JP7774992B2 - 積層体、包装袋、およびバックインボックス - Google Patents
積層体、包装袋、およびバックインボックスInfo
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Description
特許文献1には、低温シール性と100℃までのボイル適性とを兼ね備えたシーラントフィルムが開示されている。
フィルムには、このバックインボックス等による輸送中の屈曲運動にも耐え得る柔軟性が求められている。
第1実施形態においては、本発明の一態様に係るフィルムおよび当該フィルムを有する本発明の一態様に係る積層体について説明する。
図1は、本実施形態に係るフィルム1の断面概略図である。本実施形態に係るフィルム1は、単層フィルムとして用いてもよく、後述の積層体50(図2)のように複数の層を有する積層体の少なくとも1層として用いてもよい。
フィルム1は、ポリエチレン系樹脂組成物および改質剤を含有する。
ポリエチレン系樹脂組成物は、直鎖状エチレン系共重合体(A)および低密度ポリエチレンを含有する。
ポリエチレン系樹脂組成物における直鎖状エチレン系共重合体(A)の含有量は、70質量%以上95質量%以下であることが好ましく、75質量%以上90質量%以下であることがより好ましい。また、ポリエチレン系樹脂組成物における低密度ポリエチレン(B)の含有量は、5質量%以上30質量%以下であることが好ましく、10質量%以上25質量%以下であることが好ましい。ポリエチレン系樹脂組成物における直鎖状エチレン系共重合体(A)の含有量および低密度ポリエチレン(B)の含有量をこの範囲とすることで、本実施形態に係るフィルム1のブロッキングおよび積層体50のブロッキングをより抑制できる。
直鎖状エチレン系共重合体(A)は、エチレンと少なくとも1種のα-オレフィンとの共重合体(以下、「エチレン-α-オレフィン共重合体(a)」ということもある)である。
直鎖状エチレン系共重合体(A)におけるα-オレフィンの炭素数は、4~10であることが好ましく、6~10であることがより好ましい。炭素数4~10のα-オレフィンとしては、例えば、1-ブテン、1-ヘキセン、1-ペンテン、4-メチル-1-ペンテン、1-ヘプテン、1-オクテン、および1-デセン等が挙げられる。
直鎖状エチレン系共重合体(A)は、エチレン-1-ヘキセン共重合体であることが好ましい。
なお、本明細書における密度は、JIS K7112 1999に準拠して測定できる。
なお、本明細書におけるMFRは、特段の記載のない限りASTM D1238-89に準拠して、測定温度190℃、荷重2.16kgで測定できる。
なお、直鎖状エチレン系共重合体(A)が密度および/またはMFRの異なるエチレン-α-オレフィン共重合体(a)を複数種含む場合、個々のエチレン-α-オレフィン共重合体(a)の密度および/またはMFRは、直鎖状エチレン系共重合体(A)の密度および/またはMFRが上述の範囲となるように適宜調整すればよい。
直鎖状エチレン系共重合体(A)が複数種のエチレン-α-オレフィン共重合体(a)を含む場合、各々のエチレン-α-オレフィン共重合体(a)を単独に重合した後、従来公知の方法により混合または溶融混練することで直鎖状エチレン系共重合体(A)を製造してもよく、複数種のエチレン-α-オレフィン共重合体(a)を多段重合してもよく、複数のメタロセン触媒の存在下において複数種のエチレン-α-オレフィン共重合体(a)を同一重合器内で重合することで直鎖状エチレン系共重合体(A)を製造してもよい。
低密度ポリエチレン(B)は、低密度ポリエチレン(Low Density Polyethylene:LDPE)であれば特に限定されないが、下記の要件を満たすことが好ましく、また高圧法にて重合された低密度ポリエチレンであることが好ましい。
関係式(R-1):
0.55×10-4≦[η]/〔(GMw)×0.776〕≦2.0×10-4
関係式(R-2):
0.70×10-4≦[η]/〔(GMw)×0.776〕≦1.8×10-4
なお、低密度ポリエチレン(B)は、エチレンの単独重合体であってもよく、エチレンから導かれる単位と、他の重合性単量体から導かれる単位少量とを含む(例えば、酢酸ビニルまたはアクリル酸エステル等から導かれる単位を20質量%以下の量で含む)エチレン共重合体であってもよい。低密度ポリエチレン(B)がエチレン共重合体である場合、例えば、DSC法によるピークの形状および融点の違いの確認と、FT-IR法による赤外吸収スペクトルの確認および構造解析とにより、またはNMR法等により、低密度ポリエチレン(B)としてのエチレン共重合体であるか否かを確認できる。
ポリエチレン系樹脂組成物は、直鎖状エチレン系共重合体(A)および低密度ポリエチレン(B)のみからなることも好ましい。
単層のフィルム1におけるポリエチレン系樹脂組成物の含有量が5質量%以上であれば、耐ブロッキングが優れる。単層のフィルム1におけるポリエチレン系樹脂組成物の含有量が100質量%となると、所望の物性値が得られず好ましくない。
改質剤としては、特に限定されないが、例えばエチレン-α-オレフィン共重合体等のα-オレフィンコポリマー、およびスチレン系のエラストマー等が挙げられ、エチレン-α-オレフィン共重合体であることが好ましい。
エチレン-α-オレフィン共重合体としては、エチレン-1-ブテン共重合体、エチレン-1-ヘキセン共重合体、およびエチレン-1-オクテン共重合体等が挙げられ、エチレン-1-ブテン共重合体またはエチレン-1-オクテン共重合体が好ましく、エチレン-1-オクテン共重合体がより好ましい。
スチレン系のエラストマーとしては、水添スチレンブロック共重合体が好ましい。
改質剤がスチレン系のエラストマーである場合、当該改質剤の密度は、800kg/m3以上950kg/m3以下であることが好ましく、850kg/m3以上920kg/m3以下であることがより好ましい。
改質剤がエチレン-α-オレフィン系共重合体である場合、当該改質剤のMFRは、0.5g/10min以上10.0g/10min以下であることが好ましい。MFRが上記範囲内にある場合、成形性が良好となる。
単層のフィルム1における改質剤の含有量が2質量%以上であれば、ループ剛性およびゲルボ等の物性値を後述の好ましい範囲とすることができる。フィルム1における改質剤の含有量が60質量%超の場合、耐ブロッキング性が低下する。
ポリエチレンの密度は、好ましくは、920kg/m3以下、より好ましくは910kg/m3以下である。ポリエチレンの密度の下限値は特に限定されないが、例えば870kg/m3である。
フィルム1における密度930kg/m3以下のポリエチレンの含有量は、0質量%超70質量%以下であり、10質量%以上60質量%以下であることが好ましく、20質量%以上50質量%以下であることがより好ましい。
フィルム1は、アンチブロッキング剤を含有することが好ましい。アンチブロッキング剤としては、特に限定はないが、二酸化ケイ素を含有する各種アンチブロッキング剤を使用することが好ましい。フィルム1におけるアンチブロッキング剤の含有量は、0.01質量%以上20質量%以下であることが好ましく、0.1質量%以上15質量%以下であることがより好ましく、0.3質量%以上12質量%以下であることがさらに好ましい。
フィルム1においては、このようにアンチブロッキング剤の含有量が少量であっても、ブロッキング防止効果が得られる。
フィルム1が植物由来の樹脂を含有することによって、環境負荷を低減できる。
表面と裏面との熱密着強度が上記範囲内であれば、フィルム1を原反状態で保管した際のブロッキングを防ぐことができる。
なお、本明細書において、フィルム1における熱密着強度は、フィルム1を作製後30分以内に測定した場合の値である。また、熱密着強度は、後述の実施例に準じて測定できる。
また、フィルム1は、フィルム1を単層で用いる場合、ゲルボフレックステスターを用いて、-20℃、5000回の条件下(条件2)で測定した、フィルム1におけるピンホール発生個数が、10個/A4以下(A4サイズあたり10個以下)であることがより好ましい。上記条件2で測定した、フィルム1におけるピンホールの発生個数が上記範囲内であれば、フィルム1は耐屈曲性により優れる。
なお、本明細書において、フィルム1におけるピンホール発生個数は、条件1および条件2共に、フィルム1を作製後20日以内に測定した場合の値である。
フィルム1を単層で用いる場合、上記条件2で測定した、フィルム1におけるピンホール発生個数は、好ましくは6個/A4以下、より好ましくは3個/A4以下、さらに好ましくは1個/A4以下、さらにより好ましくは0個/A4である。
ループ剛性が上記範囲内であれば、フィルム1は柔軟性により優れる。
なお、本明細書において、フィルム1におけるループ剛性は、フィルム1を作製後20日以内に測定した場合の値である。
なお、本明細書における表面粗さRaは、ハンディーサーフを用いて測定する。具体的には、実施例に記載の方法によって測定できる。
フィルム1の製造方法としては、例えば、ポリエチレン系樹脂組成物および改質剤と、所望により上述のポリエチレン系樹脂組成物以外の樹脂または樹脂組成物、および添加剤等とを含む組成物(フィルム用樹脂組成物)を調製し、この組成物をインフレーション成形する方法またはこの組成物を押出成形する方法、並びに当該組成物を適当な溶媒に溶解または分散させてコーティング液を調製し、このコーティング液を支持体(例えば、後述する中間層)の上にコーティングする方法が挙げられる。
図2には、本実施形態に係る積層体50の断面概略図が示されている。
積層体50は、第1の最外層10と中間層20と第2の最外層30との3層を有する積層体である。
この場合において、各層における改質剤は上述の改質剤のいずれでもよい。
積層体50において、第1の最外層10および第2の最外層30の両方が本実施形態に係るフィルム1である場合には、第1の最外層10および第2の最外層30の少なくとも一方における改質剤の含有量が、上記範囲を満たすことが好ましい。
この場合の改質剤の配合比は、各層均等ではなく、ばらつきがあってもよい。
積層体50が、本実施形態に係るフィルム1を複数含む積層体である場合、改質剤は、中間層20に他の層よりも多く含まれることが好ましい。
例えば、第1の最外層10が本実施形態に係るフィルム1であり、中間層20および第2の最外層30が本実施形態に係るフィルム1ではない層である場合、中間層20および第2の最外層30は、樹脂製であることが好ましい。また、この場合の中間層20および第2の最外層30は、各種添加剤を含有してもよい。
ポリオレフィン樹脂としては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン-α-オレフィン共重合体等が挙げられる。
ポリプロピレン樹脂としては、例えば、ホモポリプロピレン(HPP)、ランダムポリプロピレン(RPP)、およびブロックポリプロピレン(BPP)等が挙げられる。
ポリエチレン樹脂としては、例えば、高密度ポリエチレン(HDPE)および(直鎖状)低密度ポリエチレン((Linear) Low Density Polyethylene:LDPE)等が挙げられる。
ナイロン樹脂としては、例えば、ナイロン6、ナイロン8、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6,6、ナイロン6,10、およびナイロン6,12等が挙げられる。
ポリエステル樹脂としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、およびポリエチレンナフタレート等が挙げられる。
第1の最外層10と、第2の最外層30との熱密着強度が上記範囲内であれば、積層体50を原反状態で保管した際のブロッキングを防ぐことができる。
なお、本明細書において、積層体50における熱密着強度は、積層体50を作製後30分以内に測定した場合の値である。また、熱密着強度は、後述の実施例と同様にして測定できる。
また、積層体50は、ゲルボフレックステスターを用いて、上記条件2で測定した、積層体50におけるピンホール発生個数が、10個/A4以下(A4サイズあたり10個以下)であることがより好ましい。上記条件2で測定した、積層体50におけるピンホールの発生個数が上記範囲内であれば、積層体50は耐屈曲性により優れる。
なお、本明細書において、積層体50におけるピンホール発生個数は、条件1および条件2共に、積層体50を作製後20日以内に測定した場合の値である。
上記条件2で測定した、積層体50におけるピンホール発生個数は、好ましくは6個/A4以下、より好ましくは3個/A4以下、さらに好ましくは1個/A4以下、さらにより好ましくは0個/A4である。
ループ剛性が上記範囲内であれば、積層体50は柔軟性により優れる。
なお、本明細書において、積層体50におけるループ剛性は、積層体50を作製後20日以内に測定した場合の値である。
積層体50の製造方法としては、例えば、第1の最外層10の材料と、中間層20の材料と、第2の最外層30の材料とを、インフレーション成形する方法または共押出しする方法、予め製造した中間層20の一方の面に第1の最外層10を押し出して積層し、中間層20の他方の面に第2の最外層30の材料を押し出して積層する方法、第1の最外層10に対応するフィルムと、中間層20に対応するフィルムと、第2の最外層30に対応するフィルムとを貼り合わせて積層する方法、および予め製造した中間層20の一方の面に第1の最外層10の材料を含むコーティング液をコーティングし、中間層20の他方の面に第2の最外層30の材料を含むコーティング液をコーティングする方法等が挙げられる。
次に、本発明の一態様に係る積層体を有する包装袋について説明する。
図3には、本実施形態に係る包装袋100の概略図が示されている。
包装袋100は、互いに対向する第1面111および第2面112を有する袋体である袋本体110を含む。
袋本体110は、本実施形態に係る積層体50を用いて形成されている。本実施形態では、2つの積層体50がサイドシール部121,122、およびボトムシール部130において、ヒートシール等により互いに接合されることによって、第1面111および第2面112を有する袋本体110が形成される。
包装袋100の袋本体110は、その内面(内容物側)のフィルムが、本実施形態に係るフィルム1であることが好ましい。
また、包装袋100は、第1面111を形成する積層体50および第2面112を形成する積層体50の一方にスパウトを取り付けた後、これらの積層体50同士の周囲をヒートシール等により接合してもよい。
包装袋100は、柔軟性に優れるため、バックインボックス用の包装袋として好ましく使用できる。包装袋100を内装袋として備えるバックインボックスは、包装袋の優れた柔軟性により、被包装物輸送時の屈曲運動にも耐え得る。
本実施形態に係るフィルム1および積層体50は、柔軟性に優れ、室温での保管中もブロッキングが発生しない。また、本実施形態に係る包装袋およびバックインボックスは、このようなフィルムおよび積層体からなるため、輸送時の屈曲運動にも耐え得る。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されない。
例えば、上記第1実施形態において、第1の最外層10および第2の最外層30の少なくとも一方、好ましくは両方が、第1実施形態に係るフィルム1である積層体50を例示したが、第1の最外層10、中間層20、および第2の最外層30が、いずれも第1実施形態に係るフィルム1であってもよい。
第1の最外層、中間層、および第2の最外層を有する3層の積層体を、多層共押出しTダイキャスト成形によって、フィルム状に成形した。
なお、各実施例、比較例、および参考例における各層の原料は、以下の通りとした。
また、各実施例、比較例、および参考例における積層体の総厚さは、いずれも80μmとし、層の厚さの比率は、表1および表2に記載の通りとした。
各層の構成成分を以下の通りとし、配合量は表1に記載の通りとした。
(1)第1の最外層
・原料A-1:ポリエチレン系樹脂組成物(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0523A/株式会社プライムポリマー製、密度:908kg/m3、MFR:2.0g/10min)
・原料A-2:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-4070S/三井化学株式会社製、密度:870kg/m3、MFR:3.6g/10min)
・原料A-3:アンチブロッキング剤(二酸化ケイ素、10μm径)
(2)中間層
・原料B-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料B-2:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-4070S/三井化学株式会社製、密度:870kg/m3、MFR:3.6g/10min)
(3)第2の最外層
・原料C-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料C-2:ポリエチレン系樹脂組成物(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0523A/株式会社プライムポリマー製、密度:908kg/m3、MFR:2.0g/10min)
・原料C-3:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-4070S/三井化学株式会社製、密度:870kg/m3、MFR:3.6g/10min)
・原料C-4:アンチブロッキング剤(二酸化ケイ素、10μm径)
下記の第2の最外層の構成成分以外は、参考例Aと同様の構成成分とした。なお、各層の構成成分の配合量は、表1の通りとした。
(1)第2の最外層
・原料C-1:ポリエチレン系樹脂組成物(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0523A/株式会社プライムポリマー製、密度:908kg/m3、MFR:2.0g/10min)
・原料C-2:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-4070S/三井化学株式会社製、密度:870kg/m3、MFR:3.6g/10min)
・原料C-3:アンチブロッキング剤(二酸化ケイ素、10μm径)
下記の第1の最外層および第2の最外層の構成成分以外は、参考例Aと同様の構成成分とした。なお、各層の構成成分の配合量は、表1の通りとした。
(1)第1の最外層
・原料A-1:ポリエチレン系樹脂組成物(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0523A/株式会社プライムポリマー製、密度:908kg/m3、MFR:2.0g/10min)
・原料A-2:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-4085S/三井化学株式会社製、密度:885kg/m3、MFR:3.6g/10min)
・原料A-3:アンチブロッキング剤(二酸化ケイ素、10μm径)
(2)第2の最外層
・原料C-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料C-2:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-4085S/三井化学株式会社製、密度:885kg/m3、MFR:3.6g/10min)、
・原料C-3:アンチブロッキング剤(二酸化ケイ素、10μm径)
第1の最外層の表面粗さを変えた以外は、参考例Cと同様にした。なお、参考例Cおよび参考例Dにおける第1の最外層の表面粗さは、以下のようにして測定した。
得られた積層体における第1の最外層の表面(中間層と接する面とは反対の面)について、算術平均粗さRaを以下の測定装置および測定条件で測定した。結果を表3に示す。
・測定装置:ハンディーサーフE-35A/B(ACCRETECH社製 18-6-8589)
・測定条件:カットオフ値:0.8μm
各層の構成成分を以下の通りとし、配合量は表1の通りとした。
(1)第1の最外層
・原料A-1:ポリエチレン系樹脂組成物(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0523A/株式会社プライムポリマー製、密度:908kg/m3、MFR:2.0g/10min)
・原料A-2:改質剤(エチレン-1-オクテン共重合体)(商品名:アフィニティー(登録商標)EG8100G/ダウ・ケミカル株式会社製、密度:870kg/m3、MFR:1.0g/10min)
・原料A-3:アンチブロッキング剤(二酸化ケイ素、10μm径)
(2)中間層
・原料B-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料B-2:改質剤(エチレン-1-オクテン共重合体)(商品名:アフィニティー(登録商標)EG8100G/ダウ・ケミカル株式会社製、密度:870kg/m3、MFR:1.0g/10min)
(3)第2の最外層
・原料C-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料C-2:ポリエチレン系樹脂組成物(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0523A/株式会社プライムポリマー製、密度:908kg/m3、MFR:2.0g/10min)
・原料C-3:改質剤(エチレン-1-オクテン共重合体)(商品名:アフィニティー(登録商標)EG8100G/ダウ・ケミカル株式会社製、密度:870kg/m3、MFR:1.0g/10min)
下記の第2の最外層の構成成分以外は、参考例Eと同様の構成成分とした。なお、各層の構成成分の配合量は、表1の通りとした。
(1)第2の最外層
・原料C-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料C-2:ポリエチレン系樹脂組成物(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0523A/株式会社プライムポリマー製、密度:908kg/m3、MFR:2.0g/10min)
・原料C-3:改質剤(スチレン-エチレン/ブチレン-スチレン共重合体)(商品名:クレイトンG-1657VS/クレイトン ポリマージャパン株式会社製、密度:900kg/m3)
下記の第2の最外層の構成成分以外は、参考例Eと同様の構成成分とした。なお、各層の構成成分の配合量は、表1の通りとした。
(1)第2の最外層
・原料C-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料C-2:ポリエチレン系樹脂組成物(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0523A/株式会社プライムポリマー製、密度:908kg/m3、MFR:2.0g/10min)
・原料C-3:改質剤(スチレン-エチレン/ブチレン-スチレン共重合体)(商品名:TUFTEC(登録商標)H1052/旭化成株式会社製、密度:890kg/m3、MFR:13.0g/10min)
下記の中間層の構成成分以外は、実施例7と同様の構成成分とした。なお、各層の構成成分の配合量は、表1の通りとした。
(1)中間層
直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料B-2:改質剤(スチレン-エチレン/ブチレン-スチレン共重合体)(商品名:TUFTEC(登録商標)H1052/旭化成株式会社製、密度:890kg/m3、MFR:13.0g/10min)
中間層における原料B-1およびB-2の配合量以外は、実施例8と同様にした。
中間層における原料B-1およびB-2の配合量以外は、実施例8と同様にした。
各層の構成成分を以下の通りとし、配合量は表2の通りとした。
(1)第1の最外層
・原料A-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP1510/株式会社プライムポリマー製、密度:915kg/m3、MFR:1.0g/10min)
・原料A-2:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料A-3:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-1085S/三井化学株式会社製、密度:885kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料A-4:アンチブロッキング剤(二酸化ケイ素、10μm径)
(2)中間層
・原料B-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料B-2:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-1085S/三井化学株式会社製、密度:885kg/m3、MFR:1.2g/10min)
(3)第2の最外層
・原料C-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP1510/株式会社プライムポリマー製、密度:915kg/m3、MFR:1.0g/10min)
・原料C-2:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料C-3:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-1085S/三井化学株式会社製、密度:885kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料C-4:アンチブロッキング剤(二酸化ケイ素、10μm径)
各層の構成成分を以下の通りとし、配合量は表2の通りとした。
(1)第1の最外層
・原料A-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料A-2:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-4070S/三井化学株式会社製、密度:870kg/m3、MFR:3.6g/10min)
・原料A-3:アンチブロッキング剤(二酸化ケイ素、10μm径)
(2)中間層
・原料B-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料B-2:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-4070S/三井化学株式会社製、密度:870kg/m3、MFR:3.6g/10min)
(3)第2の最外層
・原料C-1:直鎖状低密度ポリエチレン(コモノマー:エチレン-1-ヘキセン共重合体)(商品名:エボリュー(登録商標) SP0510/株式会社プライムポリマー製、密度:904kg/m3、MFR:1.2g/10min)
・原料C-2:改質剤(エチレン-1-ブテン共重合体)(商品名:タフマー(登録商標)A-4070S/三井化学株式会社製、密度:870kg/m3、MFR:3.6g/10min)
・原料C-3:アンチブロッキング剤(二酸化ケイ素、10μm径)
第1の最外層における原料A-1およびA-2の配合量、並びに第2の最外層における原料C-1、原料C-2、および原料C-3の配合量以外は、比較例2と同様にした。
第1の最外層における原料A-1および原料A-2の配合量、中間層における原料B-1および原料B-2の配合量、並びに第2の最外層における原料C-1および原料C-2の配合量以外は、比較例2と同様にした。
各実施例、比較例、および参考例で作製した積層体を用いて、以下の評価を行った。実施例および参考例の各評価結果を表1に、比較例の各評価結果を表2に示す。
上記積層体を10cm×5cmの大きさに切断して、長方形のテストフィルムを作製した。2枚のテストフィルムを用い、一方のテストフィルムの第1の最外層側の面と、もう一方のテストフィルムの第2の最外層側の面とが接するように重ね合わせて、ヒートシールテスター(テスター産業社製 TP-701-B)の38℃に熱したシールバーで上下方向から挟み、1.5kgfの圧力荷重を900秒間かけ続けて2枚のテストフィルムを密着させた。その後、密着したフィルムをシールバーから解放して、常温下で15分間静置して状態を安定させた。万能材料試験機(テンシロン)を使用して300mm/minの速度で剥離片を引っ張り、剪断剥離を行い測定した。なお、テストフィルム作製後30分以内に測定した。
上記積層体を、21.0cm(14.3インチ)×29.7cm(11.7インチ)の大きさに切断して、長方形のテストフィルムを作製した。このテストフィルムを巻架して長さ21.0cm(14.3インチ)の円筒状にした。そして、その円筒状フィルムの一端を、ゲルボフレックステスター(理学工業社製)の円盤状固定ヘッドの外周に固定し、円筒状フィルムの他端を、固定ヘッドと17.8cm(7.0インチ)隔てて対向したテスターの円盤状可動ヘッドの外周に固定した。そして、可動ヘッドを固定ヘッドの方向に、平行に対向した両ヘッドの軸に沿って8.8cm(3.5インチ)接近させる間に440゜回転させ、続いて回転させることなく6.4cm(2.5インチ)直進させた後、それらの動作を逆向きに実行させて可動ヘッドを最初の位置に戻すという1サイクルの屈曲テストを、1分間あたり40サイクルの速度で、連続して繰り返した。なお、屈曲テストは、テストフィルム作製後20日以内に、総サイクル数5000回(参考例A~Dおよび比較例1~4)と、総サイクル数1500回(実施例6~10、比較例1~4、および参考例A~E)の2項目の評価を、各々-20℃で行った。その後、テストしたフィルムの固定ヘッドおよび可動ヘッドの外周に固定した部分を除く17.8cm(7.0インチ)×29.7cm(11.7インチ)内の部分に生じたピンホール数(A4サイズ:528.7cm2(81.9平方インチ)当たりのピンホール数)を計測した。
上記積層体を、1.5cm×18cmの大きさに切断して、長方形のテストフィルムを作製した。このテストフィルムをループ状にし、ループスティフネス試験法 (フィルム剛性試験法)に基づいて、ループスティフネステスター(東洋精機製 A222401101)を用いてループの頂点を圧子で一定距離押し付けたときの応力を測定することにより、ループ剛性を測定した。
Claims (15)
- 積層体であって、
第1の最外層と、第2の最外層と、前記第1の最外層と前記第2の最外層との間に含まれる中間層を有し、
前記第1の最外層、前記中間層、および前記第2の最外層の少なくとも1層が、直鎖状エチレン系共重合体(A)および低密度ポリエチレン(B)を含有するポリエチレン系樹脂組成物と、改質剤と、を含有するフィルムであり、
前記直鎖状エチレン系共重合体(A)の密度が894kg/m3以上914kg/m3以下であり、
前記低密度ポリエチレン(B)の密度が935kg/m3以下であり、
前記改質剤がスチレン系エラストマーである、積層体。 - 前記積層体における前記ポリエチレン系樹脂組成物の含有量が、5質量%以上100質量%未満である、
請求項1に記載の積層体。 - 前記積層体における前記改質剤の含有量が、0.5質量%以上60質量%以下である、
請求項2に記載の積層体。 - 前記第2の最外層が、前記フィルムである、
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記直鎖状エチレン系共重合体(A)の密度が896kg/m3以上910kg/m3以下である、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記低密度ポリエチレン(B)の密度が870kg/m3以上910kg/m3以下である、
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記第1の最外層と、前記第2の最外層との熱密着強度が、0以上1.2kgf/50mm以下である、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の積層体。 - ゲルボフレックステスターを用いて、-20℃、1500回の条件下で測定した、前記積層体におけるピンホール発生個数が、1.0個/A4以下である、
請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記積層体のループ剛性が、10N/15mm以下である、
請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の積層体。 - 植物由来の樹脂を含有する、
請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記第2の最外層、および前記中間層が、前記フィルムである、
請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記第1の最外層、前記第2の最外層、および前記中間層が、前記フィルムである、
請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の積層体。 - 前記第1の最外層がアンチブロッキング剤を含む、
請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の積層体。 - 請求項1から請求項13のいずれか一項に記載の積層体からなる包装袋。
- 請求項14に記載の包装袋を備えるバックインボックス。
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