JP7732280B2 - 半導体モジュール - Google Patents

半導体モジュール

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JP7732280B2 JP2021139387A JP2021139387A JP7732280B2 JP 7732280 B2 JP7732280 B2 JP 7732280B2 JP 2021139387 A JP2021139387 A JP 2021139387A JP 2021139387 A JP2021139387 A JP 2021139387A JP 7732280 B2 JP7732280 B2 JP 7732280B2
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Description

本発明は、半導体モジュールに関する。
トランジスタと、トランジスタを過電流から保護する保護回路と、を含む半導体モジュールが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許第2523678号公報
一般的な保護回路は、トランジスタに過電流が流れると、トランジスタを保護すべく、トランジスタをオフする。しかしながら、保護回路は、例えばトランジスタがオンされる際に、トランジスタに過渡的に流れる電流等に基づいて、誤ってトランジスタをオフしてしまうことがある。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みてなされたものであって、トランジスタに流れる電流を制限することが可能な半導体モジュールを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、電源電圧が印可される第1ラインに接続された第1トランジスタと、前記第1トランジスタと並列となり、前記第1ラインに接続された第2トランジスタと、入力信号に応じて、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタをオンするための第1電圧を第2ラインに印可する駆動回路と、一端が前記第2ラインに接続され、他端が前記トランジスタの制御電極に接続された第1抵抗と、一端が前記第1抵抗の他端に接続され、他端が前記トランジスタの制御電極に接続された第2抵抗と、前記第2トランジスタに接続されるとともに、前記第2トランジスタに流れる電流に応じた第2電圧が生じる第3抵抗と、前記第2抵抗の他端に接続されるとともに、制御電極に前記第2電圧が印可される第3トランジスタと、前記第1~第3トランジスタと、前記第3抵抗と、前記第1トランジスタからの電流が供給される負荷と、が接続される端子と、を備える、半導体モジュールを提供する。
トランジスタに流れる電流を制限することが可能な半導体モジュールを提供できる。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
半導体モジュール10aの構成の一例を示す。 昇圧回路32の構成の一例を示す。 半導体モジュール10aに実装したダイオード27の断面図の一例を示す。 通常動作時における半導体モジュール10a内の信号、電圧、および電流の時間変化の一例を示す。 過電流検出時における半導体モジュール10a内の信号、電圧、および電流の時間変化の一例を示す。 半導体モジュール10bの構成の一例を示す。 通常動作時における駆動回路22bおよび判定回路72に係る電圧および信号の一例を示す。 過電流検出時における半導体モジュール10a内の信号、電圧、および電流の時間変化の一例を示す。 端子VOにおける電圧Vout、電流Ids、および判定回路72から出力される電圧Vcmpの概略の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
本明細書においては、「接続」の語を用いるが、特に断りのない場合には「接続」とは「電気的に接続」することを意味するものとする。本明細書においては、電圧または信号について、論理レベルがロー(Lo)レベルである場合をLoレベルと称し、論理レベルがハイ(Hi)レベルである場合はHiレベルと称する。
本明細書において、半導体モジュールの深さ方向と平行な方向における一方の側を「おもて」または「上」方、他方の側を「裏」、「下」方と称する。さらに、基板、層またはその他の部材の2つの主面を「おもて面」、「裏面」と称する。ここで、「おもて」または「上」方、および「裏」または「下」方の方向は、重力方向または半導体モジュールの実装時における各部材の基板等への取り付け方向に限定されない。
本明細書において、接地電位は、半導体モジュールを含むシステム全体が構成する基準電位であり、0Vである。
===実施例1===
<<半導体モジュール10aの構成例>>
図1は、半導体モジュール10aの構成の一例を示す。半導体モジュール10aは、マイコン11から入力される信号S1に基づいて、負荷13を駆動するインテリジェントパワースイッチ(IPS)である。半導体モジュール10aは、電源12から供給される電源電圧Vddによって負荷13が駆動できるよう、負荷13に対して、より電源12側に、即ちハイサイド側に設けられる。
マイコン11は、半導体モジュール10aの端子SINに信号S1を出力する。一例として、マイコン11は、自動車のエレクトリックコントロールユニット(ECU)に含まれる。
電源12は、電源電圧Vddを半導体モジュール10aの端子VDDに印加する。端子VDDは、半導体モジュール10aのラインL1に接続されているため、ラインL1には電源電圧Vddが印加される。一例として、電源12は、自動車のバッテリーである。
負荷13は、一例として、オートマチックトランスミッションの自動車の変速システムに用いられるソレノイドバルブである。ソレノイドバルブは、電磁石を構成するソレノイドとバルブ(不図示)とを含み、ソレノイドが導通する場合に、バルブが閉じ、ソレノイドが非導通となる場合に、バルブが開く。ここで、負荷13は、インダクタ41および抵抗42を含む。
インダクタ41は、一例として、ソレノイドバルブにおけるソレノイドである。抵抗42は、インダクタ41に印可される電圧を調整する。抵抗42は、インダクタ41および接地の間に設けられる。
<<半導体モジュール10aの構成例>>
半導体モジュール10aは、電圧生成回路21、駆動回路22a、MOSトランジスタ23,24,29、端子SIN,VDD,VG,VO、抵抗25,26,28、ダイオード27を備える。
==電圧生成回路21==
電圧生成回路21は、駆動回路22aの接地側の電圧となる電圧Vgndを生成し、電圧VgndをラインL3に印可する。電圧Vgndは、電源電圧Vddに対し、所定の電圧(一例として、5V)低下した電圧である。電圧生成回路21は、電源電圧Vddが印加されたラインL1と、接地された端子VGとの間に設けられる。
==駆動回路22aの概要==
駆動回路22aは、入力される信号S1に応じて、MOSトランジスタ23,24をオンするための電圧VdrvをラインL2に印可する。
例えば、信号S1がHiレベルを示す場合には、駆動回路22aは、MOSトランジスタ23をオンするための電圧VdrvをラインL2に印加し、信号S1がLoレベルを示す場合には、MOSトランジスタ23をオフするための電圧VdrvをラインL2に印加する。
==MOSトランジスタ23==
MOSトランジスタ23は、電圧Vdrvに基づいて、オンオフし、負荷13へと電圧Voutおよび電流Idrvを供給する。詳細は後述するが、MOSトランジスタ29がオフ状態である場合には、MOSトランジスタ23の制御電極に電圧Vdrvが印加される。
MOSトランジスタ23は、基板の裏面にドレイン電極が形成され、おもて面にソース電極が構成される縦型のトレンチ構造を有するN型のMOSトランジスタ(VMOSトランジスタ)である。本実施形態のMOSトランジスタ23は、(例えばオン抵抗100mΩを有し、)数十Vの耐圧を有するパワー半導体素子である。
ただし、MOSトランジスタ23はVMOSトランジスタに限定されず、プレーナ型のMOSトランジスタであってよく、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor; 絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)等のバイポーラ素子であってもよい。
MOSトランジスタ23のゲート電極は、抵抗25,26を介してラインL2に接続され、ソース電極は、端子VOに接続される。また、MOSトランジスタ23のドレイン電極は電源電圧Vddが印加されるラインL1に接続される。従って、端子VOを介して、負荷13にはMOSトランジスタ23に流れる電流Idsが供給される。なお、MOSトランジスタ23のゲート電極は、「制御電極」に相当する。
端子VOには、MOSトランジスタ23,29と、抵抗28と、MOSトランジスタ23からの電流Idsが供給される負荷13と、が接続される。
==MOSトランジスタ24==
MOSトランジスタ24は、MOSトランジスタ23に流れる電流Idsに応じた電流Isnsを流すセンスMOSトランジスタである。このため、MOSトランジスタ23のドレイン電極と、MOSトランジスタ24のドレイン電極とが、並列にラインL1に接続される。
MOSトランジスタ24は、MOSトランジスタ23に相似の構造である。また、MOSトランジスタ24は、例えば、電流Idsに対し、0.25%の電流Isnsを流し、電流Isnsが、電流Idsに対し0.1~1%の電流になるよう、設計されている。
==抵抗25,26==
抵抗25,26は、MOSトランジスタ23に流れる電流Idsが増加した際に、電流Idsを減少させるべく、MOSトランジスタ23,24のゲート電極の電圧を低下させるための抵抗である。詳細は後述するが、本実施形態では、MOSトランジスタ29がオン状態である場合に、MOSトランジスタ23に印加される電圧Vdrvを分圧する。抵抗R1,R2により分圧された電圧が、MOSトランジスタ23,24の制御電極に印加される。
一例として、抵抗25は抵抗値R1を有し、抵抗26は抵抗値R2を有する。この場合に、ラインL2に流れる電流Igとすると、MOSトランジスタ24の制御電極には、Vg2=Vdrv―R1*Igの電圧が印加され、MOSトランジスタ23の制御電極には、Vg1=Vdrv―Vg2-R2*Igの電圧が印加される。
このように、抵抗25,26は、MOSトランジスタ29がオン状態である場合に、MOSトランジスタ23の制御電極に印加される電圧Vg1と、MOSトランジスタ24の制御電極に印加される電圧Vg2との比を調整する。特に、抵抗25,26は、電圧Vg1を調整して、MOSトランジスタ23に流れる電流Idsを後述の電流値Ioc1以下とする抵抗値に設定される。
抵抗25の一端は、ラインL2に接続され、抵抗25の他端は、MOSトランジスタ24の制御電極に接続される。また、抵抗26の一端は、抵抗25のMOSトランジスタ24が接続される側に接続され、抵抗26の他端は、MOSトランジスタ23の制御電極に接続される。
==ダイオード27==
ダイオード27は、電圧VdrvがラインL2に印加された際に、MOSトランジスタ24の制御電極に印加される電圧Vg2と、MOSトランジスタ23の制御電極に印加される電圧Vg1と、の電位差を一定以下に保つ。
ダイオード27のアノードは抵抗25に接続され、ダイオード27のカソードは、MOSトランジスタ23の制御電極に接続される。即ち、ダイオード27は、抵抗26に対して並列に設けられる。
従って、ダイオード27に印加される電圧が、ダイオード27の順方向電圧を超えようとする場合には、抵抗26の経路より優先してダイオード27の経路を通じて、電圧Vg1,Vg2の電位差を小さくする電圧がかかる。即ち、ダイオード27を設けたことにより、電圧Vg1,Vg2との電位差は、ダイオード27の順方向電圧以下に維持される。
ところで、上述したように、MOSトランジスタ23のサイズは、MOSトランジスタ24のサイズより大きい。従って、駆動回路22aがMOSトランジスタ23,24をオンするための電圧Vdrvを出力した際、MOSトランジスタ24の電圧Vg2と、MOSトランジスタ23の電圧Vg1とに差が生じる。仮に、ダイオード27がない場合には、電圧Vg2と、電圧Vg1との差が大きくなり、MOSトランジスタ24がオンしても、MOSトランジスタ23がオンしない状況が続くことがある。
しかしながら、本実施形態では、ダイオード27を設けることにより、電圧Vg1,Vg2の電位差が一定以下に保たれるので、MOSトランジスタ24がオンし、MOSトランジスタ23が長時間オンしないような状態を避けることができる。
ただし、例えば、駆動回路22aの駆動能力が高く、MOSトランジスタ23,24の制御電極の寄生抵抗や容量が小さい場合、電圧Vg1,Vg2の電位差が大きくならないこともある。このような場合、MOSトランジスタ23,24は同様のタイミングでオンするので、ダイオード27は省略できる。
==抵抗28==
抵抗28は、MOSトランジスタ23の過電流状態を検出するための抵抗(例えば、20Ω)であり、MOSトランジスタ24と端子VOとの間に接続される。抵抗28には、電流Isnsに応じた電圧Vsnsが生じる。なお、詳細は後述するが、「MOSトランジスタ23が過電流状態」とは、MOSトランジスタ23の電流Idsの電流値が、所定値以上となる状態である。
==MOSトランジスタ29==
MOSトランジスタ29は、MOSトランジスタ23が過電流状態となった際に、電圧Vsnsに応じてオンすることにより、電圧Vg1,Vg2を調整する。
MOSトランジスタ29の制御電極は、MOSトランジスタ24と、抵抗28とが接続されたノードに接続される。これにより、MOSトランジスタ29の制御電極には電圧Vsnsが生じる。電圧Vsnsが上昇し、電圧VsnsがMOSトランジスタ29の閾値電圧を超えた場合に、MOSトランジスタ29がオンする。
MOSトランジスタ29のドレイン電極は、抵抗26の他端に接続される。MOSトランジスタ29がオンすると、駆動回路22aから出力される電流は、ラインL2、抵抗25,26、MOSトランジスタ29、および端子VOを介して、負荷13へと流れる。これにより、MOSトランジスタ23の制御電極に印加される電圧Vg1と、MOSトランジスタ24の制御電極に印加される電圧Vg2とは、ともに低下する。
従って、MOSトランジスタ29がオンすると、MOSトランジスタ23の電流Idsと、MOSトランジスタ24を流れる電流Isnsとを低減させることができる。
また、MOSトランジスタ24の電流Isnsが減少すると、電圧Vsnsが低下するため、MOSトランジスタ29のゲート電圧が低下する。この結果、MOSトランジスタ29を流れる電流は低減する。これにより、MOSトランジスタ29が電圧Vg1,Vg2、電流Ids,Isnsを低下させる効果は徐々に弱くなる。
以上により、電圧Vg1,Vg2,Vsns、電流Ids,Isnsは、それぞれ一定の値へと漸近する。この場合、電流Idsは、後述する電流Ioc1に近づくことになる。
このように、本実施形態の抵抗25,26、およびMOSトランジスタ29は、MOSトランジスタ23が過電流状態となった際に、電圧Vg1,Vg2を低下させることができる。従って、本実施形態では、電流Ids,Isnsが、一定の値(電流Ioc1)より大きくなることを防ぐことができる。
<<駆動回路22aの詳細>>
駆動回路22aは、制御回路31、昇圧回路32、およびMOSトランジスタ33を含む。
===制御回路31===
制御回路31は、入力される信号S1に応じて、信号S2を出力する。入力される信号S1がHiレベルの場合、制御回路31はLoレベルの信号S2を出力する。一方、信号S1がLoレベルの場合、制御回路31はHiレベルの信号S2を出力する。
===昇圧回路32===
昇圧回路32は、入力される信号S2の論理レベルに応じて、電源電圧Vddを昇圧して、ラインL2に電圧Vdrvを印加する。本実施形態においては、信号S2がLoレベルの場合に、昇圧回路32は電源電圧Vddを昇圧する。一方、信号S2がHiレベルの場合に、昇圧回路32は電源電圧Vddの昇圧を停止する。
即ち、昇圧回路32は、MOSトランジスタ23,24をオンするためのLoレベルの信号S2に応じて、電源電圧Vddを昇圧して、ラインL2に電圧Vdrvを印可する。
===MOSトランジスタ33===
MOSトランジスタ33は、入力される信号S2の論理レベルに応じて、MOSトランジスタ23をオフするための遮断素子である。
本実施形態においては、信号S2がHiレベルとなった場合に、MOSトランジスタ33は、オンする。これにより、ラインL2からMOSトランジスタ33を通じて電流が端子VOへと流れる。この際、MOSトランジスタ33は、ラインL2に印加される電圧Vdrvを低下させ、電圧Vg1,Vg2を低下させる。この結果、MOSトランジスタ23,24はオフすることになる。
一方、信号S2がLoレベルの場合に、MOSトランジスタ33はオフする。この場合、ラインL2には、昇圧回路32から電圧Vdrvが印加される。なお、本実施形態では、N型のMOSトランジスタ23,24をオフするための遮断素子として、NMOSトランジスタ33を用いることとしたがこれに限られず、例えば、バイポーラトランジスタ等であっても良い。
信号S1は、「入力信号」に相当し、電圧Vdrvは「第1電圧」に相当する。信号S2は「駆動信号」に相当する。MOSトランジスタ23は「第1トランジスタ」に相当し、MOSトランジスタ24は「第2トランジスタ」に相当し、MOSトランジスタ29は、「第3トランジスタ」に相当する。
抵抗25は「第1抵抗」に相当し、抵抗26は「第2抵抗」に相当する。また、抵抗28は「第3抵抗」に相当する。電圧Vsnsは「第2電圧」に相当する。また、電流値Ioc1は「第1電流値」に相当する。
ラインL1は、「第1ライン」に相当し、ラインL2は「第2ライン」に相当する。
<<昇圧回路32の構成>>
図2は、昇圧回路32の構成の一例を示す。昇圧回路32は、いわゆるチャージポンプ回路であり、発振回路50、ダイオード51,54,56,58、インバータ53、およびキャパシタ52,57を含む。なお、ここでは、ダイオード51,54,56,58の順方向電圧を、“Vf”とする。
発振回路50は、MOSトランジスタ23,24をオンするための信号S2に基づいて、所定の周波数のクロック信号CLKを出力する回路である。発振回路50は、信号S2がLoレベルになった場合、クロック信号CLKを出力し、信号S2がHiレベルになった場合、クロック信号CLKの出力を停止する。なお、クロック信号CLKは、電圧Vgnd(Loレベル)と、電源電圧Vdd(Hiレベル)との間で変化する。
ダイオード51、キャパシタ52は、チャージポンプ回路における1段目の昇圧回路を構成する。ダイオード51のアノードには、電源電圧Vddが印加され、カソードは、キャパシタ52の一端に接続される。また、キャパシタ52の他端には、発振回路50の出力が接続される。
インバータ53、ダイオード54,56、キャパシタ57は、チャージポンプ回路の2段目の昇圧回路を構成する。なお、インバータ53は、VgndとVddとの間に接続される。
ダイオード54のアノードは、キャパシタ52の一端に接続され、カソードは、キャパシタ57の一端に接続される。ダイオード56のアノードには、電源電圧Vddが印加され、カソードは、キャパシタ57の一端に接続される。また、キャパシタ57の他端には、インバータ53の出力が接続される。
そして、2段目の昇圧回路のキャパシタ57の一端の電圧Vc2は、ダイオード58を介して、電圧Vdrvとして出力される。
<<昇圧回路32の動作>>
上述のように、クロック信号CLKは、電圧Vgnd(Loレベル)と、電源電圧Vdd(Hiレベル)の間で変化する。ただし、ここでは、昇圧回路32の各ノードの電圧の表現が煩雑になるため、便宜上、クロック信号CLKのLoレベルを、0Vとして説明する。
まず、クロック信号CLKがLoレベルであると、キャパシタ52の一端の電圧Vc1は、ダイオード51を介して充電される。この結果、キャパシタ52の一端の電圧Vc1の電圧は、式(1)で表される。
Vc1=Vdd-Vf・・・(1)
そして、クロック信号CLKがHiレベル(電源電圧Vddのレベル)になると、キャパシタ52の一端の電圧Vc1は、式(2)で表される。
Vc1=2×Vdd-Vf・・・(2)
また、このタイミングにおいて、インバータ53の出力はLoレベルであるため、キャパシタ57は充電され、キャパシタ57の電圧Vc2は、式(3)で表される。
Vc2=2×Vdd-2×Vf・・・(3)
さらに、クロック信号CLKがHiレベルになると、キャパシタ57の一端の電圧Vc2は、式(4)で表される。
Vc2=3×Vdd-2×Vf・・・(4)
この結果、ダイオード58から出力される電圧Vdrvは、式(5)で表される。
Vc2=3×Vdd-3×Vf・・・(5)
なお、本実施形態の昇圧回路32は、2段の昇圧部分を含むこととしたが、これに限られず、電圧VdrvがMOSトランジスタ23,24をオンできる電圧であれば、どのような構成であっても良い。
<<ダイオード27の構成>>
図3は、半導体モジュール10aに実装したダイオード27の断面図の一例を示す。ダイオード27は、基板61、エピタキシャル層62、酸化膜63,67、ドーパント拡散領域64,65,66、アノード68、カソード69により構成される。
なお、各導電型の冠記された領域において、「+」の記載は「+」が冠記されていない領域よりドーピング濃度が高いことを意味し、「-」の記載は「-」が冠記されていない領域よりドーピング濃度が低いことを意味する。
本実施形態の基板61は、MOSトランジスタ23,24が設けられる基板である。即ち、本実施形態においては、MOSトランジスタ23,24と、ダイオード27とは同一の半導体チップに設けられる。基板61は、N+型の導電型を有する。
エピタキシャル層62は、基板61の上方に設けられる層である。エピタキシャル層62は、基板61をエピタキシャル成長させることにより設けられた層である。本実施形態のエピタキシャル層62は、N型の導電型を有する。
酸化膜63は、エピタキシャル層62の上方を覆って設けられる。一例として、酸化膜63は、SiO膜である。
ドーパント拡散領域64は、酸化膜63の上方に設けられたポリシリコンの領域である。ドーパント拡散領域64には、P型のドーパント(例えばボロン(B))が拡散される。一例として、ドーパントの拡散は、イオン注入により行われる。本実施形態のドーパント拡散領域64は、P+型の導電型を有する。
ドーパント拡散領域65は、酸化膜63の上方に設けられたポリシリコンの領域である。ドーパント拡散領域65には、N型のドーパント(例えばリン(P))が拡散される。一例として、ドーパントの拡散は、イオン注入により行われる。本実施形態のドーパント拡散領域65は、N+型の導電型を有する。
ドーパント拡散領域66は、ドーパント拡散領域64,65の間に、それらに接して設けられた領域である。本実施形態のドーパント拡散領域66は、ダイオードのP+型の領域と、N+型の領域との間に設けられた空乏層に相当する。従って、本実施形態のドーパント拡散領域66は、基板濃度であるN型のドーピング濃度より低いN-型の導電型を有する。
酸化膜67は、ドーパント拡散領域64~66の上方に、それらを覆うように設けられた酸化膜である。一例として、酸化膜67は、酸化膜63と同一の材料で設けられる。
アノード68は、ドーパント拡散領域64の上面に、ドーパント拡散領域64に接して設けられた端子である。アノード68は、ドーパント拡散領域64の上方に設けられた酸化膜67に対し、エッチングを行い、ドーパント拡散領域64を露出した後に設けられる。一例として、アノード68は、金属(例えば、アルミニウムシリコン合金、以降AlSiと記述する)で設けられる。
カソード69は、ドーパント拡散領域65の上面に、ドーパント拡散領域65に接して設けられた端子である。カソード69は、ドーパント拡散領域65の上方に設けられた酸化膜67に対し、エッチングを行い、ドーパント拡散領域65を露出した後に設けられる。一例として、カソード69は、アノード68と同じ材料で設けられる。本実施形態のカソード69は、金属(例えば、AlSi)で設けられる。
ここで、P型の導電型は「第1導電型」に相当し、N型の導電型は「第2導電型」に相当する。ドーパント拡散領域64は、「第1ドーパント拡散領域」に相当し、ドーパント拡散領域65は、「第2ドーパント拡散領域」に相当する。
<<半導体モジュール10aの通常動作時のタイミング図>>
図4は、通常動作時における半導体モジュール10a内の信号、電圧、および電流の時間変化の一例を示す。
なお、本明細書において、半導体モジュール10a、または後述の半導体モジュール10bの「通常動作」とは、負荷13で短絡等が生じておらず、MOSトランジスタ23が過電流状態にない場合を指す。特に、半導体モジュール10a,10bが「通常動作」している場合には、MOSトランジスタ23を流れるドレイン-ソース電流Idsは、後述の電流値Ioc2より小さい電流が流れる。
図中、論理レベルがロー(Lo)レベルである場合をLo、論理レベルがハイ(Hi)レベルである場合にはHiとした電圧および信号の概略が示される。
時刻t1に至るまで、マイコン11は、Loレベルの信号S1を出力する。時刻t1において、マイコン11は、MOSトランジスタ23をオンすべく、信号S1のレベルをLoレベルからHiレベルに切り替える。
時刻t1に駆動回路22aに入力される信号S1がHiレベルに切り替わると、駆動回路22aは、電源電圧Vddに基づいて、電圧Vdrvの昇圧を始める。これに応じて、MOSトランジスタ23の制御電極に印加される電圧Vg1が上昇する。
そして、MOSトランジスタ23のオン抵抗が徐々に小さくなることにより、MOSトランジスタ23に接続された端子VOに印加される電圧Voutは上昇する。MOSトランジスタ23がオンすると、電圧Voutは電源電圧Vddとなる。従って、MOSトランジスタ23がオンする際には、電圧Voutは、電源電圧Vddに漸近する。
MOSトランジスタ23がオンする際、MOSトランジスタ23に流れる電流Idsは、増大する。本実施形態では、MOSトランジスタ23を流れる電流Idsが増大しても、電流Idsは、電流値Ioc1より十分に小さい(例えば、過電流状態を示す電流値Ioc1の50%以下)。
MOSトランジスタ23に流れる電流Idsが電流値Ioc1より十分に小さい場合には、MOSトランジスタ24に流れる電流Isns、および電流Isnsに比例した抵抗28に生じる電圧Vsnsも小さくなる。この場合、MOSトランジスタ29はオンしない。
このように、通常動作時では、MOSトランジスタ29がオンしないので、ラインL2において、MOSトランジスタ23の制御電極に印加される電圧Vg1、およびMOSトランジスタ24の制御電極に印加される電圧Vg2は、電圧Vdrvと等しくなる。従って、MOSトランジスタ23は所望の電圧Vdrvで駆動されることになる。
<<半導体モジュール10aの過電流検出時のタイミング図>>
図5は、過電流検出時における半導体モジュール10a内の信号、電圧、および電流の時間変化の一例を示す。上述のように、本実施形態において過電流状態とは、MOSトランジスタ23を流れる電流Idsが増大し、所定の電流値Ioc1となる状態である。
時刻t2に至るまで、マイコン11は、Loレベルの信号S1を出力する。時刻t2において、マイコン11は、MOSトランジスタ23をオンすべく、信号S1のレベルをLoレベルからHiレベルに切り替える。
なお、過電流が発生する際には、例えば、端子VOから接地までの経路が短絡している。このような場合、端子VOと、接地との間に生じる抵抗値は、MOSトランジスタ23のオン抵抗の抵抗値より十分小さくなる。従って、端子VOにおける電圧Voutは、MOSトランジスタ23がオンしても、ほとんど上昇しない。
時刻t2になると、MOSトランジスタ23がオンし、MOSトランジスタ23を流れる電流Idsが増大する。電流Idsが増大すると、MOSトランジスタ24に流れる電流Isnsも増大し、電圧Vsnsも上昇する。
従って、時刻t3に近づく(例えば、電流Idsが電流Iocの50%より上になったタイミング)とMOSトランジスタ29がオンする。MOSトランジスタ29がオンすると、昇圧回路32から、ラインL2、抵抗25,26、MOSトランジスタ29、および端子VOを介して電流が流れることになる。この結果、電圧Vg1,Vg2の上昇が緩やかになる。
従って、MOSトランジスタ23を流れる電流Idsと、MOSトランジスタ24を流れる電流Isnsとの上昇も緩やかになる。この結果、電流Isnsに比例して抵抗28に生じる電圧Vsnsの上昇も緩やかにある。
また、時刻t3になると、電圧Vg1,Vg2,Vsns、電流Ids,Isnsが均衡し、一定値となる。
そして、時刻t3において、MOSトランジスタ23に流れる電流Idsは、電流値Ioc1を示すようになる。
駆動回路22aがラインL2に印加する電圧Vdrvは、時刻t2から徐々に増大する。時刻t3になると、駆動回路22aは、一定値Vdd-2Vfとなった電圧VdrvをラインL2に印加する。
MOSトランジスタ29がオンすると、駆動回路22aから出力される電圧Vdrvは、抵抗25,26により分圧される。MOSトランジスタ24の制御電極に印加される電圧Vg2は、時刻t2から上昇しはじめ、時刻t3から一定値Vdd-Ig×R1を示す。
同様に、MOSトランジスタ23の制御電極に印加される電圧Vg1は、時刻t2から上昇しはじめ、時刻t3から一定値Vdd-Ig×(R1+R2)を示す。
以上の通り、MOSトランジスタ29がオンするより大きな電圧Vsnsが抵抗28に生じる場合に、MOSトランジスタ23を流れる電流Idsは、電流Ioc1に調整され、電流Ioc1以下の電流が流れるよう調整される。
電圧Vsnsは、MOSトランジスタ24を流れる電流Isnsに比例し、電流Isnsは、MOSトランジスタ23を流れる電流Idsに比例する。
即ち、半導体モジュール10aでは、端子VOと接地との間の経路において負荷13以外の経路が短絡し、MOSトランジスタ23を流れる電流Idsが大きくなり、過電流状態となる場合に、MOSトランジスタ29がオンし、電流Idsが電流値Ioc1以下となるように調整される。
これによって、半導体モジュール10aは、負荷短絡等により過電流が生じる場合の電流を制限し、素子を適切に保護できる。
===実施例2===
<<半導体モジュール10bの構成例>>
図6は、半導体モジュール10bの構成の一例を示す。図1と、図6とで、同じ符号の付された構成は同じである。従って、以下では、主に半導体モジュール10aとの相違点について述べる。
半導体モジュール10bは、駆動回路22b、基準電圧回路71、および判定回路72を備える点で、半導体モジュール10aと相違する。
==基準電圧回路71==
基準電圧回路71は、判定回路72が過電流を検出するための基準となる所定の基準電圧Vrefを生成し、判定回路72に接続されたラインの一つへと印可する。
基準電圧Vrefは、端子VOに生じる電圧VOに対して一定の電位差(例えば100mV)の電圧として設定される。例えば、抵抗28が20Ωであり、MOSトランジスタ23に流れる電流Idsが2Aの場合に過電流検出がされ、この場合の電流Isnsが5mAとなる場合には、基準電圧Vref=20×0.005(V)=100(mV)に設定される。
==判定回路72==
判定回路72は、抵抗28に生じる電圧Vsnsと、基準電圧回路71が生成する基準電圧Vrefとの比較に基づいて、MOSトランジスタ23が過電流状態にあるか否かを判定する。判定回路72は、判定結果に応じて、異なる論理レベルの電圧Vcmpを出力するコンパレータである。
本実施形態においては、電圧Vcmpは、後述のフィルタ回路82に入力される。
なお、判定回路72は、電圧Vsnsが電圧Vrefに達した場合に、MOSトランジスタ23が過電流状態にあることを判定する。この場合、MOSトランジスタ23を流れる電流Idsは、電流値Ioc2に達する。本実施形態において、電流値Ioc2は、電流値Ioc1より小さくなるよう設定される。
即ち、本実施形態の電圧Vrefは、MOSトランジスタ23を流れる電流Idsが電流値Ioc1より小さい電流値Ioc2を示す電圧である。本実施形態では、電流値Ioc1は、MOSトランジスタ23をオンする際にMOSトランジスタ23が過電流状態であるか否かを検出するための値である。
一方、電流値Ioc2は、MOSトランジスタ23がオンした後、MOSトランジスタ23が過電流状態であるか否かを検出するための値である。一般に、MOSトランジスタ23をオンする際には、MOSトランジスタ23がオンした後より、大きな電流が流れる。従って、本実施形態では、MOSトランジスタ23がオンした後の電流値Ioc2を、電流値Ioc1より小さく設定している。
判定回路72の接続される一方のラインには基準電圧Vrefが印可され、判定回路72の接続される他方のラインには電圧Vsnsが印可される。MOSトランジスタ23,24がオンする前の期間であって、信号S1がLoレベルを示す期間においては、これらのラインに印可される電圧はいずれも低値となる。この場合には、本実施形態の判定回路72は、フィルタ回路82に対し、Loレベルの電圧Vcmpを出力する。
また、本実施形態の判定回路72はラインL1および電圧生成回路21に接続され、電源電圧Vddおよび電圧Vgndの差の電圧が、バイアス電圧として用いられる。
==駆動回路22b==
駆動回路22bは、入力される信号S1と、判定回路72の判定結果とに基づいて、MOSトランジスタ23をオンオフする。具体的には、本実施形態の駆動回路22bは、MOSトランジスタ23がオンする際のフィルタ期間Tflt、判定回路72の判定結果に関わらず、MOSトランジスタ23をオンし、フィルタ期間Tfltの経過後、MOSトランジスタ23が過電流状態にあると判定回路72が判定すると、MOSトランジスタ23をオフする。
駆動回路22bは、昇圧回路32、MOSトランジスタ33、および駆動信号出力回路34を含む。昇圧回路32およびMOSトランジスタ33は、信号S2に応じて、半導体モジュール10aの昇圧回路32およびMOSトランジスタ33と同様の動作を行う。駆動回路22bは、駆動信号出力回路34を含む点において、駆動回路22aと相違する。
===駆動信号出力回路34===
駆動信号出力回路34は、入力される信号S1および判定回路72の判定結果に基づいて、MOSトランジスタ23をオンオフするための信号S2を出力する。駆動信号出力回路34は、制御回路81およびフィルタ回路82を含む。
====制御回路81====
制御回路81は、入力される信号S1およびフィルタ回路82から入力される電圧Vfltの論理レベルに基づいて、信号S2を出力する。
制御回路81は、フィルタ回路82から入力される電圧VfltがLoレベルである場合には、Hiレベルの信号S2を出力する。一方、制御回路81は、電圧VfltがHiレベルである場合で、かつ信号S1がHiレベルの場合に、Loレベルの信号S2を出力し、電圧VfltがHiレベルである場合で、かつ信号S1がLoレベルの場合に、Hiレベルの信号S2を出力する。
====フィルタ回路82====
フィルタ回路82は、MOSトランジスタ23がオンする際の所定のフィルタ期間Tflt(例えば、10μ秒)の間、制御回路81の動作に対してマスクを設定する。なお、ここで、「MOSトランジスタ23がオンする際の所定のフィルタ期間Tflt」とは、MOSトランジスタ23をオンするためのHiレベルの信号S1がフィルタ回路82に入力されてから、フィルタ期間Tfltが経過するまでをいう。
具体的には、フィルタ回路82は、期間Tfltになる前には、入力されるLoレベルの信号S1に応じて、制御回路81へとHiレベルの電圧Vfltを出力する。また、フィルタ回路82は、期間Tfltの間、判定回路72の判定結果に関わらず、制御回路81にHiレベルの電圧Vfltを出力する。この場合、制御回路81は、信号S1に応じて、信号S2を出力する。一方で、期間Tfltの経過後には、判定回路72は、制御回路81に、判定回路72から入力される電圧Vcmpの論理レベルと等しい論理レベルの電圧Vfltを出力する。
ところで、判定回路72は、制御回路81に信号S1が入力されてから半導体モジュール10b内の各回路が安定するまでの間(例えば、数μ秒)に、瞬間的にMOSトランジスタ23の過電流状態を示す論理レベルを示すことがある。フィルタ回路82は、判定回路72の判定結果にマスクを設定することにより、安定して回路を駆動させることができる。
また、本実施形態のフィルタ回路82は、端子SINに接続される。これにより、フィルタ回路82に信号S1が入力され、フィルタ回路82は、制御回路81がMOSトランジスタ23をオンさせる動作に入るタイミングを検出できる。
本実施形態では、判定回路72がフィルタ回路82を介して制御回路81に接続されるので、制御回路81が電圧Vfltに基づいて動作することにより、判定回路72を制御回路81に接続せずに、制御回路81は、間接的に電圧Vcmpに基づいて動作することができる。
==フィルタ期間Tfltと過電流検出==
本実施形態の半導体モジュール10bは、(i)MOSトランジスタ23を流れる電流Idsが、電流値Ioc1,Ioc2のいずれよりも小さい場合には、通常動作する。
(ii)フィルタ期間Tfltに負荷の短絡が生じた場合には、抵抗25,26,28、およびMOSトランジスタ24,29により、MOSトランジスタ23を流れる電流Idsが、電流値Ioc1以下に制限される。(ii)の場合には、フィルタ期間Tfltには、電流Ioc2に基づいた判定回路72による判定は行われないので、電流Ioc1を基準とした保護が行われる。
この場合、フィルタ期間Tflt経過後に、判定回路72により、MOSトランジスタ23が過電流状態にあると判定され、駆動回路22bは、判定結果に基づいて、MOSトランジスタ23をオフする。
(iii)フィルタ期間Tflt後に電流Idsが電流値Ioc2より大きくなった場合には、判定回路72により、MOSトランジスタ23が過電流状態になったものと判定され、判定回路72の判定結果に基づいて、駆動回路22bは、MOSトランジスタ23をオフする。
以上の通り、判定回路72は、半導体モジュール10bの立ち上がりの際に誤って過電流を検出してしまうことを防ぐために、フィルタ期間Tfltにおいては判定を行わない。一方で、(ii)の場合に、フィルタ期間Tflt内においても、なんら過電流からMOSトランジスタ23を保護しない場合には、フィルタ期間Tfltにおける過電流によって回路内の素子が損傷を受けることがある。
従って、半導体モジュール10bにおいては、抵抗25,26、MOSトランジスタ29等を設けることによって、フィルタ期間Tflt内においても、MOSトランジスタ23のドレイン-ソース電流Idsを電流値Ioc1以下に制限できる。これによって、半導体モジュール10bは、フィルタ期間Tflt内の過電流からもMOSトランジスタ23を保護できる。以下、半導体モジュール10bの通常時、および過電流検出時のそれぞれの動作の詳細について説明する。
電圧Vrefは、「第3電圧」に相当する。また、電流値Ioc2は、「第2電流値」に相当する。
<<半導体モジュール10bの通常動作時のタイミング図>>
図7は、通常動作時における駆動回路22bおよび判定回路72に係る電圧および信号の一例を示す。
時刻t4において、MOSトランジスタ23を駆動すべく、マイコン11は、端子SINに入力する信号S1をLoレベルからHiレベルに上昇させる。また、MOSトランジスタ23を駆動し続けるべく、マイコン11は、Hiレベルに上昇した信号S1をHiレベルに維持する。
MOSトランジスタ23がオンすると、MOSトランジスタ24もオンする。これにより、MOSトランジスタ24のドレイン-ソース電流Isnsが増大する。MOSトランジスタ24のドレイン-ソース電流Isnsの増大に伴って、抵抗28に生じる電圧Vsnsも上昇する。
さらに、時刻t6において、電圧Vsnsは、定常値を示す。本実施形態において、半導体モジュール10bは通常動作するので、電圧Vsnsは、MOSトランジスタ23が過電流状態となる基準電圧Vrefには達しない。
判定回路72が有する端子の入力端子の一つには、電圧Vsnsが入力され、他の入力端子の一つには、基準電圧回路71から電圧Vrefが入力される。本実施形態においては、半導体モジュール10bが通常動作をしている場合、判定回路72は、Hiレベルの電圧Vcmpを出力する
なお、判定回路72は、ラインL1,L3の間に設けられているので、判定回路72から出力される電圧VcmpがHiレベルであるとは、電圧Vcmpが電源電圧Vddにあることを指す。一方、電圧VcmpがLoレベルであるとは、電圧Vcmpが電圧Vgndにあることを指す。
本実施形態のフィルタ回路82には、端子SINに接続されることにより、信号S1が入力される。また、フィルタ回路82には、電圧Vcmpが入力される。
時刻t4より前の期間において、基準電圧回路71から判定回路72へ入力されるラインにおける電圧は低値となる。また、この期間には、MOSトランジスタ24もオンしないので、抵抗28に生じる電圧も低値となり、MOSトランジスタ24と抵抗28との間のノードから判定回路72のラインに入力される電圧Vsnsも低値となる。この場合、本実施形態の判定回路72は、Loレベルの電圧Vcmpを出力する。
一方、時刻t4より後の期間では、判定回路72のラインには、基準電圧回路71から電圧Vrefが印可される。本実施形態の半導体モジュール10bは通常動作を行い、電圧Vsnsが電圧Vrefに達しないので、時刻t4より後の期間では、判定回路72は、Hiレベルの電圧Vcmpを出力する。
時刻t4において、信号S1がLoレベルからHiレベルに切り替わったことに応じて、時刻t4から期間Tflt経過後の時刻t5の間、フィルタ回路82は、判定回路72から出力される電圧Vcmpに対して、マスクを設定する。
具体的には、フィルタ回路82は、時刻t4から時刻t5の間、制御回路81に対し、電圧Vcmpの論理レベルによらずHiレベルの電圧Vfltを出力する。これにより、時刻t4から時刻t5の間、制御回路81に対して、電圧Vcmpの論理レベルがマスクされる。時刻t5より後の期間においては、フィルタ回路82は、電圧Vcmpと等しい論理レベルの電圧fltを出力する。また、フィルタ回路82は、時刻t4より前の期間において、Loレベルの信号S1に応じて、Hiレベルの電圧Vfltを出力する。
なお、半導体モジュール10bの過電流検出は、MOSトランジスタ23よりオン時間が短いMOSトランジスタ24に流れる、電流Isnsに応じた電圧Vsnsを用いて行われる。従って、期間Tfltは、短い時間(例えば10μ秒)に設定される。
制御回路81には、マイコン11から端子SINを介して、信号S1が入力される。時刻t4の前の期間には、MOSトランジスタ23をオフ状態とすべく、制御回路81にはLoレベルの信号S1が入力される。Loレベルの信号S1に応じて、制御回路81は、Hiレベルの信号S2を出力する。信号S2がHiレベルの間は、昇圧回路32は、電源電圧Vddを昇圧せず、MOSトランジスタ33はオン状態となる。
時刻t4において、MOSトランジスタ23をオンすべく制御回路81に入力される信号S1がHiレベルになると、制御回路81は、HiレベルからLoレベルに低下した信号S2を出力する。信号S2がLoレベルになると、昇圧回路32は電源電圧Vddを昇圧して駆動電圧Vdrvの生成を開始し、MOSトランジスタ23に印可する。さらに、MOSトランジスタ33はオフ状態となる。
本実施形態では、半導体モジュール10bは、通常動作を行い、過電流状態は検出されない。従って、時刻t4より後の期間において、MOSトランジスタ23のオン状態を維持すべく、制御回路81は、Loレベルの信号S2を出力し続ける。
<<半導体モジュール10bの過電流検出時のタイミング図>>
図8は、過電流検出時における半導体モジュール10b内の信号、電圧、および電流の時間変化の一例を示す。
時刻t7において、通常動作時と同様、MOSトランジスタ23を駆動すべく、マイコン11は、信号S1をLoレベルからHiレベルに上昇させる。また、MOSトランジスタ23を駆動し続けるべく、マイコン11は、Hiレベルに上昇した信号S1をHiレベルに維持する。
時刻t7において、MOSトランジスタ23,24がオンする。これに伴い、MOSトランジスタ23,24の電流Isnsが増大する。本実施形態において、電流Vsnsの増大に伴って電圧Vsnsが上昇し、時刻t9において基準電圧Vrefに達すると、判定回路72は、MOSトランジスタ23が過電流状態にあると判定する。
判定回路72がMOSトランジスタ23の過電流状態を検出すると、駆動回路22bは、MOSトランジスタ23をオフする。この場合、MOSトランジスタ23がオフ状態になることに伴い、MOSトランジスタ24もオフ状態となる。従って、抵抗28に生じる電圧Vsnsは、基準電圧Vrefに達した後低下する。
本実施形態においては、MOSトランジスタ23を過電流状態から保護すべく、駆動回路22bは、時刻t9から所定の期間、MOSトランジスタ23をオフする。これに伴って、MOSトランジスタ24もオフし、抵抗28に生じる電圧Vsnsは、電圧Voutまで低下した値に維持される。
時刻t7より前の期間において、基準電圧回路71から判定回路72へのラインに供給される電圧と、MOSトランジスタ24と抵抗28との間のノードから判定回路72へのラインに供給される電圧とがいずれも低値となる。この場合、判定回路72は、Loレベルの電圧Vcmpを出力する。
時刻t7から時刻t9の間の期間において、基準電圧回路71から判定回路72へのラインには電圧Vrefが供給されるとともに、MOSトランジスタ24と抵抗28との間のノードから判定回路72へのラインには抵抗28に生じる電圧Vsnsが供給され、抵抗28に生じる電圧Vsnsが基準電圧Vrefより低くなる。この場合、判定回路72は、フィルタ回路82に対し、Hiレベルの電圧Vcmpを出力する。
一方、時刻t9において電圧Vsnsが基準電圧Vrefに達し、判定回路72は、MOSトランジスタ23が過電流状態になったと判定する。これにより、判定回路72は、フィルタ回路82に対し、Loレベルの電圧Vcmpを出力する。さらに、判定回路72は、時刻t9から所定の期間、Loレベルの電圧Vcmpを出力し続ける。
また、時刻t7より前の期間において、入力されるLoレベルの信号S1に応じて、フィルタ回路82は、Hiレベルの電圧Vfltを出力する。
フィルタ回路82は、時刻t7から時刻t8の間の期間Tfltにおいて、電圧Vcmpの論理レベルに関わらず、Hiレベルの電圧Vfltを出力する。これにより、制御回路81に対して、電圧Vcmpの論理レベルがマスクされる。
本実施形態では、時刻t7から時刻t8の間の期間Tfltにおいて、判定回路72がHiレベルの電圧Vcmpを出力している。時刻t7から時刻t8において、仮に半導体モジュール10中の回路動作が安定せず、判定回路72がLoレベルの電圧Vcmpが出力される場合であっても、フィルタ回路82は、この期間にHiレベルの電圧Vfltを出力する。
一方、時刻t8を過ぎると、フィルタ回路82は、制御回路81に対し、電圧Vcmpと同様の論理レベルの電圧Vfltを出力する。
従って、本実施形態では、時刻t7より前の期間と、時刻t7からt9までの期間とでは、フィルタ回路82は、Hiレベルの電圧Vfltを出力する。時刻t9より後の所定の期間には、フィルタ回路82は、Loレベルの電圧fltを出力する。
時刻t7の前の期間には、MOSトランジスタ23をオフ状態とすべく、制御回路81にはLoレベルの信号S1が入力される。Loレベルの信号S1に応じて、制御回路81は、Hiレベルの信号S2を出力する。信号S2がHiレベルの間は、昇圧回路32は、電源電圧Vddを昇圧せず、MOSトランジスタ33はオン状態となる。
時刻t7において、MOSトランジスタ23をオンすべく信号S1がHiレベルになると、制御回路81は、HiレベルからLoレベルに低下した信号S2を出力する。信号S2がLoレベルになると、昇圧回路32は電源電圧Vddに対し、電圧Vdrvへの昇圧を開始し、昇圧した電圧VdrvをMOSトランジスタ23に印可する。さらに、MOSトランジスタ33はオフ状態となる。
一方で、時刻t9になると、制御回路81には、フィルタ回路82からLoレベルの電圧Vfltが入力される。これにより、制御回路81に対し、Loレベルの電圧VfltによりMOSトランジスタ23が過電流状態となったことが示される。
従って、時刻t9より後の期間において、フィルタ回路82から入力されるLoレベルの電圧Vfltに応じて、制御回路81は、Hiレベルの信号S2を出力する。信号S2の論理レベルがHiレベルとなったことに応じて、昇圧回路32は電源電圧Vddの昇圧を停止し、MOSトランジスタ33がオンし、MOSトランジスタ23がオフする。
<<実施例2の期間Tflt経過後の期間における電圧および電流の関係>>
図9は、端子VOにおける電圧Vout、電流Ids、および判定回路72から出力される電圧Vcmpの概略の一例を示す。信号S1がLoレベルからHIレベルに切り替えられ、期間Tflt経過後の期間において、MOSトランジスタ23がオン状態におけるグラフが示される。
電圧Voutおよび電流Idsの関係が示される。MOSトランジスタ23がオン状態である場合、半導体モジュール10bが通常動作している場合には、端子VOに印可される電圧Voutは、電源電圧Vddを示す。
MOSトランジスタ23のドレイン-ソース電流Idsが過電流状態を示す電流Ioc2(例えば、2A)に達した場合、端子VOに印可される電圧Voutは、過電流を示す電圧Voc2に達するものとしたグラフが示される。
本実施形態では、端子VOに印可される電圧Voutが電圧Voc2に達した場合、抵抗28に生じる電圧Vsnsは、基準電圧回路71が出力する基準電圧Vrefに達する。即ち、端子VOに印可される電圧Voutが、電圧Vocより大きく電源電圧Vdd以下である範囲で、半導体モジュール10bは、通常動作する。
電圧Voutが電圧Vocより高く電源電圧Vddより低い範囲、即ち電圧Vsnsが基準電圧Vrefより低い範囲で、判定回路72は、Hiレベルの電圧Vcmpを出力する。一方、電圧Voutが電圧Vocより低い範囲、即ち電圧Vsnsが基準電圧Vrefより高い範囲では、判定回路72は、Loレベルの電圧Vcmpを出力する。
電圧fltは、電圧Vcmpと同様の論理レベルを示す。
===まとめ===
以上、本実施形態の半導体モジュール10a,10bについて説明した。
本実施形態においては、電源電圧Vddが印可されるラインL1に接続されたMOSトランジスタ23と、MOSトランジスタ23と並列となり、ラインL1に接続されたMOSトランジスタ24と、信号S1に応じて、MOSトランジスタ23,24をオンするための電圧VdrvをラインL2に印可する駆動回路22a、22bと、一端がラインL2に接続され、他端がMOSトランジスタ24の制御電極に接続された抵抗25と、一端が抵抗25の他端に接続され、他端がMOSトランジスタ23の制御電極に接続された抵抗26と、MOSトランジスタ24に接続されるとともに、MOSトランジスタ24に流れる電流Isnsに応じた電圧Vsnsが生じる抵抗28と、抵抗26の他端に接続されるとともに、制御電極に電圧Vsnsが印可される、MOSトランジスタ29と、MOSトランジスタ23,24,29と、抵抗28と、電流Idsが供給される負荷13と、が接続される端子VOと、を備える、半導体モジュール10aまたは10bを提供する。
これにより、端子VOと接地との間の負荷13とは別の経路の短絡等により、MOSトランジスタ23に過電流が生じ、MOSトランジスタ29がオンするより大きな電流Idsが流れた場合、電流Idsを電流Ioc1以下に制限できる。
また、半導体モジュール10a,10bは、抵抗25にアノードが接続され、MOSトランジスタ23の制御電極にカソードが接続されたダイオード27を備える。
これにより、MOSトランジスタ23,24の制御電極に印可される電圧Vg1,Vg2との電位差を、ダイオード27の順方向電圧以下に維持し、半導体モジュール10a,10bがオンする際の動作を安定化する。
また、半導体モジュール10a,10bは、MOSトランジスタ23およびMOSトランジスタ24が設けられる基板61と、基板61の上方に設けられた酸化膜63と、を備え、ダイオード27は、酸化膜63の上方に設けられたP+型のドーパント拡散領域64と、ドーパント拡散領域64に接続して酸化膜63の上方に設けられた、N+型のドーパント拡散領域65と、を含む。
このように、半導体モジュール10a,10bでは、酸化膜63を基板61の上方に配置することにより、ダイオード27をMOSトランジスタ23,24等と同一の半導体チップ上に集積できる。
また、半導体モジュール10bは、所定の電圧Vrefを生成する基準電圧回路71と、電圧Vsnsおよび電圧Vrefの比較に基づいて、MOSトランジスタ23が過電流状態にあるか否かを判定する判定回路72と、を備え、駆動回路22bは、信号S1と、判定回路72の判定結果とに基づいて、MOSトランジスタ23をオンオフする。
これにより、半導体モジュール10bにおいては、負荷短絡に対する過電流からより手厚く素子を保護できる。
また、抵抗25,26は、MOSトランジスタ23に流れる電流Idsを電流値Ioc1以下とする抵抗値を有し、電圧Vrefは、MOSトランジスタ23に流れる電流Idsが、電流値Ioc1より小さい電流値Ioc2を示す電圧である。
即ち、本実施形態の半導体モジュール10bにおいて、判定回路72が過電流保護を行う電流値Ioc2は、抵抗25,26およびMOSトランジスタ29等により過電流制限を行う電流値Ioc1より低い。従って、半導体モジュール10bでは、判定回路72による過電流保護ができる期間には、電流値Ioc2に基づく保護を行い、判定回路72が保護できない期間において、電流Idsを電流Ioc1以下に制限し、半導体モジュール10bの素子を過電流から保護できる。
また、駆動回路22bは、MOSトランジスタ23がオンする際の所定期間Tfltの間、判定回路72の判定結果に関わらず、MOSトランジスタ23をオンし、所定期間Tfltの経過後、MOSトランジスタ23が過電流状態にあると判定回路72が判定すると、MOSトランジスタをオフする。
即ち、半導体モジュール10bにおいては、期間Tflt以外の場合では、電流Idsが電流値Ioc1を超えると、MOSトランジスタ23をオフする過電流保護が行われ、期間Tfltの間には、MOSトランジスタ23を流れる電流Idsを電流Ioc1以下に制限する過電流保護が行われる。
これにより、半導体モジュール10bは、フィルタ期間Tflt内の過電流からもMOSトランジスタ23を保護できる。
駆動回路22bは、信号S1および判定回路72の判定結果に基づいて、MOSトランジスタ23をオンオフするための信号S2を出力する駆動信号出力回路34と、MOSトランジスタ23をオンするための信号S2に応じて、電源電圧Vddを昇圧して、ラインL2に電圧Vdrvを印可する昇圧回路32と、MOSトランジスタ23をオフするための信号S2に応じて、ラインL2の電圧Vdrvを低下させるMOSトランジスタ33と、を含む。
このように、半導体モジュール10bは、信号S2に基づいて動作する、昇圧回路32およびMOSトランジスタ33を有し、適切にMOSトランジスタ23をオンオフするための電圧Vdrvを供給できる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。本発明の技術的範囲には、その趣旨を逸脱することなく、その様な変更または改良を加えた形態およびその均等物も含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10a、10b 半導体モジュール
11 マイコン
12 電源
13 負荷
21 電圧生成回路
22a、22b 駆動回路
23,24,29 MOSトランジスタ
25,26,28 抵抗
27 ダイオード
31 制御回路
32 昇圧回路
33 MOSトランジスタ
34 駆動信号出力回路
41 インダクタ
42 抵抗
50 発振回路
51,54,56,58 ダイオード
52,57 キャパシタ
53 インバータ
61 基板
62 エピタキシャル層
63,67 酸化膜
64,65,66 ドーパント拡散領域
68 アノード
69 カソード
71 基準電圧回路
72 判定回路
81 制御回路
82 フィルタ回路

Claims (6)

  1. 電源電圧が印可される第1ラインに電源側電極が接続された第1トランジスタと、
    前記第1トランジスタと並列となり、前記第1ラインに電源側電極が接続された第2トランジスタと、
    入力信号に応じて、前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタをオンするための第1電圧を第2ラインに印可する駆動回路と、
    一端が前記第2ラインに接続され、他端が前記第2トランジスタの制御電極に接続された第1抵抗と、
    一端が前記第1抵抗の他端に接続され、他端が前記第1トランジスタの制御電極に接続された第2抵抗と、
    前記第2トランジスタの接地側電極に接続されるとともに、前記第2トランジスタに流れる電流に応じた第2電圧が生じる第3抵抗と、
    前記第2抵抗の他端に電源側電極が接続されるとともに、制御電極に前記第2電圧が印可される第3トランジスタと、
    前記第1及び第3トランジスタと、前記第3抵抗と、負荷と、が接続される端子と、
    前記第1抵抗にアノードが接続され、前記第1トランジスタの前記制御電極にカソードが接続されたダイオードと、
    を備え
    前記負荷は、前記第1トランジスタからの電流が供給され、
    前記第2トランジスタは、前記第3抵抗を介して前記端子に接続される、
    半導体モジュール。
  2. 請求項に記載の半導体モジュールであって、
    前記第1トランジスタおよび前記第2トランジスタが設けられる基板と、
    前記基板の上方に設けられた酸化膜と、
    を備え、
    前記ダイオードは、前記酸化膜の上方に設けられた第1導電型の第1ドーパント拡散領域と、前記第1ドーパント拡散領域に接続して前記酸化膜の上方に設けられた、第2導電型の第2ドーパント拡散領域と、を含む、
    半導体モジュール。
  3. 請求項1からのいずれか一項に記載の半導体モジュールであって、
    所定の第3電圧を生成する基準電圧回路と、
    前記第2電圧および前記第3電圧の比較に基づいて、前記第1トランジスタが過電流状態にあるか否かを判定する判定回路と、
    を備え、
    前記駆動回路は、
    前記入力信号と、前記判定回路の判定結果とに基づいて、前記第1トランジスタをオンオフする、
    半導体モジュール。
  4. 請求項に記載の半導体モジュールであって、
    前記第1および第2抵抗は、前記第1トランジスタに流れる電流を、過電流状態を示す第1電流値以下とする抵抗値を有し、
    前記第3電圧は、前記第1トランジスタに流れる電流が、前記第1電流値より小さい第2電流値を示す電圧である、
    半導体モジュール。
  5. 請求項またはに記載の半導体モジュールであって、
    前記駆動回路は、
    前記第1トランジスタがオンする際の所定期間、前記判定回路の前記判定結果に関わらず、前記第1トランジスタをオンし、前記所定期間の経過後、前記第1トランジスタが過電流状態にあると前記判定回路が判定すると、前記第1トランジスタをオフする、
    半導体モジュール。
  6. 請求項からのいずれか一項に記載の半導体モジュールであって、
    前記駆動回路は、
    前記入力信号および前記判定回路の前記判定結果に基づいて、前記第1トランジスタをオンオフするための駆動信号を出力する駆動信号出力回路と、
    前記第1トランジスタをオンするための前記駆動信号に応じて、前記電源電圧を昇圧して、前記第2ラインに前記第1電圧を印可する昇圧回路と、
    前記第1トランジスタをオフするための前記駆動信号に応じて、前記第2ラインの電圧を低下させる遮断素子と、
    を含む、
    半導体モジュール。
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