JPH01104832A - ポリエステル2成分複合糸 - Google Patents
ポリエステル2成分複合糸Info
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- JPH01104832A JPH01104832A JP25648487A JP25648487A JPH01104832A JP H01104832 A JPH01104832 A JP H01104832A JP 25648487 A JP25648487 A JP 25648487A JP 25648487 A JP25648487 A JP 25648487A JP H01104832 A JPH01104832 A JP H01104832A
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- polyester
- acid
- yarn
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、高級脂肪族モノカルボン酸エステルを芯成分
に配合した色調、耐摩耗性、柔軟性、ぬめり感に優れた
ポリエステルフィラメント糸に関するものであり、詳し
くは熱水可溶型共重合ポリエステルを鞘成分とした製糸
性、工程通過性が良好な芯鞘型2成分複合糸に関するも
のである。
に配合した色調、耐摩耗性、柔軟性、ぬめり感に優れた
ポリエステルフィラメント糸に関するものであり、詳し
くは熱水可溶型共重合ポリエステルを鞘成分とした製糸
性、工程通過性が良好な芯鞘型2成分複合糸に関するも
のである。
[従来の技術]
近年ポリエステル繊維は天然繊維に類似した外観、風合
を付与するために各種の改質検討がなされている。なか
でも高級品である獣毛に類似した外観、風合をもつポリ
エステル繊維の検討が数多くなされている。この獣毛に
類似した風合を持つポリエステル繊維を得るには、獣毛
特有のぬめり感をポリエステル繊維に与えることが必要
であり、そのために易滑性のあるポリマであるポリ有機
シロキサンやポリ四フッ化エチレン等をポリエステルに
含有させる方法とか、繊維形成後にワックス、フッ素化
合物、シリコーン化合物等の易滑性のある有様化合物等
をポリエステル繊維に付着させる方法が検討されてきた
。
を付与するために各種の改質検討がなされている。なか
でも高級品である獣毛に類似した外観、風合をもつポリ
エステル繊維の検討が数多くなされている。この獣毛に
類似した風合を持つポリエステル繊維を得るには、獣毛
特有のぬめり感をポリエステル繊維に与えることが必要
であり、そのために易滑性のあるポリマであるポリ有機
シロキサンやポリ四フッ化エチレン等をポリエステルに
含有させる方法とか、繊維形成後にワックス、フッ素化
合物、シリコーン化合物等の易滑性のある有様化合物等
をポリエステル繊維に付着させる方法が検討されてきた
。
しかし、ポリ有機シロキサンやポリ四フッ化エチレン等
の易滑性のあるポリマを含有させると、たしかにぬめり
感をポリエステル繊維に与えることは出来るが、これら
の易滑性のあるポリマはポリエステルとの相溶性が劣る
ため、ぬめり感を与えるためには多量に添加する必要が
あり、そのためポリエステルが著しく着色してしまうと
ともに強度の低い繊維しか得られず、獣毛様ポリエステ
ル繊維としては満足なものは得られなかった。
の易滑性のあるポリマを含有させると、たしかにぬめり
感をポリエステル繊維に与えることは出来るが、これら
の易滑性のあるポリマはポリエステルとの相溶性が劣る
ため、ぬめり感を与えるためには多量に添加する必要が
あり、そのためポリエステルが著しく着色してしまうと
ともに強度の低い繊維しか得られず、獣毛様ポリエステ
ル繊維としては満足なものは得られなかった。
また、繊維形成俊にワックス、フッ素化合物、シリコー
ン化合物等の易滑性の有機化合物をポリエステル繊維に
付着させると、ぬめり感を与えることはできるが、洗濯
、ドライクリーニング等によって脱落し、耐久性が劣る
欠点があった。
ン化合物等の易滑性の有機化合物をポリエステル繊維に
付着させると、ぬめり感を与えることはできるが、洗濯
、ドライクリーニング等によって脱落し、耐久性が劣る
欠点があった。
一方、特開昭61−152818号公報や特開昭61−
152819号公報にはポリエステル繊維に脂質成分を
添加した改質ポリエステル繊維が開示されている。しか
し、脂質成分はポリマとの相溶性が劣るためぬめり性を
与えるためには多量に添加する必要があり、そのためポ
リエステルの機械的特性が劣り紡糸中や延伸中に糸切れ
をひきおこし、製糸性を悪化させるという欠点を有して
いる。
152819号公報にはポリエステル繊維に脂質成分を
添加した改質ポリエステル繊維が開示されている。しか
し、脂質成分はポリマとの相溶性が劣るためぬめり性を
与えるためには多量に添加する必要があり、そのためポ
リエステルの機械的特性が劣り紡糸中や延伸中に糸切れ
をひきおこし、製糸性を悪化させるという欠点を有して
いる。
また脂質成分をポリエステルに添加すると大きな滑性を
有するために溶融紡糸時、未延伸糸の巻取りの際、春期
れが起きたり、仮ヨリ加工の際、摩擦板ヨリ方式で施撚
すると実質撚数が脂質成分を添加しない通常のポリエス
テルm維の場合のだ数より、大巾に少なくなる撚り逃げ
が発生したりする欠点がある。
有するために溶融紡糸時、未延伸糸の巻取りの際、春期
れが起きたり、仮ヨリ加工の際、摩擦板ヨリ方式で施撚
すると実質撚数が脂質成分を添加しない通常のポリエス
テルm維の場合のだ数より、大巾に少なくなる撚り逃げ
が発生したりする欠点がある。
ざらに脂質成分を添加した改質ポリエステル繊維は、ア
ルカリ減量加工により繊維軸方向に筋状の凹部を形成す
るため抗フロスティング性が低下し、製品の用途によっ
ては激しく擦過された場合に繊維がフィブリル化し布帛
表面が白化して見え、またアルカリ減量加工による柔軟
性を布帛に付与し難いという問題点がある。
ルカリ減量加工により繊維軸方向に筋状の凹部を形成す
るため抗フロスティング性が低下し、製品の用途によっ
ては激しく擦過された場合に繊維がフィブリル化し布帛
表面が白化して見え、またアルカリ減量加工による柔軟
性を布帛に付与し難いという問題点がある。
[発明が解決しようとする問題点]
本発明の目的は、色調、機械的性質が良好であり、紡糸
、延伸時の糸切れや春期れがなく、かつ安定した仮ヨリ
による撚数が得られ、しかもアルカリ減量加工を施して
も抗フロスティング性が低下せず減量加工による柔軟性
と耐久性のあるぬめり感を有するポリエステル2成分複
合糸を提供するものである。
、延伸時の糸切れや春期れがなく、かつ安定した仮ヨリ
による撚数が得られ、しかもアルカリ減量加工を施して
も抗フロスティング性が低下せず減量加工による柔軟性
と耐久性のあるぬめり感を有するポリエステル2成分複
合糸を提供するものである。
[問題点を解決するための手段]
すなわち、前記した本発明の目的は芯成分が主たる繰返
し単位がエチレンテレフタレートからなるポリエステル
100重量部に対し、主成分が炭素原子数34〜65の
高級脂肪族モノカルボン酸エステルからなり、酸価が3
0以下の化合物1〜10重量部含有してなるポリエステ
ルであり、鞘成分が8〜16モル%の5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸を含み、主たる酸成分がテレフタル酸
である共重合ポリエステルからなることを特徴とするポ
リエステル2成分複合糸によって達成される。
し単位がエチレンテレフタレートからなるポリエステル
100重量部に対し、主成分が炭素原子数34〜65の
高級脂肪族モノカルボン酸エステルからなり、酸価が3
0以下の化合物1〜10重量部含有してなるポリエステ
ルであり、鞘成分が8〜16モル%の5−ナトリウムス
ルホイソフタル酸を含み、主たる酸成分がテレフタル酸
である共重合ポリエステルからなることを特徴とするポ
リエステル2成分複合糸によって達成される。
本発明で好ましく用いることのできる芯鞘構造の2成分
複合糸を構成するフィラメントの例を第1図に示す。
複合糸を構成するフィラメントの例を第1図に示す。
第1図は円形断面を有するポリエステルからなる同心円
芯鞘複合フィラメントの横断面図である。Aが芯成分、
Bが鞘成分を示すものである。鞘成分の形状は紡糸、延
伸時の糸切れや春期れおよび仮ヨリ加工時の撚り逃げを
防止するために、鞘成分の厚さは実質的に一様であるこ
とが好ましい。
芯鞘複合フィラメントの横断面図である。Aが芯成分、
Bが鞘成分を示すものである。鞘成分の形状は紡糸、延
伸時の糸切れや春期れおよび仮ヨリ加工時の撚り逃げを
防止するために、鞘成分の厚さは実質的に一様であるこ
とが好ましい。
なお鞘成分の厚さが実質的に一様でおるとは鞘成分の平
均の厚ざTに対し糸横断面の任意の場所での鞘成分の厚
さがT±0.25T以内にあることをいう。
均の厚ざTに対し糸横断面の任意の場所での鞘成分の厚
さがT±0.25T以内にあることをいう。
本発明のポリエステル2成分複合系の芯成分に含有され
る主成分が炭素原子数34〜65の高級脂肪族モノカル
ボン酸エステルの具体例としては、モンタン酸セリル、
リグノセリン酸オクタコシル、リグノセリン酸ミリシル
、リグノセリン酸セリル、セロチン酸ミリシル、セロチ
ン酸セリル等が挙げられ、酸価が30以下の化合物の具
体例としては天然に得られるカルナウバワックス、イボ
タロウ、ビーズワックス等も好ましく用いられる。
る主成分が炭素原子数34〜65の高級脂肪族モノカル
ボン酸エステルの具体例としては、モンタン酸セリル、
リグノセリン酸オクタコシル、リグノセリン酸ミリシル
、リグノセリン酸セリル、セロチン酸ミリシル、セロチ
ン酸セリル等が挙げられ、酸価が30以下の化合物の具
体例としては天然に得られるカルナウバワックス、イボ
タロウ、ビーズワックス等も好ましく用いられる。
主成分である高級脂肪族モノカルボン酸エステル化合物
の炭素原子数は34〜65とすることが必要であり、好
ましくは40〜62である。
の炭素原子数は34〜65とすることが必要であり、好
ましくは40〜62である。
炭素原子数が34未満であると、エステル化合物の耐熱
性が劣ることに起因して得られるポリエステル繊維の着
色が激しい。また炭素原子数が65を越えるものはポリ
エステルとの相溶性が劣るため、ぬめり性の付与効果が
小さい。
性が劣ることに起因して得られるポリエステル繊維の着
色が激しい。また炭素原子数が65を越えるものはポリ
エステルとの相溶性が劣るため、ぬめり性の付与効果が
小さい。
高級脂肪族モノカルボン酸エステルを形成する高級脂肪
族モノカルボン酸エステルの炭素原子数には限定はない
が、20〜35のものがぬめり性付与効果が大きく好ま
しい。またエステルを形成するアルコールとしては1価
または2価の脂肪族アルコールがぬめり性付与効果が大
きく好ましい。
族モノカルボン酸エステルの炭素原子数には限定はない
が、20〜35のものがぬめり性付与効果が大きく好ま
しい。またエステルを形成するアルコールとしては1価
または2価の脂肪族アルコールがぬめり性付与効果が大
きく好ましい。
本発明で用いる主成分が炭素原子数34〜65の高級脂
肪族モノカルボン酸エステルからなる化合物の酸価は3
0以下とする必要がある。
肪族モノカルボン酸エステルからなる化合物の酸価は3
0以下とする必要がある。
酸価が30を越えるものはポリエステルの機械的特性が
著しく劣るため紡糸中や延伸中に糸切れしやすくなるた
め、鞘成分の厚さを厚くする必要があり、その結果鞘成
分溶出後の布帛に張り、腰がなくなるため好ましくない
。製糸性の面から酸価は20以下が好ましく、10以下
がより好ましい。
著しく劣るため紡糸中や延伸中に糸切れしやすくなるた
め、鞘成分の厚さを厚くする必要があり、その結果鞘成
分溶出後の布帛に張り、腰がなくなるため好ましくない
。製糸性の面から酸価は20以下が好ましく、10以下
がより好ましい。
本発明の主成分が炭素原子数34〜65の高級脂肪族モ
ノカルボン酸エステルからなり、酸価が30以下の化合
物は、ポリエステル2成分複合糸の芯成分を構成する主
たる繰返し単位がエチレンテレフタレートであるポリエ
ステル100重世部に対し、1.0重量部以上、10重
量部以下含有させることが必要である。含有量7’)<
1.0重量部未満ではぬめり性および柔軟性の付与効果
が小ざい。また10重量部を越えると繊維の着色が激し
くなり、同時に繊維の機械的特性が劣ってくるため製糸
性が低下する。
ノカルボン酸エステルからなり、酸価が30以下の化合
物は、ポリエステル2成分複合糸の芯成分を構成する主
たる繰返し単位がエチレンテレフタレートであるポリエ
ステル100重世部に対し、1.0重量部以上、10重
量部以下含有させることが必要である。含有量7’)<
1.0重量部未満ではぬめり性および柔軟性の付与効果
が小ざい。また10重量部を越えると繊維の着色が激し
くなり、同時に繊維の機械的特性が劣ってくるため製糸
性が低下する。
本発明のポリエステル2成分複合糸の鞘成分は8〜16
モル%の5−ナトリウムスルホイソフタル酸を含み、主
たる酸成分がテレフタル酸である共重合ポリエステルで
あることが必要である。共重合成分の5−ナトリウムス
ルホインフタル酸の共重合量が8モル%未満では熱水に
よりポリマを十分に溶解除去させることが困難であり、
16モル%を越えると冷水でも溶出されるので水溶性の
油剤を用いた溶融紡糸や延伸時における取扱い面から実
用化は困難である。
モル%の5−ナトリウムスルホイソフタル酸を含み、主
たる酸成分がテレフタル酸である共重合ポリエステルで
あることが必要である。共重合成分の5−ナトリウムス
ルホインフタル酸の共重合量が8モル%未満では熱水に
よりポリマを十分に溶解除去させることが困難であり、
16モル%を越えると冷水でも溶出されるので水溶性の
油剤を用いた溶融紡糸や延伸時における取扱い面から実
用化は困難である。
好ましくは10〜14モル%である。
また、該5−ナトリウムスルホイソフタル酸と共に0〜
40モル%、好ましくは10〜36モル%のイソフタル
酸を共重合させることが好ましい。さらに炭素原子数が
3〜20の脂肪族ジカルボン酸、炭素原子数が3〜20
の脂肪族ジカルボン酸から得られるポリ酸無水物、およ
び平均分子1400〜6000のポリアル主レンゲリコ
ールもしくはその誘導体のうち、少なくとも一成分をO
〜20モル%共重合させることが好ましい。
40モル%、好ましくは10〜36モル%のイソフタル
酸を共重合させることが好ましい。さらに炭素原子数が
3〜20の脂肪族ジカルボン酸、炭素原子数が3〜20
の脂肪族ジカルボン酸から得られるポリ酸無水物、およ
び平均分子1400〜6000のポリアル主レンゲリコ
ールもしくはその誘導体のうち、少なくとも一成分をO
〜20モル%共重合させることが好ましい。
ここにおける炭素原子数が3〜20の脂肪族ジカルボン
酸としては、例えばマロン酸、コハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸、ド
デカンジオン酸などが挙げられるが、これらのうち特に
好ましい成分はアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸
、ドデカンジオン酸である。また該脂肪族ジカルボン酸
から得られるポリ酸無水物としては、次式中、z =
1〜18、n=2〜10によって示すことができる。具
体的には、ポリアジピン酸無水物、ポリアゼライン酸無
水物、ポリセバシン酸無水物、ポリドデカンジオン酸無
水物などが挙げられるが、これらのうちポリドデカンジ
オン酸無水物が好ましい。
酸としては、例えばマロン酸、コハク酸、グルタル酸、
アジピン酸、コルク酸、アゼライン酸、セバシン酸、ド
デカンジオン酸などが挙げられるが、これらのうち特に
好ましい成分はアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸
、ドデカンジオン酸である。また該脂肪族ジカルボン酸
から得られるポリ酸無水物としては、次式中、z =
1〜18、n=2〜10によって示すことができる。具
体的には、ポリアジピン酸無水物、ポリアゼライン酸無
水物、ポリセバシン酸無水物、ポリドデカンジオン酸無
水物などが挙げられるが、これらのうちポリドデカンジ
オン酸無水物が好ましい。
またポリアルキレングリコールとしては、例えばポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテ
トラメチレングリコールなど、°ポリアルキレングリコ
ールの誘導体とじては、ビスフェノールAなどのビスフ
ェノール化合物のフェノール性水酸基にエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど
を開環付加させで得られるポリエーテル化合物等を挙げ
ることができるが、特に好ましいのはポリエチレングリ
コールである。
チレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテ
トラメチレングリコールなど、°ポリアルキレングリコ
ールの誘導体とじては、ビスフェノールAなどのビスフ
ェノール化合物のフェノール性水酸基にエチレンオキサ
イド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど
を開環付加させで得られるポリエーテル化合物等を挙げ
ることができるが、特に好ましいのはポリエチレングリ
コールである。
本発明のポリエステル2成分複合糸の断面形状は第1図
のような円型の他、偏平型や三葉型など特に限定しない
が、前述したように芯成分に実質的に一様の厚さの鞘成
分を配位することが好ましい。ポリエステル2成分複合
糸における鞘成分の量は10〜50重最%が好ましく、
より好ましくは20〜35重最%でおり、10重量%未
満では織編物を熱水処理しても減量によるフィラメント
間や糸の交差部の空隙が小さすぎて柔軟性に欠ける風合
となり、50重星%を越えると逆に空隙が大きくなりす
ぎ、張り、腰に欠ける風合となり好ましくない。
のような円型の他、偏平型や三葉型など特に限定しない
が、前述したように芯成分に実質的に一様の厚さの鞘成
分を配位することが好ましい。ポリエステル2成分複合
糸における鞘成分の量は10〜50重最%が好ましく、
より好ましくは20〜35重最%でおり、10重量%未
満では織編物を熱水処理しても減量によるフィラメント
間や糸の交差部の空隙が小さすぎて柔軟性に欠ける風合
となり、50重星%を越えると逆に空隙が大きくなりす
ぎ、張り、腰に欠ける風合となり好ましくない。
本発明のポリエステル2成分複合糸の芯成分は公知の方
法で重合、製糸して得ることができる。高級脂肪族モノ
カルボン酸エステルを主成分として含む化合物のポリエ
ステル繊維製造工程における添加時期にも限定はなく、
例えば重縮合反応前、重縮合反応中、重縮合反応終了後
あるいはチップ乾燥時等のいずれでもよく、また溶融紡
糸時に鞘成分に混合する方法であってもよいが、重縮合
反応終了後に添加することが、得られたポリエステル繊
維の色調が良好となる点で好ましい。また紡糸時に芯ポ
リマとしてこのエステル化合物を主成分として含む化合
物を多量に含有するマスターチップを他のポリエステル
チップとブレンドしたものを紡糸する方法を採用しても
よい。
法で重合、製糸して得ることができる。高級脂肪族モノ
カルボン酸エステルを主成分として含む化合物のポリエ
ステル繊維製造工程における添加時期にも限定はなく、
例えば重縮合反応前、重縮合反応中、重縮合反応終了後
あるいはチップ乾燥時等のいずれでもよく、また溶融紡
糸時に鞘成分に混合する方法であってもよいが、重縮合
反応終了後に添加することが、得られたポリエステル繊
維の色調が良好となる点で好ましい。また紡糸時に芯ポ
リマとしてこのエステル化合物を主成分として含む化合
物を多量に含有するマスターチップを他のポリエステル
チップとブレンドしたものを紡糸する方法を採用しても
よい。
[実施例]
以下に実施例を挙げて本発明を詳述する。
なお、実施例中のポリエステルおよびポリエステル2成
分複合糸の各特性値の測定法および処理は次の方法で行
なった。
分複合糸の各特性値の測定法および処理は次の方法で行
なった。
(製糸性)
紡糸および延伸時にお(プる糸切れの合計数が糸m 5
00 Kgに対し、1回以下を優とし0.2〜5回を良
とし△、5回を越えるものを劣としXで表示した。
00 Kgに対し、1回以下を優とし0.2〜5回を良
とし△、5回を越えるものを劣としXで表示した。
(極限粘度)
オルソクロロフェノールに溶解し、オストワルド粘度計
により25℃で測定した値である。
により25℃で測定した値である。
(色 調)
鞘成分を溶出したあとの布帛を照射光が透過しない枚数
だけ重ね、デジタル測定色差計算機で測定されるb値で
表わす。b値が大きいほど黄味を帯びており色調は劣る
。
だけ重ね、デジタル測定色差計算機で測定されるb値で
表わす。b値が大きいほど黄味を帯びており色調は劣る
。
(ぬめり性)
鞘成分を溶出したあとの布帛を10人のパネラ−が手で
触り官能検査を行ない、5Å以上のパネラ−がぬめり感
ありとしたものを○、2〜4人のパネラ−がぬめり感必
りとしたものをΔ、その他をXとした。
触り官能検査を行ない、5Å以上のパネラ−がぬめり感
ありとしたものを○、2〜4人のパネラ−がぬめり感必
りとしたものをΔ、その他をXとした。
(耐摩耗性)
第2図に磨耗試験機の概略図を示す。試料(鞘成分を溶
出したあとの布帛)1を摩擦布2との摩擦面積が12.
5CI!Xになるように、ヘッド3にホルダー4を使っ
て取り付け、その上に和が7509の荷重5をのせる。
出したあとの布帛)1を摩擦布2との摩擦面積が12.
5CI!Xになるように、ヘッド3にホルダー4を使っ
て取り付け、その上に和が7509の荷重5をのせる。
これを、摩涼台6に滑り止め用のサンドペーパー7を介
して取り付け、a5rpmで偏心回転させ、10分間摩
擦を行なった後、試料1をはずし磨耗の程度を肉眼で判
定する。
して取り付け、a5rpmで偏心回転させ、10分間摩
擦を行なった後、試料1をはずし磨耗の程度を肉眼で判
定する。
即ち、磨耗が起っている場合には摩擦された部分が摩擦
されていない部分に比べて白く見えるので、摩擦された
部分が白く見える(フロスティング)状態を観察し、次
の3段階に分けて判定した。
されていない部分に比べて白く見えるので、摩擦された
部分が白く見える(フロスティング)状態を観察し、次
の3段階に分けて判定した。
3級ニア0スデイングが認められない。
2級:やヤフロスティングが認められる。
1級:フロスティングが著しく認められる。
以上の中で通常の布帛に使用する場合は2.3級を合格
レベルとする。
レベルとする。
(柔軟性)
鞘成分を溶出したあとの布帛を10人のパネラ−が手で
触り、官能検査を行ない、5Å以上のパネラ−が柔軟性
ありとしたものを○、2〜4人のパネラ−が柔軟性あり
としたものをΔ、その他をXとした。
触り、官能検査を行ない、5Å以上のパネラ−が柔軟性
ありとしたものを○、2〜4人のパネラ−が柔軟性あり
としたものをΔ、その他をXとした。
実施例1
テレフタル酸ジメチル100重量部、エチレングリコー
ル62重量部に酢酸カルシウム0゜06重量部、三酸化
アンチモン0.04重量部をエステル交換缶に仕込み、
常法によりエステル交換反応を行ない、その生成物にリ
ン酸トリメチルを0.05重量部加えた後、重縮合反応
を行なった。反応終了後、第1表に示すエステル化合物
を添加し、10〜20分間の減圧混練を行ない第1表に
示す2成分複合糸の芯成分用のポリエステルを得た。
ル62重量部に酢酸カルシウム0゜06重量部、三酸化
アンチモン0.04重量部をエステル交換缶に仕込み、
常法によりエステル交換反応を行ない、その生成物にリ
ン酸トリメチルを0.05重量部加えた後、重縮合反応
を行なった。反応終了後、第1表に示すエステル化合物
を添加し、10〜20分間の減圧混練を行ない第1表に
示す2成分複合糸の芯成分用のポリエステルを得た。
また2成分複合糸の鞘成分用のポリエステルはテレフタ
ル酸ジメチル92.3部、5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸ジメチル26.0部、アジピン酸ジメチル29.
8部、エチレングリコール93.7部および酢酸カルシ
ウム0.136部、三酸化アンチモン0.03部をエス
テル交換缶に仕込み、常法によりエステル交換反応を行
ない、次いで、リン酸トリメチルを0゜0075部加え
た後、250〜275℃でかつ1sn’t−4Q以下の
減圧下で3時間の縮重合を行なって極限粘度が0.73
のポリエステルを得た。
ル酸ジメチル92.3部、5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸ジメチル26.0部、アジピン酸ジメチル29.
8部、エチレングリコール93.7部および酢酸カルシ
ウム0.136部、三酸化アンチモン0.03部をエス
テル交換缶に仕込み、常法によりエステル交換反応を行
ない、次いで、リン酸トリメチルを0゜0075部加え
た後、250〜275℃でかつ1sn’t−4Q以下の
減圧下で3時間の縮重合を行なって極限粘度が0.73
のポリエステルを得た。
これらの芯成分用および鞘成分用のポリエステルを用い
、紡糸温度290℃、紡糸速度1350m /minに
て複合紡糸して第1図の如くの芯鞘複合マルチフィラメ
ント糸を巻崩れすることなく得た。この芯鞘複合マルチ
フィラメントにおいて鞘成分が全体に占る割合は25重
量%であり、鞘成分は実質的に同じ厚さを有していた。
、紡糸温度290℃、紡糸速度1350m /minに
て複合紡糸して第1図の如くの芯鞘複合マルチフィラメ
ント糸を巻崩れすることなく得た。この芯鞘複合マルチ
フィラメントにおいて鞘成分が全体に占る割合は25重
量%であり、鞘成分は実質的に同じ厚さを有していた。
引続き延伸速度600m /min 、ホットロール温
度90℃、熱板温度130℃、延伸倍率3.1倍で延伸
を行ない、75デニール−24フイラメントの延伸糸と
した。得られた延伸糸の製糸性を第1表に示した。これ
ら延伸糸をタテ糸およびヨコ糸に用いて織密度98本/
2゜54cmCタテ、ヨコ共)として平織物を製織した
。次いで、これら平織物を沸騰水中に30分間浸漬した
後乾燥し、浸漬前後の重量変化により鞘成分が完全に溶
出していることを確認した。
度90℃、熱板温度130℃、延伸倍率3.1倍で延伸
を行ない、75デニール−24フイラメントの延伸糸と
した。得られた延伸糸の製糸性を第1表に示した。これ
ら延伸糸をタテ糸およびヨコ糸に用いて織密度98本/
2゜54cmCタテ、ヨコ共)として平織物を製織した
。次いで、これら平織物を沸騰水中に30分間浸漬した
後乾燥し、浸漬前後の重量変化により鞘成分が完全に溶
出していることを確認した。
鞘成分溶出後の平織物の性能を第1表に示した。
第1表から明らかなように、本発明の範囲内であるNα
2.3.4は製糸性もよく、色調、ぬめり性、耐摩耗性
、柔軟性に優れていたが、ビーズワックスの含有量の少
ないNα1はぬめり性と柔軟性に劣り、また含有量の多
いNα5は製糸性と色調が劣っていた。また、酸価の高
いビーズワックスを使用したNα6は紡糸時に糸切れや
延伸時の糸切れが多く、製糸性が劣っていた。
2.3.4は製糸性もよく、色調、ぬめり性、耐摩耗性
、柔軟性に優れていたが、ビーズワックスの含有量の少
ないNα1はぬめり性と柔軟性に劣り、また含有量の多
いNα5は製糸性と色調が劣っていた。また、酸価の高
いビーズワックスを使用したNα6は紡糸時に糸切れや
延伸時の糸切れが多く、製糸性が劣っていた。
比較実施例1
実施例1のNα4の芯成分ポリエステルのみを用い、実
施例1に準じた条件で紡糸を行なった。
施例1に準じた条件で紡糸を行なった。
紡糸時の巻崩れが多発し、少量しか巻けなく、巻取り性
に劣っていた。
に劣っていた。
この未延伸糸を実施例1と同じ条件で延伸、製織を行な
った後、3%濃度のカセイソーダ水溶液に浸漬し、98
℃で減量処理を行なった。
った後、3%濃度のカセイソーダ水溶液に浸漬し、98
℃で減量処理を行なった。
得られた20%および30%減量の平織物はいずれも柔
軟性に優れていたがぬめり性が劣り、さらに耐摩耗性が
1級であり抗フロスティング性が劣っていた。
軟性に優れていたがぬめり性が劣り、さらに耐摩耗性が
1級であり抗フロスティング性が劣っていた。
(以下余白)
比較実施例2
鞘成分として5−ナトリウムスルホイソフタル酸ジメチ
ルを6モル%共重合した極限粘度0゜51のポリエチレ
ンテレフタレートを用い、芯成分として実施例1のNα
4のポリエステルを用いて実施例1と同様に紡糸、延伸
、製織を行ない、平織物を1qだ。この平織物を比較実
施例1と同様にアルカリ減量処理を行ない、鞘成分量と
同じ25重量%の減口とそれよりも多い30重量%の2
種の織物を得た。
ルを6モル%共重合した極限粘度0゜51のポリエチレ
ンテレフタレートを用い、芯成分として実施例1のNα
4のポリエステルを用いて実施例1と同様に紡糸、延伸
、製織を行ない、平織物を1qだ。この平織物を比較実
施例1と同様にアルカリ減量処理を行ない、鞘成分量と
同じ25重量%の減口とそれよりも多い30重量%の2
種の織物を得た。
なおアルカリ処理前の平織物を沸騰水中に浸漬したが、
鞘成分は溶解せず、減量は認められなかった。減量率が
25重口%の織物は完全に鞘成分が溶出されておらず、
ぬめり性、柔軟性に劣るとともに、鞘成分が一部溶出し
ている部分は芯成分のビーズワックス成分が選択的に溶
出され、耐摩耗性に劣るものであった。また30重重量
減伍した織物は鞘成分は完全に溶出していたが、芯成分
も一部減量され、柔軟性は優れているものの、ぬめり性
が減少し耐摩耗性に劣るものであった。
鞘成分は溶解せず、減量は認められなかった。減量率が
25重口%の織物は完全に鞘成分が溶出されておらず、
ぬめり性、柔軟性に劣るとともに、鞘成分が一部溶出し
ている部分は芯成分のビーズワックス成分が選択的に溶
出され、耐摩耗性に劣るものであった。また30重重量
減伍した織物は鞘成分は完全に溶出していたが、芯成分
も一部減量され、柔軟性は優れているものの、ぬめり性
が減少し耐摩耗性に劣るものであった。
[発明の効果]
本発明のポリエステル2成分複合糸は紡糸、延伸時での
糸切れや春期れがなく、安定した製糸性、および撚糸、
製編、製織などの高次加工工程での取扱いが容易である
。
糸切れや春期れがなく、安定した製糸性、および撚糸、
製編、製織などの高次加工工程での取扱いが容易である
。
また本発明のポリエステル2成分複合糸は、鞘成分が冷
水では不溶であり、熱水に易溶であるので、従来のよう
に化学薬品を用いることなく減量処理ができるため、特
殊な安全防護などを必要とせず作業環境が著しく改善さ
れる。本発明のポリエステル複合繊維からなる布帛は色
調も良好で柔軟性に富み、抗70スティング性も良好で
あり、ざらにぬめり性も優れている。
水では不溶であり、熱水に易溶であるので、従来のよう
に化学薬品を用いることなく減量処理ができるため、特
殊な安全防護などを必要とせず作業環境が著しく改善さ
れる。本発明のポリエステル複合繊維からなる布帛は色
調も良好で柔軟性に富み、抗70スティング性も良好で
あり、ざらにぬめり性も優れている。
ざらに本発明になるポリエステル2成分複合糸は一般の
合成繊維、アセテート、レーヨンなどの半合成繊維、絹
、羊毛、麻などの天然繊維と合糸、合撚または交編織す
ることによって優れた風合および審美性をもつ布帛を1
qることができる。
合成繊維、アセテート、レーヨンなどの半合成繊維、絹
、羊毛、麻などの天然繊維と合糸、合撚または交編織す
ることによって優れた風合および審美性をもつ布帛を1
qることができる。
第1図は、本発明のポリエステル2成分複合糸の好まし
い一例を示す断面図でおる。 第2図は、耐摩耗性を測定する装置の概略図である。 1:試料 2:摩擦布 3:ヘッド 4:ホルダー 5:荷重
い一例を示す断面図でおる。 第2図は、耐摩耗性を測定する装置の概略図である。 1:試料 2:摩擦布 3:ヘッド 4:ホルダー 5:荷重
Claims (1)
- 芯成分が主たる繰返し単位がエチレンテレフタレート
からなるポリエステル100重量部に対し、主成分が炭
素原子数34〜65の高級脂肪族モノカルボン酸エステ
ルからなり、酸価が30以下の化合物を1〜10重量部
含有してなるポリエステルであり、鞘成分が8〜16モ
ル%の5−ナトリウムスルホイソフタル酸を含み、主た
る酸成分がテレフタル酸である共重合ポリエステルから
なることを特徴とするポリエステル2成分複合糸。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25648487A JPH01104832A (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | ポリエステル2成分複合糸 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25648487A JPH01104832A (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | ポリエステル2成分複合糸 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01104832A true JPH01104832A (ja) | 1989-04-21 |
Family
ID=17293279
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25648487A Pending JPH01104832A (ja) | 1987-10-12 | 1987-10-12 | ポリエステル2成分複合糸 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01104832A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5230856A (en) * | 1990-05-21 | 1993-07-27 | Frank Schellenbach | Method for demolding a safety-seal strip of a closure cap |
-
1987
- 1987-10-12 JP JP25648487A patent/JPH01104832A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5230856A (en) * | 1990-05-21 | 1993-07-27 | Frank Schellenbach | Method for demolding a safety-seal strip of a closure cap |
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