JP7777459B2 - 伸縮性食品鮮度センサーモジュール、それを備えた食品包装用ラップ及び食品容器 - Google Patents
伸縮性食品鮮度センサーモジュール、それを備えた食品包装用ラップ及び食品容器Info
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Description
図1は、本実施形態に係る伸縮性食品鮮度センサーモジュールの概略構成を示す平面模式図である。図2は、本実施形態に係る伸縮性食品鮮度センサーモジュールの必須構成要素の概略構成を示す機能ブロック図である。図3は、図1に示す伸縮性食品鮮度センサーモジュールの変形例の概略構成を示す平面模式図である。図4は、図3に示す伸縮性食品鮮度センサーモジュールの機能ブロック図である。
伸縮性食品鮮度センサーモジュール100は上記の必須構成要素以外に、伸縮性樹脂基材10上にさらに食品鮮度センサー20以外のセンサー21をさらに備える。
伸縮性食品鮮度センサーモジュール100は図3に示すように、さらに蓄電部50を備えてもよい。
後で詳述するが、各機能デバイスの配置構成によって伸縮性の程度を高め、より伸縮自在性の高いストレッチャブルシートにすることができる。
食品鮮度センサー20は、食品の鮮度を検知することができる。
本明細書において、「食品の鮮度」とは、野菜、魚、肉などの生鮮食品の新鮮さ(活きのよさ)や腐敗の程度を意味し、こららは、アンモニア、ジエチルアミン、トリメチルアミン、エチレン、アルコール、低級脂肪酸、アルデヒド、硫化水素、水素イオン、メタン、二酸化炭素、湿度などの量を測定し、これらの量を評価指標として直接的又は間接的に評価することができる。
食品鮮度センサー20として、原理が異なる2種類以上の食品鮮度センサーを備えてもよい。また、食品鮮度センサー20として、原理が同じ食品鮮度センサーを複数個備えてもよい。
M1xFey(ピラジン)s[Ni1-tM2t(CN)4]・zH2O ・・・(1)
(M1=Co、Cu;0.6≦x≦1.05;0≦y≦0.4;0≦s≦1;M2=Pd、Pt;0≦t<0.15;0≦z≦6)
で表される金属錯体をアンモニア検知材として用いたアンモニア検知器を用いてもよい(特許文献2参照)。従来技術のアンモニアガスを検知する材料では、アルコールやアセトンなどのガスも検知してしまい、選択的にアンモニアガスを検出できなかった。しかし、上記一般式(1)のアンモニア検知材を用いることにより、例えば、桃色から黄色へ色が変化することを利用して選択的にアンモニアを検知することが可能となる。一般式(1)で表される金属錯体を用いることにより、アンモニアを選択的に吸着し、色が変化する。
かかるアンモニア検知器としては、光学式センサー(画像センサー)、共振式センサー、電気抵抗式センサーなどが挙げられる。光学式センサーは、CCDカメラなどによりアンモニアガスの吸着前後の色調変化を検知することができる。この場合、CCDカメラなどで撮影したアンモニア検知材の画像を無線通信で外部装置に送信する。共振式センサーは、アンモニアガスの吸着量を、共振駆動する圧電材料の共振周波数の変化として捉えることで検知することができる。電気抵抗式センサーは、基板上に設けた電極間にアンモニア検知材を担持し、電極間に電圧を印加して、アンモニアの吸着量を電極間の電気抵抗の変化として捉えることで検知することができる。
一般式(1)で表される金属錯体の具体例としては、Co0.9Fe0.1[Ni(CN)4]・3.2H2O、Co0.8Fe0.2[Ni(CN)4]・3.2H2O、Co[Ni(CN)4]・2.7H2O、Co(ピラジン)[Ni(CN)4]などが挙げられる。
食品鮮度センサー20以外のセンサー21として例えば、湿度センサーを備えることができる。湿度センサーとしては、抵抗式や容量式の湿度センサーを用いることができる。
湿度センサーとして例えば、電極にグラフェンを使ったグラフェンセンサーを用いることができる(特許文献3参照)。
食品鮮度センサー20以外のセンサー21を、食品鮮度センサー20で得られた鮮度情報データの補正のために用いてもよい。例えば、食品鮮度センサー20としてアンモニアセンサーと、アンモニアセンサー以外に湿度センサーとを備える構成において、アンモニアセンサーで測定されたアンモニア量のうち、湿度に依存する量を、湿度センサーで測定された湿度の値に基づいて補正して、より精度の高い測定を行ってもよい。この場合、補正処理を行う補正処理部を、伸縮性食品鮮度センサーモジュール自体が備える構成、あるいは、外部装置200が備える構成とする。
無線通信部30は、食品鮮度センサー20で得られた鮮度情報データを例えば、外部装置200へ無線により送信する(図2参照)。伸縮性食品鮮度センサーモジュールが記憶部を備えている場合には、記憶部に記憶された鮮度情報データを外部の外部装置200へ無線により送信する。
外部装置200は例えば、スマートフォンやパソコンなど、鮮度情報データを記憶する記憶部(メモリ)や鮮度情報データを処理する情報処理部を備えるものを用いることができる。
電池40は、食品鮮度センサー20及び無線通信部30に電力を供給する。
電池40は太陽電池であることが好ましい。光を受光することで電力を発電できる自立型あるいは自己発電型の電源だからである。
伸縮性食品鮮度センサーモジュールが蓄電部50を有する場合には、電池40の電力は蓄電部50に供給され、蓄電部50から、食品鮮度センサー20及び無線通信部30に電力が供給される(図4参照)。
蓄電部50は例えば、電気二重層コンデンサ(EDLC)や二次電池であり、太陽電池が発電した電力を蓄電する。
太陽電池としては特に制限なく、公知の太陽電池を用いることができる。
例えば、電極配置の観点では、両面電極型太陽電池セル、裏面電極型太陽電池セルのいずれも用いることができる。
また、太陽電池セルをシリコン系、化合物半導体系、有機系に3つに分類した観点でも上述の通り、いずれの種類の太陽電池セルも用いることができる。
太陽電池としては、セルが1個の構成でも複数個の構成でもよいが、以下では複数個の構成の場合を例に挙げて説明する。
図6は、図5中のI-I’に沿った断面を、太陽電池セルと伸縮性樹脂基材及び伸縮性電極とを分解して模式的に示す分解断面模式図である。図7は、図5に示す太陽電池モジュール40から太陽電池セルを外した状態を模式的に示す平面模式図である。
以下では、「伸縮性電極」を、伸縮性電極パターンということがある。
例えば、図5に示す各太陽電池セルのサイズがx方向及びy方向のそれぞれでLx=1mm、Ly=1mmであり、隣接する太陽電池セル間の間隔が0.2mmであるとき、x方向の屈曲部密度は0.86[個/mm](=5個/5.8mm)とあり、y方向の屈曲部密度は0.88[個/mm](=3個/3.4mm)である。
太陽電池モジュール40を備える部分の屈曲部密度は0.05個/mm以上であることが好ましい。
太陽電池モジュール40においては、個片の太陽電池セルが直列接続するようにパターンが形成されるパターンであれば、伸縮性電極パターン40Bは任意の電極パターン形状をとることができる。また、個片の太陽電池セルが一部並列接続する場合にもそれに応じて、伸縮性電極パターン40Bは任意の電極パターン形状をとることができる。
なお、太陽電池セルを直列に接続したものがセルストリングである。
図8に示す伸縮性電極40Bは、セルストリング40AL1とセルストリング40AL2とを接続する伸縮性電極40BAと、セルストリング40AL2とセルストリング40AL3とを接続する伸縮性電極40BBと、セルストリング40AL3とセルストリング40AL4とを接続する伸縮性電極40BCとからなる。
図9に示す伸縮性電極40Bは、セルストリング40ALL1と40ALL2とを並列に接続する伸縮性電極40BA1及び40BA2とからなる。
太陽電池セルは、個片の太陽電池セルとして、または、複数の太陽電池セルから構成されるセルストリングとして、または、複数のセルストリングから構成されるセルアレイとして、または、個片の太陽電池セル、セルストリング及びセルアレイのいずれか2つ以上の組み合わせとして、伸縮性電極を介して伸縮性樹脂基材に貼り付けることができる。
伸縮性樹脂基材10は、破断伸び率が13%以上であることが好ましい。
破断伸び率とは、{(破断時の長さ-引っ張る前の長さ)/引っ張る前の長さ}×100、で定義されたものである。破断伸び率は所定の方向ごとに測定できるが、本明細書において、「破断伸び率が13%以上」とは、破断伸び率が最大の方向における破断伸び率を規定するものとする。なお、破断伸び率に異方性がなければ、いずれの方向でも破断伸び率は等しくなるし、また、破断伸び率の異方性が小さければ、いずれの方向でも破断伸び率は近い値となる。破断伸び率は例えば、以下のように測定できる。伸縮性樹脂基材材料から、幅10mm、長さ35mmの帯状の測定サンプルを5つずつ切り出す。各測定サンプルについて、それぞれ以下に示す方法により、伸びを算出し、その平均値を伸びとする。測定器の上下にある掴み部に金属基板を挟み、測定箇所が幅10mm、長さ10mmとなるように、測定サンプルを金属基板に両面テープで固定する。その後、測定サンプルを、引張試験機(例えば、商品名:オートグラフAGS-5kNX、株式会社島津製作所製)を用いて引張速度10mm/minで引っ張る。そして、破断したときの測定サンプルの長さを測定し、その長さから引っ張る前の長さ10mmを差し引き、伸びを算出することができる。
破断伸び率の定義及び測定方法は、後述する配線(電極配線)及び伸縮性電極についても同様である。
伸縮性食品鮮度センサーモジュールは、サランラップ(登録商標)、クレラップ(登録商標)の名で知られている包装用ラップフィルムや、食品容器に接着して用いることを想定している。食品容器の場合、通常、蓋側の透明のパッケージに接着して用いることを想定している。
再利用のために、伸縮性食品鮮度センサーモジュールを包装用ラップフィルムや食品容器から容易かつ迅速に何度も離脱着可能とするためには伸縮性を要する。どの程度の伸縮性を要するか、図10を用いて破断伸び率を検討してみる。
180°以上の屈曲に対して、食品鮮度センサー等のデバイスを破損しないようにするために伸縮性樹脂基材に伸縮性を持たせる必要がある。例えば、端子形状がL字型の金属端子及び高さのあるデバイスを180°以上の屈曲させた場合(図10(a)及び(b)参照)、例えば、L字型金属端子の脇からすばやく10N以上で屈曲させた場合、L字型金属端子に接する伸縮性樹脂基材部分に引張応力が掛かる。速い速度や強い力で伸縮性食品鮮度センサーモジュールを剥がすこと(屈曲させた場合)を想定すると、十分な応力に必要な伸縮率は、L字型金属端子の横をa、縦をb、斜辺をcとすると(図10(c)参照)、(c-a)/a(%の場合は×100)の値とすることができる。これは速い速度や強い力(例えば、10N以上)が掛かった条件下でも、伸縮性樹脂基材部分に破損が起きないL字型金属端子の斜辺方向の伸縮率と考えられるからである。a=1、b=0.525のデバイスの実装を想定すると、c=1.129で伸縮性樹脂基材の破断伸び率は13%以上である。伸縮性樹脂基材が十分な応力に必要な伸縮率を持たなかった場合、伸縮性樹脂基材はL字型の金属端子と接する部分で生じる応力により破損が生じる。
また、ウレタン系樹脂を用いる場合、樹脂成分にシロキサン結合を有していることが好ましい。この場合、樹脂組成物は適度な撥水性を有しており、ウレタン結合の加水分解が抑制されるからである。
具体的な例として、樹脂成分(本明細書においては、「樹脂成分(II)」と称することがある)を含有し、樹脂成分が、下記一般式(11)、(21)又は(31)で表される基と、ウレタン結合と、を有する樹脂組成物を挙げることができる。
(式中、Z1はアルキル基であり、前記アルキル基中の1個又は2個以上の水素原子は、シアノ基、カルボキシ基又はメトキシカルボニル基で置換されていてもよく、2個以上の前記置換基は互いに同一でも異なっていてもよい。Z2はアルキル基である。Z3はアリール基である。R4は水素原子又はハロゲン原子である。符号*を付した結合は、前記一般式(11)、(21)又は(31)で表される基の結合先との間で形成される。)
また、樹脂成分(II)は、ウレタン結合及び重合性不飽和結合を有する樹脂と、前記一般式(11)、(21)又は(31)で表される基の由来となる、可逆的付加-開裂連鎖移動重合(Reversible Addition Fragmentation Chain Transfer Polymerization、本明細書においては、「RAFT重合」と略記することがある)を行うためのRAFT剤とを用いて、重合反応を行って得られたものである。このように重合反応を行うことによって、重合中の樹脂が架橋構造を形成する過程でゲル化することが避けられ、目的とする重合度及び架橋状態の樹脂成分が得られる。すなわち、前記一般式(11)、(21)又は(31)で表される基を有する樹脂成分(II)は、重合度及び架橋状態の点で、ばらつきが小さい。
また、樹脂成分(II)は、シロキサン結合を有していてもよく、その場合、前記樹脂組成物は適度な撥水性を有しており、樹脂成分(II)が有するウレタン結合の加水分解が抑制される。このような樹脂成分(II)は、さらに、シロキサン結合及び重合性不飽和結合を有する樹脂を用いて、重合反応を行うことで得られる。
なお、RAFT重合を行う樹脂成分(II)の製造方法については、別途詳細に説明する。
また、樹脂成分(II)の製造に用いる前記シロキサン結合及び重合性不飽和結合を有する樹脂は、オリゴマーであり、本実施形態においては、「樹脂(b)」と称することがある。
樹脂成分(II)は、樹脂(a)同士が、その重合性不飽和結合において重合することによって生成した重合体である。樹脂(b)を用いた場合には、樹脂成分(II)は、樹脂(a)及び樹脂(b)が、これらの重合性不飽和結合において重合することによって生成した重合体である。
樹脂(a)としては、例えば、ウレタン結合を有し、かつ重合性不飽和結合を有する基として、(メタ)アクリロイル基を有するもの等が挙げられ、より具体的には、ウレタン(メタ)アクリレート等が挙げられる。
本明細書において、「(メタ)アクリレート」とは、「アクリレート」及び「メタクリレート」の両方を包含する概念である。(メタ)アクリレートと類似の用語につても同様であり、例えば、「(メタ)アクリロイル基」とは、「アクリロイル基」及び「メタクリロイル基」の両方を包含する概念である。
樹脂(b)としては、例えば、重合性不飽和結合を有する基として、(メタ)アクリロイル基を有する、公知の各種シリコーン樹脂等が挙げられ、より具体的には、例えば、ポリジメチルシロキサン等のポリジアルキルシロキサンの片末端又は両末端に、(メタ)アクリロイル基が結合している、変性ポリジアルキルシロキサン等が挙げられる。
このような溶解性が高い樹脂組成物は、例えば、各種印刷法によって、適用対象物に対して印刷することにより、樹脂組成物層を容易に形成できる。そして、この樹脂組成物層を、硬化させずに、乾燥により固化させることで、前記樹脂シートと同様の層(樹脂層、樹脂シート)を製造できる。このような手法は、導電性成分を含有する前記樹脂組成物を用いて、電極又は配線を形成するのに好適である。
通常の伸縮性デバイスが、その伸縮時に破損する要因として、材料の観点で考えられるのは、(i)熱や硬化反応に伴う収縮等が原因で生じる、空隙等の構造的欠陥及び界面剥離、(ii)組成ムラが原因で生じる硬度ムラ、(iii)光照射、酸化等が原因で生じる、材料の経時劣化等である。
したがって、空隙等の構造的欠陥及び界面剥離、組成ムラ、及び材料の経時劣化を抑制することで、伸縮性デバイスの伸縮時における破損を抑制できる。
伸縮性基板の加工としては、熱溶融による成形、熱又は光硬化反応による架橋が一般的であるが、前記(i)~(iii)の理由により、微細加工までを考慮すると、伸縮性デバイスの信頼性が低くなることが懸念される。これに対して、例えば、積層工法に対応した、樹脂組成物の塗工及び乾燥のみで成形できる樹脂があれば、良好な結果を得られることが期待される。
前記樹脂シートは、樹脂成分(II)を主成分として含有しているため、良好な伸縮性を有する。樹脂(b)を用いた場合には、前記樹脂シートは、さらに、適度な撥水性を有しているため、加水分解に起因する経時劣化が抑制される。このような特性を有する前記樹脂シートは、ウエアラブルデバイス等をはじめとする各種伸縮性デバイスを構成するのに、特に好適である。
一方、熱硬化反応は、硬化時の熱分布によって、樹脂シートにおいて収縮差が生じ易い。このような収縮差が生じると、デバイスとシーリング材の間など、構成材料が異なるもの同士が、これらの界面において剥離し易い。また、熱分布によって、樹脂シートに硬化度が異なる部位が生じてしまうと、伸縮を繰り返すことによって、劣化し易い。
さらに、光硬化反応と熱硬化反応のいずれの場合も、樹脂シート中では均一に進行し難く、その場合、樹脂シート中において、組成や硬化度のばらつきを生じ、硬化後の樹脂シートが、目的とする伸縮性及び強度を有しないものになってしまう。そのうえ、硬化剤を含有するために、熱、光によって経時劣化を生じ易い。
これに対して、具体例の樹脂組成物を、乾燥により固化させて得られた前記樹脂シートは、このような不具合を有しない。
伸縮性食品鮮度センサーモジュールが備える各機能デバイスを接続する電極配線(不図示)や、太陽電池モジュール40、40-1、40-2で使用される伸縮性電極40Bは、破断伸び率が40%以上であることが好ましい。
配線及び伸縮性電極の破断伸び率が40%以上であることが好ましい理由を、図10を用いて説明する。
図10(c)を参照すると、配線及び伸縮性電極としてa=1、b=1程度のものを実装することを想定すると、c=√2となり、(c-a)/a(%の場合は×100)の値は41%の伸縮率が必要になる。
伸縮性を有する樹脂としては特に限定されず、伸縮性を有する樹脂として公知のものを用いることができる。例えば、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ウレア系樹脂、ポリウレタンウレア系樹脂、メタクリル酸系樹脂、ポリアクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、ジエン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリアミド系樹脂ポリスチレン系樹脂、ポリイミド系樹脂を例示できる。
伸縮性食品鮮度センサーモジュールが備える各機能デバイスと電極配線とを、伸縮性導電接着剤を用いて接合してもよい。
図11を用いて、太陽電池セルと伸縮性樹脂基材及び伸縮性電極とを、伸縮性導電接着剤を用いて接合する場合について説明する。
図11に示すように、太陽電池セル40Aと伸縮性電極40Bとを伸縮性導電接着剤40Cを用いて接合することが好ましい。伸縮性導電接着剤40は、乾燥によって固化することができる。
具体的な接合方法としては例えば、スクリーン印刷などの公知の方法を用いて、伸縮性電極パターン40Bのそれぞれの位置に伸縮性導電接着剤40Cを塗布し、次いで、裏面電極型太陽電池セル40A側の電極パターン25、26を、伸縮性電極パターン40Bと同様のパターンで塗布された伸縮性導電接着剤40Cに配置することで裏面電極型太陽電池セル40Aを設置し、その後、伸縮性導電接着剤40中Cの溶媒を除去して乾燥固化させる。
伸縮性を有する樹脂としては特に限定されず、伸縮性を有する樹脂として公知のものを用いることができる。例えば、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、ウレア系樹脂、ポリウレタンウレア系樹脂、メタクリル酸系樹脂、ポリアクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、ジエン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリアミド系樹脂ポリスチレン系樹脂、ポリイミド系樹脂を例示できる。
なお、伸縮性導電接着剤40Cを構成する樹脂が伸縮性電極40Bを構成する樹脂と同じ場合には、伸縮性導電接着剤40Cの破断伸縮率は、伸縮性電極40Bの破断伸縮率と同程度となる。
図12(a)(b)を用いて、本実施形態に係る伸縮性食品鮮度センサーモジュールの作用効果について説明する。
この点を、図13を用いて、太陽電池40が配置する部分を例に挙げて概念的に説明する。
伸縮性樹脂基材10を、伸縮性樹脂基材10、伸縮性電極40B、伸縮性導電接着剤40C及び太陽電池セル40Aが積層されている方向から見て、3つの部分10a、10b、10cに分けると、部分10a及び部分10cはその上に伸縮しない太陽電池セル40AAが接合されていないので伸縮する。これに対して、部分10bは伸縮しない太陽電池セル40AAが接合されているので伸縮が抑制される。ここで、部分10と太陽電池セル40AAとの間には伸縮性を有する伸縮性電極40BAA及び伸縮性導電接着剤40Aが配置するため、伸縮しようとする部分10bと伸縮しない太陽電池セル40AAとの間の剥離が抑制される。
図14は、本実施形態の伸縮性食品鮮度センサーモジュールが接着されて備える食品包装用ラップの概念図であり、(a)は縦断面図であり、(b)は平面図である。
図14においては、生鮮食品を載置する容器に生鮮食品を載置し、その容器の上方を食品包装用ラップ1000で覆う場合を例に挙げて図示している。なお、BLEはBluetooth Low Energy(ブルートゥース(登録商標)・ロー・エナジー)である。食品鮮度センサー20としては例えば、アンモニアセンサー、食品鮮度センサー以外のセンサー21としては例えば、グラフェンセンサーを用いることができる。
図15は、本実施形態の伸縮性食品鮮度センサーモジュールが接着されて備える食品容器の概念図であり、(a)は縦断面図であり、(b)は平面図である。
図15においては、再利用のために伸縮性食品鮮度センサーモジュール100を剥がす様子を図示している。
20 食品鮮度センサー
21 センサー
30 無線通信部
40 電池
50 蓄電部
100 伸縮性食品鮮度センサーモジュール
1000 食品包装用ラップ
2000 食品容器
2001 開口部
Claims (8)
- 伸縮性樹脂基材と、
食品の鮮度を検知可能な食品鮮度センサーと、
前記食品鮮度センサーで検知した鮮度情報データを外部に送信する無線通信部と、
前記食品鮮度センサー及び前記無線通信部に電力を供給する電池と、
を備え、
前記食品鮮度センサー、前記無線通信部及び前記電池は前記伸縮性樹脂基材に直接又は間接的に配設されており、
前記伸縮性樹脂基材の破断伸び率が13%以上である、伸縮性食品鮮度センサーモジュール。 - 伸縮性樹脂基材と、
食品の鮮度を検知可能な食品鮮度センサーと、
前記食品鮮度センサーで検知した鮮度情報データを外部に送信する無線通信部と、
前記食品鮮度センサー及び前記無線通信部に電力を供給する電池と、
を備え、
前記食品鮮度センサー、前記無線通信部及び前記電池は前記伸縮性樹脂基材に直接又は間接的に配設されており、
前記電池が太陽電池である、伸縮性食品鮮度センサーモジュール。 - 前記食品鮮度センサーを2種類以上備える、請求項1又は2のいずれかに記載の伸縮性食品鮮度センサーモジュール。
- 前記2種類以上の食品鮮度センサーが食品から出るガス成分を2種類以上検知できる、請求項3に記載の伸縮性食品鮮度センサーモジュール。
- 前記2種類以上のガス成分がアンモニア、ジエチルアミン、トリメチルアミン、エチレン、アルコール、低級脂肪酸、アルデヒド、硫化水素、水素イオン、メタン、及び、二酸化炭素からなる群から選択されたガス成分である、請求項4に記載の伸縮性食品鮮度センサーモジュール。
- 前記食品鮮度センサー、前記無線通信部及び前記電池の各機能デバイスを接続する電極配線の破断伸び率が40%以上である、請求項1~5のいずれか一項に記載の伸縮性食品鮮度センサーモジュール。
- 請求項1~6のいずれか一項に記載の伸縮性食品鮮度センサーモジュールが接着されて備えられている、食品包装用ラップ。
- 開口部を有し、請求項1~6のいずれか一項に記載の伸縮性食品鮮度センサーモジュールが前記開口部を塞ぎ、食品側に向くように配置されている、食品容器。
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| JP (1) | JP7777459B2 (ja) |
| WO (1) | WO2023145118A1 (ja) |
Citations (4)
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| JP2000302211A (ja) | 1999-04-19 | 2000-10-31 | Shin Sangyo Souzou Kenkyu Kiko | データキャリアおよび物流過程の品質保証方法 |
| JP2009036526A (ja) | 2007-07-31 | 2009-02-19 | Omron Corp | 環境変化検知センサ、非接触ic媒体、非接触ic媒体の製造方法およびセンシング時間の調整方法 |
| WO2017130775A1 (ja) | 2016-01-29 | 2017-08-03 | 京セラ株式会社 | 検査システム及び検査装置 |
| JP2021076536A (ja) | 2019-11-12 | 2021-05-20 | 東芝テック株式会社 | 鮮度計測システム |
-
2022
- 2022-01-31 JP JP2022013526A patent/JP7777459B2/ja active Active
- 2022-08-29 WO PCT/JP2022/032318 patent/WO2023145118A1/ja not_active Ceased
Patent Citations (4)
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Non-Patent Citations (1)
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|---|
| 時任静士,総説 特集「プリンテッドエレクトロ二クスの最新動向」 フレキシブル印刷有機エレクトロ二クスの新展開,日本印刷学会誌,2019年,第56巻第3号,第124-130頁 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2023111604A (ja) | 2023-08-10 |
| WO2023145118A1 (ja) | 2023-08-03 |
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