JP7783706B2 - 筆記リフィール群 - Google Patents
筆記リフィール群Info
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Description
そして、インク収容管には、成形の容易性とインク量の視認性を確保するために、透明もしくは半透明の樹脂素材、例えばポリプロピレンが用いられている。
この例に示すインク収容管によると、比較的肉厚のあるタイプであるために、インク収容管内に貯留されるインク量には制限がある。その結果、十分な筆記距離を得ることができないという実用上の問題点を有している。
しかし、これらの筆記リフィールにおいては、筆記部の先端部を除き、外観は略同一サイズに形成されている。
しかしながら、一般のユーザが微細な筆記先端部(例えばボール径)を視認することで、所望とする筆記リフィールであるか否かを判別することはほぼ困難である。また、インク収容管に記載された文字情報を判読するにしても、小さな文字情報であるが故に読み違いなどが生じ易く、所望とする筆記リフィールを正確に選択することは、現実には不可能である。
したがって、軸筒の例えば透過率などが変わると共に、軸筒に収容された各インク収容管の色差(明度)も異なるので、所望とする筆記具を容易に選択することができる。
そして、インク収容管は薄肉に成形されることにより、樹脂量の低減が図れ、環境負荷を少なくすることに寄与できる。
先ず、図1(A)~(C)及び図2(A)~(C)は、筆記リフィール群を構成するボールペンリフィールの例を示しており、図1と図2における同じアルファベット符号で示したものは、同一のボールペンリフィールを外観図及び断面図で示している。
このボールペンリフィール1は、それぞれインク収容管2と、このインク収容管2の一端部(前端部)に、筆記部としてのボールペンチップ3を支持した継手部材4が圧入されて取り付けられる。そして、インク収容管2の他端部(後端部)には、尾栓5が嵌め込まれて取り付けられる。
なお、この実施の形態におけるインク収容管2の一端部には、予めボールペンチップ3が装着された継手部材4が圧入されて取り付けられるが、前記した継手部材4を介することなく、インク収容管2の前端部に直接ボールペンチップ3を取り付けたボールペンリフィール1も、好適に採用することができる。
第1~第3リフィールにおいて、それぞれのボールペンチップ3の先端部に備えられた筆記ボール3a,3b,3cは、そのボール径が1.0mm、0.7mm、0.5mmになされており、これによりそれぞれ異なるインク流出量に設定されたボールペンチップ3が用いられている。
なお、前記各筆記ボール3a,3b,3cは、各ボールペンチップ3内に収容されたコイルスプリング3dによって、先端部方向に押圧されている。これにより未筆記時においては、筆記ボール3a,3b,3cが、ボールペンチップ3の先端部を閉塞するように作用する。
なお、インク収容管2内のインク6の後部には、インク逆流防止体が充填されているが、このインク逆流防止体の粘度は、インク収容管2の内径(d1,d2,d3)に応じて粘度が異なるものとなっている。その具体例は、後述する実施例1及び実施例2に示されている。インク逆流防止体の粘度は、インク収容管の中央部の内径に比例して低下させることが好ましい。
また、第2リフィールのインク収容管2においては、その内径は第1リフィールのインク収容管2の内径よりもわずかに小さいd2になされているので、その両端部には軸中心部に向かって厚みの少ない接続部2a,2bが形成されている。
さらに、第3リフィールのインク収容管2においては、その両端の接続部2a,2bの内径は、中央部の内径と同一のd3になされ、ストレート状に成形されている。
この構成により、第1~第3リフィールのインク収容管2の各端部に形成される接続部2a,2bの内径寸法は同一になされている。これにより、インク収容管2はいずれも前後の方向性を無しにして、共通の継手部材4と尾栓5を、それぞれ嵌合させることができる。
前記した環状溝4bに対して、インク収容管2の一端部(前端部)が挿入されることで、インク収容管2の接続部2aは、その内径側と外径側が、継手部材4の環状溝4bの内側と外側に対向する各面の間に圧入されて嵌合されることになる。これにより、その取り付け強度を増強させることができる。
なお、尾栓5の脚部5dとその尾端部に形成された傾斜面5eは、後述する軸筒にボールペンリフィール1を収容した場合において、強い筆記の荷重や落下衝撃を受けて脚部5dが内側に撓むように作用する可撓性を有している。
このように色相を階調変化させることにより、同一品種の軸筒に配設されるボールペンリフィール群において、微小なボールペンチップの先端や尾栓を外して後端からインク収容管の断面を確認せずとも容易にボール径の違いを感覚的に判断して瞬時に取り上げる(選択する)ことができる。
すなわち、この実施の形態においては、第1リフィールには軸に直交するように2本の刻印2cが施され、第2リフィールには軸に直交するように1本の刻印2cが施される。そして、第3リフィールには刻印は施されていない。
次に、前記したボールペンリフィール群を構成する各リフィールを、単位筆記距離あたりのインク消費量に応じて分けて、それぞれの明度(色相)を含む諸特性について測定をした。
なお、上記実施形態でのカラーメーター(SC-P、スガ試験機社製)を用いた際の測定条件は以下の通りである。
〔光学条件〕反射測定;拡散光照明 8°受光(JIS Z 8722条件cに準拠)トラップ:de:8°(正反射成分含まない)、測定孔:φ15mm
〔光源視野〕D65/2
〔表色系〕L*a*b*c*
〔安定性〕ΔE*ab <0.01
〔光源〕VI-LED (高演色白色LED)
単位筆記距離あたりのインク消費量が異なる2種類の筆記リフィール(ボールペンリフィール)にて、各5本の測定を行った結果を表1に示す。インク消費量と逆流防止体の粘度、明度の測定値は平均値である。
単位筆記距離あたりのインク消費量が異なる3種類の筆記リフィール(ボールペンリフィール)にて、各5本の測定を行った。結果を表2に示す。インク消費量と逆流防止体の粘度、明度の測定値は平均値である。
なお、この実施例に示す各ボールペンリフィールは、図1及び図2に基づいて説明した第1~第3リフィールに相当するものである。
カーボンブラック#25(三菱化成製):10重量%
ポリビニルブチラール(BL-S、積水化学製):5重量%
テルペンフェノール樹脂(YP90L、ヤスハラケミカル製):8重量%
ポリプロピレングリコール(平均分子量:4000):5重量%
リン酸エステル(プライサーフA208B):1.47重量%
アミン系化合物(ポリオキシエチレンアルキルアミン:AMIET105):1.03重量%
3-メトキシブタノール:5重量%
3-メトキシ-3-メチル-1-ブタノール:64.5重量%
逆流防止体の粘度は、25℃環境下、せん断速度3.8/sでの測定値である。
そして、各実施例共に、明度値の差がインク収容管2の肉厚差(mm)×10以上を満たす範囲に収まり、相対的な数値に差があり、目視においても階調変化が明確に識別可能であることが確認された。
この発明に係る筆記リフィール群の各ボールペンリフィールに用いられる好ましいインク組成として、次に示すものを挙げることができる。
また、以上に挙げた溶剤の他にリン酸エステルとアミン系化合物の混合物との溶解性や発揮性能を妨げない範囲で以下に挙げる溶剤を添加することも可能である。
それらの例として、多価アルコール類誘導体があり、ソルビタン脂肪酸系、ポリグリセリン高級脂肪酸系、ショ糖脂肪酸系、プロピレングリコール脂肪酸系等の誘導体も挙げられる。
次に、図4及び図5は、前記したボールペンリフィール群のうちの1つの筆記リフィール(ボールペンリフィール)1を軸筒内に収容して、筆記具(ボールペン筆記具)を構成した例を示しており、この例においては、図1(A)に示した第1リフィール1が用いられている。
図4及び図5に示す筆記具11を構成する軸筒12は、例えばポリカーボネート、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の合成樹脂のシート材を成形することにより構成される。すなわちシート材の両面に複数の凹部及び凸部による繰り返されるパターンが施され、全体が筒状となるようにシート材の両端を溶着することで軸筒12が形成される。そして、軸筒12の両端部には、樹脂素材により円筒状に成形された前継手13と、後継手14が取り付けられる。
形成された軸筒12の肉厚は、1mm未満が好ましく、例えば0.35mmの肉厚も実用化される。また軸筒12はシート材から製造されることから、軸筒2の肉厚は全体としてほぼ均一である。
なお、軸筒12と、前継手13及び後継手14との接続は、例えば接着または溶着により行われる。
また、軸筒12に取り付けられた後継手14を利用して、筒状部材16が取り付けられており、この筒状部材16にはクリップ16aが一体に形成されている。そして、筒状部材16の後端部には、ノック操作部17が突出した状態で配置されている。
これにより、ボールペンリフィール1には戻しばね18によって、軸筒12内を後端する方向に付勢力が与えられる。
一方、前記回転子19の後部に延びる軸体を覆うようにして前記したノック操作部17が配置されており、回転子19及びノック操作部17は、ボールペンリフィール1を介した前記戻しばね18の付勢力により、後退した位置に配置されている。
したがって、前記ノック操作部17をノック操作することで、回転子19とボールペンリフィール1は、戻しばね18の付勢力に抗して、軸方向に前進移動することになる。
これにより、ノック操作部17のノック操作のたびに、回転子19と共にボールペンリフィール1は前進して、筆記部としてのボールペンチップ3が、先端開口15aから突出した筆記可能状態と、回転子19と共にボールペンリフィール1が後退して、ボールペンチップ3が先端開口15a内に収容される状態とが繰り返される。
したがって、筆記の際にかかる垂直荷重を吸収しやすくして、薄肉のインク収容管2への変形(座屈や曲がり)を防止する機能を備えるものとなる。
したがって、軸筒12に収容された筆記リフィール1の単位筆記距離あたりのインク消費量に応じて、軸筒12の肉厚を異ならせる組み合わせを採用した筆記具群(セット)とすることで、より筆記リフィール群による外観視認性の差を強調させることができる。
2 インク収容管
3 筆記部(ボールペンチップ)
3a~3c 筆記ボール
4 継手部材
5 尾栓
6 インク
7 インク逆流防止体
11 筆記具
12 軸筒
13 前継手
14 後継手
15 口先部
16 筒状部材
17 ノック部材
18 戻しばね
19 回転子
Claims (1)
- 透明または半透明のインク収容管の一端部に、筆記部を支持する継手部材が取り付けられ、前記インク収容管の管内にインクが収容された筆記リフィールであって、前記筆記リフィールの構成部品のうち、継手部材とインク収容管の他端部に取り付けられた尾栓が同一であり、かつ前記インク収容管の外径と筆記リフィールの全長が同一である筆記リフィール群において、
前記インク収容管には、同一色相のインクが収容されると共に、前記筆記リフィールの単位筆記距離あたりのインク消費量に応じて、前記インク収容管の内径を異ならせることで、各インク収容管の色差を異ならせたことを特徴とする筆記リフィール群。
Priority Applications (2)
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Applications Claiming Priority (1)
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