JP7841714B2 - カッター刃 - Google Patents

カッター刃

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本発明は、パワーショベル等の建設用機械のアーム先端に取り付けられる建設機械用アタッチメントに装着されるカッター刃に関する。
従来から、カッター刃(切断刃)が配設された建設機械用アタッチメントが種々開示されている(例えば、特許文献1乃至特許文献3参照。)。特許文献1に開示された破砕切断機は、固定顎側切断体を形成した固定顎本体と、可動顎側切断体を形成した可動顎本体とを開閉自在として破砕切断機外筺に設け、その固定顎本体には固定顎側括れ部を固定顎側切断体の切断側面に沿って形成するとともに、該固定顎側括れ部の開閉方向外方箇所に固定顎側補強部を形成し、その可動顎本体には可動顎側括れ部を可動顎側切断体の切断側面に沿って形成するとともに、可動顎側括れ部の開閉方向外方箇所に可動顎側補強部を形成してなることを特徴とする。この特許文献1に開示された破砕切断機によると、構造物の大型の鉄骨或いは鉄筋コンクリート製の柱等を破砕且つ切断することができる旨、記載されている。
特許文献2に開示された電柱破砕機は、破砕機外筺に固定顎体と可動顎体とを開閉自在に設け、該固定顎体及び可動顎体の先端側には互い対向させて平坦状の固定側破砕板及び可動側破砕板をそれぞれ設け、且つその固定顎体及び可動顎体のそれぞれの基部側は略平坦状の固定側押圧面及び可動側押圧面とし、該固定側押圧面及び可動側押圧面の幅方向略中心に固定側切断刃及び可動側切断刃をそれぞれ突設してなることを特徴とする。この特許文献2に開示された電柱破砕機によると、鉄筋コンクリート製の電柱のコンクリート部を極めて効率的に破砕することができ、さらに鉄筋群をまとめて切断することを極めて良好に行うことができる旨、記載されている。
特許文献3に開示された建設機械用グラップル装置は、第1爪部および第2爪部を有し、前記第1爪部および前記第2爪部を互いに開閉動作可能な建設機械用グラップル装置であって、前記第1 爪部は所定の間隔をあけて並列に配置された2枚の第1カッター刃を有し、前記第2爪部は所定の間隔をあけて並列に配置された2枚の第2カッター刃を有し、前記第1 カッター刃および前記第2 カッター刃は前記第1爪部および前記第2爪部が互いに閉じるとき互いに閉じる方向にスライドして切断可能に配置されていることを特徴とする。この特許文献3に開示された建設機械用グラップル装置によると、鉄筋等の対象物を切断しやすく、作業効率も良好な建設機械用グラップル装置を提供することができる旨、記載されている。
特許第2891611号公報 特開2020-90886号公報 実用新案登録第3236676号公報
特許文献1に開示された破砕切断機等によると、切断刃(カッター刃)によって被切断物の切断作業を効率的に行うことができるものと思料する。
しかし、特許文献1等に開示された切断刃(カッター刃)等は、摩耗したり破損したりした際、切断刃(カッター刃)自体を全て交換する必要があり、非常にコストが掛かる。
その点、切断刃(カッター刃)を、カッター刃母材と刃部とのツーピース構造にすることによって、刃部が摩耗したり破損したりした場合には、刃部のみを交換で対応でき、カッター刃母材の交換が不要となることでコスト削減が図られる。しかし、切断作業時にカッター刃母材と刃部との接合部においてズレが生じ、切断刃(カッター刃)が破損するという問題があった。
そこで本願発明者は、上記の問題点に鑑み、メンテナンスコストの削減が図られるツーピース構造のカッター刃において、特に、切断作業時におけるカッター刃母材と刃部との接合部におけるズレを防止し、刃部の損傷を防止するカッター刃を提供するべく鋭意検討を重ねた結果、本発明に至ったのである。
即ち、本発明は、パワーショベル等の建設用機械のアーム先端に取り付けられる建設機械用アタッチメントに装着されるカッター刃であって、カッター刃母材と、刃部とを含んで構成され、前記カッター刃母材及び前記刃部は、前記カッター刃母材に前記刃部をボルトで装着するための接合用ボルト孔を備え、前記カッター刃母材と前記刃部との接合部における前記ボルト孔内に、前記カッター刃母材と前記刃部とにわたってスリーブが配設されることを特徴とする。
また、本発明のカッター刃において、前記カッター刃母材に、前記カッター刃母材を前記建設機械用アタッチメントに装着するための装着用ボルト孔を備えることを特徴とする。
本発明のカッター刃によると、メンテナンスコストの削減が図られるツーピース構造のカッター刃において、特に、切断作業時におけるカッター刃母材と刃部との接合部におけるズレを防止し、刃部の損傷を防止することができる。
また、本発明のカッター刃において、カッター刃母材に、このカッター刃母材と刃部とで構成されるカッター刃を建設機械用アタッチメントに装着するための装着用ボルト孔を備えることによって、予めカッター刃母材と刃部とを接合した状態のカッター刃を準備することができ、建設機械用アタッチメントへの装着作業の効率化が図られる。更に、カッター刃全体に占める刃部の割合を小さくすることができるため、刃部の交換コストの大幅な削減を図ることができる。
本発明の一実施形態に係るカッター刃を建設機械用アタッチメントに装着した状態を示す説明図である。 (a)は図1に示したカッター刃の平面図、(b)は(a)におけるA-A断面図、(c)は(a)におけるB-B断面図である。 (a)は本発明の他の実施形態に係るカッター刃の平面図、(b)は刃部装着前の(a)におけるC-C断面図、(c)はスリーブを配設した状態のC-C断面図、(d)は刃部を配設した状態のC-C断面図、(e)は刃部をボルトで固定した状態のC-C断面図である。
以下、本発明のカッター刃の実施形態について、図面に基づいて詳述する。図1は、本発明の一実施形態に係るカッター刃10を建設機械用アタッチメントXに装着した状態を示す説明図、図2(a)は本実施形態のカッター刃10の平面図、図2(b)は図2(a)におけるA-A断面図、図2(c)は図2(a)におけるB-B断面図である。これらの図に示すように、本実施形態のカッター刃10は、パワーショベル等の建設用機械のアーム先端に取り付けられる建設機械用アタッチメントXに装着されるカッター刃であって、主として、カッター刃母材11と、刃部12とを含んで構成されている。本実施形態のカッター刃10に係るカッター刃母材11及び刃部12は、それぞれの平面視における縦と横の寸法が同寸法に設定された矩形状を成している。つまり、本実施形態のカッター刃10は、カッター刃母材11と、刃部12とのツーピース構造となっている。
また、本実施形態に係るカッター刃母材11及び刃部12には、カッター刃母材11に刃部12をボルト(不図示)で接合するための接合用ボルト孔13が形成されている。この接合用ボルト孔13は、カッター刃母材11側の接合用ボルト孔13aと、刃部12側の接合用ボルト孔13bとで構成され、これら接合用ボルト孔13a、13bが連通するように形成されている。
そして、本実施形態に係るカッター刃母材11と刃部12との接合部における接合用ボルト孔13内に、カッター刃母材11と刃部12とにわたってスリーブ14が配設されることを特徴とする。
より具体的には、カッター刃母材11側の接合用ボルト孔13aにおいて、刃部12に相対する側の接合用ボルト孔13a周縁に切欠き段差11aが形成され、刃部12側の接合用ボルト孔13bにおいて、カッター刃母材11に相対する側の接合用ボルト孔13b周縁に切欠き段差12aが形成される。そして、切欠き段差11aと切欠き段差12aとを相対させて形成されるスペースにスリーブ14が配設される。
本実施形態のカッター刃10を建設機械用アタッチメントXに装着する際は、カッター刃母材11と刃部12とを重ね合わせたときに、カッター刃母材11の接合用ボルト孔13a周縁に形成された切欠き段差11aと、刃部12の接合用ボルト孔13b周縁に形成された切欠き段差12aとが相対して形成されるスペースにスリーブ14を配設し、このスリーブ14を配設した状態で建設機械用アタッチメントXに係るカッター刃10の取付位置に、刃部12が外側に位置するように配設する。そして、建設機械用アタッチメントX側(刃部12の反対側)からカッター刃母材11に係る接合用ボルト孔13aに向かってボルトを挿通すると、ボルトの先端はスリーブ14内を経て刃部12に係る接合用ボルト孔13bに到達し、このボルトを刃部12に係る接合用ボルト孔13bに螺合することによって、本実施形態のカッター刃10が建設機械用アタッチメントXに螺設されることとなる。
以上のように、本実施形態のカッター刃10は、刃部12のみの交換が可能なツーピース構造であるため、メンテナンスコストの削減が図られるとともに、カッター刃10に係る接合用ボルト孔13内にスリーブ14が配設されているため、切断作業時におけるカッター刃母材11と刃部12との接合部におけるズレを防止し、刃部12の損傷を防止することができる。
次に、図3に示した本発明の他の実施形態に係るカッター刃20は、上述した実施形態に係るカッター刃10と同様に、主として、平面視で矩形状を成すカッター刃母材21と、このカッター刃母材21に装着される刃部22とを含んで構成されたツーピース構造である。特に、本実施形態のカッター刃20に係るカッター刃母材21には、その長手方向に沿って切欠き部30が形成されており、刃部22は、この切欠き部30の形状に合わせて形成され、カッター刃母材21の切欠き部30に刃部22を接合することによって、図3(e)に示すように、断面形状が矩形状を成すカッター刃20が得られる。
本実施形態に係るカッター刃母材21及び刃部22には、カッター刃母材21に刃部22をボルト24(図3(e)参照)で接合するための接合用ボルト孔23が形成されている。この接合用ボルト孔23は、カッター刃母材21側の接合用ボルト孔23aと、刃部22側の接合用ボルト孔23bとで構成され、これら接合用ボルト孔23a、23bが連通するように形成されている。
そして、本実施形態に係るカッター刃母材21と刃部22との接合部における接合用ボルト孔23内に、カッター刃母材21と刃部22とにわたってスリーブ14が配設される。
より具体的には、カッター刃母材21側の接合用ボルト孔23aにおいて、刃部22に相対する側の接合用ボルト孔23a周縁に切欠き段差21aが形成され、刃部22側の接合用ボルト孔23bにおいて、カッター刃母材21に相対する側の接合用ボルト孔23b周縁に切欠き段差22aが形成される。そして、切欠き段差21aと切欠き段差22aとを相対させて形成されるスペースにスリーブ14が配設される。
ここで、本実施形態のカッター刃20に係るカッター刃母材21には、カッター刃母材21及び刃部22で構成されるカッター刃20を建設機械用アタッチメントXに装着するための装着用ボルト孔25を備えることを特徴とする。従って、本実施形態のカッター刃20を建設機械用アタッチメントXに装着するにあたって、カッター刃母材21と刃部22とを、スリーブ14を配設した状態で予め接合しておくことが可能である。
具体的には、図3(b)に示したカッター刃母材21に係る切欠き段差21aにスリーブ14を配設する(図3(c))。次に、刃部22の接合用ボルト孔23b周縁に形成された切欠き段差22aが切欠き段差21aに相対する様に刃部22を配設することによって、カッター刃母材21と刃部22との接合部における接合用ボルト孔23内に、カッター刃母材21と刃部22とにわたってスリーブ14が配設された状態となる(図3(d))。そして、カッター刃母材21に係る接合用ボルト孔23aからスリーブ14内を経て、刃部22に係る接合用ボルト孔23bに向かってボルト24を挿通し、このボルト24を接合用ボルト孔23bに螺合することによってカッター刃母材21に刃部22が接合され、カッター刃母材21と刃部22の接合部にスリーブ14が配設されたカッター刃20が得られる。
本実施形態のカッター刃20を建設機械用アタッチメントXに装着する際は、建設機械用アタッチメントXの取付位置に、刃部22が外側に位置するようにカッター刃20を配設し、建設機械用アタッチメントX側(刃部22の反対側)からカッター刃20に係るカッター刃母材21に形成された装着用ボルト孔25に向かってボルトを挿通し、このボルトを装着用ボルト孔25に螺合することによって、本実施形態のカッター刃20が建設機械用アタッチメントXに螺設されることとなる。
以上のように、本実施形態のカッター刃20も、刃部22のみの交換が可能なツーピース構造であるため、メンテナンスコストの削減が図られるとともに、カッター刃20に係る接合用ボルト孔23内にスリーブ14が配設されているため、切断作業時におけるカッター刃母材21と刃部22との接合部におけるズレを防止し、刃部22の損傷を防止することができる。
また、本実施形態のカッター刃20では、カッター刃母材21に、カッター刃20を建設機械用アタッチメントXに装着するための装着用ボルト孔25を備えているため、予めカッター刃母材21に刃部22を接合したカッター刃20を準備することができ、建設機械用アタッチメントXへの装着作業の効率化が図られる。更に、カッター刃20全体に占める刃部22の割合を小さくすることができるため、刃部22の交換コストの大幅な削減を図ることができる。
以上、本発明のカッター刃の実施形態について詳述したが、上記の実施形態は本発明の技術的思想を実質的に限定するものと解してはならない。例えば、本発明の実施形態に係るカッター刃10、20は、何れも平面視が矩形状を成しているが、本発明のカッター刃の平面視形状は矩形状に限定されず、建設機械用アタッチメントの形状に合わせて、例えばへの字形状やわん曲した形状等であってもよい。本発明はその要旨を逸脱しない範囲で、当業者の創意と工夫により、適宜に改良、変更又は追加をしながら実施できる。
10、20:カッター刃
11、21:カッター刃母材
11a、12a、21a、22a:切欠き段差
12、22:刃部
13、23:接合用ボルト孔
13a、23a:カッター刃母材側の接合用ボルト孔
13b、23b:刃部側の接合用ボルト孔
14:スリーブ
24:ボルト
25:装着用ボルト孔
30:切欠き部

Claims (2)

  1. パワーショベル等の建設用機械のアーム先端に取り付けられる建設機械用アタッチメントに装着されるカッター刃であって、
    カッター刃母材と、
    刃部と、
    を含んで構成され、
    前記カッター刃母材及び前記刃部は、前記カッター刃母材に前記刃部をボルトで装着するための接合用ボルト孔をそれぞれ備え、
    前記カッター刃母材側の前記接合用ボルト孔周縁に一の切欠き段差が形成され、
    前記刃部側の前記接合用ボルト孔周縁に他の切欠き段差が形成され、
    前記一の切欠き段差と前記他の切欠き段差とを相対させることによって、前記カッター刃母材と前記刃部との接合部における前記接合用ボルト孔内にスペースを形成し、
    前記スペース内にスリーブが配設されることを特徴とするカッター刃。
  2. 前記カッター刃母材に、前記カッター刃母材を前記建設機械用アタッチメントに装着するための装着用ボルト孔を備えることを特徴とする請求項1に記載のカッター刃。
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