JP7751978B2 - リチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペースト - Google Patents
リチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペーストInfo
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Description
例えば、特許文献1には、絶縁層を含むリチウムイオン二次電池が開示されている。この絶縁層によって正極板と負極板との短絡が防止されているが、貯蔵安定性や塗工作業性が悪く十分な仕上がり性が得られない場合があった。また、プレス時に物理的な負荷が作用すると、絶縁層が脱落して安定した絶縁性を確保できないおそれがあった。
項1.無機フィラー(A)、バインダー(B)、分散樹脂(C)、及び溶媒(D)を含有するリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペーストであって、該ペーストの粘度(せん断速度1s-1)が2000mPa・s以上であり、TI値(せん断速度1000s-1の粘度に対する1s-1の粘度の比)が1より大きいことを特徴とする絶縁ペースト。
項2.分散樹脂(C)が、極性官能基を有する重合性不飽和モノマー(c1)及び炭素数4以上の炭化水素基を有する重合性不飽和モノマー(c2)を含む原料モノマーの共重合体であり、かつ該共重合体の重量平均分子量が1,000~100,000である極性基含有アクリル樹脂(c)を含有することを特徴とする前記項1に記載のリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペースト。
項3.無機フィラー(A)が、アルミナ、シリカ、TiO2、BaTiO3、ZrO2、ベーマイト、ゼオライト、アパタイト及びカオリンからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする前記項1又は2に記載のリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペースト。
項4.バインダー(B)が、変性又は未変性のポリフッ化ビニリデンであることを特徴とする前記項1~3のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペースト。
項5.溶媒(D)が、N-メチル-2-ピロリドンであることを特徴とする前記項1~4のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペースト。
項6.前記項1~5のいずれか1項に記載の絶縁ペーストが実質的に電極用活物質を含まないことを特徴とするリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペースト。
項7.集電体上の一部又は全部に、前記項1~6のいずれか1項に記載の絶縁ペーストを塗工し、次いで加熱乾燥することで絶縁層を形成するリチウムイオン二次電池集電体用絶縁層の製造方法。
項8.前記項7に記載の絶縁層が非孔質であることを特徴とするリチウムイオン二次電池集電体用絶縁層の製造方法。
項9.集電体が、アルミニウム又はその複合金属であることを特徴とする前記項7又は8に記載のリチウムイオン二次電池集電体用絶縁層の製造方法。
本発明の絶縁ペーストは、無機フィラー(A)、バインダー(B)、分散樹脂(C)、及び溶媒(D)を含有するリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペーストである。
また、TI値(せん断速度1000s-1の粘度に対する1s-1の粘度の比)は、通常1より大きく、2~10が好ましく、3~6がより好ましい。
例えば、TI値が1以上であると、塗工時(せん断速度は1000s-1程度)に粘度が低下して流動性(塗工作業性)が良好であり、かつ、塗工後(せん断速度は1s-1程度)に絶縁層(塗工膜)の粘度が高く絶縁層が流動せずに仕上がり性が良好となる。
本発明の絶縁ペーストで使用できる無機フィラー(A)は、非導電性の無機フィラーであれば制限なく使用することができ、例えば、アルミナ、シリカ、TiO2、BaTiO3、ZrO2、ベーマイト、ゼオライト、アパタイト、及びカオリンが挙げられ、1種を単独で又は2種以上を併用して用いることができる。なかでも、アルミナ及び/又はベーマイトが好ましい。アルミナはAl2O3で表される酸化アルミニウムであり、ベーマイトはγ-AlO(OH)の組成で表されるアルミナ1水和物である。
ベーマイトの原料となる水酸化アルミニウムの製造工程では水酸化ナトリウムが使用されることが一般的であるため、ベーマイトにおいても一定量以上のナトリウムイオンを含有することになる。ナトリウムイオンを洗浄等によって取り除くことは可能であるが完全に除去することは経済的に難しい。
本発明の絶縁ペーストで用いることができるバインダー(B)としては、下記式(1)で表わされる重合性不飽和基含有モノマーを構成成分とする共重合体であり、該重合性不飽和基含有モノマーを含むモノマーを共重合して合成することができる。
上記重合性不飽和基含有モノマーとしては、上記式(1)の構造であれば特に制限なく用いることができ、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン、脂肪酸ビニルエステル、ビニルエーテル、ビニルピロリドン、スチレン、(メタ)アクリロイル基含有モノマー、(メタ)アクリルアミド基含有モノマーなどが挙げられ、これらは1種を単独で又は2種以上を併用して用いることができる。
ば、上記重合性不飽和基含有モノマーを含むモノマーを有機溶媒中で溶液重合することが
できるが、これに限られるものではなく、例えば、バルク重合や乳化重合や懸濁重合等で
もよい。溶液重合を行う場合には、連続重合でもよいしバッチ重合でもよく、モノマーは
一括して仕込んでもよいし、分割して仕込んでもよく、あるいは連続的又は断続的に添加
してもよい。
また、重合をした後に各種変性をすることもできる。(例えば、重合後に加水分解をする。アセタール化を行う。他の樹脂と反応してグラフト化する。など)
上記重合において使用する重合開始剤としては、特に限定するものではなく、過酸化物
系開始剤、アゾ系開始剤、レドックス系開始剤、有機ハロゲン化物開始剤など公知のラジ
カル重合開始剤を使用することができる。
き、後述の分散樹脂(C)で挙げる有機溶媒などを好適に使用することができる。
することができる。
本発明で用いることができる分散樹脂(C)としては、少なくとも1種のアクリル樹脂を含有することが好ましい。特に、少なくとも1種の極性基を有する重合性不飽和モノマーを含む原料モノマーの共重合体である極性基含有アクリル樹脂を含有することが好ましい。
極性基含有アクリル樹脂(c)としては、極性官能基を有する重合性不飽和モノマー(c1)及び炭素数4以上の炭化水素基を有する重合性不飽和モノマー(c2)を含むことで、無機フィラー(A)の分散性とバインダー(B)との相溶性と集電体との密着性を両立することができる。
上記極性基を有する重合性不飽和モノマーとしては、極性基を有する重合性不飽和モノマーであれば特に制限なく用いることができ、該極性基としては、例えば、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、アミノ基、4級塩基、水酸基及びポリアルキレングリコール基等が挙げられ、重合性不飽和モノマー内に複数の極性基を有していてもよい。
極性基含有アクリル樹脂(c)の原料モノマーとして、バインダー(B)との相溶性の観点から、炭素数が4以上のアルキル基を有する重合性不飽和モノマーを含む。特にバインダー(B)が比較的低極性のポリフッ化ビニリデンの場合は好適に用いることができる。
極性基含有アクリル樹脂(c)を得るための原料モノマーとしては、上記極性基を有する重合性不飽和モノマー及び炭素数が4以上のアルキル基を有する重合性不飽和モノマー以外のその他の重合性不飽和モノマーも好適に用いることができる。その他の重合性不飽和モノマーとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n-プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート等の炭素数が3以下のアルキル基を有する重合性不飽和モノマー;重合性不飽和基を1分子中に2個以上有する重合性不飽和モノマーなどが挙げられる。
本発明において、分散樹脂(C)は、上記アクリル樹脂と共に必要に応じてそれ自体既知のものを特に制限なく用いることができ、具体的には、例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、ポリエーテル樹脂、フッ素樹脂、シリコーン樹脂、ポリカーボネート樹脂、メラミン樹脂、塩素系樹脂、フッ素系樹脂、セルロース系樹脂、ポリブタジエンゴム、及びこれらの変性樹脂や複合樹脂等が挙げられる。これらの樹脂は1種を単独で又は2種以上を組み合わせてアクリル樹脂と共に含有することができる。
本発明の絶縁ペーストで用いることができる溶媒(D)としては、従来公知のものを特に制限なく使用することができる。具体的には、例えば、n-ブタン、n-ヘキサン、n-ヘプタン、n-オクタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロブタン等の炭化水素系溶剤;トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤;メチルイソブチルケトン等のケトン系溶剤;n-ブチルエーテル、ジオキサン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコール等のエーテル系溶剤;酢酸エチル、酢酸n-ブチル、酢酸イソブチル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、ブチルカルビトールアセテート等のエステル系溶剤;メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、ジイソブチルケトン等のケトン系溶剤;エタノール、イソプロパノール、n-ブタノール、sec-ブタノール、イソブタノール等のアルコール系溶剤;エクアミド(商品名:出光興産社製、アミド系溶剤)、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-ジメチルアセトアミド、N-メチルホルムアミド、N-メチルアセトアミド、N-メチルプロピオアミド、N-メチル-2-ピロリドン等のアミド系溶剤等を挙げることができる。これらの溶剤は、1種を単独で又は2種以上を併用して用いることができる。
本発明の絶縁ペーストは、上記の無機フィラー(A)、バインダー(B)、分散樹脂(C)、及び溶媒(D)の他に、必要に応じて、顔料、樹脂、添加剤などのその他の成分を含有することができる。なお、本発明の絶縁ペーストは実質的に電極用活物質を含まないことが好ましい。
無機フィラー(A)/分散樹脂(C)の比率として、通常100/0.5~100/15、好ましくは100/1.0~100/6であることが、分散性、塗装作業性、密着性などの面から好適である。
前述の絶縁ペーストを集電体に塗布(塗工)することで絶縁層(絶縁膜、塗工膜)が形成される。なお、本発明における絶縁とは、体積抵抗率が1.0×106Ω・cm以上であることをいう。
また、本発明の絶縁層(絶縁膜、塗工膜)は非孔質であることが好ましい。
製造例1
攪拌加熱装置と冷却管を備えた反応容器に、N-メチル-2-ピロリドン40部を仕込み、窒素置換後、115℃に保った。この中に、以下に示すモノマー混合物を4時間かけて滴下した。
<モノマー混合物>
スチレン 30部
n-ブチルアクリレート 20部
ラウリルメタクリレート 15部
メチルメタクリレート 35部
t-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート(重合開始剤) 3部
滴下終了後から1時間経過後、この中に、t-ブチルパーオキシ-2-エチルヘキサノエート0.5部をN-メチル-2-ピロリドン10部に溶かした溶液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、これをさらに1時間115℃に保持した。次いで固形分50%となるようにN-メチル-2-ピロリドンを加え、固形分50%のアクリル樹脂(C-1)溶液を得た。アクリル樹脂(C-1)は、重量平均分子量(Mw)18,000であった。
モノマー組成を下記表1のとおりとする以外は、製造例1と同様にしてアクリル樹脂(C-2)~(C-17)溶液を製造した。
実施例1
容器にベーマイト80部、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)(重量平均分子量50万、変性なし)20部、アクリル樹脂(C-1)溶液4.8部(樹脂固形分2.4部)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)250部を入れ、プラネタリーミキサーで十分に分散して、絶縁ペースト(X-1)を得た。この工程は室温20度程度で行った。
原料組成を下記表2のとおりとする以外は、実施例1と同様にして絶縁ペースト(X-2)~(X-31)を製造した。
なお、比較例1に関しては分散性が不合格であったので顔料沈降性の評価は行わなかった。
*1 ポリビニルアルコール(ケン化度99%、重量平均分子量20000)を分散樹脂として用いた。
容器にベーマイト(1-1)80部、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)(重量平均分子量50万、変性なし)20部、アクリル樹脂(C-3)溶液4.8部(樹脂固形分2.4部)、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)250部を入れ、プラネタリーミキサーで十分に分散して、絶縁ペースト(X-29)を得た。
原料組成を下記表3のとおりとする以外は、実施例1と同様にして絶縁ペースト(X-30)~(X-36)を製造した。
ベーマイト(1-1):体積平均粒径(D50)1.3μm、ナトリウム含有量500ppm
ベーマイト(1-2):体積平均粒径(D50)1.3μm、ナトリウム含有量1000ppm
ベーマイト(1-3):体積平均粒径(D50)1.3μm、ナトリウム含有量2000ppm
<密着性>
アルミ素材の集電体上に、得られた絶縁ペーストをアプリケーターで塗工した後、80℃で60分間乾燥し、塗工膜(乾燥膜厚20μm)を形成した。次いで、集電体と塗工膜との積層体からなる試験板の塗工膜上に両面テープで厚さ300μmの補強のためのPETフィルムを張り付け、得られた積層体をPETから塗工膜までの厚さでカッターで長さ10cm、巾1cmの短冊状にカットした。さらに、水平に置かれた試料の集電体の面に両面テープを貼り、試料をブリキ板上に接着固定し、「Ez-Test」(商品名、島津製作所社製)を用いて、引張速度10cm/分の条件で180度の剥離試験を行った。試料の短い2辺のうちの一方をクランプで把持して塗工膜を集電体から剥離し、集電体と塗工膜(絶縁層)の間の密着性を下記基準により評価した。A-Cが合格、Dが不合格である。
A:10N/m以上であり、非常に良好である。
B:3N/m以上、10N/m未満であり、良好である。
C:1N/m以上、3N/m未満であり、実用上問題ないレベルである。
D:1N/m未満であり、実用性なし。
分散性(分散度)をJIS K5600-2-5に従って粒ゲージ法により評価した。具体的には、粒ゲージ台上にペーストを滴下し、スクレーパーにてゲージ溝に薄く引き延ばし、ゲージ上に観察された最も大きい粒の粒径を測定した。測定を3回行い、平均値を測定値とした。
A:顔料が15μm未満で分散されている。分散性は非常に良好である。
B:顔料が15μm以上、かつ20μm未満で分散されている。分散性は良好である。
C:顔料が20μm以上、かつ25μm未満で分散されているが、目視で凝集物は確認できない。分散性は標準である。
D:顔料が25μm以上で分散されているが、目視で凝集物は確認できない。分散性はやや劣る。
E:50μmの凝集物が確認される。分散性は非常に劣る。
アルミ素材の集電体上に得られた絶縁ペーストをアプリケーターで塗工した後、80℃で60分間乾燥し、塗工膜(乾燥膜厚15μm)を形成した。各試験板の光沢(ツヤ)、ムラ、平滑性を目視観察した。A-Dが合格、Eが不合格である。
A:若干のツヤ引けがあるが、非常に良好な仕上がり肌である。
B:ツヤ引けがあるが、ムラや平滑性は良好で実用上問題ないレベルである。
C:ツヤ引けが認められるが、ムラや平滑性は良好で実用上問題ないレベルである。
D:ツヤ引けやムラが認められるが、平滑性があるため実用上問題ないレベルである。
E:ツヤ引けやムラが認められ、さらに平滑性が悪く、明らかに問題がある。
得られた絶縁ペーストを40℃で60日間貯蔵し、顔料沈降性を確認した。60日間貯蔵した後の状態を下記基準により評価した。A-Cが合格、Dが不合格である。
A:変化なし。
B:極めて僅かにフィラーの沈降が認められるが、ペーストを手攪拌すると直ぐに貯蔵前の状態に戻り、問題なし。
C:フィラーの沈降が認められ、ペーストを手攪拌しても貯蔵前の状態に戻らないが、ペーストをディスパー攪拌すると貯蔵前の状態に戻る。
D:フィラーの沈降が著しく認められ、ペーストをディスパー攪拌しても貯蔵前の状態に戻らない。
得られた絶縁ペーストを40℃で30日間貯蔵した。貯蔵前後の粘度を確認し、下記基準により貯蔵性(粘度減少率)を評価した。A-Cが合格、Dが不合格である。
粘度はコーン&プレート型粘度計「Mars2」(商品名、HAAKE社製)で測定したせん断速度1s-1の値である。
粘度減少率(%)=100-(貯蔵後の粘度)/(貯蔵前の粘度)×100
A:粘度減少率は、7%未満である。(貯蔵後の粘度が貯蔵前の粘度以上である場合を含む)
B:貯蔵後の粘度減少率は、7%以上、かつ30%未満である。
C:貯蔵後の粘度減少率は、30%以上、かつ50%未満である。
D:貯蔵後の粘度減少率は、50%以上である。
Claims (10)
- 無機フィラー(A)、バインダー(B)、リン酸基を有する分散樹脂(C)、及び溶媒(D)を含有するリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペーストであって、該ペーストの粘度(せん断速度1s-1)が2000mPa・s以上であり、TI値(せん断速度1000s-1の粘度に対する1s-1の粘度の比)が1より大きいことを特徴とする絶縁ペースト。
- 無機フィラー(A)、バインダー(B)、分散樹脂(C)、及び溶媒(D)を含有するリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペーストであって、
分散樹脂(C)が、極性官能基を有する重合性不飽和モノマー(c1)及び炭素数4以上の炭化水素基を有する重合性不飽和モノマー(c2)を含む原料モノマーの共重合体であり、かつ該共重合体の重量平均分子量が1,000~100,000である極性基含有アクリル樹脂(c)を含有し、
該ペーストの粘度(せん断速度1s-1)が2000mPa・s以上であり、TI値(せん断速度1000s-1の粘度に対する1s-1の粘度の比)が1より大きいことを特徴とする絶縁ペースト。 - 無機フィラー(A)、バインダー(B)、リン酸基を有する分散樹脂(C)、及び溶媒(D)を含有するリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペーストであって、
該ペーストのナトリウム含有量が10~350ppmであり、
該ペーストの粘度(せん断速度1s-1)が2000mPa・s以上であり、TI値(せん断速度1000s-1の粘度に対する1s-1の粘度の比)が1より大きいことを特徴とする絶縁ペースト。 - 無機フィラー(A)が、アルミナ、シリカ、TiO2、BaTiO3、ZrO2、ベーマイト、ゼオライト、アパタイト及びカオリンからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペースト。
- バインダー(B)が、変性又は未変性のポリフッ化ビニリデンであることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペースト。
- 溶媒(D)が、N-メチル-2-ピロリドンであることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペースト。
- 請求項1~6のいずれか1項に記載の絶縁ペーストが実質的に電極用活物質を含まないことを特徴とするリチウムイオン二次電池集電体用絶縁ペースト。
- 集電体上の一部又は全部に、請求項1~7のいずれか1項に記載の絶縁ペーストを塗工し、次いで加熱乾燥することで絶縁層を形成するリチウムイオン二次電池集電体用絶縁層の製造方法。
- 請求項8に記載の絶縁層が非孔質であることを特徴とするリチウムイオン二次電池集電体用絶縁層の製造方法。
- 集電体が、アルミニウム又はその複合金属であることを特徴とする請求項8又は9に記載のリチウムイオン二次電池集電体用絶縁層の製造方法。
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