JP7785432B2 - 開封刃付き容器 - Google Patents

開封刃付き容器

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本発明は開封刃付き容器に関する。
口部を有する容器本体と、口部を密封するシート状部材と、シート状部材の外側に配置される開封刃と、開封刃によるシート状部材の開封により飲み口を形成可能なキャップと、を有する開封刃付き容器が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2010-222051号公報
上記のような開封刃付き容器は、開封刃によって飲み口を形成した後、飲み口の開口状態を維持し易いことが望ましい。
そこで本発明の目的は、開封刃によって飲み口を形成した後、飲み口の開口状態を維持し易い開封刃付き容器を提供することにある。
本発明の一態様は以下のとおりである。
[1]
口部を有する容器本体と、
前記口部を密封するシート状部材と、
前記シート状部材の外側に配置され、開封刃と係止片を有する開封部材と、
前記開封部材の外側に配置され、押し込み片と突片を有するキャップと、を有し、
前記キャップが、前記押し込み片に対する押し込み操作により、前記押し込み片によって押し込まれ内側に回動した前記開封刃によって前記シート状部材が開封されることで飲み口を形成可能であり、また、
前記キャップが、前記押し込み操作により、前記押し込み片に連動して前記突片が外側に回動することによって、前記開封刃に連動して外側に回動した前記係止片が弾性変形によって嵌入される嵌入口を形成可能である、開封刃付き容器。
[2]
前記開封部材が、前記口部に対して固定される開封部材固定部と、前記開封部材固定部に開封部材ヒンジ部を介して第1回動軸線を中心に回動可能に連なり、前記開封刃と前記係止片を有する開封部材回動部と、を有し、前記第1回動軸線に沿う方向において前記開封刃の基端部における前記係止片が配置される切り欠き部を挟んだ両側に位置する2か所が前記開封部材ヒンジ部に連なり、
前記キャップが、前記口部に対して固定されるキャップ固定部と、前記キャップ固定部にキャップヒンジ部を介して第2回動軸線を中心に回動可能に連なり、前記押し込み片と前記突片を有するキャップ回動部と、を有し、前記第2回動軸線に沿う方向において前記押し込み片の基端部における前記突片を区画するスリットを挟んだ両側に位置する2か所が前記キャップヒンジ部に連な、[1]に記載の開封刃付き容器。
[3]
前記開封部材が、前記口部に対して固定される開封部材固定部と、前記開封部材固定部に開封部材ヒンジ部を介して回動可能に連なり、前記開封刃と前記係止片を有する開封部材回動部と、を有し、
前記キャップが、前記口部に対して固定されるキャップ固定部と、前記キャップ固定部にキャップヒンジ部を介して回動可能に連なり、前記押し込み片と前記突片を有するキャップ回動部と、を有し、
前記開封部材固定部と前記キャップ固定部が、互いに対する前記口部の周方向への回転が規制されるように嵌合する、[1]又は[2]に記載の開封刃付き容器。
本発明によれば、開封刃によって飲み口を形成した後、飲み口の開口状態を維持し易い開封刃付き容器を提供することができる。
本発明の一実施形態における開封刃付き容器の未開封状態を示す縦断面図である。 図1に示す開封部材の上面図である。 図1に示すキャップの上面図である。 図1の部分拡大図である。 図1に示す開封刃付き容器の開封状態を示す縦断面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を例示説明する。
図1に示すように、本発明の一実施形態において開封刃付き容器1は、容器本体2、シート状部材3、開封部材4及びキャップ5を有する。
容器本体2は、下方に向けて縮径する円筒状の胴部6と、胴部6の上端から径方向外側に延在するフランジ部7と、胴部6の下端を閉塞する底部8と、を有するカップ状をなす。胴部6の上部とフランジ部7は、胴部6の中心軸線Oを中心とする筒状の口部2aを形成する。なお、胴部6は円筒状に限らず、例えば楕円筒状や角筒状など、円筒状以外の筒状をなす構成としてもよい。容器本体2を形成する材料は特に限定されず、例えば紙、樹脂などである。
説明の便宜上、中心軸線Oに沿う方向を上下方向ともいい、中心軸線Oに沿って底部8の側から口部2aの側へ向かう方向を上方ともいい、その反対方向を下方ともいい、中心軸線Oに直交する直線に沿う方向を径方向ともいい、中心軸線Oを周回する方向を周方向ともいい、中心軸線Oを含む断面を縦断面ともいう。
容器本体2の内部には図示しない内容物として飲料が収容される。飲料は特に限定されず、また、ホット飲料であってもコールド飲料であってもよい。
シート状部材3は、口部2aの上端部を覆うように張られ、外周縁部においてフランジ部7の上面に固着され、口部2aを密封する。シート状部材3は例えば、アルミ又は樹脂製のフィルムによって形成することができる。
図2及び図4に示すように、開封部材4は、口部2aに対して固定される開封部材固定部4aと、開封部材固定部4aに開封部材ヒンジ部4bを介して回動可能に連なり、開封刃9と係止片10を有する開封部材回動部4cと、を有し、シート状部材3の外側に配置される。開封刃9の基端部における係止片10の両側に位置する2か所は、開封部材ヒンジ部4bに連なる。
開封部材4はオレフィン樹脂又はポリエステル樹脂などの樹脂によって射出成形で形成される一体成形物である。なお開封部材4を形成する材料は樹脂に限らない。また開封部材4の成形方法は射出成形に限らない。開封部材4は一体成形物に限らず、複数の部材を組み付けて形成される構成としてもよい。
開封部材固定部4aは、周方向に延在する環状をなしてフランジ部7の直上に配置される開封部材外周部11と、開封部材外周部11の2か所の間に架け渡されるように延在する架け渡し部12と、を有する。
開封部材外周部11は、周方向に延在する円環状をなす底壁部11aと、底壁部11aの内周縁部から上方に延在するとともに周方向に延在する立壁部11bと、立壁部11bの上端部から径方向内側に延在するとともに周方向に延在する天壁部11cと、を有する。底壁部11aはフランジ部7の直上に配置される。また開封部材外周部11は、立壁部11bと天壁部11cを周方向の1か所において切り欠いた形状をなす嵌合凹部11dを有する。
架け渡し部12は、中心軸線Oを通って水平方向に延在する。なお架け渡し部12は中心軸線Oを通る構成に限らず、中心軸線Oを通らずに水平方向に延在する構成としてもよい。架け渡し部12は、水平方向に長尺に延在するとともに外周壁と底壁によって上方に開口する凹部を形成する長板部12aと、長板部12aの長手方向(左右方向ともいう)の両端部においてそれぞれ外周壁の上端を開封部材外周部11の天壁部11cに連ねる連結部12bと、を有する。
また架け渡し部12は、上面視において長板部12aの短手方向の一方側(前方ともいう)の端部から突出するとともに先端において開封部材ヒンジ部4bに連なる突出部12cを有する。突出部12cは、上側に曲がるL字状をなす。また突出部12cは、係止片10が配置される切り欠き部12dを有する。突出部12cの先端は、切り欠き部12dを挟んだ2か所において開封部材ヒンジ部4bに連なる。
上面視において架け渡し部12の後方(前方の反対側)には、架け渡し部12と開封部材外周部11の一部とによって囲まれる開口が形成される。したがって、少量の材料で開封部材4の形成を実現できる。なお開封部材4は架け渡し部12を有する構成に限らず、上記開口の部分にも開封部材固定部4aを形成する構成としてもよい。
開封刃9は、上面視において突出部12cの先端に位置する基端部から先端部(刃先9a)まで前方に延在する。また開封刃9は上面視において前方に向けて先細となる形状をなす。なお開封刃9の形状は上面視において前方に向けて先細となる形状に限らない。係止片10は、上面視において開封刃9の基端部から後方に延在する突起状をなす。
開封刃9は、左右方向に見たときに、上方に凸となる凸形状をなすように曲がった形状をなす。より具体的には開封刃9は、左右方向に見たときに、直線状部が2か所で折れ曲がった形状をなす。
開封刃9の刃先9aは、上面視においても左右方向に見たときにも先鋭状をなす。なお刃先9aの形状は、シート状部材3の材質や開封刃9の配置などに応じて適宜設定できる。
図3及び図4に示すように、キャップ5は、口部2aに対して固定されるキャップ固定部5aと、キャップ固定部5aにキャップヒンジ部5bを介して回動可能に連なり、押し込み片13と突片14を有するキャップ回動部5cと、を有し、開封部材4の外側に配置される。押し込み片13の基端部における突片14の両側に位置する2か所は、キャップヒンジ部5bに連なる。
キャップ5はオレフィン樹脂又はポリエステル樹脂などの樹脂によってシート成形で形成される一体成形物である。なおキャップ5を形成する材料は樹脂に限らない。またキャップ5の成形方法はシート成形に限らない。キャップ5は一体成形物に限らず、複数の部材を組み付けて形成される構成としてもよい。
キャップ固定部5aは、周方向に延在する環状をなして開封部材外周部11の直上に配置されるキャップ外周部15と、上方に開口する凹状をなすようにキャップ外周部15から径方向内側に延在する内周側パネル部16と、を有する。キャップ外周部15は、開封部材外周部11をキャップ外周部15とフランジ部7とによって挟み込んで固定するようにフランジ部7に係止する。内周側パネル部16は、底面部16aと、底面部16aの外周縁から上方に延在するとともに周方向に延在する環状をなす外周面部16bと、外周面部16bの上端縁を上側周壁15aの上端縁に連ねるとともに周方向に延在する頂面部16cと、を有する。
キャップ外周部15は、下方に向けて拡径する円筒状をなす上側周壁15aと、上側周壁15aの下端から径方向外側に延在するとともに周方向に延びる段差壁部15bと、段差壁部15bの外周縁から下方に延びるとともに周方向に延びる下側周壁15cと、を有する。下側周壁15cは、フランジ部7の外周縁部の下面に係止するように径方向内側に突出する係止突部15dを有する。係止突部15dは周方向に連続又は断続して延在する。
上側周壁15aは、周方向の1か所において径方向内側に突出する嵌合凸部15eを有する。嵌合凸部15eは、周方向への回転が規制されるように嵌合凹部11dに嵌合する。このように、開封部材固定部4aとキャップ固定部5aは、互いに対する周方向への回転が規制されるように嵌合する。
押し込み片13は、上面視において基端部から先端部まで前方に延在する。また押し込み片13は上面視において前方に向けて先細となる形状をなす。なお押し込み片13の形状は上面視において前方に向けて先細となる形状に限らない。
突片14は、内周側パネル部16の底面部16aと面一な面状をなし、上面視において押し込み片13の基端部から後方に延在する。また突片14は、上面視コ字状のスリット5dによって区画される。なおスリット5dの形状は上面視コ字状に限らない。
押し込み片13の基端部はキャップヒンジ部5bを介して内周側パネル部16の底面部16aに連なる。上面視における押し込み片13の基端部以外の外縁部は、ミシン目又は薄肉部などで形成される破断予定部5eを介して内周側パネル部16の底面部16aに連なる。なお、上面視における押し込み片13の基端部以外の外縁部は、破断予定部5eを介して内周側パネル部16の底面部16aに連なる構成に限らず、例えば、スリットなどで形成される分断部によって区画される構成としてもよい。
押し込み片13は、左右方向に見たときに、上方に凸となる凸形状をなすように曲がった形状をなす。より具体的には押し込み片13は、左右方向に見たときに、直線状部が2か所で折れ曲がった形状をなす。
図4~図5に示すように、キャップ5は、押し込み片13に対する内側(下方)への押し込み操作により、開封部材ヒンジ部4bを介して第1回動軸線X1を中心に内側に回動した押し込み片13によって押し込まれ、キャップヒンジ部5bを介して第2回動軸線X2を中心に内側に回動した開封刃9によって、シート状部材3が切り裂かれて開封されることで飲み口17を形成可能である。
飲み口17は、上側周壁15a、頂面部16c、外周面部16b及び底面部16aによってキャップ5の前方部分に形成され、例えば唇を上側周壁15aに当てて開封刃付き容器1を傾けることにより、容器本体2内の内容物を、シート状部材3に形成された開口と、押し込み片13とキャップ固定部5a(底面部16a)との間に形成された開口とを通して流出させ、口内に流し込むことができる。
またキャップ5は、押し込み片13に対する上記の押し込み操作により、押し込み片13に連動して突片14が第2回動軸線X2を中心に外側(上方)に回動することによって、開封刃9に連動して第1回動軸線X1を中心に外側に回動した係止片10が弾性変形によって嵌入される嵌入口18を形成可能である。
したがって本実施形態によれば、押し込み片13に対する上記の押し込み操作により飲み口17を一旦形成すると、開封刃9と押し込み片13が弾性変形からの復元力によって元の位置に向けて戻ることが、嵌入口18に嵌入した係止片10によって(より具体的には、突片14に重なった係止片10が嵌入口18の縁に引っ掛かることによって)抑制されるので、飲み口17の開口状態を容易に維持することができる。
また本実施形態によれば、開封刃9の基端部における係止片10の両側に位置する2か所が開封部材ヒンジ部4bに連なり、押し込み片13の基端部における突片14の両側に位置する2か所がキャップヒンジ部5bに連なる構成により、開封刃9と押し込み片13の安定した回動を実現できる。なお本実施形態の開封刃付き容器1はこのような構成に限らない。
また本実施形態によれば、開封部材固定部4aとキャップ固定部5aが、互いに対する周方向への回転が規制されるように嵌合する構成により、開封刃9と押し込み片13の互いに対する周方向の位置決めを容易に実現できる。なお本実施形態の開封刃付き容器1はこのような構成に限らない。
本発明は前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
したがって、前述した実施形態の開封刃付き容器1は、口部2aを有する容器本体2と、口部2aを密封するシート状部材3と、シート状部材3の外側に配置され、開封刃9と係止片10を有する開封部材4と、開封部材4の外側に配置され、押し込み片13と突片14を有するキャップ5と、を有し、キャップ5が、押し込み片13に対する押し込み操作により、押し込み片13によって押し込まれ内側に回動した開封刃9によってシート状部材3が開封されることで飲み口17を形成可能であり、また、キャップ5が、押し込み操作により、押し込み片13に連動して突片14が外側に回動することによって、開封刃9に連動して外側に回動した係止片10が弾性変形によって嵌入される嵌入口18を形成可能である、開封刃付き容器1である限り変更可能である。
例えば、飲み口17は、上側周壁15a、頂面部16c、外周面部16b及び底面部16aによってキャップ5の前方部分に形成される構成に限らない。開封刃9と押し込み片13のそれぞれの左右方向に見たときの形状は、直線状部が2か所で折れ曲がった形状に限らず、上方に凸となる凸形状をなすように曲がった任意の形状に設定してもよいし、その他の形状に設定してもよい。
1 開封刃付き容器
2 容器本体
2a 口部
3 シート状部材
4 開封部材
4a 開封部材固定部
4b 開封部材ヒンジ部
4c 開封部材回動部
5 キャップ
5a キャップ固定部
5b キャップヒンジ部
5c キャップ回動部
5d スリット
5e 破断予定部
6 胴部
7 フランジ部
8 底部
9 開封刃
9a 刃先
10 係止片
11 開封部材外周部
11a 底壁部
11b 立壁部
11c 天壁部
11d 嵌合凹部
12 架け渡し部
12a 長板部
12b 連結部
12c 突出部
12d 切り欠き部
13 押し込み片
14 突片
15 キャップ外周部
15a 上側周壁
15b 段差壁部
15c 下側周壁
15d 係止突部
15e 嵌合凸部
16 内周側パネル部
16a 底面部
16b 外周面部
16c 頂面部
17 飲み口
18 嵌入口
O 中心軸線
X1 第1回動軸線
X2 第2回動軸線

Claims (3)

  1. 口部を有する容器本体と、
    前記口部を密封するシート状部材と、
    前記シート状部材の外側に配置され、開封刃と係止片を有する開封部材と、
    前記開封部材の外側に配置され、押し込み片と突片を有するキャップと、を有し、
    前記キャップが、前記押し込み片に対する押し込み操作により、前記押し込み片によって押し込まれ内側に回動した前記開封刃によって前記シート状部材が開封されることで飲み口を形成可能であり、また、
    前記キャップが、前記押し込み操作により、前記押し込み片に連動して前記突片が外側に回動することによって、前記開封刃に連動して外側に回動した前記係止片が弾性変形によって嵌入される嵌入口を形成可能である、開封刃付き容器。
  2. 前記開封部材が、前記口部に対して固定される開封部材固定部と、前記開封部材固定部に開封部材ヒンジ部を介して第1回動軸線を中心に回動可能に連なり、前記開封刃と前記係止片を有する開封部材回動部と、を有し、前記第1回動軸線に沿う方向において前記開封刃の基端部における前記係止片が配置される切り欠き部を挟んだ両側に位置する2か所が前記開封部材ヒンジ部に連なり、
    前記キャップが、前記口部に対して固定されるキャップ固定部と、前記キャップ固定部にキャップヒンジ部を介して第2回動軸線を中心に回動可能に連なり、前記押し込み片と前記突片を有するキャップ回動部と、を有し、前記第2回動軸線に沿う方向において前記押し込み片の基端部における前記突片を区画するスリットを挟んだ両側に位置する2か所が前記キャップヒンジ部に連な、請求項1に記載の開封刃付き容器。
  3. 前記開封部材が、前記口部に対して固定される開封部材固定部と、前記開封部材固定部に開封部材ヒンジ部を介して回動可能に連なり、前記開封刃と前記係止片を有する開封部材回動部と、を有し、
    前記キャップが、前記口部に対して固定されるキャップ固定部と、前記キャップ固定部にキャップヒンジ部を介して回動可能に連なり、前記押し込み片と前記突片を有するキャップ回動部と、を有し、
    前記開封部材固定部と前記キャップ固定部が、互いに対する前記口部の周方向への回転が規制されるように嵌合する、請求項1又は2に記載の開封刃付き容器。
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