本開示の一態様に係る入力装置は、車両のハンドルの下方に配置され、タッチパネルを含むスライドテーブルと、前記スライドテーブルを前記車両の前後方向に移動させるための第1モータと、前記第1モータの駆動を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記車両の運転席の座席の前後方向における位置情報を取得し、当該位置情報に基づいて前記第1モータを駆動することで、前記スライドテーブルの前後方向の位置を変更する。
この構成によれば、座席の位置に応じてスライドテーブルの位置を変えることができる。これにより、スライドテーブルへの入力操作を簡易に行うことができる。
また、入力装置は、さらに、前記スライドテーブルを前記車両の幅方向に沿う軸を中心として回転移動させるための第2モータを備え、前記制御部は、前記座席の背もたれの角度を示す位置情報を取得し、当該角度を示す位置情報に基づいて前記第2モータを駆動することで、前記スライドテーブルの傾き角を変更してもよい。
この構成によれば、背もたれの角度に応じてスライドテーブルの傾き角を変えることができる。これにより、スライドテーブルへの入力操作を簡易に行うことができる。
また、入力装置は、さらに、前記スライドテーブルを前記車両のハンドルの下の収納領域から出し入れするための入力を受け付ける出し入れ用スイッチを備え、前記制御部は、前記出し入れ用スイッチで受け付けた入力に基づいて前記第1モータを駆動することで、前記スライドテーブルを前記収納領域から前記座席側に引き出し、前記スライドテーブルを前記座席側に引き出した状態において、前記運転席の座席の前後方向における位置情報に基づいて前記第1モータを駆動することで、前記スライドテーブルの前後方向の位置を変更し、前記角度を示す位置情報に基づいて前記第2モータを駆動することで、前記スライドテーブルの傾き角を変更してもよい。
この構成によれば、出し入れスイッチを用いて、スライドテーブルを収納領域から出し入れすることができる。これにより、スライドテーブルを出し入れするための入力操作を簡易に行うことができる。
また、前記制御部は、前記車両が自動運転の状態で、かつ、前記出し入れ用スイッチの入力を受け付けた場合に、前記スライドテーブルが前記座席側に向かってスライド移動するように、前記第1モータを駆動してもよい。
この構成によれば、出し入れスイッチを用いて、スライドテーブルを引き出すことができる。これにより、スライドテーブルの引き出しに関する入力操作を簡易に行うことができる。
また、入力装置は、さらに、前記スライドテーブルに載置された物の重量を検出する重量センサを備え、前記制御部は、前記重量が所定の閾値以上である場合に、前記スライドテーブルの位置を変更せず維持するように、前記第1モータを制御してもよい。
この構成によれば、スライドテーブル上に載置された物が落下することを抑制できる。これにより、スライドテーブルへの入力操作を安全に行うことができる。
また、前記制御部は、前記座席が前後方向に動かされた場合に、前記座席の動いた方向と同じ方向に前記スライドテーブルが移動するように、前記第1モータを駆動してもよい。
このように、座席の動いた方向と同じ方向にスライドテーブルを移動させることで、スライドテーブルをドライバーに近づけることができる。これによりドライバーは、スライドテーブルへの入力操作を簡易に行うことができる。
また、前記制御部は、前記座席の背もたれが後方に倒された場合に、前後方向に沿う軸を基準とする前記スライドテーブルの傾き角が大きくなるように、前記第2モータを駆動してもよい。
このように、背もたれが後方に倒された場合に、スライドテーブルの傾き角が大きくなるようにすることで、スライドテーブルをドライバーに近づけることができる。これによりドライバーは、スライドテーブルへの入力操作を簡易に行うことができる。
また、前記制御部は、前記座席の背もたれが前方に動かされ、かつ、前記前方に動かされた後の前記背もたれが、前記車両が自動運転する前の前記背もたれよりも後方側にある場合に、前後方向に沿う軸を基準とする前記スライドテーブルの傾き角が小さくなるように、前記第2モータを駆動してもよい。
これによれば、スライドテーブルの傾き角を背もたれの位置に応じて調整することができる。
また、入力装置は、さらに、前記スライドテーブルに載置された物の重量を検出する重量センサを備え、前記スライドテーブルが前記座席側に出された状態において、前記出し入れ用スイッチの入力を受け付けた場合に、前記制御部は、前記重量が所定の閾値以上である場合に、前記スライドテーブルに前記物が載置されていることを知らせる信号を出力し、前記重量が所定の閾値未満である場合に、前記スライドテーブルの傾き角が0°になるように前記第2モータを駆動し、前記スライドテーブルが前記収納領域に収納されるように前記第1モータを駆動してもよい。
この構成によれば、スライドテーブル上に載置された物が落下することを抑制し、スライドテーブルを収納領域に安全に収納することができる。
また、前記スライドテーブルには、タッチ入力を受け付けるアイコンが表示され、前記制御部は、所定の変更入力を受け付けることで、前記スライドテーブル上の前記アイコンの位置を変更してもよい。
この構成によれば、アイコンの位置を簡易に変更することができる。これにより、スライドテーブルへの入力操作を簡易に行うことができる。
また、前記制御部は、前記座席が後方に動かされた場合に、前記アイコンを前記スライドテーブル上の後方側の位置に表示させてもよい。
この構成によれば、アイコンの位置をドライバーに近づけることができる。これにより、スライドテーブルへのドライバーの入力操作を容易にすることができる。
また、入力装置は、さらに、前記スライドテーブルの表面に対する圧力分布を計測する圧力センサを備え、前記制御部は、前記圧力センサから得られた前記圧力分布に基づいて、前記アイコンの位置を変更してもよい。
この構成によれば、例えば、スライドテーブルの圧力の低い位置にアイコンを配置することができる。そのため、アイコンを物が置かれていない位置であって、ドライバーの見える位置に配置することができる。これにより、スライドテーブルへのドライバーの入力操作を容易にすることができる。
また、前記スライドテーブル上にて所定の前記アイコンが選択された場合に、前記制御部は、前記スライドテーブル上の前記圧力分布が所定の閾値よりも小さい領域に、所定の前記アイコンの位置を移動させてもよい。
この構成によれば、アイコンを物が置かれていない位置であって、ドライバーの見える位置に配置することができる。これにより、スライドテーブルへのドライバーの入力操作を容易にすることができる。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
また、各図では、車両の前後方向に沿う軸をX軸とし、車両の幅方向に沿う軸をY軸とし、鉛直方向に沿う軸をZ軸としている。車両は、例えば自動車である。以下で説明する移動は、車両内におけるスライドテーブル等の移動であり、車の走行に伴うスライドテーブル等の移動は含まない。
(実施の形態)
[入力装置の概要構成]
実施の形態に係る入力装置の概要構成について、図1~図6を参照しながら説明する。
図1は、車両2のハンドル周辺を運転席側から見た図である。図2は、手動運転時のハンドル周辺と運転席の側面図である。図3は、自動運転時のハンドル周辺と運転席の斜視図である。なお、運転席とは、ドライバーが座る座席である。
図1~図3に示すように、入力装置1は、車両2の運転席側に設けられる。図2に示すように、手動運転時は、ハンドル(ステアリングホイール)6がドライバーの手の届く位置に配置される。入力装置1は、ハンドル6の下の収納領域7に位置しており、例えばステアリングコラムの下に設けられる。収納領域7は、図1の破線で囲まれた領域である。
図3に示すように、自動運転時は、ハンドル6のシャフト部分が前方に収納され、ドライバーの前に広い空間が形成される。自動運転時において、ドライバーは車両2を直接運転するわけでないが、本実施の形態では手動運転時に運転席に座り、かつ、自動運転時にも運転席に座っている者をドライバーと呼ぶこととする。
入力装置1は、主に自動運転時において、ドライバーからの入力操作を受け付けるユーザインターフェースである。入力装置1は、タッチパネルを含むスライドテーブル14を有している。スライドテーブル14は、入力画面14aに垂直な方向から平面視した場合に長方形状の形状を有している。
図4は、入力装置1のスライドテーブル14が収納された状態を示す図である。図5は、入力装置1のスライドテーブル14が引き出された状態を示す図である。図6は、入力装置1のスライドテーブル14が傾いて配置された状態を示す図である。
図4~図6には、自動運転時の状態が示されている。図5は、図3と同様に、スライドテーブル14が、座席4側すなわちドライバー側に引き出された状態が示されている。
スライドテーブル14は、車両2内の照明装置、空調装置、座席ヒータ、映像装置または音響装置などの電気機器を作動させるための入力操作をドライバーから受け付けるテーブルである。スライドテーブル14は、食事、読書、PC(パーソナルコンピュータ)作業などを行う際の作業用のテーブルであってもよい。
図6に示すように、入力装置1は、運転席の座席4の前後方向における位置情報に基づいてスライドテーブル14の前後方向の位置を変更する。また、入力装置1は、座席4の背もたれ5の角度を示す位置情報に基づいて、スライドテーブル14の傾き角θを変更する。このようにスライドテーブル14を動かすことで、入力装置1に対するドライバーの入力操作を簡易に行うことが可能となる。
[入力装置および車両システムの構成]
入力装置1、および、入力装置1を含む車両システム9の構成について、図7~図9を参照しながら説明する。
図7は、入力装置1を含む車両システム9のブロック構成図である。
車両システム9は、シート駆動装置60および入力装置1を備えている。
シート駆動装置60は、座席移動部61と、背もたれ移動部62と、シート調整スイッチ63と、シート制御部65と、を備えている。
座席移動部61は、座席4を前後方向に動かすためのアクチュエータである。背もたれ移動部62は、背もたれを回転させ、前方または後方に傾けるためのアクチュエータである。これらのアクチュエータは、例えば、サーボモータまたはステッピングモータである。
シート調整スイッチ63は、座席4および背もたれ5の位置を調整するためのスイッチである。シート調整スイッチ63は、ドライバーから、座席4および背もたれ5の位置を調整する調整入力を受け付け、調整入力に基づく調整信号s1をシート制御部65へ出力する。
シート制御部65は、調整信号s1に基づいて、座席移動部61および背もたれ移動部62の作動を制御する。
シート制御部65には、座席4および背もたれ5の位置を記憶する記憶部65aが設けられている。シート制御部65は、シート調整スイッチ63から出力された調整信号s1に基づき、座席4の前後位置および背もたれ5の角度位置に関する位置情報ipを記憶部65aへ出力する。シート制御部65は、自動運転時において、座席4および背もたれ5の位置が変わるごとに、それぞれの位置情報ipを記憶部65aへ出力する。これらの位置情報ipは、手動運転時においても同様に、シート制御部65から記憶部65aへ出力される。記憶部65aは、シート制御部65から出力された位置情報ipを時系列で保存する。
シート制御部65は、自動運転時において、座席4および背もたれ5の位置情報ipを入力装置1へ出力する。入力装置1は、シート制御部65から出力された位置情報ipに基づいて、スライドテーブル14を移動させる。
なお、位置情報ipは、シート制御部65から直接的に入力装置1に出力されるのでなく、他の装置を介して入力装置1に出力されてもよい。例えば、座席4および背もたれ5の位置情報ipは、シート制御部65から車両制御部80へ出力され、車両制御部80を介して入力装置1に出力されてもよい。車両制御部80は、例えばECU(Electronic Control Unit)である。
また、シート駆動装置60は、必ずしもシート調整スイッチ63、座席移動部61および背もたれ移動部62を備えていなくてもよい。
図8は、入力装置1を含む車両システム9の他の例を示すブロック構成図である。
同図には、手動によって座席4および背もたれ5を動かすシート駆動装置60Aが示されている。このシート駆動装置60Aは、座席4の前後の位置を検出する座席位置検出センサ66、および、背もたれ5の角度の位置を検出する背もたれ位置検出センサ67を備えている。シート制御部65は、座席位置検出センサ66および背もたれ位置検出センサ67で検出したそれぞれの位置情報ipを入力装置1へ出力する。
入力装置1は、シート駆動装置60または60Aから出力された位置情報ipに基づいてスライドテーブル14等を作動するため、以下に示す構成を有している。
入力装置1は、スライドテーブル14を含むテーブルユニット10と、第1モータ21と、第2モータ22と、制御部25と、を備えている。また、入力装置1は、出し入れ用スイッチ31と、重量センサ32と、を備えている。
第1モータ21は、スライドテーブル14を前後方向にスライド移動させるためのアクチュエータである。第2モータ22は、スライドテーブル14の傾き角θを変更するためのアクチュエータである。
スライドテーブル14の傾き角θは、車両2の前後方向に沿う軸a1を基準とする角度である。車両2の前後方向に沿う軸a1は、水平面に対して平行である。本実施の形態における傾き角θは、Y軸方向のマイナス側からプラス側を向いて見たときに、上記の軸a1を基準として時計回りに立ち上がる方向の角度である。スライドテーブル14は、第2モータ22の駆動によって、車両2の幅方向に沿う軸a2を中心として回転移動する。車両2の幅方向に沿う軸a2は、車両2の前後方向に沿う軸a1および鉛直方向に沿う軸の両方に交差する軸である。車両2の幅方向に沿う軸a2も、水平面に対して平行である。
制御部25は、第1モータ21および第2モータ22の駆動を制御する。例えば、制御部25は、シート制御部65から座席4の前後方向における位置情報ipを取得し、この位置情報ipに基づいて第1モータ21を駆動することで、スライドテーブル14の前後方向の位置を変更する。また、制御部25は、シート制御部65から背もたれ5の角度を示す位置情報ipを取得し、この位置情報ipに基づいて第2モータ22を駆動することで、スライドテーブル14の傾き角θを変更する。
図6に示すテーブルユニット10は、ベース部11と、直動部12と、回転部13と、スライドテーブル14と、備えている。ベース部11は、収納領域7に存在し、例えば、ステアリングコラムのカバーに固定されている。
図9は、入力装置1のテーブルユニット10を上面から見た模式図である。図9には、スライドテーブル14等の一部の部品を透視して見た図が示されている。
ベース部11には第1モータ21が固定されている。直動部12は、スライドベアリング等を介してベース部11に取り付けられ、ベース部11に対してスライド移動可能である。直動部12には、歯車機構15を介して第1モータ21の動力が伝達される。回転部13およびスライドテーブル14は、直動部12上に載置されており、直動部12の移動とともにスライド移動する。回転部13は、車両2の幅方向に延びるシャフト16、および、シャフト16を支持する回転ベアリング(図示省略)を有している。シャフト16には、スライドテーブル14の長辺側の一方の端部が接続されている。回転部13のシャフト16には、歯車機構17を介して第2モータ22の動力が伝達される。スライドテーブル14は、第2モータ22の動力によって、シャフト16とともに回転移動可能となっている。
出し入れ用スイッチ31は、スライドテーブル14を収納領域7から引き出したり、収納領域7に収納させたりするきっかけとなる電子式のスイッチである。出し入れ用スイッチ31は、ドライバーから見て入力装置1の正面の直動部12に設けられる。つまり、出し入れ用スイッチは、スライドテーブル14のスライド移動とともに、ドライバー側に引き出される。
制御部25は、入力装置1の動作を制御するプロセッサである。制御部25には、メモリ25aが設けられ、メモリ25aには、入力装置1を作動するためのプログラムが格納されている。また、メモリ25aには、シート駆動装置60から出力された座席4および背もたら5の位置情報ipが記憶される。
制御部25は、スライドテーブル14が収納領域7にある状態(図4参照)で、出し入れ用スイッチ31の入力を受け付けると、第1モータ21を駆動させ、収納領域7からスライドテーブル14を引き出す。具体的には、制御部25は、第1モータ21を用いてスライドテーブル14をスライド移動させ、ドライバー側に配置させる。また、制御部25は、スライドテーブル14が引き出された状態において、出し入れ用スイッチ31の入力を受け付けると、第1モータ21を駆動させ、スライドテーブル14を収納領域7に収納する。
なお、制御部25は、車両2が自動運転の状態にあるか、手動運転の状態にあるか、自動運転と手動運転との移行状態にあるか否か等でスライドテーブル14の移動の可否を判断する。
例えば、制御部25は、車両2が手動運転の状態に、出し入れ用スイッチ31の入力を受け付けた場合に、スライドテーブル14を移動させない。制御部25は、車両2が自動運転の状態で、かつ、出し入れ用スイッチ31に入力を受け付けた場合に、スライドテーブル14が座席4側に向かってスライド移動するように、第1モータ21を駆動する。
また、制御部25は、シート駆動装置60等によって座席4が前後方向に動かされた場合に、座席4の動いた方向と同じ方向にスライドテーブル14が移動するように、第1モータ21を駆動する。つまり、制御部25は、座席4が前に動かされた場合に、スライドテーブル14を前に移動させ、座席4が後ろに動かされた場合に、スライドテーブル14を後ろに移動させる。
また、制御部25は、背もたれ5が傾いた場合に、背もたれ5が傾いた方向と同じ方向にスライドテーブル14の傾き角θが変更するように、第2モータ22を駆動する。つまり、制御部25は、背もたれ5が前方に倒された場合に、傾き角θが小さくなるようにスライドテーブル14を回転移動させ、背もたれ5が後方に倒された場合に、傾き角θが大きくなるようにスライドテーブル14を回転移動させる。言い換えると、制御部25は、座席4の背もたれ5が後方に倒された場合に、車両2の前後方向に沿う軸a1を基準とするスライドテーブル14の傾き角θが大きくなるように、第2モータ22を駆動する。
このように、本実施の形態の入力装置1は、座席4および背もたれ5の位置に応じて、スライドテーブル14の位置および傾きを変えるように構成されている。これにより、ドライバーが入力装置1に対する入力操作を簡易に行うことができる。
さらに、本実施の形態の入力装置1では、制御部25が、スライドテーブル14を動かしてよい状況にあるか否かを判断してから、スライドテーブル14を移動させる。例えば、制御部25は、スライドテーブル14上にコップ、本、PCなどの物が載っているか否かを判断し、その判断結果に基づいてスライドテーブル14を移動させる。スライドテーブル14上に物が載っているか否かは、例えば、重量センサ32を用いて判断される。
重量センサ32は、スライドテーブル14に載置された物の重量を検出するセンサである。重量センサ32は、例えば、タッチパネルの入力画面14aの裏側に配置される。重量センサ32には、タッチパネルに内蔵されてもよいし、タッチパネルの裏面に取り付けられてもよい。重量センサ32で検出された検出信号は、制御部25へ出力される。
制御部25は、重量センサ32で検出した重量が所定の閾値以上である場合に、スライドテーブル14の上に物が載っていると判断する。この場合、制御部25は、出し入れ用スイッチ31の入力があったとしても、スライドテーブル14の位置を変更せず維持するように、第1モータ21および第2モータ22を制御する。
また、制御部25は、スライドテーブル14が座席4側に引き出された状態において出し入れ用スイッチ31の入力を受け付けた際、重量センサ32で検出した重量が所定の閾値以上である場合に、スライドテーブル14に物が載置されていることを知らせる報知信号を出力する。制御部25は、重量センサ32で検出した重量が所定の閾値未満である場合に、スライドテーブル14の収納準備等を行う。スライドテーブル14の収納準備として、制御部25は、スライドテーブル14の傾き角が0°になるように第2モータ22を駆動する。また、制御部25は、スライドテーブル14が収納領域7に収納されるように第1モータ21を駆動する。
また、制御部25は、ドライバーが背もたれ5を倒して寝かしている状態から、背もたれ5を元の位置に戻す場面において、以下に示すように第2モータ22を駆動してもよい。
例えば、制御部25は、背もたれ5が寝かされている状態から前方に動かされ、かつ、前方に動かされた後の背もたれ5が、車両2が自動運転する前の背もたれ5よりも後方側にある場合に、スライドテーブル14の傾き角θが小さくなるように、第2モータ22を駆動してもよい。
例えば、制御部25は、背もたれ5が寝かされている状態から前方に動かされ、その後、前方に動かされた後の背もたれ5が、車両2が自動運転する前の背もたれ5と同じ位置にあるまたは前方側にある場合に、スライドテーブルの傾き角θが0°になるように第2モータ22を駆動してもよい。
[スライドテーブルの入力画面の構成]
次に、スライドテーブル14の入力画面について説明する。
スライドテーブル14は、入力画面にてタッチ入力を受け付ける、例えば、静電容量式のセンサである。スライドテーブル14は、タッチ入力に応じた信号を制御部25へ出力する。制御部25は、タッチ入力に応じた制御信号を車両制御部80または電気機器へ出力し、車両2内の照明装置、空調装置、座席ヒータ、映像装置または音響装置などの電気機器を作動させる。
図10は、スライドテーブル14の入力画面14aの一例を示す図である。
図10の(a)は、入力装置1の電源OFF時の画面であり、入力画面14aには、「Powerキー」のみが表示されている。図10の(b)は、入力装置1の電源ON時の画面であり、入力画面14aには、「Powerキー、Menuキー、Audioキー、HVACキー、メモキー、マップランプキー」などの機能キーがアイコンicとなって表示されている。
例えば、制御部25は、所定の変更入力を受け付けることで、スライドテーブルに表示されるアイコンのic位置を変更する。この入力画面14aでは、アイコンicの近傍のスペースエリアをタッチホールドすると、レイアウトフリーモードに入り、上下左右の端の好きな位置に、これらのアイコンicを移動させることが可能となる。例えば、タッチホールド後、そのまま指を離さず、上下左右の端に向かってスワイプ操作し、目的の場所で指を離すと、アイコンicの位置を変更できる。
図11は、スライドテーブル14の入力画面14aの他の一例を示す図である。
図11の(a)は、Audioキーに関するコンテンツ画面c1が表示された例が示され、図11の(b)には、Audioキーのコンテンツ画面c1の位置が移動した例が示されている。
レイアウトフリーモードでは、「Audioキー・HVACキー・メモキー・マップランプキー」を操作することで出現する各コンテンツ画面c1自体も、同様な操作で移動できる。このレイアウトフリーモードでは、コンテンツ画面c1を入力画面14a上のどこにでも移動させることができる。このように、この入力画面14aでは、スライドテーブル14に表示されるアイコンicやコンテンツ画面c1をタッチホールド操作によってレイアウトを自由に変更することができる。
図12は、スライドテーブル14の入力画面14aの他の一例を示す図である。
図12の(a)には、機能キーのアイコンicが入力画面14aの下側の端部に配置され、図12の(b)には機能キーのアイコンicが入力画面14aの上側の端部に配置された例が示されている。図12の(c)には、タッチホールド操作をすることで、アイコンicが枠線fLで囲まれ、レイアウトフリーモードであることが視認できるように表示された例が示されている。
制御部25は、座席4が後方に動かされた場合に、アイコンicをスライドテーブル14内の後方側の位置に表示させる。例えば、スライドテーブル14の傾き角θが30°以上90°以下であって座席4が後方に動かされた場合、制御部25は、図12の(a)に示すように、入力画面14aの下側の端部にアイコンicを自動で移動させる。また、制御部25は、スライドテーブル14の傾き角θが30°以上90°以下であって座席4が前方に動かされた場合、図12の(b)に示すように、入力画面14aの上側の端部にアイコンicを自動で移動させる。
また、制御部25は、スライドテーブル14上に物が載っている場合、アイコンicおよび各コンテンツ画面c1を、物が載っていない位置に表示させてもよい。
例えば入力装置1が、スライドテーブル14の表面に対する圧力分布を計測する圧力センサ33(図8参照)を備え、制御部25は、圧力センサ33から得られた圧力分布に基づいて、アイコンicの位置を変更してもよい。圧力センサ33は、例えばシート状であり、タッチパネルの入力画面14aの上側に配置される。
また、制御部25は、スライドテーブル14上にて所定のアイコンicが選択された場合、スライドテーブル14上の圧力分布が所定の閾値よりも小さい領域に、所定のアイコンicの位置を自動で変更してもよい。
上記の構成とすることで、スライドテーブル14を作業用のテーブルとしても使用できる。また、スライドテーブル14の使用時に、アイコンicを自在にレイアウト変更させることで、入力装置1に作業用のテーブルおよび入力用のテーブルの両方の機能を持たせることができる。
[入力装置の動作]
入力装置1の動作について、図13A~図14を参照しながら説明する。
図13Aは、入力装置1の動作の一部を示すフローチャートである。図13Bは、入力装置1の動作の他の一部を示すフローチャートである。図13Cは、入力装置1の動作のさらに他の一部を示すフローチャートである。入力装置1の全体の動作は、図13A~図13Cに示すステップによって実行される。
この例では、入力装置1が収納領域7に収納されている状態から開始する動作について説明する。なお、この動作は、車両2のイグニッションオンとともに開始されてもよい。
図13Aに示すように、入力装置1は、出し入れ用スイッチ31のスイッチ操作があるか否かを判断する(ステップS10)。
入力装置1は、出し入れ用スイッチ31のスイッチ操作がない場合(S10にてNo)、ステップS10に戻って、出し入れ用スイッチ31の入力を待つ。入力装置1は、出し入れ用スイッチ31のスイッチ操作がある場合(S10にてYes)、車両2が自動運転状態か否かを判断する(ステップS20)。入力装置1は、車両制御部80から入力装置1に出力された状態通知信号s2(図7参照)に基づいて、車両2が自動運転中であるか否かを判断する。
入力装置1は、車両2が自動運転中でないと判断した場合(S20にてNo)、スライドテーブル14の収納状態を維持し(ステップS21)、ステップS10に戻って、出し入れ用スイッチ31の入力を待つ。入力装置1は、車両2が自動運転中であると判断した場合(S20にてYes)、スライドテーブル14を所定位置まで引き出す(ステップS30)。
スライドテーブル14が引き出された状態において、ドライバーはスライドテーブル14を使って、種々の入力操作および作業を行うことができる。
次の場面で、入力装置1は、スライドテーブル14が所定位置まで引き出された状態において、スライドテーブル14上に物が載っているか否かを判断する(ステップS40)。例えば入力装置1は、重量センサ32の検出値が閾値より大きいか否かで、物が載っているか否かを判断する。スライドテーブル14上に物が乗っていると判断した場合(S40にてYes)、、制御部25はスライドテーブル14の移動を禁止する(ステップS41)。例えば、制御部25は、ドライバーが座席4の位置を動かしても(シート制御部65から位置情報ipの変更信号があっても)、スライドテーブル14を移動させない。この後ステップS100に進み、手動運転の移行準備に入る。
入力装置1は、スライドテーブル14上に物が乗っていないと判断した場合(S40にてNo)、図13Bに示すように、座席4の前後の位置調整に関する操作があるか否かを判断する(ステップS50)。入力装置1は、シート制御部65から出力された位置情報ipに基づいて、この判断を行う。
入力装置1は、前後の位置調整に関する操作があると判断した場合(S50にてYes)、スライドテーブル14を、座席4が移動した方向へ移動させる(ステップS60)。このとき入力装置1は、座席4の移動量に応じ、その移動量に応じた長さとなるようにスライドテーブル14をスライド移動させる。なお、スライド動作は、これに限られず、例えばスライド動作を3段階などの複数の段階としてもよい。制御部25は、座席4の位置に応じて複数段階のうちのいずれかの段階を選択し、スライドテーブル14の位置を決めてもよい。
次に、入力装置1は、座席4の位置が、自動運転前(手動運転時)よりも後方側の位置になっているか否かを判断する(ステップS70)。入力装置1は、シート制御部65から出力された位置情報ipに基づいて、この判断を行う。
入力装置1は、座席4の位置が自動運転前よりも前方側の位置である場合(S70にてYes)、入力画面14aのアイコン(機能キー)icを入力画面14aの上端側(車両前方側)に表示させる(ステップS71)。なお、この場合、アイコンicの表示位置は初期表示のままである。入力装置1は、座席4の位置が自動運転前よりも後方側の位置である場合(S70にてNo)、アイコンicをドライバーに近い下端側(車両後方側)に表示させる(ステップS72)。この後ステップS100に進み、手動運転の移行準備に入る。
一方、ステップS50において、入力装置1は、座席4の前後の位置調整に関する操作がないと判断した場合(S50にてNo)、背もたれ5の角度調整に関する操作があるか否かを判断する(ステップS51)。入力装置1は、シート制御部65から出力された位置情報ipに基づいて、この判断を行う。
背もたれ5の角度調整に関する操作がない場合(S51にてNo)、手動運転の移行準備に入るステップS100へ進む。背もたれの角度調整がある場合(S51にてYes)、入力装置1は、背もたれ5の角度調整が背もたれ5を倒す方向であるか否かを判断する(ステップS52)。入力装置1は、シート制御部65から出力された位置情報ipに基づいて、この判断を行う。
入力装置1は、背もたれ5の角度調整が背もたれ5を倒す方向である場合(S52にてYes)、スライドテーブル14の傾き角θが大きくなる方向にスライドテーブル14を回転移動させる(ステップS53)。このとき入力装置1は、背もたれ5の倒れ量に応じ、その倒れ量に応じた角度となるようにスライドテーブル14を傾かせる。なお、回転動作は、これに限られず、例えば回転動作の角度を3段階などの複数の段階としてもよい。制御部25は、背もたれ5の位置に応じて複数段階のうちのいずれかの段階を選択し、スライドテーブル14の傾き決めてもよい。この後ステップS100に進み、手動運転の移行準備に入る。
入力装置1は、背もたれ5の角度調整が背もたれ5を倒す方向でない場合(S52にてNo)、次に示すステップを行う。次のステップでは、背もたれ5の位置が自動運転前(手動運転時)よりも後方側に位置しているか否かを判断する(ステップS54)。この判断は、ドライバーがくつろいで背もたれ5を後方に寝かしている状態からどれだけ元に戻したかによって、次の動作を決める判断である。
図14は、背もたれ5の状態を示す模式図である。
図14の(a)には、背もたれ5の位置が自動運転前(手動運転時)よりも後方側の位置になっている例が示されている、図14の(b)には、背もたれ5の角度が自動運転前の角度と同じまたは前方側の角度になっている例が示されている。
例えば、図14に(a)に示すように、背もたれ5の位置が自動運転前よりも後方側の位置になっている場合(S54にてYes)、制御部25は、スライドテーブル14の傾き角θが小さくなる方向に、スライドテーブル14を回転移動させる(ステップS55)。このとき入力装置1は、背もたれ5の角度の変更量に応じ、その変更量に応じた角度となるようにスライドテーブル14を傾かせる。この後ステップS100に進む。
例えば、図14に(b)に示すように、背もたれ5の位置が自動運転前と同じまたは前方側の位置になっている場合(S54にてNo)、入力装置1は、スライドテーブル14の傾き角が0°になるように回転移動させる(ステップS56)。すなわち、自動運転前の背もたれ5の位置を、スライドテーブル14の傾き角を0°とする基準としてもよい。この後ステップS100に進む。
図13Cに示すように、手動運転への移行期であるステップS100以降において、入力装置1は、手動運転への切り替えを通知する切替通知信号があるか否かを判断する(ステップS100)。入力装置1は、車両制御部80等から出力された切替通知信号に基づいて、この判断を行う。
入力装置1は、切り替え通知が無いと判断した場合(S100にてNo)、出し入れ用スイッチ31のスイッチ操作があるか否かを判断する(ステップS101)。この判断は、車両制御部80から手動運転への切り替え通知がなくても、ドライバーがくつろいだ状態を自発的にやめるときがあるので実行される。入力装置1は、スイッチ操作がないと判断した場合(S101にてNo)、ステップS40に戻り、スライドテーブル14のスライド移動および回転移動の調整を継続する。
スライドテーブル14が引き出された状態で、出し入れ用スイッチ31のスイッチ操作がある場合(S101にてYes)、入力装置1はスライドテーブル14の収納動作の準備を行う。まず、入力装置1は、スライドテーブル14上に物が載っているか否かを判断する(ステップS102)。入力装置1は、重量センサ32の検出値が閾値より大きいか否かで、物が載っているか否かを判断する。
入力装置1は、スライドテーブル14上に物が乗っていると判断した場合(S102にてYes)、物を取り除くことを要求する通知をスライドテーブル14に表示する。または、物と取り除くことを促す取り除き信号を車両制御部80へ出力する(ステップS104)。この場合、車両制御部80から光、音などでドライバーに対して警告、注意喚起を行ってもよい。入力装置1は、元のステップS102に戻り、スライドテーブル14上の物が取り除かれるまでステップS102およびS104を実行する。
入力装置1は、スライドテーブル14上に物が乗っていないと判断した場合(S102にてNo)、スライドテーブル14の傾き角θを0°にして、スライドテーブル14を収納領域7に収納する。入力装置1は、ステップS10に戻って、出し入れ用スイッチ31の入力を待つ。
一方、ステップS100にて、入力装置1は、切り替え通知があると判断した場合(S100にてYes)、スライドテーブル14が引き出されているか否かを判断する(ステップS110)。
入力装置1は、スライドテーブル14が引き出されていると判断した場合(S110にてYes)、スライドテーブル14上に物が載っているか否かを判断する(ステップS120)。入力装置1は、重量センサ32の検出値が閾値より大きいか否かで、物が載っているか否かを判断する。
入力装置1は、スライドテーブル14上に物が載っていると判断した場合(S120にてYes)、物を取り除くことを要求する通知をスライドテーブル14に表示する。または、物と取り除くことを促す取り除き信号を車両制御部80へ出力する(ステップS121)。この場合、車両制御部80から光、音などでドライバーに対して警告、注意喚起を行ってもよい。入力装置1は、元のステップS120に戻り、スライドテーブル14上の物が取り除かれるまでステップS120およびS121を実行する。
入力装置1は、スライドテーブル14上に物が載っていないと判断した場合(S120にてNo)、スライドテーブル14の傾き角を0°にして、スライドテーブル14を収納領域7に収納する(ステップS130)。
ステップ130によりスライドテーブル14を収納し、手動運転を行う準備が整ったので、入力装置1は、手動運転への切り替えを許可する切替許可信号を車両制御部80へ出力する(ステップS140)。この後、車両制御部80は座席4、背もたれ5およびハンドル6を手動運転の状態にする。車両制御部80は、ドライバーがハンドル6を把持したと判断すると、車両2を手動運転に移行させる。
これらのステップにより、入力装置1の動作が実行される。なお、入力装置1は、このフローを終えた後、再びこのフローを繰り返してもよい。また、入力装置1は、自動運転の状態でイグニッションオフになった場合、スライドテーブル14上に物が載ってなければ、スライドテーブルの傾き角θを0°にして、入力装置1のスライドテーブル14を収納させてもよい。
また、座席4および背もたれ5と、スライドテーブル14との連動動作は、このフローの動作に限定されない。例えば、これらの連動動作後に、他のスイッチでスライドテーブル14のスライド移動量と傾き角θが微調整されてもよい。シートポジションメモリ(自動運転用)に、入力装置1のスライド移動量および傾き角θを記憶させてもよい。この場合、自動運転中にドライバーがシートポジションメモリスイッチを押すと、そのメモリに記憶されたスライド移動量および傾き角θでスライドテーブル14を移動させるように、動作を優先させてもよい。
(その他の形態)
以上、一つ又は複数の態様に係る入力装置について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、上記実施の形態に限定されるものではない。本開示の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を上記実施の形態に施したものも、本開示の範囲内に含まれてもよい。
例えば、上記実施の形態において、入力装置1が備える処理部の各構成要素は、専用のハードウェアで構成されるか、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサ等のプログラム実行部が、ハードディスク又は半導体メモリ等の非一時的な記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、入力装置1の処理部は、ECU等とともに1つのプロセッサとして実現されてもよい。
なお、以下のような場合も本開示に含まれる。
(1)上記の少なくとも1つの装置は、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクユニット、ディスプレイユニット、キーボード、マウス等から構成されるコンピュータシステムである。そのRAM又はハードディスクユニットには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、上記の少なくとも1つの装置は、その機能を達成する。ここでコンピュータプログラムは、所定の機能を達成するために、コンピュータに対する指令を示す命令コードが複数個組み合わされて構成されたものである。
(2)上記の少なくとも1つの装置を構成する構成要素の一部又は全部は、1個のシステムLSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)から構成されているとしてもよい。システムLSIは、複数の構成部を1個のチップ上に集積して製造された超多機能LSIであり、具体的には、マイクロプロセッサ、ROM、RAM等を含んで構成されるコンピュータシステムである。上記RAMには、コンピュータプログラムが記憶されている。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、システムLSIは、その機能を達成する。
(3)上記の少なくとも1つの装置を構成する構成要素の一部又は全部は、その装置に脱着可能なICカード又は単体のモジュールから構成されているとしてもよい。ICカード又はモジュールは、マイクロプロセッサ、ROM、RAM等から構成されるコンピュータシステムである。ICカード又はモジュールは、上記の超多機能LSIを含むとしてもよい。マイクロプロセッサが、コンピュータプログラムにしたがって動作することにより、ICカード又はモジュールは、その機能を達成する。このICカード又はこのモジュールは、耐タンパ性を有するとしてもよい。
(4)本開示は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本開示は、コンピュータプログラム又はデジタル信号をコンピュータ読み取り可能な非一時的な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD(Compact Disc)-ROM、DVD、DVD-ROM、DVD-RAM、BD(Blu-ray(登録商標) Disc)、半導体メモリ等に記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されているデジタル信号であるとしてもよい。
また、本開示は、コンピュータプログラム又はデジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク、データ放送等を経由して伝送するものとしてもよい。
また、プログラム又はデジタル信号を記録媒体に記録して移送することにより、又はプログラム又はデジタル信号をネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。