JP7788363B2 - グラップルバケット装置及び木の切断方法 - Google Patents
グラップルバケット装置及び木の切断方法Info
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Description
また本発明は、グラップルバケット装置を使用して木を切断する際の方法に関するものである。
また特許文献1には、切断装置101を備えたグラップルバケット装置100が開示されている。
特許文献1に開示されたグラップルバケット装置100は、図13の様に、バケット102と、グラップル装置103を有し、さらに切断装置101を備えている。
グラップル装置103は、グラップル部材105を有している。グラップル部材105は、シリンダーによってバケット102の開口に対して近接・離反方向に揺動する。
切断刃106も、シリンダーによって揺動し、自由端側がバケット102の開口から離れた姿勢から、受け枠107に入る方向に揺動する。
特許文献1に開示されたグラップルバケット装置100は、グラップル部材105とバケット102の開口縁との間で木材を挟む。即ちグラップル部材105と切断刃106の双方を開いた状態で、バケット102の開口縁とグラップル部材105間に木を入れて、グラップル部材105を閉じて木を挟む。そしてその後、切断刃106をバケット102の開口から離れた姿勢から受け枠107内に入る方向に揺動させ、木を切断する。
しかしながら、特許文献1に開示されたグラップルバケット装置100においては、木の切断方法が一つしかない。即ち、特許文献1に開示されたグラップルバケット装置100においては、前記した様に、グラップル部材105と切断刃106の双方を開いた状態でバケット102の開口縁とグラップル部材105間に木を入れ、グラップル部材105を閉じて木を挟み、その状態で、切断刃106をバケット102側に揺動させて木を切断するしか切断の方法がない。
そのため切断対象の木の大きさや、枝の状態によっては切断しにくい場合がある。
そのため、木材を切断する際に、正面刃の突出部分が木材に当たる。また突出部分は比較的小さい領域であるから、木材等に対する単位面積当たりの力が強く、容易に木材等に食い込む。
そのため、切断の際に木材等が逃げにくい。
また基端側に凹状の領域がある場合は、基端側で切れ端や落ち葉等を圧縮しない。
本実施形態のグラップルバケット装置1は、図1の様に、土木・建築機械(作業車両)2に取り付けられるアタッチメントである。
図1に示す土木・建築機械2は、公知のパワーショベル等の自走式作業車両の本体部分であり、走行車両3に、ブーム5が取り付けられ、さらにアーム6が設けられている。公知の通り、ブーム5及びアーム6は、シリンダー7、8によって揺動する。
グラップルバケット装置1は、ブラケット部10と、バケット部11を有している。
ブラケット部10は、バケット部11を支持し、バケット部11を土木・建築機械2のアーム6に接続するものである。
ブラケット部10には回動部材38が設けられており、バケット部11は、回動部材38に取り付けられている。回動部材38は、図示しない油圧モータによって回動するものである。バケット部11は、回動部材38を駆動することにより、アーム6の延長方向の軸心を中心にして回転する。
公知の様に、ボールベアリングには、グリスが内蔵されており、通常はグリスニップルが設けられており、グリスガンを使用して給脂される。本実施形態では、これに加えて、ボールベアリングに自動給脂装置41が取り付けられている。自動給脂装置41は、ガス圧その他によってグリスを強制的に押し出して給脂するものである。
本実施形態では、自動給脂装置41が装着されているので、使用者が仮に給脂を失念していても、ベアリングの耐久性が確保される。
本実施形態で採用するバケット部11は、図3乃至図6の様に、固定側部材12と、バケット本体17を有している。またバケット部11には、グラップル部材20及び切断刃50がある。
バケット本体17は、対向する側壁15、16を有し、当該対向する側壁15、16の間に略「L」字状の底壁33が設けられたものである。バケット本体17は、対向する側壁15、16と、両者を繋ぐ底壁33によって土等を貯める空間13が構成されている。
バケット本体17の一面は開放されている。バケット本体17の開放された一面が、バケット部11の開口部18となっている。
バケット本体17は、軸40を介して固定側部材12に揺動可能に支持されている。
またバケット本体17は、土木・建築機械2のアーム6に設けられたシリンダー42が接続されており、バケット本体17は、当該シリンダー42によって揺動する。即ちバケット本体17は、アーム6に対してうなずく様に揺動する。
グラップル部材20は、基端側がバケット部11の固定側部材12に軸43を介して軸支されている。
グラップル部材20は、グラップル用シリンダー26によって揺動する。
グラップル用シリンダー26は、図4の様に、ヘッド側がピン30を介してバケット本体17の、固定側部材12に取り付けられている。そしてグラップル用シリンダー26のロッド27がグラップル部材20側にピン63を介して軸支されている。
グラップル部材20は、グラップル用シリンダー26を伸縮することによって、軸43を中心として揺動する。グラップル部材20は、グラップル用シリンダー26を伸長することにより、バケット部11の開口部18側に向かって揺動し、バケット本体17の開口縁45との間に木材等の物を挟んで保持することができる。
切断刃50は、切断刃用シリンダー51によって揺動する。
切断刃用シリンダー51は、ヘッド側がピン30を介してバケット本体17の、固定側部材12に取り付けられている。即ちグラップル用シリンダー26のヘッド側を軸支するピン30と同じピン30によって切断刃用シリンダー51が取り付けられている。
そして切断刃用シリンダー51のロッド52が切断刃50側にピン47を介して軸支されている。
切断刃50は、切断刃用シリンダー51を伸縮することによって、ピン46を中心として揺動する。
切断刃50は、切断刃用シリンダー51が収縮した状態においては、図5の様に開いた姿勢となる。
切断刃50は、切断刃用シリンダー51を伸長することにより、バケット部11の開口部18側に向かって揺動する。即ち切断刃用シリンダー51を伸長することにより、切断刃50が前進する。
一方、切断刃50が受け枠37の中に収容された状態から、切断刃用シリンダー51を収縮させると、切断刃50が後退して受け枠37から脱し、開き姿勢となる。
本実施形態では、受け枠37と切断刃50の間で木等を挟み、木等をせん断することができる。
実際には、グラップル部材20とバケット部11の開口縁45との間で木等の被切断物を挟んで保持し、この状態で切断刃50をバケット部11の開口縁45側に揺動させて切断刃50の正面刃を木材等に押し当て、木材等を切断することとなる。
本実施形態の切断刃50は、図7の様に、円形の揺動中心部53と刃体部55によって構成される。切断刃50は、揺動中心部53が前記したピン46介してバケット部11の固定側部材12に軸支され、揺動中心部53を中心として揺動するものである
刃体部55の概形は、ブーメラン状に折れ曲がった板状である。即ち刃体部55のバケット部11側の辺は、輪郭の概形が凸状であり、その反対側の辺は輪郭の概形が凹状である。
即ち本実施形態の切断刃50は、バケット部11側の辺に正面刃(切れ刃)61があり、その反対側(棟側)に棟側刃(切れ刃)70がある。
正面刃61は、二つの直線を基調とする切れ刃であり、輪郭形状は、図5の様な開いた姿勢を基準としてバケット部11側に凸状である。以下、図5の様な開いた姿勢を基準としてバケット部11側の方向を前方方向といい、その反対を後方という場合がある。
即ち正面刃61の稜線62は、基端部から中間部までの間がバケット部11側(前方)に向かって突出する方向に延びる直線である。これに対して、中間部から先の部分は、正面刃61の稜線62が切断の際の揺動方向(図7の矢印)に対して反対側(後方)に直線的にのびている。
したがって、刃体部55は、中間部が、切断の際の揺動方向(前方)に向かって最も突出している。
本実施形態では、刃体部55の刃渡りをWとして、Wの基端部から5分の1から3分の2の位置、好ましくは、Wの基端部から3分の1から2分の1の位置に稜線62の変曲点60がある。即ち、刃体部55の正面刃61は、刃の根本から先にバケット部11側に向かって傾斜する前方傾斜部56があり、その先に突端部57があり、さらにその先が、後方に後退する後方傾斜部58がある。
本実施形態では、突端部57は、三角形に近く、とがっている。
したがって、棟側刃70の稜線71の輪郭は、全体的に凹形である。
正面刃61を使用して切断する際の準備段階として、グラップル部材20とバケット部11の開口縁45との間で木等の被切断物を挟んで保持する。このとき、図8(a)、図10(a)の様に、刃体部55は、バケット部11の開口縁45から離れた状態で待機している。即ち刃体部55は、開いている。
そして、切断刃50をバケット部11の開口縁45に向かって揺動させ、図8(b)の様に、木材に刃体部55の正面刃61を押し当てる。ここで切断刃50は、中間部に突端部57があり、当該突端部57が、切断刃50の揺動方向に対して最も先頭の位置にある。そのため、刃体部55が揺動する際に、突端部57が最初に木材と接触する。
そのため、木材は刃体部55に捕捉され、揺動が進むにしたがって、切込みが進む。そしてついには切断される。
棟側刃70を使用して切断する際の準備段階として、グラップル部材20とバケット部11の開口縁45との間で木材等の被切断物を挟んで保持する。このとき、図9(a)、図10(b)の様に、切断刃50は受け枠37内に収容されている。
そして、切断刃50を受け枠37から脱出する方向に揺動させ、図9(b)の様に、木材に刃体部55の棟側刃70を押し当てる。ここで棟側刃70は、輪郭が凹状であるから、木材を包み込む。そのため木材が逃げにくい。
そのため、木材は刃体部55に捕捉され、揺動が進むにしたがって、切込みが進む。そしてついには切断される。
また図11(b)に示す切断刃81の様に、後方傾斜部58は、湾曲していてもよい。
図11(c)に示す切断刃82は、正面刃61の刃の根本から先に曲線領域83があり、その先に突端部57があり、さらにその先が、後方に後退する後方傾斜部58となっている。
切断刃82は、切断の際に揺動するので、中間部が、切断の際の揺動方向に向かって最も突出することとなる。
本実施形態においても、突端部57は、三角形に近く、とがっている。
突端部57はとがっており、押し当てられた際における単位面積当たりの力が強いので、容易に木材に突き刺さる。そのため木材が逃げにくい。
木材は刃体部55に捕捉され、揺動が進むにしたがって、切込みが進む。そしてついには切断される。
ここで切断刃82は、基端部が凹状であるから、受け枠37の底壁35と切断刃82の基端部の刃先の間には隙間がある。本実施形態では切断刃82の曲線領域83が、逃げ領域となり、切れ端や落ち葉があっても切断刃82は無理なく受け枠37内に入る。
そのため、切断刃82の揺動力が切れ端等の圧縮に消費される力が少なく、揺動力の大半が木材の切断に寄与する。
また図11(e)に示す切断刃92の棟側刃93の様な凸状であってもよい。
図12(a)に示す切断刃95は、正面刃77と、棟側刃78の稜線がいずれも直線状である。
図12(b)に示す切断刃96は、正面刃97と、棟側刃88の稜線がいずれも曲線状であり、後方に反っている。
図12(c)に示す切断刃98は、正面刃65が曲線状であって前方に向かって反っており、棟側刃66の稜線は直線状である。
11 バケット部
12 固定側部材
17 バケット本体
18 開口部
20 グラップル部材
37 受け枠
50、80、81、82、90、92、95、96、98 切断刃
55 刃体部
61、65、77、97 正面刃(切れ刃)
66、70、78、85、86、87、88、91、93 棟側刃(切れ刃)
62、71 稜線
75 円弧状領域
76 直線領域
Claims (5)
- 作業車両のアームの先端部に取り付けられ、バケットと、当該バケットの開口側に向かって揺動して前記バケットとの間で物を保持するグラップル部材と、前記バケットの開口側に向かって揺動して物を切断する切断刃を有するグラップルバケット装置において、
前記切断刃は、両刃であって、バケット側の辺とその反対側の辺の双方に切れ刃があり、さらに
前記反対側の辺の切れ刃は、その稜線が凹状であることを特徴とするグラップルバケット装置。 - 作業車両のアームの先端部に取り付けられ、バケットと、当該バケットの開口側に向かって揺動して前記バケットとの間で物を保持するグラップル部材と、前記バケットの開口側に向かって揺動して物を切断する切断刃を有するグラップルバケット装置において、
前記切断刃は、両刃であって、バケット側の辺とその反対側の辺の双方に切れ刃があり、さらに
前記反対側の辺の切れ刃は、中間部の稜線が円弧状であり、先端側の稜線が直線状であることを特徴とするグラップルバケット装置。 - 作業車両のアームの先端部に取り付けられ、バケットと、当該バケットの開口側に向かって揺動して前記バケットとの間で物を保持するグラップル部材と、前記バケットの開口側に向かって揺動して物を切断する切断刃を有するグラップルバケット装置において、
前記切断刃は、両刃であって、バケット側の辺とその反対側の辺の双方に切れ刃があり、さらに
前記バケット側の辺の切れ刃は、基端部から中間部までの間の切れ刃の稜線が、直線状又は切断の際の揺動方向に対して凹状であり、中間部から先の部分は、切れ刃の稜線が切断の際の揺動方向に対して反対側にのびていることを特徴とするグラップルバケット装置。 - 作業車両のアームの先端部に取り付けられ、バケットと、当該バケットの開口側に向かって揺動して前記バケットとの間で物を保持するグラップル部材と、前記バケットの開口側に向かって揺動して物を切断する切断刃を有するグラップルバケット装置において、
前記切断刃は、両刃であって、バケット側の辺とその反対側の辺の双方に切れ刃があり、さらに
バケットの側壁部に、切断刃が没入可能な受け枠が設けられていることを特徴とするグラップルバケット装置。 - 請求項4に記載のグラップルバケット装置を使用し、前記切断刃を前記受け枠に収容した状態で前記バケットとグラップル部材の間で木を保持し、その後に前記切断刃を揺動して前記受け枠から脱出させ、前記反対側の辺の切れ刃で木を切断することを特徴とする木の切断方法。
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