JP7731207B2 - 水中油型乳化物 - Google Patents
水中油型乳化物Info
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Description
これは、無脂乳固形分として原料に使用される全粉乳、脱脂粉乳、ホエーパウダー、総合乳蛋白、バターオイル、バターミルクパウダーといった乳由来の原料が、それらの加工段階でフレッシュな香りや、持続感のある乳様のコク味といった乳独特の風味が失われるため、これらを配合した製品の風味が前述のような乳製品の風味に劣るものと考えられている。
[1]以下の条件a)~g)を満たすことを特徴とする、水中油型乳化物。
a)原材料として、ミネラル原料を含有する;
b)前記ミネラル原料が、乳清カルシウム及び/又は塩化カルシウムを含有する;
c)前記ミネラル原料が、さらに、塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、食塩、海洋深層水、海洋深層水加工品、粗製海水塩化マグネシウムから選ばれる1又は2以上を含有する;
d)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のMgを0.003~0.2mmol含有する;
e)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のCaを合計0.005~2.5mmol含有する;
f)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のK、Na、Ca及びMgを合計0.01~2.8mmol含有する;
g)前記水中油型乳化物に含まれる乳蛋白1gに対して、前記ミネラル原料由来のK、Na、Ca及びMgを合計0.007mmol以上含有する;
[2]さらに、以下の条件h)を満たすことを特徴とする上記[1]の水中油型乳化物。
h)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のNa及びCaを合計0.02~2mmol含有する;
[3]以下の条件d’)を満たすことを特徴とする上記[1]又は[2]の水中油型乳化物。
d’)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のMgを0.008~0.15mmol含有する;
[4]以下の条件h’)を満たすことを特徴とする上記[1]~[3]のいずれかの水中油型乳化物。
h’)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のNa及びCaを合計0.05~2mmol含有する;
a)原材料として、ミネラル原料を含有する;
b)前記ミネラル原料が、乳清カルシウム及び/又は塩化カルシウムを含有する;
c)前記ミネラル原料が、さらに、塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、食塩、海洋深層水、海洋深層水加工品、粗製海水塩化マグネシウムから選ばれる1又は2以上を含有する;
d)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のMgを0.003~0.2mmol含有する;
e)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のCaを合計0.005~2.5mmol含有する;
f)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のK、Na、Ca及びMgを合計0.01~2.8mmol含有する;
g)前記水中油型乳化物に含まれる乳蛋白1gに対して、前記ミネラル原料由来のK、Na、Ca及びMgを合計0.007mmol以上含有する;
本発明の水中油型乳化物は、従来の水中油型乳化物と比較して、風味、好ましくは乳感(乳のフレッシュな香り)やコク(後味の持続感)等の乳独特の風味が向上したことを特徴とするものである。
なお、炭酸カルシウムを主要成分とする卵殻カルシウムや貝殻焼成カルシウムをカルシウム源として用いた場合には、十分な風味向上効果が得られないため望ましくない。
本発明において、粗製海水塩化マグネシウムとは、海水から塩化カリウム及び塩化ナトリウムを析出分離して得られた塩化マグネシウムを主成分とするものをいい、豆乳を豆腐に変える凝固剤として使用する場合には「にがり」と呼ばれる。
中でも、そのものを直接摂食するクリームフィリング、チーズフィリング、練乳フィリング、カスタードクリーム、フラワーペースト等の水中油型乳化フィリングとして使用することが好ましく、かかる水中油型乳化フィリングは、起泡されていないことがより好ましい。より好ましくは、本発明の水中油型乳化物は、クリームフィリング、練乳フィリング、カスタードクリームとして使用される。好ましい態様において、本発明の水中油型乳化物は、ホイップクリームを含まない。
表4~9に示した量の配合により以下の手順で水中油型乳化物を製造し、それぞれ実施例1~25及び比較例1~25とした。
(製造手順)
水に60℃に加温した油脂(パーム系油脂と、ラウリン系油脂と、パーム系油脂とラウリン系油脂を原料とするエステル交換油との混合油脂)及びその他の原料をカッターミキサーに入れ、攪拌混合しながら115℃まで昇温し、30秒間ホールドした。その後、温度を5℃まで低下させ、水中油型乳化物を得た。
得られた水中油型乳化物について、パネル10名での官能評価を行った。
官能評価は、乳感、コク、塩味、収斂味、酵母様臭について、表1~3に示す点数の基準に基づいてパネル10名により評価した評価点を平均し、小数点以下を四捨五入した値を各水中油型乳化物の評価点とした。
*乳感:フレッシュな乳の香り(牛乳様)
**コク:乳に似た後味の持続感
結果を以下の表4~9に示す。ここでの結果より、実施例1~25の水中油型乳化物は、いずれの官能評価項目も評点が3以上であり、優れた風味を示すことがわかった。
Claims (4)
- 以下の条件a)~g)を満たすことを特徴とする、水中油型乳化物。
a)原材料として、乳に含まれるミネラル組成を反映する乳清ミネラルを用いず、ミネラル原料及び乳成分を含有する;
b)前記ミネラル原料が、乳清カルシウム及び/又は塩化カルシウムを含有する;
c)前記ミネラル原料が、さらに、塩化マグネシウム、塩化カリウム、塩化ナトリウム、食塩、海洋深層水、海洋深層水加工品、粗製海水塩化マグネシウムから選ばれる1又は2以上を含有し、かつ、Kを水100gに対して0.01~2.0mmol、Naを水100gに対して0.002~2.0mmol含有する;
d)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のMgを0.003~0.2mmol含有する;
e)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のCaを合計0.005~2.5mmol含有する;
f)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のK、Na、Ca及びMgを合計0.01~2.8mmol含有する;
g)前記水中油型乳化物に含まれる乳蛋白1gに対して、前記ミネラル原料由来のK、Na、Ca及びMgを合計0.013013mmol以上含有する; - さらに、以下の条件h)を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の水中油型乳化物。
h)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のNa及びCaを合計0.02~2mmol含有する; - 以下の条件d’)を満たすことを特徴とする、請求項1又は2に記載の水中油型乳化物。
d’)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のMgを0.008~0.15mmol含有する; - 以下の条件h’)を満たすことを特徴とする、請求項1~3のいずれかに記載の水中油型乳化物。
h’)前記水中油型乳化物に含まれる水100gに対して、前記ミネラル原料由来のNa及びCaを合計0.05~2mmol含有する;
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| JP2012170415A (ja) | 2011-02-23 | 2012-09-10 | Fuji Oil Co Ltd | 無脂乳固形分含有水中油型乳化物 |
| JP2018078849A (ja) | 2016-11-17 | 2018-05-24 | 株式会社Adeka | 乳清ミネラル組成物 |
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