JP7849024B2 - 電気化学センサ - Google Patents
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Description
一端が開放端で他端が封止端の筒状に形成されたカバー部材と、
被検液に接触させる検出面を有し、前記検出面が前記カバー部材の筒外面に露出するように配されるセンサ電極と、
前記検出面と導通するとともに、前記カバー部材の筒内面に露出するように配される接続電極と、を備え、
前記カバー部材の前記開放端から前記筒状の内部に測定器のスティック状先端部が挿入された状態で、前記スティック状先端部に形成された端子部が前記接続電極と導通するように構成されている
電気化学センサが提供される。
本実施形態で説明する電気化学センサは、被検液中の特定成分を電気化学的に検出するためのものである。本実施形態では、被験者から採取する尿中に含まれる尿酸を検出する場合を例に挙げる。つまり、本実施形態においては、被検液として被験者から採取する尿を例示し、検出対象となる特定成分として尿中に含まれる尿酸を例示する。
ここで、電気化学センサを含む検出システムの構成例について説明する。
図1は、本実施形態に係る電気化学センサを含む検出システムの構成例を示す説明図である。
検出システムは、電気化学センサ10の他に、測定器20と、図示せぬ制御用コンピュータ(以下「PC」と略す。)と、を備えている。そして、電気化学センサ10を測定器20に装着した状態で使用されるように構成されている。
測定器20は、例えばポテンショスタットと呼ばれるもので、電気化学センサ10の各電極と電気的に接続した状態で、所定の電圧掃引操作を行うことが可能なように構成されている。
制御用PCは、測定器20から送信された各種情報を受け取って、尿中の尿酸濃度を検出するために必要となる情報処理を行うものである。なお、制御用PCで行う情報処理については、公知技術を利用して行うものであればよく、ここでは詳細な説明を省略する。
電気化学センサ10は、測定器20のスティック状先端部22に装着された状態で、尿中の尿酸濃度を検出するために用いられるものである。そのために、電気化学センサ10は、カバー部材11とプリント基板12とを有して構成されている。
図2は、本実施形態に係る電気化学センサの要部構成例を示す側断面図であり、図1におけるA-A断面を示す図である。
プリント基板12は、絶縁体による板状部材によって形成された支持基板12aと、支持基板12aの一方の面(具体的には、カバー部材11の筒外面の側に露出する面)上に配されるセンサ電極12bと、支持基板12aの他方の面(具体的には、カバー部材11の筒内面の側に露出する面)上に配される接続電極12cと、支持基板12aを貫通してセンサ電極12bと接続電極12cとを導通させるビア部12dと、有して構成されている。
作用電極としては、例えば、尿が付着した状態で印加電圧に応じた酸化還元反応を生じさせるダイヤモンド膜を有するチップ状の電極(ダイヤモンドチップ電極)を用いることができる。その場合に、ダイヤモンドチップ電極は、ダイヤモンド膜と、そのダイヤモンド膜を支持する支持部材とを有し、そのダイヤモンド膜によって検出面が構成されることになる。
対電極としては、例えば、白金(Pt)、金(Au)、銅(Cu)、パラジウム(Pd)、ニッケル(Ni)、銀(Ag)等の金属で形成された電極、ダイヤモンド電極、ボロンドープダイヤモンド(BDD)電極、カーボン電極等を用いることができる。
参照電極としては、例えば、銀/塩化銀(Ag/AgCl)電極、標準水素電極、可逆水素電極、パラジウム・水素電極、飽和カロメル電極、カーボン電極、ダイヤモンド電極、Pt、Au、Cu、Pd、Ni、Ag等の金属で形成された電極等を用いることができる。
これらの各電極については、公知技術を利用して構成されたものであればよく、ここではその詳細な説明を省略する。
図3は、本実施形態に係る電気化学センサの電極構成例を模式的に示す説明図であり、図2におけるB矢視を示す図である。
図例のように、プリント基板12を構成する支持基板12aの面上には、センサ電極12bとしての作用電極12b-1、対電極12b-2および参照電極12b-3が並ぶように配置されている。そして、作用電極12b-1、対電極12b-2および参照電極12b-3を支持する支持基板12aが、固定具13によって、カバー部材11における開口部11cの形成箇所に取り付けられている。これにより、センサ電極12bとしての作用電極12b-1、対電極12b-2および参照電極12b-3は、カバー部材11の筒外面の側に露出する状態で、そのカバー部材11に装着されることになる。
図4は、本実施形態に係る電気化学センサの他の電極構成例を模式的に示す説明図である。
図例は、作用電極12b-1がダイヤモンドチップ電極である場合を示している。すなわち、支持基板12aの面上には、ダイヤモンドチップ電極による作用電極12b-1、対電極12b-2および参照電極12b-3が配置されている。そして、その支持基板12aが、固定具13によって、図示せぬカバー部材に取り付けられている。固定具13には、少なくとも二つの開口部13a,13bが設けられており、一つの開口部13aから作用電極12b-1の検出面の一部分が露出するとともに、他の開口部13bから対電極12b-2および参照電極12b-3が露出するようになっている。
次に、以上に説明した検出システムにおいて、被験者から採取する尿中に含まれる尿酸を検出する場合の電気化学センサ10の使用例について説明する。
本実施形態によれば、以下に示す1つまたは複数の効果を奏する。
以上に、本開示の一実施形態を具体的に説明したが、本開示は必ずしも上述の内容に限定されることはなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
さらには、センサ電極12bや接続電極12c等についても同様であり、その数が特に限定されるものではない。例えば、プリント基板12の支持基板12a上にセンサ電極12bが複数配置されていてもよい。
以下、本開示の好ましい態様について付記する。
本開示の一態様によれば、
一端が開放端で他端が封止端の筒状に形成されたカバー部材と、
被検液に接触させる検出面を有し、前記検出面が前記カバー部材の筒外面に露出するように配されるセンサ電極と、
前記検出面と導通するとともに、前記カバー部材の筒内面に露出するように配される接続電極と、を備え、
前記カバー部材の前記開放端から前記筒状の内部に測定器のスティック状先端部が挿入された状態で、前記スティック状先端部に形成された端子部が前記接続電極と導通するように構成されている
電気化学センサが提供される。
好ましくは、
前記カバー部材の筒外面に前記被検液を接触させることで当該筒外面に露出する前記検出面を前記被検液に接触させ、前記被検液との接触の際に生じる前記検出面の反応を前記測定器に供するように構成されている
付記1に記載の電気化学センサが提供される。
好ましくは、
前記センサ電極は、前記被検液が付着した状態で印加電圧に応じた酸化還元反応を生じさせるダイヤモンド膜と、前記ダイヤモンド膜を支持する支持部材と、を有し、
前記ダイヤモンド膜によって前記検出面が構成されている
付記1または2に記載の電気化学センサが提供される。
好ましくは、
前記カバー部材は、防滴性を有している
付記1から3のいずれか1態様に記載の電気化学センサが提供される。
好ましくは、
前記カバー部材は、可燃性を有する材料によって形成されている
付記1から4のいずれか1態様に記載の電気化学センサが提供される。
好ましくは、
前記カバー部材には、前記センサ電極および前記接続電極を除き、金属部材が装着されていない
付記1から5のいずれか1態様に記載の電気化学センサが提供される。
好ましくは、
前記カバー部材には、当該カバー部材の筒外面と筒内面とを連通させる開口部が設けられており、
前記開口部を通じて前記センサ電極の前記検出面が露出するように構成されている
付記1から6のいずれか1態様に記載の電気化学センサが提供される。
好ましくは、
前記センサ電極および前記接続電極を支持する支持基板と、
前記支持基板と前記カバー部材との位置関係を固定する固定具と、
を備える付記1から7のいずれか1態様に記載の電気化学センサが提供される。
好ましくは、
前記固定具が粘着テープである
付記8に記載の電気化学センサが提供される。
好ましくは、
前記接続電極と前記端子部との少なくとも一方には、互いの接続を確保するための板バネ構造部が設けられている
付記1から9のいずれか1態様に記載の電気化学センサが提供される。
11 カバー部材
11a 開放端
11b 封止端
11c 開口部
12 プリント基板
12a 支持基板
12b センサ電極
12b-1 作用電極
12b-2 対電極
12b-3 参照電極
12c 接続電極
12d ビア部
13 固定具
13a,13b 開口部
20 測定器
21 ケース部
22 スティック状先端部
24 操作ボタン
25 LEDランプ
26 端子部
27 板バネ構造部
Claims (10)
- 一端が開放端で他端が封止端の筒状に形成されたカバー部材と、
被検液に接触させる検出面を有し、前記検出面が前記カバー部材の筒外面に露出するように配されるセンサ電極と、
前記検出面と導通するとともに、前記カバー部材の筒内面に露出するように配される接続電極と、
前記センサ電極および前記接続電極を支持する支持基板と、を備え、
前記支持基板の表裏に位置するように前記センサ電極と前記接続電極が配されて、前記支持基板を貫通するビア部を介して前記センサ電極の前記検出面と前記接続電極とが導通するとともに、
前記カバー部材の前記開放端から前記筒状の内部に測定器のスティック状先端部が挿入された状態で、前記スティック状先端部に形成された端子部が前記接続電極と導通するように構成されている
電気化学センサ。 - 前記カバー部材の筒外面に前記被検液を接触させることで当該筒外面に露出する前記検出面を前記被検液に接触させ、前記被検液との接触の際に生じる前記検出面の反応を前記測定器に供するように構成されている
請求項1に記載の電気化学センサ。 - 前記センサ電極は、前記被検液が付着した状態で印加電圧に応じた酸化還元反応を生じさせるダイヤモンド膜と、前記ダイヤモンド膜を支持する支持部材と、を有し、
前記ダイヤモンド膜によって前記検出面が構成されている
請求項1または2に記載の電気化学センサ。 - 前記カバー部材は、防滴性を有している
請求項1または2に記載の電気化学センサ。 - 前記カバー部材は、可燃性を有する材料によって形成されている
請求項1または2に記載の電気化学センサ。 - 前記カバー部材には、前記センサ電極および前記接続電極を除き、金属部材が装着されていない
請求項1または2に記載の電気化学センサ。 - 前記カバー部材には、当該カバー部材の筒外面と筒内面とを連通させる開口部が設けられており、
前記開口部を通じて前記センサ電極の前記検出面が露出するように構成されている
請求項1または2に記載の電気化学センサ。 - 前記支持基板と前記カバー部材との位置関係を固定する固定具と、
を備える請求項1または2に記載の電気化学センサ。 - 前記固定具が粘着テープである
請求項8に記載の電気化学センサ。 - 前記接続電極と前記端子部との少なくとも一方には、互いの接続を確保するための板バネ構造部が設けられている
請求項1または2に記載の電気化学センサ。
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Family Applications (1)
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