JP7764006B2 - イヤーカフ - Google Patents

イヤーカフ

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本発明の実施形態は、アクセサリーに関する。
髪は、伸ばすために長い時間を要するものである。また、人によっては、トリートメントやパーマ、縮毛矯正、カラーリング等、多くの手間をかけて、大切に髪を伸ばしている。しかしながら、カットされた髪は、一般には単に廃棄されている。
本発明が解決しようとする課題は、カットされた髪を活用したアクセサリーを提供することである。
実施形態のアクセサリーは、対象者から収集された髪と、部材とを備える。部材は、前記対象者を示す識別情報が付され、前記対象者、又は前記対象者と異なる使用者に前記髪を接続する。
図1は、第1の実施形態に係るアクセサリーの一例を示す図である。 図2は、第2の実施形態に係るアクセサリーの一例を示す図である。 図3は、第2の実施形態に係るアクセサリーの一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、アクセサリーの実施形態について詳細に説明する。なお、本願に係るアクセサリーは、以下に示す実施形態によって限定されるものではない。
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、アクセサリーの一例として、図1に示すイヤーカフ1について説明する。図1は、第1の実施形態に係るアクセサリーの一例を示す図である。
イヤーカフ1は、対象者A1から収集された髪11と、イヤーカフ1の使用者に髪11を接続する部材12とを有する。なお、図1においては、髪11として、髪束11a、髪束11b及び髪束11cの3つの髪束を示す。また、図1において、部材12は、フック121と、鎖122aと、鎖122bと、鎖122cと、ホルダー123aと、ホルダー123bと、ホルダー123cとから構成される。
イヤーカフ1を作成する際には、まず、対象者A1から髪11が収集される。例えば、操作者B1は、対象者A1に対するカットを行なうとともに、髪11を収集する。操作者B1は、例えば、美容師や理容師等である。
一例を挙げると、操作者B1は、カットを開始する前に、対象者A1に対して、アクセサリーの作成を行なうか否かを確認する。ここで、アクセサリーの作成を行なう場合、操作者B1は、対象者A1の髪のうち先端に近い位置をゴム紐等で束ねる。次に、操作者B1は、束ねた髪の先端から、アクセサリーの作成に必要な長さ分の髪をカットする。これにより、操作者B1は、カットした髪をばらけさせることなく、ゴム紐等で束ねられた状態の髪を収集することができる。
なお、操作者B1は、髪束11a、髪束11b及び髪束11cの3束の髪を順次カットして収集してもよいし、1束の髪をカットした後、これを髪束11a、髪束11b及び髪束11cの3束に分割してもよい。また、図1においては3つの髪束を示すが、髪束の数については特に限定されるものではない。
次に、操作者B1は、収集した髪の加工を行なう。例えば、操作者B1は、対象者A1から指定された形態に応じて、髪の加工を行なう。ここで、髪の形態とは、例えば、毛の長さや色、形状、髪質等である。
例えば、操作者B1は、指定された長さとなるように、収集した髪をカットする。また、例えば、操作者B1は、指定された色となるように、収集した髪のカラーリングを行なう。また、例えば、操作者B1は、指定された形状となるように、収集した髪についてパーマや縮毛矯正等を行なったり、カットを行なったりする。ここで行なうカットの種類は特に限定されるものではないが、例としては、シャギーカット、レイヤーカット、ブランドカット、チョップカット、ストロークカット等が挙げられる。また、例えば、操作者B1は、指定された髪質となるように、収集した髪についてトリートメントを行なう。
なお、例えば、操作者B1が美容師である場合には、通常業務において地毛を扱う場合と同じ要領で、収集した髪のカットやカラーリング、パーマ、縮毛矯正、トリートメント等を行なうことができる。但し、地毛を扱う場合とは異なり、収集した髪は体温の影響を受けないため、薬剤(カラーリング剤等)を使用する際には温度の影響を考慮する必要がある。また、地毛を扱う場合とは異なり、収集した髪を加工する際には顧客の負担を考慮する必要が無いため、長い時間を要するトリートメントを行なったり、特殊な薬剤を使用したりすることも可能である。
また、操作者B1は、部材12に対して、対象者A1を示す識別情報を付加する。ここで、識別情報とは、例えば、対象者A1の名前やイニシャルである。その他、識別情報は、対象者A1を識別することのできる情報であれば、例えばブランド名やロゴ、マーク、シリアルナンバー等、如何なる情報であってもよい。
ここで、部材12は、例えば、肌への影響が小さい材料で作成された金具である。なお、部材12の材料は特に限定されるものではなく、例えば、樹脂や木、セラミック等の非金属材料であってもよい。
また、識別情報を付加する手法については特に限定されるものではない。例えば、操作者B1は、部材12の表面を切削して識別情報を掘り込んでもよいし、部材12の表面に識別情報を塗布してもよい。また、例えば、操作者B1は、部材12に対して、識別情報をプリントしたシールを張り付けてもよい。
また、識別情報を付加する位置についても特に限定されるものではない。例えば、操作者B1は、図1に示すフック121、鎖122a、鎖122b、鎖122c、ホルダー123a、ホルダー123b及びホルダー123cのいずれかに対して、識別情報を付加する。
次に、操作者B1は、加工後の髪11を、部材12に対して固定する。例えば、操作者B1は、髪束11aをホルダー123aに対して固定する。一例を挙げると、操作者B1は、ホルダー123aの内部に髪束11aの一端を差し込んだ状態で、ホルダー123aを押し潰すように変形させることで、髪束11aをホルダー123aに対して固定する。即ち、操作者B1は、ホルダー123aにより、髪束11aをかしめて固定する。別の例を挙げると、操作者B1は、樹脂や接着剤、テープ等を用いて、髪束11aをホルダー123aに対して固定する。別の例を挙げると、操作者B1は、ホルダー123aに対して髪束11aを縫い付けたり編み付けたりすることで、髪束11aをホルダー123aに対して固定する。同様に、操作者B1は、髪束11bをホルダー123bに対して固定し、髪束11cをホルダー123cに対して固定する。
なお、加工済みの髪11を部材12に固定するものとして説明したが、先に髪11を部材12に固定してから、髪11の加工を行なうこととしてもよい。また、識別情報を付加した部材12に髪11を固定するものとして説明したが、先に髪11を部材12に固定してから、部材12に識別情報を付加することとしてもよい。
また、部材12については、市販の品であってもよいし、操作者B1が作成してもよい。例えば、操作者B1は、操作者B1又は対象者A1によるデザインの下、CAD(Computer Aided Design)により、部材12のモデルを作成する。そして、操作者B1は、かかるモデルを3Dプリンターで印刷することにより、部材12を作成することができる。別の例を挙げると、操作者B1又は対象者A1は、木や石、樹脂といった材料を加工して彫刻を作成する。そして、操作者B1は、作成された彫刻に基づいて部材12を作成する。一例を挙げると、操作者B1は、作成された彫刻を型として用いた鋳造や鍛造により、部材12を作成する。
また、髪11の加工や、部材12に対する髪11の固定、部材12に対する識別情報の付加、部材12の作成等の作業を操作者B1が行なうものとして説明したが、これらの作業は、操作者B1以外の者が行なってもよいし、機械的に自動で実行してもよい。
イヤーカフ1が作成された後、対象者A1は、イヤーカフ1を装着する。具体的には、対象者A1は、フック121を耳に引っ掛けることで、イヤーカフ1を装着する。これにより、イヤーカフ1における髪束11a~cは、鎖122a~c及びホルダー123a~cを介して、対象者A1の耳の下に吊るされることとなる。そして、対象者A1は、イヤーカフ1と地毛との組み合わせから成る新しいスタイルを楽しむことができる。例えば、対象者A1は、イヤーカフ1と地毛との三つ編みなど、地毛のみでは実現できない特殊な髪型を楽しむことができる。
特に、イヤーカフ1における髪11は対象者A1自身の髪であり、地毛となじみやすい。従って、対象者A1は、イヤーカフ1により、髪型の変化を自在に楽しむことができる。また、勤務規則等によって地毛のカラーリングが制限される場合でも、対象者A1は、イヤーカフ1により、部分的にでも髪色の変化を楽しむことができる。
また、対象者A1は、イヤーカフ1を任意のタイミングで装着し、また、取り外すことができる。この点、自然に装着するために時間と技術を要するエクステやウィッグとは異なり、対象者A1は、イヤーカフ1を気軽に使用することができる。
また、イヤーカフ1の部材12には、対象者A1を示す識別情報が付されている。これにより、対象者A1は、イヤーカフ1の髪11が自分のものであることを確認することができる。即ち、対象者A1は、見知らぬ人の髪ではなく、あくまで自分の髪であることを確認しながら、安心してイヤーカフ1を使用することができる。
更に、伸ばした髪は、多くの手間と時間を費やしたものであるとともに、思い出が付随するものである。イヤーカフ1によれば、対象者A1は、かかる思い出をアクセサリーの形で手元に残すことができる。
(第2の実施形態)
さて、これまで第1の実施形態について説明したが、上述した実施形態以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。
例えば、上述した実施形態では、イヤーカフ1を対象者A1が使用するものとして説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、対象者A1と異なる使用者A2がイヤーカフ1を使用する場合であってもよい。一例を挙げると、対象者A1の髪11を使用して作成されたイヤーカフ1を、対象者A1の祖母である使用者A2が使用する場合であってもよい。
また、例えば、上述した実施形態では、カットした髪11について、対象者A1が指定する形態に加工するものとして説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。例えば、髪11については、上述の使用者A2が指定する形態に加工することとしても構わない。また、例えば、髪11については、カタログ上の形態など、所定の形態に加工されるものであっても構わない。
或いは、カットした髪11についての加工は行わないこととしても構わない。即ち、対象者A1からカットされた髪11をそのまま部材12に固定して、イヤーカフ1を作成する場合であってもよい。これにより、例えば、対象者A1が生まれたばかりの子供である場合に、生後最初の毛をそのまま使用したイヤーカフ1を作成することができる。
また、例えば、上述した実施形態では、アクセサリーの例として、図1のイヤーカフ1について説明した。しかしながら、アクセサリーの例は、イヤーカフに限定されるものではない。
一例を挙げると、操作者B1は、対象者A1から収集した髪21を部材22に固定することで、図2に示すピアス2を作成することができる。別の例を挙げると、操作者B1は、対象者A1から収集した髪31を部材32に固定することで、図3に示すイヤリング3を作成することができる。なお、図2及び図3は、第2の実施形態に係るアクセサリーの一例を示す図である。部材12の場合と同様に、部材22及び部材32には、対象者A1を示す識別情報が付される。同様にして、操作者B1は、例えば、メガネに付けるチャーム等を作成することもできる。
また、これまで、アクセサリーの例として、イヤーカフやピアス、イヤリング、メガネに付けるチャーム等、頭部に装着するアクセサリーについて説明した。しかしながら、アクセサリーの例はこれに限定されるものではなく、例えば、ブレスレットやネックレス等であってもよい。
また、これまで、対象者A1の髪を使用したアクセサリーについて説明したが、対象者A1以外の髪を使用してアクセサリーを作成することも可能である。例えば、操作者B1は、個人が特定されない市販品として売られる人毛を使用して、アクセサリーを作成することもできる。例えば、操作者B1は、対象者A1の髪を使用したアクセサリーを作成するとともに、又は対象者A1の髪を使用したアクセサリーを作成することに代えて、市販品の人毛を使用したアクセサリーを作成する。一例を挙げると、操作者B1は、対象者A1が指定する形態に市販品の人毛を加工してアクセサリーを作成し、作成したアクセサリーを対象者A1に提供する。
また、これまで、アクセサリーについて説明したが、アクセサリー以外のアイテムを作成することも可能である。かかるアイテムの例としては、例えば、エクステが挙げられる。例えば、操作者B1は、対象者A1からカットした髪を、地毛に対して装着可能な部材に固定することで、カットされた髪を活用したエクステを作成することができる。同様にして、操作者B1は、ヘッドピースやピン、ゴム、コーム、クリップ、バレッタ、ウィッグ等を作成することもできる。
以上説明した少なくとも1つの実施形態によれば、カットされた髪を活用したアクセサリーを提供することができる。
いくつかの実施形態について説明したが、発明の範囲はこれらの実施形態によって限定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
1 イヤーカフ
11 髪
11a 髪束
11b 髪束
11c 髪束
12 部材
121 フック
122a 鎖
122b 鎖
122c 鎖
123a ホルダー
123b ホルダー
123c ホルダー
2 ピアス
21 髪
22 部材
3 イヤリング
31 髪
32 部材

Claims (2)

  1. 対象者から収集された髪と、
    前記対象者を示す識別情報が付され、前記対象者の耳に対して、又は前記対象者と異なる使用者の耳に対して前記髪を接続する部材と
    を備え、
    前記部材は、フックを含み、前記対象者又は前記使用者の耳に対して当該フックが引っ掛かることにより、前記対象者又は前記使用者の耳に対して前記髪を接続する、イヤーカフ。
  2. 前記髪は、前記フックのうち、前記対象者又は前記使用者の耳に対して当該フックを引っ掛けた際、前記対象者又は前記使用者の背中側に位置する部分に設けられる、請求項に記載のイヤーカフ。
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