JP7807246B2 - アンダーカバーを備えた車両 - Google Patents

アンダーカバーを備えた車両

Info

Publication number
JP7807246B2
JP7807246B2 JP2022014183A JP2022014183A JP7807246B2 JP 7807246 B2 JP7807246 B2 JP 7807246B2 JP 2022014183 A JP2022014183 A JP 2022014183A JP 2022014183 A JP2022014183 A JP 2022014183A JP 7807246 B2 JP7807246 B2 JP 7807246B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
undercover
slope
driving force
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022014183A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023112409A (ja
Inventor
慧 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Subaru Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Subaru Corp filed Critical Subaru Corp
Priority to JP2022014183A priority Critical patent/JP7807246B2/ja
Priority to US18/088,349 priority patent/US12384473B2/en
Priority to CN202211706785.5A priority patent/CN116534143A/zh
Priority to DE102023101102.2A priority patent/DE102023101102A1/de
Publication of JP2023112409A publication Critical patent/JP2023112409A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7807246B2 publication Critical patent/JP7807246B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D35/00Vehicle bodies characterised by streamlining
    • B62D35/02Streamlining the undersurfaces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/20Floors or bottom sub-units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/20Floors or bottom sub-units
    • B62D25/2072Floor protection, e.g. from corrosion or scratching
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/88Optimized components or subsystems, e.g. lighting, actively controlled glasses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本開示は、車両の床下を流れる空気をガイドするアンダーカバーを備えた車両に関する。
近年、例えば四輪自動車などの車両における床下を流れる空気をガイドするために、この車両における床下を覆うアンダーカバーが設置されることがある。このアンダーカバーにおいては、車両の床下を流れる空気流をスムーズに流すための種々の構造が提案されている。
例えば特許文献1においては、自動車の前方から床部材の下側に流入した空気流を後方へガイドするために床部材に沿って前後方向に延びるように形成され、後端部がフロントタイヤより後方で且つ自動車の側部とトンネル部との間に配置されるガイド壁を備えるアンダーカバーが提案されている。
また、特許文献2では、エンジンルームの冷却性を向上させるため、アンダーカバーの中央部分に形成された切り込み(凹部)を介して、エンジン下の空間を流れる空気をアンダーカバーの下側まで落とし込んで当該アンダーカバーの下側を流れる走行風Fuに合流させる構造が提案されている。
特開2017-65445号公報 実開2012-136062号公報
上述した特許文献に限らず現在の技術では市場のニーズを適切に満たしているとは言えず以下に述べる課題が存在する。
例えば上記した各特許文献においては、フロントグリルを経由して房内(エンジンルーム内)に流入した空気流は、例えば特許文献2に示されるように床下中央部からアンダーカバーの下側へ流出されることが一般的である。このときアンダーカバーの下側に流出した空気流は、例えば車両の前方からアンダーカバーの下側へ流入する走行風の主流に合流する。
このように房内から下方へ流出した空気が上記走行風の主流と床下において合流すると、この走行風の主流による床下での負圧作用が弱まってしまい、結果的に車両の前部が浮き上がる方向に作用することからCl値が悪化してしまう。また、房内から床下へ流出する空気は車幅方向において均一とはなり難いことから、走行風の主流と合流した際に流速の左右差が生じてしまい、床下の圧力分布に偏りが発生することから車両のヨーモードやロールモードが左右で異なってしまう。また、床下で房内から流出する流れと走行風の主流が同流することで、その後に車両の後輪にも向かう流れが発生し、結果として車両のCd値も悪化してしまう。
本開示は、上記した課題を一例に鑑みて為されたものであり、車両の床下で房内から流出する流れと走行風の主流が合流することを抑制して走行風の主流をスムーズに車両の後方へ流すことで、車両の上記したCl値及びCd値を共に改善することが可能なアンダーカバーを備えた車両を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本開示の一形態における車両は、車体の床下面のうち少なくともグリル下部を含む前輪後端に至るまでカバーするアンダーカバーを備えた車両であって、前記アンダーカバーは、前方から後方にかけて鉛直下方にスロープ状となる第1スロープと、前記前輪の後方に配置された開口部と、を少なくとも含み、前記車体のフロント部に搭載される駆動力機構と前記アンダーカバーとの間には、前輪の後方へ空気を導くための空隙が設けられ、前記アンダーカバーは、前記車両の車幅方向に関して前記開口部よりも内側に配置されて、車両前方から車両後方にかけて鉛直下方にスロープ状の第2スロープと、を有する。
本開示によれば、床下で房内から流出する流れと走行風の主流が合流することを抑制でき、これにより走行風の主流がスムーズに車両後方へ流れることで車両におけるCl値とCd値の双方を共に改善させることができる。
第1実施形態におけるアンダーカバーを備えた車両の側面図である。 第1実施形態におけるアンダーカバーを備えた車両を斜め下方から見た模式図である。 第1実施形態におけるアンダーカバーを備えた車両の底面図である。 アンダーカバーを外した場合における車両の底面図である。 第1実施形態におけるアンダーカバーを示す模式図である。 車両の床下(アンダーカバーの下側)を流れる空気流を説明するための模式図である。 房内(エンジンルーム)からアンダーカバーの下側に流れる空気流を説明するための模式図である。 第2実施形態におけるアンダーカバーを示す模式図である。 第3実施形態におけるアンダーカバーを示す模式図である。 第4実施形態におけるアンダーカバーを示す模式図である。 第4実施形態におけるアンダーカバーを備えた車両の底面図である。 第5実施形態におけるアンダーカバーを示す模式図である。
次に本開示によるアンダーカバーを備えた車両を実施するための好適な実施形態について説明する。また、以下で詳述する以外の構成については、例えば上記した特許文献を含む公知の車両構造やアンダーカバーを適宜補完してもよい。
[第1実施形態]
図1~図5を用いて、第1実施形態に係るアンダーカバー20Aを備えた車両100について説明する。なお本実施形態では、車両100の一例として、公知の駆動力源30から出力される駆動トルクを左前輪13LF、右前輪13RF、左後輪13LR及び右後輪13RR(以下、これら車輪のうち前輪を「13F」、後輪を「13R」、そして特に区別を要しない場合には「車輪13」と総称する)に伝達する四輪駆動車を例示する。しかしながら本開示における車両100は、上記した四輪駆動車に限られず、公知の前輪駆動車や後輪駆動車として構成されていてもよい。
また、本実施形態に好適な車両100としては、車両100のフロント部にラジエターなどの冷却システムの一部があり、例えばフロントグリルから流入した走行風が車両100の床下に流出する構成であれば種々の車両に適用が可能であり、後述する駆動力源30がフロント部に搭載されることは必須ではない。従って、例えば図示の形態と異なり車両100のフロント部に駆動力源30が配置されていないリアエンジンタイプであったとしても、駆動力機構の一部としてのラジエターがフロント部に配置されていれば本実施形態で好適な車両100となり得る。
本実施形態の車両100において、車両前部のエンジンルーム(房内)に設置された駆動力源30からの駆動力は、図示しない変速機及び前輪差動機構並びにプロペラシャフト19及び後輪差動機構18を介して、それぞれ前輪駆動軸17F及び後輪駆動軸17Rに伝達される。
駆動力源30は、例えばガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の公知の内燃機関が適用できる。なお本実施形態では駆動力源30としてガソリンエンジンを例にして説明するが、本実施形態の駆動力源30は、駆動用モータであってもよく、内燃機関及び駆動用モータをともに備えていてもよい。本実施形態では、上記した駆動力源30とトランスミッション(動力伝達機構)やこの駆動力源30と熱交換を行う熱交換器(ラジエター)を含んで駆動力機構が構成されている。
上記した駆動力源30や変速機の駆動は、一つ又は複数の公知の電子制御装置(ECU:Electronic Control Unit)を含んで構成された車両制御装置により制御される。
また、車両100のうち車体(ボディ)10の前端には公知のグリル12が設けられており、このグリル12を介してラジエター等の冷却のための走行風がエンジンルーム(房内)に流入するように構成されている。
また、図1及び図2から理解されるとおり、上記した車体10の床下面11には、ガソリンエンジンからの排気ガスを車両後方へと排出する公知の排気管15や、この排気管15に接続される公知のマフラー16などが設置されている。
さらに本実施形態の車両100は、下回りの空気流を整えるためにアンダーカバー20Aが車体10の床下面11に設けられている。また、後述するとおり、本実施形態のエンジンルーム(房内)においては、車体10に搭載される駆動力機構(例えば駆動力源30及び変速機)や床下面11、マフラー16などと、アンダーカバー20Aと、の間には、前輪13Fの後方へ空気を導くための空隙SP(図7参照)が設けられている。
以下、本実施形態に係るアンダーカバー20Aの構造について詳述する。
<アンダーカバー20A>
図1~図5に示すように、本実施形態の車両100は、車体10の床下面11のうち少なくともグリル12の下部を含む後輪前端に至るまでカバーするアンダーカバー20Aを備えている。
より具体的に本実施形態のアンダーカバー20Aは、後述する第1スロープ21を含む前部領域FAと、後述する開口部22を含む中央領域MAと、この中央領域MAの後方に接続されて車両前方から後輪前端までをカバーする後部領域RAと、を含んでいる。
アンダーカバー20Aは、図1及び図3などから理解されるとおり、上記した前部領域FAにおいて、車両の前方から後方にかけて鉛直下方にスロープ状となる第1スロープ21を含んで構成されている。このようにアンダーカバー20Aは第1スロープ21を備えていることから、走行中における車両100の前方からアンダーカバー20Aの下側に沿って流れる空気流が縮流されて流速が増加されることになる。これにより、車両100におけるアンダーカバー20Aの下側で負圧が作用することで、車両100に対して鉛直下方から引き寄せられる力が発生し、これにより車両100のCl値が改善することになる。
なお図示では、第1スロープ21は、車両を側方から見た場合の側面視が直線状のスロープ状の形状となっているが、この形態に限られず車両前方から後方にかけて鉛直下方に凸となるよう湾曲したスロープ状の形状となっていてもよい。
また、アンダーカバー20Aは、図3及び図5などから理解されるとおり、上記した中央領域MAにおいて、前記した前輪13Fの後方に配置された開口部22を含んで構成されている。より具体的には、アンダーカバー20Aの中央領域MAには、第1スロープ21から連続する主面部24aと、左前輪13LF及び右前輪13RFがそれぞれ配置されるタイヤハウス領域24bとが設けられている。
また、同図から理解されるとおり、本実施形態の主面部24aは、上述のとおり後部領域RAまで連続して設けられている。なお第1スロープ21と主面部24とは一体で形成されていることが好ましいが、これらが別々の部材で構成されて公知の固定手段を介して一体化される構造であってもよいし、例えばフロントバンパーやサイドシルスポイラー等の他の公知の車両パーツの一部が車両100に装着された状態で第1スロープ21や第2スロープ23あるいは主面部24を構成する構造であっても良い。
換言すれば、本実施形態のアンダーカバー20Aのうち例えば第1スロープ21、第2スロープ23および主面部24は、上記した公知の車両100に装着可能な公知の車両パーツの一部として構成されていてもよい。
本実施形態の開口部22は、このタイヤハウス領域24bと連続して右前輪13RFの後方に配置された右側開口部22Rと、タイヤハウス領域24bと連続して左前輪13LFの後方に配置された左側開口部22LRと、を含んで構成されている。そして図5などから明らかなように、アンダーカバー20Aの開口部22は、車両100における車幅方向の中央に対して対称となるように車両100の左右のタイヤ後方にそれぞれ配置されていることが好ましい。
なお本実施形態のアンダーカバー20Aは、図3及び図5などから理解されるとおり、上記した中央領域MAにおいて、車両100の車幅方向(図中のY方向)に関して開口部22よりも内側(車両の中央寄り)に配置された第2スロープ23をさらに備えていてもよい。
より具体的には、アンダーカバー20Aの中央領域MAには、それぞれ車幅方向に関して、右側開口部22Rとタイヤハウス領域24b内側縁との間に配置された右側第2スロープ23Rと、左側開口部22Lとタイヤハウス領域24b内側縁との間で左前輪13LFの内側後方に配置された左側第2スロープ23Lと、を含んで構成されていてもよい。
本実施形態の第2スロープ23は、アンダーカバー20Aが車両100に装着されたときに、車長方向(X方向)に関してタイヤハウス領域24bの後方であって開口部22とほぼ同じ位置となるように設けられている。第2スロープ23は、車両前方から車両後方にかけて鉛直下方にスロープ状の形態を有して構成されている。
アンダーカバー20Aが上記した第2スロープ23を具備する場合には、走行中に第1スロープ21で加速されてタイヤハウス領域24b内に突入し拡散しつつ減速している流れを第2スロープ23で捉えることができる。これにより、第1スロープ21で加速した流れがタイヤハウス領域24b内へ流れ込んでしまうことが抑制してアンダーカバー下において再加速させることができる。
なお図示では、第2スロープ23は、側面視が直線状のスロープ状の形状となっているが、この形態に限られず車両前方から後方にかけて鉛直下方に凸となるよう湾曲したスロープ状の形状となっていてもよい。
なお、走行中においては前輪13Fの影響によって前輪後方が相対的に負圧状態となり、タイヤハウス内への流入を抑制し得ることなどから、アンダーカバー20Aにおける第2スロープ23は、必ずしも必須でなく適宜省略してもよい。
<アンダーカバー20Aによる作用効果>
次に図6及び図7を用いて車両100の走行中におけるアンダーカバー20Aによる作用効果について説明する。なお、図6(a)は本実施形態におけるアンダーカバー20Aを装着した走行中の車両における下回りの空気流を示し、図6(b)は上記した特許文献を含む従来構造のアンダーカバーを装着した走行中の車両における下回りの空気流を示している。なお図6(a)及び(b)では、車両前方から下回りに流れ込む実線の空気流をMS、房内から下回りへ流れ出る点線の空気流をIS、車両の側面へと流れ込む実線の空気流をSSでそれぞれ示している。
このとき図6(c)に例示するように、従来構造による房内レイアウトではエンジンなどの駆動力機構が左右対称で必ずしも配置されないために車両の床下へ流出する流れは車両の中心に対して車幅方向で非対称となり得る。
図6(a)に示すように、本実施形態のアンダーカバー20Aにおいては、走行中の車両周囲には、車両前方から車両後方に向けて流れる空気流(走行風とも称する)が発生する。この場合において、走行風は、車両の側方両側に向けてそれぞれ分岐する側方流SSと、車両の上下及びフロントグリル内に入り込む流れ(図示では省略)と、で大別される。
このうち車両の下側に入り込む下回りの走行風は、アンダーカバー20Aの第1スロープ21で加速されて、車両100の床下面11に設置されたアンダーカバー20Aの下を流通し、下回りの走行風が車両前方から車両後方に向けて主流MSとして流れることになる。これにより、アンダーカバー20Aの主面部24aの下面を負圧状態として車両100のホイールベース間で鉛直下向き荷重を発生させることが可能となり、車両100のCl値が改善する。
なお本実施形態のアンダーカバー20Aは、上記した第2スロープ23を備えている。従って、このとき第2スロープ23によって、第1スロープ21で加速した後にタイヤハウス領域24bの領域に突入して拡散しながら減速する流れが捕捉される。そしてこの捕捉した流れは、当該第2スロープ23によって再度加速されて第2スロープ23の下方を相対的に負圧とする作用を発揮することになる。このように本実施形態では、前輪13F後方の流速を上げつつ開口部22付近の圧力を下げると並行して、前輪13F後方内側に位置する第2スロープ23の下方でも相対的に負圧作用を生じさせることが可能となっている。
そして本実施形態のアンダーカバー20Aは、上記した開口部22を備えていることで、駆動力機構(駆動力源30、トランスミッションやラジエターなど)とアンダーカバー20Aの間の空隙SPにある空気が開口部22を介してアンダーカバー20Aの下側へ誘導されることが可能となっている。このように本実施形態によれば、第1スロープ21と第2スロープ23の負圧作用によって、駆動力源30(エンジン)下の空隙SPを確保してこの空隙SPから開口部22までの空気の誘導経路を確保することが可能となっている。また、上述のとおり本実施形態における空隙SPはチャンバーのごとき機能を有するため、駆動力機構の房内レイアウトによって生じ得る上記した床下から流出する流れの非対称さを解消する効果も有していると言える。
なお、上述のとおり第2スロープ23は必須ではなく適宜省略してもよい。
また、本実施形態の車両100においては、駆動力源30の直下に空隙SPを有することに加えて想定的に負圧となる領域に配置された開口部22の作用によって、房内の空気が吸い出される作用がもたらされる。これによりフロントグリルから房内に入り込む空気が増加することでラジエターへの通風量も増大させることが可能となっている。
そして本実施形態のアンダーカバー20Aは、従来のアンダーカバー構造に比して、上記した駆動力機構(駆動力源30など)の直下には空気が抵抗なく流通する程度の大きさの開口が形成されていない。従って、図7に示すように、駆動力源30の下にある空隙SP(特に車両中央部)から上記下回りの主流MSに空気が流出することが防止され、これによって従来構造(図6(b)参照)のように主流MSが後輪13Rに向かうことが抑制されている。また、駆動力機構の直下から主流MSへの合流が防止されているため、熱交換器(ラジエター)の通風量が増加することで車両100のCd値の悪化も抑制でき、さらには房内からの空気の流出において増減が発生した場合でも主流MSへの影響を抑制することが可能となっている。
すなわち、図6(a)から明らかなとおり、本実施形態のアンダーカバー20Aを備えた車両100では、後輪13Rに向かう空気の流れは、房内から開口部22を介した流れであるため、この開口部22を介した空気流の車両との相対速度は低いことから車両100におけるCd値の悪化が大幅に抑制される。
以上で説明した本実施形態のアンダーカバー20Aを備えた車両100によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)主流MSが加速されたことにより、車両100におけるホイールベース間のほぼ床下全体が相対的に負圧状態になることで、車両100のCl値が大幅に改善する。
(2)タイヤ後方及び第2スロープ23の負圧作用を利用することにより、熱交換器(ラジエター)の通風量が増加し、熱交換後の空気流はタイヤ後方の開口部22を介して排出することで、車両100のCd値の悪化を抑制できる。
(3)従来構造のように床下から流出する流れの非対称さによって主流MSが乱れることが抑制されて、車両100の床下における負圧作用の左右差が改善する。
(4)グリルシャッターなど房内への走行風の取込調整機構を備える場合においても、車両100の床下における主流MSと房内から流出する流れとが合流せずこれらを切り分けたことにより、このグリルシャッターのON又はOFFによって生じ得るCl値の変化を抑えることができる。
[第2実施形態]
<アンダーカバー20B>
次に図8を参照しつつ、車両100に適用可能な第2実施形態のアンダーカバー20Bについて説明する。
上記した第1実施形態のアンダーカバー20Aにおいては、開口部22の内側(車両中央寄り)に第2スロープ23を備えていた。これに対して本実施形態におけるアンダーカバー20Bは、第2スロープ23が省略されている点に主とした特徴がある。
なお、以下の説明においては、既述の構成と同じ機能を有する構成について同じ参照番号を付してその説明は適宜省略する。
すなわち、図8に示すように、本実施形態のアンダーカバー20Bの中央領域MAでは、所定の傾斜を有する第2スロープ23が省略されて当該部位は主面部24aが連続した状態となっている。このように、本開示においては第2スロープ23を適宜省略して主面部24aを延長させる形態であってもよい。
[第3実施形態]
<アンダーカバー20C>
次に図9を参照しつつ、車両100に適用可能な第3実施形態のアンダーカバー20Cについて説明する。
上記した第1実施形態のアンダーカバー20Aにおいては、アンダーカバー20のうち第1スロープ21が形成された前部領域FAにおける幅(車幅方向であるY方向の最大長)と、開口部22や第2スロープ23が形成れた中央領域MAおよびその後方の後部領域RAにおける幅とが、ほぼ同じであった。これに対して本実施形態におけるアンダーカバー20Cにおいては、中央領域MAおよびその後方の後部領域RAにおける幅L2が、前部領域FAにおける幅L1よりも小さく設定されている点に主とした特徴がある。
すなわち図9から理解されるとおり、本実施形態のアンダーカバー20Cにおいては、主面部24aを構成する開口部22の側部22tが形成されておらず当該開口部22の側第方に位置する堤部24c(図5参照)が省略されている。このように開口部22の側部22tが形成されておらずとも、駆動力源30下方にある房内の空気はこの開口部22を介して後輪13R側へ向かうため、本開示においては開口部22の側部22tは必須でなくともよい。
[第4実施形態]
<アンダーカバー20D>
次に図10及び図11を参照しつつ、車両100に適用可能な第4実施形態のアンダーカバー20Dについて説明する。
上記した第1実施形態のアンダーカバー20Aにおいては、アンダーカバー20のうち主面部24は、中央領域MAに連続する後部領域RAも具備していた。これに対して本実施形態におけるアンダーカバー20Dにおいては、中央領域MAの後方に接続される後部領域RAが省略されている点に主とした特徴がある。
すなわち、図11に示すように、本実施形態におけるアンダーカバー20Dは、上記した後部領域RAが形成されておらず主面部24aが上記した実施形態に比してほぼ半分の大きさとなっている。なお、図11に示されるように、後部領域RAは、すべてが省略される必要は必ずしもない。すなわちアンダーカバー20Dは、例えばフロア下やタンクの少なくとも一部をカバー可能な延長部(不図示)を中央領域MAの後方に有していてもよい。
なお図示から理解されるとおり、上記したアンダーカバー20Cや本実施形態におけるアンダーカバー20Dにおいては、中央領域MAにおいて第2スロープ23の外側は開口部22となっているとも見做すことができる。従って本実施形態におけるアンダーカバー20Dは、中央領域MAとして、主面部24aとして少なくとも駆動力源30の直下をカバーする第1領域と、この第1領域の側方に第2スロープ23に相当する第2領域が少なくとも設けられていればよいと言える。すなわち、主面部24aのうち前輪13Fの後方に位置する部位は、車両100の車幅よりも狭いように構成されていてもよい。
[第5実施形態]
<アンダーカバー20E>
次に図12を参照しつつ、車両100に適用可能な第5実施形態のアンダーカバー20Eについて説明する。
上記した各実施形態のアンダーカバーにおいては、中央領域MAと後部領域RAは連続した主面部24aで構成されていた。これに対して本実施形態におけるアンダーカバー20Eにおいては、アンダーカバーのうち中央領域MAが一般的な樹脂よりも比剛性に優れる公知の金属またはCFRPで構成されるとともに、前部領域FA及び後部領域RAが他の材料(例えば一般的な樹脂材料)で構成されている点に主とした特徴がある。このように本開示におけるアンダーカバーは、機能や性質が互いに異なる複数の材料で組み合わされた複合材料で構成されていてもよい。
すなわち同図から理解されるとおり、本実施形態におけるアンダーカバー20Eは、第1材料で構成された中央領域MAと、この第1材料とは異なる第2材料で構成された前部領域FAと後部領域RAを備えている。そして中央領域MAと他の領域とは、例えばボルトや接着あるいは溶接など公知の種々の固定手段によって連結されていてもよい。
このようにアンダーカバー20Eは、駆動力機構の下方を少なくともカバーする金属又はCFRPからなる第1材料と、前記第1材料よりも比剛性が低く前記駆動力機構の下方とは異なる領域をカバーする第2材料と、で構成されている。駆動力機構の下方を一般的な樹脂材料よりも比剛性に優れる材料(金属製やCFRP製など)とすることで、相対的に薄型化が可能となり、駆動力機構下の空間をさらに確保しつつ車両の最低地上高も確保することが可能となる。
なお、車両100におけるホイールベース間は実質的に平面であることから、アンダーカバーの車両への締結部(例えば最前端はフロントバンパー、フロントタイヤ前はマッドガード、サイドシル下はサイドシルスポイラーに接続できる)を樹脂としつつ、トンネル下は例えばアルミニウム平板をアンダーカバーに取り付ける構成としてもよい。
また図12に示すように、本実施形態におけるアンダーカバー20Eにおいて、車両100の後輪側にデファレンシャルギア(いわゆるリヤデフ)が設置される場合には、このリアデフへアンダーカバー下を流れる走行風の一部が流入するように通風口(例えば公知のNACAダクトなど)を設置してもよい。これによりリアデフを備える車両において、本実施形態のアンダーカバー20Eを具備しつつリアデフの冷却性を向上させることができる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば上記した実施形態に対して更なる修正を試みることは明らかであり、これらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
100 車両
10 車体
20 アンダーカバー
30 駆動力源30

Claims (3)

  1. 車体の床下面のうち少なくともグリル下部を含む前輪後端に至るまでカバーするアンダーカバーを備えた車両であって、
    前記アンダーカバーは、
    前方から後方にかけて鉛直下方にスロープ状となる第1スロープと、
    前記前輪の後方に配置された開口部と、を少なくとも含み、
    前記車体のフロント部に搭載される駆動力機構と前記アンダーカバーとの間には、前輪の後方へ空気を導くための空隙が設けられ
    前記アンダーカバーは、前記車両の車幅方向に関して前記開口部よりも内側に配置されて、車両前方から車両後方にかけて鉛直下方にスロープ状の第2スロープと、を有する、
    車両。
  2. 前記開口部は、前記車両における車幅方向の中央に対して対称となるように、前記車両における左右のタイヤ後方にそれぞれ配置されている、
    請求項1に記載の車両。
  3. 前記アンダーカバーは、前記駆動力機構の下方を少なくともカバーする金属又はCFRPからなる第1材料と、前記第1材料よりも比剛性が低く前記駆動力機構の下方とは異なる領域をカバーする第2材料と、で構成されてなる、
    請求項1に記載の車両。
JP2022014183A 2022-02-01 2022-02-01 アンダーカバーを備えた車両 Active JP7807246B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022014183A JP7807246B2 (ja) 2022-02-01 2022-02-01 アンダーカバーを備えた車両
US18/088,349 US12384473B2 (en) 2022-02-01 2022-12-23 Vehicle with undercover
CN202211706785.5A CN116534143A (zh) 2022-02-01 2022-12-29 具有底罩的车辆
DE102023101102.2A DE102023101102A1 (de) 2022-02-01 2023-01-18 Fahrzeug mit unterer abdeckung

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022014183A JP7807246B2 (ja) 2022-02-01 2022-02-01 アンダーカバーを備えた車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023112409A JP2023112409A (ja) 2023-08-14
JP7807246B2 true JP7807246B2 (ja) 2026-01-27

Family

ID=87160740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022014183A Active JP7807246B2 (ja) 2022-02-01 2022-02-01 アンダーカバーを備えた車両

Country Status (4)

Country Link
US (1) US12384473B2 (ja)
JP (1) JP7807246B2 (ja)
CN (1) CN116534143A (ja)
DE (1) DE102023101102A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20250026418A1 (en) * 2023-07-19 2025-01-23 National Association For Stock Car Auto Racing, Llc Method, apparatus, and system for a bi-directional aerodynamic splitter

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118122A (ja) 2012-12-19 2014-06-30 Toyota Motor Corp 車体前部構造

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3164245B2 (ja) * 1992-05-29 2001-05-08 日産自動車株式会社 自動車のアンダーフロア構造
DE4334009C1 (de) * 1993-10-06 1995-01-26 Daimler Benz Ag Bugverkleidung für einen Kraftwagen
JPH11105747A (ja) * 1997-10-08 1999-04-20 Nissan Motor Co Ltd 自動車のエンジンのアンダーカバー構造
JP5392401B2 (ja) * 2010-04-08 2014-01-22 日産自動車株式会社 車両の前部床下構造
JP2012136062A (ja) 2010-12-24 2012-07-19 Mitsubishi Motors Corp 車両の床下構造
US20140070564A1 (en) * 2012-09-11 2014-03-13 Hendrickson Usa, L.L.C. Air flow control assembly for a motor vehicle
EP2821330B1 (de) * 2013-07-05 2017-01-11 Magna Steyr Fahrzeugtechnik AG & Co KG Unterbodenverkleidung
JP6601796B2 (ja) 2015-09-30 2019-11-06 株式会社Subaru 空気流ガイド構造
EP3458340B1 (en) * 2016-05-20 2020-11-18 Magna Exteriors Inc. Active underbody panel systems
US10457341B2 (en) * 2018-03-21 2019-10-29 GM Global Technology Operations LLC Underbody channel vortex generators
DE102018119825B4 (de) * 2018-08-15 2023-09-21 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Unterbodenstruktur für ein Kraftfahrzeug
DE102020115689B4 (de) * 2020-06-15 2025-02-06 Röchling Automotive SE Diffusorvorrichtung mit schwenkbarem, Abtrieb erzeugendem Abtriebskörper im Strömungsweg und Kfz mit Diffusorvorrichtung
JP7184850B2 (ja) * 2020-07-28 2022-12-06 本田技研工業株式会社 アンダカバー構造
JP7647270B2 (ja) * 2021-04-13 2025-03-18 マツダ株式会社 車両の前部構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014118122A (ja) 2012-12-19 2014-06-30 Toyota Motor Corp 車体前部構造

Also Published As

Publication number Publication date
US12384473B2 (en) 2025-08-12
DE102023101102A1 (de) 2023-08-03
CN116534143A (zh) 2023-08-04
JP2023112409A (ja) 2023-08-14
US20230278649A1 (en) 2023-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10351181B2 (en) Apparatus and methods for manipulating airflow around and through a vehicle
JP3164245B2 (ja) 自動車のアンダーフロア構造
CN102905923B (zh) 冷却风导入构造
CN102421620B (zh) 冷却风导入结构
US12134427B2 (en) Vehicle
EP1013540A2 (en) Vehicle rear underside structure
US20150225026A1 (en) Front air-flow streamlining structure of automotive vehicle
JP5447733B2 (ja) 冷却風導入構造
JP7647270B2 (ja) 車両の前部構造
JP2006505439A (ja) 自動車のシャシ及び/又は支持構造
JP3979176B2 (ja) 車両のエンジン配設構造
JP7807246B2 (ja) アンダーカバーを備えた車両
JP5402827B2 (ja) 冷却風導入構造
JP4701916B2 (ja) 自動車のバッテリ搭載構造
JP5338230B2 (ja) 車体前部の走行風導入構造
KR102518553B1 (ko) 차량용 공력장치
JP7639555B2 (ja) 車両下部構造
JP2006298312A (ja) 車体下部構造
JP4264726B2 (ja) 車輌の空力特性向上装置
JP2010083217A (ja) 車体前部の熱交換器配設構造
US20260077826A1 (en) Underbody Aerodynamic Device
US20260077827A1 (en) Aerodynamic Sculpted Monocoque
US20260077823A1 (en) Front Aerodynamic Device
US20260077825A1 (en) Wheel Aerodynamic Device
JPH1059215A (ja) フロントフェンダープロテクタの取付部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20250108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20251008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20251021

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20251215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20251223

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20260115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7807246

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150