JP7799562B2 - 磁石回転子、及び、発電機 - Google Patents
磁石回転子、及び、発電機Info
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Description
この発電機では、ワンウェイクラッチのクラッチ機構が磁石回転子に位置決めされ、その状態でクラッチ機構が磁石回転子にボルト締結等によって固定されている。
即ち、本発明に係る磁石回転子は、底壁の中心部に回転軸が連結されるとともに、前記底壁の前記回転軸との連結部よりも径方向外側領域に、クラッチ機構を位置決めするクラッチ係止部が設けられた有底円筒状のヨークと、前記ヨークの周壁に固定された複数の永久磁石と、を備え、前記クラッチ係止部は、前記ヨークの前記底壁から切り起こされた複数の切り起こし片によって構成されていることを特徴とする。
したがって、本発明に係る磁石回転子を採用した場合には、ヨークの小型、軽量化とクラッチ機構の確実な係止を両立させることができる。
発電機1は、アウタロータ型の交流発電機であって、エンジンの回転軸2に連結される磁石回転子3と、磁石回転子3の内側に配置され、エンジンケース(不図示)等に固定される固定子4と、を備えている。
また、ヨーク11の底壁15の外側面(軸方向外側の面)には、ワンウェイクラッチのクラッチ機構30が取り付けられている。
ボス10は、軸心に沿って貫通孔13が形成されている。貫通孔13は、回転軸2の先端部の形状に沿って先端側に向かって内径が窄まるテーパ孔とされている。ボス10の基端部には、径方向外側に張り出す環状のフランジ部14が設けられている。ヨーク11の底壁15の中央部には、ボス10が嵌入される嵌合孔24が形成され、ヨーク11の底壁15の嵌合孔24の周縁部は、ヨーク11の軸方向内側に向かってフランジ部14の厚み分だけ円環状に窪んでいる。底壁15の嵌合孔24の周縁の窪み部23には、フランジ部14が軸方向外側から重ねられている。フランジ部14は、その状態において、ヨーク11の底壁15の内周縁部に固定されている。これにより、ボス10のフランジ部14とヨーク11の底壁15の軸方向外側の端面は略面一となっている。
なお、ボス10と回転軸2の先端部は、軸線回りに共回りするようにナット16によって固定されている。
なお、インナレース34とアウタレース31の間の一方向の回転のみを相手部材に伝達するクラッチ機構30の詳細構造についてはここで説明を省略する。クラッチ機構30については、周知の各種の構造を採用することができる。
なお、インナレース34は、円筒部34aの内周側が軸受35を介して回転軸2に支持さている。
ヨーク11の底壁15のうちの、ボス10(回転軸2との連結部)よりも径方向外側領域には、略三角形状の切欠き部60と、切欠き部60の一辺の一部が切り起こされた切り起こし片61と、が設けられている。切欠き部60と切り起こし片61は、ヨーク11の底壁15のうちの、底壁15の中心部を中心とした同心円上に夫々複数(本実施形態の場合6つ)配置されている。複数の切り起こし片61は、底壁15の中心部を中心とした円周方向に等間隔に離間して配置されている。
なお、切欠き部60は、切り起こし前の切り起こし片61の輪郭部よりも充分に大きく形成されている。また、切欠き部60は、底壁15の径方向内側に向かって径方向と直交する方向の幅が次第に狭まっている。
複数の切り起こし片61は、ヨーク11におけるクラッチ係止部を構成している。また、各切欠き部60は、クラッチ機構30(アウタレース31)の外周面よりも径方向外側となる位置まで拡がっている。
以上のように、本実施形態の磁石回転子3は、ヨーク11の底壁15から切り起こされた複数の切り起こし片61によってクラッチ係止部が構成されている。このため、クラッチ係止部をヨーク11の底壁15から打ち出しによって形成する場合に比較して、ヨーク11の底壁15の肉厚を厚くすることなく複数の切り起こし片61によってクラッチ機構30(アウタレース31)を確実に係止することができる。
したがって、本実施形態の磁石回転子3を採用した場合には、ヨーク11の小型、軽量化とクラッチ機構30の確実な係止を両立させることができる。
図6は、本実施形態の磁石回転子のヨーク111の図5に対応する拡大断面図である。
本実施形態のヨーク111は、基本的な構成は上記の実施形態とほぼ同様であるが、切欠き部60に対する切り起こし片61の相対位置が上記の実施形態と異なっている。上記の実施形態では、切り起こし片61が切欠き部60の径方向外側の辺60aの周方向の中央領域に配置されていたが、本実施形態では、切り起こし片61が切欠き部60の径方向外側の辺60aの周方向の片側に偏った位置に突設されている。切り起こし片61の切り起こし方向は、上記の実施形態と同様に、切欠き部60の径方向外側の辺60aに近接した位置を切り起こし基部とし、切り起こし片61の径方向内側に延びる先端部側を軸方向に屈曲させている。
したがって、本構成を採用した場合には、ヨーク111の回転方向を考慮して切り起こし片61の周方向の片側に開口面積の大きい連通口170を確保することにより、ヨーク111の回転時に、ヨーク111内の熱を外部に効率良く逃がすことができる。
図7は、本実施形態の磁石回転子のヨーク211の図5に対応する拡大断面図である。
本実施形態のヨーク211は、他の実施形態1と同様に、切り起こし片261が切欠き部60の周方向の片側に偏った位置に配置されている。ただし、本実施形態の切り起こし片261は、切欠き部60の径方向に延びる一方の辺60bにおいて切り起こされている。
したがって、本構成を採用した場合には、ヨーク111の回転時に、ヨーク111内の熱をさらに効率良く外部に逃がすことができる。
さらに、本実施形態の磁石回転子は、切り起こし片261の接続部領域261aと支持部領域261bの間の屈曲稜線が底壁15の径方向に沿うように延びている。このため、クラッチ機構を切り起こし片261の充分に剛性の高い方向で受け止めることができる。
例えば、上記の各実施形態では、ヨーク11(111,211)の底壁15に形成される切欠き部60が、底壁15の中心側に向かって窄まる略三角形状に形成されているが、切欠き部60の形状はこれに限定されない。切欠き部60の形状は、四角形状等の三角形状以外の形状であっても良い。
Claims (7)
- 底壁の中心部に回転軸が連結されるとともに、前記底壁の前記回転軸との連結部よりも径方向外側領域に、クラッチ機構を位置決めするクラッチ係止部が設けられた有底円筒状のヨークと、
前記ヨークの周壁に固定された複数の永久磁石と、を備え、
前記底壁には、前記底壁の中心部を中心とした同心円状に配置され、前記クラッチ機構を締結固定するためのボルトが挿通される複数のボルト挿通孔と、前記ボルト挿通孔の形成位置よりも径方向外側位置から前記ボルト挿通孔の形成位置と同一円周上位置まで延びて形成される切欠き部が設けられ、
前記クラッチ係止部は、前記ヨークの前記底壁における前記切欠き部の内、前記ボルト挿通孔の形成位置よりも径方向外側となる位置から前記ヨークの軸方向外側に向かって切り起こされた複数の切り起こし片によって構成されていることを特徴とする磁石回転子。 - 前記切り起こし片は、切り起こし基部が前記底壁の径方向外側領域に配置され、先端部側が前記切り起こし基部よりも前記底壁の径方向内側領域から切り起こされていることを特徴とする請求項1に記載の磁石回転子。
- 前記底壁には、切り起こし前の前記切り起こし片の輪郭部よりも大きい前記切欠き部が設けられ、
前記切欠き部は、前記底壁の径方向内側に向かって径方向と直交する方向の幅が次第に狭まる形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の磁石回転子。 - 前記切欠き部は、前記クラッチ機構の外周面よりも径方向外側となる位置まで拡がっていることを特徴とする請求項3に記載の磁石回転子。
- 前記切り起こし片は、前記底壁の周方向に関して、前記切欠き部の中央領域に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の磁石回転子。
- 前記切り起こし片は、前記底壁の周方向に関して、片側に偏った位置に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の磁石回転子。
- 前記請求項1~6のいずれか1項に記載の磁石回転子と、前記ヨークの内側で前記永久磁石に対向して配置されるとともに、コイルが巻装された固定子と、を備えていることを特徴とする発電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022091425A JP7799562B2 (ja) | 2022-06-06 | 2022-06-06 | 磁石回転子、及び、発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2022091425A JP7799562B2 (ja) | 2022-06-06 | 2022-06-06 | 磁石回転子、及び、発電機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2023178630A JP2023178630A (ja) | 2023-12-18 |
| JP7799562B2 true JP7799562B2 (ja) | 2026-01-15 |
Family
ID=89189545
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2022091425A Active JP7799562B2 (ja) | 2022-06-06 | 2022-06-06 | 磁石回転子、及び、発電機 |
Country Status (1)
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Citations (5)
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| JPS5790360U (ja) * | 1980-11-22 | 1982-06-03 |
-
2022
- 2022-06-06 JP JP2022091425A patent/JP7799562B2/ja active Active
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Also Published As
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