JP7738449B2 - 配線シート - Google Patents
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Description
一方で、面状ヒータにおいては、シート平面内の場所ごとに温度を設定することが要求される場合がある。このような要求に、特許文献1に記載の面状ヒータでは対応することができない。
以下、本発明について実施形態を例に挙げて、図面に基づいて説明する。本発明は実施形態の内容に限定されない。なお、図面においては、説明を容易にするために拡大又は縮小をして図示した部分がある。
本実施形態に係る配線シート100は、図1、図2、図3、及び図4に示すように、第一基材1と、複数の第一導電性線状体21が間隔をもって配列された第一疑似シート構造体2と、第一樹脂層3と、第一電極41と、第二電極42と、スペーサー部材5と、第二基材6と、複数の第二導電性線状体71が間隔をもって配列された第二疑似シート構造体7と、第二樹脂層8と、を備える。
第一電極41と、第二電極42とは、対になっている。また、第一電極41は、第一導電性線状体21のうちの1本以上に電気的に接続している。第二電極42は、第一導電性線状体21のうちの第一電極41と電気的に接続していないものに電気的に接続している。一方で、第二電極42は、第一導電性線状体21のうちの第一電極41と電気的に接続しているものには、電気的に接続していない。
そして、スペーサー部材5は、第一疑似シート構造体2、第一電極41及び第二電極42と、第二疑似シート構造体7との間に配置される。そのため、第二疑似シート構造体7は、第一疑似シート構造体2に対向するように離間して配置され、第一電極41及び第二電極42と電気的に接続していない。
第一導電性線状体21の体積抵抗率は、第二導電性線状体71の体積抵抗率よりも小さい。また、配線シート100の平面視において、第一導電性線状体21と第二導電性線状体71とは、各交点で交差している。
そして、第一疑似シート構造体2と第二疑似シート構造体7とが電気的に接続したとき、前記交点間における第二導電性線状体71同士のいずれかの間で、抵抗値が異なっている。
例えば、図2に示すように、第一導電性線状体21同士のいずれかの間で、間隔が異なるようにしてもよい。
第一導電性線状体21の間隔L1が異なる場合、交点間における第二導電性線状体71の長さが異なることになる。その場合、第二導電性線状体71の材質及び太さが同じであれば、交点間における第二導電性線状体71同士の抵抗値が異なることになる。そして、図2に示すように、第一導電性線状体21の間隔L1が端部に近づくほど長くなる場合には、交点間における第二導電性線状体71の抵抗値は、端部に近づくほど高くなる。そのため、交点間における第二導電性線状体71を流れる電流量は、端部に近づくほど少なくなる。
第二導電性線状体71の抵抗値は、同じ材質であれば、第二導電性線状体71の太さ(直径)D2が太くなるほど低くなる。そして、図3に示すように、第二導電性線状体71の太さが、中央部に近づくほど太くなる場合には、交点間における第二導電性線状体71の抵抗値は、中央部に近づくほど低くなる。そのため、交点間における第二導電性線状体71を流れる電流量は、中央部に近づくほど多くなる。
第二導電性線状体71の抵抗値は、材質を変えれば、材質に応じて変化させることができる。例えば、第二導電性線状体71の体積抵抗率の高い材質を用いるほど、交点間における第二導電性線状体71の抵抗値は高くなる。
このような構造であれば、配線シート100の一部に手等が接触して、応力が負荷されたときに、第一導電性線状体21と第二導電性線状体71とが電気的に接続する接続箇所ができる。この接続箇所が2箇所以上となれば、接続箇所同士の間が通電できる。このように通電した範囲を、発熱させることができる。一方で、応力が負荷されていない範囲では、接続箇所が存在しないことで、通電が起こらず、発熱しない。このように、配線シート100は、手等が接触して、圧力がかかった部分を、選択的に発熱させることができる。すなわち、配線シート100は、感圧機能を有するとともに、発熱機能も有するものである。なお、感圧機能とは圧力がかかった部分を、選択的に通電する機能をいう。
第一基材1は、第一疑似シート構造体2を直接的または間接的に支持できる。第二基材6は、第二疑似シート構造体7を直接的または間接的に支持できる。なお、第一基材1及び第二基材6は、必ずしも備えていなくてもよい。第一基材1及び第二基材6は必要に応じて設けられる部材である。
第一基材1及び第二基材6としては、例えば、合成樹脂フィルム、紙、不織布、布及びガラスフィルム等が挙げられる。第一基材1及び第二基材6は、透明な基材、又は視認性を有する基材であることが好ましい。このような構成にすれば、配線シート100を、透明にしたり、視認性を有するものにできる。
また、第一基材1及び第二基材6は、伸縮性基材であってもよい。例えば、第一基材1が伸縮性基材であれば、第一疑似シート構造体2を第一基材1上に設けた場合でも、配線シート100の伸縮性を確保できる。
第一基材1及び第二基材6としては、合成樹脂フィルム、不織布、及び布等を用いることができる。
合成樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリブテンフィルム、ポリブタジエンフィルム、ポリメチルペンテンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、塩化ビニル共重合体フィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリブチレンテレフタレートフィルム、ポリウレタンフィルム、エチレン酢酸ビニル共重合体フィルム、アイオノマー樹脂フィルム、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体フィルム、エチレン・(メタ)アクリル酸エステル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、及びポリイミドフィルム等が挙げられる。その他、伸縮性基材としては、これらの架橋フィルム及び積層フィルム等が挙げられる。
また、不織布としては、例えば、スパンボンド不織布、ニードルパンチ不織布、メルトブロー不織布、及びスパンレース不織布等が挙げられる。布としては、例えば、織物及び編物等が挙げられる。伸縮性基材としての紙、不織布、及び布はこれらに限定されない。
伸縮性基材の厚さは特に限定されない。伸縮性基材の厚さは、10μm以上10mm以下であることが好ましく、15μm以上3mm以下であることがより好ましく、50μm以上1.5mm以下であることがさらに好ましい。
第一疑似シート構造体2は、複数の第一導電性線状体21が、互いに間隔をもって配列された構造とされている。また、第一疑似シート構造体2は、第一導電性線状体21の軸方向と交差する方向に、複数配列された構造とされている。
第二疑似シート構造体7も同様に、複数の第二導電性線状体71が、互いに間隔をもって配列された構造とされている。また、第二疑似シート構造体7は、第二導電性線状体71が、第二導電性線状体71の軸方向と交差する方向に、複数配列された構造とされている。
第二導電性線状体71の体積抵抗率は、1.0×10-9Ω・m以上1.0×10-3Ω・m以下であることが好ましく、1.0×10-8Ω・m以上1.0×10-4Ω・m以下であることがより好ましい。第二導電性線状体71の体積抵抗率を上記範囲にすると、第二疑似シート構造体7の面抵抗が低下しやすくなる。
第一導電性線状体21及び第二導電性線状体71の体積抵抗率の測定は、次のとおりである。第一導電性線状体21又は第二導電性線状体71の一方の端部及び端部からの長さ40mmの部分に銀ペーストを塗布し、端部及び端部から長さ40mmの部分の抵抗を測定し、第一導電性線状体21又は第二導電性線状体71の抵抗値を求める。そして、第一導電性線状体21又は第二導電性線状体71の断面積(単位:m2)を上記の抵抗値に乗じ、得られた値を上記の測定した長さ(0.04m)で除して、第一導電性線状体21又は第二導電性線状体71の体積抵抗率を算出する。
第一導電性線状体21及び第二導電性線状体71の断面が楕円形状である場合には、長径が上記の直径D1、及び直径D2と同様の範囲にあることが好ましい。
第一導電性線状体21同士、又は第二導電性線状体71同士の間隔が上記範囲であれば、導電性線状体がある程度密集しているため、疑似シート構造体の抵抗を低く維持する等の、配線シート100の機能の向上を図ることができる。
なお、隣り合う2つの第一導電性線状体21の間隔とは、第一導電性線状体21を配列させていった方向に沿った長さであって、2つの第一導電性線状体21の対向する部分間の長さである(図2参照)。間隔L1は、第一導電性線状体21の配列が不等間隔である場合には、全ての隣り合う第一導電性線状体21同士の間隔の平均値である。また、間隔L2は、第二導電性線状体71の配列が不等間隔である場合には、全ての隣り合う第二導電性線状体71同士の間隔の平均値である。
なお、第一導電性線状体21及び第二導電性線状体71としては、金属ワイヤー線状体の他に、カーボンナノチューブを含む線状体、及び、糸に導電性被覆が施された線状体が挙げられる。
金属ワイヤーとしては、銅、アルミニウム、タングステン、鉄、モリブデン、ニッケル、チタン、銀、金等の金属、又は、金属を2種以上含む合金(例えば、ステンレス鋼、炭素鋼等の鋼鉄、真鍮、りん青銅、ジルコニウム銅合金、ベリリウム銅、鉄ニッケル、ニクロム、ニッケルチタン、カンタル、ハステロイ、及びレニウムタングステン等)を含むワイヤーが挙げられる。また、金属ワイヤーは、錫、亜鉛、銀、ニッケル、クロム、ニッケルクロム合金、又は、はんだ等でめっきされたものであってもよく、後述する炭素材料等により表面が被覆されたものであってもよい。特に、タングステン及びモリブデン、並びにこれらを含む合金から選ばれる一種以上の金属を含むワイヤーが、低い体積抵抗率の観点から好ましい。
金属ワイヤーとしては、炭素材料で被覆された金属ワイヤーも挙げられる。金属ワイヤーは、炭素材料で被覆されていると、金属光沢が低減し、金属ワイヤーの存在を目立たなくすることが容易となる。また、金属ワイヤーは、炭素材料で被覆されていると金属腐食も抑制される。
金属ワイヤーを被覆する炭素材料としては、非晶質炭素(例えば、カーボンブラック、活性炭、ハードカーボン、ソフトカーボン、メソポーラスカーボン、及びカーボンファイバー等)、グラファイト、フラーレン、グラフェン及びカーボンナノチューブ等が挙げられる。
複合線状体の金属としては、例えば、金、銀、銅、鉄、アルミニウム、ニッケル、クロム、スズ、亜鉛等の金属単体、及び、これら金属単体の少なくとも一種を含む合金(銅-ニッケル-リン合金、及び、銅-鉄-リン-亜鉛合金等)が挙げられる。
第一樹脂層3及び第二樹脂層8は、樹脂を含む層である。この第一樹脂層3により、第一疑似シート構造体2を、直接的又は間接的に支持できる。また、この第二樹脂層8により、第二疑似シート構造体7を、直接的又は間接的に支持できる。第一樹脂層3及び第二樹脂層8は、接着剤を含む層であることが好ましい。例えば、第一樹脂層3に第一疑似シート構造体2を形成する際に、接着剤により、第一導電性線状体21の第一樹脂層3への貼り付けが容易となる。
これらの重合開始剤を用いて架橋構造を形成する場合、その使用量は、エネルギー線硬化性樹脂、及び熱硬化性樹脂の少なくともいずれかの硬化性樹脂100質量部に対して、0.1質量部以上100質量部以下であることが好ましく、1質量部以上100質量部以下であることがより好ましく、1質量部以上10質量部以下であることがさらに好ましい。
溶剤としては、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤、エステル系溶剤、エーテル系溶剤、炭化水素系溶剤、ハロゲン化アルキル系溶媒及び水等が挙げられる。
第一導電性線状体21を第一樹脂層3に配置するとき、及び第二導電性線状体71を第二樹脂層8に配置するときには、配置のしやすさから、第一樹脂層3及び第二樹脂層8は、タック性を有することが好ましい。この場合、第一樹脂層3及び第二樹脂層8は、タック性は大きいほうが好ましい。一方、第二疑似シート構造体7から第一疑似シート構造体2に向かう方向に応力が負荷された状態から、当該応力が負荷されない状態に移行したときに、第二疑似シート構造体7と第一疑似シート構造体2とが再び非接触の状態となるように、第一樹脂層3及び第二樹脂層8は、タック性が小さいほうが好ましい。この場合、第一樹脂層3及び第二樹脂層8は、タック性を有さないことが好ましい。この観点で、第一樹脂層3及び第二樹脂層8は、硬化性であることが好ましく、エネルギー線硬化性樹脂を含む硬化性の接着剤層であることがより好ましい。
ここで、タック性とは、物質の表面に生じるベタつき感を意味する。本実施形態では、タック性は、第一樹脂層3及び第二樹脂層8の表面に生じるベタつき感を意味する。
このような構成とすれば、第一樹脂層3が第二疑似シート構造体7と接触したとき、第二疑似シート構造体7に接触した状態を保持しないようにすることができる。
第一電極41及び第二電極42は、第一導電性線状体21に電流を供給するために用いられる。第一電極41と、第二電極42とは、対になっている。また、第一電極41は、第一導電性線状体21のうちの1本以上に電気的に接続している。第二電極42は、第一導電性線状体21のうちの第一電極41と電気的に接続していないものに電気的に接続している。なお、複数の配列された第一導電性線状体21は、第一電極41及び第二電極42と交互に、接触していることが好ましい。このような構成であれば、配線シート100の平面視において、第一導電性線状体21と第二導電性線状体71とが交差している交点を、バラツキなく配置できる。
第一電極41及び第二電極42は、公知の電極材料を用いて形成できる。電極材料としては、導電性ペースト(銀ペースト等)、金属箔(銅箔等)、及び金属ワイヤー等が挙げられる。電極材料が金属ワイヤーである場合、金属ワイヤーは、1本であってもよいが、2本以上であることが好ましい。
図1及び図4に示されるように、配線シート100は、スペーサー部材5を備えている。スペーサー部材5は、第一疑似シート構造体2、第一電極41及び第二電極42と、第二疑似シート構造体7の間を隔てるために用いられる。これに限定されず、本実施形態に係る配線シート100は、第二疑似シート構造体7が、第一疑似シート構造体2に対向するように離間して配置できるのであれば、スペーサー部材5を備えていてもよく、スペーサー部材5を備えていなくてもよい。スペーサー部材5は必要に応じて設けられる部材である。
スペーサー部材5を設ける箇所は、配線シート100の平面視において、第一導電性線状体21と第二導電性線状体71とが交差している箇所以外の箇所であれば、特に限定されない。例えば、図1及び図4に示されるように、スペーサー部材5を配線シート100の隅の4箇所に設けてもよい。
本実施形態に係る配線シート100の製造方法は、特に限定されない。配線シート100は、例えば、次の工程により、製造できる。
まず、第一基材1の上に、第一樹脂層3の形成用組成物を塗布し、塗膜を形成する。次に、塗膜を乾燥させて、第一樹脂層3を作製する。次に、第一樹脂層3上に、第一導電性線状体21を配列しながら配置して、第一疑似シート構造体2を形成する。例えば、ドラム部材の外周面に第一基材1付きの第一樹脂層3を配置した状態で、ドラム部材を回転させながら、第一樹脂層3上に第一導電性線状体21を螺旋状に巻き付ける。その後、螺旋状に巻き付けた第一導電性線状体21の束をドラム部材の軸方向に沿って切断する。これにより、第一疑似シート構造体2を形成すると共に、第一樹脂層3に配置する。そして、第一疑似シート構造体2が形成された第一基材1付きの第一樹脂層3をドラム部材から取り出し、第一シート状導電部材が得られる。この方法によれば、例えば、ドラム部材を回転させながら、第一導電性線状体21の繰り出し部をドラム部材の軸と平行な方向に沿って移動させることで、第一疑似シート構造体2における隣り合う第一導電性線状体21の間隔L1を調整することが容易である。
次に、第一電極41及び第二電極42を、シート状導電部材の第一疑似シート構造体2における第一導電性線状体21の両端部に、貼り合わせる。このとき、第一電極41は、第一導電性線状体21のうちの1本以上に電気的に接続させる。第二電極42は、第一導電性線状体21のうちの第一電極41と電気的に接続していないものに電気的に接続させる。そのために、第一導電性線状体21の一部を切断して、短くしてもよく、第一導電性線状体21の両端部の一方の上に、絶縁テープを貼ってもよい。
次に、前述の第一シート状導電部材の作製方法と同様にして、第二基材6と、第二疑似シート構造体7と、第二樹脂層8とを備える第二シート状導電部材を作製する。そして、第二シート状導電部材の第二樹脂層8を硬化させる。
次いで、第一電極41及び第二電極42が設けられた第一シート状導電部材の上に、スペーサー部材5を配置して、第一樹脂層3を硬化させる。さらに、この上に、第二疑似シート構造体7が第一疑似シート構造体2に対向するように離間して、第二樹脂層8が硬化した第二シート状導電部材を配置する。
以上のようにして、配線シート100を作製できる。
本実施形態によれば、次のような作用効果を奏することができる。
(1)配線シート100においては、交点間における第二導電性線状体71同士のいずれかの間で、抵抗値が異なっているため、その交点間ごとに電流量を変化させることができる。
(2)配線シート100は、手等が接触して、圧力がかかった部分を、選択的に通電させることができる。すなわち、感圧機能を有する配線シート100を提供できる。
次に、本発明の第二実施形態を図面に基づいて説明する。本発明は本実施形態の内容に限定されない。なお、図面においては、説明を容易にするために拡大又は縮小をして図示した部分がある。
第二実施形態においては、配線シート100Aの平面視において、第一導電性線状体21と第二導電性線状体71とが交差している箇所の一部に、接点固定部9が設けられている点が、第一実施形態とは異なっている。
以下の説明では、第一実施形態との相違に係る部分を主に説明し、重複する説明については省略又は簡略化する。第一実施形態と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
そして、配線シート100Aには、配線シート100Aの平面視において、第一導電性線状体21のうちの第二電極42と電気的に接続している第一導電性線状体21と、第二導電性線状体71とが交差している箇所に、接点固定部9が設けられている。この接点固定部9により、第二電極42と電気的に接続している第一導電性線状体21と、第二導電性線状体71とが、電気的に接続することになる。なお、第一電極41と電気的に接続している第一導電性線状体21と、第二導電性線状体71とを、電気的に接続させてもよい。
このような構造とすれば、次のようにして、圧力に対する感度を向上できる。すなわち、前述の第一実施形態に係る配線シート100では、配線シート100に応力が負荷されたときに、第一導電性線状体21と第二導電性線状体71とが電気的に接続する接続箇所ができる。この接続箇所が2箇所以上となったときに、接続箇所同士の間が通電できる。これに対し、配線シート100Aでは、予め接点固定部9により接続された接続箇所が存在する。そのため、この接続箇所に隣接する別の接続箇所が1箇所でも生ずれば、通電させることができる。よって、配線シート100よりも圧力に対する感度を向上できる。
接点固定部9としては、金属、接着剤、及びカシメからなる群から選択される少なくとも1つが挙げられる。
金属としては、はんだ等が挙げられる。はんだを使用する場合には、はんだ付けにより、第一導電性線状体21と第二導電性線状体71とを接合できる。はんだ合金としては、公知のはんだ合金を用いることができ、例えば、スズ、銀、及び銅を含有する鉛フリーはんだを用いることができる。
接着剤としては、前述の第一樹脂層3で用いた接着剤を使用できる。また、接着剤は、導電性接着剤であってもよい。さらに、第一導電性線状体21と第二導電性線状体71とを強固に固定できるという観点から、接着剤は、硬化性の接着剤であることが好ましい。なお、硬化性の接着剤としては、熱により硬化する熱硬化性の接着剤、及びエネルギー線硬化性の接着剤等が挙げられる。エネルギー線としては、紫外線、可視エネルギー線、赤外線、及び電子線等が挙げられる。なお、「エネルギー線硬化」には、エネルギー線を用いた加熱による熱硬化も含まれる。
カシメとしては、第一導電性線状体21と第二導電性線状体71の接点でカシメることで、接点固定部9を設けることができる。
本実施形態によれば、前記第一実施形態における作用効果(1)及び(2)に加え、下記作用効果(3)を奏することができる。
(3)配線シート100Aでは、予め接点固定部9により接続された接続箇所が存在する。そのため、この接続箇所に隣接する別の接続箇所が1箇所でも生ずれば、通電させることができる。よって、配線シート100よりも圧力に対する感度を向上できる。
次に、本発明の第三実施形態を図面に基づいて説明する。本発明は本実施形態の内容に限定されない。なお、図面においては、説明を容易にするために拡大又は縮小をして図示した部分がある。
第三実施形態においては、第一電極41及び第二電極42を設ける方法が、第一実施形態とは異なっている。
以下の説明では、第一実施形態との相違に係る部分を主に説明し、重複する説明については省略又は簡略化する。第一実施形態と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略又は簡略化する。
このように、第一電極41は、第一導電性線状体21のうちの左側から1本目、3本目及び5本目に、電気的に接続している。第二電極42は、第一導電性線状体21のうちの第一電極41と電気的に接続していない左側から2本目及び4本目に、電気的に接続している。
このような構造であれば、前述の第一実施形態に係る配線シート100のように、第一導電性線状体21の一部を短くしなくても、第一電極41を第一導電性線状体21のうちの一部に電気的に接続でき、かつ、第二電極42を第一導電性線状体21のうちの第一電極41と電気的に接続していないものに電気的に接続できる。
絶縁部材10としては、公知の絶縁テープ等を適宜用いることができ、例えば、ポリイミドテープを使用できる。
本実施形態によれば、前記第一実施形態における作用効果(1)に加え、下記作用効果(4)を奏することができる。
(4)第一導電性線状体21の一部を短くしなくても、第一電極41を第一導電性線状体21のうちの一部に電気的に接続でき、かつ、第二電極42を第一導電性線状体21のうちの第一電極41と電気的に接続していないものに電気的に接続できる。
本発明は前述の実施形態に限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良などは本発明に含まれる。
例えば、前述の実施形態では、配線シート100は、第一基材1及び第二基材6を備えているが、これに限定されない。例えば、配線シート100は、第一基材1及び第二基材6を備えていなくてもよい。このような場合には、第一樹脂層3又は第二樹脂層8により、配線シート100を被着体に貼り付けて使用できる。
Claims (6)
- 複数の第一導電性線状体が間隔をもって配列された第一疑似シート構造体と、
前記第一導電性線状体のうちの1本以上に電気的に接続する第一電極と、
前記第一電極と対となり、前記第一導電性線状体のうちの前記第一電極と電気的に接続していないものに電気的に接続する第二電極と、
複数の第二導電性線状体が間隔をもって配列された第二疑似シート構造体と、を備える配線シートであって、
前記第二疑似シート構造体は、前記第一疑似シート構造体に対向するように離間して配置され、前記第一電極及び前記第二電極と電気的に接続しておらず、
前記第一導電性線状体の体積抵抗率は、前記第二導電性線状体の体積抵抗率よりも小さく、
前記配線シートの平面視において、前記第一導電性線状体と前記第二導電性線状体とは、各交点で交差しており、
前記第一疑似シート構造体と前記第二疑似シート構造体とが電気的に接続したとき、前記交点間における前記第二導電性線状体同士のいずれかの間で、抵抗値が異なっており、
前記第一導電性線状体同士のいずれかの間で、間隔が異なっており、
前記第二導電性線状体同士のいずれかの間で、太さが異なっている、
配線シート。 - 請求項1に記載の配線シートにおいて、
前記第二疑似シート構造体は、
前記第二疑似シート構造体から前記第一疑似シート構造体に向かう方向に応力が負荷されない状態のとき、前記第一疑似シート構造体と接触しておらず、
前記第二疑似シート構造体から前記第一疑似シート構造体に向かう方向に応力が負荷された状態のとき、前記第一疑似シート構造体と接触する、
配線シート。 - 請求項1または請求項2に記載の配線シートにおいて、
前記第一疑似シート構造体を支持する樹脂層をさらに備え、
前記樹脂層は、
前記樹脂層が前記第二疑似シート構造体と接触したとき、前記第二疑似シート構造体に接触した状態を保持しない、
配線シート。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の配線シートにおいて、
前記第一電極が前記第二導電性線状体と電気的に接続しているか、或いは、前記第二電極が前記第二導電性線状体と電気的に接続している、
配線シート。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の配線シートにおいて、
前記配線シートは、
前記第一疑似シート構造体と、前記第二疑似シート構造体との間を隔てるスペーサー部材を備える、
配線シート。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の配線シートにおいて、
前記第一導電性線状体及び前記第二導電性線状体は、金めっきが施された線状体である、
配線シート。
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