡水タンク570及び摩擦低減装置200を含む。
本実施例に係る船舶109は、図38に示すように、主配管220を流動する高温高圧の空気が、コファダム440及び平衡水タンク570のうち少なくとも1つを経由するように構成される点で、上述の実施例と区別される。このために主配管220には、コファダム440に分岐する第1熱交換配管470と、平衡水タンク570に分岐する第2熱交換配管480とが形成される。第1熱交換配管470及び第2熱交換配管480には、空気の流動を制御するための1つ以上のバルブ510、520、530、340が配置される。
このように構成された船舶109は、摩擦低減装置200から排出される高温高圧の空気を介してコファダム440に経由させるか、または平衡水タンク570側に経由させるか、またはコファダム440と平衡水タンク570の両側に経由させることができる。例えば、コファダム440の過冷却状態では、摩擦低減装置200から排出される高温の空気がコファダム440に供給されるように第1バルブ510、520を開放させ、第2バルブ530、340を閉鎖させることができる。これとは異なり、コファダム440の温度が既に設定された基準に適合した状態では、摩擦低減装置200から排出される空気が平衡水タンク570に供給されるように第1バルブ510、520を閉鎖し、第2バルブ530、340を開放させることができる。
したがって、本実施例に係る船舶109は、高温高圧の空気を介してコファダム440の過冷却を防止することができるだけでなく、高温高圧の空気による配管の損傷を著しく軽減させることができる。
図39を参照して、他の実施例に係る船舶について説明する。
本実施例に係る船舶109は、コファダム440と平衡水タンク570の配置形態において上述した実施例と区別される。
本実施例において、コファダム440は、平衡水タンク570と極力近接して配置されることができる。例えば、コファダム440は、平衡水タンク570と密着して配置されてもよい。このような構造は、平衡水タンク570に貯蔵された海水によるコファダム440の冷却または加熱が可能であり得る。
これとは別に、主配管220は、平衡水タンク570を経由するように配置されることができる。さらに、主配管220から分岐する熱交換配管470は、コファダム440を経由するように配置されてもよい。
上記のように構成された船舶は、平衡水タンク570、主配管220、熱交換配管470を介してコファダム440の加熱または過冷却を抑制させることができる。
(摩擦低減装置の油圧回路)
上述の船舶100、101、102、103、104、105、106、108、109の摩擦低減装置200は、特有の油圧回路を含むことができる。
まず、図40を参照して、摩擦低減装置200の一形態に係る構成について説明する。
摩擦低減装置200は、圧縮機210、主配管220、補助配管230、気体噴射口240を含む。さらに、摩擦低減装置200は、圧縮機210の過負荷の防止及び海水流入の防止のためにバイパス配管206、バルブ710、720、730、740、760をさらに含む。
圧縮機210は複数で構成されてもよい。例えば、本実施例に係る摩擦低減装置200は、3つの圧縮機210を含むことができる。3つの圧縮機210は、第1連結配管202によって並列状に連結される。第1連結配管202は、第2連結配管204によって主配管220と直列状に連結される。したがって、本実施例に係る摩擦低減装置200は、一方の圧縮機210が故障または誤作動しても、残りの圧縮機210によって一定の圧力及び一定の流量の圧縮空気(または圧縮気体)を気体噴射口240に供給することができる。参考までに、本実施例では、3つの圧縮機210が並列に連結されることを示しているが、必要に応じて2つまたは4つ以上の圧縮機210を並列に連結することができる。
バイパス配管206、主配管220、補助配管230にはバルブ720、730、760が装着される。当該バルブ720、730、760は摩擦低減装置200の制御部と連結され、制御信号に応じてバイパス配管206、主配管220、補助配管230の開閉を操作することができる。例えば、バルブ720、730、760は、摩擦低減装置200の動作時に主配管220及び補助配管230を開放させ、バイパス配管206を閉鎖させるように作動することができる。これとは異なり、バルブ710、720、730、760は、摩擦低減装置200の動作時には主配管220及び補助配管230を閉鎖させ、バイパス配管206を開放させるように作動することができる。
補助配管230または気体噴射口240には別途のバルブ740がさらに装着される。例えば、補助配管230には、海水の流入を遮断することができるチェックバルブ740が装着されてもよい。
以下では、上記のように構成された摩擦低減装置200のバルブ制御方法について説明する。摩擦低減装置200は、船舶100の運航状態に応じて作動することができる。例えば、摩擦低減装置200は、船舶100の停泊時に停止し、船舶100の運航時には作動することができる。
船舶100の運航時に、摩擦低減装置200は、圧縮機210から生成された圧縮空気が気体噴射口240を介して円滑に排出できるように、バルブ710、720、730、740、760を制御する。補足すると、摩擦低減装置200は、船舶100の運転状態が感知されると、圧縮機210を作動させ、バルブ710、720、730、740をすべて開放させる。ただし、摩擦低減装置200は、バイパス配管206を介して圧縮機210の圧縮空気が漏れないようにバルブ760を閉鎖させる。
船舶100の停泊時に、摩擦低減装置200は、圧縮機210に過負荷が発生しないようにバルブ710、720、730、740、760を制御する。補足すると、摩擦低減装置200は、船舶100の停泊または船舶100の運航速度が設定された基準値以下であることが感知されると、圧縮機210を停止させる。ただし、圧縮機210が突然停止すると、気体噴射口240、補助配管230、主配管220を介して海水が流入する可能性があるため、摩擦低減装置200は圧縮機210を停止させる前にバルブ740、730、720、710を順次に閉鎖させる。好ましくは、摩擦低減装置200は圧縮機210を持続的に作動させ、補助配管230及び主配管220の内部の圧力を一定に維持させながら、バルブ740、730、720、710を順次に閉鎖させることができる。補助配管230及び主配管220を介して海水の流入が遮断されると、摩擦低減装置200は、圧縮機210の圧力が上昇しないようにバイパス配管206のバルブ760を開放させる。例えば、摩擦低減装置200は、圧縮機210の内部圧力が設定された上限値を超えると、バイパス配管206のバルブ760を開放させることができる。その後、圧縮機210の内部圧力が設定された上限値以下に低下すると、圧縮機210を停止させてバルブ760を閉鎖させることができる。
上記のように構成された船舶100は、バイパス配管206及び多数のバルブを介して、摩擦低減装置200によって海水の流入を遮断するとともに、圧縮機210の過負荷現象を抑制するため、摩擦低減装置200の効率を向上させることができる。
図41を参照して、他の実施例に係る船舶の構成について説明する。
本実施例に係る船舶100は、図41に示すように圧力測定器410をさらに含む点で、上述した実施例と区別されることができる。
圧力測定器410は主配管220に配置される。好ましくは、圧力測定器410は主配管220の後端に配置されることがよい。しかし、圧力測定器410の配置位置は主配管220の後端に限定されるものではない。一例として、主配管220を介して供給される空気圧力を測定可能な範囲で、主配管220の如何なる位置にも配置することができる。他の例として、複数の圧力測定器410は、それぞれの補助配管230に配置されてもよい。
圧力測定器410は、圧縮機210を介して主配管220に供給される空気圧を測定することができる。また、圧力測定器410は、主配管220の空気圧が設定された下限値または上限値を外れたと測定されると、圧縮機210の作動を稼働または停止させることができるように制御信号として送出することができる。
本発明は、上述の実施例のみに限定されるものではなく、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者であれば、以下の特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想の要旨から逸脱しない範囲で、いくらでも多様に変更して実施することができる。例えば、上述の実施形態に記載された様々な特徴事項は、その反対の説明が明示的に記載されていない限り、他の実施形態に結合して適用することができる。

Claims (24)

  1. 船体に液化物質を貯蔵する貯蔵タンクと、
    前記貯蔵タンクの一側に形成されるコファダムと、
    前記コファダムに配置される加熱装置と、
    前記船体に備えられ、海水を貯蔵した平衡水タンクと、
    前記船体に備えられて船体の外部に気体を噴射するように構成される摩擦低減装置と、を含み、
    前記摩擦低減装置は、前記摩擦低減装置から生成される高温の気体が流動する主配管及び補助配管を含み、
    前記主配管及び前記補助配管のうち1つ以上は、前記平衡水タンクの内部を通過し、
    前記主配管は前記コファダムの内部を通過するように形成され、
    前記加熱装置は、前記コファダム内で前記主配管に対して別途に配置され、前記コファダムの温度を維持させる、船舶。
  2. 前記平衡水タンクは、
    前記船体の船首側に配置され、前記船体の高さ方向に沿って形成される第1平衡水タンクと、
    前記船体の船底側に配置され、前記船体の長さ方向に沿って形成される第2平衡水タンクと、を含む、請求項1に記載の船舶。
  3. 前記主配管は、
    前記第1平衡水タンクを通過するように配置される、請求項2に記載の船舶。
  4. 前記第1平衡水タンクは複数で構成され、
    前記主配管は、前記複数の第1平衡水タンクをそれぞれ通過することができるように複数で構成される、請求項2に記載の船舶。
  5. 前記補助配管は、
    前記第2平衡水タンクを通過して前記主配管と気体噴射口とを連結するように構成される、請求項2に記載の船舶。
  6. 前記摩擦低減装置は、前記船体と海水との間の摩擦抵抗を軽減させるための気体を噴射する気体噴射口を含み、
    前記気体噴射口は、
    傾斜面または曲線部を有する本体部と、
    前記本体部と結合し、気体を噴射するための排出口が形成される底部と、を含み、
    前記傾斜面は、前記傾斜面の長さ方向に沿って互いに異なる勾配を有するように構成される、請求項1に記載の船舶。
  7. 前記傾斜面は、
    第1勾配を有する第1傾斜部と、
    第2勾配を有する第2傾斜部と、を含む、請求項6に記載の船舶。
  8. 前記第1傾斜部の高さL1は、前記第2傾斜部の高さL2より大きい、請求項7に記載の船舶。
  9. 前記曲線部は、
    第1曲率半径を有する第1曲線部と、
    第2曲率半径を有する第2曲線部と、を含む、請求項6に記載の船舶。
  10. 前記摩擦低減装置は、
    前記船体のキールを中心に左右対称形状に配置される多数の気体噴射口を含み、
    前記多数の気体噴射口は、
    前記船体の船首側から順次に第1群の気体噴射口と、第2群の気体噴射口と、第3群の気体噴射口と、に分類され、
    前記第1群の気体噴射口間の最大間隔W1は、前記第2群の気体噴射口間の最小間隔W2及び前記第3群の気体噴射口間の最小間隔W4より小さく、
    前記第3群の気体噴射口間の最大間隔W5は、前記第2群の気体噴射口間の最小間隔W2より大きく、前記第2群の気体噴射口間の最大間隔W3より小さい、請求項1に記載の船舶。
  11. 前記第3群の気体噴射口は、前記第1群の気体噴射口または前記第2群の気体噴射口と部分的に重なるように配置される、請求項10に記載の船舶。
  12. 前記第1群の気体噴射口を構成する最前方の気体噴射口から最後方の気体噴射口までの距離L1は、前記第2群の気体噴射口を構成する最前方の気体噴射口から最後方の気体噴射口までの距離L2より小さく、前記第3群の気体噴射口を構成する最前方の気体噴射口から最後方の気体噴射口までの距離L3より大きい、請求項10に記載の船舶。
  13. 前記船体の側面にはシーチェストが形成される、請求項10に記載の船舶。
  14. 前記多数の気体噴射口のうち、前記船体のキールから最外郭に配置される気体噴射口までの距離L4は、前記キールから前記シーチェストまでの距離L5より小さい、請求項13に記載の船舶。
  15. 前記多数の気体噴射口のうち、前記船体のキールから最外郭に配置される気体噴射口までの距離L4と、前記キールから前記シーチェストまでの距離L5との間の比L4/L5は0.5~0.7である、請求項13に記載の船舶。
  16. 前記多数の気体噴射口のうち、前記船体のキールから最外郭に配置される気体噴射口から前記シーチェストまでの距離S3と、前記船体の長さLとの間の比S3/Lは0.5以下である、請求項13に記載の船舶。
  17. 前記船体に形成され、前記摩擦低減装置によって生成された気体が前記シーチェストに流入しないように、前記シーチェストの下部から前記船体の船首方向に延びる翼部材をさらに含む、請求項13に記載の船舶。
  18. 前記翼部材は、前記船体の船首方向に向かうほど、上方に曲げられた形態である、請求項17に記載の船舶。
  19. 前記翼部材は、下方に曲げられた折り曲げ部を含む、請求項17に記載の船舶。
  20. 前記摩擦低減装置は、
    前記船体に配置される圧縮機と、
    前記船体に配置され、船体と海水との間の摩擦抵抗を軽減させるための気体を噴射する気体噴射口と、
    前記圧縮機と前記気体噴射口とを連結する主配管及び補助配管と、
    前記圧縮機と連結されるバイパス配管と、
    制御信号に従って前記主配管、前記補助配管、及び前記バイパス配管の開閉を操作する制御部と、を含む、請求項1に記載の船舶。
  21. 前記制御部は、前記圧縮機の内部圧力が設定された上限値を超えると、前記バイパス配管のバルブを開放させるように構成される、請求項20に記載の船舶。
  22. 前記制御部は、前記圧縮機の内部圧力が設定された上限値以下であると、前記バイパス配管のバルブを閉鎖させるように構成される、請求項20に記載の船舶。
  23. 前記主配管は、前記コファダムに分岐して形成された熱交換配管を含む、請求項1に記載の船舶。
  24. 前記主配管は、前記コファダムに分岐して形成された第1熱交換配管と、前記平衡水タンクに分岐して形成された第2熱交換配管とを含む、請求項1に記載の船舶。
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