JP7782199B2 - 移動体の温度制御システム - Google Patents
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Description
(グリッドコンピューティングシステム)
図1は、実施形態のグリッドコンピューティングシステム1(以下、単に「システム1」ともいう)の構成を例示する。なお、本実施形態に係る車両(移動体)の温度制御システムは、グリッドコンピューティングシステム1の一部として構成される。
0と、施設端末40と、管理サーバ50とを備える。これらの構成要素は、通信網5を経由して互いに通信可能である。複数の車両10の各々には、演算装置105が搭載される。
図2に示すように、実施形態のシステム1では、複数の演算装置105によりグリッドコンピューティング(以下、単に「グリッドG」ともいう)が構成され、複数の演算装置105のうち利用可能な演算装置105にジョブデータを処理させるグリッドコンピューティング処理が行われる。
車両10は、ユーザに所有される。ユーザは、車両10を運転する。この例では、車両10は、自動四輪車である。また、車両10には、電池(図示省略)が搭載される。電池の電力は、演算装置105などの車載機器に供給される。このような車両10の例としては、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車などが挙げられる。
車両識別情報D11は、それぞれの車両10を識別するための情報である。具体的には、車両識別情報D11は、車両10を識別する車両識別情報、車両10を所有するユーザを識別するユーザ識別情報、車両10の性能を示す車両10のグレード情報(車両の駆動
系の性能、オプションの状態を含む)を含む。
車両状態情報D12は、車両10の状態を示す情報である。例えば、車両状態情報D12は、車両位置情報、車両通信情報、車両電源情報、車両電池残量情報、車両充電情報などを含む。車両位置情報は、車両10の位置(緯度および経度)を示す。例えば、車両位置情報は、GPS(Global Positioning System)により取得可能である。車両通信情報
は、車両10の通信状態を示す。車両電源情報は、車両10の電源の状態を示す。例えば、車両電源情報は、イグニッション電源のオンオフ、アクセサリ電源のオンオフなどを示す。車両電池残量情報は、車両10に搭載された電池(図示省略)の残量を示す。車両充電情報は、充電設備(図示省略)において車両10が充電中であるか否かを示す。
車両走行情報D13は、車両10の走行履歴を示す情報である。例えば、車両走行情報D13は、車両10の位置と時刻とを関連付けて示す。なお、走行履歴情報に加えて、車両10の未来の走行予定を示す走行予定情報が含まれてもよい。
リソース情報D14は、後述する演算資源109(後述するCPU106、GPU107及びストレージ108を含む)に関する情報である。
稼働履歴情報D15は、演算装置105の稼働履歴を示す情報である。例えば、稼働履歴情報D15は、演算装置105の計算能力の利用率及び/またはジョブの処理量と、時刻とを関連付けて示す。稼働履歴情報D15は、通常稼働履歴と、グリッド稼働履歴とを含む。通常稼働履歴は、例えば、車両の走行やカーナビ、音楽再生等のサービスの提供等のように、ユーザの利用のために演算装置105を稼働させた履歴を示す情報である。グリッド稼働履歴は、グリッドコンピューティング処理を実行するために演算装置105を稼働させた履歴を示す情報である。
稼働予定情報D16は、演算装置105の稼働予定を示す情報である。具体的には、稼働予定情報D16は、演算装置105の過去の利用状況を利用履歴情報、演算装置105の未来の利用状況を示す利用予定情報などを示す。
ユーザ端末20は、ユーザに所有される。ユーザは、ユーザ端末20を操作して各種の機能を利用する。また、ユーザは、ユーザ端末20を持ち運ぶことができる。このようなユーザ端末20の例としては、スマートフォン、タブレット、ノート型パーソナルコンピュータなどが挙げられる。
端末情報D21は、ユーザ端末20に関する情報である。例えば、端末情報D21は、ユーザ端末20に設定されたユーザ端末ID、ユーザ端末20の性能を示すユーザ端末性能情報などを含む。ユーザ端末IDは、ユーザ端末20を識別するユーザ端末識別情報の一例である。
端末状態情報D22は、ユーザ端末20の状態を示す情報である。端末状態情報D22は、ユーザ端末20の位置を示すユーザ端末位置情報、ユーザ端末20の通信状態を示すユーザ端末通信状態情報などを含む。
スケジュール情報D23は、ユーザ端末20を所有するユーザの行動履歴および行動予
定を示す。例えば、スケジュール情報D23は、ユーザの位置と滞在期間(または滞在予定期間)とを関連付けて示す。なお、スケジュール情報D23は、ユーザ端末20に搭載されたスケジュール機能により取得可能である。具体的には、ユーザがスケジュール機能を利用して自身の行動履歴および行動予定をユーザ端末20に入力することで、そのユーザの行動履歴および行動予定を示すスケジュール情報D23が得られる。
クライアント端末30は、クライアントにより所有される。クライアントは、ジョブデータの計算を依頼する。このようなクライアントの例としては、企業、研究機関、教育機関などが挙げられる。
クライアント情報D31は、クライアントに関する情報である。クライアント情報D31は、クライアントに設定されたクライアントID、クライアントにより所有されるクライアント端末30に設定されたクライアント端末ID、担当者名、住所、電話番号などを含む。クライアントIDは、クライアントを識別するクライアント識別情報の一例である。クライアントサーバIDは、クライアント端末30を識別するクライアント識別情報の一例である。
ジョブデータD1は、ジョブに対応するデータであり、ジョブの実施のために処理されるデータである。
なお、記憶部304には、ジョブに関するジョブ情報が記憶されてもよい。ジョブ情報は、ジョブの名称を示すジョブ名称情報、ジョブの内容を説明するジョブ内容情報、ジョブに対応するジョブデータに関するジョブデータ情報、ジョブの納期を示すジョブ納期情報などを含む。ジョブデータ情報は、ジョブデータの計算タイプ、処理条件、必要計算能力などを示す。
施設端末40は、施設により所有される。施設には、ユーザが訪れる。ユーザは、施設への来訪予約を行うことができる。このような施設の例としては、販売店、競技場、劇場、スーパーマーケット、レストラン、宿泊施設などが挙げられる。
施設情報D41は、施設に関する情報である。施設情報D41は、施設に設定された施設ID、施設により所有される施設端末40に設定された施設端末ID、施設の位置(緯度および経度)を示す施設位置情報、担当者名、住所、電話番号などを含む。施設端末IDは、施設端末40を識別する施設識別情報の一例である。
施設利用情報D42は、販売店や整備工場などの施設の利用履歴情報、メンテナンス情報及び施設の利用予約情報を含む。メンテナンス情報は、各車両のメンテナンスのスケジュール情報、メンテナンスの種別、実施予定のメンテナンス内容、メンテナンスについての問い合わせ情報、メンテナンス時の伝達事項などの情報が含まれる。また、施設利用情報D42には、ユーザの来訪予約日時、演算資源の増設・交換を含む施設への来訪目的が含まれる。また、来訪目的に「演算資源の増設・交換」が含まれる場合には、ユーザ施設利用情報に、後述する演算資源109の増設情報D43が関連付けられている。なお、施設利用情報D42として、施設を訪れるユーザと滞在期間(または滞在予定期間)とを関連付けた情報が含まれてもよい。
演算資源109の増設情報D43は、増設の対象となる車両の車両識別情報D11と、増設・交換の対象となる演算資源109の情報とが関連付けされた情報である。
)ボードであってもよいし、増設したい演算資源(CPU106、GPU107またはストレージ108のうちの1または複数)に特化した単体ボードであってもよい。
管理サーバ50は、グリッドコンピューティングの運営を管理する。言い換えると、複数の車両10のそれぞれに搭載される演算資源109を活用したグリッドコンピューティングを管理する管理システムは、管理サーバ50を備える。管理サーバ50は、システム1を運営する事業者により所有される。
。メモリは、プロセッサを動作させるためのプログラム、プロセッサの処理結果を示す情報やデータなどを記憶する。なお、制御部505を実現するためのプロセッサの数は、1つであってもよいし、複数のであってもよい。
ユーザテーブルD51は、ユーザを管理するためのテーブルである。ユーザテーブルD51には、ユーザ毎に、そのユーザに設定されたユーザID、そのユーザにより所有される車両10(以下、所有車両ともいう)に設定された車両ID(例えば、VIN)、そのユーザにより所有される演算資源109に設定された演算資源ID、そのユーザにより所有されるユーザ端末20に設定されたユーザ端末IDなどが登録される。さらに、ユーザテーブルD51には、そのユーザに関する、販売店や整備工場の利用履歴情報、所有車両の次のメンテナンス期日や定期メンテナンス期日などのメンテナンス期日情報D3を含むメンテナンス情報D4、所有車両のグレード情報、所有車両への演算資源の増設可否の情報などが登録されていてもよい。
演算資源テーブルD52は、演算資源109を管理するためのテーブルである。演算資源テーブルD52には、演算資源109毎に、その演算資源109に設定された演算資源ID、その演算資源109を所有するユーザに設定されたユーザID、その演算資源109が搭載される車両10に設定された車両IDなどが登録される。
クライアントテーブルD53は、クライアントを管理するためのテーブルである。クライアントテーブルD53には、クライアント毎に、そのクライアントに設定されたクライアントID、クライアントにより所有されるクライアント端末30に設定されたクライアント端末ID、そのクライアントの担当者名、住所、電話番号などが登録される。
ジョブテーブルD54は、クライアントから依頼されたジョブを管理するためのテーブルである。ジョブテーブルD54には、ジョブ毎に、そのジョブに設定された受付番号、そのジョブを依頼したクライアントに設定されたクライアントID、そのジョブの名称および内容などが登録される。また、ジョブテーブルD54には、ジョブ毎に、そのジョブに対応するジョブデータの計算タイプおよび処理条件、そのジョブデータの計算に必要となる計算能力である必要計算能力、そのジョブに設定された納期などが登録される。
グリッドテーブルD55は、グリッドコンピューティング処理におけるグリッドG及びそれぞれのグリッドGの計算能力を管理するためのテーブルである。
マッチングテーブルD56は、後述するマッチング処理の結果を管理するためのテーブルである。マッチングテーブルD56には、ジョブ毎に、そのジョブに設定された受付番号、そのジョブに対応するジョブデータD1に設定されたジョブデータID、マッチング処理によりそのジョブデータに対して割り当てられたグリッドGのグリッドIDなどが登録される。
記憶部504に記憶されるジョブデータD1は、後述するジョブ受付処理により受け付けられたジョブデータD1である。
記憶部504に記憶される計算結果データD2は、後述するグリッドコンピューティング処理により実行されたジョブの計算結果のデータである。
図9は、施設端末、車両、クライアント端末、及び管理サーバの間で伝達される情報を示す概略図である。また、図10は、管理システムの動作の一例について示したフロー図である。
ステップS1において、管理サーバ50は、各車両10の計算能力を推定する。
報D6は、各車両の計算能力情報D7とストレージ性能情報D8が含まれる。
ステップS2において、管理サーバ50は、グリッドコンピューティング処理を実行するためのグリッドGを編成するグリッド編成処理を実行する。
まず、管理サーバ50は、それぞれのグリッドGを構成する。グリッドGは、各車両10に搭載された演算装置105及びストレージ108のうち、グリッドコンピューティング処理に利用可能な演算資源109(単に、「演算資源109」ともいう)に基づいて構成される。
次に、管理サーバ50は、各グリッドGの計算能力及びストレージ性能の推定処理を実行する。
管理サーバ50は、ステップS21においてグリッドGを編成すると、グリッドGを識別するためのグリッドIDと、各車両10の車両情報D10とを関連付けてグリッドテーブルD55に登録する。そのときに、管理サーバ50は、ステップS22において推定したグリッドGの計算能力及びストレージ性能を関連付けて登録する。
ステップS3において、管理サーバ50は、ジョブの受付処理を実行する。以下、図14を参照して、ジョブ受付処理について説明する。
まず、管理サーバ50は、クライアントからジョブの依頼を受け付ける。具体的には、クライアント端末30は、クライアントの担当者による操作に応答して、ジョブ依頼申請を管理サーバ50に送信する。管理サーバ50は、その申請に応答して以下の処理を行う。
。
次に、管理サーバ50は、ステップS31において受信されたジョブデータD1を分析する。具体的には、管理サーバ50において、ジョブデータD1の計算タイプ、処理条件、必要計算能力などを分析する。管理サーバ50は、このジョブデータD1の計算タイプ、処理条件、必要計算能力などの分析結果に基づいて、クライアント端末から依頼されるジョブの傾向を推定する。推定されたジョブの傾向は、ジョブ傾向情報D9として記憶部504に記憶される。
次に、管理サーバ50では、ステップS31において受信されたクライアント情報と、ジョブ情報とを関連付けて、ジョブテーブルD54に登録して、ジョブテーブルD54を更新する。さらに、管理サーバ50では、ステップS31において受信されたジョブデータD1が、対応するクライアント情報やジョブ情報に基づいて参照できるような形態で記憶部504に記憶される。ジョブテーブルD54の更新とジョブデータD1の記憶が完了したらジョブの受付処理が完了する。
ステップS4において、管理サーバ50は、マッチング処理を実行する。以下、図15を参照して、マッチング処理について説明する。
まず、管理サーバ50は、推定計算能力と受け付けたジョブに必要な計算能力とを比較する。管理サーバ50は、単純な処理能力の比較だけでなく、提供可能な時間帯とジョブの納期との比較や、提供可能な場所の通信状態とジョブにおける常時通信の要否との比較を行う。
次に、管理サーバ50は、現在登録されているジョブに推定計算能力で実行可能なジョブがあるか否かについて判定する。実行可能なジョブが存在する場合(S42でYES)、フローはステップS43に進む。一方で、推定計算能力で実行可能なジョブがない場合(S42でNO)、フローはステップS44に進む。
管理サーバ50は、実行可能なジョブの中から、実際にそのグリッドGに計算させるジョブを決定する。ジョブが1つの場合、そのジョブを対象となるグリッドGに割り当てる。一方で、実行可能なジョブが複数存在する場合には、所定の優先順位に基づいて、対象となるグリッドGに割り当てるジョブを決定する。ここでの優先順位の付け方は、任意に設定することができ、特に限定されない。例えば、納期が近いものの優先順位を高くしたりというように、納期や実行スケジュールに基づいて優先順位を設定することができる。また、例えば、他のグリッドGでも実行が可能か否かというように、ジョブの特殊性や、そのジョブの難易度に基づいて優先順位を設定することができる。
管理サーバ50は、ステップS42において、対象グリッドGの推定計算能力で実行可能なジョブがない原因を分析する。具体的には、管理サーバ50は、記憶部504のジョブ傾向情報D9を参照して、クライアント端末30から依頼されるジョブの傾向から対象グリッドGの演算資源109のうちで不足している演算資源を抽出する。
フローは、ステップS45に進む。
管理サーバ50は、記憶部504に格納されたリソース情報D14および稼働履歴情報D15を参照して、対象グリッドGを構成する車両10の中から演算資源109を増強する対象となる対象車両10(以下、単に対象車両10ともいう)を抽出する抽出処理を実行する。
管理サーバ50は、対象車両10の所有者に、演算資源109の増強の案内を送信する案内処理を実行する。
ステップS47では、施設端末40から管理サーバ50に増設情報が受信されたか否かが判定される。以下では、施設端末40から管理サーバ50に増設情報が受信されるまでの流れについて説明する。
次に、図16を参照して、ステップS5のグリッドコンピューティング処理について説明する。グリッドコンピューティング処理では、複数の演算装置105のうち利用可能な演算装置105にジョブデータD1を処理させる。管理サーバ50は、ステップS4のマッチング処理の完了後に、以下の処理を行う。
まず、管理サーバ50は、マッチングテーブルD56を参照し、グリッドコンピューティング処理の対象となるジョブデータD1を、マッチング処理においてそのジョブデータD1に割り当てられた演算資源109に分配する。具体的には、管理サーバ50は、ジョブデータD1に割り当てられた演算資源109の各々に、そのジョブデータD1の一部を送信する。これにより、ジョブデータD1は、そのジョブデータD1に割り当てられた演算資源109(CPU106、GPU107)により並列処理される。
次に、演算資源109(CPU106、GPU107)の各々は、その演算資源109に送信されたデータ(ジョブデータD1の一部)の計算が完了すると、その計算により得られた部分計算結果データを管理サーバ50に送信する。管理サーバ50は、演算資源109から送信された部分計算結果データを受信し、その部分計算結果データを記憶部504に記憶する。
管理サーバ50は、ステップS51においてジョブデータD1が分配された演算装置105の全てが計算を完了したか否かを判定する。演算装置105の全てが計算を完了している場合には、ステップS54の処理が行われ、そうでない場合には、ステップS52の処理が行われる。
演算装置105の全てが計算を完了すると、管理サーバ50では、記憶部504に記憶された部分計算結果データを結合することで、グリッドコンピューティング処理の対象となるジョブデータD1に対応する計算結果データD2(ジョブデータD1の計算の結果を示す計算結果データD2)を生成する。そして、管理サーバ50は、グリッドコンピューティング処理の対象となるジョブデータD1に対応する計算結果データD2を、そのジョブデータD1の計算を依頼したクライアントのクライアント端末30に送信する。
次に、グリッドコンピューティング処理に演算装置105の計算能力を提供したユーザに対して、システム1を運営する事業者から報酬が付与される。ユーザに付与される報酬の例としては、システム1において利用可能なポイント、仮想通貨、商品の割引特典などが挙げられる。例えば、管理サーバ50は、グリッドコンピューティング処理に演算装置105の計算能力を提供したユーザに対して報酬を付与するための処理を行う。報酬を付与するための処理の例としては、ユーザに設定された「ユーザID」とシステム1において利用可能な「ポイント」(または仮想通貨)とを関連付けてユーザテーブルD51に登録する処理、ユーザにより所有されるユーザ端末20に商品の割引特典を示す情報を送信する処理などが挙げられる。
図19は温度制御システムの動作を例示するフローチャートである。
MPU111は、検出した内部温度を示す温度情報を、通信網5に送信する。
ECU110は、MPU111が送信した温度情報を、通信網5を介して、受信する。
ECU110は、各センサからそれぞれのセンサの検出結果を受信する。具体的には、ECU110は、冷媒温度センサから冷媒の温度の検出結果を受信する。また、ECU110は、日射センサ611から車両10に対する日射量の検出結果を受信する。また、ECU110は、室内温度センサ612から、車両10の室内温度の検出結果を受信する。
ECU110は、受信した、温度情報および各センサの検出結果に基づいて、MPU111の内部温度を判定する。
ECU110は、判定したMPU111の内部温度が動作可能範囲内の温度であるか否かを判定する。例えば、MPU111の動作可能温度は、10度~35度である。ECU110が、MPU111の内部温度が動作可能範囲内の温度であると判定した場合(ステップS105のYes)、処理を終了する。ECU110が、MPU111の内部温度が動作可能範囲外の温度であるであると判定した場合(ステップS105のNo)、ステップS106に進む。
ECU110は、判定したMPU111の内部温度が動作可能範囲の下限値(例えば、10度)の温度未満であるか否かを判定する。ECU110が、MPU111の内部温度が動作可能範囲内の下限値の温度未満であると判定した場合(ステップS105のYes)、ステップS107に進む。ECU110が、MPU111の内部温度が動作可能範囲内の下限値の温度以上であると判定した場合(ステップS105のNo)、ステップS108に進む。
ECU110は、ヒータ608およびポンプ606を駆動させる。具体的には、ECU110は、ECU110は、ヒータ608を駆動させ、冷却回路600内の冷媒の温度を上昇させる。また、ECU110は、ポンプ606を駆動させ、冷却回路600内の冷媒の流量を増加させる。ステップS107では、ECU110は、冷却回路600内の冷媒の温度を上昇させることで、MPU111の内部温度を上昇させ、MPU111の内部温度を動作可能範囲内の温度に保つ。
ECU110は、ステップS106,S107の処理により、MPU111の内部温度が動作可能範囲の上限値(例えば、35度)より高い温度であると判定する。ステップS108では、ECU110は、チラー609およびポンプ606を駆動させる。具体的には、ECU110は、チラー609を駆動させ、冷却回路600内の冷媒の温度を低下させる。また、ECU110は、ポンプ606を駆動させ、冷却回路600内の冷媒の流量を増加させる。ステップS108では、ECU110は、冷却回路600内の冷媒の温度を低下させることにより、MPU111の内部温度を低下させ、MPU111の内部温度を動作可能範囲内の温度に保つ。
以上のように、本実施形態によると、ECU110(第1演算装置)に対して増設され、ECU110に対して直接のデータ送信が禁止されているMPU111(第2演算装置)は、外部に設けられた通信網5を介して、MPU111の内部温度に関する温度情報を送信する。ECU110は、通信網5を介して受信した温度情報に基づいて、MPU111の内部温度を制御する。これにより、MPU111からECU110への直接のデータ送信が禁止されている場合であっても、ECU110は外部の通信網5を介して、MPU111の温度情報を取得できるため、MPU111の内部温度を動作可能範囲内の温度に保つことができる。
以上の説明では、管理システムの記憶部504と制御部505とが単一の管理サーバ50に集約される場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、記憶部504と制御部505は、通信網5を経由して互いに通信する複数の管理サーバ50(図示省略)に分散されてもよい。
109 演算資源
110 ECU(第1演算装置)
111 MPU(第2演算装置)
600 冷却回路
601 バッテリ
602 インバータ
603 モータ
604 サブタンク
605 熱交換器
606 ポンプ
607 冷媒温度センサ
608 ヒータ
609 チラー
610 コンプレッサ
611 日射センサ
612 室内温度センサ
Claims (4)
- グリッドコンピューティングにおいて演算資源として用いられる演算装置を備えた移動体の温度制御システムであって、
前記演算装置は、
前記移動体の動作を制御する第1演算装置と、
前記第1演算装置に対して増設され、前記第1演算装置に対して直接のデータ送信が禁止されている第2演算装置とを備え、
前記第2演算装置は、外部に設けられた通信網を介して、前記第2演算装置の内部温度に関する温度情報を送信し、
前記第1演算装置は、前記通信網を介して受信した前記温度情報に基づいて、前記第2演算装置の内部温度を制御する、移動体の温度制御システム。 - 前記温度情報は、前記第2演算装置の消費電力量、または、前記第2演算装置に設けられた素子の温度に関する情報である、請求項1に記載の移動体の温度制御システム。
- 前記移動体は、
少なくとも前記第2演算装置の内部温度を制御する冷却回路と、
前記冷却回路内の冷媒の流量を調整するポンプとをさらに備え、
前記第1演算装置は、前記冷却回路内の前記冷媒の温度を検出する冷媒温度センサ、前記移動体に対する日照量を検出する日射センサ、前記移動体内の室温を検出する室内温度センサの検出結果、および、前記温度情報に基づいて、前記ポンプの動作を制御する、請求項1または2に記載の温度制御システム。 - 前記移動体は、
前記冷却回路内の前記冷媒の温度を上昇させるヒータと、
前記冷却回路内の前記冷媒の温度を低下させるチラーとをさらに備え、
前記第1演算装置は、前記冷媒の温度センサ、前記日射センサ、移動体に設けられた室内温度センサの検出結果、および、前記温度情報に基づいて、前記ヒータおよび前記チラーの動作を制御する、請求項3に記載の温度制御システム。
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