JP7777948B2 - 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラムに関する。
近年、太陽光や風力等の自然エネルギーを含む再生可能エネルギーにより発電された電気が有する環境価値の取引に関する技術が知られている。例えば、住戸に設けられた再生可能エネルギー発電設備が発電した電力量のうち、住戸に設けられた電力負荷で消費された消費電力量に基づいて、再生可能エネルギー発電設備が発電した電力を住戸で消費したことの環境価値を示す情報を生成させる技術が知られている。
特開2021-61733号公報 特開2011-154693号公報 特開2013-97495号公報
しかしながら、上述した従来技術では、利用者の住戸に設けられた再生可能エネルギー発電設備が発電した電力を利用者の住戸で消費したことの環境価値を示す情報を生成させるに過ぎず、利用者から他の利用者へ電力とともに移転された環境価値を適切に評価することができるとは限らない。
そこで、本開示では、利用者から他の利用者へ電力とともに移転された環境価値を適切に評価することができる情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、利用者に管理されている再生可能エネルギー発電設備が発電した電力量である発電量および前記利用者の移動型充電装置に充電された電力量である充電量に基づいて、前記充電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する充電量である再生可能エネルギー由来充電量を算出する第1算出部と、前記再生可能エネルギー由来充電量および前記移動型充電装置から前記利用者とは異なる他の利用者によって管理されている充放電設備に放電された電力量である放電量に基づいて、前記放電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する放電量である再生可能エネルギー由来放電量を算出する第2算出部と、を備える。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが実行する情報処理方法であって、利用者に管理されている再生可能エネルギー発電設備が発電した電力量である発電量および前記利用者の移動型充電装置に充電された電力量である充電量に基づいて、前記充電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する充電量である再生可能エネルギー由来充電量を算出する第1算出工程と、前記再生可能エネルギー由来充電量および前記移動型充電装置から前記利用者とは異なる他の利用者によって管理されている充放電設備に放電された電力量である放電量に基づいて、前記放電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する放電量である再生可能エネルギー由来放電量を算出する第2算出工程と、を含む。
本発明の一態様に係る情報処理プログラムは、利用者に管理されている再生可能エネルギー発電設備が発電した電力量である発電量および前記利用者の移動型充電装置に充電された電力量である充電量に基づいて、前記充電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する充電量である再生可能エネルギー由来充電量を算出する第1算出手順と、前記再生可能エネルギー由来充電量および前記移動型充電装置から前記利用者とは異なる他の利用者によって管理されている充放電設備に放電された電力量である放電量に基づいて、前記放電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する放電量である再生可能エネルギー由来放電量を算出する第2算出手順と、をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、利用者から他の利用者へ電力とともに移転された環境価値を適切に評価することができる。
図1は、実施形態に係る電気自動車を用いて電力とともに環境価値を移転する仕組みについて説明するための図である。 図2は、実施形態に係るブロックチェーン技術を用いた環境価値取引の管理方法について説明するための図である。 図3は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。 図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。 図5は、実施形態に係る情報処理装置による情報処理の概要を示す図である。 図6は、実施形態に係る各種メーターID等の管理方法の一例について説明するための図である。 図7は、実施形態に係る再生可能エネルギー由来充電量の算出方法および計測欠損処理方法の一例について説明するための図である。 図8は、実施形態に係る情報処理装置による情報処理手順を示すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る情報処理装置による情報処理手順を示すフローチャートである。 図10は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
〔1.電気自動車を用いて電力とともに環境価値を移転する仕組み〕
一般的に、太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギーに由来する電力は、電力そのものが有する価値とは別に、電力を発電するために二酸化炭素を排出しない等、環境に与える負荷が少ないという環境価値を有すると考えられる。例えば、環境価値は、電力量に比例する金銭的価値を有すると考えられる。そのため、再生可能エネルギーに由来する電力がある所有者から別の所有者へ移転されると、電力の移転に伴い、再生可能エネルギーに由来する電力が有する環境価値もある所有者から別の所有者へ移転されると考えられる。なお、本実施形態における再生可能エネルギーに由来する電力が有する環境価値は、例えば、電力が移転された時点における環境価値の取引市場における相場に基づいて決定されてよい。
図1は、実施形態に係る電気自動車を用いて電力とともに環境価値を移転する仕組みについて説明するための図である。図1では、ユーザUが、ユーザUの住宅に設置された家庭用の太陽光発電用の発電機(以下、発電機PVともいう)によって発電された太陽光発電に由来する電力をユーザUの電気自動車EVに充電する。なお、発電機PVは、ユーザUによって管理されている発電機PVであれば、住宅以外の場所(例えば、ユーザUの住宅の庭など)に設置されていてもよい。
このとき、後述する情報処理システム1(図3参照)は、ユーザUの電気自動車EVに充電された電力量である充電量のうち、発電機PVが発電した電力に由来する充電量である太陽光発電由来充電量をユーザUに関する情報と対応付けてブロックチェーンに登録する。また、太陽光発電に由来する充電量は、電力量に相当する環境価値を有すると考えられる。そこで、情報処理システム1は、太陽光発電由来充電量に相当する環境価値をユーザUに関する情報と対応付けてブロックチェーンに登録する。
また、ユーザUは、ユーザUとは異なる他の利用者(以下、管理者ともいう)によって管理されている管理者店舗(例えば、大型のショッピングモールなど)まで電気自動車EVを移動させる。続いて、ユーザUは、ユーザUの電気自動車EVに充電された電力を管理者店舗に設置された充放電設備に放電する。なお、充放電設備は、管理者によって管理されている充放電設備であれば、管理者店舗以外の場所(例えば、管理者店舗の駐車場など)に設置されていてもよい。
このとき、後述する情報処理システム1は、電気自動車EVから管理者店舗に設置された充放電設備に放電された電力量である放電量のうち、発電機PVが発電した電力に由来する放電量である太陽光発電由来放電量に相当する環境価値をユーザUから管理者へ移転する。また、情報処理システム1は、太陽光発電由来放電量に相当する環境価値をユーザUが管理者へ移転した対価として、ユーザUに対してインセンティブ(例えば、管理者店舗で利用可能なポイント)を付与する。なお、ユーザに対して付与されるインセンティブは、ポイントに限らず、例えば、クーポンや割引券、環境価値を移転したことに対する表彰等であってもよい。また、インセンティブは、管理者店舗で利用可能なものに限らず、管理者店舗以外で利用可能なものであってもよい。以下では、ユーザに対して付与されるインセンティブの一例として、管理者店舗で利用可能なポイントである場合について説明する。
図1に示す例では、管理者店舗への放電の対価としてポイントというインセンティブをユーザUに対して付与することにより、ユーザに対して、自家消費しきれない再生可能エネルギーに由来する電力を管理者店舗へ放電するよう促すことができる。また、管理者店舗で利用可能なポイントを付与することにより、ユーザに対して管理者店舗へ来店して放電しようとする動機づけを与えることができる。
なお、図1では、ユーザUによって管理される再生可能エネルギー発電設備の一例として、太陽光発電用の発電機PVについて説明したが、ユーザUによって管理される再生可能エネルギー発電設備は太陽光発電用の発電機PVに限られない。具体的には、ユーザUによって管理される再生可能エネルギー発電設備は、風力発電、バイオマス、水力発電、地熱発電等の再生可能エネルギーによって発電する発電設備であれば、どのような発電設備であってもよい。
また、図1では、ユーザUの移動型充電装置の一例として、ユーザUの電気自動車について説明したが、ユーザUの移動型充電装置は電気自動車に限られない。具体的には、ユーザUの移動型充電装置は、可搬型電池であってよい。例えば、ユーザUが、ユーザUの住宅に設置された家庭用の太陽光発電用の発電機によって発電された太陽光発電に由来する電力をユーザUのバッテリーパック(可搬型電池の一例)に充電する。そして、ユーザUが、充電されたバッテリーパックを自転車等で管理者店舗まで運び、バッテリーパックに充電された電力を管理者店舗に設置された充放電設備に放電してもよい。また、ユーザUの移動型充電装置は、電気自動車以外の電動移動体であってよい。例えば、ユーザUの移動型充電装置は、電動二輪車(例えば、電動自転車や電動バイク)、電動車椅子、電動キックボード、自律移動ロボット等の電動化された移動体であってもよい。以下、ユーザUの移動型充電装置が電気自動車EVである場合について説明する。
〔2.ブロックチェーン技術を用いた環境価値取引の管理方法〕
図2は、実施形態に係るブロックチェーン技術を用いた環境価値取引の管理方法について説明するための図である。後述する情報処理システム1(図3参照)は、再生可能エネルギーに由来する電力の充電量(以下、再生可能エネルギー由来充電量ともいう)および再生可能エネルギーに由来する電力の放電量(以下、再生可能エネルギー由来放電量ともいう)をブロックチェーン上のスマートコントラクトで管理する。スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上にプログラムを書き込むことで、設定した要件を自動的に実行する機能のことを指す。本実施形態における再生可能エネルギー由来充電量および再生可能エネルギー由来放電量は、ブロックチェーン上ではトークンとして表現される。例えば、情報処理システム1は、ERC20(Ethereum Request for Comments: Token Standard #20)というイーサリアムのトークンのインターフェース標準を用いてスマートコントラクトを実装することができる。
ここから、図2について、図1と対応付けて説明する。図2では、図1に示す発電機PVによって発電された発電量を計測するメーター(以下、第1メーターともいう)および図1に示す電気自動車EVに充電された充電量を計測するメーター(以下、第2メーターともいう)のペアであるメーターペアは、メーターペアに紐づくブロックチェーン上のアドレス(以下、第1アドレスともいう)を保持している。また、図1に示すユーザUは、ユーザUに紐づくブロックチェーン上のアドレス(以下、第2アドレスともいう)を保持している。また、図1に示す管理者店舗は、管理者に紐づくブロックチェーン上のアドレス(以下第3アドレスともいう)を保持している。また、上述した再生可能エネルギー由来充電量(図1に示す例では、太陽光発電由来充電量)および再生可能エネルギー由来放電量(図1に示す例では、太陽光発電由来放電量)は、それぞれのアドレスに残高として保持される。
図2では、図1においてユーザUの電気自動車EVに太陽光発電由来充電量が充電された場合、情報処理システム1は、太陽光発電由来充電量に相当する環境価値を示す環境価値トークンを発行する。続いて、情報処理システム1は、発行した環境価値トークンおよび太陽光発電由来充電量をメーターペアに紐づく第1アドレスに登録する。また、メーターペアに紐づく第1アドレスは、ユーザUに紐づく第2アドレスと紐づいている(図6参照)。すなわち、情報処理システム1が、環境価値トークンおよび太陽光発電由来充電量を第1アドレスに登録すると、環境価値トークンおよび太陽光発電由来充電量は自動的にユーザUに紐づく第2アドレスとも関連づけて登録される。
その後、図1において電気自動車EVから管理者店舗に設置された充放電設備へ太陽光発電由来放電量が放電された場合、情報処理システム1は、メーターペアに紐づく第1アドレスおよびユーザUに紐づく第2アドレスに登録された環境価値トークンのうち、太陽光発電由来放電量に相当する環境価値を示す環境価値トークンを管理者に紐づく第3アドレスに移転する。続いて、情報処理システム1は、管理者に紐づく第3アドレスに対して、移転された環境価値トークンと引換えに管理者店舗で利用可能なポイント等に交換することを目的としたトークン(以下、管理者トークンともいう)を発行する。続いて、情報処理システム1は、管理者トークンを発行すると、発行した管理者トークンを管理者に紐づく第3アドレスからユーザUに紐づく第2アドレスに移転する。
図2に示す例では、ブロックチェーンの「トークンによる残高を二重譲渡できないことが保証されている」という特性を用いることにより、メーターペアに紐づく第1アドレスに対して発行された環境価値トークンとして記録された以上の放電量が環境価値として他者に移転されたとみなされるようなことが起きないことを保証できる。
なお、図2では、情報処理システム1が、ブロックチェーンの技術を用いて再生可能エネルギー由来充電量および再生可能エネルギー由来放電量に関する情報を管理する場合について説明したが、情報処理システム1は、ブロックチェーン以外の技術を用いて再生可能エネルギー由来充電量および再生可能エネルギー由来放電量に関する情報を管理してもよい。例えば、情報処理システム1は、再生可能エネルギー由来充電量および再生可能エネルギー由来放電量に関する情報の改ざんが困難な技術であれば、ブロックチェーン以外のどのような技術を用いて再生可能エネルギー由来充電量および再生可能エネルギー由来放電量に関する情報を管理してもよい。例えば、情報処理システム1は、ブロックチェーン以外の所定の記憶領域(例えば、情報処理装置100の記憶部120、外部のデータベースなど)に再生可能エネルギー由来充電量および再生可能エネルギー由来放電量に関する情報を記録してよい。
〔3.情報処理システムの構成例〕
図3は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。情報処理システム1は、発電ゲートウェイ装置10と、充電ゲートウェイ装置20と、放電ゲートウェイ装置30と、ブロックチェーンデータベース40と、情報処理装置100を備える。発電ゲートウェイ装置10と、充電ゲートウェイ装置20と、放電ゲートウェイ装置30と、ブロックチェーンデータベース40と、情報処理装置100とは所定のネットワークNを介して、有線または無線により通信可能に接続される。なお、図3に示す情報処理システム1には、任意の数の発電ゲートウェイ装置10と、任意の数の充電ゲートウェイ装置20と、任意の数の放電ゲートウェイ装置30と、任意の数のブロックチェーンデータベース40と、任意の数の情報処理装置100が含まれてもよい。
発電ゲートウェイ装置10は、ユーザUに管理されている発電機PVによって発電された発電量に関する発電情報を第1メーターから取得する。また、発電ゲートウェイ装置10は、発電情報を取得すると、取得した発電情報を情報処理装置100に通知する。例えば、発電ゲートウェイ装置10は、所定時間ごと(例えば、30分ごと)に区切られた各時間帯における発電情報を所定時間ごとに情報処理装置100に送信する。
充電ゲートウェイ装置20は、ユーザUの電気自動車EVに充電された充電量に関する充電情報を第2メーターから取得する。また、充電ゲートウェイ装置20は、充電情報を取得すると、取得した充電情報を情報処理装置100に通知する。例えば、充電ゲートウェイ装置20は、所定時間ごと(例えば、30分ごと)に区切られた各時間帯における充電情報を所定時間ごとに情報処理装置100に送信する。
放電ゲートウェイ装置30は、ユーザUの電気自動車EVから管理者店舗に設置された充放電設備に放電された放電量に関する放電情報を第3メーターから取得する。また、放電ゲートウェイ装置30は、放電情報を取得すると、取得した放電情報を情報処理装置100に通知する。例えば、放電ゲートウェイ装置30は、ユーザUによる1回の放電が終了するごとに放電情報を情報処理装置100に送信する。
ブロックチェーンデータベース40は、ブロックチェーンに関する情報を格納する。例えば、ブロックチェーンデータベース40は、再生可能エネルギーに由来する電力の取引に関する履歴および再生可能エネルギーに由来する電力とともに移転される環境価値の取引に関する履歴を記録したブロックチェーンに関する情報を格納する。
情報処理装置100は、発電機PVが発電した発電量に関する発電情報、電気自動車EVに充電された充電量に関する充電情報、および電気自動車EVから管理者店舗に設置された充放電設備に放電された放電量に関する放電情報を収集し、ブロックチェーンに記録する情報処理装置である。また、情報処理装置100は、収集した情報に基づいて、再生可能エネルギー由来充電量(図1に示す例では、太陽光発電由来充電量)および再生可能エネルギー由来放電量(図1に示す例では、太陽光発電由来放電量)を算出し、ブロックチェーンに記録する。また、情報処理装置100は、ブロックチェーンに登録された情報を閲覧できるように画面に表示する。
〔4.情報処理装置の構成例〕
図4は、実施形態に係る情報処理装置の構成例を示す図である。情報処理装置100は、通信部110と、記憶部120と、入力部130と、出力部140と、制御部150を備える。
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、例えば、発電ゲートウェイ装置10や充電ゲートウェイ装置20や放電ゲートウェイ装置30やブロックチェーンデータベース40との間で情報の送受信を行う。
記憶部120は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。例えば、記憶部120は、各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)を記憶する。
入力部130は、利用者から各種操作が入力される。例えば、入力部130は、タッチパネル機能により表示面(例えば出力部140)を介して利用者からの各種操作を受け付けてもよい。また、入力部130は、情報処理装置100に設けられたボタンや、情報処理装置100に接続されたキーボードやマウスからの各種操作を受け付けてもよい。
出力部140は、例えば、液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現される表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。出力部140は、制御部150の制御に従って、各種情報を表示する。なお、情報処理装置100にタッチパネルが採用される場合には、入力部130と出力部140とは一体化される。また、以下の説明では、出力部140を画面と記載する場合がある。
制御部150は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部150は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図4に示すように、制御部150は、取得部151と、第1算出部152と、第2算出部153と、登録部154と、出力制御部155を有し、以下に説明する情報処理の作用を実現または実行する。なお、制御部150の内部構成は、図4に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
図5は、実施形態に係る情報処理装置による情報処理の概要を示す図である。図5では、取得部151は、発電機PVが発電した発電量に関する発電情報、電気自動車EVに充電された充電量に関する充電情報、および電気自動車EVから管理者店舗に設置された充放電設備に放電された放電量に関する放電情報を収集する。
また、図5では、第1算出部152は、発電機PVが発電した発電量および電気自動車EVに充電された充電量に基づいて、電気自動車EVに充電された充電量のうち、発電機PVが発電した電力に由来する充電量である太陽光発電由来充電量を算出する。また、登録部154は、算出された太陽光発電由来充電量をブロックチェーンに登録する。
また、図5では、第2算出部153は、第1算出部152が算出した太陽光発電由来充電量および電気自動車EVから管理者店舗に設置された充放電設備に放電された放電量に基づいて、充放電設備に放電された放電量のうち、発電機PVが発電した電力に由来する放電量である太陽光発電由来放電量を算出する。また、登録部154は、算出された太陽光発電由来放電量をブロックチェーンに登録する。
また、図5では、出力制御部155は、登録部154がブロックチェーンに登録した情報を閲覧可能なように各ユーザの情報処理装置100の画面に表示する。
図6は、実施形態に係る各種メーターID等の管理方法の一例について説明するための図である。図6では、取得部151は、第1メーターを識別する第1メーターIDとともに、発電機PVが発電した発電量に関する発電情報を発電ゲートウェイ装置10から取得する。例えば、取得部151は、所定時間ごと(例えば、30分ごと)に区切られた各時間帯における発電情報を所定時間ごとに取得する。続いて、取得部151は、第1メーターIDと発電情報を取得すると、取得した第1メーターIDと発電情報を対応付けてブロックチェーン上の第1アドレスに登録する。
また、図6では、取得部151は、第2メーターを識別する第2メーターIDとともに、ユーザUの電気自動車EVに充電された充電量に関する充電情報を充電ゲートウェイ装置20から取得する。例えば、取得部151は、所定時間ごと(例えば、30分ごと)に区切られた各時間帯における充電情報を所定時間ごとに取得する。続いて、取得部151は、第2メーターIDと充電情報を取得すると、取得した第2メーターIDと充電情報を対応付けてブロックチェーン上の第1アドレスに登録する。
ここで、図6の中央に示すように、ブロックチェーン上の第1アドレスは、第1メーターIDと第2メーターIDのペアであるメーターペア情報に紐づいている。また、ブロックチェーン上の第2アドレスは、ユーザUを識別するユーザIDおよび第3メーターを識別する第3メーターIDに紐づいている。さらに、第1アドレスに紐づくメーターペア情報は、第2アドレスに紐づくユーザIDと紐づいている。
このように、第1メーターIDおよび第2メーターIDがユーザIDと紐づいているので、第1メーターまたは第2メーターを所有するユーザを特定することができる。また、第3メーターIDがユーザIDと紐づいているので、放電したユーザを特定することができる。なお、1つのメーターペア情報に対して、複数のユーザIDを紐づけることができる。
また、図6では、取得部151は、第3メーターを識別する第3メーターIDとともに、ユーザUの電気自動車EVから管理者店舗に設置された充放電設備に放電された放電量に関する放電情報を放電ゲートウェイ装置30から取得する。例えば、取得部151は、ユーザUによる1回の放電が終了するごとに放電情報を取得する。続いて、取得部151は、第3メーターIDと放電情報を取得すると、取得した第3メーターIDと放電情報を対応付けてブロックチェーン上の第2アドレスに登録する。
図7は、実施形態に係る再生可能エネルギー由来充電量の算出方法および計測欠損処理方法の一例について説明するための図である。図7では、まず、取得部151が、発電ゲートウェイ装置10および充電ゲートウェイ装置20から電力量の通知を受け付けたか否かを判定する。取得部151は、発電ゲートウェイ装置10および充電ゲートウェイ装置20から電力量の通知を受け付けたと判定した場合、今回通知時の発電量の積算値および充電量の積算値を取得したか否かを判定する。
第1算出部152は、取得部151が今回通知時の発電量の積算値または充電量の積算値を取得していないと判定した場合、処理を終了する。図7に示す例では、第1算出部152は、11:00、13:00、14:00および14:30の各時刻において取得部151が今回通知時の発電量の積算値を取得していないと判定すると、処理を終了する。また、第1算出部152は、12:00および13:00の各時刻において取得部151が今回通知時の充電量の積算値を取得していないと判定すると、処理を終了する。
一方、第1算出部152は、取得部151が今回通知時の発電量の積算値および充電量の積算値を取得したと判定した場合、取得部151が取得した今回通知時の発電量(または充電量)の積算値から前回通知時の発電量(または充電量)の積算値を引いて、当該時間帯における発電量(または充電量)を算出する。図7に示す例では、第1算出部152は、今回通知時である10:00の時刻において取得部151が今回通知時の発電量の積算値「20.0」および充電量の積算値「180.0」を取得したと判定する。続いて、第1算出部152は、取得部151が取得した今回通知時の発電量の積算値「20.0」から、前回通知時である9:30の時刻における発電量の積算値「10.0」を引いて、9:30から10:00までの時間帯における発電量「10.0」を算出する。また、第1算出部152は、取得部151が取得した今回通知時の充電量の積算値「180.0」から、前回通知時である9:30の時刻における充電量の積算値「150.0」を引いて、9:30から10:00までの時間帯における充電量「30.0」を算出する。
ここで、ある時間帯において、発電機PVが発電した発電量よりも電気自動車EVに充電された充電量の方が大きい場合には、電気自動車EVに充電された充電量は、発電機PVが発電した電力量と発電機PV以外の発電設備が発電した電力量の2種類の電力量によって充電されたと考えられる。したがって、ある時間帯において、電気自動車EVに充電された充電量のうち、発電機PVが発電した再生可能エネルギーに由来する再生可能エネルギー由来充電量は、発電機PVが発電した発電量と一致するはずである。
また、別の時間帯において、発電機PVが発電した発電量よりも電気自動車EVに充電された充電量の方が小さい場合には、発電機PVが発電した発電量は、電気自動車EVに充電された充電量と電気自動車EV以外の設備に使用された充電量の2種類の充電に使われたと考えられる。したがって、別の時間帯において、電気自動車EVに充電された充電量のうち、発電機PVが発電した再生可能エネルギーに由来する再生可能エネルギー由来充電量は、電気自動車EVに充電された充電量と一致するはずである。
そこで、第1算出部152は、算出した当該時間帯における差分発電量と当該時間帯における差分充電量とを比較して、当該時間帯における差分発電量と当該時間帯における差分充電量のうち小さい方の値を当該時間帯における再生可能エネルギー由来充電量として算出する。図7に示す例では、第1算出部152は、9:30から10:00までの時間帯における発電量「10.0」と充電量「30.0」とを比較して、小さい方の発電量「10.0」の値を9:30から10:00までの時間帯における再生可能エネルギー由来充電量「10.0」として算出する。
また、第1算出部152は、取得部151によって所定の時間帯における発電量が取得されなかった場合には、所定の時間帯の前後の時間帯における発電量の差分を、所定の時間帯と所定の時間帯の前後の時間帯とを含む時間帯における発電量として算出する。図7に示す例では、第1算出部152は、取得部151によって10:30から11:00までの時間帯における発電量が取得されなかったので、10:30から11:00までの時間帯の後の11:00から11:30までの時間帯における発電量「40.0」と10:30から11:00までの時間帯の前の10:00から10:30までの時間帯における発電量「30.0」との差分である「10.0」を、10:00から11:30までの時間帯における発電量として算出する。
また、第1算出部152は、取得部151によって所定の時間帯における充電量積算値が取得されなかった場合には、所定の時間帯の前後の時間帯における充電量の差分を、所定の時間帯と所定の時間帯の前後の時間帯とを含む時間帯における充電量として算出する。図7に示す例では、第1算出部152は、取得部151によって11:30から12:00までの時間帯における充電量が取得されなかったので、11:30から12:00までの時間帯の後の12:00から12:30までの時間帯における充電量積算値「210.0」と11:30から12:00までの時間帯の前の11:30から12:30までの時間帯における充電量積算値「195.0」との差分である「15.0」を、11:30から12:30までの時間帯における充電量として算出する。
登録部154は、第1算出部152が算出した再生可能エネルギー由来充電量とメーターペア情報とを対応付けてブロックチェーン上の第1アドレスに登録する。また、登録部154は、第1算出部152が再生可能エネルギー由来充電量を算出すると、再生可能エネルギー由来充電量に相当する環境価値を示す環境価値トークンを発行する。続いて、登録部154は、発行した環境価値トークンをユーザIDと対応付けてブロックチェーン上の第2アドレスに登録する。
第2算出部153は、取得部151が放電ゲートウェイ装置30から放電終了の通知を受け付けたと判定した場合、ブロックチェーンデータベース40を参照して、放電前のユーザの電気自動車EVに充電されている再生可能エネルギー由来充電量(以下、放電前の再生可能エネルギー由来充電量)を取得する。
ここで、ある時間帯において、電気自動車EVから管理者店舗の充放電設備に放電された放電量よりも放電前の再生可能エネルギー由来充電量の方が大きい場合には、電気自動車EVから管理者店舗の充放電設備に放電された放電量のうち、発電機PVが発電した再生可能エネルギーに由来する再生可能エネルギー由来放電量は、電気自動車EVから管理者店舗の充放電設備に放電された放電量と一致するはずである。
また、別の時間帯において、電気自動車EVから管理者店舗の充放電設備に放電された放電量よりも放電前の再生可能エネルギー由来充電量の方が小さい場合には、電気自動車EVから管理者店舗の充放電設備に放電された放電量のうち、発電機PVが発電した再生可能エネルギーに由来する再生可能エネルギー由来放電量は、放電前の再生可能エネルギー由来充電量と一致するはずである。
そこで、第2算出部153は、電気自動車EVから管理者店舗の充放電設備に放電された放電量と放電前の再生可能エネルギー由来充電量とを比較して、電気自動車EVから管理者店舗の充放電設備に放電された放電量と放電前の再生可能エネルギー由来充電量のうち小さい方の値を今回放電時の再生可能エネルギー由来放電量として算出する。
登録部154は、第2算出部153が算出した再生可能エネルギー由来放電量を環境価値トークンとして、ユーザに紐づくブロックチェーン上の第2アドレスから管理者に紐づくブロックチェーン上の第3アドレスに移転する。より具体的には、登録部154は、第2算出部153が再生可能エネルギー由来放電量を算出すると、第1アドレスおよび第2アドレスに登録された環境価値トークンのうち、再生可能エネルギー由来放電量に相当する環境価値を示す環境価値トークンをブロックチェーン上の第3アドレスに移転する。続いて、登録部154は、第3アドレスに対して、移転された環境価値トークンと引換えに管理者店舗で利用可能なポイント等に交換することを目的とした管理者トークンを発行する。続いて、登録部154は、管理者トークンを発行すると、発行した管理者トークンを第3アドレスから第2アドレスに移転する。
〔5.情報処理手順〕
図8は、実施形態に係る情報処理装置による情報処理手順を示すフローチャートである。図8では、情報処理装置100が再生可能エネルギー由来充電量を算出する際の情報処理手順について説明する。
まず、情報処理装置100の取得部151が、発電ゲートウェイ装置10および充電ゲートウェイ装置20から電力量の通知を受け付けたか否かを判定する(ステップS101)。取得部151は、発電ゲートウェイ装置10または充電ゲートウェイ装置20から電力量の通知を受け付けていないと判定した場合(ステップS101;No)、処理を終了する。
一方、取得部151は、発電ゲートウェイ装置10および充電ゲートウェイ装置20から電力量の通知を受け付けたと判定した場合(ステップS101;Yes)、今回通知時の発電量の積算値および充電量の積算値を取得したか否かを判定する(ステップS102)。第1算出部152は、取得部151が今回通知時の発電量の積算値または充電量の積算値を取得していないと判定した場合(ステップS102;No)、処理を終了する。
一方、第1算出部152は、取得部151が今回通知時の発電量の積算値および充電量の積算値を取得したと判定した場合(ステップS102;Yes)、取得部151が取得した今回通知時の発電量(または充電量)の積算値から前回通知時の発電量(または充電量)の積算値を引いて、当該時間帯における発電量(または充電量)を算出する(ステップS103)。
続いて、第1算出部152は、算出した当該時間帯における発電量と当該時間帯における充電量とを比較して、当該時間帯における発電量と当該時間帯における充電量のうち小さい方の値を当該時間帯における再生可能エネルギー由来充電量として算出する(ステップS104)。
登録部154は、第1算出部152が算出した再生可能エネルギー由来充電量とメーターペア情報とを対応付けてブロックチェーン上の第1アドレスに登録する(ステップS105)。
図9は、実施形態に係る情報処理装置による情報処理手順を示すフローチャートである。図9では、情報処理装置100が再生可能エネルギー由来放電量を算出する際の情報処理手順について説明する。
まず、情報処理装置100の取得部151が、放電ゲートウェイ装置30から放電終了の通知を受け付けたか否かを判定する(ステップS201)。第2算出部153は、取得部151が放電ゲートウェイ装置30から放電終了の通知を受け付けていないと判定した場合(ステップS201;No)、処理を終了する。
一方、第2算出部153は、取得部151が放電ゲートウェイ装置30から放電終了の通知を受け付けたと判定した場合(ステップS201;Yes)、ブロックチェーンデータベース40を参照して、放電前のユーザの電気自動車に充電されている再生可能エネルギー由来充電量(以下、放電前の再生可能エネルギー由来充電量)を取得する(ステップS202)。
続いて、第2算出部153は、電気自動車から他の利用者によって管理されている管理者店舗に放電された放電量と放電前の再生可能エネルギー由来充電量とを比較して、電気自動車から管理者店舗に放電された放電量と放電前の再生可能エネルギー由来充電量のうち小さい方の値を今回放電時の再生可能エネルギー由来放電量として算出する(ステップS203)。
登録部154は、第2算出部153が算出した再生可能エネルギー由来放電量を環境価値トークンとして、ユーザに紐づくブロックチェーン上の第2アドレスから管理者に紐づくブロックチェーン上の第3アドレスに移転する(ステップS204)。
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置100は、第1算出部152と第2算出部153を備える。第1算出部152は、利用者に管理されている再生可能エネルギー発電設備が発電した電力量である発電量および利用者の移動型充電装置に充電された電力量である充電量に基づいて、充電量のうち、再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する充電量である再生可能エネルギー由来充電量を算出する。第2算出部153は、再生可能エネルギー由来充電量および移動型充電装置から利用者とは異なる他の利用者によって管理されている充放電設備に放電された電力量である放電量に基づいて、放電量のうち、再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する放電量である再生可能エネルギー由来放電量を算出する。
これにより、情報処理装置100は、利用者から他の利用者に移転された電力量のうち、再生可能エネルギーに由来する電力量を適切に算出することができるので、再生可能エネルギーに由来する電力量とともに移転された環境価値を適切に評価することができる。したがって、情報処理装置100は、利用者から他の利用者へ電力とともに移転された環境価値を適切に評価することができる。
また、第1算出部152は、所定時間ごとに区切られた各時間帯における発電量と各時間帯における充電量との比較に基づいて、発電量と充電量のうち小さい方の値を各時間帯における再生可能エネルギー由来充電量として算出する。
これにより、情報処理装置100は、各時間帯における再生可能エネルギー由来充電量を適切に算出することができる。
また、情報処理装置100は、取得部151をさらに備える。取得部151は、所定時間ごとに区切られた各時間帯における発電量を取得する。第1算出部152は、取得部151によって所定の時間帯における発電量が取得されなかった場合には、所定の時間帯の前後の時間帯における発電量の差分を、所定の時間帯と所定の時間帯の前後の時間帯とを含む時間帯における発電量として算出する。
これにより、情報処理装置100は、所定の時間帯における発電量が取得されなかった場合であっても、所定の時間帯と所定の時間帯の前後の時間帯とを含む時間帯における発電量を適切に算出することができる。
また、取得部151は、各時間帯における充電量を取得する。第1算出部152は、取得部151によって所定の時間帯における充電量が取得されなかった場合には、所定の時間帯の前後の時間帯における充電量の差分を、所定の時間帯と所定の時間帯の前後の時間帯とを含む時間帯における充電量として算出する。
これにより、情報処理装置100は、所定の時間帯における充電量が取得されなかった場合であっても、所定の時間帯と所定の時間帯の前後の時間帯とを含む時間帯における充電量を適切に算出することができる。
また、第2算出部153は、移動型充電装置から充放電設備に放電された放電量と、充放電設備に放電する前の移動型充電装置に充電されている再生可能エネルギー由来充電量との比較に基づいて、放電量と再生可能エネルギー由来充電量のうち小さい方の値を再生可能エネルギー由来放電量として算出する。
これにより、情報処理装置100は、各時間帯における再生可能エネルギー由来放電量を適切に算出することができる。
また、情報処理装置100は、登録部154をさらに備える。登録部154は、発電量を計測する第1メーターを識別可能な第1メーター識別情報と充電量を計測する第2メーターを識別可能な第2メーター識別情報とを紐づけた情報であるメーターペア情報と、再生可能エネルギー由来充電量に関する情報とを対応付けて所定の記憶領域の第1アドレスに登録する。
これにより、情報処理装置100は、再生可能エネルギー由来充電量に相当する環境価値の取引の履歴を適切に記録することができる。
また、登録部154は、放電量を計測する第3メーターを識別可能な第3メーター識別情報と、利用者を識別可能な利用者識別情報と、再生可能エネルギー由来放電量に関する情報とを対応付けて所定の記憶領域の第2アドレスに登録する。
これにより、情報処理装置100は、再生可能エネルギー由来放電量に相当する環境価値の取引の履歴を適切に記録することができる。
また、登録部154は、他の利用者を識別可能な管理者識別情報と、利用者から他の利用者に移転された環境価値に関する環境価値情報とを対応付けて所定の記憶領域の第3アドレスに登録する。
これにより、情報処理装置100は、利用者から他の利用者に移転された環境価値の取引の履歴を適切に記録することができる。
また、所定の記憶領域は、ブロックチェーン上の記憶領域であり、登録部154は、ブロックチェーンにデータを登録する。
これにより、情報処理装置100は、利用者から他の利用者に移転された環境価値の取引の履歴を改ざん困難な状態で適切に管理することができる。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置100は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、情報処理装置100の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を備える。
CPU1100は、ROM1300またはHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を格納する。通信インターフェイス1500は、所定の通信網を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、CPU1100が生成したデータを所定の通信網を介して他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、生成したデータを入出力インターフェイス1600を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM1200を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1200上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置100として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部150の機能を実現する。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔8.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、上記実施形態において説明した処理の全部または一部は、複数のサーバコンピュータで実現してもよく、また、機能によっては外部のプラットホーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティング等で呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、上述してきた実施形態及び変形例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、第1算出部は、第1算出手段や第1算出回路に読み替えることができる。
1 情報処理システム
10 発電ゲートウェイ装置
20 充電ゲートウェイ装置
30 放電ゲートウェイ装置
40 ブロックチェーンデータベース
100 情報処理装置
110 通信部
120 記憶部
130 入力部
140 出力部
150 制御部
151 取得部
152 第1算出部
153 第2算出部
154 登録部
155 出力制御部

Claims (10)

  1. 利用者に管理されている再生可能エネルギー発電設備が発電した電力量である発電量および前記利用者の移動型充電装置に充電された電力量である充電量に基づいて、前記充電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する充電量である再生可能エネルギー由来充電量を算出する第1算出部と、
    前記再生可能エネルギー由来充電量および前記移動型充電装置から前記利用者とは異なる他の利用者によって管理されている充放電設備に放電された電力量である放電量に基づいて、前記放電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する放電量である再生可能エネルギー由来放電量を算出する第2算出部と、
    を備え、
    前記第2算出部は、
    前記移動型充電装置から前記充放電設備に放電された放電量と、前記充放電設備に放電する前の前記移動型充電装置に充電されている前記再生可能エネルギー由来充電量との比較に基づいて、前記放電量と前記再生可能エネルギー由来充電量のうち小さい方の値を前記再生可能エネルギー由来放電量として算出する、
    情報処理装置。
  2. 前記第1算出部は、
    所定時間ごとに区切られた各時間帯における前記発電量と前記各時間帯における前記充電量との比較に基づいて、前記発電量と前記充電量のうち小さい方の値を前記各時間帯における前記再生可能エネルギー由来充電量として算出する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 所定時間ごとに区切られた各時間帯における前記発電量を取得する取得部をさらに備え、
    前記第1算出部は、
    前記取得部によって所定の時間帯における前記発電量が取得されなかった場合には、前記所定の時間帯の前後の時間帯における前記発電量の差分を、前記所定の時間帯と前記所定の時間帯の前後の時間帯とを含む時間帯における前記発電量として算出する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記取得部は、
    前記各時間帯における前記充電量を取得し、
    前記第1算出部は、
    前記取得部によって所定の時間帯における前記充電量が取得されなかった場合には、前記所定の時間帯の前後の時間帯における前記充電量の差分を、前記所定の時間帯と前記所定の時間帯の前後の時間帯とを含む時間帯における前記充電量として算出する、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記発電量を計測する第1メーターを識別可能な第1メーター識別情報と前記充電量を計測する第2メーターを識別可能な第2メーター識別情報とを紐づけた情報であるメーターペア情報と、前記再生可能エネルギー由来充電量に関する情報とを対応付けて所定の記憶領域の第1アドレスに登録する登録部
    をさらに備える請求項1~4のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  6. 前記登録部は、
    前記放電量を計測する第3メーターを識別可能な第3メーター識別情報と、前記利用者を識別可能な利用者識別情報と、前記再生可能エネルギー由来放電量に関する情報とを対応付けて前記所定の記憶領域の第2アドレスに登録する、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記登録部は、
    前記他の利用者を識別可能な管理者識別情報と、前記利用者から前記他の利用者に移転された環境価値に関する環境価値情報とを対応付けて前記所定の記憶領域の第3アドレスに登録する、
    請求項5または6に記載の情報処理装置。
  8. 前記所定の記憶領域は、ブロックチェーン上の記憶領域であり、
    前記登録部は、
    前記ブロックチェーンにデータを登録する、
    請求項5~7のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  9. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    利用者に管理されている再生可能エネルギー発電設備が発電した電力量である発電量および前記利用者の移動型充電装置に充電された電力量である充電量に基づいて、前記充電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する充電量である再生可能エネルギー由来充電量を算出する第1算出工程と、
    前記再生可能エネルギー由来充電量および前記移動型充電装置から前記利用者とは異なる他の利用者によって管理されている充放電設備に放電された電力量である放電量に基づいて、前記放電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する放電量である再生可能エネルギー由来放電量を算出する第2算出工程と、
    を含み、
    前記第2算出工程は、
    前記移動型充電装置から前記充放電設備に放電された放電量と、前記充放電設備に放電する前の前記移動型充電装置に充電されている前記再生可能エネルギー由来充電量との比較に基づいて、前記放電量と前記再生可能エネルギー由来充電量のうち小さい方の値を前記再生可能エネルギー由来放電量として算出する、
    情報処理方法。
  10. 利用者に管理されている再生可能エネルギー発電設備が発電した電力量である発電量および前記利用者の移動型充電装置に充電された電力量である充電量に基づいて、前記充電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する充電量である再生可能エネルギー由来充電量を算出する第1算出手順と、
    前記再生可能エネルギー由来充電量および前記移動型充電装置から前記利用者とは異なる他の利用者によって管理されている充放電設備に放電された電力量である放電量に基づいて、前記放電量のうち、前記再生可能エネルギー発電設備が発電した電力に由来する放電量である再生可能エネルギー由来放電量を算出する第2算出手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記第2算出手順は、
    前記移動型充電装置から前記充放電設備に放電された放電量と、前記充放電設備に放電する前の前記移動型充電装置に充電されている前記再生可能エネルギー由来充電量との比較に基づいて、前記放電量と前記再生可能エネルギー由来充電量のうち小さい方の値を前記再生可能エネルギー由来放電量として算出する、
    情報処理プログラム。
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